JP2010004950A - 電子機器 - Google Patents

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伸 大道
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Abstract

【課題】表示部の画面を確認しつつ操作部を使用する場合には良好な操作性を確保することができるとともに、操作部を使用しない場合には表示部の画像確認を可能にしつつ良好なコンパクト性を確保することができる携帯型の電子機器を提供する。
【解決手段】略長方形のおもて面及び裏面を有する板形状の筺体2と、筐体2と略同形状を有する筐体3と、筺体2の裏面と筺体3のおもて面とを連結しながらスライドさせるスライド機構と、筺体2のおもて面に設けられた表示部201と、筺体3のおもて面の長辺方向における両端部分のそれぞれに設けられた二つの操作部301〜304とを有する。スライド機構は、筺体2によって筺体3のおもて面が覆われた第1の姿勢状態と、筺体3の二つの操作部が露出した第2の姿勢状態とを取り得るように、筺体2と筺体3とが相対的にスライド可能に構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯型の電子機器に関するものである。
例えば、特許文献1には、2つのハウジングをヒンジを介して折り畳み可能に連結し、それぞれのハウジングの内側に液晶表示部を備え、広範囲のマップと狭範囲のマップを表示することができる携帯型ゲーム装置が開示されている。この携帯型ゲーム装置では、折り畳んで持ち運び、外出先や電車の中でもハウジングを開いて液晶表示部を露出させることによりゲームを楽しむことができる。また、特許文献2には、補助操作装置に携帯電話機を装着した携帯ゲームシステムが開示されている。
特開2005−168764号公報 特開2005−253709号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の携帯ゲーム装置では、折り畳まれた2つのハウジングを開かないと液晶表示部が露出しないため、折り畳んだ状態では液晶表示部の画面へ各種画像を表示しても利用者は当該画面を確認することができない。そのため、携帯ゲーム装置を折り畳んだ状態でゲームをしたり液晶表示部に各種画像を表示して他の用途に使用したりすることはできない。また、上記特許文献2に記載の携帯ゲームシステムでは、補助操作装置に携帯電話機を装着してゲームをするので、コンパクト性に欠け、外出先で手軽にゲームを楽しむことの妨げとなるおそれがある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、表示部の画面を確認しつつ操作部を使用する場合には良好な操作性を確保することができるとともに、操作部を使用しない場合には表示部の画像確認を可能にしつつ良好なコンパクト性を確保することができる携帯型の電子機器を提供することである。
本発明は、携帯型の電子機器を提供する。この電子機器は、第1の筺体と第2の筐体とスライド機構とを有する。第1の筺体は、略長方形のおもて面及び裏面を有し、板形状になっている。第2の筺体は、第1の筐体と略同形状を有している。スライド機構は、第1の筺体の裏面と第2の筺体のおもて面とを連結しながらスライドさせる。表示部は、第1の筺体のおもて面に設けられている。操作部は、第2の筺体のおもて面の長辺方向における両端部分のそれぞれに設けられている。上記スライド機構は、第1の筺体によって第2の筺体のおもて面が覆われた第1の姿勢状態と、第2の筺体の二つの操作部が露出した第2の姿勢状態とを取り得るように、第1の筺体と第2の筺体とが相対的にスライド可能に構成されている。
また、上記電子機器において、上記第2の姿勢状態は、第1の筺体のおもて面の一方の短辺と第2の筺体のおもて面の一方の長辺とが同一の仮想面に沿って位置する姿勢状態であってもよい。
また、上記電子機器において、上記スライド機構は、第2の筺体のおもて面の長辺に沿った方向における両端部分が露出した状態で第1の筺体の中央部と第2の筺体の中央部とが重なる第3の姿勢状態を更に取り得るように、第1の筺体と第2の筺体とが相対的にスライド移動可能に構成してもよい。もしくは、上記電子機器において、第2の姿勢状態は、第2の筺体のおもて面の両端部分が露出した状態で第1の筺体の中央部と第2の筺体の中央部とが重なる姿勢状態であってもよい。
