JP2010013846A - 市街地に於ける道路の除雪及び排雪方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車道1の全幅を占有しながら、監視車2が先頭を進み、第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車3が、車道1の左側を進行しつつ、雪を右方に向かって掻き寄せて寄せ雪10を形成し、次に、第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車4が車道1の右側を進行しつつ、雪を左方に向かって掻き寄せて寄せ雪11を形成し、次に、第2右方掻き寄せ型高速車道除雪車5が、寄せ雪10を含む雪を掻き寄せて寄せ雪12を形成し、次に、第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車6が、寄せ雪11,12を含む雪を掻き寄せて寄せ雪13を形成し、次に、ロータリー車道除雪車7が、寄せ雪13を除雪し、車道の所定の左側部に排出して置き雪14を形成し、次に、2ウエイ車道除雪車8が除雪して置き雪14側に掻き寄せる。
【選択図】図1
Description
但し、除雪関連技術は、アクセス道路を念頭において、国が主導的に研究開発したものである。従って、排雪をしなくてもよい郊外路には最適な除雪法である。
アクセス道路においては市町村の市街貫通部分が全延長の数%以内に過ぎず、また当該部分が小規模且つ分散し、合理的な作業法の開発が困難であるため、その儘今日に至ったものと推測される。
除雪作業のコスト高な市街地の車道比率が数%と極微である事が、アクセス道路の特徴である。
逆に市街路比率が極めて高く全体の30〜50%にも及び、それが纏まった規模で集中している事が市町村道の特徴である。付帯する歩道もまた同様である。
更に、排雪作業については、特別作業扱いとなり、極めて高い作業コストが必要となる。
前述の様な事が市町村の冬対策総費用を極端に高くしている要因となっている。
更に、郊外とは異なる市街地特有の作業環境の悪さのために、機材製作仕様設計標準速度の実質1/5〜1/3程度でしか除雪作業を行えない状況になっている。
それにも拘わらず、除雪を左右両側の路側帯と施設帯または路肩に積上げて、越冬置き雪をするという従来の伝統的除雪法が市街地で今なお行われている。これらは、主に、排雪を実施しない事を原因とするものである。
1.機材製作仕様設計標準通りの速度(例えば15km/h)で作業すると、除雪が車道域外へ多く飛散する事、或いは既存置き雪の裾部が崩落し車両の路端側走行が危険になる事、住居や事業所等の門口置き雪量が増大する事から住民苦情が殺到する。
これらの苦情を回避緩和する為に、作業速度を低速度(例えば、5km/h以下)に抑制せざるを得ない。
2.置き雪スペースを確保できないので、歩道除雪が思う様に実施できない。
上述の事は、郊外路とは著しく異なり、市街路特有の悪い作業環境が齎す結果である。
3.高い越冬置き雪山に見通しを遮られて交通や生活の安全が著しく脅かされている事、門口置き雪の後始末に要する住民の労苦は並みのものではない事、歩道の除雪実施率が極めて低く全体の30%前後に過ぎないという状態は地域住民の生活を著しく脅かすものである事、滑りやすい凍結面、水溜り、轍等の危険路面の形成で接触事故や転倒等の怪我人が多発している事、等々の生活環境上の住民苦情が一向に解決されない儘未だに放置されている。
本発明は、従来の技術が有する問題点に鑑みなされたものである。その最終目的を果たす為に一括解決しなければならない重要な問題として、相互に関連する次の4点を特に指摘しなければならない。
1.排雪は原則として実施しないという従来の慣例を改め、逆に適切な排雪を短周期且つ計画的に必ず実施する。そして、安全・適確・迅速に、且つ最低コストで排雪するため、除雪作業と連携して作業法の抜本的な改善・改革を図る。
2.適切な排雪を実施する事を前提にして、車道除雪作業の高効率化を図る。同時に、その結果が排雪作業の高効率化に連動効果を発揮できる様に最大の配慮を施す。
3.前記1及び2の改善結果を利用して、歩道除雪の高効率化に連動効果を発揮させる。
4.前記1、2、及び3の各作業改善の中で、市街地生活環境の大幅な改善に連動効果を発揮させる。
請求項1に係る発明は、車道の全幅又は左側車線を占有しながら、監視車が前方を監視しつつ先頭を進み、
