JP2010073113A - データ転送装置及び半導体試験装置 - Google Patents

データ転送装置及び半導体試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010073113A
JP2010073113A JP2008242540A JP2008242540A JP2010073113A JP 2010073113 A JP2010073113 A JP 2010073113A JP 2008242540 A JP2008242540 A JP 2008242540A JP 2008242540 A JP2008242540 A JP 2008242540A JP 2010073113 A JP2010073113 A JP 2010073113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
data transfer
control
dma
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008242540A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Mochizuki
正幸 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2008242540A priority Critical patent/JP2010073113A/ja
Publication of JP2010073113A publication Critical patent/JP2010073113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】システムコールのオーバーヘッドを削減するとともにDMAコントローラの待ち時間を削減して転送効率の悪化を防止することができるデータ転送装置等を提供する。
【解決手段】データ転送装置1は、ソフトウェアによってシステム制御部21及びデバイスドライバ部22が実現されるCPU11と、複数のテスタデバイス12a〜12nに設けられたDMAコントローラ31a〜31nとを備える。システム制御部21は、DMAコントローラ31a〜31nに対するDMA転送コマンドを一まとめにしたDMA転送コマンド群を出力する。デバイスドライバ部22は、システム制御部21からのDMA転送コマンド群をデバイスノード24で受信し、受信したDMA転送コマンド群に基づいてテスタデバイス12a〜12nの各々で行われるデータ転送の予測転送終了時間を求めてテスタデバイス12a〜12nの各々で行われるデータ転送の転送開始順序を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、DMA(Direct Memory Access)転送方式によってデータを転送するデータ転送装置、及び当該装置を備える半導体試験装置に関する。
DMA転送方式とは、周知の通り、CPU(中央処理装置)を介さずにメモリとメモリとの間、又はメモリと各種デバイスとの間で直接データの転送を行うデータ転送方式をいう。半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置では、例えば半導体デバイスに印加する試験信号を生成するために用いられるパターンデータを所定のテスタデバイス(例えば、ピンエレクトロニクスカード)に転送するのに要する時間を短縮するためにDMA転送方式が用いられる。
図5は、半導体試験装置に設けられる従来のデータ転送装置の要部構成を示すブロック図である。図5に示す通り、データ転送装置100は、CPU101と複数のテスタデバイス102a〜102nに設けられたDMAコントローラ121a〜121nとを備えている。CPU101は半導体試験装置の動作を統括的に制御するものであり、所定の制御プログラム及び所定のデバイスプログラムを実行することによりCPU101にはシステム制御部111及びデバイスドライバ部112がそれぞれ実現されている。
システム制御部111は、デバイスドライバ部112に対してテスタデバイス102a〜102nを制御するための制御命令(例えば、DMA転送コマンド等)を出力する。デバイスドライバ部112は、システム制御部111とテスタデバイス102a〜102nとの間に介在されて、テスタデバイス102a〜102n毎のハードウェア上の相違を吸収して、システム制御部111がテスタデバイス102a〜102nを論理的に制御することを橋渡しするものである。このデバイスドライバ部112には、テスタデバイス102a〜102n毎に、システム制御部111に対する論理的な入出力部となるデバイスノード113a〜113nが設けられる。
