JP2010041433A - 放送システム、管理装置、放送受信装置および限定受信用装置 - Google Patents

放送システム、管理装置、放送受信装置および限定受信用装置 Download PDF

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Abstract

【課題】限定受信用装置の不正な転用を防止する。
【解決手段】管理装置1は、放送受信装置2と限定受信用装置3の組み合わせ毎に割り当てられた鍵を放送受信装置2が所有する第1の固有鍵または限定受信用装置3が所有する第2の固有鍵により暗号化して送信する。放送受信装置2は、放送波を介して受信した第1の固有鍵により暗号化された鍵を第1の固有鍵により復号し、この鍵により、放送局から受信するコンテンツ用データを暗号化して限定受信用装置3に送信する。限定受信用装置3は、放送受信装置2を介して受信する第2の固有鍵により暗号化された鍵を第2の固有鍵により復号する。そして、限定受信用装置3は、放送受信装置2から受信する暗号化されたコンテンツ用データをこの鍵により復号し、所定の処理を施した後、このデータを上記の鍵により再び暗号化して放送受信装置2に送信する。
【選択図】図1

Description

本件は、放送システム、管理装置、放送受信装置および限定受信用装置に関し、特に限定受信方式を用いる放送システム、管理装置、放送受信装置および限定受信用装置に関する。
従来、放送局が放送衛星局や通信衛星局を介して放送受信装置にデジタル放送を提供する衛星デジタル放送システムが利用されている。近年では、放送局が地上波を用いて放送受信装置にデジタル放送を提供する地上デジタル放送システムの利用も急速に普及している。衛星デジタル放送や地上デジタル放送では、放送事業者がユーザの所望する放送コンテンツを有料で提供するサービスが行われている。このような特定のユーザにのみ放送コンテンツを提供するサービスは、限定受信システム(CAS:Conditional Access System)を用いて実現される。
CASでは、未契約のユーザには閲覧不可とするため、有料コンテンツ等の限定受信対象コンテンツをスクランブルと呼ばれる処理により暗号化して配信する。そして、各ユーザに放送受信装置と共にCASカードと呼ばれるIC(Integrated Circuit)カードが配布される。ユーザは、所望の有料コンテンツを配信する放送事業者に、自身の所有するCASカードに付与されたID(IDentifier)を申請すると共に、放送事業者と受信契約を結ぶ。そして、放送事業者は、契約されたCASカードが所有するマスター鍵と呼ばれる暗号鍵によりコンテンツ復号(スクランブル解除)用のデータを暗号化し、放送波を用いて配信する。
ここで、コンテンツ復号用のデータは、ECM(Entitlement Control Message)やEMM(Entitlement Management Message)と呼ばれるデータを含む。ECMは、スクランブル処理に使用したスクランブル鍵をワーク鍵と呼ばれる暗号鍵により暗号化したデータや、番組情報等を含むデータである。EMMは、ワーク鍵を上記のマスター鍵により暗号化したデータや、ユーザの契約情報等を含むデータである。
放送受信装置は、放送波に含まれるコンテンツ復号用のデータをCASカードに転送する。そして、CASカードは、マスター鍵によりEMMに含まれる暗号化されたワーク鍵を復号する。次に、CASカードは、ワーク鍵によりEMCに含まれる暗号化されたスクランブル鍵を復号し、放送受信装置にスクランブル鍵を送信する。放送受信装置は、このスクランブル鍵を用いて有料コンテンツのスクランブルを解除することができる(例えば、特許文献1,2,3参照)。
特開2000−358229号公報 特開2007−036625号公報 特開2008−035222号公報
ところで、CASカードを添付・使用可能な放送受信装置は、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)標準規格に則って製造されたものに限られる。ARIB標準規格では、放送受信装置に配信映像のコピー制御機能等の所定機能を備えるものとしている。
しかし、上記特許文献1,2,3に記載の方法では、CASカードの転用防止の対策は施されておらず、不正に製造された放送受信装置にも転用される恐れがある。不正に製造された放送受信装置では、ARIB標準規格で定められた所定機能が省略されることも考えられ、CASカードを転用されると配信映像に対して不正な操作が行われる可能性もある。すなわち、上記の放送システムにおいては、このようなCASカードの不正転用を防止することが望まれる。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、限定受信用装置の不正な転用を防止可能な放送システム、管理装置、放送受信装置および限定受信用装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、限定受信方式を利用する放送システムが提供される。この放送システムは、管理装置、放送受信装置および限定受信用装置を有する。管理装置は、放送受信装置が所有する第1の固有鍵と、限定受信用装置が所有する第2の固有鍵と、放送受信装置と限定受信用装置の組み合わせ毎に割り当てられた鍵とを、鍵情報記憶部に記憶し、この鍵を第1の固有鍵または第2の固有鍵により暗号化して送信する。放送受信装置は、放送波を介して暗号化された鍵を受信し、第1の固有鍵により暗号化された鍵を第1の固有鍵により復号し、復号した鍵により、放送局から受信したコンテンツ復号用の暗号化データを更に暗号化して暗号化通信データを生成して限定受信用装置に送信する。限定受信用装置は、放送受信装置を介して第2の固有鍵により暗号化された鍵を受信し、この鍵を第2の固有鍵により復号し、暗号化通信データをこの鍵により復号し、暗号化データを復号してコンテンツ復号用データを生成し、コンテンツ復号用データを上記鍵により再び暗号化して放送受信装置に送信する。
また、上記課題を解決するために、放送受信装置と限定受信用装置の組み合わせを管理する管理装置が提供される。この管理装置は、鍵情報記憶部、暗号化部および送信部を有する。鍵情報記憶部は、放送受信装置が所有する第1の固有鍵と、限定受信用装置が所有する第2の固有鍵と、放送受信装置と限定受信用装置の組み合わせ毎に割り当てられた鍵とを記憶する。暗号化部は、鍵情報記憶部を参照し、鍵を第1の固有鍵または第2の固有鍵により暗号化する。送信部は、暗号化部により暗号化された鍵を放送受信装置に送信する。
また、上記課題を解決するために、コンテンツ復号用の暗号化データの復号を行う限定受信用装置と接続され、放送局が配信するコンテンツ復号用の暗号化データを受信する放送受信装置が提供される。この放送受信装置は、受信部、復号部、暗号処理部および送信部を有する。受信部は、放送波を介して自装置が所有する固有鍵により暗号化された鍵を受信する。復号部は、受信部が受信した暗号化された鍵を固有鍵により復号する。暗号処理部は、復号部が復号した鍵を用いて、放送局から受信した暗号化データを更に暗号化して暗号化通信データを生成する。送信部は、暗号処理部が生成した暗号化通信データを限定受信用装置に送信する。
また、上記課題を解決するために、放送局が配信するコンテンツ復号用の暗号化データを受信する放送受信装置と接続され、放送受信装置を介して暗号化データを受信する限定受信用装置が提供される。この限定受信用装置は、受信部、復号部、暗号処理部および送信部を有する。受信部は、放送受信装置から自装置が所有する固有鍵により暗号化された鍵を受信する。復号部は、受信部が受信した暗号化された鍵を固有鍵により復号する。暗号処理部は、放送受信装置から暗号化データを更に暗号化した暗号化通信データを取得すると、この暗号化通信データを復号部が復号した鍵により復号し、暗号化データを復号してコンテンツ復号用のデータを生成する。送信部は、暗号処理部が生成したコンテンツ復号用のデータを復号部が復号した鍵により再び暗号化して放送受信装置に送信する。
