JP2010007635A - 風力発電装置の火災検知システム及び風力発電装置における火災検知方法 - Google Patents

風力発電装置の火災検知システム及び風力発電装置における火災検知方法 Download PDF

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    • Y02E10/70Wind energy
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Abstract

【課題】本発明は、火災の誤検知による経済的損失の拡大の危険性を低減する風力発電装置又は風力発電装置の火炎検知方法を提供する。
【解決手段】収納体20は、風車の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機21と、風車10の回転により回転する主軸22と、主軸22の回転速度を調整する増速機23と、増速機23に接続されるとともに発電機21に回転を伝達する第2軸24と、主軸22、第2軸24、及び発電機21内部の回転を停止させるブレーキ25と、収納体20の内部の気体の循環流を生じさせるファン26と、収納体20の内部で発生する火炎を検知する炎センサ27と、収納体20の内部を撮像する撮像装置28と、増速機23やブレーキ25等を制御する制御装置29とを収納する。撮像装置28は、炎センサ27と同様に、撮像面28aがファン26からの風及び収納体20の内部の気体の循環流を直接受けないように配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、風力発電装置の火災検知システム及び風力発電装置の火災検知方法に関する。
風力発電装置の風車やナセルは、通常風車の風受けを良くするために地上高く(例えば、数十メートルの高さ)に設置されている。また通常、風力発電装置は、民家より離れた地域に設置される場合が多い。従って、ナセル内で火災が発生した場合、風力発電設備の管理者等が迅速に火災を発見することが困難であり、その火災状況の確認が遅れる可能性が高まる。その結果、火災による被害が拡大し、無視できない経済的損失を招くことになる。そこで、ナセル内にノズルと火災検知用センサとを配置し、火災検知センサから火災信号によりノズルからナセル内に消火剤を放出させて自動消火させる風力発電設備が提案されている(特許文献1参照)。
特開2007−068605号公報
上述の通り、人間が出向いて直接管理するには大変不便な場所に各種の設備が配置されている。したがって、火災が発生した場合の状況把握の迅速性に加え、その火災を検知するシステム自体を極力メンテナンスフリーにすることも市場において強く求められている。
また、仮に風力発電設備のための火災検知センサが設置されたとしても、それが誤作動をした場合は、消火準備を行う必要が発生するため、人的物的な無駄が発生することになる。
本発明は、上述の複数の技術課題を同時に解決することにより、風力発電装置の消火機能とその消火システムのメンテナンス性の更なる向上に寄与するものである。発明者らは、消火設備の誤作動による風力発電装置の損傷を防止するために、直接管理者が知見しうる撮像装置を、発電機や風車の回転軸を収める収納体内に配置することが有効であると考えた。しかしながら、一旦撮像装置をその収納体内に配置してしまうと、人間が出向くには多少なりとも危険を伴う高い場所であるが故に、その位置を容易に変更させることができない。他方、万が一火災が発生すると、火炎とともに生成される煙のためにその撮像装置が実施的に機能しなくなるという可能性がある。かかる問題を解決すべく発明者らが鋭意研究を行った結果、火災状況の確認や火炎の検知を妨げる煙を制御するための収納体内の気流の適切な形成が、本来の検知対象である火炎の検知及び火災状況の確認の精度を高めることを見出した。本発明は上述のような視点から創出された。
本発明の1つの風力発電装置の火災検知システムは、風車の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機と、その風車の回転をその発電機に伝達する回転軸と、その発電機及びその回転軸を収める収納体と、空気流を起こし、前述の収納体内部でその空気流の循環流を生じさせるファンと、その収納体内部で発生する火炎を検知する炎センサと、その収納体内部を撮像するとともに、撮像面が前述の空気流及び前述の循環流を直接受けないように配置される撮像装置と、その撮像装置により取得される画像を遠方の表示装置に伝送する伝送手段とを備えている。
