JP2010011016A - 追尾点検出装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

追尾点検出装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 Download PDF

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哲二郎 近藤
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Abstract

【課題】より効率的かつ確実にオブジェクトを追尾することができるようにする。
【解決手段】背景動き検出部51は、所定の画素の動きベクトルに基づいて、背景画像の動きを表す背景動きベクトルを検出する。背景画像生成部52は、動きの小さい画素の位置を特定し、その画素に対応するカウンタをインクリメントし、また、背景画像生成部52は、カウンタ値が既に閾値以上であるとき、その画素の位置と同じ位置の背景画像のフレームの画素の値を演算により生成して更新する。ゲート生成部53は、注目フレームの画素の値と、背景画像のフレームの画素の値との差分絶対値に基づいてゲートを設定する。追尾点動き検出部54は、ゲート内の画素を用いて追尾点の動きを検出し、追尾点決定部55は、追尾点動き検出部54により検出された動きベクトルに基づいて、注目フレームの追尾点の画素を決定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、追尾点検出装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、より効率的かつ確実にオブジェクトを追尾することができる追尾点検出装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
例えば、ホームセキュリティシステムでは、撮像装置から送信される監視画像がモニタTV(Television)に表示される。このようなシステムにおいて、マイクロ波センサと画像センサを組み合わせて監視装置を構成し、侵入者の監視の精度を向上させる方法が提案されている。
また、動画像として表示される画像の中で、移動する(動く)物体を追尾対象とし、その追尾点を、自動的に追尾して画像を表示する方法も提案されている。
しかしながら、例えば、動画像の中に動くオブジェクトが複数存在する場合、所望のオブジェクトを確実に追尾することは困難である。
そこで、ゲート方式と称される方式が提案されている。ゲート方式による追尾では、予め設定されたゲートと呼ばれる所定の領域内の画素にのみ基づいて、追尾点の検出が行われる。
しかしながら、ゲート内の画素が必ずしも追尾すべきオブジェクトの画像を構成する画素のみとは限らない。例えば、ゲート内に、追尾すべきオブジェクトの画像を構成する画素と、オブジェクトの背景を構成する画素とが混在していることもある。
このような場合、ゲート内の画素のみに基づいてオブジェクトを追尾すると、誤った追尾点が検出されてしまうおそれがある。
そこで、画像の中の背景の動きベクトルを推定し、ゲート内の画素の中で、その推定された動きベクトルと同様の動きベクトルを有する画素を除去して、オブジェクトを追尾する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−00621号公報
しかしながら、特許文献1の技術を用いても、例えば、オブジェクトの動きと背景の動きとが似ている場合、やはり誤った追尾点が検出されてしまうことがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より効率的かつ確実にオブジェクトを追尾することができるようにするものである。
本発明の一側面は、動画像のデータを構成するフレームの各画素の動きベクトルを検出し、前記検出された動きベクトルに基づいて前記動画像の背景の画像の動きを表す背景動きベクトルを検出する背景動きベクトル検出手段と、前記検出された背景動きベクトルに基づいて前記フレームの画素の動き補償を行って、メモリに記憶されている背景画像のフレームの画素値を演算して更新する背景画像生成手段と、前記フレームにおいて指定された追尾点の画素の動きを表す動きベクトルを検出するための領域を、前記追尾点の画素を中心とした所定の数の画素で構成される動き検出範囲として設定し、前記設定された動き検出範囲に含まれる画素のうち、前記動画像の背景の画像の画素を、前記メモリに記憶されている背景画像のフレームのデータに基づいて除去することで、前記動き検出範囲の画素数以下の画素で構成されるゲートを設定するゲート設定手段と、前記ゲートに含まれる画素を用いて前記追尾点の画素の動きベクトルを検出する追尾点動き検出手段と、前記検出された前記追尾点の画素の動きベクトルに基づいて、最新のフレームにおける追尾点の画素を決定する追尾点決定手段とを備える追尾点検出装置である。
前記背景画像生成手段は、処理開始フレームのデータを、前記背景画像のフレームの初期データとして前記メモリに記憶し、最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームより時間的に前のフレームの画素値との差分絶対値が予め設定された閾値を以下であるか否かを判定することで、前記動画像の背景の画像の画素の候補を検出し、前記時間的に前のフレームの各画素を、前記背景動きベクトルに基づいて動き補償するようにすることができる。
前記背景画像生成手段は、前記最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームより時間的に前のフレームの画素値との前記差分絶対値が前記閾値以下であると判定された場合、前記最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームの画素に対応する前記背景画像のフレームの画素値との差分絶対値をさらに演算し、前記最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームの画素に対応する前記背景画像のフレームの画素値との差分絶対値が、予め設定された閾値以下であると判定されたとき、前記背景画像のフレームの画素に対応付けられたカウンタの値をインクリメントし、前記カウンタの値に基づいて、前記背景画像のフレームの画素値を更新するか否かを決定するようにすることができる。
前記背景画像生成手段は、前記最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームより時間的に前のフレームの画素値との前記差分絶対値が前記閾値以下であると判定され、かつ前記最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームの画素に対応する前記背景画像のフレームの画素値との差分絶対値が、予め設定された閾値以下であると判定された場合、前記背景画像のフレームの画素に対応付けられたカウンタの値が予め設定された閾値以上か否かを判定し、前記カウンタの値が閾値以上であると判定されたとき、前記背景画像のフレームの画素値を所定の演算により求めるようにすることができる。
