JP2010074482A - 外国語放送編集システム、翻訳サーバおよび翻訳支援方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】外国語放送に係わる翻訳作業をユーザが支援可能な外国語放送編集システム、翻訳サーバおよび翻訳支援方法を提供する。
【解決手段】IP送信サーバ2は、翻訳サーバ1から転送された日本語文をIP放送し、ユーザが作成したその日本語文の翻訳文案をユーザ端末から受信すると翻訳サーバ1へ転送し、翻訳サーバ1は、受信した翻訳文案と、日本語文を機械翻訳した機械翻訳文とを照合比較し、所定のマッチング率以上であるとその翻訳文案をIP送信サーバ2へ送信する。IP送信サーバ2は、日本語文章と翻訳文案とを並べた翻訳編集画面を放送する。そして更にユーザから上記の方法で提供される翻訳文案による修正を繰り返し、訳文を確定し、確定翻訳文画面放送を行う。
【選択図】図1
【解決手段】IP送信サーバ2は、翻訳サーバ1から転送された日本語文をIP放送し、ユーザが作成したその日本語文の翻訳文案をユーザ端末から受信すると翻訳サーバ1へ転送し、翻訳サーバ1は、受信した翻訳文案と、日本語文を機械翻訳した機械翻訳文とを照合比較し、所定のマッチング率以上であるとその翻訳文案をIP送信サーバ2へ送信する。IP送信サーバ2は、日本語文章と翻訳文案とを並べた翻訳編集画面を放送する。そして更にユーザから上記の方法で提供される翻訳文案による修正を繰り返し、訳文を確定し、確定翻訳文画面放送を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザが翻訳に参加可能な外国語放送編集システム、翻訳サーバおよび翻訳支援方法に関する。
従来、外国語放送は、日本語のアナウンサ読み上げ原稿を翻訳者が翻訳した翻訳原稿が読み上げられて放送される。更には、アナウンサ等の音声を自動音声認識と機械翻訳により翻訳の自動化を図る方法が考案されている(例えば、特許文献1。)。
しかしながら、音声認識の不完全さと機械翻訳とに不完全性が残り、結局翻訳者、編集者が翻訳文を修正確認しなければならず、特にニュース中のインタビューなど速やかな翻訳が必要な場合に備えて専門の翻訳者の確保、常駐が必要にも係わらず、翻訳者のいない場合が生じる問題が有った。
特開2003−141116号公報 (第10頁、第1図)
従来考案された外国語放送の自動翻訳は、音声認識の不完全さと機械翻訳とに不完全性が残り、結局翻訳者、編集者が翻訳文を修正確認しなければならず、特にニュース中のインタビューなど速やかな翻訳が必要な場合でも、専門の翻訳者の確保が必要にも係わらず、翻訳者のいない場合が生じる問題が有った。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので外国語放送に係わる翻訳作業をユーザが支援可能な外国語放送編集システム、翻訳サーバおよび翻訳支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の外国語放送編集システムは、IP網を介してユーザ端末に外国語のIP放送を行うIP送信サーバと、素材送出手段から送出される自国語放送の素材を所定の外国語で放送するために前記送出される素材を入力して生成した外国語の翻訳文を前記IP送信サーバへ出力する翻訳サーバとを備えて自国語を外国語に翻訳する外国語放送編集システムにおいて、前記送出される前記素材と前記翻訳サーバから転送される外国語放送に係わる翻訳データとを入力して、前記素材の映像信号と少なくとも自国語文と、又はそれと翻訳文案とを多重して前記IP網を介して前記ユーザ端末にIP放送し、前記ユーザ端末から前記IP放送した前記自国語文に対応する翻訳文案を受信した場合、その翻訳文案を前記翻訳サーバへ転送するIP送信サーバと、テキスト入力された自国語文、または、前記送出される素材を入力して音声認識により抽出して作成した自国語文を機械翻訳手段へ出力する自国語入力手段と、前記自国語文を所定の外国語に機械翻訳した機械翻訳文を生成して出力する機械翻訳手段と、前記出力された前記機械翻訳文を記憶蓄積する記憶手段と、前記作成された自国語文に識別情報を付与して前記IP送信サーバへ送信し、前記送信サーバから前記転送された前記翻訳文案を受信した場合、受信した前記翻訳文案と前記機械翻訳文を前記記憶手段から読み出して照合比較し、所定のマッチング率以上である場合は、前記自国語文と併記する翻訳文案候補として前記IP送信サーバに再度転送し、前記マッチング率に満たない場合は廃棄する制御処理手段とを備える翻訳サーバと、前記IP送信サーバからIP放送を受信した場合、そのIP放送の映像を表示する映像表示部と、前記自国語文表示、前記翻訳文案候補表示、および前記翻訳文案入力のための文字ウィンドウとを画面表示できる表示・入力手段と、前記翻訳文案入力の文字ウィンドウに入力された前記翻訳文案を前記IP送信サーバへ送信する通信手段とを備えるユーザ端末とを具備することを特徴とする。
また、本発明の外国語放送編集システムの翻訳サーバは、IP網を介してユーザ端末に外国語のIP放送を行うIP送信サーバと、素材送出手段から送出される自国語放送の素材を所定の外国語で放送するために、前記送出される素材を入力して生成した前記外国語の翻訳文の編集に係わる情報を前記IP送信サーバとの間で入出力する外国ご放送編集システムの翻訳サーバにおいて、テキスト入力された自国語文、または、前記送出される素材を入力して音声認識により自国語文を抽出して出力する自国語入力手段と、前記自国語文を前記外国語に機械翻訳した機械翻訳文を生成して出力する機械翻訳手段と、前記出力された前記機械翻訳文を記憶蓄積する記憶手段と、前記作成された自国語文に識別情報を付与して前記IP送信サーバへ送信し、前記IP送信サーバを介して前記ユーザから送信された前記自国語文に対応する翻訳文案を受信した場合、前記機械翻訳文を前記記憶手段から読み出して比較し、所定のマッチング率以上である場合は、前記自国語文と併記する翻訳文案候補として前記IPサーバに再度転送し、前記マッチング率に満たない場合は廃棄する制御処理手段とを具備することを特徴とする。
