JP2010028570A - 対話型ハンズフリー話速変換通話装置 - Google Patents

対話型ハンズフリー話速変換通話装置 Download PDF

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Abstract

【課題】対話型ハンズフリー話速変換通話装置において、被話速変換話者の発話中に対向話者の発話などがあっても不自然に音声が途切れることがないようにし、違和感のない快適な通話を実現する。
【解決手段】通話装置は、マイクから信号が入力される送話ライン及び信号をスピーカに伝送する受話ラインと、送話状態と受話状態を切り替えるボイススイッチ部と、送話ラインのうちマイクとボイススイッチ部との間に設けられ送話音声の話速を変換する話速変換部を有している。ボイススイッチ部から話速変換部にはボイススイッチ状態信号が出力され、話速変換部は、ボイススイッチ部が送話状態である場合には、話速変換処理を行い、ボイススイッチ部が送話状態ではない場合には、話速変換処理中の信号をバッファ部からすべて削除すると共に、入力される信号に対して話速変換処理を行わない。
【選択図】図2

Description

本発明は、話速を減速して会話を聞き取りやすくする話速変換機能を有し、送話と受話を切り替えるボイススイッチを用いた対話型ハンズフリー話速変換通話装置に関する。
従来より、送話と受話を切り替えるボイススイッチを用いた対話型ハンズフリー型通信装置(以下、通信装置と称する)において、話速を減速する話速変換処理を行えるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。図7は、従来の通信装置の一例の構成を示す。通信装置81は、子機20との間で会話を行うために用いられ、受話音声をスピーカ83に伝送する受話ライン82とマイク84から入力される送話音声を伝送する送話ライン85とをボイススイッチ部86により切替え、受話と送話のうちレベルが大きいほうの信号を通過させて送話、受話を行う。子機20には、スピーカ23とマイク24が設けられている。この通信装置81では、例えばボイススイッチ部86とマイク84との間に話速変換部88を設け、送話音声について話速変換を行うように構成されている。話速変換を行うことにより、被話速変換話者が早口である場合等においても、子機20を使用する相手方(対向話者)が音声を聞き取りやすくなり、通信装置81の利便性が向上する。
ところで、上記のような従来の通信装置81においては、相手方から発話されてスピーカ83から出力された受話音声がマイク84に入力される音響エコーや、回線エコーが発生した場合、そのエコー音声が話速変換されて遅延すると、相手方にそのエコー音声の文末が返ってくることがある。これは、話速変換が行われると、相手方の通常の話速の会話が終わったときに、話速変換により遅延したエコー音声の文末がボイススイッチ部86に入力され、ボイススイッチ部86が受話状態から送話状態に切り替わり、相手方に出力されることにより発生する。このような問題に関し、特許文献1には、ハンズフリー型で話速変換を行う通信装置において、エコーキャンセラを用いて音響エコーを低減させることが開示されている。しかしながら、このようにエコーキャンセラを設けたとしても、マイクとスピーカとの位置が近い場合には、エコーキャンセラだけで音響エコーを消しきることができないという問題がある。また、音響エコーをより低減させるためには、高性能のエコーキャンセラが必要となり、通信装置の演算量が大きくなるという問題がある。
また、上記のような現象を防ぐため、例えば、通信装置81において、ボイススイッチ部86が受話状態であるときには話速変換を中断させることが考えられる。しかしながら、ボイススイッチ部86が受話状態であるときに話速変換を中断させる場合、被話速変換話者の発話中にボイススイッチ部86が送話と受話との切替を行うと、被話速変換話者の音声が不自然に途切れ、その被話速変換話者の相手方に違和感を覚えさせることがあるという問題がある。図8は、このような音声が不自然に途切れる現象の一例について示す。この現象は、例えば、被話速変換話者が発話中(入力1)にその相手方が被話速変換話者の発話音声よりも大きな音声を入力(入力2)したりしてボイススイッチ部86が切り替えられる場合等に発生する。例えば、通信装置81が上述の図7のような構成である場合、被話速変換話者が発話中でボイススイッチ部86が送話状態であるとき、送話音声(入力1)は、話速変換部88でバッファに記憶されつつ話速変換され、話速変換部88から出力され、出力1となる。このとき、入力2があり、ボイススイッチ部86が受話状態に切り替わると、話速変換処理が中断され、バッファには話速変換処理中の送話音声が保持されたままとなり、且つ、バッファには、受話状態であるときにマイク84に新たに入力された送話音声は保存されなくなる。従って、その後、相手方からの音声入力がされなくなるなどして話速変換処理が再開されると、バッファに溜まっていた送話音声について話速変換した信号が出力され、その後、再度送話状態に切り替わった後にマイク84に入力された送話音声が話速変換されて出力される(出力1)。すなわち、受話状態から送話状態に戻ったときには、送話音声の出力が一旦中断された後に発話から遅れて信号が出力されると共に、受話状態中に入力された音声は欠落して受話状態に変更される前に発話された音声に続けてその後入力された音声が出力されることになる。このように被話速変換話者からの音声が相手方の発話前後で組み合わされるため、相手方の発話後に被話速変換話者が発話していない内容が、相手方の発話後に相手方に対して出力され、相手方に強い違和感を覚えさせることがある。また、この場合、相手方は自分の発話が原因で被話速変換話者による発話が不自然に聞こえていることに気づかないため、会話に混乱が生じる可能性がある。
