JP2010029663A - 位相制御チャネルを備える組織焼灼システム - Google Patents
位相制御チャネルを備える組織焼灼システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】本発明は、複数のチャネルを介してエネルギーを組織に印加するためのシステムに関する。
【解決手段】エネルギー供給源に接続するように適合されるコントローラであって、コントーラは、各チャネルにおける電気信号間の位相関係を制御するように構成される、コントローラと、エネルギー送達デバイスの数Nであって、Nは1より大きい整数であり、各エネルギー送達デバイスは、チャネルのうちの対応する1つを介してコントローラに動作可能に連結される、エネルギー送達デバイスとを含む、システム。
【選択図】図1
【解決手段】エネルギー供給源に接続するように適合されるコントローラであって、コントーラは、各チャネルにおける電気信号間の位相関係を制御するように構成される、コントローラと、エネルギー送達デバイスの数Nであって、Nは1より大きい整数であり、各エネルギー送達デバイスは、チャネルのうちの対応する1つを介してコントローラに動作可能に連結される、エネルギー送達デバイスとを含む、システム。
【選択図】図1
Description
(背景)
(1.技術分野)
本開示は、組織にエネルギーを提供する装置および方法に関し、より具体的には、焼灼プローブを利用したデバイスおよび電磁放射線送達手順、ならびに組織への電磁放射線の送達を制御する方法に関する。
(1.技術分野)
本開示は、組織にエネルギーを提供する装置および方法に関し、より具体的には、焼灼プローブを利用したデバイスおよび電磁放射線送達手順、ならびに組織への電磁放射線の送達を制御する方法に関する。
(2.関連技術の議論)
ある種の疾患の治療には、悪性腫瘍の破壊が必要である。腫瘍細胞を加熱し破壊するために電磁放射線を使用することができる。治療は、癌性腫瘍が特定された組織内への焼灼プローブの挿入を含む。プローブが配置されると、プローブを通して電磁エネルギーを周辺組織に与える。
ある種の疾患の治療には、悪性腫瘍の破壊が必要である。腫瘍細胞を加熱し破壊するために電磁放射線を使用することができる。治療は、癌性腫瘍が特定された組織内への焼灼プローブの挿入を含む。プローブが配置されると、プローブを通して電磁エネルギーを周辺組織に与える。
癌等の疾患の治療において、ある種の癌細胞は、通常、健康な細胞に有害な温度より若干低い高温で変性することが判明している。発熱療法等の既知の治療方法は、電磁放射線を使用して、隣接する健康細胞を不可逆的な細胞破壊が生じる温度未満に維持しながら、41℃を超える温度まで疾患細胞を加熱する。これらの方法は、組織を加熱、焼灼、および/または凝固させるための電磁放射線の印加を含む。これらの方法を行うためにマイクロ波エネルギーが利用される場合もある。電磁放射線を利用して組織を加熱する他の手順もまた、組織の凝固、切断、および/または焼灼を含む。
電磁放射線を利用した電気手術デバイスが、種々の使用および用途のために開発されてきた。種々の組織に対する切断および凝固効果を達成するために高い集中的エネルギーを短期間提供するために使用することができる多くのデバイスが利用可能である。焼灼手順を行うために使用することができるいくつかの異なる種類の装置がある。典型的には、焼灼手順における使用のためのマイクロ波装置は、エネルギー供給源として機能するマイクロ波発生器と、エネルギーを標的組織に誘導するためのアンテナアセンブリを有するマイクロ波手術器具とを含む。マイクロ波発生器および手術器具は、典型的には、マイクロ波エネルギーを発生器から器具に伝送するため、ならびに器具と発生器との間の制御、フィードバック、および識別信号の通信のための複数の導体を有するケーブルアセンブリにより、動作可能に連結される。
マイクロ波エネルギーは、典型的には、組織を貫通することができるアンテナアセンブリを介して印加される。モノポールおよびダイポールアンテナアセンブリ等、いくつかの種類のアンテナアセンブリが知られている。モノポールおよびダイポールアンテナアセンブリにおいて、マイクロ波エネルギーは、概して、導体の軸から離れる方向に垂直に放射される。モノポールアンテナアセンブリは、マイクロ波エネルギーを伝送する単一の細長い導体を含む。典型的なダイポールアンテナアセンブリは、2つの細長い導体を有し、これらは線状に配列され、かつ互いに対して端と端を接して配置され、その間に電気絶縁体が設置されている。各導体は、マイクロ波エネルギーの波長の長さの約1/4となることができ、これにより2つの導体の合計の長さが、マイクロ波エネルギーの波長の約1/2となる。特定の手順の間、マイクロ波エネルギーが周辺組織内に放射する程度を評価することが困難となる可能性があり、そのために、焼灼されるであろう周辺組織の面積または体積を決定することが困難となる。
(概要)
本開示は、複数のチャネルを介してエネルギーを組織に印加するシステムに関する。システムは、エネルギー供給源に接続するように適合されるコントローラであって、各チャネルにおける電気信号間の位相関係を制御するように構成されるコントローラと、いくつかのエネルギー送達デバイスであって、各エネルギー送達デバイスは、チャネルのうちの対応する1つを介してコントローラに動作可能に連結されるエネルギー送達デバイスとを含む。
本開示は、複数のチャネルを介してエネルギーを組織に印加するシステムに関する。システムは、エネルギー供給源に接続するように適合されるコントローラであって、各チャネルにおける電気信号間の位相関係を制御するように構成されるコントローラと、いくつかのエネルギー送達デバイスであって、各エネルギー送達デバイスは、チャネルのうちの対応する1つを介してコントローラに動作可能に連結されるエネルギー送達デバイスとを含む。
