JP2010044695A - マッチング支援サーバおよびマッチング支援方法 - Google Patents

マッチング支援サーバおよびマッチング支援方法 Download PDF

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Yoshio Nakamura
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Naoya Matsuoka
直哉 松岡
Isamu Aoki
勇 青木
Junichi Tabata
淳一 田端
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Abstract

【課題】物品提供を要請するボランティア団体と、ボランティア団体に物品を提供して支援する企業との効果的なマッチングを行う。
【解決手段】マッチング支援サーバは、ボランティア団体情報記憶部に記憶されるボランティア団体情報に含まれ、ボランティア団体が活動する地域を識別する活動地域識別情報と、企業情報記憶部に記憶される企業情報に含まれ、企業が物品を提供するボランティア団体の活動地域を識別する支援対象地域識別情報とが一致するボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを抽出し、抽出したボランティア団体情報と企業情報との組み合わせのうち、ボランティア団体情報に含まれる要請物品情報が示す物品と、企業情報に含まれる提供物品情報が示す物品とが一致するボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせを抽出して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品の提供を要請するボランティア団体と、ボランティア団体に物品を提供する企業とのマッチングを行うマッチング支援サーバおよびマッチング支援方法に関する。
近年、全国各地のボランティア団体によって、夜道の防犯パトロールや、登下校中の児童、生徒が犯罪や事故に巻き込まれないように学校周辺を見回るスクールガードなどの活動が行われている。このようなボランティア団体の活動員が、その防犯活動中に同一のジャンパーやベスト、帽子などを身に付けることで、活動員の連帯感が増すととともに犯罪や事故の抑止力が向上することが知られている。
ここで、防犯ボランティア団体は、防犯活動の際に活動員が利用する衣類、機材などの物品を用意するために必ずしも充分な資金があるわけではなく、その調達に苦労している場合が多い。一方、企業等はその企業理念や宣伝効果の期待から、このような防犯ボランティア団体に物品支援を行っても良いと考えている場合がある。ここで、特許文献1には、広告募集者と広告掲載希望者とのそれぞれから登録される要求事項を蓄積し、それぞれの要求のマッチングを行って広告掲載の迅速化や低コスト化に寄与するスポンサ募集システムが提案されている。
特開2003−208526号公報
しかしながら、上述のようなボランティア団体は、物品提供を行っても良いと考える企業とのコネクションや接触する方法がない場合が多く、企業側も、自身の企業理念に沿って、かつ物品提供をすることで宣伝効果が高いと思われる地域で活動するボランティア団体を探し出すのは困難である場合が多い。ここで、企業は、ボランティア団体の活動員が防犯活動の際に着用する衣類として自身の企業名などが表示された衣類を提供すれば、その地域における宣伝効果が期待できる。また、企業は、企業理念として地域貢献等を掲げている場合、特定の地域で活動するボランティア団体にこのような物品提供を行うことにより地域貢献を実践することができる。そこで、このような物品提供は、企業にとってより宣伝効果が高いと思われる地域、または企業理念に基づく地域貢献の対象となる地域で活動するボランティア団体に対して行うことが望ましい。
上述の特許文献1に示された技術は、このような物品提供のための地域特性を考慮したマッチングを行うものではない。すなわち、従来、物品提供を期待するボランティア団体と、ボランティア団体を支援する企業との要求の効果的なマッチングを行う方法は存在しない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、物品提供を要請するボランティア団体と、ボランティア団体に物品を提供して支援する企業との効果的なマッチングを行うマッチング支援サーバおよびマッチング支援方法を提供する。
上述した課題を解決するために、本発明は、物品の提供を要請するボランティア団体と、ボランティア団体に物品を提供する企業とのマッチングを行うマッチング支援サーバであって、ボランティア団体を識別するボランティア団体識別情報と、ボランティア団体が活動する地域を識別する活動地域識別情報と、ボランティア団体が提供を要請する物品を示す要請物品情報とが対応付けられたボランティア団体情報が記憶されるボランティア団体情報記憶部と、企業を識別する企業識別情報と、企業が提供可能な物品を示す提供物品情報と、企業が物品を提供するボランティア団体の活動地域を識別する支援対象地域識別情報とが対応付けられた企業情報が記憶される企業情報記憶部と、ボランティア団体情報に含まれる活動地域識別情報と、企業情報に含まれる支援対象地域識別情報とが一致するボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを抽出する地域マッチング処理部と、地域マッチング処理部が抽出したボランティア団体情報と企業情報との組み合わせのうち、ボランティア団体情報に含まれる要請物品情報が示す物品と、企業情報に含まれる提供物品情報が示す物品とが一致するボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを抽出する物品マッチング処理部と、物品マッチング処理部が抽出したボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、地域を識別する地域識別情報に対応付けて、地域の特徴を示す情報が記憶される地域情報記憶部