JP2010068859A - 内視鏡装置及びその調光制御方法 - Google Patents

内視鏡装置及びその調光制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】局所的なハレーション発生を適正に抑制すると共に、画像全体の明るさを最適に維持し、観察に最適な画像を得る。
【解決手段】映像処理&制御部34は、映像信号処理部341、輝度計測部342、調光制御部343、メイン照明調光部344及びサブ照明調光部345を備えて構成される。調光制御部343は、輝度計測部342が計測した領域毎の輝度データの総量を所定の閾値と比較して、例えばCCDのダイナミックレンジを超えたハレーション領域の発生あるいは観察に不適な暗い領域の発生を画像領域毎に判定し、メイン照明調光部344及びサブ照明調光部345を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は内視鏡装置に係り、特に観察画像の明るさ制御を行う照明光の光量制御部分に特徴のある内視鏡装置及びその調光制御方法に関する。
従来、医療用や工業用として用いられる電子内視鏡装置は、スコープ部と、プロセッサと、モニタ装置とを備え、スコープ部における挿入部を体腔等の内部に挿入して、プロセッサに内蔵もしくは独立した光源装置から観察対象部に向けて照明光を照射し、当該観察対象部からの反射像をCCD等の固体撮像素子によって光電変換することにより映像信号を形成し、このようにして得た映像信号を撮像素子から読み出してプロセッサに伝送し、該プロセッサにおいて信号処理を行った上でモニタ装置にカラー表示するようにしている。
一般にこの種の電子内視鏡装置における光量制御は、固体撮像素子から得られる映像信号の輝度の平均値を検出し、この平均値が所定の基準値になるように、照明装置から観察対象部に向けて照射される照明光の光量を制御するようにしている。
ところが、上記電子内視鏡装置において適正光量にして体腔内の例えば胃内を観察すると、通常の部分は良い映像が得られるが、胃角の部分のようにスコープ先端が体腔内壁に近接して観察対象部に輝度の高い部分が発生すると、その輝度の高い部分を入射する固体撮像素子のフォトセルが飽和してしまい映像が見えなくなる(ハレーションが発生する)という問題がある。
そこで、通常の部分での光量と胃角の部分のような特殊な部分での光量とを切り替えることで、ハレーションが起きた場合に光量を下げて、そのハレーション部を簡単な操作で容易に確認することのできる電子内視鏡装置が提案されている(特許文献1)。
また、ハレーション発生時に光量を調整する絞りを制御することのできる自動調光装置が提案されている(特許文献2)。
さらに、2つの内視鏡装置を使用して同一患部を処置する内視鏡システムにおいて、それぞれの内視鏡装置の照明光の光量を制御してハレーションの発生を抑制するシステムも提案されている(特許文献3)。
特開平4−235519号公報 特開平11−76157号公報 特開2005−279252号公報
しかしながら、ハレーション発生時に光量を調整する上記従来技術においては、いずれも単に光源の光量を減少させるため、画像全体でのハレーションの発生を抑制することができても、ハレーションを起こしていない領域が暗くなり、観察に不適な画像になる恐れがある。つまり、従来技術では、局所的なハレーションの発生の抑制と、ハレーションを起こしていない領域の適正な輝度の確保ができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、局所的なハレーション発生を適正に抑制すると共に、画像全体の明るさを最適に維持し、観察に最適な画像を得ることのできる内視鏡装置及びその調光制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の内視鏡装置は、管腔内の被写体に照明光を照射し前記被写体を撮像する内視鏡と、前記内視鏡からの前記被写体の撮像信号を信号処理して被写体画像を生成する信号処理装置とを備えた内視鏡装置において、前記内視鏡が撮像視野の全域に対し視野中心を基準に略点対称に前記照明光の第1の照明光を照射する第1の照明光照射手段と、前記撮像視野の中心部から周辺部にかけて偏在する複数の局所的領域のそれぞれに前記照明光の複数の第2の照明光を照射する第2の照明光照射手段と、前記第1の照明光及び/または前記第2の照明光が照射された前記被写体を撮像する撮像手段とを備え、前記信号処理装置が前記被写体画像上において前記局所的領域毎の輝度を計測する輝度計測手段と、前記輝度の計測結果に基づき前記第1の照明光照射手段及び/または前記第2の照明光照射手段の出射光量を制御する調光制御手段をと備えて構成される。
この請求項1に記載の内視鏡装置では、調光制御手段が輝度計測手段による輝度の計測結果に基づき第1の照明光照射手段及び/または第2の照明光照射手段の出射光量を制御することで、局所的なハレーション発生を適正に抑制すると共に、画像全体の明るさを最適に維持し、観察に最適な画像を得ることを可能とする。
