JP2010066924A - クリティカル復旧作業判定システム、方法及びプログラム - Google Patents

クリティカル復旧作業判定システム、方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010066924A
JP2010066924A JP2008231428A JP2008231428A JP2010066924A JP 2010066924 A JP2010066924 A JP 2010066924A JP 2008231428 A JP2008231428 A JP 2008231428A JP 2008231428 A JP2008231428 A JP 2008231428A JP 2010066924 A JP2010066924 A JP 2010066924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manufacturing process
period
work
recovery
production
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008231428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5282496B2 (ja
Inventor
Kiyo Fukushima
紀代 副島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2008231428A priority Critical patent/JP5282496B2/ja
Publication of JP2010066924A publication Critical patent/JP2010066924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5282496B2 publication Critical patent/JP5282496B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定する。
【解決手段】クリティカル復旧作業判定システム1であって、各工程生産期間記憶部40と、各復旧作業内容記憶部42と、各復旧作業期間記憶部44と、生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するクリティカル復旧作業判定部28と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するクリティカル復旧作業判定システム、方法及びプログラムに関する。
地震や水害等の災害等によって生産施設が損傷を被ると、その修繕費用のみならず、生産活動が停止することによる損失など、多大な損失を被ることになる。したがって、災害発生後は素早い生産活動の再開が望まれる。
一方で、生産施設においては、複数の製造工程が組み合わされて生産が行われていることが多い。そして、それぞれの製造工程の生産活動を再開するための復旧作業には、速やかに完了できるものもあれば、長い期間を要するものもある。したがって、災害発生後から生産活動再開までの期間を最短化するためには、何れの復旧作業が復旧に時間を要し、生産活動再開までの期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業であるかを的確に把握することが重要である。
ところで、特許文献1には、地震による生産施設の損傷を評価するとともに、生産施設の復旧に要する日数や損失額を評価する技術が開示されている。しかし、この技術では、どの復旧作業が時間を要するか、どのような手順で行えば効率的に生産施設の復旧ができるかについては明らかにしていない。
特開2007−148547号公報
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に示す発明は、複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、前記各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、前記最初の復旧作業開始から前記生産施設の生産活動再開までに要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するクリティカル復旧作業判定システムであって、
前記各製造工程のそれぞれについて、前記製造工程において生産に要する期間を記憶する各工程生産期間記憶部と、
前記各製造工程のそれぞれについて、必要な復旧作業を示す情報を前記各製造工程に対応付けて記憶する各復旧作業内容記憶部と、
前記各復旧作業に要する期間を前記各復旧作業に対応付けて記憶する各復旧作業期間記憶部と、
前記各工程生産期間記憶部の記憶する前記製造工程において生産に要する期間と、前記各復旧作業内容記憶部が記憶する必要な復旧作業を示す情報と、各復旧作業期間記憶部が記憶する前記各復旧作業に要する期間とに基づいて、前記生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するクリティカル復旧作業判定部と、
を備えることを特徴とするクリティカル復旧作業判定システムである。
請求項2に示す発明は、請求項1に記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
第1番目の製造工程について、前記各復旧作業内容記憶部が記憶した前記第1番目の製造工程の復旧に必要な復旧作業を示す情報と、前記各復旧作業期間記憶部が記憶した各復旧作業に要する期間とに基づいて、前記第1番目の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間を算出する第1製造工程再開期間算出部と、
第2番目の製造工程から最終の製造工程までの各製造工程について、第2番目の製造工程から順に、当該製造工程の直前の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間と、前記各工程生産期間記憶部が記憶した当該製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間と、前記各復旧作業内容記憶部が記憶した当該製造工程の復旧に必要な復旧作業を示す情報と、前記各復旧作業期間記憶部が記憶した各復旧作業に要する期間とに基づいて、当該製造工程の生産活動再開に最低限要する期間を算出する第2製造工程再開期間算出部と、
前記第2製造工程再開期間算出部が算出した前記最終製造工程の生産活動再開に要する期間と、前記各工程生産期間記憶部が記憶した前記最終製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間とに基づいて、前記最終製造工程の生産活動再開に影響を与えないようにするために前記最終製造工程の直前の製造工程の生産活動を再開しなければならない前記災害発生時点から起算して最も遅い時点を算出する第3製造工程再開期間算出部と、
前記最終製造工程の2つ手前の製造工程から前記第1番目の製造工程への順に、当該製造工程の2つ後ろの製造工程の生産活動再開に影響を与えないようにするために当該製造工程の直後の製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点と、前記各工程生産期間記憶部が記憶した当該製造工程において生産に要する期間とに基づいて、当該製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点を算出する第4製造工程再開期間算出部と、を備え、
前記クリティカル復旧作業判定部は、
前記第1製造工程再開期間算出部及び前記第2製造工程再開期間算出部が算出した前記各製造工程の生産活動再開に最低限要する期間と、前記第3製造工程再開期間算出部及び前記第4製造工程再開期間算出部が算出した前記各製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点とに基づいて、前記生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システムである。
