JP2010052624A - Vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両、特に一対の前輪を備え、車体を傾斜させて旋回可能な自動三輪車又は自動四輪車に関する。 The present invention relates to a vehicle, and more particularly, to an automatic tricycle or an automatic four-wheeled vehicle including a pair of front wheels and capable of turning by tilting the vehicle body.
自動三輪車又は自動四輪車(以下、自動三・四輪車と呼ぶ。)において、車体を傾斜させて旋回するものが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の自動三・四輪車は、バーハンドルの回動にあわせてシートを傾斜して旋回させ、運転重心の移動を容易にしている。
しかし、特許文献1に記載の自動三・四輪車は、大小のギヤ及びワイヤ等による複雑な構造からなり、また、バーハンドルの回動角に対する揺動角等の設定が煩雑になる。
また、バーハンドルを回動させるとこれに連動してシートも揺動するが、低速領域などでは、シートを揺動せずにバーハンドルの回動だけで旋回したい場合もある。
However, the three- and four-wheeled motor vehicle described in Patent Document 1 has a complicated structure using large and small gears, wires, and the like, and the setting of the swing angle with respect to the rotation angle of the bar handle becomes complicated.
Further, when the bar handle is rotated, the seat also swings in conjunction with this, but in a low speed region or the like, there is a case where it is desired to turn only by rotating the bar handle without swinging the sheet.
本発明の目的は上記課題を解消することに係り、簡単な構造で、ハンドルの回動とシートの揺動を独立して行なうことができる車両を提供する。 An object of the present invention is to solve the above-described problems, and to provide a vehicle capable of independently rotating a handle and swinging a seat with a simple structure.
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、
車体フレームの前方に設けられたヘッドパイプに回転可能に取り付けたステアリング軸と、
前記ステアリング軸にリンク機構を介して連結されたステアリングステムと、
前記ステアリングステムに左右タイロッドを介して連結された左右一対の前輪と、
を備える車両において、
前記リンク機構は、自在軸継手を備え、
前記車体フレームは、前記左右前輪及び前記ステアリングステムを含む前輪操向装置に対して、左右に揺動可能な揺動軸に支持される、
ことを特徴とする。
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1
A steering shaft rotatably attached to a head pipe provided in front of the body frame;
A steering stem coupled to the steering shaft via a link mechanism;
A pair of left and right front wheels connected to the steering stem via left and right tie rods;
In a vehicle comprising:
The link mechanism includes a universal shaft joint,
The vehicle body frame is supported by a swing shaft that can swing left and right with respect to a front wheel steering device including the left and right front wheels and the steering stem.
It is characterized by that.
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の車両において、
前記リンク機構は、上部リンクと下部リンクからなり、
前記上部リンクと前記下部リンクの間に前記自在軸継手が設けられていることを特徴とする。
According to a second aspect of the present invention, in the vehicle according to the first aspect,
The link mechanism comprises an upper link and a lower link,
The universal shaft joint is provided between the upper link and the lower link.
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両において、
前記揺動軸の軸線に対して前記自在軸継手の回転中心が上方にオフセットしていることを特徴とする。
The invention according to claim 3 is the vehicle according to claim 1 or 2,
The rotation center of the universal joint is offset upward with respect to the axis of the swing shaft.
請求項1記載の車両によれば、簡単な構造でシートの揺動とステアリングによる回動とを独立して操作することができる。これにより、乗員は、例えば低速走行時にはステアリングの回動によりシートを揺動せずに旋回することができる。 According to the vehicle of the first aspect, the swinging of the seat and the turning by the steering can be independently operated with a simple structure. Thereby, the passenger | crew can turn without rocking | fluctuating a sheet | seat by rotation of steering, for example at the time of low speed driving | running | working.
請求項2記載の車両によれば、上部リングと下部リンクに分かれているため、組み付け作業を容易に行うことができる。 According to the vehicle of the second aspect, since the vehicle is divided into the upper ring and the lower link, the assembling work can be easily performed.