特許3069547号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、話速変換処理によるエコーの発生を防止し、且つ、被話速変換話者の発話中に対向話者の発話などがあっても不自然に音声が途切れることがなく、違和感のない快適な通話を実現することができる対話型ハンズフリー話速変換通話装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、受話音声が信号として伝送される受話ラインと、前記受話ラインからの信号に基づき受話音声を出力する音声出力手段と、入力された送話音声を信号とする音声入力手段と、前記音声入力手段から入力された送話音声の信号を伝送する送話ラインと、前記音声入力手段から入力された送話音声の信号を話速が遅くなるように変換する第1話速変換処理を実行可能な第1話速変換部と、前記受話ライン及び送話ラインが接続され、前記第1話速変換部から出力された出力音声と前記受話ラインから入力された受話音声の大小関係に応じて、送話状態と受話状態の切換えを行なうボイススイッチ部とを備え、前記第1話速変換部は、前記ボイススイッチ部が送話状態である場合には、前記第1話速変換処理を行い、前記ボイススイッチ部が送話状態ではない場合には、前記第1話速変換処理中の信号をすべて削除すると共に、入力される信号に対して前記第1話速変換処理を行わないものである。
請求項2の発明は、受話音声が信号として伝送される受話ラインと、前記受話ラインからの信号に基づき受話音声を出力する音声出力手段と、入力された送話音声を信号とする音声入力手段と、前記音声入力手段から入力された送話音声の信号を伝送する送話ラインと、前記受話ライン及び送話ラインが接続され、前記音声入力手段から入力された送話音声と前記受話ラインから入力された受話音声の大小関係に応じて、送話状態と受話状態の切換えを行なうボイススイッチ部と、前記ボイススイッチ部と前記音声出力手段の間に設けられ、前記ボイススイッチ部から出力される信号を話速が遅くなるように変換する第2話速変換処理を実行可能な第2話速変換部とを備え、前記第2話速変換部は、前記ボイススイッチ部が受話状態である場合には、前記第2話速変換処理を行い、前記ボイススイッチ部が受話状態ではない場合には、前記第2話速変換処理中の信号をすべて削除すると共に、入力される信号に対して前記第2話速変換処理を行わないものである。
請求項3の発明は、受話音声が信号として伝送される受話ラインと、前記受話ラインからの信号に基づき受話音声を出力する音声出力手段と、入力された送話音声を信号とする音声入力手段と、前記音声入力手段から入力された送話音声の信号を伝送する送話ラインと、前記音声入力手段から入力された送話音声の信号を話速が遅くなるように変換する第1話速変換処理を実行可能な第1話速変換部と、前記受話ライン及び送話ラインが接続され、前記第1話速変換部から出力された出力音声と前記受話ラインから入力された受話音声の大小関係に応じて、送話状態と受話状態の切換えを行なうボイススイッチ部と、前記ボイススイッチ部と前記音声出力手段の間に設けられ、前記ボイススイッチ部から出力される信号を話速が遅くなるように変換する第2話速変換処理を実行可能な第2話速変換部とを備え、前記第1話速変換部は、前記ボイススイッチ部が送話状態である場合には、前記第1話速変換処理を行い、前記ボイススイッチ部が送話状態ではない場合には、前記第1話速変換処理中の信号をすべて削除すると共に、入力される信号に対して前記第1話速変換処理を行わず、前記第2話速変換部は、前記ボイススイッチ部が受話状態である場合には、前記第2話速変換処理を行い、前記ボイススイッチ部が受話状態ではない場合には、前記第2話速変換処理中の信号をすべて削除すると共に、入力される信号に対して前記第2話速変換処理を行わないものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項の発明において、前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部に入力される音声の信号が入力され、入力された信号について音声区間の信号であるかどうかを検出する音声区間検出部をさらに備え、前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部は、前記音声区間検出