JP2010033748A - 偏光性面光源 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学シートの数を低減でき、且つ偏光性が高く高輝度の光線を射出できる偏光性面光源を提供することにある。
【解決手段】この偏光性面光源は、平板状に形成され、その一端面3bが、その一端面3bに対向配置された光源1からその一端面3bに入射する光線を所定方向に透過させる様に形成された導光板3と、導光板3の後面3dの内面上に、導光板3の一端面3bを前記所定方向に透過した光線のs偏光のみを反射させて導光板3の前面3cから略垂直に射出させる三角形状のプリズム4とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】この偏光性面光源は、平板状に形成され、その一端面3bが、その一端面3bに対向配置された光源1からその一端面3bに入射する光線を所定方向に透過させる様に形成された導光板3と、導光板3の後面3dの内面上に、導光板3の一端面3bを前記所定方向に透過した光線のs偏光のみを反射させて導光板3の前面3cから略垂直に射出させる三角形状のプリズム4とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像表示装置等のバックライト装置に関し、特にサイドライト方式の導光板より偏光させた光を取り出すための構造に関する。
図11は、従来のサイドライト型のバックライト装置の概略構成図である。
従来のサイドライト型のバックライト装置は、図11の様に、導光板303と、導光板3の一端面に対向配置された冷陰極管等の光源301と、光源301からの光線を反射し集光して導光板3の一端面に入射させるランプリフレクタ302とを備えている。導光板303の後面には、拡散ドット304がシルク印刷法あるいは出成型などにより形成されている。このバックライト装置は、更に、導光板303の後面から放出された光を前方に反射して、光源光を有効利用する反射板305と、導光板303から前方に放出された光を拡散する拡散板306と、拡散板306を通過した光の放射角度分布をx方向およびy方向ともに真上方向に寄せるためのプリズムシート307a,307bと、プリズムシート307bの前方に配置された液晶パネル308とを備えている(非特許文献1)。これらの構成に加え、プリズムシート307bと液晶パネル308の間に反射型偏光分離板309を更に配置して、輝度を向上させたものも知られている(特許文献1)。
この構成により、光源301から放射された光線は、ランプリフレクタ302で集光されて導光板303に入射し、導光板303の前後面で全反射を繰り返しながら伝播し、拡散ドット304に当たって様々な方向に散乱される。そして後方に散乱された光線は、反射板305で前方に反射される。また拡散ドット305で前方に散乱された光線および反射板305で前方に反射された光線は、導光板303の前面から射出され、拡散板306およびプリズムシート307a,307bを通過し、その一方向の偏光のみが偏光分離板309を通過して液晶パネル308に入射する。他方、偏光分離板309を通過できなかった偏光は、偏光分離板309で反射され、そして反射板305で前方に反射され、その反射の際または導光板303内での反射で偏光方向を変化し、上述同様、その一方の偏光のみが偏光分離板309を通過して液晶パネル308に入射する。この様にして、光源302からの光線により液晶パネル308が照射される。
液晶 Vol.12 No.1 2008 (発行人 日本液晶学会)
特開平11−96819号公報
非特許文献1および特許文献1では、高輝度化させるために光学シート(偏光分離板309やプリズムシート307a,307b)を多数使用しているため、コストが高くなるという問題がある。
そこで、この発明の課題は、光学シートの数を低減でき、且つ偏光性が高く高輝度の光線を射出できる偏光性面光源を提供することにある。
上記課題を解決する為には、請求項1に記載の発明は、光を射出する前面とそれに平行な後面とを有する平板状とし、その一端面に入射される光源からの光線を前記後面に対して所定角度となる様に偏向させる偏向部を備えた導光板と、前記後面に、前記所定角度方向で入射した前記光線のうち光の電気ベクトルが前記一端面の長手方向に対して平行なs偏光を一部反射させて前記導光板の前面から略垂直に射出させるとともに前記s偏光に直交するp偏光をほとんど反射しない第1反射面を有するプリズムと、を備えるものである。
請求項1に記載の発明によれば、導光板の後面の内面上に、導光板の一端面を所定方向に透過した光線を所定の傾斜角度を持ったプリズム面に対して、p偏光の反射率をほとんど0にするいわゆるブリュースター角をなすように入射させるプリズムを備えるので、プリズムでの反射光にs偏光を多く含める事ができ、これにより導光板の前面から偏光性が高く高輝度の光線を射出させる事ができる。
また偏光板を使用せずに導光板の前面からの射出光の偏光性を高める事ができ、且つプリズムシートを使用せずに導光板の前面からの射出光を導光板の前面に略垂直な方向に射出できるので、光学シート(プリズムシートや偏光板)の数を低減できる。
また導光板の一端面は、その一端面に対向配置された光源からその一端面に入射する光線を所定方向に透過させる様に形成されているので、(1)光源からの光線の大部分をブリュースター角前後の角度で入射させる事ができ、また(2)当該所定方向を適宜方向(例えばy軸方向に対して±30°の方向)に設定することで、光源からの光線を導光板の前面では全反射させる事ができ、これにより光損失を低減できる。
実施の形態1.
