JP2010038457A - 蒸気質のモニタリング方法及び蒸気質のモニタリング装置 - Google Patents

蒸気質のモニタリング方法及び蒸気質のモニタリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 蒸気質のモニタリングに当たり、ボイラ側で蒸気圧力の変動が生じても、熱交換器出口側の凝縮水の流量を、コストをかけずに、かつ、作動トラブルも少ない状態で、確実に一定に保つことができる、蒸気質のモニタリング方法を提供する。
【解決手段】 ボイラからの蒸気を冷媒Cを用いて凝縮水Gにする熱交換器2と、この熱交換器2からの凝縮水Gの水質を計測する計測手段3とを用いて、ボイラで発生される蒸気中の不純物量を連続的にモニタリングする蒸気質のモニタリング方法であって、熱交換器2入口の蒸気Sの圧力を、ボイラによる圧力変動の影響を受けない一定圧に減圧するとともに、熱交換器2出口の凝縮水Gの流量が所定値になるように、この熱交換器2と計測手段3間の凝縮水ライン5に設けられた手動式の流量調整弁51の開度を手動により設定後、この流量調整弁51の開度を固定するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボイラからの蒸気を冷媒を用いて凝縮水にする熱交換器と、この熱交換器からの凝縮水の水質を計測する計測手段とを用いて、ボイラで発生される蒸気中の不純物量を連続的にモニタリングする蒸気質のモニタリング方法及び蒸気質モニタリング装置に関するものである。
蒸気の製品への直接吹き込みによる製品の加熱や殺菌作業の一般化と、小型貫流ボイラの普及に伴って、蒸気中の不純物量、すなわち、蒸気の質(品質)が問題となってきている。小型貫流ボイラ(JIS B8223では特殊循環ボイラと定義されている)は、比較的安価で使い勝手はよいが、気水分離器の能力が低く、発生した蒸気中に不純物を含み易いからである。このため、このような場合に、蒸気を連続的にサンプリングして、蒸気中の不純物量を常時監視し、蒸気の質が悪化した場合には、蒸気を使用しないようにする蒸気質モニタリング装置(特許文献1)が提案されている。
この蒸気質モニタリング装置100は、図2で示されるように、冷却水Cを用いて蒸気Sを冷却して、これを凝縮水Gにする熱交換器101と、熱交換器101から出た凝縮水G中の不純物量を計測する計測装置102とを有している。この蒸気質モニタリング装置100では、蒸気Sの質を精度良く計測するために、計測装置102に供給される凝縮水Gの流量を一定にする必要があるとともに、この凝縮水Gの温度を上限値以下の一定値にする必要がある。
このため、この蒸気質モニタリング装置100では、熱交換器101出口の凝縮水ラインに、流量計103と流量調整弁104とを設け、凝縮水Gの流量が一定になるように、制御部110を介して、流量調節弁104の開度を自動的にコントロールしている。また、この蒸気質モニタリング装置100では、熱交換器100に対する冷却水Cの供給ラインに温度調整弁105を設けるとともに、熱交換器101出口の凝縮水ラインに温度計106を設け、熱交換器101出口の凝縮水Gの温度が一定になるように、制御部110を介して、温度調整弁105の開度を自動的にコントロールしている。
特開2007−93128号公報
ところで、小型貫流ボイラで発生される蒸気の圧力は、例えば、0.6〜0.8MPaのように、一般的に約0.2MPaの幅で大きく振れ、この蒸気圧の変動に伴って、上記蒸気質モニタリング装置100に供給される蒸気Sの流量は変動する。ところが、上記蒸気質モニタリング装置100では、この蒸気Sの流量の変動を、凝縮水G側の流量調整弁104が充分にコントロールできない場合もあり、結果として、計測装置102側に流れる凝縮水Gの流量が不安定になって、一定になりにくいという問題があった。
また、上記蒸気質モニタリング装置100では、凝縮水Gの流量コントロールに、自動的に制御される高価な流量調整弁104や制御部110を使用しているので、装置がコスト高になってしまうという問題があるとともに、流量調整弁104の作動トラブルも少なくないという問題があった。このことは、凝縮水Gの温度を自動的にコントロールをする温度調整弁105に関しても同様のことがいえる。
この発明は、以上の点に鑑み、蒸気質のモニタリングに当たり、ボイラ側で蒸気圧力の変動が生じても、熱交換器出口の凝縮水の流量を、コストをかけずに、かつ、作動トラブルも少ない状態で、確実に一定に保つことができる、蒸気質のモニタリング方法及び蒸気質モニタリング装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、上記目的に加え、熱交換器出口の凝縮水の温度を、コストをかけずに、かつ、作動トラブルも生じさせることなく、上限値より小さい一定値に保つことができる、蒸気質のモニタリング方法及び蒸気質のモニタリング装置を提供することを目的とする。
この発明の請求項1記載の発明は、ボイラからの蒸気を冷媒を用いて凝縮水にする熱交換器と、この熱交換器からの前記凝縮水の水質を計測する計測手段とを用いて、前記ボイラで発生される蒸気中の不純物量を連続的にモニタリングする蒸気質のモニタリング方法であって、前記熱交換器入口の前記蒸気の圧力を、前記ボイラによる圧力変動の影響を受けない一定圧に減圧するとともに、前記熱交換器出口の前記凝縮水の流量が所定値になるように、この熱交換器と前記計測手段間の凝縮水ラインに設けられた手動式の流量調整弁の開度を手動により設定後、この流量調整弁の開度を固定するようにしたことを特徴とする。
