JP2010029109A - サンプリング装置およびこれを用いたサンプリング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続的かつ効率的に、無菌状態で培養液に含まれる汚染微生物を捕集することができるサンプリング装置およびこれを用いたサンプリング方法を提供する。
【解決手段】本発明のサンプリング装置10は、バイオリアクター11と、バイオリアクター11内の培養液30を循環させるサンプリングライン12と、サンプリングライン12の途中に設けられ、培養液30中の汚染微生物を分離するクロスフロー方式の濾過装置13と、濾過装置13の透過側室21とバイオリアクター11を接続する回収ライン15と、回収ライン15の途中に設けられ、汚染微生物を捕集する濾過膜ユニット17と、濾過膜ユニット17を水蒸気滅菌するための水蒸気を供給する水蒸気供給ライン18と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、サンプリング装置およびこれを用いたサンプリング方法に関し、さらに詳しくは、培養液を循環させながら、連続的かつ無菌状態で培養液に含まれる汚染微生物を捕集することが可能なサンプリング装置およびこれを用いたサンプリング方法に関するものである。
細胞培養装置を用いて細胞を長期にわたって継続して培養する場合、培養液が微生物により汚染されるおそれがある。
そこで、閉鎖された細胞培養系における無菌サンプリング装置において、サンプリングを行わない場合、細胞培養系からの分岐ラインに新鮮滅菌空気を送り、サンプリングを行う場合には、細胞培養系から培養液をサンプリングポートに流入させてサンプリングを行うとともに、培養液貯蔵用タンク内が一定以上に減圧状態となった場合、新鮮滅菌空気を培養液貯蔵用タンク内に送り込むことにより、無菌的なサンプリングを行う無菌サンプリング装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭64−080279号公報
しかしながら、従来のサンプリング装置では、定期的にサンプリングを行い、その時点で採取した検体について汚染の有無を調べるため、サンプリング可能な検体量に制限があり、汚染微生物の量が少ないと、検出感度が低く、場合によっては検出できないことがあった。また、サンプリングによって、その分だけ培養中の培養液の量が減少するため、効率的に細胞培養を行うことができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、連続的かつ効率的に、無菌状態で培養液に含まれる汚染微生物を捕集することができるサンプリング装置およびこれを用いたサンプリング方法を提供することを目的とする。
本発明のサンプリング装置は、バイオリアクターと、該バイオリアクター内の培養液を循環させるサンプリングラインと、該サンプリングラインの途中に設けられ、前記培養液中の生物細胞と汚染微生物を分離するクロスフロー方式の濾過装置と、前記濾過装置の透過側室と前記バイオリアクターを接続する回収ラインと、前記回収ラインの途中に設けられ、前記培養液中に含まれる汚染微生物を捕集する濾過膜ユニットと、前記濾過膜ユニットを水蒸気滅菌するための水蒸気を供給する水蒸気供給ラインと、を備えたことを特徴とする。
前記濾過膜ユニットは脱着可能であることが好ましい。
前記濾過膜ユニットはクリーンベンチ内に配置されたことが好ましい。
本発明のサンプリング方法は、本発明のサンプリング装置を用いたサンプリング方法であって、バイオリアクター内の培養液を循環させながら、クロスフロー方式の濾過装置により、この培養液を濾過する工程Aと、濾過膜ユニットにより、前記濾過装置を透過した培養液に含まれる汚染微生物を捕集する工程Bと、該汚染微生物を捕集した後の培養液を、前記バイオリアクター内に戻す工程Cと、水蒸気供給ラインから前記濾過膜ユニットに水蒸気を供給して、前記濾過膜ユニットを水蒸気滅菌する工程Dと、を有することを特徴とする。
本発明のサンプリング装置によれば、サンプリングラインや回収ラインを介して、1つの閉鎖された循環系を形成しているので、培養液を循環させながら、連続的かつ無菌状態でサンプリングを行うことができ、培養液のサンプリング量の制限がなくなるので、従来よりも、汚染微生物の検出感度を上げることができる。加えて、サンプリングによって培養液が無駄に廃棄されることがなく、効率的に細胞培養を行うことができる。さらに、濾過膜ユニットの交換などによって、循環系が汚染されるおそれがあっても、水蒸気供給ラインによる濾過膜ユニットの水蒸気滅菌によって、この循環系の無菌状態を維持することができるので、常に無菌状態を保つことができ、高精度に汚染微生物の検出を行うことができる。
