JP2010033951A - Push lock switch and electronic device mounting structure thereof - Google Patents
Push lock switch and electronic device mounting structure thereof Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010033951A JP2010033951A JP2008196412A JP2008196412A JP2010033951A JP 2010033951 A JP2010033951 A JP 2010033951A JP 2008196412 A JP2008196412 A JP 2008196412A JP 2008196412 A JP2008196412 A JP 2008196412A JP 2010033951 A JP2010033951 A JP 2010033951A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- operation knob
- case
- push lock
- lock switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Slide Switches (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
Description
本発明は、電源スイッチ等として用いて好適なプッシュロックスイッチ及びその電子機器取付構造に関するものである。 The present invention relates to a push lock switch suitable for use as a power switch or the like and an electronic device mounting structure thereof.
従来この種のプッシュロックスイッチは、例えば特許文献1の図1に示すように、スイッチケース(A)内にスライド移動自在に操作体(C)を収納し、圧縮スプリング(10)によって操作体(C)を一方向dに弾発し、圧縮スプリング(10)の弾発力に抗して操作体(C)をスライド移動することでスイッチケース(A)内に設置している接触機構(B)を駆動してスイッチのオンオフを行い、また操作体(C)とスイッチケース(A)の間に操作体(C)をスライド移動した際にその移動位置で一旦停止させるオルタネイト機構(D)を設置して構成されていた。 Conventionally, this type of push lock switch, for example, as shown in FIG. 1 of Patent Document 1, houses an operating body (C) in a slidable manner in a switch case (A), and is operated by a compression spring (10) ( The contact mechanism (B) installed in the switch case (A) by ejecting C) in one direction d and sliding the operating body (C) against the elastic force of the compression spring (10). An alternate mechanism (D) that temporarily stops at the moving position when the operating body (C) is slid between the operating body (C) and the switch case (A) is installed. Was configured.
しかしながら上記従来のプッシュロックスイッチにおいては、操作体(C)に設けたプランジャ部(32b)及び押釦部(32c)が操作体(C)のスライド移動方向に向けて突出しているので、本願の図17に示すようにこのプッシュロックスイッチ500を例えば電子機器の電源スイッチとして用いて電子機器の外装ケース510の内側に設置し、押釦部501に取り付けた押釦550を外装ケース510に設けた開口部511から露出させたような場合、プッシュロックスイッチ500はその長手方向が外装ケース510の内面に対して直交する方向を向くように突出して設置されるので、電子部品を構成する他の各種電子部品の外装ケース510内面近傍位置への設置が阻害され、電子機器の小型化の障害になってしまうという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、電子機器の外装ケースの内側に設置した際の設置スペースを小さくできて電子機器の小型化が図れるプッシュロックスイッチ及びその電子機器取付構造を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described points, and an object of the present invention is to provide a push lock switch that can reduce the installation space when installed inside the outer case of the electronic device and to reduce the size of the electronic device, and the electronic device. It is to provide a mounting structure.
本願請求項1に記載の発明は、スイッチケースと、スイッチケース内にスライド移動自在に収納される操作体と、操作体をスイッチケース内においてスライド移動方向に弾発する弾発機構と、スイッチケース内に設置され、前記操作体のスライド移動によって接点が開閉制御されるスイッチ機構と、スイッチケース内に設置され、前記操作体を非ロック位置から前記弾発機構の弾発力に抗して押圧移動したロック位置にてロック保持するとともに再度の押圧によってロックを解除して非ロック位置に自動復帰させるロック機構と、を具備し、前記操作体には、操作体のスライド移動方向に交差する方向に向けて突出する操作レバーが設けられており、この操作レバーは前記スイッチケースのスライド移動方向と平行な外周面に設けたレバー挿通部から外部に突出していることを特徴とするプッシュロックスイッチにある。 The invention described in claim 1 includes a switch case, an operating body that is slidably accommodated in the switch case, a bullet mechanism that repels the operating body in the sliding movement direction in the switch case, And a switch mechanism whose contact is controlled to open and close by sliding movement of the operating body, and installed in a switch case, the operating body is pressed and moved from the unlocked position against the elastic force of the elastic mechanism. A lock mechanism that holds the lock at the locked position and releases the lock by pressing again and automatically returns to the unlocked position, and the operating body has a direction that intersects the sliding movement direction of the operating body. An operating lever that protrudes toward the end is provided. In push-lock switch, characterized in that protrudes to the outside from the part.
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプッシュロックスイッチは、操作体のスライド移動方向が、このプッシュロックスイッチを取り付ける電子機器の外装ケースの内面に沿う方向を向くように、外装ケースの内側に設置され、前記操作レバーに取り付けられる操作つまみを前記外装ケースに設けた開口から露出させたことを特徴とするプッシュロックスイッチの電子機器取付構造にある。
In the invention according to
本願請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のプッシュロックスイッチの電子機器取付構造において、前記操作つまみが前記弾発機構の弾発力に抗して押圧移動していく前方の外装ケースと前記操作つまみの間は、操作つまみを前記押圧方向とは逆方向へ押圧するのを阻害するため、指の係止を防止する指係止防止構造となっていることを特徴とするプッシュロックスイッチの電子機器取付構造にある。
The invention according to claim 3 of the present application is the electronic device mounting structure of the push lock switch according to
本願請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のプッシュロックスイッチの電子機器取付構造において、前記操作つまみは、この操作つまみを前記弾発機構の弾発力に抗して押圧移動していく方向に向かってその高さを高くする形状に形成されていることを特徴とするプッシュロックスイッチの電子機器取付構造にある。 According to a fourth aspect of the present invention, in the electronic device mounting structure of the push lock switch according to the third aspect, the operation knob presses and moves the operation knob against the elastic force of the elastic mechanism. The electronic device mounting structure for a push lock switch is characterized in that it is formed in a shape that increases its height in the direction of travel.
本願請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のプッシュロックスイッチの電子機器取付構造において、前記操作つまみの前記指係止防止構造を設けた面の反対側の面に、前記弾発機構の弾発力に抗して操作つまみを押圧する方向の反対方向に向けて突出する指係止部を設けたことを特徴とするプッシュロックスイッチの電子機器取付構造にある。 According to a fifth aspect of the present invention, in the electronic device mounting structure of the push lock switch according to the third aspect, the elastic material is provided on a surface of the operation knob opposite to the surface provided with the finger locking prevention structure. The electronic device mounting structure of a push lock switch is characterized in that a finger locking portion that protrudes in a direction opposite to the direction in which the operation knob is pressed against the elastic force of the mechanism is provided.
