JP2010052620A - Airbag device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の車幅方向に所定の間隔をおいて配設された左右一対の座席シートに着座する2人の乗員の間に膨張展開されて、乗員を保護することができるファーサイド用のエアバッグ装置に関する。 The present invention is for a far side that can be inflated and deployed between two occupants seated on a pair of left and right seats disposed at a predetermined interval in the vehicle width direction of a vehicle to protect the occupants. The present invention relates to an airbag apparatus.
自動車の側面に他の自動車が衝突する側突事故の場合に、座席シートに着座する乗員の保護を図るために、シートバックにはサイドドアの内側面と、乗員の側面との間の空間に膨張展開されるサイドエアバッグ装置が設けられるとともに、2人の乗員の間に膨張展開されるファーサイド用のエアバック装置が備えられている。前記サイドエアバッグ装置は、エアバッグの膨張展開状態において、該エアバッグがサイドドアの内側面によって位置規制されるので、エアバッグに乗員に対する反力が発生し、乗員の保護を適正に行うことができる。しかし、ファーサイドのエアバッグ装置は、エアバッグが2人の乗員の間に膨張展開され、エアバッグの下面は例えばコンソールボックスの上面に単に接触されているのみとなる。このため、エアバッグの車幅方向の移動を阻止することができないので、乗員がエアバッグに向かって移動されると、エアバッグも車幅方向に移動してしまい、乗員を適正に保護することができないという問題があった。 In the event of a side collision when another vehicle collides with the side of the vehicle, the seat back has a space between the inner side of the side door and the side of the occupant to protect the passenger sitting on the seat. A side airbag device that is inflated and deployed is provided, and a far-side airbag device that is inflated and deployed between two passengers is provided. Since the position of the airbag is regulated by the inner surface of the side door in the inflated and deployed state of the airbag, a reaction force against the occupant is generated in the airbag, and the occupant is properly protected. Can do. However, in the airbag device on the far side, the airbag is inflated and deployed between two passengers, and the lower surface of the airbag is merely in contact with the upper surface of the console box, for example. For this reason, since the movement of the airbag in the vehicle width direction cannot be prevented, when the occupant is moved toward the airbag, the airbag also moves in the vehicle width direction, and the occupant is appropriately protected. There was a problem that could not.
上記従来の問題を解消するために、特許文献1には自動車の前席乗員用保護装置が提案されている。この保護装置はインストルメントパネルの中央部に車両後方へ向かって突出する延長部(スイッチ操作面)を設け、車両衝撃検出手段からの信号により瞬時に膨張するエアバッグを前記延長部の下方の車体対応部位に設け、該エアバッグが膨張時に少なくとも前記延長部の下面へ当接され、エアバッグを位置規制するようにしたエアバック装置が開示されている。
ところが、特許文献1に開示された自動車の前席乗員用保護装置は、前記インストルメントパネルに設けられた延長部及びエアバッグが乗員の胴部よりも前方にあるため、エアバッグの膨張展開領域が限定されて、エアバックによって乗員を適正に保護できない恐れがあった。又、前記延長部がない自動車には適用ができないという問題もあった。
However, the front-seat occupant protection device disclosed in
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、車両の側突事故が発生した場合に乗員の保護を適正に行うことができるとともに、適用範囲を拡大することができるファーサイド用のエアバッグ装置を提供することにある。 The present invention eliminates the problems in the prior art and can properly protect the occupant in the event of a side collision of the vehicle, and can expand the applicable range. It is providing the airbag apparatus of this.