また、請求項2に記載の内視鏡装置のように、請求項1に記載の内視鏡装置であって、前記調光制御手段が前記輝度計測手段が前記被写体画像上において所定範囲外の輝度となる前記局所的領域を検出した場合、少なくとも所定範囲外の輝度となった前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とするように、前記第1の照明光照射手段及び/または前記第2の照明光照射手段の出射光量を制御するように構成することができる。
さらに、請求項3に記載の内視鏡装置のように、請求項2に記載の内視鏡装置であって、前記調光制御手段が所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とすると共に、前記被写体画像全体の輝度を所定範囲内の輝度とするように、前記第1の照明光照射手段及び/または前記第2の照明光照射手段の出射光量を制御するように構成することができる。
さらにまた、請求項4に記載の内視鏡装置のように、請求項3に記載の内視鏡装置であって、前記第1の照明光照射手段を調光制御して所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とし、前記第2の照明光照射手段を調光制御して前記被写体画像全体の輝度を前記所定範囲内の輝度とするように構成することができる。
また、請求項5に記載の内視鏡装置のように、請求項3に記載の内視鏡装置であって、前記第2の照明光照射手段を調光制御して所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とし、前記第1の照明光照射手段を調光制御して前記被写体画像全体の輝度を前記所定範囲内の輝度とするように構成することができる。
前記所定範囲外の輝度は、前記被写体画像上においてハレーションが発生する輝度とすることが好ましい。
また、前記所定範囲外の輝度は、前記被写体画像上において明るさ不足が発生する輝度を含むことがより好ましい。
さらに、前記複数の第2の照明光照射手段を覆うバルーンと、前記バルーンを膨張及び収縮させるバルーン制御手段とをさらに備え、前記バルーンを前記第2の照明光が拡散透過する部材により構成することができる。
また、請求項9に記載の内視鏡装置の調光制御方法は、管腔内の被写体に照明光を照射し前記被写体を撮像する内視鏡と、前記内視鏡からの前記被写体の撮像信号を信号処理して被写体画像を生成する信号処理装置とを備えた内視鏡装置の調光制御方法において、撮像視野の全域に対し視野中心を基準に略点対称に前記照明光のうちの第1の照明光を照射する第1の照明ステップと、前記撮像視野の中心部から周辺部にかけて偏在する複数の局所的領域のそれぞれに前記照明光のうちの複数の第2の照明光を照射する第2の照明光照射ステップと、前記第1の照明光及び/または前記第2の照明光が照射された前記被写体を撮像する撮像ステップと、前記被写体画像上において前記局所的領域毎の輝度を計測する輝度計測ステップと、前記輝度の計測結果に基づき前記第1の照明光及び/または前記第2の照明光の光量を調整する調光ステップをと備えて構成される。
この内視鏡装置の調光制御方法では、調光ステップにて輝度計測ステップによる輝度の計測結果に基づき第1の照明光及び/または第2の照明光の光量を制御することで、局所的なハレーション発生を適正に抑制すると共に、画像全体の明るさを最適に維持し、観察に最適な画像を得ることを可能とする。
また、請求項10に記載の内視鏡装置の調光制御方法のように、請求項9に記載の内視鏡装置の調光制御方法であって、前記調光ステップが前記輝度計測ステップにて前記被写体画像上において所定範囲外の輝度となる前記局所的領域を検出した場合、少なくとも所定範囲外の輝度となった前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とするように、前記第1の照明光及び/または前記第2の照明光の光量を制御することができる。
さらに、請求項11に記載の内視鏡装置の調光制御方法のように、請求項10に記載の内視鏡装置の調光制御方法であって、前記調光ステップは、所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とすると共に、前記被写体画像全体の輝度を所定範囲内の輝度とするように、前記第1の照明光及び/または前記第2の照明光の光量を制御することができる。
さらにまた、請求項12に記載の内視鏡装置の調光制御方法のように、請求項11に記載の内視鏡装置の調光制御方法であって、前記調光ステップは、前記第1の照明光を調光制御して所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とし、前記第2の照明光を調光制御して前記被写体画像全体の輝度を前記所定範囲内の輝度とすることができる。