請求項1,請求項2に記載の発明によれば、プッシュロックスイッチを電子機器の外装ケースの内側に設置した際の設置スペースを小さくできて電子機器の小型化を図ることができる。その際プッシュロックスイッチの押圧ストロークを短くする必要もないので、そのストロークを十分長くすることで確実なオンオフ動作や良好な操作感覚が得られ、特に電源スイッチとして用いて好適となる。 According to the first and second aspects of the present invention, the installation space when the push lock switch is installed inside the outer case of the electronic device can be reduced, and the electronic device can be downsized. At that time, it is not necessary to shorten the pressing stroke of the push lock switch. By sufficiently increasing the stroke, a reliable on / off operation and a good operating feeling can be obtained, which is particularly suitable for use as a power switch.
請求項3に記載の発明によれば、操作つまみの逆方向への押圧が防止され、プッシュロックスイッチへの無理な力の印加による破損を防止することができる。 According to the third aspect of the present invention, it is possible to prevent the operation knob from being pressed in the reverse direction, and it is possible to prevent damage caused by applying an excessive force to the push lock switch.
請求項4,請求項5に記載の発明によれば、請求項3に記載の指係止防止構造に加えて、操作つまみの形状を弾発機構の弾発力に抗して押圧移動していく方向のみに押圧し易い構造としたので、さらに効果的に操作つまみの逆方向への押圧が防止され、プッシュロックスイッチへの無理な力の印加による破損を防止することができる。 According to the fourth and fifth aspects of the invention, in addition to the finger locking prevention structure according to the third aspect, the shape of the operation knob is pressed and moved against the elastic force of the elastic mechanism. Since the structure is easy to press only in any direction, it is possible to more effectively prevent the operation knob from being pressed in the reverse direction, and it is possible to prevent damage caused by applying an excessive force to the push lock switch.
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態にかかるプッシュロックスイッチ1−1の斜視図、図2はプッシュロックスイッチ1−1の分解斜視図(その上側の部品)、図3はプッシュロックスイッチ1−1の分解斜視図(その下側の部品)である。これらの図に示すようにプッシュロックスイッチ1−1は、第1スイッチケース10内に、スイッチ機構50と、操作体110と、ロック機構150と、弾発機構(以下「弾発バネ」という)190とを収納し、その上に第2スイッチケース210と取付板230とを取り付けて構成されている。以下各構成部品について説明する。なお以下の説明において、「上」とは第1スイッチケース10から操作体110側を向く方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。また図2に示す矢印A方向、即ち第1スイッチケース10内に収納した操作体110の移動方向をスライド移動方向Aというものとする。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[First Embodiment]
1 is a perspective view of the push lock switch 1-1 according to the first embodiment of the present invention, FIG. 2 is an exploded perspective view of the push lock switch 1-1 (parts on the upper side), and FIG. 1 is an exploded perspective view of 1 (a lower part thereof). FIG. As shown in these drawings, the push lock switch 1-1 includes a
図4は第1スイッチケース10を下面側から見た斜視図である。図3及び図4に示すように第1スイッチケース10は合成樹脂の一体成形品であり、上面が開放された略矩形状の箱型に形成され、上面側の凹部が収納部11になっている。収納部11は中央に設けたスライド移動方向Aに向かう分離壁13によって2つの室15,17に分離されており、一方の室15をスイッチ機構設置室15、他方の室17をロック及び弾発機構収納室17としている。分離壁13は略平板状で、収納部11の底面から立設しており、そのスライド移動方向Aの両端は対向する両内側壁に接続されている。
FIG. 4 is a perspective view of the
第1スイッチケース10の底面のスイッチ機構設置室15の下面側には、図4に示すように一対のスリット状の端子挿通孔19,21が設けられている。スリットの向きはスライド移動方向Aである。両端子挿通孔19,21はスライド移動方向Aに所定距離離れ、且つスライド移動方向Aに直交する方向に少しずれた位置に設けられている。
As shown in FIG. 4, a pair of slit-shaped
一方ロック及び弾発機構収納室17内には、図3に示すように、その底面の略中央から上方向に向かって柱状のピン取付支持部23が立設されており、その上面には小孔からなるピン取付部25が設けられている。ピン取付支持部23の外周側壁の1側面からはピン取付支持部23の高さより低くてスライド移動方向A(下記する操作体110のカム溝機構125の下部の位置)に向かって延びるカム機構支持部26が設けられている。カム機構支持部26はロック及び弾発機構収納室17の底面から壁状に立設している。
On the other hand, as shown in FIG. 3, a columnar pin
第1スイッチケース10のスライド移動方向Aに平行な外周側壁10a,10cの上辺の両端近傍の内側位置(4ヶ所)には、スライド移動方向Aに向かって延びる切り欠きからなるガイド溝27が設けられている。また一対の外周側壁10a,10cの外面の所定位置にはそれぞれ2つの突部29,31を設けることでその間に係止溝33を設けている(図3において奥側の突部29及び係止溝33は記載されていない)。またもう1つの外周側壁10bにも2つの突部35,37を設けることでその間に係止溝39を設けている。
スイッチ機構50は図3に示すように、何れも金属板からなる、共通固定端子片60と固定端子片70と回転子80と可動接触片90と圧縮バネ100とを具備して構成されている。共通固定端子片60は略矩形状の端子部61の上に他部品係止部63を設けて形成されている。他部品係止部63は端子部61の上辺の一端近傍から帯状に上方向に突出した後に略直角に固定端子片70から離れる方向に屈曲し、さらに上方向に屈曲して延びる形状に形成されており、これらの屈曲によって形成される2つの凹状の角部にそれぞれ係止溝65,67を設けている。