本開示の別の例示的実施形態によれば、N個のチャネルを介してエネルギーを組織に印加するシステムであって、Nは1を超える整数であるシステムは、N個のチャネルでの伝送のための電気信号を生成する少なくとも1つのエネルギー供給源と、該少なくとも1つのエネルギー供給源と連結される位相監視および調整モジュールであって、N個の出力と、N個のチャネルの各々での電気信号の位相を、他のN−1個のチャネルに対して所定の位相関係に調整するためのN個の位相変換器とを含む、位相監視および調整モジュールと、各々がそれぞれ、N個のチャネルのうちの対応する1つを介して、位相監視および調整モジュールのN個の出力のうちの対応する1つに、動作可能に連結されるN個のエネルギー送達デバイスとを含む。
本開示のさらに別の例示的実施形態によれば、エネルギーを標的組織に誘導するための方法が開示され、この方法は、複数のエネルギー送達デバイスを標的組織の一部に配置するステップと、複数の電気信号をエネルギー送達デバイスに、電気信号間の一組の位相関係で複数のチャネル上を伝送するステップと、各エネルギー送達デバイスのエネルギー誘導要素から標的組織までエネルギーを印加するステップとを含む。
本開示の位相制御されたチャネルを備える組織焼灼システムの目的および特徴は、添付の図面を参照してその種々の実施形態を読めば、当技術分野における当業者に容易に明らかとなる。
例えば、本発明は、以下を提供する。
(項目1)
エネルギー供給源に接続するように適合されるコントローラであって、該コントローラは複数のチャネルにおける電気信号間の位相関係を制御するように構成される、コントローラと、
エネルギー送達デバイスの数Nであって、Nは1より大きい整数であり、各エネルギー送達デバイスは該チャネルのうちの対応する1つを介して該コントローラに動作可能に連結される、エネルギー送達デバイスの数Nと
を備える、電気手術システム。
エネルギー供給源に接続するように適合されるコントローラであって、該コントローラは複数のチャネルにおける電気信号間の位相関係を制御するように構成される、コントローラと、
エネルギー送達デバイスの数Nであって、Nは1より大きい整数であり、各エネルギー送達デバイスは該チャネルのうちの対応する1つを介して該コントローラに動作可能に連結される、エネルギー送達デバイスの数Nと
を備える、電気手術システム。
(項目2)
上記コントローラはN方向の電力スプリッタを備え、該N方向の電気スプリッタは入力ポートとN個の出力ポートとを有し、該入力ポートは上記エネルギー供給源に動作可能に連結され、そして、該N個の出力ポートは上記N個のエネルギー送達デバイスに動作可能に連結される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
上記コントローラはN方向の電力スプリッタを備え、該N方向の電気スプリッタは入力ポートとN個の出力ポートとを有し、該入力ポートは上記エネルギー供給源に動作可能に連結され、そして、該N個の出力ポートは上記N個のエネルギー送達デバイスに動作可能に連結される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目3)
上記N方向の電力スプリッタは、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、上記N個の出力ポートにおいて実質的に等しい電力分離を提供する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
上記N方向の電力スプリッタは、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、上記N個の出力ポートにおいて実質的に等しい電力分離を提供する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目4)
上記N個のエネルギー送達デバイスを前力スプリッタの上記N個の出力ポートに電気的に連結するためのN個の伝送線路をさらに備え、各伝送線路は実質的に等しい長さを有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
上記N個のエネルギー送達デバイスを前力スプリッタの上記N個の出力ポートに電気的に連結するためのN個の伝送線路をさらに備え、各伝送線路は実質的に等しい長さを有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目5)
長さは、電気的長さおよび物理的長さのうちの1つである、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
長さは、電気的長さおよび物理的長さのうちの1つである、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目6)
電気的長さは、波長、ラジアン、または度によって表される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
電気的長さは、波長、ラジアン、または度によって表される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目7)
上記コントローラは、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、電力制御を提供するように互いに対して位相平衡された、複数の増幅器を備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
上記コントローラは、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、電力制御を提供するように互いに対して位相平衡された、複数の増幅器を備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目8)
上記エネルギー送達デバイスを、上記増幅器のうちの対応する1つにそれぞれ電気的に連結する複数の伝送線路をさらに備え、各伝送線路は実質的に等しい長さを有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