次に、第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車が、占有する車道又は車線の左側を進行しつつ、前回作業時の置き雪を含む車道の左側部の雪を右方に向かって掻き寄せて寄せ雪を形成し、
次に、第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車が占有する車道又は車線の右側を進行しつつ、占有する車道又は車線の右側部の雪を含む雪を左方に向かって掻き寄せて寄せ雪を形成し、
次に、第2右方掻き寄せ型高速車道除雪車が、前記第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車よりも後方やや右側に位置して進行しつつ、前記第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車が形成した寄せ雪を含む雪を右方に向かって掻き寄せて寄せ雪を形成し、
次に、第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車が、前記第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車よりも後方やや左側に位置して進行しつつ、前記第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車が形成した寄せ雪を含む雪を左方に向かって掻き寄せて寄せ雪を形成し、
次に、ロータリー車道除雪車が、前記第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車が形成した寄せ雪を除雪し、車道の所定の左側部に排出して置き雪し、
次に、2ウエイ車道除雪車が、前記ロータリー車道除雪車が除雪又は排雪できなかった雪を除雪して前記置き雪側に掻き寄せることを特徴とする市街地に於ける道路の除雪方法を提供するものである。
前記除雪済みの車道と交差する車道に於ける交差路の除雪に於いては、前記第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車が、交差する車道側である左方域に弧を描きながら更に深く侵入して除雪を行い、車道の全幅を占有して除雪する場合、前記第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車が、交差する車道側である右方域に弧を描きながら更に深く侵入して除雪を行い、
その際、交差路が広幅で、前記ロータリー車道除雪車の除雪幅を超える場合は、前記2ウエイ車道除雪車を前記ロータリー車道除雪車より先行させ、前記第2右方掻き寄せ型高速車道除雪車と、前記第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車とが掻き寄せた寄せ雪を前記2ウエイ車道除雪車によって掻き寄せ、前記2ウエイ車道除雪車が掻き寄せた雪を前記ロータリー車道除雪車が除雪し排雪することを特徴とする請求項1記載の市街地に於ける道路の除雪方法を提供するものである。
次に、右方掻き寄せ型高速車道除雪車が、占有する車道又は車線の左側部に置かれた置き雪を含む雪を右方に向かって掻き寄せると共に整正を行ないつつ寄せ雪を形成し、
次に、左方掻き寄せ型高速車道除雪車が、右方掻き寄せ型高速車道除雪車よりも後方やや右側に位置して進行し、前記右方掻き寄せ型高速車道除雪車が掻き寄せた雪を含む雪を左方に向かって掻き寄せると共に整正を行ないつつ寄せ雪を形成し、
次に、ロータリー車道除雪車が、前記左方掻き寄せ型高速車道除雪車が掻き寄せた寄せ雪を除雪してダンプカーに排出し、
前記ダンプカーは、積み込んだ雪を他所に搬送して排雪し、
最後尾で監視車が後方を監視することを特徴とする市街地に於ける道路の排雪方法を提供するものである。
1.車道の排雪を実施する事により、車道除雪の改善と高効率化を図ることができる。
特に、機材製作仕様の略設計標準速度で効率良く作業を行なえる。
2.高速車道除雪車の採用により、前回の置き雪も含めて、車道の全面をその都度、整正除雪することができる。
3.従来の除雪作業の略3倍の速度で除雪作業ができる。
4.ロータリー車道除雪車の導入により、車道除雪の一回の作業で、門口域の置き雪、及び交差路域とその前後付近の置き雪の排除を行なうことができる。
5.雨水集水枡目蓋の開放状態の維持が可能になる。
6.すべり易い路面等の危険路面形成を未然に防止できる。