請求項3に示す発明は、請求項2に記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
前記第1製造工程再開期間算出部は、前記第1番目の製造工程の復旧に必要な各復旧作業のうち最も期間を要する復旧作業の期間を前記第1番目の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間として算出し、
前記第2製造工程再開期間算出部は、当該製造工程の直前の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間と各工程生産期間記憶部が記憶した当該製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間との和の期間と、当該製造工程の復旧に必要な各復旧作業の期間とのうち最も長い期間を製造工程の生産活動再開に最低限要する期間として算出し、
前記第3製造工程再開期間算出部は、前記第2製造工程再開期間算出部が算出した前記最終製造工程の生産活動再開に要する期間から、前記各工程生産期間記憶部が記憶した前記最終製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間を差し引くことにより、前記最終製造工程の直前の製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点を算出し、
前記第4製造工程再開期間算出部は、前記最終製造工程の2つ手前の製造工程から前記第1番目の製造工程への順に、当該製造工程の直後の製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点から、前記各工程生産期間記憶部が記憶した当該製造工程において生産に要する期間を差し引くことにより、当該製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点を算出することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システムである。
請求項4に示す発明は、請求項2又は3に記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
前記クリティカル復旧作業判定部は、全ての製造工程についてそれぞれ、前記災害発生時点から前記第3製造工程再開期間算出部又は前記第4製造工程再開期間算出部が算出した前記各製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点までの期間から、第1製造工程再開期間算出部又は第2製造工程再開期間算出部が算出した前記各製造工程の生産活動再開に最低限要する期間を差し引いた差分が0である場合には、当該製造工程の直前の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間と各工程生産期間記憶部が記憶した当該製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間との和の期間と、当該製造工程の復旧作業のうち最も期間を要するものがクリティカル復旧作業であると判定することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システムである。
請求項5に示す発明は、請求項1〜4の何れかに記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
前記クリティカル復旧作業判定部が判定したクリティカル復旧作業について災害対策を講じた場合の前記各復旧作業に要する期間の入力を受付ける入力受付部を備え、
前記各復旧作業内容記憶部は、前記災害対策を講じた場合の前記各製造工程のそれぞれについて、必要な復旧作業を示す情報を記憶し、
前記各復旧作業期間記憶部は、前記災害対策を講じた場合の前記各復旧作業に要する期間を前記各復旧作業に対応付けて記憶し、
前記クリティカル復旧作業判定部は、前記災害対策を講じた場合について、前記生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システムである。
請求項6に示す発明は、請求項1〜4の何れかに記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
前記各製造工程の復旧に必要な各復旧作業の内訳作業を示す情報を前記各製造工程を示す情報に対応付けて記憶する各復旧作業内訳作業記憶部と、
前記各復旧作業の内訳作業に要する期間を前記内訳作業を示す情報に対応付けて記憶する内訳作業期間記憶部と、
前記各復旧作業内訳作業記憶部が記憶する前記各復旧作業の内訳作業を示す情報と、前記内訳作業期間記憶部が記憶する前記各復旧作業の内訳作業に要する期間とに基づいて、前記各復旧作業に要する期間を算出する各復旧作業期間算出部と、
を備え、
前記各復旧作業期間記憶部は、前記各復旧作業期間算出部が算出した前記各復旧作業に要する期間を記憶することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システムである。
請求項7に示す発明は、請求項6に記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
前記各復旧作業期間算出部は、前記各復旧作業の内訳作業に要する期間のうち最長の内訳作業の期間を前記各復旧作業に要する期間として算出することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システムである。
請求項8に示す発明は、請求項6又は7に記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
前記クリティカル復旧作業判定部が判定したクリティカル復旧作業について災害対策を講じた場合の前記各復旧作業の内訳作業に要する期間の入力を受付ける入力受付部を備え、
前記各復旧作業内訳作業記憶部は、前記入力受付部が入力を受付けた前記所定の災害の対策を講じた場合の前記各復旧作業の内訳作業に要する期間を記憶し、
前記各復旧作業期間算出部、前記各製造工程復旧期間算出部、及び前記クリティカル復旧作業判定部は、前記所定の災害の対策を講じた場合について、算出又は判定することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システムである。
請求項9に示す発明は、複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、前記各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、前記最初の復旧作業開始から前記生産施設の生産活動再開までに要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するクリティカル復旧作業判定方法であって、
前記各製造工程のそれぞれについて、前記製造工程において生産に要する期間を記憶する各工程生産期間記憶部と、
前記各製造工程のそれぞれについて、必要な復旧作業を示す情報を前記各製造工程に対応付けて記憶する各復旧作業内容記憶部と、
前記各復旧作業に要する期間を前記各復旧作業に対応付けて記憶する各復旧作業期間記憶部と、
を備えるコンピュータが、
前記各工程生産期間記憶部の記憶する前記製造工程において生産に要する期間と、前記各復旧作業内容記憶部が記憶する必要な復旧作業を示す情報と、各復旧作業期間記憶部が記憶する前記各復旧作業に要する期間とに基づいて、前記生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するステップを含むことを特徴とするクリティカル復旧作業判定方法である。
請求項10に示す発明は、複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、前記各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、前記最初の復旧作業開始から前記生産施設の生産活動再開までに要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するクリティカル復旧作業判定プログラムであって、
