JP2010058705A - Riding type mobile agricultural machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば乗用管理機などの乗用型移動農機に関し、詳しくは、機体を支持する車輪の取付け構造に関する。 The present invention relates to a riding-type mobile agricultural machine such as a riding management machine, and more particularly to a mounting structure of a wheel that supports a machine body.
従来、左右一対の前輪及び後輪によって支持された機体の後方に昇降リンク(昇降機構)を介して作業機(耕耘部)を取付け、該作業機によって、耕耘、中耕、培土などの作業を行う乗用型移動農機(小型乗用作業機)が案出されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
Conventionally, a work machine (cultivation unit) is attached to the rear of the machine body supported by a pair of left and right front wheels and rear wheels via a lifting link (lifting mechanism), and operations such as tillage, middle tillage, and soil cultivation are performed by the work machine. A riding type mobile agricultural machine (small riding work machine) has been devised (see
乗用型管理機は、耕耘又は圃場の畝を跨いで中耕及び培土などの作業を行うが、圃場の畝のサイズは様々であり、上記特許文献1及び2記載の乗用型移動農機のようにトレッドの変更ができないと、その機体のトレッドに畝のサイズが合わない場合には上記作業を行うことが出来なかった。
The riding-type management machine performs operations such as plowing and cultivating while straddling a plow or a field fence. However, the size of the field fence varies, and the tread like the riding type mobile farm machine described in
また、作業途中にトレッドを変更することもあるため、簡単な構造で容易にトレッド幅の変更ができることが望まれていた。 Moreover, since the tread may be changed during the work, it has been desired that the tread width can be easily changed with a simple structure.
そこで、本発明は、車軸を左右にスライド可能に構成し、車輪支持部材を挟んで選択的に機体内側もしくは機体外側に突出させると共に、その突出端に前輪及び後輪を装着してトレッドの変更を可能にしたことによって上記課題を解決した乗用型移動農機を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention is configured such that the axle is slidable to the left and right, and selectively protrudes inward or outward of the fuselage with the wheel support member interposed therebetween, and a front wheel and a rear wheel are attached to the protruding ends to change the tread. An object of the present invention is to provide a riding-type mobile agricultural machine that can solve the above-mentioned problems by enabling the above.
請求項1に係る発明は、それぞれ左右一対の前輪(2)及び後輪(3)により支持される機体(5)に運転部(6)を配置してなる、乗用型移動農機(1)において、
前記機体(5)に前記前輪(2)及び後輪(3)の半径(L,X)よりも長い車輪支持部材(58,74)を垂下するように設けると共に、これら車輪支持部材(58,74)は、その下端に前記前輪(2)及び後輪(3)の各車軸(61,83)を嵌挿する車軸嵌挿部(59,81)を有し、
前記車軸(61,83)は、前記車輪支持部材(58,74)の機体幅方向全長に亘って形成された筒部材からなる前記車軸嵌挿部(59,81)から機体内側に突出する位置と、機体外側に突出する位置とにスライド可能に構成され、
これら車軸(61,83)を選択的に、前記車輪支持部材(58,74)を挟んで機体内側もしくは機体外側に突出させ、その突出端に前記前輪(2)及び後輪(3)を装着することによりトレッド(S,T)を変更する、
ことを特徴とする乗用型移動農機(1)にある。
The invention according to
A wheel support member (58, 74) longer than the radii (L, X) of the front wheel (2) and the rear wheel (3) is provided on the airframe (5) so as to hang down. 74) has an axle insertion portion (59, 81) for inserting each axle (61, 83) of the front wheel (2) and the rear wheel (3) at the lower end thereof,
The axle (61, 83) is a position projecting inward from the axle fitting part (59, 81) made of a cylindrical member formed over the entire length of the wheel support member (58, 74) in the fuselage width direction. And slidable to a position protruding to the outside of the fuselage,
These axles (61, 83) are selectively protruded inside or outside the body with the wheel support members (58, 74) in between, and the front wheels (2) and rear wheels (3) are mounted on the protruding ends. To change the tread (S, T),
It exists in the riding type mobile agricultural machine (1) characterized by this.
なお、括弧内の符号等は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に何等影響を及ぼすものではない。 In addition, although the code | symbol etc. in a parenthesis is for contrast with drawing, it does not have any influence on a claim by this.