部が当該第1話速変換部又は第2話速変換部に入力される信号を音声区間の信号であると判断した場合には、当該信号について前記第1話速変換処理又は第2話速変換処理を実行し、前記音声区間検出部が当該第1話速変換部又は第2話速変換部に入力される信号を音声区間の信号ではないと判断した場合には、当該信号を圧縮するものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項の発明において、前記音声出力手段から前記音声入力手段へ入力される信号を除去する第1エコーキャンセラ部と、前記送話ラインから前記受話ラインヘ回り込む信号を除去する第2エコーキャンセラ部とをさらに備えたものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項の発明において、前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部に入力される音声の信号が入力され、入力された信号について話速を検出する話速検出部をさらに備え、前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部は、前記話速検出部の話速検出結果に応じて、前記第1話速変換処理又は前記第2話速変換処理における話速の減速量を変更するものである。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記話速検出部に入力される音声の信号が入力され、入力された信号について音声区間の信号であるかどうかを検出する音声区間検出部をさらに備え、前記話速検出部は、前記音声区間検出部が当該話速検出部に入力される信号を音声区間の信号であると判断し、且つ、前記ボイススイッチ部が前記第1話速変換処理又は前記第2話速変換処理が行われた被話速変換音声を通過させるような状態である場合にのみ、入力された信号について話速検出処理を行うものである。
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項の発明において、前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部に入力される音声の信号が入力され、入力された信号について音声区間の信号であるかどうかを検出する音声区間検出部をさらに備え、前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部は、前記音声区間検出部が当該第1話速変換部又は第2話速変換部に入力される信号を音声区間の信号でないと判断する状態から、音声区間の信号であると判断する状態に変化したとき、前記第1話速変換処理又は前記第2話速変換処理における話速の減速量を所定値に設定し、その後、時間の経過につれ話速の減速量を小さくするものである。
請求項1の発明によれば、第1話速変換部とボイススイッチ部を連動させることにより、第1話速変換処理による音声の遅延に起因する不快な音響や回線エコーの発生を抑えることができる。また、ボイススイッチ部が受話状態になったときに第1話速変換処理中の信号をすべてバッファ等から削除することにより、話速が変換されている音声を発話する被話速変換話者が発話しているときに対向話者が発話しても、音声が途切れることはあっても、不自然に音声が途切れることがなくなり、より違和感のない通話を実現することができる。
請求項2の発明によれば、第2話速変換部とボイススイッチ部を連動させることにより、第2話速変換処理による音声の遅延に起因する不快な音響や回線エコーの発生を抑えることができる。また、ボイススイッチ部が送話状態になったときに第2話速変換処理中の信号をすべてバッファ等から削除することにより、被話速変換話者が発話しているときに対向話者が発話しても、不自然に音声が途切れることがなく、違和感のない通話を実現することができる。
請求項3の発明によれば、第1話速変換部及び第2話速変換部とボイススイッチ部を連動させることにより、それらの話速変換処理による音声の遅延に起因する不快な音響や回線エコーの発生を抑えることができる。また、ボイススイッチ部が受話状態になったときに送話ライン側の第1話速変換処理中の信号をすべて削除し、送話状態になったときに受話ライン側の第2話速変換処理中の信号をすべて削除するので、被話速変換話者が発話しているときに対向話者が発話しても、不自然に音声が途切れることがなく、違和感のない通話を実現することができる。
請求項4の発明によれば、非音声区間の信号を圧縮することにより、話速変換処理による音声の遅延量を小さくし、より自然な通話を実現することができる。
請求項5の発明によれば、エコーキャンセラ部によりボイススイッチ部で抑圧される信号の抑圧量を小さくすることができ、より自然な通話を実現することができる。
請求項6の発明によれば、話速が速い音声については話速変換処理を行い、元々話速が遅く、さらに話速を遅くする必要がない音声についてはそのまま出力することができるので、より快適な通話を実現することができる。