請求項3記載の車両によれば、ステアリングを回動させても、シートが揺動せず、独立して操作可能であり、かつ、シートを揺動させた時、ステアリングの回動とは独立して前輪に舵角を与えることが出来る。これにより、乗員は、例えば高速走行時には進行方向に体を傾斜させることで、前輪に舵角を与え旋回することができる。 According to the vehicle of the third aspect, even if the steering is rotated, the seat does not swing and can be operated independently, and when the seat is swung, the steering is independent. The steering angle can be given to the front wheels. Thereby, the occupant can turn by giving a steering angle to the front wheels, for example, by tilting the body in the traveling direction during high-speed traveling.
以下、本発明に係る車両の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。 Hereinafter, an embodiment of a vehicle according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Note that “front”, “rear”, “left”, “right”, “upper”, and “lower” follow the direction seen from the driver. The drawings are to be viewed in the direction of the reference numerals.
図1は本発明に係る自動四輪車の左側面図である。自動四輪車10は、車体フレーム20の中央上部に略水平な低床式足載せ部(不図示)を取付け、車体フレーム20の前部に前輪懸架装置40並びに前輪操向装置50を取付け、車体フレーム20の後部に後輪懸架装置60を取付け、車体フレーム20の後方上部に不図示のシートを取付けたスクータ型自動四輪車である。
FIG. 1 is a left side view of an automobile according to the present invention. The four-
車体フレーム20は、ヘッドパイプ21から斜め後方下方に延びるダウンパイプ22と、下部で後方に屈曲し略水平に延びるロアセンターパイプ23から構成される前部フレーム部24と、前部フレーム部24の屈曲部24aに連結固定された上面視略U字形状の後部フレーム部26とからなる。
The
後部フレーム26は、低床式足載せ部に位置するロアサイドパイプ部27、27と、ロアサイドパイプ部27、27から後方に立ち上がるアッパーサイドパイプ部28、28と、アッパーサイドパイプ部28、28から屈曲して僅かに斜め上方に延びるリアサイドパイプ部29、29からなり、ロアサイドパイプ部27、27の前方で前部フレーム部24と連結される。
The
ここで、自動四輪車10は、前輪を懸架する前輪懸架装置40と後述するスイング式パワーユニット92に対し、運転者が着座する不図示のシート部を支持する車体フレーム20が揺動する揺動機構70を備える。なお、「揺動」とは、車両の一部又は全部が左右方向に傾斜することをいう。
Here, in the
揺動機構70は、前輪懸架装置40に対し車体フレーム20の揺動を許容する前部揺動軸71と、スイング式パワーユニット92に対し車体フレーム20の揺動を許容する後部揺動軸72を備え、それぞれ前部揺動軸71、後部揺動軸72は、相対回転可能なインナーシャフト71a、72aとアウターシャフト71b、72bから構成される。
The
車体フレーム20の前部フレーム部24の連結部分には、前部揺動軸71のアウターシャフト71bが支持部材36を介して取り付けられ、車体フレーム20の後部フレーム部26には、後部揺動軸72のアウターシャフト72bがロアサイドパイプ部27、27の後方でロアサイドパイプ部27、27を連結するクロス部材34を介して該クロス部材34周りに上下方向にスイング可能に取り付けられる。
An
一方、前部揺動軸71のインナーシャフト71aは、前輪懸架装置40を支持するフロントフレーム37に取付けられ、後部揺動軸72のインナーシャフト72aは、エンジン92aと、このエンジン92aの動力を後輪93、93に伝える伝動機構92bとを一体的に組込んだスイング式パワーユニット92に取り付けられる。これにより、車体フレーム20が、前輪懸架装置40及びスイング式パワーユニット92に対し揺動可能となっている。
On the other hand, the
後輪懸架装置60は、アッパーサイドパイプ部28、28の略中央部でアッパーサイドパイプ部28、28を連結する支持部材35に上端を支持され、下端を後部揺動軸72のアウターシャフト72bの上部に支持されたリアクッション69により、スイング式パワーユニット92を上下スイング可能に連結し、スイング式パワーユニット92に後輪93、93を回転可能に取付けたものである。これにより、路面から後輪93、93が受けた衝撃を緩衝することができる。
The rear
前輪懸架装置40は、ダブルウィッシュボーン式の懸架装置であって、図2に示すように、フロントクッション41を挟んで前後に前アーム支持フレーム42と後アーム支持フレーム43がそれぞれ上下に設けられ、左右一対の略V字状のアッパーアーム44とロアアーム45のそれぞれが前アーム支持フレーム42と後アーム支持フレーム43に支持される。
