JP2010062595A - 移動通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】CSFB非対応の移動通信システムにおいて、音声通話サービスを適切に受けることができる移動通信端末を提供する。
【解決手段】両移動通信網200,300それぞれで位置登録するための位置登録要求を3.9G網300に対して行う位置登録要求部120と、この位置登録要求に応じた両移動通信網200,300での位置登録の結果を示す位置登録応答を受ける位置登録応答受け部130と、この位置登録応答に基づいて、両移動通信網200,300のうち3.9G網300のみで位置登録が完了したか否かを判断する位置登録判断部140と、3.9G網300のみで位置登録が完了したと位置登録判断部140で判断された場合、移動通信端末100が2G/3G網200に在圏するように移動通信網の切替制御を行う第1移動通信網切替制御部150と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、2つの移動通信網に在圏できる移動通信端末に関する。
従来の移動通信網として、GERANといった2G(2nd Generation)網やUTRANといった3G(3rd Generation)網がある。この従来の2G/3G網では、音声通話やデータ通信の両サービスを取り扱っているが、より高速のデータ通信を実現するため、E−UTRANといった3.9G(3.9 Generation)網が検討されている。この3.9G網では、高速なデータ通信サービスを提供することを主目的としていることから、3.9G網に在圏する移動通信端末に音声通話サービスの呼び出しが行われて音声通話を行うためには、図9に示すように、ネットワークから音声着信の呼び出しがあった場合(図9のS901)、移動通信端末が在圏する移動通信網を3.9G網から2G/3G網へと遷移させた(図9のS902)後、2G/3G網を経由して音声着信への応答をネットワークに対して行い(図9のS903)、2G/3G網を利用した音声通話サービスを受ける必要がある(図9のS904)。このような移動通信網の切替は、CS(Circuit Switched) fallbackと呼ばれ(非特許文献1)、CSfallbackに対応した移動通信端末が開発されている。
3GPP Specification detail,3GPP TS 23.272,Circuit Switched (CS) fallback in Evolved Packet System (EPS); Stage2
ところで、CS fallbackが行われるためには、2G/3G網を制御するMSC/VLR(Mobile Switching Center/Visited Location Register)と3.9G網を制御するMME(MobilityManagement Entry)とが互いに対応するように接続されている必要がある(図1参照)。しかしながら、日常的に移動通信を行っている地域から異なる地域(例えば外国)に移動してローミングするような場合、移動通信を行う地域によっては、例えば2G/3G網と3.9G網とが同じ加入者収容局により管理されているものの、2G/3G網を制御するMSC/VLRと3.9G網を制御するMMEとが互いに対応するように接続されておらず、別々に管理され、CSfallbackに対応していない場合がある(図2参照)。このような場合、CSfallbackに対応した移動通信端末では優先的に3.9G網のE−UTRANのみに在圏するようにされ、音声着信があったとしても、CSfallbackのように2G/3G網へと遷移されずに3.9G網に在圏したままとなり、音声通話サービスを受けることができないおそれがあった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、CSfallback非対応のように音声通話サービスが受けられない場合もある移動通信網において、音声通話サービスを適切に受けることができる移動通信端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る移動通信端末は、データ通信及び音声通話を行うことができる第1移動通信網及び該第1移動通信網より高速なデータ通信を行うことができる第2移動通信網の両移動通信網に選択的に在圏可能とされ、データ通信を行う場合には第2移動通信網に優先的に在圏するように設定されると共に音声通話を行う場合には第1移動通信網に在圏するように移動通信網を切替えられる移動通信端末であって、第2移動通信網から当該第2移動通信網の機能を示す網情報を受信する受信手段と、受信手段で受信した網情報に基づいて、第2移動通信網が、第2移動通信網に在圏中に音声通話の呼出があった場合には第1移動通信網に在圏するように移動通信網を切替えられる切替可能移動通信網であるか否かを判断する切替可能判断手段と、第2移動通信網が切替可能移動通信網でないと切替可能判断手段で判断された場合、移動通信端末が第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うことができる第1移動通信網切替制御手段と、を備えることを特徴とする。
この構成により、第1移動通信網切替制御手段は、移動通信端末が第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行う。このような切替制御により、データ通信を行う際などに優先的に位置登録される第2移動通信網への在圏ではなくて、その時点では位置登録されていない第1移動通信網へ在圏するように移動通信網の切替えを行うことができ、移動通信端末は、データ通信だけでなくて音声通話を行うこともできる。すなわち、CSfallback非対応のように音声通話サービスが受けられない場合もある移動通信網において、例えば、CSfallback対応の移動通信端末で音声通話サービスを適切に受けることができる。なお、第1移動通信網切替手段による移動通信網の切替制御は、第2移動通信網が切替可能移動通信網でないと切替可能判断手段で判断された場合に自動的に行われるようにしてもよいし、また、第2移動通信網が切替可能移動通信網でないと切替可能判断手段で判断されたことを受けて移動通信端末の使用者が切替えるといった選択を行なった場合に行われるようにしてもよい。
また、両移動通信網それぞれで位置登録するための位置登録要求を第2移動通信網に対して行う位置登録要求手段を更に備え、受信手段は、位置登録要求手段による位置登録要求に応じた両移動通信網での位置登録の結果を示す位置登録応答を網情報として受信し、切替可能判断手段は、受信手段で受信した位置登録応答が両移動通信網のうち第2移動通信網のみで位置登録が完了したことを示す場合には、第2移動通信網が切替可能移動通信網でないと判断するようにしてもよい。切替可能判断手段は、網情報として受信された位置登録応答に基づいて第2移動通信網が切替可能移動通信網であるか否かを判断することから、位置登録応答といった既存の情報を利用して第2移動通信網が切替可能移動通信網であるか否か、例えばCSfallback対応の移動通信網であるか否かを簡単に判別できる。
また、受信手段は、網情報である報知情報を第2移動通信網から受信し、切替可能判断手段は、受信手段で受信した報知情報に基づいて、第2移動通信網が切替可能移動通信網であるか否かを判断するようにしてもよい。切替可能判断手段は、網情報として受信された報知情報に基づいて第2移動通信網が切替可能移動通信網であるか否かを判断することから、報知情報といった既存の情報配信を利用して第2移動通信網が切替可能移動通信網であるか否か、例えばCSfallback対応の移動通信網であるか否かを簡単に早く判別できる。