上記エネルギー送達デバイスを、上記増幅器のうちの対応する1つにそれぞれ電気的に連結する複数の伝送線路をさらに備え、各伝送線路は実質的に等しい長さを有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目9)
長さは、電気的長さおよび物理的長さのうちの1つである、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
長さは、電気的長さおよび物理的長さのうちの1つである、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目10)
電気的長さは、波長、ラジアン、または度によって表される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
電気的長さは、波長、ラジアン、または度によって表される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目11)
上記エネルギー供給源は、マイクロ波エネルギー供給源である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
上記エネルギー供給源は、マイクロ波エネルギー供給源である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目12)
各エネルギー送達デバイスは、マイクロ波エネルギーを送達するための少なくとも1つのマイクロ波アンテナを含む、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
各エネルギー送達デバイスは、マイクロ波エネルギーを送達するための少なくとも1つのマイクロ波アンテナを含む、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目13)
N個のチャネルを介してエネルギーを送達する電気手術システムであって、Nは1より大きい整数であり、
該N個のチャネルでの伝送のための電気信号を生成する少なくとも1つのエネルギー供給源と、
該少なくとも1つのエネルギー供給源に連結される、位相監視および調整モジュールであって、N個の出力と、該N個のチャネルの各々での電気信号の位相を他のN−1個のチャネルに対して所定の位相関係に調整するN個の位相変換器とを含む、位相監視および調整モジュールと、
N個のエネルギー送達デバイスであって、各々がそれぞれ、該N個のチャネルのうちの対応する1つを介して、該位相監視および調整モジュールの該N個の出力のうちの対応する1つに動作可能に連結される、N個のエネルギー送達デバイスと
を備える、システム。
N個のチャネルを介してエネルギーを送達する電気手術システムであって、Nは1より大きい整数であり、
該N個のチャネルでの伝送のための電気信号を生成する少なくとも1つのエネルギー供給源と、
該少なくとも1つのエネルギー供給源に連結される、位相監視および調整モジュールであって、N個の出力と、該N個のチャネルの各々での電気信号の位相を他のN−1個のチャネルに対して所定の位相関係に調整するN個の位相変換器とを含む、位相監視および調整モジュールと、
N個のエネルギー送達デバイスであって、各々がそれぞれ、該N個のチャネルのうちの対応する1つを介して、該位相監視および調整モジュールの該N個の出力のうちの対応する1つに動作可能に連結される、N個のエネルギー送達デバイスと
を備える、システム。
(項目14)
上記位相監視および調整モジュールは、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、上記N個の出力において実質的に等しい電力を提供する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
上記位相監視および調整モジュールは、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、上記N個の出力において実質的に等しい電力を提供する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目15)
上記N個のエネルギー送達デバイスを上記位相監視および調整モジュールの上記N個の出力に電気的に連結するN個の伝送線路をさらに備え、各伝送線路は実質的に等しい長さを有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
上記N個のエネルギー送達デバイスを上記位相監視および調整モジュールの上記N個の出力に電気的に連結するN個の伝送線路をさらに備え、各伝送線路は実質的に等しい長さを有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目16)
長さは、電気的長さおよび物理的長さのうちの1つである、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
長さは、電気的長さおよび物理的長さのうちの1つである、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目17)
電気的長さは、波長、ラジアン、または度によって表される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
電気的長さは、波長、ラジアン、または度によって表される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目18)
上記位相監視および調整モジュールは、上記N個のチャネルの各々での上記電気信号の位相を監視する複数の位相監視ユニットをさらに含む、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
上記位相監視および調整モジュールは、上記N個のチャネルの各々での上記電気信号の位相を監視する複数の位相監視ユニットをさらに含む、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目19)
エネルギーを標的組織に誘導するための方法であって、