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の左右一対の座席シートに着座する乗員の間の空間に膨張展開されるエアバック装置であって、エアバッグは、前記両座席シートの座部の間に配設された車室内構造体の上方に膨張展開される第1膨張部と、前記第1膨張部の前側又は後側の下部に設けられ、かつ膨張展開状態において、前記車室内構造体の後側又は前側、該車室内構造体の後方又は前方の車体に設けられた凸部又は凹部に係合される第2膨張部とを備え、前記第1膨張部及び前記第2膨張部を折り畳んだ状態で、前記車室内構造体内、該車室内構造体の前方又は後方の車体、又は車両の天井部に収容する収容容器と、前記第1膨張部及び第2膨張部の内部に膨張用ガスを供給する膨張ガス供給手段とを備えていることを要旨とする。
In order to solve the above problems, the invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記収容容器は、前記車室内構造体としてのコンソールボックスの収容空間又は該空間の後方に設けられていることを要旨とする。
The gist of the invention of
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記第1膨張部は、膨張展開状態において車両の天井部の下面に接触されるように形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2において、前記第2膨張部は、膨張展開状態において車両の床面に設けられた車室内構造体としての突出床部に装着された凸部としての変速用のシフトレバーに押圧接触されるように形成されていることを要旨とする。
A gist of a third aspect of the present invention is that, in the first or second aspect, the first inflatable portion is formed so as to be in contact with the lower surface of the ceiling portion of the vehicle in the inflated and deployed state.
According to a fourth aspect of the present invention, in the first or second aspect, the second inflatable portion is a convex portion mounted on a projecting floor portion as a vehicle interior structure provided on the floor surface of the vehicle in the inflated and deployed state. The gist of the present invention is that it is formed so as to be pressed against the shift lever for shifting.
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2において、前記第2膨張部の一部は、膨張展開状態において車両の床面に設けられた車室内構造体としての突出床部に形成されたカップホルダ用の前記凹部としてのホールに嵌入されるように形成されていることを要旨とする。 According to a fifth aspect of the present invention, in the first or second aspect, a part of the second expansion portion is formed on a protruding floor portion as a vehicle interior structure provided on the floor surface of the vehicle in an inflated and deployed state. The gist of the present invention is that it is formed so as to be fitted into the hole as the recess for the cup holder.
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項において、前記エアバッグの第1膨張部を形成する二枚の第1布片の下部には第2膨張部の形成用の二枚の第2布片がそれぞれ一体に設けられ、前記第1布片及び第2布片の外周縁は、結合部により結合されて第1膨張部及び第2膨張部が形成されていることを要旨とする。 According to a sixth aspect of the present invention, in any one of the first to fifth aspects, the second inflatable portion is formed at a lower portion of the two first cloth pieces forming the first inflatable portion of the airbag. The two second cloth pieces are integrally provided, and the outer peripheral edges of the first cloth piece and the second cloth piece are joined by a joining portion to form a first inflating portion and a second inflating portion. This is the gist.
(作用)
この発明は、エアバッグの膨張展開状態において、第2膨張部が車室内構造体又は該車室内構造体の前方又は後方の車体に設けられた凸部又は凹部に係合されるので、第2膨張部が所定の位置に保持される。このため、第2膨張部によって第1膨張部も所定位置に保持され、自動車の側突事故時に乗員によって第1膨張部が車幅方向に押圧されても、前記第2膨張部によって、第1膨張部の車幅方向への移動が抑制され、第1膨張部により乗員を適正に保護することができる。
(Function)
In the present invention, in the inflated and deployed state of the airbag, the second inflating portion is engaged with the convex portion or the concave portion provided in the vehicle interior structure or the vehicle body in front of or behind the vehicle interior structure. The inflating part is held at a predetermined position. For this reason, even if a 1st expansion part is also hold | maintained in the predetermined position by the 2nd expansion part, and a 1st expansion part is pressed in the vehicle width direction by the passenger | crew at the time of the side collision accident of a motor vehicle, the 1st expansion part is The movement of the inflating portion in the vehicle width direction is suppressed, and the occupant can be properly protected by the first inflating portion.
又、車室内構造体の上面に設けられたシフトレバーを凸部として利用したり、カップホルダ用のホールを凹部として利用したりすることができ、エアバッグ装置の適用範囲を拡大することができる。 Further, the shift lever provided on the upper surface of the vehicle interior structure can be used as a convex portion, or the hole for the cup holder can be used as a concave portion, so that the applicable range of the airbag device can be expanded. .
本発明によれば、車両の側突事故が発生した場合に乗員の保護を適正に行うことができるとともに、適用範囲を拡大することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, when a side collision accident of a vehicle generate | occur | produces, while a passenger | crew can be protected appropriately, an application range can be expanded.
