JP2010050702A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010050702A
JP2010050702A JP2008212775A JP2008212775A JP2010050702A JP 2010050702 A JP2010050702 A JP 2010050702A JP 2008212775 A JP2008212775 A JP 2008212775A JP 2008212775 A JP2008212775 A JP 2008212775A JP 2010050702 A JP2010050702 A JP 2010050702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
solid
imaging
imaging device
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008212775A
Other languages
English (en)
Inventor
Hayato Yamashita
隼人 山下
Satoyuki Kawai
智行 河合
Muneyuki Oshima
宗之 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2008212775A priority Critical patent/JP2010050702A/ja
Publication of JP2010050702A publication Critical patent/JP2010050702A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】斜め方向に高解像度が要求される被写体であっても、上下左右方向に高解像度が要求される被写体であっても解像度の高い被写体画像を撮像することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】被写体からの入射光を結像する撮影レンズ10と、撮影レンズ10が結像した被写体の光像を円形または八角形の撮像領域で受光する固体撮像素子11と、固体撮像素子11を撮影レンズ10のイメージサークルの中心を回転中心として所要角度回転駆動する撮像素子回転駆動手段42,43と、固体撮像素子11から出力される被写体の撮像画像データを画像処理する信号処理手段26とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像素子を搭載したデジタルカメラ等の撮像装置に係り、特に、シーンによらずに高解像度な被写体画像を撮像することができる撮像装置に関する。
固体撮像素子の画素配列は、格子配列と、斜め格子配列に大別される。格子配列とは、下記の特許文献1の図11,特許文献2の図3(A)に示されるように、格子位置に画素が配置された配列であり、斜め格子配列とは、特許文献1の図16,特許文献2の図3(B)に示されるように、格子配列を斜め(例えば45度)に傾けた配列である。
斜め格子配列は、格子位置のうちの市松位置にのみ実画素を配置した画素配列であり、残りの市松位置にくる空画素の画像データを、実画素の画像データを補間演算して求めなければ、TIFF画像データやJPEG画像データ等を生成することができない。JPEG画像データ等は、画像を構成する個々の画素データが格子配列されて構成されるためである。斜め格子配列の撮像素子の実画素から得られた画像データから、空画素位置の画像データを求める変換を、正方配列変換といい、斜め格子配列された撮像素子から得られた画像信号を信号処理するとき必須となる。
両方の格子配列には、撮像画像の解像度が高くなる方向に違いが有り、格子配列は斜め方向の解像度が高く、斜め格子配列は上下左右方向の解像度が高い。
特許文献1記載の従来技術は、画素配列を斜め格子配列にしているため、上下左右方向の解像度が高い分、斜め方向の解像度が低くなってしまい、斜め方向の解像度が高い被写体画像を撮影する場合には、カメラを斜めに傾けた不自然な姿勢で被写体を撮らなくてはならない。また、撮影レンズのイメージサークルに対して撮像素子サイズが大きくなってしまうという問題もある。
特許文献2記載の従来技術では、格子配列と斜め格子配列の両方で撮影を行うことができる。しかし、格子配列の撮像素子を用いた場合、市松位置の画素の検出信号を間引いたりすることで斜め格子配列を実現しているため、撮像素子の最小セルピッチによる解像度を、両方の配列で使用することができず、どちらか一方の配列で解像度が高くなると、他方の配列では解像度が極端に低くなってしまうという問題がある。
特開2003―204488号公報 特開2004―104516号公報
従来の撮像装置は、搭載される撮像素子の画素配列の方向が、撮像画像の解像度に有利となる配列の場合はいいが、異なる格子配列の場合には、撮像画像の解像度が低下してしまうという問題がある。この問題は、画素配列が異なる固体撮像素子を搭載したカメラを夫々用意し、被写体に応じて2台のカメラを使い分ければ良いが、一般のカメラユーザにこれを要求するのは無理である。
本発明の目的は、斜め方向に高解像度が要求される被写体であっても、上下左右方向に高解像度が要求される被写体であっても解像度の高い被写体画像を撮像することができる撮像装置を提供することにある。
本発明の撮像装置は、被写体からの入射光を結像する撮影レンズと、該撮影レンズが結像した被写体の光像を円形または八角形の撮像領域で受光する固体撮像素子と、該固体撮像素子を前記撮影レンズのイメージサークルの中心を回転中心として所要角度回転駆動する撮像素子回転駆動手段と、前記固体撮像素子から出力される前記被写体の撮像画像データを画像処理する信号処理手段とを備えることを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上する。
本発明の撮像装置は、前記固体撮像素子の画素配列が格子配列または斜め格子配列されていることを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上する。
本発明の撮像装置は、前記所要角度が45度であることを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に、信号処理が容易となる。
