JP2010070623A - 多用途添加剤、その使用方法および製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 燃料等の被添加物に少量添加することでエンジンの燃費向上および排気ガス中の大気汚染物質の削減を図りながら、これを安価に市場に提供可能にする。
【解決手段】 多用途添加剤が、ドロマイト、白雲母、カオリンおよびアルミニウム粉末に海洋深層水を混合しミネラル反応により得られる強アルカリ性の水素水と、乳酸菌群、酵母菌群、光合成菌群、糸状放射線菌群および古代菌群の混合菌に前記水素水および糖類を混合して得られる酵素と、を含む。
【選択図】 なし
【解決手段】 多用途添加剤が、ドロマイト、白雲母、カオリンおよびアルミニウム粉末に海洋深層水を混合しミネラル反応により得られる強アルカリ性の水素水と、乳酸菌群、酵母菌群、光合成菌群、糸状放射線菌群および古代菌群の混合菌に前記水素水および糖類を混合して得られる酵素と、を含む。
【選択図】 なし
Description
本発明は、例えばエンジンの燃料として用いられるディーゼル、ガソリン、軽油などのような液体燃料等に添加することにより、燃費の削減およびエンジンのパワーアップ等を実現する多用途添加剤、その使用方法および製造方法に関する。
従来のエンジンの燃焼促進組成物として、有機金属化合物を使用するものが、例えば特許文献1に示されている。また、有機ポリシロキサン化合物を含有する燃料促進剤が、例えば特許文献2に提案されている。
特開昭63−54497号公報
特開2001−192680号公報
しかしながら、従来の有機金属化合物を用いる燃焼促進組成物にあっては、石油系燃料に対する溶解性が悪く、大きな燃焼促進が期待できない。また、有機ポリシロキサン化合物を含有する燃焼促進剤にあっては、十分な石油系燃料に対する溶解性効果が得られるものの、特殊な化学構造を持つことにより、製造コストが高く、不経済で汎用性に劣るという不都合があった。
本発明は前記のような従来の問題点に着目してなされたものであり、エンジンの燃料等の被添加物に少量添加することでエンジンの燃費向上および排気ガスに含まれる大気汚染物質の削減を図りながら、安価に市場に提供できる多用途添加剤、この多用途添加剤の使用方法およびこの多用途添加剤の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明にかかる多用途添加剤は、ドロマイト、白雲母、カオリンおよびアルミニウム粉末に海洋深層水を混合してミネラル反応により得られる強アルカリ性の水素水であることを特徴とする。
また、本発明にかかる多用途添加剤は、ドロマイト、白雲母、カオリンおよびアルミニウム粉末に海洋深層水を混合してミネラル反応により得られる強アルカリ性の水素水と、乳酸菌群、酵母菌群、光合成菌群、糸状放射線菌群および古代菌群の混合菌に前記水素水および糖類を混合して得られる酵素と、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる多用途添加剤の使用方法は、ドロマイト、白雲母、カオリン、アルミニウム粉末および海洋深層水を容器内で攪拌反応させ常温下で反応水素を発生させ、この反応水素の小休止状態にて容器を密封し、液内に強アルカリ性の水素水を生成させ、一方、乳酸菌群、酵母菌群、光合成菌群、糸状放射線菌群および古代菌群の混合菌に前記水素水の希釈水および糖蜜を投入して容器内で混合攪拌して酵素を培養し、前記強アルカリ性の水素水と前記酵素とをそれぞれ多用途の被添加物に添加使用することを特徴とする。
また、本発明にかかる多用途添加剤の製造方法は、ドロマイト、白雲母、カオリン、アルミニウム粉末および海洋深層水を容器内に投入し、常温下で撹拌反応させて水素を発生させては容器を密封することを、所定間隔毎に所定回数実施し、液内に強アルカリ性の水素水を生成させることを特徴とする。
また、本発明にかかる多用途添加剤の製造方法は、乳酸菌群、酵母菌群、光合成菌群、糸状放射線菌群および古代菌群の混合菌に、前記水素水の希釈水および糖蜜を投入して容器内で混合攪拌し酵素を培養することを特徴とする。
そして、本発明によれば、前記強アルカリ性の水素水がこれに含まれる有害物質の常温常圧電子転換によって有害物質の除去と燃料の燃焼効率を高め、大気汚染物質の大幅削減を図ることができる。また、前記酵素はこれに含まれる有用微生物群と前記強アルカリ性の水素水との相互作用により、燃料の燃焼効率をさらに高めることができる。また、この強アルカリ性の水素水および酵素は安価かつ容易に得られるとともに、添加という簡単な方法により速やか使用可能になる。
本発明によれば、燃料等の被添加物に多用途添加物を少量添加することで、エンジンの燃費向上および排気ガスに含まれる大気汚染物質の削減を含めて、農業産品や工業製品への添加による品質保持、更には肌の老化防止等の各種用途に広く利用でき、また市場に安価に提供できる。