この発明では、熱交換器入口の蒸気圧力は、ボイラによる圧力変動の影響を受けない一定圧まで減圧される。このため、熱交換器出口の凝縮水の圧力は一定となり、熱交換器出口の凝縮水の流量は、この凝縮水ラインに設けられた流量調整弁の開度によって定まることとなる。したがって、この凝縮水ラインに設けられた流量計の値を見つつ、これが所定値になるように、流量調整弁の開度を手動により設定した後、例えば、流量調整弁の開閉ハンドルを動かないようにロックするか又は取り外して、この流量調整弁の開度を固定することにより、熱交換器出口の凝縮水の流量を所定の一定値に定めることができる。
この発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の場合において、前記熱交換器に対する前記冷媒の供給ラインに、手動式の流量調整弁と電磁弁とを直列に配置した流量調整ユニットを並列に複数組設け、通常のモニタリング時には、前記熱交換器出口の冷媒温度が所定の設定値より小さくなるような量だけ、この熱交換器に前記冷媒を流すように、前記流量調整ユニット中の前記流量調整弁の開度を手動により設定後、この流量調整弁の開度を固定した1組目の前記流量調整ユニットのみを使用し、前記熱交換器出口の前記冷媒温度が前記設定値に達して、前記凝縮水の温度が上限値に近づく異常時には、前記1組目の流量調整ユニットに追加して、所定量だけ前記熱交換器に前記冷媒を流すように、前記流量調整ユニット中の流量調整弁の開度を手動により設定後、この流量調整弁の開度を固定するようにした残りの前記流量調整ユニットをも使用することを特徴とする。
この発明では、熱交換器出口の冷媒の温度が所定の設定値を超えると、熱交換器出口の凝縮水の温度が上限値に近づき好ましくないので、通常のモニタリング時には、1組目の流量調整ユニットを使用して、熱交換器出口の冷媒の温度が所定の設定値より小さくなるような一定の流量だけ、熱交換器に冷媒を流す。この場合、熱交換器出口の凝縮水の流量は一定であるので、蒸気が熱交換器に持ち込む熱量は、ボイラ側の蒸気圧の変動により僅かに変動するが、ほぼ一定と考えられる。このため、この発明では、1組目の流量調整ユニットを使用することにより、凝縮水の温度を一定に定めることができる。
また、この発明では、熱交換器出口の冷媒温度が何らかの原因によって設定値を超え、熱交換器出口の凝縮水の温度が上限値に近づく異常時には、1組目の流量調整ユニットに追加して、残りの流量調整ユニットをも使用し、熱交換器に十分な量の冷媒を供給して、熱交換器出口の凝縮水の温度が上限値を超えないようにする。なお、流量調整ユニットの使用・不使用は、電磁弁の開閉で容易に定めることができる。
この発明の請求項3記載の発明は、ボイラからの蒸気を冷媒を用いて凝縮水にする熱交換器と、この熱交換器からの前記凝縮水の水質を計測する計測手段とを用いて、前記ボイラで発生される蒸気中の不純物量を連続的にモニタリングする蒸気質のモニタリング装置において、前記熱交換器に対する前記蒸気の供給ラインに、この熱交換器入口の前記蒸気の圧力を、前記ボイラによる圧力変動の影響を受けない一定圧に減圧する減圧弁を設けるとともに、前記熱交換器と前記計測手段間の凝縮水ラインに、前記凝縮水の流量計測手段と、手動により弁開度の設定と固定とがなされる手動式の流量調整弁とを設けたことを特徴とする。
この発明の請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の場合において、前記熱交換器に対する前記冷媒の排出ラインに、この冷媒の温度計測手段を設けるとともに、前記熱交換器に対する前記冷媒の供給ライン又は前記排出ラインに、この冷媒の流量計測手段を設け、かつ、前記冷媒の供給ラインに、前記熱交換器出口の冷媒温度が所定の設定値より小さくなるような量だけ、この熱交換器に前記冷媒を流すように、手動により弁開度の設定と固定とがなされる手動式の流量調整弁と、前記ボイラの運転開始とともに開かれる電磁弁とを直列に配置した第1の流量調整ユニットを設け、さらに、前記冷媒の供給ラインに前記第1の流量調整ユニットとは並列に、前記熱交換器出口の冷媒温度が前記設定値に達して、前記凝縮水の温度が上限値に近づく異常時に、前記第1の流量調整ユニットに追加して、所定量だけ前記熱交換器に前記冷媒を流すように、手動により弁開度の設定と固定とがなされる手動式の流量調整弁と、前記異常時に開かれる電磁弁とを直列に配置した第2の流量調整ユニットを設けたことを特徴とする。
この発明の請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の発明の場合において、前記熱交換器に前記蒸気を供給する前記ボイラからの蒸気配管端部に、この蒸気配管内の蒸気の凝縮によって生じた凝縮排水を排出するスチームトラップを設け、かつ、前記蒸気配管と前記熱交換器とを、この蒸気配管内の前記凝縮排水が流れ込まないようにした、この蒸気配管からの分岐配管により接続したことを特徴とする。