更にまた、本発明の外国語放送編集システムの翻訳支援方法は、IP網を介してユーザ端末に外国語のIP放送を行うIP送信サーバと、自国語入力手段と機械翻訳手段と記憶手段と制御処理手段とを備え素材送出手段から送出される自国語放送の素材を所定の外国語で放送するために前記送出される素材を入力して生成した外国語の翻訳文を前記IP送信サーバへ出力する翻訳サーバとを備え、自国語を外国語に翻訳する外国語放送編集システムの翻訳支援方法において、前記翻訳サーバの自国語入力手段は、前記送出される素材を入力して音声認識して自国語文を抽出、作成して前記機械翻訳手段とへ出力し、前記機械翻訳手段は、前記入力された自国語文から所定の他国語に機械翻訳された機械翻訳文を出力し、前記制御処理手段は、前記出力された自国語文を前記IP送信サーバへ識別情報と共に転送するとともに前記機械翻訳文を前記記憶手段へ記憶蓄積する制御を行い、前記IPサーバは、前記送出される前記素材と前記翻訳サーバから転送される自国語文とを多重して、前記IP網を介して前記ユーザ端末にIP放送し、前記IP送信サーバからIP放送を受信する前記ユーザ端末は、受信するIP放送の映像を表示すると共に、前記自国語文表示と、それに対応した翻訳文案を入力する文字ウィンドウを画面表示し、前記翻訳文案が文字ウィンドウに入力された場合、入力された翻訳文案を前記IP送信サーバへ送信し、前記ユーザ端末から前記送信された前記自国語に対応して返信された翻訳文案を受信した前記IP送信サーバは、前記翻訳サーバへ前記ユーザ端末から受信した前記翻訳文案を転送し、前記翻訳サーバの前記制御処理手段は、前記IP送信サーバを介して前記翻訳文案を受信した場合、前記機械翻訳文を前記記憶手段から読み出して照合比較し、所定のマッチング率以上である場合は、前記自国語文と併記する翻訳文候補として前記IP送信サーバに転送し、前記マッチング率に満たない場合は廃棄する制御を行い、前記翻訳文候補を受信した前記IP送信サーバは、前記翻訳文候補とそれに対応する前記自国語文とを多重して前記ユーザ端末へ翻訳編集画面のIP放送を行い、前記翻訳編集画面の編集画面を受信した前記ユーザ端末は、前記自国語文とそれに対応する前記翻訳文候補と、前記翻訳文案入力の文字ウィンドウとを表示することを特徴とする。
本発明によれば、外国語放送に係わる翻訳作業をユーザが支援可能な外国語放送編集システム、翻訳サーバおよび翻訳支援方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例に係る外国語放送編集システムの構成図である。
図1において外国語放送編集システムは、翻訳サーバ1、営業放送送信システムBの一部でとして、放送番組を送出する素材送出装置3、翻訳サーバ1と素材送出装置3とを接続し、番組素材情報を伝送するネットワークN、IP網4、IP網4に接続され翻訳サーバ1が出力した外国語放送の文字情報等をIP網4を介して放送するIP送信サーバ2と、同じくIP網4に接続され、IP送信サーバからの放送を受信するユーザ端末51〜5nとを備えている。
ユーザ端末51〜5nは、例えば、WebブラウザによるTS信号の受信、またデータの送受信機能を備えるパーソナルコンピュータ、又は、データの送受信機能を備えるIP放送用の受信端末である。
ネットワークNは、放送局内の情報ネットワークであり、番組素材信号、機器制御情報等が伝送され、それぞれの機器の間は専用の信号線、IP伝送網、LANの様なデータバス等により構築される。編集管理者端末6は、ユーザ端末の内いずれか1つであって、他のユーザでは実行出来ない訳文の確定機能を備えている。通常は、後述の翻訳サーバ1の制御入出力部13から管理データやコマンドが入力されるが、IP網4等を介して外部から翻訳サーバ1の動作制御情報を入力する為に用いられる。
本実施例による外国語放送編集システムでは、翻訳サーバ1がIP送信サーバ2を介して日本語文をIPネットワーク4によりIP放送し、それをユーザ、又は翻訳者がオンラインで翻訳文案を作成して翻訳サーバ1に登録、編集し外国語放送するものである。
概要を述べれば、図1において、例えば、ニュースなどの番組の素材は、スタジオカメラ、また収録素材を送出するVTR等の番組の素材送出装置3からネットワークNを介して翻訳サーバ1へ入力される。翻訳サーバ1は、この入力された番組素材から、日本語で放送された情報を抽出して外国語放送用の翻訳文案をIP送信サーバ2へ転送し、IP送信サーバ2は、一旦日本語文を文字表示データにし、それと本来の放送番組の映像情報とを重畳したIP放送コンテンツにしてIP網4へ送出する。
例えば、ユーザ端末51を使用してIP放送コンテンツを受信したユーザ(翻訳者)は、この日本語文に対して翻訳文案を作成してIP送信サーバ2へ返信する。IP送信サーバ2は、その返信文案をさらに翻訳サーバ1へ転送する。この翻訳文案は、編集者、翻訳者が最終的に確定した翻訳文(外国語)ではない。翻訳サーバ1は、この翻訳文案と、日本語文案を機械翻訳した文案との相関を調べ所定のレベル以上で有れば、この翻訳文案をIP放送する翻訳文案とする。
この相関レベルを調べるのは、翻訳の妥当性を調べるためと、悪戯等の不法アクセスの翻訳文が送信された場合、例えば訳語のマッチング数が極端に下がるので、その様な不法アクセスを除去することを目的としている。不法アクセスを防ぐには、翻訳案文を送信出来るユーザに予め識別情報を付与してアクセス可能者を限定することも可能であるが、この方法によれば、ユーザを限定することなく翻訳文案を広く収集する効果が生まれる。
そして、日本語文と、翻訳文を対照した文字データにして再度IP送信サーバ2へ送信して、翻訳文を含むIP放送を行う。ユーザ側では、更に、この翻訳文案に対する修正や、例えばユーザ端末52を用いた他のユーザによる別の翻訳文案が有る場合、同様に別の翻訳文案がIP送信サーバ2へ送信され、それを転送されて受信した翻訳サーバ1では、翻訳文比較の所定の判断基準、または、編集管理者により必要で有れば更なる修正翻訳文案として差し替え等が行われることにより翻訳内容の向上が図られ、最終的には編集管理者が翻訳文を確定する。
また、ユーザからの翻訳文案の提供が得られない場合には、機械翻訳文を放送することにより、当該外国語者にとって最低限の情報を提供することを可能としている。