請求項7の発明によれば、被話速変換話者の対向側話者の発話による回り込み音声に対して話速検出を行わないので、精度良く話速検出を行い、特に話速が速い音声について減速量を大きくした話速変換処理を行うことができ、さらに快適な通話を実現することができる。
請求項8の発明によれば、発話の開始時から時間が経過するにつれて話速を減速する割合を小さくなり、話速変換処理によって生じる音声の遅延量を小さくし、より自然な通話を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る対話型ハンズフリー話速変換通話装置(以下、通信装置とする)の構成を示す。通信装置1は、例えば住宅等の室内に配され、玄関先等に設けられる子機20等と共にインタホンシステムを構成するようにして用いられる。通信装置1は、受話ライン2と、受話ライン2が接続されたスピーカ(音声出力手段)3と、マイク(音声入力手段)4と、マイク4が接続された送話ライン5とを有している。また、通信装置1は、受話ライン2及び送話ライン5に設けられたボイススイッチ部6と、送話ライン5に設けられた第1話速変換部11と、受話ライン2に設けられた第2話速変換部12と、音声区間検出部15を有している。他方、子機20は、例えば、スピーカ3と同様のスピーカ23と、マイク4と同様のマイク24を有している。各スピーカ3,23には、それぞれ、D/Aコンバータ3aが接続され、各マイク4,24には、それぞれ、A/Dコンバータ4aが接続されており、通信装置1の内部や通信装置1と子機20との間では、音声がディジタル信号として伝送される。
受話ライン2では、例えば子機20のマイク24から入力された受話音声の信号が、ボイススイッチ部6及び第2話速変換部12を順に経由し、スピーカ3に伝送される。また、送話ライン5では、マイク4から入力された送話音声の信号が、第1話速変換部11及びボイススイッチ部6を順に経由して、子機20に伝送される。スピーカ3,23は、伝送された信号に基づいて、音声を出力する。マイク4,24は、ユーザにより入力された送話音声を信号とする。
ボイススイッチ部6には、受話ライン2と送話ライン5が接続されている。ボイススイッチ部6は、例えば特開2000−307745号公報に記載されている音声切替装置を用いたものである。ボイススイッチ部6は、受話ライン2と送話ライン5のそれぞれから入力された音声の大小関係に応じて、送話ライン5の送話音声を伝送させる送話状態とするか受話ライン2の受話音声を伝送させる受話状態とするかの切替を行う。これにより、通信装置1と子機20とは、互いの間で、送話と受話とを切り替えて対話可能にすることができる。ボイススイッチ部6は、第1話速変換部11と第2話速変換部12とに、受話状態か送話状態かで例えば電位が異なり、受話状態か送話状態かいずれの状態でもないかを判別可能なボイススイッチ状態信号を出力する。
ここで、通信装置1は、一方のユーザの喋る速度すなわち話速が速い場合等であっても、相手方が容易に聞きとることができるように、話速をゆっくりに減速する話速変換機能を備えている。この話速変換機能は、第1話速変換部11が送話ライン5の送話音声について行う第1話速変換処理、及び、第2話速変換部12が受話ライン2の受話音声について行う第2話速変換処理より実現される。すなわち、本実施形態において、話速変換機能は、通信装置1から子機20への送話と、子機20から通信装置1への送話すなわち通信装置1にとっての受話の両方に適用可能に構成されている。
第1話速変換部11は、PICOLA処理部13と、バッファ部14とを有している。第1話速変換処理では、PICOLA処理部13は、PICOLA(Pointer Interval Controlled OverLap and Add)アルゴリズムにより、マイク4から入力された送話音声の信号を、話速が所定の割合だけ遅くなるように変換し出力する機能を有している。話速が減速されるように変換すると、音声の入力時間より出力時間の方が長くなる。そのため、所定の長さのフレーズを継続して話速変換し出力することができるように、話速が変換された後の信号は一旦バッファ部14に溜められ、順次ボイススイッチ部6に出力される。これにより、送話音声の話速を減速することができる。
第2話速変換部12も、第1話速変換部11と略同様に、PICOLA処理部13と、バッファ部14とを有している。すなわち、第2話速変換処理では、ボイススイッチ部6から出力される受話音声の信号について、PICOLA処理部13が話速が遅くなるように変換すると、その変換後の信号が、バッファ部14から順次スピーカ3に出力される。これにより、受話音声の話速を減速することができる。
ここで、ボイススイッチ部6からのボイススイッチ状態信号は、第1話速変換部11及び第2話速変換部12のそれぞれのPICOLA処理部13及びバッファ部14に入力される。そして、各PICOLA処理部13及びバッファ部14は、ボイススイッチ部が送話状態であるときと受話状態である時に応じて、異なる動作を行うように構成されている。