以下に、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の多用途添加剤は、ドロマイト、白雲母、カオリンおよびアルミニウム粉末に海洋深層水を混合し、この混合に基づくミネラル反応により得られる強アルカリ性の水素水と、
乳酸菌群、酵母菌群、光合成菌群、糸状放射線菌群および古代菌群の混合菌に、前記水素水および糖類を混合して得られる酵素と、を含む。
本発明の多用途添加剤は、ドロマイト、白雲母、カオリンおよびアルミニウム粉末に海洋深層水を混合し、この混合に基づくミネラル反応により得られる強アルカリ性の水素水と、
乳酸菌群、酵母菌群、光合成菌群、糸状放射線菌群および古代菌群の混合菌に、前記水素水および糖類を混合して得られる酵素と、を含む。
これらのうち強アルカリ性の水素水は次のようにして得る。先ず、ドロマイト13〜23重量%、白雲母2〜7重量%、カオリン2〜7重量%、アルミニウム粉末0.5〜1.4重量%、海洋深層水65〜80重量%を容器に投入し、例えば、ドロマイト2kg、白雲母500g、カオリン500g、アルミニウム粉末100g、海洋深層水8lを容器に投入し、常温環境下において攪拌反応させる。これにより容器内にはこれらの混合液体から反応水素が発生するので、この反応水素の小休止(約1時間)後、容器内を密封する。5日〜15日間毎日撹拌、密封を繰り返し、その後5〜15日間で反応水素の蒸発が止まり、強アルカリ性の水素水が得られる。なお、この容器の密封には市販のラップシートの利用が可能である。
上記においてドロマイト13〜23重量%、白雲母2〜7重量%、カオリン2〜7重量%、アルミニウム粉末0.5〜1.4重量%を容器に投入し、これらを容器内で、常温環境下において撹拌しながら65〜80重量%の海洋深層水を徐々に投入し撹拌反応させるようにしてもよい。
上記においてドロマイト13〜23重量%、白雲母2〜7重量%、カオリン2〜7重量%、アルミニウム粉末0.5〜1.4重量%を容器に投入し、これらを容器内で、常温環境下において撹拌しながら65〜80重量%の海洋深層水を徐々に投入し撹拌反応させるようにしてもよい。
こうして得られた強アルカリ性の水素水は、(水などにより)希釈されて、例えば1000倍液、3000倍液の液体の添加剤製品となる。この添加剤製品の化学成分は、ケイ酸態ケイ素、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、臭素イオン、硫酸イオン、ストロンチューム、ホウ酸 フッ素等を含む74種類のミネラルによって構成される。これらのうち強アルカリ性の水素水は、水素イオンにミネラルが反応して波動相乗効果が付与される。
この強アルカリ性水素水は(化石)燃料に反応すると、窒素、ナトリウム、塩素、鉄、硫黄等の常温常圧原始転換が行われ、その燃料の完全燃焼と二酸化炭素、窒素化合物、硫黄酸化物等の常温常圧電子転換が行われる。これによりその燃料の完全燃焼と二酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物の大幅な削減を図ることができる。
一方、前記酵素は、液体の状態で製造される。すなわち、約1立方センチ中に乳酸菌類群30億個、酵母菌群5億個、光合成菌群4.5億個、糸状放射線菌群3億個、古代菌群5千個の混合菌に対し、前記強アルカリ性の水素水(300万倍)10リットルと糖蜜500ccを投入して攪拌混合し、容器中で40℃〜45℃の温度にて21日間培養して得られる。なお、エンジン等の燃料として用いる場合には、必要に応じて糖分を100%除去する。
そして、このようにして得られた燃料添加剤をガソリンエンジンやディーゼルエンジンの燃料に少量(例えば、10000分の1)を添加することによる燃料の燃焼効率が高まる。
そして、このようにして得られた燃料添加剤をガソリンエンジンやディーゼルエンジンの燃料に少量(例えば、10000分の1)を添加することによる燃料の燃焼効率が高まる。
また、必要に応じてエンジンオイルに少々(例えば1000分の2)を添加することで、オイルの有害物質(大気汚染物質)による物質を常温常圧の電子転換により、大幅に削減できる。例えば、車両のエンジンオイルに強アルカリ性の水素水を1000倍に希釈して添加し、同時に前記酵素3ccを添加する。一方、車両の燃料タンク内の燃料に対し強アルカリ性の水素水を1000倍に希釈した3〜5ccを添加するとともに、前記酵素3〜5ccを添加する。
このように、エンジンオイルおよび燃料にそれぞれ強アルカリ性の水素水を添加することにより、燃料の燃焼効率が10〜30%も改善されることとなる。また、前記強アルカリ性の水素水はエンジンオイルや燃料に含まれる酸化物を還元して窒素酸化物や硫黄酸化物の空気中への排出を40〜70削減することができる。このとき同時にエンジンオイルの組成が促され、エンジンの潤滑機能が高められる。