この風力発電装置は、炎センサにより火災の誤検知が生じても、撮像装置により収納体の内部の状況を確認することができる。このため、炎センサによる火災の誤検知が発生しても、その誤りを遠方の表示装置によって直接目で確認することが可能になるため、人的物的な無駄が生じない。加えて、火災により生成される煙によって撮像面が覆われることを防止することができる。これにより、撮像装置により確実に収納体の内部の状況を確認することができる。
本発明のもう1つの風力発電装置の火災検知システムは、風車の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機と、その風車の回転をその発電機に伝達する回転軸と、その発電機及びその回転軸を収める収納体と、空気流を起こし、前述の収納体内部でその空気流の循環流を生じさせるファンと、その収納体内部で発生する火炎を検知する炎センサと、その収納体内部を撮像するとともに、撮像面が前述の空気流を直接受けるように配置される撮像装置と、その撮像装置により取得される画像を遠方の表示装置に伝送する伝送手段とを備えている。
この風力発電装置は、炎センサにより火災の誤検知が生じても、撮像装置により収納体の内部の状況を確認することができる。このため、炎センサによる火災の誤検知が発生しても、その誤りを遠方の表示装置によって直接目で確認することが可能になるため、人的物的な無駄が生じない。加えて、火災により生成される煙により一旦撮像面が覆われたとしても、撮像面がファンからの空気流を直接受けることにより、撮像面を覆っている煙を除去することができる。これにより、撮像装置により確実に収納体の内部の状況を確認することができる。
本発明の1つの風力発電装置における火災検知方法は、風車の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機と、その風車の回転を前記発電機に伝達する回転軸とを備える風力発電装置の火炎検知方法であって、その発電機及びその回転軸を収める収納体の内部で発生する火炎を炎センサにより検知する工程と、その炎センサによってその火炎が検知された場合に、その収納体の内部を撮像する撮像装置によってその火炎を撮像する工程と、その撮像装置により取得される画像を遠方の表示装置に伝送する伝送工程と、空気流を起こし、その収納体内部でその空気流の循環流を生じさせるファンにより、その空気流及びその循環流が前述の撮像面に向かないようにその空気流を形成する工程とを備えている。
この風力発電装置における火災検知方法は、炎センサにより火災の誤検知が生じても、撮像装置により収納体の内部の状況を確認することができる。このため、炎センサによる火災の誤検知が発生しても、その誤りを遠方の表示装置によって直接目で確認することが可能になるため、人的物的な無駄が生じない。加えて、火災により生成される煙によって撮像面が覆われることを防止することができる。これにより、撮像装置により確実に収納体の内部の状況を確認することができる。
本発明のもう1つの風力発電装置における火災検知方法は、風車の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機と、その風車の回転を前記発電機に伝達する回転軸とを備える風力発電装置の火炎検知方法であって、その発電機及びその回転軸を収める収納体の内部で発生する火炎を炎センサにより検知する工程と、その炎センサによってその火炎が検知された場合に、その収納体の内部を撮像する撮像装置によってその火炎を撮像する工程と、その撮像装置により取得される画像を遠方の表示装置に伝送する伝送工程と、空気流を起こし、その収納体内部でその空気流の循環流を生じさせるファンにより、前述の撮像面に直接向くようにその空気流を形成する工程とを備えている。
この風力発電装置における火災検知方法は、炎センサにより火災の誤検知が生じても、撮像装置により収納体の内部の状況を確認することができる。このため、炎センサによる火災の誤検知が発生しても、その誤りを遠方の表示装置によって直接目で確認することが可能になるため、人的物的な無駄が生じない。加えて、火災により生成される煙によって一旦撮像面が覆われたとしても、撮像面がファンからの空気流を直接受けて撮像面を覆う煙を除去することができる。これにより、撮像装置により確実に収納体の内部の状況を確認することができる。