先ず、第1話速変換部11のPICOLA処理部13及びバッファ部14の動作について説明する。PICOLA処理部13及びバッファ部14は、ボイススイッチ部6が送話状態である場合には、上述の第1話速変換処理を行う。これにより、PICOLA処理部13で変換した送話信号をバッファ部14から出力し、送信信号の話速を減速させることができる。なお、本実施形態において第1話速変換処理及び第2話速変換処理を行うに際しては、音声区間検出部15に関連する条件を満たしている必要があるが、これについては後述する。他方、ボイススイッチ部6が送話状態ではない状態すなわち受話状態又はニュートラルな状態である場合には、PICOLA処理部13は、第1話速変換処理を中断し、バッファ部14は、PICOLA処理部13によりそれまでに話速変換が行われ一時的に溜められている信号を全て削除する。すなわち、ボイススイッチ部6が受話状態であるときには、第1話速変換部11は、第1話速変換処理中の信号をすべて削除すると共に、入力される信号に対して第1話速変換処理を行わない。
次に、第2話速変換部12の動作について説明する。第2話速変換部12のPICOLA処理部13及びバッファ部14は、第1話速変換部とは逆の動作をする。すなわち、ボイススイッチ部6が受話状態である場合には、PICOLA処理部13及びバッファ部14は、第2話速変換処理を行い、受話信号の話速を減速させることができる。他方、ボイススイッチ部6が受話状態ではない状態すなわち送話状態又はニュートラルな状態である場合には、PICOLA処理部13は、第2話速変換処理を中断し、バッファ部14は、PICOLA処理部13によりそれまでに話速変換が行われ一時的に溜められている信号を全て削除する。すなわち、ボイススイッチ部6が送話状態であるときには、第2話速変換部12は、第2話速変換処理中の信号をすべて削除すると共に、入力される信号に対して第2話速変換処理を行わない。
ところで、本実施形態では、さらに音声区間検出部15と連動してPICOLA処理部13が動作するように構成されている。音声区間検出部15としては、例えば、特開2005−156886号公報に示されている音声区間検出器を用いることができる。音声区間検出部15は、第1話速変換部11及び第2話速変換部12のそれぞれに対応するように設けられている。第1話速変換部11に対応する一方の音声区間検出部15には、第1話速変換部11に入力される音声の信号が入力される。音声区間検出部15は、入力された信号について音声区間の信号であるかどうかを検出する。そして、当該音声区間検出部15は、入力された信号が音声区間の信号であると判断した場合には、その旨を示す音声区間フラグをたてる。第1話速変換部11は、その音声区間フラグが立っている場合にのみ、上記のようにして第1話速変換処理を実行可能になる。第2話速変換部12に対応する他方の音声区間検出部15には、第2話速変換部12に入力される音声の信号が入力される。音声区間検出部15は、上述と同様に、入力された信号が音声区間の信号であると判断した場合には、その旨を示す音声区間フラグをたてる。第2話速変換部12は、その音声区間フラグが立っている場合にのみ、上記のようにして第2話速変換処理を実行可能になる。なお、音声区間検出部15が当該第1話速変換部11又は第2話速変換部12に入力される信号を音声区間の信号ではないと判断した場合には、PICOLA処理部13は、当該信号を省いて、バッファ部14に保存せず、第1話速変換部11や第2話速変換部12から出力しないようにし、出力する音声の長さを圧縮する。
このように、本実施形態では、第1話速変換部11とボイススイッチ部6を連動させ、第2話速変換部12とボイススイッチ部6を連動させることにより、第1話速変換処理又は第2話速変換処理による音声の遅延に起因して回り込み音声の末尾がスピーカ3又はスピーカ23に返ってくる等、不快な音響や回線エコーの発生を抑えることができる。また、ボイススイッチ部6が受話状態になったときに第1話速変換処理中の信号や第2話速変換処理中の信号がすべてバッファ部14から削除されるので、被話速変換話者がマイク4又はマイク24に発話しているときに、マイク24又はマイク4からその対向話者が発話しても、従来のように不自然に音声が途切れることがなくなる。図2は、本実施形態における話速変換処理が行われたときに出力される音声の一例を示す。このとき、図に示すように、話速変換処理中の音声と、対向話者が発話した区間の被話速変換話者の音声は失われるが、被話速変換話者が発話していない内容が対向話者に対して出力されることはなく、対向話者にとっては自分が発話した区間の被話速変換話者の音声が自分の発話によって消えたように感じられる。従って、より違和感のない通話を実現することができる。また、本実施形態では、非音声区間の信号が省かれ、出力音声の長さが圧縮されるので、第1話速変換処理及び第2話速変換処理による音声の遅延量をより小さくすることができる。従って、さらに自然な通話を実現することができる。