図2は、翻訳サーバの動作、処理手順を説明する機能ブロック図である。
図2において、翻訳サーバ1は、それぞれが内部バス等で接続されている制御処理部(CPU)11、主記憶部12、編集コマンドやデータを入出力するキーボード、マウス、ディスプレイ等からなる制御入出力部13、情報IO(入出力)部14、日本語入力部15、機械翻訳部16、音声認識部17と、音声出力部18とを備えている。
図2において、翻訳サーバ1は、それぞれが内部バス等で接続されている制御処理部(CPU)11、主記憶部12、編集コマンドやデータを入出力するキーボード、マウス、ディスプレイ等からなる制御入出力部13、情報IO(入出力)部14、日本語入力部15、機械翻訳部16、音声認識部17と、音声出力部18とを備えている。
情報IO部14は、ネットワークNとの通信インタフェース、又は外部記憶媒体との入出力インタフェースであり、IP送信サーバ2や素材送出装置3との間で放送番組の素材データ、TS信号、外国語放送データ又は、翻訳編集に係わる制御情報等を入出力するほか、編集責任者端末6からのコマンド等を受信する。
図3は、IP送信サーバの動作、処理手順を説明する機能ブロック図である。
図3において、IP送信サーバ2は、それぞれが内部バス等で接続されている制御処理部(CPU)21、主記憶部22、編集コマンドやデータを入出力するキーボード、マウス、ディスプレイ等からなる制御入出力部23、情報IO(入出力)部24、多重処理部25と、IP IF部6とを備えている。
図3において、IP送信サーバ2は、それぞれが内部バス等で接続されている制御処理部(CPU)21、主記憶部22、編集コマンドやデータを入出力するキーボード、マウス、ディスプレイ等からなる制御入出力部23、情報IO(入出力)部24、多重処理部25と、IP IF部6とを備えている。
情報IO部24は、ネットワークNとの通信インタフェースであり、翻訳サーバ1や素材送出装置3との間で放送番組の素材データ、TS信号、外国語放送データを入出力信する。制御処理部21の制御に従って、多重処理部25は、翻訳サーバ1と素材送出装置3とから入力される日本語文、および翻訳文案等の外国語放送データと、本来の放送コンテンツの映像音声信号、TS信号とを多重したIP放送コンテンツを生成して内部バスに向けて出力する。
IPIF部26は、IP網4との間のインタフェースを行うもので、下り信号として多重処理部25から出力されるIP放送コンテンツを内部バスを介して入力してIP網4へ送信し、上り信号として、ユーザ端末51〜5nからの翻訳文案を受信して内部バスへ出力する。
制御処理部21は、情報IO部を介して入力される外国語放送データと番組素材のTS信号とを主記憶部22に書込蓄積、又は読み出し、それらの外国語放送データと番組素材のTS信号とに付与された識別情報を照合比較し、所定の外国語と映像音声信号が対になった外国語放送のIP放送コンテンツを生成し、IP網4へ向けて送信する制御を行う。
また、制御処理部21は、IP網4を介してユーザ端末から送信された翻訳文案を受信し、その翻訳文案を更に翻訳サーバへ転送する制御を行う。
ここでは、インタビューを交えたニュースを取り扱う場合を例に取り上げる。ニュース番組では、アナウンサが読み上げる原稿内容は、外国語放送の翻訳の元となる日本語文として利用可能である。
読み上げ原稿を更に編集しテレビ画面に文字テロップ、又はガイドのテキスト表示する場合には、そのテキスト文字を日本語文として利用する。この場合、画面に対する表示タイミングは、予めタイムタグを用いた編集情報があるので、外国語表示についてもそのタイムタグを利用して行えば良い。
一方、ニュース中に原稿無しでアナウンサが発言した内容や、インタビュー等が有る場合、原稿は無いので同時通訳が居なければ、外国語への翻訳は行われない。しかし、IP放送では、同じ内容のコンテンツをユーザ端末からのアクセスに対応して繰り返して送信するタイムシフトが中心であり、報道の即時性がさほど求められない。むしろ外国語放送の場合では、同時翻訳が行われず翻訳が多少遅れるか、不確定な部分があっても、情報の省略が少ない方がユーザの希望に添うことが出来る。
本実施例では、この様な場合の対応を目的として、日本語原稿が無い場合であっても、音声認識を行い日本語文を入力した自動翻訳を利用した翻訳支援を行い外国語放送の編集を行う。
図4は、翻訳サーバ1が、IP送信サーバ2を介して外国語放送を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
図5〜図8は、IP放送の表示画面の1例である。
図5は、日本語文章のみ表示され、図6は、翻訳文案が入力されている場合、図7は、翻訳文案に更に修正文案が書き込まれている場合、図8は、最終翻訳文、機械語翻訳文が表示されている場合の表示画面である。
図5〜図8は、IP放送の表示画面の1例である。
図5は、日本語文章のみ表示され、図6は、翻訳文案が入力されている場合、図7は、翻訳文案に更に修正文案が書き込まれている場合、図8は、最終翻訳文、機械語翻訳文が表示されている場合の表示画面である。
Web表示による各図の上部は、QCIF(Quarter Common Intermediate Format)表示の映像表示部d1で表示され、日本語文章が文字ウィンドウd2に、翻訳文がウィンドウd3に、更に翻訳文案の書込欄が文字ウィンドウd4に表示される。また、その番組の開始時刻からの位置を示すスケールb1が表示されている。
どのウィンドウにどの様な文字を入力するか、またどの様な文字ウィンドウをユーザ端末側で表示する(備えるか)は、IP送信サーバ2からWeb表示制御情報をユーザ端末へ送信することによって制御される。
以下、図1〜図8を参照して外国語放送編集システムの動作、処理手順を説明する。
今、ニュースの生中継シーンで通行人がインタビューを受け、「今夜7時のニュースでAB両国が停戦に合意したと聞いた。これは、嬉しいことです。」と回答した放送中であるとする。このニュースは、図1でIP放送用のニュース配信を行う素材送出装置3からネットワークNを介して例えば、番組の識別情報「N21LMMDD」が付与されたニュース素材が翻訳サーバ1とIP送信サーバ2へ入力される。