また、第2移動通信網が切替可能移動通信網でないとの切替可能判断手段による判断を移動通信端末の使用者に対して通知する通知手段と、通知手段による通知に応じて、移動通信端末が第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うか否かの入力を受け付ける入力受付手段とを備え、第1移動通信網切替制御手段は、移動通信端末が第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うとの入力を入力受付手段で受け付けた場合、移動通信端末が第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うようにしてもよい。これにより、移動通信端末の第1移動通信網への切替を、移動通信端末の使用者に選択させることができる。
また、第1移動通信網切替制御手段の切替制御によって移動通信端末が第1移動通信網に在圏する際、移動通信端末が第2移動通信網に在圏することを禁止する在圏禁止手段を備えるようにしてもよい。在圏禁止手段を備えることにより、第1移動通信網に在圏する移動通信端末を、音声通話を行えない第2移動通信網に在圏させないようにすることができる。その結果、CSfallback非対応のような移動通信網において、データ通信及び音声通話を行うことができる第1移動通信網への移動通信端末の在圏を継続させることができ、CSfallback対応の移動通信端末で音声通話サービスを継続して受けることができる。この在圏禁止手段による第1移動通信網への在圏の継続は、第1移動通信網から第2移動通信網への切替指示信号を第1移動通信網から受信して、この切替指示信号に基づいて移動通信端末が第2移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行う第2移動通信網切替制御手段を備える移動通信端末において、在圏禁止手段が、第2移動通信網切替制御手段で受信した切替指示信号を第2移動通信網切替制御手段で移動通信網の切替制御を行う前に破棄させる切替指示信号破棄手段を備えることにより、確実に実行される。
また、切替可能判断手段で第2移動通信網が切替可能移動通信網でないと判断された場合に、移動通信端末が有する第2移動通信網を用いた通信機能をオフに切替えることができる通信機能切替手段を備えるようにしてもよい。通信機能切替手段を備えることにより、移動通信端末が有する第2移動通信網を用いた通信機能をオフにさせて、第1移動通信網から第2移動通信網への切替指示信号の受信を停止させることができる。この結果、CSfallback非対応のような移動通信網において、データ通信及び音声通話を行うことができる第1移動通信網への移動通信端末の在圏を安定的に継続させることができ、CSfallback対応の移動通信端末で音声通話サービスを継続して安定的に受けることができる。
また、本発明に係る移動通信端末は、データ通信及び音声通話を行うことができる第1移動通信網及び該第1移動通信網より高速なデータ通信を行うことができる第2移動通信網の両移動通信網に選択的に在圏可能とされ、データ通信を行う場合には第2移動通信網に優先的に在圏するように設定されると共に音声通話を行う場合には第1移動通信網に在圏するように移動通信網を切替えられる移動通信端末であって、両移動通信網それぞれで位置登録するための位置登録要求を第2移動通信網に対して行う位置登録要求手段と、位置登録要求手段による位置登録要求に応じた両移動通信網での位置登録の結果を示す位置登録応答を受ける位置登録応答受け手段と、位置登録応答受け手段で受けた位置登録応答に基づいて、両移動通信網のうち第2移動通信網のみで位置登録が完了したか否かを判断する位置登録判断手段と、第2移動通信網のみで位置登録が完了したと位置登録判断手段で判断された場合、移動通信端末が第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うことができる第1移動通信網切替制御手段と、を備えることを特徴とする。
この構成により、第1移動通信網切替制御手段は、移動通信端末が第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行う。このような切替制御により、データ通信を行う際などに優先的に位置登録される第2移動通信網への在圏ではなくて、その時点では位置登録されていない第1移動通信網へ在圏するように移動通信網の切替えを行うことができ、移動通信端末は、データ通信だけでなくて音声通話を行うこともできる。すなわち、CSfallback非対応のように音声通話サービスが受けられない場合もある移動通信網において、例えば、CSfallback対応の移動通信端末で音声通話サービスを適切に受けることができる。なお、第1移動通信網切替手段による移動通信網の切替制御は、第2移動通信網のみで位置登録が完了したと位置登録判断手段で判断された場合に自動的に行なわれるようにしてもよいし、また、第2移動通信網のみで位置登録が完了したと位置登録判断手段で判断されたことを受けて移動通信端末の使用者が切替えるといった選択を行った場合に行われるようにしてもよい。
また、第2移動通信網のみで位置登録が完了したとの位置登録判断手段による判断を移動通信端末の使用者に対して通知する通知手段と、通知手段による通知に応じて、移動通信端末が第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うか否かの入力を受け付ける入力受付手段とを備え、第1移動通信網切替制御手段は、移動通信端末が第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うとの入力を入力受付手段で受け付けた場合、移動通信端末が第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うようにしてもよい。これにより、移動通信端末の第1移動通信網への切替を、移動通信端末の使用者に選択させることができる。
また、位置登録判断手段で第2移動通信網のみで位置登録が完了したと判断された場合に、移動通信端末が有する第2移動通信網を用いた通信機能をオフに切替えることができる通信機能切替手段を備えるようにしてもよい。通信機能切替手段を備えることにより、移動通信端末が有する第2移動通信網を用いた通信機能をオフにさせて、第1移動通信網から第2移動通信網への切替指示信号の受信を停止させることができる。この結果、CSfallback非対応のような移動通信網において、データ通信及び音声通話を行うことができる第1移動通信網への移動通信端末の在圏を安定的に継続させることができ、CSfallback対応の移動通信端末で音声通話サービスを継続して安定的に受けることができる。
本発明によれば、CS fallback非対応のように音声通話サービスが受けられない場合もある移動通信網において、音声通話サービスを適切に受けることができる。
本発明の実施形態に係る移動通信端末は、CSfallback(以下、「CSFB」と記す)対応の移動通信端末100である。まず、この移動通信端末100で音声通話サービスやデータ通信サービスの提供を受けるための移動通信網について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、CSFB対応の移動通信網を示す構成概要図である。図2は、CSFB非対応の移動通信網を示す構成概要図である。なお、可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、CSFB対応の移動通信システム1Aについて説明する。図1に示されるように、CSFB対応の移動通信システム1Aは、GERANやUTRANといった2G/3G網200(第1移動通信網)およびE−UTRANといった3.9G網300(第2移動通信網)の両移動通信網を含んで構成される。両移動通信網の一方である2G/3G網200は、移動通信端末100を含む多数の移動通信端末の位置登録情報や契約情報を含む加入者情報を格納する加入者収容局400と、移動通信端末100を含む多数の移動通信端末との間で無線通信を行うGERAN/UTRANの無線網210と、加入者収容局400と無線網210とに接続されて2G/3G網200を制御する制御部を構成する多数のMSC/VLR220Aとを備えて構成される。このような構成を有する2G/3G網200は、2G/3G網に接続する機能を有する移動通信端末に対して、音声通話サービスとデータ通信サービスを提供する。