7.車道の交差路の除雪に於いて、交差する車道側に弧を描いて侵入して除雪することにより、高速一斉一回の通行作業によって容易に門口域と交差路域の置き雪を無くすことができ、除雪作業の高効率化、排雪作業の高効率化を図ることができる。
8.ロータリー車道除雪車の導入により、置き雪山形成を高密度化し、排雪搬出時のダンプカー1台当たり積載重量を増やすことができ、排雪搬出効率を高めることができる。
9.歩道除雪及び自家除雪に対して、施設帯を仮置き雪専用のスペースとして使うことができる。
10.急を要する歩道部の除雪が、極めて見通しの良い安全環境の中で、従来の略3倍の速度で作業できる。
11.市町村の冬対策総費用額を大幅に削減できる。
12.交通や生活に著しく不安を与えていた高い越冬置き雪山が無くなり、歩道の略全てが除雪され、名実共に歩行弱者優先社会が実現され、門口置き雪の後始末に要した過酷な労苦から沿道住民が解放され、滑りやすい凍結路面等の危険路面形成による転倒等の怪我人も大幅に減少し、その上自家除雪の越冬置き雪処理に要した労苦や経済的負担が大きく軽減される等、住民が得られる生活環境メリットの大きさは計り知れないものである。
図1は、本発明の第1実施形態の市街地に於ける道路の除雪方法の概念図を示し、具体的には、市街地に於ける車道の除雪方法を示している。
尚、本発明は、車の左側通行が実施されている車道を前提に説明する。もし、車の右側通行が実施されている車道である場合は、左右を逆に組み替えて実施することになる。
本発明の第1実施形態の市街地に於ける道路の除雪方法は、例えば、降雪日の深夜早朝時間帯の2:00〜7:00の間の実働約4時間、約15km/hの走行速度で実施し、概ね45kmの車道区間を対象として行うものである。
第1実施形態の市街地に於ける道路の除雪方法は、車道1の全幅を占有しながら、進行方向に向かって前から順に、前方を監視する監視車2と、車道1の左側を進行し、車道1の左側部の雪を含む雪を右方に向かって掻き寄せる第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車3と、車道1の右側を進行し、車道1の右側部の雪を含む雪を左方に向かって掻き寄せる第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車4と、第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車3よりもやや右側に位置し、第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車3が掻き寄せた雪を含む雪を右方に向かって掻き寄せる第2右方掻き寄せ型高速車道除雪車5と、第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車4よりもやや左側に位置し、第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車4が掻き寄せた雪を含む雪を左方に向かって掻き寄せる第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車6と、第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車6が掻き寄せた雪を除雪し、車道の左側部に排出し置き雪するロータリー車道除雪車7と、ロータリー車道除雪車7の後処理を行なう2ウエイ車道除雪車8とを配置し、夫々の各車を進行方向に向かって進行稼動させ、除雪を行なう方法である。
尚、前記第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車3、第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車4、第2右方掻き寄せ型高速車道除雪車5、及び、第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車6は、フロントプラウと整正装置を兼ね備え、除雪と共に、整正も行なうものである。
又、前述の除雪方法は、車道の全幅に於いて実施されるが、例えば、中央分離帯を有する様な超広幅車道の場合に於いては、1本の車道を2本の車道として扱い、夫々片側車線(日本に於いては、左側通行であるため、左側車線になる)毎に同様の除雪方法を実施する。