IP送信サーバ2は、情報IO部24を介して受信したこのニュース素材を主記憶装置22へ書込記憶する。また翻訳サーバ1では、情報IO部14と内部バスを介して入力されたニュース素材の音声信号が音声認識部17へ入力される。そして、音声認識部17から「コンヤ、ヒチジノニュースデ、、、、、デス。」と音声認識された音声聞き取りデータが日本語入力部15へ更に転送される。
この日本語入力作業については、音声認識部17から音声認識されて出力される日本語文が、制御入出力部13に表示され、オペレータ等により、確定される。この、一連の音節、文章の聞き取りデータは、例えば、「#N0002」の様な連続番号の文章の識別情報(以下、特に断らない限り単に識別番号と称する。)と、番組開始を起点としてカウントした開始タイミングデータ(タイムタグ)「OO:XX:OX:△」とが対になって形成されている。タイムタグ情報は、音声認識部17で音声開始タイミングが図示されない内部時計と参照することによりにより取得される。
また、アナウンサ読み上げ原稿等で予め読み上げタイミングが表示されるもの、文字テロップ等が表示されるものについては、その原稿に付加されたタイミング情報を利用してタイムタグ情報が作成、又は利用するよう制御処理部11が内部バスを監視して制御する。
日本語入力部15は入力される「#N0002」一連の音声情報の日本語入力作業を行い、「今夜7時のニュースでAB両国が停戦に合意したと聞いた。・・・」の日本語文を生成し訳文を空欄とした画面表示データを生成する(図4のステップs1)。そして、日本語であることを示す“J1”を付加した「#N0002J1」の識別番号と前述のタイムタグを付加し、IP送信サーバへ転送する(ステップs2)。
また、この日本語文が機械翻訳部15へ入力され、機械翻訳文、例えば、「It was heard by the news at 7:00 that A&B both countries had agreed on the cease-fire tonight. This is a delightful thing.」が生成され、制御処理部11は、この機械翻訳文と英語訳文であることを示す“E”と機械翻訳文であることを示す“0”とを付加した識別番号「#N0002E0」とを主記憶部12へ蓄積する(ステップs3)。
IP送信サーバ2は、受信した「今夜7時のニュースでAB両国が停戦に合意したと聞いた。これは、嬉しいことです。」を識別番号とタイムタグと共に一旦IP送信サーバの主記憶部22へ蓄積する。この蓄積作業は、オンラインで放送されていたニュースが終了し、ニュースでの最後の日本語文章が入力されたタイミングまで続けられる。そして、ニュースが終了した時点で、ニュースの開始タイミングから映像、音声信号のTS信号と、例えば、識別番号「#N0002J1」の日本語文章とを多重処理部25で重畳することにより組合せて画面表示するIPニュースのコンテンツを生成し、文字データ付きIP放送として送信する(ステップs10)。
この重畳タイミングは、識別番号「#N0002J1」に付随する「OO:XX:OX:△」のタイムタグを制御処理部22が判読して管理する。即ち、制御処理部21は、翻訳サーバ1からタイムタグ情報を受信すると、そのタイムタグと識別情報とを時系列に並べ、番組開始タイミングを起点として映像と文字とを同期して表示するように制御する。
第1のユーザは、ユーザ端末51により放送が開始された状態で、インタビューにあたる場面になると図5の文字ウィンドウd2に日本語文章のみだけ表示された状態の画面表示を見る。この第1のユーザは、日本語に近い逐語の翻訳を行い、図6(a)に示される如く、ユーザ端末51のディスプレイ画面の文字ウィンドウd4にキーボード等の入力手段により「Iheard 7 O’clock Evening News said that ….」を入力する。
この入力データ、即ち、翻訳文案は、ユーザ端末51の通信制御手段(図示せず。)により、識別番号「#N0002Eu51」IP網4を介して上り信号としてIP送信サーバ2へ送信される。識別番号の“E”は、翻訳文、“u51”はユーザ端末51で有ることが示される。(実際には、上り信号においてユーザ端末のアドレス等が付与される。)
IP送信サーバ2は、この翻訳文案を受信すると翻訳サーバ1へ転送する(ステップs11)。翻訳サーバ1は、この翻訳文案を受信する(ステップs4)と、識別番号「#N0002E1」の機械翻訳の翻訳文と照合する。翻訳サーバ1の制御処理部11は、機械翻訳部15が記憶している、例えば、機械翻訳文の中の訳語に対する同義語、また、文中の時刻等の数字情報を含めたマッチングを比較する候補語のリストを作成して、同じものが含まれる割合を調べ、マッチング率を求める。
IP送信サーバ2は、この翻訳文案を受信すると翻訳サーバ1へ転送する(ステップs11)。翻訳サーバ1は、この翻訳文案を受信する(ステップs4)と、識別番号「#N0002E1」の機械翻訳の翻訳文と照合する。翻訳サーバ1の制御処理部11は、機械翻訳部15が記憶している、例えば、機械翻訳文の中の訳語に対する同義語、また、文中の時刻等の数字情報を含めたマッチングを比較する候補語のリストを作成して、同じものが含まれる割合を調べ、マッチング率を求める。
マッチング率測定は、的確な翻訳であることを検証する一助にもなるが、ここでは、本来の翻訳文案とは異なる悪戯文章の入力などの不正アクセスを防ぐ為に実施される。本来の翻訳文で有れば同義語が入力され、例えば70%程度のマッチング率が得られるが、例えば50%以下になる様に無関係な悪戯が入力される場合は、当該翻訳文案を廃棄し、(ステップs6−3)次の翻訳文案の受信を待つ。
そして例えば70%以上のマッチング率である(ステップs6がYes)場合、翻訳文案候補として採用する。そして最初の翻訳文案候補であるので連番の“1”を付与し、識別番号「#N0002E1」にして採用した翻訳文案候補をIP送信サーバ2へ転送する(ステップs7)。
IP送信サーバ2の制御処理部21は、この転送データを受信すると識別番号の1からまだ翻訳が未確定文案で有ると判断(ステップs12がNo)して翻訳編集画面を生成して放送する(ステップs13)。この翻訳編集図面は、図6(b)の「Iheard 7 O’clock Evening News said that ….」が文字ウィンドウd3に表示され、文字ウィンドウd4が空欄の画面である。