以下、本発明を具体化したエアバッグ装置の一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
なお、以下の説明において、上下方向は車両の上下方向と一致し、前後方向は車両の前後方向と一致し、左右方向は車両の幅方向であって車両前進時の左右方向と一致するものとする。
Hereinafter, an embodiment of an airbag device embodying the present invention will be described with reference to FIGS.
In the following description, the up-down direction coincides with the up-down direction of the vehicle, the front-rear direction coincides with the front-rear direction of the vehicle, the left-right direction coincides with the width direction of the vehicle, and coincides with the left-right direction when the vehicle moves forward. To do.
図1に示すように、車両1の床面2には、車両1の幅方向に並んで配置される座席シートとしての運転席3と、助手席4とが取り付けられている。運転席3は、乗員P1の臀部から大腿部を支える座部3aと、リクライニング可能に構成された背もたれ部3bと、乗員P1の頭部を支えるヘッド部3cとにより構成されている。これと同様に、助手席4は、乗員P2の臀部から大腿部を支える座部4aと、リクライニング可能に構成された背もたれ部4bと、乗員P2の頭部を支えるヘッド部4cとにより構成されている。
As shown in FIG. 1, a driver's seat 3 and a
前記車両1の左右両側には、同車両1の側部の骨格の一部を構成するボディサイド5がそれぞれほぼ鉛直に設けられるとともに、同車両1の上部には、天井部7がほぼ水平に設けられている。又、前記ボディサイド5にはピラー6が上方に延設されて、同ピラー6により前記天井部7が支持されている。
On both the left and right sides of the
前記運転席3と助手席4との間には、床面2の一部が上方に突出した突出床部2aが形成されるとともに、同突出床部2aには長手方向が車両前後方向になるように配置されたほぼ直方体形状をなす車室内構造体としてのコンソールボックス8が設けられている。このコンソールボックス8は前記突出床部2aに固定されているコンソール本体9と、同コンソール本体9の上方に取り付けられるほぼ矩形の蓋体10とにより構成されている。図2に示すように、前記コンソール本体9の前部側には携帯品などを収納するためのほぼ直方体形状の収容空間11が形成されている。前記蓋体10は前記座部3a,4aの上面よりも上方に位置している。なお、これらコンソール本体9及び蓋体10はいずれも樹脂材料によって形成されている。
Between the driver's seat 3 and the
前記突出床部2aの前記コンソールボックス8よりも前方には凸部としてのシフトレバー12が装着されている。前記コンソールボックス8とシフトレバー12の間の突出床部2aには、カップ収容用の凹部としてのホール13が設けられている。図2及び図4に示すように、前記コンソール本体9の後部側には、エアバッグ装置14を収容するためのほぼ直方体形状の収容凹部9aが形成されている。
A
次に、図4〜図8を中心に、前記収容凹部9aに収容されたエアバッグ装置14について説明する。
図4に示すように、前記コンソール本体9の収容凹部9aには有底四角箱状の収容容器16が収容され、該収容容器16はボルト17を前記コンソール本体9の収容凹部9aの底部に形成された雌ネジ9bに螺合することにより前記コンソール本体9に取り付けられている。前記収容容器16の内部には後に詳述するエアバッグ22が折り畳んだ状態で収容されている。収容容器16の底部には前記エアバッグ22に膨張用ガスを供給するための膨張ガス供給手段としての円筒状のインフレータ18を保持するリテーナ19が収容されている。前記インフレータ18の内部には図示しないガス発生剤が収容されている。前記リテーナ19の外周面には二本のボルト20が溶接され、両ボルト20は前記収容容器16の底板16aを貫通して下方に突出されている。該ボルト20にはナット21が螺合され、前記リテーナ19がエアバッグ22の基端連結部(図7のリテーナ収容部26i)とともに前記底板16aに締め付け固定されている。