この発明の請求項1及び3記載の発明によれば、安価な減圧弁と安価な手動式の流量調整弁を設けることにより、熱交換器出口の凝縮水の流量を一定にすることができる。このため、この発明によれば、自動的に凝縮水の流量を一定にする高価な流量調整弁を設ける必要がなく、設備のコストを下げることができるとともに、設備の作動トラブルも減少させることができる。また、これらの発明では、熱交換器入口の蒸気圧力を一定にしているので、熱交換器に供給される蒸気の流量がボイラの影響を受けず、凝縮水の流量も確実に一定にすることができる。
この発明の請求項2及び4記載の発明によれば、安価な手動式の流量調整弁と安価な電磁弁からなる流量調整ユニットを複数組み設けることにより、熱交換器出口の凝縮水温度を、一定にすることができるとともに、異常時においても上限値を超えさせることはない。このため、この発明によれば、自動的に凝縮水の温度を一定にする高価な流量調整弁を設ける必要がなく、設備のコストを下げることができるとともに、設備の作動トラブルも減少させることができる。
この発明の請求項5記載の発明によれば、ボイラからの蒸気配管内で発生した腐食生成物等のスラッジを、凝縮水とともに、スチームトラップを介して外部に排出できるので、設備内のフィルターの閉塞を防止でき、連続的で安定した蒸気質のモニタリングを可能にすることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係る蒸気質モニタリング装置を示している。
蒸気質モニタリング装置1は、小型貫流ボイラ(以下ボイラという)からの蒸気を冷却して凝縮水にした後、この凝縮水の水質を連続的に計測し、この凝縮水の水質から、ボイラで発生される蒸気の品質を連続的に調べよう(監視しよう)とするものである。
この蒸気質モニタリング装置1は、図1で示されるように、熱交換器2と、計測装置3と、蒸気供給ライン4と、凝縮水ライン5と、冷却水供給ライン6と、冷却水排出ライン7と、制御部8と、運転状態表示部9とから構成されている。
熱交換器2は、蒸気供給ライン4を介して供給された蒸気Sを、冷媒である冷却水Cによって冷却し、この蒸気Sを、所定温度で所定流量の凝縮水Gにするためのものである。この熱交換器2では、例えば、蒸気Sが上部から下部に向かって、冷却水Cが下部から上部に向かって、それぞれ対向するように流される。
計測装置3は、凝縮水G中の不純物量を計測する計測手段であり、溶存酸素計30と、電気伝導度計31と、pH計32と、これらの計器30,31,32で計測された計測値を表示・記録するための表示記録部33と、計測後の凝縮水Gを排出する排出部34とを有している。溶存酸素濃度計30は、凝縮水G中の溶存酸素濃度を計測するものであり、これによって、蒸気S中に含まれる酸素量の多少が判断される。電気伝導度計31は、凝縮水Gの電気伝導度を計測するものであり、これによって、蒸気S中の無機性の不純物量の多少が判断される。pH計は、凝縮水GのpH値を計測するものであり、これによって、蒸気S中のpH影響成分の多少が判断される。計測が終了した凝縮水Gは、排出部34から外部に排出される。計測された、溶存酸素濃度値、電気伝導度値、pH値は、表示記録部33に表示されるとともに、記録される。
ここで、計測装置3に供給される凝縮水Gの流量や温度が、計測中に変動する場合には、計測装置3による計測結果と、蒸気S中の不純物量との関係が、一定とならず、計測結果の再現性が良好でなくなる。また、計測装置3に供給される凝縮水Gの温度には、計測装置3を保護する観点から、上限値(例えば40℃)が設けられている。
蒸気供給ライン4は、熱交換器2にボイラからの蒸気Sを供給するためのものである。この蒸気供給ライン4は、ボイラ側配管と接続される蒸気配管としての蒸気サンプリング配管40と、この蒸気サンプリング配管40からから分岐し、蒸気サンプリング配管40内の蒸気Sを熱交換器2に供給する分岐配管41と、蒸気サンプリング配管40端部の下向き配管部40a下端に設けられたスチームトラップ42と、スチームトラップ42に接続されるドレン配管43とを有している。また、この蒸気供給ライン4は、分岐配管41中に、蒸気フィルター44と、減圧弁45と、電磁弁46とを有している。
分岐配管41は、蒸気サンプリング配管40内の蒸気Sが凝縮して生じる凝縮排水を熱交換器2側に持ち込まないように、蒸気サンプリング配管40端部の下向き配管部40から水平に分岐されている。なお、分岐配管41は、図1中2点斜線で示されるように、蒸気サンプリング配管40との接合部が上向きに立ち上がり、蒸気サンプリング配管40内の凝縮排水が熱交換器2側に流れ込まないようにしたものであってもよい。減圧弁45は、上流側の一次側蒸気圧力を下流側の二次側蒸気圧力まで減圧して、この二次側蒸気圧力を一定に保つものである。
凝縮水ライン5は、熱交換器2で作られた凝縮水Gを計測装置3に供給するためのものである。この凝縮水ライン5は、熱交換器2から計測装置3までの凝縮水配管50と、この凝縮水配管50中に設けられた、流量調整弁51、凝縮水流量計52,及び凝縮水温度計53とを有すとともに、凝縮水流量計52と凝縮水温度計53の間に分岐ライン54を有している。流量調整弁51は、手動で弁開度が調整できるとともに、例えば、開閉ハンドルを動かないようにロックするか又は取り外すことにより、手動で弁開度が固定できる手動式の流量調整可能な弁、例えばニードル弁である。
冷却水供給ライン6は、熱交換器2に冷却水Cを供給するためのものである。この冷却水供給ライン6は、熱交換器2と冷却水源とを連結する冷却水入口配管60と、この冷却水入口配管60中に設けられた冷却水流量計61と、冷却水流量計61より下流側の冷却水入口配管60中に互いに並列に設けられる、第1及び第2流量調整ユニット62,63とを有している。
