JP2010039967A - Guiプログラム開発支援装置及び開発支援方法およびguiプログラム - Google Patents
Guiプログラム開発支援装置及び開発支援方法およびguiプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】操作性の良いGUIプログラムを効率よく開発する支援するGUIプログラム開発支援装置を提供する。
【解決手段】GUI部品の配置ルールや、配色ルール、ユーザ定義のGUI部品プロパティ設定ルールなどを定義した画面構成ルールを備える。さらに、GUIプログラムが備えるメニュー項目や、各メニュー項目のGUI画面の構造、フォーカス移動の方向を定義するGUI画面定義情報を用い、フォーカス移動の方向など操作手順に合わせてGUI部品の配置をルール化し、画面構成ルールへ追加する。生成した画面構成ルールに従ってGUIプログラムを構築する事で、操作性の高いGUI画面を効率よく生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】GUI部品の配置ルールや、配色ルール、ユーザ定義のGUI部品プロパティ設定ルールなどを定義した画面構成ルールを備える。さらに、GUIプログラムが備えるメニュー項目や、各メニュー項目のGUI画面の構造、フォーカス移動の方向を定義するGUI画面定義情報を用い、フォーカス移動の方向など操作手順に合わせてGUI部品の配置をルール化し、画面構成ルールへ追加する。生成した画面構成ルールに従ってGUIプログラムを構築する事で、操作性の高いGUI画面を効率よく生成する。
【選択図】 図1
Description
本発明はデジタルテレビなど組込み機器などへのグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)プログラムの開発に関する技術を提供する。
GUIプログラムなどの開発について、特許文献1、特許文献2に開示がある。
特許文献1には、システム上で動作するプログラムを自動生成することでプログラム開発者がGUI部分の開発に専念できるようにするという観点でGUIプログラムの開発を支援する方法が記載されている。
また、特許文献2には、GUI画面デザインの操作性を評価する方法が記載されている。しかしながら、特許文献1、2ともユーザの操作性を考慮し、操作画面にGUI部品を適切に配置したGUIプログラムの開発を支援する方法については考慮されていない。
本発明の目的は、配置するGUI部品の機能や操作手順などを基にGUI部品の配置ルールを定め、その配置ルールに従ってGUI部品を配置することで操作性の良いGUIプログラムを効率よく開発する支援する方法、そして、GUIプログラムを開発するにおいて支援する装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のGUIプログラム開発支援装置は、GUI部品の配置ルールや、配色ルール、ユーザ定義のGUI部品プロパティ設定ルールなどを定義した画面構成ルールを備える。
さらに、GUIプログラムが備えるメニュー項目や、各メニュー項目のGUI画面の構造、フォーカス移動の方向を定義するGUI画面定義情報を用い、フォーカス移動の方向など操作手順に合わせてGUI部品の配置をルール化し、画面構成ルールへ追加する。
本発明によれば、操作性の良いGUIプログラムを従来よりも効率よく開発可能とするものである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明にかかるGUIプログラム開発支援装置の実施例のシステム構成を示す図である。
100はGUIプログラム開発支援装置、105はGUIプログラム生成に使用するGUIルール、120はGUIプログラム開発支援装置100が生成するGUIプログラムである。
以下、各部について説明する。
最初に、GUI画面定義情報110について説明する。
GUI画面定義情報110はGUIの画面とその振る舞いを定義したもので、画面構造情報111と操作手順情報112と画面遷移情報113を含む。
図2はGUIプログラム開発支援装置100で生成するGUIプログラム120のGUI画面イメージを表す図である。ここでは2つの画面200と203を持つ例を示している。画面200と203は図3の画面構造情報111の画面IDに対応する。またGUI部品に割り当てている5桁の数字20001などは部品IDに対応する。