Next, the
As shown in FIG. 4, a
次に、前記エアバッグ22の構成について以下に説明する。
前記エアバッグ22は概略的に見て、図1に示すように、乗員P1,P2の間において、上下方向及び前後方向に膨張展開される第1膨張部23と、図2に示すように前記第1膨張部23の前側下部に接続され、かつ前記コンソール本体9の前側斜面9cと、前記シフトレバー12との間の空間Kに膨張展開される第2膨張部24とによって構成されている。
Next, the configuration of the
As shown in FIG. 1, the
図5及び図6に示すように、前記エアバッグ22は織布製の一枚の基布26を折り畳んで結合部により結合することによって構成されている。前記基布26は図5に示すように前記第1膨張部23を形成する二枚の第1布片26a,26bと、第2膨張部24を形成する二枚の第2布片26c,26dとを備えている。前記第1布片26a,26bの下端部には、図6及び図7に示すように、前記インフレータ18から噴射された膨張用ガスを前記第1膨張部23の内部に導くガス通路28を形成するための通路形成用布片26e,26fが一体に形成され、両布片26e,26fは折り返し部26gによって連結されている。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
前記エアバッグ22を製造する場合には、図5に示す基布26を図6に示すように前記折り返し部26gが下端に位置するように第1布片26a,26bを左右方向から見て互いに重なり合うように上方に折り返す。この状態で前記第1布片26a,26b、第2布片26c,26d、通路形成用布片26e,26fの外周縁を例えば縫糸や接着剤などの結合部29によって結合する。この工程により、図6に示すようよに、前記第1布片26a,26bによって前記第1膨張部23が形成され、第2布片26c,26dによって前記第2膨張部24が形成される。
When the
図6に示すように、前記結合部29は、布片26fの後端縁には形成しないで、第1布片26a,26b、第2布片26c,26dの反転用の開口部26hを形成する。そして、この開口部26hにエアバッグ22の各布片を通すことにより各布片を表裏反転して、図8に示すように結合部29がエアバッグ22の内側になるようにする。その後、図6に示す前記開口部26hからインフレータ18を保持したリテーナ19を折り返し部26gの内側に形成されたリテーナ収容部26iに収容する。前記リテーナ19に連結された二本の前記ボルト20は、折り返し部26gに形成された二つの貫通孔から下方に突出される。さらに、前記開口部26hを新たに結合部30によって結合する。この工程により図7に示すように、布片26e,26f及び結合部29,30によって前記ガス通路28が形成される。前記ボルト20は、図4に示すように、収容容器16の底板16aに形成された貫通孔16bから下方に突出され、ボルト20にナット21を螺合することにより、底板16aに固定される。
As shown in FIG. 6, the connecting
図4に示すように、前記エアバッグ22の第1膨張部23は蛇腹折りの一種であるカクタス折り構造として収容容器16の内部に収容されている。即ち、第1膨張部23を構成する基布26の第1布片26a,26b及び第2布片26c,26dがそれぞれ蛇腹折りされている。そして、各布片の折り返し部Wが車両の幅方向に交互に現れるように、かつ平坦部Sが車幅方向に指向するようになっている。なお、前記第1膨張部23及び第2膨張部24は、一般的なジグザグ状の蛇腹折り構造であってもよい。
As shown in FIG. 4, the first inflating
図4に示すように、前記収容容器16の上端開口縁にはエアバッグカバー33が嵌合固定されている。このエアバッグカバー33には、前記エアバッグ22が膨張展開される際に、エアバッグカバー33を破断開口させるための破断予定部33aが形成されている。
As shown in FIG. 4, an
次に、前記のように構成されたエアバッグ装置14の動作について説明する。