上記放送システム、管理装置、放送受信装置および限定受信用装置によれば、限定受信用装置の不正な転用を防止することが可能となる。
以下、本実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、放送システムの概要を示す図である。この放送システムは、限定受信方式を用いて放送コンテンツを提供するシステムである。この放送システムは、管理装置1、放送受信装置2、限定受信用装置3および放送局5を有する。管理装置1は、放送局5とネットワークにより接続される。放送局5は、放送波を配信する無線通信装置である。
管理装置1は、放送受信装置2と限定受信用装置3の組み合わせを管理する。管理装置1は、鍵情報記憶部1a、暗号化部1bおよび送信部1cを有する。
鍵情報記憶部1aは、放送受信装置2が所有する固有鍵と限定受信用装置3が所有する固有鍵とを各装置に対応付けて記憶する。また、鍵情報記憶部1aは、放送受信装置2と限定受信用装置3の組み合わせに対応付けた通信鍵を記憶する。
暗号化部1bは、鍵情報記憶部1aに記憶された通信鍵を、鍵情報記憶部1aに記憶された放送受信装置2の固有鍵により暗号化する。また、暗号化部1bは、鍵情報記憶部1aに記憶された通信鍵を鍵情報記憶部1aに記憶された限定受信用装置3の固有鍵により暗号化する。暗号化部1bは、各装置の固有鍵で暗号化した通信鍵を送信部1cに出力する。
送信部1cは、暗号化部1bから取得する放送受信装置2の固有鍵により暗号化された通信鍵である暗号化鍵K1を放送受信装置2宛とし、放送局5を介して放送波により送信する。また、送信部1cは、同様に暗号化部1bから取得する限定受信用装置3の固有鍵により暗号化された通信鍵である暗号化鍵K2を限定受信用装置3宛とし、放送局等を介して放送波により送信する。
放送受信装置2は、放送波を受信する受信装置である。放送受信装置2は、鍵記憶部2a、アンテナ2b、送受信部2c、復号部2d、暗号処理部2eおよび通信部2fを有する。
鍵記憶部2aは、自装置の固有鍵を記憶する。また、鍵記憶部2aは、管理装置1から取得する通信鍵を記憶する。
アンテナ2bは、放送局5から放送波を受信する受信用アンテナである。アンテナ2bは、受信した放送波を送受信部2cに出力する。
送受信部2cは、アンテナ2bから取得する放送波から自装置宛の暗号化鍵K1を取得すると、復号部2dに出力する。また、送受信部2cは、放送波に含まれる限定受信用装置3宛の暗号化鍵K2を取得すると、この通信鍵を限定受信用装置3に送信する。
復号部2dは、送受信部2cから取得する暗号化鍵K1を、鍵記憶部2aに記憶された固有鍵を用いて復号し、復号した通信鍵を鍵記憶部2aに格納する。
暗号処理部2eは、鍵記憶部2aに記憶された通信鍵を用いて、限定受信用装置3との間で送受信するデータを暗号処理する。
通信部2fは、限定受信用装置3との間で暗号化通信を行う。暗号化通信データD1は、通信鍵により暗号化されたデータである。
限定受信用装置3は、放送波に含まれる有料コンテンツ等の限定受信対象コンテンツを限定受信するための処理を行う。限定受信用装置3は、鍵記憶部3a、受信部3b、復号部3c、暗号処理部3dおよび通信部3eを有する。
鍵記憶部3aは、限定受信用装置3が所有する固有鍵を記憶する。また、鍵記憶部3aは、放送受信装置2を介して取得する通信鍵を記憶する。なお、鍵記憶部3aに記憶される固有鍵は、限定受信に用いられるマスター鍵とは別個の鍵である。
受信部3bは、放送受信装置2から取得する自装置宛の暗号化鍵K2を、復号部3cに出力する。
復号部3cは、受信部3bから取得する暗号化鍵K2を、鍵記憶部3aに記憶された固有鍵を用いて復号し、復号した通信鍵を鍵記憶部3aに格納する。
暗号処理部3dは、鍵記憶部3aに記憶された通信鍵を用いて、放送受信装置2との間で送受信するデータを暗号処理する。
通信部3eは、放送受信装置2との間で暗号化通信を行う。
ここで、放送受信装置2は、放送波に含まれるコンテンツを再生する。ここで、放送波に含まれるコンテンツのうち、有料コンテンツ等の限定受信対象コンテンツは、暗号化して配信されている。そして、このような暗号化コンテンツを復号するための復号用データは、限定受信用装置3の所有するマスター鍵により暗号化されて配信されている。
暗号処理部2eは、この暗号化された復号用データを受信すると、管理装置1から取得した鍵記憶部2aに記憶された通信鍵により更に暗号化して暗号化通信データを生成し、通信部2fを介して限定受信用装置3に送信する。
そして、暗号処理部3dは、放送受信装置2から通信部3eを介して取得する暗号化通信データを鍵記憶部3aに記憶された通信鍵により復号し、復号後データに更にマスター鍵による復号処理等を施してコンテンツ復号用データを取得する。暗号処理部3dは、取得したコンテンツ復号用データを鍵記憶部3aに記憶された通信鍵により、再度暗号化し、通信部3eを介して放送受信装置2に送信する。
暗号処理部2eは、限定受信用装置3から通信部2fを介して取得する通信鍵により暗号化されたコンテンツ復号用データを鍵記憶部2aに記憶された通信鍵により復号する。
このような放送システムによれば、放送受信装置2と限定受信用装置3の間の通信が、各装置が共通に所有する通信鍵によって暗号化される。すなわち、管理装置1に登録されていない限り、放送受信装置2と他の限定受信用装置、または、他の放送受信装置と限定受信用装置3との間の通信が不可能となる。
これにより、利用可能な放送受信装置2と限定受信用装置3の組み合わせを限定することができる。このため、不正に製造された放送受信装置への限定受信用装置3の転用を防止することができる。また、上記の効果を放送波による一方向通信により実現することができるため、新たな通信経路(例えば、IP網等の双方向通信可能な経路)の構築が不要であるという利点もある。
ところで、図1に示した放送システムは、例えば、衛星デジタル放送システムで行われる有料コンテンツの配信サービスに適用する場合に有用である。そこで、このような放送システムを衛星デジタル放送システムに関連付けた場合の例を用いて本実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、衛星デジタル放送システムのシステム構成を示す図である。この衛星デジタル放送システムは、放送局10、放送衛星局11、アンテナ20、管理装置100、テレビ受信装置200およびICカード300を有する。
放送局10から放送衛星局11への通信は、無線による上りリンク通信である。放送衛星局11からアンテナ20への通信は、無線による下りリンク通信である。放送局10と管理装置100との間は、有線または無線のネットワークで接続される。アンテナ20とテレビ受信装置200との間は、有線の通信路で接続される。ICカード300は、テレビ受信装置200に挿入され、テレビ受信装置200と所定のインタフェースを介して物理的に接続される。
放送局10は、画像や音声等を含む有料コンテンツの配信を行う通信装置である。放送局10は、有料コンテンツのデータを、スクランブル鍵を用いてスクランブル処理して送信する。また、放送局10は、受信契約を締結したユーザの所有するテレビ受信装置200およびICカード300を用いて、有料コンテンツを閲覧可能とするための限定受信情報を送信する。