請求項1に係る発明によると、前輪および後輪と車軸とを別体に形成し、これら前輪及び後輪の車軸をスライドさせて、車輪支持部材を挟んで機体内側もしくは機体外側に選択的に突出させ、その突出端に前輪及び後輪を装着することによって、簡単な作業かつ構成で圃場の畝のサイズに合わせてトレッドを変更することができる。また、前輪及び後輪と車軸とを別体に構成したことによって部品の共通化を図ることができ、製造コストを低く抑えることができると共に、車軸が左右にスライドするため、機体内側に前輪及び後輪を装着する際に最小限のスペースしか必要なく、機体下部の空間を有効に使用することができる。 According to the first aspect of the present invention, the front wheels, the rear wheels, and the axles are formed separately, the axles of the front wheels and the rear wheels are slid, and the wheels are selectively placed inside or outside the body with the wheel support member interposed therebetween. By projecting and attaching the front and rear wheels to the projecting ends, it is possible to change the tread according to the size of the field basket with a simple operation and configuration. In addition, by configuring the front and rear wheels and the axle separately, the parts can be shared, the manufacturing cost can be kept low, and the axle slides to the left and right. When mounting the rear wheel, a minimum space is required, and the space below the fuselage can be used effectively.
以下に本発明に係る乗用管理機について、図面に沿って説明をする。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る乗用型移動農機としての乗用管理機1は、左右一対からなる略々同径の前輪2,2及び後輪3,3に支持された機体5を有しており、該機体5の前方にはキャノピー7に上方を覆われた運転部6が設けられている。また、機体5の後方にはアッパリンク9a及びロアリンク9bの平行リンクからなる昇降リンク9が設けられており、該昇降リンク9を介してロータリ作業機10が油圧シリンダ11によって昇降自在に取付けられている。
A passenger management machine according to the present invention will be described below with reference to the drawings. As shown in FIGS. 1 and 2, a
上記機体5は、その機体前後方向中央部である前輪2及び後輪3との間に、エンジン12及び燃料タンク13などの重量物を集中して配置していると共に、機体5の前部に設けられた前輪2の上方には作業者が着座する運転座席15を配置し、機体5の後部に設けられた後輪3の上方にはバッテリー16及び油圧式無段変速装置17(HST)を配置している。
The
図2に示すように、最も重量のある上記エンジン12は機体幅方向においても中央に位置しており、燃料タンク13は該エンジン12の右側方に設けられたブラケット20を介して機体フレーム19に取付けられ、上記エンジン12から左側へと延びるマフラー21とは反対側に離れて配置されている。
As shown in FIG. 2, the
また、上記バッテリー16及び油圧式無段変速装置17は略々同じ重量であり、機体幅方向中央に位置したリヤミッションケース(リヤミッション)46を挟んで、機体左側方には該油圧式無段変速装置17が配置され、機体右側方にはバッテリー16が配置されている。更に後輪3の後方には上記ロータリ作業機10が配設されており、これらが相俟って機体5は前後方向及び左右方向の重量バランス良くかつ、コンパクトに構成されている。
The
一方、上述した運転部6には上記運転座席15の他に、機体を操向するステアリングハンドル22などが設けられており、該運転座席15の後方にはキャノピー7が上部に取付けられた安全バー23や、ヒンジ26により開閉自在に設けられた荷物載台25が配設されている。なお、上記荷物載台25はキャノピー7と兼用に構成してもよく、乗用管理機を運搬車として使用する際には肥料、農具などを載置する荷物載台とし、それ以外の際はキャノピーとして使用しても良い。
On the other hand, in addition to the
上記ステアリングハンドル22は、ステアリングコラム27に覆われたステアリング軸29の上端部に取付けられており、該ステアリング軸29の下端部には、中間軸30の一端に設けられたベベルギヤ31と噛合するベベルギヤ32が固設されている。該中間軸30は、図3及び図4に示すように、機体後方に向って延設されており、フロントミッションケース33内にて、その他端に設けられたベベルギヤ35がピットマンアーム36を回動させるセクタギヤ37と噛合している。
