JP2010004136A - 通信端末装置、通信制御方法、およびプログラム - Google Patents

通信端末装置、通信制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信相手が同じコンテンツを視聴していない場合や保存していない場合であっても、端末のユーザとその人が希望する他人との間で、同じコンテンツを共有した状態でコンテンツに関連のあるメッセージを交換したり、コンテンツの再生時に関連のある過去のメッセージを自動的に対応付けたりすることが可能な通信端末装置を提供する。
【解決手段】通信端末装置100は、他の通信端末装置から情報を受信するための受信部112と、情報を保存するための情報テーブル105と、情報テーブル105により情報を保存する際に所定の制御を行うコンテンツ情報抽出部115と、を有する。コンテンツ情報抽出部115は、受信部112によって他の通信端末装置との間で情報交換するためのセッションのセッション識別情報を含む情報を受信した場合、この情報に含まれたコンテンツ識別情報を情報テーブル105に保存する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばテレビ番組のように音声を含む動画情報や、時系列で変化する音声などのオーディオ情報や、多数の静止画情報の集合のような様々なコンテンツを、通信端末を経由して通信可能な複数のユーザ同士の間で共有したり、コンテンツに付随するメッセージ等を共有したりすることが可能な通信端末装置および通信制御方法並びにプログラムに関する。
例えば、同じ室内に存在する複数の人の間では、室内のテレビ受像機に表示されているあるテレビ番組等のコンテンツについて、それを見ながらリアルタイムで議論することができる。しかし、議論する複数の人が互いに離れた場所に存在する場合には、共通のコンテンツについて議論等をするのは困難である。携帯電話端末や通信可能なパーソナルコンピュータを用いることにより遠隔地のユーザ同士がメッセージを交換することはできるが、共通のコンテンツを複数のユーザ同士が同時に視聴できる環境にあるとは限らないし、複数のユーザ同士が同時にメッセージを交換できる環境にあるとも限らないし、複数のユーザの間で議論の対象となるコンテンツや場面を正しく特定できるとも限らないからである。
複数の人の間で情報交換するための方法の一例として、テレビジョン放送の番組などを視聴する際に、遠隔地に存在する複数のユーザ同士が受像機上に表示された同じ映像を同時に見ながら、映像情報についてチャットなどのメッセージを情報交換することが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、各ユーザが操作可能な複数の通信端末をネットワークおよびサーバを経由して互いに接続し、テレビ番組等を表す識別情報をサーバで照合したり、通信端末同士の間でメッセージを交換することが知られている。
また、インターネット上などに配置される電子掲示板システムを用いて、複数のユーザが特定のテレビ番組等について議論したり、情報交換したりすることが行われている(例えば、特許文献2参照)。具体的には、利用者が電子掲示板に発言を書き込む際に、発言が参照する番組やシーンを特定するための参照情報を発言内容と共に登録する。参照情報については、番組が放送された際の放送局および参照箇所が放送された時刻からなり、所定の書式に整形されてサーバからユーザの端末に送信される。
また、複数の学生が通信端末を用いて学習するためのマルチメディアシステムが知られている(例えば、特許文献3参照)。具体的には、通信端末を操作する講師と学生とがオンラインで互いに接続し、講義ファイル等のマルチメディア情報を実時間で双方向に交換したり、講義等の内容を録画して登録したり編集したりすることが知られている。
特開2003−150529号公報 特開2004−30327号公報 特開2002−202941号公報
特許文献1の技術では、同一のコンテンツを既に同時に視聴している人同士の間で、メッセージを交換し議論することはできる。しかし、同一のコンテンツを視聴していなかった人との間でメッセージを交換することはできない。また、特定のコンテンツを視聴しているある人が特定の友人等との間でそのコンテンツについて議論したい場合であっても、該当する友人が同じコンテンツを視聴していない限り議論することはできないし、コンテンツを友人に紹介することもできない。また、同一のコンテンツを同時に視聴している人同士の間でメッセージを交換できた場合であっても、その後に過去のメッセージと該当するコンテンツの場面とを対応付けるためには、メッセージを交換した人がそれぞれメッセージと該当するコンテンツの場面とを対応付けて覚えておく必要があり、時間の経過と共に忘れ去られることが多いため、メッセージの利用価値が低下する可能性がある。
特許文献2の技術では、電子掲示板と通信ネットワークおよび通信端末を利用することにより複数のユーザ同士の間でコンテンツについて議論することができる。しかし、この技術では、議論の対象になっているコンテンツが、それぞれのユーザの端末機器上に既に録画されて存在していることを前提としているので、該当するコンテンツのデータを録画していなかったユーザは再放送の予定がない限り議論に参加することはできない。例えば、あるコンテンツに対するメッセージがコンテンツへのリンク(参照情報)と共に電子掲示板に書き込まれた後で、電子掲示板上のメッセージに興味を持ったあるユーザが、電子掲示板上のリンクをクリックすることにより、該当するコンテンツを認識し、そのコンテンツを放送の受信により取得および録画しようとしても、メッセージの発信者が参照していたコンテンツの場面(議論の対象になっている場面)については既に放送済みであるため、再放送されない限り録画は不可能である。また、電子掲示板に対してメッセージを書き込むたびに、ユーザは参照しているコンテンツに関するリンクの情報も同時に登録する必要があり、ユーザにとって煩わしい入力操作が必要になるのは避けられない。また、電子掲示板に対してメッセージを書き込むたびに、参照しているコンテンツに関するリンクの情報がネットワーク上に送信されることになるので、ネットワークのトラフィックも増大する。
特許文献3の技術では、ユーザ同士が発信したメッセージ等を共有することができないし、ユーザが発信したメッセージと特定のコンテンツとを対応付けることもできない。
本発明は、上記のような不便な点を改良すると共に、通信相手が同じコンテンツを視聴していない場合や保存していない場合であっても、端末のユーザとその人が希望する他人との間で、同じコンテンツを共有した状態でコンテンツに関連のあるメッセージを交換したり、コンテンツの再生時に関連のある過去のメッセージを自動的に対応付けたりすることが可能な通信端末装置、通信制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の通信端末装置は、他の通信端末装置から情報を受信するための受信部と、情報を保存するための記憶部と、前記記憶部により情報を保存する際に所定の制御を行う制御部とを有し、前記制御部が、前記受信部によって他の通信端末装置との間で情報交換するためのセッションのセッション識別情報を含む前記情報を受信した場合、前記情報に含まれたコンテンツ識別情報を前記記憶部に保存する構成としている。
また、セッションとは、他の通信端末装置との間で行われる情報交換のための通信接続の開始から終了までの一連の通信を示す。
この構成により、通信相手が同じコンテンツを視聴していない場合や保存していない場合であっても、端末のユーザとその人が希望する他人との間で、同じコンテンツを共有した状態でコンテンツに関連のあるメッセージを交換したり、コンテンツの再生時に関連のある過去のメッセージを自動的に対応付けたりすることが可能になる。