図3、図4を用いて画面構造情報111と操作手順情報112について説明する。
図3は画面構造情報111の一例を示したものである。
画面構造情報111は、「画面ID」、「グループID」、「親部品ID」、「Z軸順序」、「部品ID」、「部品名」、「グループ内順序」、「機能」などの情報を含む。
次に、各情報の意味を説明する。
・「画面ID」:GUI部品を配置する画面を一意に特定する識別子。
・「グループID」:GUI部品をグループ単位で扱う場合に指定する。同じグループに属するものには同じグループIDをつける。
・「親部品ID」:GUI部品が配置されている他のGUI部品を表す。
「−」はそのGUI部品を配置する親部品がないことを示す。
つまり、その画面で一番下のベースとなるGUI部品であることを表す。
・「Z軸順序」:同じ親部品の上に配置されるGUI部品のZ軸方向の重なりの順番を示す。値が大きいほど上に配置される。
・「部品ID」:GUI部品を一意に特定する識別子
・「グループ内順序」:同一グループ内でGUI部品を水平方向(X軸方向)、または、垂直方向(Y軸方向)に並べて配置する場合の配置の順番や、フォーカスが移動するときの順番を示す。
・「機能」:GUI部品に割当てた役割を示す。
・「画面ID」:GUI部品を配置する画面を一意に特定する識別子。
・「グループID」:GUI部品をグループ単位で扱う場合に指定する。同じグループに属するものには同じグループIDをつける。
・「親部品ID」:GUI部品が配置されている他のGUI部品を表す。
「−」はそのGUI部品を配置する親部品がないことを示す。
つまり、その画面で一番下のベースとなるGUI部品であることを表す。
・「Z軸順序」:同じ親部品の上に配置されるGUI部品のZ軸方向の重なりの順番を示す。値が大きいほど上に配置される。
・「部品ID」:GUI部品を一意に特定する識別子
・「グループ内順序」:同一グループ内でGUI部品を水平方向(X軸方向)、または、垂直方向(Y軸方向)に並べて配置する場合の配置の順番や、フォーカスが移動するときの順番を示す。
・「機能」:GUI部品に割当てた役割を示す。
図3の例では、GUI画面が画面ID「200」と画面ID「230」の2つのGUI画面を持っていることを表している。画面ID「200」の画面構造は、最下層の親部品が部品ID「20001」。その上にその他のGUI部品がすべて配置されている。
また、画面ID「200」にはGUI部品に3つのグループが指定されている。
グループID「2000」は部品ID「20003」、「20004」、「20005」の3つのGUI部品を持つ。
グループID「2001」は部品ID「20006」、「20007」、「20008」の3つのGUI部品を持つ。
グループID「2002」は部品ID「20009」、「200010」、「20011」の3つのGUI部品を持つ。
なお、画面構造情報111として各GUI部品にGUI部品に表示する文字列や、表示する文字列の配置位置(左揃え、中央、右揃え)などのプロパティ情報(以下、プロパティ)が設定される。ここでは、プロパティの「プロパティ名」とその設定値である「プロパティ値」は記載を省略している。
図4は操作手順情報112の一例を示したものである。
操作手順情報112は「操作ID」、「画面ID」、「グループID」、「部品ID」、「操作」、「内容」、「依存操作ID」などの情報を含む。
次に、各情報の意味を説明する。
・「操作ID」:定義された操作を識別する識別子。操作に依存関係があるときに使用する。
・「画面ID」:操作手順情報が適用される画面を示す。
「画面ID」だけ指定されている場合、その操作の内容が画面に配置されている全てのGUI部品に有効である。
・「グループID」:操作手順情報が適用されるGUI部品グループを示す。
「グループID」まで指定されている場合は、その操作の内容は指定された画面ID、グループIDに属するGUI部品に有効である。
・「部品ID」:操作手順情報が適用されるGUI部品を示す。
「部品ID」までが指定されている場合は、その操作の内容は指定された部品IDのGUI部品にだけ有効である。
・「操作」、「内容」:GUI部品になされる操作と操作の内容を定義する。操作に依存してGUI部品の表示状態を変更するような場合もここに記載する。
・「操作ID」:定義された操作を識別する識別子。操作に依存関係があるときに使用する。
