JP2010043586A - Shoe - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はシューに関し、詳しくはピストンの半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備えたシューに関する。 The present invention relates to a shoe, and more particularly, to a shoe having a spherical surface that is in sliding contact with a hemispherical sliding surface of a piston and a flat end surface that is in sliding contact with a swash plate.
従来、斜板式コンプレッサには、回転軸を中心に回転する斜板と、該斜板の回転に伴って進退動するピストンと、これら斜板とピストンとの間に設けられた略半球状のシューが設けられている(特許文献1〜3)。
上記シューは、ピストンの半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備えているが、特に上記特許文献1〜3においては、シューの内部に内部空間を形成することが行われている。
The shoe includes a spherical surface portion that is in sliding contact with the hemispherical sliding surface of the piston and a flat end surface portion that is in sliding contact with the swash plate. An internal space is formed.
しかしながら、上記特許文献1〜3に開示された内部空間の形成されたシューであっても、ピストンの往復動によるシューへのたたき荷重により、シューと斜板とが断続的に衝突し、その際斜板の表面に形成したコーティングが摩耗してしまう問題があった。
このような問題に鑑み、本発明は内部空間を備えるとともに、上記たたき荷重による衝撃を可及的に吸収することの可能なシューを提供するものである。
However, even in the shoe having an internal space disclosed in
In view of such a problem, the present invention provides a shoe that has an internal space and can absorb as much as possible the impact caused by the above-mentioned striking load.
すなわち、請求項1に係るシューは、ピストンに形成された半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備え、上記球面部および端面部を薄肉状に形成して内部空間を形成したシューにおいて、
上記内部空間に臨む内面に肉厚が他の部分に比べて薄く形成された凹部を設けたことを特徴としている。
In other words, the shoe according to
The inner surface facing the internal space is provided with a concave portion formed thinner than other portions.
また請求項2に係るシューは、凹部はシューの中心軸を中心に放射状に形成された放射溝であることを特徴としている。 The shoe according to claim 2 is characterized in that the recess is a radial groove formed radially about the central axis of the shoe.
さらに請求項12に係るシューは、上記凹部はシューの中心軸を囲繞するように形成された環状溝であることを特徴としている。
Further, the shoe according to
そして請求項16に係るシューは、上記凹部は上記内面に複数形成されたディンプルであることを特徴としている。
The shoe according to
上記請求項1の発明によれば、内部空間に臨む内面に肉厚が他の部分に比べて薄く形成された凹部を設けることで、上記球面部や端面部による上記ピストンの摺動面や斜板との摺動面積を維持しながらシューを軽量化することができ、さらに上記凹部の形成された薄肉の部分でシューが弾性変形するようになっている。
その結果、シューの軽量化によりたたき荷重自体を小さくすることができ、よってシューと斜板との間に作用する衝撃を抑えることが可能となる。また、上記凹部の弾性変形により上記衝撃を可及的に吸収することができる。
According to the first aspect of the present invention, by providing the inner surface facing the internal space with the concave portion formed thinner than the other portions, the sliding surface or inclined surface of the piston by the spherical surface portion or the end surface portion is provided. The shoe can be reduced in weight while maintaining the sliding area with the plate, and the shoe is elastically deformed at the thin portion where the concave portion is formed.
As a result, it is possible to reduce the striking load itself by reducing the weight of the shoe, and thus it is possible to suppress the impact acting between the shoe and the swash plate. Further, the impact can be absorbed as much as possible by elastic deformation of the recess.
上記請求項2の発明によれば、上記凹部を放射溝とすることで、シューをこの放射溝に沿って弾性変形させることができ、これによりシューに作用するたたき荷重による衝撃を吸収することが可能となっている。 According to the second aspect of the present invention, by forming the concave portion as a radiating groove, the shoe can be elastically deformed along the radiating groove, thereby absorbing an impact caused by a striking load acting on the shoe. It is possible.
