JP2010030264A - 折曲用複合シート - Google Patents

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Abstract

【課題】成形時間の短縮、成形型などのシステムの軽便化、成形品肉厚の簿肉化、資材コスト、成形加工コストの削減を可能とする、FRPの製造方法及び成形体を提供する。
【解決手段】成形工程を簡易なものにするため、その前段階に資材シートの加工工程を設け、資材シートの折曲・固定成形を行う。つまり資材シートの加工工程において、単数又は複数のマトリックス材層部Aと強化材層部Bから構成される複合平板シートDを用意し、押し込み、切り込み切削除去、切断、溶融、焼却気化などの手段により線状溝1を形成する。
【選択図】図13

Description

軽量・強靭かつ安価な成形立体を可能とする複合シート技術の提供
本発明に関わる従来例として、合成樹脂などのマトリックス材A′とガラス繊維などの強化材B′を複合一体化して得られる成形立体Eがあるが、その最終製品Fの全生産工程の初期段階において、あらかじめ強化材B′が組込まれた成形型に流動状マトリックス材を充填することにより両材が複合一体化されて上記成形立体Eが得られることを最大の特徴としている。それらの成形立体を得るための方法としてハンドレイアップ法、RTM法、SMC法など多くの技術がすでに実用化されている。しかしそれらの方法に共通する重大な欠点が指摘されている。まづ全生産工程のうちとりわけ成形工程の仕込みから脱型までに多大な時間を要すること。次に成形型が、マトリックス材の高圧流動方式などのため大型かつ耐圧仕様であり、重厚長大なものであること。そして成形立体Eの形態とその肉厚に限界が少くないこと。
以上のことからコストのかさむ成形立体を余儀なくされていた。
あらかじめ単数又は複数のマトリックス材層部Aと強化材層部Bから構成される複合平板シートC面上の設計・折曲部位に罫線を設けて折曲用複合シートDを提供する。
罫線が設けられた折曲相当部において面外に折曲形成した上に、固定形成を加え成形立体Eを得ることを本発明の折曲用複合シートDの役割とする。つまり全生産工程の初期段階に資材としてのシートの加工工程を設け、その資材シートを用いて折曲・固定形成のための成形工程を最終段階近くに設けることを可能にするのが本発明の折曲用複合シートDの特徴である。
発明の課題
課題を列挙すると▲1▼成形立体Eの成形時間を短縮すること。▲2▼成形型などのシステムを軽便なものとする▲3▼成形立体Eの形態、肉厚を自在かつ必要最小限とすること。▲4▼資材コスト、成形コスト、加工コストなどを削減すること。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するには、まづ成形工程を簡易なものにすべく、その前段階に資材シートの加工工程を設けることであり、次に成形工程において、資材シートの折曲・固定成形方式を全用することである。つまりロール加工ラインの前半においてあらかじめ単数又は複数のマトリックス材層部Aと強化材層部Bから構成される複合平板シートDが用意され、ロール加工ラインの後半においてその所定の設計・折曲部位に線状溝が設けられた折曲用複合シート(ブランクシート)Dを提供することである。
提供されたブランクDは次の成形工程である製凾システム内で折曲・固定形成されて一挙に成形立体Eとして得られることに役立てられるとよい。
発明の効果
本発明の折曲用複合シートDとその一連の加工・成形方法により、複合平板シートにおけるマトリックス材A′、強化材B′など資材仕様の選択とその層構成、肉厚などの仕様選択が自在となり、同シートC仕様の標準化が容易となった。また複合シートCにおける表面処理、塗装などの一次加工とともに罫線づけとトリミングと孔開けなどの二次加工が高精度かつ高速なるものとなった。さらに折曲用複合シートD上に設けられた各種罫線の働きで正確かつ高速の折曲・固定形成が実現し、結果としてほぼ自在な形態、規模の成形立体Eが安定的に得られた。それとともに加工、成形両システムが大巾に簡易かつ軽便なものとなった。以上の結果として資材、加工、成形工程の各コストと加工・成形システムの各コストが従来例より大巾に圧縮することが出来た。
発明を実施するための最適な形態
本発明と本発明にかかわる実施例図などをごく簡略して説明する。
図1は本発明と関わる加工と成形などの各工程を示すフロー図とその内容であり、図2は従来例に関わる成形と加工などの各工程を示すフロー図とその内容である。