・「画面ID」:操作手順情報が適用される画面を示す。
「画面ID」だけ指定されている場合、その操作の内容が画面に配置されている全てのGUI部品に有効である。
・「グループID」:操作手順情報が適用されるGUI部品グループを示す。
「グループID」まで指定されている場合は、その操作の内容は指定された画面ID、グループIDに属するGUI部品に有効である。
・「部品ID」:操作手順情報が適用されるGUI部品を示す。
「部品ID」までが指定されている場合は、その操作の内容は指定された部品IDのGUI部品にだけ有効である。
・「操作」、「内容」:GUI部品になされる操作と操作の内容を定義する。操作に依存してGUI部品の表示状態を変更するような場合もここに記載する。
フォーカス移動: フォーカスを移動する際の方向を指定する
(a)「垂直」:グループ内のGUI部品を垂直方向にフォーカスが移動することを表す。端のGUI部品にフォーカスが移動すると次は、反対側の端のGUI部品にフォーカスが移動する。
(b)「垂直_停止」:垂直方向のフォーカス移動で、端のGUI部品にフォーカスが移動するとそこでフォーカスが止まる。
(c)「水平」:水平方向にフォーカスが移動することを表す。端のGUI部品にフォーカスが移動すると次は、反対側の端のGUI部品にフォーカスが移動する。
(d)「水平_停止」::水平方向のフォーカス移動で、端のGUI部品にフォーカスが移動するとそこでフォーカスが止まる。
(e)「四方」:グループ内のGUI部品を水平方向と垂直方向にフォーカスが移動することを表す。端のGUI部品にフォーカスが移動すると次は、反対側の端のGUI部品にフォーカスが移動する。
(f)「四方_停止」:グループ内のGUI部品を水平方向と垂直方向にフォーカスが移動することを表す。端のGUI部品にフォーカスが移動するとそこでフォーカスが止まる。
・「依存操作ID」:「操作」に記載した「内容」を実行するとき、他の操作定義に依存する場合、依存する操作の「操作ID」を記載する。「依存操作ID」が記入された操作は「依存操作ID」に記入された操作内容に依存する。
(a)「垂直」:グループ内のGUI部品を垂直方向にフォーカスが移動することを表す。端のGUI部品にフォーカスが移動すると次は、反対側の端のGUI部品にフォーカスが移動する。
(b)「垂直_停止」:垂直方向のフォーカス移動で、端のGUI部品にフォーカスが移動するとそこでフォーカスが止まる。
(c)「水平」:水平方向にフォーカスが移動することを表す。端のGUI部品にフォーカスが移動すると次は、反対側の端のGUI部品にフォーカスが移動する。
(d)「水平_停止」::水平方向のフォーカス移動で、端のGUI部品にフォーカスが移動するとそこでフォーカスが止まる。
(e)「四方」:グループ内のGUI部品を水平方向と垂直方向にフォーカスが移動することを表す。端のGUI部品にフォーカスが移動すると次は、反対側の端のGUI部品にフォーカスが移動する。
(f)「四方_停止」:グループ内のGUI部品を水平方向と垂直方向にフォーカスが移動することを表す。端のGUI部品にフォーカスが移動するとそこでフォーカスが止まる。
・「依存操作ID」:「操作」に記載した「内容」を実行するとき、他の操作定義に依存する場合、依存する操作の「操作ID」を記載する。「依存操作ID」が記入された操作は「依存操作ID」に記入された操作内容に依存する。
図4の例では操作ID「1」の操作で、画面ID「200」のグループID「2000」のGUI部品に「フォーカス移動方向」操作として「垂直_停止」が指定されている。すなわち部品ID「20003」「20004」「20005」に「垂直_停止」のフォーカスが設定されていることを示す。フォーカスはグループ内順序に従って「20003」→「20004」→「20005」、あるいは、「20005」→「20004」→「20003」と移動する。
操作ID「2」の操作「配置」は操作ID「1」に依存すると定義している。画面ID「200」のグループID「2001」のGUI部品の配置を操作ID「2」で指定された「フォーカス移動方向」に依存して定める。「水平*」の場合はグループID「2001」のGUI部品の上端が揃うように水平に配置する。その時の基準座標は(SX, SY)であることを示す。