前記各製造工程のそれぞれについて、前記製造工程において生産に要する期間を記憶する各工程生産期間記憶部と、
前記各製造工程のそれぞれについて、必要な復旧作業を示す情報を前記各製造工程に対応付けて記憶する各復旧作業内容記憶部と、
前記各復旧作業に要する期間を前記各復旧作業に対応付けて記憶する各復旧作業期間記憶部と、
を備えるコンピュータに、
前記各工程生産期間記憶部の記憶する前記製造工程において生産に要する期間と、前記各復旧作業内容記憶部が記憶する必要な復旧作業を示す情報と、各復旧作業期間記憶部が記憶する前記各復旧作業に要する期間とに基づいて、前記生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するステップを実行させることを特徴とするクリティカル復旧作業判定プログラムである。
複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定することができる。
===第1実施形態===
複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するクリティカル復旧作業判定システム1は、例えば、災害発生後の生産活動の早期再開のための復旧作業の計画作成や、既存の生産施設の効果的な補強計画作成の支援に用いることができる。
図1は、第1実施形態のクリティカル復旧作業判定システム1を用いる対象となる生産施設の製造工程と、それぞれの製造工程の復旧に必要な復旧作業について説明するアローダイヤグラムである。
同図に示すように、この生産施設は、工程順に製造工程A〜Hの8つの製造工程からなる。
製造工程Aは、特許請求の範囲でいう「第1番目の製造工程」に相当し、原料の投入を受けて中間生成物Aを製造する工程である。製造工程Aには、原料及び所定の施設・機器の他、電気、通信、データのライフラインの供給が必要となっている。
製造工程Bは、第2番目の製造工程であり、中間生成物Aの投入を受けて中間生成物Bを製造する工程である。製造工程Bには、中間生成物A及び所定の施設・機器の供給の他、電気、ガス、水道、通信、データのライフラインの供給が必要となっている。
以下、同様に、各製造工程C〜Gは、直前の製造工程で製造される中間生成物を加工・移送等することにより、新たに中間生成物を製造する。また、各製造工程C〜Gには、中間生成物B〜Fの供給及び所定の施設・機器の他、電気、ガス、水道、通信、データ等のライフラインの供給がそれぞれ必要となっている。
製造工程Hは、最終の製造工程であり、中間生成物Gの投入を受けて完成品を製造する工程である。また、製造工程Hには、中間生成物Gの供給及び所定の施設・機器の他、電気、ガス、水道、通信、データのライフラインの供給が必要となっている。
以上のような製造工程A〜Hを有する生産施設が、地震等の災害が発生しそれぞれの製造工程が損失を被った場合には、同図に示すように生産活動を再開するために復旧作業X01〜X08、復旧作業X91〜X95が必要となる。
復旧作業X01〜X08は、同図に示すように地震等の災害が発生しそれぞれの製造工程が損失を被った場合に、それぞれの製造工程A〜Hに係る施設・機器等を復旧させるための復旧作業である。また、復旧作業X91〜X95は、電気(X91)、ガス(X92)、水道(X93)、通信(X94)、データ(X95)のライフラインについての復旧作業である。
同図に示すように、製造工程Aの生産活動を再開するためには、復旧作業X01により製造工程Aの施設・機器等の復旧完了が必要となるだけでなく、復旧作業X91、復旧作業X94、復旧作業X95が完了し、電気、通信、データのライフラインの供給が確保されることが必要である。同様に、各製造工程B〜Hの生産活動を再開するためには、各復旧作業X02〜X08が必要となるだけでなく、復旧作業X91〜X95によりライフラインの供給が確保されることが必要である。
図2は、本発明の一実施形態であるクリティカル復旧作業判定システム1のハードウェア構成を示す図である。クリティカル復旧作業判定システム1は、PC(Personal Computer)やサーバ等のコンピュータと周辺機器とが接続されることにより構成され、CPU(Central Processing Unit)10、メモリ11、記憶手段12、記録媒体読取手段13、通信インターフェイス14、入力手段15、出力手段16等を備えている。
CPU10は、記憶手段12に記憶されているプログラムをメモリ11に読み出して実行する。メモリ11は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等である。記憶手段12は、例えばハードディスクドライブ等である。記録媒体読取手段13は、例えばCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体17に記録されたプログラムやデータを読み取るドライブ装置である。通信インターフェイス14は、例えばNIC(Network Interface Card)等のネットワーク接続機器である。入力手段15は、例えばキーボードやマウス等である。出力手段16は、例えばディスプレイやプリンタ等である。
次に、第1実施形態のクリティカル復旧作業判定システム1のシステム構成について説明する。
図3は、第1実施形態のクリティカル復旧作業判定システム1の構成を示すブロック構成図である。同図に示すように、各工程生産期間記憶部40、各復旧作業内容記憶部42、各復旧作業期間記憶部44、第1製造工程再開期間算出部20、第2製造工程再開期間算出部22、第3製造工程再開期間算出部24、第4製造工程再開期間算出部26、クリティカル復旧作業判定部28、入力受付部32を備える。なお、各機能部20〜32は、CPU10が記憶手段12に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実現され、各記憶部40〜44は、記憶手段12上に構築される。
各工程生産期間記憶部40は、各製造工程A〜Hのそれぞれについて、製造工程において生産に要する期間を記憶する。例えば、製造工程Aにおいて生産に要する期間とは、生産活動を行える通常の状態(つまり、災害等によって損傷を受けていない状態)であるときに、原料が搬入されてから製造工程Aおいて製造される中間生成物Aが完成するまでの期間である。各製造工程B〜Hについても、同様に記憶されている。
各復旧作業内容記憶部42は、各製造工程A〜Hのそれぞれについて、必要な復旧作業を示す情報を記憶する。図4は、各復旧作業内容記憶部42が記憶するデータの構成図である。例えば、製造工程Aについて生産活動を再開するためには、図1に示すように、製造工程Aの施設・機器等に係る復旧作業X01、電気復旧作業X91、通信復旧作業X94、データ復旧作業X95が必要であり、各復旧作業内容記憶部42は、製造工程A復旧作業X01、電気復旧作業X91、通信復旧作業X94、データ復旧作業X95を製造工程Aと対応付けて記憶する。各製造工程B〜Hについても、同様に記憶する。
各復旧作業期間記憶部44は、各復旧作業X01〜X08、X91〜X95に要する期間を前記各復旧作業X01〜X08、X91〜X95に対応付けて記憶する。図5は、各復旧作業期間記憶部44が記憶するデータの構成図である。例えば、製造工程Eの施設・機器等に係る復旧作業X05の復旧作業開始から完了までに要する期間が30日であるとすると、30日を復旧作業X05に対応付けて記憶する。
ところで、復旧作業に要する期間は、生産施設の損傷の度合いによって異なり、この損傷の度合いは、災害の規模によって異なる。ここでは、既存の災害被害評価システム、例えば、地震被害については各種地震被害予測システム(例えば、Quake Mapper(登録商標)等)を用いて、当該生産施設に関して予想される様々な災害(東海地震、南海地震、○○断層帯地震、○○川水害等)の災害規模と生産施設の損傷度合いを予め算出し、その算出結果を各復旧作業期間記憶部44においてそれらの災害と関連付けて記憶する。
また、生産施設内において災害対策を講じた場合には、その対策の内容に応じて各復旧作業X01〜X08に要する期間は短縮される。したがって、この場合には、入力受付部32が、対策後の各復旧作業X01〜X08に要する期間の入力を受付け、各復旧作業期間記憶部44は、対策後の期間を改めて記憶する。