ここで、限定受信情報とは、有料コンテンツの復号用データであり、ECMやEMMを含む情報である。ユーザは、ICカード300に予め付与された所定のIDにより管理される。管理の実施は、図示しないICカード管理センタによって行われる。このICカード管理センタで各ICカードのIDと各ICカードが所有するマスター鍵が一元的に管理される。すなわち、ECMは放送局10で生成される情報であるが、EMMのマスター鍵による暗号化処理は、放送局10の要求に応じてICカード管理センタにより行われ、その結果が放送局10に返信される。
なお、放送局10は、これらのデータをトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)パケットと呼ばれる所定のデータパケットで取得する。放送局10は、複数のTSパケットを多重化し、所定の誤り訂正符合化・変調処理等を施した無線信号を用いて放送衛星局11に送信する。ここで、TSパケットは、画像、音声およびコンテンツの管理情報等の内容に応じて生成されるデータパケットである。TSパケットは、各データの内容に応じたパケット識別子(PID:Packet ID)により区別される。受信側では、PIDによりTSパケットに含まれるデータを識別することができる。
放送衛星局11は、放送局10から取得する信号を所定の放送波に対応付けて地上に配信する通信装置である。
アンテナ20は、放送衛星局11から配信される放送波を受信する受信装置である。
管理装置100は、テレビ受信装置200とICカード300の対応付けを管理する情報処理装置である。管理装置100は、上記の通信鍵をテレビ受信装置200とICカード300の組み合わせに対応付けて生成し、管理する。そして、管理装置100は、この通信鍵をテレビ受信装置200およびICカード300それぞれが所有する固有鍵により暗号化し、暗号化した通信鍵を含むTSパケットを生成して放送局10に送信する。なお、管理装置100の設置場所は、上記のICカード管理センタ内でもよいし、放送局10の内部でもよい。
テレビ受信装置200は、アンテナ20からの信号を受信する受信装置である。テレビ受信装置200は、受信した放送波に含まれるコンテンツを再生する。また、テレビ受信装置200は、放送波に含まれて配信される自装置宛の通信鍵およびICカード300宛の通信鍵を取得する。そして、取得した通信鍵を自装置の固有鍵により復号して保持する。また、テレビ受信装置200は、ICカード300宛の通信鍵を受信するとICカード300に送信する。
ICカード300は、限定受信情報からスクランブル鍵を復号する限定受信用装置である。ICカード300は、CASカードとも呼ばれる。ICカード300は、テレビ受信装置200から取得する通信鍵を自装置の固有鍵により復号して保持する。
また、テレビ受信装置200は、放送局10からスクランブル処理された有料コンテンツのデータおよびスクランブルを解除するための限定受信情報を受信する。そして、テレビ受信装置200とICカード300とに共通に配布された通信鍵により、テレビ受信装置200とICカード300との間で送受信される限定受信情報等が暗号化される。
以下では、このような管理装置100、テレビ受信装置200およびICカード300の各構成に関して説明する。
図3は、管理装置のハードウェア構成を示す図である。管理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス106を介してROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104および通信インタフェース105が接続されている。
ROM102には、管理装置100上のBIOS(Basic Input / Output System)のプログラム等が格納される。
RAM103には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションソフト(以下、アプリケーションという)のプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM103には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
HDD104は、データを記憶するためのディスク装置である。HDD104には、OSのプログラムやアプリケーションのプログラムが格納される。また、HDD104には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
通信インタフェース105は、有線または無線のネットワークに接続されている。通信インタフェース105は、ネットワークを介して、放送局10や他の情報処理装置との間でデータの送受信を行う。
図4は、テレビ受信装置およびICカードのハードウェア構成を示す図である。テレビ受信装置200は、CPU201によって装置全体が制御されている。CPU201には、バス209を介してROM202、RAM203、NVRAM(Non Volatile RAM)204、チューナー205、復調器206、デコーダ207、ICカード用インタフェース208、画像出力インタフェース208aおよび音声出力インタフェース208bが接続されている。
ROM202には、テレビ受信装置200上のBIOSのプログラム等が格納される。
RAM203には、CPU101に実行させるOSのプログラムやアプリケーションのプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM203には、CPU201による処理に必要な各種データが格納される。
NVRAM204は、データを記憶するための不揮発性の記憶装置である。NVRAM204には、テレビ受信装置200上のOSのプログラムやアプリケーションのプログラムが格納される。また、NVRAM204には、暗号処理に用いる各種鍵のデータが格納される。
チューナー205は、アンテナ20と接続され、アンテナ20が受信するRF(Radio Frequency)帯の放送波を取得する。そして、チューナー205は、放送波に対し、所望のチャネルの周波数に同調およびベースバンド帯の周波数に周波数変換して、目的のチャネルのベースバンド信号を取得する。
復調器206は、チューナー205から取得するベースバンド信号を復調する。デコーダ207は、復調器206の復調結果を用いて誤り訂正復号処理や、スクランブル鍵によるスクランブル解除処理(デスクランブル処理)を実行し、コンテンツ再生処理を行う。
ICカード用インタフェース208は、テレビ受信装置200に挿入されるICカード300との間でデータの送受信を行う。
画像出力インタフェース208aは、デコーダ207で再生されるコンテンツの画像を、テレビ受信装置200の有する図示しないモニタに出力する。
音声出力インタフェース208bは、デコーダ207で再生されるコンテンツの音声を、テレビ受信装置200の有する図示しないスピーカーに出力する。
ICカード300は、CPU301によって装置全体が制御されている。CPU301には、バス306を介してROM302、RAM303、NVRAM304および通信インタフェース305が接続されている。
ROM302には、ICカード300上のBIOSのプログラム等が格納される。
RAM303には、ICカード300に実行させるOSのプログラムやアプリケーションのプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM303には、CPU301による処理に必要な各種データが格納される。
NVRAM304は、データを記憶するための不揮発性の記憶装置である。NVRAM304には、ICカード上のOSのプログラムやアプリケーションのプログラムが格納される。また、NVRAM304には、暗号処理に用いる各種鍵のデータが格納される。
