JP2010027537A - Sheet switch module - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、各種電子機器のキー入力部を構成するシートスイッチモジュールに関するものである。 The present invention relates to a sheet switch module constituting a key input unit of various electronic devices.
従来、携帯電話機や携帯情報端末機等の薄型の電子機器のキー入力部には、薄く平坦なシートスイッチが多く用いられている。また、このシートスイッチに発光素子を組み合わせた照光式のシートスイッチモジュールがある。この種のシートスイッチモジュールは、導電パターンが形成された基板と、この基板上に配置される複数のキースイッチと、このキースイッチ上に配置される導光シートと、この導光シートの一端に配置される発光素子とを備えて構成されている(特許文献1参照)。 Conventionally, a thin and flat sheet switch is often used for a key input part of a thin electronic device such as a mobile phone or a portable information terminal. There is also an illuminated sheet switch module in which a light emitting element is combined with the sheet switch. This type of sheet switch module includes a substrate on which a conductive pattern is formed, a plurality of key switches disposed on the substrate, a light guide sheet disposed on the key switch, and one end of the light guide sheet. And a light emitting element to be arranged (see Patent Document 1).
図6は前記シートスイッチモジュールの断面構造の一例を示したものである。このシートスイッチモジュール10は、基板12上に固定接点13及びドーム状の可動接点14からなるキースイッチ16と、このキースイッチ16を基板12上に固定する固定シート15と、この固定シート15によって被覆されている可動接点14の頂上部を介して載置される導光シート11と、この導光シート11の一端に配置される側面発光型の発光素子17とによって構成されている。また、前記導光シート11の上には、前記各キースイッチ16に相当する部分に数字や記号等の表示部19が記されたラバーシート18が配置される場合がある。
FIG. 6 shows an example of a sectional structure of the sheet switch module. The
上記構成からなるシートスイッチモジュール10において、キースイッチ16のクリック感を向上させるため、前記導光シート11の裏面側に突起を設けて構成される場合がある。この突起は、可動接点14の頂上部に当接するように設けることで、可動接点14の押圧を容易にしてスイッチングの向上を図ることができる。
上記構成からなるシートスイッチモジュール10にあっては、各キースイッチ16が配置されている箇所の上部に相当する部分の導光シート11を押圧することによって、スイッチングが行われるが、前記導光シート11がフラットであるため、押圧ポイントがわかりずらいといった問題がある。そのため、前記キースイッチ16に相当する部分に突起を設けたラバーシートを導光シート11の上に配置して使用するといったことが実際には行われている。
In the
しかしながら、前記シートスイッチモジュール10にラバーシートを別体で組み合わせる際に、キースイッチ16に対応する場所にラバーシートの突起を位置決めするのが容易でなく、ずれた状態で配置されてしまう場合がある。前記突起がキースイッチ16の中心からずれてしまうと、キースイッチ16のクリック感が損なわれるばかりでなく、スイッチング不良の原因となる場合がある。
However, when a rubber sheet is combined with the
そこで、本発明の目的は、基板上に配置されている複数のキースイッチ上の押圧領域からずれることなく確実に押圧可能とすることによって、スイッチングの操作性及び確実性を高めるための構造を備えたシートスイッチモジュールを提供することである。 Therefore, an object of the present invention is to provide a structure for improving the operability and certainty of switching by making sure that pressing is possible without deviating from pressing areas on a plurality of key switches arranged on a substrate. Is to provide a sheet switch module.
上記課題を解決するために、本発明のシートスイッチモジュールは、基板と、この基板上に形成される複数のキースイッチと、このキースイッチ上に配置される押圧シートとを備えたシートスイッチモジュールにおいて、前記押圧シートは、ドーム状に形成されたキースイッチの頂上部と点接触する下面突起と、この下面突起に対応する位置の上面側に形成された柱状の上面突起とを備えていることを特徴とする。 In order to solve the above problems, a sheet switch module according to the present invention is a sheet switch module comprising a substrate, a plurality of key switches formed on the substrate, and a pressing sheet disposed on the key switch. The pressing sheet includes a lower surface protrusion that makes point contact with the top of the key switch formed in a dome shape, and a columnar upper surface protrusion formed on the upper surface side at a position corresponding to the lower surface protrusion. Features.
本発明のシートスイッチモジュールによれば、前記下面突起を設けたことによるキースイッチのクリック感の向上効果と、上面突起を設けたことによるキースイッチの押圧ポイントの位置ずれを防止する効果とが得られ、スイッチングの操作性及び確実性の大幅な改善効果が図られる。 According to the seat switch module of the present invention, the effect of improving the click feeling of the key switch by providing the lower surface protrusion and the effect of preventing the positional deviation of the pressing point of the key switch by providing the upper surface protrusion are obtained. As a result, the operability and reliability of switching can be greatly improved.