テスタデバイス102a〜102nは、ピンエレクトロニクスカード、電源カード、その他の半導体試験装置に設けられる各種デバイスであって、DMAコントローラ121a〜121nをそれぞれ備えている。DMAコントローラ121a〜121nは、システム制御部111から出力されるDMA転送コマンドに基づいてDMA転送方式によりデータ転送を行う。尚、データ転送は、DMAコントローラ121a〜121nの制御の下で、例えば不図示のメモリから不図示のデータバスを介してテスタデバイス102a〜102n内の所定のアドレスに対して行われる。
上記構成において、システム制御部111がテスタデバイス102a〜102nに設けられたDMAコントローラ121a〜121nにDMA転送を行わせる場合には、DMA転送を行わせるべきテスタデバイスに対応したデバイスノードに対してDMA転送コマンドを出力する。このDMA転送コマンドは、デバイスドライバ部112を介してDMA転送を行わせるべきテスタデバイスに入力され、これによりそのテスタデバイスにおいて入力されたDMA転送コマンドに応じたDMA転送が開始される。
DMA転送が終了すると、そのテスタデバイスからシステム制御部111に対してDMA転送が終了した旨を示す割り込み信号が出力される。この割り込み信号が入力されると、システム制御部111は次にDMA転送を行わせるべきテスタデバイスに対応したデバイスノードに対してDMA転送コマンドを出力してDMA転送を開始させる。以降、同様の処理が繰り返されて、テスタデバイス102a〜102nの各々で順次DMA転送が行われる。
尚、メモリ間のDMA転送を制御するDMAコントローラの詳細については、例えば以下の特許文献1を参照されたい。
特開平7−306825号公報
ところで、半導体試験装置では複数のテスタデバイスに対して同時にDMA転送が行われる頻度が極めて高い。複数のテスタデバイスに対して同時にDMA転送を行う場合には、システム制御部111は、デバイスドライバ部112に設けられた複数のデバイスノード113a〜113nに順次アクセスする必要があるため、システムコールのオーバーヘッドが大きくなって時間を要するという問題があった。
また、図5に示す従来のデータ転送装置100においては、基本的には1つのDMAコントローラ毎に順次DMA転送を行わせている。このため、1つのDMAコントローラに複数のDMA転送コマンドが順次出力されると、そのDMAコントローラについての全てのDMA転送が終了するまで他のDMAコントローラが長時間待ち状態になる可能性があり、転送効率が悪化する虞が考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、システムコールのオーバーヘッドを削減するとともにDMAコントローラの待ち時間を削減して転送効率の悪化を防止することができるデータ転送装置、及び当該データ転送装置を備えることにより試験時間を短縮することができる半導体試験装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のデータ転送装置は、DMA転送方式によりデータ転送を行うデータ転送制御部(31a〜31n)を複数備えるデータ転送装置(1)において、前記データ転送制御部の各々に対する制御命令を一まとめにした制御命令群を出力する制御手段(21)と、前記制御手段からの前記制御命令群を受信する第1受信ノード(24)を備え、当該第1受信ノードで受信した前記制御命令群をなす制御命令に基づいて前記データ転送制御部の各々で行われるデータ転送の予測転送終了時間を求め、当該予測転送終了時間に応じて前記データ転送制御部で行われるデータ転送の転送開始順序を制御する転送開始制御手段(22)を備えることを特徴としている。
この発明によると、データ転送制御部の各々に対する制御命令を一まとめにした制御命令群が制御手段から出力されると、転送開始制御手段の第1受信ノードで受信され、制御命令群をなす制御命令に基づいてデータ転送制御部の各々で行われるデータ転送の予測転送終了時間が求められ、この予測転送終了時間に応じてデータ転送制御部で行われるデータ転送の転送開始順序が制御される。
また、本発明のデータ転送装置は、前記転送開始制御手段が、前記制御命令群をなす前記制御命令に含まれる転送すべきデータの大きさに基づいて、前記データ転送制御部の各々における前記予測転送終了時間を求めることを特徴としている。
また、本発明のデータ転送装置は、前記転送開始制御手段が、前記制御命令群をなす前記制御命令に含まれる転送すべきデータの大きさに加えて、前記データ転送制御部の各々におけるデータ転送速度を用いて、前記データ転送制御部の各々における前記予測転送終了時間を求めることを特徴としている。
また、本発明のデータ転送装置は、前記転送開始制御手段が、前記データ転送制御部の各々における前記予測転送終了時間を短い順に並べ替え、前記予測転送終了時間が短いデータ転送制御部から順にデータ転送を開始させる制御を行うことを特徴としている。