第1製造工程再開期間算出部20は、製造工程Aについて、各復旧作業内容記憶部42が記憶した前記第1番目の製造工程の復旧に必要な復旧作業を示す情報と、各復旧作業期間記憶部44が記憶した各復旧作業に要する期間とに基づいて、製造工程Aの復旧に必要な復旧作業のうち最も期間を要する復旧作業の期間を製造工程Aの生産活動再開に最低限要する期間として算出する。具体的には、製造工程Aの復旧に必要な復旧作業である復旧作業X01、X91、X94、X95の期間のうち最も長い期間を製造工程Aの製造工程の生産活動再開に最低限要する期間として算出する。これは、製造工程Aの生産活動を再開するためには、復旧作業X01、X91、X94、X95の全てが完了していることが必要であるからである。
第2製造工程再開期間算出部22は、製造工程Bから製造工程Hまでの各製造工程について、製造工程Bから順に、当該製造工程の直前の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間と、各工程生産期間記憶部40が記憶した当該製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間と、各復旧作業内容記憶部42が記憶した当該製造工程の復旧に必要な復旧作業を示す情報と、各復旧作業期間記憶部44が記憶した各復旧作業に要する期間とに基づいて、当該製造工程の生産活動再開に最低限要する期間を算出する。具体的には、当該製造工程の直前の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間と各工程生産期間記憶部40が記憶した当該製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間との和の期間と、当該製造工程の復旧に必要な各復旧作業の期間とのうち最も長い期間を製造工程の生産活動再開に最低限要する期間として算出する。例えば、製造工程Bの生産活動再開に最低限要する期間は、製造工程Aの生産活動再開に最低限要する期間と各工程生産期間記憶部40が記憶した当該製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間との和の期間と、製造工程Bの復旧に必要な復旧作業X02、X91、X92、X93、X94、X95の各期間とのうち最も長い期間を製造工程の生産活動再開に最低限要する期間として算出する。同様にして、各製造工程C〜Gの生産活動再開に最低限要する期間も順次算出する。
第3製造工程再開期間算出部24は、第2製造工程再開期間算出部22が算出した最終製造工程Hの生産活動再開に要する期間と、各工程生産期間記憶部40が記憶した最終製造工程Hの直前の製造工程Gにおいて生産に要する期間とに基づいて、最終製造工程Hの生産活動再開に影響を与えないようにするために、最終製造工程Hの直前の製造工程Gの生産活動を再開しなければならない最も遅い時点(災害発生時点から起算した最遅の製造工程Gの生産活動再開時点)を算出する。具体的には、第2製造工程再開期間算出部22が算出した最終製造工程Hの生産活動再開に要する期間から、各工程生産期間記憶部40が記憶した製造工程Gにおいて生産に要する期間を差し引くことにより、最遅の製造工程Gの生産活動再開時点を算出する。
第4製造工程再開期間算出部26は、最終製造工程Hの2つ手前の製造工程Fから前記第1番目の製造工程Aへの順に、当該製造工程の直後の製造工程の生産活動を再開しなければならない最遅の時点と、各工程生産期間記憶部40が記憶した当該製造工程において生産に要する期間とに基づいて、当該製造工程の生産活動を再開しなければならない最遅の時点を算出する。具体的には、製造工程Fから前記第1番目の製造工程Aへの順に、当該製造工程の直後の製造工程の生産活動を再開しなければならない最遅の時点から、各工程生産期間記憶部40が記憶した当該製造工程において生産に要する期間を差し引くことにより、最遅の当該製造工程の生産活動再開時点を算出する。例えば、最遅の製造工程Fの生産活動再開時点は、第3製造工程再開期間算出部24で算出した製造工程Gの最遅の生産活動再開時点から、製造工程Fにおいて生産に要する期間を差し引くことにより算出する。また、最遅の製造工程Eの生産活動再開時点は、第4製造工程再開期間算出部26で算出した製造工程Fの最遅の生産活動再開時点から、製造工程Eにおいて生産に要する期間を差し引くことにより算出する。同様にして、各製造工程D〜Aの生産活動再開時点を順次算出する。
クリティカル復旧作業判定部28は、第1製造工程再開期間算出部20及び第2製造工程再開期間算出部22が算出した各製造工程の生産活動再開に最低限要する期間と、第3製造工程再開期間算出部24及び第4製造工程再開期間算出部26が算出した各製造工程の生産活動を再開しなければならない最遅の時点とに基づいて、生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定する。具体的には、全ての製造工程についてそれぞれ、前記災害発生時点から第3製造工程再開期間算出部24又は第4製造工程再開期間算出部26が算出した製造工程A〜Gの製造工程の生産活動を再開しなければならない最遅の時点までの期間から、第1製造工程再開期間算出部20又は第2製造工程再開期間算出部22が算出した製造工程A〜Gの生産活動再開に最低限要する期間を差し引いた差分が0となる場合には、当該製造工程の復旧作業のうち最も期間を要するものがクリティカル復旧作業であると判定する。
次に、クリティカル復旧作業判定システム1における処理フローについて説明する。図6は、クリティカル復旧作業判定システム1における処理フローを説明する図である。
また、図7は、図6に示される処理フローに従って行った処理結果を説明する図である。なお、各復旧作業X01〜X08、X91〜X95の横にある括弧内の数値は、各復旧作業X01〜X08、X91〜X95に要する期間を示す。また、Nは災害発生時点であって最初の復旧作業開始時点であり、特許請求の範囲でいう「最も遅い時点」の起算時点に相当する。また、N01は製造工程Aの開始時点を示し、N02は製造工程Aの終了時点であり製造工程Bの開始時点を示す。N03〜N09も、同様に、各製造工程B〜Hの開始時点及び終了時点を示す。さらに、N01〜N09の近傍に記載された「日」字型の枠内に示された数値は下記の処理によって算出された結果を示す。
まず、S602において、第1製造工程再開期間算出部20が製造工程Aの生産活動再開に最低限要する期間を算出する。製造工程Aの生産活動再開に必要な復旧作業X01、X91、X94、X95のうち、最も長い期間を要するのは復旧作業X01の30日であるので、製造工程Aの生産活動再開に最低限要する期間は30日と算出される。この数値は図7のN01近傍の「日」字型枠の上欄に示される通りである。
次に、S604において、製造工程B〜Hの生産活動再開に最低限要する期間を順次算出する。製造工程Bの生産活動再開に最低限要する期間は、製造工程Aの生産活動再開に最低限要する期間と製造工程Aにおいて生産に要する期間との和の期間と、製造工程Bの復旧に必要な復旧作業X02、X91、X92、X93、X94、X95の各期間とのうち最も長い期間である復旧作業X93の60日であるので、製造工程Bの生産活動再開に最低限要する期間は60日と算出される。
また、製造工程Cの生産活動再開に最低限要する期間は、製造工程Bの生産活動再開に最低限要する期間と製造工程Bにおいて生産に要する期間との和の期間の61日であるので、製造工程Cの生産活動再開に最低限要する期間は61日と算出される。以下、同様に製造工程Dについては63日、製造工程Eについては65日、製造工程Fについては66日、製造工程Gについては90日、製造工程Hについては92日と算出される。
S606において、製造工程Hの生産活動再開に最低限要する期間の92日(図7のN08近傍の「日」字型枠の下欄に示される)を起点として、製造工程Gの最遅の生産活動再開時点を算出する。製造工程Hの生産活動再開に要する期間の92日から、製造工程Gにおいて生産に要する期間の2日を差し引くこと90日後と算出される。この数値は図7のN07近傍の「日」字型枠の下欄に示される通りである。