通信インタフェース305は、テレビ受信装置200との間でデータの送受信を行う。
図5は、管理装置の機能を示す図である。管理装置100は、鍵管理情報記憶部110、PID管理情報記憶部120、制御部130、通信鍵生成部140、通信鍵暗号化部150、パケット生成部160および送信部170を有する。
鍵管理情報記憶部110は、テレビ受信装置200が所有する固有鍵およびICカード300が所有する固有鍵を各装置に対応付けて記憶する。これらの情報は、各装置の製造時等に予め格納される。また、鍵管理情報記憶部110は、テレビ受信装置200およびICカード300の組み合わせに対して生成された通信鍵を記憶する。
PID管理情報記憶部120は、送信データに応じてTSパケットに付与されるパケット識別子であるPIDを記憶する。
制御部130は、通信鍵生成部140および通信鍵暗号化部150の処理を制御する。制御部130は、テレビ受信装置200およびICカード300の対応付けを定義する情報の入力を受け付けると、この組み合わせに対する通信鍵の生成を通信鍵生成部140に指示する。また、制御部130は、通信鍵の配信のタイミングを制御しており、通信鍵暗号化部150に対して、所定のタイミングに基づいて通信鍵の配信を指示する。
通信鍵生成部140は、制御部130からの指示に基づいて、テレビ受信装置200およびICカード300の組み合わせに対する通信鍵を生成する。通信鍵生成部140は、生成した通信鍵を鍵管理情報記憶部110に格納する。
通信鍵暗号化部150は、制御部130からの指示に基づいて、鍵管理情報記憶部110に記憶されたテレビ受信装置200の固有鍵およびICカード300の固有鍵を取得する。更に、通信鍵暗号化部150は、鍵管理情報記憶部110に記憶されたテレビ受信装置200およびICカード300の組み合わせに対応する通信鍵を取得し、各装置の固有鍵により通信鍵を暗号化する。そして、通信鍵暗号化部150は、それぞれの固有鍵で暗号化した通信鍵をパケット生成部160に出力する。
パケット生成部160は、PID管理情報記憶部120に記憶されたPIDおよび通信鍵暗号化部150から取得する暗号化された通信鍵を用いて、通信鍵送信用のTSパケットを生成する。なお、TSパケットには、各通信鍵の宛先となる情報(例えば、各装置のID)も付与される。パケット生成部160は、生成したTSパケットを送信部170に出力する。
送信部170は、パケット生成部160から取得するTSパケットを放送局10に送信する。
図6は、テレビ受信装置の機能を示す図である。テレビ受信装置200は、固有鍵記憶部210、通信鍵記憶部220、受信部230、鍵抽出部240、鍵送信部245、鍵復号部250、限定受信情報抽出部260、暗号処理部270、通信部275、デコード部280および画像音声再生処理部290を有する。
固有鍵記憶部210は、製造時等に予めテレビ受信装置200に対応付けて一意に付与された固有鍵を記憶する。
通信鍵記憶部220は、放送波を介して管理装置100から取得する通信鍵を記憶する。
受信部230は、放送波を受信し、放送波に含まれるTSパケットのPIDから、各種コンテンツデータを含むTSパケットや通信鍵を含むTSパケットを取得する。受信部230は、取得した通信鍵用のTSパケットを鍵抽出部240に出力する。受信部230は、取得したコンテンツデータを含むTSパケットを限定受信情報抽出部260に出力する。
鍵抽出部240は、受信部230から取得する通信鍵用のTSパケットから、ICカード300宛の通信鍵のデータを抽出し、鍵送信部245に出力する。また、鍵抽出部240は、上記の通信鍵のデータから自装置宛の通信鍵のデータを抽出し、鍵復号部250に出力する。
鍵送信部245は、鍵抽出部240から取得する通信鍵のデータをICカード300に送信する。
鍵復号部250は、鍵抽出部240から取得する自装置宛の通信鍵のデータを固有鍵記憶部210に記憶された固有鍵を用いて復号し、復号した通信鍵を通信鍵記憶部220に格納する。
限定受信情報抽出部260は、受信部230から取得するコンテンツデータ用のTSパケットから限定受信情報を抽出する。限定受信情報抽出部260は、抽出した限定受信情報を暗号処理部270に出力する。また、限定受信情報抽出部260は、限定受信情報を除くデータをデコード部280に出力する。
暗号処理部270は、限定受信情報抽出部260から取得する限定受信情報を通信鍵記憶部220に記憶された通信鍵を用いて暗号化して、通信部275に出力する。また、暗号処理部270は、通信部275から取得する暗号化されたスクランブル鍵を通信鍵記憶部220に記憶された通信鍵を用いて復号して、デコード部280に出力する。
通信部275は、暗号処理部270から取得する暗号化された限定受信情報をICカード300に送信する。また、通信部275は、ICカード300により限定受信情報から抽出・暗号化されたスクランブル鍵を取得すると、このスクランブル鍵を暗号処理部270に出力する。
デコード部280は、限定受信情報抽出部260から取得するTSパケットのコンテンツデータおよび暗号処理部270から取得するスクランブル鍵を用いてコンテンツデータのデスクランブルを行い、再生データを生成する。デコード部280は、生成した再生データを画像音声再生処理部290に出力する。
画像音声再生処理部290は、デコード部280から取得する再生データに基づいて、画像や音声の再生処理を行う。
図7は、ICカードの機能を示す図である。ICカード300は、固有鍵記憶部310、通信鍵記憶部320、マスター鍵記憶部330、鍵受信部340、鍵復号部350、通信部360、暗号処理部370および限定受信情報復号部380を有する。
固有鍵記憶部310は、製造時等に予めICカード300に対応付けて一意に付与された固有鍵を記憶する。
通信鍵記憶部320は、テレビ受信装置200を介して取得する通信鍵を記憶する。
マスター鍵記憶部330は、製造時等に予めICカード300に対応付けて付与されたマスター鍵を記憶する。マスター鍵は、限定受信情報の復号に用いる鍵である。
鍵受信部340は、テレビ受信装置200からICカード300宛の通信鍵のデータを受信する。鍵受信部340は、受信した通信鍵のデータを鍵復号部350に出力する。
鍵復号部350は、鍵受信部340から取得する通信鍵のデータを固有鍵記憶部310に記憶された固有鍵を用いて復号し、復号した通信鍵を通信鍵記憶部320に格納する。
通信部360は、テレビ受信装置200から受信する暗号化された限定受信情報を暗号処理部370に出力する。また、通信部360は、暗号処理部370から取得する暗号化されたスクランブル鍵をテレビ受信装置200に送信する。
暗号処理部370は、通信部360から取得する暗号化された限定受信情報を通信鍵記憶部320に記憶された通信鍵を用いて復号し、復号した限定受信情報を限定受信情報復号部380に出力する。また、暗号処理部370は、限定受信情報復号部380から取得するスクランブル鍵を、通信鍵記憶部320に記憶された通信鍵を用いて暗号化して通信部360に出力する。
限定受信情報復号部380は、暗号処理部370から取得する限定受信情報のEMMに含まれるワーク鍵をマスター鍵記憶部330に記憶されたマスター鍵を用いて復号する。そして、限定受信情報復号部380は、EMCに含まれるスクランブル鍵をワーク鍵を用いて復号する。限定受信情報復号部380は、取得したスクランブル鍵を暗号処理部370に出力する。
図8は、通信鍵管理テーブルのデータ構造例を示す図である。通信鍵管理テーブル111は、鍵管理情報記憶部110に記憶される。通信鍵管理テーブル111には、No.を示す項目、ICカードIDを示す項目、テレビIDを示す項目および通信鍵を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が対応付けられて、1つの通信鍵に関する情報を構成する。