As shown in FIG. 3, the
固定端子片70は略矩形状の端子部71の上に連結部75を介して固定接点設置部73を接続して形成されている。固定接点設置部73は略矩形平板状であり、連結部75の部分を略直角に折り曲げることで、端子部71の面に対して略直交するように配置され、その上面中央には固定接点77が取り付けられている。
The
回転子80は中央に開口81が設けられた基部83と、基部83の一端部両側辺からそれぞれ突出して上方向に屈曲することで対向させてなる一対のアーム形状の回動操作片85と、基部83の他端部両側辺からそれぞれ突出して上方向に屈曲することで対向させてなる一対の略L字形状の係止部87と、両回動操作片85の間の辺の中央部分を上方向に切り起こしてなる舌片状の係止突片89とを具備して構成されている。回動操作片85の先端部部分は押圧部85a、係止部87の略直角の凹部の部分は係合部87aとなっている。
The
可動接触片90は略長方形状であって中央に開口91が形成された基部93と、基部93の一端部に形成された略矩形状の可動接点取付部95と、可動接点取付部95の下面中央に取り付けられる可動接点97(図6参照)と、可動接点取付部95を設けた側の開口91の内周辺によって形成されるバネ係止部98と、可動接点取付部95を設けた反対側の開口91の内周辺によって形成される回転子係止部99と、を具備して構成されている。
The
圧縮バネ100は、矩形状の板バネを逆U字状に屈曲させて構成されており、その両端部にそれぞれ係止部101,103を設けている。
The
操作体110は合成樹脂を一体成形することによって略矩形状に形成されており、その外形寸法は、前記第1スイッチケース10の収納部11内にすっぽり収納されてスライド移動方向Aにスライド移動できる外形寸法に形成されている。操作体110の上面中央には上方向に突出する(即ち操作体110のスライド移動方向Aに交差する方向に向けて突出する)柱状の操作レバー111が設けられ、また上面4隅の外周部分には左右に張り出す小突起状のガイド突起113が突設され、また上面4隅の上面には上方向に突出する小突起からなる当接部115が設けられている。ガイド突起113は前記第1スイッチケース10のガイド溝27に挿入される寸法に形成されている。操作体110の下面中央にはスライド移動方向Aに向かって直線状に延びる凹状のレール係合部117が設けられている。レール係合部117は前記第1スイッチケース10の分離壁13にぴったり係合して分離壁13をレールとして操作体110をスライド移動方向Aに向けてスライド移動自在に支持するものである。またレール係合部117の一方の側(前記第1スイッチケース10のスイッチ機構設置室15に対向する側)の下面にはスライド移動方向に向かって延びる凹状のスイッチ機構収納部119が設けられ、レール係合部117の他方の側(前記第1スイッチケース10のロック及び弾発機構収納室17に対向する側)にはスライド移動方向に向かって延びる貫通孔からなるロック及び弾発機構収納部121と、ロック及び弾発機構収納部121の一端部に位置するカム機構形成部123とが設けられている。ロック及び弾発機構収納部121は第1スイッチケース10のピン取付支持部23を挿通する寸法に形成されている。カム機構形成部123は略矩形状の平板であってその上面には所定形状のカム溝機構125が設けられ、またカム機構形成部123の裏面にはスライド移動方向Aに延びる直線状の凹部127が設けられている。
The operating
カム溝機構125は下記する連結ピン151と共にロック機構150を構成する部分である。このカム溝機構125は従来公知の各種プッシュロック用のカム溝機構(代表的にはハート型カム溝機構)であり、その内部に形成されるカム溝(環状溝)126内を下記する連結ピン151のカム係合部153が定められた1方向にループ状に移動していくものである。即ち、カム係合部153はロック解除時は非ロック位置a1に位置し、カム係合部153に対して操作体110がスライド移動方向A(図2の左方向)に移動した際は一旦位置a2に移動し、その後前記移動を解除することでロック位置a3にロックされる。再び操作体110を前記スライド移動方向A(図2の左方向)に移動するとカム係合部153は位置a4に移動し、前記移動を解除すると元の非ロック位置a1に戻る。
The
スイッチ機構収納部119内の対向する左右両側面には、薄板状に突出する一対ずつの押圧突部129,131が設けられ、両押圧突部129,131の間の隙間を上記回転子80の押圧部85aを挿入する押圧部挿入部133としている。また押圧突部129の最も下方向に張り出している部分は可動接触片当接部135となっている。
A pair of
連結ピン151は金属棒の両端を同一方向に略直角に折り曲げ、その一端をカム係合部153、他端を軸支部155としている。
The connecting
弾発バネ190はこの実施形態では円筒形状のコイルバネ(圧縮コイルバネ)によって構成されている。
In this embodiment, the
第2スイッチケース210は合成樹脂を略矩形の平板状に成形して構成されており、その外形寸法形状は前記第1スイッチケース10の外形寸法形状と略同一に形成されている。第2スイッチケース210の略中央には前記操作体110の操作レバー111をスライド移動自在に貫通するレバー挿通部211が設けられ、また前記第1スイッチケース10の係止溝39に対向する一側辺には下方向に向かって屈曲する略T字状の係止片213が設けられ、また第2スイッチケース210の上面の係止片213を設けた反対側近傍部分には一対の小突起状の係合部215が設けられている。レバー挿通部211は言い換えれば、第1,第2スイッチケース10,210が形成するスイッチケースのスライド移動方向Aと平行な外周面の内の1つの面に設けられている。ここで図5は第2スイッチケース210を下面側から見た斜視図である。同図に示すように第2スイッチケース210の下面のレバー挿通部211に隣接する位置には、円形に突出する連結ピン押え部217と、連結ピン押え部217内にその一部が侵入し連結ピン押え部217よりも高い高さで直線状に突出するバネ押え部219とが設けられている。
The
取付板230は平板状の金属板を略コ字状に屈曲し、屈曲によって下方向に向かう部分の先端を2つに分離して一対ずつの係止部231を設けて構成されている。取付板230には前記第2スイッチケース210の一対の係合部215をそれぞれ係合する小孔からなるケース係合部233を設けている。
The mounting
次にプッシュロックスイッチ1−1の組立方法を説明する。まず第1スイッチケース10のスイッチ機構設置室15内に共通固定端子片60と固定端子片70を収納し、それぞれの端子部61,71を第1スイッチケース10の端子挿通孔19,21に挿入し、これら共通固定端子片60と固定端子片70とを第1スイッチケース10の底面に固定する。次に共通固定端子片60の端子部61の上に回転子80を配置してその際図6に示すように回転子80の係止突片89を共通固定端子片60の係止溝65に係合し、次に回転子80の両回動操作片85の間に可動接触片90を配置してその際図6に示すように可動接触片90の回転子係止部99を回転子80の係合部87aに係合し、次に可動接触片90の上に圧縮バネ100を配置してその際図6に示すように圧縮バネ100の一方の係止部101を可動接触片90のバネ係止部98に係止すると共に他方の係止部103を可動接触片90の開口91を通してその下側に位置する共通固定端子片60の係止溝67に係止する。
Next, a method for assembling the push lock switch 1-1 will be described. First, the common fixed
これによってスイッチ機構50は図6に示すように、第1スイッチケース10に固定される共通固定端子片60と、第1スイッチケース10に固定され固定接点77を有する固定端子片70と、共通固定端子片60に対して回動自在に係合される回転子80と、回転子80に対して回動自在に係合され且つ可動接点97を有する可動接触片90と、可動接触片90と共通固定端子片60間を弾発することで共通固定端子片60と回転子80と可動接触片90間の係合状態を維持する圧縮バネ100とを具備する構造に構成されている。なおこのとき図6に示すように固定接点77と可動接点97とは所定距離離間して位置している。またこのとき可動接触片90はその長手方向がスライド移動方向Aとほぼ平行になるように配置されている。
As a result, the