この翻訳編集画面を見た例えば、ネイティブスピーカである第2のユーザが、直訳にこだわらず、意訳した翻訳文案を作成し、ユーザ端末52から第2の翻訳文案を入力したとする。その場合、ユーザ端末52の画面では、文字ウィンドウd4に翻訳文案「A&B both countries had agreed on the ease-」
が表示され、2つの翻訳文案が図7の様に表示される。そして、ユーザ端末52からIP送信サーバ2へ第2の翻訳文案データが送信される。その後は、上述の最初の翻訳案文データ受信時と同様にマッチング率が調べられ、所定のマッチング率以上で有れば、第2の翻訳文案が制御入出力部13のディスプレイ画面でフラッシングして表示される等の方法により案文入力通知が編集管理者に通知される。
が表示され、2つの翻訳文案が図7の様に表示される。そして、ユーザ端末52からIP送信サーバ2へ第2の翻訳文案データが送信される。その後は、上述の最初の翻訳案文データ受信時と同様にマッチング率が調べられ、所定のマッチング率以上で有れば、第2の翻訳文案が制御入出力部13のディスプレイ画面でフラッシングして表示される等の方法により案文入力通知が編集管理者に通知される。
編集管理者は、この新しい翻訳文案を見て、的確な訳文で有ると判断した場合、「GO」などの訳文確定のコマンドを制御入出力部13から入力する(ステップs8)。制御処理部11は、この翻訳文案に対する識別番号として「#N0002E」を付与して訳文「A&B both countries had agreed on the ease-」をIP送信サーバ2へ転送する。
なお、編集管理者は、制御入出力部13の代わりにユーザ端末にコマンド入力機能を設け、IP送信サーバ2を経由して翻訳サーバ1にアクセス出来る編集管理者端末6から上記の各コマンドを入力するようにしても良い。この方法では、放送局に翻訳者が常駐しなくてもオンラインで外国語への翻訳を的確に行える。
IP送信サーバ2の制御処理部21は、受信した訳文の識別番号「#N0002E」を判読し、の末尾に数字が添付されておらず、外国語(翻訳文)を示す“E”で終わっていることから、確定された訳文であると判断する(ステップs12がYes)。そして、図8(a)に示されるように訳文「A&B both countries had agreed on the ease-」を文字ウィンドウd3に表示し、文字ウィンドウd4を削除して確定翻訳文画面放送を行う(ステップs14)。
以上が、本実施例の外国語放送編集システムの基本的動作である。上記説明では、IP送信サーバ2へ日本語文を送信した後、日本語文のみが表示されて翻訳文案が無い状態が生まれる。そして、制御処理部11が日本語文送出後、図示されない内部タイマを参照し、例えば、1時間経過してもユーザから翻訳文が入力されない場合(ステップss6−1がYes)、識別番号「#N0002E0」の機械翻訳文が主記憶部12から読み出され(ステップs6−2)、識別番号と共にIP送信サーバ2へ転送する(ステップs7)制御を行う。
また、付加的サービスとして、確定された翻訳文の音声信号を出力しても良い。その場合、翻訳文が確定され。“GO”のコマンドを制御入出力部13から入力されると制御処理部11は、確定訳文の「A&B both countries had agreed on the ease-」を音声出力部18に入力する。音声処理部18は、この訳文から外国語の自動読上音声出力である音声(パケット)信号を生成し、内部バスへ出力する。内部バスを監視する制御処理部11は、そしてこの音声パケット信号に「#N0002EA」の音声パケットであることを示す識別番号を付与して情報IO部14とネットワークNとを介してIP送信サーバ2へ転送する制御を行う。
IP送信サーバ2では、制御処理部21がこの音声パケットを情報IO部24を介して受信して主記憶部22へ書込蓄積し、更にタイムタグに従って「#N0002E」の訳文が表示されるタイミングに音声出力される様に主記憶部22から読み出して多重処理部25へ出力する。
多重処理部25は、訳文表示タイミング(このタイミングは、日本語音声の発生タイミングと同じであるが、)と同じタイミングに外国語音声が開始するようにTS信号との多重処理を行いIPIF部26から送出する。
ユーザ端末51〜5nでは、この様にして多重された外国語音声は、日本語放送での映像で日本語が発生されるのと同じタイミングで外国語放送でも外国語音声が聴取出来る。
また、上記説明では、最初は機械翻訳された翻訳文候補を表示せず日本語文しか表示しないが、最初から機械翻訳文を翻訳文候補として表示するようにしても良い。
図8(b)は、機械翻訳文を最初から表示する場合の表示画面例である。この場合機械翻訳文が文字ウィンドウd3に表示され、文字ウィンドウd4が翻訳文案記入用に準備されている。
図9は、機械翻訳文を最初から表示する場合の外国語放送編集システムの動作手順を示すフローチャートである。
図9は、図4のステップs1がステップs1a〜s2aの様に最初からIP送信サーバへ翻訳文案が送信される点と、図4のステップs6−1〜s6−2が省略されている以外は同様である。また、IP送信サーバの動作についても図4と同様であり、詳細については、容易に推考出来るので説明を省略する。
図9は、図4のステップs1がステップs1a〜s2aの様に最初からIP送信サーバへ翻訳文案が送信される点と、図4のステップs6−1〜s6−2が省略されている以外は同様である。また、IP送信サーバの動作についても図4と同様であり、詳細については、容易に推考出来るので説明を省略する。
この使い分けは、図9による方法は、早く外国語翻訳を提供したい場合に適し、図4による方法は、時間が掛かっても練り上げた外国語文章を作成したい場合に適している。
また、後者は、必ずしも放送応用に限らず、翻訳資料を作成する場合の翻訳支援システムとしても適用可能である。特に編集管理者端末6がIP網4に接続され、IP網経由で翻訳の編集管理を行えるようにすることにより翻訳支援システムと機能することになる。