次に、2ウエイ車道除雪車8がロータリー車道除雪車7の作業の後処理、例えば、ロータリー車道除雪車7が除雪又は排雪できなかった雪を置き雪14側に掻き寄せる等の処理を行なう。
ロータリー車道除雪車7の排出先変換時に生ずる僅かなこぼれ雪と置き雪の裾の乱れは、2ウエイ車道除雪車8の作業によって容易に処理される。
前後方向に走る車道(南北走行路)21を除雪する場合は、まず監視車2が前方を監視しながら先頭を進み、次に、第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車3が車道1の左側を進行しつつ、車道21の左側部の雪、例えば、前回作業時の置き雪(図示せず)を含む雪を右方に向かって掻き寄せて寄せ雪10を形成し、次に、第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車4が車道21の右側を進行しつつ、車道21の右側部の雪を含む雪を左方に向かって掻き寄せて寄せ雪11を形成する。
次に、2ウエイ車道除雪車8がロータリー車道除雪車7の作業の後処理、例えば、ロータリー車道除雪車7が除雪又は排雪できなかった雪を置き雪14側に掻き寄せる等の処理を行なう。
図1に於いて、左右方向に走る車道(東西走行路)1を全幅占有して先に除雪する場合、第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車3が、交差する車道(南北走行路)21側である左方域(図に於いて後方域)に弧を描いて侵入して、交差路の隅切り部分を軽く角落しをする如く除雪を行う。
又、第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車4が、交差する車道(南北走行路)21側である右方域(図に於いて前方域)に弧を描いて侵入して、交差路の隅切り部分を軽く角落しをする如く除雪を行う。
次に、図1に於いて、前後方向に走る車道(南北走行路)21を全幅占有して除雪する場合、交差する車道(東西走行路)1が除雪済みであるので、第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車3が、交差する車道(東西走行路)1側である左方域(図に於いて左方域)に弧を描きながら更に深く侵入して、交差路の隅切り部分を深く角落しをする如く除雪を行い、第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車4が、交差する車道(東西走行路)1側である右方域(図に於いて右方域)に弧を描きながら更に深く侵入して、交差路の隅切り部分を深く角落しをする如く除雪を行う。
更に、その際、交差路が広幅で、除雪幅が2.5m以上となり、ロータリー車道除雪車7の除雪幅を超える場合は、2ウエイ車道除雪車8をロータリー車道除雪車7より先行させ、第2右方掻き寄せ型高速車道除雪車5と、第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車6とが掻き寄せた雪を2ウエイ車道除雪車8が掻き寄せ寄せ雪22を形成し、ロータリー車道除雪車7の処理幅が概ね2m以内となる様にし、2ウエイ車道除雪車8が掻き寄せた寄せ雪22を、ロータリー車道除雪車7が除雪し、排雪して置き雪14を形成する。この場合、置き雪14は交差路域前後各5mを避けて形成される。
尚、左側車線のみを占有して除雪を行なう場合は、交差路に於いて、第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車4は直進し、右方域に弧を描いて侵入する動作は行なわない。
これによって、交差路域前後の置き雪を皆無にする事が容易になった。その結果、交差路域前後各5mの置き雪排除措置は、交通安全の確保に決定的に寄与する。更に当該交差路前後域の殆どには雨水集水枡23が存在するので、置き雪排除によって雨水集水枡23の格子目蓋が開放状態になる。
従来、止む無く使っていた防滑材の散布も殆ど不要となり、その分、市街地の環境汚染が軽減される。
対象に選んだ車道では、除雪作業が整正除雪に極めて近い丁寧な除雪処理法であり、排雪も年3回実施される路線である。
実施期間は、12月下旬の排雪初回実施日から2月中旬迄の約50日間である。雨水集水枡を含む交差点手前約5m区間の置き雪域を、車道除雪の都度手作業で排除し続け、これを3年間に亘って行った結果は次の通りである。
1.初回の排雪実施時に見られた現象として、置き雪の断面下底部に形成された厚さ50〜100mmの氷盤と雨水集水枡の格子目蓋が密着一体化して、排水機能が完全に麻痺していた。