複数のエネルギー送達デバイスを該標的組織の一部に配置するステップと、
複数のチャネルでの複数の電気信号を、該電気信号間の一組の位相関係において、該エネルギー送達デバイスに伝送するステップと、
各エネルギー送達デバイスのエネルギー誘導要素から該標的組織にエネルギーを印加するステップとを含む、方法。
エネルギーを標的組織に誘導するための方法であって、
複数のエネルギー送達デバイスを該標的組織の一部に配置するステップと、
複数のチャネルでの複数の電気信号を、該電気信号間の一組の位相関係において、該エネルギー送達デバイスに伝送するステップと、
各エネルギー送達デバイスのエネルギー誘導要素から該標的組織にエネルギーを印加するステップとを含む、方法。
(項目20)
上記一組の位相関係は、各チャネルでの上記電気信号間の+/−45度未満の位相平衡として定義される、上記項目のうちのいずれか1項に記載の方法。
上記一組の位相関係は、各チャネルでの上記電気信号間の+/−45度未満の位相平衡として定義される、上記項目のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目21)
上記エネルギーは、マイクロ波エネルギーである、上記項目のうちのいずれか1項に記載の方法。
上記エネルギーは、マイクロ波エネルギーである、上記項目のうちのいずれか1項に記載の方法。
(開示の摘要)
複数のチャネルを介してエネルギーを組織に印加するシステムは、エネルギー供給源に接続するように適合されるコントローラであって、コントーラは各チャネルにおける電気信号間の位相関係を制御するように構成される、コントローラと、いくつかのエネルギー送達デバイスであって、各エネルギー送達デバイスは、チャネルのうちの対応する一つを介してコントローラに動作可能に連結される、エネルギー送達デバイスとを含む。
複数のチャネルを介してエネルギーを組織に印加するシステムは、エネルギー供給源に接続するように適合されるコントローラであって、コントーラは各チャネルにおける電気信号間の位相関係を制御するように構成される、コントローラと、いくつかのエネルギー送達デバイスであって、各エネルギー送達デバイスは、チャネルのうちの対応する一つを介してコントローラに動作可能に連結される、エネルギー送達デバイスとを含む。
以下において、添付の図面を参照して、本開示の位相制御されたチャネルを備える組織焼灼システムの例示的実施形態を説明する。類似の参照番号は、図の説明を通して同様または同一の要素を指す場合がある。本明細書で使用される場合、「マイクロ波」という用語は、概して、300メガヘルツ(MHz)(3x108サイクル/秒)から300ギガヘルツ(GHz)(3x1011サイクル/秒)までの範囲の周波数の電磁波を指す。本明細書で使用される場合、「伝送線路」という語句は、概して、1つの点から別の点への信号の伝播に使用することができる任意の伝送媒体を指す。
本開示の種々の例示的実施形態は、組織を治療する電気手術システムおよび電磁放射線の組織への送達を制御する方法を提供する。例示的実施形態は、マイクロ波周波数または他の周波数において電磁放射線を使用して行うことができる。本開示の種々の例示的実施形態による組織を治療する電気手術システムは、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、位相制御されたマイクロ波電力を複数の電気手術デバイスに送達する。本開示の例示的実施形態を行うための、焼灼プローブ等の電気手術デバイスは、直接組織中に挿入されてもよく、静脈、針、もしくはカテーテル等の管腔を通して挿入されてもよく、臨床医により手術中に体内に設置されてもよく、または、他の好適な方法もしくは当技術分野において知られた手段により体内に配置されてもよい。以下に説明する種々の例示的方法は、標的組織のマイクロ波焼灼および完全な破壊を目標としているが、心臓組織内に電気刺激を伝導することの防止等のために、電磁放射線の送達を制御する例示的方法が、標的組織が部分的に破壊または損傷される他の療法によって使用され得ることを理解されたい。
図1は、本開示の例示的実施形態による、組織を治療する電気手術システムの概略図である。図1を参照すると、電気手術システム100は、出力信号を生成するための電気手術発生器120と、電気手術発生器120に連結されたコントローラ150と、コントローラ150に連結された電気手術器具またはデバイス130とを含む。コントローラ150は、コントローラ150を電気手術発生器120上の出力124に電気的に接続する伝送線路107に連結される。デバイス130は、電磁放射線の送達のためのアンテナアセンブリ132を含み、アンテナアセンブリ132をコントローラ150に電気的に接続する伝送線路104に連結される。図1にはそのように示されていないが、デバイス130は複数のアンテナアセンブリを含んでもよい。
電気手術発生器120は、グラフィカルユーザインターフェース110およびダイヤル表示器112を含む。電気手術発生器120は、制御、表示および/または操作のためのノブ、ダイヤル、スイッチ、ボタン、ディスプレイ等の他の入力または出力デバイスを含んでもよい。電気手術発生器120は、コントローラ150に入力される種々の周波数の複数の出力信号を生成可能であってもよい。本開示の例示的実施形態において、電気手術発生器120は、実質的に同一の周波数の複数のマイクロ波信号を生成する。電気手術発生器120は、動作時間、電力出力および/または電気手術動作のモード等、臨床医によって選択され得る、電気手術発生器120の操作を制御する制御ユニット(図示せず)を含んでもよい。
電気手術システム100は、電気手術発生器120に連結されたフットスイッチ(図示せず)を含んでもよい。作動されると、フットスイッチは電気手術発生器120にマイクロ波エネルギーを発生させる。デバイス130は、電気手術発生器102と通信してエネルギーの送達のためのいくつかの構成オプションを調整する、またはそれらから選択するための、ノブ、ダイヤル、スイッチ、ボタン等(図示せず)を含んでもよい。デバイス130上のノブ、ダイヤル、スイッチまたはボタン、および/またはフットスイッチを利用することにより、臨床医は、電気手術発生器102の位置にかかわらず、患者Pの近くにいながら、電気手術発生器120を作動してデバイス130にエネルギーを供給することができる。