また、請求項13に記載の内視鏡装置の調光制御方法のように、請求項11に記載の内視鏡装置の調光制御方法であって、前記調光ステップは、前記第2の照明光を調光制御して所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とし、前記第1の照明光を調光制御して前記被写体画像全体の輝度を前記所定範囲内の輝度とすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、局所的なハレーション発生を適正に抑制すると共に、画像全体の明るさを最適に維持し、観察に最適な画像を得ることができるという効果がある。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る内視鏡装置の好ましい実施形態について詳細に説明する。
第1の実施形態:
図1は、本実施形態の内視鏡装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の内視鏡装置1は、内視鏡としての電子内視鏡2、信号処理装置としてのビデオプロセッサ3、光源装置4及びモニタ5を備えて構成される。
電子内視鏡2は、管腔内に挿入する挿入部21の先端内に固体撮像素子である例えば撮像手段としてのCCD23を備えている。また、電子内視鏡2は、挿入部21の内部に光源装置4からの第1の照明光としての照明光を伝送するための第1の照明光照射手段としてのライトガイド22を配設している。また、挿入部21の先端外周には、第2の照明光としての白色光を発光する複数、例えば4つの第2の照明光照射手段としての白色LED24a、24b、24c、24dが設けられている(図1では白色LED24b、24dは省略している)。
CCD23は、受光面側にカラーフィルタ(図示せず)を有し、光源装置4からの白色照明光及び白色LED24a、24b、24c、24dからの白色照明光が照射された被写体像を、例えばRGBのカラー画像、あるいは補色のカラー画像として撮像し、アンプを介して撮像信号をビデオプロセッサ3に伝送するようになっている。
なお、本実施形態では、CCD23にカラーフィルタ(図示せず)を設けてカラー画像を撮像する構成としているが、カラーフィルタを設けることなく白黒画像を得る電子内視鏡にも適用可能である。
この白色LED24a、24b、24c、24dは、バルーン25a、25b、25c、25dによりそれぞれ覆われている。このバルーン25a、25b、25c、25dは、光を拡散して透過する部材により構成されており、白色LED24a、24b、24c、24dから発生した白色光が、このバルーン25a、25b、25c、25dを透過することにより拡散され、面光源状態の発光となる。
ビデオプロセッサ3は、CCD23を駆動するCCDドライバ32と、白色LED24a、24b、24c、24dを独立に駆動するLEDドライバ31と、バルーン25a、25b、25c、25dを膨張/収縮させるバルーン制御部35と、CCD23からの撮像信号に対して前処理を行う映像前処理部33と、映像前処理部33にて前処理された映像信号により画像データを生成すると共に各種制御信号を生成する映像処理&制御部34とを備えて構成される。
映像前処理部33は、CCD23からの撮像信号を例えば相関2重サンプリング回路等によりサンプリングすると共に、ホワイトバランス処理、オートゲイン調整、A/D変換処理等の各種前処理を行い、映像信号を映像処理&制御部34に伝送する処理部であり、詳細な構成は公知であるので説明は省略する。
映像処理&制御部34は、映像前処理部33からの映像信号に対して、例えばカラー化処理(同時化処理を含む)、γ補正処理、輪郭強調処理、画像拡大・縮小処理等の各種画像処理を行って画像データを生成し、生成した画像データを、例えば標準的なTV信号に変換してモニタ5に出力することで、モニタに内視鏡画像を表示させるようになっている。なお、映像処理&制御部34における画像処理は公知であるので詳細な説明は省略するが、本実施例の特徴的な構成である映像処理&制御部34の調光制御構成の詳細については後述する。
光源装置4は、例えばキセノンランプ等から構成されるランプ部41と、ランプ部41にて発光される白色の照明光の光量を調整し、ライトガイド22の入射面に供給する絞り42とを備えて構成される。
図2及び図3は図1の電子内視鏡の挿入部の先端に設けられた白色LED及びバルーンを説明するための図であり、図2は挿入部先端の側面を示し、図3は挿入部の先端面を示している。
図2及び図3に示すように、白色LED24a、24b、24c、24dは、挿入部21の長手軸を中心とした放射状に挿入部の先端側面に90度間隔で配置されており、出射光軸方向は挿入部21の長手軸に平行に設定されている。また、各白色LED24a、24b、24c、24dは、バルーン25a、25b、25c、25dに覆われている。このバルーン25a、25b、25c、25dは、挿入部21が管腔内に挿入されて内視鏡検査が開始される際に、バルーン制御部35により収縮状態より膨張状態となり、白色LED24a、24b、24c、24dの発光がバルーン25a、25b、25c、25dから拡散照明となる。
挿入部21の先端面には、CCD23に像を結像させるための観察窓27と、ライトガイド22の出射面からの照明光を照射するための照明窓26a,26bと、処置具等を挿入部21を介して先端前方に突出させるためのチャンネルの開口部28とが設けられており、上述したように、バルーン25a、25b、25c、25dに覆われた白色LED24a、24b、24c、24dが挿入部21の先端側面に配置される。
