JP2010026742A - モニタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池を交換したり充電したりすること無く、常に状態を監視できるモニタ装置を実現する。
【解決手段】モニタ装置10を監視対象者に装着すると、バンド部20の複数の熱電発電ユニット300が、監視対象者の体温と気温との温度差に応じて熱電発電する。熱電発電で生じた熱起電力を蓄電し、それを所定電圧に昇圧して充電池505を充電する為、電池交換や充電操作が不要になる。無線送信部508は、キャパシタCを介して抽出した圧電センサ400のセンサ出力信号Voutからモニタ装置10が装着された人の呼気期間および吸気期間を検出し、検出した呼気期間および吸気期間を連続的に表すように変調された無線信号を送信する。この無線信号を受信すれば、モニタ装置10が装着された監視対象者の状態(呼気期間および吸気期間)を常に監視することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば独居老人の安否確認に用いて好適なモニタ装置に関する。
独居老人の安否を確認する装置として、例えば特許文献1には、フックを有する保持部に対して上下方向にスライド可能な衣類吊り下げ部と、この衣類吊り下げ部を保持部に対して引きつける弾力を付与する弾性部材と、衣類吊り下げ部の保持部に対するスライド動作に連動して発電する発電機と、この発電機が発電した電力で電波を送信する無線送信機とを備え、衣類吊り下げ部(ハンガ)に衣類を吊す際に生じる電力で電波を無線送信することによって安否確認し得るようにした装置が開示されている。
特開2004−236781号公報
ところで、上記特許文献1に開示の装置は、ハンガに着衣を吊すという日常的な動作が行われた時に、その動作を表す電波を無線送信するので、常に状態を監視することが出来ないという問題がある。また、常に状態を監視する形態にしようとすると、状態を表す信号を継続的に無線送信するための電源として、電池や充電池が必須になるが、消耗に伴い電池の交換や充電を行わねばならず、その手間が煩わしいという問題も生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、電池を交換したり充電したりすること無く、常に状態を監視することができるモニタ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、監視対象者の体温と気温との温度差に応じた熱起電力を発生する熱電発電手段と、前記熱電発電手段が発生する熱起電力に基づいて充電池を充電する充電手段と、前記充電手段により充電される充電池で駆動され、監視対象者の状態を連続的に検出する状態検出手段と、前記充電手段により充電される充電池で駆動され、前記状態検出手段により検出された監視対象者の状態を表す無線信号を送信する送信手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項2に記載の発明では、監視対象者の呼吸動作に応じて起電力を発生する圧電発電手段を更に備え、前記充電手段は、前記圧電発電手段が発生する起電力と前記熱電発電手段が発生する熱起電力とで充電池を充電することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項3に記載の発明では、前記状態検出手段は、監視対象者の呼吸動作で生じる腹圧変化を検出することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項4に記載の発明では、前記送信手段は、前記状態検出手段により検出された監視対象者の腹圧変化から当該監視対象者の呼気期間および吸気期間を検出し、検出した呼気期間および吸気期間を連続的に表すように変調された無線信号を発生することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項5に記載の発明では、監視対象者に装着されたか否かを判定する装着判定手段と、前記装着判定手段が監視対象者に装着されたと判定した場合には充電池から前記送信手段に電源供給し、一方、監視対象者に装着されていないと判定した場合には充電池から前記送信手段への電源供給をカットする電源制御手段とを更に備えることを特徴とする。
本発明では、電池を交換したり充電したりすること無く、常に状態を監視することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態によるモニタ装置10の外観(上面および側面)を示す外観図である。モニタ装置10は、例えば監視対象者が穿くズボンのバンドとして装着されるものであり、バンド部20とバックル部50とから構成される。バンド部20は、基端がバックル部50に固定される可撓性のバンド基材200と、このバンド基材200の上面側に設けられる複数の熱電発電ユニット300と、バンド基材200の背面側に設けられる圧電センサ400とを備える。