本発明のサンプリング方法によれば、サンプリングラインや回収ラインを介して形成された、1つの閉鎖された循環系を使用するので、培養液を循環させながら、連続的かつ無菌状態でサンプリングを行うことができ、培養液のサンプリング量の制限がなくなるので、従来よりも、汚染微生物の検出感度を上げることができる。加えて、サンプリングによって培養液が無駄に廃棄されることがなく、効率的に細胞培養を行うことができる。さらに、濾過膜ユニットの交換などによって、循環系が汚染されるおそれがあっても、水蒸気供給ラインによる濾過膜ユニットの水蒸気滅菌によって、この循環系の無菌状態を維持することができるので、常に無菌状態を保つことができ、高精度に汚染微生物の検出を行うことができる。
本発明のサンプリング装置およびこれを用いたサンプリング方法の最良の形態について説明する。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
図1は、本発明のサンプリング装置の一実施形態を示す概略構成図である。
この実施形態のサンプリング装置10は、バイオリアクター11と、サンプリングライン12と、クロスフロー方式の濾過装置13と、第一のポンプ14と、回収ライン15と、第二のポンプ16と、濾過膜ユニット17と、水蒸気供給ライン18とから概略構成されている。
バイオリアクター11は、培養液30を収容して、この培養液30によって所定の細胞の培養を行う装置である。
サンプリングライン12は、バイオリアクター11内の培養液30をサンプリングするとともに、濾過装置13における濾過処理を経た培養液30を再びバイオリアクター11内に戻すためのラインである。
クロスフロー方式の濾過装置13は、サンプリングライン12の途中に設けられている。
濾過装置13は、精密濾過(MF)膜、限外濾過(UF)膜などの濾過膜20を備えており、これらの濾過膜20の孔の大きさは、1μm以上、10μm以下であることが好ましく、より好ましくは2μm以上、5μm以下である。
濾過膜20の孔の大きさが1μm未満では、濾過装置13において、培養液30に含まれる生物細胞とともに汚染微生物を濾別して、これらを含んだ培養液30を、サンプリングライン12を通じて、再びバイオリアクター11内に戻すことになってしまい、汚染微生物の存在、すなわち、培養液30の汚染度を検知することができなくなる。一方、濾過膜20の孔の大きさが10μmを超えると、濾過装置13において生物細胞が透過してしまい、濾過装置13の後段(濾過膜ユニット17)にて、汚染微生物とともに生物細胞が捕集されてしまい、細胞培養の効率が低下する。
第一のポンプ14は、サンプリングライン12の途中で、かつ、培養液30の循環方向において、濾過装置13の後段に設けられている。
第一のポンプ14としては、特に限定されず、例えば、一般的な循環ポンプ、送液ポンプなどが用いられる。
回収ライン15は、濾過装置13を構成する濾過膜20の透過側室21とバイオリアクター11を接続し、濾過装置13における濾過処理、および、濾過膜ユニット17における濾過処理を経た培養液30を再びバイオリアクター11内に戻すためのラインである。
第二のポンプ16は、回収ライン15の途中で、かつ、培養液30の流れ方向において、濾過装置13の後段に設けられている。
第二のポンプ16としては、特に限定されず、例えば、一般的な循環ポンプ、送液ポンプなどが用いられる。
濾過膜ユニット17は、回収ライン15の途中で、かつ、培養液30の流れ方向において、第二のポンプ16の後段に設けられている。
濾過膜ユニット17は、精密濾過(MF)膜、限外濾過(UF)膜などの濾過膜を備えており、これらの濾過膜の孔の大きさは、0.1μm以上、1μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.2μm以上、0.5μm以下である。
濾過膜の孔の大きさが0.1μm未満では、濾過膜ユニット17における圧力損失が大きくなり、回収ライン15における培養液30の流動性が低下する。一方、濾過膜の孔の大きさが1μmを超えると、濾過膜ユニット17において汚染微生物が透過してしまい、汚染微生物を捕集することができないので、汚染微生物の存在、すなわち、培養液30の汚染度を検知することができなくなる。
また、この濾過膜ユニット17は、回収ライン15に対して脱着可能であることが好ましい。このようにすれば、培養液30の循環を所定時間繰り返した後、あるいは、所定量の培養液30を循環させた後一時的にその循環を停止させて、濾過膜ユニット17を新しいものと交換した後、培養液30の循環を再開することができる。したがって、培養液30の循環を継続しながらも、これとは別に、回収ライン15から取り外された濾過膜ユニット17に捕集されている汚染微生物の検査を行うことができるので、効率的である。