図1にはそのように示されていないが、電気手術システム100は、複数の電気手術デバイスによって画定される複数のチャネルと、電気手術デバイスをコントローラ150に電気的に接続する複数の伝送線路とを含んでもよい。本開示の例示的実施形態において、コントローラ150は、各チャネルの位相を監視し、各チャネルにおける信号の位相を、他のチャネル(複数を含む)に対して所定の位相関係に調整することができる。コントローラ150は、複数の信号を、一組の信号間の位相関係でデバイス130に提供する。コントローラ150は、図1において単独型のモジュールとして描かれているが、コントローラ150は、電気手術発生器120、デバイス130および/または他のデバイスに、完全に、または部分的に統合され得ることを理解されたい。
アンテナアセンブリ132は、複数のアンテナおよび/または複数のアンテナ要素を含み、各々がコントローラ150の出力信号によって駆動される。アンテナアセンブリ132はまた、複数のアンテナ回路を含んでもよく、各々がコントローラ150の出力信号によって駆動される。
本開示の例示的実施形態において、アンテナアセンブリ132は、典型的には、患者Pの組織への直接の挿入または貫通を可能とするように構成されたマイクロ波アンテナである。アンテナアセンブリ132は、組織貫通を可能とするように軸方向に剛性であってもよい。アンテナアセンブリ132は、身体に対して最小限に侵襲的となるように十分に直径が小さく、これは身体に対してより侵襲的な貫通に必要とされるような、患者Pについての前処理を削減することができる。アンテナアセンブリ132は、直接組織中に挿入されるか、例えば、静脈、針、もしくはカテーテル等の管腔を通して挿入されるか、臨床医により手術中に体内に設置されるか、または、他の好適な方法もしくは当技術分野において知られた手段により体内に配置される。
図2は、本開示の別の例示的実施形態による、組織を治療する電気手術システムの概略図である。図2を参照すると、電気手術システム200は、マイクロ波周波数出力信号をマイクロ波増幅ユニット220に提供するマイクロ波信号源210と、マイクロ波増幅ユニット220に連結された、位相平衡されたマイクロ波電力スプリッタ230と、各々位相平衡されたマイクロ波電力スプリッタ230に連結された、第1の、第2の、および第3のマイクロ波焼灼アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cとを含む。マイクロ波信号源210は、マイクロ波増幅ユニット220に入力される種々の周波数の複数の出力信号を生成することができる。マイクロ波増幅ユニット220は、任意の好適な入力電力および出力電力をも有し得る。
電気手術システム200において、第1の伝送線路250Aは、第1のアンテナアセンブリ270Aを位相平衡されたマイクロ波電力スプリッタ230に電気的に接続して、第1のチャネルを画定し、第2の伝送線路250Bは、第2のアンテナアセンブリ270Bを位相平衡されたマイクロ波電力スプリッタ230に電気的に接続して、第2のチャネルを画定し、第3の伝送線路250Cは、第3のアンテナアセンブリ270Cを位相平衡されたマイクロ波電力スプリッタ230に電気的に接続して、第3のチャネルを画定する。第1の、第2のおよび第3の伝送線路250A、250Bおよび250Cは、各々、1つ以上の電気的に伝導性の要素、例えば電気的に伝導性のワイヤを含んでもよい。
例示的実施形態において、第1の、第2のおよび第3の伝送線路250A、250Bおよび250Cは、各々、実質的に同一の長さを有し、このことは電気手術システム200の各チャネルにおける電気信号間の位相関係を維持する。「長さ」は、電気的長さまたは物理的長さを示し得ることを理解されたい。一般に、電気的長さとは、媒体中を伝播する信号の波長に関して伝送媒体の長さを表現したものである。電気的長さは、通常、波長、半径または度という観点から表される。例えば、電気的長さは、伝送媒体中を伝播する電磁波または電気信号の波長の倍数または約数として表現され得る。波長は、ラジアン、または角度の人為的単位、例えば度等で表現されてもよい。位相平衡されたマイクロ波電力スプリッタ230は、位相を実質的に維持しながらすべての出力ポートにおいて等しい電力分離を提供する、任意の好適な電力分割器により実装することができる。例えば、位相平衡されたマイクロ波電力スプリッタ230は、+/−45度未満の位相平衡を維持しながらすべての出力ポートにおいて等しい電力分離を提供する、3方向電力分割器を使用して実装することができる。位相平衡されたマイクロ波電力スプリッタ230は、位相および振幅平衡を実質的に維持しながらすべての出力ポートにおいて等しい電力分離を提供する、任意の好適な電力分割器により実装することができる。例えば、ある場合において、位相平衡されたマイクロ波電力スプリッタ230は、+/−10度未満の位相平衡および1.5dB未満の振幅平衡を維持しながらすべての出力ポートで等しい電力分離を提供する、3方向電力分割器を使用して実装することができる。
各アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cは、典型的には、剛性の若しくは湾曲可能な針、または針状の構造の上に配置された複数の電極を含む。アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cは、各々に対して実質的に平行に、例えば、約5ミリメートル(mm)離れて配置され、そして、直接組織中に挿入されるか、臨床医によって手術中に体内に設置されるか、または、他の好適な方法によって体内に配置される。図2に示される電気手術システム200は、3個のマイクロ波焼灼アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cを含んでいるが、任意の「N」個のアンテナアセンブリが利用され得ること、および位相平衡されたマイクロ波電力スプリッタ230は、位相および振幅平衡を実質的に維持しながら、マイクロ波入力信号を等しい電力の「N」個の出力信号に分割または分離する、任意の好適な電力分割器によって実装され得ることを理解されたい。