本発明の撮像装置は、前記格子配列された前記固体撮像素子を前記撮像素子回転駆動手段が前記所要角度回転することで該固体撮像素子の画素配列を被写体に対して斜め格子配列の状態にし、あるいは、前記斜め格子配列された前記固体撮像素子を前記撮像素子回転駆動手段が前記所要角度回転することで該固体撮像素子の画素配列を被写体に対して格子配列の状態にすることを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上する。
本発明の撮像装置は、前記撮像領域が正八角形であることを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に固体撮像素子の回転角度の設定が容易となる。
本発明の撮像装置の前記信号処理手段は、前記撮像素子回転駆動手段による前記固体撮像素子の回転角度に応じた信号処理を行うことを特徴とする。この構成により、画像解像度や画質のユーザビリティが向上する。
本発明の撮像装置は、前記回転角度に応じた信号処理を行う信号処理手段を前記回転角度毎に予め複数用意しておき、前記回転角度に応じて使用する信号処理手段を選択することを特徴とする。この構成により、画像解像度や画質のユーザビリティが向上する。
本発明の撮像装置は、前記回転角度により実現する前記固体撮像素子の画素配列の前記被写体に対する配列方向が格子配列と斜め格子配列と2通りが選択でき、該格子配列が選択されたとき格子配列用の信号手段が選択され、該斜め格子配列が選択されたときは斜め格子配列用の信号処理手段が選択されることを特徴とする。この構成により、画像解像度や画質のユーザビリティが向上する。
本発明の撮像装置は、前記選択された信号処理手段を示す情報を、該信号処理手段で処理された画像データに添付情報として付加することを特徴とする。この構成により、画像解像度や画質のユーザビリティが向上すると共に、撮像装置の操作性が向上する。
本発明の撮像装置は、前記画像データを表示する時に前記添付情報を表示することを特徴とする。この構成により、画像解像度や画質のユーザビリティが向上すると共に、撮像装置の操作性が向上する。
本発明の撮像装置は、前記被写体の撮影を行うとき、前記撮像素子回転駆動手段による前記所要角度の回転前と回転後の両方で連続して撮影を行うことを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上する。
本発明の撮像装置は、前記回転前と前記回転後の連続した2回の撮影は、一方が、画素配列の前記被写体に対する配列方向が格子配列での撮影であり、他方が斜め格子配列での撮影であることを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上する。
本発明の撮像装置は、前記連続する撮影で得られた画像データを両方共に記録メディアに保存することを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上する。
本発明の撮像装置は、前記回転前と前記回転後の両方で連続して撮影した2枚の画像データの各解像度評価値を算出する解像度評価値算出手段を備えることを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に撮像装置の操作性が向上する。
本発明の撮像装置は、前記連続して撮影した2枚の画像データのうち前記解像度評価値算出手段が算出した解像度評価値の高い方の画像データを残し他の画像データを削除することを特徴とする。この構成により、画像解像度にユーザビリティが向上すると共に操作性が向上し、更に、画像データを格納する記録メディアの容量を節約することができる。
本発明の撮像装置は、前記連続して撮影した2枚の画像データの順序を前記高い順または低い順に並べかえることを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に撮像装置の操作性が向上する。
本発明の撮像装置は、前記固体撮像素子の前記撮像領域で撮像された画像データを用いて解像度評価値を算出する解像度評価値算出手段を備え、前記固体撮像素子を前記撮像素子回転駆動手段による前記所要角度の回転前と回転後の両状態の夫々で得られる前記画像データの前記解像度評価値を算出することを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に撮像装置の操作性が向上する。
本発明の撮像装置は、前記解像度評価値を算出する前記画像データは前記固体撮像素子からスルー画像として出力される画像データであり、前記被写体を撮影するときには前記両状態のうち前記解像度評価値の高い状態で撮影を行うことを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に撮像装置の操作性が向上する。
本発明の撮像装置は、前記被写体を撮影するときには前記解像度評価値の高い状態で撮影を行い、前記解像度評価値の比較状態での撮影はキャンセルすることを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に撮像装置の操作性が向上する。また、画像データを保存する記録メディアの容量を節約でき、また、撮影の動作速度の向上を図ることが可能となる。
本発明の撮像装置は、前記解像度評価値算出手段が、前記被写体の解像度が高くなる画素配列方向を算出することを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に撮像装置の操作性が向上する。
本発明の撮像装置は、前記解像度評価値算出手段が算出した解像度が高くなる画素配列方向に基づいて前記撮像素子回転駆動手段が前記固体撮像素子の回転角度を制御し前記被写体の撮影を行うことを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に撮像装置の操作性が向上する。また、画像データを保存する記録メディアの容量を節約でき、また、撮影の動作速度の向上を図ることが可能となる。
本発明の撮像装置は、前記固体撮像素子が形成される半導体チップの前記撮像領域以外の領域に、アナログ信号処理回路を形成したことを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に撮像画像の画質向上が図られる。更に、撮像装置のサイズのコンパクト化も図ることが可能となる。