ここで、図2を参照して熱電発電ユニット300の構造について説明する。図2は、熱電発電ユニット300の構造を示す断面図である。熱電発電ユニット300は、バンド基材200の上面側に固着される直方形状のケーシング301、このケーシング301の内部に設けられ、熱伝導率の低い部材で形成される低温側シート部材302、熱伝導率の高い部材で形成される高温側シート部材303および熱電素子アレイ304から構成される。
ケーシング301の上面側には低温側シート部材302を露出させる開口部が設けられ、これにより低温側シート部材302の放熱効率の向上を図っている。また、ケーシング301の内部底面には高温側シート部材303が貼設され、こうすることでバンド装着時に人体側からの熱伝導効率の向上を図っている。
低温側シート部材302と高温側シート部材303とで挟持される熱電素子アレイ304は、電極304aを介してP型半導体304bおよびN型半導体304cをPN接合してなる熱電素子を複数個直並列接続したものである。ここで云う直並列接続とは、所定の出力電圧を得るのに必要な個数の熱電素子を直列接続したものを、所定の出力電流を得るのに必要な数分並列接続することを指す。
上記構造によれば、モニタ装置10を監視対象となる人が穿くズボンのバンドとして装着させた場合、腹部に密着するバンド基材200と接する側の高温側シート部材303が体温を効率的に伝導する一方、ケーシング301の開口部に露出する低温側シート部材302が体温による温度上昇を防ぐ。この結果、熱電素子アレイ304は、気温と体温との温度差に応じた熱電変換(ゼーベック効果)により熱起電力を発生する。
次に、図3を参照してバンド基材200の背面側に設けられる圧電センサ400の構造について説明する。図3は、バンド部20の断面構造を示す断面図である。圧電センサ400は、中空隔室を形成する弾性部材401と、この弾性部材401の隔室中に設けられる積層型圧電アクチュエータとから構成される。積層型圧電アクチュエータは、公知のバイモルフ型圧電素子403を、隔室左右両壁に対向配置される電極402−1、402−2およびスペーサ404を介在させて複数積層したものである。
積層型圧電アクチュエータでは、図4(a)に図示する通り、電極402−1に保持固定される各バイモルフ型圧電素子403の内側に正電圧を、電極402−2に保持固定される各バイモルフ型圧電素子403の外側に負電圧を印加すると、その印加された電圧に応じて個々のバイモルフ型圧電素子403にそれぞれ変位が生じて撓む結果、圧電センサ400が厚み方向に膨張する。
モニタ装置10を監視対象者が穿くズボンのバンドとして装着させた場合、圧電センサ400には、呼吸による腹位変化に応じた腹圧が加わる。つまり、息を吐く呼気時には圧電センサ400に腹圧が掛からず、一方、息を吸う吸気時には圧電センサ400に腹圧が掛かる。したがって、起電流逆流防止用のダイオードDを介して圧電センサ400に所定の直流電圧を印加した場合、腹圧が掛からない呼気時(図4(a)参照)では厚み方向に膨らみ、一方、腹圧が掛かる吸気時(図4(b)参照)ではその膨らみが縮んだ状態となる。
周知のように、弾性体の圧電アクチュエータは、電圧印加に応じて変位し、変位に応じて可逆的に圧電発電することが知られている。つまり、図4(b)に図示するように、吸気時の腹圧で圧電センサ400の厚みが変位すると、その変位に応じて当該圧電センサ400が圧電発電する為、印加電圧が変化する。そこで、この印加電圧の変化を交流成分としてキャパシタCを介して抽出すると、図5に図示する一例のように、圧電センサ400は、モニタ装置10を装着した監視対象者の呼吸(呼気期間、吸気期間)に応じて変化する周期性のセンサ出力信号Voutを発生することになる。
次に、図6を参照してバックル部50の電気的構成を説明する。バックル部50は、図6に図示する通り、逆流防止回路500、スイッチ501、蓄電回路502、出力回路503、コンパレータ504、充電池505、赤外線検出回路506、スイッチ507および無線送信部508を備える。
逆流防止回路500は、起電流逆流防止用のダイオードを備え、上述した複数の熱電発電ユニット300からそれぞれ出力される熱起電力を、スイッチ501を介して蓄電回路502に供給する。スイッチ501は、後述のコンパレータ504から出力されるスイッチ信号に応じて逆流防止回路500の出力をオンオフする。蓄電回路502は、スイッチ501を介して供給される逆流防止回路500の出力を蓄電するキャパシタを備える。