をさらに備え、ボランティア団体情報記憶部に記憶される活動地域識別情報と企業情報記憶部に記憶される支援対象地域情報とは地域識別情報に対応し、企業情報記憶部に記憶される企業情報には、物品を提供するボランティア団体の活動地域の特徴を示す支援対象優先地域情報が含まれ、物品マッチング処理部が抽出したボランティア団体情報と企業情報との組み合わせのうち、企業情報に含まれる支援対象優先地域情報に示される地域の特徴に対応する地域識別情報が活動地域識別情報に含まれるボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを優先して抽出する第1の特徴マッチング処理部をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、上述のボランティア団体情報記憶部に記憶されるボランティア団体情報には、ボランティア団体の特徴を示す情報が含まれ、企業情報記憶部に記憶される企業情報には、物品を提供するボランティア団体の特徴を示す支援対象優先団体情報が含まれ、物品マッチング処理部が抽出したボランティア団体情報と企業情報との組み合わせのうち、企業情報に含まれる支援対象優先団体情報に示されるボランティア団体の特徴に対応するボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを優先して抽出する第2の特徴マッチング処理部をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、物品の提供を要請するボランティア団体と、ボランティア団体に物品を提供する企業とのマッチングを行い、ボランティア団体を識別するボランティア団体識別情報と、ボランティア団体が活動する地域を識別する活動地域識別情報と、ボランティア団体が提供を要請する物品を示す要請物品情報とが対応付けられたボランティア団体情報が記憶されるボランティア団体情報記憶部と、企業を識別する企業識別情報と、企業が提供可能な物品を示す提供物品情報と、企業が物品を提供するボランティア団体の活動地域を識別する支援対象地域識別情報とが対応付けられた企業情報が記憶される企業情報記憶部とを備えるマッチング支援サーバによるマッチング支援方法であって、地域マッチング処理部が、ボランティア団体情報に含まれる活動地域識別情報と、企業情報に含まれる支援対象地域識別情報とが一致するボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを抽出するステップと、物品マッチング処理部が、地域マッチング処理部が抽出したボランティア団体情報と企業情報との組み合わせのうち、ボランティア団体情報に含まれる要請物品情報が示す物品と、企業情報に含まれる提供物品情報が示す物品とが一致するボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを抽出するステップと、出力部が、物品マッチング処理部が抽出したボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを出力するステップと、を備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、ボランティア団体情報記憶部に記憶されるボランティア団体情報に含まれ、ボランティア団体が活動する地域を識別する活動地域識別情報と、企業情報記憶部に記憶される企業情報に含まれ、企業が物品を提供するボランティア団体の活動地域を識別する支援対象地域識別情報とが一致するボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを抽出し、抽出したボランティア団体情報と企業情報との組み合わせのうち、ボランティア団体情報に含まれる要請物品情報が示す物品と、企業情報に含まれる提供物品情報が示す物品とが一致するボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせを抽出して出力するようにしたので、物品の提供を要請するボランティア団体と、ボランティア団体に物品を提供して支援する企業との組み合わせを、地域に応じて抽出することが可能となる。
また、本発明によれば、ボランティア団体情報記憶部に記憶される活動地域識別情報と企業情報記憶部に記憶される支援対象地域情報とは、地域情報記憶部に記憶され地域の特徴を示す情報に対応付けられた地域識別情報に対応し、ボランティア団体情報と企業情報との組み合わせのうち、企業情報に含まれる支援対象優先地域情報に示される地域の特徴に対応する地域識別情報が活動地域識別情報に含まれるボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを優先して抽出するようにしたので、物品の提供を要請するボランティア団体と、ボランティア団体に物品を提供して支援する企業との組み合わせを、地域の特徴に応じて抽出することが可能となる。
また、本発明によれば、ボランティア団体情報記憶部に記憶されるボランティア団体情報には、ボランティア団体の特徴を示す情報が含まれ、企業情報記憶部に記憶される企業情報には、物品を提供するボランティア団体の特徴を示す支援対象優先団体情報が含まれ、ボランティア団体情報と企業情報との組み合わせのうち、企業情報に含まれる支援対象優先団体情報に示されるボランティア団体の特徴に対応するボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを優先して抽出するようにしたので、物品の提供を要請するボランティア団体と、ボランティア団体に物品を提供して支援する企業との組み合わせを、ボランティア団体の特徴に応じて抽出することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるマッチング支援サーバ100を用いたマッチング支援システム1の構成を示すブロック図である。
