JP2010056751A - 動画広告を配信する方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワーク配信可能な動画広告を配信する動画サーバ装置10は、少なくとも1の動画コンテンツを視聴ユーザ端末230に配信する一方、動画コンテンツの再生の際に、少なくとも1の動画広告に係る動画像をユーザが視聴ユーザ端末230を介して視認可能となるように配信する手段と、ユーザによる視認可能な動画像の選択再生操作(例えばクリック)を受け付けたことに応答して動画広告の選択再生操作(例えばクリック)履歴を更新する手段と、を含む。
【選択図】図1
Description
また、従来、動画を視聴するユーザが特定の動画を指定して視聴する際に、この動画と関連する他の動画に含まれるサムネイル画像等を併せて視聴者の端末装置等に配信し、関連動画の存在を示唆するシステム等が知られている(非特許文献1参照)。これによれば、動画の視聴者はサムネイルを適宜クリックすることにより、関連する他の動画を視聴する機会も得られる。
また、本発明は、動画コンテンツの配信を利用するユーザに、当該動画コンテンツとの関連性を有する動画像を併せて配信し、ユーザが動画像を選択再生操作(例えばクリック)する情報を個々の動画像ごとに収集することを目的とする。
一実施形態において、前記動画コンテンツは音声を伴って視聴ユーザに提供され、同時に表示される動画広告に係る動画像は音声を伴わない動画として提供されうる。
なお、配信される動画コンテンツ、動画広告に係る動画像等に、適宜ネットワーク資源へのリンク情報を埋め込みうることは当技術分野において周知である。
さらに、本発明においては、これらの動画コンテンツ及び動画広告に係る動画像の配信を受けたユーザによる、当該動画像の選択再生操作(例えばクリック)の情報を収集しうる。収集した選択再生操作(例えばクリック)履歴は個々の動画像ごとの履歴として記憶しうるので、本発明に係る動画広告の配信方法を用いて配信される動画像は、それぞれに選択再生操作(例えばクリック)履歴を更新して有することができる。
また、本発明によれば、視聴ユーザが動画広告に係る動画像を選択再生操作(例えばクリック)する情報を個々の動画像ごとに収集しうるので、この収集した選択再生操作(例えばクリック)の情報及び特定の動画広告の選択再生操作(例えばクリック)履歴に基づいて当該動画広告の制作者に広告料を配分する等の新規なビジネスモデルを作ることが可能になる。なお、当該広告料の配分に際して、当該選択再生操作(例えばクリック)履歴に含まれる選択再生操作(例えばクリック)数に基づいてその配分を決定してもよいし、あるいは、さらに当該動画広告が動画全編の何%再生されたかに基づいてその配分を決定してもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る、動画サーバ装置10の動作を例示する図である。
従って、本発明に係る動画サーバ装置10の動作により、動画広告の広告主又は制作者等は、ネットワーク配信可能なビデオ画像等の動画コンテンツとの関連性に基づいて、出資又は制作した動画広告を視聴ユーザ226に対して露出する機会を得られる。視聴ユーザ226の立場においては、領域1(241)に表示される動画コンテンツを視聴しながら、適宜関連する動画広告を眺める機会が得られる。
典型的には、領域1(241)に表示される動画コンテンツは音声を伴って視聴ユーザに提供され、同時に他の領域2(242)乃至領域4(244)等に表示される動画広告に係る動画像は音声を伴わない動画として提供されうる。
一実施形態において、領域2(242)乃至領域4(244)には、視聴ユーザ226が領域1(241)に表示されるビデオ画像等を視聴している期間に、当該ビデオ画像等と関連性を有する動画広告が表示され続ける。例えば、領域1(241)のビデオ画像が古来からの伝承に基づく鬼退治等の昔話のアニメーション等である場合に、領域2(242)乃至領域4(244)には、コンパニオンアニマルの動画広告、アニメーションキャラクタのコスチュームの動画広告、昔話のストーリーに関連する団子又は和菓子の動画広告等が適宜表示されうる。