他方の移動通信網である3.9G網300は、2G/3G網200と共通する加入者収容局400と、移動通信端末100を含む多数の移動通信端末との間で無線通信を行うE−UTRANの無線網310と、加入者収容局400と無線網310とに接続されて3.9G網300を制御する制御部を構成する多数のMME320Aとを備えて構成される。このような構成を有する3.9G網300は、3.9G網に接続する機能を有する移動通信端末に対して、2G/3G網200より高速なデータ通信サービスを提供する。但し、3.9G網300では、回線交換による音声通話サービスは提供されない。なお、図1等では説明を分かり易くするため、2G/3G網200と3.9G網300とを明確に分けて記載しているが、実際には、両移動通信網200,300が所定の領域中では互いに重なり合うように形成され、そのような重なり合う領域では、両移動通信網200,300からのサービスのどちらも受けることができる電波状態になっている。
また、2G/3G網200を制御する多数のMSC/VLR220Aと3.9G網を制御する多数のMME320Aとは、加入者収容局400にそれぞれが接続されるだけでなく、回線500を介して互いに接続されており、両移動通信網200,300に在圏する移動通信端末の位置登録情報などを互いに対応させられる機能を有している。このため、移動通信端末100のように両移動通信網200,300からの報知情報を受けて両移動通信網200,300に接続できる機能を有する移動通信端末では、データ通信サービスを受ける場合には3.9G網300に優先的に在圏するようにして高速なデータ通信を行なえ、音声通話サービスを受ける場合には、CSFB(図1のS101参照)を行って2G/3G網200に在圏して音声通話を行なえるようになっている。なお、2G/3G網200や3.9G網300の各移動通信網に接続するにはそれぞれ別の通信機能が必要であり、移動通信端末100は、両移動通信網200,300に接続できる通信機能を有している。
ここで、CSFB対応の移動通信システム1Aで、CSFB対応の移動通信端末100が位置登録を行なう手続きについて、図1を参照しながら説明する。まず、CSFB対応の移動通信端末100から3.9G網300のMME320Aに対して、CSFB位置登録要求信号を送信する(図1のS001)。CSFB位置登録要求信号を受信したMME320Aは、各移動通信端末の位置登録情報や契約情報を含む加入者情報が格納された加入者収容局400に対して、3.9G網300での位置登録を要求する(図1のS002)。位置登録要求を受けた加入者収容局400は、3.9G網300での位置登録を実施し、その後、位置登録を要求した移動通信端末100の契約情報といった加入者情報をMME320Aに対して送信する(図1のS002)。この位置登録の実施により、E−UTRANの回線識別子(S−TMSI)がMME320Aで生成されて後述する応答信号に含まれるようになる。応答信号にE−UTRANの回線識別子が含まれることにより、3.9G網300での位置登録が完了したことが示される。
また、CSFB位置登録要求信号を受信したMME320Aは、回線500を通じて、MSC/VLR220Aに対しても位置登録を要求する(図1のS003)。位置登録要求を受けたMSC/VLR220Aは、加入者収容局400に対して、2G/3G網200での位置登録を要求する(図1のS004)。位置登録要求を受けた加入者収容局400は、2G/3G網200での位置登録を実施し、その後、位置登録を要求した移動通信端末100の契約情報といった加入者情報をMSC/VLR220Aに対して送信する(図1のS004)。この位置登録の実施により、UTRANやGERANの回線識別子(TMSI,CS−IMSI)がMSC/VLR220Aで生成される。回線識別子を生成したMSC/VLR220Aは、回線500を通じて、MME320Aに移動通信端末100の2G/3G網200における位置登録の応答信号を送信する(図1のS005)。この応答信号には、MSC/VLR220AによりUTRANやGERANの回線識別子(TMSI,CS−IMSI)が含まれ、この回線識別子が含まれていることにより、2G/3G網200での位置登録が完了したことが示される。
続いて、MME320Aは、ステップS002での位置登録に応じて生成されたE−UTRANの回線識別子と、ステップS005で取得されたUTRANやGERANの回線識別子との両回線識別子を含む位置登録応答信号を生成する。そして、MME320Aは、その位置登録応答信号を移動通信端末100に送信する(図1のS006)。これにより、両移動通信網200,300からの報知情報を受けることができる移動通信端末100は、両移動通信網200,300に在圏するように設定され、CSFBといったような移動通信網の切替を行うことができる。
続いて、CSFB非対応の移動通信システム1について説明する。図2に示されるように、CSFB非対応の移動通信システム1は、両移動通信網200,300に在圏する移動通信端末の位置登録情報などを回線500を通じて互いに対応させる機能を有していない点を除き、CSFB対応の移動通信システム1Aと同じ構成を有している。CSFB非対応の移動通信システム1では、このような位置登録情報の対応機能がないことにより、2G/3G網200と3.9G網300とがそれぞれ独立した移動通信網を形成するようになっている。このようなCSFB非対応の移動通信システム1で、CSFB対応の移動通信端末100が位置登録を行なう手続きについて、図2を参照しながら説明する。なお、図2に示されるMSC/VLR220及びMME320は、位置登録情報の対応機能を除き、図1に示されるMSC/VLR220A及びMME320Aとそれぞれ同じ構成を有している。
まず、CSFB対応の移動通信端末100から3.9G網300のMME320に対して、CSFB位置登録要求信号を送信する(図2のS001)。CSFB位置登録要求信号を受信したMME320は、加入者収容局400に対して、3.9G網での位置登録を要求する(図2のS002)。位置登録要求を受けた加入者収容局400は、3.9G網300での位置登録を実施し、その後、位置登録を要求した移動通信端末100の契約情報といった加入者情報をMME320に対して送信する(図2のS002)。この位置登録の実施により、CSFB対応の移動通信システム1Aと同様にE−UTRANの回線識別子が生成される。
続いて、CSFB位置登録要求信号を受信したMME320は、CSFB対応の移動通信システム1Aと異なり、位置登録情報の対応機能を備えていないため、2G/3G網200での位置登録要求に係る信号に対する処理を行わない。その結果、2G/3G網200での位置登録が実施されず、MME320は、ステップS002での位置登録に応じたE−UTRANの回線識別子のみを含む位置登録応答信号を生成する。そして、MME320は、その位置登録応答信号を移動通信端末100に送信する(図2のS007)。