第1流量調整ユニット62は、通常のモニタリング時に、冷却水出口ライン7の冷却水Cの温度が所定の設定値(例えば、70℃)より低くなるような流量だけ、熱交換器2に冷却水Cを供給し、熱交換器2出口の凝縮水Gの温度を所定の一定値に保つ機能を有するものである。この第1流量調整ユニット62は、電磁弁62aと、この電磁弁62aより下流側に配置される流量調整弁62bと、これらを繋ぐ配管62cとから構成されている。流量調整弁61cは、流量調整弁51と同様な弁であり、手動で弁開度が調整できるとともに、手動で弁開度が固定できる手動式の流量調整可能な弁、例えばニードル弁である。
第2流量調整ユニット63は、冷却水出口ライン7の冷却水温度が設定値(70℃)に達して、凝縮水Gの温度が上限値(40℃)に近づく異常時に、第1流量調整ユニット62に追加して、所定量だけ熱交換器2に冷却水Cを供給し、冷却水出口ライン7の冷却水温度を設定値(70℃)より下げて、熱交換器2出口の凝縮水Gの温度を下げる働きを有するものである。この第2流量調整ユニット63は、電磁弁63aと、この電磁弁63aより下流側に配置される流量調整弁63bと、これらを繋ぐ配管63cとから構成されている。流量調整弁63cも、流量調整弁62cと同様に、手動で弁開度が調整できるとともに、手動で弁開度が固定できる手動式の流量調整可能な弁、例えばニードル弁である。
冷却水排出ライン7は、熱交換器2で温められた冷却水Cを排出するためのものである。この冷却水排出ライン7は、熱交換器2に連結される冷却水出口配管70と、この冷却水出口配管70中に設けられた冷却水温度計71とを有している。
制御部8は、電磁弁46,62a,63aを所定のタイミングで開閉させるものである。電磁弁46は、ボイラが作動して、減圧弁45の下流側蒸気圧力が所定値になると、自動的に開けられ、ボイラが停止して、減圧弁45の下流側蒸気圧力が所定値より小さくなると自動的に閉じられる。電磁弁62aは、電磁弁46が開く前に自動的に開き、電磁弁46が閉まった後に自動的に閉まる。電磁弁63aは、冷却水排出ライン7の冷却水Cの温度が設定値(70℃)に達した場合の異常時に、自動的に開けられる。なお、これらの電磁弁46,62a,63aは、制御部8からのマニュアル信号によっても、開閉できるようになっている。
運転状態表示部9は、凝縮水流量計52及び凝縮水温度計53からの出力(凝縮水流量と凝縮水温度)を表示するとともに、冷却水流量計61及び冷却水温度計71からの出力(冷却水流量と、熱交換器2出口の冷却水温度)を表示する。
つぎに、この蒸気質モニタリング装置1の使用前の設定作業について、具体例をあげて説明する。なお、この場合、ボイラからの蒸気Sには、設定蒸気圧が例えば0.7MPaの飽和蒸気が用いられるものとし、冷却水Cには、入口温度が20℃の水道水が用いられるものとする。
まず、冷却水供給ライン6から、例えば1.5L/分の冷却水Cが熱交換器2に供給されるようにする。この作業は、第1流量調整ユニット62の電磁弁62aを開けた状態で、冷却水流量計61の指示値を見つつ、第1流量調整ユニット62の流量調整弁62bの開度を手動で調整することにより行う。冷却水流量計61の指示値が1.5L/分となった状態で、流量調整弁62bの開閉ハンドルを動かないようにロックして、その弁開度を固定する。
つづいて、凝縮水Gの流量が一定値、例えば100mL/分になるように設定する。
ボイラの設定蒸気圧が0.7MPaの場合、このボイラの蒸気圧は、一般に、0.6〜0.8MPaの範囲で変動する。そこで、まず、蒸気供給ライン4の減圧弁45の二次側圧力を、ボイラの蒸気圧の影響を受けない圧力、例えば、0.4MPaに設定する。つづいて、蒸気供給ライン4の電磁弁46を開けて、蒸気Sを熱交換器2に通した状態で、凝縮水流量計52の指示値を見つつ、縮水ライン5における流量調整弁51を手動で開けていく。そして、凝縮水流量計52の指示値が100mL/分となった状態で、流量調整弁51の開閉ハンドルを動かないようにロックして、その弁開度を固定する。この場合、凝縮水温度計53の指示値が凝縮水Gの上限値(40℃)より小さいことを確認しておく。
上記の状態で、ボイラの蒸気圧が0.6〜0.8MPaの範囲で変動しても、減圧弁45により熱交換器2の入口側で蒸気圧を固定し、かつ、熱交換器2の出口側で流量調整弁51により凝縮水Gの流量を固定している。したがって、流量調整弁51を通過する凝縮水Gの流量は、ボイラの蒸気圧が変動しても、当初の設定通り、100mL/分で一定となる。
一方、凝縮水Gの温度は、蒸気Sが熱交換器2に持ち込んだ総熱量(凝縮水Gの流量に蒸気Sのエンタルピーを掛けた値)から、熱交換器2の吸熱量を引いた値によって定まる。この場合、蒸気Sのエンタルピは、ボイラの蒸気圧が変動すると変動するが、変動幅はは小さく、ほぼ一定と考えられる。また、熱交換器2の吸熱量も、冷却水Cの入口温度と流量が一定であれば、一定と考えられる。したがって、凝縮水Gの温度は、凝縮水Gの流量が一定になったことにより、一定になると考えられる。なお、凝縮水Gの温度を変更するには、第1流量調整ユニット62の流量調整弁62bの開度を変更し、熱交換器2に流れ込む冷却水Cの流量を変えてやればよい。