本発明の撮像装置は、前記前記固体撮像素子が形成される半導体チップの前記撮像領域以外の領域に、撮像画像の黒レベルを検出するオプティカルブラック部が設けられることを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に撮像画像の画質向上が図られる。更に、撮像装置のサイズのコンパクト化も図ることが可能となる。
本発明の撮像装置は、前記固体撮像素子が形成される半導体チップの前記撮像領域以外の領域に、該固体撮像素子の温度を計測する温度測定回路が形成されることを特徴とする。この構成により、画像解像度のユーザビリティが向上すると共に撮像画像の画質向上が図られる。また、撮像装置のサイズのコンパクト化も図ることが可能となる。更に、温度補償精度も向上する。
本発明によれば、斜め方向に高解像度が要求される被写体であっても、上下左右方向に高解像度が要求される被写体であっても解像度の高い被写体画像を撮像することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタルカメラのブロック構成図である。このデジタルカメラは、撮影レンズ10と、固体撮像素子11と、この両者の間に設けられた絞り12と、赤外線カットフィルタ13と、光学ローパスフィルタ14とを備える。
デジタルカメラの全体を制御するCPU15は、フラッシュ用の発光部16及び受光部17を制御し、また、レンズ駆動部18を制御して撮影レンズ10の位置をフォーカス位置に調整し、絞り駆動部19を介し絞り12の開口量を制御して露光量が適正露光量となるように調整する。
また、CPU15は、タイミングジェネレータ等を内蔵する撮像素子駆動部20を介して固体撮像素子11を駆動し、撮影レンズ10を通して撮像した被写体画像を色信号として出力させる。CPU15には、操作部21を通してユーザの指示信号が入力され、CPU15はこの指示に従って各種制御を行う。
固体撮像素子11としては、画素配列が斜め格子配列されたCCDやCMOSイメージセンサ等が用いられ、或いは、格子配列されたCCDやCMOSイメージセンサ等が用いられる。各画素に積層されたカラーフィルタの配列は、格子配列された固体撮像素子ではベイヤ配列が一般的であるが、これに限るものではない。斜め格子配列の場合のカラーフィルタ配列も任意の配列で良い。
デジタルカメラの電気制御系は、固体撮像素子11の出力に接続されたアナログ信号処理部22と、このアナログ信号処理部22から出力されたRGBの色信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路23とを備え、これらはCPU15によって制御される。
このデジタルカメラの電気制御系は、更に、メインメモリ24に接続されたメモリ制御部25と、デジタル信号処理部26と、撮像画像をJPEG画像に圧縮したり圧縮画像を伸張したりする圧縮伸張処理部27と、固体撮像素子11から出力されデジタルデータに変換された画像データをR,G,B毎に積算し各積算値をデジタル信号処理部26に出力する積算部28と、着脱自在の記録媒体29が接続される外部メモリ制御部30と、カメラ背面等に搭載された液晶表示部31が接続される表示制御部32とを備え、これらは、制御バス33及びデータバス34によって相互に接続され、CPU15からの指令によって制御される。
本実施形態に係るデジタルカメラは、固体撮像素子11を備える撮像素子モジュールが可動基板41上に搭載され、可動基板41が、モータ42により回転駆動される様になっている。回転角度は、モータ42に駆動信号を供給する回転位置制御部43で制御され、回転位置制御部43は、CPU15からの指示信号により制御される。
固体撮像素子11のモータ42による回転中心は、固体撮像素子11の受光面(撮像領域)中心位置に設定され、撮影レンズ11によるイメージサークルの中心と、受光面中心位置とが一致するように固体撮像素子11が可動基板41上に取り付けられる。
即ち、本実施形態に係るデジタルカメラでは、固体撮像素子11として画素が格子配列された固体撮像素子を用いたとき、固体撮像素子11を45度回転することで、斜め格子配列の固体撮像素子として使用可能となる。逆に、斜め格子配列の固体撮像素子11を用いた場合には、固体撮像素子11を45度回転することで、格子配列の固体撮像素子として使用可能となる。
図2は、図1に示すデジタルカメラの要部の機能構成図である。固体撮像素子11の回転角度位置は、CPU15内でソフト的に実現される格子配列/斜め格子配列選択部15aと、撮像素子回転量算出部15bとにより決定され、これら決定された指示信号が回転位置制御部43に指令され、モータ42がこの指令パルス数に基づき実施する。
格子配列/斜め格子配列選択部15aは、固体撮像素子11の画素配列の方向を被写体に対してどの方向にするかを決定し、この画素配列の方向を示す情報を撮像素子回転量算出部15bに出力する。撮像素子回転量算出部15bは、格子配列/斜め格子配列選択部15bから受信した情報に基づいて、画素配列が要求された方向となる為に固体撮像素子11を時計方向あるいは反時計方向に何度回転させればよいかを算出し、算出された回転量を、回転位置制御部43に送信する。
回転位置制御部43は、撮像素子回転量算出部15bから受信した回転量に基づいて撮像素子回転駆動信号を回転モータ42に出力する。これにより、固体撮像素子11は、回転駆動され、その画素配列が被写体に対して適切な方向となるように設定される。
このようにして、図3(a)に点線で示すイメージサークル45の中心である黒点位置を中心に、図示する例では正方形チップ上に形成された、正方格子状に画素配列された固体撮像素子11を、反時計回りに45度回転させることで、図3(b)に示す様に、画素配列を、斜め格子配列にすることができる。
図3に示す撮像素子形成チップ11は、カラーフィルタR,G,Bが積層された各画素が設けられる画素領域(撮像領域)11aが正八角形に設けられており、その4隅が空き領域11b,11c,11dとなっている。そこで、本実施形態の固体撮像素子11では、この4隅を利用して、ここに、図1の撮像素子駆動部20を構成するパルスドライバ回路20や、アナログ信号処理部22、A/D変換部23を形成する。更に、図1では省略した温度測定回路46もこの空き領域を利用して形成する。
尚、図3では図示を省略しているが、固体撮像素子11がCMOSタイプであれば、通常のCMOSイメージセンサに用いられるのと同様の走査回路等が撮像領域11aの左右や上下の領域に設けられる。CCDタイプであれば、通常のCCDイメージセンサと同様に、撮像領域11a中の画素列毎に垂直電荷転送路(VCCD)が設けられ、撮像領域11aの下辺に沿って、水平電荷転送路(HCCD)が設けられる。