No.を示す項目には、項目番号を示す値が設定される。ICカードIDを示す項目には、ICカードのIDを示す情報が設定される。テレビIDを示す項目には、テレビ受信装置のIDを示す情報が設定される。通信鍵を示す項目には、ICカードIDおよびテレビIDの組み合わせに対応する通信鍵が設定される。
通信鍵管理テーブル111には、例えば、No.が“1”、ICカードIDが“IC−A”、テレビIDが“TV−A”、通信鍵が“通信鍵XA”という情報が設定される。これは、ICカードID“IC−A”であるICカード300とテレビID“TV−A”であるテレビ受信装置200の組み合わせに対する通信鍵が“通信鍵XA”であることを示している。
このようにして、テレビ受信装置とICカードの組み合わせ毎に生成した通信鍵を管理することができる。
図9は、ICカードの固有鍵管理テーブルのデータ構造例を示す図である。IC固有鍵管理テーブル112は、鍵管理情報記憶部110に記憶される。IC固有鍵管理テーブル112には、No.を示す項目、ICカードIDを示す項目および固有鍵を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が対応付けられて、1つのICカードに関する情報を構成する。
No.を示す項目には、項目番号を示す値が設定される。ICカードIDを示す項目には、ICカードのIDを示す情報が設定される。固有鍵を示す項目には、ICカードIDに対応するICカードが所有する固有鍵が設定される。
IC固有鍵管理テーブル112には、例えば、No.が“1”、ICカードIDが“IC−A”、固有鍵が“固有鍵IA”という情報が設定される。これは、ICカードID“IC−A”であるICカード300が所有する固有鍵が“固有鍵IA”であることを示している。
このようにして、ICカードの所有する固有鍵を管理することができる。
図10は、テレビ受信装置の固有鍵管理テーブルのデータ構造例を示す図である。TV固有鍵管理テーブル113は、鍵管理情報記憶部110に記憶される。TV固有鍵管理テーブル113には、No.を示す項目、テレビIDを示す項目および固有鍵を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が対応付けられて、1つのテレビ受信装置に関する情報を構成する。
No.を示す項目には、項目番号を示す値が設定される。テレビIDを示す項目には、テレビ受信装置のIDを示す情報が設定される。固有鍵を示す項目には、テレビIDに対するテレビ受信装置が所有する固有鍵が設定される。
TV固有鍵管理テーブル113には、例えば、No.が“1”、テレビIDが“TV−A”、固有鍵が“固有鍵DA”という情報が設定される。これは、テレビID“TV−A”であるテレビ受信装置200が所有する固有鍵が“固有鍵DA”であることを示している。
このようにして、テレビ受信装置の所有する固有鍵を管理することができる。
図11は、PID管理テーブルのデータ構造例を示す図である。PID管理テーブル121は、PID管理情報記憶部120に記憶される。PI管理テーブルには、PIDを示す項目およびデータ内容を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が対応付けられて、1つのPIDに関する情報を構成する。
PIDを示す項目には、PIDを示す値が設定される。データ内容を示す項目には、PIDに対するデータの内容を示す情報が設定される。
PID管理テーブル121には、例えば、PIDが“500”、データ内容が“通信鍵”という情報が設定される。これは、通信鍵を含むTSパケットがPID=500で配信されることを示している。
なお、このようなPID管理情報は、テレビ受信装置200も有しており、テレビ受信装置200は、TSパケットに含まれるPIDによりTSパケットのデータ内容を識別することができる。
図12は、管理装置が生成するTSパケットの構造例を示す図である。TSパケット161は、パケット生成部160により生成される。TSパケット161には、ヘッダ部161aおよびペイロード部161bが設けられている。ヘッダ部161aには、PIDを示す領域が含まれる。ペイロード部161bには、データを格納する領域が含まれる。パケット生成部160は、通信鍵送信用のTSパケット161に関し、ヘッダ部161aのPIDに500を設定する。そして、ペイロード部161bには、各装置の固有鍵で暗号化された通信鍵のデータを挿入する。
なお、通信鍵の送信方法は、このように新たに通信鍵送信用のPIDを設けて専用のTSパケットを生成して送信する方法に限らない。例えば、他の情報(映像や番組の管理情報)を送信するTSパケットに拡張ヘッダ部を設け、その拡張ヘッダ部に通信鍵のデータを挿入してもよい。
次に、以上のような構成を備える放送システムにおいて実行される処理の詳細を説明する。
まず、通信鍵の配布処理に関して説明する。
図13は、管理装置の通信鍵配布処理の手順を示すフローチャートである。以下、図13に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11]通信鍵暗号化部150は、鍵管理情報記憶部110を参照して各種鍵を取得し、暗号化処理を行う。まず、通信鍵暗号化部150は、通信鍵管理テーブル111から“通信鍵XA”を取得すると共に、IC固有鍵管理テーブル112から“固有鍵IA”およびTV固有鍵管理テーブル113から“固有鍵DA”を取得する。そして、通信鍵暗号化部150は、“通信鍵XA”を“固有鍵IA”を用いて暗号化して、“通信鍵XA−IA”を生成する。また、通信鍵暗号化部150は、“通信鍵XA”を“固有鍵DA”を用いて暗号化して“通信鍵XA−DA”を生成する。通信鍵暗号化部150は、生成した“通信鍵XA−IA”および“通信鍵XA−DA”をパケット生成部160に出力する。ここで、“通信鍵XA−IA”および“通信鍵XA−DA”は、暗号化されているため鍵の機能を有していない。
[ステップS12]パケット生成部160は、PID管理情報記憶部120に記憶されたPID管理テーブル121および通信鍵暗号化部150から取得するデータを用いて、送信用のTSパケットを生成する。パケット生成部160は、生成したTSパケットを送信部170に出力する。
[ステップS13]送信部170は、パケット生成部160から取得するTSパケットを放送局10に送信する。
[ステップS14]放送局10は、送信部170から取得するTSパケットに所定の符合化・変調処理を施し、他のTSパケットとの多重化を行って、放送衛星局11を介して配信する。
このようにして、管理装置100は、通信鍵を受信側装置の組み合わせに対応した固有鍵を用いて暗号化して配信する。
なお、ここで示した通信鍵配布処理は、制御部130によって実行のタイミングが制御される。テレビ受信装置200やICカード300では、一度通信鍵を取得すれば、各装置が有する不揮発性の記憶部に格納して以後利用し続けることが可能であるため、常に通信鍵の配布を行う必要はない。このため、実行のタイミングとしては、例えば、ユーザがテレビ受信装置200およびICカード300を取得した直後の所定の期間中(1週間等)に、所定の周期で間欠送信する。また、取得直後には、密な周期で実行し、一定時間経過後には疎な周期で実行するようにしてもよい。これにより、通信鍵配布による無線リソースの圧迫を抑止することができる。