更に、本発明のデータ転送装置は、前記転送開始制御手段が、前記制御手段から前記データ転送制御部の各々に対して個別に出力される制御命令を受信する第2受信ノード(23a〜23n)を前記データ転送制御部の各々に対応して備えており、当該第2受信ノードで受信された制御命令を対応するデータ転送制御部に出力することを特徴としている。
本発明の半導体試験装置は、半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置において、複数のテスタデバイスの各々に前記データ転送制御部が設けられた上記の何れかに記載のデータ転送装置を備えており、前記半導体デバイスの試験に係るデータを、前記データ転送装置によって前記テスタデバイスに転送することを特徴としている。
本発明によれば、データ転送制御部の各々に対する制御命令を一まとめにした制御命令群を転送開始制御手段の第1受信ノードで受信し、受信した制御命令群をなす制御命令に基づいてデータ転送制御部の各々で行われるデータ転送の予測転送終了時間を求め、この予測転送終了時間に応じてデータ転送制御部で行われるデータ転送の転送開始順序を制御している。このため、従来必要であった第2受信ノードの切り替えが不要となり、システムコールのオーバーヘッドを削減することができる。また、予測転送終了時間に基づいて、例えば予測転送終了時間が短いデータ転送制御部から順にデータ転送を開始させるといった制御を行うことができるため、データ転送制御部における待ち時間が削減される。以上から、DMA転送方式によるデータの転送効率の悪化を防止することができるという効果がある。また、半導体デバイスの試験に係るデータの転送に要する時間を短縮した分だけ試験時間を短縮することができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態によるデータ転送装置及び半導体試験装置について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態によるデータ転送装置の要部構成を示すブロック図である。尚、本実施形態では、データ転送装置が、半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置に設けられている態様を例に挙げて説明する。
図1に示す通り、本実施形態のデータ転送装置1は、CPU11と複数のテスタデバイス12a〜12nに設けられたDMAコントローラ31a〜31n(データ転送制御部)とを備えている。CPU11は半導体試験装置の動作を統括的に制御するものであり、所定の制御プログラム及び所定のデバイスプログラムを実行することによりCPU11にはシステム制御部21(制御手段)及びデバイスドライバ部22(転送開始制御手段)がそれぞれ実現されている。
システム制御部21は、デバイスドライバ部22に対してテスタデバイス12a〜12nを制御するための制御命令(例えば、DMA転送コマンド等)を出力する。このシステム制御部21は、テスタデバイス12a〜12nの各々に対する個別の制御命令、及びテスタデバイス12a〜12nの各々に対する個別の制御命令を一まとめにした制御命令群を出力する。
図2は、システム制御部21から出力される制御命令の一例を示す図である。尚、図2においては、制御命令としてDMA転送コマンドを例示している。図2に示す通り、DMA転送コマンドは、転送すべきデータが格納されているアドレス(データアドレス)が指定されるフィールドF1、転送すべきデータの大きさ(サイズ)が指定されるフィールドF2、及びテスタデバイス内におけるデータの転送先を示すアドレス(デバイスアドレス)が指定されるフィールドF3からなる。
図3は、システム制御部21から出力される制御命令群の一例を示す図である。尚、図3においては、制御命令群として複数のDMA転送コマンドからなるDMA転送コマンド群を例示している。図3に示す通り、DMA転送コマンド群は、図2に示すフィールドF1〜F3からなるDMA転送コマンドと、テスタデバイス12a〜12nの何れかを指定するデバイス番号が格納されるフィールドF4とからなる複数のレコードR1〜Rkを備えるものである。尚、レコードの数は1以上であってDMAコントローラ31a〜31nの数以下である。
デバイスドライバ部22は、システム制御部21とテスタデバイス12a〜12nとの間に介在されて、テスタデバイス12a〜12n毎のハードウェア上の相違を吸収して、システム制御部21がテスタデバイス12a〜12nを論理的に制御することを橋渡しするものである。このデバイスドライバ部22には、システム制御部21から出力される制御命令に対する論理的な入出力部となるデバイスノード23a〜23n(第2受信ノード)がテスタデバイス12a〜12n毎に設けられている。また、システム制御部21から出力される制御命令群に対する論理的な入出力部となるデバイスノード24(第1受信ノード)が設けられている。このデバイスノード24を設けるのは、システムコールのオーバーヘッドを削減するとともにデータ転送効率の悪化を防止するためである。