The front
左右のロアアーム45にはフロントクッション41の下部が取り付けられ、フロントクッション41の上部が上部バンパ部材38に設けられたクッション支持部材46に取り付けられ、これにより路面から前輪48、48が受けた衝撃を緩衝することができる。
The left and right
フロントフレーム37の上部には、左右一対の上部バンパ部材38が取り付けられ、上部バンパ部材38は、フロントフレーム37の上部から略水平に前方に伸びる水平部38aと、前輪48、48より前方に配置され略垂直に延びるバンパ部38bと、水平部38aとバンパ部38bを連結する屈曲部38cからなり、一方、フロントフレーム37の下部には、略水平に前方に伸びて、先端が上部バンパ部材38の下端部に取り付けられる左右一対の下部バンパ部材39が取り付けられる。
A pair of left and right
前輪操向装置50は、ヘッドパイプ21にステアリング軸51を回転可能に且つ軸方向移動不能に取付け、ステアリング軸51の下端の連結部材52にリンク機構53を介して、ステアリング軸51とは異なるステアリングステム(第2のステアリング軸)54を連結した構成を有する。
The front
リンク機構53は、上下に折曲げ自在なリンク機構であり、、このリンク機構53をなす上部・下部リンク56,58間の連結部59Aに自在軸継手59が設けられている。詳しくは、リンク機構53は、(i)ステアリング軸51の連結部材52に第1連結ピン55にて、一端を上下スイング可能に連結した上部リンク56と、(ii)ステアリングステム54の上端に第2連結ピン57にて、一端を上下スイング可能に連結した下部リンク58と、(iii)上部・下部リンク56,58の他端同士、すなわち、上部・下部リンク56,58間を連結した自在軸継手59とからなる。自在軸継手59は、例えばボールジョイントである。59aはボールジョイントのボール、59bはボールジョイントの連結アームである。
The
ステアリング軸51の上端に取付けたステアリングハンドル67(ステアリング)はバーハンドルである。ステアリングハンドル67を操向することにより、ステアリング軸51、リンク機構53及びステアリングステム54を介して前輪48,48を転舵させることができる。
A steering handle 67 (steering) attached to the upper end of the steering
自動四輪車10のステアリングシステムは、例えばアッカーマンステアリング(アッカーマンリンク機構)である。具体的には前輪操向装置50は、ステアリングステム54の下端部にロッド連結部46を介して左右のタイロッド47、47を連結し、これらのタイロッド47、47の先端にナックルアーム49,49を連結したものである。
The steering system of the automobile 4 is, for example, Ackerman steering (Ackermann link mechanism). Specifically, the front
本実施形態においては、ステアリング軸51の軸線M1と同軸上にステアリングステム54の軸線M2を配置するため、ステアリングハンドル67を操向することにより、ステアリングハンドル67の操向角と同じ舵角で、ステアリング軸51、リンク機構53及びステアリングステム54を介して前輪48,48を転舵させることができる。
In this embodiment, in order to arrange the axis M2 of the steering stem 54 on the same axis as the axis M1 of the steering
また、本実施形態においては、リンク機構53の自在軸継手59の回転中心O2を前部揺動軸71の回動軸線O1から上方にオフセットして構成される。従って、車体フレーム20を左右いずれか一方に揺動させた場合、図5に示すように、見かけ上、ステアリング軸51、リンク機構53は前部揺動軸71の回動軸線O1を中心に揺動するが、このとき自在軸継手59の回転中心O2が、前部揺動軸71の回動軸線O1から上方にオフセットしているため、自在軸継手59の回転中心O2が前部揺動軸71の回動軸線O1を中心として回転することにより、ステアリングステム54が軸線M2を中心として回転することになる。
In this embodiment, the rotation center O2 of the universal shaft joint 59 of the
すなわち、図5(a)、(b)に示すように、車体フレーム20を運転者が回動軸線O1を中心に左側にβ°揺動した場合、軸線M1は左側に傾斜して軸線M1’となる。このとき、自在軸継手59の回転中心O2が左側に回転して軸線M2からtだけ移動するとともに、移動した自在軸継手59の回転中心O2’は、軸線M2周りにγ°回転する。
この自在軸継手59の回転中心O2が軸線M2を中心にしてγ°回転することにより、ステアリングステム54が回転してタイロッド47、47を引っ張り、車両を左側に回転させるように前輪48,48を転舵させることができる。
That is, as shown in FIGS. 5 (a) and 5 (b), when the driver swings the
When the rotation center O2 of the universal shaft joint 59 rotates by γ ° about the axis M2, the
なお、本実施形態においては、自在軸継手59の回転中心O2が、前部揺動軸71の回動軸線O1から上方にオフセットするように構成したが、下方にオフセットするように構成してもよい。この場合、運転者が車体フレーム20を揺動させた方向と、前輪48、48に与えられた舵角は反対方向となる。