<全体構成>
図1は、本発明である偏光性面光源(バックライト装置)30を備えた画像表示装置200の構成概略図である。
<全体構成>
図1は、本発明である偏光性面光源(バックライト装置)30を備えた画像表示装置200の構成概略図である。
この画像表示装置200は、例えば液晶表示装置であり、図1の様に、偏光性面光源30と、偏光性面光源30の前方に配置された液晶パネル8とを備えている。
偏光性面光源30は、導光板3と、導光板3の一端面3bに対向配置された例えば冷陰極管である光源1と、光源1からの光線を反射・集光して導光板3の一端面3bに入射させるランプリフレクタ2と、導光板3の後面3d側に配置された反射板5と、導光板3の他端面3aに対向配置された位相差板9と、位相差板9の後側に配置された平面状の反射板10と、導光板3の前面3c側に配置された拡散板6と、拡散板6の前側に配置されたプリズムシート7とを備えている。
尚、導光板3の一端面3bの長手方向に沿った方向(紙面垂直方向)をx軸方向とし、導光板3における一端面3bとその反対側の他端面3aとの対向方向をy軸方向とし、xy平面に垂直な方向(導光板3の前面3cに垂直な方向)をz軸方向とする。
導光板3は、例えば矩形形状の平板状に形成されており、その一端面(入射面)3bには、凹部(偏向部)3eが形成されている。この凹部3eは、導光板3の入射面3bの長手方向(x軸方向)に沿って溝状に形成されている。この凹部3eは、導光板3の一端面3bに入射された光源1からの光線を導光板3の後面3dに対して所定角度となるように偏向させるためのものである。
図2は、凹部3cの拡大図である。図2の点線Sは、光源1からの光線の軌跡を表している。光源1から放射される光線は、およそcosθ分布をしていることが知られている。図2の矢印Tは、光源1の各発光点の最大強度の光線が、光源1の中心から放射状に発光していることと同等であることを示すためのものである。導光板3の凹部3cは、光源1からの光線Sが、導光板3内に、導光板3の主面方向(y軸方向)に対してほぼ30°または−30°の方向に透過する様な形に形成されている。これにより光源1からの光線は、導光板3内に、y軸方向に対して±30°方向を中心に幅±10°の範囲に集光・分散して透過する。通常、導光板3として用いられるポリカーボネートやアクリル等の樹脂の屈折率は1.6弱であり、その場合、上記の様にy軸に対して±30°方向を中心に幅±10°の範囲で導光板3内を伝搬する光線は、プリズム4等の構造が無ければ、導光板3の上下面3c,3dで全反射を繰り返して伝播する光線となる。
また導光板3の後面3dの内面には、図1の様に、光源1からの光線を前方(z軸の+方向)に反射させるために、二等辺三角形のプリズム4が縦横に複数配置されている。尚、各プリズム4は、一定の間隔で形成される必要は無く、面光源としての均一性を良くするために間隔を適宜変えて形成しても良い。
各プリズム4は、例えば、その底面を導光板3の後面3dに一致させ、その頂角θを導光板3の前面3c側に向け、その頂角θ側の稜線を導光板3の入射面3bに平行にして配置されている。ここでは各プリズム4は、導光板3の後面3dに、二等辺三角形の溝(断面V字形の溝)を導光板3の入射面3bの長手方向(x軸方向)に沿って形成することで、形成されている。
ここで、導光板3内を伝搬する光線の電気ベクトルのうち、プリズム4の溝に沿った成分(x軸方向成分)をs偏光と呼び、プリズム4の溝に直交する成分をp偏光と呼ぶと、入射面3bに対する光線の角度がほぼブリュースター角となるように凹部3eの形状とプリズム4のプリズム面(第1反射面)の角度を設定しているため、プリズム4で反射される光線は主にs偏光となり、p偏光は、ほとんど反射されることなくプリズム4を透過して導光板3の他端面3aまで伝播する。s偏光は、導光板3内からプリズム4への入射時の反射およびプリズム4内から導光板3への入射時の反射で発生する。このプリズム4は、導光板3内からプリズム4への入射時に発生する反射光(s偏光)を導光板3の前面3cにほぼ垂直な方向(z軸方向)に反射させるためのものである。またその反射光のs偏光のみが反射される様に、プリズム4の頂角および底角は適宜値に設定されている。
冷陰極管である光源1は、導光板3の入射面3bの長手方向(x軸方向)に沿って配置されている。
反射板5の前面には、各プリズム4に対向する配置に、反射溝5aが複数形成されている。各反射溝5aは、断面V字形に形成され、且つプリズム4の溝方向(x軸方向)に沿って形成されている。この反射溝5aは、導光板3の後面3dから放出された光線を、導光板3の前面3cにほぼ垂直な方向(即ちz軸方向)に反射させるためのものである。
尚、ここでは、プリズム4の二等辺三角形の底辺の長さ(y軸方向の長さ)を10μm〜200μm程度とし、反射板5の反射溝5aの形成時に、反射板5が金型に載った状態で、導光板3の後面3dの平面部と反射板5の前面の平面部とを接着することで、反射溝5aとプリズム4との位置を対向配置させて固定することができる。また反射溝5aの断面の断面V字の横幅をプリズム4の二等辺三角形の底辺よりも若干長くすることで、反射溝5aとプリズム4との間に多少の位置ずれがあっても、性能の劣化を防止できる。