なお、前記実施形態ではエンジンの燃料やエンジンオイルへの添加剤について述べたが、農業分野や工業分野への添加剤の利用が可能である。例えば、脱塩した海洋深層水は1〜2日で腐敗するが、前記強アルカリ性の水素水を添加することにより、数ヶ月経過後も腐敗が発生しない。従って、これを農業用に利用して土壌に添加することで、窒素過多となっている土壌を再生できるほか、収穫された作物の腐敗を遅らせることができる。
また、この強アルカリ性の水素水は人の肌に付けると、皮膚の老化防止にもなり、体の機能低下を防ぐことができる。すなわち、この強アルカリ性の水素水の常温常圧電子転換機能を、土壌改良農産品、工業製品、化粧品などの広い分野に応用が可能となる。
さらに、石油ストーブ、灯油ボイラ等に強アルカリ性の水素水および前記酵素を添加すると、燃費が10〜30%削減でき、一酸化炭素が30〜60%も削減できることが 実験により認められた。また、軽油、廃てんぷら油、廃オイル等への強アルカリ性の水素水の添加によっても、これらの燃焼効率を十分に高めることができるとともに、炭酸ガスや窒素化合物の排出を大幅に削減することができる。
このように本実施形態では、ドロマイト、白雲母、カオリンおよびアルミニウム粉末に海洋深層水を混合しミネラル反応により得られる強アルカリ性の水素水と、乳酸菌群、酵母菌群、光合成菌群、糸状放射線菌群および古代菌群の混合菌に前記水素水および糖類を混合して得られる酵素と、を含む多用途添加剤を用いて、これをエンジンの燃料、エンジンオイル、土壌、作物、工業製品等に添加することにより、これらの特性を最大限引き出すことができる。特に、燃料等の被添加物に少量添加することでエンジンの燃費向上および排気ガスに含まれる大気汚染物質の削減を図りながら、これを安価に市場に提供できるというメリットが、容易かつローコストにて得られる。
本発明は、燃料等の被添加物に少量添加することでエンジンの燃費向上および排気ガスに含まれる大気汚染物質の削減を図りながら、これを安価に市場に提供できるという効果を有し、例えば液体燃料等に添加することにより、燃費の削減およびエンジンのパワーアップ等を実現する多用途添加剤、その使用方法および製造方法等に有用である。
また、本発明は、添加量を増加させて温暖化ガスの発生のない燃料としても利用可能であり、特に、超高温が必要なボイラー等の燃料として使用可能である。
また、本発明は、添加量を増加させて温暖化ガスの発生のない燃料としても利用可能であり、特に、超高温が必要なボイラー等の燃料として使用可能である。
Claims (5)
- ドロマイト、白雲母、カオリンおよびアルミニウム粉末に海洋深層水を混合してミネラル反応により得られる強アルカリ性の水素水であることを特徴とする多用途添加剤。
- ドロマイト、白雲母、カオリンおよびアルミニウム粉末に海洋深層水を混合してミネラル反応により得られる強アルカリ性の水素水と、
乳酸菌群、酵母菌群、光合成菌群、糸状放射線菌群および古代菌群の混合菌に、前記水素水および糖類を混合して得られる酵素と、
を含むことを特徴とする多用途添加剤。 - ドロマイト、白雲母、カオリン、アルミニウム粉末および海洋深層水を容器内で攪拌反応させ常温下で反応水素を発生させ、この反応水素の小休止状態にて容器を密封し液内に強アルカリ性の水素水を生成させ、
一方、乳酸菌群、酵母菌群、光合成菌群、糸状放射線菌群および古代菌群の混合菌に、前記水素水の希釈水および糖蜜を投入して容器内で混合攪拌して酵素を培養し、
前記強アルカリ性の水素水と前記酵素とをそれぞれ多用途の被添加物に添加使用することを特徴とする多用途添加剤の使用方法。 - ドロマイト、白雲母、カオリン、アルミニウム粉末および海洋深層水を容器内に投入し、常温下で撹拌反応させて水素を発生させては容器を密封することを、所定間隔毎に所定回数実施し、液内に強アルカリ性の水素水を生成させることを特徴とする多用途添加剤の製造方法。
- 乳酸菌群、酵母菌群、光合成菌群、糸状放射線菌群および古代菌群の混合菌に、前記水素水の希釈水および糖蜜を投入して容器内で混合攪拌し酵素を培養することを特徴とする多用途添加剤の製造方法。
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CN102504896A (zh) * | 2011-11-09 | 2012-06-20 | 南开大学 | 一种采用微生物菌剂制备乳化重油的方法 |
CN110885709A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-17 | 华中科技大学 | 一种燃烧中超细颗粒排放低的生物质燃料及制备方法 |
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