本発明の1つの風力発電装置の火災検知システムは、炎センサにより火災の誤検知が生じても、撮像装置により収納体の内部の状況を確認することができる。加えて、火災により生成される煙によって撮像面が覆われることを防止することができる。
また、本発明のもう1つの風力発電装置の火災検知システムは、炎センサにより火災の誤検知が生じても、撮像装置により収納体の内部の状況を確認することができる。加えて、火災により生成される煙によって一旦撮像面が覆われたとしても、撮像面がファンからの空気流を直接受けて撮像面を覆う煙を除去することができる。
また、本発明の1つの風力発電装置における火災検知方法は、炎センサにより火災の誤検知が生じても、撮像装置により収納体の内部の状況を確認することができる。加えて、火災により生成される煙によって撮像面が覆われることを防止することができる。
また、本発明のもう1つの風力発電装置における火災検知方法は、炎センサにより火災の誤検知が生じても、撮像装置により収納体の内部の状況を確認することができる。加えて、火災により生成される煙によって一旦撮像面が覆われたとしても、撮像面がファンからの空気流を直接受けて撮像面を覆う煙を除去することができる。
つぎに、本発明の実施形態を、添付する図面に基づいて詳細に述べる。尚、この説明に際し、全図にわたり、特に言及がない限り、共通する部分には共通する参照符号が付されている。また、図中、本実施形態の要素は必ずしもスケール通りに示されていない。また、各図面を見やすくするために、一部の符号が省略されうる。
<第1の実施形態>
図1は本発明の風力発電装置100を示す正面概略図であり、図2はその側面概略図である。
本発明の風力発電装置100は、ブレード11を備える風車10と、風車の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機等を収納する収納体20と、風車10と収納体20とを支える支柱30とを備える。
図3は本実施形態の風力発電装置100を構成する収納体20の内部を収納体20の断面とともに示す側面図であり、図4はその要部を拡大して示す図である。また、図5は本実施形態の風力発電装置100を構成する収納体20の内部を示す斜視図であり、図6はその上面図である。尚、図3における黒矢印は、空気流の流れの方向を示す。
収納体20に収められる設備群は、大きく3つの領域に分類される。まず、一つ目の設備群は、風車の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機21と、風車10の回転により回転する主軸22と、主軸22の回転速度を調整する増速機23と、増速機23に接続されるとともに発電機21に回転を伝達する第2軸24と、主軸22、第2軸24、及び発電機21内部の回転を停止させるブレーキ25とにより構成される発電機21の駆動設備群である。次に、二つ目の設備群は、収納体20の内部の気体の循環流を生じさせるファン26と、増速機23やブレーキ25等を制御する制御装置29とにより構成される周辺機器設備群である。最後に、三つ目の設備群は、収納体20の内部で発生する火炎を検知する炎センサ27と、収納体20の内部を撮像する撮像装置28と、収納体20の内部で発生した火炎を消火するための消火剤を噴射する消火剤噴射ノズル41とにより構成される火炎検知及び消火設備群である。
上述の構成により、ブレード11が風を受けて風車10が回転すると、風車10の回転に伴って主軸22が回転する。主軸22の回転速度に応じて、制御装置29から指令を受けた増速機23が主軸22の回転速度を調整して第2軸24に回転を伝達する。その後、回転が伝達された第2軸24は発電機21にその回転を伝達する。回転が伝達された発電機21は、その回転エネルギーを電気エネルギーに変換する。尚、主軸22、第2軸24、及び発電機21内部の回転速度が所定値以上になると、主軸22、第2軸24、及び発電機21内部の部品が破損する恐れがある。このため、主軸22、第2軸24、及び発電機21内部の回転速度が所定値以上になると、ブレーキ25が制御装置29から信号を受けて、主軸22、第2軸24、及び発電機21内部の回転を停止させる。