位相差板9は、導光板3の他端面3aに伝搬してきたp偏光をs偏光に変換するものである。位相差板9として例えばλ/4板を用いれば、位相差板9を2回通過することで、理想的には電場成分の向きを90°回転させることができ、p偏光をs偏光に変換できる。
この構成によりこの画像表示装置200では、光源1から放射された光線は、ランプリフレクタ2で集光されて導光板3の入射面3bから導光板3内に入射し、導光板3の前後面3c,3dで反射を繰り返しながら伝播する。その際、導光板3の入射面3bの凹部3cにより、導光板3内の光線は、所定方向(即ちy軸方向に対して±30°方向を中心に幅±10°の範囲の方向)に伝搬するので、導光板3の前後面3c,3dで全反射しながら伝搬する。
そして導光板3内を伝搬する光線のs偏光は、プリズム4の一方のプリズム面で前方(z軸の+方向)に反射されて導光板3の前面3cから射出され、またはプリズム4内に入射して他方のプリズム面で内面反射して後方に反射されて、更に反射板5の反射溝5aで反射されて前方(z軸の+方向)に反射されて導光板3の前面3cからほぼ垂直に射出される。この様に、光源1からの光線は、導光板3内を伝搬するに連れ、プリズム4および反射板5の反射溝5aにより、そのs偏光が導光板3の前面3cからほぼ垂直な方向に射出される。
また導光板3内を伝搬する光線のp偏光は、プリズム4を透過して導光板3の他端面3aで反射される。その際、位相差板9により、その反射光の位相が回転されてs偏光を含む光線となり、往路の場合と同様にプリズム4および反射溝5aにより、導光板3の前面3cからほぼ垂直に射出される。
そして導光板3の前面3cから射出された光線は、拡散板6およびプリズムシート7を通過して、液晶パネル8を照射する。
<プリズム4の頂角θおよび反射溝5aの底角εの設定値>
図3の様にプリズム4の頂角をθとし、プリズム4の底角をγとする。プリズム4において、導光板3内から一方のプリズム面(第1のプリズム面)4aに角度β1で入射した光線100は、角度δでプリズム4内に透過し、再度、角度θ−δで他方のプリズム面(第2のプリズム面)4bに入射し、角度β2で導光板3内に透過する。図3の点線100aは、その際の入射光線100の第1のプリズム面4aでの反射光100aであり、点線100bは、入射光線100の第2のプリズム面4bでの反射光100bを示している。尚、入射光線100は、y軸方向に対して30°の方向に伝搬している。
図3の様にプリズム4の頂角をθとし、プリズム4の底角をγとする。プリズム4において、導光板3内から一方のプリズム面(第1のプリズム面)4aに角度β1で入射した光線100は、角度δでプリズム4内に透過し、再度、角度θ−δで他方のプリズム面(第2のプリズム面)4bに入射し、角度β2で導光板3内に透過する。図3の点線100aは、その際の入射光線100の第1のプリズム面4aでの反射光100aであり、点線100bは、入射光線100の第2のプリズム面4bでの反射光100bを示している。尚、入射光線100は、y軸方向に対して30°の方向に伝搬している。
プリズム4の頂角θを120°に設定すると、第1のプリズム面4aでの入射角β1は30°となり、反射光100aは、z軸の+方向に反射されて導光板3の前面3cからほぼ垂直に射出される。またこの場合、導光板3の屈折率を約1.6とすると、入射角β1はほぼ、導光板(即ち屈折率約1.6の媒質)3からプリズム4内(即ち大気中)に入射する光線100に対するブリュースター角となるので、入射光線100のうち、s偏光の一部は第1のプリズム面4aで反射され、p偏光は第1のプリズム面4aで殆ど反射されずに透過する。このため、第1のプリズム面4aでの反射光100aは、殆どs偏光となる。
そしてこの場合、第2のプリズム面4bでの入射角δはほぼ、66°となり、プリズム4内から導光板3に入射する光線100に対するブリュースター角となるので、第2のプリズム面4bでの反射光100bも、殆どs偏光となる。
そして反射光100bは、z軸の−方向に伝搬し、反射板5の反射溝5aで反射してz軸の+方向に方向転換し、第2のプリズム面4bを透過して導光板3の前面3cからほぼ垂直に射出される。
反射板5が反射溝5aの無い平坦な反射板であれば、第2のプリズム面4bでの反射光100bは、反射板5での反射により、導光板3の前面3cから、y軸に対してほぼ60°の角度をなす方向に射出される。しかしここでは、反射板5には反射溝5aが形成されているので、第2のプリズム面4bでの反射光100bは、反射溝5aにより導光板3の前面3cからほぼ垂直に射出される。以下、この点について詳しく検討する。
反射溝5aの斜面と反射板5の主面方向(y軸方向)とのなす角(底角)をεとすると、反射光100bの第2のプリズム面4bへの入射角χは、式(1)となる。
第2のプリズム面4bに入射した反射光100bが導光板3内にz軸の+方向に透過するには、式(2)を満たす様にεを選べばよい。尚、式(2)中のnは導光板3の屈折率(例えばn≒1.6)である。
式(1)(2)より、プリズム4の頂角θを120°とし、入射光100が角度β1=30°で第1のプリズム面4aに入射する場合、反射溝5aの底角εを30°とすることで、反射溝5aでの反射光100bを、導光板3の前面3cからほぼ垂直(即ちz軸の+方向)に射出させる事ができる。