図3〜8は本発明に関わる複合平板シートCの各種実施例の部分断面図であり、図9〜24は本発明の折曲用複合シートDの各種実施例の部分断面図であり、図25〜35は本発明に関わる成形立体Eの各種実施例の部分断面図である。図36〜45は本発明の折曲用複合シートD方式にもとずく自動車部品における一連の実施例であり、図36は折曲用複合シートDの平面図、図37は最終製品Fの姿図であり、図38は成形立体Eの姿図であり、図39〜41は成形立体Eの各方向断面図であり、図42〜45は上記各方向断面図の主要部詳細断面図などである。
次に請求項などの文言に用いられる用語、本明細書の頭で定義しておく。
<マトリックス材A′、マトリックス材層部A>
マトリックス材A′とは強化材B′とくらべ引張強度に劣り、溶融又は熱可塑性温度などが低いことをその材質的特徴とする石油系又は植物系の不飽和ポリエステル、ビニルエステル、エポキシ、アクリル、フェノール、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂を基材ととしたもの。その他の樹脂を基材としたものやこれらとは別に木質系、紙質系、セラミック系、石膏系を基材としたものも本発明に関わり有効である。マトリックス材層部Aとは上記マトリックス材A′が層状に形成されたものであり、その他にも上記各基材を豆板状、スポンジ状、ハニカム状、波板状、積層状、サンドウィッチ状に形成されたものや、マトリック材A′に強化材B′を分散させられたマトリックス材層部Aなどがあり、上記各基材を適宜組合せたものもあり、いづれも本発明に関り有効である。
<強化材B′、強化材層部B>
強化材B′とは、マトリックス材A′とくらべ引張り強度に優れ、溶融軟化温度などが高いことを特徴とするガラス系、カーボン系、アラミド系、ポリエスル系、シリコンカーバーイト系などの繊維を基材としたもの。その他には金属繊維、岩線などを基材としたものがあり、また、上記各基材を適宜組合せたものも本発明に関わり有効である。強化材層部Bとは上記各強化材B′をひも状、織物状、一方向すだれ状、不織布状のシートとしたものやカーボンシート、高張力金属シート、高張力樹脂シートとそれらの穴あきシートなどがあり、その他には前記マトリックス材A′を含浸させ賦形化した強化材層部Bは本発明に関り極めて重要である。なお上記各強化材B′、強化材層部Bを適宜組合せたものも本発明に係わり有効である。
<複合平板シートC、資材シート>
複合平板シートCとは、マトリックス材A′と強化材B′の2相を相互に複合一体化されて、単数又は複数のマトリックス材層部Aと単数又は複数の強化材層部Bとからなる平板状シートに形成されたものであり、この他に強化材B′を分散されたマトリックス材層部Aもしくはマトリックス材Aを含浸させられた強化材層部Bがあり、それらが単独で上記平板状シートに形成されたものでもよい。
上記各層部A,Bが適宜組合されたものも本発明に関わり有効である。なお原則として一貫したロール加工ラインにおいて上記2相以上の複合一体化による層部形成がされることを本複合平板シートCの特徴としている。図1の生産工程における資材シートと同意語である
<折曲用複合シートD、複葉シート>
折曲用複合シートDとは、図1に示される通り資材の加工工程において所定2相の複合一体化と含浸、賦形、硬化がされて複合平板シートCが設けられ、そのシートCが部分加工程において表面処理、塗装とあわせトリミング、罫線づけ、孔開けなどの加工形成がされて得られるものであり、次の成形工程における確実にして容易な折曲・固定形成を可能にするものである。
複葉シートとは、上記部分工程におけるトリミング、罫線、開孔などの寸法・形態を各シート相互に実質上共通・同等として設けられた部位を局部又は全体に加工形成された複数枚の折曲用複合シートDであり、その複数シートDが次工程であらかじめ個別に折曲形成されて設けられた成形途上の各立体Eをして、相互に篏合後熱融着などの手段により固定形成することが可能となる。
<複合一体化>
複合一体化とは、液体状、粉粒体状、シート状などのマトリックス材A′と繊維状、織物状、シート状などの強化材B′が、常温又は中高温、低常圧、又は高圧下の分囲気又は装置内条件における融着、接着、圧着、貫入、注入、混合、含浸、分散などの手段もしくはそれらを適宜に選択、組合せた手段により、原則として単一平板シート状と形成されこと。
<線状溝、罫線>