なお、図3は、本実施形態の一変形例に係る話速変換処理の態様を示す。第1話速変換部11及び第2話速変換部12は、第1話速変換処理又は第2話速変換処理における話速の減速量を、当初は所定値に設定し、その後、時間の経過につれ話速の減速量を小さくするようにしてもよい。すなわち、図に示すように、このようにした場合、変換後の音声は、当初の話速については、変換前との差が大きくよりゆっくりとなるが、それから時間の経過につれ、話速の変換前と変換後との差が小さくなり、変換後の話速が徐々に速くなる。この減速量を漸次変更する処理は、音声区間検出部15が、第1話速変換部11又は第2話速変換部12に入力される信号について、音声区間の信号でないと判断していた状態から、音声区間の信号であると判断した状態に変化する度に、減速量を当初の所定値に設定して行われる。信号が音声区間であるかどうかは、音声区間フラグに応じて判断される。これにより、音声の始めの部分を比較的大きな減速量で減速して聞き取りやすくしつつ、その後話速を速くしていくことにより話速変換処理によって生じる音声の遅延量を小さくすることができ、より自然な通話を実現することができる。
図4は、本発明の第2実施形態に係る通信装置を示す。以下の実施形態において、上述の第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、第1実施形態と相違する部分についてのみ説明する。第2実施形態に係る通信装置31は、通信装置1と比較し、音声区間検出部15と、第2話速変換部12とを有しておらず、第1エコーキャンセラ部32、及び第2エコーキャンセラ部33を有している点で相違する。第1話速変換部11は、第1実施形態と同様に、ボイススイッチ部6からのボイススイッチ状態信号に応じて、第1話速変換処理を行う。第2実施形態では、音声区間検出部15が設けられていないので、第1実施形態では行われていた非音声区間の信号を省いて行う変換後の音声の圧縮は行われない。
第1エコーキャンセラ部32は、ボイススイッチ部6及び第1話速変換部11と、スピーカ3及びマイク4との間の送話ライン5及び受話ライン2に配置されている。第1エコーキャンセラ部32は、スピーカ3から出力される音声の信号と、マイク4から入力された信号とを比較し、マイク4から入力された信号にスピーカ3から出力された音声によるもの含まれている場合には、そのスピーカ3から回り込んだ音声の信号を除去するように構成されている。
第2エコーキャンセラ部33は、ボイススイッチ部6よりも子機20が接続される側に、送話ライン5及び受話ライン2に接続されて配置されている。第2エコーキャンセラ部33は、送話ライン5から入力される信号と受話ラインから入力される信号とを比較し、送話ライン5から受話ライン2へ回り込む信号を除去するように構成されている。
このように、第2実施形態では、送話ライン5におけるスピーカ3から回り込んだ音声の信号や、受話ライン2における送話ライン5空回り込んだ信号を除去することができるので、ボイススイッチ部6で抑圧される信号の抑圧量を小さくすることができ、より自然な通話を実現することができる。
図5は、本発明の第3実施形態に係る通信装置を示す。第3実施形態に係る通信装置41は、通信装置1と比較し、音声区間検出部15と、第2話速変換部12とを有しておらず、話速検出部42を有している点で相違する。第1話速変換部11は、第1実施形態と同様に、ボイススイッチ部6からのボイススイッチ状態信号に応じて、第1話速変換処理を行う。第3実施形態では、音声区間検出部15が設けられていないので、第2実施形態と同様に、変換後の音声の圧縮は行われない。
話速検出部42は、第1話速変換部11に対応して配置されており、第1話速変換部11に入力されるマイク4からの音声の信号が入力される。話速検出部42は、入力された信号について、話速を検出し、その話速を示す話速信号を第1話速変換部11に送信する。第1話速変換部11は、話速検出部42の話速信号に応じて、第1話速変換処理における話速の減速量を変更する。話速の減速量は、例えば、話速の検出結果と話速の所定の閾値とを比較して決定され、所定の閾値よりも話速が速ければ、話速の減速量を減速前の所定の割合とし、所定の閾値よりも話速が遅ければ、話速をほとんど減速しないようにする。なお、この話速の減速量の変更態様はこれに限られず、例えば話速と減速量との所定の変換テーブルを参照して減速量を設定するようにしてもよい。
本実施形態においては、第1話速変換部11のPICOLA処理部13が、その信号に応じて変更した話速の減速量で第1話速変換処理を行うので、話速が速い音声については第1話速変換処理を行い、元々話速が遅く、さらに話速を遅くする必要がない音声についてはそのまま出力することができるので、聞き取りやすく且つ遅延が生じにくくなり、より快適な通話を実現することができる。
図6は、本発明の第4実施形態に係る通信装置を示す。第4実施形態に係る通信装置51は、第3実施形態の通信装置41に、音声区間検出部15をさらに設けたものである。音声区間検出部15は、第1実施形態において説明したものと同様の機能を有しており、話速検出部42と同様に、第1話速変換部11に対応するように配置されている。
音声区間検出部15には、第1話速変換部11及び話速検出部42に入力される音声の信号が入力される。音声区間検出部15は、入力された信号について、その信号が音声区間の信号であるかどうかを検出し、音声区間である場合に、音声区間フラグを立てる。