次に図2に示す操作体110を図3に示す第1スイッチケース10の収納部11内に収納する。そのとき操作体110のレール係合部117に第1スイッチケース10の分離壁13を挿入することで操作体110をスライド自在に支持する。このとき同時に各ガイド突起113が各ガイド溝27に係合され、またピン取付支持部23がロック及び弾発機構収納部121内に挿入され、また凹部127内にカム機構支持部26が挿入される。さらにこのとき図6に示すようにスイッチ機構50を構成する回転子80の一対の押圧部85aはそれぞれ操作体110の一対の押圧部挿入部133内に挿入されており、また操作体110の一対の可動接触片押圧部135は可動接触片90の可動接点取付部95の左右両端近傍の上面に当接して可動接点取付部95がこの位置よりも上方向に移動しないようにしている。
Next, the operating
次に操作体110のロック及び弾発機構収納部121内に露出しているピン取付支持部23上端のピン取付部25に連結ピン151の軸支部155を挿入し、同時に連結ピン151のカム係合部153を操作体110のカム溝126内に係合する。次に弾発バネ190を操作体110のロック及び弾発機構収納部121内に所定寸法圧縮しながら挿入する。このとき弾発バネ190は図8に示すように第1スイッチケース10のピン取付支持部23の側面と操作体110のロック及び弾発機構収納部121内周面間を弾発するので、操作体110には常にこれを図8に示す右方向に移動させようとする弾発力が付勢される。
Next, the
次に第1スイッチケース10上を覆うように第2スイッチケース210を被せ、そのとき第2スイッチケース210のレバー挿通部211に操作レバー111を挿通し、同時に係止片213を係止溝39に係止する。そして第2スイッチケース210の上に取付板230を載置して第2スイッチケース210の各係合部215を取付板230の各ケース係合部233に挿入・係合する。このとき取付板230の一対ずつの係止部231を第1スイッチケース10の係止溝33に挿入し、各係止部231の先端を突部29,31の下面側に折り曲げれば、図1に示すプッシュロックスイッチ1−1が完成する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。なおプッシュロックスイッチ1−1は、図1に示すように、ロック機構150を設置する領域S2と弾発バネ190を設置する領域S3とをスライド移動方向Aに向けて直線状に併設しており、且つスイッチ機構50を設置する領域S1と前記両領域S2,S3とを操作体110のスライド移動方向Aに対して交叉する対向位置に並列に配置しているので、プッシュロックスイッチ1−1のスライド移動方向Aに向かう長さ寸法を短くできてその小型化を図ることができる。
Next, the
次にプッシュロックスイッチ1−1の動作を説明する。図6〜図8はプッシュロックスイッチ1−1の動作説明図であり、図6は非ロック時のスイッチ機構50部分の概略構成図、図7はロック時のスイッチ機構50部分の概略構成図、図8はロック時のロック機構150と弾発バネ190の部分の概略構成図である。
Next, the operation of the push lock switch 1-1 will be described. 6 to 8 are explanatory views of the operation of the push lock switch 1-1. FIG. 6 is a schematic configuration diagram of the
まず非ロック時は図6に示すように、圧縮バネ100の弾発力によって可動接触片90は可動接点97方向(前方)に向けて押し出すように弾発され、回転子80は図6に示す右方向に回転してその押圧部85aが操作体110の押圧部挿入部133の押圧突部129側の側面に当接する。このとき可動接触片90の回転子係止部99は上昇位置にあり、また可動接点取付部95の上面は操作体110の可動接触片当接部135に当接し、可動接点97は固定接点77から離れており、両端子部61,71間はオフになっている。つまりこのとき回転子80は係止突片89を中心に右回転方向に付勢され、可動接触片90は回転子係止部99を中心に左回転方向に付勢されている。またこのとき連結ピン151のカム係合部153は図2に示す非ロック位置a1(図2参照)に位置している。
First, when unlocked, as shown in FIG. 6, the
次に操作レバー111を図6に示す左方向(矢印A1方向)に移動していくと、前記押圧部85aが押圧突部129側の側面に押圧されて回転子80は圧縮バネ100の弾発力に抗して係止突片89を中心に左回りに回転してゆき、これによって前記可動接触片90の回転子係止部99の位置が下降し、所定の位置以下に下降すると、可動接触片90には前記圧縮バネ100による付勢力の方向が回転子係止部99を中心に左回転方向から右回転方向に変換され、これによって可動接触片90は右回転して可動接触片当接部135への当接が解除されるとともに可動接点97は固定接点77に当接し、スナップアクションにてスイッチがオンする。さらにもう少し操作体110を左方向A1に移動すると圧縮バネ100による回転子80への付勢力の方向も右回転方向から左回転方向に変換され、その瞬間に回転子80は自動的に左回転し、図7に示す状態になり、この状態に安定して保持される。このとき連結ピン151のカム係合部153は図2に示すロック位置a3(図2参照)にあるので、操作体110はこの位置に保持される。
Next, when the
次に操作レバー111を図7に示す左方向(矢印A1方向)に少し移動すると、図2に示す前記連結ピン151のカム係合部153はロック位置a3を抜け出して位置a4に移動し、次に前記操作レバー111への押圧を解除すると弾発バネ190の弾発力によって操作体110は図7に示す右方向(矢印A2方向)に移動を始め、回転子80の押圧部85aが操作体110の押圧部挿入部133の押圧突部131側の側面に押圧されて右回転してゆき、可動接触片90の回転子係止部99の位置が上昇し、所定の位置以上に上昇すると、回転子80に対する圧縮バネ100の付勢力の方向が左回転方向から右回転方向に変換され、略同時に可動接触片90に対する圧縮バネ100の付勢力の方向が右回転方向から左回転方向に変換され、これによって可動接触片90は図6に示す状態に戻り、可動接点97が固定接点77から離間して、スナップアクションにてスイッチがオフする。このとき連結ピン151のカム係合部153は元の非ロック位置a1に戻る。
Next, when the operating
以上説明したようにプッシュロックスイッチ1−1は、第1,第2スイッチケース10,210と、第1,第2スイッチケース10,210内にスライド移動自在に収納される操作体110と、操作体110を第1,第2スイッチケース10,210内においてスライド移動方向Aに弾発する弾発バネ190と、第1,第2スイッチケース10,210内に設置され、操作体110のスライド移動によって接点(固定接点77と可動接点97)が開閉制御されるスイッチ機構50と、第1,第2スイッチケース10,210内に設置され、操作体110を弾発バネ190の弾発力に抗して押圧移動したロック位置a3にてロック保持するとともに再度の押圧によって非ロック位置a1に自動復帰させるロック機構150とを具備して構成されている。
As described above, the push lock switch 1-1 includes the first and
ここでスイッチ機構50は、第1スイッチケース10に固定される共通固定端子片60と、第1スイッチケース10に固定され固定接点77を有する固定端子片70と、共通固定端子片60に対して回動自在に係合され且つ操作体110の移動によって回転駆動される回転子80と、回転子80に対して回動自在に係合され且つ可動接点97を有する可動接触片90と、可動接触片90と共通固定端子片60間を弾発することで共通固定端子片60と回転子80と可動接触片90間の係合状態を維持すると同時に回転子80の回転位置に応じて可動接触片90の可動接点97と固定端子片70の固定接点77間をオン又はオフさせる圧縮バネ100とを具備して構成されている。
Here, the
またロック機構150は、両端部分を略直角に屈曲してなる棒状の連結ピン151の一端を回動自在に第1スイッチケース10に軸支するとともに、連結ピン151の他端を操作体110に設けたカム溝機構125内に挿入係合して操作体110のスライド移動位置に応じてカム溝機構125内での係合位置を変更することで操作体110をそのロック位置と非ロック位置とに移動させる構造となっている。
Further, the
