JP2010038023A - デポジットの除去装置及び燃焼機関 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】デポジットの除去装置は、デポジットの堆積するインジェクタ130の先端部分131に面する空間に連通する空間内で放電により荷電粒子を供給する荷電粒子の供給器150と、電磁波を照射し放電の生じる空間の電場強度を高めることにより荷電粒子にエネルギを与えプラズマを形成させる電磁波放射器151と、放電の生じる空間内のプラズマ中の荷電粒子の加速器300とを備える。加速器300は、デポジットをプラズマに曝露させる。
【選択図】図3
Description
燃焼機関内のデポジットの除去装置であって、デポジットの堆積する第1空間に連通する第2空間内への荷電粒子の供給手段と、電磁波を照射し第2空間の電場強度を高めることにより荷電粒子にエネルギを与えプラズマを形成させる電磁波放射手段と、第2空間内のプラズマ中の荷電粒子の加速手段とを備え、加速手段は、第2空間内のプラズマを第1空間へ導入しデポジットをプラズマに曝露させることを特徴とするものである。
構成1を有するデポジットの除去装置であって、荷電粒子の供給手段は、燃焼機関の着火手段を用いて荷電粒子を供給することを特徴とするものである。
構成1または構成2を有するデポジットの除去装置であって、加速手段は、電場、磁場、及び、圧力場のいずれかの制御により、プラズマ中の荷電粒子を加速させることを特徴とするものである。
構成1乃至構成3のいずれか一を有するデポジットの除去装置を搭載した燃焼機関であって、第1空間に隣接する面が誘電体によりその周囲の部材から電気的に絶縁されることを特徴とするものである。
請求項1乃至請求項3のいずれか一を有するデポジットの除去装置を搭載した燃焼機関であって、少なくともデポジットの除去装置の稼働時に、電磁波放射手段により放射される電磁波の定在波を形成しかつその腹となる空間が第2空間と重複するよう選ばれた形状の共振室を形成することを特徴とするものである。
図1は、第1の実施形態の概略構成及びその燃焼機関への適用例におけるインジェクタのデポジット除去への適用例を示す図である。図1に示すように、燃焼機関100は筒内直噴型のディーゼルエンジンであって、所定方向(図1上では上下方向、以下、この方向を「縦方向」と呼ぶ)に伸びる直線を法線とする各断面(以下、この断面を「横断面」と呼ぶ)形状が概ね一様にその直線とその断面との交点を中心とする円形をなす壁面を有するシリンダブロック101を備える。シリンダブロック101は、この壁面によりシリンダCを規定する。ディーゼルエンジン100はさらに、ガスケット104を介してシリンダCの一方の端部を覆うようにシリンダブロック101に組み付けられシリンダCにそれぞれ導通する複数の貫通孔が設けられたシリンダヘッド102と、横断面形状がシリンダCの横断面形状に対応する概ね円形の部分を有しその部分でシリンダヘッド101のシリンダCを形成する壁面(以下、この壁面を「シリンダ内壁」と呼ぶ)と摺接するようにシリンダC内に往復自在に挿入されたピストン103とを備えており、シリンダブロック101、シリンダヘッド102及びピストン103が燃焼室CCを形成している。なお、シリンダブロック101及びシリンダ102は、電気的には筐体接地される。
第1の実施形態では、インジェクタ130の先端部分131の部材は、アンテナ151から放射される電磁波により励振したが、インジェクタ130の先端部分131にも別途電磁波給電を行い、先端部分131の部材を励振させてもよい。この場合、インジェクタ130の先端部分131の部材は、電磁波発生装置161から給電を受けてもよい。また、電磁波発生装置161とは別に電磁波の発生源と伝送路とを設け、これらから給電を受けるようにしてもよい。
さらに、インジェクタ130の先端部分131の部材に給電を行う場合、この部材がアンテナ151の機能を兼ねるようにしてもよい。また、放電用線路140の高圧側の線路に電磁波を重畳させ、電極対150の高圧側の電極をアンテナ151として用いてもよい。
上述の第1の実施形態〜第3の実施形態では、デポジットの付着する部分の部材を励振させて荷電粒子を加速することにより、デポジットの付着部分までプラズマを導入したが、本発明はこのような実施形態には限定されない。本実施形態においては、デポジットの付着する部分とプラズマの形成領域の少なくとも一部との間に電位差が生じるよう電場を形成することにより、プラズマをデポジットの付着する部分まで導入する。
上述した各実施形態では、電場形成によりプラズマをデポジットの付着部分まで導入した。しかし、本発明はこのようなものには限定されない。本実施形態においては、インジェクタ130付近の作動流体の流れによってプラズマをデポジットの付着部分に吹き付けて導入する。