操作ID「3」の操作「アイコン選択」も操作ID「1」に依存すると定義している。すなわちGUI部品「20009」に設定するアイコンイメージは画面ID「200」のグループID「2001」のGUI部品に指定された「フォーカス移動方向」に依存して定まることを指定している。「フォーカス移動方向」が「水平*」の場合はHorizontal_icon.pngアイコンイメージ、「垂直*」の場合はVertical_icon.pngアイコンイメージ、「四方*」の場合は4direction_icon.pngアイコンイメージを設定することを示している。なお、「水平*」は内容が「水平」で始まる内容が指定されていれば良いことを表している。
次に、図1を用いて、GUIプログラム開発支援装置100について説明する。
GUIプログラム開発支援装置100は、配置ルール生成手段101、画面構成生成手段102、GUIプログラム生成手段103、記憶手段104で構成する。
配置ルール生成手段101は画面構造情報111と操作手順情報112から画面ID毎に固有の画面構成ルール108を生成する手段である。生成した画面構成ルールは記憶手段104に記憶する。
画面構成生成手段102は画面構造情報111と画面構成ルール108、GUIルール105の情報を用いて画面ID毎に画面構成情報106を生成する手段である。生成した画面構成情報106は記憶手段104に記憶する。
GUIプログラム手段103は画面構成生成手段102が生成した画面構成情報106に従って、GUI画面にGUI部品を配置し、各GUI部品にプロパティを設定するコードを生成することでGUI画面を表示するGUIプログラムを生成する手段である。
記憶手段104には、GUIルール105、画面構成ルール108、画面構成情報106、および、GUI部品ライブラリ107を記憶する。
図5はGUIルール105の一例である。
GUIルール105は「ルールID」、「ルール適用条件」、「適用プロパティ」、「内容」の情報を含む。
次に、各情報の意味を説明する。
・「ルールID」:画面構成ルール識別するIDである。
・「ルール適用条件」:ルールが適用される条件である。
ルール適用条件は、画面構造情報の要素(画面IDなど)やGUI部品のプロパティなどを指定し、その内容が条件に一致するときに適用される。
・「適用プロパティ」:ルールの適用によって、設定されるプロパティ名を示す。
・「内容」:ルールの適用によって、設定されるプロパティの値を示す。
・「ルールID」:画面構成ルール識別するIDである。
・「ルール適用条件」:ルールが適用される条件である。
ルール適用条件は、画面構造情報の要素(画面IDなど)やGUI部品のプロパティなどを指定し、その内容が条件に一致するときに適用される。
・「適用プロパティ」:ルールの適用によって、設定されるプロパティ名を示す。
・「内容」:ルールの適用によって、設定されるプロパティの値を示す。
図5の例では、ルールID「1」で機能が決定のボタン部品のアイコンイメージをOk_icon.pngと定めている。ルールID「3」ではボタンGUI部品の大きさをDB_SIZE = (60,30)と定めている。
図6は配置ルール生成手段101が画面構造情報111と操作手順情報112から画面ID毎に生成する固有の画面構成ルール108の一例である。
画面構成ルール108は「画面ID」、「グループID」、「ルール適用対象部品ID」、「ルール内容」の情報を含む。
次に、各情報の意味を説明する。
・「画面ID」:画面構成ルール108を適用する画面のIDである。
・「グループID」:画面構成ルール108を適用するGUI部品に設定されたグループIDである。設定されていない場合は空欄となる。
・「ルール適用対象部品ID」:画面構成ルール108を適用するGUI部品の部品IDの一覧である。
・「ルール内容」:「ルール適用対象部品ID」に列挙されたGUI部品に適用するルールである。ルールの決め方については、図7の処理フローを用いて以下に説明する。
・「画面ID」:画面構成ルール108を適用する画面のIDである。
・「グループID」:画面構成ルール108を適用するGUI部品に設定されたグループIDである。設定されていない場合は空欄となる。
・「ルール適用対象部品ID」:画面構成ルール108を適用するGUI部品の部品IDの一覧である。
・「ルール内容」:「ルール適用対象部品ID」に列挙されたGUI部品に適用するルールである。ルールの決め方については、図7の処理フローを用いて以下に説明する。
図7は配置ルール生成手段101が生成する固有の画面構成ルール108の生成処理フローである。処理フローを用いて、画面構成ルール108の生成処理について説明する。