E−UTRANの回線識別子のみを含む位置登録応答信号により、移動通信端末100は、3.9G網にのみ在圏するように設定され、上述したような移動通信網の切替を行うことができずに、CSFBによる音声通話サービスを受けることができなくなる。なお、CSFB対応の移動通信端末100は、両移動通信網200,300からの報知情報を受信できる通信機能を有しているものの、3.9G網300に優先的に在圏するように設定されている。このため、CSFB非対応の移動通信システム1では、移動通信端末100は、2G/3G網200に在圏する前に3.9G網300に在圏してしまい、しかも、2G/3G網200における移動通信端末100に対する発信の呼出が3.9G網300を介して行われないため、2G/3G網200に在圏させることができない。
ところで、本実施形態に係る移動通信端末100は、このような状態を解消するため、後述する機能を備えており、かかるCSFB非対応の移動通信システム1でも、音声通話サービスを受けることができる。以下、CSFB非対応の移動通信システム1でも音声通話サービスを受けることができる移動通信端末100について詳細に説明する。なお、移動通信端末100は、前述したように、CSFB対応の移動通信システム1Aでは、CSFBにより、データ通信サービス及び音声通話サービスの両方を受けることができる。
CSFB対応の移動通信端末100について説明する。図3は、移動通信端末100のハードウェア構成図である。図3に示すように、移動通信端末100は、物理的には、CPU11、RAM12およびROM13等の主記憶装置、キーパッド等の操作部14、移動通信システム1,1Aと無線通信を行う無線通信部15、無線通信のためのアンテナ部16、及び所定の情報を表示して使用者に視覚的に報知するディスプレイ17を含む通常のコンピュータシステムとして構成される。後述する移動通信端末100の各機能は、CPU11、RAM12、ROM13等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU11の制御の元で無線通信部15やディスプレイ17を動作させると共に、主記憶装置12,13におけるデータの読み出しおよび書き込みを行うことで実現される。
図4は、移動通信端末100の構成概要図である。図4に示すように、移動通信端末100は、機能的には、CSFB非対応網許容設定部110、位置登録要求部(位置登録要求手段)120、位置登録応答受け部(位置登録応答受け手段、受信手段)130、位置登録判断部(位置登録判断手段、切替可能判断手段)140、第1移動通信網切替制御部(第1移動通信網切替制御手段)150、第2移動通信網切替制御部(第2移動通信網切替制御手段)160、在圏禁止部(在圏禁止手段)170、および通信機能切替部(通信機能切替手段)180を備えて構成される。また、在圏禁止部170は、切替指示信号破棄部(切替指示信号破棄手段)175を含んでいる。
このような構成を有する移動通信端末100は、データ通信及び音声通話を行うことができる2G/3G網200及び2G/3G網200より高速なデータ通信を行うことができる3.9G網300の両移動通信網に選択的に在圏可能とされ、データ通信を行う場合には3.9G網300に優先的に在圏するように設定されると共に音声通話を行う場合にはCSFBにより2G/3G網200に在圏するように移動通信網を切替えられるCSFBに対応した移動通信端末である。また、本実施形態に係るCSFB非対応の移動通信システム1では、2G/3G網200と3.9G網300とがそれぞれ存在し、しかも、移動通信端末100が両移動通信網200,300からの報知情報それぞれを受信できることから、後述する各機能により音声通話サービスを受ける際には、CSFBを行わなくても移動通信端末100が2G/3G網200に在圏できるようになっている。なお、ローミングした地域によっては、3.9G網300のみが存在する移動通信システムの場合もあり、この場合には、当然ながら、音声通話サービスを受けることはできない。移動通信端末100は、2G/3G網200からの報知情報を受信できないことで、このような音声通話サービスを受けることができない地域であることを判別する。
CSFB非対応網許容設定部110は、移動通信端末100の使用者の位置がCSFB対応の移動通信システム1Aに応じた地域かCSFB非対応の移動通信システム1に応じた地域かが分からない場合に、データ通信のみを行なえる通信モードを選択するかどうかを設定させるものである。CSFB非対応網許容設定部110は、ローミングするなどして、移動通信端末100の使用者の位置がCSFB対応の移動通信システム1Aに応じた地域か、または、CSFB非対応の移動通信システム1に応じた地域かが分からない場合に、データ通信のみを行える通信モードを選択するか、または、データ通信及び音声通信の両方を行なえる通信モードを選択するかといった選択枝をディスプレイなどに表示して、使用者の操作により事前に設定させて、その設定された通信モードの設定情報を保持する部分である。保持された通信モードがデータ通信のみを行う通信モードである場合に、仮に在圏する移動通信システムがCSFB非対応の移動通信システム1であった場合、3.9G網300による高速なデータ通信のみが提供される。
また、保持された通信モードがデータ通信と音声通信の両方を行う通信モードである場合に、在圏する移動通信システムがCSFB非対応の移動通信システム1であった場合には、後述する各機能により、2G/3G網200による低速なデータ通信と通常の音声通信とが提供される。また、保持された通信モードがデータ通信と音声通信の両方を行う通信モードである場合に、在圏する移動通信システムがCSFB対応の移動通信システム1Aであった場合には、従来と同様、3.9G網300による高速なデータ通信とCSFBによる通常の音声通信とが提供される。そして、CSFB非対応網許容設定部110は、保持された通信モードの設定情報を位置登録判断部140に出力する。なお、通信モードの選択の際、移動通信網200,300などから発信される報知情報に含まれる事業者ID(PLMN−ID)を移動通信端末100に格納される各事業者におけるCSFBの対応状況(図5参照)に照らし合わせ、CSFB対応の移動通信システム1Aと判断された場合に自動的にデータ通信及び音声通信の両方を行なえる通信モードを選択するように設定し、CSFB非対応の移動通信システム1と判断された場合にのみ、CSFB非対応網許容設定部110での上述した通信モードの選択を使用者に促すような設定にしてもよい。
位置登録要求部120は、両移動通信網200,300でのCSFBの位置登録の要求を3.9G網300に対して行うものである。位置登録要求部120は、2G/3G網200及び3.9G網300の両移動通信網それぞれでCSFBの位置登録するためのCSFB位置登録要求を3.9G網300のMME320に対して行う(図1、図2のS001参照)。なお、位置登録要求部120は、2G/3G網200に対して直接、個別の位置登録の要求を行なう機能も備えている。
位置登録応答受け部130は、両移動通信網200,300でのCSFBの位置登録の結果を示す位置登録応答を受けるものである。位置登録応答受け部130は、位置登録要求部120によるCSFBの位置登録の要求に応じ、両移動通信網200,300でのCSFBの位置登録の結果を示す位置登録応答を3.9G網300のMME320から受ける(図1のS006、図2のS007)。位置登録応答受け部130は、受けた位置登録応答を位置登録判断部140に出力する。