次いで、動画サーバ装置10は、選択再生操作(例えばクリック)された当該動画広告と関連付けられた広告クリエータ224に広告料を配分するための情報(280)及び/又は視聴ユーザ226により当該広告が注目されたことの情報(290)を生成しうる。広告料を配分するための情報(280)は、広告主でありうるスポンサー438から広告クリエータ224への広告料の配分(285)のために用いられうる。また、当該広告が注目されたことの情報(290)は、広告主でありうるスポンサー438等に提供されうる。この情報提供は特定のスポンサー438への情報提供でもよく、不特定多数の読者への情報提供でもよい。ここで、スポンサー438によって入札された金額の一定割合が、例えば入札額×選択再生操作回数(クリック回数)等の計算式に基づいて、広告クリエータ224に分配されてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る、動画サーバ装置10が動画広告及び動画コンテンツを含む動画データを配信する例を示す図である。
動画サーバ装置10は、動画コンテンツの配信に係る公知の手段に加えて、広告抽出検索部12、履歴処理部14、動画合成部18等を含む。広告抽出検索部12は広告DB(32)と接続し、履歴処理部14は履歴DB(34)と接続しうる。
一実施形態において、広告主210及び広告制作者A(220)は、商品名等の商品情報が一般消費者に周知の商品等を販売するために動画広告を制作しうる。制作された動画広告は、本発明に係る動画サーバ装置10等により配信されうる。
別の実施形態において、広告制作者B(225)は、商品名等が一般消費者に必ずしも周知していない地域限定発売の食品等の販売促進を目的として動画広告を制作しうる。あるいは、広告制作者B(225)は、単に特定の商品等に興味関心を有し、民生機器を用いて当該商品等の動画コンテンツを制作する個人等でありうる。
一実施形態において、動画広告は商品販売等のための宣伝の画像を含んで視聴ユーザ226に提供され、当該視聴ユーザ226が当該動画広告を選択再生操作(例えばクリック)することにより、当該商品購入申し込み等の手続を案内するための他のサービスを連動し、当該ユーザが選択再生操作(例えばクリック)したことの情報を、後述の履歴DB(34)に累積的に記憶するために用いうる。動画広告が配信された回数、及び配信された動画広告が視聴ユーザ226等により選択再生操作(例えばクリック)されて取引機会が発生した回数も、それぞれ履歴DB(34)に記憶されうる。
一実施形態において、本発明に係る動画サーバ装置10は、視聴ユーザ226が特定の動画コンテンツを視聴している期間において、視聴ユーザ端末230の同じ画面表示手段内に表示される動画広告の動画像等に関心を抱いてこれを選択再生操作(例えばクリック)することに応答して、当該選択再生操作(例えばクリック)したことの情報を、当該動画コンテンツと当該動画広告との新たな関連付けの情報として、履歴処理部14を用いて履歴DB(34)に記憶しうる。
一実施形態において、動画合成部18は、動画DB(36)から抽出した動画コンテンツに含まれる情報を動画コンテンツとして、及び広告DB(32)から抽出した動画広告に含まれる情報を動画像として、視聴ユーザ端末230が適宜有する画面表示手段等の1つの画面内に表示するために合成しうる。
別の実施形態において、動画合成部18は、広告DB(32)から抽出した動画広告に含まれる情報を動画コンテンツとして、及び広告DB(32)から抽出した動画広告に含まれる情報を動画像として、視聴ユーザ端末230が適宜有する画面表示手段等の1つの画面内に表示するために合成しうる。
動画合成部18は、複数の動画又は動画広告に含まれる情報を視聴ユーザ226の画面範囲内に表示するための動作を実施すればよく、動画像の数、動画を表示するための範囲の設定等は、適宜設定しうる。
本発明に係る動画サーバ装置10は、視聴ユーザ226からの動画コンテンツの配信要求に応答して、動画DB(36)を用いて抽出した動画コンテンツと、これと関連性を有して広告抽出検索部12が広告DB(32)を用いて抽出した動画広告に係る動画像等とを、動画合成部18により合成し、合成した動画データを視聴ユーザ端末230に配信しうる。その一方で、本発明に係る動画サーバ装置10は、当該関連性の情報及び動画コンテンツの配信回数等を、履歴処理部14を用いて履歴DB(34)に記憶し、さらに視聴ユーザ226が動画広告に係る動画像等を選択再生操作(例えばクリック)したことの情報を、履歴処理部14を用いて履歴DB(34)に記憶しうる。
このように動作することにより、本発明に係る動画サーバ装置10は、特定の動画コンテンツと動画広告との関連付け及び視聴ユーザ226による動画広告への反応を記憶しうる。
図3は、本発明の一実施形態に係る、履歴DB(34)及び動画DB(36)のデータ構造を例示する図である。