上記請求項12の発明によれば、上記凹部を環状溝とすることで、シューをこの環状溝に沿って弾性変形させることができ、これによりシューに作用するたたき荷重による衝撃を吸収することが可能となっている。 According to the twelfth aspect of the present invention, by forming the concave portion as an annular groove, the shoe can be elastically deformed along the annular groove, thereby absorbing an impact caused by a striking load acting on the shoe. It is possible.
上記請求項16の発明によれば、上記凹部を複数のディンプルとすることで、シューをこの複数のディンプルパターンに沿って弾性変形させることができ、これによりシューに作用するたたき荷重による衝撃を吸収することが可能となっている。 According to the sixteenth aspect of the present invention, by forming the concave portion into a plurality of dimples, the shoe can be elastically deformed along the plurality of dimple patterns, thereby absorbing an impact caused by a striking load acting on the shoe. It is possible to do.
以下図示実施例について説明すると、図1は斜板式コンプレッサ1の内部構造の概略を示し、図示しないハウジングに軸支された回転軸2と、該回転軸2に固定された斜板3と、ハウジングの図示しないシリンダボア内を進退動する複数のピストン4と、各ピストン4の内部に向き合うように設けられるとともに上記斜板3を挟持する複数のシュー5とを示している。
上記斜板3は回転軸2に対して斜めに固定されているか、もしくは斜板3の傾角を変化させることができるようになっており、各ピストン4ごとに2つのシュー5によって挟持されている。そして斜板3の上記シュー5と摺接する部分には所要の溶射層、めっき層や樹脂コーティングなどのコーティングが施されている。
上記ピストン4には、相互に向き合うように半球状の摺動面4aが形成されており、上記シュー5はこの摺動面4aに対して揺動しながら、上記斜板3の回転をピストン4の進退動に変換するようになっている。
なお、このような構成を有する斜板式コンプレッサ1は従来公知であり、これ以上の詳細な説明は省略する。
FIG. 1 schematically shows an internal structure of a
The
The
In addition, the swash
以下上記シュー5について説明すると、図2等に示すように、シュー5は上記ピストン4の摺動面4aに対して搖動する薄肉状に形成された球面部11と、斜板3に対して摺接する薄肉状に形成された端面部12とから構成され、これら球面部11および端面部12の内側には内部空間Sが形成されている。
本実施例では、上記シュー5は鉄系、銅系、アルミニウム系材料のほか、焼結材料や樹脂材料等で製造することが可能であり、好ましくはSUJ2で製造されている。また球面部11および端面部12の板厚は、軽量化と剛性やばね性の確保を同時に成立させる観点から、0.1〜2mmとするのが望ましく、0.2〜1.5mmとするのがより望ましい。
上記球面部11の頂部には貫通孔13が形成され、球面部11における外周面の貫通孔13の周囲には、上記ピストン4の摺動面4aと接触しない逃がし部11aと、該逃がし部11aの周囲に形成された摺動面4aに摺接するあたり部11bとが形成されている。
上記端面部12は、図示しないがその中央が若干斜板3側に膨出しており、これにより端面部12と斜板3との間に潤滑油が引き込まれるようになっている。
Hereinafter, the
In the present embodiment, the
A through
Although not shown in the drawing, the
そして、本発明にかかるシュー5は、上記内部空間Sに臨む内面に他の部分よりも板厚の薄い凹部を形成したものとなっている。
図2は上記凹部としての放射溝14を形成したシュー5の断面図を示しており、この放射溝14はシュー5の中心軸を中心に放射状に形成されたものとなっている。
図3(a)〜(e)は端面部12側に形成された放射溝14の一例を示したものであり、これら放射溝14の断面形状は図4(a)に示す断面円弧状のものか、(b)に示す断面コ字形で底面および側面の形成されたものを選択的に使用することが可能であり、またこれらを組み合わせて使用することができる。