位置登録判断部140は、両移動通信網200,300のうち3.9G網300のみで位置登録が完了したか否かを判断することで、移動通信端末100がCSFB非対応の移動通信システム1に在圏しているか否かを判断するものである。位置登録判断部140は、データ通信及び音声通信の両方を行なえる通信モードを選択するなどの設定情報をCSFB非対応網許容設定部110から受け、位置登録応答受け部130から位置登録応答が入力されると、まずは、位置登録応答受け部130から入力された位置登録応答に含まれる回線識別子を抽出する。位置登録判断部140は、抽出された回線識別子がE−UTRANの回線識別子(S−TMSI)のみであるか否かを確認し、E−UTRANの回線識別子のみであれば、両移動通信網のうち3.9G網300のみで位置登録が完了されたと判断し、在圏中の移動通信システムがCSFB非対応の移動通信システム1であると判断する。なお、抽出された回線識別子にUTRANやGERANの回線識別子(TMSI,CS−IMSI)が含まれれば、2G/3G網200での位置登録も完了したことが示されることから、この場合、位置登録判断部140は、在圏中の移動通信網がCSFB対応の移動通信システム1Aであると判断する。位置登録判断部140は、在圏中の移動通信システムがCSFB非対応の移動通信システム1であり、且つ、CSFB非対応網許容設定部110からの設定情報がデータ通信及び音声通信の両方を行なえる通信モードを選択するといったものであった場合、移動通信網の切替指示信号を第1移動通信網切替制御部150に対して出力する。
第1移動通信網切替制御部150は、CSFB非対応の移動通信システム1に在圏中であると判断された場合に、移動通信端末100が2G/3G網200に在圏するように自動的に移動通信網を切替える切替制御(Automatic PLMN Selection)を行うものである。第1移動通信網切替制御部150は、位置登録判断部140から切替指示信号が入力されると、在圏中の3.9G網300(加入者収容局400含む)に対して、移動通信網を2G/3G網200に強制的に切替える切替指示信号を送信して、移動通信網の切替制御処理を行い、移動通信端末100が2G/3G網200に在圏するようにさせる。この移動通信網の切替制御処理は、従来の移動通信網の切替制御処理と同様の方法によって行われる。
第2移動通信網切替制御部160は、移動通信網を3.9G網に切替える切替制御を行うものである。第2移動通信網切替制御部160は、第1移動通信網切替制御部150で2G/3G網200へ移動通信網を切替えた後、再度、3.9G網に移動通信網を切替える再切替の指示信号を加入者収容局400から受信する。再切替の指示信号を受信した第2移動通信網切替制御部160は、その切替指示信号に基づいて移動通信端末100が3.9G網に在圏するように移動通信網を切替える制御を行う。なお、移動通信端末100が3.9G網300を用いた通信機能をオン状態にしているかぎり、この再切替の指示信号は、移動通信端末100が1つのMSC/VLR220が管理する無線網を越えて隣接するMSC/VLR220が管理する無線網に移動した都度、加入者収容局400から送信される。
在圏禁止部170は、第1移動通信網切替制御部150によって2G/3G網200に在圏する際、移動通信端末100が3.9G網に在圏するように移動通信網の切替を行なうことを禁止するものである。この在圏禁止部170は、例えば、切替指示信号破棄部175を備えており、切替指示信号破棄部175は、第2移動通信網切替制御部160で移動通信端末100が在圏する移動通信網を3.9G網300に切替える制御を行う前に、第2移動通信網切替制御部160が受信した再切替の指示信号を破棄させる処理を行う。この破棄処理は、切替指示信号を受信するたびに行なわれ、この破棄処理により、移動通信端末100は、3.9G網300側での発信が規制され、2G/3G網200に継続的に在圏できるようになる。なお、移動通信端末100が2G/3G網200から圏外あるいは移動通信端末100の電源がオフとなった際でも3.9G網へ遷移しないように、移動通信端末100は、3.9G網への切替を禁止する情報を保持して管理するようになっている。
通信機能切替部180は、移動通信端末100が有する3.9G網300を用いた通信機能をオフに切替えるものである。通信機能切替部180は、位置登録判断部140で、CSFB非対応の移動通信システム1に在圏中であり、且つ、CSFB非対応網許容設定部110からの設定情報がデータ通信及び音声通信の両方を行なえる通信モードを選択するといったものであると判断された場合、移動通信端末100が有する3.9G網300を用いた通信機能をオン状態からオフ状態に切替える。そして、3.9G網を用いた通信機能をオフ状態に切替えた移動通信端末100は、3.9G網300から報知情報などを一切受信することができなくなり、上述した再切替信号の受信が停止される。この結果、CSfallback非対応のような移動通信網において、データ通信及び音声通話を行うことができる第1移動通信網への移動通信端末の在圏を安定的に継続させることができ、CSfallback対応の移動通信端末で音声通話サービスを継続して安定的に受けることができる。
通信機能切替部180で移動通信端末100が有する3.9G網300を用いた通信機能をオン状態からオフ状態に切替えることで、移動通信端末100が1つのMSC/VLR220が管理する無線網を越えて隣接するMSC/VLR220が管理する無線網に移動した場合でも、再切替信号の受信が停止される。また、通信機能切替部180で3.9G網300を用いた通信機能をオフとした切替情報を移動通信端末100内に格納しておくことにより、移動通信端末100の電源が一旦、オフされた後にオンされた場合でも、移動通信端末100が受信する報知情報に含まれる事業者IDが同じであれば、当該機能をオフにしたままとして、移動通信端末100は、2G/3G網200に在圏するようになる。これにより、移動通信端末100は、2G/3G網200に継続的に安定して在圏できるようになる。
ここで、ローミングするなどして、移動通信端末100の使用者の位置がCSFB対応の移動通信システム1Aに応じた地域かCSFB非対応の移動通信システム1に応じた地域かが分からない場合に、移動通信端末100をいずれかの網に在圏させるかの処理について、図6を参照しながら説明する。図6は、移動通信端末100のモード設定処理を示すフローチャートである。なお、操作に使用される移動通信端末100は、CSFB対応の移動通信システム1Aに対応する機能を有すると共に、各移動通信網200,300に個別に対応する機能を備えている。
まず、移動通信端末100が、ローミングを行なうことができる通信エリア等において、移動通信端末100の電源をオンにするなどした場合に、移動通信端末100が報知情報を受信することにより、移動通信システムが両移動通信網200,300を含むか否か判別する。両移動通信網200,300を含む移動通信システムと判別された場合には、続いて、移動通信端末100の通信モードとして、データ通信のみを行える通信モードを選択するか、または、データ通信及び音声通信の両方を行なえる通信モードを選択するかといった2つの選択枝をCSFB非対応網許容設定部110によりディスプレイに表示させる。その表示に対する使用者の操作で、いずれかの通信モードが選択された場合、CSFB非対応網許容設定部110により、その選択により設定情報が保持される(S501)。なお、設定情報は、その後、位置登録判断部140に出力される。また、上記の設定はあらかじめ行なわれていてもよい。
ステップS501で通信モードの選択についての設定情報が保持されたら、続いて、位置登録要求部120により、移動通信端末100の位置登録要求が両移動通信網200,300を含む移動通信システムに対して行なわれる(ステップS502)。両移動通信網200,300を含む移動通信システムから、この位置登録要求部120による位置登録要求に応じた位置登録応答を位置登録応答受け部130により受けると、この位置登録応答に含まれる回線識別子が位置登録判断部140により抽出される。
抽出された回線識別子にE−UTRANの回線識別子のみが含まれている場合には、位置登録判断部140により、CSFB非対応の移動通信システム1に応じた地域と判断され、抽出された回線識別子にUTRANやGERANの回線識別子とE―UTRANの回線識別子の両方が含まれている場合には、位置登録判断部140により、CSFB対応の移動通信システム1に応じた地域と判断される(S503)。