・ステップ701
操作手順情報112を参照し、ルール生成対象画面に依存操作の定義が存在するか確認する。ある場合はステップ702へ進む。ない場合は処理を終了する。
・ステップ702
依存操作の指定されている操作に指定されている「画面ID」「グループID」「部品ID」、及び、画面構造情報111からルール適用対象となるGUI部品の部品IDを決定する。
図4の操作手順情報112の例では、依存操作IDが定義されている操作ID「2」にグループIDだけが指定されている。この場合、指定されたグループIDをGUI部品がすべてルール適用対象GUI部品となる。ルール適用対象GUI部品の部品IDは画面構造情報111(図3)を参照して20003、20004、20005であることがわかる。
・ステップ703
次に、適用するルール内容を決定する。
操作手順情報112ではルール内容は、依存操作IDのルール内容でルールを選択するよう条件が定めている。
図4の操作手順情報112の例では、依存操作ID「2」のルール内容が「垂直」なので、ルール内容は配置:右揃え、基準座標(SX,SY)となる。配置順序はグループ内順序なので。画面構造情報111(図3)を参照して20003、20004、20005の順となる。
・ステップ704
適用するルール内容を決定したら、画面構成ルール108に追加し、ステップ701に戻る。
・ステップ701
操作手順情報112を参照し、ルール生成対象画面に依存操作の定義が存在するか確認する。ある場合はステップ702へ進む。ない場合は処理を終了する。
・ステップ702
依存操作の指定されている操作に指定されている「画面ID」「グループID」「部品ID」、及び、画面構造情報111からルール適用対象となるGUI部品の部品IDを決定する。
図4の操作手順情報112の例では、依存操作IDが定義されている操作ID「2」にグループIDだけが指定されている。この場合、指定されたグループIDをGUI部品がすべてルール適用対象GUI部品となる。ルール適用対象GUI部品の部品IDは画面構造情報111(図3)を参照して20003、20004、20005であることがわかる。
・ステップ703
次に、適用するルール内容を決定する。
操作手順情報112ではルール内容は、依存操作IDのルール内容でルールを選択するよう条件が定めている。
図4の操作手順情報112の例では、依存操作ID「2」のルール内容が「垂直」なので、ルール内容は配置:右揃え、基準座標(SX,SY)となる。配置順序はグループ内順序なので。画面構造情報111(図3)を参照して20003、20004、20005の順となる。
・ステップ704
適用するルール内容を決定したら、画面構成ルール108に追加し、ステップ701に戻る。
図8は画面構成情報106の一例である。
画面構成情報106は画面構造情報111と画面構成ルール108、GUIルール105情報を用いて画面構成生成手段102によって生成される。画面構成情報106は、「画面ID」、「親部品ID」、「Z軸順序」、「部品ID」、「部品名」、「プロパティ」、「プロパティ値」などGUIプログラムを構成するGUI部品の設定に必要なすべての情報を含む。
次に、各情報の意味を説明する。
・「画面ID」:GUI部品を配置する画面のID
・「親部品ID」:GUI画面を配置される親部品のID
・「Z軸順序」:GUI部品を親部品に配置する時のZ軸方向順序(重なりの順序)
・「部品ID」:GUI部品を特定するID
・「部品名」:GUI部品をクラス名に対応づけるための名前。
使用言語毎に異なるGUI部品のクラスライブラリに依存しない名前を使うことで、画面構成情報106をどの言語にも共通に使えるようにする。
・「プロパティ」:GUI部品に値を設定するプロパティの名前
・「プロパティ値」:設定するプロパティの値
画面構成情報106には画面構造情報111に記載のGUI部品すべてを列挙するが、図8ではから一部のGUI部品について抜粋したものである。
・「画面ID」:GUI部品を配置する画面のID
・「親部品ID」:GUI画面を配置される親部品のID
・「Z軸順序」:GUI部品を親部品に配置する時のZ軸方向順序(重なりの順序)
・「部品ID」:GUI部品を特定するID
・「部品名」:GUI部品をクラス名に対応づけるための名前。