前記背景画像生成手段は、前記最新のフレームの画素値、前記最新のフレームの画素に対応する前記背景画像のフレームの画素値、および前記カウンタの値に対応して定まる重み係数に基づく演算により、前記背景画像のフレームの画素値を求めるようにすることができる。
前記ゲート設定手段は、前記時間的に前のフレームにおいて指定された追尾点の画素を中心とした所定の数の画素で構成される動き検出範囲を設定し、前記背景画像のフレームにおける前記動き検出範囲に対応する画素を、前記メモリから読み出して、前記設定された動き検出範囲に含まれる画素のうち、前記時間的に前のフレームの画素値と、前記背景画像のフレームの画素値の差分絶対値が予め設定された閾値以下となった画素を、前記動画像の背景の画像の画素として除去することで、前記ゲートを設定するようにすることができる。
前記背景動きベクトル検出手段は、最新のフレームの画素値と前記時間的に前のフレームの画素値との差分絶対値に基づいて、前記フレームの各画素の動きベクトルを検出し、前記検出された動きベクトルのヒストグラムを生成し、前記生成されたヒストグラムのピークとなった動きベクトルを、前記背景動きベクトルとして検出するようにすることができる。
本発明の一側面は、動画像のデータを構成するフレームの各画素の動きベクトルを検出し、前記検出された動きベクトルに基づいて前記動画像の背景の画像の動きを表す背景動きベクトルを検出し、前記検出された背景動きベクトルに基づいて前記フレームの画素の動き補償を行って、メモリに記憶されている背景画像のフレームの画素値を演算して更新し、前記フレームにおいて指定された追尾点の画素の動きを表す動きベクトルを検出するための領域を、前記追尾点の画素を中心とした所定の数の画素で構成される動き検出範囲として設定し、前記設定された動き検出範囲に含まれる画素のうち、前記動画像の背景の画像の画素を、前記メモリに記憶されている背景画像のフレームのデータに基づいて除去することで、前記動き検出範囲の画素数以下の画素で構成されるゲートを設定し、前記ゲートに含まれる画素を用いて前記追尾点の画素の動きベクトルを検出し、前記検出された前記追尾点の画素の動きベクトルに基づいて、最新のフレームにおける追尾点の画素を決定するステップを含む追尾点検出方法である。
本発明の一側面は、コンピュータを、動画像のデータを構成するフレームの各画素の動きベクトルを検出し、前記検出された動きベクトルに基づいて前記動画像の背景の画像の動きを表す背景動きベクトルを検出する背景動きベクトル検出手段と、前記検出された背景動きベクトルに基づいて前記フレームの画素の動き補償を行って、メモリに記憶されている背景画像のフレームの画素値を演算して更新する背景画像生成手段と、前記フレームにおいて指定された追尾点の画素の動きを表す動きベクトルを検出するための領域を、前記追尾点の画素を中心とした所定の数の画素で構成される動き検出範囲として設定し、前記設定された動き検出範囲に含まれる画素のうち、前記動画像の背景の画像の画素を、前記メモリに記憶されている背景画像のフレームのデータに基づいて除去することで、前記動き検出範囲の画素数以下の画素で構成されるゲートを設定するゲート設定手段と、前記ゲートに含まれる画素を用いて前記追尾点の画素の動きベクトルを検出する追尾点動き検出手段と、前記検出された前記追尾点の画素の動きベクトルに基づいて、最新のフレームにおける追尾点の画素を決定する追尾点決定手段とを備える追尾点検出装置として機能させるプログラム。
本発明の一側面においては、動画像のデータを構成するフレームの各画素の動きベクトルが検出され、前記検出された動きベクトルに基づいて前記動画像の背景の画像の動きを表す背景動きベクトルが検出され、前記検出された背景動きベクトルに基づいて前記フレームの画素の動き補償を行って、メモリに記憶されている背景画像のフレームの画素値が演算されて更新され、前記フレームにおいて指定された追尾点の画素の動きを表す動きベクトルを検出するための領域を、前記追尾点の画素を中心とした所定の数の画素で構成される動き検出範囲として設定し、前記設定された動き検出範囲に含まれる画素のうち、前記動画像の背景の画像の画素を、前記メモリに記憶されている背景画像のフレームのデータに基づいて除去することで、前記動き検出範囲の画素数以下の画素で構成されるゲートが設定され、前記ゲートに含まれる画素を用いて前記追尾点の画素の動きベクトルが検出され、前記検出された前記追尾点の画素の動きベクトルに基づいて、最新のフレームにおける追尾点の画素が決定される。
本発明によれば、より効率的かつ確実にオブジェクトを追尾することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト追尾システム10の構成例を示すブロック図である。
同図において、チューナ21は、入力された信号を画像信号と音声信号に分離し、画像信号を画像処理部22に出力し、音声信号を音声処理部23に出力するようになされている。
画像処理部22は、チューナ21より入力された画像信号を復調し、追尾部24に供給するようになされている。
追尾部24は、画像処理部22から供給された画像からユーザにより指定されたオブジェクトの追尾点を追尾する処理を実行し、その追尾結果などを用いて、例えば、追尾されたオブジェクトの提示の基準とする提示位置を求め、その提示位置に関する座標情報を、画像加工部25に出力する。
画像加工部25は、追尾部24から供給される座標情報に基づいて、例えば、ズーム画像を作成するなどの処理を行うようになされている。
画像ディスプレイ26は、例えば、画像加工部25から供給されたズーム画像を表示するようになされている。
音声処理部23は、チューナ21より入力された音声信号を復調し、スピーカ27に出力するようになされている。
制御部30は、例えば、マイクロコンピュータなどにより構成され、ユーザの指示に基づいて各部を制御するようになされている。リモートコントローラ31は、ユーザにより操作され、その操作に対応する信号を制御部30に出力する。
図2は、追尾部24の構成例を示すブロック図である。
同図に示されるように、追尾部24は、背景動き検出部51、背景画像生成部52、ゲート生成部53,追尾点動き検出部54、および追尾点決定部55から構成されている。
背景動き検出部51は、例えば、供給される画像の所定の画素について動きベクトルを検出し、検出された動きベクトルに基づいて、背景画像の動きを表す背景動きベクトルを検出するようになされている。
図3は、背景動き検出部51の詳細な構成例を示すブロック図である。同図において代表点マッチング処理部71は、いわゆる代表点マッチング方式により動きベクトルを検出する。