また、上記電子機器において、第1の姿勢状態と第2の姿勢状態との間の姿勢変化において第1の筺体の裏面と第2の筺体の前記操作部とが干渉しないように、第2の筺体のおもて面の両端部分を凹状に形成してもよい。また、上記電子機器において、上記凹状の部分は、第2の筺体のおもて面における外周端部以外の部分に形成してもよい。
また、上記電子機器において、第1の筺体のおもて面及び第2の筺体のおもて面それぞれを平面状に形成し、第1の姿勢状態と第2の姿勢状態との間の姿勢変化において第1の筺体の裏面と第2の筺体の操作部と干渉しないように、第1の筺体の裏面の長辺に沿った方向における両端部分を薄肉形状にしてもよい。
本発明によれば、第1の姿勢状態では、第1の筺体の裏面で第2の筺体のおもて面の全体を覆うように重なり、第2の筺体がコンパクトに収納された状態となり、ユーザは第1の筺体のおもて面に配置された表示部の画像を見ることができる。第2の姿勢状態では、第1の筺体と第2の筺体とが相対的にスライド移動して第2の筺体の両端部分にある二つの操作部が露出した状態となり、ユーザは表示部を見ながら操作を行い電子機器を使用することができる。
(第1の実施形態)
図1から図3は本実施形態に係る携帯型の電子機器である携帯ゲーム装置1の外観構成の斜視図である。携帯ゲーム装置1は、主に板形状の二つの筐体2,3から構成されている。図1は、筺体2の裏面全体と筺体3のおもて面全体とが重なりあっている状態(スライド前状態)を示している。図2は、筺体2を横長状態から縦長状態に切り換える途中の状態(筐体2と筐体3とがズレた状態)を示している。図3は筺体2を横長状態から縦長状態(筐体2と筐体3とが垂直にクロスした状態)に切り換えた状態(スライド後状態)を示している。
図4は本携帯ゲーム装置1の概略構成の一例を示すブロック図である。携帯ゲーム装置1は、図4に示すように、制御手段としての制御部100と、表示手段としての表示部200と、操作手段としての操作部300と、記憶手段としての記憶部400と、音出力手段としての音出力部500と、筺体スライド位置検出部600とを備えている。
制御部100は、例えばCPU、キャッシュメモリ、ROM、システムバス等で構成され、所定の制御プログラムを実行することにより、記憶部400との間でデータの送受信を行ったり、各部を制御したりする。表示部200としての液晶表示部201は、制御部100から送られてきた描画データに基づいて画像を表示する。液晶表示部201は、記憶部400に保存されている画像データ等に基づいて各種画像が表示される。操作部300は、後述する方向指示スイッチ301等から構成され、ゲームプレイヤの操作に基づいて、制御部100に各種操作スイッチの信号を入力する。
記憶部400は、例えばRAMやROMなどの半導体メモリで構成され、制御部100で実行する制御プログラムや各種データを記憶するものである。なお、これらの記憶手段としては、RAMやROM等の内部メモリに限らず、携帯ゲーム装置本体に着脱可能なメモリーカード、ICカード等の記憶媒体を用いてもよい。音出力部500は、制御部100でデジタル信号から変換されたアナログ信号が入力され、操作スイッチの操作音やゲームの効果音等を出力する。筺体スライド位置検出部600は、筺体2と筺体3とのスライド位置を検出し、このスライド位置検出信号に基づいて制御部100は液晶表示部201に表示する画像の縦横方向を切り換える。
本実施形態の携帯ゲーム装置1は、図3に示すように、おもて面に液晶表示部201を有する筺体2と、おもて面に方向指示スイッチ301等を有する筺体3とを備えている。これら筺体2と筺体3とは、スライド機構4(図5参照)によって筺体2を右回りに約90度スライド可能に連結されている。筺体2と筺体3とは、図示しない接続手段により、電気的に接続されており、図1のスライド前状態と図3のスライド後状態とに切換可能である。
上記筺体2は、略長方形のおもて面及び裏面を有する板形状を有する。具体的には、横長状態における下端部が直線状に形成されており、各角部はデザイン上又は安全上の観点から丸面取りされており、高強度の樹脂成型品若しくはアルミニウム合金ダイカスト等の金属鋳造品よりなる。上記液晶表示部201は、左右に長い横長矩形状であり、筺体2の大部分を占めるように配置されている。