In the present embodiment, the rotational center O2 of the universal shaft joint 59 is configured to be offset upward from the rotational axis O1 of the
また、本実施形態においては、揺動機構70を構成する前部揺動軸71と後部揺動軸72は、図1に示すように、前部揺動軸71の回動軸線O1に対し後部揺動軸72の回動軸線O3がオフセットしている。なお、前部揺動軸71の回動軸線O1に対し後部揺動軸72の回動軸線O3がオフセットしているとは、前部揺動軸71の回動軸線O1と後部揺動軸72の回動軸線O3が一直線上に配置されていないことを意味し、少なくとも傾き又は軸心の位置が異なる。
Further, in this embodiment, the
図6は、前部揺動軸と後部揺動軸のオフセット量と舵角の関係を調べるため、前部揺動軸を固定して、後部揺動軸の傾きと前部揺動軸からの距離を変更して車体フレームを揺動させた場合の実験条件を示す。なお、ステアリングによる舵角の影響を排除するため、ステアリングハンドルは回動しないこととした(ステアリング操舵角0°)。図中、自動四輪車は上述した本実施形態の自動四輪車10を簡素化したものである。
FIG. 6 shows the relationship between the offset amount of the front swing shaft and the rear swing shaft and the rudder angle, with the front swing shaft fixed, and the inclination of the rear swing shaft and the front swing shaft. Experimental conditions when the body frame is swung by changing the distance are shown. In order to eliminate the influence of the steering angle by the steering, the steering handle was not rotated (
実施例1は、上述した本実施形態の自動四輪車10の前部揺動軸71の回動軸線O1と後部揺動軸72の回動軸線O3と同一の傾きと軸心をもつものである。このとき、回動軸線O1に対する回動軸線O3の基準点(上述した実施形態における後支持部72cの長手方向中心P)の距離LをL1、回動軸線O1に対する回動軸線O3の角度αをα1°とする。なお、Lは上述した本実施形態のように回動軸線O1に対し回動軸線O3の基準点が上方にあるときを“+”とし、反対に回動軸線O1に対し回動軸線O3の基準点が下方にあるときを“−”とする。同様に、αは上述した本実施形態のように回動軸線O1と水平面との仰角に対し回動軸線O3と水平面との仰角が小さいときを“+”とし、反対に回動軸線O1と水平面との仰角に対し回動軸線O3と水平面との仰角が大きいときを“−”とする。
Example 1 has the same inclination and axis as the rotation axis O1 of the
実施例2、3は実施例1のL=L1を不変として、αを変化させたものであり、実施例2は回動軸線O1の仰角と回動軸線O3の仰角が等しくなるように−α1°変化させたもの、つまり回動軸線O1と回動軸線O3を平行としたものであり、実施例3は、実施例1の状態から実施例2の状態に−α1°変化させたものをさらに−α1°変化させたものである。 In the second and third embodiments, α is changed with L = L1 of the first embodiment unchanged, and in the second embodiment, the elevation angle of the rotation axis O1 is equal to the elevation angle of the rotation axis O3 − In this example, α 1 ° is changed, that is, the rotation axis O1 and the rotation axis O3 are parallel, and Example 3 is changed from the state of Example 1 to the state of Example 2 by −α 1 °. This is a further change of -α 1 °.
実施例4、7は実施例1のα=α1°を不変として、Lを変化させたものであり、実施例4はL1=0、つまり回動軸線O1上に回動軸線O3の基準点を移動させたものであり、実施例7は、実施例1の状態から実施例4の状態に−L1だけ変化させたものをさらに−L1だけ変化させたものである。 In Examples 4 and 7, L is changed with α = α 1 ° of Example 1 unchanged, and in Example 4, L 1 = 0, that is, the reference of the rotation axis O3 on the rotation axis O1. are those obtained by moving the point, example 7, in which was further changed by -L 1 that is changed by -L 1 from the state of example 1 to the state of the fourth embodiment.