図4を参照して、代表点マッチング方式による動きベクトルの検出について説明する。代表点マッチング処理部71は、例えば、注目フレームにおいて所定の代表点を設定する。図4の例では、図中の円により、注目フレームにおいて代表点となる画素が示されており、20(=5×4)個の画素が代表点とされている。
代表点マッチング処理部71は、注目フレームの所定の代表点の画素の値と、参照フレームのサーチエリア内の画素の値との差分を算出する。この例では、参照フレーム内に、代表点の画素の位置を表す座標(x,y)を中心としたs×tの画素で構成されるサーチエリアが設定されている。代表点マッチング処理部71は、参照フレームの座標(x,y)を中心としたs×tの範囲のサーチエリアに含まれる画素のそれぞれ値と、注目フレームの代表点の画素の値との差分を算出する。
なお、図4における注目フレームは、参照フレームより時間的に前のフレームとされる。
そして、代表点マッチング処理部71は、上述したように算出した画素の値の差分絶対値を、動きベクトルと対応付けて記憶する。例えば、参照フレームの座標(x+1,y+1)の画素と、注目フレームの代表点の画素との間で算出された差分絶対値は、動きベクトル(1,1)に対応付けられて記憶され、参照フレームの座標(x−1,y−1)の画素と、注目フレームの代表点の画素との間で算出された差分絶対値は、動きベクトル(−1,−1)に対応付けられて記憶され、参照フレームの座標(x,y)の画素と、注目フレームの代表点の画素との間で算出された差分絶対値は、動きベクトル(0,0)に対応付けられて記憶されることになる。
上述したように、サーチエリアは、s×tの画素により構成されているので、1つの代表点に対応して、(s×t)個の動きベクトルの差分絶対値が算出されることになる。
代表点マッチング処理部71は、このように、差分絶対値を算出して動きベクトルと対応付けて記憶する処理を、注目フレームの20個の代表点のそれぞれに対して行うのである。ここで、算出される差分絶対値が小さいほど(0に近いほど)、その動きベクトルの信頼性が高いということができる。
図3に戻って、評価値テーブル生成部72は、代表点マッチング処理部71の処理結果に基づいて、動きベクトルの評価値テーブルを生成する。評価値テーブル生成部72は、例えば、代表点マッチング処理部71が算出した差分絶対値のそれぞれを、予め設定された閾値と比較し、差分絶対値が閾値以下である場合、その差分絶対値に対応付けられた動きベクトルの評価値を1だけインクリメントする。評価値テーブル生成部72は、このような処理を、代表点マッチング処理部71が算出した全ての差分絶対値に対して行うことにより、動きベクトルの評価値テーブルを生成するのである。これにより、参照フレームのs×tの範囲のサーチエリア内の各画素に対応する動きベクトルであって、(s×t)個の動きベクトルのそれぞれの評価値が記された評価値テーブルが生成される。
候補ベクトル抽出部73は、評価値テーブル生成部72が生成した評価値テーブルに基づいて、例えば、図5に示されるようなヒストグラムを生成する。
そして、候補ベクトル抽出部73は、ヒストグラムのピークに対応する動きベクトルを注目フレームの背景の画像の動きを表す背景動きベクトルとして検出する。ヒストグラムのピークとなる動きベクトルは、注目フレームの支配的な動きを表す動きベクトルと考えられ、このような動きは、通常、画像の中の大部分を占める背景の画像の動きと考えられるからである。図5の例では、ベクトル(0,0)がピークとなっており、いまの場合、注目フレームの背景の画像はほとんど動いていないことになる。
ここでは、注目フレームの画素の動きベクトルに対応付けられる差分絶対値を、代表点マッチング方式により算出する場合の例について説明したが、例えば、ブロックマッチング法、勾配法などにより動きベクトルに対応付けられる差分絶対値が算出されるようにしてもよい。
また、ここでは、図4に示した20個の代表点のそれぞれに対応して動きベクトルの差分絶対値が算出されると説明したが、例えば、20個の代表点の中から、予め設定された条件を満たす代表点が選択されて、その選択された代表点のそれぞれに対応して動きベクトルの差分絶対値が算出されるようにしてもよい。例えば、代表点の画素が低輝度であり、かつ周辺の画素との輝度値の差分が小さい(平坦な)ものである場合、その代表点の画素の動きベクトルは、ヒストグラムに積算されないようにすることが好ましい。このような動きベクトルは、信頼性が低いと考えられるからである。
このようにして背景動きベクトルが検出され、検出された背景動きベクトルは、例えば、後述するように、背景画像生成部52における動き補償の処理に用いられる。
図2に戻って、背景画像生成部52は、背景画像のフレームを生成して更新するようになされている。
背景画像生成部52は、例えば、時間的に最も前のフレームである、第0番目のフレームを、初期背景画像のフレーム(背景画像のフレームの初期データ)として図示せぬメモリなどに記憶するようになされている。
背景画像生成部52は、また、入力される画像データの時間的に前のフレームと、時間的に後のフレームとの間で、画素値の差分絶対値を演算するようになされている。背景画像生成部52は、例えば、第1のフレームの画素の値と、第1のフレームより時間的に後の第2のフレームの画素の値の差分を画素毎に演算し、絶対値化された差分値が、所定の閾値以下であるか否かを判定するようになされている。
なお、背景画像生成部52は、第2のフレームの画素の値と、第1のフレームの画素の値との差分を演算するとき、第1のフレームの画素に対して、背景動き検出部51により検出された背景動きベクトルによる補償を行うことで、第1のフレームの画素の位置に対応する第2のフレームの画素の位置を特定する。
すなわち、背景画像生成部52は、時間的に前後する2つのフレーム間において、背景動きベクトルに基づく動き補償を行って、画素値の差分絶対値を演算し、その差分絶対値を閾値と比較するようになされている。ここで、差分絶対値が閾値以下となった画素は、背景動きとほぼ同様に動いていると考えられ、その画素は、背景の画素である可能性が高いと考えられる。背景画像生成部52は、このような画素を背景画像の画素の候補とし、後述するように、背景画像の画素を特定していく。
そこで、背景画像生成部52は、閾値以下と判定された差分絶対値が得られた第2のフレームの画素(背景画像の画素の候補)の位置を特定し、その画素の位置と同じ位置の背景画像のフレームの画素の値を、メモリなどから読み出し、第2のフレームの画素値と背景フレームの画素値の差分絶対値を演算する。そして、背景画像生成部52は、第2のフレームの画素値と背景フレームの画素値の差分絶対値を所定の閾値と比較する。