以下、添付図面に基づいて本発明に係るシートスイッチモジュールの実施形態を詳細に説明する。図1及び図2に示すように、本発明のシートスイッチモジュール20は、基板22と、この基板22上に配列形成される複数のキースイッチ28と、これらキースイッチ28上に配置される導光性を備えた押圧シート(導光シート)31と、この導光シート31の一端に向けて配置される発光素子27とによって構成されている。
Hereinafter, embodiments of a seat switch module according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. As shown in FIGS. 1 and 2, the
前記基板22は、薄く成形されたエポキシ樹脂板やフレキシブル(FPC)板が用いられ、端部に発光素子27が配置される。各キースイッチ28は、前記基板22上にパターン形成される固定接点23と、この固定接点23上に配置されるタクトバネからなる可動接点24とで構成され、裏面側に粘着面を有する薄い固定シート25によって、前記可動接点24を基板22上に固定させている。
The
前記基板22は、例えば、携帯電話機の操作パネルのシートスイッチとして形成される場合は、その操作パネルと略同様な形状及び大きさに形成され、数字キーやアルファベットキー、その他のファンクションキー等が配置される箇所に合わせて前記固定接点23が複数設けられる。前記可動接点24は、適度なクリック感を得るために薄い金属材によるドーム型に形成され、前記各固定接点23に対応してその上方に被さるように配置されている。
For example, when the
前記固定シート25は、図2に示したように、前記可動接点24を被覆保持する箇所をエンボス形状にしておくのが望ましい。キースイッチ28を実際に組み立てる際には、エンボス形状を含む固定シート25の裏面全体に透明な粘着剤を一様に塗布し、可動接点24を粘着保持させ、これを固定接点23が形成されている基板22の上面に位置合わせした後、密着させるようにして被覆する。なお、前記固定シート25に上述したようなエンボス形状部分を予め設けずに、平面状シートのまま直接可動接点24を粘着させ、これを加熱及び加圧等の手段によって、可動接点24の外形形状に沿って密着成形させることも可能である。
As shown in FIG. 2, it is desirable that the
発光素子27は、側面発光型の発光ダイオードが使用され、その発光面を導光シート31の一側面に向けた状態で基板22の外周部に配置される。発光素子27の配置箇所や配置数は、基板22の形状や大きさ、キースイッチ28の配列数に応じて適宜設定されるが、例えば、携帯電話機のような数字キーやファンクションキーなどが配置されるような四角形状のシートスイッチであれば、少なくともいずれか一の辺に数個等間隔で配置される。
The
図1及び図2に示したように、導光シート31は、基板22と略同じ形状及び平面サイズを有した透明若しくは半透明の薄板部材であり、裏面側に各キースイッチ28と対応する下面突起33が設けられ、この下面突起33と対応する導光シート31の表面側に上面突起43が設けられる。前記下面突起33及び上面突起43を含む導光シート31は、例えば、アクリル樹脂、シリコン樹脂、ポリカーボネート樹脂又はポリエチレンテレフタレート樹脂など導光性の高い材料が用いられる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
前記下面突起33は、導光シート31の裏面からキースイッチ28の可動接点24に向けて半球状に突出して形成されている。この下面突起33は、前記可動接点24の押圧範囲を規定する円形状の輪郭部35と、この輪郭部35内を厚肉成形した凸部36とによって形成されており、凸部36の頂上部が前記キースイッチ28の頂上部28aに軽く接触した状態となっている。前記輪郭部35及び凸部36は、透明な樹脂材をスクリーン印刷によって形成することができる。例えば、最初に輪郭部35を印刷等によって形成した後、この輪郭部35内に樹脂材を重ねながら中央部が盛り上がるようにして印刷することで前記凸部36を形成することができる。
The
前記上面突起43は、導光シート31の表面に前記下面突起33と同じ円形状の輪郭部46を有し、この輪郭部46から略垂直に立ち上がる側壁部44と、この側壁部44の上端にかかる押圧面45とによって円柱状に形成されている。この上面突起43の側壁部44は、前記下面突起33の頂上部までの厚みと略同じで、全周に亘って均一な厚みに形成される。前記押圧面45は、導光シート31に対して平行となるような平坦面となっている。この上面突起43の形成位置は、中心部が前記キースイッチ28及び下面突起33の頂上部と一致するとともに、輪郭部46も前記下面突起33の輪郭部に合わせるように設定する。これによって、キースイッチ28の押圧のぶれを最小限に抑えることができる。
The
前記下面突起33及び上面突起43の厚みは、導光シート31の厚みやクリック操作に必要なストローク幅の設定によって異なるが、前記導光シート31の厚みが0.25mm程度の場合、前記下面突起33の中心部までの厚みを0.15mm程度で、上面突起43の厚みを0.1mm程度とするのが好ましい。
The thickness of the
前記上面突起43を下面突起33と対応する位置に設けたことで、キースイッチ28の押圧ポイントが明確になるとともに、押圧面45が平坦面に形成されているため、この押圧面45の範囲内であれば、中心部から外周部にずれた箇所を押圧した場合であってもキースイッチ28を確実に固定接点23に向けてスイッチングさせることができる。特に、前記押圧面45の外周縁部から側壁部44にかけて直角のエッジとなっているので、外周縁部に押圧力が加わった場合でも上面突起43が撓み変形せず、上方からの押圧力をまっすぐに下側の可動接点24に伝達させることができる。また、上面突起43の押圧面45が平坦な円柱形状となっているので、前記押圧面45を垂直方向からずれた斜め方向から押圧した場合であっても、下面突起33を介してキースイッチ28の頂上部28aに集中して押圧力が掛かり、スイッチングを正確に行わせることができる。なお、本実施形態では、前記上面突起43を下面突起33に合わせて円柱形状としたが、三角や四角などの角柱形状とすることもできる。