車両1のボディサイド5に衝突(側突)があった場合には、車両1に所定以上の衝撃が加わったことが衝突検知センサ(図示略)によって検出されて制御回路から駆動電流が前記インフレータ18に出力されて、点火装置(図示略)による点火が行われる。その結果、インフレータ18のガス発生剤から発生したガスがエアバッグ22内に流入して同エアバッグ22が上方に向かって膨張する。そして、エアバッグ22の膨張に伴い、その膨張の圧力によりエアバッグカバー33の破断予定部33aが破断されて、エアバッグカバー33が開口する。続いて、前記エアバッグ22は、ガス通路28から第1膨張部23の内部に供給されたガスによって、該第1膨張部23が膨張展開され、第1膨張部23が図1に示すように乗員P1,P2の間の空間に進入する。これとほぼ同期して、前記第1膨張部23の内部に供給されたガスが前記第2膨張部24の内部に供給されることによって、第2膨張部24が下方に向かって膨張展開され、第2膨張部24が図2及び図3に示すように前記コンソール本体9の前側斜面9cと、前記シフトレバー12との間の空間Kに押し込まれるように膨張展開される。又、図1及び図2に示すように前記第1膨張部23の上端部は車両1の天井部7の下面に押圧接触される。このため、車両1の側突事故の際に乗員P1(又は乗員P2)が図1において矢印R(又はL)で示す車幅方向に移動されても、エアバッグ22がほぼ所定の位置に保持されるので、乗員P1(又はP2)の保護が適正に行われる。
Next, the operation of the
When there is a collision (side collision) on the
上記実施形態のエアバッグ装置14によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、前記エアバッグ22を乗員P1,P2の間の空間に膨張展開される第1膨張部23と、前記第1膨張部23の下端部に一体的に接続され、かつ前記コンソール本体9の前側斜面9cとシフトレバー12との間の空間Kに膨張展開される第2膨張部24とによって構成した。このため、図3に示すように、エアバッグ22の第2膨張部24の前面がシフトレバー12に押し付けられ、その結果、第2膨張部24にシフトレバー12を係合する窪み部24aが形成されて、第2膨張部24の車幅方向への移動がシフトレバー12によって阻止される。一方、エアバッグ22の基端部(ガス通路28を形成する布片26e,26f及び折り返し部26g)は、図7に示すように、リテーナ19によって、収容容器16の底板16aに連結されている。このため、図1〜図3に示すように、エアバッグ22が膨張展開された状態で、第2膨張部24によってエアバッグ22がその基端部を中心として水平方向に回動するのが阻止され、エアバッグ22により乗員P1(P2)の移動が阻止されて、乗員に対する反力をエアバッグ22に付与することができ、乗員の保護を適正に行うことができる。
According to the
(1) In the above embodiment, the
(2)上記実施形態では、図1及び図2に示すように、エアバッグ22が膨張展開された状態で、第1膨張部23の上端面が車両1の天井部7の下面に押圧接触されるようにした。このため、エアバッグ22の上端部が天井部7の下面に摩擦接触されて、エアバッグ22が第2膨張部24を中心として図1において、車幅方向に回動されるのが阻止され、エアバッグ22を所定位置に保持する機能が向上し、非接触の場合と比較して、乗員の保護性能をさらに向上することができる。
(2) In the above embodiment, as shown in FIGS. 1 and 2, the upper end surface of the first inflating
(3)上記実施形態では、図5に示す基布26を例えば縫糸によって図6に示すように結合することによってエアバッグ22を形成したので、エアバッグ22の構造を簡素化して、製造を容易に行いコストを低減することができる。
(3) In the above embodiment, since the
(4)上記実施形態では、突出床部2aの上面に設けられたシフトレバー12を凸部として利用したり、後述するようにカップホルダ用のホールを凹部として利用したりすることができ、エアバッグ装置14の収容位置を限定しなくてもよいので、適用範囲を拡大することができる。
(4) In the above embodiment, the
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図9に示すように、前記エアバッグ22の第2膨張部24を、突出床部2aの上面に設けたホール13に嵌入するようにしてもよい。
In addition, you may change the said embodiment as follows.
