JP2010035165A - 風景を高精細に記録する撮影方法 - Google Patents

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敦夫 井田
Kazunori Fujimoto
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Abstract

【課題】実際の風景をデジタル情報として、歪み無く高精細に、人の目に見た状態と同じように記録保存することを課題とする。
【解決手段】本発明は、ラインカメラと風景の距離とでレンズの絞りを設定する絞り設定手段と、記録する風景の全幅を設定する全幅設定手段と、距離設定手段と全幅設定手段で設定された数値を用いて回転手段の副走査速度を設定する回転速度設定手段と、からなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラインセンサ(一次元イメージセンサ)を用いた風景を高精細に再現できる撮影方法に関する。詳しくは世界遺産や、絶景と称される風景、または普通の風景を、フォトマップ撮影(正確な写真を撮影した後コンピュータで画像解析を行い、精度の高い写真画像を得るもの)するために過去にはない、最高水準の撮影画像を提供する方法に関する。
現在、デジタルカメラは、高精細カメラ、プロ向けデジタルカメラとしては、1000万画素〜2000万画素のCCDセンサが用いられている。この仕様は、縦×横の画素数として約3000×3000画素、3000×6000画素を示すが、デジタルカメラはエリアCCDセンサを使用しているため、実際は4画素(2×2のマトリックス状)を使って一つのエリアを記録している。よって、RGBフィルターを並べて、フルカラーデータを作成するため、実質の解像度については、1/2×1/2=1/4相当の解像度になる。
したがって、デジタルカメラの画素数が増え、高画質となったとしても、風景という大きな対象物(4m〜10m大)を高精細デジタルカメラで撮影しても実物大以上のサイズで実現するだけの高精細画像は期待出来ず、実現することは困難である。
このデジタルカメラを使ってワイドな景観画像を得る手法に関しては、ソフトウエアによるパノラマ合成画像を作成し、そのカメラの持つ最大限の解像度を保ち、広げていくことが周知の改善技術として広まっている。しかし、その処理はワイド方向(幅方向)のみで、他方向は本来のカメラの画素数に依存することになり、画素数が上がると、改善にはなるがその効果は不十分である。
一方、他の撮影手法であるラインCCDセンサカメラは、一般的にマシンビジョン(産業向け)の検査向けの用途が多く、高速に流れるラインを読取るカメラとして高精細より、リアルタイム(高速)性を望まれるため、通常、解像度はデジタルカメラ相当の仕様(1000万画素〜2000万画素)が一般的である。また、上述のデジタルカメラと同様に、ラインCCDカメラもワイド方向はデジタルカメラより、リニアに改善できるが他方向は同様にその効果は不十分である。
特開平11−136584号公報
従来、CCDセンサなどの撮像素子を用いて周囲360度の画像を撮像して得たパノラマ画像を領域毎に切出して出力できるパノラマ撮像システムが提案されている
この従来の発明においては、撮像したパノラマ画像から所定領域の画像を短時間で得ることができるが、パノラマ画像の全体を得ることはできず、尚且つ、高精細に歪み無く記録することができない。
また、従来の撮影においては、露出の程度があわないと、画像が白色に飛んで階調性が無くなる、または、画像が黒つぶれにより階調性が損なわれることや、画像全体が暗くなったりすることもある。その場合は、撮影した画像についてデジタル画像処理を行い、全体の明るさを調整するため、時間をかけて画像を加工していた。
そこで、本発明は、主走査はスキャナの精度(300dpi〜400dpi(〜20000画素)デジタルカメラでは72dpi、〜3000画素)を保ち、副走査を回転軸とした撮影方法と、風景やレンズ面の歪を考慮したコントロールを加えた装置を提供して撮影することにより、実際の風景をデジタル情報として、歪み無く高精細に、人の目に見た状態と同じように記録保存することを課題とする。つまり、世界遺産等の風景を人の目で見たものと同じ大きさに再現した際に、違和感無く、高精細に再現することが可能な撮影手段を提供するものである。
本発明は、1画面の撮影において一定のライン周期で1ライン分の撮影である主走査を繰り返すラインセンサと、被写体からの光を前記ラインセンサへ入射させる焦点距離の変更が可能な撮影レンズと、ラインセンサと撮影レンズを副走査方向に回転させる回転手段と、からなるラインカメラを用いて風景を撮影する方法であって、ラインカメラと風景の距離とでレンズの絞りを設定する絞り設定手段と、記録する風景の全幅を設定する全幅設定手段と、距離設定手段と全幅設定手段で設定された数値を用いて回転手段の副走査速度を設定する回転速度設定手段と、からなることを特徴とする。
また、本発明は風景を撮影した後の画像データに対して、浮動的ダイナミックレンジ補正を行うことを特徴とする
図4(a)は、カメラ部2の回転で距離が変化することによるひずみとレンズのひずみの関係を示す図である。この(a)で示すように、回転ひずみとレンズひずみが大きいとトータルの画像ひずみは大きくなる。本発明によるフォトマップ撮影方法においては、図4(b)で示すように、回転半径を大きくし、レンズの被写界深度を深く取る(絞りを大きく、距離を長くとる)設定にすることで、トータルの画像のひずみを小さくする手法を採用している。
本発明は、歪みが少なく、高精細な画像を得ることができる。また、風景を一度に撮影できることから、デジタルカメラで撮影された複数の画像をつなぎ合わせる場合より、より現物に近い画像を記録保存することが可能となる。更に、世界遺産等の絶景を人の目で見た状態と同じように高精細に記録保存が可能になる。