斯かる固体撮像素子11を用いて撮影を行う場合には、撮像領域11aの各画素をパルスドライバ20で駆動し、撮像領域11aから出力されるアナログの画像信号をアナログ信号処理部22で信号処理し、その後、A/D変換部23でデジタル信号に変換し、デジタルの撮像画像信号をデジタル信号処理部26に転送する。
温度測定回路46の測定データは、デジタル信号処理部26の画像生成部26aへと送信される。
図3(a)に例示する固体撮像素子11は、各画素が格子配列されており、撮像領域11aが正八角形に形成されている。この固体撮像素子11を左(反時計回り)へ45度回転させて図3(b)の状態にすると、光学的な画素配列が、斜め格子配列へと変換される。本実施形態では、撮像領域11aが正八角形のため、45度回転しても、正対位置に対する撮像領域11aの形状は変化することがなく、回転前後で撮像可能な領域に差は生じない。
従って、通常の四角形の撮像領域よりも八角形の撮像領域のほうが、イメージサークル45内の画像を効率よく使用でき、有利である。通常、撮像素子の形状は四角形である為、撮像領域を八角形とすると、被写体の撮像撮像データとして使用しない領域が四隅に存在することになり、この空き領域を、上記の様に、アナログ信号処理回路等に使用すれば、撮像領域11aから読み出されたアナログの撮像画像信号をアナログ処理回路22までに伝達する信号線路長を短くでき、S/Nが向上する。
また、空き領域に黒レベル検出用画素を形成しておけば、広大な黒領域を得ることができ、安定した黒レベル出力を得ることができる。更に、空き領域に温度測定回路を形成すれば、撮像領域11aに近い場所で温度測定ができるので、精度の高い温度補償を実施することができる。
デジタル信号処理部26には、画像生成部26aと、解像度評価値算出部bと、撮像素子方向情報添付部26cとがあり、画像生成部26a内には、格子配列用信号処理部26dと、斜め格子配列用信号処理部26eとが個別に設けられている。解像度評価値算出部26bは、入力信号用計算部26fと、出力画像用計算部26gとを備える。
固体撮像素子11と同一チップ上に設けられたA/D変換部23から転送されてくる撮像画像信号は、画像生成部26aと解像度評価値算出部26bへと送られる。撮像画像信号を画像生成部26aで受信する際は、格子配列用信号処理部26dと斜め格子配列用信号処理部26eのいずれかで受信する。どちらの信号処理部で受信するかは、CPU15内の格子配列/斜め格子配列選択部15aからの命令に従う。
信号処理の際、固体撮像素子11と同一チップ上に設けられた温度測定回路46からの温度データに基づき、温度補償も同時に実施する。信号処理後の画像データは、解像度評価値算出部26b内の出力画像用計算部26gへ送信され、解像度評価値を得る。
この出力画像用計算部26gは、受信した画像データの解像度算出処理を行う所であり、例えば、入力画像を二次元フーリエ変換し、原点から一定距離以上離れた高周波成分を抽出すれば、高周波成分量から解像度の大小が、フーリエ変換成分が原点からより遠く及んでいる方向から解像度の高い方向を得ることができる。ここでは、一例として、出力画像用計算部26gでは入力画像を二次元フーリエ変換して解像度の大小を示す評価値を得、この評価値を出力画像データにExif情報として添付するものとする。
評価値が添付された画像データは、撮像素子方向情報添付部26cへ送信され、CPU15内の格子配列/斜め格子配列選択部15aの情報に基づき、撮影時の画素配列が、格子配列と斜め格子配列のどちらであったかの情報がこれもExif情報として添付され、外部メモリ制御部30へと送信される。
外部メモリ制御部30内には、画像保存順序変更部30aと、画像保存・削除判定部30bが設けられており、どちらで画像を受信するかは、操作部21からのユーザ指示によって切り換えられる。
画像保存順序変更部30aは、入力画像の解像度情報に基づき、画像の保存順序を、解像度の高い順または低い順に変更する。画像保存・削除判定部30bは、入力画像の解像度情報に基づき、入力画像のうち解像度の高い一枚以上を保存すべき画像と判断し、それ以外の画像を消去あるいはサイズ縮小して保存する。
解像度評価値算出部26b内の入力信号用計算部26fは、A/D変換部23から送られてくる画像信号を解析して解像度評価値を得る。例えば、入力信号を画像化し、上述した出力画像用計算部26gと同様に、二次元フーリエ変換を行って、解像度の大小及び高解像方向を得る方法もあるが、入力信号にハイパスフィルタをかけて高周波成分を抽出し、成分の大小を解像度評価値とする方法もある。この解像度評価値も、CPU15内の格子配列/斜め格子配列選択部15aへとフィードバックし、どちらの画素配列が適当か判断する為に使用する。
図4,図5は、上述したデジタルカメラで撮影するときの処理手順を示すフローチャートである。カメラ(撮像装置)の2段レリーズボタンがS1状態(半押し状態)になるのを待機し(ステップS1)、S1状態になると、ステップS2に進み、合焦動作を開始する。
合焦状態になったか否かを待機し(ステップS3)、合焦状態になった場合には、解像度評価値算出部26b内の入力信号用計算部26fで、解像度評価値を算出する(ステップS4)。ここでは、解像度評価値として、水平垂直解像度評価値と、斜め解像度評価値を得るものとする。
評価値算出後、ユーザが操作部21から設定した撮像素子自動回転モードがオン状態か否かを確認する(ステップS5)。オン状態であれば、次のステップS6で、水平垂直解像度評価値と斜め解像度評価値との差分を確認し、一方の評価値が他方に対して十分高ければ、どちらの方向の解像度評価値が高いかを判別する。
先ず、ステップS7で、水平垂直解像度評価値>斜め解像度評価値となり且つ画素配列が格子配列であるか否かを判定し、判定結果が肯定となった場合にはステップS9に進む。
ステップS7の判定結果が否定となった場合には、斜め解像度評価値>水平垂直解像度評価値となり且つ画素配列が斜め格子配列であるか否かを判定する。この判定結果が肯定の場合にはステップS9に進む。
ステップS9では、固体撮像素子11を、45度あるいは−45度回転させ、被写体に適した画素配列に変更する。逆の組合せの場合は、画素配列を変更する必要が無いので、ステップS9はスキップして次のステップS10に進み、2段レリーズボタンのS2状態(全押し状態)を待機する。