根雪後に除雪されたものが吸水してシャーベット化され、夜間にそれが凍結を繰り返して厚く固着され、その上に積まれた置き雪層に保護されている現象である。
2回目の排雪時とそれ以降では雨水集水枡が開放され、実験域境界の断面観察では従来の置き雪下底の氷盤は無くなり、僅かにその置き雪山の車道中央側の裾足に弱い氷結現象が見られた。
実験域以外の通常の置き雪断面の下底部は従来通りで、氷盤が日を経るにつれて徐々に厚くなり、滑りやすい凍結路面・水溜り等の危険路面形成の直接要因となった。
従って日中の発生融雪水は路上には殆ど残らず、従来の様な夜間凍結現象も起きなかった。
路上融雪水は、直近の側壁面を伝わって雨水集水枡内の雪を融かしながら自らの通り路を作り、雨水集水枡の下底に向けて側壁を伝って流下し、下底部奥の排水管に排水され雨水集水枡内には水が残らなかった。従って、夜間の枡内凍結障害は全く起こらなかった。
特に、交差路域に於いては、車輪軌跡が直交し水の流れが良くなるので、交差路域の略全域のアスファルト面が露出した。
前記三要件を有効且つ適切に組み合わせる事によって、特に、滑りやすい凍結路面形成に悩まされる地域や路面に於いて問題解決の効果が大きく、加えて要排雪量も減少させることができる。
実施に際しては、除雪作業の迅速進行を優先し、一般車両や人に対しては作業中の機材隊列の前後・左右からの侵入を全て禁止する。横断進入しようとする車両や人に対しては機材搭乗員の作業標準遵守で、100%阻止することができる。
当然ながら、交差路域では、信号に関係なく除雪作業を継続進行し、通行車両や人には「1分以内の一時待機」又は「迂回運行」をして貰うことになる。
一定点の作業隊列通過所要時間は、概ね20秒程度である故に我慢できる範囲内の迷惑である。
然も従来の様に交差路域修正等の二次処理も全く必要が無く、全てが一回の通行作業で済む。
当然ながら、稼働騒音の発生も一車線1回で済むので、就眠妨害迷惑回数は従来の4〜6回から全て1回のみに抑制される。
更に、置き雪山を一車道1列とした事によって、除雪作業及び排雪の搬出作業の高速化に対して大きく貢献できる。
同時に厄介な門口置き雪と交差路域前後の置き雪を、共にそれ程の減速を伴わずに上述の一回の通行処理の中で全て排除する事ができる。
その都度整正除雪をする事によって、処理後の路面がアスファルト面に略匹敵する程、硬く平滑で車両走行適性に優れた路面に更新され、且つその状態が長持ちする。
従って、除雪終了後に仮に10〜15cm程度の降雪があった場合でも、翌日の除雪計画で十分に事足りる様になる。
またそれ故に、除雪実施時間帯にも前後1時間以上の余裕を持たせる事ができるという運用上の効果が期待できる。
殆どの場合、2回目の除雪で容積重が所望の0.55t/m3程度になり、その形状が、幅約1m、高さ35〜40cm程度の置き雪となった時、次に述べる排雪方法の適正な実施対象となる。
尚、湿り雪の地域に於いては、一回目除雪処理の置き雪山が乾き雪2回目と略同程度の雪圧縮効果が期待される。
本発明の第2実施形態の市街地に於ける道路の排雪方法は、例えば、日中時間帯、7:30〜16:30の間で、実働約8時間、約120m/minの走行速度で実施されるものである。但し、大都市等におけるアクセス道路に準ずる交通過密路に就いては、例外的に交通が疎らな夜間に行う事もあり得る。
排雪実施期間は、比較的多雪な地域で図5に示す如く積雪の多い12月下旬から2月初旬に至る間の概ね40〜45日間である。
要排雪実施総量は、上記期間中の概ね40日間分の年間平均降雪量(降水換算)を標準値として考えればよい。
但し、気象条件次第で、降雪量と要排雪実施期間及び自然融雪量に地域差が大きい。その上、日中の人間活動排熱量の多寡の影響を受けて、路上の自然融雪消去量が増加する。
従って、本実施システムにおいては、排雪の要実施量が前述の標準値よりも、前述の融雪量に相応して減少する。
尚、前述の排雪方法は、車道の全幅に於いて実施されるが、例えば、中央分離帯を有する様な超広幅車線の場合に於いては、1本の車道を2本の車道として扱い、夫々片側車線(日本に於いては、左側通行であるため、左側車線になる)毎に同様の除雪方法を実施する。
次に、2ウエイ車道除雪車36がロータリー車道除雪車34の後処理を行ない、監視車37が後方を監視する。