図3(a)に示すシュー5は図2に示すシュー5であって、放射溝14は端面部12の中央部で交差するとともに、その幅は一定に形成されている。
図3(b)に示すシュー5は、放射溝14が端面部12の中央部で交差しており、その幅は中央部から外側に向けて徐々に拡幅するようになっている。
図3(c)に示すシュー5は、(a)のシュー5に対して放射溝14が端面部12の中央部で交差しておらず、端面部12の中央部で相互に離隔したものとなっている。
図3(d)に示すシュー5は、(c)のシュー5に対して放射溝14の中央部側の端部を半円状としたものとなっている。
図3(e)に示すシュー5は、(b)のシュー5に対して放射溝14の端部が端面部12の中央部で交差せず、端面部12の中央部で相互に離隔するようになっている。
図3(f)、(g)に示すシュー5は、端面部12の中央部に貫通孔12aが形成されたものとなっており、このうち(g)に示す貫通孔12aは、シュー5の製造時に折り曲げ加工により余った材料が内部空間S側に突出して形成されたものとなっている。
そして(f)、(g)では、上記放射溝14の端部は上記貫通孔12aに接近した位置まで形成され、該放射溝14の先端は貫通孔12aまで達しないようにされている。
And the
FIG. 2 is a cross-sectional view of the
3A to 3E show an example of the
The
In the
The
The
The
The
In (f) and (g), the end of the
上述した端面部12の内面に放射溝14を形成したシュー5によれば、上記放射溝14は端面部12の他の部分に比べて薄肉に形成されていることから、該放射溝14を形成した分だけシュー5を軽量にすることができる。
その結果、ピストン4に往復動に伴って上記シュー5が斜板3に衝突する際の衝撃を抑えることが可能となり、斜板3に形成したコーティングの摩耗を抑えることが可能となる。
また、放射溝14をシュー5の内面に形成しているため、端面部12と斜板3との摺接面積は従来のシュー5に比べて狭くならず、従来と同様の摺動性能を得ることができる。
次に、上記放射溝14を端面部12側に形成したことにより、上記シュー5の端面部12が斜板3に対して斜めに衝突しても、端面部12が上記放射溝14に沿って弾性変形するので、衝突時の衝撃が緩和されてコーティングの損傷を抑えることができる。
また、通常の摺動時においても、弾性変形によって端面部12が斜板3になじむように変形することで、シュー5と斜板3との間に潤滑油による油膜が形成され、良好な摺動性能を得ることができる。
ここで、上記放射溝14を図4(a)の断面円弧状とした場合、端面部12は放射溝14に沿って剛性を保ったまま微小変形することとなり、高い圧縮力が作用してもこれに耐えることが可能となる。
他方、放射溝14を図4(b)の断面コ字形とした場合、放射溝14は底面部と側面部との境界部分が曲がりやすくなっていることから、大きなばね効果が得られ、上記衝撃を緩和する効果や端面部12のなじみ性を積極的に得ることが可能となる。
以上のことから、上記端面部12に放射溝14を形成したシュー5によれば、斜板3に形成したコーティングを従来のものより安価なコーティングとしたり、コーティングそのものを省略することが可能となるので、斜板3の製造コストを下げることが可能となる。
さらに、上述したような図3(a)〜(g)のように放射溝14の幅や中央部の端部の形状を異ならせることで、端面部12の変形状態を調整することが可能であり、斜板式コンプレッサ1の性能に合わせて適宜選択することが可能である。
なお、図3(a)〜(g)における放射溝14の配置は一例であり、例えば放射溝14の本数や幅を変更することが可能である。また、図3(f)では放射溝14の端部は貫通孔13まで達していないが、これを貫通孔13まで形成するようにしても良い。
According to the
As a result, it is possible to suppress an impact when the
In addition, since the
Next, since the
Further, even during normal sliding, the
Here, when the radiating
On the other hand, when the radiating
From the above, according to the
Furthermore, the deformation state of the
In addition, arrangement | positioning of the
図5は上記放射溝14を球面部11の内面に形成したシュー5の断面図を示し、図6(a)〜(d)は球面部11に形成された放射溝14の一例を示したものとなっている。