また、本発明の第2の通信端末装置は、前記セッションにおいて前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツに関するメッセージを前記受信部によって受信した場合、前記セッション識別情報と前記メッセージとを関連付けて保存するメッセージ履歴保持部を有する構成としている。
この構成により、セッション毎にメッセージを確認することが可能となる。例えば、あるセッションに参加する前にセッションにおいてやり取りされていたメッセージについても、セッション参加時に他の参加者からコンテンツ識別情報、セッション識別情報とともに取得して、どのコンテンツのどのセッションについてのメッセージであるかを即時に把握することが可能となる。
また、本発明の第3の通信端末装置は、他の通信端末装置へ情報を送信するための送信部と、前記セッションにおいて前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツに関するメッセージを前記送信部によって送信した場合、前記セッション識別情報と前記メッセージとを関連付けて保存するメッセージ履歴保持部とを有する構成としている。
この構成により、セッション毎にメッセージを確認することが可能となる。例えば、メッセージの送信から長時間を経過した後に再度、所定のコンテンツの所定のセッションのメッセージを確認することが容易である。
また、本発明の第4の通信端末装置は、前記メッセージ履歴保持部が、前記受信部によって受信されたメッセージの入力が他の通信端末装置において開始されたときの前記コンテンツの再生点を示す情報を再生点情報として、前記識別情報およびメッセージと対応付けて保存する構成としている。
この構成により、例えば、あるセッションに参加する前にセッションにおいてやり取りされていたメッセージやそのメッセージがコンテンツ視聴時のどの時点で生成されたかについても、セッション参加時に他の参加者からコンテンツ識別情報、セッション識別情報、メッセージとともに再生点情報を取得して、どのコンテンツのどのセッションのコンテンツにおけるどの時点についてのメッセージであるかを即時に把握することが可能となる。
また、本発明の第5の通信端末装置は、前記メッセージ履歴保持部が、前記送信部によって送信されたメッセージの入力が当該通信端末装置において開始されたときの前記コンテンツの再生点を示す情報を再生点情報として、前記識別情報およびメッセージと対応付けて保存する構成としている。
この構成により、例えば、メッセージの送信から長時間を経過した後に再度、所定のコンテンツの所定のセッションのメッセージをコンテンツ視聴時の時間軸に沿って確認することが容易である。
また、本発明の第6の通信端末装置は、前記メッセージとともに、前記再生点情報を送信する送信部を有する構成としている。
この構成により、例えば、メッセージ送信の時点では不参加であったユーザが後から参加してきた場合であっても、過去のメッセージを再生点情報を含めて通知することが可能である。
また、本発明の第7の通信端末装置は、前記受信部によって受信されたコンテンツ識別情報が放送コンテンツであることを示す場合、前記放送コンテンツを録画するコンテンツ保存部を有する構成としている。
この構成により、例えばワンセグ放送コンテンツについてセッションを確立してメッセージの送受信を行う場合、コンテンツ識別情報を受信した際にワンセグ放送コンテンツの録画を開始することで、セッション確立を申し込まれたユーザは自動的に録画を開始することが可能である。
また、本発明の第8の通信端末装置は、前記受信部によって受信されたコンテンツ識別情報が外部のサーバより配信される配信コンテンツであることを示す場合、前記配信コンテンツをダウンロードして保存するコンテンツ保存部を有する構成としている。
この構成により、例えば外部サーバによる配信コンテンツについてセッションを確立してメッセージの送受信を行う場合、コンテンツ識別情報を受信した際に配信コンテンツのダウンロード保存を開始することで、セッション確立を申し込まれたユーザは自動的に録ダウンロード保存を開始することが可能である。
また、本発明の第9の通信端末装置は、前記記憶部が、前記コンテンツ識別情報と、前記メッセージ履歴保持部における前記コンテンツ識別情報に対応するセッションのメッセージの格納先の情報とを関連付けて保存する構成としている。
この構成により、ユーザが発信したメッセージと特定のコンテンツとを対応付けることが可能となる。
また、本発明の第10の通信端末装置は、前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツを再生するための再生部と、前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツを再生する場合、前記コンテンツとともに前記メッセージ履歴保持部に保持された前記セッション識別情報およびコンテンツ識別情報に対応するメッセージを表示する表示部を有する構成としている。
この構成により、コンテンツを再生するとともに、メッセージを表示させることができる。したがって、たとえ見逃したコンテンツの再放送の予定がなかったり、遅れてセッションに参加したユーザであったりしても、過去のセッション参加者のメッセージを確認することが可能となる。
また、本発明の第11の通信端末装置は、前記表示部が、前記再生点情報に基づいて、前記コンテンツにおける時間の古い順に前記メッセージを表示する構成としている。
この構成により、コンテンツを再生するとともに、メッセージを時系列的に表示させることができる。したがって、たとえ見逃したコンテンツの再放送の予定がなかったり、遅れてセッションに参加したユーザであったりしても、過去のセッション参加者のメッセージを時系列的に確認することが可能となる。
また、本発明の第12の通信端末装置は、前記メッセージ履歴保持部に保持された前記セッション識別情報およびコンテンツ識別情報に対応するメッセージを表示する表示部と、前記表示部によって表示されたメッセージから所定のメッセージを選択する選択部と、前記選択部によって選択されたメッセージに対応する再生点情報に基づいて、前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツを再生するコンテンツ再生部とを有する構成としている。
この構成により、例えば、表示器上のメッセージをユーザの指示により選択すると、その場所から再生をスタートすることが可能となり、メッセージに生成された場面のコンテンツを容易に確認可能となる。
また、本発明の第1の通信制御方法は、通信端末装置において、他の通信端末装置との間で情報交換するためのセッションのセッション識別情報を含む情報を受信するステップと、前記情報にコンテンツ識別情報が含まれる場合には、前記コンテンツ識別情報を記憶部に保存するステップとを有する方法としている。
この方法により、通信相手が同じコンテンツを視聴していない場合や保存していない場合であっても、端末のユーザとその人が希望する他人との間で、同じコンテンツを共有した状態でコンテンツに関連のあるメッセージを交換したり、コンテンツの再生時に関連のある過去のメッセージを自動的に対応付けたりすることが可能になる。
また、本発明の第2の通信制御方法は、前記セッションにおいて前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツに関するメッセージを受信した場合、前記セッション識別情報と前記メッセージとを関連付けてメッセージ履歴保持部へ保存するステップを有する方法としている。