S608において、製造工程F〜Aの最遅の生産活動再開時点を順次算出する。最遅の製造工程Fの生産活動再開時点は、製造工程Fの直後の製造工程Gの最遅の生産活動再開時点の90日後から、製造工程Fにおいて生産に要する期間の1日を差し引くことにより89日と算出される。以下、同様に製造工程Eについては88日、製造工程Dについては86日、製造工程Cについては84日、製造工程Bについては83日、製造工程Aについては82日と算出される。
S610において、クリティカル復旧作業が何れのであるかを判定する。N01〜N09の近傍に記載された「日」字型の枠内に示された下欄の数値から上欄の数値を差し引いて0となる製造工程は、製造工程G(N07)と製造工程H(N08)である。さらに、製造工程Gの復旧作業のうち最も長い期間を要する復旧作業は復旧作業X07の90日である。よって、復旧作業X07と製造工程Gと製造工程Hがクリティカル復旧作業であると判定される。
S610での判定結果に基づいて、クリティカル復旧作業に関係する箇所について対策を講じる場合(S612:YES)には、入力受付部32において、対策後の各復旧作業X01〜X08に要する期間の入力を受付ける(S614)。一方で、クリティカル復旧作業に関係する箇所について対策を講じない場合(S612:NO)には、終了する。
以上の通り、第1実施形態のクリティカル復旧作業判定システム1によれば、複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定することができる。また、クリティカル復旧作業判定システム1によれば、第2製造工程再開期間算出部22において、生産施設全体の生産活動再開に要する期間を算出することができる。
このように、クリティカル復旧作業が何れであるかを判定できれば、生産施設のどの箇所を補修すればよいか等、効果的な災害対策の意思決定に役立てることができる。また、入力受付部32を設けることにより、クリティカル復旧作業に係る判定結果に基づいて生産施設について災害対策を講じた場合に、その災害対策によって短縮された復旧作業の期間を入力することができ、もって災害対策後のクリティカル復旧作業について更に判定することができる。また、災害対策後の生産施設全体の生産活動再開に要する期間も算出することができるので、災害対策前後の生産活動再開に要する期間を比較検討することにより災害対策の効果を定量的に把握することができる。
===第2実施形態===
図8は、第2実施形態のクリティカル復旧作業判定システム2の構成を示すブロック構成図である。同図に示すように、クリティカル復旧作業判定システム1に加え、各復旧作業内訳作業記憶部46、内訳作業期間記憶部48、各復旧作業期間算出部30を更に備える。なお、各復旧作業期間算出部30は、CPU10が記憶手段12に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実現され、各記憶部46、48は、記憶手段12上に構築される。
各復旧作業内訳作業記憶部46は、各復旧作業X01〜X08の作業内容を更に細分化した作業内容(内訳作業)を記憶する。図9は、各復旧作業内訳作業記憶部46が記憶するデータの構成図である。例えば、復旧作業X01には、製造工程Aの建屋の修繕(内訳作業X01a)と製造工程Aに用いる機器の修繕(内訳作業X01b)という内訳作業がある。このように、各復旧作業内訳作業記憶部46は、各復旧作業X01〜X08と、各復旧作業X01〜X08の内訳作業をそれぞれ関連付けて記憶する。
内訳作業期間記憶部48は、各内訳作業に要する期間を各内訳作業に関連付けて記憶する。例えば、内訳作業X01aの復旧作業開始から完了までに要する期間が7日であるとすると、7日を内訳作業X01aに対応付けて記憶する。
ところで、内訳作業に要する期間は、生産施設の損傷の度合いによって異なり、この損傷の度合いは、災害の規模によって異なる。ここでは、既存の災害被害評価システム、例えば、地震被害については各種地震被害予測システム(例えば、Quake Mapper(登録商標)等)を用いて、当該生産施設に関して予想される様々な災害(東海地震、南海地震、○○断層帯地震、○○川水害等)の災害規模と生産施設の損傷度合いを予め算出し、その算出結果を内訳作業期間記憶部48においてそれらの災害と関連付けて記憶する。
また、生産施設内において災害対策を講じた場合には、その対策の内容に応じて各内訳作業に要する期間は短縮される。したがって、この場合には、入力受付部32が、対策後の各内訳作業に要する期間の入力を受付け、内訳作業期間記憶部48は、対策後の期間を改めて記憶する。
各復旧作業期間算出部30は、各復旧作業内訳作業記憶部46が記憶する各復旧作業X01〜X08の内訳作業を示す情報と、内訳作業期間記憶部48が記憶する各復旧作業X01〜X08の内訳作業に要する期間とに基づいて、各復旧作業X01〜X08に要する期間を算出する。具体的には、各復旧作業X01〜X08の内訳作業に要する期間のうち最長の内訳作業の期間を各復旧作業X01〜X08に要する期間として算出する。例えば、復旧作業X01には、内訳作業X01aと内訳作業X01bの2つあり、それぞれ内訳作業X01aは7日、内訳作業X01bは30日要する場合には、最も長い期間を要する内訳作業は内訳作業X01bの30日であるので、復旧作業X01に要する期間は30日と算出される。
また、各復旧作業期間記憶部44は、各復旧作業期間算出部30が算出した各復旧作業X01〜X08に要する期間を記憶する。
次に、クリティカル復旧作業判定システム2における処理フローについて説明する。図10は、クリティカル復旧作業判定システム2における処理フローを説明する図である。
まず、S1000において、復旧作業X01〜X08に要する期間をそれぞれ算出する。以降のS1002〜S1014の処理は、第1実施形態のS602〜S614と同様である。
以上の通り、第2実施形態のクリティカル復旧作業判定システム2によっても、複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定することができる。
さらに、第2実施形態のクリティカル復旧作業判定システム2によれば、各復旧作業内訳作業記憶部46と内訳作業期間記憶部48が各復旧作業X01〜X08の内訳作業を記憶しているので、復旧作業に要する期間についてより詳細に検討することができる。
===第3実施形態===
図11は、第3実施形態において、クリティカル復旧作業判定システム1を用いる対象となる生産施設の製造工程と、それぞれの製造工程の復旧に必要な復旧作業について説明するアローダイヤグラムである。図7に示した第1実施形態での製造工程は、製造工程Aで製造された中間生成物Aを用いて製造工程Bの製造を行い、製造工程Bで製造された中間生成物Bを用いて製造工程Cの製造を行うというように単線的であったが、第3実施形態での製造工程は、図11に示す通り、一部(製造工程Cと製造工程D)において製造工程が同時並行的に進められるというように複線的である。このように、複線的な製造工程に対しても、クリティカル復旧作業判定システム1を用いることができる。
なお、図11のN13〜N14、N15〜N18、N13〜N16、N17〜N18をそれぞれ結ぶ破線矢印d1、d2、d3、d4は、N13〜N14、N15〜N18、N13〜N16、N17〜N18の前後関係を明示するためのものであって、作業期間は0である。すなわち、破線矢印d1、d2、d3、d4は、N13に到達しなければ(製造工程Bにおいて中間生成物Bの供給が再開されなければ)N14及びN16に到達できず(製造工程C及び製造工程Dの生産活動が再開されない)、N15に到達しかつN17に到達しなければ(製造工程Cにおいて中間生成物Cの供給が再開され、かつ製造工程Dにおいて中間生成物Dの供給が再開されなければ)N18に到達できない(製造工程Eの生産活動が再開されない)ことを示す。
第3実施形態における具体的な処理フローは、図6を用いて説明した第1実施形態と同様である。
なお、複線的な製造工程となっている製造工程Cと製造工程Dについて、製造工程Cの直前の製造工程は製造工程Bであり、製造工程Dの直前の製造工程も製造工程Bである。また、製造工程Eの直前の製造工程は、製造工程Cと製造工程Dである。