電気手術システム200は、位相制御されたマイクロ波電力を、3チャネルシステムの各アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cに送達する。電気手術システム200は、実質的に同相のマイクロ波電力を各アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cに送達し、これは、異相プローブよりも効率的な焼灼ツールをもたらし得る。互いに対して焼灼プローブの位相を制御することによって、本開示の例示的実施形態によれば、プローブの間の組織に対して所望の効果が生成される。長細い焼灼線が望ましい切除手順においては、互いに対して180度位相がずれているプローブが、組織に対して所望の効果を生成する。同相プローブを使用した焼灼手順においては、本開示の種々の例示的実施形態によれば、異相プローブを用いた場合に表面に向かってアンテナシャフト間を移動し得るエネルギーを低減し得る。
例示的実施形態において、電気手術システム200は、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、位相制御されたマイクロ波電力を各アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cに送達する。電気手術システム200は、焼灼手順および/または他の手順を行う上で有用となり得る約915MHzから約5GHzまでの範囲の動作周波数によって実装される。電気手術システム200は、任意の適切な範囲の動作周波数によって実装され得ることを理解されたい。
図3は、本開示の例示的実施形態による、組織を治療する電気手術システムの概略図である。図3を参照すると、電気手術システム300は、マイクロ波周波数出力信号をコントローラ330に提供するマイクロ波信号源310と、各々コントローラ330に連結された、第1の、第2の、および第3のマイクロ波焼灼アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cとを含む。マイクロ波信号源310は、コントローラ330に入力される種々の周波数の複数の出力信号を生成することができる。
コントローラ330は、互いに対して位相平衡される、第1の、第2のおよび第3のマイクロ波増幅器320A、320Bおよび320Cを含む。第1の、第2のおよび第3の位相平衡されたマイクロ波増幅器320A、320Bおよび320Cは、各々、+/−10度未満の位相平衡および1.5dB未満の振幅平衡を維持しながら、等しい電力を送達する。例示的実施形態において、第1の、第2の、および第3の位相平衡されたマイクロ波増幅器320A、320Bおよび320Cは、各々、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、位相制御されたマイクロ波電力を、それぞれのアンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cに送達する。第1の、第2のおよび第3の位相平衡されたマイクロ波増幅器320A、320Bおよび320Cは、任意の好適な入力電力および出力電力を有し得る。
電気手術システム300において、第1の伝送線路350Aは、第1のアンテナアセンブリ270Aを第1の位相平衡されたマイクロ波増幅器320Aに電気的に接続して、第1のチャネルを画定し、第2の伝送線路350Bは、第2のアンテナアセンブリ270Eを第2の位相平衡されたマイクロ波増幅器320Bに電気的に接続して、第2のチャネルを画定し、第3の伝送線路350Cは、第3のアンテナアセンブリ270Cを第3の位相平衡されたマイクロ波増幅器320Cに電気的に接続して、第3のチャネルを画定する。第1の、第2のおよび第3の伝送線路350A、350Bおよび350Cは、各々、1つ以上の電気的に伝導性の要素、例えば電気的に伝導性のワイヤを含む。例示的実施形態において、第1の、第2のおよび第3の伝送線路350A、350Bおよび350Cは、各々、実質的に同一の長さを有し、これは電気手術システム300の各チャネルにおける電気信号間の位相関係を維持する。
図3に示される電気手術システム300は、3個のマイクロ波焼灼アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270C、ならびに3個の位相平衡されたマイクロ波増幅器320A、320Bおよび320Cを含んでいるが、任意のN個のアンテナアセンブリおよび任意のN個の位相平衡されたマイクロ波増幅器が利用され得ることを理解されたい。
図4は、本開示の別の例示的実施形態による、組織を治療する電気手術システムの概略図である。図4を参照すると、図示された電気手術システム400は、第1の、第2の、および第3のマイクロ波信号源410A、410Bおよび410Cと、第1の、第2のおよび第3のマイクロ波増幅器420A、420Bおよび420Cと、3個の入力442A、442Bおよび442Cならびに3個の出力448A、448Bおよび448Cを含むコントローラ440と、第1の、第2のおよび第3のマイクロ波焼灼アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cとを含む、3チャネルシステムである。