尚ここでは、プリズム4の頂角θを120°としたが、120°に限る必要はない。図4は、光源1からの光線が1つ目のプリズム4の第1のプリズム面4aに入射する入射角β1を横軸に表し、その光線が1つ目のプリズム4を通過して、次のプリズム4の第1のプリズム面4aに入射する入射角β1を縦軸に表したものである。例えば各プリズム4の頂角θが120°の場合、1つ目のプリズム4の第1のプリズム面4aに入射角β1=30°で入射した光線は、次のプリズム4の第1のプリズム面4aでは入射角β1=35°で入射し、その後、その光線は、各プリズム4の第1のプリズム面4aへの入射角β1を30°または35°と交互に繰り返しながら導光板3内を伝播する。第1のプリズム面4aでs偏光を多く反射させるためには、入射角β1としては30°±10°の範囲であることが望ましく、プリズム頂角θ=120°は、この角度範囲内で伝播する光線の条件を表している。尚、図4より、少なくともプリズム頂角θとして90°〜130°の範囲であれば、入射角β1=30°を作り出すことが可能である。
この様にプリズム4の頂角θおよび反射溝5aの底角εを設定することで、第1のプリズム面4aおよび反射溝5aでの反射方向をz軸の+方向にでき(従って導光板3の前面3cからの射出方向を前方に収束させる事ができ)、且つ第1のプリズム面4aでs偏光を多く反射させる事ができる。
以上の様に構成された偏光性面光源30によれば、導光板3の後面の内面上に、導光板3の一端面3bを所定方向に透過した光線のs偏光を反射させて導光板3の前面3cから略垂直に射出させるとともにp偏光を概ね透過する三角形状のプリズム4を備えるので、プリズム4での反射光にs偏光を多く含める事ができ、これにより導光板3の前面3cから偏光性が高く高輝度の光線を射出させる事ができる。
また偏光板を使用せずに導光板3の前面3cからの射出光の偏光性を高める事ができ、且つプリズムシートを使用せずに導光板3の前面3cからの射出光を導光板3の前面3cに略垂直な方向に射出できるので、光学シート(プリズムシートや偏光板)の数を低減できる。
また導光板3の一端面3bには、その一端面3bに対向配置された光源1からその一端面3bに入射する光線を所定方向に透過させる(すなわち導光板3の後面3dに対して所定角度となるように偏向させる)偏向部3eが形成されているので、(1)光源1からの光線の大部分を有効的にプリズム4で略全反射させる事ができ、また(2)当該所定方向を適宜方向(例えばy軸方向に対して±30°の方向)に設定することで、光源1からの光線を導光板3の前後面3c,3dで略全反射させる事ができ、これにより光損失を低減できる。
またプリズム4として、二等辺三角形プリズムを備えるので、導光板3の他端面3aで反射した光線に対しても、往路の場合と同様に、導光板3の前面3cから偏光性が高く高輝度の光線を射出させる事ができる。
また導光板3の他端面3aに位相差板9および反射板10を順に配置するので、導光板3の他端面3aに伝搬したp偏光を効果的にs偏光に変換できる。
また導光板3の後面3d側に、プリズム4に対向する箇所に断面V字形の反射溝5aを有する反射板5を備えるので、プリズム4の内面で後側に反射した光線を導光板3の前面3cからほぼ垂直な方向に射出させる事ができる。
また偏向部3eとして、導光板3の一端面3bに対向配置された光源1からその一端面3bに入射する光線を所定方向に透過させる様に凹部3eが形成されるので、光源1からの光線を導光板3内に所定方向に透過させる事ができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、導光板3の入射面3bに形成した凹部(偏向部)3eにより、導光板3の入射面3cに入射した光線が、導光板3内で所定方向(所定角度)で伝搬する様に制御したが、この実施の形態では、別の制御方法を説明する。
実施の形態1では、導光板3の入射面3bに形成した凹部(偏向部)3eにより、導光板3の入射面3cに入射した光線が、導光板3内で所定方向(所定角度)で伝搬する様に制御したが、この実施の形態では、別の制御方法を説明する。
この実施の形態では、図5の様に、導光板3の一端面3bを例えば導光板3の前面3c側に所定角度(z軸方向から30°)傾斜した斜面となる様に形成し、その斜面にグリンレンズの様な平凸レンズ11を形成する。すなわち、この実施の形態では、導光板3の一端面3bに形成される偏向部は、導光板3の一端面3bが導光板3の前面側に傾斜した平凸面である。これにより、光源1からの光線を、導光板3内で、導光板3の主面方向(y軸方向)に対して所定角度(例えば−30°方向を中心に幅±10°)の範囲に集光・分散させて透過させる事ができる。
尚、図5中の点線Sは、光源1からの光線の軌跡を表している。光源1から放射される光線は、およそcosθ分布をしていることが知られている。また図5の矢印Tは光源1の各発光点の最大強度の光線が、光源1の中心から放射状に発光していることと同等であることを示すためのものである。
以上の様に構成された偏光性面光源30Bによれば、導光板3の一端面3bは、導光板3の前面3c側に所定角度(例えばz軸方向に対して30°)傾斜され、その傾斜面が、例えば平凸プリズム11により平凸面状に形成されるので、光源1からの光線を導光板3内に所定方向(例えばy軸方向に対して30°方向)に透過させる事ができる。
実施の形態3.