図9は前記プッシュロックスイッチ1−1を電子機器であるディスプレイ装置300の電源スイッチに用いた例を示す斜視図である。図9に示すようにディスプレイ装置300は、略平板矩形状であって一方の面に液晶やプラズマ等からなる表示部301を設けており、例えばテレビやパソコンやその他の各種電子機器のディスプレイ等として使用されるものである。そしてプッシュロックスイッチ1−1はこのディスプレイ装置300の外周を囲む外周側辺の内の上下方向に延びる外周側辺303の部分に設置されている。ディスプレイ装置300の外周側辺303には略矩形状の開口305が設けられており、この外周側辺303の内部側に設置したプッシュロックスイッチ1−1の操作レバー111に取り付けた操作つまみ250が前記開口305から外部に向かって露出している。
FIG. 9 is a perspective view showing an example in which the push lock switch 1-1 is used as a power switch of a
図10は図9のE−E線部分の概略断面拡大図である。同図に示すようにプッシュロックスイッチ1−1は、操作体110のスライド移動方向Aが、ディスプレイ装置300の外装ケース307の内面に沿う方向を向くように、外装ケース307の内側に設置されており、操作レバー111に取り付けた操作つまみ250を外装ケース307に設けた開口305から露出している。更に詳細に言えば、操作つまみ250はその押圧方向Cが、下方向(スライド移動方向Aと同じで弾発バネ190の弾発力に抗して押圧する方向)を向くように設置されている。前記プッシュロックスイッチ1−1はその端子部61,71を突出している面が回路基板270の表面に載置され、端子部61,71が回路基板270に設けた回路パターンに電気的・機械的に固定されるので、回路基板270の面は外装ケース307の内面に沿う方向を向くことになる。従って図17に示す従来例の場合に比べて、プッシュロックスイッチ1−1及びこれを取り付ける回路基板270が外装ケース307の内側に向かって大きく突出することはなく、外装ケース307の内部でのプッシュロックスイッチ1−1の設置スペースを実質的に小さくすることができ、ディスプレイ装置300の外形寸法の小型化を図ったり、また外装ケース307の外周近傍まで表示部301を配置したりすることが可能になる。なおプッシュロックスイッチ1−1を電源スイッチに用いた場合は、その確実なオンオフ動作や良好な操作感覚が必要になるが、プッシュロックスイッチ1−1の長手方向の長さを長いままとしていても、その長さは外装ケース307内面に沿うように延びるので、他の部品を設置することを阻害しない。
FIG. 10 is an enlarged schematic cross-sectional view taken along line EE in FIG. As shown in the figure, the push lock switch 1-1 is installed inside the
また図9,図10に示すように、操作つまみ250の上面250aは、その押圧方向Cに向けてその高さを増加していく傾斜面となっている。言い換えれば、操作つまみ250はその押圧方向Cに向かってその高さを高くする形状に形成されている。そして上面250aの最も高さの高くなっている部分、即ち操作つまみ250が押圧によって移動していく前方位置の外装ケース307の外面には、操作つまみ250の上面250aと略同一の高さを有する逆方向押圧防止部309が突設されている。逆方向押圧防止部309とこれに隣接する操作つまみ250の上面250aは略同一の高さ(図の例では逆方向押圧防止部309の方が若干高い)であり、且つ逆方向押圧防止部309(または開口305)とこれに隣接する操作つまみ250の間の隙間L1は操作つまみ250の押圧方向Cへのスライド移動によってスイッチのオンオフが可能な寸法より少しだけ大きい狭い隙間寸法(その間に指が入らない程度の隙間寸法)となっている。つまりこの実施形態の場合、逆方向押圧防止部309を設けてその高さを隣接する操作つまみ250の上面250aの高さと略同一にすると同時に、両者間の隙間L1を狭くしてその間に指が入らないようにすることで、操作つまみ250が弾発バネ190の弾発力に抗して押圧移動していく前方の外装ケース307と操作つまみ250の間を、操作つまみ250を前記押圧方向とは逆方向へ押圧する際の指の係止を防止する指係止防止構造311としている。
As shown in FIGS. 9 and 10, the
そして図10に示すように、実線で示す指400によって操作つまみ250を下方向Cに向けて押圧操作すれば、操作つまみ250は図10に示す非ロック位置から図11に示すロック位置まで移動してこのロック位置にロック保持され、再度の下方向Cへの押圧によってロックが解除されて図10に示す非ロック位置に自動復帰する。即ち前述のようにプッシュロックスイッチ1−1は非ロック位置とロック位置のそれぞれにおいて停止し、ディスプレイ装置300の電源のオンオフが行える。つまりこの操作つまみ250は一方向(下方向C)の押圧でしか動作しない構造である。操作つまみ250の上面250aは下方向に向かって高さを高くする傾斜面なので、上面250aに触れた指400による下方向Cへの押圧は容易に行える。
Then, as shown in FIG. 10, when the
一方指400によって操作つまみ250を上方向に向けて押圧操作(誤操作)しようとしても、操作つまみ250の上面250aは上方向に向かって高さを下降する傾斜面なので指400による上方向への押圧は困難であり、また図10,図11に点線で示す指400のように操作つまみ250の下端部側を押し上げようとしても指400が逆方向押圧防止部309にひっかかり、また操作つまみ250と逆方向押圧防止部309の間の隙間L1は狭いのでこの部分に指400は入り込まず、これらのことから操作つまみ250を上方向に押し上げることは困難である。従って操作つまみ250の逆方向への押圧(誤操作)が防止され、プッシュロックスイッチ1−1への無理な力の印加による破損を防止することができる。ところで、操作つまみ250の正方向(下方向C)への移動時は前記第1スイッチケース10と操作体110同士が当接することでその移動を確実に停止できるので強度が強いが、逆方向(誤操作方向)への操作つまみ250の移動時にこれを停止させるのはロック機構150の部分(連結ピン151とカム溝機構125)だけなのでその強度が弱い。このため前記操作つまみ250への逆方向への力の印加は連結ピン151の変形等によってプッシュロックスイッチ1−1の大きな破損の原因となるが、本発明は上述のようにこのような問題を確実に防止しているのである。また図10に示す操作つまみ250は一方向だけにしか押圧できない(押圧し難い)構成なので、使用者からの「操作つまみ250を逆方向から押圧して動かそうとしても動かず、スイッチが動作しない」というクレーム(誤使用を正規使用と勘違いして動かないことを主張するクレーム)を発生させることも防止できる。
On the other hand, even if an attempt is made to press the
図12はプッシュロックスイッチ1−1の前記ディスプレイ装置300への取付構造の他の例を示す概略断面拡大図であり、図10の場合と同一の部分の断面を示している。同図において前記図10に示す各部材と同一または相当する部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。この取付構造において前記図10に示す取付構造と相違する点は、外装ケース307の外方に突出する逆方向押圧防止部309を省略し、操作つまみ250の高さ寸法(厚み寸法)を全体に小さくして最も高い下端部の高さを外装ケース307の外表面とほぼ同一に(または外表面より少し低く)し、さらに操作つまみ250の上部の外装ケース307の外面を操作つまみ250に向かって(開口305に向かって)その厚みを薄くしていくような傾斜面307aとした点である。そしてこの取付構造の場合も、外装ケース307の開口305の下部の部分の外面とこれに隣接する操作つまみ250の上面250aとは略同一の高さ(図の例では外装ケース307の外面の方が若干高い)であり、且つ外装ケース307の開口305の下辺とこれに隣接する操作つまみ250の間の隙間L1は操作つまみ250の押圧方向Cへのスライド移動によってスイッチのオンオフが可能な寸法より少しだけ大きい狭い隙間寸法(その間に指が入らない程度の隙間寸法)となっている。つまりこの実施形態の場合、外装ケース307の開口305の下部の部分の高さ(外面)を隣接する操作つまみ250の上面250aの高さと略同一にすると同時に、両者間の隙間L1を狭くしてその間に指が入らないようにすることで、操作つまみ250が弾発バネ190の弾発力に抗して押圧移動していく前方の外装ケース307と操作つまみ250の間を、操作つまみ250を前記押圧方向とは逆方向へ押圧する際の指の係止を防止する指係止防止構造311としている。