使用言語毎に異なるGUI部品のクラスライブラリに依存しない名前を使うことで、画面構成情報106をどの言語にも共通に使えるようにする。
・「プロパティ」:GUI部品に値を設定するプロパティの名前
・「プロパティ値」:設定するプロパティの値
画面構成情報106には画面構造情報111に記載のGUI部品すべてを列挙するが、図8ではから一部のGUI部品について抜粋したものである。
先にも述べたように、画面構成情報106は画面構造情報111と画面構成ルール108、GUIルール105情報を用いて画面構成生成手段102によって生成する。図8で部品ID20003のサイズプロパティはGUIルール105の情報で定義されるボタンサイズであり、20009のアイコンイメージプロパティは画面構成ルール108で定義されている。
GUIプログラム生成手段103は画面構成情報106を用いて、GUI画面を構成するプログラムを生成し、画面遷移情報113を用いて画面の遷移を制御するプログラムを生成する。なお、画面構成情報106、画面遷移情報113からのプログラムの生成方法については特に規定しない。
GUIプログラム生成手段103がプログラムを生成する際に、GUI部品のクラス名や、プロパティ設定メソッドはGUI部品ライブラリ107を参照して取得する。Java(登録商標)、C/C++(登録商標)、Basic(登録商標)などのGUI部品ライブラリを用意しておくことで、同じ画面構成情報106から複数のプログラム言語に対応したGUIプログラムを生成することが可能になる。
以上のように、本発明に関する実施例ではGUIルール105と、画面構成ルール108を定義し、GUI部品の配置、設定を規定する。これにより、生成するGUI画面や操作性を統一することができ、使いやすいプログラムを生成できる。また、画面構成ルール108はGUI画面定義情報110から生成するため、定義の変更があった場合も関連するGUI部品のプロパティの設定をすべて更新することができる。
定義の変更に際し、関連するGUI部品のプロパティの設定の更新などの対応が容易で、操作性のよいGUIプログラムを効率よく生成する効果がある。
図9は本発明の実施例2にかかるGUIプログラム開発支援装置のシステム構成を示す図である。
900は実施例2にかかるGUIプログラム開発支援装置、110はGUIプログラム生成に使用するGUI画面定義情報、120はGUIプログラム開発支援装置100が生成するGUIプログラムである。
GUIプログラム開発支援装置900は、配置ルール補正手段901、操作性評価手段902、画面構成生成手段102、GUIプログラム生成手段103、記憶手段104で構成する。
操作性評価手段902は所定の評価ルール(若しくは、評価基準)に従って、GUIプログラム生成手段103が生成したGUIプログラム120の操作性を評価する手段である。ここでは、評価の方法については特に規定しないが、操作手順情報112とGUI部品の配置位置の関連などから、GUIの操作のしやすさや操作の統一性、画面デザインの統一性などを評価する手段である。
図10はGUI画面評価基準の一例である。評価項目を設定し、項目毎に設定の一致、不一致で評価点をつけることで評価している。
図10は図2のGUI画面を評価している。
フォーカス移動方向の評価項目について、画面ID200と画面ID230との比較評価したところ、両者の画面では、フォーカス移動方向が不一致でマイナスの評価点が出ている。また、フォーカス移動方向の設定に依存してボタンレイアウト項目もマイナスの評価点が出ている。
配置ルール補正手段901は、評価指標を操作性評価手段902が生成した評価結果を用いて、評価値が所定の基準(この例では、各評価項目の評価点をプラスにする)を満たすように、画面構成ルール108、GUIルール105、あるいは、操作手順情報112を修正する機能を有する手段である。
図10の評価結果の場合は、マイナスの評価点のフォーカス移動方向を一致させる修正が必要となる。そこで、操作手順情報112の操作ID「4」のフォーカス移動方向を操作ID「1」に一致させることで評価値をプラス評価にする。
以上のように、本発明に関する実施例2では評価指標によりGUI画面の操作性、統一性を評価し、評価点が基準を満たすようにGUI画面定義や画面構成ルールを修正する。
これらによって、より操作性の高いGUI画面を構成することが可能であり、また、GUI画面はGUI画面定義情報や画面構成ルールから生成されるため、従来よりも効率のよいGUIプログラム開発を実現することができる。