ステップS6の判定結果が否定、即ち、水平垂直解像度評価値と斜め解像度評価値との差分が所定値より小さい場合には、ステップS6からステップS11に進み、固体撮像素子11を45度あるいは−45度回転させ、次に再度解像度評価値を算出し、ステップS12で、回転前の解像度評価値と回転後の解像度評価値との大小を比較し、解像度評価値の高い方の画素配列に設定する。
即ち、回転前の解像度評価値が小さい場合には、ステップS10に進み、回転後の解像度評価値が高い場合にはステップS12からステップS13に進み、再度、固体撮像素子11を45度または−45度回転させ、ステップS10に進む。
ステップS5の判定の結果、撮像素子自動回転モードがオフ状態のときは、ステップS5からステップS10に飛ぶ。即ち、被写体に対して解像度が高くなる格子配列がどちらの格子配列となるかの事前判定や固体撮像素子11の回転駆動はスキップする。
撮像装置のレリーズボタンがS2状態となった場合には、ステップS10からステップS14に進み、一枚目の撮影を実行する。次に、ユーザが操作部21から撮像素子回転二枚撮りモードを設定しているか否かを判定し(ステップS15)、撮像素子回転二枚撮りモードがオン状態になっている場合には、ステップS15から図5のステップS16に進む。
ステップS16では、固体撮像素子11を45度あるいは−45度回転させ、次に、ステップS17で、二枚目の撮影を行う。二枚目撮影後、信号処理を実施する際に、固体撮像素子11の回転位置が格子配列になった状態(図3(a)の状態)で撮影された画像データであるか、斜め格子配列になった状態(図3(b)の状態)で撮影された画像データであるかを判定し(ステップS18)、格子配列の場合にはステップS19で格子配列用信号処理を行って画像生成を行い、斜め格子配列の場合にはステップS20で正方配列変換等の斜め格子配列用信号処理を行って画像生成を行う。
ステップS19,S20の信号処理及び画像生成が行われた後には、次にステップS21に進み、生成画像の解像度評価値を、出力画像用計算部26gで算出する。そして、この評価値を算出した後、撮影時画素配列情報を画像データにExif情報として添付し(ステップS22)、この画像がどちらの画素配列で撮影された画像であるかを、撮像装置上で確認することができるようする。
次のステップS23では、以上に述べた信号処理、解像度評価値算出、撮影時画素配列情報添付を、撮影した枚数分だけ実施したか否かを判定し、この例では、ステップS14,S17で2枚撮影しているため、2回実施したか否かを判定し、2回実施していない場合にはステップS24で2回目の処理を開始してステップS18に戻り、2回実施した場合にはステップS23からステップS25に進む。
ステップS25では、ユーザが操作部21からメモリ節約モードをオンに設定しているか否かを判定し、オンに設定されている場合には、ステップ25からステップS26に進み、2枚の画像の各解像度評価値の大小を判定する。そして、1枚目の解像度評価値が高い場合にはステップS27で2枚目の画像を削除し、2枚目の解像度評価値が高い場合にはステップS28で1枚目の画像を削除し、次にステップS29に進み、残した画像の方を記録メディア29に保存してこの処理を終了する。
ステップS25の判定の結果、メモリ節約モードがオフに設定されている場合には、回転前後の2枚の画像共に保存する。そこで、先ず、ステップS25からステップS30に進み、1枚目の画像の解像度評価値が2枚目の画像の解像度評価値より高いか否かを判定し、1枚目>2枚目の場合にはそのままステップS29に進み、1枚目,2枚目の順に画像データを記録メディア29に保存する。
ステップS30の判定の結果、2枚目>1枚目の場合には、記録メディア29への保存順序を、解像度評価値の高い画像順にするため、ステップS31に進み、1枚目と2枚目の画像順を入れ替えてステップS29に進む。
図4のステップS15の判定の結果、撮像素子回転二枚撮りモードがオフ状態に設定されている場合には、一枚目の撮影終了後、すぐに、上記のステップS18,S19,S20,S21の処理と同じ処理ステップS32,S33,S34,S35に進み、ステップS35の後に、ステップS29に進む。
以上述べた例では、格子配列型に製造された固体撮像素子11を搭載した撮像装置において、固体撮像素子11を45度あるいは−45度回転させることで斜め格子配列にする場合を説明したが、勿論逆に、斜め格子配列型に製造された固体撮像素子11を使用して、45度あるいは−45度回転させることで格子配列に切り換えて使用しても上記と同様であることはいうまでもない。
また、格子配列とこれを45度回転させた斜め格子配列を例に説明したが、60度ごとに交わった線上に画素を配置した六方構造の固体撮像素子でもよく、この場合には、30度回転させて画素配列を切り換えればよい。
更に、上記では、格子配列と斜め格子配列の二通りで撮影を行う撮像装置の例を示したが、画素配列の角度はこの限りでなく、45度の間の任意角度で撮影を行い3枚以上の撮影画から最適画像を選択する構成とすることも可能である。
この場合には、画像処理を行う信号処理の態様も、上記の2通りだけでなく、間の任意角度に対して専用の信号処理を用意するのが良い。
画素配列の判別の際も、格子配列と斜め格子配列の2通りではなく、より細かい回転角の中から最適回転角を選択可能としても良い。
以上述べた様に、本実施形態によれば、撮像素子の受光面をイメージサークルの中心点を中心に回転駆動する構成としたため、撮像素子の高解像方向を撮影者が選択できるようになる。従来、撮像素子の画素配列方向は、撮像装置に実装された時点で決定される為、通常の撮像装置では高解像方向は撮像装置の向きと連動せざるを得ない。しかし、上記実施形態によれば、撮像装置に対して画素配列の向きを任意に変更可能となり、同一撮像装置で撮影毎に高解像方向を変更可能となる。
また、本実施形態によれば、格子配列と斜め格子配列による撮像画像を同一の撮像装置で取得することができるため、撮像装置に対して斜め方向の解像力が求められる場合は撮像素子を撮像装置の上下方向あるいは左右方向あるいは前後方向に対して格子配列とし、撮像装置に対し上下左右方向の解像力が求められる場合には、撮像素子を撮像装置の上下方向あるいは左右方向あるいは前後方向に対して斜め格子配列として撮影を行うことが可能となり、被写体の状態つまりシーンに応じて画素配列を最適化することができる。撮像素子が、格子配列と斜め格子配列の両方の条件に設定できるよう、撮像素子の可動域を設定することが望ましい。