実施例4、5、6、実施例7、8、9の関係は実施例1、2、3の関係と等しく、実施例2、5、8、実施例3、6、9の関係は、実施例1、4、7の関係に等しい。すなわち、図6中、縦(実施例1、2、3、実施例4、5、6、実施例7、8、9)には、Lを不変としてαを上記のように変化させ、横(実施例1、4、7、実施例2、5、8、実施例3、6、9)には、αを不変としてLを上記のように変化させたものである。 The relationship between Examples 4, 5, 6, and 7, 8, and 9 is the same as the relationship between Examples 1, 2, and 3, and the relationship between Examples 2, 5, 8, and 3, 6, and 9 is Equivalent to the relationship of Examples 1, 4, and 7. That is, in FIG. 6, in the vertical direction (Examples 1, 2, 3, Examples 4, 5, 6, and Examples 7, 8, 9), L is unchanged, α is changed as described above, and horizontal ( In Examples 1, 4, 7, and Examples 2, 5, 8, and Examples 3, 6, and 9), α is unchanged and L is changed as described above.
なお、実施例7〜9においては、回動軸線O3の基準点が水平線より下、すなわち地面より下に位置しているが、これは車輪を大きくしたり、前部揺動軸71を上方に持ってくることでこの関係を実現することができる。
In Examples 7 to 9, although the reference point of the rotation axis O3 is located below the horizontal line, that is, below the ground, this increases the wheel or moves the
この実験結果を図7に示す。横軸は車体フレーム20の揺動角であり、プラス側が右側揺動、マイナス側が左側揺動であり、縦軸は車体フレーム20の揺動角に対する後輪懸架装置60から見た前輪48、48の舵角を示している。図7(a)は、実施例1〜3の結果、(b)は実施例4〜6、(c)は実施例7〜9の実験結果を示す。図中、実線は右前輪、点線は左前輪を示す。
The experimental results are shown in FIG. The horizontal axis is the swing angle of the
図7(a)〜(c)からわかるように全ての実施例1〜9において車体フレーム20の揺動により前輪48、48に揺動方向の舵角が与えられているのがわかる。また、内輪の舵角が外輪の舵角より大きい、つまり右揺動ならば右前輪の舵角が左前輪の舵角より大きく、左揺動ならば左前輪の舵角が右前輪の舵角より大きくなりアッカーマン曲線を描くことがわかる。これにより、揺動により安定したコーナリングを実現できる。
As can be seen from FIGS. 7A to 7C, in all Examples 1 to 9, it is understood that the steering angle in the swing direction is given to the
次に図7(a)において、実施例1〜3を比べると、回動軸線O1と水平面との仰角に対し回動軸線O3と水平面との仰角を小さくすると(実施例3→実施例2→実施例1)、揺動角に対する操舵角が大きくなる傾向を示した。反対に回動軸線O1と水平面との仰角に対し回動軸線O3と水平面との仰角を大きくすると(実施例1→実施例2→実施例3)、揺動角に対する操舵角が小さくなる傾向を示した。これは、図7(b)の実施例4〜6、図7(c)の実施例7〜9においても同じ傾向を示した。一方、回動軸線O1に対する回動軸線O3の基準点の距離Lを変化させた図7(a)〜(c)をそれぞれ比べると、ほとんど同じ傾向を示した。 Next, in FIG. 7A, comparing the first to third embodiments, when the elevation angle between the rotation axis O3 and the horizontal plane is made smaller than the elevation angle between the rotation axis O1 and the horizontal plane (third embodiment → second embodiment → Example 1), the steering angle with respect to the swing angle tended to increase. On the contrary, when the elevation angle between the rotation axis O3 and the horizontal plane is increased with respect to the elevation angle between the rotation axis O1 and the horizontal plane (Example 1 → Example 2 → Example 3), the steering angle with respect to the swing angle tends to decrease. Indicated. This showed the same tendency also in Examples 4 to 6 in FIG. 7B and Examples 7 to 9 in FIG. On the other hand, when comparing FIGS. 7A to 7C in which the distance L of the reference point of the rotation axis O3 with respect to the rotation axis O1 is changed, almost the same tendency is shown.