上記液晶表示部201の上面には、タッチパネル203が装着される。タッチパネル203は、例えば、抵抗膜方式、光学式(赤外線方式)、静電容量結合式の何れの種類でもよく、液晶表示部201に表示されたアイコンの選択又は操作や、座標入力指示等に用いられる。液晶表示部201の画面上にはソフトキー211が設けられており、このソフトキー211は液晶表示部201の画面上の下部に表示される操作アイコンに対応した操作を行うもので、動作中のアプリケーションによって割り当てが切り替わるキーである。
筺体2の側面の一部には、図3に示すように、タッチパネル203を操作するスティック204を収納するための収納孔205が形成される。この収納孔205には、スティック204が収納される。また、筺体2の収納孔205の近傍には、ゲームプログラムを記憶したメモリを内蔵したゲームカートリッジ206を着脱自在に装着するためのカートリッジ挿入部207が形成される。カートリッジ挿入部207の内部には、ゲームカートリッジ206と電気的に接続するためのコネクタ(図示せず)が内蔵される。なお、図3に示す例では、カートリッジ挿入部207を筺体2の上部側面に設けたが、これに限らず筺体2,3の任意の側面に設けてもよい。
上記筺体3は、筐体2と略同形状を有する。具体的には、図3に示すように、筺体2と同様に横長状態における下端部が直線状に形成され、各角部はデザイン上又は安全上の観点から丸面取りされている。上記操作部300は、筺体3のおもて面の長辺方向における両端部分のそれぞれに設けられている。筺体3のおもて面には、上記二つの操作部300として、左側に方向指示スイッチ301と、右側にスタートスイッチ302、セレクトスイッチ303、4つの動作スイッチ304a、304b、304x、304yとが設けられている。方向指示スイッチ301は、プレイヤによって操作可能なプレイヤオブジェクト(又はプレイヤキャラクタ)の移動方向の指示や、カーソルの移動方向の指示等に用いられる。4つの動作スイッチ304a〜304yは、方向指示以外の動作等に使用される。必要に応じて、動作スイッチをさらに追加したり、筺体3における操作スイッチの装着領域の上部面(上部側面)に側面スイッチを設けたりしてもよい。
なお、携帯ゲーム装置1では、液晶表示部201が横長状態と縦長状態とのいずれにおいても、プレイヤは液晶表示部201を見ながら操作できるようになっている。つまり、筺体2をスライドさせずに液晶表示部201が横長状態のときには、液晶表示部201の上面に設けられたタッチパネル203をスティック204若しくは指で操作して、比較的操作が簡単なゲームをしたり、動画や音楽の再生をしたりすることができるようになっている。また、筺体2をスライドさせて液晶表示部201が縦長状態となったときに、筺体3の左右両側に操作部300が現出し、おもて面から見たときに逆T字型(すなわち、筺体2のおもて面の一方の短辺と筺体3のおもて面の一方の長辺とが同一の仮想面に沿って位置する状態)となり、縦長状態の液晶表示部201を見ながら、両手で筺体3を持ち、指で操作部300のスイッチ類を操作して、より操作が複雑なゲームを楽しむことができるようになっている。
図5は、筺体2の連結部のスライド状態を説明する説明図である。スライド機構4は、筺体2の裏面と筺体3のおもて面とを連結しながらスライドさせる。本実施形態におけるスライド機構4は、筺体3の操作面側に設けられ上下方向に延びる直線状の第1ガイド溝41と、筺体3の操作面側に設けられ上下方向に延びかつ中凸状に湾曲した曲線状の第2ガイド溝42と、筺体3の内部側に設けられ上記第1ガイド溝41にスライド自在に係合する第1段付ガイドネジ43と、筺体3の内部側に設けられ上記第2ガイド溝42にスライド自在に係合する第2段付ガイドネジ44と、上記第2段付ガイドネジ44を右方向に付勢するコイルスプリング45と、上記コイルスプリング45を保持するスプリング固定突起46と、筺体2の裏面側に設けられ上記第1段付ガイドネジ43のネジ部と螺合する第1タップ(不図示)と、筺体2の裏面側に設けられ上記第2段付ガイドネジ44のネジ部と螺合する第2タップ(不図示)とを備えている。