出力回路503は、蓄電回路502に蓄電された電荷に基づき所定電圧に昇圧した出力電圧を発生する。コンパレータ504は、充電池505の出力電圧(基準電圧Vref)と、出力回路503の出力電圧Vとを比較し、出力回路503の出力電圧Vが基準電圧Vrefより大きいければ(V>Vref)、スイッチ501をオフ設定するスイッチ信号を発生し、一方、出力回路503の出力電圧Vが基準電圧Vref以下ならば(V≦Vref)、スイッチ501をオン設定するスイッチ信号を発生する。つまり、コンパレータ504は、充電池505が過充電されないようにスイッチ501をオンオフ制御する。
充電池505は、出力回路503から供給される出力電圧Vにより充電される。充電池505の出力は、基準電位Vrefとしてコンパレータ504に供給される一方、起電流逆流防止用のダイオードDを介して圧電センサ400に入力される。また、充電池505の出力は、赤外線検出回路506や無線送信部508の駆動電源として供給される。
赤外線検出回路506は、例えばPbS(硫化鉛)などの赤外線検出器を備え、監視対象者が発する赤外線を検出した場合、すなわちモニタ装置10が監視対象者に装着された状態を検出した場合にスイッチ507をオン設定するスイッチ信号を発生し、一方、モニタ装置10が監視対象者に装着されていない状態(赤外線非検出の状態)ならば、スイッチ507をオフ設定するスイッチ信号を発生する。
スイッチ507は、赤外線検出回路506から出力されるスイッチ信号に応じて充電池505の出力をオンオフする。無線送信部508は、スイッチ507を介して供給される充電池505の出力を駆動電源としている。したがって、モニタ装置10が監視対象者に装着されている状態を赤外線検出回路506により検出された場合にのみ、無線送信部508は無線信号を送信する。
無線送信部508では、キャパシタCを介して抽出した圧電センサ400のセンサ出力信号Voutに基づき、例えばモニタ装置10が装着された監視対象者の呼気期間および吸気期間を検出し、検出した呼気期間および吸気期間を連続的に表すように変調された無線信号を送信する。この無線信号は、モニタ装置10とは別体の受信装置60により受信され、モニタ装置10が装着された監視対象者の呼気期間および吸気期間を連続的に表す復調信号として再生される。
次に、上述した構成によるモニタ装置10の動作を説明する。監視対象者が穿くズボンのバンドとしてモニタ装置10を装着させて所定時間が経過すると、バンド部20に配設される複数の熱電発電ユニット300が、監視対象者の体温と気温の温度差に応じた熱電変換(ゼーベック効果)により熱起電力を発生する。この時、出力回路503の出力電圧Vが充電池505の基準電圧Vref以下ならば、スイッチ501がオン設定されるので、各熱電発電ユニット300が発生する熱起電力は逆流防止回路500を介して蓄電回路502に供給されて蓄電される。
蓄電回路502に蓄電された電荷は、出力回路503に供給され、所定電圧に昇圧した出力電圧として充電池505を充電する一方、コンパレータ504に入力される。こうした充電が所定時間継続した時に、出力回路503の出力電圧Vが充電池505の基準電圧Vrefを超えたとする。そうすると、コンパレータ504はスイッチ501をオフ設定し、充電池505の過充電を防止する。
さて一方、モニタ装置10を監視対象者に装着すると、赤外線検出回路506がスイッチ507をオン設定するので、充電池505の出力が無線送信部508に供給される。そうすると、無線送信部508は、キャパシタCを介して抽出した圧電センサ400のセンサ出力信号Voutからモニタ装置10が装着された人の呼気期間および吸気期間を検出し、検出した呼気期間および吸気期間を連続的に表すように変調された無線信号を送信する。
送信された無線信号は、モニタ装置10とは別体の受信装置60により受信され、モニタ装置10が装着された人の呼気期間および吸気期間を連続的に表す復調信号として再生される。この結果、電池を交換したり充電したりすること無く、監視対象となる人の状態を常に監視することができる。そして、モニタ装置10を監視対象者から取り外すと、赤外線検出回路506がスイッチ507をオフ設定し、これにより無線送信部508の送信動作が停止して充電池505の電力消費を抑制し得る。
なお、上述した第1実施形態では、センサ出力信号Voutから監視対象者の呼気期間および吸気期間を検出し、検出した呼気期間および吸気期間を連続的に表すように変調された無線信号を送信する態様としたが、これに替えて、例えばセンサ出力信号Voutに基づき呼気期間から吸気期間に切り替わるタイミングT1や、吸気期間から呼気期間に切り替わるタイミングT2を検出し、検出したタイミングT1、T2に同期して間欠的な無線信号を送信する態様としても構わない。このようにすれば、連続的に無線送信する場合に比べて電力消費を抑えつつ、人の状態を常に監視することが可能になる。