The
上記ピットマンアーム36は、左右のタイロッド39,39を介してナックルアーム40,40と連結しており、これらのナックルアーム40によって、前輪2のファイナルケース41を、キングピン軸42(図5参照)を中心として回動させて前輪2を操向している。
The
なお、上述した相互に噛合するベベルギヤ31,32,35及びセクタギヤ37はそれぞれ歯数が相違しており、ステアリングハンドル22からの回転は、上記2回のギヤの噛合により減速される。
The bevel gears 31, 32, 35 and the
次に本願発明の要部である乗用管理機1のフロントアクスル及びリヤアクスル周りの構造について説明をする。
Next, the structure around the front axle and the rear axle of the
図3及び図4に示すように、フロントアクスル機構43及びリヤアクスル機構45は、それぞれ機体(機体フレーム19)に一体に取付けられたフロントアクスルケース56及びリヤアクスルケース70を備え、これらフロントアクスルケース56及びリヤアクスルケース70から垂下するように設けられた車輪支持部材58,74の下端に前輪2及び後輪3が取付けられている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
上記フロントアクスル機構43のフロントミッションケース33には、リヤミッションケース46に入力されたエンジン12からの動力が伝動軸50を介して入力されており、図5に示すように、該フロントミッションケース33内において伝動軸50のベベルギヤ51とデフ52とが噛合して左右の分配軸53,53へと出力している。
The
なお、図1に示すようにエンジン12は、燃料タンク13及びマフラー21よりも上方に高い位置に配設されており、上記伝動軸50はエンジン12の下方空間を通ってリヤミッションケース46からフロントミッションケース33まで直線状に最短の経路で配設されている。
As shown in FIG. 1, the
上記分配軸53は、フロントミッションケース33の円筒部33aと、該円筒部33aと連結しているキングピンケース55の横筒部55aとからなるフロントアクスルケース56に覆われており、キングピンケース55内において上記分配軸53の端部に固設されたベベルギヤ53aとキングピン軸42の上部に固設されたベベルギヤ42aとが噛合している。
The
上記キングピン軸42は、キングピンケース55及びその下方に設けられたファイナルケース41に内装されており、その下端部に固設されたベベルギヤ42bは、車軸伝動筒(車軸嵌挿部)59の外周に形成されたギヤ60と噛合している。この車軸伝動筒59は、ファイナルケース41の下端において機体幅方向に貫通すると共に、ベアリングを介して回転自在に支持された筒状部材であり、その内周に前輪2の車軸61(以下前車軸という)が嵌挿されて車軸嵌挿部を形成している。
The
図5(a)、(b)に示すように、上記車軸61は、その外周が六角形状の六角形軸であり、車軸伝動筒59の内周で幅方向にスライド自在であると共に、該車軸伝動筒59の内周の中途部には前車軸61と嵌合して動力を伝達するための六角穴部62が形成されている。
As shown in FIGS. 5A and 5B, the
また、前車軸61の両端部には係止ピン63を挿通する貫通孔61a,61bが設けられていると共に、ファイナルケース41の幅方向両端から突出する車軸伝動筒59の両端部にもピン孔59a,59bが形成されており、これら貫通孔61a,61b及びピン孔59a,59bに係止ピン63を嵌挿することによって前車軸61は抜け止め固定されている。
Further, through
上記前車軸61は、車軸伝動筒59の全長よりも長く形成されており、一端の貫通孔61a,61bが係止ピン63によって抜け止めされると他端は車軸伝動筒59から突出するため、どちらの貫通孔61a,61bを係止ピン63によって係止するか選択することによって、ファイナルケース41を挟んで機体内側に突出する位置(図5の想像線の位置)と、機体外側に突出する位置(図5の実線の位置)とに切り替え自在に構成されている。
The
この機体内側もしくは外側に突出した前車軸61の突出端(他端)には、前車軸61とは別体に形成された前輪2のボス部2aが嵌挿され、このボス部2aは車軸伝動筒59と同様に、その内周が六角形状であると共に外周にピン孔2bが形成されている。前輪2は、これらボス部2aのピン孔2bと前車軸61の突出端の貫通孔61b,61aとに係止ピン64が嵌挿されることによって、前車軸61に一体に固定される。
A
また、上述したキングピンケース55とファイナルケース41との間にはコイルスプリング65が介在しており、該コイルスプリング65などによって前輪2からの衝撃を緩衝するフロントサスペンション(懸架装置)66が構成されている。
Further, a
上記フロントサスペンション66は左右の車輪(前輪2,2)を独立して上下動可能に支持した独立懸架式のサスペンションとなっており、フロントアクスル機構43の上部(フロントアクスルケース56及びキングピンケース55)は機体フレーム19に固定された構成となっている。
The