図4は図1のビデオプロセッサの映像処理&制御部の制御構成を示すブロック図である。映像処理&制御部34は、映像信号処理部341、輝度計測手段としての輝度計測部342、調光制御手段としての調光制御部343、メイン照明調光部344及びサブ照明調光部345を備えて構成される。なお、本実施形態の特徴的構成である映像処理&制御部34の調光制御構成は、輝度計測部342、調光制御部343、メイン照明調光部344、サブ照明調光部345よりなる。
映像信号処理部341は、上述したように、映像前処理部33からの処理信号に対して、例えばカラー化処理(同時化処理を含む)、γ補正処理、輪郭強調処理、画像拡大・縮小処理等の各種画像処理を行って画像データを生成し、生成した画像データを、例えば標準的なTV信号に変換してモニタ5に出力する、公知の映像信号処理を行う処理部である。
輝度計測部342は、映像信号処理部341における画像化処理において生成された画像データの輝度を計測する計測部である。図5は図4の輝度計測部が計測する輝度を説明するための図であって、輝度計測部342は、図5に示すように、全画像領域5Aを複数の領域、例えば4つの計測領域(第1領域、第2領域、第3領域、第4領域)に分割して、領域毎の輝度データの平均値(あるいは総量)を計測(算出)する。
なお、ライトガイド22の出射面からの照明光を照射するための照明窓26a,26bから出射したライトガイド22を介した光源装置4からの照明光(以下、メイン照明光と記す)は、この4つの計測領域(第1領域、第2領域、第3領域、第4領域)の全域に照射されることになるが、各白色LED24a、24b、24c、24dからの各照明光(以下、サブ照明光と記す)の照明領域は、この4つの計測領域(第1領域、第2領域、第3領域、第4領域)に対応した領域となる。この照明領域がCCD23の撮像視野の中心部から周辺部にかけて偏在する複数の局所的領域となる。
なお、本実施形態では、白色LEDを4つとして説明しているが、これに限らず、CCD23の撮像視野の中心部から周辺部にかけて偏在する複数の局所的領域のそれぞれに照射するように複数の白色LEDを設ければよく、白色LEDの数は4つに限らない。この場合、白色LEDの照明領域、すなわち局所的領域に対応して、輝度計測部342は、全画像領域5Aを複数の計測領域に分割して、計測領域毎の輝度データの平均値(あるいは総量)を計測(算出)する。
調光制御部343は、輝度計測部342が計測した領域毎の輝度データの平均値(あるいは総量)を所定の閾値と比較して、例えばCCD23のダイナミックレンジを超えたハレーション領域の発生あるいは観察に不適な暗い領域の発生を上記の領域毎に判定し、メイン照明調光部344及びサブ照明調光部345を制御するものである。
メイン照明調光部344は、調光制御部343の制御に基づき、光源装置4の絞り42を制御し、メイン照明光の光量(以下、メイン照明光量と記す)を調整する。また、サブ照明調光部345は、調光制御部343の制御に基づき、LEDドライバ31を制御し、白色LED24a、24b、24c、24dによるサブ照明光の光量(以下、サブ照明光量と記す)を調整する。
このように構成された本実施形態の作用を図6のフローチャートに基づいて説明する。図6は図4の映像処理&制御部の作用を説明するフローチャートである。
術者が内視鏡装置1の各部の電源をオンすると、図6に示すように、調光制御部343は、メイン照明調光部344及びサブ照明調光部345を制御して、メイン照明光量及びサブ照明光量を所定のデフォルト値に設定する(ステップS1)。
そして、バルーン制御部35がバルーン25a、25b、25c、25dを膨張させた状態で、術者が挿入部21を患者の体腔内へ挿入することで、体腔内の撮像が開始される(ステップS2)。なお、挿入中および観察部位におけるバルーンは、その膨張度合いを連続的に制御できることはいうまでもない。この段階では体腔内は、メイン照明光により視野の全領域が照明され、白色LED24a、24b、24c、24dによる各サブ照明光により視野の4つの領域(第1領域、第2領域、第3領域、第4領域)のそれぞれが照明されることとなる。
撮像が開始されると、輝度計測部342は、図5で説明した領域毎の撮像画像の輝度を計測し、計測結果を調光制御部343に出力する(ステップS3)。調光制御部343は、輝度計測部342からの計測結果に基づいて、計測した光量の平均値(あるいは総量)と所定の第1の閾値とを比較し、各領域でのハレーション発生の有無を判定する(ステップS4)。ハレーションの発生領域があると判断すると、調光制御部343はサブ照明調光部345を制御し、サブ照明調光部345がハレーション領域に対応したサブ照明光量を低下させる(ステップS5)。なお、調光制御部343がハレーションの発生領域がないと判断すると、処理は後述するステップS8に移行する。