話速検出部42には、ボイススイッチ部6から、ボイススイッチ状態信号が入力される。話速検出部42は、入力された信号が音声区間の信号であり、且つ、送話状態である時にのみ、入力された信号について話速検出処理を行う。入力された信号が音声区間の信号であるかどうかは、音声区間フラグにより確認される。また、ボイススイッチ部6が送話状態であるかどうか、すなわち、ボイススイッチ部6が第1話速変換処理が行われた被話速変換音声を通過させるような状態であるかどうかは、ボイススイッチ状態信号により判断される。第4実施形態では、被話速変換話者の対向側話者すなわち子機20側の話者の発話による回り込み音声に対しては、音声区間が検出されず、話速検出が行われない。従って、精度良く話速検出を行い、特に話速が速い音声について減速量を大きくした話速変換処理を行うことができ、さらに快適な通話を実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、各実施形態において、通信装置には、第1話速変換部と第2話速変換部のいずれか一方のみが設けられており、通信装置1の送話又は受話のいずれか一方向のみについての話速変換機能が実現されていてもよく、両方が設けられており、両方向についての話速変換機能が実現されていてもよい。この場合、設けられている話速変換部に応じて音声区間検出部や話速検出部等を配置することにより、上述と同様の作用及び効果を得ることができる。また、第1話速変換部や第2話速変換部は、PICOLAアルゴリズムに限らず、他のアルゴリズムで話速変換を行うように構成されていてもよい。さらにまた、通信装置は、インタホンシステムに限られず、対話式ハンズフリー通信を行う種々のシステムに用いることができる。
本発明の第1実施形態に係る対話型ハンズフリー話速変換通話装置を用いて構成された通話システムの構成例を示すブロック図。 上記通信装置により行われる話速変換処理の一例を示す図。 上記話速変換処理の一変形例を示す図。 本発明の第2実施形態に係る対話型ハンズフリー話速変換通話装置の一構成例を示すブロック図。 本発明の第3実施形態に係る対話型ハンズフリー話速変換通話装置の一構成例を示すブロック図。 本発明の第4実施形態に係る対話型ハンズフリー話速変換通話装置の一構成例を示すブロック図。 従来の対話型ハンズフリー話速変換通話装置の一構成例を示すブロック図。 上記通信装置により行われる話速変換処理の一例を示す図。
符号の説明
1,31,41,51 対話型ハンズフリー話速変換通話装置
2 受話ライン
3 スピーカ(音声出力手段)
4 マイク(音声入力手段)
5 送話ライン
6 ボイススイッチ部
11 第1話速変換部
12 第2話速変換部
15 音声区間検出部
32 第1エコーキャンセラ部
33 第2エコーキャンセラ部
42 話速検出部

Claims (8)

  1. 受話音声が信号として伝送される受話ラインと、
    前記受話ラインからの信号に基づき受話音声を出力する音声出力手段と、
    入力された送話音声を信号とする音声入力手段と、
    前記音声入力手段から入力された送話音声の信号を伝送する送話ラインと、
    前記音声入力手段から入力された送話音声の信号を話速が遅くなるように変換する第1話速変換処理を実行可能な第1話速変換部と、
    前記受話ライン及び送話ラインが接続され、前記第1話速変換部から出力された出力音声と前記受話ラインから入力された受話音声の大小関係に応じて、送話状態と受話状態の切換えを行なうボイススイッチ部とを備え、
    前記第1話速変換部は、
    前記ボイススイッチ部が送話状態である場合には、前記第1話速変換処理を行い、
    前記ボイススイッチ部が送話状態ではない場合には、前記第1話速変換処理中の信号をすべて削除すると共に、入力される信号に対して前記第1話速変換処理を行わないことを特徴とする対話型ハンズフリー話速変換通話装置。
  2. 受話音声が信号として伝送される受話ラインと、
    前記受話ラインからの信号に基づき受話音声を出力する音声出力手段と、
    入力された送話音声を信号とする音声入力手段と、
    前記音声入力手段から入力された送話音声の信号を伝送する送話ラインと、
    前記受話ライン及び送話ラインが接続され、前記音声入力手段から入力された送話音声と前記受話ラインから入力された受話音声の大小関係に応じて、送話状態と受話状態の切換えを行なうボイススイッチ部と、
    前記ボイススイッチ部と前記音声出力手段の間に設けられ、前記ボイススイッチ部から出力される信号を話速が遅くなるように変換する第2話速変換処理を実行可能な第2話速変換部とを備え、
    前記第2話速変換部は、
    前記ボイススイッチ部が受話状態である場合には、前記第2話速変換処理を行い、
    前記ボイススイッチ部が受話状態ではない場合には、前記第2話速変換処理中の信号をすべて削除すると共に、入力される信号に対して前記第2話速変換処理を行わないことを特徴とする対話型ハンズフリー話速変換通話装置。
  3. 受話音声が信号として伝送される受話ラインと、
    前記受話ラインからの信号に基づき受話音声を出力する音声出力手段と、