第2製造工程再開期間算出部22は、例えば製造工程Eについて、直前の製造工程Cの生産活動再開に最低限要する期間と製造工程Cにおいて生産に要する期間との和の期間と、直前の製造工程Dの生産活動再開に最低限要する期間と製造工程Dにおいて生産に要する期間との和の期間と、当該製造工程の復旧に必要な各復旧作業の期間とのうち最も長い期間を製造工程の生産活動再開に最低限要する期間として算出する。
また、第4製造工程再開期間算出部26は、例えば製造工程Bについて、製造工程Eの生産活動を再開しなければならない最も遅い時点から製造工程Cにおいて生産に要する期間を差し引くことにより算出される時点と、製造工程Eの生産活動を再開しなければならない最も遅い時点から製造工程Dにおいて生産に要する期間を差し引くことにより算出される時点とのうち早い方の時点を、製造工程Bの中間性生物Bの供給再開しなければならない最も遅い時点として算出する。そして、その算出した製造工程Bの中間性生物Bの供給再開しなければならない最も遅い時点から、各工程生産期間記憶部40が記憶した製造工程Bにおいて生産に要する期間を差し引くことにより、製造工程Bの生産活動を再開しなければならない最も遅い時点を算出する。
なお、第3実施形態においても、第2実施形態に示したように各復旧作業内訳作業記憶部46、内訳作業期間記憶部48、各復旧作業期間算出部30を更に備え、復旧作業に要する期間についてより詳細に検討してもよい。
以上の通り、第3実施形態のような複線的な製造工程を有する生産施設においても、クリティカル復旧作業判定システム1によって、複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定することができる。すなわち、クリティカル復旧作業判定システム1は、様々な形態の製造工程に用いることができる。
なお、以上の第1から第3の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
第1実施形態のクリティカル復旧作業判定システム1を用いる対象となる生産施設の製造工程と、それぞれの製造工程の復旧に必要な復旧作業について説明するアローダイヤグラムである。 本発明の一実施形態であるクリティカル復旧作業判定システム1のハードウェア構成を示す図である。 第1実施形態のクリティカル復旧作業判定システム1の構成を示すブロック構成図である。 各復旧作業内容記憶部42が記憶するデータの構成図である。 各復旧作業期間記憶部44が記憶するデータの構成図である。 クリティカル復旧作業判定システム1における処理フローを説明する図である。 図6に示される処理フローに従って行った処理結果を説明する図である。 第2実施形態のクリティカル復旧作業判定システム2の構成を示すブロック構成図である。 各復旧作業内訳作業記憶部46が記憶するデータの構成図である。 クリティカル復旧作業判定システム2における処理フローを説明する図である。 第3実施形態において、クリティカル復旧作業判定システム1を用いる対象となる生産施設の製造工程と、それぞれの製造工程の復旧に必要な復旧作業について説明するアローダイヤグラムである。
符号の説明
1、2 クリティカル復旧作業判定システム
10 CPU
11 メモリ
12 記憶手段
13 記録媒体読取手段
14 通信インターフェイス
15 入力手段
16 出力手段
17 記録媒体
20 第1製造工程再開期間算出部
22 第2製造工程再開期間算出部
24 第3製造工程再開期間算出部
26 第4製造工程再開期間算出部
28 クリティカル復旧作業判定部
30 各復旧作業期間算出部
32 入力受付部
40 各工程生産期間記憶部
42 各復旧作業内容記憶部
44 各復旧作業期間記憶部
46 各復旧作業内訳作業記憶部
48 内訳作業期間記憶部

Claims (10)

  1. 複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、前記各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、前記最初の復旧作業開始から前記生産施設の生産活動再開までに要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するクリティカル復旧作業判定システムであって、
    前記各製造工程のそれぞれについて、前記製造工程において生産に要する期間を記憶する各工程生産期間記憶部と、
    前記各製造工程のそれぞれについて、必要な復旧作業を示す情報を前記各製造工程に対応付けて記憶する各復旧作業内容記憶部と、
    前記各復旧作業に要する期間を前記各復旧作業に対応付けて記憶する各復旧作業期間記憶部と、
    前記各工程生産期間記憶部の記憶する前記製造工程において生産に要する期間と、前記各復旧作業内容記憶部が記憶する必要な復旧作業を示す情報と、各復旧作業期間記憶部が記憶する前記各復旧作業に要する期間とに基づいて、前記生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するクリティカル復旧作業判定部と、
    を備えることを特徴とするクリティカル復旧作業判定システム。
  2. 請求項1に記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
    第1番目の製造工程について、前記各復旧作業内容記憶部が記憶した前記第1番目の製造工程の復旧に必要な復旧作業を示す情報と、前記各復旧作業期間記憶部が記憶した各復旧作業に要する期間とに基づいて、前記第1番目の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間を算出する第1製造工程再開期間算出部と、
    第2番目の製造工程から最終の製造工程までの各製造工程について、第2番目の製造工程から順に、当該製造工程の直前の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間と、前記各工程生産期間記憶部が記憶した当該製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間と、前記各復旧作業内容記憶部が記憶した当該製造工程の復旧に必要な復旧作業を示す情報と、前記各復旧作業期間記憶部が記憶した各復旧作業に要する期間とに基づいて、当該製造工程の生産活動再開に最低限要する期間を算出する第2製造工程再開期間算出部と、
    前記第2製造工程再開期間算出部が算出した前記最終製造工程の生産活動再開に要する期間と、前記各工程生産期間記憶部が記憶した前記最終製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間とに基づいて、前記最終製造工程の生産活動再開に影響を与えないようにするために前記最終製造工程の直前の製造工程の生産活動を再開しなければならない前記災害発生時点から起算して最も遅い時点を算出する第3製造工程再開期間算出部と、
    前記最終製造工程の2つ手前の製造工程から前記第1番目の製造工程への順に、当該製造工程の2つ後ろの製造工程の生産活動再開に影響を与えないようにするために当該製造工程の直後の製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点と、前記各工程生産期間記憶部が記憶した当該製造工程において生産に要する期間とに基づいて、当該製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点を算出する第4製造工程再開期間算出部と、を備え、
    前記クリティカル復旧作業判定部は、
    前記第1製造工程再開期間算出部及び前記第2製造工程再開期間算出部が算出した前記各製造工程の生産活動再開に最低限要する期間と、前記第3製造工程再開期間算出部及び前記第4製造工程再開期間算出部が算出した前記各製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点とに基づいて、前記生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システム。
  3. 請求項2に記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