更に上記説明では、音声情報から日本語を認識し一旦テキスト文を作成して読み出しているが、最初からアナウンサ読み上げ原稿が準備されている場合も、同様に翻訳案文を機械翻訳する事により図4、図9に示される手順が適用可能である。
日本語文入力については、例えば、情報IO部14から、音声認識により作成される日本語文の代わりに予めテキストデータが文節単位の識別番号、読み上げのタイミング(タイムタグに準ずるもの)情報を付加して入力されたものであっても良い。
また、テキストデータと、その日本語文に相当する音声認識情報による読み上げタイミングと照合することにより、文単位に区切り、文字表示、又は、前述の外国語音声の開始タイミングのタイムタグを生成し、文毎の識別情報とタイムタグとを付与するようにしても良い。
以上説明した如く、本実施例の外国語放送編集システムによれば、翻訳者を常時放送局で確保しなくてもユーザの支援を得て、的確な翻訳が行えると共にユーザ支援が得られない場合にも機械翻訳によりユーザに放送の大意を伝えることが可能な柔軟性の有る外国語への翻訳支援が可能になる。
1 翻訳サーバ
11、21 制御処理部
12、22 主記憶部
13、23 制御入出力部
14、24 情報IO部
15 日本語入力部
16 機械翻訳部
17 音声認識部
18 音声出力部
2 IP送信サーバ
25 多重処理部
26 IP IF部
3 素材送出装置
4 IP網
51〜5n ユーザ端末
6 編集管理者端末
N ネットワーク
11、21 制御処理部
12、22 主記憶部
13、23 制御入出力部
14、24 情報IO部
15 日本語入力部
16 機械翻訳部
17 音声認識部
18 音声出力部
2 IP送信サーバ
25 多重処理部
26 IP IF部
3 素材送出装置
4 IP網
51〜5n ユーザ端末
6 編集管理者端末
N ネットワーク
Claims (14)
- IP網を介してユーザ端末に外国語のIP放送を行うIP送信サーバと、素材送出手段から送出される自国語放送の素材を所定の外国語で放送するために前記送出される素材を入力して生成した外国語の翻訳文を前記IP送信サーバへ出力する翻訳サーバとを備えて自国語を外国語に翻訳する外国語放送編集システムにおいて、
前記送出される前記素材と前記翻訳サーバから転送される外国語放送に係わる翻訳データとを入力して、前記素材の映像信号と少なくとも自国語文と、又はそれと翻訳文案とを多重して前記IP網を介して前記ユーザ端末にIP放送し、前記ユーザ端末から前記IP放送した前記自国語文に対応する翻訳文案を受信した場合、その翻訳文案を前記翻訳サーバへ転送するIP送信サーバと、
テキスト入力された自国語文、または、前記送出される素材を入力して音声認識により抽出して作成した自国語文を機械翻訳手段へ出力する自国語入力手段と、
前記自国語文を所定の外国語に機械翻訳した機械翻訳文を生成して出力する機械翻訳手段と、
前記出力された前記機械翻訳文を記憶蓄積する記憶手段と、
前記作成された自国語文に識別情報を付与して前記IP送信サーバへ送信し、前記送信サーバから前記転送された前記翻訳文案を受信した場合、受信した前記翻訳文案と前記機械翻訳文を前記記憶手段から読み出して照合比較し、所定のマッチング率以上である場合は、前記自国語文と併記する翻訳文案候補として前記IP送信サーバに再度転送し、前記マッチング率に満たない場合は廃棄する制御処理手段とを備える
翻訳サーバと、
前記IP送信サーバからIP放送を受信した場合、そのIP放送の映像を表示する映像表示部と、前記自国語文表示、前記翻訳文案候補表示、および前記翻訳文案入力のための文字ウィンドウとを画面表示できる表示・入力手段と、
前記翻訳文案入力の文字ウィンドウに入力された前記翻訳文案を前記IP送信サーバへ送信する通信手段とを備える
ユーザ端末とを
具備することを特徴とする外国語放送編集システム。 - 前記翻訳サーバは、更に制御入出力手段を備え、前記制御処理手段は、前記制御入出力手段へ前記受信した翻訳文案を表示し、その表示された翻訳文案に対して前記制御入出力手段から確定のコマンドが入力された場合、前記IP送信サーバへ前記確定された翻訳文案に確定翻訳文で有ることを示す識別番号を付与して再転送し、
前記確定翻訳文を受信したIP送信サーバは、前記ユーザ端末に前記自国語表示の文字ウィンドウに前記自国語文と、前記翻訳文案候補表示の文字ウィンドウに前記確定翻訳文のみを表示する確定翻訳文画面放送を行うことを特徴とする請求項1記載の外国語放送編集システム。 - 前記制御処理手段は、
前記自国語文を最初に前記IP送信サーバへ送信したタイミングから所定の時間が経過しても前記ユーザ端末からの前記翻訳文案候補となる翻訳文案が受信出来ない場合、前記記憶した前記機械翻訳文を読み出して前記IP送信サーバに転送し、
前記IP送信サーバは、受信した前記機械翻訳文を、前記翻訳文案候補表示の文字ウィンドウに表示する様に更に前記ユーザ端末へ再転送することを特徴とする請求項1又は2記載の外国語放送編集システム。 - 前記機械翻訳手段は、前記機械翻訳文に含まれる訳語とその同義語、翻訳の候補語をリストにし、前記制御処理手段は、前記ユーザ端末から受信した翻訳案文中の訳語と前記リストとを照合比較することによりマッチング率を調べる事を特徴とする請求項3記載の外国語編集システム。
- 前記翻訳サーバと前記IP送信サーバの間で入出力される前記自国語文および前記翻訳文案は、
それぞれに識別番号が付与され、かつ当該自国語文に対応する前記自国語放送での音声の開始タイミングを示すタイミング情報が付加されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の外国語放送編集システム。 - 前記翻訳サーバは、前記確定された前記外国語の翻訳文を音声信号にして出力する音声出力手段を備え、
前記IP送信サーバは、前記確定された前記外国語の翻訳文の表示タイミングに合わせてその音声信号を出力出来るようにIP放送を行うことを特徴とする請求項4記載の外国語放送編集システム。 - IP網を介してユーザ端末に外国語のIP放送を行うIP送信サーバと、素材送出手段から送出される自国語放送の素材を所定の外国語で放送するために前記送出される素材を入力して生成した外国語の翻訳文を前記IP送信サーバへ出力する翻訳サーバとを備え、自国語を外国語に翻訳する外国語放送編集システムにおいて、