この方法により、セッション毎にメッセージを確認することが可能となる。例えば、あるセッションに参加する前にセッションにおいてやり取りされていたメッセージについても、セッション参加時に他の参加者からコンテンツ識別情報、セッション識別情報とともに取得して、どのコンテンツのどのセッションについてのメッセージであるかを即時に把握することが可能となる。
また、本発明の第3の通信制御方法は、前記受信部によって受信されたコンテンツ識別情報が放送コンテンツであることを示す場合、前記放送コンテンツを録画するステップを有する方法としている。
この方法により、例えばワンセグ放送コンテンツについてセッションを確立してメッセージの送受信を行う場合、コンテンツ識別情報を受信した際にワンセグ放送コンテンツの録画を開始することで、セッション確立を申し込まれたユーザは自動的に録画を開始することが可能である。
また、本発明の第4の通信制御方法は、前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツを再生する場合、前記コンテンツとともに前記メッセージ履歴保持部に保持された前記セッション識別情報およびコンテンツ識別情報に対応するメッセージを表示部へ表示するステップを有する方法としている。
この方法により、コンテンツを再生するとともに、メッセージを表示させることができる。したがって、たとえ見逃したコンテンツの再放送の予定がなかったり、遅れてセッションに参加したユーザであったりしても、過去のセッション参加者のメッセージを確認することが可能となる。
また、本発明の第1のプログラムは、上記の通信制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとしている。
このプログラムにより、通信相手が同じコンテンツを視聴していない場合や保存していない場合であっても、端末のユーザとその人が希望する他人との間で、同じコンテンツを共有した状態でコンテンツに関連のあるメッセージを交換したり、コンテンツの再生時に関連のある過去のメッセージを自動的に対応付けたりすることが可能になる。
本発明によれば、通信相手が同じコンテンツを視聴していない場合や保存していない場合であっても、端末のユーザとその人が希望する遠隔地の他人との間で、同じコンテンツを共有した状態で前記コンテンツに関連のあるメッセージを交換したり、コンテンツの再生時に関連のある過去のメッセージを自動的に対応付けたりすることが可能になる。
本発明の実施形態における通信端末装置、通信制御方法、およびプログラムにについて、図面を参照しながら以下に説明する。
ここでは、図2に示すように構成される通信システム1を用いて、互いに離れた場所に存在する複数のユーザ同士が、視聴可能なあるコンテンツの話題についてメッセージを交換し、議論等を行うための機能を提供する場合を想定している。図2は通信システム1の構成の一例を示すブロック図である。
通信システム1では、メッセージの交換のために、IM(インスタントメッセージング)を利用する。図2に示すように、ネットワーク200には複数のIMクライアント端末100A、100B、100C、・・・と、IMサーバ300とが接続されている。その他のサーバ400については、様々なコンテンツの情報を保持しているサーバ等が想定される。ネットワーク200については、インターネット等が想定される。
また、各IMクライアント端末100A、100B、100C、・・・については、例えば携帯電話端末や、携帯型情報端末(PDA)や、パーソナルコンピュータなどの通信可能な端末を想定している。また、視聴可能なコンテンツとしては、ワンセグテレビ放送などを用いて放送されているテレビ番組、すなわち動画や音声で構成されるコンテンツを想定している。従って、各IMクライアント端末100A、100B、100C、・・・にはワンセグテレビ放送を受信するための機能が備わっている。
図2に示す各IMクライアント端末100A、100B、100Cとして利用される通信端末装置100の主要部の構成例が図1に示されている。図1は通信端末装置100の構成の一例を示すブロック図である。
通信端末装置100は、入力部101、入力開始タイミング検出部102、送信メッセージ生成部103、送信部104、情報テーブル105、コンタクトリスト106、メッセージ種別設定部107、メッセージ送信先設定部108、招待先設定部109、再生点情報検出部110、プレーヤ111、受信部112、招待受け入れ判定部113、メッセージおよび再生点情報抽出部114、コンテンツ情報抽出部115、メッセージ履歴保持部116、コンテンツ保存停止判定部117、コンテンツ保存部118、メッセージ表示部119、メッセージ選択部120、頭出し制御部121、コンテンツプロパティ検出部122、レスポンス生成部123、表示器124、受信メッセージ処理部125、退出判定部126、受信レスポンス処理部128を有して構成される。
なお、図1に示す各要素の中で、入力部101、送信部104、受信部112、表示器124以外の要素の機能については、専用のハードウェア(電気回路)で実現することもできるが、実用的には制御用のコンピュータに内蔵されたメモリや、コンピュータが実行する所定のプログラムによって実現することが想定される。
なお、通信端末装置100の必要最小限の構成要素は、入力部101、入力開始タイミング検出部102、メッセージ生成部103、送信部104、情報テーブル105、再生点情報抽出部110、プレーヤ111、メッセージおよび再生点情報抽出部114、コンテンツ情報抽出部115、メッセージ履歴保持部116、コンテンツ保存部118、メッセージ表示部119、メッセージ選択部120、頭出し制御部121、表示器124である。
入力部101は、例えばテンキーのようにユーザが操作可能な多数の入力部で構成されている。
送信部104は、送信対象のメッセージ等の情報を通信のためにネットワーク200に送出する通信機能を備えており、送信メッセージ生成部103により生成されたメッセージ等の情報を送出する。なお、送信メッセージ生成部103は、送信部104から送信成功が通知されると、受信レスポンス処理部128に送信メッセージの種別、および、セッション識別情報またはコンテンツ識別情報を通知し、情報テーブル105内の情報を更新する。受信レスポンス処理部128は、受信部112によるメッセージ受信後、受信メッセージ処理部125からレスポンスの解析結果を渡されたら、これを、先に送信メッセージ生成部103から通知されている送信メッセージに対するレスポンス情報と認識し、適切な処理を行なう。例えば、送信メッセージが退出要求であって、レスポンスの解析結果が200OKであれば、情報テーブル105の該セッションへの参加状況を示すフラグ(参加処理中/参加状態/退出処理中/不参加状態/一時不参加状態)を「一時不参加状態」に変更する。また、送信メッセージが招待要求であって、レスポンスの解析結果が、であれば、メッセージ表示部119にエラーの表示を依頼する。
受信部112は、他の端末やサーバからネットワーク200に送出されたメッセージ等の情報を受信する通信機能を備えている。
表示器124は、テレビ番組のコンテンツのような画像や文字列情報などを平面画面上に表示することが可能な液晶表示器である。尚、表示器124は、表示部の一例である。
入力開始タイミング検出部102は、通信端末装置100のユーザの指示により入力部101が入力を行い、文章等で構成されるメッセージの入力が開始されたタイミングを検出し、再生点情報検出部110に通知する機能を有している。