以上より、回動軸線O1に対する回動軸線O3の角度αが舵角に与える影響が大きく、一方、回動軸線O1に対する回動軸線O3の距離Lはほとんど舵角に影響を与えないことがわかった。これにより、回動軸線O1に対する回動軸線O3の角度が車両の操舵特性に大きく影響し、回動軸線O1に対する回動軸線O3の距離は操舵特性への影響が小さいため設計の自由度が高いことがわかる。 From the above, it can be seen that the angle α of the rotation axis O3 with respect to the rotation axis O1 has a great influence on the rudder angle, while the distance L of the rotation axis O3 with respect to the rotation axis O1 hardly affects the rudder angle. It was. As a result, the angle of the rotation axis O3 with respect to the rotation axis O1 greatly affects the steering characteristics of the vehicle, and the distance of the rotation axis O3 with respect to the rotation axis O1 has little influence on the steering characteristics, so that the degree of freedom in design is high. I understand that.
なお、通常、回動軸線O1と水平面との仰角に対し回動軸線O3と水平面との仰角が大きいとき、車体フレーム20の揺動に対し反対方向に舵角が与えられるが、前述したように、前輪操向装置50において、リンク機構53の自在軸継手59の回転中心を前部揺動軸71の回動軸線O1から上方にオフセットして構成されているので、前輪操向装置50においても操舵角が与えられるので、揺動方向と同方向に転舵している。
Normally, when the elevation angle between the rotation axis O3 and the horizontal plane is larger than the elevation angle between the rotation axis O1 and the horizontal plane, the steering angle is given in the opposite direction to the swing of the
次にステアリングの回動角と舵角との関係を調べるため、車体フレームを揺動せずにステアリングハンドルの回動による前輪の舵角を調べた。結果を図8に示す。横軸はステアリングハンドルの回動角であり、+側が右側回動、−側が左側回動であり、縦軸は後輪懸架装置から見たステアリングハンドルの回動角に対する前輪の舵角を示している。 Next, in order to investigate the relationship between the steering angle and the steering angle, the steering angle of the front wheels by the rotation of the steering wheel was examined without swinging the body frame. The results are shown in FIG. The horizontal axis is the steering wheel rotation angle, the + side is the right side rotation, the-side is the left side rotation, and the vertical axis is the steering angle of the front wheel relative to the steering wheel rotation angle as seen from the rear wheel suspension system. Yes.
図8からステアリングの回動により前輪に回動方向の舵角が与えられているのがわかる。また、内輪の舵角が外輪の舵角より大きい、つまり右回動ならば右前輪の舵角が左前輪の舵角より大きく、左回動ならば左前輪の舵角が右前輪の舵角より大きい。すなわち、必ず内輪舵角が外輪舵角より大きくなり、アッカーマン曲線を描くことがわかる。これにより、揺動により安定したコーナリングを実現できる。 It can be seen from FIG. 8 that the steering angle in the turning direction is given to the front wheels by the turning of the steering. In addition, the rudder angle of the inner wheel is larger than the rudder angle of the outer wheel, that is, if the right wheel is turned, the rudder angle of the right front wheel is larger than the rudder angle of the left front wheel. Greater than. That is, it can be seen that the inner wheel rudder angle is always larger than the outer wheel rudder angle and an Ackermann curve is drawn. Thereby, the stable cornering by rocking | swiveling is realizable.
なお、図7と図8を比較すると、車体フレームの揺動による舵角とステアリングハンドルの回動による舵角ではアッカーマン角度に差が生じることがわかった。 7 and 8, it was found that there is a difference in the Ackermann angle between the rudder angle due to the swing of the vehicle body frame and the rudder angle due to the rotation of the steering handle.