実施の形態1において、光源1としてレーザーダイオードやLED等の指向性の高いものを用いる場合は、導光板3の入射面3bに形成される偏向部を図6の様に形成しても良い。
実施の形態1において、光源1としてレーザーダイオードやLED等の指向性の高いものを用いる場合は、導光板3の入射面3bに形成される偏向部を図6の様に形成しても良い。
即ちこの実施の形態では、導光板3の入射面3bを導光板3の前面3c側に所定角度(例えばz軸方向に対して30°)傾斜させる。そして、高指向性光源1からの光線が導光板3の入射面3bにほぼ垂直に入射する様に、指向性光源1を導光板3の入射面3bに対向配置させる。
また導光板3の入射面3bを上記の様に単に傾斜させるだけでは、導光板3の前面3cから射出される光の強度が前面3cの場所によって周期的に強弱する現象(リンギング)が発生する。
これを防ぐためには、導光板3の平坦な前面3cにおける入射面3b側の周縁3c−1を前側に屈曲させる(その屈曲位置をBとする)。そして、高指向性光源1の前端から導光板3の入射面3bに入射して反射無く伝搬した光線S1と、高指向性光源1の後端から導光板3の入射面3bに入射して導光板3の後面3dで一度内面反射した光線S2とが交差する点Aに、導光板3の前面3cの屈曲位置Bを合わせる様に導光板3を形成する。これにより、導光板3の前面3cから、輝度が均一で前方に収束した光線を射出できる。
以上の様に構成された偏光性面光源30Bによれば、光源1として指向性の高いものを使用する場合に、光源1からの光線を導光板3内に所定方向に透過させる事ができ、且つリンギング現象を防止できる。
実施の形態4.
実施の形態1において、光源1としてレーザーダイオードやLED等の指向性の良いものを用い、更に光強度を上げたい場合は、図7の様に2つの光源1a,1bを用いれば良い。
実施の形態1において、光源1としてレーザーダイオードやLED等の指向性の良いものを用い、更に光強度を上げたい場合は、図7の様に2つの光源1a,1bを用いれば良い。
即ちこの実施の形態4では、導光板3の一端面3bに形成される偏向部は、図7の様に形成される。すなわち、導光板3の入射面3bの前半面3b−1を導光板3の前面3c側に所定角度(例えばz軸方向に対して30°)傾斜させ、且つ入射面3bの後半面3b−2を導光板3の後面3d側に所定角度(例えばz軸方向に対して30°)傾斜させる。そして、高指向性光源1aからの光線が導光板3の前半面3b−1にほぼ垂直に入射する様に、指向性光源1aを導光板3の前半面3b−1に対向配置させ、且つ高指向性光源1bからの光線が導光板3の後半面3b−2にほぼ垂直に入射する様に、指向性光源1bを導光板3の後半面3b−2に対向配置させる。
そして実施の形態3と同様の理由により、導光板3の平坦な前面3cにおける入射面3b側の周縁3c−1を前側に屈曲させ(尚、その屈曲位置をB1とする。)、且つ導光板3の平坦な後面3dにおける入射面3b側の周縁3d−1を後側に屈曲させる(尚、その屈曲位置をB2とする)。
そして、高指向性光源1aの前端から導光板3の前半面3b−1に入射して反射無く伝搬した光線S1と、高指向性光源1bの前端から導光板3の後半面3b−2に入射して反射無く伝搬した光線S3とが交差する点A1に、導光板3の前面3cの屈曲位置B1を合わせ、且つ高指向性光源1aの後端から導光板3の前半面3b−1に入射して反射無く伝搬した光線S2と、高指向性光源1bの後端から導光板3の後半面3b−2に入射して反射無く伝搬した光線S4とが交差する点A2に、導光板3の後面3dの屈曲位置B2を合わせる様に導光板3を形成する。これにより、導光板3の前面3cから、輝度が高輝度且つ均一で、前方に収束した光線を射出できる。
以上の様に構成された偏光性面光源30Cによれば、光源1として指向性の高いものを使用する場合に、輝度を光源1a,bからの光線を導光板3内に所定方向に透過させる事ができ、且つリンギング現象を防止できる。また光源を2個使用するので、導光板3の前面3cから射出される光線を高輝度にできる。
実施の形態5.