送信メッセージ生成部103は、ユーザの指示による入力部101の入力により生成されたメッセージなどの必要な情報を他の端末に送信するために、送信メッセージを生成する。送信メッセージの具体例については後で説明する。
情報テーブル105は、通信やメッセージの情報などを管理するために、通信のセッション毎に、(a)以下の表1に示す情報、(b)セッションへの参加状況を示すフラグ(参加処理中/参加状態/退出処理中/不参加状態/一時不参加状態)、(c)そのセッション用の画面(表示器124の)の識別情報、(d)その画面がアクティブか否かを示す情報を互いに関連付けて保持するための記憶領域である。セッションからの退出処理が完了すると、(c)が受信レスポンス処理部128によって破棄される。(a)、(b)、(d)については、セッション再参加機能を有する端末では、一定期間格納される。尚、情報テーブル105は、記憶部としての機能を有する。なお、表1の2列目に示す値は、情報(a)の一例である。
Figure 2010004136
表1に記された各項目は、以下の情報を示している。
・セッション識別情報:SIP/SIMPLE規格におけるIM Session識別子(Ad−hoc Groupの場合)、またはIM Group識別子(Pre−Defined Groupの場合)。
・コンテンツ識別情報:放送のチャネル番号を表すタグ<CN>内にチャネル番号を付加したもの。
・コンテンツ格納先:保存を開始したコンテンツの保存先ファイル(例えば、保存形式にSD−Video規格の「ISDB−T mobile Video profile」フォーマットを利用する場合はasfファイル)のパス。
・保存コンテンツ先頭表示時刻:保存開始時の再生点情報
・メッセージ履歴保存先:ヒストリファイル(拡張子hisなど)のパス。ファイル内には、該当するConference Sessionにおいて受信したメッセージの履歴が格納される。
ここで、本実施形態のセッションについて説明する。
セッションとは、他の通信端末装置との間で行われる情報交換のための通信接続の開始から終了までの一連の通信を示す。セッションは1:1の通信に限定されないので、ある端末の通信接続が終了しても、破棄されるとは限らない。
また、ある端末の該セッションへの参加、退出がいつ完了するかについては、メッセージングシステムによって異なる。以下に、メッセージングシステムならびにそのシステムにおけるセッションへの参加および退出について例示する。
例1)SIP/SIMPLEの規格に準拠したインスタントメッセージングシステム
参加:招待要求に対する応答の送信、または、招待要求に対する応答の受信
退出:退出要求の送信、または、強制退出要求の受信
例2)IMPSの規格に準拠したインスタントメッセージングシステム
参加:参加要求に対する応答の受信、または、セッション生成要求に対する応答の受信
退出:退出要求の送信、または、切断要求の受信
また、同一セッション内において送受信されるメッセージは、同一のセッションコンテキスト(セッションID(セッション識別情報の一例)など)を共有し、端末は、このセッションコンテキストによって、同一セッションにおけるメッセージであると認識する。
コンタクトリスト106は、グループリスト106aとホワイトリスト106bとが保持されている。グループリスト106aは、予め定めたグループ毎に、それに含まれる各メンバーを特定する情報を記述した内容を保持しており、それぞれのグループにはグループの名称が付与されている。ホワイトリスト106bは、通信端末装置100のユーザが信頼できる相手として事前に認めて設定した各メンバーのみを特定する情報を保持している。
メッセージ種別設定部107は、送信メッセージ生成部103からコンテンツ識別情報およびセッション識別情報の少なくとも一方を入力し、送信対象のメッセージの種別を決定する。具体的には、通常のメッセージと、セッションへの招待要求のためのメッセージとを区別する。
メッセージ送信先設定部108は、通常のメッセージを送信する際に、メッセージ種別設定部107からのセッション識別情報に基づいてメッセージの送信先を決定する。メッセージ送信先は、メッセージ種別設定部107からセッション識別情報を得ている場合はセッション識別情報であり、そうでない場合は、入力部から指定された送信先URIである。送信先URIは、例えば、SIP/SIMPLEに準拠したインスタントメッセージングシステムではSIP URIであり、IMPSに準拠したインスタントメッセージングシステムではUser IDである。
招待先設定部109は、メッセージ種別設定部107が招待要求のためのメッセージを設定した場合、他の端末のユーザを特定のセッションに招待するための招待要求の送信先(招待先)を決定する。具体的には、コンタクトリスト106のグループリスト106aの内容を送信先の候補グループとして表示器124に表示し、入力部101からの入力、すなわちユーザの指示による入力部101の入力に従って、候補の中から特定のグループを選択し、選択したグループを送信先に決定する。
プレーヤ111は、受信中のコンテンツの情報や、予め保存されているコンテンツの情報を再生し、動画像や音声などを出力する機能を有している。また、コンテンツの先頭だけでなく、途中の特定場面から再生を開始することもできる。
再生点情報検出部110は、入力開始タイミング検出部102が検出した入力開始タイミングに従って、入力部101による入力が開始された時点で、プレーヤ111が現在再生中であり、かつ画面が最前面となっているコンテンツの現在の再生場面を特定するための再生点情報を検出する。したがって、例えば、再生点情報は、通信端末装置100において入力開始によってメッセージが生成されたタイミングを示すこととなる。また、メッセージが生成されたタイミングは、例えばメッセージの入力が開始されたタイミングである。再生点情報検出部110が検出した再生点情報およびコンテンツの情報は、送信メッセージ生成部103に与えられる。また、再生点情報検出部110は、コンテンツ保存部118に再生点情報を渡すとともに表示中のコンテンツの保存を依頼し、コンテンツ保存部118からコンテンツ識別情報を取得したら、再生点情報と、コンテンツ識別情報を、送信メッセージ生成部103に通知する。
招待受け入れ判定部113は、レスポンス生成部からの依頼を受け、招待を受け入れるかどうかを自動的に判定する。具体的には、コンタクトリスト106中のホワイトリスト106bの内容を参照し、招待要求の送信元のユーザがホワイトリスト106bに予め登録されている信頼できるメンバーと一致するかどうかを識別し、一致する場合には招待を自動的に受け入れる。また、招待受け入れ判定部103は、招待受け入れ判定の結果をレスポンス生成部123へ送る。
メッセージおよび再生点情報抽出部114は、受信部112がネットワーク200を経由して他の端末から受信した信号の中から、メッセージ(ここではセッション識別情報を含む)およびそれに付随する再生点情報を抽出する。抽出されたセッション識別情報、メッセージ、再生点情報はメッセージ履歴保持部116に送られる。
受信メッセージ処理部125は、受信部112がネットワーク200を経由して他の端末から受信した受信メッセージの解釈を行い、レスポンス生成部123にメッセージ種別とメッセージ送信元情報を渡して応答生成を依頼し、受信したメッセージが送信メッセージなら、コンテンツ情報抽出部にコンテンツ情報の抽出を依頼するとともに、メッセージおよび再生点情報抽出部にメッセージおよび再生点情報の抽出を依頼する。受信したメッセージがレスポンスなら、受信レスポンス処理部にレスポンスの解析結果を渡してレスポンス受信処理を依頼する。