以上より、本発明の自動四輪車10によれば、車体フレーム20は前輪懸架装置50に対し前部揺動軸71に支持され、ステアリング軸51に自在軸継手59を備えるリンク機構53を介してステアリングステム54に連結されるので、簡単な構造で車体フレーム20の揺動とステアリングハンドル67による回動とを独立して操作することができる。これにより、乗員は、例えば低速走行時にはステアリングハンドル67の回動により車体フレーム20を揺動せずに旋回することができる。
As described above, according to the
また、本発明の自動四輪車10によれば、上部リンク56と下部リンク58の間に自在軸継手59が設けられているので、組み付け作業を容易に行うことができる。
Further, according to the automobile four-wheeled
また、本発明の自動四輪車10によれば、前部揺動軸71の回動軸線O1に対して自在軸継手の回転中心O2が上方にオフセットしているので、ステアリングハンドル67を回動させても、車体フレーム20が揺動せず、独立して操作可能であり、かつ、車体フレーム20を揺動させた時、ステアリングハンドル67の回動とは独立して前輪48、48に舵角を与えることができる。これにより、乗員は、例えば高速走行時には進行方向に体を傾斜させることで、前輪48、48に舵角を与え旋回することができる。
Further, according to the
なお、上記本発明の実施の形態において、次の(1)〜(3)のようにすることは差し支えない。
(1)本発明の車両は自動四輪車に限定されるものではなく、左右の前輪の操向を行うようにした自動三輪車であってもよい。
(2)本実施形態の自動四輪車10の前輪操向装置50においては、ステアリング軸51と同軸上にステアリングステム54を配置しステアリングハンドル67の操向角と前輪48、48の操舵角を同一となるように設定したが、ステアリング軸51から前方又は後方へオフセットした位置にステアリングステム54を配置することにより、操向角に対する転舵角の割合を最適なものに設定することができる。
(3)本実施形態の自動四輪車10の揺動機構70においては、前部揺動軸71の回動軸線O1に対し後部揺動軸72の回動軸線O3をオフセットしたが、同一軸線上に配置しても、自在軸継手59の回転中心O2が、前部揺動軸71の回動軸線O1からオフセットしていれば、揺動により舵角を与えることができる。さらに、後部揺動軸72を備えていなくてもよい。
(4)説明を簡略化するため自動四輪車10の付属部品を省略したが、ヘッドランプ、ワイパ、フロントカバー、ハンドルカバー、運転者の脚部を覆うレッグシールド、収納ボックス、リヤカバー、サイドミラー、シート等備え付けることができることは言うまでもない。
In the above-described embodiment of the present invention, the following (1) to (3) may be used.
(1) The vehicle of the present invention is not limited to a four-wheeled vehicle, and may be a three-wheeled vehicle that steers left and right front wheels.
(2) In the front
(3) In the
(4) For simplicity, the accessories of the
10 自動四輪車
21 ヘッドパイプ
40 前輪操向装置
47 タイロッド
48 前輪
51 ステアリング軸
53 リンク機構
54 ステアリングステム
56 上部リンク
58 下部リンク
59 自在軸継手
60 後輪懸架装置
71 前部揺動軸
72 後部揺動軸
93 後輪
O1 前部揺動軸の回動軸線
O2 自在軸継手の回転中心
O3 後部揺動軸の回動軸線
M1 ステアリング軸の軸線
M2 ステアリングステムの軸線
10
Claims (3)
前記ステアリング軸にリンク機構を介して連結されたステアリングステムと、
前記ステアリングステムに左右タイロッドを介して連結された左右一対の前輪と、
を備える車両において、
前記リンク機構は自在軸継手を備え、
前記車体フレームは、前記左右前輪及び前記ステアリングステムを含む前輪操向装置に対して、左右に揺動可能な揺動軸に支持される、
ことを特徴とする車両。 A steering shaft rotatably attached to a head pipe provided in front of the body frame;
A steering stem coupled to the steering shaft via a link mechanism;
A pair of left and right front wheels connected to the steering stem via left and right tie rods;
In a vehicle comprising:
The link mechanism includes a universal shaft joint,
The vehicle body frame is supported by a swing shaft that can swing left and right with respect to a front wheel steering device including the left and right front wheels and the steering stem.
A vehicle characterized by that.
前記上部リンクと前記下部リンクの間に前記自在軸継手が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両。 The link mechanism comprises an upper link and a lower link,
The vehicle according to claim 1, wherein the universal shaft joint is provided between the upper link and the lower link.
Priority Applications (1)
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-
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- 2008-08-29 JP JP2008221165A patent/JP2010052624A/en not_active Withdrawn
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