すなわち、背景画像生成部52は、最新のフレーム(いまの場合、第2のフレーム)の所定の画素について背景画像のフレームの画素との間で画素値の差分絶対値を演算するようになされている。ここで、差分絶対値が閾値以下となった画素は、画像の中で動きが少ない部分の画素と考えられ、その画素は、背景の画素である可能性が高いと考えられる。通常、画像の中のオブジェクトは、移動する(動く)からである。
背景画像生成部52は、最新のフレーム(いまの場合、第2のフレーム)の所定の画素について背景画像のフレームの画素との間で得られた画素値の差分絶対値が閾値以下となった背景画像の画素を特定し、その画素に対応するカウンタを1だけインクリメントするようになされている。
同様に、背景画像生成部52は、背景動きベクトルに基づく動き補償を行って、第2のフレームの画素の値と、第2のフレームより時間的に後の第3のフレームの画素の値の差分を画素毎に演算し、絶対値化された差分絶対値が、所定の閾値以下であるか否かを判定する。
そして、背景画像生成部52は、閾値以下と判定された差分絶対値が得られた第3のフレームの画素の位置を特定し、その画素の位置と同じ位置の背景画像のフレームの画素の値を、メモリなどから読み出し、第3のフレームの画素値と背景フレームの画素値の差分絶対値を所定の閾値と比較する。
背景画像生成部52は、最新のフレーム(いまの場合、第3のフレーム)の所定の画素について背景画像のフレームの画素との間で得られた画素値の差分絶対値が閾値以下となった背景画像の画素を特定し、その画素に対応するカウンタを1だけインクリメントする。一方、背景画像生成部52は、最新のフレームの所定の画素について背景画像のフレームの画素との間で得られた画素値の差分絶対値が閾値を超えた背景画像の画素のカウンタを0に設定するようになされている。また、背景画像生成部52は、時間的に前後する2つのフレーム間において、背景動きベクトルに基づく動き補償を行って、演算された差分絶対値が閾値を超えた画素に対応する位置の背景画像の画素のカウンタも0に設定するようになされている。
背景画像生成部52は、このような処理を繰り返して実行するようになされている。すなわち、背景画像フレームの画素のそれぞれが、複数回連続して、背景の画素であると判定された回数がカウンタに記憶されるのである。
また、背景画像生成部52は、上述したカウンタをインクリメントする場合、カウンタ値が既に閾値以上であるか否かを判定し、カウンタ値が閾値以上と判定されたとき、背景画像のフレームの画素の値を演算により生成するようになされている。このとき、カウンタ値が閾値以上と判定された画素は、複数回連続して、背景の画素であると判定された画素なので、背景としての連続性が高い画素といえる。
背景画像生成部52は、例えば、次式の演算により背景画像のフレームを構成する画素の値Xを求める。
X=αY+(1−α)Z
ここで、Yは、最新のフレームの画素の値とされ、Zは、メモリなどに記憶されている背景画像のフレームの画素の値とされる。また、αは、重み係数とされ、上述したカウンタ値に対応して決定されるようになされている。
図6は、横軸をカウンタ値、縦軸を重み係数αの値として、重み係数αの値の変化を表すグラフである。同図に示されるように、重み係数αの値は、0から1までの間の値とされ、カウンタ値が大きくなるのに従って重み係数αの値が1に近づき、カウンタ値が所定の値を超えた場合、重み係数αの値は常に1となるように設定されている。なお、背景画像生成部52には、図6に示されるようなグラフのデータが予め記憶されているものとする。
すなわち、背景画像のフレームの画素の中で連続性が高い(カウンタ値が大きい)画素は、最新のフレームの画素の値に近い値に更新され、さらに連続性が高い画素は、最新のフレームの画素の値に置き換えられるようになされている。このように、背景画像生成部52は、背景としての連続性が高いと判定された、背景画像の画素の値を上述した式により更新するのである。
背景画像生成部52は、このようにして背景画像のフレームの画像を生成して更新するようになされている。
図2に戻って、ゲート生成部53は、追尾点動き検出部54による動き検出が行われる領域であるゲートを生成する。
ゲート生成部53は、注目フレームの画素の値と、背景画像生成部52により生成される背景画像のフレームの画素の値との差分絶対値を算出し、その差分絶対値が閾値以下であるか否かを判定することによりゲートと称される領域を設定するようになされている。
ゲート生成部53は、例えば、図7に示されるように、既に追尾点が特定されているフレームを注目フレームとして、追尾点を中心とした所定の数の画素により構成される動き検出範囲を設定する。
図7の例では、注目フレームの追尾点の画素と中心とした、(n×m)個の画素により構成される動き検出範囲が設定されている。
ゲート生成部53は、注目フレームの動き検出範囲に対応する背景画像のフレームの動き検出範囲の画素を取得する。このとき、ゲート生成部53は、背景画像生成部52により生成され、メモリなどに記憶されている背景画像のフレームから、注目フレーム上に設定された動き検出範囲内の画素のそれぞれの座標と同じ座標の画素を取得する。
そして、ゲート生成部53は、注目フレームの動き検出範囲の画素の値のそれぞれと、背景画像のフレームの動き検出範囲の画素の値のそれぞれとの差分絶対値を算出する。このとき得られた差分絶対値が閾値以下となった画素は、背景の画素と考えられ、差分絶対値が閾値を超えた画素は、追尾すべきオブジェクトの画像を構成する画素と考えられる。
ゲート生成部53は、注目フレームの動き検出範囲の画素のうち、差分絶対値が閾値を超えた画素を特定し、例えば、それらの画素のそれぞれの座標を、ゲートの座標として特定する。
ゲート生成部53は、いまから追尾点を検出すべきフレームであって、注目フレームより時間的に後の参照フレームにおいて、上述したように特定された座標に基づいてゲートを設定する。これにより、例えば、図7に示されるように、参照フレームにおいてゲートが設定されることになる。
図2に戻って、追尾点動き検出部54は、ゲート生成部により生成されたゲート内の画素を用いて追尾点の動きを検出するようになされている。
例えば、追尾点動き検出部54は、図7の注目フレームの追尾点が、参照フレームのどの画素に対応するかを検出することにより、追尾点の動きを検出する。このとき、追尾点動き検出部54は、図7を参照して上述した、ゲートに含まれる画素のみを用いたブロックマッチング、代表点マッチングなどの処理を行って、追尾点の画素の動きベクトルを検出するようになされている。
追尾点決定部55は、追尾点動き検出部54により検出された動きベクトルに基づいて、注目フレームの追尾点が、参照フレームのどの位置に移動したかを特定し、特定された位置の画素を、参照フレームにおける追尾点の画素として決定する。
このようにして、動画像の各フレームにおいて追尾点が検出される。本発明においては、ゲート生成部53により設定されたゲート内の画素のみを用いて追尾点の動きが検出されるようにしたので、より効率的かつ確実にオブジェクトを追尾することができる。