上述した第1の実施形態から第4の実施形態では、電場形成によりプラズマをデポジットの付着部分まで導入した。しかし、本発明はこのようなものには限定されない。例えば、インジェクタ130のノズルよりシリンダヘッド102側を囲むようにコイルを設置し、このコイルに磁場を発生させることにより磁気共振型加速器を構成するようにしてもよい。その他、磁場を用いた種々のプラズマの閉じ込め手法または加速手法を用いてプラズマをデポジットの付着する部分に導入してもよい。
第1の実施形態では、アンテナ151から放射する電磁波を用いてインジェクタ130の先端部分131を励振させ、デポジットの付着する部分の電場強度を高めることにより、プラズマをこの部分に導入したが、デポジットが付着する部分から接地された部材までの絶縁距離を長くとることによって、この部分の電場強度を維持させることもできる。例えば、インジェクタ130の先端部分131をセラミックス等の誘電体で形成するようにしてもよく、また、先端部分131の表面を誘電体で被覆してもよい。また例えば、インジェクタ130自体、または、その先端部分131の部材をシリンダヘッド102から電気的に絶縁してもよい。
上述の各実施形態では、放電によりプラズマ形成の契機となる荷電粒子を準備し供給したが、荷電粒子の供給はこのようなものには限定されない。例えば、フィラメントやセラミックヒータ、グロープラグのようなヒータによる加熱で熱電子を放出させてもよい。火打石やマッチなど衝撃や摩擦により熱または荷電粒子を放出させてもよい。ガスタービン機関等の再着火及び保炎に用いられるパイロットバーナや、火薬、導火線等を用いて火炎を形成するようにしてもよい。レーザ光等を用いた着火装置も荷電粒子の供給に利用できる。ディーゼルエンジン100での圧縮着火により燃焼室CC内に形成される火炎もまた、荷電粒子の供給源として利用できる。このように、燃焼機関における着火、燃焼に伴う動作により、荷電粒子が発生する。この荷電粒子を契機としてプラズマを形成するようにしてもよい。また逆に、上述した荷電粒子の供給器または電磁波放射器を、着火、または、着火若しくは燃焼の支援に用いてもよい。またこのような荷電粒子の供給器をデポジットの付着する位置のごく近傍に設置してもよい。例えばインジェクタのノズル間の部材表面にヒータ等を設置してもよい。ただし、この場合は、荷電粒子の供給器はインジェクタからの燃料の飛沫を浴びないよう選ばれた適切な位置に配置することが望ましい。
101 シリンダブロック
102 シリンダヘッド
103 ピストン
104 ガスケット
120 吸気バルブ
125 排気バルブ
140 放電用線路
141 電磁波伝送線路
150 電極対
151 アンテナ
160 放電用電圧発生装置
161 電磁波発生装置
171 制御装置
200 コンデンサ
201 直流電源
300 キャビティ
Claims (5)
- 燃焼機関内のデポジットの除去装置であって、
デポジットの堆積する第1空間に連通する第2空間内への荷電粒子の供給手段と、
電磁波を照射し前記第2空間の電場強度を高めることによりこの空間に存在する荷電粒子にエネルギを与えプラズマを形成させる電磁波放射手段と、
前記第2空間内のプラズマ中の荷電粒子の加速手段と
を備え、
加速器は、前記第2空間内のプラズマを前記第1空間へ導入しデポジットをプラズマに曝露させる
ことを特徴とするデポジットの除去装置。 - 荷電粒子の供給手段は、燃焼機関の着火手段を用いて荷電粒子を供給する
ことを特徴とする請求項1記載のデポジットの除去装置。 - 前記加速手段は、電場、磁場、及び、圧力場のいずれかの制御により、前記プラズマ中の荷電粒子を加速させる
ことを特徴とする請求項1、または、請求項2記載のデポジットの除去装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のデポジットの除去装置を搭載した燃焼機関であって、
前記第1空間に隣接する面が誘電体によりその周囲の部材から電気的に絶縁される
ことを特徴とする燃焼機関。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のデポジットの除去装置を搭載した燃焼機関であって、
少なくとも前記デポジットの除去装置の稼働時に、前記電磁波放射手段により放射される電磁波の定在波を形成しかつその腹となる空間が第2空間と重複するよう選ばれた形状の共振室を形成する
ことを特徴とする燃焼機関。
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