前記送出される前記素材と前記翻訳サーバから転送される外国語放送に係わる翻訳データとを入力して、前記素材の映像信号と少なくとも自国語文と、又はそれと翻訳文案とを多重して前記IP網を介して前記ユーザ端末にIP放送し、前記ユーザ端末から前記IP放送した前記自国語文に対応する翻訳文案を受信した場合、その翻訳文案を前記翻訳サーバへ転送するIP送信サーバと、
テキスト入力された自国語文、または、前記送出される素材を入力して音声認識により抽出して作成した自国語文を機械翻訳手段へ出力する自国語入力手段と、
前記自国語文を所定の外国語に機械翻訳した機械翻訳文を生成して出力する機械翻訳手段と、
前記出力された前記機械翻訳文を記憶蓄積する記憶手段と、
前記作成された自国語文およびそれに対応する前記機械翻訳された翻訳文とに識別情報を付与して前記IP送信サーバへ送信し、前記送信サーバから前記転送された前記翻訳文案を受信した場合、受信した前記翻訳文案と前記機械翻訳文を前記記憶手段から読み出して照合比較し、所定のマッチング率以上である場合は、前記自国語文と併記する翻訳文案候補として前記IP送信サーバに再度転送し、前記マッチング率に満たない場合は廃棄する制御処理手段とを備える翻訳サーバと、
前記IP送信サーバからIP放送を受信した場合、そのIP放送の映像を表示する映像表示部と、前記自国語文表示、前記翻訳文案候補表示、および前記翻訳文案入力のための文字ウィンドウとを画面表示できる表示・入力手段と、
前記翻訳文案入力の文字ウィンドウに入力された前記翻訳文案を前記IP送信サーバへ送信する通信手段とを備えるユーザ端末とを
具備することを特徴とする外国語放送編集システム。 - IP網を介してユーザ端末に外国語のIP放送を行うIP送信サーバと、素材送出手段から送出される自国語放送の素材を所定の外国語で放送するために、前記送出される素材を入力して生成した前記外国語の翻訳文の編集に係わる情報を前記IP送信サーバとの間で入出力する外国ご放送編集システムの翻訳サーバにおいて、
テキスト入力された自国語文、または、前記送出される素材を入力して音声認識により自国語文を抽出して出力する自国語入力手段と、
前記自国語文を前記外国語に機械翻訳した機械翻訳文を生成して出力する機械翻訳手段と、
前記出力された前記機械翻訳文を記憶蓄積する記憶手段と、
前記作成された自国語文に識別情報を付与して前記IP送信サーバへ送信し、前記IP送信サーバを介して前記ユーザから送信された前記自国語文に対応する翻訳文案を受信した場合、前記機械翻訳文を前記記憶手段から読み出して比較し、所定のマッチング率以上である場合は、前記自国語文と併記する翻訳文案候補として前記IPサーバに再度転送し、前記マッチング率に満たない場合は廃棄する制御処理手段
とを具備することを特徴とする外国語放送編集システムの翻訳サーバ。 - IP網を介してユーザ端末に外国語のIP放送を行うIP送信サーバと、自国語入力手段と機械翻訳手段と記憶手段と制御処理手段とを備え素材送出手段から送出される自国語放送の素材を所定の外国語で放送するために前記送出される素材を入力して生成した外国語の翻訳文を前記IP送信サーバへ出力する翻訳サーバとを備え、自国語を外国語に翻訳する外国語放送編集システムの翻訳支援方法において、
前記翻訳サーバの自国語入力手段は、前記送出される素材を入力して音声認識して自国語文を抽出、作成して前記機械翻訳手段とへ出力し、前記機械翻訳手段は、前記入力された自国語文から所定の他国語に機械翻訳された機械翻訳文を出力し、前記制御処理手段は、前記出力された自国語文を前記IP送信サーバへ識別情報と共に転送するとともに前記機械翻訳文を前記記憶手段へ記憶蓄積する制御を行い、
前記IPサーバは、
前記送出される前記素材と前記翻訳サーバから転送される自国語文とを多重して、前記IP網を介して前記ユーザ端末にIP放送し、
前記IP送信サーバからIP放送を受信する前記ユーザ端末は、受信するIP放送の映像を表示すると共に、前記自国語文表示と、それに対応した翻訳文案を入力する文字ウィンドウを画面表示し、前記翻訳文案が文字ウィンドウに入力された場合、入力された翻訳文案を前記IP送信サーバへ送信し、
前記ユーザ端末から前記送信された前記自国語に対応して返信された翻訳文案を受信した前記IP送信サーバは、前記翻訳サーバへ前記ユーザ端末から受信した前記翻訳文案を転送し、
前記翻訳サーバの前記制御処理手段は、前記IP送信サーバを介して前記翻訳文案を受信した場合、前記機械翻訳文を前記記憶手段から読み出して照合比較し、所定のマッチング率以上である場合は、前記自国語文と併記する翻訳文候補として前記IP送信サーバに転送し、前記マッチング率に満たない場合は廃棄する制御を行い、
前記翻訳文候補を受信した前記IP送信サーバは、
前記翻訳文候補とそれに対応する前記自国語文とを多重して前記ユーザ端末へ翻訳編集画面のIP放送を行い、
前記翻訳編集画面の編集画面を受信した前記ユーザ端末は、前記自国語文とそれに対応する前記翻訳文候補と、前記翻訳文案入力の文字ウィンドウとを表示する
ことを特徴とする外国語放送編集システムの翻訳支援方法。 - 前記翻訳サーバは、更に制御入出力手段を備え、前記制御処理手段は、前記制御入出力手段へ前記受信した翻訳文案を表示し、その表示された翻訳文案に対して前記制御入出力手段から確定のコマンドが入力された場合、前記IP送信サーバへ前記確定された翻訳文案に確定翻訳文で有ることを示す識別番号を付与して再転送し、
前記確定翻訳文を受信したIP送信サーバは、前記ユーザ端末に前記自国語表示と前記翻訳文章とのみを組にして表示する確定翻訳文画面放送を行うことを特徴とする請求項9記載の外国語放送編集システムの翻訳支援方法。 - 前記制御処理手段は、
前記自国語文を最初に前記IP送信サーバへ送信したタイミングから所定の時間が経過しても前記ユーザ端末からの前記翻訳文案候補となる翻訳文案が受信出来ない場合、前記記憶した前記機械翻訳文を読み出して前記IP送信サーバに転送し、