実施の形態1では、各プリズム4はそれぞれ同形の二等辺三角形のものであったが、この実施の形態では、図8の様に、各プリズム4は、二等辺三角形に限らず且つ異なる形の三角形のものが使用される。尚、図8では、異なる2種類の三角形のプリズム4A,4Bをy軸方向(導光板3の入射面3bと他端面3aとの対向方向)に沿って交互に配置した場合が図示されている。また実施の形態1では、反射板5には反射溝5aが形成されたが、この実施の形態では、反射板5Dは、反射溝5aは無く平坦に形成されている。このように実施の形態5では、導光板3の後面側に入射面3b側から形状の異なる第1の三角プリズム4Aと第2の三角プリズム4Bとからなる三角形のプリズムの組を設置した。また、導光板3の後面側には実施の形態1の後面3dのような平坦部がなく、全面がプリズム4A,4Bの組よりなっていてもよい。その場合、厳密には後面3dを有さないが、設置された三角プリズム4A,4Bの後側の頂点はおおむね導光板3の前面3cと平行な仮想的な後面上にあるので、以下では仮想的な後面を有するものとして説明する。反射板5Dはこの仮想的な後面に平行に設置される。
実施の形態1では、各プリズム4はそれぞれ同形の二等辺三角形のものであったが、この実施の形態では、図8の様に、各プリズム4は、二等辺三角形に限らず且つ異なる形の三角形のものが使用される。尚、図8では、異なる2種類の三角形のプリズム4A,4Bをy軸方向(導光板3の入射面3bと他端面3aとの対向方向)に沿って交互に配置した場合が図示されている。また実施の形態1では、反射板5には反射溝5aが形成されたが、この実施の形態では、反射板5Dは、反射溝5aは無く平坦に形成されている。このように実施の形態5では、導光板3の後面側に入射面3b側から形状の異なる第1の三角プリズム4Aと第2の三角プリズム4Bとからなる三角形のプリズムの組を設置した。また、導光板3の後面側には実施の形態1の後面3dのような平坦部がなく、全面がプリズム4A,4Bの組よりなっていてもよい。その場合、厳密には後面3dを有さないが、設置された三角プリズム4A,4Bの後側の頂点はおおむね導光板3の前面3cと平行な仮想的な後面上にあるので、以下では仮想的な後面を有するものとして説明する。反射板5Dはこの仮想的な後面に平行に設置される。
尚、図8の様に、各プリズム4A,4Bの三角形の底角をγ1、γ2、γ3、γ4と定義し、それら各底角に対応するプリズム面をそれぞれ第1のプリズム面(第1反射面)H1、第2のプリズム面(第2反射面)H2、第3のプリズム面H3、第4のプリズム面H4とし、第kのプリズム面Hkでの光線の入射角および出射角のうち、導光板3側の角をβkとし、プリズム側の角をδkとする。第1のプリズム面H1と第2のプリズム面H2とは、それらの面H1,H2に入射する入射光の入射角がブリュースター角またはその近傍の角度を有するように、それらの面H1,H2の角度を調整する。このため、これらの面では入射する光のうちs偏光のみ(例えばs偏光の一部)を反射してp偏光はほとんど反射しない。第1のプリズム面H1では導光板3に入射または伝搬してきた光を直接導光板3の前面3cに反射して前面3cから射出させる。第2のプリズム面H2は後ろ側に設置した反射板5D側に反射する。第2のプリズム面H2から反射板5Dに入射した光は反射されて導光板3の前面3cから射出される。前面3cから射出される光の強度の角度分布が前面3c垂直方向に強い強度を有するように第1のプリズム面H1や第2のプリズム面H2の角度を調整するとよい。第1のプリズム面H1の反射により前面3cから略垂直方向に射出するようにしてもよい。尚、プリズム4Aを通過したs偏光は、プリズム4Bにより、導光板3の前面に対して所定の角度に偏向される。
今、導光板3内を伝搬する光線100が、第1のプリズム面H1に角度β1で入射してプリズム4A内に角度δ1で出射し、次いで第2のプリズム面H2に角度δ2で入射して導光板3内に角度β2で出射し、更に第3のプリズム面H3に角度β3で入射してプリズム4B内に角度δ3で出射し、次いで第4のプリズム面H4に角度δ4で入射して導光板3内に角度β4で出射する場合を考える。この場合、導光板3の屈折率をnとすると、角度δ1は式(3)から求められる。
また光線100と第1のプリズム面H1と第2のプリズム面H2とで形成された三角形の内角の和に着目すると、式(4)が成立し、δ2は式(4)から求められる。
また角度β2は、式(5)から求められる。
また光線100と第2のプリズム面H2と第3のプリズム面H3とで形成された三角形の内角の和に着目すると、式(6)が成立し、β3は式(6)から求められる。
上記と同様にして、δ3、δ4、β4はそれぞれ式(7)、式(8)、式(9)から求められる。
次に光線100の第2のプリズム面H2での反射光100bに関して説明する。今、反射光100bが、プリズム4A内で第2のプリズム面H2で角度δ2で反射し、次いで反射板5Dにて角度ζで入射・反射し、再び第の2プリズム面H2に角度δ2’で入射して導光板3内に角度β2’で出射する場合を考える。
角度δ2で反射する反射光100b−1と、第2のプリズム面H2と、反射板5Dとで形成される三角形の内角の和に着目すると、ζは式(10)から求められる。
また角度ζで反射する反射光100b−2と、第2のプリズム面H2と、反射板5Dとで形成される三角形の内角の和に着目すると、δ2’は式(11)から求められる。
また角度β2’は式(12)から求められる。
角度β2’で進む光線100b−3が導光板3の前面3cから垂直に射出するには、式(13)の関係が成立しなければならない。