第1の、第2のおよび第3のマイクロ波信号源410A、410Bおよび410Cは、それぞれ、第1の、第2のおよび第3の増幅器420A、420Bおよび420Cにマイクロ波周波数出力信号を提供する。第1のマイクロ波増幅器420Aは、コントローラ440の第1の入力442Aに電気的に連結された出力端子を介して出力信号を提供し、第2のマイクロ波増幅器420Bは、コントローラ440の第2の入力442Bに電気的に連結された出力端子を介して出力信号を提供し、第3のマイクロ波増幅器420Cは、コントローラ440の第3の入力442Cに電気的に連結された出力端子を介して出力信号を提供する。第1の、第2のおよび第3の増幅器420A、420Bおよび420Cは各々、任意の好適な入力電力および出力電力を有し得る。例示的実施形態において、第1の、第2のおよび第3の増幅器420A、420Bおよび420Cは、互いに対して位相平衡されていてもよく、またそのような場合、コントローラ440と、第1の、第2のおよび第3のマイクロ波焼灼アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cとの間に配置される。
第1の、第2のおよび第3の増幅器420A、420Bおよび420Cは、図4において単独型のモジュールとして描かれているが、増幅器のうちの1つ以上が、コントローラ440に完全に、または部分的に統合され得ることを理解されたい。電気手術システム400は、第1の、第2の、および第3の増幅器420A、420Bおよび420Cによらずに、またはそれらを任意に組み合わせて実装することができる。 コントローラ440は、第1の、第2のおよび第3の位相変換器443A、443Bおよび443Cと、第1の、第2のおよび第3の位相監視ユニット447A、447Bおよび447Cとを含む。第1の位相変換器443Aは、第1の入力442Aと第1の位相監視ユニット447Aとの間に電気的に連結され、第2の位相変換器443Bは、第2の入力442Bと第2の位相監視ユニット447Bとの間に電気的に連結され;第3の位相変換器443Cは、第3の入力442Cと第3の位相監視ユニット447Cとの間に電気的に連結される。第1の位相監視ユニット447Aは、第1の位相変換器443Aと出力448Aとの間に電気的に連結され、第2の位相監視ユニット447Bは、第2の位相変換器443Bと出力448Bとの間に電気的に連結され、第3の位相監視ユニット447Cは、第3の位相変換器443Cと出力448Cとの間に電気的に連結される。
コントローラ440は、電気手術システム400の各チャネルにおける電気信号の所望の位相関係を提供するように、位相変換器443A、443Bおよび443Cのうちの1つ以上の出力を制御するための、第1の、第2のおよび第3の位相監視ユニット447A、447Bおよび447Cに連結されたいくつかの処理ユニット(図示せず)を含んでもよい。処理ユニットは、複数のプロセッサおよび/またはマルチコアCPUを含んでもよく、また、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、マイクロコントローラ等、ソフトウェアを実行することができる任意の種類のプロセッサを含んでもよい。
コントローラ440は、入力442A、442Bおよび/または442Cを介して入力された電気信号のそれぞれの位相を比較するための1つ以上の位相検出器(図示せず)を含んでもよい。位相検出器を使用してクロック信号等の基準信号をフィードバック信号と比較することにより、入力された電気信号の比較に基づいて位相調整を行い、電気手術システム400の各チャネルにおける電気信号間の位相関係を設定することができる。
例示的実施形態において、コントローラ440は、位相制御されたマイクロ波電力を出力448A、448Bおよび448Cを介して、アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270Cに送達し、それぞれ入力442A、442Bおよび/または442Cを介して入力された電気信号の各々の個々の位相とは無関係である。図4に示されるように、第1の伝送線路450Aは、第1のアンテナアセンブリ270Aをコントローラ440の出力448Aに電気的に接続して、第1のチャネルを画定し、第2の伝送線路450Bは、第2のアンテナアセンブリ270Bをコントローラ440の出力448Bに電気的に接続して、第2のチャネルを画定し、第3の伝送線路450Cは、第3のアンテナアセンブリ270Cをコントローラ440の出力448Cに電気的に接続して、第3のチャネルを画定する。第1の、第2のおよび第3の伝送線路450A、450Bおよび450Cは、各々、1つ以上の電気的に伝導性の要素、例えば電気的に伝導性のワイヤを含む。例示的実施形態において、第1の、第2のおよび第3の伝送線路450A、450Bおよび450Cは、各々、実質的に同一の長さを有し、これは電気手術システム400の各チャネルにおける電気信号間の位相関係を維持する。
図5は、本開示の例示的実施形態による、プローブ間における電力吸収および2つのワイヤの定常波挙動を示すシミュレーション結果を図式的に説明した図である。示された結果は、5mm離れ、各々に対して異相電圧を供給した、並列に配置されたプローブ570Aおよび570Bをモデル化したシミュレーションに基づく。
図6は、本開示の例示的実施形態による、アンテナシャフト間およびその表面に向かう異相励起の熱効果を示す、生体組織画像を図式的に説明した図である。図6を参照すると、組織画像600は、上部領域602および下部領域604に分割される。下部領域604は、焼けた領域および周辺の焼灼損傷組織により特徴付けられる。組織画像600において、焼灼損傷組織は、上部領域602内に延在している。
図7は、本開示の例示的実施形態による、アンテナシャフト間およびその表面に向かう同相励起の熱効果を示す、生体組織画像を図式的に説明した図である。図7を参照すると、組織画像700は、上部領域702および下部領域704に分割される。下部領域704は、焼けた領域および周辺の焼灼損傷組織により特徴付けられる。組織画像600において、焼灼損傷組織は、上部領域702内に延在していない。したがって、組織画像700に示される同相励起の熱効果は、図6の上部領域602に示される異相励起の熱効果と比較して、アンテナシャフトの表面(上部領域702)に向かって低減されている。
図8は、本開示の例示的実施形態による、エネルギーを標的組織に誘導する方法を説明する工程図である。図8を参照すると、ブロック810において、複数のエネルギー送達デバイスが標的組織の一部の中に配置される。エネルギー送達デバイスは、例えば、図1に関連して説明された本開示の例示的実施形態に従う、デバイス130等、任意の好適な電気手術器具またはデバイスを使用して実装することができる。