上記第1段付ガイドネジ43の段付部の高さは、筺体3の上記第1ガイド溝41が設けられた周囲の厚さよりも0.1〜0.2mm程度大きく形成されているので、第1段付ガイドネジ43が筺体2に設けられた第1タップと螺合して筺体2に固定された状態において、筺体2と筺体3とをスライド可能に連結するようになっている。また同様に、上記第2段付ガイドネジ44の段付部の高さは、筺体3の上記第2ガイド溝42が設けられた周囲の厚さよりも0.1〜0.2mm程度大きく形成されているので、第2段付ガイドネジ44が筺体2に設けられた第2タップと螺合して筺体2に固定された状態において、筺体2と筺体3とをスライド可能に連結するようになっている。
上記コイルスプリング45は、上記スプリング固定突起46により右端部が保持され、上記第2ガイドネジ44を右側に付勢するように伸縮自在に設けられており、このコイルスプリング45の弾性力により、筺体2が横長状態から縦長状態となるのを付勢し、かつ縦長状態から横長状態となるのを付勢するように構成されている。コイルスプリング45は、上記第2段付ガイドネジ44が上記第2ガイド溝42の左端部近傍にあるとき最も引っ張られるようになっている。このことで、第2段付ガイドネジ44が第2ガイド溝42の左端部近傍にあるときにコイルスプリング45の力が最も蓄えられ、第2段付ガイドネジ44がこの左端部から右側に向かうことで、横長状態から縦長状態へ若しくは縦長状態から横長状態への切換がコイルスプリング45によってアシストされる。
このように、スライド機構4を設けることで、簡単な構造で確実に縦長状態又は横長状態に切換操作が可能となる。また、スライド機構4は筺体2の裏面と筺体3のおもて面とに設けられるので、携帯ゲーム装置1がコンパクトなものとなる。なお、本発明は、上記のような構成に限定されず、筺体2によって筺体3のおもて面が覆われた第1の状態と、筺体3の長手方向の両端部にある操作部300が露出する第2の状態とを取り得るように、筺体2と筺体3とが相対的にスライド可能に構成されていれば足りる。
また、筺体3の上記第2ガイド溝42の上下方向両端部側に、筺体スライド位置検出部600としての一対のマイクロリミットスイッチ601、602が備えられている。これらマイクロリミットスイッチ601、602が、上記第2段付ガイドネジ44のネジ頭部44cを検出することによって、筺体2の液晶表示部201が横長方向か縦長方向かを検出する。つまり、第2段付ガイドネジ44が第2ガイド溝42の上端部にあるときはネジ頭部44cがマイクロリミットスイッチ601のレバー601aを押接し、マイクロリミットスイッチ601のON信号が制御部100に送られる。これにより制御部100では、筺体2の液晶表示部201が横長方向であると判断し、横長方向に対応した画像を表示するように制御することができる。一方、第2段付ガイドネジ44が第2ガイド溝42の下端部にあるときはネジ頭部44cがマイクロリミットスイッチ602のレバー602aを押接し、マイクロリミットスイッチ602のON信号が制御部100に送られる。これにより制御部100では、筺体2の液晶表示部201が縦長方向であると判断し、縦長方向に対応した画像を表示するように制御することができる。なお、筺体2がスライド移動の途中にある状態では、一対のマイクロリミットスイッチ601、602はいずれも第2段付ガイドネジ44のネジ頭部44cを検出しないので、ON信号が制御部100に出力されない。この場合には、制御部100は液晶表示部201に直前の表示画面方向を維持するか若しくは画像を表示しない制御を行う。
図6は本実施形態に係る音出力手段の説明図である。筺体3のスライド機構4近傍には外側に広がるように形成されたテーパ部33、34と、これらのテーパ部33、34に音抜き孔501、502とが形成されている。また、音抜き孔501、502の筺体3内側にスピーカ503、504が配設されている。これらスピーカ503、504は、音出力部500でデジタル信号から変換されたアナログ信号が入力され、ゲームの効果音や音楽を出力したり、スイッチ類の操作音などを出力したりする。このスピーカ503、504、音抜き孔501、502及び音出力部500からなる音発生手段は、制御部100で制御することができる。また、上記テーパ部33、34は外側に広がるように形成されているので、筺体2を縦長方向にスライドさせた状態では、スピーカ503、504から出力された音は、音抜き孔501、502を通った後、テーパ部33、34と筺体2の裏側との間で拡声され外部に放出される。これにより、小さい出力でより大きな音を出すことができる。