マッチング支援システム1は、物品を提供する企業と物品の提供を受けるボランティア団体とのマッチングを行うマッチング支援サーバ100と、マッチング支援サーバ100がマッチングを行うための情報を配信する情報配信サーバ200と、物品を提供してボランティア団体の活動を支援する企業に用いられる企業端末300と、物品の提供を要請するボランティア団体の構成員に用いられるボランティア団体端末400とを備えており、それぞれがネットワーク500を介して接続されている。
マッチング支援サーバ100は、企業からの物品提供を受ける支援要請をしたボランティア団体に関するボランティア団体情報と、ボランティア団体への物品提供の支援表明をした企業に関する企業情報とを自身の記憶部に記憶させ、それぞれの要望に応じて企業とボランティア団体とのマッチングを行うコンピュータ装置である。マッチング支援サーバ100は、ウェブサーバの機能を備えており、ネットワーク500を介して接続された他の情報装置からの要求に応じてウェブページを送信する。
図2は、マッチング支援サーバ100の構成を詳細に示すブロック図である。マッチング支援サーバ100は、記憶部110と、マッチング処理部120と、制御部130と、通信部140と、を備えている。
記憶部110には、マッチング支援サーバ100によるマッチング処理に用いられる情報が記憶されており、地域情報記憶部111と、ボランティア団体情報記憶部112と、企業情報記憶部113とを備えている。
地域情報記憶部111には、定められた地域毎にその地域の特徴を示す地域情報が記憶される。地域情報には、交通事情(駅数、通勤手段、通学手段など)や、人口やその構成(人口、性別、年齢、出産率など)、生活スタイル(夜型か昼型か、犬の散歩が多いかなど)、治安状況(犯罪発生率など)、気候状況、地理状況(山が多いか、海沿いか、など)などの、地域の特徴を示す様々な情報が含まれるようにして良い。図3は、地域情報記憶部111に記憶される地域情報のデータ例を示す図である。地域情報には、地域IDに対応付けられた「気候」、「人口」、「性別」、「年齢」、「学校数」、「駅数」、「通勤手段」、「通学手段」、「出産率」などの情報が含まれる。
地域IDは、地方、都道府県、市区町村などの地域区分に応じて定められる識別情報である。地域区分は、行政区分、文化や住民の帰属意識による区分、交通機関の最寄駅などに応じて定められて良い。
「気候」は、対応する地域の天気、降水量、気温、風、湿度などの統計情報を示す情報である。「人口」は、対応する地域に住む住民の人口を示す情報である。「性別」は、対応する地域の住民の性別ごとの人口を表す情報である。ここで、性別は、対応する地域の男性の住民の数と女性の住民の数とのそれぞれの数値を示す情報でも良いし、人口に対する性別比を示す情報であっても良い。「年齢」は、対応する地域の住民の年齢層ごとの割合を示す情報である。ここで、年齢は、年齢層ごとの人数を示す数値であっても良いし、年齢層ごとの年齢比であっても良い。
「学校数」は、対応する地域に存在する学校の数を示す情報である。ここで、学校は、例えば、小学校、中学校、高校、大学などに応じてそれぞれ存在する校数を示す数値情報である。学校には、幼稚園や保育園、受験予備校などを含めるようにしても良い。
「駅数」は、対応する地域に存在する交通機関の駅の数を示す情報である。ここで、駅数は、対応する地域内に存在する鉄道駅の数のみとしても良いし、鉄道駅の数の他にバス停留所などの自動車駅数を示す情報が含まれるようにしても良い。
「通勤手段」は、対応する地域の通勤方法を示す情報である。ここで、通勤手段は、例えば、電車通勤、バス通勤、自転車通勤、徒歩通勤などのそれぞれに対応付けられた人数を示す情報が含まれる。ここで、それぞれの通勤手段に対応付けられた人数は、その地域の住民のみの通勤方法を示す数としても良いし、その地域内に存在する勤務先に勤務する通勤者の通勤方法や、通勤中にその地域を通過する通勤者の通勤方法の数などが含まれるようにしても良い。
「通学手段」は、対応する地域の通学方法を示す情報である。ここで、通学手段は、例えば、電車通学、バス通学、自転車通学、徒歩通学などのそれぞれに対応付けられた人数を示す情報が含まれる。ここで、それぞれの通学手段に対応付けられた人数は、その地域の住民のみの通学方法を示す数としても良いし、その地域内に存在する学校に通学する通学者の通学方法や、通学中にその地域を通過する通学者の通学方法の数などが含まれるようにしても良い。「出産率」は、対応する地域の出産率を示す情報である。
ここで、地域情報記憶部111に記憶される地域情報は、マッチング支援サーバ100の管理ユーザによりマッチング支援サーバ100が備える入力部に入力され記憶されるようにしても良いし、予め用意された地域情報が含まれるデータファイルなどをマッチング支援サーバ100が読み込んで記憶させるようにしても良い。あるいは、マッチング支援サーバ100が、第三者機関により運営され地域情報や気象情報などを配信する情報配信サーバ200からネットワーク500を介して情報を受信し、受信した情報を地域情報記憶部111に記憶させるようにしても良い。
図2に戻り、ボランティア団体情報記憶部112には、地域ごとにボランティア活動を行うボランティア団体情報が記憶される。図4は、ボランティア団体情報記憶部112に記憶されるボランティア団体情報のデータ例を示す図である。ボランティア団体情報には、ボランティア団体IDに対応付けられた「ボランティア団体名称」と、「活動地域ID」と、「構成員数」と、「活動内容」と、「見回り方法」と、「要請グッズ」との情報が含まれる。
ボランティア団体IDは、地域で活動するボランティア団体を識別する識別情報である。「ボランティア団体名称」は、ボランティア団体IDによって識別されるボランティア団体の名称を示す文字列情報である。「活動地域ID」は、ボランティア団体が活動する地域を識別する地域IDである。ここで、活動地域IDに記憶される地域IDは、地域情報記憶部111に記憶される地域IDに対応する。「構成員数」は、対応するボランティア団体において活動を行う人の数を示す情報である。