図14は、テレビ受信装置の通信鍵取得処理の手順を示すフローチャートである。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS21]受信部230は、放送波を介して通信鍵用のTSパケット(PID=500のTSパケット)を受信する。受信部230は、受信した通信鍵用のTSパケットを鍵抽出部240に出力する。
[ステップS22]鍵抽出部240は、受信部230から取得するTSパケットに含まれる通信鍵を抽出する。
[ステップS23]鍵抽出部240は、抽出した暗号化された通信鍵が自装置宛、すなわち“通信鍵XA−DA”であるか否かを判定する。“通信鍵XA−DA”である場合、鍵抽出部240は抽出した“通信鍵XA−DA”を鍵復号部250に出力して処理がステップS24に移される。“通信鍵XA−DA”でない場合、処理がステップS26に移される。
[ステップS24]鍵復号部250は、鍵抽出部240から取得する“通信鍵XA−DA”を固有鍵記憶部210に記憶された“固有鍵DA”を用いて復号し、“通信鍵XA”を取得する。
[ステップS25]鍵復号部250は、取得した“通信鍵XA”を通信鍵記憶部220に格納する。
[ステップS26]鍵抽出部240は、抽出した暗号化された通信鍵が自装置に接続されたICカード300宛、すなわち“通信鍵XA−IA”であるか否かを判定する。“通信鍵XA−IA”である場合、鍵抽出部240は、抽出した“通信鍵XA−IA”を鍵送信部245に出力して処理がステップS27に移される。“通信鍵XA−IA”でない場合、処理がステップS22に移される。なお、テレビ受信装置200は、自装置に挿入されたICカード300のIDを予め取得しており、このIDにより判定を行うことができる。
[ステップS27]鍵送信部245は、鍵抽出部240から取得する“通信鍵XA−IA”をICカード300に送信する。
[ステップS28]ICカード300は、鍵送信部245から取得する“通信鍵XA−IA”に基づいて、通信鍵取得処理を実行する。
このようにして、テレビ受信装置200による“通信鍵XA”の取得処理が実行される。
次に、上記ステップS28の処理に関して詳細に説明する。
図15は、ICカードの通信鍵取得処理の手順を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、以下に示す処理は、上記ステップS28で実行される処理を詳細に示した内容である。
[ステップS31]鍵受信部340は、テレビ受信装置200から“通信鍵XA−IA”を受信する。鍵受信部340は、受信した“通信鍵XA−IA”を鍵復号部350に出力する。
[ステップS32]鍵復号部350は、鍵受信部340から取得する“通信鍵XA−IA”を、固有鍵記憶部310に記憶された“固有鍵IA”を用いて復号し、“通信鍵XA”を取得する。
[ステップS33]鍵復号部350は、取得した“通信鍵XA”を通信鍵記憶部320に格納する。
このようにして、ICカード300による“通信鍵XA”の取得処理が実行される。
上記のテレビ受信装置200およびICカード300による通信鍵受信処理により、各装置が共通の“通信鍵XA”を取得することができる。この“通信鍵XA”は、各装置の所有する“固有鍵DA”および“固有鍵IA”で暗号化されて配信されるため、他の受信装置等で不正に利用されることを防止することができる。
次に、テレビ受信装置200およびICカード300による通信鍵受信後の有料コンテンツの受信処理に関して説明する。テレビ受信装置200およびICカード300は、管理装置100から配信される通信鍵を取得後に、限定受信情報を用いて配信される有料コンテンツを再生可能となる。
図16は、テレビ受信装置のコンテンツ受信処理の手順を示すフローチャートである。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS210]受信部230は、放送局10が放送衛星局11を介して配信する有料コンテンツおよび有料コンテンツのスクランブルを解除するための限定受信情報を含むTSパケットを受信する。受信部230は、受信したTSパケットを限定受信情報抽出部260に出力する。
[ステップS220]限定受信情報抽出部260は、受信部230から取得するTSパケットに含まれる限定受信情報を抽出する。限定受信情報抽出部260は、抽出した限定受信情報を暗号処理部270に出力する。また、限定受信情報抽出部260は、TSパケットに含まれるコンテンツデータをデコード部280に出力する。
[ステップS230]暗号処理部270は、限定受信情報抽出部260から取得する限定受信情報を、通信鍵記憶部220に記憶された“通信鍵XA”を用いて暗号化し、限定受信情報e1を生成する。ここで、“e”は、“通信鍵XA”を用いて暗号化されていること(Encrypted)を示す。暗号処理部270は、生成した限定受信情報e1を通信部275に出力する。
[ステップS240]通信部275は、暗号処理部270から取得する限定受信情報e1をICカード300に送信する。
[ステップS250]ICカード300は、通信部275から取得する限定受信情報e1に基づいてスクランブル鍵を復号し、復号したスクランブル鍵を“通信鍵XA”で暗号化したスクランブル鍵e2を通信部275に送信する。
[ステップS260]通信部275は、ICカード300から取得するスクランブル鍵e2を暗号処理部270に出力する。
[ステップS270]暗号処理部270は、通信鍵記憶部220に記憶された“通信鍵XA”を用いてスクランブル鍵e2を復号し、スクランブル鍵を取得する。暗号処理部270は、取得したスクランブル鍵をデコード部280に出力する。
[ステップS280]デコード部280は、限定受信情報抽出部260から取得するコンテンツデータおよび暗号処理部270から取得するスクランブル鍵を用いてコンテンツデータのデスクランブルを行い、再生データを生成する。デコード部280は、生成した再生データを画像音声再生処理部290に出力する。
[ステップS290]画像音声再生処理部290は、デコード部280から取得する再生データに基づいて、画像や音声の再生処理を行う。
このようにして、テレビ受信装置200は、ICカード300と共通の“通信鍵XA”を用いて通信し、コンテンツ受信処理を行いコンテンツを再生することができる。
次に、上記ステップS250の処理に関して詳細に説明する。
図17は、ICカードの限定受信情報復号処理の手順を示すフローチャートである。以下、図17に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、以下に示す処理は、上記ステップS250で実行される処理を詳細に示した内容である。
[ステップS310]通信部360は、テレビ受信装置200から受信する限定受信情報e1を暗号処理部370に出力する。
[ステップS320]暗号処理部370は、通信部360から取得する限定受信情報e1を通信鍵記憶部320に記憶された“通信鍵XA”を用いて復号し、限定受信情報を取得する。暗号処理部370は、取得した限定受信情報を限定受信情報復号部380に出力する。
[ステップS330]限定受信情報復号部380は、暗号処理部370から取得する限定受信情報からEMMを抽出する。そして、限定受信情報復号部380は、EMMに含まれる暗号化されたワーク鍵をマスター鍵記憶部330に記憶されたマスター鍵を用いて復号する。
[ステップS340]限定受信情報復号部380は、限定受信情報からEMCを抽出する。そして、限定受信情報復号部380は、EMCに含まれる暗号化されたスクランブル鍵を、上記ステップS330で取得したワーク鍵を用いて復号する。限定受信情報復号部380は、復号したスクランブル鍵を暗号処理部370に出力する。