    前記第1製造工程再開期間算出部は、前記第1番目の製造工程の復旧に必要な各復旧作業のうち最も期間を要する復旧作業の期間を前記第1番目の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間として算出し、
    前記第2製造工程再開期間算出部は、当該製造工程の直前の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間と各工程生産期間記憶部が記憶した当該製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間との和の期間と、当該製造工程の復旧に必要な各復旧作業の期間とのうち最も長い期間を製造工程の生産活動再開に最低限要する期間として算出し、
    前記第3製造工程再開期間算出部は、前記第2製造工程再開期間算出部が算出した前記最終製造工程の生産活動再開に要する期間から、前記各工程生産期間記憶部が記憶した前記最終製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間を差し引くことにより、前記最終製造工程の直前の製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点を算出し、
    前記第4製造工程再開期間算出部は、前記最終製造工程の2つ手前の製造工程から前記第1番目の製造工程への順に、当該製造工程の直後の製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点から、前記各工程生産期間記憶部が記憶した当該製造工程において生産に要する期間を差し引くことにより、当該製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点を算出することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システム。
  4. 請求項2又は3に記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
    前記クリティカル復旧作業判定部は、全ての製造工程についてそれぞれ、前記災害発生時点から前記第3製造工程再開期間算出部又は前記第4製造工程再開期間算出部が算出した前記各製造工程の生産活動を再開しなければならない最も遅い時点までの期間から、第1製造工程再開期間算出部又は第2製造工程再開期間算出部が算出した前記各製造工程の生産活動再開に最低限要する期間を差し引いた差分が0である場合には、当該製造工程の直前の製造工程の生産活動再開に最低限要する期間と各工程生産期間記憶部が記憶した当該製造工程の直前の製造工程において生産に要する期間との和の期間と、当該製造工程の復旧作業のうち最も期間を要するものがクリティカル復旧作業であると判定することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システム。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
    前記クリティカル復旧作業判定部が判定したクリティカル復旧作業について災害対策を講じた場合の前記各復旧作業に要する期間の入力を受付ける入力受付部を備え、
    前記各復旧作業内容記憶部は、前記災害対策を講じた場合の前記各製造工程のそれぞれについて、必要な復旧作業を示す情報を記憶し、
    前記各復旧作業期間記憶部は、前記災害対策を講じた場合の前記各復旧作業に要する期間を前記各復旧作業に対応付けて記憶し、
    前記クリティカル復旧作業判定部は、前記災害対策を講じた場合について、前記生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システム。
  6. 請求項1〜4の何れかに記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
    前記各製造工程の復旧に必要な各復旧作業の内訳作業を示す情報を前記各製造工程を示す情報に対応付けて記憶する各復旧作業内訳作業記憶部と、
    前記各復旧作業の内訳作業に要する期間を前記内訳作業を示す情報に対応付けて記憶する内訳作業期間記憶部と、
    前記各復旧作業内訳作業記憶部が記憶する前記各復旧作業の内訳作業を示す情報と、前記内訳作業期間記憶部が記憶する前記各復旧作業の内訳作業に要する期間とに基づいて、前記各復旧作業に要する期間を算出する各復旧作業期間算出部と、
    を備え、
    前記各復旧作業期間記憶部は、前記各復旧作業期間算出部が算出した前記各復旧作業に要する期間を記憶することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システム。
  7. 請求項6に記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
    前記各復旧作業期間算出部は、前記各復旧作業の内訳作業に要する期間のうち最長の内訳作業の期間を前記各復旧作業に要する期間として算出することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システム。
  8. 請求項6又は7に記載のクリティカル復旧作業判定システムであって、
    前記クリティカル復旧作業判定部が判定したクリティカル復旧作業について災害対策を講じた場合の前記各復旧作業の内訳作業に要する期間の入力を受付ける入力受付部を備え、
    前記各復旧作業内訳作業記憶部は、前記入力受付部が入力を受付けた前記所定の災害の対策を講じた場合の前記各復旧作業の内訳作業に要する期間を記憶し、
    前記各復旧作業期間算出部、前記各製造工程復旧期間算出部、及び前記クリティカル復旧作業判定部は、前記所定の災害の対策を講じた場合について、算出又は判定することを特徴とするクリティカル復旧作業判定システム。
  9. 複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、前記各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、前記最初の復旧作業開始から前記生産施設の生産活動再開までに要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するクリティカル復旧作業判定方法であって、
    前記各製造工程のそれぞれについて、前記製造工程において生産に要する期間を記憶する各工程生産期間記憶部と、
    前記各製造工程のそれぞれについて、必要な復旧作業を示す情報を前記各製造工程に対応付けて記憶する各復旧作業内容記憶部と、
    前記各復旧作業に要する期間を前記各復旧作業に対応付けて記憶する各復旧作業期間記憶部と、
    を備えるコンピュータが、
    前記各工程生産期間記憶部の記憶する前記製造工程において生産に要する期間と、前記各復旧作業内容記憶部が記憶する必要な復旧作業を示す情報と、各復旧作業期間記憶部が記憶する前記各復旧作業に要する期間とに基づいて、前記生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するステップを含むことを特徴とするクリティカル復旧作業判定方法。
  10. 複数の製造工程を有する生産施設が所定の災害によって被害を受けた場合に、前記各製造工程の生産活動再開に必要な1又は2以上の復旧作業のうち、前記最初の復旧作業開始から前記生産施設の生産活動再開までに要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するクリティカル復旧作業判定プログラムであって、
    前記各製造工程のそれぞれについて、前記製造工程において生産に要する期間を記憶する各工程生産期間記憶部と、
    前記各製造工程のそれぞれについて、必要な復旧作業を示す情報を前記各製造工程に対応付けて記憶する各復旧作業内容記憶部と、
    前記各復旧作業に要する期間を前記各復旧作業に対応付けて記憶する各復旧作業期間記憶部と、
    を備えるコンピュータに、