    入力された送話音声を信号とする音声入力手段と、
    前記音声入力手段から入力された送話音声の信号を伝送する送話ラインと、
    前記音声入力手段から入力された送話音声の信号を話速が遅くなるように変換する第1話速変換処理を実行可能な第1話速変換部と、
    前記受話ライン及び送話ラインが接続され、前記第1話速変換部から出力された出力音声と前記受話ラインから入力された受話音声の大小関係に応じて、送話状態と受話状態の切換えを行なうボイススイッチ部と、
    前記ボイススイッチ部と前記音声出力手段の間に設けられ、前記ボイススイッチ部から出力される信号を話速が遅くなるように変換する第2話速変換処理を実行可能な第2話速変換部とを備え、
    前記第1話速変換部は、
    前記ボイススイッチ部が送話状態である場合には、前記第1話速変換処理を行い、
    前記ボイススイッチ部が送話状態ではない場合には、前記第1話速変換処理中の信号をすべて削除すると共に、入力される信号に対して前記第1話速変換処理を行わず、
    前記第2話速変換部は、
    前記ボイススイッチ部が受話状態である場合には、前記第2話速変換処理を行い、
    前記ボイススイッチ部が受話状態ではない場合には、前記第2話速変換処理中の信号をすべて削除すると共に、入力される信号に対して前記第2話速変換処理を行わないことを特徴とする対話型ハンズフリー話速変換通話装置。
  4. 前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部に入力される音声の信号が入力され、入力された信号について音声区間の信号であるかどうかを検出する音声区間検出部をさらに備え、
    前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部は、
    前記音声区間検出部が当該第1話速変換部又は第2話速変換部に入力される信号を音声区間の信号であると判断した場合には、当該信号について前記第1話速変換処理又は第2話速変換処理を実行し、
    前記音声区間検出部が当該第1話速変換部又は第2話速変換部に入力される信号を音声区間の信号ではないと判断した場合には、当該信号を圧縮することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の対話型ハンズフリー話速変換通話装置。
  5. 前記音声出力手段から前記音声入力手段へ入力される信号を除去する第1エコーキャンセラ部と、前記送話ラインから前記受話ラインヘ回り込む信号を除去する第2エコーキャンセラ部とをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の対話型ハンズフリー話速変換通話装置。
  6. 前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部に入力される音声の信号が入力され、入力された信号について話速を検出する話速検出部をさらに備え、
    前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部は、前記話速検出部の話速検出結果に応じて、前記第1話速変換処理又は前記第2話速変換処理における話速の減速量を変更することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の対話型ハンズフリー話速変換通話装置。
  7. 前記話速検出部に入力される音声の信号が入力され、入力された信号について音声区間の信号であるかどうかを検出する音声区間検出部をさらに備え、
    前記話速検出部は、前記音声区間検出部が当該話速検出部に入力される信号を音声区間の信号であると判断し、且つ、前記ボイススイッチ部が前記第1話速変換処理又は前記第2話速変換処理が行われた被話速変換音声を通過させるような状態である場合にのみ、入力された信号について話速検出処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の対話型ハンズフリー話速変換通話装置。
  8. 前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部に入力される音声の信号が入力され、入力された信号について音声区間の信号であるかどうかを検出する音声区間検出部をさらに備え、
    前記第1話速変換部及び/又は第2話速変換部は、前記音声区間検出部が当該第1話速変換部又は第2話速変換部に入力される信号を音声区間の信号でないと判断する状態から、音声区間の信号であると判断する状態に変化したとき、前記第1話速変換処理又は前記第2話速変換処理における話速の減速量を所定値に設定し、その後、時間の経過につれ話速の減速量を小さくすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の対話型ハンズフリー話速変換通話装置。
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