コンテンツ情報抽出部115は、受信部112がネットワーク200を経由して他の端末から受信した信号の中から、特定のコンテンツを表すコンテンツ識別情報を抽出する。また、セッション識別情報も抽出可能である。コンテンツ識別情報の具体例としては、上記表1に示した放送局のチャネル番号の他に、例えば放送周波数や、番組名称や、該当するコンテンツの所在を表すURI(Uniform Resource Identifier)を用いることが考えられる。また、コンテンツ情報抽出部115は、セッション識別情報、コンテンツ識別情報を情報テーブル105へ送る。
メッセージ履歴保持部116は、受信部112が他の端末から受け取ったメッセージのそれぞれを履歴としてセッション毎に区別して保存する。この場合、例えば、セッション識別情報とメッセージとが関連付けて保持される。新たなメッセージを保存する際には、該当するセッション識別情報とメッセージ履歴の格納先を表す情報をメッセージ履歴保持部116から情報テーブル105に与え、メッセージ履歴保持部116に保存した各メッセージの履歴情報を情報テーブル105を用いて管理する。また、メッセージ履歴保持部116は、セッション識別情報およびメッセージ履歴格納先の情報を情報テーブル105へ送る。また、メッセージ履歴保持部116は、他の端末から受け取ったメッセージと同様に、他の端末へ送信したメッセージを履歴として保持可能である。
コンテンツ保存部118は、受信部112が他の端末からコンテンツ識別情報を受信したときにコンテンツ情報抽出部115が出力するコンテンツ識別情報に従って、該当するコンテンツの取得および保存を開始する。例えば、該当するコンテンツがワンセグ放送として受信可能なコンテンツである場合には、放送の電波を受信し、該当するチャネルを選択して放送の受信を開始すると共に、受信した番組の内容をコンテンツとして記憶(録画)する。尚、受信した番組の内容の代わりに、コンテンツのURIのみを保存するようにしてもよい。また、例えば、該当するコンテンツが外部のネットワークサーバ情にあるコンテンツである場合には、その外部サーバからコンテンツをダウンロードして保存する。また、コンテンツ保存部118は、招待受け入れ判定部113による招待受け入れ判定結果に基づいて、コンテンツ保存を行うことも可能である。また、コンテンツ保存部118は、保存するコンテンツのコンテンツ識別情報、コンテンツの格納先の情報、コンテンツの先頭表示時刻を情報テーブル105へ送る。
コンテンツ保存停止判定部117は、コンテンツ保存部118がコンテンツの取得および保存を開始した後で、この処理を停止するか否かを自動的に判定する。具体的には、該当するセッションについて他の端末から送信されるメッセージを最後に受信してから所定時間を経過しても次のメッセージを受信しない場合には、コンテンツの場面が最後まで終了していなくても、それ以降の場面を保存する必要はないものとみなし、コンテンツ保存部118の保存処理を停止する。コンテンツ保存停止判定部117における処理は、受信部112からのセッション識別情報およびメッセージ受信通知に基づいて行われる。また、コンテンツ保存停止判定部117は、退出判定部126からの退出開始通知によっても、コンテンツの保存停止を決定する。
メッセージ表示部119は、メッセージ履歴保持部116に保持されているメッセージの情報を必要に応じて取り出して表示器124に出力し表示する。
メッセージ選択部120は、入力部101による入力に従って、メッセージ履歴保持部116に保持されている複数のメッセージの情報の中からユーザが必要とするメッセージを選択する。選択の際には、メッセージ履歴保存部116から取得したセッション識別情報および再生点情報が頭出し制御部121に渡される。
頭出し制御部121は、メッセージ選択部120が選択したセッション識別情報に基づいて情報テーブル105の内容から再生対象のコンテンツを特定してコンテンツ識別情報およびコンテンツ格納先を示す情報を取り出すと共に、コンテンツ識別情報およびコンテンツ格納先を示す情報と、メッセージ選択部120から渡された再生点情報とをプレーヤ111に与える。従って、プレーヤ111はコンテンツ保存部118等に保存されている再生対象のコンテンツを特定し、このコンテンツを再生点情報が示す場面から再生開始することができる。
コンテンツプロパティ検出部122は、プレーヤ111が再生しているコンテンツの情報の中からコンテンツプロパティ(コンテンツのタイトル情報など)を検出し、この情報を招待先設定部109に与える。このコンテンツプロパティはコンテンツ識別情報に含ませることができる。
レスポンス生成部123は、受信部112が受信したメッセージが招待要求であれば、招待要求に対する招待受け入れ判定部113の判定結果に基づいて、招待への応答のための信号を生成し、これを送信メッセージ生成部103に与える。受信部112が受信したメッセージが招待要求以外であれば、メッセージの解釈結果に基づいてレスポンスを生成し、これを送信メッセージ生成部103に与える。
次に、通信システム1において、複数のユーザ同士の間でメッセージを交換する場合の動作シーケンスの具体例について、図3を参照しながら説明する。図3は通信システム1においてメッセージ交換する場合の動作シーケンスの具体例である。なお、図3に示す端末A、端末B、端末Cは、図2に示す各IMクライアント端末100A、100B、100Cに相当する。
ここでは、例えば、端末Aのユーザが、放送の受信によりテレビ番組等のコンテンツを視聴している途中で、このコンテンツの特定場面の近傍の内容についての感想や解説等に関するメッセージを離れた場所にいる友人等に伝えたり、議論等をしたいと考えたような状況を想定している。
まず、ステップS11では、端末Aのユーザが特定のコンテンツを視聴している途中で、友人に伝えるべき最初のメッセージ(文章等)を作成するために入力部101による入力が開始されると、入力開始タイミング検出部102が入力の開始を検出する。この時点を時刻T1として図3中に示してある。入力タイミング検出部102から入力開始の通知を受けた再生点情報検出部110は、表示中のコンテンツの再生点情報をプレーヤー111から取得するとともに、コンテンツ保存部118に、表示中のコンテンツの保存を依頼する。尚、ステップS11の処理の時点では、端末Aにおいて、まだセッションと関連付けられていないコンテンツが表示中の状態である。
続いて、ステップS12では、端末Aのユーザが現在視聴しているコンテンツの情報を放送の終了後にも再び再生できるように、時刻T1からコンテンツ保存部118が保存開始する。この場合には、コンテンツ保存部118が、再生点情報検出部110から表示中のコンテンツの保存の依頼を受けたら、再生点情報検出部110にコンテンツ識別情報を通知する。コンテンツ保存部118は、さらに、情報テーブル105内が保持するコンテンツ格納先と情報(d)を参照し、現在アクティブとなっているプレーヤーに提供しているコンテンツがまた保存されていない場合は、このコンテンツの保存を開始するとともに、情報テーブル118にコンテンツ識別情報とコンテンツ格納先を書き込む。再生点情報検出部110が取得した再生点情報と、コンテンツ識別情報は、送信メッセージ生成部103に通知される。
続いて、ステップS13では、送信部104が、特定の端末宛てにメッセージM1を送信する。このメッセージM1の宛先については、招待先設定部109が、グループリスト106aに用意された内容に基づき、複数のグループ候補の中から入力部101による入力によりグループを選択する。そのために、端末Aは、表示器124で選択可能なグループ候補を表示し、いずれかのグループをユーザが選択できるように問い合わせを行う。尚、どのグループも選択されなかった場合には、端末Aは、コンテンツ保存部118によるコンテンツの保存を中止する。