また、本実施形態によれば、撮像素子が回転しても出力画像に用いる画素数を大きく変えずに撮影が実施できる。従来、撮像領域は撮像素子の形状と同様に長方形である場合が多いが、上述した実施形態では、撮像素子を回転させるため、長方形の撮像領域を回転させるとイメージサークルを斜め方向の長方形で切り取ることになり、出力画像も斜め向きの画像となる。
撮影者の立場では、出力画像と撮像装置の向きは同じであることが望ましく、かつ出力画像の形状は長方形が使用しやすい。長方形の撮像素子で斜め向きに撮影した画像を撮像装置の向きと同じ長方形の出力画像として出力する場合、トリミングを行わなくてはならず、結果的に画像サイズに対して解像度が低くなってしまう。
従って、撮像領域の形状は45度傾けても出力画像に用いる画素数が大きく変わらない八角形の方が長方形よりも有利であり、円形であれば何度に傾けても出力画像に用いる画素数を大きく変えずに済む。
撮像領域の形状は、八角形の中でも正八角形とすれば、撮像素子を45度回転させた前後での画角差及び画素数差を最小限に抑えることができ、両条件間で画質の偏りを少なくできる。
また、本実施形態によれば、撮像素子を回転により設定した画素配列状態に適した信号処理を施すため、各画素配列での特長を最大化することが可能となる。例えば、格子配列時には格子配列用の画像処理を、斜め格子配列時には斜め格子配列用の画像処理を施すことで、前者は斜め方向、後者は上下左右方向の解像度を高くすることができ、各画素配列の特長が最大化された出力画像を得ることができる。
また、本実施形態によれば、画像出力の際に、画素配列条件についての情報もExif情報等に添付して出力させるため、撮影条件と出力画像の対応関係が明らかになり、撮像素子の回転駆動機構を設けた撮像装置の利用がし易くなる。また、撮影時の画素配列条件を撮像装置上で表示させる機能を追加することにより、撮像装置の操作性がより向上する。
また、本実施形態によれば、撮像素子を回転させる前後両方の画像を撮影することができるため、特に、格子配列と斜め格子配列の両方の画素配列で撮影できるため、撮像装置の上下左右及び斜め45度方向に対して解像度を最適化させた画像を記録メディアに残すことができる。
また、本実施形態によれば、撮像素子の回転前後の画像を両方共に記録メディアに保存することができ、画素配列の異なる複数画像が保存される為、撮影後に各画像の要,不要をユーザの判断で決定できる。ユーザの要求画質には個人差が有り、格子配列で撮影した画像を重視する使用者と斜め格子配列で撮影した画像を重視する使用者の両方が存在する。撮影画像を両方保存すれば、両方のユーザの要求に応えることができ、撮像装置のユーザビリティ向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、撮像素子の回転前後の撮影画像について解像度評価値を残すため、撮影画像のうち解像度評価値の高いもののみを残す仕様や、解像度評価値の順に画像を並べかえてユーザが取捨選択し易くなる仕様が実現可能となる。
本実施形態では、撮影画像の解像度評価値算出を信号処理による画像生成後に実施したが、信号処理前の画像データで解像度評価値算出を実施してもよく、その場合は、解像度評価値が高いもののみ選択的に残す処理は画像処理前に実施し、残した画像データのみ信号処理にかけて画像生成するような仕様も実現できる。
また、本実施形態によれば、撮像素子の出力から解像度評価値を算出する機能を持ち、本撮影実施前に撮像素子を回転させ、回転前後の解像度を両方残すため、一度の動作では2つの画素配列の解像度しか取れないが、この操作を繰り返せば、3通り以上の画素配列方向での解像度を得ることができる。
これにより、より良好な撮影条件と考えられる、解像度が高くなる画素配列条件で先に撮影を行い、次善の条件による撮影は後で実施する仕様も実現でき、解像度の高い条件での撮影をレリーズタイムラグが最も短い条件で実施でき、ユーザにとって有利な撮影条件が設定される可能性が向上する。
あるいは、本実施形態によれば、解像度が高くなる画素配列条件でのみ撮影を行うこともでき、メモリ節約や本撮影動作速度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、撮像素子からの出力あるいは撮影画像から、入力画像の解像度が高い方向を算出するため、入力画像の解像度が高い方向の解像に適した画素配列になるよう、撮像素子を回転させてから撮影を行うことができる。実際に動作させる際は、撮影前の合焦動作中に撮像素子から出力される信号から生成したスルー画像に基づき解像度評価値を算出し、解像度の高い方向が最適化される画素配列になるよう撮像素子を回転させれば良い。この方法により、常時最適な画素配列方向で撮影が行えるようになり、メモリ節約や本撮影動作速度の向上を図ることができる。あるいは、撮像素子を動かさずにまず一枚撮影し、その画像を用いて解像度評価値を算出し、撮像素子を適切な方向に向けてもう一枚撮影しても良い。
また、本実施形態によれば、撮像素子上の撮像領域以外の領域を撮像以外の目的に使用するため、撮像素子の撮像領域は、円や八角形のような形状が望ましい。
通常、撮像素子は長方形の形状であるため、図3に示す様に、撮像素子上には撮像に使用しない領域が存在する。この領域を、アナログ信号処理回路等として使用すれば、アナログ信号の伝搬長を短くでき、アナログノイズ耐性が高く且つ高S/Nの画像信号を得ることができる。アナログ信号の伝搬長が短いことにより、高周波数パルスの存在する領域が少なくなり、撮像装置のEMI特性も良化できる。
撮像領域以外の領域を、黒信号検出に使用すれば、撮像素子の直流ノイズや暗電流ノイズを精度良く検出することができ、暗電流成分補正が精度良く行える等の画質向上が図れる。あるいは、この撮像領域以外の領域を、温度測定に使用すれば、撮像素子温度を精度良く検出できる。撮像素子温度は、暗電流量,画素欠陥レベルなどと密接に関わっているため、高精度の温度測定は高精度の温度補償を可能にし、画質の温度耐性を向上させることができる。
本発明に係る撮像装置は、被写体によらずに高解像度の画像を撮像できるため、デジタルスチルカメラ等に適用すると有用である。