図7は図4の調光制御部による画像上に発生したハレーション領域の特定を説明するための図である。また、図8は白色LEDを図4の領域に対応させるために白色LEDの配置を挿入部の基端側から先端側にみた図である。例えば図7に示すように、画像5A上にハレーション50が発生している場合、調光制御部343は、ステップS5にて、輝度計測部342からの計測結果に基づいて、ハレーション50の発生を認識すると共に、ハレーションが発生している領域を特定する。この図7の場合、調光制御部343は、画像5A上にハレーション50が、図5における第4領域に発生していることを特定する。そして、調光制御部343はサブ照明調光部345を制御し、図8に示すように、サブ照明調光部345が第4領域に対応する白色LED24bの発光光量(サブ照明光量)を低下させる。
図6に戻り、ステップS5の処理の後、輝度計測部342は、4つの領域(第1領域、第2領域、第3領域、第4領域)の各領域の輝度を計測し、計測結果を調光制御部343に出力する。調光制御部343は、輝度計測部342からの計測結果に基づいて、計測した光量の平均値(あるいは総量)と前記の第1の閾値とを比較し、各領域でのハレーション発生の有無を判定し、ハレーション発生が継続しているかどうか判断する(ステップS6)。
ハレーション発生が継続している場合、調光制御部343は、メイン照明調光部344を制御し、メイン照明調光部344がメイン照明光量を低下させ、ハレーションの発生を解消する(ステップS7)。
なお、調光制御部343がステップS6においてハレーション発生は解消されたと判断すると、処理は次段のステップS8に移行する。
次に、輝度計測部342は、4つの領域(第1領域、第2領域、第3領域、第4領域)の各領域の輝度を計測し、計測結果を調光制御部343に出力する。調光制御部343は、輝度計測部342からの計測結果に基づいて、計測した光量の平均値(あるいは総量)と所定の第2の閾値とを比較し、所定の輝度に達していない、画像が暗い低輝度領域の発生の有無を判定する(ステップS8)。
低輝度領域の発生があると判定すると、調光制御部343はサブ照明調光部345を制御し、サブ照明調光部345がハレーション領域に対応していないサブ照明光量を増加させる(ステップS9)。例えば上記説明ではハレーション領域が第4領域であったため(図5及び図7参照)、低輝度領域の発生があると判定すると、調光制御部343はサブ照明調光部345を制御し、第1領域、第2領域、第3領域に対応している白色LED24a、24d、24c(図8参照)の発光光量を増加させる。
そして、映像処理&制御部34は、術者による検査終了指示を確認する(ステップS10)まで、上記ステップS3〜ステップS9の処理を繰り返す。
なお、上記説明では、ハレーション領域を例えば第4領域として説明したが、このようにハレーション領域が特定の領域(例えば第4領域)に限定されるとは限らず、例えば図9に示すような画像5A上の位置にハレーション50が発生した場合は、調光制御部343はステップS5において、画像5A上にハレーション50が複数の領域にわたり発生、すなわち図5における第1領域及び第4領域に発生していることを特定する。そして、調光制御部343はサブ照明調光部345を制御し、サブ照明調光部345が第1領域及び第4領域に対応する白色LED24a、24bの発光光量(サブ照明光量)を低下させる。このとき、調光制御部343は、例えばハレーション50が占める各領域の面積に基づいて、白色LED24a、24dそれぞれの発光光量を低下させる光量配分を決定し、サブ照明調光部345を制御する。また、ステップS8において低輝度領域の発生があると判定すると、調光制御部343はステップS9にてサブ照明調光部345を制御し、ハレーション領域に対応していない第2領域、第3領域に対応している白色LED24b、24c(図8参照)の発光光量を増加させる。
このように本実施形態の内視鏡装置では、以下のような効果を得ることができる。
(1)光源装置からの照明光をメイン照明光とし、挿入部の先端側面に設けた複数の白色LEDが発光する白色光をサブ照明光として、メイン照明光及びサブ照明光をデフォルトの光量にて被写体に照射してCCDにて撮像した際に、撮像画像上に局所的なハレーションが発生した場合、サブ照明光の光量及びメイン照明光の光量を減少させるので、適切にハレーションを解消できる。
(2)また、本実施形態では、サブ照明光の光源である複数の白色LEDの照明領域と、ハレーションの発生領域を関連つけてサブ照明光の光量を減少させるので、効果的に局所的なハレーションを解消することができる。
(3)さらに、ハレーションの発生領域が白色LEDの複数の照明領域にまたがる際には、白色LEDの複数の照明領域におけるハレーションの発生領域の面積に応じて、サブ照明光の光量減少配分を決定するので、より効果的に局所的なハレーションを解消することができる。
(4)さらにまた、本実施形態では、局所的なハレーションを適正に解消した後に、画像に輝度不足領域が発生していると判断した場合には、光量減少させていない白色LEDの光量を増加させることで、画像全体の輝度を確保することができ、この結果、局所的なハレーションがなく適切な明るさの、観察に最適な画像を得ることが可能となる。