従来の技術では、ゲート内にオブジェクトの画素と背景の画素とが混在していることがあり、このような場合、ゲート内の画素のみに基づいてオブジェクトを追尾すると、誤った追尾点が検出されてしまうおそれがあった。
本発明においては、ゲート生成部53の処理により、従来のゲートに対応する動き検出範囲に含まれる画素のうち、背景の画素が除去されてゲートが生成されるようにしたので、ゲート内の画素のみに基づいてオブジェクトを正確に追尾することが可能となる。
また、従来の技術では、例えば、オブジェクトの動きと背景の動きとが似ている場合、やはり誤った追尾点が検出されてしまうことがあった。
本発明においては、背景画像生成部52により、背景画像のフレームが生成され、生成された背景画像のフレームの画素値に基づいて、動き検出範囲に含まれる画素のうち、背景の画素が除去されるようにしたので、例えば、オブジェクトの動きと背景の動きとが似ている場合であっても、動き検出範囲に含まれる画素のうち、背景の画素のみを確実に除去することが可能となる。
次に、図8のフローチャートを参照して、本発明のオブジェクト追尾システム10によるオブジェクト追尾処理について説明する。この処理は、例えば、オブジェクトの追尾処理の対象となる動画像の画像データが入力されたとき実行される。
ステップS11において、追尾部24は、入力された画像データが処理開始フレームであるか否かを判定する。ステップS11において、入力された画像データが処理開始フレームであると判定された場合、処理は、ステップS12に進み、入力された画像データが処理開始フレームではないと判定された場合、処理は、ステップS13に進む。
ステップS12において、追尾部24は、初期追尾点を決定する。初期追尾点は、例えば、画像ディスプレイ26に表示された画像に基づいてユーザが追尾点として指定した位置に対応する画素の座標値が特定されることにより決定される。
ステップS13において、背景動き検出部51は、図9を参照して後述する背景動き検出処理を実行する。これにより、背景動きベクトルが検出されることになる。
ステップS14において、背景画像生成部52は、図10と図11を参照して後述する背景画像生成処理を実行する。これにより背景画像が生成されることになる。
ステップS15において、ゲート生成部53は、図12を参照して後述するゲート設定処理を実行する。これにより、ゲートが設定される。
ステップS16において、追尾点動き検出部54は、ステップS15の処理で設定されたゲート内の画素のみを用いたブロックマッチング、代表点マッチングなどの処理を行って、追尾点の画素の動きベクトルを検出する。
ステップS17において、追尾点決定部55は、ステップS16の処理により検出された動きベクトルに基づいて、注目フレームの追尾点が、参照フレームのどの位置に移動したかを特定し、特定された位置の画素を、参照フレームにおける追尾点の画素として決定する。
ステップS18において、追尾部24は、次のフレームがあるか否かを判定し、次のフレームがあると判定された場合、処理は、ステップS11に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。ステップS18において、次のフレームがないと判定された場合、処理は終了する。
次に、図9のフローチャートを参照して、図8のステップS13の背景動き検出処理の詳細について説明する。
ステップS31において、代表点マッチング処理部71による代表点マッチング処理が行われる。
このとき、例えば、図4を参照して上述したように、代表点マッチング処理部71は、例えば、注目フレームにおいて所定の代表点を設定する。そして、代表点マッチング処理部71は、注目フレームの所定の代表点の画素の値と、参照フレームのサーチエリア内の画素の値との差分絶対値を算出し、その差分絶対値を、動きベクトルと対応付けて記憶する。代表点マッチング処理部71は、このように、差分絶対値を算出して動きベクトルと対応付けて記憶する処理を、注目フレームの代表点のそれぞれ(例えば、20個)に対して行う。
ステップS32において、評価値テーブル生成部72は、ステップS31の処理結果に基づいて、動きベクトルの評価値テーブルを生成する。
このとき、評価値テーブル生成部72は、例えば、代表点マッチング処理部71が算出した差分絶対値のそれぞれを、予め設定された閾値と比較し、差分絶対値が閾値以下である場合、その差分絶対値に対応付けられた動きベクトルの評価値を1だけインクリメントする。評価値テーブル生成部72は、このような処理を、代表点マッチング処理部71が算出した全ての差分絶対値に対して行うことにより、動きベクトルの評価値テーブルを生成する。
ステップS33において、候補ベクトル抽出部73は、ステップS32の処理により生成された評価値テーブルに基づいて、ヒストグラムを生成し、背景動きベクトルを抽出する。
このとき、候補ベクトル抽出部73は、例えば、図5に示されるようなヒストグラムを生成する。そして、候補ベクトル抽出部73は、ヒストグラムのピークに対応する動きベクトルを注目フレームの背景の画像の動きを表す背景動きベクトルとして抽出する。
このようにして背景動きベクトルが検出される。
なお、ここでは、注目フレームの画素の動きベクトルに対応づけられた差分絶対値を、代表点マッチング方式により算出する場合の例について説明したが、例えば、ブロックマッチング法、勾配法などにより動きベクトルに対応づけられた差分絶対値が算出されるようにしてもよい。
また、ここでは、例えば、図4に示した20個の代表点のそれぞれに対応して動きベクトルの差分絶対値が算出されると説明したが、例えば、20個の代表点の中から、予め設定された条件を満たす代表点が選択されて、その選択された代表点のそれぞれに対応して動きベクトルの差分絶対値が算出されるようにしてもよい。例えば、代表点の画素が低輝度であり、かつ周辺の画素との輝度値の差分が小さい(平坦な)ものである場合、その動きベクトルは、ヒストグラムに積算されないようにしてもよい。
次に、図10と図11のフローチャートを参照して、図8のステップS14の背景画像生成処理の詳細について説明する。
ステップS51において、背景画像生成部52は、現在入力されているフレームが処理開始フレームであるか否かを判定する。例えば、動画像のデータを構成するフレームのうち最初(時間的に最も前)のフレームの入力を受け付けた場合、ステップS51では、処理開始フレームであると判定され、処理は、ステップS52に進む。
ステップS52において、背景画像生成部52は、処理開始フレームを、初期背景画像のフレーム(背景画像のフレームの初期データ)として図示せぬメモリなどに記憶する。
ステップS52の処理の後、ステップS53において、背景画像生成部52は、1つのフレームの画像を構成する各画素に対応付けられたカウンタのカウンタ値を全て0に設定する。