エネルギー送達デバイスは、組織上の標的部位の一部の中に配置されるか、または組織上の標的部位の一部に隣接して配置される。エネルギー送達デバイスは、直接組織の中に挿入されるか、静脈、針、もしくはカテーテル等の管腔を通して挿入されるか、臨床医によって手術中に体内に設置されるか、または、他の好適な方法もしくは当技術分野において知られた手段によって体内に配置される。エネルギー送達デバイスは、例えば、図2に関連して説明された本開示の例示的実施形態に従う、アンテナアセンブリ270A、270Bおよび270C等、電磁放射線の送達のための任意の好適なアンテナアセンブリをも含む。
ブロック820において、複数のチャネル上の複数の電気信号が、電気信号間の一組の位相関係において、エネルギー送達デバイスに伝送される。例えば、電気信号は、図2に関連して説明された本開示の例示的実施形態によるコントローラ230、図3に関連して説明された本開示の例示的実施形態によるコントローラ330、または、図4に関連して説明された本開示の例示的実施形態によるコントローラ440から、エネルギー送達デバイスに伝送され得る。一組の位相関係は、各チャネルでの電気信号間の+/−45度未満の位相平衡として定義することができる。
ブロック830において、各エネルギー送達デバイスのエネルギー誘導要素からのエネルギーが、標的組織に印加される。例えば、エネルギーは、マイクロ波エネルギーであってもよい。
例示および説明を目的として、添付図面を参照しながら例示的実施形態を説明したが、本発明のプロセスおよび装置は、それにより限定されるとみなされるべきではないことを理解されたい。当技術分野における当業者には、本開示の範囲から逸脱することなく、前述の例示的実施形態に対する種々の修正がなされてもよいことが明らかである。
Claims (18)
- エネルギー供給源に接続するように適合されるコントローラであって、該コントローラは複数のチャネルにおける電気信号間の位相関係を制御するように構成される、コントローラと、
エネルギー送達デバイスの数Nであって、Nは1より大きい整数であり、各エネルギー送達デバイスは該チャネルのうちの対応する1つを介して該コントローラに動作可能に連結される、エネルギー送達デバイスの数Nと
を備える、電気手術システム。 - 前記コントローラはN方向の電力スプリッタを備え、該N方向の電気スプリッタは入力ポートとN個の出力ポートとを有し、該入力ポートは前記エネルギー供給源に動作可能に連結され、そして、該N個の出力ポートは前記N個のエネルギー送達デバイスに動作可能に連結される、請求項1に記載のシステム。
- 前記N方向の電力スプリッタは、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、前記N個の出力ポートにおいて実質的に等しい電力分離を提供する、請求項2に記載のシステム。
- 前記N個のエネルギー送達デバイスを前力スプリッタの前記N個の出力ポートに電気的に連結するためのN個の伝送線路をさらに備え、各伝送線路は実質的に等しい長さを有する、請求項3に記載のシステム。
- 長さは、電気的長さおよび物理的長さのうちの1つである、請求項4に記載のシステム。
- 電気的長さは、波長、ラジアン、または度によって表される、請求項5に記載のシステム。
- 前記コントローラは、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、電力制御を提供するように互いに対して位相平衡された、複数の増幅器を備える、請求項1に記載のシステム。
- 前記エネルギー送達デバイスを、前記増幅器のうちの対応する1つにそれぞれ電気的に連結する複数の伝送線路をさらに備え、各伝送線路は実質的に等しい長さを有する、請求項7に記載のシステム。
- 長さは、電気的長さおよび物理的長さのうちの1つである、請求項8に記載のシステム。
- 電気的長さは、波長、ラジアン、または度によって表される、請求項9に記載のシステム。
- 前記エネルギー供給源は、マイクロ波エネルギー供給源である、請求項1に記載のシステム。
- 各エネルギー送達デバイスは、マイクロ波エネルギーを送達するための少なくとも1つのマイクロ波アンテナを含む、請求項8に記載のシステム。
- N個のチャネルを介してエネルギーを送達する電気手術システムであって、Nは1より大きい整数であり、
該N個のチャネルでの伝送のための電気信号を生成するための少なくとも1つのエネルギー供給源と、
該少なくとも1つのエネルギー供給源に連結される、位相監視および調整モジュールであって、N個の出力と、該N個のチャネルの各々での電気信号の位相を他のN−1個のチャネルに対して所定の位相関係に調整するためのN個の位相変換器とを含む、位相監視および調整モジュールと、
N個のエネルギー送達デバイスであって、各々がそれぞれ、該N個のチャネルのうちの対応する1つを介して、該位相監視および調整モジュールの該N個の出力のうちの対応する1つに動作可能に連結される、N個のエネルギー送達デバイスと
を備える、システム。 - 前記位相監視および調整モジュールは、+/−45度未満の位相平衡を維持しながら、前記N個の出力において実質的に等しい電力を提供する、請求項13に記載のシステム。
- 前記N個のエネルギー送達デバイスを前記位相監視および調整モジュールの前記N個の出力に電気的に連結するN個の伝送線路をさらに備え、各伝送線路は実質的に等しい長さを有する、請求項13に記載のシステム。
- 長さは、電気的長さおよび物理的長さのうちの1つである、請求項15に記載のシステム。
- 電気的長さは、波長、ラジアン、または度によって表される、請求項16に記載のシステム。
- 前記位相監視および調整モジュールは、前記N個のチャネルの各々での前記電気信号の位相を監視する複数の位相監視ユニットをさらに含む、請求項13に記載のシステム。
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