    前記各工程生産期間記憶部の記憶する前記製造工程において生産に要する期間と、前記各復旧作業内容記憶部が記憶する必要な復旧作業を示す情報と、各復旧作業期間記憶部が記憶する前記各復旧作業に要する期間とに基づいて、前記生産施設の生産活動再開に要する期間に最も影響を与えるクリティカル復旧作業が何れの復旧作業であるかを判定するステップを実行させることを特徴とするクリティカル復旧作業判定プログラム。
JP2008231428A 2008-09-09 2008-09-09 クリティカル復旧作業判定システム、方法及びプログラム Active JP5282496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008231428A JP5282496B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 クリティカル復旧作業判定システム、方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008231428A JP5282496B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 クリティカル復旧作業判定システム、方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010066924A true JP2010066924A (ja) 2010-03-25
JP5282496B2 JP5282496B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=42192470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008231428A Active JP5282496B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 クリティカル復旧作業判定システム、方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5282496B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113935568A (zh) * 2021-08-30 2022-01-14 国网江苏省电力有限公司物资分公司 一种在生产力恢复阶段制定采购策略的辅助决策方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004110564A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 工期及びコスト評価システム
JP2006343987A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Nec Fielding Ltd 保守対象の保守支援システム、保守対象の保守支援方法、及び、保守対象の保守支援プログラム
JP2007299060A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Hitachi Ltd 生産数量推定装置、生産数量推定方法、生産数量推定プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004110564A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 工期及びコスト評価システム
JP2006343987A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Nec Fielding Ltd 保守対象の保守支援システム、保守対象の保守支援方法、及び、保守対象の保守支援プログラム
JP2007299060A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Hitachi Ltd 生産数量推定装置、生産数量推定方法、生産数量推定プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113935568A (zh) * 2021-08-30 2022-01-14 国网江苏省电力有限公司物资分公司 一种在生产力恢复阶段制定采购策略的辅助决策方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5282496B2 (ja) 2013-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Tang et al. Assessment of the effect of memory page retirement on system RAS against hardware faults
JP4237610B2 (ja) 保守支援方法及びプログラム
JP4990988B2 (ja) 機器劣化評価支援方法及び機器劣化評価支援装置
US20090271235A1 (en) Apparatus and method for generating survival curve used to calculate failure probability
CN104583968A (zh) 管理系统及管理程序
CN102135925B (zh) 用于检测错误检查和纠正内存的方法和装置
Micheli et al. Life-cycle cost evaluation strategy for high-performance control systems under uncertainties
Huynh A hybrid condition-based maintenance model for deteriorating systems subject to nonmemoryless imperfect repairs and perfect replacements
US11586490B2 (en) System and method of identifying self-healing actions for computing systems using reinforcement learning
CN116502166B (zh) 一种对目标设备故障预测的方法、装置、设备和介质
US20090089112A1 (en) Service Resource Evaluation Method and System
JP2013105221A (ja) 保守部品配送支援システム,保守部品配送支援装置および保守部品配送支援プログラム
JP5282496B2 (ja) クリティカル復旧作業判定システム、方法及びプログラム
Mousavi et al. Monitoring onsite‐temperature prediction error for condition monitoring of civil infrastructures
CN113959319A (zh) 一种基于位移检测传感器的逻辑保护方法
JP6596287B2 (ja) プラント保全支援システム
JP6488891B2 (ja) 保守作業間隔決定装置
Macke et al. Optimizing maintenance interventions for deteriorating structures using cost-benefit criteria
CN110968456A (zh) 分布式存储系统中故障磁盘的处理方法及装置
CN112463321B (zh) 一种进程并发数预测方法、装置及进程并发数控制方法、装置
JP5592247B2 (ja) 復旧曲線作成システム、復旧曲線作成方法及びプログラム
CN110858167B (zh) 一种内存故障隔离方法、装置及设备
CN112463444A (zh) 一种数据不一致修复方法及相关装置
JP2008186285A (ja) 地震被害予測装置、地震被害予測方法及び地震被害予測プログラム
JP2014199680A (ja) 復旧曲線作成システム、復旧曲線作成方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5282496

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150