ステップS51において、現在入力されているフレームが処理開始フレームではないと判定された場合、または、ステップS53の処理の後、処理は、ステップS54に進み、背景画像生成部52は、ステップS13の処理で検出された背景動きベクトルに基づいて、時間的に前のフレームの画素を動き補償する。
ここで、時間的に前のフレームは、例えば、画像データを1フレーム分遅延させるために設けられたメモリなどに記憶されているものとする。
ステップS54では、例えば、時間的に前のフレームの画素に対して、背景動きベクトルによる補償を行うことで、時間的に前のフレームの画素の位置に対応する、現在入力されているフレーム(最新のフレーム)の画素の位置が特定される。
ステップS55において、背景画像生成部52は、最新のフレームと時間的に前のフレームとの間で、画素値の差分絶対値を演算するようになされている。
なお、ステップS55の差分絶対値の演算は、個々の画素それぞれについて行われる。いまの場合、例えば、最新のフレームの座標(x,y)の画素の値と、時間的に前のフレームの座標(x,y)の画素の値の差分絶対値が演算されるものとする。そして、この後、ステップS55の処理が再び実行されるとき、最新のフレームの座標(x+1,y)の画素の値と、時間的に前のフレームの座標(x+1,y)の画素の値の差分絶対値が演算され、・・・のように、個々の画素のそれぞれの差分絶対値が演算される。
ステップS56において、背景画像生成部52は、ステップS55の処理で演算された差分絶対値が、予め設定された所定の閾値以下であるか否かを判定する。
ステップS56において、ステップS55の処理で演算された差分絶対値が、予め設定された所定の閾値以下であると判定された場合、処理は、ステップS57に進む。
ステップS57において、背景画像生成部52は、ステップS56の処理で閾値以下と判定された差分絶対値が得られた画素の位置を特定し、その画素の位置と同じ位置の背景画像のフレームの画素の値を、メモリなどから読み出し、最新のフレームの画素値と背景フレームの画素値の差分絶対値を演算する。
ステップS58において、背景画像生成部52は、ステップS57の処理で演算された差分絶対値が、予め設定された所定の閾値以下であるか否かを判定する。
ステップS58において、ステップS57の処理で演算された差分絶対値が、予め設定された所定の閾値以下はないと判定された場合、処理は、ステップS59に進む。また、ステップS56において、ステップS55の処理で演算された差分絶対値が、予め設定された所定の閾値以下ではないと判定された場合も、処理は、ステップS59に進む。
ステップS59において、背景画像生成部52は、当該画素のカウンタ値を0に設定する。ステップS59の処理の後、処理は、図11のステップS64に進むことになる。
一方、ステップS58において、ステップS57の処理で演算された差分絶対値が、予め設定された所定の閾値以下であると判定された場合、処理は、図11のステップS60に進む。
ステップS60において、背景画像生成部52は、当該画素のカウンタ値が予め設定された閾値以上であるか否かを判定し、当該画素のカウンタ値が予め設定された閾値以上であると判定された場合、処理は、ステップS61に進む。
ステップS61において、背景画像生成部52は、背景画像の当該画素値を演算する。このとき、上述したように、例えば、次式の演算により背景画像のフレームを構成する当該画素の値Xが求められる。
X=αY+(1−α)Z
ここで、Yは、最新のフレームの画素の値とされ、Zは、メモリなどに記憶されている背景画像のフレームの画素の値とされる。また、αは、重み係数とされ、上述したように、図6に示されるようなデータに基づいて、カウンタ値に対応して決定されるようになされている。
ステップS62において、背景画像生成部52は、背景画像の当該画素の値を、ステップS61の処理により演算された値に置き換えて、背景画像のフレームのデータを更新する。
ステップS63において、背景画像生成部52は、当該画素のカウンタ値を1だけインクリメントする。なお、このとき、カウンタの値と対応付けられて重み係数αの値が記憶されるようにしてもよい。
ステップS64において、背景画像生成部52は、1フレームの全画素について処理したか否かを判定し、まだ、1フレームの全画素について処理していないと判定された場合、処理は、ステップS55に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS64において、背景画像生成部52は、1フレームの全画素について処理したと判定された場合、背景画像生成処理は終了し、処理は、図8のステップS15に進む。
このようにして、背景画像生成処理が実行される。このようにすることで、背景画像のフレームの画素の中で連続性が高い(カウンタ値が大きい)画素が、最新のフレームの画素の値に近い値に更新され、さらに連続性が高い画素は、最新のフレームの画素に置き換えられるようにすることができる。その結果、最新のフレームの処理に適した背景画像を生成して記憶することが可能となる。
次に、図12のフローチャートを参照して、図8のステップS15のゲート設定処理の詳細について説明する。
ステップS81において、ゲート生成部53は、ステップS12の処理、または、ステップS17の処理により決定された追尾点の座標(x,y)を取得する。
ステップS82において、ゲート生成部53は、動き検出範囲を設定する。このとき、例えば、図7を参照して上述したように、追尾点を中心とした所定の数の画素により構成される動き検出範囲が設定される。例えば、追尾点を中心とした水平方向にm個の画素、垂直方向にn個の画素で構成される動き検出範囲が設定される。
ステップS83において、画素の位置を表す水平方向の座標値として用いられる変数xxの値を、(x−m/2)に設定し、画素の位置を表す垂直方向の座標値として用いられる変数yyの値を、(y−n/2)に設定する。
ステップS84において、ゲート生成部53は、注目フレームの画素(xx,yy)および背景画像のフレームの画素(xx、yy)を取得する。ここで、注目フレームは、例えば、最新のフレームより1フレーム時間的に前のフレームとされ、背景画像のフレームは、ステップS14の処理で背景画像生成部52により生成され、メモリなどに記憶されている背景画像のフレームとされる。
ステップS85において、ゲート生成部53は、注目フレームの画素(xx,yy)と背景画像のフレームの画素(xx、yy)との差分絶対値が予め設定された閾値以下であるか否かを判定する。
ステップS85において、注目フレームの画素(xx,yy)と背景画像のフレームの画素(xx、yy)との差分絶対値が予め設定された閾値以下ではないと判定された場合、処理は、ステップS86に進み、ゲート生成部53は、画素(xx、yy)をゲート内の画素とする。
一方、ステップS85において、注目フレームの画素(xx,yy)と背景画像のフレームの画素(xx、yy)との差分絶対値が予め設定された閾値以下であると判定された場合、処理は、ステップS87に進み、ゲート生成部53は、画素(xx、yy)をゲート外の画素とする。
