JP2010023645A - 伝送路及びそれを用いた車両内通信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】配管1は、治具2により金属面4にねじ5で固定されており、治具2と金属面4との間には、所定の透磁率を有する磁性部材3が挟み込まれている。配管1と治具2は、ねじ5が磁性部材3を貫通する状態で、金属面4に固定されているため、治具2による各クランプ部分は、インダクタを構成する。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る伝送路の構成を示した図である。ブレーキパイプ等の配管1は、治具2によりボディー等の金属面4にねじ5で固定されている。その治具2と金属面4との間には、所定の透磁率を有する磁性部材3が挟み込まれている。治具2やねじ5には所定の強度を持たせるために金属製のものが使用されているため、配管1が金属である場合には、配管1と金属面4は電気的に短絡される構成になる。ただし、配管1と治具2は、ねじ5が磁性部材3を貫通する状態で、金属面4に固定されているため、治具2による各クランプ部分は、インダクタを構成し、交流信号に対してはリアクタンスとして機能するため、所定のインピーダンスを有することになる。
ここで、実施の形態1に係る伝送路に対する静電結合の適用例について、図5を参照しながら説明する。金属等の弾力性のある導体材をCの字形状に形成した導電部材31が、配管1に勘合されている。また、通信端末9は、その導電部材31及び金属面4に電気的に接続されている。このとき、信号は、導電部材31と配管1との接触面から、配管1に伝わるが、配管1の表面の酸化等により、絶縁皮膜が配管1の表面に形成される。その絶縁皮膜が、導電部材31と配管1との間で静電容量を有する態様となり、導電部材31と配管1は、コンデンサ形成部32を形成し、静電結合される。また、図5においては、導電部材31と配管1との間の絶縁皮膜によって、静電容量が備わる構成となっているが、配管1と通信端末9の間に、一般に用いられるコンデンサを設置する構成としてもよい。
さらに、実施の形態1に係る伝送路に対する電磁誘導結合の適用例について、図6を参照しながら説明する。配管1は、金属面4上に固定金具33によって固定されている。その固定金具33に、電線等が所定のN回数巻きつけられることよって、コイル34が形成されている。そのコイル34の両端は、通信端末9に接続されている。そのコイル34と固定金具33は、N対1のトランスを構成するトランス形成部35を形成し、電磁誘導結合される。また、図6においては、コイル34と固定金具33とが、トランスを構成する態様となっているが、コイル34と固定金具33の代わりに、一般に用いられるトランスを設置する構成としてもよい。
図7は、本発明の実施の形態2に係る伝送路の構成を示した図である。ブレーキパイプ等の配管1は、クランプ材17によりボディー等の金属面4にねじ5で固定されている。そのクランプ材17における、パイプ支持部17aと金属面4との間に位置する部分には、所定の透磁率を有する磁性部材6が巻き付けられている。クランプ材17やねじ5には所定の強度を持たせるために金属製のものが使用されているため、配管1が金属である場合には、配管1と金属面4は電気的に短絡される構成になる。ただし、クランプ材17には磁性部材6が巻きつけられており、クランプ材17は、ねじ5により金属面4に接合される構成で固定されるため、クランプ材17による各クランプ部分は、インダクタを構成し、交流信号に対してはリアクタンスとして機能するため、所定のインピーダンスを有することになる。上記のような伝送路の構成により、実施の形態1における図2と同様に、配管1のクランプ材17による各クランプ部分において、配管1と金属面4がリアクタンス8で分離された態様となり、配管1及び金属面4は、交流信号に対して所定のインピーダンスを有した線路として機能する。伝送路の動作については実施の様態1と同様である。
また、信号の印加方式として、配管1と金属面4に電気的に接続する方式、静電容量を介して静電結合させる方式、あるいは、トランス等を用いて電磁誘導結合させる方式を使用してもよい。このとき、実施の形態2に係る伝送路に対し、静電容量を介して静電結合させる方式の例として、実施の形態1における図5で示したものと同様の方式を適用することが可能である。そして、実施の形態2に係る伝送路に対し、電磁誘導結合させる方式の例として、実施の形態1における図6で示したものと同様の方式を適用することも可能である。
また、図7では、配管1の両端部から信号が取り出されているが、配管1の途中から信号が取り出される構成としても、信号の伝送は可能である。
図8は、本発明の実施の形態3に係る伝送路の構成を示した図である。ブレーキパイプ等の配管1は、治具2によりボディー等の金属面4にねじ5で固定されている。配管1には、導電性の低い、例えば、ビニルテープ等の絶縁部材7が巻き付けられている。従って、配管1と治具2は、電気的に分離され、所定のインピーダンスを有することになる。
また、信号の印加方式として、配管1と金属面4に電気的に接続する方式、静電容量を介して静電結合させる方式、あるいは、トランス等を用いて電磁誘導結合させる方式を使用してもよい。このとき、実施の形態3に係る伝送路に対し、静電容量を介して静電結合させる方式の例として、実施の形態1における図5で示したものと同様の方式を適用することが可能である。そして、実施の形態3に係る伝送路に対し、電磁誘導結合させる方式の例として、実施の形態1における図6で示したものと同様の方式を適用することも可能である。
また、図8では、配管1の両端部から信号が取り出されているが、配管1の途中から信号が取り出される構成としても、信号の伝送は可能である。
そして、配管1に巻き付けられた絶縁部材7は、配管1の全表面を覆うのではなく、一部を覆う構成にしてもよく、あるいは、配管1の長手方向に分割され、並行して配置される態様で配管1に巻き付けられる構成にしてもよい。