「活動内容」は、対応するボランティア団体の活動内容を示す情報である。ここで、活動内容は、例えば、夜道の防犯パトロールや、登下校中の児童、生徒が犯罪や事故に巻き込まれないように学校周辺を見回るスクールガードなどの活動を示す情報が適用される。「見回り方法」は、活動内容に応じたパトロールの手段を示す情報である。例えば、徒歩、自転車、または犬の散歩や買い物に伴って行うパトロールなどの種別を示す情報が記憶される。「要請グッズ」は、対応するボランティア団体が支援を要請する物品を示す情報である。例えば、ジャンパー、帽子、雨具などの情報が適用される。また、要請グッズは、要請する物品の数量を示す情報が対応付けられる。ここで、要請グッズは、1件のボランティア団体情報につき複数件の要請グッズが対応付けられることとしても良い。
ここで、ボランティア団体情報記憶部112に記憶されるボランティア団体情報は、マッチング支援サーバ100の管理ユーザによりマッチング支援サーバ100が備える入力部に入力され記憶されるようにしても良いし、予め生成されたボランティア団体情報が含まれるデータファイルなどをマッチング支援サーバ100が読み込んで記憶させるようにしても良い。あるいは、マッチング支援サーバ100が備えるウェブサービス機能により、ボランティア団体情報を入力するウェブページをボランティア団体端末400に送信し、ボランティア団体端末400に入力されたボランティア団体情報を受信してボランティア団体情報記憶部112に記憶させるようにしても良い。
図2に戻り、企業情報記憶部113には、ボランティア団体に物品を提供してボランティア活動を支援する企業に関する企業情報が記憶される。図5は、企業情報記憶部113に記憶される記号情報のデータ例を示す図である。企業情報は、企業IDに対応付けて、「企業名称」と、「企業所在地域ID」と、「提供可能なグッズ」と、「業種」と、「商品」と、「支援対象地域ID」と、「従業員数」と、「支援対象優先項目」との情報が含まれる。
企業IDは、ボランティア団体に物品を提供してボランティア活動を支援する企業を識別する情報である。「企業名称」は、企業IDによって識別される企業の名称を示す文字列である。「企業所在地域ID」は、対応する企業の所在地域を識別する地域IDである。ここで、企業所在地域IDに記憶される地域IDは、地域情報記憶部111に記憶される地域IDに対応する。「提供可能なグッズ」は、対応する企業が提供可能な物品を示す情報である。ここで、提供可能なグッズは、例えば、ジャンパー、タオル、などの情報が適用できる。提供可能なグッズは、複数の物品であっても良い。また、提供可能なグッズごとに、提供可能な物品数を対応付けるようにしても良い。
「業種」は、企業の業種を示す情報である。ここで、業種は、例えば、「自転車メーカー」、「ペットショップ」などの情報が適用される。「商品」は、企業が宣伝を期待する商品であり、例えば、企業が自転車メーカーであれば自転車、企業がペットショップであればペットフード、首輪などが適用できる。「支援対象地域ID」は、企業が物品の提供対象とする地域の地域IDである。ここで、地域IDは、地域情報記憶部111に記憶された地域IDに対応する。「従業員数」は、企業の従業員の数を示す数値情報である。
「支援対象優先項目」は、対応する企業情報とボランティア団体情報とのマッチングを行う際の、マッチングする項目の優先度を示す情報である。例えば、企業情報の支援対象地域IDと提供可能グッズとが一致するボランティア団体情報が複数件検出された場合、企業情報の支援対象優先項目に「ボランティア団体情報の活動内容がスクールガードであること」とする情報が対応付けられていれば、検出された複数件のボランティア団体情報から、活動内容をスクールガードとするボランティア団体情報を優先してマッチング結果として抽出する。支援対象優先項目は、ボランティア団体情報に含まれる項目に対する情報でも良いし、地域情報に対する情報でも良い。また、例えば、特定商品の地域ごとの売り上げに応じて優先順位をつけるような指定を行うようにしても良い。
ここで、企業情報記憶部113に記憶される企業情報は、企業情報記憶部113の管理ユーザによりマッチング支援サーバ100が備える入力部に入力され記憶されるようにしても良いし、予め用意された企業情報が含まれるデータファイルなどをマッチング支援サーバ100が読み込んで記憶させるようにしても良い。あるいは、マッチング支援サーバ100が備えるウェブサービス機能により、企業情報を入力するウェブページを企業端末300に送信し、企業端末300に入力された企業情報を受信して企業情報記憶部113に記憶させるようにしても良い。
図2に戻り、マッチング処理部120は、地域マッチング処理部121と、物品マッチング処理部122と、特徴マッチング処理部123とを備えており、記憶部110に記憶された情報に基づいて、物品を提供する企業と物品を要請するボランティア団体とのマッチングを行う。
地域マッチング処理部121は、ボランティア団体情報記憶部112に記憶されたボランティア団体情報に含まれる活動地域IDと、企業情報記憶部113に記憶された企業情報に含まれる支援対象地域IDとが一致するボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを抽出する。例えば、地域マッチング処理部121は、企業情報記憶部113に記憶された企業情報に含まれる支援対象地域IDの地域IDが活動地域IDとして含まれるボランティア団体情報を、ボランティア団体情報記憶部112から抽出する。地域マッチング処理部121が抽出するボランティア団体情報は複数件であって良い。また、地域マッチング処理部121は、企業情報記憶部113に記憶された企業情報に複数の支援対象地域IDが含まれる場合には、それぞれの支援対象地域IDに対応するボランティア団体情報をボランティア団体情報記憶部112から抽出する。
物品マッチング処理部122は、地域マッチング処理部121が抽出したボランティア団体情報と企業情報との組み合わせのうち、ボランティア団体情報に含まれる要請グッズと、企業情報に含まれる提供可能グッズとが一致するボランティア団体情報と企業情報との組み合わせを抽出する。例えば、物品マッチング処理部122は、企業情報記憶部113に記憶された企業情報に含まれる提供可能なグッズに対応する物品が要請グッズとして含まれるボランティア団体情報を、ボランティア団体情報記憶部112から抽出する。ここで、物品マッチング処理部122が抽出するボランティア団体情報は複数件であって良い。また、物品マッチング処理部122は、企業情報記憶部113に記憶された企業情報に複数の提供可能グッズが含まれる場合には、それぞれの提供可能グッズに対応するボランティア団体情報をボランティア団体情報記憶部112から抽出する。