ステップS86またはステップS88の処理の後、ゲート生成部53は、ステップS88において、変数xxの値を、1だけインクリメントする。
ステップS89において、ゲート生成部53は、変数xxの値が、x+m/2を超えたか否かを判定する。ステップS89において、変数xxの値が、x+m/2を超えていないと判定された場合、処理は、ステップS84に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS89において、変数xxの値が、x+m/2を超えたと判定された場合、処理は、ステップS90に進む。
ステップS90において、ゲート生成部53は、変数xxの値を、(x−m/2)に設定し、変数yyの値を、1だけインクリメントする。
ステップS91において、ゲート生成部53は、変数yyの値が、y+n/2を超えたか否かを判定する。ステップS91において、変数yyの値が、y+n/2を超えていないと判定された場合、処理は、ステップS84に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS91において、変数yyの値が、y+n/2を超えたと判定された場合、動き検出範囲内の全ての画素についてゲート内の画素であるかまたはゲート外の画素であるかの判定がなされたことになるので、ゲート設定処理は終了され、処理は、図8のステップS16に進むことになる。
このようにしてゲートが設定される。このようにすることで、追尾点の動き検出範囲から背景の画像を構成する画素を除去することができる。その結果、効率的かつ正確に追尾点の動きを検出することが可能となる。
このように、本発明のオブジェクト追尾システム10によるオブジェクト追尾処理においては、従来のゲートに対応する動き検出範囲に含まれる画素のうち、背景の画素が除去されてゲートが生成されるようにしたので、ゲート内の画素のみに基づいてオブジェクトを効率的かつ正確に追尾することが可能となる。
また、本発明のオブジェクト追尾システム10によるオブジェクト追尾処理においては、背景画像のフレームが生成され、生成された背景画像のフレームの画素値に基づいて、動き検出範囲に含まれる画素のうち、背景の画素が除去されるようにしたので、例えば、オブジェクトの動きと背景の動きとが似ている場合であっても、動き検出範囲に含まれる画素のうち、背景の画素のみを確実に除去することが可能となる。
なお、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図13に示されるような汎用のコンピュータ700などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図13において、CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702に記憶されているプログラム、または記憶部708からRAM(Random Access Memory)703にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM703にはまた、CPU701が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続されている。このバス704にはまた、入出力インタフェース705も接続されている。
入出力インタフェース705には、キーボード、マウスなどよりなる入力部706、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部707、ハードディスクなどより構成される記憶部708、モデム、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部709が接続されている。通信部709は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース705にはまた、必要に応じてドライブ710が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部708にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア711などからなる記録媒体からインストールされる。
なお、この記録媒体は、図13に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア711により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM702や、記憶部708に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明の一実施の形態に係るオブジェクト追尾システムの構成例を示すブロック図である。 図1の追尾部の構成例を示すブロック図である。 図2の背景動き検出部の構成例を示すブロック図である。 代表点マッチング処理を説明する図である。 背景動きベクトルの検出の例を説明する図である。 重み係数を説明する図である。 本発明におけるゲートの例を説明する図である。 本発明のオブジェクト追尾処理の例を説明するフローチャートである。 背景動き検出処理の例を説明するフローチャートである。 背景画像生成処理の例を説明するフローチャートである。 背景画像生成処理の例を説明するフローチャートである。 ゲート設定処理の例を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10 オブジェクト追尾システム, 21 チューナ, 22 画像処理部, 23 音声処理部, 24 追尾部, 25 画像加工部, 26 画像ディスプレイ, 27 スピーカ, 30制御部, 31 リモートコントローラ, 51 背景動き検出部, 52 背景画像生成部, 53 ゲート生成部, 54 追尾点動き検出部, 55 追尾点決定部, 71 代表点マッチング処理部, 72 評価値テーブル生成部, 73 候補ベクトル抽出部, 701 CPU, 711 リムーバブルメディア

Claims (10)

  1. 動画像のデータを構成するフレームの各画素の動きベクトルを検出し、前記検出された動きベクトルに基づいて前記動画像の背景の画像の動きを表す背景動きベクトルを検出する背景動きベクトル検出手段と、
    前記検出された背景動きベクトルに基づいて前記フレームの画素の動き補償を行って、メモリに記憶されている背景画像のフレームの画素値を演算して更新する背景画像生成手段と、
    前記フレームにおいて指定された追尾点の画素の動きを表す動きベクトルを検出するための領域を、前記追尾点の画素を中心とした所定の数の画素で構成される動き検出範囲として設定し、前記設定された動き検出範囲に含まれる画素のうち、前記動画像の背景の画像の画素を、前記メモリに記憶されている背景画像のフレームのデータに基づいて除去することで、前記動き検出範囲の画素数以下の画素で構成されるゲートを設定するゲート設定手段と、