つづいて、何らかの原因(例えば、冷却水Cの入口温度の急激な上昇や、凝縮水G流量の急激な上昇)によって、凝縮水Gの温度が上昇しても、この凝縮水Gが上限値(40℃)を超えないようにする設定について説明する。
例えば、蒸気Sの圧力が0.7MPa、凝縮水Gの流量が100mL/分、凝縮水Gの温度が25℃、冷却水Cの流量が1.5L/分、冷却水Cの入口温度が20℃の場合、冷却水Cの出口温度は約62℃となる。一方、上記状態で、冷却水Cの入口温度の上昇により、凝縮水Gの温度が上限値(40℃)になった場合、熱交換器2の冷却水Cの出口温度は80℃近くまで上昇する。また、上記状態で、凝縮水Gの流量の増加により、凝縮水Gの温度が上限値(40℃)になった場合においても、熱交換器2の冷却水Cの出口温度は80℃近くまで上昇する。したがって、冷却水Cの出口温度が、例えば70℃の設定温度になった異常時には、その後、凝縮水Gの温度が上限値を超えないようにするための対策が必要となる。
そこで、このような異常時には、冷却水Cの流量を、例えば、2.5L/分とする。この場合、例えば、冷却水Cの入口温度が15℃上昇して35℃になると、凝縮水Gの出口温度も15℃上昇して40℃になるが、冷却水Cの出口温度がほぼ60℃に抑えられ、かつ、冷却水Cの流量増加に伴い、熱交換器2の熱伝達係数も増加するので、凝縮水Gの温度が上限温度(40℃)を超えるのが防止される。また、この場合、例えば、凝縮水Gの流量が150mL/分に上昇した場合でも、凝縮水Gの温度が上限温度(40℃)を超えるのが防止される。
熱交換器2への冷却水Cの流量を2.5L/分にするには、冷却水供給ライン6において、第1流量調整ユニット62とともに、第2流量調整ユニット63を使用すればよい。すなわち、流量調整弁62bの開度設定が終了している第1流量調整ユニット62の電磁弁62aとともに、第2流量調整ユニット63の電磁弁63aを開けた状態で、冷却水流量計61の指示値を見つつ、第2流量調整ユニット63の流量調整弁63bを手動で開けていく。そして、冷却水流量計61の指示値が2.5L/分になった時点で、流量調整弁63bの開度を固定すればよい。
つぎに、この蒸気質モニタリング装置1の作用効果について説明する。
ボイラが作動して、蒸気供給ライン4の減圧弁45下流側の蒸気圧が、例えば、0.4MPa近くに達すると、まず、冷却水供給ライン6において第1流量調整ユニット62の電磁弁62aが開いて、熱交換器2内に冷却水Cが供給される。その後一定時間を経て、蒸気供給ライン4の電磁弁46が開き、熱交換器2内に蒸気Sが供給される。このことにより、熱交換器2には所定流量(1.5L/分)の冷却水Cが供給されるとともに、熱交換器2に供給された蒸気Sは、上記冷却水Cによって、所定流量(100mL/分)で所定温度の凝縮水Gになるまで冷却される。熱交換器2を出た凝縮水Gは、凝縮水ライン5を通って計測装置3に供給され、この計測装置3によって、溶存酸素濃度と、電気伝導率と、pHとが計測され、これらの値が、表示記録部33に記録されるとともに表示される。そして、計測が終了した凝縮水Gは、排出部34から外部に排出される。
上記状態において、ボイラからの蒸気Sの圧力が変動しても、この蒸気Sは、減圧弁45により、ボイラの蒸気圧の影響を受けない圧力まで減圧されて、熱交換器2に供給されるので、凝縮水ライン5中の流量調整弁51は蒸気Sの圧力変動の影響を受けない。したがって、流量調整弁51を通った凝縮水Gは、常に一定の流量で計測装置3に供給される。また、熱交換器2への冷却水Cの供給温度と供給流量とが一定であり、かつ、凝縮水Gの流量が一定であるため、凝縮水Gの温度も一定となり、この凝縮水Gは、常に一定の温度で計測装置3に供給される。したがって、計測装置3によって長時間に亘って計測された、凝縮水Gの水質値(溶存酸素濃度値、電気伝導率値、pH値)に基づいて、この間の蒸気S中の不純物量の多少を、精度良く判断することができる。
つづいて、ボイラの運転が停止され、減圧弁45出口の二次側の蒸気圧が0.3MPaを下まわると、蒸気供給ライン4の電磁弁46が閉じられ、その後一定時間を経て、冷却水供給ライン6において、第1流量調整ユニット62の電磁弁62aが閉じられる。
一方、ボイラの運転中に何らかの原因により、冷却水排出ライン7の冷却水Cの温度が70℃に達すると、凝縮水Gの温度が上限値に近づいてくるので、第2流量調整ユニット63の電磁弁63aが開けられ、熱交換器2には、第1流量調整ユニット62からだけでなく、第2流量調整ユニット63からも冷却水Cが供給される。このため、熱交換器2には、合計2.5L/分の冷却水Cが供給され、冷却水排出ライン7の冷却水Cの温度が下げられるとともに、凝縮水Gの温度も下げられ、この温度が上限値に達するのが防止される。この場合、警報を発するようにして、作業者がその後の措置をとれるようにしてもよい。
また、ボイラが停止している間は、ボイラから続く蒸気供給ライン4内の蒸気Sは冷却され、凝縮排水となって蒸気供給ライン4内に溜められる。このため、ボイラの運転が再開され、蒸気供給ライン4の電磁弁4が開けられて、熱交換器2に蒸気Sが供給されると、蒸気供給ライン4内の凝縮排水が、この蒸気供給ライン4内で発生していた腐食生成物等のスラッジとともに、熱交換器2側に移動し、蒸気フィルター44を閉塞させようとする。ところが、この蒸気供給ライン4の主要部となる蒸気サンプリング配管40内の凝縮排水は、蒸気サンプリング配管40から分岐した、熱交換器2側への分岐配管41に流れ込むことはなく、蒸気サンプリング配管40端部の下向き配管部40a側に流れ、スチームトラップ42を通って、ドレン配管42により外部に排出される。