又、最後尾の監視車37は、後方からの侵入車両に「一時徐行追従」又は「迂回運行」をお願いする。交差路域を横断侵入しようとする車両や人に対しては、機材搭乗員の作業標準遵守によって、その行動を100%阻止する事ができる。
実施に際しては排雪作業の迅速進行を優先し、一般通行車両や人に対しては作業中の機材隊列前後・左右からの侵入を全て禁止する。
但し、従来の様な「長時間の立ち入り禁止・制限措置」を施す必要は無い。
当然ながら、交差路域では信号に関係なく排雪作業を継続進行し、通行車両には「1〜2分以内の一時待機」又は「迂回運行」をして貰う事になる。
一定点の作業隊列通過所要時間は概ね40秒程度であり、交通制限の迷惑程度が従来とは比較にならない程格段に緩和される事で、先述した作業と交通に万全の安全体制を保証する有効手段となり得る。
前提として、当該期間40日間分の平均降水量=100mm(0.1t/m2/年間)、ダンプカー35の搬出回数22回/日/台、同積載量=8.0t/回、同契約台数=30台/日とする。この場合作業機材群編成単位は1組でよい。
2.総排雪量=0.1t/m2/年間×1,469,000m2=146,900t/年間(尚、厳寒地故に、路面上融雪略ゼロとして計算する。)
3.作業機材群編成単位の処理能力/日=8t/回×22回/日×30(台)=5,280t/日
4.同上出動日数=146,900t/年間/5,280t/日=27.82日/年間→計画28日/年間
本発明の第2実施形態の市街地に於ける道路の排雪方法によれば、置き雪弊害の無い見通しの極めてよい安全な作業環境が得られる。
本発明の第3実施形態の市街地に於ける道路の除雪方法は、歩道の除雪方法であり、例えば、降雪日の深夜早朝時間帯の2:00〜7:00の間の実働約4時間で行なわれる。又、作業進行速度は8〜10km/hで、1日約4時間稼動で32〜40kmの歩道区間を計画することができる。
本発明の第3実施形態の市街地に於ける道路の除雪方法は、ロータリー歩道除雪車41によって、歩道42の雪を除雪し、除雪した雪を施設帯43の所定位置に置き雪44するか、又は、車道側部52に置き雪する方法である。
作業に際しては、具備する排出先の瞬時変換機能を活用して、門口出入横断路と構築物等に対して排出しないようにする。
歩道の延長=155kmとして、施設帯の延長=155km。これを2回に別けて実施すると約80km/日。
歩道除雪のロータリー歩道除雪車41の台数=155km/[(8〜10)km/h×4h/台/日]=4.84〜3.88台。
従って、1日あたりのロータリー歩道除雪車41の台数は、4または5台/日に計画することができる。
本発明の第4実施形態の市街地に於ける道路の除雪方法は、施設帯43に置かれた置き雪44を含む施設帯43の雪を例えば小型ショベルカー51によって除雪し、車道側部52に排出して置き雪するものである。
施設帯除雪の小型シャベルカー台数=80km/[(2〜3)km/h×8h/台/日]=(5〜3.4)台/日
従って、1日あたりの台数は、4または5台/日に計画することができる。
又、施設帯43は歩道除雪の当面の除雪排出先として使うと共に、後述する自家除雪の当面の安全便利な排出先としても便乗共用させる事ができる。
本発明の第5実施形態の市街地に於ける道路の除雪方法は、車道沿線の住居又は事業所61の周辺を除雪した雪を施設帯43又は車道側部52の所定スペース(例えば、道路管理者が許可する貸与スペース)に置き雪する方法である。
本発明の第5実施形態の市街地に於ける道路の除雪方法は、事実上、越冬置き雪の余裕空き地を殆ど失っている市街地住民の窮状を、所望通りに一挙に救済する措置である。
併せて、雪の車道出しという住民の行為を禁止し、前述した排雪方法と車道除雪方法及び歩道除雪方法の円滑な運用を確実なものにする為の措置でもある。
1.受益者(沿線住居の住人や事業所等)に対して、道路管理者が施設帯又は車道側部、所謂路肩の一定部分を、自家除雪の便利で安全な当面の排出スペースとして、無償で貸与する(歩道除雪と共用する)。
この貸与スペースを有効活用する事を前提に、受益者に対して、例えば1件当り20m2程度相当の自家除雪の便乗排雪を公式に認める。
2.受益者には、上記貸与地に搬入する前に、必ず軽い足踏み程度の除雪圧縮措置を施すという協力が望ましい(景観維持と不測の豪雪時対策のため)。
3.受益者が行う自家除雪用貸与地への移動、及び次項4の例外措置による車道出しに際しては、動力機材の使用を一切禁止する事が望ましい(交通安全・事故防止のため)。