100:GUIプログラム開発支援装置
101:配置ルール生成手段
102:画面構成生成手段
103:GUIプログラム生成手段
104:記憶手段
105:GUIルール
106:画面構成情報107:GUI部品ライブラリ
108:画面構成ルール
110:GUI画面定義情報
111:画面構造情報
112:操作手順情報
120:GUIプログラム
900:実施例2のGUIプログラム開発支援装置
901:配置ルール補正手段
902:操作性評価手段
101:配置ルール生成手段
102:画面構成生成手段
103:GUIプログラム生成手段
104:記憶手段
105:GUIルール
106:画面構成情報107:GUI部品ライブラリ
108:画面構成ルール
110:GUI画面定義情報
111:画面構造情報
112:操作手順情報
120:GUIプログラム
900:実施例2のGUIプログラム開発支援装置
901:配置ルール補正手段
902:操作性評価手段
Claims (8)
- GUI画面を構成するGUI部品の構成情報を含む画面構造情報と
少なくともフォーカスの移動方向を示すGUIの操作手順情報を含む操作手順情報と
を有するGUI画面定義情報を参照して、
操作手順を有する前記GUI部品を配置する画面構成ルールを生成する配置ルール生成手段と、
前記画面構造情報と前記画面構成ルールとを参照して、前記GUI部品の配置、サイズを少なくとも規定するプロパティ情報を含む画面構成情報を生成する画面構成生成手段と、
前記画面構成情報を参照してGUIプログラムを生成するGUIプログラム生成手段とを備えた
ことを特徴とするGUIプログラム開発支援装置。 - 請求項1に記載のGUIプログラム開発支援装置において、
配置ルール生成手段は操作方向に対応して操作ボタンの配置が定められた画面構成ルールを生成することを特徴とするGUIプログラム開発支援装置。 - 請求項1に記載のGUIプログラム開発支援装置において、
同じ役割をもつGUI部品は同じ画面構成ルールが生成されることを特徴とするGUIプログラム開発支援装置。 - GUI画面を構成するGUI部品の構成情報を含む画面構造情報と
少なくともフォーカスの移動方向を示すGUIの操作手順情報を含む操作手順情報と
を有するGUI画面定義情報を参照して、
操作手順を有する前記GUI部品を配置する画面構成ルールを生成する配置ルール生成手段と、
前記画面構造情報と前記画面構成ルールとを参照して、前記GUI部品の配置、サイズを少なくとも規定するプロパティ情報を含む画面構成情報を生成する画面構成生成手段と、
前記画面構成情報を参照してGUIプログラムを生成するGUIプログラム生成手段と
所定の評価基準に従ってGUIプログラム操作性を評価し、評価基準を満たさないGUI画面と、前記評価基準を満たさないGUI画面の生成に使用された前記画面構成情報、前記GUI画面定義情報から、評価基準を満たさない項目を示す情報を生成する操作性評価手段と、
前記評価基準を満たさない項目を示す情報が前記評価基準を満たすように修正する配置ルール補正手段と
を備えたことを特徴とするGUIプログラム開発支援装置。 - GUI画面を構成するGUI部品の構成情報を含む画面構造情報と
少なくともフォーカスの移動方向を示すGUIの操作手順情報を含む操作手順情報と
を有するGUI画面定義情報を参照して、
操作手順を有する前記GUI部品を配置する画面構成ルールを生成する配置ルール生成ステップと、
前記画面構造情報と前記画面構成ルールとを参照して、前記GUI部品の配置、サイズを少なくとも規定するプロパティ情報を含む画面構成情報を生成する画面構成生成ステップと、
前記画面構成情報を参照してGUIプログラムを生成するGUIプログラム生成ステップとを備えたことを特徴とするGUIプログラム開発支援方法。 - GUI画面を構成するGUI部品の構成情報を含む画面構造情報と
少なくともフォーカスの移動方向を示すGUIの操作手順情報を含む操作手順情報と
を有するGUI画面定義情報を参照して、
操作手順を有する前記GUI部品を配置する画面構成ルールを生成する配置ルール生成ステップと、
前記画面構造情報と前記画面構成ルールとを参照して、前記GUI部品の配置、サイズを少なくとも規定するプロパティ情報を含む画面構成情報を生成する画面構成生成ステップと、
前記画面構成情報を参照してGUIプログラムを生成するGUIプログラム生成ステップと