さらに、濾過膜ユニット17は、クリーンベンチ19内に配置されていてもよい。このようにすれば、濾過膜ユニット17における汚染微生物のサンプリングおよび濾過膜ユニット17の脱着を無菌状態で行うことができる。
また、回収ライン15の途中で、かつ、培養液30の流れ方向において、濾過膜ユニット17の前段に、第一のバルブ23、第三のバルブ25が設けられている。また、回収ライン15の途中で、かつ、培養液30の流れ方向において、濾過膜ユニット17の後段に、第二のバルブ24、第四のバルブ26が設けられている。
第一のバルブ23、第二のバルブ24、第三のバルブ25、第四のバルブ26としては、特に限定されず、一般的な電磁バルブなどが用いられる。
水蒸気供給ライン18は、回収ライン15の途中で、かつ、第一のバルブ23と第三のバルブ25の間、並びに、回収ライン15の途中で、かつ、第二のバルブ24と第四のバルブ26の間に接続されている。
この水蒸気供給ライン18は、濾過膜ユニット17を水蒸気滅菌するための水蒸気を、濾過膜ユニット17に供給するためのラインである。
サンプリング装置10は、サンプリングライン12や回収ライン15を介して、1つの閉鎖された循環系を形成しているので、培養液30を循環させながら、連続的かつ無菌状態でサンプリングを行うことができる。したがって、このサンプリング装置10によれば、培養液30のサンプリング量の制限がなくなるので、従来よりも、汚染微生物の検出感度を上げることができる。加えて、サンプリングによって培養液が無駄に廃棄されることがないので、効率的に細胞培養を行うことができる。
また、濾過膜ユニット17の交換などによって、循環系が汚染されるおそれがあっても、回収ライン15の途中に設けられた各バルブ(第一のバルブ23、第二のバルブ24、第三のバルブ25、第四のバルブ26)の開閉操作、および、水蒸気供給ライン18による濾過膜ユニット17の水蒸気滅菌によって、この循環系の無菌状態を維持することができるので、常に無菌状態を保つことができ、高精度に汚染微生物の検出を行うことができる。
さらに、第一のバルブ23および第二のバルブ24を閉じれば、バイオリアクター11、サンプリングライン12および濾過装置13からなる循環系に、水蒸気供給ライン18からの水蒸気が流入することがないので、濾過膜ユニット17の水蒸気滅菌を行うと同時に、バイオリアクター11における細胞培養およびサンプリングライン12における培養液のサンプリングを行うことができる。したがって、細胞培養、培養液のサンプリングおよび濾過膜ユニット17の水蒸気滅菌を効率的に行うことができる。
(サンプリング方法)
次に、本発明のサンプリング方法を説明する。
本発明のサンプリング方法は、本発明のサンプリング装置を用いたサンプリング方法であって、バイオリアクター内の培養液を循環させながら、クロスフロー方式の濾過装置により、この培養液を濾過する工程Aと、濾過膜ユニットにより、前記濾過装置を透過した培養液に含まれる汚染微生物を捕集する工程Bと、該汚染微生物を捕集した後の培養液を、前記バイオリアクター内に戻す工程Cと、水蒸気供給ラインから前記濾過膜ユニットに水蒸気を供給して、前記濾過膜ユニットを水蒸気滅菌する工程Dと、を有する方法である。
まず、第一のポンプ14を作動させて、サンプリングライン12内に培養液30を循環させるとともに、濾過装置13において、クロスフロー方式により培養液30の濾過を行う(工程A)。
濾過装置13においては、培養に必要な生物細胞を濾別して、この生物細胞を濾過膜20の供給側室22から透過側室21に透過させないようにする。一方、培養液30に含まれる汚染微生物は、培養液30とともに濾過膜20を透過し、濾過膜20の透過側に移動する。
そして、この生物細胞を含む培養液30が、サンプリングライン12を通じて、濾過装置13からバイオリアクター11内に戻される。
濾過膜20を透過した培養液30の量が所定量を超えるか、あるいは、サンプリングライン12における培養液30の循環を開始してからしばらく経った後、第二のポンプ16を作動させて、回収ライン15内に濾過膜20を透過した培養液30を流す。このとき、第一のバルブ23、第二のバルブ24、第三のバルブ25および第四のバルブ26は開いている。回収ライン15を流れた培養液30は、その途中に設けられた濾過膜ユニット17を透過するが、濾過膜ユニット17によって培養液30に含まれる汚染微生物が捕集される(工程B)。
汚染微生物を捕集した後の培養液30は、回収ライン15を通じて、バイオリアクター11内に戻される(工程C)。
これらの工程A〜Cを継続することにより、連続的に培養液30のサンプリング、すなわち、培養液30における汚染微生物の検知(培養液30の汚染度の検知)を行うことができる。