また、上述した第1実施形態では、モニタ装置10を監視対象者から取り外した場合に、赤外線検出回路506がスイッチ507をオフ設定して無線送信部508に電源供給するラインを遮断するようにしたが、これに加えて充電池505から圧電センサ400に電源供給するラインも遮断する態様も可能である。そのようにすれば、より一層の電力消費の低減を図ることが可能になる。
[第2実施形態]
次に、図7〜図12を参照して第2実施形態について説明する。先ず図7は、第2実施形態によるモニタ装置10の外観(上面および側面)を示す外観図である。この図に示すモニタ装置10が前述の第1実施形態と相違する点は、伸縮自在なバンド基材210の上面に配設される複数の熱電発電ユニット300の間に、複数の圧電発電ユニット600を設けたことにある。なお、図7において、前述した第1実施形態と共通する構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。
図8は、バックル部50に隣接する基端の熱電発電ユニット300−1と、それに連結する熱電発電ユニット300−2とを一例に挙げ、これら熱電発電ユニット300−1、300−2の間に設けられる圧電発電ユニット600の概略構造を説明するための外観図である。圧電発電ユニット600は、図8(a)に図示するように、一方の熱電発電ユニット300−1と、それに連接する他方の熱電発電ユニット300−2とを組み合わせて形成する。
そして、圧電発電ユニット600は、図8(b)に図示するように、一方の熱電発電ユニット300−1と一体的に形成されるモジュール筐体601、他方の熱電発電ユニット300−2の両側部に一体的に形成されるサイドメンバ602〜603、サイドメンバ602〜603の上面に設けられるガードフレーム604および結合ピン605から構成される。
次に、図9〜図11を参照して圧電発電ユニット600の構造を説明する。図9は、圧電発電ユニット600の構造を示す側面図および正面図である。モジュール筐体601には、その側部に角丸直方形状の貫通孔601aが形成される。貫通孔601aには、結合ピン605が遊貫される。結合ピン605は、貫通孔601aに遊貫した状態でサイドメンバ602〜603に嵌着される。ガードフレーム604は、モジュール筐体601が結合ピン605を軸に所定角度以上回動するのを防止する。つまり、結合ピン605を軸にモジュール筐体601が所定角度以上回動した場合に、当該モジュール筐体601の上面がガードフレーム604に当接してその回動を抑止するようになっている。
こうした構造の圧電発電ユニット600は、図10に図示するように、貫通孔601aに遊貫されてサイドメンバ602〜603に嵌着される結合ピン605によって、一方の熱電発電ユニット300−1と他方の熱電発電ユニット300−2とを連結する。なお、図10(a)は伸展状態を示し、同図(b)は収縮状態を示している。
次に、図11を参照してモジュール筐体601内部に配設される圧電素子モジュール606の構造を説明する。図11は圧電素子モジュール606の構造を示す断面図である。この図に示すように、圧電素子モジュール606は、モジュール筐体601の内部底面に固定される電極台座606aと、この電極台座606a上に所定の間隔で配設される複数の電極部606bと、これら電極606bにそれぞれ基端が片持ち支持される複数の素子部606cとから構成される。
素子部606cは、2枚の圧電セラミック(例えばピエゾ・フィルムやプラスチックPVDF)を貼り合わせた公知のバイモルフ構造で形成される。基端が電極606bにより片持ち支持される各素子部606cの他端は、結合ピン605に設けられる突起605aにより揺動変位される。すなわち、図10に図示したように、圧電発電ユニット600は伸展/収縮するが、この伸展/収縮に伴って結合ピン605は貫通孔601aに遊貫した状態で、図11に図示するように左右に移動し、これにより突起605aが各素子部606cの他端を順番に揺動変位させる結果、各電極606bに電圧(起電力)が生じる。
1つの素子部606cが発生する起電力は極めて微少であるが、1つの圧電素子モジュール606当たりn個の素子部606cを備え、かつ圧電素子モジュール606を含む圧電発電ユニット600が伸縮自在なバンド基材210の上面に複数配設することで充分な起電力を生成し得るようになっている。
次に、図12を参照して第2実施形態におけるバックル部50の電気的構成を説明する。この図において、前述した第1実施形態と共通する構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。第2実施形態のバックル部50が前述した第1実施形態(図6参照)と相違する点は、上述した複数の圧電発電ユニット600の各出力を全波整流する全波整流回路509を備え、この全波整流回路509の出力を前述したスイッチ501に入力する構成としたことにある。