なお、本実施形態では、バルーン25a、25b、25c、25dを光を拡散して透過する部材により構成しているので、白色LED24a、24b、24c、24dから発生した白色光が、このバルーン25a、25b、25c、25dを透過することにより拡散され、面光源状態の発光となり、白色LED24a、24b、24c、24dが照射する領域に一様なサブ照明光を照射することができ、サブ照明光によるハレーションの発生を効果的に抑制できるという効果がある。
また、本実施形態では、メイン照明光は、光源装置4のランプ部41からの光をライトガイド22により伝送した照明光としたがこれに限らず、例えば照明窓26a、26bを介して白色光を照射するようにメイン白色LED(図示せず)を挿入部21の先端に配置し、LEDドライバ31によりこのメイン白色LEDを駆動すると共に、メイン照明調光部344が光源装置4の絞り42の代わりに、LEDドライバ31を制御するようにしても、本実施形態と同様な作用・効果を得ることができる。この場合、光源装置4が不要となり、また、挿入部21にライトガイド22を挿通させる必要がないため、挿入部21をより細径化できると共に、内視鏡装置1の装置構成が簡略化できるという効果がある。
なお、本実施形態では、光源装置4からの照明光であるメイン照明光及び複数の白色LED24a、24b、24c、24dからの白色光であるサブ照明光を共に、挿入部21の体腔内挿入開始時より点灯するとしたが、これに限らない。すなわち、バルーン25a、25b、25c、25dをバルーン制御部35により収縮状態に保った状態で、挿入部21の体腔内への挿入を開始し、この開始時はメイン照明光のみ点灯し、調光制御部343はメイン照明光のみの発光で局所的なハレーションが発生したことを検出した場合、メイン照明調光部344を制御しメイン照明光の光量を減少させて局所的なハレーションの発生を回避(抑制)する。その後、調光制御部343はメイン照明光の光量減少により低輝度領域が生じたことを検出することにより、バルーン制御部35によりバルーン25a、25b、25c、25dを膨張状態として、サブ照明調光部345を制御し対応するサブ照明光を発光させ、かつサブ照明光の光量を調光することで、画像全体の輝度を適切なレベルに保持するようにしてもよい。
第2の実施形態:
本実施形態は、第1の実施形態と構成は同じであって、映像処理&制御部34の処理のみが異なるので、異なる点のみ説明する。
図10は本実施形態の映像処理&制御部の作用を説明するフローチャートである。
本実施形態では、図10に示すように、図6において説明したステップS1〜ステップS3の処理の後、映像処理&制御部34は、輝度計測部342からの計測結果に基づいて、計測した光量の平均値(あるいは総量)と(第1の実施形態で説明した)所定の第2の閾値とを比較し、各領域での低輝度領域の発生の有無を判定する(ステップS41)。低輝度領域の発生があると判断すると、調光制御部343はサブ照明調光部345を制御し、サブ照明調光部345が低輝度領域に対応したサブ照明光量を増加させる(ステップS51)。なお、調光制御部343が低輝度領域の発生がないと判断すると、処理は後述するステップS81に移行する。
その後、輝度計測部342は、4つの領域(第1領域、第2領域、第3領域、第4領域)の各領域の輝度を計測し、計測結果を調光制御部343に出力する。調光制御部343は、輝度計測部342からの計測結果に基づいて、計測した光量の平均値(あるいは総量)と前記の第2の閾値とを比較し各領域での低輝度領域発生の有無を判定し、低輝度領域発生が継続しているかどうか判断する(ステップS61)。
低輝度領域発生が継続している場合、調光制御部343は、メイン照明調光部344を制御し、メイン照明調光部344がメイン照明光量を増加させ、低輝度領域の発生を解消する(ステップS71)。
なお、調光制御部343がステップS61において低輝度領域発生は解消されたと判断すると、処理は次段のステップS81に移行する。
次に、輝度計測部342は、4つの領域(第1領域、第2領域、第3領域、第4領域)の各領域の輝度を計測し、計測結果を調光制御部343に出力する。調光制御部343は、輝度計測部342からの計測結果に基づいて、計測した光量の平均値(あるいは総量)と(第1の実施形態で説明した)所定の第1の閾値とを比較し、ハレーションの発生の有無を判定する(ステップS81)。
ハレーションの発生があると判定すると、調光制御部343はサブ照明調光部345を制御し、サブ照明調光部345が低輝度領域に対応していないサブ照明光量を低下させ(ステップS91)、ステップS10に進む。
このように本実施形態においても、低輝度領域発生とハレーション発生に対する処理の流れが第1の実施形態と異なるだけで、第1の実施形態と同様に、局所的なハレーション発生を適正に抑制すると共に、画像全体の明るさを最適に維持し、観察に最適な画像を得ることができる。
なお、上記各実施形態では、白色LED24a、24b、24c、24d毎にバルーン25a、25b、25c、25dを設け、かつバルーン全体を光を拡散して透過する部材により構成するとしたが、これに限らず、以下の変形例1または2のようにバルーンを構成してもよい。
(変形例1)