これらキングピンケース55、キングピン軸42、ファイナルケース41及びフロントサスペンション66によって、前輪2の上記車輪支持部材58が形成されており、該車輪支持部材58のフロントアクスルケース56より下方部分の長さMは、前輪2の半径Lよりも長く構成されている(L<M)。
The
なお、上記フロントミッションケース33の円筒部33aの基部にはオイルシール68が配設されており、フロントミッションケース33の本体内は潤滑油によって潤滑され、それ以降の車軸伝動部はグリスによって潤滑されている。
An
一方、リヤアクスル機構45の構造も上記フロントアクスル機構43とほぼ同様に構成されており、図6に示すように、リヤミッションケース46において、エンジン12からの動力がデフ67を介して左右の分配軸69,69へと伝達されている。上記分配軸69,69はブレーキケース71及びキングピンケース72の横筒部72aからなるリヤアクスルケース70に覆われており、該ブレーキケース71にはサイドブレーキとしての多板式ブレーキ73が内装されている。
On the other hand, the structure of the
上記分配軸69,69の先端に固設されたベベルギヤ69aは、キングピンケース72内においてキングピン軸75の上部に固設されたベベルギヤ75aと噛合しており、該キングピン軸75はその下方のファイナルケース76に亘って配設されている。また、キングピンケース72及びファイナルケース76との間にはコイルスプリング77が介在しており、該コイルスプリング77などによって独立懸架式のリヤサスペンション(懸架装置)79が構成されている。それにより、リヤアクスル機構45上部(リヤアクスルケース70及びキングピンケース72)は機体フレーム19に固定された構成となっている。
A
これらキングピンケース72、キングピン軸75、ファイナルケース76及びリヤサスペンション79によって上記後輪3の車輪支持部材74が構成され、該車輪支持部材74は、そのリヤアクスルケース70よりも下方部分の長さYを後輪3の半径Xよりも長く構成している(X<Y)。
The
上記キングピン軸75の下端には、車軸伝動筒(車軸嵌挿部)81の外周に形成されたギヤ82と噛合するベベルギヤ75bが固設されており、該車軸伝動筒81はファイナルケース76にベアリングを介して回転自在に支持されている。
A
車軸伝動筒81は、その内周の中途部に後輪3の車軸(以下、後車軸という)83が嵌合する六角穴部85を有していると共に、ファイナルケース76の幅方向両端から突出する両端部から後車軸83を嵌挿可能に構成されており、これら車軸伝動筒81の両端部及び後車軸83の両端部には、それぞれ係止ピンが挿通されるピン孔81a,81b及び貫通孔83a,83bが形成されている。
The
上記後車軸83は、貫通孔83a,83b及びピン孔81a,81bに係止ピン63が挿通されることによって抜け止め固定されると共に、その全長が車軸伝動筒81の全長よりも長く形成されており、一端の貫通孔83a,83bが係止ピン63によって抜け止めされると他端は車軸伝動筒81から突出するため、どちらの貫通孔83a,83bを係止ピン63によって係止するか選択することによって、ファイナルケース76を挟んで機体内側に突出する位置(図6の想像線の位置)と、機体外側に突出する位置(図6の実線の位置)とに切り替え自在に構成されている。
The
また、機体内側もしくは外側に突出した後車軸83の突出端(他端)には、後車軸83とは別体に形成された後輪3のボス部3aが嵌挿されており、このボス部3aは車軸伝動筒81と同様に、その内周が六角形状であると共に外周にピン孔3bが設けられている。後輪3は、これらピン孔3bと突出端の貫通孔83a,83bとに係止ピン64が嵌挿されることによって、後車軸83に固定される。
Further, a
なお、キングピンケース72の横筒部72aの基部にはオイルシール86が設けられており、リヤミッションケース46及びブレーキケース71内は潤滑油によって潤滑され、それ以降の車軸伝動部はグリスによって潤滑されている。
An
乗用管理機1は、アクスルケース56,70を上述した車輪支持部材58,74によって、前輪2及び後輪3よりも高い位置に設けており、キングピン軸42,75(車輪支持部材58,74)を挟んで機体内側にもアクスルケース56,70下方に前輪2及び後輪3を配置可能に構成している。
In the
また、車輪2,3と車軸61,83とが別体に構成されているため、車輪2,3を車軸61,83から取外し、車軸をスライドさせて車輪支持部材58,74を挟んで逆側に突出させ、その突出端に再度、車輪を装着するだけの簡単な作業で、機体の内側もしくは外側に前輪2及び後輪3を付け換えることができ、図5及び6に示すように、2つの幅狭の畝B,Bを跨ぐ場合などの広い車輪間幅が必要な場合は、車輪2,3を機体外側に配置して幅広のトレッドTとし、1つの幅広の畝Aを跨ぐ場合などには車輪2,3を機体内側に配置して幅狭のトレッドSとし、圃場の状況に応じてそのトレッドS,Tを変更可能に構成されている。
Further, since the
更に、図3及び図4に示すように、機体フレーム19の両側部には車輪2,3のトレッドS,Tを変更する際に、乗用管理機1をジャッキアップするためのスタンド87,87が設けられており、該スタンド87は機体フレーム19のサイドレール19aに固設された一対のプレート89,89間に軸支された回転支軸94を中心として回転自在に取付けられている。
Further, as shown in FIGS. 3 and 4, on both sides of the