しかし、第1のプリズム面H1での反射光100aを導光板3の前面3cからほぼ垂直に射出させるために、入射角β1=30°とし、底角γ1=30°とした場合、図9に示す様に、β2’=90°(即ち導光板3の前面3cに垂直)となるような解は無い事が分かる。
γ2=47°の場合に、β2’は最大値77°となり、光線100b−3は、導光板3の前面3cから垂直方向に対して21°の角度で射出される。一般的に、バックライトの角度輝度分布は、導光板3の前面3cの垂直方向を中心に±20°〜30°であるので、この場合のγ2(=47°)の値は適用範囲内となる。
γ1は、入射角度β1が、第1のプリズム面H1での反射光100aをz軸の+方向に反射させる角度となる様に、設定されるのが良い。例えばy軸に対して30°の傾きを持つ光線に対してはγ1=30°と設定するのが良い。他方、γ2〜γ4は、第2のプリズム面H2での反射光100bが弱くなる様に設定され、且つ第2から第4のプリズム面H2〜H4を順に通過した光線が次にプリズム4Aの第1のプリズム面H1に入射する入射角が、上記の入射角β1と同じ角度となる様に、設定されるのが良い。プリズム面H2〜H4を順に通過後の光の導光板3の前面3cに対する角度が、プリズム面H1に入射する光の導光板3の仮想的な後面に対する角度と同じ角度とすると、プリズム4A,4Bの組を透過した光は導光板3の前面3cで反射して再び他のプリズム4A,4Bの組のプリズム面H1に同じ角度で入射する。
また例えばγ2=47°、γ3=88°、γ4=50°とした場合、第2から第4のプリズム面H2〜H4を通過する間に、第3および第4のプリズム面H3,S4でそれぞれ図8の点線で示す様な反射光(s偏光)100c,100dが発生するが、それら反射光(s偏光)100c,100dのうちの76%を前方に反射させる事が可能である。
この実施の形態のプリズム4は、導光板3の他端面3aで反射した光線に対しては適用できず、楔形の様に他端面3a側が尖った形の様に入射面3b側と他端面3a側とが非対称な形をした導光板に対して特に有効である。
この実施の形態のプリズム4を用いた場合、プリズム4を透過したp偏光をs偏光に変換する手段としては、図10の様に、導光板3の前面3c上に位相差板20を配設すれば良い。
尚、図10は、この実施の形態の画像表示装置200Dの構成概略図を示している。この画像表示装置200Dは、実施の形態1の画像表示装置200と比べて、プリズム4が上記の様に異なる点、導光板3の前面3上に位相差板20が配設されている点、導光板3の端面3aに位相差板9が配置されていない点、反射板5Dに反射溝5aが無い点(即ち反射板5Dが平坦である点)が異なる以外は同様に構成されている。
この構成では、光源1からの光線は、リフレクタ2により反射・集光されて導光板3の入射面3bから導光板3内に入射し、導光板3の後面3dの内面上に配置された前述のプリズム4で反射される。その反射ではs偏光だけが反射される。そしてその反射光は、導光板3の前面3cからほぼ垂直に射出され、位相差板20、拡散板6およびプリズムシート7を透過して液晶パネル8を照射する。
その際、位相差板20は、導光板3の前面3cから射出された反射光(s偏光)の偏光方向が、液晶パネル8に配設された偏光板(不図示)の偏光軸と同方向となる様に、その反射光の偏光方向を回転させる。尚、TN(ツイストネマチック)液晶パネルでは、その偏光板の偏光軸はxy平面内で45°の角度に設定されているので、液晶パネル8がTN液晶パネルの場合は、位相差板20を用いる手段は、特に有効な手段である。
他方、光源1からの光線のうち、プリズム4を透過した光線(p偏光)は、導光板3内で反射を繰り返して位相差板20の後面に比較的大きな入射角度で入射して反射され、その反射により楕円偏光の光線または偏光方向を変えた光線(即ちs偏光を含む光線)に変化する。この様にして、位相差板20によりp偏光がs偏光に変換される。そして位相差板20で反射された当該光線は、導光板3内で反射を繰り返してプリズム4に入射し反射され、上記と同様に、導光板3の前面3cから垂直に射出される。
以上の様に構成された偏光性面光源30Dによれば、プリズム4として、異なる形の複数種の三角形状のプリズム4(例えば4A,4B)を備えるので、各プリズム4のプリズム面の底角を異ならせる事ができる。これにより、各プリズム4A,4Bの各プリズム面H1〜H4に、(1)実施の形態1の様に入射光線のうちs偏光のみを反射させて導光板3の前面3cから垂直に射出させるだけでなく、(2)プリズム面の内面での反射光を反射板5Dで反射させて導光板3の前面からほぼ垂直に射出させたり、(3)プリズム面の内面での反射光を弱くさせる様に、各プリズム面に対応する底角を設定できる。例えば上記(2)の場合は、反射板5Dに実施の形態1の様な反射溝5aを形成する必要が無くなる。また上記(3)の場合は、プリズム面の内面での反射光の光強度が弱くなるので、導光板3の前面3cから垂直に射出させなくても、光の無駄を低減できる。
また導光板3の前面3c上に位相差板20を備えるので、導光板3の前面3cから射出される光線の偏光方向を、例えば液晶パネル8の種類に応じて所定方向に変更できる。また位相差板20の後面での反射によりp偏光をs偏光に変換できる。
また導光板3の後面3d側に、平坦な反射板5Dを更に備えるので、プリズム4で後側に反射された光線を前方に反射させる事ができる。
尚、この様な、導光板3の前面3cに位相差板20を配設してp偏光をs偏光に変換する手段は、実施の形態1の二等辺三角形のプリズムに対しても適用できる。
尚、実施の形態1〜5を組み合わせたものも、技術範囲に含まれるものとする。