このデバイスドライバ部22は、システム制御部21から制御命令が出力された場合には、デバイスノード23a〜23nの何れかで受信し、制御命令を受信したデバイスノードに対応したテスタデバイスに対して制御命令を出力する。また、システム制御部21から制御命令群が出力された場合には、デバイスノード24で受信し、受信した制御命令群をなす制御命令に基づいてテスタデバイス12a〜12nの各々で行われるデータ転送の予測転送終了時間を求め、得られた予測転送終了時間に応じてテスタデバイス12a〜12nで行われるデータ転送の転送開始順序を制御する。
具体的に、制御命令群がDMA転送コマンド群である場合には、図3に示すレコードR1〜RkのフィールドF2に格納された転送すべきデータのサイズに基づいて、テスタデバイス12a〜12nの各々における予測転送終了時間を求める。尚、詳細は後述するが、デバイスドライバ部22は、上記の予測転送終了時間を、DMA転送コマンド群に含まれるDMA転送コマンド毎に求める。
つまり、テスタデバイス12a〜12nに対するDMA転送コマンドがシステム制御部21から出力されるDMA転送コマンド群にそれぞれ1つずつ含まれる場合には、DMA転送コマンド毎に求められる予測転送終了時間は、テスタデバイス12a〜12nの各々で行われるデータ転送の予測転送終了時間ということができる。また、1つのテスタデバイス対する複数のDMA転送コマンドがシステム制御部21から出力されるDMA転送コマンド群に含まれる場合には、そのテスタデバイスに対するDMA転送コマンド毎に求められる予測転送終了時間の加算値がそのテスタデバイスで行われるデータ転送の予測転送終了時間ということができる。
ここで、テスタデバイス12a〜12nの各々におけるデータ転送速度が全て同じであれば、テスタデバイス12a〜12nの各々における予測転送終了時間は、レコードR1〜RkのフィールドF2に格納された転送すべきデータのサイズの大きさに比例して長くなる。しかしながら、テスタデバイス12a〜12nの各々におけるデータ転送速度が異なる場合には、テスタデバイス12a〜12nの各々における予測転送終了時間は、単純に転送すべきデータのサイズの大きさに比例する関係とはならない。
このため、デバイスドライバ部22は、テスタデバイス12a〜12nの各々におけるデータ転送速度が異なる場合には、レコードR1〜RkのフィールドF2に格納された転送すべきデータのサイズの大きさに加えて、テスタデバイス12a〜12nの各々におけるデータ転送速度を用いて予測転送終了時間を算出する。テスタデバイス12a〜12nの各々におけるデータ転送速度は、例えばスタデバイス12a〜12nの各々に一意に割り当てられた識別子(ID)とテスタデバイス12a〜12nの各々におけるデータ転送速度とを対応付けたテーブルを予めデバイスドライバ部22に用意しておき、デバイスドライバ部22がテスタデバイス12a〜12nのIDを取得してテーブルを検索することで取得することができる。
更に、同一のテスタデバイスに対する複数のDMA転送コマンドが1つの制御命令群に含まれる場合には、それらDMA転送コマンドの各々に基づいて同一のテスタデバイスに転送されるデータのサイズを加算し、その加算値に基づいてテスタデバイス12a〜12nの各々における予測転送終了時間を求めてもよい。また更に、この加算値と上記のテスタデバイス12a〜12nの各々の転送速度とを用いて予測転送終了時間を算出しても良い。
また、デバイスドライバ部22は、テスタデバイス12a〜12nの各々における予測転送終了時間を求めた場合に、それら予測転送終了時間を短い順に並べ替え、予測転送終了時間が短いテスタデバイスから順にデータ転送を開始させる制御を行う。例えば、図3に示すレコードR3のフィールドF4にデバイス番号「1」が格納されており、レコードR3のフィールドF2に格納されたサイズを用いて求められた予測転送終了時間が最も短い場合には、デバイスドライバ部22は、デバイス番号「1」が予め割り当てられたテスタデバイス12aに対してレコードR3のフィールドF1〜F3を出力し、最初のデータ転送をテスタデバイス12aに開始させる。
テスタデバイス12a〜12nは、ピンエレクトロニクスカード、電源カード、その他の半導体試験装置に設けられる各種デバイスであって、DMAコントローラ31a〜31nをそれぞれ備えており、システム制御部21からデバイスドライバ部22を介して出力されるDMA転送コマンドに基づいてDMA転送方式によりデータ転送を行う。尚、データ転送は、DMAコントローラ31a〜31nの制御の下で、例えば不図示のメモリから不図示のデータバスを介してテスタデバイス12a〜12n内の所定のアドレスに対して行われる。