ステップS503での判断の結果、CSFB非対応の移動通信システム1に応じた地域と判断された場合、ステップS504に進み、CSFB非対応網許容設定部110で設定された選択情報を位置登録判断部140により確認する。そして、データ通信及び音声通信の両方を行なえる通信モードを選択するといった選択情報であった場合、ステップS505に進み、第1移動通信網切替制御部150により、移動通信端末100が在圏している移動通信網を2G/3G網200に在圏するように切り替える切替制御を行って設定する(S505)。
一方、位置登録判断部140で確認した選択情報がデータ通信のみを行う通信モードを選択するといったものであった場合、ステップS506に進み、3.9G網300に在圏して、データ通信のみを行うモードに登録される(S506)。なお、ステップS503での判断の結果、CSFB対応の移動通信システム1Aに応じた地域と判断された場合、ステップS507に進み、CSFB非対応網許容設定部110で設定された選択情報に係わらずに、データ通信を行う場合には3.9G網に在圏し、音声通話を行なう場合にCSFBを行って2G/3G網に在圏するように登録される。
ステップS505で移動通信端末100が2G/3G網200に在圏するように切替える切替制御が行われた後、移動通信端末100が1つのMSC/VLR220が管理する無線網から隣接するMSC/VLR220が管理する無線網に移動された場合、移動通信端末100が3.9G網に在圏するように切替える再切替指示信号が加入者収容局400から移動通信端末100に送信される。移動通信端末100でこの再切替指示信号が受信されると、従来であれば、第2移動通信網切替制御部160により在圏する移動通信網の3.9G網300への再切替え処理が行われるが、本実施形態では、在圏禁止部170の切替指示信号破棄部175により、この再切替指示信号が破棄されるようになっている。さらに、必要に応じて通信機能切替部180を用いれば、移動通信端末100が有する3.9G網を用いた通信機能がオン状態からオフ状態へと切替えられる。オフ状態に切替えられた移動通信端末100は、3.9G網300から報知情報などを一切受信することができなくなり、上述した再切替信号の受信が停止される。その結果、移動通信端末100は、2G/3G網200に継続的に安定して在圏できるようになる。
本実施形態によれば、上述した構成により、第1移動通信網切替制御部150は、移動通信端末100が2G/3G網200に在圏するように移動通信網の切替制御を行うことができる。このような切替制御により、データ通信を行う際などに優先的に位置登録される3.9G網300への在圏ではなくて、その時点では位置登録されていない2G/3G網200へ在圏するように移動通信網の切替えを行うことができ、移動通信端末100は、データ通信だけでなくて音声通話を行うこともできる。すなわち、CSFB非対応のように音声通話サービスが受けられない場合もある移動通信システム1において、CSFB対応の移動通信端末100で音声通話サービスを適切に受けることができる。
また、本実施形態によれば、上述した構成により、位置登録応答といった既存の情報を利用して3.9G網300がCSFB対応の移動通信網であるか否かを簡単に判別できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、3.9G網300からの報知情報を用いて、3.9G網300を含む移動通信システムがCSFB非対応の移動通信網であるか否かを判断する点で、第1実施形態と異なっている。まず、本実施形態に係る移動通信端末600で音声通話サービスやデータ通信サービスの提供を受けるための移動通信網について、図1及び図2を参照して説明する。
最初に、CSFB対応の移動通信システム1Bについて説明する。本実施形態に係る移動通信システム1Bは、図1に示されるように、無線網310Bを除いて第1実施形態の移動通信システム1Aと同様であり、無線網210とMSC/VLR220Aと加入者収容局400とからなる2G/3G網200、及び、無線網310BとMME320Aと加入者収容局400とからなる3.9G網300の両移動通信網を含んで構成される。そして、無線網210を構成する各無線基地局及び無線網310Bを構成する各無線基地局それぞれは、移動通信端末600が位置登録する際に必要となる報知情報を発信する機能を備えている。
両無線網210,310Bから発信される報知情報には、国番号、事業者ID、及び基地局情報が含まれる。国番号は、基地局が位置している(あるいはサービスの提供を受ける)国を示す番号であり、事業者IDは、通信サービスを提供する通信事業者を示すコード情報であり、基地局情報は、複数ある基地局を特定するための識別情報である。また、本実施形態に係る無線網310Bの各無線基地局から発信される報知情報には、第1実施形態と異なり、上述した国番号、事業者ID、及び基地局情報に加え、3.9G網300がCSFB対応の移動通信網(切替可能移動通信網)であることを示す網切替可能情報が含まれている。網切替可能情報は、3.9G網300が、3.9G網300に在圏中に音声通話の呼出があった場合に2G/3G網200に在圏するように移動通信網を切替えられる切替可能な移動通信網であることを示す情報であり、例えば、あらかじめ定められたフラグを報知情報に含ませることにより実現される。
次に、CSFB非対応の移動通信システム1について説明する。本実施形態に係る移動通信システム1は、図2に示されるように、第1実施形態の移動通信システム1と同様の構成である。そして、CSFB対応の移動通信システム1Bと同様に、CSFB非対応の移動通信システム1では、両無線網210,310を構成する各基地局から、国番号、事業者ID、及び基地局情報が含まれる報知情報が発信される。無線網310を構成する各基地局からの報知情報には、3.9G網300がCSFB対応の移動通信網であることを示す網切替可能情報が含まれていない。なお、無線網310B,310を構成する各無線基地局からの報知情報は、3.9G網300の機能を示す網情報となっている。この網情報には、第1実施形態におけるMME320Aからの位置登録応答信号も相当する。
続いて、CSFB対応の移動通信端末600について説明する。なお、移動通信端末600のハードウェア構成は、図3に示されるように、第1実施形態と同様である。図7は、移動通信端末600の構成概要図である。図7に示すように、移動通信端末600は、機能的には、CSFB非対応網許容設定部110、報知情報受信部(受信手段)620、網切替可能判断部(切替可能判断手段)640、第1移動通信網切替制御部150、第2移動通信網切替制御部160、在圏禁止部170、及び通信機能切替部180を備えて構成される。また、在圏禁止部170は、切替指示信号破棄部175を含んでいる。
報知情報受信部620は、両移動通信網200、300からの報知情報を受信するものである。報知情報受信部620は、2G/3G網200を構成する各無線基地局から発信される報知情報と、3.9G網300を構成する各無線基地局から発信される報知情報との両報知情報を受信する。報知情報を受信した報知情報受信部620は、移動通信端末600の位置登録を行うための位置登録部(不図示)に両報知情報を送信すると共に、3.9G網300からの報知情報のみを網切替可能判断部640に送信する。
網切替可能判断部640は、3.9G網300からの報知情報に基づいて、移動通信端末600がCSFB非対応の移動通信システム1に在圏しているか否かを判断するものである。網切替可能判断部640は、報知情報受信部620から3.9網300からの報知情報を受信すると、受信した報知情報に、自網がCSFB対応の移動通信網であることを示す網切替可能情報が含まれているか否かを確認する。そして、網切替可能判断部640は、報知情報に網切替可能情報が含まれている場合には、3.9G網300がCSFBに対応する移動通信網であると判断し、報知情報に網切替可能情報が含まれていない場合には、3.9G網300がCSFBに対応していない移動通信網であると判断する。