メッセージM1には、少なくとも端末Aのユーザがそのときに視聴している特定のコンテンツを表すコンテンツ識別情報が含まれる。図3に示す例では、メッセージM1はネットワークを経由して端末B、端末Cにそれぞれ送られる。
続いて、ステップS14では、このメッセージM1を受信した端末B、端末Cは、メッセージM1を受信部112が受信し、これに含まれているコンテンツ識別情報に基づいて必要とされる特定のコンテンツをメッセージおよび再生点情報抽出部114が認識し、このコンテンツの放送を受信部112が受信し、コンテンツの情報をコンテンツ保存部118が保存し、プレーヤ111がコンテンツの情報を再生し、コンテンツの表示を表示器124が開始する。
従って、端末B、端末Cの各ユーザが該当するコンテンツの番組を視聴していない状況であっても、端末AからのメッセージM1の受信により、端末Aのユーザが視聴しているコンテンツと同じコンテンツの受信や保存を端末B、端末Cも時刻T1の直後から開始することになる。そのため、端末A、端末B、端末Cの各ユーザが同じコンテンツを共有できる状態に自動的になる。
尚、メッセージM1を受信した端末B、端末Cまたはユーザのステイタスがビジーのときは、プレーヤ111によるコンテンツ再生は行わない。尚、このステイタスの設定方法には、ステイタスの設定方法には、ユーザによる手動入力、スケジュール帳による自動設定、ロケーションによる自動設定、他アプリの起動状態による自動設定など、さまざまなものがある。ステイタスの管理を、プレゼンスサービスの一環として行う(グループのメンバーに通知しあうなど)場合、ステイタスの設定方法は、プレゼンスサービスのプロバイダが定める方法に従う。
尚、ビジーとは、端末のユーザがIMサービスを使えない状態のことであり、具体的には例えば、インスタントメッセージングサービスと競合する機能が動作中である状態である。なお、招待受入判定部113、頭出し制御部121は、端末が提供する各サービスとその利用可否情報、単にどの機能が使用中であるかという情報などを保持するステイタス情報保持部127から、これらの情報を取得し、招待を受けるかどうか、再生を行なうか否かなどを決定する。例えば、インスタントメッセージングサービスを例えば入力部101により利用不可に設定しておらず、かつ、インスタントメッセージングサービスと競合する機能が動作中でなければ、招待を受けたり、コンテンツ再生を行ったりする。一方、例えば、インスタントメッセージングサービスが利用不可に設定されている、または、インスタントメッセージングサービスと競合する機能が動作していない場合、招待を受けたり、コンテンツ再生を行ったりすることを待機する。
続いて、ステップS15では、端末Aは、ステップS14においてメッセージM1を送信した後で、これからの通信に参加するメンバーが含まれる特定のグループを表すセッションを生成するために、グループ生成要求およびセッションに招待するための招待要求R1を送信する。
なお、招待要求にコンテンツ識別情報等の付加情報を追加できない場合(例えば、端末がマルチパートに対応しない場合や、IMPSのように規格上、付加情報の追加ができない場合)には、最初にメッセージM1を送り、続いて招待要求R1を送信しているが、招待要求に付加情報を追加できる環境であれば、メッセージM1と招待要求R1とを同時に送信するようにシーケンスを変更することもできる。
続いて、ステップS16において、端末B、端末Cは、この招待要求R1を受信部112が受信する。
続いて、端末B、端末Cは、ステップS17において、招待受け入れ判定部113の処理によって所定の条件を満たすときに招待を自動的に受諾し、レスポンス生成部123がその結果を表す招待受諾応答を生成し、メッセージ生成部103が招待受諾応答を含むメッセージ(招待受諾通知)を生成し、送信部104が招待受諾通知R2を送信する。
続いて、ステップS18において、各端末B、端末Cが送信する招待受諾通知R2により、端末Aは、受信部112がセッション成立通知(招待受諾通知R2)を受信する。セッション成立通知が端末Aに受信されると、セッションが確立される。ここで、端末Aは成立したセッションのセッション識別情報を生成し、このセッション識別情報とステップS12で保存を開始した視聴中のコンテンツのコンテンツ識別情報とを対応付ける。
続いて、ステップS19では、セッションが成立すると、端末Aは、端末Aのユーザが指定した特定の相手先に向けて、送信部104がメッセージM2を送信する。このメッセージM2には、ステップS16で成立したセッションを識別するためのセッション識別情報と、ステップS13において送信したメッセージM1に含めたコンテンツ識別情報とが含まれている。
続いて、ステップS20では、各端末B、端末Cは、端末AからのメッセージM2を受信部112が受信すると、このメッセージM2に含まれている内容に基づいて、セッション識別情報とコンテンツ識別情報とを対応付ける。
続いて、ステップS21では、端末Aのユーザの指示による入力部101の入力により、最初のメッセージ(ステップS11で作成を開始した文章等の発言内容)の作成をメッセージ生成部103が完了し、このメッセージの送信を指示する入力が入力部101によって行われると、確立されたセッション宛てに文章等が含まれるメッセージM3が送信部104によって送信される。このメッセージM3には、文章等の他に、時刻T1に相当するコンテンツの再生点情報も含まれている。図3の例では、各端末B、端末Cのユーザが前記セッションに招待したメンバーとして含まれているので、メッセージM3は各端末B、端末C宛てに送信される。
続いて、ステップS22では、各端末B、端末Cは、端末AからのメッセージM3を受信部112が受信すると、このメッセージの内容、すなわち端末Aのユーザが作成した文章等および再生点情報をメッセージおよび再生点情報抽出部114が抽出し、セッションや該当するコンテンツに対応付けてメッセージ履歴保持部116に保存する。
続いて、ステップS23では、ステップS22の処理を実行した後、端末Bのユーザが現在参加しているセッションと関連付けられたコンテンツを視聴しながら自分の発言のメッセージを作成するために、端末Bのユーザの指示による入力部101の入力を行い、入力開始タイミング検出部102がこの入力を検出する。このタイミングが図3では時刻T2として示してある。従って、端末Bでは、時刻T2に対応する再生点情報が生成される。
続いて、ステップS24では、ステップS23において端末Bの入力部101が入力開始した発言のメッセージの作成を完了し、このメッセージの送信を指示すると、送信部104が確立されたセッション宛てにメッセージM4を送信する。このメッセージM4には、端末Bのユーザの指示により作成した発言の文章等と、時刻T2に相当する再生点情報とが含まれている。このメッセージM4は、確立されたセッションに参加している端末A、端末Cにそれぞれ送られる。
続いて、ステップS25では、端末A、端末Cは、端末BからのメッセージM4を受信部112が受信すると、このメッセージの内容、すなわち端末Bのユーザの指示により作成した文章等および再生点情報を、セッションや該当するコンテンツに対応付けて各端末のメッセージ履歴保持部116に保存する。
続いて、ステップS26では、端末A、端末B、端末Cのそれぞれは、最後のメッセージ(ここではM4に相当)の通信を行ってから予め定めた時間が経過するまでに次のメッセージを受信しない場合には、コンテンツ保存部118が、ステップS12、S14で開始したコンテンツの保存処理を自動的に停止する。これにより、保存するコンテンツを通信したメッセージと関連のある場面を含む一部の領域だけに限定することができ、メモリ資源を有効活用することが可能である。