図3(a)に履歴DB(34)におけるデータ構造の例を示す。履歴DBデータ構造310は、履歴ID(311)、動画ID(312)、検索タグA(313)、検索タグZ(314)、動画制作者ID(315)、ステータス(316)、スポンサーID(317)、配信回数(318)、選択再生操作(例えばクリック)回数(319)等を適宜含む。検索タグA(313)と検索タグZ(314)は、履歴DBデータ構造310が複数の検索タグを含みうることの例として示すものであり、これらの検索タグの数や形式は適宜設計しうる。また、それぞれの検索タグに動画の進行状況の情報を適宜含めて、視聴ユーザ端末230における動画表示の時間の進行と連動して一部又は全部の検索タグを切り替えてもよい。動画制作者ID(315)は、動画ID(312)により識別される動画の制作者の識別子等である。
本発明に係る動画広告の配信方法において、制作時点で特定のスポンサーとの契約が存在する動画広告等は、広告DB(32)に蓄積される一方、履歴DBデータ構造310を用いて参照されうる。すなわち、履歴DBデータ構造310には、特定の広告が配信されたことの情報が配信回数318を用いて記憶され、視聴ユーザ226により動画広告への選択再生操作(例えばクリック)が実施された回数が選択再生操作(例えばクリック)回数319を用いて記憶されうる。
制作時点でスポンサーが未定の動画広告等は、動画DB(36)に蓄積され、動画DBデータ構造320を用いて参照されうる。このような状態にある動画広告が特定の動画コンテンツ等と関連付けられて配信された場合については、図5を用いて後述する。
履歴DBデータ構造310に含まれる情報の形式は適宜設計しうる。例えば、動画ID(312)は、動画DB(36)又は広告DB(32)に記憶された動画コンテンツを参照するための識別子又はリンク情報等でもよい。
例えば、動画ID(312)により識別される特定の動画コンテンツについて、ステータス(316)の項目を用いて、すでに特定のスポンサーとの間に金銭的な契約条件を含む契約の存在する状況、契約条件の交渉段階にある状況、まだいかなるスポンサーとも契約関係をもたないことの状況等が、履歴DBデータ構造310に記憶されうる。さらに、履歴DBデータ構造310は、契約の交渉段階又は契約締結後の段階にある特定の動画コンテンツにおいては、スポンサーID(317)の項目を用いて当該スポンサーを特定するための情報を記憶してもよい。このようにして、履歴DBデータ構造310は、特定の動画コンテンツが、特定のスポンサーと関連付けられることの情報を記憶しうる。
図3(b)の動画DBデータ構造320における動画ID(322)は、前述の履歴DBデータ構造310における動画ID(312)と共通でもよい。
本発明に係る動画広告の配信方法において、制作時点でスポンサーが未定の動画広告等は、動画DB(36)に蓄積され、動画DBデータ構造320を用いて参照されうる。
図4に、本発明の一実施形態に係る、動画広告の配信方法のフロー図を示す。図4におけるステップS100からステップS160は、視聴ユーザ226の配信要求に応答して、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等が当該視聴ユーザに動画コンテンツを送信する諸段階等を表す。また、図4におけるステップS200からステップS250は、広告制作者A(220)又は広告制作者B(225)が制作した動画広告を受信することに応答して、当該動画広告から検索タグを抽出し、動画広告と動画コンテンツとのマッチング処理を実施する諸段階等を表す。
本発明に係る動画広告の配信方法においては、配信要求受付ステップ(S100)において、視聴ユーザからの動画コンテンツの配信要求を受け付ける。この配信要求には、特定の動画コンテンツのタイトル、ジャンル、登場人物名、制作年代等の情報を適宜伴ってもよい。
次いで、動画コンテンツ検索ステップ(S110)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、動画DB(36)を用いて特定の配信のための動画(配信動画)を検索し抽出しうる。この検索は、視聴ユーザが配信要求に伴って指定したタイトル等に基づいてもよく、配信回数の数値が所定の値以上である人気動画コンテンツを「おすすめ動画」として抽出してもよい。