網切替可能判断部640は、CSFBに対応しているか否かの判断結果を第1移動通信網切替制御部150及び位置登録部に対して出力する。CSFB非対応との判断結果が入力された第1移動通信網切替制御部150は、在圏中の3.9G網300に対して、移動通信網を2G/3G網200に強制的に切替える切替指示信号を送信して、移動通信網の切替制御処理を行う。一方、第1移動通信網切替制御部150は、CSFB対応との判断結果が入力された場合には、移動通信網の切替制御処理を行わない。なお、自網のCSFBへの対応可否についての判断結果が入力された位置登録部は、自網がCSFB対応の移動通信網と判断された場合には、2G/3G網200に係る基地局及び3.9G網300に係る基地局の識別情報(位置情報)を抽出し、その識別情報で特定される両基地局に端末固有の識別番号を送信して、無線通信のための位置登録を両移動通信網で行なう。一方、自網がCSFB非対応の移動通信網と判断された場合には、位置登録部は、CSFB非対応網許容設定部110でのモード設定に応じて、データ通信及び音声通話を行う場合には2G/3G網200に係る基地局の識別情報を、高速のデータ通信のみ行う場合には3.9G網300に係る基地局の識別情報を抽出する。そして、抽出された識別情報で特定される基地局に端末固有の識別番号を送信して、無線通信のための位置登録を一方の移動通信網で行なう。
ここで、ローミングするなどして、移動通信端末600の使用者の位置がCSFB対応の移動通信システム1Bに応じた地域かCSFB非対応の移動通信システム1に応じた地域かが分からない場合に、移動通信端末600をいずれかの網に在圏させるかの処理について、図8を参照しながら説明する。図8は、移動通信端末600のモード設定処理を示すフローチャートである。
まず、移動通信端末600が、ローミングを行なうことができる通信エリア等において、移動通信端末600の電源をオンにするなどした場合に、移動通信端末600の報知情報受信部620により、2G/3G網200からの報知情報と3.9G網300からの報知情報とが受信される(S801)。報知情報受信部620は、受信した両報知情報を位置登録部に送信すると共に、受信した3.9G網300からの報知情報のみを網切替可能判断部640に送信する。なお、両報知情報が受信された場合には、移動通信システムが両移動通信網200,300を含むと判別される。
両移動通信網200,300を含む移動通信システムと判別された場合には、続いて、移動通信端末600の通信モードとして、データ通信のみを行える通信モードを選択するか、または、データ通信及び音声通信の両方を行える通信モードを選択するかといった2つの選択枝をCSFB非対応網許容設定部110によりディスプレイに表示させる。その表示に対する使用者の操作で、いずれかの通信モードが選択された場合、CSFB非対応網許容設定部110により、その選択により設定情報が保持される(S802)。なお、設定情報は、その後、網切替可能判断部640に出力される。また、上記の設定はあらかじめ行なわれていてもよい。
3.9G網300からの報知情報が網切替可能判断部640で受信されたら、続いて、網切替可能判断部640により、3.9G網300からの報知情報に、CSFB対応の移動通信網であることを示す網切替可能情報が含まれているか否かを確認する。確認の結果、報知情報に網切替可能情報が含まれていない場合には、網切替可能判断部640により、CSFB非対応の移動通信システム1Bに応じた地域と判断され、報知情報に網切替可能情報が含まれていた場合には、網切替可能判断部640により、CSFB対応の移動通信システム1に応じた地域と判断される(S803)。
ステップS803での判断の結果、CSFB非対応の移動通信システム1に応じた地域と判断された場合、ステップS804に進み、CSFB非対応網許容設定部110で設定された選択情報を網切替可能判断部640により確認する。そして、データ通信及び音声通信の両方を行なえる通信モードを選択するといった選択情報であった場合、ステップS805に進み、第1移動通信網切替制御部150により、移動通信端末600が在圏している移動通信網を2G/3G網200に在圏するように切り替える切替制御を行って設定する(S805)。
一方、網切替可能判断部640で確認した選択情報がデータ通信のみを行う通信モードを選択するといったものであった場合、ステップS806に進み、3.9G網300に在圏するように位置登録が行われ、データ通信のみを行うモードに登録される(S806)。なお、ステップS803での判断の結果、CSFB対応の移動通信システム1Bに応じた地域と判断された場合、ステップS807に進み、CSFB非対応網許容設定部110で設定された選択情報に係わらずに、データ通信を行う場合には3.9G網に在圏するように位置登録が行われ、音声通話を行なう場合にCSFBを行って2G/3G網に在圏するように位置登録される。なお、ステップS805で移動通信端末600が2G/3G網200に在圏するように切替える切替制御が行われた後の処理は、第1実施形態と同様である。
本実施形態によれば、上述した構成により、第1移動通信網切替制御部150は、移動通信端末600が2G/3G網200に在圏するように移動通信網の切替制御を行うことができる。このような切替制御により、データ通信を行う際などに優先的に位置登録される3.9G網300への在圏ではなくて、その時点では位置登録されていない2G/3G網200へ在圏するように移動通信網の切替えを行うことができ、移動通信端末600は、データ通信だけでなくて音声通話を行うこともできる。すなわち、CSFB非対応のように音声通話サービスが受けられない場合もある移動通信網において、CSFB対応の移動通信端末600で音声通話サービスを適切に受けることができる。しかも、網切替可能判断部640は、報知情報に基づいて3.9G網300がCSFB対応の移動通信網であるか否かを判断することから、報知情報といった既存の情報配信を利用して3.9G網300がCSFB対応の移動通信網であるか否かを簡単に早く判別できる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1実施形態では、CSFB非対応の移動通信システム1であるかどうかを、位置登録要求に対する位置登録応答にE−UTRANの回線識別子とUTRANやGERANの回線識別子とが含まれているかどうかで判断するようにしていたが、位置登録要求に対する位置登録応答にCSFB非対応の移動通信網であることを示すその他の情報が含まれているかどうかで判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、CSFB非対応の移動通信システム1であると判断された場合、第1移動通信網切替制御部150により自動的に2G/3G網に切り替える切替制御を行うようにしているが、この切替制御を手動(Manual PLMN Selection)で行えるようにしてもよい。この場合、移動通信端末100,600は、3.9G網300のみで位置登録が完了したとの位置登録判断部による判断や3.9G網300が切替可能な移動通信網でないとの網切替可能判断部による判断を移動通信端末100,600の使用者に対して通知する通知部と、通知部による通知に応じて、移動通信端末100,600が2G/3G網200に在圏するように移動通信網の切替制御を行うか否かの入力を使用者から受け付ける入力受付部とを備えている。上記の通知は、例えば、切替制御を行わないと音声通話ができない旨の表示をすることにより行なわれる。そして、移動通信端末100,600の第1移動通信網切替制御部150は、移動通信端末100,600が2G/3G網200に在圏するように移動通信網の切替制御を行うとの使用者からの入力を入力受付部で受け付けた場合に、移動通信端末100,600が2G/3G網200に在圏するように移動通信網の切替制御を行う。これにより、移動通信端末100,600の2G/3G網200への切替を、移動通信端末100,600の使用者に選択させることができる。なお、上記実施形態では、CSFBの場合で説明したが、本発明に係る移動通信端末100,600は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で他にも適用され、CSFBの場合に限定されない。