FIG. 12 is a schematic enlarged cross-sectional view showing another example of a structure for attaching the push lock switch 1-1 to the
そして図12に示すように、実線で示す指400によって操作つまみ250を下方向Cに向けて押圧操作すれば、前述のようにプッシュロックスイッチ1−1はオンの位置とオフの位置のそれぞれにおいて停止し、ディスプレイ装置300の電源のオンオフが行える。操作つまみ250の上面250aは下方向に向かって高さを高くする傾斜面なので、上面250aに触れた指400による下方向Cへの押圧は容易に行える。また外装ケース307にも傾斜面307aを設けているので、更に容易に指400を操作つまみ250の上面250aに導くことができる。
Then, as shown in FIG. 12, when the
一方点線で示すように指400によって操作つまみ250を上方向に向けて押圧操作しようとしても、操作つまみ250の上面250aは上方向に向かって高さを下降する傾斜面250aなので指400による上方向への押圧は困難であり、また図12に点線で示す指400のように操作つまみ250の下端部側を押し上げようとしても操作つまみ250と外装ケース307の間の隙間L1は狭いのでこの部分に指400は入り込まず、操作つまみ250を上方向に押し上げることは困難である。従って操作つまみ250の逆方向への押圧が防止され、プッシュロックスイッチ1−1への無理な力の印加による破損を防止することができるなど、図10,図11で説明したのと同様の効果を有する。
On the other hand, as shown by the dotted line, even if the
図13,図14は他の形状の操作つまみ250を用いたプッシュロックスイッチ1−1の前記ディスプレイ装置300への取付構造を示す概略断面拡大図であり、図10の場合と同一の部分の断面を示している。両図において前記図10に示す各部材と同一または相当する部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。図13に示す操作つまみ250は、その上面250aが押圧方向Cに向かってその高さを高くする階段形状に形成されている。そしてこの操作つまみ250の場合も、逆方向押圧防止部309とこれに隣接する操作つまみ250の上面250aとを略同一の高さにし、且つ逆方向押圧防止部309とこれに隣接する操作つまみ250の間の隙間L1を操作つまみ250の押圧方向Cへのスライド移動によってスイッチのオンオフが可能な寸法より少しだけ大きい狭い隙間寸法(その間に指が入らない程度の隙間寸法)としている。このように構成しても図10に示すと同様の効果を生じる。
FIGS. 13 and 14 are enlarged schematic cross-sectional views showing a structure for mounting the push lock switch 1-1 to the
一方図14に示す操作つまみ250は、その上面250aが逆方向押圧防止部309の上面と略同一高さの平面状であって、操作つまみ250の指係止防止構造311を設けた面の反対側の面(図14の上面)の上端近傍部分に、押圧方向Cの反対方向に向けて突出する指係止部255を設けている。もちろん同時に逆方向押圧防止部309とこれに隣接する操作つまみ250の間の隙間L1を操作つまみ250の押圧方向Cへのスライド移動によってスイッチのオンオフが可能な寸法より少しだけ大きい狭い隙間寸法(その間に指が入らない程度の隙間寸法)としている。このように構成しても図10に示すと同様の効果を生じる。
On the other hand, the
〔第2実施形態〕
図15は本発明の第2実施形態にかかるプッシュロックスイッチ1−2の概略断面図、図16はプッシュロックスイッチ1−2の平面図(但し第2スイッチケース210を外した状態)である。これらの図に示すプッシュロックスイッチ1−2において、前記図1〜図12に示すプッシュロックスイッチ1−1と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図12に示す実施形態と同じである。
[Second Embodiment]
FIG. 15 is a schematic cross-sectional view of the push lock switch 1-2 according to the second embodiment of the present invention, and FIG. 16 is a plan view of the push lock switch 1-2 (with the
このプッシュロックスイッチ1−2においても、前記プッシュロックスイッチ1−1と同様に、第1スイッチケース10内に、スイッチ機構50と、操作体110と、ロック機構150とを収納し、その上に第2スイッチケース210を取り付け、さらに第1スイッチケース10の外部に突出する操作体110の内部に弾発機構(以下「弾発バネ」という)190を収納して構成されている。
Also in the push lock switch 1-2, the
このプッシュロックスイッチ1−2の第1スイッチケース10は、第1実施形態のような分離壁13を設けず、収納部11内にスイッチ機構設置室15を設置し、また収納室11の一端部(スイッチ機構設置室15にスライド移動方向Aで略直列に並ぶ位置)にロック機構設置部18を設け、前記スイッチ機構設置室15内に第1実施形態と同じスイッチ機構50を装着し、ロック機構設置部18に第1実施形態で設けたピン取付支持部23及びピン取付部25を設けて構成されている。
The
操作体110も前記第1実施形態と同様に、合成樹脂を一体成形することによって略矩形状に形成されており、その外形寸法は前記第1スイッチケース10の収納部11内にすっぽり収納されてスライド移動方向Aにスライド移動できる外形寸法に形成されている。また操作体110の上面には上方向に突出する(即ち操作体110のスライド移動方向Aに交差する方向に向けて突出する)柱状の操作レバー111が設けられ、またその下面側にはスイッチ機構収納部119が設けられている。操作体110において前記第1実施形態の操作体110と相違する点は、第1実施形態でスイッチ機構収納部119に並列に設置したロック及び弾発機構収納部121を、スイッチ機構収納部119にスライド移動方向Aで略直列に並ぶ位置に設置した点である。ロック及び弾発機構収納部121の一端部には第1実施形態と同様にカム機構形成部123が設けられ、その上面にはカム溝機構125が設けられている。ロック及び弾発機構収納部121は第1スイッチケース10のピン取付支持部23を挿通する寸法に形成されており、またカム溝機構125が連結ピン151と共にロック機構150を構成する点も第1実施形態と同様である。スイッチ機構収納部119内の対向する左右両側面に一対ずつの押圧突部129,131と押圧部挿入部133と可動接触片当接部135とが設けられている点も第1実施形態と同様である。
Similarly to the first embodiment, the
また弾発バネ190はロック及び弾発機構収納部121内に所定寸法圧縮しながら挿入されており、第1スイッチケース10のピン取付支持部23の側面と操作体110のロック及び弾発機構収納部121の内周面間を弾発して操作体110には常に図15に示す右方向への弾発力が付勢されている。
The
第2スイッチケース210も第1実施形態と同様に、合成樹脂を略矩形の平板状に成形して構成されており、その外形寸法形状は第1スイッチケース10の外形寸法形状と略同一であり、その内部に前記操作体110の操作レバー111をスライド移動自在に貫通するレバー挿通部211を設け、また略T字状の係止片213も設けられている。レバー挿通部211は言い換えれば、第1,第2スイッチケース10,210が形成するスイッチケースのスライド移動方向Aと平行な外周面の内の1つの面に設けられている。第2スイッチケース210は第1スイッチケース10の上面を覆うように取り付けられ、その際操作レバー111をレバー挿通部211に挿通する。
Similarly to the first embodiment, the