4.従来の様な自家除雪の車道出し行為は全面的に禁止し、貸与地に移動した自家除雪の後処理は全て施設帯除雪又は車道除雪に委託する。
但し、貸与地に歩道が付帯してない路肩等である場合は、施設帯除雪が適用されないので、例外措置として受益者自身の手で車道側部の所定スペースに置き雪する。
本発明の第6実施形態の市街地に於ける道路の除雪及び排雪方法に於いて、第3実施形態の市街地に於ける歩道除雪によって施設帯に形成した置き雪44と、第5実施形態の市街地に於ける自家除雪によって施設帯に形成した置き雪とは、第4実施形態の市街地に於ける施設帯除雪時に除雪されて車道側部52に置き雪され、その置き雪と、第3実施形態の歩道除雪及び第5実施形態の自家除雪によって車道側部52に置かれた置き雪とは、第1実施形態の市街地に於ける車道除雪により除雪されて車道左側部に置き雪14され、置き雪14は、第2実施形態の市街地に於ける車道排雪により、排雪される。
本発明の第6実施形態の市街地に於ける道路の除雪及び排雪方法は、前述したように図4に示す方法によって雪が処理されるが、実際には、除雪及び排雪が必要な期間に於いて、図4に示す方法が何度も繰り返されることになる。その場合、例えば、ステップS4が実施されて車道が綺麗になった状態で、ステップS1の歩道除雪及びステップS3の施設帯除雪を行なえば、作業がやりやすくなる
2,31,37 監視車
3 第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車
4 第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車
5 第2右方掻き寄せ型高速車道除雪車
6 第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車
7,34 ロータリー車道除雪車
8,36 2ウエイ車道除雪車
9,14,44 置き雪
10,11,12,13,22,38,39 寄せ雪
31 右方掻き寄せ型高速車道除雪車
32 左方掻き寄せ型高速車道除雪車
35 ダンプカー
41 ロータリー歩道除雪車
42 歩道
43 施設帯
51 小型ショベルカー
52 車道側部
61 車道沿線の住居又は事業所
Claims (7)
- 車道の全幅又は左側車線を占有しながら、監視車が前方を監視しつつ先頭を進み、
次に、第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車が、占有する車道又は車線の左側を進行しつつ、前回作業時の置き雪を含む車道の左側部の雪を右方に向かって掻き寄せて寄せ雪を形成し、
次に、第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車が占有する車道又は車線の右側を進行しつつ、占有する車道又は車線の右側部の雪を含む雪を左方に向かって掻き寄せて寄せ雪を形成し、
次に、第2右方掻き寄せ型高速車道除雪車が、前記第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車よりも後方やや右側に位置して進行しつつ、前記第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車が形成した寄せ雪を含む雪を右方に向かって掻き寄せて寄せ雪を形成し、
次に、第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車が、前記第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車よりも後方やや左側に位置して進行しつつ、前記第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車が形成した寄せ雪を含む雪を左方に向かって掻き寄せて寄せ雪を形成し、
次に、ロータリー車道除雪車が、前記第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車が形成した寄せ雪を除雪し、車道の所定の左側部に排出して置き雪し、
次に、2ウエイ車道除雪車が、前記ロータリー車道除雪車が除雪又は排雪できなかった雪を除雪して前記置き雪側に掻き寄せることを特徴とする市街地に於ける道路の除雪方法。 - 車道の交差路の除雪に於いて、前記第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車が、交差する車道側である左方域に弧を描いて侵入して除雪を行い、車道の全幅を占有して除雪する場合、前記第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車が、交差する車道側である右方域に弧を描いて侵入して除雪を行い、