1 光源、2 リフレクタ、3 導光板、3a 他端面、3b 一端面、3b−1 前半面、3b−2 後半面、3c 前面、3c−1 周縁、3d 後面、3d−1 周縁、4 プリズム、4a,4b プリズム面、5 反射板、5a 反射溝、6 拡散板、7 プリズムシート、8 液晶パネル、9 位相差板、10 反射板、20 位相差板、A 光線S1,S2の交点、A1 光線S1,S3の交点、A2 光線S2,S4の交点、B,B1 前面3cの屈曲位置、B2 後面3dの屈曲位置、30〜30D 偏光性面光源、100,100b 光線、200 画像表示装置。
Claims (10)
- 光を射出する前面とそれに平行な後面とを有する平板状とし、その一端面に入射される光源からの光線を前記後面に対して所定角度となるように偏向させる偏向部を備えた導光板と、
前記後面に、前記所定角度方向で入射した前記光線のうち光の電気ベクトルが前記一端面の長手方向に対して平行なs偏光を一部反射させて前記導光板の前面から略垂直に射出させるとともに前記s偏光に直交するp偏光を反射しない第1反射面を有するプリズムと、
を備えることを特徴とする偏光性面光源。 - 前記プリズムとして、二等辺三角形プリズムを備えることを特徴とする請求項1に記載の偏光性面光源。
- 前記導光板の後面側に、前記プリズムに対向する箇所に断面V字形の反射溝を有する反射板を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の偏光性面光源。
- 前記導光板における前記一端面と反対側の他端面に対向配置された位相差板と、
前記位相差板に後側に配設された反射面と、
を更に備えることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の偏光性面光源。 - 前記導光板の後面側に、平坦な反射板を更に備え、
前記プリズムは、形状の異なる第1の三角プリズムと第2の三角プリズムとからなる組を有し、
前記第1の三角プリズムは、前記第2の三角プリズムよりも前記一端面側に配置されて、前記一端面側の前記第1反射面を通過したs偏光の一部を前記反射板側に反射することにより前記s偏光を前記導光板の前面から射出させるとともにp偏光をおおむね反射しない第2反射面を備え、
前記第2の三角プリズムは、前記第1の三角プリズムを通過したs偏光を前記導光板の前面に対して所定の角度で偏向させることを特徴とする
請求項1に記載の偏光性面光源。 - 前記導光板の前面上に位相差板を更に備えることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の偏光性面光源。
- 前記導光板の前記一端面に、放射状に発光する光源が配向配置される場合において、
前記偏向部は、前記導光板の前記一端面に形成された凹部であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の偏光性面光源。 - 前記導光板の前記一端面に、放射状に発光する光源が配向配置される場合において、
前記偏向部は、前記導光板の前記一端面が前記導光板の前面側に傾斜した平凸面であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の偏光性面光源。 - 前記導光板の前記一端面に、指向性の高い光源が対向配置される場合において、
前記偏向部は、前記導光板の前記一端面を前記導光板の前面側に傾斜させ、且つ前記導光板の前面における前記一端面側の周縁を前側に屈曲させ、前記光源の前端から前記導光板の前記一端面に入射して反射無く伝搬した光線と、前記光源の後端から前記導光板の前記一端面に入射して前記導光板の後面で一度内面反射した光線とが交差する点に、前記導光板の前面の前記屈曲の位置を合わせた構造を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の偏光性面光源。 - 前記導光板の前記一端面のうち、その前半面に、指向性の高い第1の光源が対向配置され、その後半面に、指向性の高い第2の光源が対向配置される場合において、
前記偏向部は、前記導光板の前記一端面のうち、その前半面を前記導光板の前面側に傾斜させ、その後半面を前記導光板の後面側に傾斜させ、且つ前記導光板の前面における前記一端面側の周縁を前側に屈曲させ、前記導光板の後面における前記一端面側の周縁を後側に屈曲させ、前記第1の光源の前端から前記導光板の前記前半面に入射して反射無く伝搬した光線と、前記第2の光源の前端から前記導光板の前記後半面に入射して反射無く伝搬した光線とが交差する点に、前記導光板の前面の前記屈曲の位置を合わせ、且つ前記第1の光源の後端から前記導光板の前記前半面に入射して反射無く伝搬した光線と、前記第2の光源の後端から前記導光板の前記後半面に入射して反射無く伝搬した光線とが交差する点に、前記導光板の後面の前記屈曲の位置を合わせた構造を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の偏光性面光源。
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JP2008192033A JP2010033748A (ja) | 2008-07-25 | 2008-07-25 | 偏光性面光源 |
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2008
- 2008-07-25 JP JP2008192033A patent/JP2010033748A/ja active Pending
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