そして図15に実線で示すスイッチオフの状態から、操作レバー111を図15に示す左方向(矢印A1方向)に移動していくと、第1実施形態と同様にスナップアクションにて可動接点97が固定接点77に当接してスイッチがオンし、操作体110はロック機構150によってこの位置にロックされる。再び操作レバー111を図15に示す左方向(矢印A1方向)に少し移動すると、前記ロックが解除され、操作体110は弾発バネ190の弾発力によって図15に示す右方向に移動してゆき、スナップアクションにて可動接点97が固定接点77から離間してスイッチがオフする。
Then, when the operating
そしてプッシュロックスイッチ1−2の場合も、操作体110には操作体110のスライド移動方向Aに交差する方向に向けて突出する操作レバー111が設けられており、この操作レバー111は第1,第2スイッチケース10,210のスライド移動方向Aと平行な外周面に設けたレバー挿通部211から外部に突出しているので、プッシュロックスイッチ1−1で説明したのと同様の理由で、プッシュロックスイッチ1−2を電子機器の外装ケースの内側に設置した際の設置スペースを実質的に小さくできて電子機器の小型化を図ることができる。その際プッシュロックスイッチ1−2の押圧ストロークを短くする必要もないので、そのストロークを十分長くすることで確実なオンオフ動作や良好な操作感覚が得られ、特に電源スイッチとして用いて好適となる。また図9〜図14に示すように操作つまみ250が弾発バネ190の弾発力に抗して押圧移動していく前方の外装ケース300と操作つまみ250の間に、操作つまみ250を前記押圧方向とは逆方向へ押圧する際の指の係止を防止する指係止防止構造311を設ければ、操作つまみ250の逆方向への押圧が防止され、プッシュロックスイッチ1−2への無理な力の印加による破損が防止される。
Also in the case of the push lock switch 1-2, the operating
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態では電子機器としてディスプレイ装置300を例に説明したが、他の各種電子機器であっても良いことは言うまでもない。また上記実施形態ではプッシュロックスイッチ1−1,1−2を電源スイッチとして用いた場合について説明したが、他の各種用途のスイッチとして用いても良い。また上記スイッチ機構やロック機構や弾発機構の構造は上記実施形態に限定されず、他の各種構造からなるスイッチ機構やロック機構や弾発機構であっても良い。また上記実施形態では操作レバー111と操作つまみ250とを別部品で構成したが、一体品で構成しても良い。
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made within the scope of the technical idea described in the claims and the specification and drawings. Is possible. It should be noted that any shape, structure, and material not directly described in the specification and drawings are within the scope of the technical idea of the present invention as long as the effects and advantages of the present invention are exhibited. For example, in the above-described embodiment, the
1−1 プッシュロックスイッチ
10 第1スイッチケース(スイッチケース)
50 スイッチ機構
110 操作体
111 操作レバー
A スライド移動方向
150 ロック機構
190 弾発バネ(弾発機構)
210 第2スイッチケース(スイッチケース)
211 レバー挿通部
230 取付板
250 操作つまみ
255 指係止部
300 ディスプレイ装置(電子機器)
305 開口
307 外装ケース
309 逆方向押圧防止部
311 指係止防止構造
1−2 プッシュロックスイッチ
1-1 Push-
50
210 Second switch case (switch case)
211
305
Claims (5)
スイッチケース内にスライド移動自在に収納される操作体と、
操作体をスイッチケース内においてスライド移動方向に弾発する弾発機構と、
スイッチケース内に設置され、前記操作体のスライド移動によって接点が開閉制御されるスイッチ機構と、
スイッチケース内に設置され、前記操作体を非ロック位置から前記弾発機構の弾発力に抗して押圧移動したロック位置にてロック保持するとともに再度の押圧によってロックを解除して非ロック位置に自動復帰させるロック機構と、を具備し、
前記操作体には、操作体のスライド移動方向に交差する方向に向けて突出する操作レバーが設けられており、この操作レバーは前記スイッチケースのスライド移動方向と平行な外周面に設けたレバー挿通部から外部に突出していることを特徴とするプッシュロックスイッチ。 A switch case,
An operating body that is slidably stored in the switch case;
A bullet mechanism that bounces the operating body in the slide movement direction in the switch case;
A switch mechanism that is installed in a switch case and whose contact is controlled to open and close by sliding movement of the operating body;
It is installed in the switch case, and the operating body is locked and held at the locked position where the operating body is pressed and moved against the elastic force of the elastic mechanism, and the lock is released by pressing again to unlock the operating position. And a locking mechanism that automatically returns to
The operating body is provided with an operating lever that protrudes in a direction that intersects the sliding movement direction of the operating body, and this operating lever is inserted into the lever case provided on the outer peripheral surface parallel to the sliding movement direction of the switch case. Push-lock switch characterized by protruding outward from the part.
前記操作つまみが前記弾発機構の弾発力に抗して押圧移動していく前方の外装ケースと前記操作つまみの間は、操作つまみを前記押圧方向とは逆方向へ押圧するのを阻害するため、指の係止を防止する指係止防止構造となっていることを特徴とするプッシュロックスイッチの電子機器取付構造。 In the electronic device mounting structure of the push lock switch according to claim 2,
The operation knob is prevented from being pressed in the direction opposite to the pressing direction between the operation knob and the front outer case where the operation knob presses and moves against the elastic force of the elastic mechanism. Therefore, the electronic device mounting structure for a push lock switch is characterized by having a finger locking prevention structure for preventing finger locking.