[ステップS350]暗号処理部370は、限定受信情報復号部380から取得するスクランブル鍵を通信鍵記憶部320に記憶された通信鍵を用いて暗号化し、スクランブル鍵e2を生成する。暗号処理部370は、生成したスクランブル鍵e2を通信部360に出力する。
[ステップS360]通信部360は、暗号処理部370から取得するスクランブル鍵e2をテレビ受信装置200に送信する。
このようにして、ICカード300は、テレビ受信装置200と共通の“通信鍵XA”を用いて通信を行うことができる。
図18は、テレビ受信装置とICカードの紐付けを示す第1の模式図である。テレビ受信装置200aは、テレビ受信装置200と同様の機能を備えた受信装置である。テレビ受信装置200aは、ICカード300と利用可能な組み合わせとして通信鍵管理テーブル111に登録されていない。すなわち、テレビ受信装置200aとICカード300とは、共通の通信鍵を所有していない。このため、テレビ受信装置200aがICカード300に送信するデータを、ICカード300では復号することができず通信を行うことができない。このように、管理装置100側で受信側装置であるテレビ受信装置とICカードの利用可能な組み合わせを限定することができる。これにより、ICカード300の不正な転用を防止することができる。
図19は、テレビ受信装置とICカードの紐付けを示す第2の模式図である。テレビ受信装置200bは、テレビ受信装置200と同様の機能を備えた受信装置である。テレビ受信装置200bは、ICカード300と利用可能な組み合わせとして、テレビ受信装置200と同様に通信鍵管理テーブル111に登録されている。すなわち、通信鍵管理テーブル111に、テレビ受信装置200bのテレビID(TV−ID)“TV−C”とICカード300のICカードID(IC−ID)“IC−A”が対応付けて登録されており、この組み合わせに対して通信鍵“通信鍵XA”が登録されている。これにより、テレビ受信装置200bは、ICカード300と共通の“通信鍵XA”を所有することになる。このため、ICカード300は、テレビ受信装置200に加えて、テレビ受信装置200bとも通信が可能となる。
このように、1つのICカード300を複数のテレビ受信装置200,200bに対応付けて管理装置100で管理することにより、それぞれの組み合わせでの利用も可能である。また、1つのテレビ受信装置に複数のICカードを対応付けて、それぞれの組み合わせで利用可能とすることも可能である。利用可能な組み合わせの追加は、ユーザからの申請の都度、通信鍵管理テーブル111を更新することで行われる。
上記で説明したように、本実施の形態の衛星デジタル放送システムによれば、テレビ受信装置200とICカード300の間の通信が、各装置が共通に所有する通信鍵によって暗号化される。すなわち、管理装置100に登録されていない限り、テレビ受信装置200と他のICカード、または、他のテレビ受信装置とICカード300との間の通信が不可能となる。
これにより、利用可能なテレビ受信装置とICカードの組み合わせを限定することができる。このため、不正に製造されたテレビ受信装置へのICカードの転用を防止することができる。また、上記の効果を放送波による一方向通信により実現することができるため、新たな通信経路(例えば、IP網等の双方向通信可能な経路)の構築が不要であるという利点もある。
なお、衛星デジタル放送システムを例に挙げて説明したが、例えば、地上デジタル放送システムに本実施の形態を適用することも可能である。
以上、本件の放送システム、管理装置、放送受信装置および限定受信用装置を図示の実施の形態に基づいて説明したが、これらに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
以上、説明した実施の形態の主な技術的特徴は、以下の付記の通りである。
(付記1) 放送受信装置が所有する第1の固有鍵と、限定受信用装置が所有する第2の固有鍵と、前記放送受信装置と前記限定受信用装置の組み合わせ毎に割り当てられた鍵とを、鍵情報記憶部に記憶し、前記鍵を前記第1の固有鍵または前記第2の固有鍵により暗号化して送信する管理装置と、
放送波を介して暗号化された前記鍵を受信し、前記第1の固有鍵により暗号化された前記鍵を当該第1の固有鍵により復号し、前記鍵により、放送局から受信したコンテンツ復号用の暗号化データを更に暗号化して暗号化通信データを生成して前記限定受信用装置に送信する前記放送受信装置と、
前記放送受信装置を介して前記第2の固有鍵により暗号化された前記鍵を受信し、前記鍵を前記第2の固有鍵により復号し、前記暗号化通信データを前記鍵により復号し、前記暗号化データを復号してコンテンツ復号用データを生成し、前記コンテンツ復号用データを前記鍵により再び暗号化して前記放送受信装置に送信する前記限定受信用装置と、
を有することを特徴とする放送システム。
(付記2) 前記管理装置は、前記暗号化された鍵を所定の期間中にのみ所定の周期で間欠送信することを特徴とする付記1記載の放送システム。
(付記3) 前記管理装置は、前記暗号化された鍵を用いて当該鍵の送信専用のトランスポートストリームパケットを生成して送信し、
前記放送受信装置は、前記放送波を介して受信した前記トランスポートストリームパケットに基づいて前記暗号化された鍵を取得する、
ことを特徴とする付記1記載の放送システム。
(付記4) 前記管理装置は、前記暗号化された鍵を所定のトランスポートストリームパケットに設けられた所定の拡張領域に挿入して当該トランスポートストリームパケットを送信し、
前記放送受信装置は、前記放送波を介して受信した前記トランスポートストリームパケットに基づいて前記暗号化された鍵を取得する、
ことを特徴とする付記1記載の放送システム。
(付記5) 前記管理装置は、1つの限定受信用装置と複数の放送受信装置それぞれとの複数の組み合わせに同一の鍵を割り当てることを特徴とする付記1記載の放送システム。
(付記6) 放送受信装置が所有する第1の固有鍵と、限定受信用装置が所有する第2の固有鍵と、前記放送受信装置と前記限定受信用装置の組み合わせ毎に割り当てられた鍵とを記憶する鍵情報記憶部と、
前記鍵情報記憶部を参照し、前記鍵を前記第1の固有鍵または前記第2の固有鍵により暗号化する暗号化部と、
前記暗号化部により暗号化された前記鍵を前記放送受信装置に送信する送信部と、
を有することを特徴とする管理装置。
(付記7) コンテンツ復号用の暗号化データの復号を行う限定受信用装置と接続され、放送局が配信するコンテンツ復号用の暗号化データを受信する放送受信装置であって、
放送波を介して自装置が所有する固有鍵により暗号化された鍵を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記暗号化された鍵を前記固有鍵により復号する復号部と、
前記復号部が復号した前記鍵を用いて、前記放送局から受信した前記暗号化データを更に暗号化して暗号化通信データを生成する暗号処理部と、
前記暗号処理部が生成した前記暗号化通信データを前記限定受信用装置に送信する送信部と、
を有することを特徴とする放送受信装置。
(付記8) 放送局が配信するコンテンツ復号用の暗号化データを受信する放送受信装置と接続され、前記放送受信装置を介して前記暗号化データを受信する限定受信用装置であって、
前記放送受信装置から自装置が所有する固有鍵により暗号化された鍵を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記暗号化された鍵を前記固有鍵により復号する復号部と、
前記放送受信装置から前記暗号化データを更に暗号化した暗号化通信データを取得すると、前記暗号化通信データを前記復号部が復号した前記鍵により復号し、前記暗号化データを復号してコンテンツ復号用のデータを生成する暗号処理部と、