-As shown in FIG. 9, you may make it insert the 2nd expansion | swelling
・図8に二点鎖線で示すように、基布26の第1布片26a, 26bを互に連結するテザー35を縫糸或いは接着剤などにより第1布片26a,26bに連結し、エアバッグ22の第1膨張部23が膨張展開される際に、該第1膨張部23の車幅方向の展開量が規制されるようにしてもよい。
As shown by a two-dot chain line in FIG. 8, a
・図示しないが、天井部7にエアバッグ装置14を装着し、エアバッグ22が膨張展開されて、その下端部に設けた第2膨張部24がコンソール本体9の前側斜面9cとシフトレバー12との間に押し込まれるようにしたり、第2膨張部24がホール13に嵌入されるようにしたりしてもよい。
Although not shown, the
・前記エアバッグ装置14をコンソールボックス8の前側に収容し、第1膨張部23の後側に第2膨張部24を形成し、該第2膨張部24をコンソールボックス8の後側或いは該ボックス8の後方の車体(床面2)に設けられた凸部又は凹部に係合するようにしてもよい。
The
・図示しないが、前記コンソールボックス8の蓋体10の内部にエアバッグ装置14を収容してもよい。エアバッグ装置14をコンソールボックス8の前部に収容したり、突出床部2aに収容したり、車両1の車体(床面2)に収容したりしてもよい。
Although not shown, the
・図示しないが、前記収容空間11の内部に前記エアバッグ装置14を装着してもよい。この場合には、エアバッグ22の膨張展開時に前記蓋体10が開放されるように構成する。
Although not shown, the
・図示しないが、第1膨張部23の前側に設けられた第2膨張部24を、コンソールボックス8の前方の車体(床面2)に設けられた凸部又は凹部に係合するようにしてもよい。
Although not shown, the
・図示しないが、車両1の後部座席のファーサイドのエアバッグ装置14として具体化してもよい。
(定義)
この明細書において、車室内構造体とは、前述したコンソールボックス8以外に、前記床面2に設けた突出床部2a、突出床部2aに設けたシフトレバー12或いはアームレストを含む。
-Although not shown in figure, you may materialize as the
(Definition)
In this specification, the vehicle interior structure includes, in addition to the
K…空間、P1,P2…乗員、1…車両、2…床面、2a…突出床部、3a,4a…座部、7…天井部、8…車室内構造体としてのコンソールボックス、11…収容空間、12…凸部としてのシフトレバー、13…凹部としてのホール、16…収容容器、22…エアバッグ、23…第1膨張部、24…第2膨張部、26a,26b…第1布片、26c,26d…第2布片、29,30…結合部。 K: space, P1, P2 ... occupant, 1 ... vehicle, 2 ... floor surface, 2a ... protruding floor, 3a, 4a ... seat, 7 ... ceiling, 8 ... console box as vehicle interior structure, 11 ... Housing space, 12 ... Shift lever as convex part, 13 ... Hole as concave part, 16 ... Receiving container, 22 ... Air bag, 23 ... First inflating part, 24 ... Second inflating part, 26a, 26b ... First cloth Piece, 26c, 26d, second cloth piece, 29, 30, coupling portion.
Claims (6)
エアバッグは、前記両座席シートの座部の間に配設された車室内構造体の上方に膨張展開される第1膨張部と、
前記第1膨張部の前側又は後側の下部に設けられ、かつ膨張展開状態において、前記車室内構造体の後側又は前側、該車室内構造体の後方又は前方の車体に設けられた凸部又は凹部に係合される第2膨張部と
を備え、
前記第1膨張部及び前記第2膨張部を折り畳んだ状態で、前記車室内構造体内、該車室内構造体の前方又は後方の車体、又は車両の天井部に収容する収容容器と、
前記第1膨張部及び第2膨張部の内部に膨張用ガスを供給する膨張ガス供給手段と
を備えていることを特徴とするエアバッグ装置。 An airbag device that is inflated and deployed in a space between passengers seated on a pair of left and right seats of a vehicle,
The airbag is a first inflating portion that is inflated and deployed above a vehicle interior structure disposed between the seat portions of the two seats,
A convex portion provided at a lower part on the front side or the rear side of the first inflating portion and provided on a vehicle body on the rear side or the front side of the vehicle interior structure, behind or on the front side of the vehicle interior structure in the inflated and deployed state. Or a second inflatable portion engaged with the recess,
A storage container that is housed in the vehicle interior structure, a vehicle body in front of or behind the vehicle interior structure, or a vehicle ceiling, in a state in which the first expansion portion and the second expansion portion are folded,
An airbag device comprising: an inflation gas supply means for supplying an inflation gas into the first inflation portion and the second inflation portion.
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