第1実施形態に係るCSFB対応の移動通信網を示す構成概要図である。 第1実施形態に係るCSFB非対応の移動通信網を示す構成概要図である。 移動通信端末のハードウェア構成を示す図である。 第1実施形態に係る移動通信端末の構成概要図である。 事業者とCSFBの対応状況とのデータを示す図である。 第1実施形態に係る移動通信端末のモード設定を行う設定手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る移動通信端末の構成概要図である。 第2実施形態に係る移動通信端末のモード設定を行う設定手順を示すフローチャートである。 CSFBの動作を示す構成概要図である。
符号の説明
1…CSFB非対応の移動通信システム、100,600…移動通信端末、120…位置登録要求部、130…位置登録応答受け部、140…位置登録判断部、150…第1移動通信網切替制御部、160…第2移動通信網切替制御部、170…在圏禁止部、175…切替指示信号破棄部、180…通信機能切替部、200…2G/3G網、300…3.9G網、620…報知情報受信部、640…網切替可能判断部。

Claims (8)

  1. データ通信及び音声通話を行うことができる第1移動通信網及び該第1移動通信網より高速なデータ通信を行うことができる第2移動通信網の両移動通信網に選択的に在圏可能とされ、データ通信を行う場合には前記第2移動通信網に優先的に在圏するように設定されると共に音声通話を行う場合には前記第1移動通信網に在圏するように移動通信網を切替えられる移動通信端末であって、
    前記第2移動通信網から当該第2移動通信網の機能を示す網情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記網情報に基づいて、前記第2移動通信網が、当該第2移動通信網に在圏中に音声通話の呼出があった場合には前記第1移動通信網に在圏するように移動通信網を切替えられる切替可能移動通信網であるか否かを判断する切替可能判断手段と、
    前記第2移動通信網が前記切替可能移動通信網でないと前記切替可能判断手段で判断された場合、前記移動通信端末が前記第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うことができる第1移動通信網切替制御手段と、
    を備えることを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記両移動通信網それぞれで位置登録するための位置登録要求を前記第2移動通信網に対して行う位置登録要求手段を更に備え、
    前記受信手段は、前記位置登録要求手段による前記位置登録要求に応じた前記両移動通信網での位置登録の結果を示す位置登録応答を前記網情報として受信し、
    前記切替可能判断手段は、前記受信手段で受信した前記位置登録応答が前記両移動通信網のうち前記第2移動通信網のみで位置登録が完了したことを示す場合には、前記第2移動通信網が前記切替可能移動通信網でないと判断することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 前記受信手段は、前記網情報である報知情報を前記第2移動通信網から受信し、
    前記切替可能判断手段は、前記受信手段で受信した前記報知情報に基づいて、前記第2移動通信網が前記切替可能移動通信網であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  4. 前記第2移動通信網が前記切替可能移動通信網でないとの前記切替可能判断手段による判断を前記移動通信端末の使用者に対して通知する通知手段と、
    前記通知手段による通知に応じて、前記移動通信端末が前記第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うか否かの入力を受け付ける入力受付手段と、を備え、
    前記第1移動通信網切替制御手段は、前記移動通信端末が前記第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うとの入力を前記入力受付手段で受け付けた場合、前記移動通信端末が前記第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の移動通信端末。
  5. 前記第1移動通信網切替制御手段の切替制御によって前記移動通信端末が前記第1移動通信網に在圏する際、前記移動通信端末が前記第2移動通信網に在圏することを禁止する在圏禁止手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の移動通信端末。
  6. 前記第1移動通信網から前記第2移動通信網への切替指示信号を前記第1移動通信網から受信して、前記切替指示信号に基づいて前記移動通信端末が前記第2移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行う第2移動通信網切替制御手段を更に備え、
    前記在圏禁止手段は、前記第2移動通信網切替制御手段で受信した前記切替指示信号を前記第2移動通信網切替制御手段で移動通信網の切替制御を行う前に破棄させる切替指示信号破棄手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の移動通信端末。
  7. 前記切替可能判断手段で前記第2移動通信網が前記切替可能移動通信網でないと判断された場合に、前記移動通信端末が有する前記第2移動通信網を用いた通信機能をオフに切替えることができる通信機能切替手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の移動通信端末。
  8. データ通信及び音声通話を行うことができる第1移動通信網及び該第1移動通信網より高速なデータ通信を行うことができる第2移動通信網の両移動通信網に選択的に在圏可能とされ、データ通信を行う場合には前記第2移動通信網に優先的に在圏するように設定されると共に音声通話を行う場合には前記第1移動通信網に在圏するように移動通信網を切替えられる移動通信端末であって、
    前記両移動通信網それぞれで位置登録するための位置登録要求を前記第2移動通信網に対して行う位置登録要求手段と、
    前記位置登録要求手段による前記位置登録要求に応じた前記両移動通信網での位置登録の結果を示す位置登録応答を受ける位置登録応答受け手段と、
    前記位置登録応答受け手段で受けた前記位置登録応答に基づいて、前記両移動通信網のうち前記第2移動通信網のみで位置登録が完了したか否かを判断する位置登録判断手段と、
    前記第2移動通信網のみで位置登録が完了したと前記位置登録判断手段で判断された場合、前記移動通信端末が前記第1移動通信網に在圏するように移動通信網の切替制御を行うことができる第1移動通信網切替制御手段と、
    を備えることを特徴とする移動通信端末。

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