次に、DMA転送時の動作について説明する。図4は、DMA転送時にデバイスドライバ部22で行われる処理を示すフローチャートである。システム制御部21がデバイスドライバ部22に対してDMA転送コマンド又はDMA転送コマンド群を出力するとDMA転送に係る処理が開始される。システム制御部21からDMA転送コマンドが出力された場合に行われる動作は、図5に示した従来のデータ転送装置100の動作と同様であるため、ここでは、システム制御部21からDMA転送コマンド群が出力される場合の動作について詳細に説明する。
システム制御部21から、DMA転送コマンド群が出力されると、デバイスドライバ部22に設けられたデバイスノード24で受信される。これにより、デバイスドライバ部22は、DMA転送依頼を受け付けたことになる(ステップS11)。次に、デバイスドライバ部22は、受信したDMA転送コマンド群をなすDMA転送コマンド各々のフィールドF2(図3参照)に格納されたサイズ(転送すべきデータの大きさ)を取得し、このサイズに基づいてDMA転送コマンド毎の予測転送終了時間を求める(ステップS12)。
ここで、仮にテスタデバイス12a〜12nの各々におけるデータ転送速度が異なる場合には、デバイスドライバ部22は、テスタデバイス12a〜12nのIDを取得し、テスタデバイス12a〜12nのIDとテスタデバイス12a〜12nの各々におけるデータ転送速度とを対応付けたテーブルを検索して、テスタデバイス12a〜12nの各々におけるデータ転送速度を求める。そして、上述したDMA転送コマンド毎に転送すべきデータの大きさに加えて、テーブルを検索して得られたデータ転送速度を用いて予測転送終了時間を算出する。
尚、同一のテスタデバイスに対する複数のDMA転送コマンドが、システム制御部21から出力されたDMA転送コマンド群に含まれる場合には、それらDMA転送コマンドの各々に基づいて同一のテスタデバイスに転送されるデータのサイズを加算し、その加算値に基づいてテスタデバイス12a〜12nの各々における予測転送終了時間を求めてもよい。また、この加算値と上記のテスタデバイス12a〜12nの各々の転送速度とを用いて予測転送終了時間を算出しても良い。
次に、デバイスドライバ部22は、ステップS12で求めたDMA転送コマンド毎の予測転送終了時間の並び替えを行う(ステップS13)。具体的には、DMA転送コマンド毎の予測転送終了時間を短い順に並べ替える。以上の並べ替えを終えると、デバイスドライバ部22は、予測転送終了時間が短いテスタデバイスから順にデータ転送を開始させる制御を行う。例えば、図3に示すレコードR3のフィールドF4にデバイス番号「1」が格納されており、レコードR3のフィールドF2に格納されたサイズを用いて求められた予測転送終了時間が最も短い場合には、デバイスドライバ部22は、デバイス番号「1」が予め割り当てられたテスタデバイス12aに対してレコードR3のフィールドF1〜F3を出力し、テスタデバイス12aが備えるDMAコントローラ31aに最初のデータ転送を開始させる。
最初のデータ転送が開始されると、デバイスドライバ部22は、システム制御部21から出力されたDMA転送コマンド群に含まれるDMA転送コマンドのうちの未実行のDMA転送コマンド(DMA転送の残り)が有るか否かを判断する(ステップS14)。DMA転送の残りが有ると判断した場合(判断結果が「YES」の場合)には、デバイスドライバ部22は、ステップS12で算出した予測転送終了時間に到達したDMA転送があれば、その状態の確認を行う(ステップS15)。つまり、デバイスドライバ部22は、ポーリングを行って、予測転送終了時間に到達したDMA転送の状態確認を行う。そして、ステップS15における状態確認によって次のDMA転送コマンドに基づくデータ転送が可能であるか否かを判断する(ステップS16)。
尚、ステップS15において、ステップS12で算出した予測転送終了時間に到達したDMA転送が無い場合には、ステップS15,S16の処理が省略される。例えば、最初のデータ転送が開始された直後の時点では、予測転送終了時間に到達したDMA転送は存在しない。このため、デバイスドライバ部22は、予測転送終了時間が次に短いDMA転送コマンドに基づくデータ転送を開始させる制御を行う(ステップS17)。
例えば、予測転送終了時間が次に短いDMA転送コマンドがテスタデバイス12bのDMAコントローラ31bに対するものであれば、デバイスドライバ部22は、そのDMA転送コマンドをテスタデバイス12bに出力し、DMAコントローラ31bに次のデータ転送を開始させる。以上処理が終了するとステップS14の処理に戻る。このようにして、予測転送終了時間に到達したDMA転送が無い場合には、データ転送が開始されていないDMAコントローラによるデータ転送が順次開始される。
これに対し、予測転送終了時間に到達したDMA転送がある場合には、ステップS15において、その状態の確認が行われる。例えば、テスタデバイス12aに設けられたDMAコントローラ31aで行われているDMA転送の予測転送終了時間が到達した場合には、デバイスドライバ部22はDMAコントローラ31aの状態を確認する。そして、その確認の結果、次のDMA転送コマンドに基づくデータ転送がそのDMAコントローラ31aで可能であるか否かを判断する(ステップS16)。