図10は、本発明の実施の形態4に係る伝送路の構成を示した図である。ブレーキパイプ等の配管1は、治具2によりボディー等の金属面4にねじ5で固定されている。その配管1の表面には、所定の透磁率を有する磁性フィルム12及び13が帯状に貼り付けられている。それらの両端部には、コイル16がそれぞれ巻かれた磁性材14及び15が配置され、配管1上に閉磁路が形成される。図10で示されるように、通信端末9又は10により発生した信号電流により、配管1の表面に貼り付けた磁性フィルム12、13、磁性材14、15で構成された閉磁路内部で磁束が発生する。通信端末9及び10は、その磁束が、端部の磁性材14あるいは15と交差することにより発生する誘導電圧を信号として取り出すことができ、互いにデータのやり取りを行う。
また、配管1は金属製として記載したが、非金属製の配管であっても磁気材料による閉磁路は形成されるため、同様に伝送路として利用可能である。
また、図10では、実施の形態4に係る伝送路を設置するベースとして、実施の形態1に係る配管1を含む伝送路が示されているが、実施の形態2あるいは3に係る伝送路をベースとしてもよい。
そして、図10では、磁性フィルム12及び13の両端部から信号が取り出されているが、磁性フィルム12及び13の途中に、磁性材14又は15が設けられる構成としても、信号の伝送は可能である。
さらに、実施の形態1における図4において、伝送路51に代えて、実施の形態4に係る伝送路を、車両内通信システムに適用することも可能である。
Claims (13)
- 金属パイプと、
前記金属パイプが固定される、金属を含む構造物と、
前記金属パイプを前記構造物に固定する治具と、
前記構造物と前記治具との間に設置される磁性部材と、
を備えることを特徴とする伝送路。 - 前記磁性部材として、磁性体シートを用い、
前記磁性体シートは、前記構造物と前記治具の間に挟まれる状態にして固定具によって固定され、
前記固定具は、前記磁性体シートを貫通している
ことを特徴とする請求項1記載の伝送路。 - 前記治具として、クランプ材を用い、
前記クランプ材における、パイプ支持部と前記構造物の間に位置する部分に、前記磁性部材を巻き付けた
ことを特徴とする請求項1記載の伝送路。 - 金属パイプと、
前記金属パイプの表面に巻き付けられた絶縁部材と、
前記絶縁部材が巻き付けられた前記金属パイプが固定される、金属を含む構造物と、
前記絶縁部材が巻き付けられた前記金属パイプを前記構造物に固定する治具と、
を備えることを特徴とする伝送路。 - 前記絶縁部材は、前記金属パイプの一部を覆う
ことを特徴とする請求項4記載の伝送路。 - 前記絶縁部材は、前記金属パイプの表面に、前記金属パイプの長手方向に分割され、並行して配置される
ことを特徴とする請求項4記載の伝送路。 - 前記金属パイプと前記構造物を電気的に接続することにより、電気信号を伝送すること
を特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の伝送路。 - 前記金属パイプと前記構造物を静電結合することにより、電気信号を伝送すること
を特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の伝送路。 - 前記金属パイプと前記構造物を電磁誘導結合することにより、電気信号を伝送すること
を特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の伝送路。 - 2つのコイルと、
前記2つのコイルがそれぞれ巻き付けられた2つの磁性材と、
前記金属パイプの表面に、長手方向に沿って貼り付けられた2つの磁性フィルムと、
を備え、
前記2つの磁性フィルムの各々の一方の端部同士及び他方の端部同士を、前記2つの磁性材によって、それぞれ結合させることにより、前記金属パイプの表面上に閉磁路を構成した
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の伝送路。 - 2つコイルと、
前記2つのコイルがそれぞれ巻き付けられた2つの磁性材と、
前記金属パイプの表面に巻き付けられた前記絶縁部材の表面に、長手方向に沿って貼り付けられた2つの磁性フィルムと、
を備え、
前記2つの磁性フィルムの各々の一方の端部同士及び他方の端部同士を、前記2つの磁性材によって、それぞれ結合させることにより、前記絶縁部材の表面上に閉磁路を構成した
ことを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の伝送路。 - 前記金属パイプに代えて、非金属製のパイプを備える
ことを特徴とする請求項10又は請求項11記載の伝送路。 - 請求項1〜請求項12のいずれかの伝送路を搭載した車両内通信システム。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016098294A1 (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電極付き通信端末、通信端末、通信システム、電動車両、および充電装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0410701A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-14 | Kurieiteitsuku Japan:Kk | アンテナ素子 |
| JPH0795135A (ja) * | 1993-09-21 | 1995-04-07 | N H K Itec:Kk | 中波ラジオ伝送方法 |
| JPH118503A (ja) * | 1997-06-18 | 1999-01-12 | Chubu Electric Power Co Inc | 雷サージ抑制機能付き導波管 |
-
2008
- 2008-07-18 JP JP2008187069A patent/JP4999795B2/ja not_active Expired - Fee Related
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