これら球面部11側に設けた放射溝14の断面形状も、図4(a)に示す断面円弧状のものか、(b)に示す断面コ字形のものを選択的に使用することが可能であり、これらを組み合わせて使用することもできる。
図6(a)に示すシュー5は、貫通孔13を中心に4本の放射溝14を形成するとともに、その幅は均一となっており、また放射溝14の中央部側の端部は貫通孔13まで達している。
図6(b)に示すシュー5は、貫通孔13を中心に4本の放射溝14を形成するとともに、その幅は均一となっており、(a)とは異なり放射溝14の中央部側の端部は貫通孔13に達していない構成となっている。
図6(c)に示すシュー5は、貫通孔13を中心に4本の放射溝14が形成されたシュー5であって、放射溝14の中央部側の端部は貫通孔13まで達し、その幅は外側に向けて徐々に拡幅するようになっている。
図6(d)に示すシュー5は、貫通孔13を中心に4本の放射溝14が形成されたシュー5であって、(c)とは異なり放射溝14の中央部側の端部は貫通孔13に達しておらず、その幅は外側に向けて徐々に拡幅するようになっている。
FIG. 5 shows a cross-sectional view of the
The cross-sectional shape of the radiating
The
The
The
The
上述した球面部11の内面に放射溝14を形成したシュー5によれば、放射溝14は球面部11の他の部分に比べて薄肉に形成されていることから、該放射溝14を形成した分だけシュー5を軽量にすることができる。
その結果、ピストン4の往復動に伴って上記シュー5が斜板3に衝突する際の衝撃を抑えることが可能となり、斜板3の表面に形成したコーティングの摩耗を抑えることが可能となる。
また、放射溝14はシュー5の内面に形成されているため、球面部11とピストン4の摺動面4aとの摺接面積は従来のシュー5に比べて狭くならず、従来と同様の摺動性能を得ることができる。
次に、上記放射溝14を球面部11側に形成することにより、ピストン4の往復動に伴って、シュー5の球面部11のあたり部11bには部分的にたたき荷重が集中するが、そのとき球面部11は上記放射溝14に沿って弾性変形するため、このたたき荷重を緩和することができる。
さらに、球面部11が放射溝14に沿って弾性変形することで、球面部11がピストン4の摺動面4aになじむように変形し、シュー5と摺動面4aとの間に潤滑油による油膜が形成されて、良好な摺動性能を得ることができる。
ここで、上記放射溝14を図4(a)の断面円弧状とした場合、球面部11は放射溝14に沿って剛性を保ったまま微小変形することとなり、高い圧縮力が作用してもこれに耐えることが可能となる。
他方、放射溝14を図4(b)の断面コ字形とした場合、球面部11は底面部と側面部との境界部分が曲がりやすくなっていることから、大きなばね効果が得られ、上記たたき荷重を緩和する効果や球面部11のなじみ性を積極的に得ることが可能となる。
以上のように、上記端面部12に放射溝14を形成したシュー5によれば、高負荷の作用する斜板式コンプレッサ1に使用することが可能である。
さらに、上述したような図6(a)〜(d)のように放射溝14の幅や中央部側の端部の形状を異ならせることで、球面部11の変形状態を調整することが可能であり、斜板式コンプレッサ1の性能に合わせて適宜選択することが可能である。
なお、図6(a)〜(d)における放射溝14の配置は一例であり、例えば放射溝14の本数や幅を変更することが可能である。
According to the
As a result, it is possible to suppress the impact when the
Further, since the radiating
Next, by forming the
Further, the
Here, when the radiating
On the other hand, when the radiating
As described above, according to the
Furthermore, the deformation state of the
In addition, arrangement | positioning of the
図7は上記放射溝14を端面部12の内面および球面部11の内面に形成したシュー5の断面図を示している。
上記放射溝14は球面部11側から端面部12側にかけて連続して形成されており、このとき上記放射溝14の形状は、上記図3に示した端面部12側の放射溝14と、図6に示した球面部11側の放射溝14とを適宜組み合わせることが可能となっている。
このように、放射溝14を端面部12および球面部11の双方に設けることで、シュー5をよりいっそう軽量化することが可能となり、また端面部12側に形成した放射溝14により得られる効果と、球面部11側に形成した放射溝14により得られる効果とが同時に得られることとなる。
FIG. 7 shows a sectional view of the