次いで、関連動画検索ステップ(S120)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、動画DB(36)に記憶された動画コンテンツに対して、適宜検索タグを用いて前記配信動画と関連しうる動画コンテンツ(関連動画)を検索し抽出する。同様に、動画広告検索ステップ(S130)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、前記配信動画と関連性を有し広告DB(32)に記憶された動画広告に対して、適宜検索タグを用いて前記配信動画と関連しうる動画広告(関連動画広告)を検索し抽出する。
次いで、配信情報の合成ステップ(S140)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、配信動画、関連動画及び関連動画広告を、動画配信を要求した当該視聴ユーザへ送信するために合成する。この合成は、所定の画面レイアウトへのリンク等でもよく、合成後のデータ形式等は適宜設計しうる。
次いで、動画等の配信ステップ(S150)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、前記合成した動画データ等を視聴ユーザに送信する。
次いで、選択再生操作(例えばクリック)情報の受信ステップ(S160)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、ステップS150の開始時点以降に、視聴ユーザが関連動画又は関連動画広告のいずれかを指定して選択再生操作(例えばクリック)したことの情報を受信又は受信待機する。この受信待機は、例えばステップS150における送信に含まれる動画データのうちで最も時間の長い動画データの時間長まで待機してもよく、この時間長を所定の時間だけ超える時間長まで待機してもよく、待機する時間は適宜設計しうる。受信した選択再生操作(例えばクリック)の情報が特定の関連動画又は特定の関連動画広告を指す場合は、履歴DB(34)を用いてこれらの動画又は動画広告の選択再生操作(例えばクリック)回数を累積的に更新しうる。さらに、当該受信した選択再生操作(例えばクリック)に基づいて、当該選択再生操作(例えばクリック)を特定の動画広告に対する配信要求として、ステップS100を実施しうる。所定の期間内に選択再生操作(例えばクリック)の内場合は、ステップS160で待機してもよく、ステップS100に戻って視聴ユーザからの新規な配信要求を待機してもよい。
本発明に係る動画広告の配信方法においては、動画広告受付ステップ(S200)において、広告制作者A(220)又は広告制作者B(225)が制作した動画広告を受け付ける。受け付けた動画広告は、動画広告蓄積ステップ(S210)において、動画広告として広告DB(32)に蓄積されうる。このとき、特定のスポンサー等との契約関係をもたない動画広告は、投稿動画として動画DB(36)に蓄積されてもよい。
次いで、検索タグ抽出ステップ(S220)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、ステップS200において受け付けた動画広告又はステップS210において蓄積した動画広告から検索タグを抽出しうる。抽出元のデータの選択及び検索タグの抽出は、例えばデータサイズが小さく、特徴抽出に要する計算機等の負担が軽いと考えられる動画広告に対しては、ステップ200における受け付けの時点で逐次実施してもよい。あるいは、いったん広告DB(32)に記憶した動画広告に対して、計算機等の処理能力の余力を割り当てて検索タグを抽出してもよい。
次いで、動画コンテンツと動画広告をマッチングするステップ(S230)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、前述のステップS110において検索され抽出された特定の配信動画について、広告DB(32)に含まれる動画広告のマッチングを実施し、配信動画とより高い関連性を有する動画広告を抽出しうる。一実施形態において、このマッチングは、配信動画に含まれる検索タグと、特定の動画広告に含まれる検索タグとの一致度の値に基づく。例えば、配信動画と関連付けられた複数の検索タグと、動画広告に関連付けられた複数の検索タグとの一致度を算出し、所定の値以上の一致度を有する動画広告を、当該配信動画との関連性の高い動画広告として抽出してもよい。
次いで、関連性情報生成ステップ(S240)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、ステップS230のマッチングにより抽出された動画広告が、配信動画と関連性を有することの情報を生成し、履歴DB(34)を用いて記憶しうる。この情報は、後続の関連性情報送信ステップ(S250)において、スポンサー等に送信されてもよい。スポンサー等は、例えば、人気のある動画コンテンツと強い関連性を有して露出機会をより高く期待できる動画広告を知る機会を得られ、より効率的な広告投資のための情報を得ることが可能になる。