前記IP送信サーバは、受信した前記機械翻訳文を、前記翻訳文案候補表示の文字ウィンドウに表示する様に更に前記ユーザ端末へ再転送することを特徴とする請求項9又は10記載の外国語放送編集システムの翻訳支援方法。 - 前記機械翻訳手段は、前記機械翻訳した機械翻訳文に含まれる訳語とその同義語、翻訳の候補語をリストにし、前記制御処理手段は、前記ユーザ端末から受信した翻訳案文中の訳語と前記リストとを照合比較することによりマッチング率を調べる事を特徴とする請求項11記載の外国語編集システムの翻訳支援方法。
- 前記翻訳サーバと前記IP送信サーバの間で入出力される前記自国語文および前記翻訳文案は、それぞれに識別番号が付与され、かつ当該自国語文に対応する前記自国語放送での音声の開始タイミングを示すタイミング情報が付加されていることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1つに記載の外国語放送編集システムの翻訳支援方法。
- IP網を介してユーザ端末に外国語のIP放送を行うIP送信サーバと、自国語入力手段と機械翻訳手段と記憶手段と制御処理手段とを備え素材送出手段から送出される自国語放送の素材を所定の外国語で放送するために前記送出される素材を入力して生成した外国語の翻訳文を前記IP送信サーバへ出力する翻訳サーバとを備え、自国語を外国語に翻訳する外国語放送編集システムの翻訳支援方法において、
前記翻訳サーバの自国語入力手段は、前記送出される素材を入力して音声認識して自国語文を抽出、作成して前記機械翻訳手段とへ出力し、前記機械翻訳手段は、前記入力された自国語文から所定の他国語に機械翻訳された機械翻訳文を出力し、前記制御処理手段は、前記入力された自国語文と前記機械翻訳された翻訳文とを前記IP送信サーバへ識別情報と共に転送するとともに前記機械翻訳文を前記記憶手段へ記憶蓄積する制御を行い、
前記IPサーバは、
前記送出される前記素材と前記翻訳サーバから転送される自国語文および前記機械翻訳された翻訳文とを多重して、前記IP網を介して前記ユーザ端末にIP放送し、
前記IP送信サーバからのIP放送を受信する前記ユーザ端末は、受信するIP放送の映像を表示すると共に、前記自国語文表示と、前記機械翻訳された翻訳文表示とそれ等に対応した翻訳文案を入力する文字ウィンドウを画面表示し、前記翻訳文案が前記文字ウィンドウに入力された場合、入力された翻訳文案を前記IP送信サーバへ送信し、
前記ユーザ端末から前記送信された前記自国語文に対応して返信された前記翻訳文案を受信した前記IP送信サーバは、前記翻訳サーバへ前記ユーザ端末から受信した前記翻訳文案を転送し、
前記翻訳サーバの前記制御処理手段は、前記IP送信サーバを介して前記翻訳文案を受信した場合、前記機械翻訳文を前記記憶手段から読み出して照合比較し、所定のマッチング率以上である場合は、前記自国語文と併記する翻訳文候補として前記IP送信サーバに転送し、前記マッチング率に満たない場合は廃棄する制御を行い、
前記翻訳文候補を受信した前記IP送信サーバは、
前記翻訳文候補とそれに対応する前記自国語文とを多重して前記ユーザ端末へ翻訳編集画面のIP放送を行い、
前記翻訳編集画面の編集画面を受信した前記ユーザ端末は、前記自国語文とそれに対応する前記翻訳文候補と、前記翻訳文案入力の文字ウィンドウとを表示する
ことを特徴とする外国語放送編集システムの翻訳支援方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008239054A JP2010074482A (ja) | 2008-09-18 | 2008-09-18 | 外国語放送編集システム、翻訳サーバおよび翻訳支援方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008239054A JP2010074482A (ja) | 2008-09-18 | 2008-09-18 | 外国語放送編集システム、翻訳サーバおよび翻訳支援方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010074482A true JP2010074482A (ja) | 2010-04-02 |
Family
ID=42205860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008239054A Pending JP2010074482A (ja) | 2008-09-18 | 2008-09-18 | 外国語放送編集システム、翻訳サーバおよび翻訳支援方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010074482A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11900945B2 (en) | 2020-06-09 | 2024-02-13 | Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd. | Information processing method, system, apparatus, electronic device and storage medium |
-
2008
- 2008-09-18 JP JP2008239054A patent/JP2010074482A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11900945B2 (en) | 2020-06-09 | 2024-02-13 | Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd. | Information processing method, system, apparatus, electronic device and storage medium |
JP7448672B2 (ja) | 2020-06-09 | 2024-03-12 | 北京字節跳動網絡技術有限公司 | 情報処理方法、システム、装置、電子機器及び記憶媒体 |
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