このため、ボイラの運転再開時に、蒸気供給ライン4の蒸気フィルター44が閉塞し、蒸気フィルター44の清掃又は取り替え回数が増えたり、蒸気供給ライン4のフラッシング回数が増えることはなく、この蒸気質モニタリング装置1を使った、蒸気Sの品質のモニタリングに支障をきたすことはない。
以上のように、この蒸気質モニタリング装置1では、熱交換器2入口の蒸気供給ライン4に、熱交換器2入口の蒸気Sの圧力を、ボイラによる圧力変動の影響を受けない一定圧に減圧する減圧弁45を設けるとともに、熱交換器2と計測装置3間の凝縮水ライン5に、凝縮水流量計52と、手動により弁開度の設定と固定とがなされる手動式の流量調整弁51とを設けている。
したがって、この蒸気質モニタリング装置1では、ボイラの蒸気圧力が変動しても、安価な減圧弁45と安価な手動式の流量調整弁51を用いて、計測装置3側に流れる凝縮水Gの流量を一定に保つことができるので、自動的に凝縮水流量を一定にする高価な流量調整弁を設ける必要がなく、設備のコストを下げることができるとともに、設備の作動トラブルも減少させることができる。また、この蒸気質モニタリング装置1では、凝縮水Gの流量を確実に一定に保つことができるので、凝縮水Gの流量一定という観点からも、計測装置3によって計測された凝縮水Gの水質値に基づいて、蒸気S中の不純物量の多少を精度良く判断することができる。
また、熱交換器2入口の蒸気Sの圧力を、ボイラによる圧力変動の影響を受けない一定圧に減圧するとともに、熱交換器2出口の凝縮水Gの流量が所定値になるように、熱交換器2と計測装置3間の凝縮水ライン5に設けられた手動式の流量調整弁51の開度を手動により設定後、この流量調整弁51の開度を固定するようにした、蒸気質のモニタリング方法においても、上記蒸気蒸気質モニタリング装置1と同様な効果を達成できる。
さらに、この蒸気質モニタリング装置1では、冷却水排出ライン7に冷却水温度計71を設けるとともに、冷却水供給ライン6に冷却水流量計61を設け、かつ、冷却水供給ライン6に、熱交換器2出口の冷却水Cの温度が所定の設定値より小さくなるような量だけ、この熱交換器2に冷却水Cを流すように、手動により弁開度の設定と固定とがなされる手動式の流量調整弁62bと、ボイラの運転開始とともに開かれる電磁弁62aとを直列に配置した第1の流量調整ユニット62を設け、さらに、冷却水供給ライン6に第1の流量調整ユニット62とは並列に、熱交換器2出口の冷却水Cの温度が設定値に達して、凝縮水Gの温度が上限値に近づく異常時に、第1の流量調整ユニット62に追加して、所定量だけ熱交換器2に冷却水Cを流すように、手動により弁開度の設定と固定とがなされる手動式の流量調整弁63bと、この異常時に開かれる電磁弁63aとを直列に配置した第2の流量調整ユニット63を設けている。
したがって、この蒸気質モニタリング装置1では、ボイラの蒸気圧力が変動しても、安価な電磁弁62a,63aと安価な手動式の流量調整弁62b,63b等からなる第1及び第2流量調整ユニット62,63を用いて、計測装置3側に流れる凝縮水Gの温度を一定に保つことができるとともに、熱交換器2出口の冷却水Cの異常高温にも対処できる。このため、この蒸気質モニタリング装置1では、自動的に凝縮水温度を一定にする高価な流量調整弁を設ける必要がなく、設備のコストを下げることができるとともに、設備の作動トラブルも減少させることができる。もちろん、この蒸気質モニタリング装置1では、凝縮水Gの温度を一定に保つことができるので、凝縮水Gの温度一定という観点からも、計測装置3によって計測された凝縮水Gの水質値に基づいて、蒸気S中の不純物量の多少を精度良く判断することができる。
また、冷却水供給ライン6に、手動式の流量調整弁62b,63bと電磁弁62a,63aとをそれぞれ直列に配置した複数の流量調整ユニット62,63を並列に設け、通常のモニタリング時には、熱交換器2出口の冷却水温度が所定の設定値(70℃)より小さくなるような流量だけ、この熱交換器2に冷却水Cを流すように、流量調整弁62bの開度を手動により設定後、この流量調整弁62bの開度を固定した、1組目の流量調整ユニット62のみを使用し、熱交換器2出口の冷却水Cの温度が上記設定値に達して、凝縮水Gの温度が上限値に近づく異常時には、流量調整ユニット62に追加して、所定量だけ熱交換器2に冷却水Cを流すように、流量調整弁63bの開度を手動により設定後、この流量調整弁63bの開度を固定するようにした残りの流量調整ユニット63をも使用するという、蒸気質のモニタリング方法においても、上記蒸気質モニタリング装置1の場合と同様な効果を達成できる。
さらに、この蒸気質モニタリング装置1では、熱交換器2に蒸気Sを供給するボイラからの蒸気サンプリング配管40端部に、この蒸気サンプリング配管40内の凝縮排水を排出するスチームトラップ42を設け、かつ、蒸気サンプリング配管40と熱交換器2とを、この蒸気サンプリング配管40中の凝縮排水が流れ込まないようにした、この蒸気サンプリング配管40からの分岐配管41により接続している。
このため、この蒸気質モニタリング装置1では、ボイラからの蒸気サンプリング配管40内で発生した腐食生成物等のスラッジを、凝縮排水とともに、スチームトラップ42を介して外部に排出できるので、スラッジに起因して、蒸気質のモニタリング作業に支障を来すことはなく、連続的で安定した蒸気質のモニタリングができるようになる。