デバイスドライバ部22は、ステップS16の判断結果が「NO」である場合にはステップS15の処理を繰り返す。これにより、デバイスドライバ22は、例えばテスタデバイス12aのDMAコントローラ12aで行われるデータ転送が終了するまで待ち状態となる。これに対し、ステップS16の判断結果が「YES」である場合には、次のDMA転送コマンドに基づくDMAコントローラ12aによるDMA転送が開始される(ステップS17)。例えば、DMAコントローラ12aで行われていた先のDMA転送コマンドに基づくデータ転送に続いて、次のDMA転送コマンドに基づくDMA転送が開始される。尚、ステップS17の処理が終了すると、ステップS14に戻る。
一方、ステップS14における判断結果が「NO」になると、デバイスドライバ部22は、システム制御部21から出力されたDMA転送コマンド群に含まれるDMA転送コマンドで指定される全てのDMA転送が終了したか否かを判断する(ステップS18)。かかる判断により、全てのDMA転送が終了したかが再確認される。そして、全てのDMA転送が終了していないと判断した場合(判断結果が「NO」の場合)にはステップS14の処理に戻り、全てのDMA転送が終了したと判断した場合(判断結果が「YES」の場合)にはDMA転送コマンド群の受付の処理(ステップS11)に戻る。
以上の通り、本実施形態のデータ転送装置は、DMAコントローラ31a〜31nに対するDMA転送コマンドを一まとめにしたDMA転送コマンド群をシステム制御部21から出力してデバイスドライバ部22のデバイスノード24で受信し、DMA転送コマンド群に含まれるDMA転送コマンド毎に予測転送終了時間を求め、この予測転送終了時間に応じてDMAコントローラ31a〜31nで行われるデータ転送の転送開始順序を制御している。このため、従来必要であったデバイスノード23a〜23nの切り替えが不要となり、システムコールのオーバーヘッドを削減することができる。
また、予測転送終了時間に到達したDMA転送の状態確認をポーリングにより行っているため、これによってもオーバーヘッドを削減することができる。更に、予測転送終了時間に基づいて、例えばDMAコントローラ31a〜31nのうちの予測転送終了時間が短いDMAコントローラから順にデータ転送を開始させるといった制御を行うことができるため、DMAコントローラ31a〜31nにおける待ち時間が削減される。
以上から、本実施形態のデータ転送装置は、DMA転送方式によるデータの転送効率の悪化を防止することができる。また、本実施形態のデータ転送装置を備える半導体試験装置では、半導体デバイスの試験に係るデータ(例えば、パターンデータ)を転送する時間を短縮することができるため、その分だけ試験時間を短縮することができる。
以上、本発明の実施形態によるデータ転送装置及び半導体試験装置について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、CPU11が所定の制御プログラム及び所定のデバイスプログラムを実行することによって、システム制御部21及びデバイスドライバ部22がCPU11に実現される場合を例に挙げて説明したが、システム制御部21及びデバイスドライバ部22はハードウェアにより実現されていても良い。また、本発明のデータ転送装置は半導体試験装置に適用される場合以外に、複数のDMAコントローラを備えるコンピュータにも適用することも可能である。
本発明の一実施形態によるデータ転送装置の要部構成を示すブロック図である。 システム制御部21から出力される制御命令の一例を示す図である。 システム制御部21から出力される制御命令群の一例を示す図である。 DMA転送時にデバイスドライバ部22で行われる処理を示すフローチャートである。 半導体試験装置に設けられる従来のデータ転送装置の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 データ転送装置
12a〜12n テスタデバイス
21 システム制御部
22 デバイスドライバ部
23a〜23n デバイスノード
24 デバイスノード
31a〜31n DMAコントローラ

Claims (6)

  1. DMA転送方式によりデータ転送を行うデータ転送制御部を複数備えるデータ転送装置において、
    前記データ転送制御部の各々に対する制御命令を一まとめにした制御命令群を出力する制御手段と、
    前記制御手段からの前記制御命令群を受信する第1受信ノードを備え、当該第1受信ノードで受信した前記制御命令群をなす制御命令に基づいて前記データ転送制御部の各々で行われるデータ転送の予測転送終了時間を求め、当該予測転送終了時間に応じて前記データ転送制御部で行われるデータ転送の転送開始順序を制御する転送開始制御手段を備えることを特徴とするデータ転送装置。