線状溝又は罫線とは、複合平板シートCを構成する単数又は複数のマトリックス材層部Aと単数又は複数の強化材層部Bにおいて特定又は全体の該層部Aと特定又は全体の該層部Bのいずれか一方もしくは双方の設計部位に形成される連続又は継続的溝状変形であり、押し込み、切り込み切削除去、切断、溶融、焼却気化などの手段により形成されるものがある。
<設計・折曲部位、折曲相当部>
設計・折曲部位とは、複合平板シートC上において設計段階で決定された線状溝の配置予定。
折曲相当部とは、折曲用複合シートD上において線状溝が設けられている位置。
<折曲形成>
折曲形成とは、折曲用複合シートDにおいてすでに罫線を設けらた折曲相当部が、その折曲中心を基準にして所定角度に面外変形せられること。またその面外変形は簡易を面外力により実施されながらその成形精度が得られることを特徴としている。
<固定形成、連結一体化>
固定形成とは、折曲用複合シートDにおいて折曲部が所定角度の面外変形を完了させた後、図25、26に示される如くその折曲中心3を介してマトリックス層部Aの線状溝内対向部2が相互に熱融着などの手段で連結一体化されること。これとはちがい実質上共通・同等とした加工形成がされた前記複葉シートにおいて図29の如く、オス・メス状に折曲形成されてなる、成形途上の両立体Eを相互に篏合・組合せして後熱融着などの手段で連結一体化することも固定形成の有力バージヨンである。なお複葉シートには、図44の如く別個体シートによるケースと図43、45の如く連続シートによるケースがありいずれも本発明に関わり有効である。
<成形立体E、最終製品F>
成形立体Eとは、折曲用複合シートDが成形工程において折曲・固定形成が完了し最終製品に至る一歩手前のスケルトン(架体)などとして得られたものである。最終製品とは、成形立体Eが各種ジヨイント部品や他の補助部品、部材とともに組立て工程においてその全体構成を完成されたもの。
<一連の全生産工程における本発明の折曲用複合シートDの働き>
本発明の折曲用複合シートD(以下省略して本発明シートDと云う。)とそれを加工するための複合平板シートCなどについて最適な形態構成を説明するに先だち、最終製品Fののための全体生産工程において、複合平板シートCから本発明シートDが設けられるままでの一連の加工作業に重点をおき、従来例との差異を明らかにする。
図2には従来例の全生産工程が示されており、成形工程(2)が加工工程(3)に先行しており、3の成形工程(2)における一連の作業が断続的かつ極端に低速であることを余儀なくされている。それに対して図1に示される本発明シートDにかかわる全生産工程の中では成形工程(3)が加工工程(2)の後にまわり、その成形工程(3)における一連の作業は連続的であるとともに高速であることを特長としている。さらに従来例の加工工程(3)内の各作業が不連続的かつ低速であるが、それに対して本発明に関わる加工工程(2)の作業は連続的かつ超高速であることを最大の特長としている。
次に本発明シートDの加工から成形に至る各工程内の諸作業とその内容を説明する。図1に示される加工工程(2)において、第一ステップは経続的な各種マトリックス材A′と強化材B′のコルゲーティング、含浸、賦形、硬化を行うことにより、資材シート(複合平板シートC)形成のための基本加工作業であり、第二ステップはその資材シートに対する経続的な表面処理、塗装、印刷などの部分加工作業(1)であり、第三ステップはトリミング、罫線、開孔などを資材シートCに同時実施し形成する部分加工作業(2)であり、これら全ステップの作業が一貫ラインの高速ロールにおいて円滑かつ確実に実施され本発明シートDが得られる。得られた本発明シートDは単一ラインシステム内の成形工程において所定の折曲・固定の両形成作業が実施され所定の成形立体Eとして得られる。さらにその下流の組立工程においてこの成形立体Eとジヨイントなどの各部品、部材との構成一体化が図られ、最終製品Fが完成して得られる。
<最適な複合平板シートCの各種形態構成>
図3〜8において本発明に関わる複合平板シートCのマトリックス材層部Aと強化材層部Bの各種断面形態が示されており、図3、4、5、8には単数の強化材層部Bが、図6、7には複数の強化材層部Bが単数又は複数のマトリックス材層部Aと複合一体化される。