また、上記プレート89にはスタンド87を係止する位置決めピン91を取付けるためのブラケット90がボルトによって固定されており、該位置決めピン91はスプリング91aによって上記プレート89の嵌合穴に挿通されるように付勢されている。上記スタンド87は位置決めピン91と当接することによって固定され、作業状態においては位置決めピン91と当接して正立した状態に保たれ、格納状態においては位置決めピン91によって下方に向けて回動しないように固定される。
Also, a
なお、車軸61,83の貫通孔61a,61b,83a,83bは、必ずしもその両端だけではなく、軸方向の他の箇所にも形成して良い。また、車軸61,83は、係止ピン63,64によって位置決めや、車輪2,3が固定されるのではなく、ボルトやボールの嵌め合いなど、他のロック機構によって位置決め及び車輪2,3の固定がされてもよい。更に、本実施の形態では係止ピン63,64は、同一のものを使用しているが、車輪2,3の大きさなどの合わせて適宜、径の相違するものを使用してもよい。
Note that the through
次に乗用管理機1の動力伝達について説明する。
Next, power transmission of the
図7に示すように、エンジン12の出力軸92には2つプーリ92a,92bが固設されており、それぞれ油圧ポンプ93及び油圧式無段変速装置17の入力軸95,96に設けられたプーリ95a,96aとの間には、テンションクラッチプーリ97a,99aを介してベルト97,99が巻着されている。また、油圧式無段変速装置17に入力された動力はリヤミッションケース46の入力軸100へと出力され、該入力軸100に設けられたギヤ100aは中間軸101のギヤ101aと噛合している。
As shown in FIG. 7, two
更に、中間軸101にはデフ67と噛合するギヤ101bが固設されており、左右の分配軸69,69を介して後輪3,3に動力伝達をしていると共に、該中間軸101にはフロントミッションケース33へと動力を伝達する伝動軸50のベベルギヤ50aと噛合するギヤ101cが固設されている。
Further, a
一方、上述した油圧ポンプ93の入力軸95にはロータリ作業機10へと動力を分岐するためのプーリ95bが設けられており、副変速ギヤケース102の入力軸に設けられたプーリ102aとの間に作業機クラッチとしてのテンションクラッチプーリ103aを介してベルト103を巻着している。副変速ギヤケース102から延設された作業機PTO軸105は、作業機ギヤケース106内においてエンジン12からの動力をロータリ駆動軸107へと出力し、該ロータリ駆動軸107に入力された動力は伝動チェーン109を介してロータリ爪(ロータリ部材)110へと伝動される。なお、上述したプーリ95b,102a,ベルト103、副変速ギヤケース102、作業機PTO軸105及び作業機ギヤケース106からなる作業機伝動系111は、リヤアクスル47の下方を通って動力伝達している(図1,図6及び図7参照)。
On the other hand, the above-described
次にロータリ作業機10の構成について説明をする。
Next, the configuration of the
図1及び図2に示すように、ロータリ作業機10は、様々な部材を取付けるためのツールバー112と、該ツールバー112の両端部に設けられた支持プレート113間に軸支され、機体幅方向に延びたロータリ駆動軸107と、該ロータリ駆動軸107に沿って機体幅方向に左右に移動自在な2つのロータリユニット115,115とから構成されている。これらのロータリユニット115,115は、図2に示すように接合して配置可能にすると共に、図7に示すように畝の溝に合わせて離しても配置可能であり、その作業位置を左右方向に調整可能に構成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
上記ロータリユニット115,115は、六角軸からなるロータリ駆動軸107に嵌合するスプロケット116及びロータリ爪110が取付けられた出力軸117に固設されたスプロケット119をベアリングを介して回転自在に内装し、これらスプロケット116,119間に巻着された伝動チェーン109を覆うチェーンケース120と、該ロータリ爪110の上方を覆うようにヒンジによって開閉自在に取付けられたロータリカバー121などから構成されており、上記チェーンケース120からは機体後方に向ってロータリフレーム122が延設されている。
The
一方、上記ツールバー112には向かい合った一対のコ字状ブラケット123が締付ボルト125によって連結されて取付けられており、該締付ボルト125を緩めることによって、ツールバー上を左右に移動自在に構成されている。該一対のコ字状ブラケット123のうち、機体前方側にはステー127が取付けられており、その端部に設けられた円筒形のブラケットにはゲージ輪126が上下調節自在に取付けられている。
On the other hand, a pair of
また、上記一対のコ字状ブラケット123の機体後方側からはロータリユニット115を支持するための支持ステー129が延びており、該支持ステー129に設けられた円筒形のブラケット129aには、スプリング130を介して支持ロッド131が上下に調節自在に取付けられている。該支持ロッド131の端部には上記ロータリフレーム122及びロータリカバー121と連結したL字状の取付け部材132が設けられており、ロータリユニット115は上記支持機構及びロータリ駆動軸107によって支持されている。
A