炎センサ27は、温度センサ又は光センサである。但し、収納体20の内部には、発電機21を構成するモータや制御装置29等の発熱源が存在し、温度が70℃程度まで上昇することが考えられる。このため、仮に炎センサ27が温度センサである場合には、誤検知してしまう可能性が考えられる。従って、炎センサ27は光センサであることが好ましい。
この炎センサ27は、検知面27aがファン26からの空気流及び収納体20の内部の気体の循環流を直接受けないように配置される。より具体的には、炎センサ27の検知面27aをファン26から送られる空気流の風圧が循環流の風圧を常時上回る位置に配置されるように、炎センサ27が配置される。好ましくは、検知面27aがファン26と逆方向を向くとともに、炎センサ27がファン26の直前に配置される。ファン26からの空気流により循環流が検知面27aより遠方へ流れるため、火炎により生じる煙により検知面27aが覆われることを防止することができる。その結果、炎センサ27の検知範囲における火炎を確実に検知することができる。加えて、炎センサ27は、その検知範囲にブレーキ25を含むことが好ましい。これは、ブレーキ25が主軸22、第2軸24、及び発電機21内部の回転を停止させる時に、接触による摩擦熱から火炎が発生する可能性が他の設備と比較して高いからである。
撮像装置28は、CCDやCMOSを利用したイメージセンサである。この撮像装置28は、炎センサ27と同様に、撮像面28aがファン26からの空気流及び収納体20の内部の気体の循環流を直接受けないように配置される。より具体的には、ファン26により生じる空気流の風圧が循環流の風圧を常時上回る位置に、撮像装置28の撮像面28aが配置される。より好ましくは、撮像面28aがファン26と逆方向を向くとともに、撮像装置28がファン26の直前に配置される。ファン26からの空気流により循環流が撮像面28aより遠方へ流れるため、火炎が発生させる煙により撮像面28aが覆われることを防止することができる。その結果、撮像装置28の撮像範囲における火炎をより確度高く撮像することができる。加えて、撮像装置28は、その撮像範囲にブレーキ25を含むことが好ましい。これは、上述のとおり、ブレーキ25から火炎が発生する可能性が比較的高いためである。
上述した炎センサ27及び撮像装置28は、発電機21の出力部と電気的に接続されることにより、発電機21が生み出す電気エネルギーを受けて駆動することが好ましい。このような構成であれば、炎センサ27及び撮像装置28を駆動させるための電源を別途設ける必要がなくなるとともに、電源の補充などのメンテナンスを省略できる。
また、本実施形態の風力発電装置100は、炎センサ27及び撮像装置28によって取得された信号が、公知の伝送手段を介して、例えば、遠方の管理センタ内の表示装置42上に表示される。図7は、炎センサ27、撮像装置28、制御装置29、消火剤噴射ノズル41、及び表示装置42との間の信号の伝送システムの構成を示すブロック図である。なお、前述の伝送手段は、インターネット回線等の公知の有線又は無線通信技術が適用される。一例として、光ファイバ等の有線による伝送手段や、衛星通信等の無線による伝送手段、さらに電気的な接続によるその他の公知の伝送手段が採用されても良い。また、伝送手段は、それらの一つの手段に限定されない。例えば、本実施形態において複数の伝送手段が併用されることは、災害発生時の代替通信手段を確保するという観点から好ましい一態様である。
本実施形態では、図7に示すように、炎センサ27と制御装置29とは、炎センサ27により取得される信号を制御装置29に伝送する検知信号伝送手段51aと、炎センサ27のON/OFFを切り替える信号を制御装置29から炎センサ27に伝送する制御信号伝送手段51bとにより通信可能に接続されている。同様に、撮像装置28と制御装置29とは、撮像装置28により取得される信号を制御装置29に伝送する画像信号伝送手段52aと、撮像装置28のON/OFFを切り替える信号を制御装置29から撮像装置28に伝送する制御信号伝送手段52bとにより通信可能に接続されている。