本発明による風景の高精細撮影方法による発生するレンズと回転による画像ひずみは、実際の場所の正確な実測図を伴えば、画像処理ソフトにて正確にひずみ補正が可能である。もっとも重要なのは、高精細画像の提供である。本発明による風景の高精細撮影方法は、例えば、窓から見える巨大な風景を人の目で見たものと同じように高精細に、しかも、一度で撮影できることが可能となり、画期的手法である。
また、後述する浮動的ダイナミックレンジ補正を行うことにより、より現実に近い画像を得ることができると共に、撮影後の複雑な画像処理の工程を低減することができる。
図1は風景撮影方法のための装置の全体図である。 図2は風景撮影方法の装置を配置するための配置図である。 図3は風景撮影方法の動作を説明する平面図である。 図4は本発明の作用を説明する平面図である。
図1を用いて風景の撮影方法を詳しく説明する。符号2は、画像の撮影において一定のライン周期で1ライン分の撮影である主走査を繰り返すラインセンサで構成されたカメラ部である。また、符号3は、被写体からの光をラインセンサへ入射させる焦点距離の変更が可能なレンズ部である。さらに、符号4は、カメラ部2とレンズ部3を副走査方向に回転させる回転機構部である。
上記回転機構部は、カメラ用の三脚5に設けられた雲台に固定され、コンパクトに持ち運び可能である。また、このレンズ部は通常のカメラマウントを使用しているため、レンズ交換が可能となっている。
また、符号6で示されるのは、コントローラー部である。このコントローラー部は、カメラ部2と回転機構部4と接続され、カメラ部2からの画像データを変換したり、回転機構部4の回転速度を制御したりする。
符号7で示されるのはパーソナルコンピュータ(以後PCと略す)である。このPC7は、コントローラー6から出力された画像をソフトウエアを用いて表示させたり、コントローラー6を制御する設定値を入力したりするために用いられる。
実際に風景Aを撮影する方法を説明する。図2で示すように、カメラ部2を風景Aの中央に来るように三脚5ごと配置する。次に、カメラ部2と風景Aの距離を測定し、PC7を用いてコントローラー6に数値を入力する。
次に、風景Aの長さを、PC7を用いてコントローラー6に入力する。更に、使用するカメラレンズに応じたレンズ補正値を、PC7を用いてコントローラー6に入力する。
次に、撮影する風景Aの明るさを露出計で測定し、レンズ部3の撮影レンズの絞り値を決定する。その際、絞り値は、風景Aの全幅を考慮して、被写界深度が高くなるように設定する。その撮影レンズの絞り値もPC7を用いてコントローラー6に入力する。
すべての設定が終了したなら、撮影を開始する。図3で示すように、カメラ部2がゆっくりと副走査方向に回転していき、風景Aの全体を一度に撮影する。撮影された画像は、コントローラー6を介してPC7に入力され、PC7内のソフトウエアにて画像が記録保存されることになる。
その撮影の際、PC7は、内蔵したソフトウエアにて風景Aの大きさとカメラ部2との距離、撮影レンズの歪、風景Aの明るさを考慮して回転機構部4の回転速度を計算する。詳しくは、PC7にて風景Aとカメラ部2の距離や、撮影レンズのゆがみ、風景Aの明るさに応じて回転速度を変化させることで、風景Aの撮影画像のひずみを無くようにしている。その計算結果をコントローラー6に入力して、回転機構部4を制御している。
また、風景を撮影した後の画像データに対して、浮動的ダイナミックレンジ補正を行うことで、より現実に近い画像を得ている。
浮動的ダイナミック補正の一例は、画像の露出飽和防止である。たとえば、撮影したい画像について一度プレ撮影を行うことで、画像全体の露出の程度を測定し、一番明るい箇所が露出オーバーにならないように、露出の数値を決定し、本撮影を行う方法である。
他の一例は、レンズ部3のレンズに、半透明の白い紙を被せて、撮影したい画像について一度プレ撮影を行うことで、全体の画像の濃度分布を取得し、分布補正を行って露出の数値を決定し、本撮影を行う方法である。
また、他の一例は、撮影した画像について、画像データの1ラインごとの明るさについての上限・下限のピークに追従しながら、最初に設定した閾値以上にならないよう補正を行う方法である。
本発明は、窓から見える巨大な風景を人の目で見たものと同じように高精細に、しかも、一度で記録保存することに利用可能である。
1 風景撮影方法のための装置
2 カメラ部
3 レンズ部
4 回転機構部
5 三脚部
6 コントローラー部
7 パーソナルコンピュータ

Claims (2)

  1. 1画面の撮影において一定のライン周期で1ライン分の撮影である主走査を繰り返すラインセンサと、被写体からの光を前記ラインセンサへ入射させる焦点距離の変更が可能な撮影レンズと、前記ラインセンサと撮影レンズを副走査方向に回転させる回転手段と、からなるラインカメラを用いて風景を撮影する方法であって、
    前記ラインカメラと風景の距離とでレンズの絞りを設定する絞り設定手段と、
    記録する風景の全幅を設定する全幅設定手段と、
    前記距離設定手段と全幅設定手段で設定された数値を用いて前記回転手段の副走査速度を設定する回転速度設定手段と、
    からなる風景を高精細に記録する撮影方法。
  2. 前記風景を撮影した後の画像データに対して、浮動的ダイナミックレンジ補正を行うことを特徴とする、請求項1に記載の風景を高精細に記録する方法。
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Citations (5)

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