なお、各端末がメッセージを送信する場合に、メッセージの送信先がコンテンツと関連付けられたセッション識別情報が示すセッションと一致している場合に限り、送信メッセージ内に前記再生点情報を含める。また、コンテンツ識別情報については1回送信すればセッションに参加するユーザ間ですでに共有できているので毎回送信する必要はない。
次に、図1に示したIMクライアント端末100A、100B、100Cとして利用される通信端末装置100の具体的な動作の一例について説明する。主要な処理の動作の一例が図4に示されており、図4中の各ステップS102、S106、S108、S110で起動される処理の一例が、それぞれ図6、図7、図8、図9に示されている。また、過去に作成もしくは受信したメッセージの履歴に関する閲覧を行う場合の処理の一例が図5に示されている。なお、ここでは、例えば、OMA(Open Mobile Alliance)SIP(Session Initiation Protocol)/SIMPLEの規格に準拠したインスタントメッセージングサービスを用いて通信を行う場合を想定している。
図4は通信端末装置100の具体的な主要動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS101では、ユーザの指示により、入力部101が、退出要求を入力(ソフトキーなどで)することで、コンテンツと関連付けられたセッションからの退出を指示し、退出判定部126が、これに対応した退出処理が起動されていないかどうかを判定する。退出処理が起動されている場合にはステップS102に進み、カンファレンスセッション(Conference Session)退出処理を起動する。このカンファレンスセッション退出処理の一例は図6に示されている。一方、退出処理が起動されていない場合にはステップS103に進む。この場合、送信メッセージ生成部103が退出判定部126へ退出処理が起動されていないか否かの判定を依頼し、退出処理を実行して場合には送信メッセージ生成部103が退出要求を生成して、送信部104に送信を指示する。退出要求は、アクティブな画面に対して実施可能である。したがって、情報テーブル105の保持する情報(b)が「参加状態」、情報(d)が「アクティブ」である場合に、退出要求が行われ、退出処理が起動され、退出処理が実施される。
ステップS103では、コンテンツ保存停止判定部117が、コンテンツの保存処理を停止するための条件を満たすかどうかを判定する。この条件を満たす場合にはステップS104に進む。一方、条件を満たさない場合にはステップS105に進む。コンテンツの保存処理を停止するための条件については、図6に示すカンファレンスセッション退出処理のステップS303で決定することができる。条件の具体例としては、該当するセッション宛のメッセージを所定期間受信しない場合が想定される。
ステップS104では、コンテンツ保持部118が、受信中のコンテンツが最終場面まで到達していない場合であっても、コンテンツの保存処理を自動的に停止する。
ステップS105では、入力開始タイミング検出部102が、送信用のメッセージの作成を開始するための入力部101による最初の入力が行われたか否かを検出する。具体的には、セッションと関連付けられたコンテンツを表示しているアプリケーションプログラムが入力部101による入力の対象になっており、かつコンテンツ操作に割り当てられたキー以外の入力が検出された否か、又は、IM用のアプリケーションプログラムが入力部101による入力の対象になっており、かつ入力が検出されたか否か判定する。この条件を満たす場合にはステップS106に進み、送信メッセージ処理を起動する。送信メッセージ処理の一例は図7に示されている。一方、条件を満たさない場合にはステップS107に進む。
ステップS107では、招待受け入れ判定部113が、未処理の受信メッセージが存在するか否かを判定する。この条件を満たす場合にはステップS108に進み、受信メッセージ処理を起動する。受信メッセージ処理の一例は図8に示されている。一方、条件を満たさない場合にはステップS109へ進む。
ステップS109では、メッセージ選択部120が、入力部101の入力により受信済みのメッセージの選択を行い、頭出し制御部121が、選択されたメッセージについて頭出し処理をまだ起動していないかどうかを判定する。この条件を満たす場合にはステップS110に進み、頭出し処理を起動する。頭出し処理の一例は、図9に示されている。
次に、他の端末から受信したメッセージ(他の端末のユーザの発言内容)又は通信端末装置100で作成したメッセージ(本端末のユーザの発言内容)の履歴(メッセージ履歴保持部116上の情報)を閲覧する場合の動作の一例について説明する。
ユーザがメッセージの履歴を表示するために入力部101が入力を行うと、その入力を入力開始タイミング検出部102が検出して図5に示す処理が起動される。
まず、ステップS201では、頭出し制御部121が、表示器124によるメッセージ履歴表示中に、入力部101による入力によって選択されたメッセージが存在し、かつ選択されたメッセージに対して頭出し処理が行われていないかどうかを識別する。この条件を満たす場合にはステップS202に進む。なお、メッセージの選択に関しては、メッセージ履歴のテキスト検索、送信者検索などの結果による選択でもよい。一方、条件を満たさない場合にはステップS203に進む。
なお、ステップS201において選択されたメッセージは、例えば表示器124上のメッセージをユーザの指示により入力分101等によって選択されたものである。したがって、本実施形態の通信端末装置は、メッセージ履歴保持部116に保持されたセッション識別情報およびコンテンツ識別情報に対応するメッセージを表示し、上記メッセージから所定のメッセージを選択し、選択部によって選択されたメッセージに対応する再生点情報に基づいて、コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツを再生することもある。
ステップS202では、「頭出し処理」を起動する。頭出し処理の一例は図9に示されている。
ステップS203では、頭出し制御部121が、選択されたメッセージに対応付けられた特定のコンテンツをプレーヤ111により再生中であるか否かを判定する。再生中であればステップS204に進み、再生中でなければステップS207に進む。
ステップS204では、メッセージ表示部119が、表示器124の画面に再生中のコンテンツの画像およびメッセージの文章を表示する際に、メッセージの表示を次のように制御する。例えば、コンテンツと対応付けられている複数のメッセージの中で、再生点情報の内容が現在のコンテンツ再生点(場面)に最も近い1つのメッセージを画面上の特定位置(例えば、コンテンツ画像の表示位置との相対的な位置関係が変化しない同じ位置)に表示し、特定位置の上下の位置には、特定位置に表示されたメッセージと時間的に前後に位置する再生点情報をもつ他のメッセージを表示する。また、再生するコンテンツの場面の変化(再生時間の変化)に伴って、各位置に表示するメッセージの内容も適切に更新する。そして、ステップS205に進む。
なお、3つのメッセージ(時間的に前、中、後)を同時に表示することを説明したが、現在のコンテンツ再生点(場面)に最も近い1つのメッセージだけを再生ウインドウの付近に表示するように変更しても良い。
また、メッセージ履歴として存在する複数のメッセージを画面上に表示している状態で、入力部101の入力によってユーザが注目(選択)しているメッセージが変更された場合には、新たに選択されたメッセージに対応付けられている再生点情報に従って、再生中のコンテンツの再生場面を次々とジャンプさせていくように制御してもよい。また、メッセージ履歴を画面に表示する際に、各メッセージに対応付けられたコンテンツの複数場面の画像をサムネイル画面として表示してもよい。