ところで、本実施形態においては、炎センサ27は、制御装置29によって常にONの状態に設定されている。一方、撮像装置28は、炎センサ27によって火炎の検知信号が得られた場合に、制御装置29が撮像装置28を強制的にONの状態に切り替える。換言すれば、火災が発生しない場合は、通常、撮像装置28がOFF状態に維持される。このような構成を採用すると、撮像装置28の電力消費量を低減することができるとともに、撮像装置28の駆動による内部部品の無駄な消耗を避けることができる。但し、本実施形態の撮像装置29は、炎センサ27の火炎の検知の有無に関わらず、制御装置29によって所定のタイミング毎に所定時間だけONの状態となるように設定されている。これにより、撮像装置28が正常動作しているか否かを所定期間ごとに確認することができるため、例えば、管理センタが、不意の不具合の発生を早期に把握することができる。
さらに、消火剤噴射ノズル41と制御装置29とは、消火剤噴射ノズル41による噴射開始と停止を切り替える信号を制御装置29から消火剤噴射ノズル41に伝送する制御信号伝送手段53により電気的に接続されている。さらに、本実施形態においては、炎センサ27から制御装置29に対して火炎を検知する信号が伝送された際に、制御装置29によって前述の消火剤噴射ノズル41が強制的に噴射を開始するように切り替えられる。このような構成を採用すると、収納体20の内部に発生した火災を迅速に消火することができる。
また、炎センサ27により取得され伝送された信号及び撮像装置28により取得され伝送された信号は、制御装置29から信号伝送手段54により管理センタ内の表示装置42に伝送される。この信号伝送手段54と表示装置42を備えることにより、炎センサ27により万が一火災の誤検知が生じても、撮像装置28により取得された情報を、遠方であっても表示装置42を用いて視覚的に確認することができる。従って、炎センサ27による検知が誤りである場合には、即座に管理センタから消火剤の噴射を停止させる指令が制御装置29に伝送されることにより、制御装置29が消火剤噴射ノズル41の噴射を停止させることができる。これにより、炎センサ27が火災を誤検知したとしても、収納体20の内部の各設備が消火剤により損傷を受けにくくなる。
加えて、逆に、撮像装置28が上述の所定期間の画像取得動作の際に、火災の画像を取得しているにも関わらず、炎センサが機能しない場合が考えられる。そのような場合は、管理センタから信号伝送手段54を介して制御装置29に対し、消火剤の噴射を開始させるように指示することもできる。
上述のように、炎センサ27の火炎の検知の有無に関わらず、制御装置29によって所定のタイミング毎に所定時間だけ撮像装置28をONの状態にする場合、撮像装置28の強制的な画像取得動作の間隔は、10秒以上60秒以下であることが好ましい。撮像装置28の強制的な画像取得動作の間隔を10秒未満にすると、撮像装置の部品が早い段階で消耗することになる一方、撮像装置28の強制的な画像取得動作の間隔を60秒超にすると、炎センサ27による誤検知による誤った消火剤の噴射を長引かせることになるためである。
<第2の実施形態>
図8は、本実施形態の風力発電装置200を構成する収納体220の内部を収納体220の断面とともに示す側面図であり、図9はその要部を拡大して示す図である。尚、風力発電装置200の全体図は、図1及び図2に示されている。
第2の実施形態の風力発電装置200は、第1の実施形態の風力発電装置100の炎センサ27及び撮像装置28に換えて炎センサ227及び撮像装置228を備える点で、第1の実施形態の風力発電装置100と異なる。その他の構成は、特に言及がない限り第1の実施形態と同じである。
本実施形態の炎センサ227は、第1の実施形態の炎センサ27と同様に、温度センサ又は光センサである。第1の実施形態と同様、炎センサ227は、光センサであることが好ましい。この炎センサ227は、検知面227aがファン26からの空気流を直接受けるように配置される。より好ましくは、検知面227aがファン26に対向して配置される。これにより、火炎により生成される煙によって検知面227aが一旦覆われたとしても、ファン26からの空気流を直接受けるため、検知面227aを覆う煙を除去することができる。その結果、炎センサ227の検知範囲における火炎を確度高く検知することができる。加えて、炎センサ227は、その検知範囲にブレーキ25を含むことが好ましい。これは、上述のとおり、ブレーキ25から火炎が発生する可能性が他の設備と比較して高いためである。