特徴マッチング処理部123は、企業情報に含まれる各情報と、その企業情報に対応して地域マッチング処理部121と物品マッチング処理部122とがボランティア団体情報記憶部112から抽出したボランティア団体情報に含まれる各情報とを比較してマッチングを行い、企業情報とボランティア団体情報との最適な組み合わせを抽出する。特徴マッチング処理部123は、例えば、物品マッチング処理部122が抽出した企業情報とボランティア団体情報との組み合わせから、企業情報に含まれる支援対象優先項目に応じて、企業情報にとって優先度の高い項目に一致するボランティア団体情報を抽出する。また、特徴マッチング処理部123は、物品提供を要請するボランティア団体に対応する企業が複数件抽出された場合には、例えば従業員が少なく企業規模の小さい企業を優先したり、ボランティア団体の活動地域と同一の地域を所在地とする企業を優先したりするようにしても良い。
制御部130は、記憶部110およびマッチング処理部120と、通信部140との制御を行い、通信部140を介して受信する他のコンピュータ端末からの情報要求に応じて、ウェブページを送信するウェブサービス機能を有する。
通信部140は、ネットワーク500を介して他のコンピュータ端末と情報通信を行う。
図1に戻り、情報配信サーバ200は、例えば気象庁や地方自治体のような公共機関などの第三者機関によって運営されるコンピュータ装置であり、要求に応じて情報を送信する。例えば、情報配信サーバ200は、気象情報の統計情報などを配信するコンピュータ装置でも良いし、地域人口などの地域情報を配信するコンピュータ装置でも良い。マッチング支援サーバ100は、情報配信サーバ200から送信される情報を受信し、地域情報記憶部111に記憶させることができる。ここで、図1には、1台の情報配信サーバ200を図示しているが、複数台であっても良い。マッチング支援サーバ100がネットワーク500を介した地域情報などの配信を受けない場合には、情報配信サーバ200を利用しなくても良い。
企業端末300は、ボランティア団体に物品を提供する企業に利用されるコンピュータ端末である。具体的には、企業端末300にはPC(パーソナルコンピュータ)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話端末などの、入力部、出力部、制御部、演算部、記憶部を備えたコンピュータ機器が適用できる。ここで、出力部には、表示部、音声出力部などが想定される。本実施形態では、企業端末300は、インターネットブラウザの機能を備えており、ネットワーク500を介してマッチング支援サーバ100にウェブページの送信要求を行い、送信されるウェブページを受信して表示する。また、企業端末300には、自身を利用する企業の企業IDが記憶されており、自身の企業IDが含まれるマッチング処理要求をマッチング支援サーバ100に送信する。ここで、図1には、1台の企業端末300を図示しているが、複数の企業ごとに企業端末300が設置されて良いし、1つの企業に複数台の企業端末300が設置されても良い。
ボランティア団体端末400は、企業に物品提供を要請するボランティア団体に利用されるコンピュータ端末である。具体的には、ボランティア団体端末400にはPC(パーソナルコンピュータ)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話端末などの、入力部、出力部、制御部、演算部、記憶部を備えたコンピュータ機器が適用できる。ここで、出力部には、表示部、音声出力部などが想定される。本実施形態では、ボランティア団体端末400は、インターネットブラウザの機能を備えており、ネットワーク500を介してマッチング支援サーバ100にウェブページの送信要求を行い、送信されるウェブページを受信して表示する。また、ボランティア団体端末400には、自身を利用するボランティア団体のボランティア団体IDが記憶されており、自身のボランティア団体IDが含まれるマッチング処理要求をマッチング支援サーバ100に送信する。ここで、図1には、1台のボランティア団体端末400を図示しているが、複数のボランティア団体ごとにボランティア団体端末400が設置されて良いし、1つのボランティア団体に複数台のボランティア団体端末400が設置されても良い。
<第1のマッチング処理動作例>
次に、図6を参照して、マッチング支援サーバ100による第1のマッチング処理動作例を説明する。
マッチング支援サーバ100の制御部130は、要求されるマッチング要求に応じてマッチング処理を行うウェブサービスをネットワーク500に公開する。ボランティア団体端末400は、ユーザからの入力に従って、マッチング処理要求をマッチング支援サーバ100に送信する。マッチング支援サーバ100の通信部140は、ネットワーク500を介して、ボランティア団体端末400から送信されるマッチング処理要求を受信する。地域マッチング処理部121は、マッチング処理要求を受信したボランティア団体端末400のボランティア団体IDに対応するボランティア団体情報を、ボランティア団体情報記憶部112から読み出す(ステップS1)。そして、地域マッチング処理部121は、読み出したボランティア団体情報に含まれる活動地域IDに一致する地域IDを支援対象地域IDとする企業情報を、企業情報記憶部113から読み出す(ステップS2)。