  2. 前記転送開始制御手段は、前記制御命令群をなす前記制御命令に含まれる転送すべきデータの大きさに基づいて、前記データ転送制御部の各々における前記予測転送終了時間を求めることを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 前記転送開始制御手段は、前記制御命令群をなす前記制御命令に含まれる転送すべきデータの大きさに加えて、前記データ転送制御部の各々におけるデータ転送速度を用いて、前記データ転送制御部の各々における前記予測転送終了時間を求めることを特徴とする請求項2記載のデータ転送装置。
  4. 前記転送開始制御手段は、前記データ転送制御部の各々における前記予測転送終了時間を短い順に並べ替え、前記予測転送終了時間が短いデータ転送制御部から順にデータ転送を開始させる制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のデータ転送装置。
  5. 前記転送開始制御手段は、前記制御手段から前記データ転送制御部の各々に対して個別に出力される制御命令を受信する第2受信ノードを前記データ転送制御部の各々に対応して備えており、当該第2受信ノードで受信された制御命令を対応するデータ転送制御部に出力することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のデータ転送装置。
  6. 半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置において、
    複数のテスタデバイスの各々に前記データ転送制御部が設けられた請求項1から請求項5の何れか一項に記載のデータ転送装置を備えており、
    前記半導体デバイスの試験に係るデータを、前記データ転送装置によって前記テスタデバイスに転送することを特徴とする半導体試験装置。
JP2008242540A 2008-09-22 2008-09-22 データ転送装置及び半導体試験装置 Pending JP2010073113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008242540A JP2010073113A (ja) 2008-09-22 2008-09-22 データ転送装置及び半導体試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008242540A JP2010073113A (ja) 2008-09-22 2008-09-22 データ転送装置及び半導体試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010073113A true JP2010073113A (ja) 2010-04-02

Family

ID=42204798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008242540A Pending JP2010073113A (ja) 2008-09-22 2008-09-22 データ転送装置及び半導体試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010073113A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110259525A1 (en) * 2010-04-23 2011-10-27 Masayuki Mochizuki Reaction absorber and semiconductor assembling system
WO2018138886A1 (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 ギガフォトン株式会社 レーザ装置及び極端紫外光生成システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6444566A (en) * 1987-08-12 1989-02-16 Fujitsu Ltd Control device for asynchronous data transfer system
JP2002207691A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ転送制御装置
JP2006215621A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Dma制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6444566A (en) * 1987-08-12 1989-02-16 Fujitsu Ltd Control device for asynchronous data transfer system