図5は、本発明の一実施形態に係る、履歴DB(34)の更新を例示する図である。この更新は、すでに履歴DB(34)に含まれる履歴データの更新に加えて、スポンサーとの契約のない動画コンテンツに対して特定のスポンサーとの関連付けが新規に生成され、履歴DB(34)に記憶されることを含む。例えば、更新された履歴DBデータ構造330は、図4を用いて前述の関連性情報生成ステップ(S240)において生成される、前段のステップS230のマッチングにより抽出された動画広告と配信動画との関連性の情報を、履歴DB(34)に記憶するためのデータ構造でありうる。更新された履歴DBデータ構造330を構成する各項目は、図3(a)に示した履歴DBデータ構造310と共通であり、説明を省略する。
視聴ユーザ226が適宜動画コンテンツの配信を要求することに応答して、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は当該動画コンテンツ(配信動画)を配信する一方、配信動画に関連性を有する動画広告を、履歴DBデータ構造310に含まれる検索タグA(313)又は検索タグ(314)等との一致度に基づいて、例えば動画IDが「MMM01136」の動画広告を広告DB(32)から抽出し、この動画広告に係る動画像等を配信動画に併せて配信しうる。この動画広告は、例えば、検索タグA(313)又は検索タグ(314)に「紙芝居感覚」「電子手帳」等のキーワードを含みうる。
さらに、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は、図4に示した関連動画検索ステップ(S120)の動作により、配信動画との関連性を有する関連動画を、動画DB(36)を用いて検索、抽出しうる。ここで、動画IDが「MMM02428」である投稿動画は、検索タグA(323)又は検索タグZ(326)に「紙芝居」「パラパラ漫画」等のキーワードを含んでいることにより、このようなキーワードをもたない動画IDが「MMM02356」の投稿動画と比較して、前述の動画広告が有するキーワードとの一致度がより高いと言える。本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は、このような一致度に基づいて、動画IDが「MMM02428」である投稿動画と、動画IDが「MMM01136」の動画広告との関連付けを、新たに生成しうる。
このように動作することで、本発明に係る動画広告の配信方法においては、図5の更新された履歴DBデータ構造330を用いることにより、図3(b)においては未定義であった特定の投稿動画と特定のスポンサーとの関連付けの情報を、新たに生成することが可能になる。
特定の動画コンテンツに対して新たに生成されたスポンサーとの関連付けの情報は、図4に示した関連性情報送信ステップ(S250)を用いて、スポンサー等に送信されてもよい。スポンサー等は、例えば、人気のある動画コンテンツと強い関連性を有して露出機会をより高く期待できる動画広告を知る機会を得られ、より効率的な広告投資のための情報を得ることが可能になる。
図6は、本発明の一実施形態に係る、広告収入モデルを例示する図である。図2と共通する箇所は説明を省略する。
図6に示す商品分野400は、広告制作者A(220)が制作した動画広告A(410)、及び広告制作者B(225)が制作した動画広告B(420)が宣伝の目的とするそれぞれの商品等が属する、食品、衣料品、消費財、サービス等の任意の特定の商品分野であり、適宜設定しうる。図6には、動画広告A(410)及び動画広告B(420)が同一の商品分野400に含まれると見なしうることを示すが、これに限らず、それぞれの動画広告は任意の商品分野400に独立して含まれてもよく、複数の商品分野400に含まれてもよい。また、動画広告A(410)及び動画広告B(420)は予め関連付けられる必要はなく、例えばある動画コンテンツに対する独立した関連付けの結果として、動画広告A(410)及び動画広告B(420)の間に新たに関連付けが発生してもよい。