前記暗号処理部が生成した前記コンテンツ復号用のデータを前記復号部が復号した前記鍵により再び暗号化して前記放送受信装置に送信する送信部と、
を有することを特徴とする限定受信用装置。
(付記9) 管理装置側で、
暗号化部が、放送受信装置と限定受信用装置の組み合わせ毎に割り当てられた鍵を、前記放送受信装置が所有する第1の固有鍵または前記限定受信用装置が所有する第2の固有鍵により暗号化し、
送信部が、前記暗号化部が暗号化した前記鍵を送信し、
前記放送受信装置側で、
第1の復号部が、放送波を介して受信した前記第1の固有鍵により暗号化された前記鍵を当該第1の固有鍵により復号し、
前記限定受信用装置において、
第2の復号部が、前記放送受信装置を介して受信した前記第2の固有鍵により暗号化された前記鍵を当該第2の固有鍵により復号し、
前記放送受信装置側で、
第1の暗号処理部が、前記第1の復号部が復号した前記鍵により、放送局から受信したコンテンツ復号用の暗号化データを更に暗号化して暗号化通信データを生成して前記限定受信用装置に送信し、
前記限定受信用装置側で、
第2の暗号処理部が、前記放送受信装置から受信した前記暗号化通信データを前記第2の復号部が復号した前記鍵により復号し、前記暗号化データを復号してコンテンツ復号用データを生成し、前記コンテンツ復号用データを前記鍵により再び暗号化して前記放送受信装置に送信する、
ことを特徴とする通信方法。
放送システムの概要を示す図である。 衛星デジタル放送システムのシステム構成を示す図である。 管理装置のハードウェア構成を示す図である。 テレビ受信装置およびICカードのハードウェア構成を示す図である。 管理装置の機能を示す図である。 テレビ受信装置の機能を示す図である。 ICカードの機能を示す図である。 通信鍵管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 ICカードの固有鍵管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 テレビ受信装置の固有鍵管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 PID管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 管理装置が生成するTSパケットの構造例を示す図である。 管理装置の通信鍵配布処理の手順を示すフローチャートである。 テレビ受信装置の通信鍵取得処理の手順を示すフローチャートである。 ICカードの通信鍵取得処理の手順を示すフローチャートである。 テレビ受信装置のコンテンツ受信処理の手順を示すフローチャートである。 ICカードの限定受信情報復号処理の手順を示すフローチャートである。 テレビ受信装置とICカードの紐付けを示す第1の模式図である。 テレビ受信装置とICカードの紐付けを示す第2の模式図である。
符号の説明
1 管理装置
1a 鍵情報記憶部
1b 暗号化部
1c 送信部
2 放送受信装置
2a 鍵記憶部
2b アンテナ
2c 送受信部
2d 復号部
2e 暗号処理部
2f 通信部
3 限定受信用装置
3a 鍵記憶部
3b 受信部
3c 復号部
3d 暗号処理部
3e 通信部
5 放送局
K1,K2 暗号化鍵
D1 暗号化通信データ

Claims (8)

  1. 放送受信装置が所有する第1の固有鍵と、限定受信用装置が所有する第2の固有鍵と、前記放送受信装置と前記限定受信用装置の組み合わせ毎に割り当てられた鍵とを、鍵情報記憶部に記憶し、前記鍵を前記第1の固有鍵または前記第2の固有鍵により暗号化して送信する管理装置と、
    放送波を介して暗号化された前記鍵を受信し、前記第1の固有鍵により暗号化された前記鍵を当該第1の固有鍵により復号し、前記鍵により、放送局から受信したコンテンツ復号用の暗号化データを更に暗号化して暗号化通信データを生成して前記限定受信用装置に送信する前記放送受信装置と、
    前記放送受信装置を介して前記第2の固有鍵により暗号化された前記鍵を受信し、前記鍵を前記第2の固有鍵により復号し、前記暗号化通信データを前記鍵により復号し、前記暗号化データを復号してコンテンツ復号用データを生成し、前記コンテンツ復号用データを前記鍵により再び暗号化して前記放送受信装置に送信する前記限定受信用装置と、
    を有することを特徴とする放送システム。
  2. 前記管理装置は、前記暗号化された鍵を所定の期間中にのみ所定の周期で間欠送信することを特徴とする請求項1記載の放送システム。
  3. 前記管理装置は、前記暗号化された鍵を用いて当該鍵の送信専用のトランスポートストリームパケットを生成して送信し、
    前記放送受信装置は、前記放送波を介して受信した前記トランスポートストリームパケットに基づいて前記暗号化された鍵を取得する、
    ことを特徴とする請求項1記載の放送システム。
  4. 前記管理装置は、前記暗号化された鍵を所定のトランスポートストリームパケットに設けられた所定の拡張領域に挿入して当該トランスポートストリームパケットを送信し、
    前記放送受信装置は、前記放送波を介して受信した前記トランスポートストリームパケットに基づいて前記暗号化された鍵を取得する、
    ことを特徴とする請求項1記載の放送システム。
  5. 前記管理装置は、1つの限定受信用装置と複数の放送受信装置それぞれとの複数の組み合わせに同一の鍵を割り当てることを特徴とする請求項1記載の放送システム。
  6. 放送受信装置が所有する第1の固有鍵と、限定受信用装置が所有する第2の固有鍵と、前記放送受信装置と前記限定受信用装置の組み合わせ毎に割り当てられた鍵とを記憶する鍵情報記憶部と、
    前記鍵情報記憶部を参照し、前記鍵を前記第1の固有鍵または前記第2の固有鍵により暗号化する暗号化部と、
    前記暗号化部により暗号化された前記鍵を前記放送受信装置に送信する送信部と、
    を有することを特徴とする管理装置。
  7. コンテンツ復号用の暗号化データの復号を行う限定受信用装置と接続され、放送局が配信するコンテンツ復号用の暗号化データを受信する放送受信装置であって、
    放送波を介して自装置が所有する固有鍵により暗号化された鍵を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記暗号化された鍵を前記固有鍵により復号する復号部と、
    前記復号部が復号した前記鍵を用いて、前記放送局から受信した前記暗号化データを更に暗号化して暗号化通信データを生成する暗号処理部と、
    前記暗号処理部が生成した前記暗号化通信データを前記限定受信用装置に送信する送信部と、
    を有することを特徴とする放送受信装置。
  8. 放送局が配信するコンテンツ復号用の暗号化データを受信する放送受信装置と接続され、前記放送受信装置を介して前記暗号化データを受信する限定受信用装置であって、
    前記放送受信装置から自装置が所有する固有鍵により暗号化された鍵を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記暗号化された鍵を前記固有鍵により復号する復号部と、
    前記放送受信装置から前記暗号化データを更に暗号化した暗号化通信データを取得すると、前記暗号化通信データを前記復号部が復号した前記鍵により復号し、前記暗号化データを復号してコンテンツ復号用のデータを生成する暗号処理部と、
    前記暗号処理部が生成した前記コンテンツ復号用のデータを前記復号部が復号した前記鍵により再び暗号化して前記放送受信装置に送信する送信部と、
    を有することを特徴とする限定受信用装置。
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