また、筺体3の操作スイッチ類が設けられた左右の操作面は、筺体3のおもて面における外周端部以外の部分、具体的には、外周端部やスライド機構4よりも低い凹部(凹状の部分)31、32が形成されている。これにより、筺体2の液晶表示部201が横長状態の時や筺体2のスライド中において、操作スイッチの突出が筺体2の裏面と干渉しないようになっている。また、筺体2の液晶表示部201を横長方向にして収容した状態では、筺体2と筺体3との間の隙間がないので、内部へのゴミや埃の侵入を防ぐことができる。また、筺体2の液晶表示部201を縦長方向にしてプレイヤがゲームをする際には、筺体3の左右の凹部31、32にプレイヤの親指が位置し、左右側外周端部の凸部が滑り止めとなり、携帯ゲーム装置1を滑らないように確実に把持することができる。なお、筐体2のおもて面及び筺体3のおもて面それぞれを平面状に形成する場合もある。その場合、図7に示すように、前記第1の姿勢状態と前記第2の姿勢状態との間の姿勢変化において筺体2の裏面と筺体3の操作部とが干渉しないように、筺体2の裏面の長辺に沿った方向における両端部分を薄肉形状にする。図7の例では、筺体2の裏面の外周端部には、方向指示スイッチ301等との干渉を防ぐ凹部23が形成されており、かつ筺体3のおもて面は凹凸がないフラットに形成されている。筺体3のおもて面には音抜き孔501、502が形成され、これら音抜き孔501、502の筺体内側にスピーカ503、504が配設されている。筺体2をスライドさせず横長状態で収容した状態で、筺体2と筺体3との間に隙間があり、スピーカ503、504から出力された音は、音抜き孔501、502を通った後、テーパ部21、22と筺体3のおもて面との間で拡声され外部に放出される。これにより、筺体2をスライドさせず横長状態で収容した状態でも音が出るので、この状態でゲームしたり音楽を聞いたりすることができる。
本実施形態によれば、表示部200の画面を確認しつつ操作部300を使用する場合には良好な操作性を確保することができるとともに、操作部300を使用しない場合には表示部200の画像確認を可能にしつつ良好なコンパクト性を確保することができる。
(第2の実施形態)
通常、プレイヤは、表示画面を鉛直方向に真っ直ぐ立ててゲームするのではなく、表示画面の下部を手前側にして上部を奥側にするように表示画面を斜めにしてゲームをする。すると図3に示す逆T字型では、携帯ゲーム装置1の重心位置が上下方向中央部より上方に位置するので、プレイヤが筺体3の左右両端部側を持つと、携帯ゲーム装置1の上部を前方から後方に向けて倒し込むように作用するモーメント力が働き、プレイヤの手が疲れるおそれがある。これに対して、スライド機構4は、筺体3のおもて面の操作部300が設けられた両端部分が露出したままで筺体2の中央部と筺体3の中央部とが重なる状態、すなわち図8に示す十字型の状態では、携帯ゲーム装置1の重心位置が上下方向中央部付近に位置し、携帯ゲーム装置1の上部を前方から後方に向けて倒し込むように作用するモーメント力が小さくなるので、プレイヤが長時間筺体3を持ってゲームしても、上記逆T字型の状態に比べて、持つ手の疲れを軽減することができる。
本実施形態のスライド機構4は、筐体2と筐体3とが相対的にスライド可能に構成されており、例えば、図3の逆T字型の状態からさらに下方向にスライドさせるように力を加えることで固定されてもよいが、図9のように、筺体2の裏面と筺体3のおもて面とを貫通して、筺体2と筺体3とを回転自在に支持する回転支持軸53を備えてもよい。この回転支持軸53は、筺体2の裏面の中央部と筺体3のおもて面の中央部とを回転自在に支持するので、筺体3が筺体2で覆われて収納された状態から、筺体2を回転させて筺体2と筺体3とを十字型の状態にすることができる。
なお、第1および第2の実施形態の携帯ゲーム装置1は、携帯電話機能を備えることも可能である。その場合、携帯電話機能の主な要素であるテンキーや受話口等は、携帯ゲーム装置1の背面に備えても良いし、筐体2の表示部がある正面側に設けられてもよい。これにより、一つの電子機器でゲームを楽しむことができるとともに、通話やメールの送受信ができる。これにより、携帯ゲーム装置と携帯電話とを別々に携帯する場合に比べ、携帯性に優れ操作性が良好な電子機器を提供できるとともに、ユーザの金銭的負担を軽減することも可能となる。