本発明の一実施形態に係る撮像装置のブロック構成図である。 図1に示す撮像装置の要部機能構成図である。 図1に示す固体撮像素子の表面模式図である。 図1の撮像装置で撮影を行うときの処理手順を示すフローチャートである。 図4に連続する処理手順のフローチャートである。
符号の説明
10 撮影レンズ
11 固体撮像素子
11a 撮像領域(画素領域)
15 CPU
26 デジタル信号処理部
29 記録メディア
30 外部メモリ制御部
41 可動基板
42 撮像素子の回転用モータ
43 回転位置制御部

Claims (24)

  1. 被写体からの入射光を結像する撮影レンズと、該撮影レンズが結像した被写体の光像を円形または八角形の撮像領域で受光する固体撮像素子と、該固体撮像素子を前記撮影レンズのイメージサークルの中心を回転中心として所要角度回転駆動する撮像素子回転駆動手段と、前記固体撮像素子から出力される前記被写体の撮像画像データを画像処理する信号処理手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記固体撮像素子の画素配列が格子配列または斜め格子配列されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記所要角度が45度であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記格子配列された前記固体撮像素子を前記撮像素子回転駆動手段が前記所要角度回転することで該固体撮像素子の画素配列を被写体に対して斜め格子配列の状態にし、あるいは、前記斜め格子配列された前記固体撮像素子を前記撮像素子回転駆動手段が前記所要角度回転することで該固体撮像素子の画素配列を被写体に対して格子配列の状態にすることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像領域が正八角形であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記信号処理手段は、前記撮像素子回転駆動手段による前記固体撮像素子の回転角度に応じた信号処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記回転角度に応じた信号処理を行う信号処理手段を前記回転角度毎に予め複数用意しておき、前記回転角度に応じて使用する信号処理手段を選択することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記回転角度により実現する前記固体撮像素子の画素配列の前記被写体に対する配列方向が格子配列と斜め格子配列と2通りが選択でき、該格子配列が選択されたとき格子配列用の信号手段が選択され、該斜め格子配列が選択されたときは斜め格子配列用の信号処理手段が選択されることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記選択された信号処理手段を示す情報を、該信号処理手段で処理された画像データに添付情報として付加することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記画像データを表示する時に前記添付情報を表示することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記被写体の撮影を行うとき、前記撮像素子回転駆動手段による前記所要角度の回転前と回転後の両方で連続して撮影を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の撮像装置。
  12. 前記回転前と前記回転後の連続した2回の撮影は、一方が、画素配列の前記被写体に対する配列方向が格子配列での撮影であり、他方が斜め格子配列での撮影であることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記連続する撮影で得られた画像データを両方共に記録メディアに保存することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記回転前と前記回転後の両方で連続して撮影した2枚の画像データの各解像度評価値を算出する解像度評価値算出手段を備えることを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれかに記載の撮像装置。
  15. 前記連続して撮影した2枚の画像データのうち前記解像度評価値算出手段が算出した解像度評価値の高い方の画像データを残し他の画像データを削除することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 前記連続して撮影した2枚の画像データの順序を前記高い順または低い順に並べかえることを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  17. 前記固体撮像素子の前記撮像領域で撮像された画像データを用いて解像度評価値を算出する解像度評価値算出手段を備え、前記固体撮像素子を前記撮像素子回転駆動手段による前記所要角度の回転前と回転後の両状態の夫々で得られる前記画像データの前記解像度評価値を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の撮像装置。
  18. 前記解像度評価値を算出する前記画像データは前記固体撮像素子からスルー画像として出力される画像データであり、前記被写体を撮影するときには前記両状態のうち前記解像度評価値の高い状態で撮影を行うことを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. 前記被写体を撮影するときには前記解像度評価値の高い状態で撮影を行い、前記解像度評価値の比較状態での撮影はキャンセルすることを特徴とする請求項18に記載の撮像装置。
  20. 前記解像度評価値算出手段は、前記被写体の解像度が高くなる画素配列方向を算出することを特徴とする請求項17乃至請求項19のいずれかに記載の撮像装置。
  21. 前記解像度評価値算出手段が算出した解像度が高くなる画素配列方向に基づいて前記撮像素子回転駆動手段が前記固体撮像素子の回転角度を制御し前記被写体の撮影を行うことを特徴とする請求項20に記載の撮像装置。
  22. 前記固体撮像素子が形成される半導体チップの前記撮像領域以外の領域に、アナログ信号処理回路を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれかに記載の撮像装置。