更に、上記ツールバー112の中央前面には昇降リンク9を取付けるためのホルダフレーム133が設けられており、該ホルダフレーム133には全面耕耘時にロータリユニット115間に生じる残耕を処理するためのスキ135を取付けるための円筒のブラケットが設けられている。この残耕処理用のスキ135はピンによって上記ブラケットに固定され、その高さを調整可能に構成されていると共に、容易に脱着可能である。
Further, a
なお、前輪2,2及び後輪3,3は、車輪支持部材58,74の下端部の両側に取付け部を設け、これら取付け部にボルト等によって取付けてもよく、上記昇降リンク9は油圧シリンダ11によって昇降するように構成されているが電動シリンダにより昇降してもよく、上記ロータリ作業機10は昇降リンク9の昇降に合わせて上昇時にはロータリ爪110の回転を停止し、下降時には駆動するように構成してもよい。
The
次に本実施形態に係る乗用管理機の作用について説明をする。 Next, the operation of the passenger management machine according to this embodiment will be described.
作業者は、圃場を耕耘する際、ロータリ作業機10のツールバー112に取付けられているコ字状ブラケット123の締付ボルト125を緩め、ロータリユニット115をロータリ駆動軸107に沿って機体幅方向に移動させ、2つのロータリユニット115,115を接合して配置すると共に、これらロータリユニット115,115間の残耕を処理するためのスキ135を取付ける。
When the operator plows the field, the operator loosens the
ロータリ作業機10の準備が整うと、作業者は乗用管理機1を圃場に移動させると共に、上記2つの接合したロータリユニット115,115を駆動させ、ロータリ爪110及びスキ135によって圃場を耕耘していく。
When the
また、中耕もしくは培土作業を行う際には、まず機体の両側部に格納されているスタンド87を作業状態にし、ジャッキによって機体を持ち上げる。作業者はジャッキによって機体5を持ち上げると、係止ピン64を抜いて車輪2,3を車軸61,83から取り外す。車輪2,3が取り外されると、作業者は係止ピン63を抜いて車軸61,83をスライドさせ、今まで車輪2,3が装着されていた車軸61,83の端部とは逆側の端部を車軸伝動筒59,81から突出させる。
Further, when carrying out middle tillage or cultivating work, first, the
そして、スライドさせた車軸61,83を再度、係止ピン63によって抜け止めすると共に、突出した他端に車輪2,3のボス部2a,3aを装着し、係止ピン64によって固定する。それにより、圃場の畝A,Bのサイズに合わせて機体5の内側もしくは外側に前輪2及び後輪3を付け換える。
Then, the
車輪2,3のトレッドS,Tの調整が終わると、ロータリ作業機10のツールバー112に取付けられたコ字状ブラケット123の締付ボルト125を緩め、車輪2,3と同様に2つのロータリユニット115,115を畝間の溝に合わせてそれぞれ配置する。
When the adjustment of the treads S and T of the
上記調整作業を終えると、作業者はロータリ作業機10を駆動させると共に、機体5を畝に沿って走行させ、上記ロータリ作業機10のロータリ爪110によって畝間の溝を浅く掘り起こし、除草をしたり、作物の株元に土を寄せたりする。
When the adjustment work is completed, the operator drives the
上記のように乗用管理機を構成したことによって、各車輪支持部材58,74のアクスルケース56,70下方部分の長さM,Yを前輪2及び後輪3の半径L,Xより長く形成し、各アクスルケース(フロントアクスルケース56、リヤアクスルケース70)を前輪2及び後輪3よりも高い位置に設けることによって、機体内側及び外側に上記前輪2及び後輪3を付け換えることができ、圃場の畝A,Bに合わせてトレッドS,Tを変更することができる。
By configuring the riding management machine as described above, the lengths M and Y of the lower portions of the
また、車軸61,83と車輪2,3とを別体に構成し、この車軸2,3を車輪支持部材58,74を挟んで機体の内側と外側とに選択的に突出させ、その突出端に車輪2,3を装着することによって容易にトレッドS,Tを変更することができると共に、トレッド変更の際に、車輪2,3を配置する最小限のスペースしか必要とせず、機体5下方のスペースを有効に使用することができ、レイアウトの自由度が拡がった。更に、部品の共通化を図ることができ、製造コストを低くすることもできる。
Further, the
1 乗用管理機(乗用型移動農機)
2 前輪
3 後輪
5 機体
6 運転部
58 車輪支持部材
59 車軸伝動筒(車軸嵌挿部)
61 前車軸(車軸)
74 車輪支持部材
81 車軸伝動筒(車軸嵌挿部)
83 後車軸(車軸)
L 前輪半径
X 後輪半径
S 幅狭のトレッド
T 幅広のトレッド
1 Passenger management machine (passenger-type mobile farm machine)
2
61 Front axle (axle)
74
83 Rear axle (axle)