物品マッチング処理部122は、地域マッチング処理部121がステップS2で読み出した企業情報のうち、地域マッチング処理部121がステップS1で読み出したボランティア団体情報に含まれる要請グッズに示される物品が、提供可能グッズとして含まれる企業情報を抽出する(ステップS3)。ここで、複数の企業情報が抽出された場合には複数件の企業情報をマッチング処理結果としても良いが、特徴マッチング処理部123が、例えば抽出された複数の企業情報のうち従業員数が少ない小規模の企業情報のみを優先してマッチング処理結果とするようにしても良い。また、特徴マッチング処理部123は、複数の企業情報が抽出された場合には、マッチング処理要求を行ったボランティア団体端末400に対応する活動地域IDと一致する地域IDを企業所在地域IDとする企業情報のみを優先して処理結果とするようにしても良い。特徴マッチング処理部123は、このような企業情報とボランティア団体情報との特徴を示す情報に基づいたマッチング処理を行う(ステップS4)。
そして、マッチング支援サーバ100の通信部140が、マッチング処理部120により抽出されたマッチング処理結果を、ボランティア団体端末400に送信する(ステップS5)。ボランティア団体端末400は、マッチング支援サーバ100から送信されたマッチング処理結果を、自身が備える表示部に表示させる。ボランティア団体端末400のユーザは、ボランティア団体端末400に表示された情報を見ることで、自身のボランティア団体が要請するグッズを提供可能な企業情報を知ることができる。ここで、ボランティア団体端末400に表示される企業情報には、その企業の住所や電話番号、メールアドレスなどの連絡先が表示されるようにしても良い。
なお、この例では、ボランティア団体端末400から送信されるマッチング処理要求に応じてマッチング支援サーバ100がマッチング処理を行うこととしたが、企業端末300が送信するマッチング処理要求に応じてマッチング支援サーバ100がマッチング処理を行うようにしても良い。
また、この例では、マッチング支援サーバ100は、ネットワーク500を介してマッチング要求を受信するとマッチング処理を行うこととしたが、マッチング処理部120は、予め定められた周期(例えば、1日)毎に、企業情報記憶部113に記憶された全ての企業情報に対応するマッチング処理を行い、マッチング処理結果情報を生成して記憶部110に記憶させておくようにしても良い。この場合、マッチング支援サーバ100は、企業端末300またはボランティア団体端末400からマッチング要求を受信した場合、記憶部110に記憶されたマッチング処理結果情報を読み出し、企業端末300またはボランティア団体端末400に送信する。
<第2のマッチング処理動作例>
次に、図7を参照して、マッチング支援サーバ100による第2のマッチング処理動作例を説明する。
マッチング支援サーバ100の制御部130は、要求されるマッチング要求に応じてマッチング処理を行うウェブサービスをネットワーク500に公開する。企業端末300は、ユーザからの入力に従って、マッチング処理要求をマッチング支援サーバ100に送信する。マッチング支援サーバ100の通信部140は、ネットワーク500を介して、企業端末300から送信されるマッチング処理要求を受信する。地域マッチング処理部121は、マッチング処理要求を受信した企業端末300の企業IDに対応する企業情報を、企業情報記憶部113から読み出す。そして、地域マッチング処理部121は、読み出した企業情報に含まれる支援対象地域IDに一致する地域IDを活動地域IDとするボランティア団体情報を、ボランティア団体情報記憶部112から読み出す(ステップS11)。
物品マッチング処理部122は、地域マッチング処理部121がステップS11で読み出したボランティア団体情報のうち、マッチング処理要求を送信した企業端末300に対応する企業情報に含まれる提供可能グッズに示される物品が、要請グッズとして含まれるボランティア団体情報を抽出する(ステップS12)。そして、特徴マッチング処理部123は、マッチング処理要求を送信した企業端末300に対応する企業情報の支援対象優先項目を読み出す(ステップS13)。特徴マッチング処理部123は、ステップS13で読み出した支援対象優先項目の上位に定められた項目に対応するボランティア団体情報を抽出する(ステップS14)。
ここで、支援対象優先項目に対応するボランティア団体情報が存在しなければ(ステップS15:NO)、ステップS13に戻り、特徴マッチング処理部123は、企業情報の支援対象優先項目の下位に定められた項目に応じたボランティア団体情報を抽出する。一方、ステップS14で特徴マッチング処理部123がボランティア団体情報を抽出し(ステップS15:YES)、抽出結果が1件であれば(ステップS16:NO)、マッチング処理部120は、抽出結果を制御部130に出力する(ステップS19)。一方、ステップS14で抽出されたボランティア団体情報が複数件であれば(ステップS16:YES)、特徴マッチング処理部123は、支援対象優先項目に定められる項目に応じた優先順位に応じて、優先順位の降順に抽出結果をソートする(ステップS17)。また、特徴マッチング処理部123は、企業の企業規模や、企業の所在地とボランティア団体の活動地域とが一致するか否かなどにより抽出結果の補正を行い、抽出結果を制御部130に出力する(ステップS18)。制御部130は、マッチング処理部120によるマッチング処理結果を、通信部140を介してマッチング処理要求を送信した企業端末300に送信する(ステップS20)。
<第3のマッチング処理動作例>
次に、マッチング支援サーバ100による第3のマッチング処理動作例を説明する。第3のマッチング処理動作例は、図7を参照して説明した第2のマッチング処理動作例におけるステップS12の処理の後、図8に示す処理フローを行う。
特徴マッチング処理部123は、候補となるボランティア団体情報の所定の項目のデータを数値化する。例えば、「通勤手段」であれば、電車を40%、バスを30%、自転車を20%、徒歩を10%などとして重み付けを行い、数値化する(ステップS31)。特徴マッチング処理部123は、候補となる全てのボランティア団体情報についてこのような数値化を行ったベクトル情報を生成する(ステップS32)。そして、特徴マッチング処理部123は、生成したベクトル情報のそれぞれの組み合わせについて内積の和を算出する(ステップS33)。候補となる全てのボランティア団体情報の組み合わせについて内積の算出が終了したら(ステップS34:YES)、ボランティア団体情報を内積の和の降順にソートし(ステップS35)、図7におけるステップS18に続く処理を行う。