本実施形態の撮像装置228は、第1の実施形態の撮像装置28と同様に、CCDやCMOSを利用したイメージセンサである。この撮像装置228は、炎センサ227と同様に、撮像面228aがファン26からの空気流を直接受けるように配置される。より好ましくは、検知面228aがファン26に対向して配置される。これにより、火炎により生成される煙によって撮像面228aが一旦覆われたとしても、ファン26からの空気流を直接受けるため、撮像面228aを覆う煙を除去することができる。その結果、撮像装置228の撮像範囲における火炎を確度高く撮像することができる。加えて、撮像装置228は、その撮像範囲にブレーキ25を含むことが好ましい。これは、上述のとおり、ブレーキ25から火炎が発生する可能性が他の設備と比較して高いためである。
ところで、上述した第1の実施形態では、検知面27a及び撮像面28aが、ファン26からの空気流及び収納体20の内部の気体の循環流を直接受けないように配置される炎センサ27及び撮像装置28を備える構成を採用しているが、第2の実施形態における炎センサ227及び撮像装置228をさらに備える構成を採用しても良い。
また、上述した各実施形態では、炎センサ27,227及び撮像装置28,228は、発電機21の出力部と電気的に接続されることにより、発電機21が生み出す電気エネルギーを受けて駆動する構成を採用しているが、これに限定されない。例えば、公知のバッテリーを電源として、炎センサ27、227及び撮像装置28、228が駆動する構成を採用しても良い。
さらに、炎センサ27、227及び撮像装置28、228は、発電機21の出力部及びバッテリーの双方と電気的に接続される構成をも適用しうる。この構成であれば、例えば、無風状態で発電機21から電気エネルギーを受けることができない場合であっても、バッテリーから電気エネルギーを受けて駆動することができる。
また、上述した実施形態における風力発電装置100、200は、収納体20の内部に消火剤噴射ノズル41を備える構成を採用しているが、これに限定されない。例えば、消火剤噴射ノズル41を備えない構成であっても、撮像装置28、228を備えるため、炎センサ27、227の検知信号の正誤を確認することができる。従って、炎センサ27、227の誤検知である場合には、収納体20の内部への消火設備の運搬する必要がないことが容易に把握されるため、人的物的な無駄を省くことができる。以上に述べたとおり、本発明の範囲内に存在する変形例もまた、特許請求の範囲に含まれるものである。
本発明は、種々の形態の風力発電装置又は風量発電装置における火災検知方法として広く利用され得る。
本発明の1つの実施形態における風力発電装置を示す正面概略図である。 本発明の1つの実施形態における風力発電装置を示す側面概略図である。 本発明の1つの実施形態における風力発電装置を構成する収納体の内部を収納体の断面とともに示す側面図である。 図3における要部を拡大して示す図である。 本発明の1つの実施形態における風力発電装置を構成する収納体の内部を示す斜視図である。 本発明の1つの実施形態における風力発電装置を構成する収納体の内部を示す上面図である。 本発明の1つの実施形態における風力発電装置を構成する伝送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態における風力発電装置を構成する収納体の内部を収納体の断面とともに示す側面図である。 図8における要部を拡大して示す図である。
符号の説明
10 風車
11 ブレード
20,220 収納体
21 発電機
22 主軸
23 増速機
24 第2軸
25 ブレーキ
26 ファン
27,227 炎センサ
27a,227a 検知面
28,228 撮像装置
28a,228a 撮像面
29 制御装置
30 支柱
41 消火剤噴射ノズル
42 表示装置
51a 検知信号伝送手段
51b 制御信号伝送手段
52a 画像信号伝送手段
52b 制御信号伝送手段
53 制御信号伝送手段
54 信号伝送手段
100,200 風力発電装置

Claims (10)

  1. 風車の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機と、
    前記風車の回転を前記発電機に伝達する回転軸と、