上記複合平板シートCには、原則としてマトリックス材層部Aが含浸しやすく賦形化の容易な、織物状、マット状などのカーボン繊維、グラス繊維の強化材層部Bが用いられてよい。図3〜7では賦形化された強化材層部Bとマトリックス材層部Aとから構成されてなる実施施例が、図8ではマトリックス材A′を含浸、賦形化されてなる強化材層部Bが単独で用いられる実施例が示され、いずれも本発明に関わる複合平板シートCとして有効である。なお複合平板シートCには上記実施例以外に多様な変形タイプがあり、それを構成するマトリックス材A′と同層部A、強化材B′と同層部Bが前段の用語説明にある通り素材とその物性、断面形態、同寸法比率などの選択が自在であり、それら適宜組合せて得られるものも本発明に関り有効である。また複合平板シート自体の肉厚、巾員、延長も自在であり、平坦状シート以外に内方向又は延長方向に湾曲状、折曲状としたものも本発明に関わり有効である。
なお、図示されないが上記各平板シートCが両表面材として用いられ、その中間部にハニカム状、スポンジ状、フオーム状、波板状など、各種素材による心材がサンドウィッチされて設けられるものも本発明に関わる複合平板シートCとして有効である。
<最適な折曲用複合シートDの各種形態構成>
図9〜24には複合平板シートCに線状溝などが加工形成されてなる本発明の折曲用複合シートDの罫線部断面形態が示されており、図9、10、11、13、14、17の実施例には押し込み型の線状溝1が、図12、24には切削除去型又はレーザー光などによる焼却気化型の線状溝1が、図15、16には切断又は切り込み型の線状溝1が設けられること特徴としている。図17ではマトリックス材A′を含浸され賦形化された強化材層部Bが主としてマトリックス材A′への押し込み型の線状溝1を設けられる実施例である。図17の実施例は単独で、本発明の折曲用複合シートDとして有効である。
また図18〜23の実施例では、図10の実施例の、各層構成を維持した上で、線状溝1の各種変化タイプが示されており、図18はレーザー光などによる焼却気化型、図19は、切り込み型、図20、21は広巾の押し込み型、図22は両面深度押し込み型などであり、図23は図22の局部拡大図である。
図24の実施例は上記各実施例とことなりあらかじめ単数の強化材層部Bとマトリックス材層部Aとからなる複合平板シートCが線状溝1を設けられた後、更に賦形化された強化材層部Bと連結一体化されて得られるものである。その他に様々な折曲用複合シートDの断面形態が容易に考案されいずれも本発明に有効である。なお、上図すべてに罫線部1が示されてはいるが本発明の折曲用複合シートDにはかかすことの出来ないトリミング端部と開孔部などは省略されて示されない。
<本発明に関わる成形立体E>
図25〜35には、本発明に関わる成形立体Eの局部である折曲部の断面形態が各種示されている。図25、26、28、30、32、33には折曲角度を90°とし、図27、31、34、35には折曲角度を180°とした折曲部断面図である。図25、30、31には、折曲用複合シートDの図9、10実施例を折曲・固定形成して得られる成形立体Eの折曲断面が示され、図26、27には折曲用複合シートDの図20、21に準ずる実施例を折曲・固定形成して得られる折曲断面が、図28、33、34には折曲用複合シートDの図15に準ずるものの折曲・断面が図35には折曲用複合シートDの図16に準ずるものの折曲断面が、各々示されている。
図29には、図8の実施例にある折曲用複合シートDを2葉用意し、所定の90°折曲形成の後、両マトリックス層部Aが介在する様に交互に篏合・密着した上、両マトリックス材層部Aの表面を相互に連結一体化手段により固定形成されて得られた、新たな成形立体Eの折曲部断面が示されている。図示されないがこの他に様々な折曲部断面形態が容易に着想されいずれも本発明に有効である。なお上記固定形成されるべき部位は、折曲部周辺めた両層部Aの全密着部にまで及ぶことが望ましい。
図29に示された2葉複合シートDによるL字型折曲部とした成形立体Eとはちがい、3葉又は4葉複合シートDから成るT字型又は十字型折曲部とした新成形立体Eがあり、図示されないがその構成法は容易に着想され本発明に有効である
<本発明に関わる成形立体E及び最終製品Fの実施例>
本発明により、もたらされる最終製品Fの実施例は図37の自動車用ボンネットであるが、それを得るための折曲用複合シートDは図36のボンネット用ブランクであり、その複合シートDが所定の折曲・固定形成されて得られる成形立体Eは図38のボンネット・スケルトンであり、それがジヨイント用ビスなどの付属部品とともに組立てられて最終製品Fとしてのボンネットが提供される。
より詳しく述べると、図示されていないがあらかじめ用意された複合平板シートCから、切断部5とともにトリミングされ、各種罫線1づけがされて設けられたのが図36の折曲複合シートDであり、ただしビス穴など省略されている。その複合シートDから折曲・固定形成された図38の成形立体Eは一部の直行状折曲部と大部分の湾曲折曲部とから成り、結果として、実質的に面内の延伸変形にたよらないトポロジカルな曲面構成の立体が得られた。