本発明に係る動画広告の配信方法においては、いずれかの動画広告に対して視聴ユーザ226等からの動画像の選択再生操作(例えばクリック)等による配信要求460が行われることに基づいて、これらの動画広告には関連性425が生成され、前述の履歴DB(34)等に記憶されうる。すなわち、動画広告B(420)は、図5に示した更新された履歴DBデータ構造330等を用いて、動画広告A(410)と同様に履歴DB(34)に記憶されうるので、動画広告A(410)と同様に配信の機会を得られる。
ここで、複数視聴ユーザ450等により、前述のように配信の機会を得られた動画広告B(420)等に対して配信要求460等が実施されると、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は、前述の履歴DBデータ構造310に含まれる配信回数318又は選択再生操作(例えばクリック)回数319等の項目を用いて、動画広告B(420)が配信された回数又は複数視聴ユーザ450により選択再生操作(例えばクリック)された回数等を累積的に記憶しうる。例えば、これらの回数が所定の値を上回ることに基づいて、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は、図4に示した関連性情報送信ステップ(S250)等を用いて、当該動画広告が複数視聴ユーザ450から注目されていることの情報を生成しうる。生成された当該情報は、動画広告B(420)との関連性425を有する動画広告A(410)に対して出資している広告主210に提供されてもよく、あるいは動画広告A(410)にも動画広告B(420)にも出資していないスポンサーA(430)又はスポンサーB(435)に提供されてもよい。当該情報の当該提供は、送信先を特定した情報送信でもよく、ブログやホームページ等を含む出版等を用いて不特定多数の読者に情報提供されてもよい。
このようにして、広告制作者B(225)は、スポンサーA(430)又はスポンサーB(435)から広告料の配分又は広告制作のための出資を受ける機会を得られる。
このようにして、広告制作者B(225)は、広告主210から広告料の配分又は広告制作のための出資を受ける機会を得られる。
図7は、本発明の一実施形態に係る、動画サーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。動画サーバ装置10は好適には市販入手可能なサーバ装置等でありうるが、パーソナルコンピュータ等を動画サーバ装置10として用いる場合においても基本的には同様である。
12 広告抽出部
14 履歴処理部
18 動画合成部
32 広告DB
34 履歴DB
36 動画DB
210 広告主
220 広告制作者A
225 広告制作者B
226 視聴ユーザ
230 視聴ユーザ端末
240 表示領域
310 履歴DBデータ構造
320 動画DBデータ構造
330 更新された履歴DBデータ構造
400 商品分野
430、435、438 スポンサー
440 入札
450 複数視聴ユーザ
460 配信要求
Claims (5)
- 動画サーバ装置が動画広告を配信する方法であって、
少なくとも1の動画コンテンツをユーザの端末の主領域画面に表示するような構成で配信する一方、前記動画コンテンツの再生の際に、少なくとも1の前記動画広告に係る動画像を前記ユーザが前記端末を介して視認可能となるように前記端末の副領域に表示するような構成で配信するステップと、
ユーザによる前記視認可能な前記動画像の選択再生操作を受け付けたことに応答して前記動画広告の選択再生操作履歴を更新するステップと、
を含む、動画広告を配信する方法。 - 前記動画広告の制作の主体を識別する情報を前記動画広告に関連付けて記憶するステップをさらに含む、請求項1に記載の動画広告を配信する方法。
- 前記記憶するステップにおいて、前記動画広告の制作の主体とスポンサーとの契約の情報を、前記動画広告に関連付けて記憶する、
請求項2に記載の動画広告を配信する方法。 - 請求項1から3のいずれかに記載の各ステップをコンピュータに実行させるための、コンピュータプログラム。
- ネットワーク配信可能な動画広告を配信する動画サーバ装置であって、
少なくとも1の動画コンテンツをユーザの端末の主領域画面に表示するような構成で配信する一方、前記動画コンテンツの再生の際に、少なくとも1の前記動画広告に係る動画像を前記ユーザが前記端末を介して視認可能となるように前記端末の副領域に表示するような構成で配信する手段と、
ユーザによる前記視認可能な前記動画像の選択再生操作を受け付けたことに応答して前記動画広告の選択再生操作履歴を更新する手段と、
を含む、動画サーバ装置。
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