    前記ゲートに含まれる画素を用いて前記追尾点の画素の動きベクトルを検出する追尾点動き検出手段と、
    前記検出された前記追尾点の画素の動きベクトルに基づいて、最新のフレームにおける追尾点の画素を決定する追尾点決定手段と
    を備える追尾点検出装置。
  2. 前記背景画像生成手段は、
    処理開始フレームのデータを、前記背景画像のフレームの初期データとして前記メモリに記憶し、
    最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームより時間的に前のフレームの画素値との差分絶対値が予め設定された閾値を以下であるか否かを判定することで、前記動画像の背景の画像の画素の候補を検出し、
    前記時間的に前のフレームの各画素を、前記背景動きベクトルに基づいて動き補償する
    請求項1に記載の追尾点検出装置。
  3. 前記背景画像生成手段は、
    前記最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームより時間的に前のフレームの画素値との前記差分絶対値が前記閾値以下であると判定された場合、
    前記最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームの画素に対応する前記背景画像のフレームの画素値との差分絶対値をさらに演算し、
    前記最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームの画素に対応する前記背景画像のフレームの画素値との差分絶対値が、予め設定された閾値以下であると判定されたとき、前記背景画像のフレームの画素に対応付けられたカウンタの値をインクリメントし、
    前記カウンタの値に基づいて、前記背景画像のフレームの画素値を更新するか否かを決定する
    請求項2に記載の追尾点検出装置。
  4. 前記背景画像生成手段は、
    前記最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームより時間的に前のフレームの画素値との前記差分絶対値が前記閾値以下であると判定され、かつ前記最新のフレームの画素値と、前記最新のフレームの画素に対応する前記背景画像のフレームの画素値との差分絶対値が、予め設定された閾値以下であると判定された場合、
    前記背景画像のフレームの画素に対応付けられたカウンタの値が予め設定された閾値以上か否かを判定し、前記カウンタの値が閾値以上であると判定されたとき、
    前記背景画像のフレームの画素値を所定の演算により求める
    請求項3に記載の追尾点検出装置。
  5. 前記背景画像生成手段は、
    前記最新のフレームの画素値、前記最新のフレームの画素に対応する前記背景画像のフレームの画素値、および前記カウンタの値に対応して定まる重み係数に基づく演算により、前記背景画像のフレームの画素値を求める
    請求項4に記載の追尾点検出装置。
  6. 前記ゲート設定手段は、
    前記時間的に前のフレームにおいて指定された追尾点の画素を中心とした所定の数の画素で構成される動き検出範囲を設定し、前記背景画像のフレームにおける前記動き検出範囲に対応する画素を、前記メモリから読み出して、前記設定された動き検出範囲に含まれる画素のうち、前記時間的に前のフレームの画素値と、前記背景画像のフレームの画素値の差分絶対値が予め設定された閾値以下となった画素を、前記動画像の背景の画像の画素として除去することで、前記ゲートを設定する
    請求項1に記載の追尾点検出装置。
  7. 前記背景動きベクトル検出手段は、
    最新のフレームの画素値と前記時間的に前のフレームの画素値との差分絶対値に基づいて、前記フレームの各画素の動きベクトルを検出し、
    前記検出された動きベクトルのヒストグラムを生成し、
    前記生成されたヒストグラムのピークとなった動きベクトルを、前記背景動きベクトルとして検出する
    請求項1に記載の追尾点検出装置。
  8. 動画像のデータを構成するフレームの各画素の動きベクトルを検出し、前記検出された動きベクトルに基づいて前記動画像の背景の画像の動きを表す背景動きベクトルを検出し、
    前記検出された背景動きベクトルに基づいて前記フレームの画素の動き補償を行って、メモリに記憶されている背景画像のフレームの画素値を演算して更新し、
    前記フレームにおいて指定された追尾点の画素の動きを表す動きベクトルを検出するための領域を、前記追尾点の画素を中心とした所定の数の画素で構成される動き検出範囲として設定し、前記設定された動き検出範囲に含まれる画素のうち、前記動画像の背景の画像の画素を、前記メモリに記憶されている背景画像のフレームのデータに基づいて除去することで、前記動き検出範囲の画素数以下の画素で構成されるゲートを設定し、
    前記ゲートに含まれる画素を用いて前記追尾点の画素の動きベクトルを検出し、
    前記検出された前記追尾点の画素の動きベクトルに基づいて、最新のフレームにおける追尾点の画素を決定するステップ
    を含む追尾点検出方法。
  9. コンピュータを、
    動画像のデータを構成するフレームの各画素の動きベクトルを検出し、前記検出された動きベクトルに基づいて前記動画像の背景の画像の動きを表す背景動きベクトルを検出する背景動きベクトル検出手段と、
    前記検出された背景動きベクトルに基づいて前記フレームの画素の動き補償を行って、メモリに記憶されている背景画像のフレームの画素値を演算して更新する背景画像生成手段と、
    前記フレームにおいて指定された追尾点の画素の動きを表す動きベクトルを検出するための領域を、前記追尾点の画素を中心とした所定の数の画素で構成される動き検出範囲として設定し、前記設定された動き検出範囲に含まれる画素のうち、前記動画像の背景の画像の画素を、前記メモリに記憶されている背景画像のフレームのデータに基づいて除去することで、前記動き検出範囲の画素数以下の画素で構成されるゲートを設定するゲート設定手段と、
    前記ゲートに含まれる画素を用いて前記追尾点の画素の動きベクトルを検出する追尾点動き検出手段と、
    前記検出された前記追尾点の画素の動きベクトルに基づいて、最新のフレームにおける追尾点の画素を決定する追尾点決定手段とを備える追尾点検出装置として機能させる
    プログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムが記録されている記録媒体。
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