前記除雪済みの車道と交差する車道に於ける交差路の除雪に於いては、前記第1右方掻き寄せ型高速車道除雪車が、交差する車道側である左方域に弧を描きながら更に深く侵入して除雪を行い、車道の全幅を占有して除雪する場合、前記第1左方掻き寄せ型高速車道除雪車が、交差する車道側である右方域に弧を描きながら更に深く侵入して除雪を行い、
その際、交差路が広幅で、前記ロータリー車道除雪車の除雪幅を超える場合は、前記2ウエイ車道除雪車を前記ロータリー車道除雪車より先行させ、前記第2右方掻き寄せ型高速車道除雪車と、前記第2左方掻き寄せ型高速車道除雪車とが掻き寄せた寄せ雪を前記2ウエイ車道除雪車によって掻き寄せ、前記2ウエイ車道除雪車が掻き寄せた雪を前記ロータリー車道除雪車が除雪し排雪することを特徴とする請求項1記載の市街地に於ける道路の除雪方法。 - ロータリー車道除雪車によって、歩道の雪を除雪し、除雪した雪を施設帯又は車道側部に置き雪することを特徴とする市街地に於ける道路の除雪方法。
- 車道沿線の住居又は事業所等の周辺を除雪した雪を施設帯又は車道側部の所定スペースに置き雪することを特徴とする市街地に於ける道路の除雪方法。
- 施設帯に置き雪した雪を含む施設帯の雪を小型ショベルカーによって除雪し、車道側部に排出して置き雪することを特徴とする市街地に於ける道路の除雪方法。
- 車道の全幅又は左側車線を占有しながら、監視車が、占有する車道又は車線の前方を監視しつつ先頭を進み、
次に、右方掻き寄せ型高速車道除雪車が、占有する車道又は車線の左側部に置かれた置き雪を含む雪を右方に向かって掻き寄せると共に整正を行ないつつ寄せ雪を形成し、
次に、左方掻き寄せ型高速車道除雪車が、右方掻き寄せ型高速車道除雪車よりも後方やや右側に位置して進行し、前記右方掻き寄せ型高速車道除雪車が掻き寄せた雪を含む雪を左方に向かって掻き寄せると共に整正を行ないつつ寄せ雪を形成し、
次に、ロータリー車道除雪車が、前記左方掻き寄せ型高速車道除雪車が掻き寄せた寄せ雪を除雪してダンプカーに排出し、
前記ダンプカーは、積み込んだ雪を他所に搬送して排雪し、
最後尾で監視車が後方を監視することを特徴とする市街地に於ける道路の排雪方法。 - 請求項3及び4の少なくとも1つに記載する市街地に於ける道路の除雪方法と、請求項5に記載する市街地に於ける道路の除雪方法と、請求項1乃至2のいずれか一に記載する市街地に於ける道路の除雪方法と、請求項6に記載する市街地に於ける道路の排雪方法とを、順次実行することを特徴とする市街地に於ける道路の除雪及び排雪方法。
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---|---|---|---|
JP2008174481A JP2010013846A (ja) | 2008-07-03 | 2008-07-03 | 市街地に於ける道路の除雪及び排雪方法 |
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JP2010013846A true JP2010013846A (ja) | 2010-01-21 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018204409A (ja) * | 2017-06-09 | 2018-12-27 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
WO2023119788A1 (ja) * | 2021-12-23 | 2023-06-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 情報処理装置、端末、情報処理方法、警報方法及び警報システム |
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2008
- 2008-07-03 JP JP2008174481A patent/JP2010013846A/ja active Pending
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