なお、この蒸気質モニタリング装置1では、冷却水供給ライン6に流量調整ユニットを2組しか設けていないが、熱交換器2出口の冷却水Cの温度が設定値を超える異常時に使用する、流量調整ユニットが複数組となるように、冷却水供給ライン6に流量統制ユニットを3組以上設けるようにしてもよい。
また、冷却水供給ライン6に設けられている冷却水流量計61は、冷却水排出ライン7に設けてもよい。
さらに、凝縮水ライン5に凝縮水温度計53を設けず、凝縮水Gの温度を、計測装置3の電気伝導度計31やpH計32に設けられている温度計を用いてもよい。
つぎに、この蒸気質モニタリング装置1に関する具体的実施例について説明する。
ある工場では、ボイラからの蒸気Sが24時間ユーティリティとして供給されるが、約3ヶ月に一度、2日間ボイラが停止される。従来の蒸気質モニタリング装置100を使用していた時には、ボイラの運転再開時に、蒸気配管107内で発生していた腐食生成物等のスラッジが、蒸気配管101内の凝縮排水とともに熱交換器101側に移動し、熱交換器101直前の蒸気フィルターを閉塞させた。このため、蒸気フィルターのフィルター部分の交換と蒸気配管101のフラッシングを実施して蒸気質モニタリング装置100の使用が再開された。
その後、蒸気質モニタリング装置100の蒸気配管107の部分を、蒸気質モニタリング装置1のように、すなわち、蒸気サンプリング配管40端部の下向き配管40a下端にスチームトラップ43を設けるとともに、蒸気サンプリング配管40と熱交換器2とを、蒸気サンプリング配管40内の凝縮排水が流れ込まないように、この蒸気サンプリング配管40から分岐した分岐配管41で接続するように改造した。改造後は、ボイラの運転再開時に、以前と同様に蒸気サンプリング配管40内のスラッジが、凝縮排水とともに熱交換器2側に移動してきたが、その移動は分岐配管44によって阻止され、このスラッジや凝縮排水は、蒸気サンプリング配管40端部のスチームトラップ43を介して外部に排出された。このため、分岐配管41に設けられた蒸気フィルター44に閉塞は生じず、その後のボイラの運転停止の影響もなく、改造後の蒸気質モニタリング装置100を用いて、連続的で安定した蒸気質のモニタリングを行うことができた。
蒸気圧が0.7MPa(蒸気圧は約0.6〜0.8MPaの範囲で変動する)のボイラを備えた工場において、下記のような蒸気質モニタリング装置の使用を行った。なお、この蒸気質モニタリング装置は、蒸気質モニタリング装置1とは幾分異なるかもしれないが、説明を分かり易くするため、対応する部分には、蒸気質モニタリング装置1と同一の符号を付した。実施例3についても同様である。
(1)蒸気供給ライン4に、減圧弁45を設置し、この減圧弁45による減圧後の二次側設定圧を0.4MPaとした。
(2)熱交換器2出口の凝縮水ライン5に、凝縮水Gの流量を調整する手動式の流量調整弁51(ニードル弁)を設置し、凝縮水ライン5に備えられた凝縮水流量計52の計測値を見ながら、流量調整弁51の開度を手動により調整して、凝縮水Gの流量を100mL/分に設定した後、流量調整弁51の開度を固定した。
以上の蒸気質モニタリング装置を使用した結果、ボイラからの蒸気圧の変動にもかかわらず、凝縮水Gの流量は100mL/分の状態で、安定的に維持された。なお、凝縮水Gの流量が80〜120mL/分になるように、流量調整弁51の開度設定を変更しても、これらの流量は、安定的に維持された。
実施例2で説明した工場において、上記(1)、(2)の他に、下記のような条件を備えた蒸気質モニタリング装置の使用を行った。
(3)熱交換器2入口温度が20℃の冷却水を使用する。
(4)冷却水供給ライン6に、手動式の流量調整弁(ニードル弁)と電磁弁とを直列に配置した第1及び第2流量調整ユニット62,63を並列に設置した。冷却水供給ライン6に設けられた冷却水流量計61の計測値を見つつ、第1流量調整ユニット62の流量調整弁62bの開度を、冷却水Cの流量が1.5L/分となるように手動により設定して固定するとともに、第2流量調整ユニット63の流量調整弁63bの開度を、冷却水Cの流量が、流量調整弁62bによるものと合わせて、2.5L/分となるように手動により設定して、固定した。
(5)第1流量調整ユニット62の電磁弁62aを、ボイラの運転開始時に自動的に開けるように設定するとともに、第2流量調整ユニット63の電磁弁63aを、冷却水Cの熱交換器2出口温度が70℃になった時点で自動的に開けるように設定した。
第2流量調整ユニット63の電磁弁63aを冷却水Cの熱交換器2出口温度が70℃になった時点で開けるようにしたのは、冷却水Cの出口温度が70℃に達した異常時に、冷却水Cの流量を2.5L/分に増加することにより、例えば、何らかの原因で冷却水Cの入口温度が35℃になったり、何らかの原因で凝縮水Gの流量(上記運転条件では通常90〜110mL/分に設定される)が150mL/分に増加した場合でも、凝縮水Gの温度が上限値(40℃)を超えないようにするためである。