The radiating
Thus, by providing the
図8〜図10はそれぞれ上記凹部としての環状溝15を形成したシュー5の断面図を示し、この環状溝15はシュー5の中心軸を中心に環状に形成されたものとなっている。
図8は上記環状溝15を端面部12の内面に、図9は環状溝15を球面部11の内面に、図10は環状溝15を端面部12および球面部11の内面に設けたものとなっている。
この環状溝15として、図4(a)の断面円弧状のものと、(b)の断面コ字形のものを使用することが可能であり、またこれらを組み合わせて使用することもできる。
また、環状溝15は端面部12および球面部11にそれぞれ複数本ずつ形成しても良い。
8 to 10 are sectional views of the
8 shows that the
As the
In addition, a plurality of
上記図8〜図10に示すシュー5の内面に環状溝15を形成したシュー5によれば、上記環状溝15は端面部12の他の部分に比べて薄肉に形成されていることから、該環状溝15を形成した分だけシュー5全体を軽量にすることができる。
また、放射溝14はシュー5の内面に形成されているため、端面部12と斜板3との摺接面積は従来のシュー5に比べて狭くならず、従来と同様の摺動性能を得ることができる。
さらに、図8に示す端面部12側に環状溝15を形成したシュー5によれば、ピストン4の往復動に伴ってシュー5が斜板3からの負荷を受けると、端面部12が環状溝15に沿って弾性変形する。
これにより、端面部12が斜板3になじむように変形するので、シュー5と斜板3との間に潤滑油による油膜が形成され、良好な摺動性能を得ることができる。
次に、図9に示す球面部11側に環状溝15を形成したシュー5によれば、ピストン4の往復動によってシュー5がピストン4からの負荷を受けると、球面部11が環状溝15に沿って弾性変形する。
これにより、球面部11全体がピストン4の摺動面4aになじむように変形するので、シュー5とピストン4との間に潤滑油による油膜が形成され、良好な摺動性能を得ることができる。
そして、図10に示す端面部12側および球面部11側に環状溝15を形成したシュー5によれば、シュー5をよりいっそう軽量化することが可能となり、また端面部12側に形成した環状溝15により得られる効果と、球面部11側に形成した環状溝15により得られる効果とが同時に得られることとなる。
さらに、上記環状溝15を図4(a)の断面円弧状とした場合、環状溝15は剛性を保ったまま微小変形するため、高い圧縮力が作用してもこれに耐えることが可能となる。
他方、放射溝14を図4(b)の断面コ字形とした場合、環状溝15は底面部と側面部との境界部分が曲がりやすくなっていることから、大きなばね効果が得られ、上記衝撃を緩和する効果や摺動部分のなじみ性を積極的に得ることが可能となる。
According to the
Further, since the
Further, according to the
As a result, the
Next, according to the
Thereby, since the whole
Then, according to the
Further, when the
On the other hand, when the radiating
図11は、シュー5の内面に上述した放射溝14および環状溝15を複合的に形成したシュー5を示している。
このように、放射溝14と環状溝15とを相互に交差させることで、上述した放射溝14および環状溝15によって得られる効果を複合的に得ることができ、斜板式コンプレッサ1の性能に合わせて、上記放射溝14や環状溝15の形状や位置を組み合わせて使用することもできる。
ここでも、上記放射溝14や環状溝15の断面形状は図4(a)(b)に示す断面円弧状のものや断面コ字形のものを使用することが可能であり、これらを組み合わせて使用することもできる。
FIG. 11 shows the
Thus, by making the radiating
Here, the cross-sectional shape of the radiating
図12は上記凹部としてのディンプル16を形成したシュー5の断面図を示し、このディンプル16はシュー5の内面に複数形成されたものとなっている。
上記ディンプル16はシュー5の端面部12および球面部11の内面にそれぞれ等間隔に環状に整列するように配置されており、特に上記球面部11とピストン4の摺動面4aとの摺動部や、端面部12と斜板3との摺動部の反対側の内面に配置することが好ましい。
上記ディンプル16の断面は図4(a)(b)に示すような断面円弧状のものや断面コ字形のものを使用することが可能であり、これらを組み合わせて使用することもできる。
なお、ディンプル16の大きさや配置は自由に変更することができ、例えばディンプル16をシュー5の内面にランダムに形成しても良い。