    前記発電機及び前記回転軸を収める収納体と、
    空気流を起こし、前記収納体内部で前記空気流の循環流を生じさせるファンと、
    前記収納体内部で発生する火炎を検知する炎センサと、
    前記収納体内部を撮像するとともに、撮像面が前記空気流及び前記循環流を直接受けないように配置される撮像装置と、
    前記撮像装置により取得される画像を遠方の表示装置に伝送する伝送手段とを備える
    風力発電装置の火災検知システム。
  2. 風車の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機と、
    前記風車の回転を前記発電機に伝達する回転軸と、
    前記発電機及び前記回転軸を収める収納体と、
    空気流を起こし、前記収納体内部で前記空気流の循環流を生じさせるファンと、
    前記収納体内部で発生する火炎を検知する炎センサと、
    前記収納体内部を撮像するとともに、撮像面が前記空気流を直接受けるように配置される撮像装置と、
    前記撮像装置により取得される画像を遠方の表示装置に伝送する伝送手段とを備える
    風力発電装置の火災検知システム。
  3. 前記回転軸の回転を停止させるブレーキをさらに備え、
    前記炎センサの検知範囲は、少なくとも前記ブレーキを含むとともに、
    前記撮像装置の撮像範囲は、少なくとも前記ブレーキを含む
    請求項1又は請求項2に記載の風力発電装置。
  4. 前記炎センサにより火炎が検知された場合に、前記撮像装置をOFF状態からON状態に切り替える制御装置をさらに備える
    請求項1又は請求項2に記載の風力発電装置の火災検知システム。
  5. 前記制御装置は、さらに、前記炎センサによる火炎検知の有無に関わらず、前記撮像装置を所定タイミング毎にON状態に切り替える
    請求項4に記載の風力発電装置の火災検知システム。
  6. 前記炎センサと連携し、前記収納体内部に発生した火炎に対して消火剤を噴射させる消火剤噴射ノズルと、
    前記制御装置は、さらに、遠方からの通信手段により前記ノズルによる消火剤の噴射開始と停止とを制御する
    請求項4に記載の風力発電装置の火災検知システム。
  7. 前記炎センサ及び前記撮像装置は、前記発電機により変換される電気エネルギーにより駆動する
    請求項1又は請求項2に記載の風力発電装置の火災検知システム。
  8. 前記炎センサは、光センサである
    請求項1又は請求項2に記載の風力発電装置の火災検知システム。
  9. 風車の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機と、前記風車の回転を前記発電機に伝達する回転軸とを備える風力発電装置の火炎検知方法であって、
    前記発電機及び前記回転軸を収める収納体の内部で発生する火炎を炎センサにより検知する工程と、
    前記炎センサによって前記火炎が検知された場合に、前記収納体の内部を撮像する撮像装置によって前記火炎を撮像する工程と、
    前記撮像装置により取得される画像を遠方の表示装置に伝送する工程と、
    空気流を起こし、前記収納体内部で前記空気流の循環流を生じさせるファンにより、前記空気流及び前記循環流が前記撮像面に向かないように前記空気流を形成する工程とを備える
    風力発電装置の火炎検知方法。
  10. 風車の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機と、前記風車の回転を前記発電機に伝達する回転軸とを備える風力発電装置の火炎検知方法であって、
    前記発電機及び前記回転軸を収める収納体の内部で発生する火炎を炎センサにより検知する工程と、
    前記炎センサによって前記火炎が検知された場合に、前記収納体の内部を撮像する撮像装置によって前記火炎を撮像する工程と、
    前記撮像装置により取得される画像を遠方の表示装置に伝送する工程と、
    空気流を起こし、前記収納体内部で前記空気流の循環流を生じさせるファンにより、前記撮像面に直接向くように前記空気流を形成する工程とを備える
    風力発電装置の火炎検知方法。
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