なお、ボランティア団体情報記憶部112に記憶されるボランティア団体情報には、パトロール以外にも、合奏会を開催する団体などの活動実施形態を示す情報や、その活動の具体的な内容、構成員などの、ボランティア団体の特徴を示す様々な情報が含まれるようにして良い。
また、本実施形態では、企業情報記憶部113に記憶される企業情報に、マッチングを優先する支援対象優先項目を記憶させるようにしたが、ボランティア団体情報記憶部112に記憶されるボランティア団体情報にも、マッチングを優先する企業の情報の優先項目を記憶させるようにしても良い。
また、マッチング支援サーバ100は、制御部130のウェブサービス機能により、ネットワーク500を介して、企業端末300またはボランティア団体端末400から、マッチングする企業情報、ボランティア団体情報、地域情報などの項目に対応する情報の入力を受付け、入力された情報に応じた検索を行って、検索結果を送信するようにしても良い。この場合、検索時に入力された検索条件の情報は、マッチング支援サーバ100に記憶しておき、例えばボランティア団体端末400から検索条件が入力されてマッチングされた企業に、どのような検索条件でマッチングされたかを示す情報を提供するようにしても良い。
このように、本実施形態によれば、物品の提供を要請するボランティア団体と、物品を提供する企業とを、それぞれの地域や、提供を要請する物品と提供可能な物品とによって最適な組み合わせを抽出し、さらに、地域の特徴、ボランティア団体の特徴によって抽出結果のマッチングを行うため、それぞれにとって効果の高いマッチングを行うことが可能となる。
また、本実施形態によれば、例えば、自転車メーカーが物品提供を行う場合には、支援対象優先項目の設定により、地域情報に含まれる通勤手段または通学手段に自転車を利用する人口の多い地域で活動するボランティア団体を優先したマッチング処理を行うことができる。
また、例えば、防寒具のメーカーが物品提供を行う場合には、地域情報に含まれる気温が低い地域で活動するボランティア団体を優先したマッチング処理を行うことができる。
また、例えば、ベビー用品メーカーが物品提供を行う場合には、地域情報に含まれる出産率が高い地域で活動するボランティア団体を優先したマッチング処理を行うことができる。
また、例えば、ペットショップが物品提供を行う場合には、ペットの多い地域で活動するボランティア団体を優先したマッチング処理を行うことができる。
また、例えば、「子供を大切に」などを企業理念とする企業が物品提供を行う場合には、活動内容をスクールガードとするボランティア団体を優先したマッチング処理を行うことができる。
また、例えば、雨の多い地域で活動するボランティア団体や、雨具等を要求しているボランティア団体には、雨具や防水グッズなどを得意とする企業をマッチングさせることができる。また、寒い地域で活動するボランティア団体や、防寒着等を要求しているボランティア団体には、防寒着や暖房器具を得意とする企業をマッチングさせることができる。また統計的に出産率が高い地域で活動するボランティア団体には、子供服やおもちゃ製作を得意とする企業をマッチングさせることができる。また、電車の便が悪い地域で活動するボランティア団体には、自動車メーカーやバス会社などをマッチングさせることができる。また、治安が悪化してきた地域で活動するボランティア団体には、警備会社などをマッチングさせることができる。
また、例えば、子供の登下校を見守る活動を行うボランティア団体には、子供向け防犯グッズや塾や通販など教育関係の企業をマッチングさせることができる。また、犬の散歩を兼ねてパトロールを行うボランティア団体には、ペットグッズメーカーやペットショップをマッチングさせることができる。また、環境保全活動を行うボランティア団体には、清掃用品などを手がけるメーカーや清掃会社をマッチングさせることができる。
また、例えば、徒歩でパトロールを行うボランティア団体には、シューズやウェアなどのスポーツメーカーや、健康対策グッズメーカーなどをマッチングさせることができる。また、自転車で見回りをするボランティア団体には、自転車メーカーをマッチングさせることができる。また、自動車で見回りをするボランティア団体には、自動車メーカーをマッチングさせることができる。また、一同に介して集会などを実施するボランティア団体には、マイクなどの音響設備や拡声器、テントなどを手がける企業をマッチングさせることができる。また、高齢者のみで構成されるボランティア団体には、福祉関係や個人向け医療メーカーなどをマッチングさせることができる。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりマッチング処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態によるシステム構成を示す図である。 本発明の一実施形態によるマッチング支援サーバの構成を示す図である。 本発明の一実施形態による地域情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるボランティア団体情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による企業情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるマッチング支援サーバによる第1のマッチング処理動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるマッチング支援サーバによる第2のマッチング処理動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるマッチング支援サーバによる第3のマッチング処理動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 マッチング支援システム
100 マッチング支援サーバ
110 記憶部
111 地域情報記憶部