第1の実施形態に係る携帯ゲーム装置の斜視図。 第1の実施形態に係る携帯ゲーム装置の斜視図。 第1の実施形態に係る携帯ゲーム装置の斜視図。 本実施形態に係る携帯ゲーム装置のシステム構成図。 携帯ゲーム装置のスライド状態を示す説明図。 音出力手段の説明図。 変形例に係る筺体の説明図。 第2の実施形態に係る携帯ゲーム装置の斜視図。 第2の実施形態に係る携帯ゲーム装置の斜視図。
符号の説明
1 携帯ゲーム装置
2,3 筺体
4 スライド機構
33,34 テーパ部
41,42 ガイド溝
43,44 段付ガイドネジ
45 コイルスプリング
53 回転支持軸
100 制御部
200 表示部
201 液晶表示部
203 タッチパネル
206 メモリカード
300 操作部
400 記憶部
500 音出力部
501,502 音抜き孔
503,504 スピーカ
600 筺体スライド位置検出部
601,602 マイクロリミットスイッチ

Claims (7)

  1. 携帯型の電子機器であって、
    略長方形のおもて面及び裏面を有する板形状の第1の筺体と、
    前記第1の筐体と略同形状を有する第2の筐体と、
    前記第1の筺体の裏面と前記第2の筺体のおもて面とを連結しながらスライドさせるスライド機構と、
    前記第1の筺体のおもて面に設けられた表示部と、
    前記第2の筺体のおもて面の長辺方向における両端部分のそれぞれに設けられた二つの操作部とを有し、
    前記スライド機構は、前記第1の筺体によって前記第2の筺体のおもて面が覆われた第1の姿勢状態と、前記第2の筺体の前記二つの操作部が露出した第2の姿勢状態とを取り得るように、前記第1の筺体と前記第2の筺体とが相対的にスライド可能に構成されていることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1の電子機器において、
    前記第2の姿勢状態は、前記第1の筺体のおもて面の一方の短辺と前記第2の筺体のおもて面の一方の長辺とが同一の仮想面に沿って位置する状態であることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2の電子機器において、
    前記スライド機構は、前記第2の筺体のおもて面の前記操作部が設けられた両端部分が露出した状態で前記第1の筺体の中央部と前記第2の筺体の中央部とが重なる第3の姿勢状態を更に取り得るように、前記第1の筺体と前記第2の筺体とが相対的にスライド可能に構成されていることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1の電子機器において、
    前記第2の姿勢状態は、前記第2の筺体のおもて面の前記両端部分が露出した状態で前記第1の筺体の中央部と前記第2の筺体の中央部とが重なった状態であることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1、2、3又は4の電子機器において、
    前記第1の姿勢状態と前記第2の姿勢状態との間の姿勢変化において前記第1の筺体の裏面と前記第2の筺体の前記操作部とが干渉しないように、前記第2の筺体のおもて面の前記両端部分を凹状に形成したことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5の電子機器において、
    前記凹状の部分は、前記第2の筺体のおもて面における外周端部以外の部分に形成されていることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1、2、3又は4の電子機器において、
    前記第1の筺体のおもて面及び前記第2の筺体のおもて面それぞれを平面状に形成し、
    前記第1の姿勢状態と前記第2の姿勢状態との間の姿勢変化において前記第1の筺体の裏面と前記第2の筺体の前記操作部と干渉しないように、前記第1の筺体の裏面の長辺に沿った方向における両端部分を薄肉形状にしたことを特徴とする電子機器。
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