JP2002207691A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ転送制御装置
JP2006215621A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Dma制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110259525A1 (en) * 2010-04-23 2011-10-27 Masayuki Mochizuki Reaction absorber and semiconductor assembling system
US9177937B2 (en) * 2010-04-23 2015-11-03 Fasford Technology Co., Ltd. Reaction absorber and semiconductor assembling system
WO2018138886A1 (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 ギガフォトン株式会社 レーザ装置及び極端紫外光生成システム
US11586032B2 (en) 2017-01-27 2023-02-21 Gigaphoton Inc. Laser apparatus and extreme ultraviolet light generation system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007207026A (ja) Dma転送装置
EP3076293A2 (en) Control apparatus
JP2006195823A (ja) Dma装置
JP2007207136A (ja) データ処理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラム
JP2015154280A (ja) 制御システム、開発支援装置、制御装置、および制御方法
US20140325114A1 (en) Multi-channel direct memory access controller and control method thereof
JP6673202B2 (ja) 演算装置、演算装置の制御方法、及び、演算装置の制御プログラム
JP2019125066A (ja) 車両検査装置及び車両検査方法
JP2010073113A (ja) データ転送装置及び半導体試験装置
JP5651622B2 (ja) データ伝送装置、データ伝送方法、及びプログラム
US20080147906A1 (en) DMA Transferring System, DMA Controller, and DMA Transferring Method
JP4809497B2 (ja) 複数の独立したシーケンスプログラムを並列実行するプログラマブルコントローラ
JP5196293B2 (ja) 半導体試験装置
KR101749850B1 (ko) 데이터 전송 장치 및 데이터 전송 방법
US8830854B2 (en) System and method for managing parallel processing of network packets in a wireless access device
JP7044081B2 (ja) 車載用通信システム
JP2011119999A (ja) 通信装置及びマスタ装置
JP5556377B2 (ja) 並列計算システム、プロセッサ、ネットワークスイッチ装置、及び通信方法
JP2007214981A (ja) データ転送回路、それを利用したマルチプロセッサシステム、及びデータ転送方法
WO2019009068A1 (ja) 車両制御装置用の検証装置及び車両制御装置
JP2009205573A (ja) バッファ制御装置およびバッファ制御方法
JP2010040678A (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
JP2008236653A (ja) パケット転送順序保障方法、パケット転送順序保障装置及びパケット転送順序保障プログラム
US20120311214A1 (en) Arbitration circuit and arbitration method thereof
KR101476585B1 (ko) 다중화 기기간 데이터 선별을 위한 시리얼 버스 프로토콜 구현 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120601

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20121031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130604