113 企業情報記憶部
112 ボランティア団体情報記憶部
120 マッチング処理部
121 地域マッチング処理部
122 物品マッチング処理部
123 特徴マッチング処理部
130 制御部
140 通信部
200 情報配信サーバ
300 企業端末
400 ボランティア団体端末
500 ネットワーク

Claims (4)

  1. 物品の提供を要請するボランティア団体と、前記ボランティア団体に前記物品を提供する企業とのマッチングを行うマッチング支援サーバであって、
    前記ボランティア団体を識別するボランティア団体識別情報と、前記ボランティア団体が活動する地域を識別する活動地域識別情報と、前記ボランティア団体が提供を要請する前記物品を示す要請物品情報とが対応付けられたボランティア団体情報が記憶されるボランティア団体情報記憶部と、
    前記企業を識別する企業識別情報と、前記企業が提供可能な物品を示す提供物品情報と、前記企業が前記物品を提供するボランティア団体の活動地域を識別する支援対象地域識別情報とが対応付けられた企業情報が記憶される企業情報記憶部と、
    前記ボランティア団体情報に含まれる前記活動地域識別情報と、前記企業情報に含まれる前記支援対象地域識別情報とが一致する前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせを抽出する地域マッチング処理部と、
    前記地域マッチング処理部が抽出した前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせのうち、当該ボランティア団体情報に含まれる前記要請物品情報が示す物品と、当該企業情報に含まれる前記提供物品情報が示す物品とが一致する前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせを抽出する物品マッチング処理部と、
    前記物品マッチング処理部が抽出した前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせを出力する出力部と、
    を備えることを特徴とするマッチング支援サーバ。
  2. 前記地域を識別する地域識別情報に対応付けて、当該地域の特徴を示す情報が記憶される地域情報記憶部をさらに備え、
    前記ボランティア団体情報記憶部に記憶される前記活動地域識別情報と前記企業情報記憶部に記憶される前記支援対象地域情報とは前記地域識別情報に対応し、
    前記企業情報記憶部に記憶される企業情報には、物品を提供するボランティア団体の活動地域の特徴を示す支援対象優先地域情報が含まれ、
    前記物品マッチング処理部が抽出した前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせのうち、当該企業情報に含まれる前記支援対象優先地域情報に示される地域の特徴に対応する前記地域識別情報が前記活動地域識別情報に含まれる前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせを優先して抽出する第1の特徴マッチング処理部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のマッチング支援サーバ。
  3. 前記ボランティア団体情報記憶部に記憶される前記ボランティア団体情報には、当該ボランティア団体の特徴を示す情報が含まれ、
    前記企業情報記憶部に記憶される企業情報には、物品を提供するボランティア団体の特徴を示す支援対象優先団体情報が含まれ、
    前記物品マッチング処理部が抽出した前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせのうち、当該企業情報に含まれる前記支援対象優先団体情報に示される前記ボランティア団体の特徴に対応する前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせを優先して抽出する第2の特徴マッチング処理部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマッチング支援サーバ。
  4. 物品の提供を要請するボランティア団体と、前記ボランティア団体に前記物品を提供する企業とのマッチングを行い、前記ボランティア団体を識別するボランティア団体識別情報と、前記ボランティア団体が活動する地域を識別する活動地域識別情報と、前記ボランティア団体が提供を要請する前記物品を示す要請物品情報とが対応付けられたボランティア団体情報が記憶されるボランティア団体情報記憶部と、前記企業を識別する企業識別情報と、前記企業が提供可能な物品を示す提供物品情報と、前記企業が前記物品を提供するボランティア団体の活動地域を識別する支援対象地域識別情報とが対応付けられた企業情報が記憶される企業情報記憶部とを備えるマッチング支援サーバによるマッチング支援方法であって、
    地域マッチング処理部が、前記ボランティア団体情報に含まれる前記活動地域識別情報と、前記企業情報に含まれる前記支援対象地域識別情報とが一致する前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせを抽出するステップと、
    物品マッチング処理部が、前記地域マッチング処理部が抽出した前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせのうち、当該ボランティア団体情報に含まれる前記要請物品情報が示す物品と、当該企業情報に含まれる前記提供物品情報が示す物品とが一致する前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせを抽出するステップと、
    出力部が、前記物品マッチング処理部が抽出した前記ボランティア団体情報と前記企業情報との組み合わせを出力するステップと、
    を備えることを特徴とするマッチング支援方法。
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