所定の評価基準に従ってGUIプログラム操作性を評価し、評価基準を満たさないGUI画面と、前記評価基準を満たさないGUI画面の生成に使用された前記画面構成情報、GUI画面定義情報から、評価基準を満たさない項目を示す情報を生成する操作性評価ステップと、
前記評価基準を満たさない項目を示す情報が前記評価基準を満たすように修正する配置ルール補正ステップと
を備えたことを特徴とするGUIプログラム開発支援方法。 - GUI画面を構成するGUI部品の構成情報を含む画面構造情報と
少なくともフォーカスの移動方向を示すGUIの操作手順情報を含む操作手順情報と
を有するGUI画面定義情報を参照して、
操作手順を有する前記GUI部品を配置する画面構成ルールを生成する配置ルール生成手段と、
前記画面構造情報と前記画面構成ルールとを参照して、前記GUI部品の配置、サイズを少なくとも規定するプロパティ情報を含む画面構成情報を生成する画面構成生成手段と、
前記画面構成情報を参照してGUIプログラムを生成するGUIプログラム生成手段と
を備えたGUIプログラム開発支援装置から生成されることを特徴とするGUIプログラム。 - GUI画面を構成するGUI部品の構成情報を含む画面構造情報と
少なくともフォーカスの移動方向を示すGUIの操作手順情報を含む操作手順情報と
を有するGUI画面定義情報を参照して、
操作手順を有する前記GUI部品を配置する画面構成ルールを生成する配置ルール生成手段と、
前記画面構造情報と前記画面構成ルールとを参照して、前記GUI部品の配置、サイズを少なくとも規定するプロパティ情報を含む画面構成情報を生成する画面構成生成手段と、
前記画面構成情報を参照してGUIプログラムを生成するGUIプログラム生成手段と
所定の評価基準に従ってGUIプログラム操作性を評価し、評価基準を満たさないGUI画面と、前記評価基準を満たさないGUI画面の生成に使用された前記画面構成情報、GUI画面定義情報から、評価基準を満たさない項目を示す情報を生成する操作性評価手段と、
前記評価基準を満たさない項目を示す情報が前記評価基準を満たすように修正する配置ルール補正手段と
を備えたGUIプログラム開発支援装置から生成されることを特徴とするGUIプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008205007A JP2010039967A (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | Guiプログラム開発支援装置及び開発支援方法およびguiプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008205007A JP2010039967A (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | Guiプログラム開発支援装置及び開発支援方法およびguiプログラム |
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ID=42012404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011107949A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Fujitsu Ltd | Gui部品制御プログラム,gui部品制御方法およびgui部品制御装置 |
CN102811385A (zh) * | 2012-08-24 | 2012-12-05 | 上海下一代广播电视网应用实验室有限公司 | 一种用于家庭智能电视网关的交互用户界面实现方法 |
WO2014122777A1 (ja) * | 2013-02-08 | 2014-08-14 | 三菱電機株式会社 | フォーカス移動制御装置 |
JP2016224923A (ja) * | 2015-04-29 | 2016-12-28 | リミテッド ライアビリティー カンパニー “1シー” | ユーザフォームインタフェースの自動生成の方法およびシステム |
-
2008
- 2008-08-08 JP JP2008205007A patent/JP2010039967A/ja active Pending
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