また図39の直行状折曲端部(ロ)と図41の湾曲状折曲端部(イ)において設けられた折り返えし形成により、上記トポロジカルな曲面構成が安定的に組まされた。
図42、43、44には直行状折曲端部の折り返えし詳細が、図45には、湾曲状・折曲端部の折り返えし詳細の実施例が示されている。ただし図43、44の詳細は、図36の折曲用複合シートDの罫線仕様とは異り参考までに例示した。なお図44の折曲・固定形成方法は図42、43、45といささかことなり、2葉の折曲用複合シートを用い、それを2段階の折曲形成をしたあと篏合密着し固定形成して得られるものである。
本実施例では自動車のボンネット部品がとりあげられたがこの他に屋根部、後ボンネット部、ドア部、シヤーシー部などにも本発明の折曲用複合シート方式が有効であることは云うまでもない。
本発明の折曲用複合シート方式の応用は前記自動車部品分野にかぎられず、航空機、船舶や各種家電、産業機器の部品、筺体や輸送用コンテナー、通い凾をし建築分野の部品、軸組、床版、壁体、内装家具などにも可能であり、それら分野における部品、本体の軽量、高剛性化と並び美匠化、コストカットそしてこれまでのFRP製品には期待出来なかった低炭素排出レベル達成による環境対応に資する役割は小さくない。
は本発明に関わる加工と成形の各工程図 は従来例に関わる成形と加工の各工程図 は本発明に関わる複合平板シートCの断面図 は本発明に関わる複合平板シートCの断面図 は本発明に関わる複合平板シートCの断面図 は本発明に関わる複合平板シートCの断面図 は本発明に関わる複合平板シートCの断面図 は本発明に関わる複合平板シートCの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明の折曲用複合シートDの断面図 は本発明に関わる成形立体Eの断面図 は本発明に関わる成形立体Eの断面図 は本発明に関わる成形立体Eの断面図 は本発明に関わる成形立体Eの断面図 は本発明に関わる成形立体Eの断面図 は本発明に関わる成形立体Eの断面図 は本発明に関わる成形立体Eの断面図 は本発明に関わる成形立体Eの断面図 は本発明に関わる成形立体Eの断面図 は本発明に関わる成形立体Eの断面図 は本発明に関わる成形立体Eの断面図 は本発明の自動車ボンネット用ブランクである折曲用複合シートDの平面図。 は本発明に関わる自動車ボンネットである最終製品Fの姿図 は本発明に関わるボンネット・スケルトンである成形立体Eの姿図 は本発明に関わるボンネット・スケルトンである成形立体EのS−S断面図 は本発明に関わるボンネット・スケルトンである成形立体EのS−S断面図 は本発明に関わるボンネット・スケルトンである成形立体EのS−S断面図 は図41の(ロ)部分の詳細図 は図41の(ロ)部分の詳細図 は図41の(ロ)部分の詳細図 は図39の(イ)部分の詳細図
符号の説明
A………マトリックス材層部
A′……マトリックス材
B………強化材層部
B′……強化材
C………複合平板シート
D………折曲用複合シート
E………成形立体
F………最終製品
1、……線状溝、罫線、設計、折曲部位、折曲相当部 折曲部
2………折曲中心
3………線状溝の対向側壁、単葉シート自体の固定形成部
4………折曲形成された複葉シートが相互に篏合密着され、固定形成された部位

Claims (3)

  1. マトリックス材A′と強化材B′の2相を相互に複合一体化されることにより単数又は複数のマトリックス材層部Aと単数又は複数の強化材層部Bから構成される複合平板シートCが、トリミングされるとともに特定又は全体の該マトリックス層部Aと特定又は全体の該強化材層部Bのいずれか一方もしくは双方の設計・折曲部位において線状溝を設けられて得られる折曲用複合シートD。
  2. 線状溝が設けられた折曲相当部において、折曲形成されるとともに固定形成されることにより成形立体Eを得られることを特徴とする第1項記載の折曲用複合シートDに関する。
  3. 複葉シートが、又は単葉シートから折たたまれてなる複葉シートが個別に折曲形成されてのち、交互に篏合・密着されたその折曲部周辺において固定形成されることにより成形立体Eをして得ることを特徴とする第一項又は第二項記載の折曲用複合シートDに関する。
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