By providing the
図3は、前記シートスイッチモジュール20の上に操作面となるラバーシート50を配置した場合の断面構成例を示したものである。前記ラバーシート50には、シートスイッチモジュール20の各キースイッチ28に対応する箇所に合わせて数字や記号などの表示部51が印刷やドットパターンによって施される。このラバーシート50は、導光シート31上に前記表示部51がキースイッチ28と合うようにして組み合わされる。前記導光シート31の上面に各キースイッチ28と対応する上面突起43が設けられているため、ラバーシート50の上からでも対応するキースイッチ28の位置が確認容易となる。また、前記上面突起43の押圧面45がラバーシート50の裏面に密着されるので、このラバーシート50の上からでも、前述したように、上面突起43から下面突起33を介して所定のキースイッチ28を確実にスイッチングさせることが可能となる。
FIG. 3 shows a cross-sectional configuration example when a
次に、上記シートスイッチモジュール20における導光作用について説明する。前記導光シート31は、図1に示したように、一側面に前記発光素子27の発光面27aを内包するように凹設した受光部34が設けられ、この受光部34から取り入れた光によって、導光シート31の全体を均等且つ明るく照光させることができる。この場合に、図4に示すように、前記下面突起33の輪郭部35の一部に遮光部41を施すことによって、スポット的な発光を抑えることができる。
Next, the light guide action in the
前記遮光部41は、図5に示すように、輪郭部35に沿ってその一部に円弧状に形成される。この遮光部41は、輪郭部35の内側面に沿った一定の長さ及び幅を有して形成される。前記長さ及び幅は、発光素子27の発光量や距離に応じて設定されるが、スポット的な光拡散を抑えるには、長さは前記輪郭部35全体の1/2以下であり、1/4程度にするのが好ましい。また、幅は前記輪郭部から下面突起33の中心に向かう半径の約1/2程度までの範囲が好ましく、全体的に扇形形状となる。本実施形態では、前記遮光部41を、図4に示したように、発光素子27の発光面27aと対向する方向に対して輪郭部35の内側に湾曲する部分の一部に淡い黒色のインクを印刷して形成した。また、前記遮光部41は、輪郭部35から凸部36の外周部の一部にかかるように形成してもよい。このような位置に遮光部41を設けることで、図4に示したように、導光シート31内を矢印方向から導光してきた光の進行を妨げることなく、スポット的な光拡散作用のみを抑えることができる。
As shown in FIG. 5, the
以上、説明したように、本発明のシートスイッチモジュール20によれば、導光シート31の各キースイッチ28に対応した箇所の裏面に下面突起33を設け、表面に前記下面突起33と対応する上面突起43を設けたことによって、クリック感の向上及びスイッチングの確実性が得られる。特に、前記上面突起43を押圧面45が平坦な柱状に形成し、下面突起33をキースイッチ28の頂上部に点接触させるように半球状に形成されているため、所定の押圧範囲からなる面で受けた押圧力をキースイッチ28の中心位置に向けさせることができる。これによって、前記押圧面45の範囲内であれば、多少傾いた角度から押圧した場合であっても、スイッチング操作を確実に行わせることができる。また、前記下面突起33及び上面突起43を前記導光シート31に一体に設けたことによって、このシートスイッチモジュール20を単体で使用することができ、別体で前記ラバーシート50のような操作パネルを設ける場合でも、このような操作パネルに突起等を設ける必要がない。
As described above, according to the
10 シートスイッチモジュール
11 導光シート
12 基板
13 固定接点
14 可動接点
15 固定シート
16 キースイッチ
17 発光素子
18 ラバーシート
19 表示部
20 シートスイッチモジュール
22 基板
23 固定接点
24 可動接点
25 固定シート
27 発光素子
27a 発光面
28 キースイッチ
28a 頂上部
31 導光シート
33 下面突起
34 受光部
35 輪郭部
36 凸部
41 遮光部
43 上面突起
44 側壁部
45 押圧面
46 輪郭部
50 ラバーシート
51 表示部
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記押圧シートは、ドーム状に形成されたキースイッチの頂上部と点接触する下面突起と、この下面突起に対応する位置の上面側に形成された柱状の上面突起とを備えていることを特徴とするシートスイッチモジュール。 In a sheet switch module comprising a substrate, a plurality of key switches formed on the substrate, and a pressing sheet disposed on the key switch,
The pressing sheet includes a lower surface protrusion that makes point contact with the top of the key switch formed in a dome shape, and a columnar upper surface protrusion formed on the upper surface side of a position corresponding to the lower surface protrusion. Sheet switch module.
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