L Front wheel radius X Rear wheel radius S Narrow tread T Wide tread
Claims (1)
前記機体に前記前輪及び後輪の半径よりも長い車輪支持部材を垂下するように設けると共に、これら車輪支持部材は、その下端に前記前輪及び後輪の各車軸を嵌挿する車軸嵌挿部を有し、
前記車軸は、前記車輪支持部材の機体幅方向全長に亘って形成された筒部材からなる前記車軸嵌挿部から機体内側に突出する位置と、機体外側に突出する位置とにスライド可能に構成され、
これら車軸を選択的に、前記車輪支持部材を挟んで機体内側もしくは機体外側に突出させ、その突出端に前記前輪及び後輪を装着することによりトレッドを変更する、
ことを特徴とする乗用型移動農機。 In the riding-type mobile farm machine, which has a driving part arranged on the machine body supported by a pair of left and right front wheels,
The vehicle body is provided with a wheel support member that is longer than the radius of the front wheel and the rear wheel, and the wheel support member has an axle insertion portion for inserting the axles of the front wheel and the rear wheel at the lower end thereof. Have
The axle is configured to be slidable between a position protruding from the axle fitting insertion portion made of a cylindrical member formed over the entire length of the wheel support member in the body width direction and a position protruding outside the body. ,
These axles are selectively protruded inside or outside the body with the wheel support member interposed therebetween, and the tread is changed by mounting the front wheel and the rear wheel on the projecting ends.
A riding-type mobile agricultural machine.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008227520A JP2010058705A (en) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | Riding type mobile agricultural machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008227520A JP2010058705A (en) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | Riding type mobile agricultural machine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010058705A true JP2010058705A (en) | 2010-03-18 |
Family
ID=42186012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008227520A Pending JP2010058705A (en) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | Riding type mobile agricultural machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010058705A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104589918A (en) * | 2014-12-24 | 2015-05-06 | 许昌远方工贸有限公司 | High-trafficability tread stepless-adjustable type vehicle transmission system |
CN118343220A (en) * | 2024-06-17 | 2024-07-16 | 洛阳拖拉机研究所有限公司 | Wheeled tractor suitable for ridge culture area |
-
2008
- 2008-09-04 JP JP2008227520A patent/JP2010058705A/en active Pending
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