  23. 前記前記固体撮像素子が形成される半導体チップの前記撮像領域以外の領域に、撮像画像の黒レベルを検出するオプティカルブラック部が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項22のいずれかに記載の撮像装置。
  24. 前記固体撮像素子が形成される半導体チップの前記撮像領域以外の領域に、該固体撮像素子の温度を計測する温度測定回路が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項23のいずれかに記載の撮像装置。
JP2008212775A 2008-08-21 2008-08-21 撮像装置 Pending JP2010050702A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008212775A JP2010050702A (ja) 2008-08-21 2008-08-21 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008212775A JP2010050702A (ja) 2008-08-21 2008-08-21 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010050702A true JP2010050702A (ja) 2010-03-04

Family

ID=42067435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008212775A Pending JP2010050702A (ja) 2008-08-21 2008-08-21 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010050702A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015528206A (ja) * 2012-07-05 2015-09-24 コミサリヤ・ア・レネルジ・アトミク・エ・オ・エネルジ・アルテルナテイブ 最適形状を有するcmos撮像素子および写真植字によってそのような素子を生産するための方法
WO2019003866A1 (ja) * 2017-06-27 2019-01-03 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置
WO2020080130A1 (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像装置および電子機器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015528206A (ja) * 2012-07-05 2015-09-24 コミサリヤ・ア・レネルジ・アトミク・エ・オ・エネルジ・アルテルナテイブ 最適形状を有するcmos撮像素子および写真植字によってそのような素子を生産するための方法
WO2019003866A1 (ja) * 2017-06-27 2019-01-03 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置
US11496680B2 (en) 2017-06-27 2022-11-08 Sony Semiconductor Solutions Corporation Imaging unit
WO2020080130A1 (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像装置および電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8208034B2 (en) Imaging apparatus
JP4468276B2 (ja) ディジタルカメラ
TWI514847B (zh) 影像處理裝置、影像處理方法、及記錄媒體
EP2212731B1 (en) Image sensing apparatus
US8593531B2 (en) Imaging device, image processing method, and computer program
JP2009284309A (ja) 撮像装置、表示制御プログラム及び表示制御方法
TWI459126B (zh) 可產生廣角影像之影像處理裝置、影像處理方法及記錄媒體
JPH07264606A (ja) Cfaコンパチブルで解像度を低減した単一センサ付電子カメラ
JP2008141518A (ja) 撮影装置
KR101433121B1 (ko) 소정의 종횡비의 합성 화상을 생성하는 화상 처리 장치
JP2007201539A (ja) デジタルカメラ
JP2009036986A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP3912404B2 (ja) 撮像装置
JP2006162991A (ja) 立体画像撮影装置
US7925149B2 (en) Photographing apparatus and method for fast photographing capability
JP2009069170A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP2000155257A (ja) 自動焦点調節装置および方法
JP2009036985A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP2010050702A (ja) 撮像装置
JP3273326B2 (ja) 撮像装置
JP5223950B2 (ja) 撮像装置、表示制御プログラム及び表示制御方法
US20120105699A1 (en) Portable device
JP2009086036A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP2009036987A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP5027029B2 (ja) 拡大表示機能付きカメラおよびカメラの制御方法