第1流量調整ユニット62の電磁弁62aのみが開いた状態で、上記蒸気質モニタリング装置を運転すると、凝縮水Gの流量が100mL/分の状態で、冷却水Cの熱交換器2出口温度は60℃より幾分上昇した値となり、凝縮水Gの温度は25℃となって安定していた。また、この状態で、凝縮水Gの流量をあえて150mL/分に上昇させると、冷却水Cの熱交換器2出口温度が70℃になった段階で、第2流量調整ユニット63の電磁弁63aが開き、冷却水Cの流量が1.5L/分から2.5L/分に増加した。その後、冷却水Cの熱交換器2出口温度は約60℃より幾分下降して安定し、凝縮水Gの温度は30℃近くになって安定した。すなわち、第1流量調整ユニット62のみを使用した場合には、凝縮水Gの温度を一定に保つことができるとともに、第1及び第2流量調整ユニット62,63の両方を使用した場合には、凝縮水Gの流量が150mL/分となる異常時にも、凝縮水Gの温度を上限値(40℃)まで上昇させることはなかった。
この発明の一実施の形態に係る蒸気質モニタリング装置を示す図である。 従来の蒸気質モニタリング装置を示す図である。
符号の説明
1 蒸気質モニタリング装置
2 熱交換器
3 計測装置(計測手段)
4 蒸気供給ライン(蒸気の供給ライン)
5 凝縮水ライン
6 冷却水供給ライン(冷媒の供給ライン)
7 冷却水排出ライン(冷媒の排出ライン)
40 蒸気サンプリング配管(蒸気配管)
41 分岐配管
43 スチームトラップ
45 減圧弁
51 流量調整弁
61 冷却水流量計(流量計測手段)
62 第1流量調整ユニット(第1の流量調整ユニット)
62a 電磁弁
62b 流量調整弁
63 第2流量調整ユニット(第2の流量調整ユニット)
63a 電磁弁
63b 流量調整弁
C 冷却水(冷媒)
G 凝縮水
S 蒸気

Claims (5)

  1. ボイラからの蒸気を冷媒を用いて凝縮水にする熱交換器と、この熱交換器からの前記凝縮水の水質を計測する計測手段とを用いて、前記ボイラで発生される蒸気中の不純物量を連続的にモニタリングする蒸気質のモニタリング方法であって、
    前記熱交換器入口の前記蒸気の圧力を、前記ボイラによる圧力変動の影響を受けない一定圧に減圧するとともに、
    前記熱交換器出口の前記凝縮水の流量が所定値になるように、この熱交換器と前記計測手段間の凝縮水ラインに設けられた手動式の流量調整弁の開度を手動により設定後、この流量調整弁の開度を固定するようにしたことを特徴とする蒸気質のモニタリング方法。
  2. 前記熱交換器に対する前記冷媒の供給ラインに、手動式の流量調整弁と電磁弁とを直列に配置した流量調整ユニットを並列に複数組設け、
    通常のモニタリング時には、前記熱交換器出口の冷媒温度が所定の設定値より小さくなるような量だけ、この熱交換器に前記冷媒を流すように、前記流量調整ユニット中の前記流量調整弁の開度を手動により設定後、この流量調整弁の開度を固定した1組目の前記流量調整ユニットのみを使用し、
    前記熱交換器出口の前記冷媒温度が前記設定値に達して、前記凝縮水の温度が上限値に近づく異常時には、前記1組目の流量調整ユニットに追加して、所定量だけ前記熱交換器に前記冷媒を流すように、前記流量調整ユニット中の流量調整弁の開度を手動により設定後、この流量調整弁の開度を固定するようにした残りの前記流量調整ユニットをも使用することを特徴とする請求項1記載の蒸気質のモニタリング方法。
  3. ボイラからの蒸気を冷媒を用いて凝縮水にする熱交換器と、この熱交換器からの前記凝縮水の水質を計測する計測手段とを用いて、前記ボイラで発生される蒸気中の不純物量を連続的にモニタリングする蒸気質のモニタリング装置において、
    前記熱交換器に対する前記蒸気の供給ラインに、この熱交換器入口の前記蒸気の圧力を、前記ボイラによる圧力変動の影響を受けない一定圧に減圧する減圧弁を設け、
    かつ、前記熱交換器と前記計測手段間の凝縮水ラインに、前記凝縮水の流量計測手段と、手動により弁開度の設定と固定とがなされる手動式の流量調整弁とを設けたことを特徴とする蒸気質のモニタリング装置。
  4. 前記熱交換器に対する前記冷媒の排出ラインに、この冷媒の温度計測手段を設けるとともに、前記熱交換器に対する前記冷媒の供給ライン又は前記排出ラインに、この冷媒の流量計測手段を設け、
    かつ、前記冷媒の供給ラインに、前記熱交換器出口の冷媒温度が所定の設定値より小さくなるような量だけ、この熱交換器に前記冷媒を流すように、手動により弁開度の設定と固定とがなされる手動式の流量調整弁と、前記ボイラの運転開始とともに開かれる電磁弁とを直列に配置した第1の流量調整ユニットを設け、
    さらに、前記冷媒の供給ラインに前記第1の流量調整ユニットとは並列に、前記熱交換器出口の冷媒温度が前記設定値に達して、前記凝縮水の温度が上限値に近づく異常時に、前記第1の流量調整ユニットに追加して、所定量だけ前記熱交換器に前記冷媒を流すように、手動により弁開度の設定と固定とがなされる手動式の流量調整弁と、前記異常時に開かれる電磁弁とを直列に配置した第2の流量調整ユニットを設けたことを特徴とする請求項3記載の蒸気質のモニタリング装置。
  5. 前記熱交換器に前記蒸気を供給する前記ボイラからの蒸気配管端部に、この蒸気配管内の蒸気の凝縮によって生じた凝縮排水を排出するスチームトラップを設け、
    かつ、前記蒸気配管と前記熱交換器とを、この蒸気配管内の前記凝縮排水が流れ込まないようにした、この蒸気配管からの分岐配管により接続したことを特徴とする請求項3又は4記載の蒸気質のモニタリング装置。
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