FIG. 12 shows a cross-sectional view of the
The
As the cross section of the
The size and arrangement of the
上記図12に示すシュー5の内面にディンプル16を形成したシュー5によれば、上記ディンプル16はシュー5の他の部分に比べて薄肉に形成されていることから、該ディンプル16を形成した分だけシュー5全体を軽量にすることができる。
また、ディンプル16をシュー5の内面に配置することで、シュー5が斜板3やピストン4からの負荷を受けると、球面部11や端面部12がディンプル16のパターンに沿って弾性変形する。
特に、斜板3やピストン4との摺接部の反対側の内面にディンプル16を配置することで、球面部11がピストン4の摺動面4aに、また端面部12が斜板3に、それぞれなじむように弾性変形するので、シュー5と斜板3との間およびシュー5とピストン4の摺動面4aとの間に潤滑油による油膜が形成され、良好な摺動性能を得ることができる。
なお、ディンプル16を形成した場合は、上記放射溝14や環状溝15を形成する場合に比べて、弾性変形の度合いは小さくなるが、より複雑なパターンの弾性変形をさせることができる。
According to the
Further, by arranging the
In particular, by arranging the
In the case where the
1 斜板式コンプレッサ 3 斜板
4 ピストン 5 シュー
11 球面部 12 端面部
14 放射溝 15 環状溝
16 ディンプル S 内部空間
DESCRIPTION OF
Claims (19)
上記内部空間に臨む内面に肉厚が他の部分に比べて薄く形成された凹部を設けたことを特徴とするシュー。 A spherical portion that is in sliding contact with the hemispherical sliding surface formed on the piston and a flat end surface portion that is in sliding contact with the swash plate are formed, and the spherical portion and the end surface portion are formed thin to form an internal space. In Shu
A shoe characterized in that a concave portion formed thinner on the inner surface facing the internal space is formed in comparison with other portions.
上記凹部を複数形成するとともに、これらの凹部の断面を、円弧状または底面および側面を有する略コ字形のうち、少なくともいずれか一方の断面形状とすることを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれかに記載のシュー。 The cross-sectional shape is characterized in that a plurality of the concave portions are formed, and the cross-section of these concave portions is at least one of an arc shape or a substantially U-shape having a bottom surface and a side surface. Item 17. The shoe according to any one of Item 16.
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110307661A (en) * | 2019-08-02 | 2019-10-08 | 格力电器(芜湖)有限公司 | Slider of four-way valve, four-way valve and air conditioner |
-
2008
- 2008-08-11 JP JP2008207344A patent/JP2010043586A/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110307661A (en) * | 2019-08-02 | 2019-10-08 | 格力电器(芜湖)有限公司 | Slider of four-way valve, four-way valve and air conditioner |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20111101 |