図11に示すように、バルーン25a、25b、25c、25dを2つの部材から構成し、白色LED24a、24b、24c、24dの出射側の一方(前方)側の部材251は光を拡散して透過する部材とし、他方(後方)側の部材252を光を透過させない不透過部材としてもよく、この場合、バルーンの一方(前方)側のみが光を拡散透過するので、光量のロスを低減させることができる。なお、バルーンの他方(後方)側の内膜を光反射性膜とすることで、さらに光量のロスを低減させることができる。
(変形例2)
図12に示すように、1つのバルーン253を用い、内部を4つに分割し(間仕切り部分は不透過部材)、分割した内部領域253a〜253dに白色LED24a、24b、24c、24dが配置されるようにバルーン253を構成してもよい。この場合バルーン253は、バルーン全体を光を拡散して透過する部材により構成する、あるいは変形例1のように出射側の一方(前方)側の部材は光を拡散して透過する部材とし、他方(後方)側の部材を光を透過させない不透過部材とすることで、各実施形態または変形例1と同様な効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態では、バルーン25a、25b、25c、25dを設けることが好ましいが、必ずしもバルーン25a、25b、25c、25dは必要としない。例えば白色LED24a、24b、24c、24dの出射面に光拡散フィルタを設け、あるいは光拡散コーティングを施し、面発光状態を実現することで、上記各実施形態と同様な作用・効果を得ることができる。
また、白色LED24a、24b、24c、24dを挿入部21の先端側面に配置するとしたが、これに限らず、例えば白色LED24a、24b、24c、24dを挿入部21の先端側内面壁に設け、挿入部21の先端面に第2の照明光の出射窓等を設けるようにしてもよい。
なお、上記各実施形態においては、調光制御部343におけるハレーション部/低輝度部の判定は、画素レベルで輝度をチェックし、その面積で判定するようにしてもよい。また、メイン照明光およびサブ照明光における光量制御において、光量調整幅を小刻みに行い、輝度が所定範囲内(ハレーション領域及び低輝度領域を発生させない輝度領域内)になるまで計測と光量制御を繰返し行うことでもよい。
以上、本発明の内視鏡装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
第1の実施形態に係る内視鏡装置の構成を示すブロック図 図1の電子内視鏡の挿入部の先端に設けられた白色LED及びバルーンを説明するための挿入部先端の側面を示す図 図1の電子内視鏡の挿入部の先端に設けられた白色LED及びバルーンを説明するための挿入部の先端面を示す図 図1のビデオプロセッサの映像処理&制御部の制御構成を示すブロック図 図4の輝度計測部が計測する輝度を説明するための図 図4の映像処理&制御部の作用を説明するフローチャート 図4の調光制御部による画像上に発生したハレーション領域の特定を説明するための図 白色LEDを図4の領域に対応させるために白色LEDの配置を挿入部の基端側から先端側にみた図 図7のハレーション領域の変形例を説明する図 第2の実施形態に係る映像処理&制御部の作用を説明するフローチャート 各実施形態のバルーンの変形例1を示す図 各実施形態のバルーンの変形例2を示す図
符号の説明
1…内視鏡装置、2…電子内視鏡(内視鏡)、3…ビデオプロセッサ(信号処理装置)、4…光源装置、5…モニタ、21…挿入部、22…ライトガイド(第1の照明光照射手段)、23…CCD(撮像手段)、24a、24b、24c、24d…白色LED(第2の照明光照射手段)、25a、25b、25c、25d…バルーン、31…LEDドライバ、32…CCDドライバ、33…映像前処理部、34…映像処理&制御部、35…バルーン制御部、41…ランプ部、42…絞り、341…映像信号処理部、342…輝度計測部(輝度計測手段)、343…調光制御部(調光制御手段)、344…メイン照明調光部、345…サブ照明調光部

Claims (13)

  1. 管腔内の被写体に照明光を照射し前記被写体を撮像する内視鏡と、前記内視鏡からの前記被写体の撮像信号を信号処理して被写体画像を生成する信号処理装置とを備えた内視鏡装置において、
    前記内視鏡は、
    撮像視野の全域に対し視野中心を基準に略点対称に前記照明光のうちの第1の照明光を照射する第1の照明光照射手段と、前記撮像視野の中心部から周辺部にかけて偏在する複数の局所的領域のそれぞれに前記照明光のうちの複数の第2の照明光を照射する第2の照明光照射手段と、前記第1の照明光及び/または前記第2の照明光が照射された前記被写体を撮像する撮像手段とを備え、
    前記信号処理装置は、
    前記被写体画像上において前記局所的領域毎の輝度を計測する輝度計測手段と、前記輝度の計測結果に基づき前記第1の照明光照射手段及び/または前記第2の照明光照射手段の出射光量を制御する調光制御手段をと備えた
    ことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記調光制御手段は、前記輝度計測手段が前記被写体画像上において所定範囲外の輝度となる前記局所的領域を検出した場合、少なくとも所定範囲外の輝度となった前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とするように、前記第1の照明光照射手段及び/または前記第2の照明光照射手段の出射光量を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記調光制御手段は、所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とすると共に、前記被写体画像全体の輝度を所定範囲内の輝度とするように、前記第1の照明光照射手段及び/または前記第2の照明光照射手段の出射光量を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記調光制御手段は、前記第1の照明光照射手段を調光制御して所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とし、前記第2の照明光照射手段を調光制御して前記被写体画像全体の輝度を前記所定範囲内の輝度とする
    ことを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
  5. 前記調光制御手段は、前記第2の照明光照射手段を調光制御して所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とし、前記第1の照明光照射手段を調光制御して前記被写体画像全体の輝度を前記所定範囲内の輝度とする
    ことを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
  6. 前記所定範囲外の輝度は、前記被写体画像上においてハレーションが発生する輝度である
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の内視鏡装置。
  7. 前記所定範囲外の輝度は、前記被写体画像上において明るさ不足が発生する輝度を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の内視鏡装置。
  8. 前記複数の第2の照明光照射手段を覆うバルーンと、前記バルーンを膨張及び収縮させるバルーン制御手段とをさらに備え、
    前記バルーンは前記第2の照明光を拡散透過する部材により構成される
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の内視鏡装置。
  9. 管腔内の被写体に照明光を照射し前記被写体を撮像する内視鏡と、前記内視鏡からの前記被写体の撮像信号を信号処理して被写体画像を生成する信号処理装置とを備えた内視鏡装置の調光制御方法において、
    撮像視野の全域に対し視野中心を基準に略点対称に前記照明光のうちの第1の照明光を照射する第1の照明ステップと、
    前記撮像視野の中心部から周辺部にかけて偏在する複数の局所的領域のそれぞれに前記照明光のうちの複数の第2の照明光を照射する第2の照明光照射ステップと、
    前記第1の照明光及び/または前記第2の照明光が照射された前記被写体を撮像する撮像ステップと、
    前記被写体画像上において前記局所的領域毎の輝度を計測する輝度計測ステップと、
    前記輝度の計測結果に基づき前記第1の照明光及び/または前記第2の照明光の光量を調整する調光ステップを
    と備えたことを特徴とする内視鏡装置の調光制御方法。
  10. 前記調光ステップは、前記輝度計測ステップにて前記被写体画像上において所定範囲外の輝度となる前記局所的領域を検出した場合、少なくとも所定範囲外の輝度となった前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とするように、前記第1の照明光及び/または前記第2の照明光の光量を制御する
    ことを特徴とする請求項9に記載の内視鏡装置の調光制御方法。
  11. 前記調光ステップは、所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とすると共に、前記被写体画像全体の輝度を所定範囲内の輝度とするように、前記第1の照明光及び/または前記第2の照明光の光量を制御する
    ことを特徴とする請求項10に記載の内視鏡装置の調光制御方法。
  12. 前記調光ステップは、前記第1の照明光を調光制御して所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とし、前記第2の照明光を調光制御して前記被写体画像全体の輝度を前記所定範囲内の輝度とする
    ことを特徴とする請求項11に記載の内視鏡装置の調光制御方法。
  13. 前記調光ステップは、前記第2の照明光を調光制御して所定範囲外の輝度となる前記局所的領域の輝度を所定範囲内の輝度とし、前記第1の照明光を調光制御して前記被写体画像全体の輝度を前記所定範囲内の輝度とする
    ことを特徴とする請求項11に記載の内視鏡装置の調光制御方法。
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