したがって、上記構成による第2実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様に、電池を交換したり充電したりすること無く、監視対象者の状態を常に監視することができる。しかも、第2実施形態では、伸縮自在なバンド基材210の上面に配設される複数の熱電発電ユニット300の間に複数の圧電発電ユニット600を設け、これら圧電発電ユニット600にはバンド装置10を監視対象者に装着する際に生じる伸展/収縮動作や、バンド装着された監視対象者の呼吸による腹位変化で生じる伸展/収縮動作が加わり、これらの伸展/収縮動作に従って圧電発電される起電力で充電池505を充電するので、発電効率の向上を図ることが可能になる。
なお、上述した第2実施形態では、図11に図示したように、モジュール筐体601の内部底面側に圧電素子モジュール606を敷設する態様としたが、これに限らず、さらにモジュール筐体601の内部上面側にもう一組の圧電素子モジュール606を設ける態様とすることも可能である。そうした場合、筐体内部上面側の圧電素子モジュール606の各素子部606cに係合する新たな突起を結合ピン605に設ける。これにより、さらに発電効率が向上する。
第1実施形態によるモニタ装置10の上面外観および側面外観を示す外観図である。 第1実施形態における熱電発電ユニット300の構造を示す断面図である。 第1実施形態におけるバンド部20の断面構造を示す断面図である。 第1実施形態における圧電センサ400の動作原理を説明するための図である。 圧電センサ400から抽出されるセンサ出力信号Voutの一例を示す図である。 第1実施形態におけるバックル部50の電気的構成を示すブロック図である。 第2実施形態によるモニタ装置10の上面外観および側面外観を示す外観図である。 第2実施形態における圧電発電ユニット600の概略構造を説明するための外観図である。 第2実施形態における圧電発電ユニット600の構造を示す側面図および正面図である。 第2実施形態における圧電発電ユニット600の伸展/収縮状態を示す側面図である。 第2実施形態における圧電素子モジュール606の構造を示す断面図である。 第2実施形態におけるバックル部50の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 モニタ装置
20 バンド部
200、210 バンド基材
300 熱電発電ユニット
400 圧電センサ
50 バックル部
500 逆流防止回路
501 スイッチ
502 蓄電回路
503 出力回路
504 コンパレータ
505 充電池
506 赤外線検出回路
507 スイッチ
508 無線送信部
509 全波整流回路
60 受信装置
600 圧電発電ユニット

Claims (5)

  1. 監視対象者の体温と気温との温度差に応じた熱起電力を発生する熱電発電手段と、
    前記熱電発電手段が発生する熱起電力に基づいて充電池を充電する充電手段と、
    前記充電手段により充電される充電池で駆動され、監視対象者の状態を連続的に検出する状態検出手段と、
    前記充電手段により充電される充電池で駆動され、前記状態検出手段により検出された監視対象者の状態を表す無線信号を送信する送信手段と
    を具備することを特徴とするモニタ装置。
  2. 監視対象者の呼吸動作に応じて起電力を発生する圧電発電手段を更に備え、
    前記充電手段は、前記圧電発電手段が発生する起電力と前記熱電発電手段が発生する熱起電力とで充電池を充電することを特徴とする請求項1記載のモニタ装置。
  3. 前記状態検出手段は、監視対象者の呼吸動作で生じる腹圧変化を検出することを特徴とする請求項1記載のモニタ装置。
  4. 前記送信手段は、前記状態検出手段により検出された監視対象者の腹圧変化から当該監視対象者の呼気期間および吸気期間を検出し、検出した呼気期間および吸気期間を連続的に表すように変調された無線信号を発生することを特徴とする請求項1記載のモニタ装置。
  5. 監視対象者に装着されたか否かを判定する装着判定手段と、
    前記装着判定手段が監視対象者に装着されたと判定した場合には充電池から前記送信手段に電源供給し、一方、監視対象者に装着されていないと判定した場合には充電池から前記送信手段への電源供給をカットする電源制御手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のモニタ装置。
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