前記操作つまみは、この操作つまみを前記弾発機構の弾発力に抗して押圧移動していく方向に向かってその高さを高くする形状に形成されていることを特徴とするプッシュロックスイッチの電子機器取付構造。 In the electronic device mounting structure of the push lock switch according to claim 3,
The push knob is characterized in that the operation knob is formed in a shape that increases its height in a direction in which the operation knob is pressed and moved against the resilience of the resilient mechanism. Electronic equipment mounting structure.
前記操作つまみの前記指係止防止構造を設けた面の反対側の面に、前記弾発機構の弾発力に抗して操作つまみを押圧する方向の反対方向に向けて突出する指係止部を設けたことを特徴とするプッシュロックスイッチの電子機器取付構造。 In the electronic device mounting structure of the push lock switch according to claim 3,
Finger locking that protrudes in a direction opposite to the direction in which the operation knob is pressed against the elastic force of the elastic mechanism on the surface opposite to the surface on which the finger locking prevention structure of the operation knob is provided. An electronic device mounting structure of a push lock switch, characterized in that a portion is provided.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008196412A JP2010033951A (en) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | Push lock switch and electronic device mounting structure thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008196412A JP2010033951A (en) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | Push lock switch and electronic device mounting structure thereof |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010033951A true JP2010033951A (en) | 2010-02-12 |
Family
ID=41738175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008196412A Pending JP2010033951A (en) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | Push lock switch and electronic device mounting structure thereof |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010033951A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114551129A (en) * | 2022-04-26 | 2022-05-27 | 深圳市汇铭科技有限公司 | A miniature electric switch for intelligent bicycle |
-
2008
- 2008-07-30 JP JP2008196412A patent/JP2010033951A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114551129A (en) * | 2022-04-26 | 2022-05-27 | 深圳市汇铭科技有限公司 | A miniature electric switch for intelligent bicycle |
CN114551129B (en) * | 2022-04-26 | 2022-07-01 | 深圳市汇铭科技有限公司 | A miniature electric switch for intelligent bicycle |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20170207037A1 (en) | Switch device | |
JP2015012563A (en) | Portable terminal | |
JP4508957B2 (en) | Push button switch | |
JP2004342496A (en) | Switching device | |
JP2007227337A (en) | Multidirectional input device | |
JP2010033951A (en) | Push lock switch and electronic device mounting structure thereof | |
AU2018204641B2 (en) | Push-button switch | |
JP2007207563A (en) | Electric device operation mechanism | |
JP2000315431A (en) | Switch-interlocking type retractable knob | |
JP5551578B2 (en) | Multi-directional switch device | |
JP2022043622A (en) | Push switch | |
US8212166B2 (en) | Switch assembly | |
JP4692404B2 (en) | Microswitch | |
JP2001325860A (en) | Composite switching device | |
JP2010033950A (en) | Push lock switch | |
JP4619196B2 (en) | Sliding electronic parts with pressure switch | |
JP2009009900A (en) | Slide switch | |
JP2007053029A (en) | Rotary electronic component with push switch mechanism | |
US20140202842A1 (en) | Push button switch | |
JP2009193667A (en) | Electronic apparatus | |
JP2005340061A (en) | Slide switch | |
JP2001250451A (en) | Pushbutton switch | |
JP6514957B2 (en) | Key push button switch | |
JP6604756B2 (en) | Switch structure | |
JP4326375B2 (en) | Keyboard switch on remote control |