また、回収ライン15において、培養液30を流してから所定時間経過後、あるいは、所定量の培養液30を流した後、第二のポンプ15を停止するとともに、第一のバルブ23を閉じて、濾過装置13から回収ライン15への培養液30の流入を停止する。このとき、サンプリングライン12における培養液30の循環は、停止しても、継続してもよい。
その後、第二のバルブ24、第三のバルブ25および第四のバルブ26を順次閉じて、濾過膜ユニット17への培養液30の流入を完全に停止する。
次いで、回収ライン15に濾過膜ユニット17を装着したまま、そこに捕集された汚染微生物を回収、検査するか、あるいは、回収ライン15から濾過膜ユニット17を取り外して、新しいものと交換する。取り外された濾過膜ユニット17は、汚染微生物の検査に回される。
また、回収ライン15に濾過膜ユニット17を装着したまま、汚染微生物を回収、検査した後、あるいは、新しい濾過膜ユニット17と交換した後、第三のバルブ25および第四のバルブ26のみを開いて、水蒸気供給ライン18から濾過膜ユニット17に水蒸気を供給し、濾過膜ユニット17を水蒸気滅菌する(工程D)。
このサンプリング方法は、サンプリングライン12や回収ライン15を介して形成された、1つの閉鎖された循環系を使用するので、培養液30を循環させながら、連続的かつ無菌状態でサンプリングを行うことができる。したがって、このサンプリング方法によれば、培養液30のサンプリング量の制限がなくなるので、従来よりも、汚染微生物の検出感度を上げることができる。加えて、サンプリングによって培養液が無駄に廃棄されることがないので、効率的に細胞培養を行うことができる。
また、濾過膜ユニット17の交換などによって、循環系が汚染されるおそれがあっても、回収ライン15の途中に設けられた各バルブ(第一のバルブ23、第二のバルブ24、第三のバルブ25、第四のバルブ26)の開閉操作、および、水蒸気供給ライン18による濾過膜ユニット17の水蒸気滅菌によって、この循環系の無菌状態を維持することができるので、常に無菌状態を保つことができ、高精度に汚染微生物の検出を行うことができる。
さらに、第一のバルブ23および第二のバルブ24を閉じれば、バイオリアクター11、サンプリングライン12および濾過装置13からなる循環系に、水蒸気供給ライン18からの水蒸気が流入することがないので、濾過膜ユニット17の水蒸気滅菌を行うと同時に、バイオリアクター11における細胞培養およびサンプリングライン12における培養液のサンプリングを行うことができる。したがって、細胞培養、培養液のサンプリングおよび濾過膜ユニット17の水蒸気滅菌を効率的に行うことができる。
本発明のサンプリング装置の一実施形態を示す概略構成図である。
符号の説明
10・・・サンプリング装置、11・・・バイオリアクター、12・・・サンプリングライン、13・・・濾過装置、14・・・第一のポンプ、15・・・回収ライン、16・・・第二のポンプ、17・・・濾過膜ユニット、18・・・水蒸気供給ライン、19・・・クリーンベンチ、20・・・濾過膜、21・・・透過側室、22・・・供給側室、23・・・第一のバルブ、24・・・第二のバルブ、25・・・第三のバルブ、26・・・第四のバルブ、30・・・培養液。

Claims (4)

  1. バイオリアクターと、該バイオリアクター内の培養液を循環させるサンプリングラインと、該サンプリングラインの途中に設けられ、前記培養液中の生物細胞と汚染微生物を分離するクロスフロー方式の濾過装置と、前記濾過装置の透過側室と前記バイオリアクターを接続する回収ラインと、前記回収ラインの途中に設けられ、前記培養液中に含まれる汚染微生物を捕集する濾過膜ユニットと、前記濾過膜ユニットを水蒸気滅菌するための水蒸気を供給する水蒸気供給ラインと、を備えたことを特徴とするサンプリング装置。
  2. 前記濾過膜ユニットは脱着可能であることを特徴とする請求項1に記載のサンプリング装置。
  3. 前記濾過膜ユニットはクリーンベンチ内に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載のサンプリング装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のサンプリング装置を用いたサンプリング方法であって、
    バイオリアクター内の培養液を循環させながら、クロスフロー方式の濾過装置により、この培養液を濾過する工程Aと、濾過膜ユニットにより、前記濾過装置を透過した培養液に含まれる汚染微生物を捕集する工程Bと、該汚染微生物を捕集した後の培養液を、前記バイオリアクター内に戻す工程Cと、水蒸気供給ラインから前記濾過膜ユニットに水蒸気を供給して、前記濾過膜ユニットを水蒸気滅菌する工程Dと、を有することを特徴とするサンプリング方法。
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