ステップS205では、ユーザの指示によりコンテンツの再生停止を指示する入力を入力部101が行った場合には、ステップS206に進む。この入力を入力部101が行わなかった場合には、ステップS207に進む。
ステップS206では、プレーヤ111が、再生中のコンテンツの再生動作を停止する。そして、ステップS207に進む。
ステップS207では、ユーザの指示により履歴閲覧停止を指示する入力を入力部101が行った場合には、ステップS208に進む。この入力を入力部101が行わなかった場合には、ステップS201に戻る。
ステップS208では、頭出し制御部121が、選択されたメッセージに対応付けられた特定のコンテンツをプレーヤ111により再生中であるか否かを判定する。再生中であればステップS209に進み、再生中でなければステップS210に進む。
ステップS209では、プレーヤ111が、再生中のコンテンツの再生動作を停止する。そして、ステップS210に進む。
ステップS210では、メッセージ表示部119が、表示器124による履歴表示を停止する。
なお、受信したメッセージの履歴を表示する際に、複数のメッセージを受信順ではなく、再生点情報の並び順(場面の時間順)に並び替えた状態で画面上に表示しても良い。また、そのために履歴を表示する前に、事前にメッセージ履歴保持部116上の各メッセージを再生点情報の並び順に従って並び替えるように処理しても良い。
次に、図6に示すカンファレンスセッション退出処理の一例について説明する。視聴中のコンテンツと関連付けられたセッションからの退出指示が検出されたとき(図4のステップS101がYes)に図6の処理が開始される。
まず、ステップS301では、視聴中のコンテンツと関連付けられたセッションから退出するための処理を行う。具体的には、送信部104がIMサーバ300に対して退出要求を送信し、受信部112がこれに対してIMサーバ300からレスポンスを受信した段階で、該セッションから退出する。これを詳細に説明すると、以下の(1)〜(4)の処理を行うこととなる。(1)退出判定部126が、情報テーブル105内に参加中のセッションのセッション識別情報とコンテンツ識別情報との組み合わせが存在するか否かを判定し、存在する場合は、視聴中のコンテンツと関連付けられたセッション識別情報を抽出する。(2)送信メッセージ生成部103が、退出要求を作成する。(3)送信部104が、退出要求を送信する。(4)受信部112が、退出要求に対する応答を受信する。(5)受信レスポンス処理部128が、受信メッセージ処理部125からレスポンスの解析結果を渡されたら、レスポンスの解析結果が200OKであれば、情報テーブル105の該セッションへの参加状況を示すフラグ(参加処理中/参加状態/退出処理中/不参加状態/一時不参加状態)を「一時不参加状態」または「不参加状態」に変更する。いずれに変更するかは、該端末がセッション再参加機能をサポートするか否かによる。サポートする場合は「一時不参加状態」に変更する。サポートしない場合は「不参加状態」に変更すると同時に、情報テーブル105の保持する情報(c)を破棄する。
続いて、ステップS302に進む。
ステップS302では、コンテンツ保存停止判定部118が、例えばユーザの指示により入力部101が所定の入力に基づいて、該当するセッションに関連するコンテンツの保存を停止するかどうか判定する。保存を停止しない場合にはステップS303に進む。
ステップS303では、コンテンツ保存停止判定部117が、保存停止条件を生成する。例えば、コンテンツがテレビ放送であれば、EPGにおいて該当コンテンツの番組終了時間となった場合に保存停止するという保存停止条件を生成したり、その他のコンテンツであればコンテンツ保存部118によって保存された該コンテンツサイズが一定以上になった場合に保存停止するという保存停止条件を生成したりする。
次に、図7に示す送信メッセージ処理の一例について説明する。送信用のメッセージ(発言内容等)を作成するための最初のキー入力が入力部101によって行われたとき(図4のステップS105がYes)に図7の処理が開始される。図7では、通信端末装置100が送信装置としての機能を有する。
まず、ステップS401では、送信メッセージ生成部が、入力部101による入力前に、コンテンツ表示用画面がアクティブ、又は、表示中コンテンツに関連付けられたIMセッション用画面がアクティブのいずれかを満たしたか否かを判定する。この条件を満たす場合はステップS402に進み、条件を満たさない場合はステップS405に進む。
なお、入力部101による入力前にコンテンツ表示用画面がアクティブとは、例えば、非マルチウインドウ環境においてプレーヤ111が全面表示されている場合や、マルチウインドウ環境においてプレーヤ111がアクティブになっている場合を意味する。また、表示中コンテンツに関連付けられたIMセッション用画面がアクティブとは、例えば、非マルチウインドウ環境においてIM(インスタントメッセージング)アプリ(アプリケーションプログラムの略、以下同様)が全面表示されている場合や、マルチウインドウ環境においてIMアプリがアクティブになっており、かつ、通信端末装置100内の情報テーブル105内に、該IMアプリに対応するIMセッション識別情報とこれに関連付けられたコンテンツ識別情報が存在している場合を意味する。
ステップS402では、再生点情報検出部110が、再生点情報Txおよびコンテンツ識別情報S1を生成してこれらを一時的に記憶する。
再生点情報Txは、例えば図3に示した時刻T1,T2等に相当する情報を意味し、具体的な例としては次のように決定される。
(1) その時点に最も近い時間(または最も最近)に受信したTOT(Time Offset Table。ISDB−Tに含まれる)内の日付・時刻情報(JST_time)またはこれをデコードした値。
(2) その時点に最も近い時間(または最も最近)に受信したTOT(Time Offset Table。ISDB−Tに含まれる)内の日付・時刻情報(JST_time)に、TOT受信時からの経過時間(通信端末装置100内の時計やタイマ使用して測定。負の値であることもある)を加えた値。
(3) (1)または(2)からさらに、コンテンツ受信から表示までの遅延時間を引いた値。
(4) その時点の通信端末装置100が保持する日付・時刻情報。
また、コンテンツ識別情報S1の具体例については、例えば前述の表1に示したように、チャンネル番号表すタグ<CN>内にチャンネル番号を付加したものが想定される。
ステップS403では、メッセージ種別判定部107が、情報テーブル105内に参加中のセッションのセッション識別情報とコンテンツ識別情報との組み合わせが存在するか否かを判定し、存在する場合はステップS404に進み、存在しない場合はステップS407に進む。
ステップS404では、メッセージ種別設定部107が、セッションに参加中か否かを判定し、参加中ならステップS416に進み、参加中でなければステップS413に進む。なお、このセッションは、ステップS403において検出された組み合わせのセッションである。
ステップS405では、メッセージ種別設定部107が、入力部101による入力前にIMアプリがアクティブであったかどうかを判定し、アクティブならステップS406に進み、アクティブでなければ図7の処理を終了する。
ステップS406では、メッセージ種別設定部107が、コンテンツ識別情報S1を空文字にする。そして、ステップS416に進む。
ステップS407では、コンテンツ保存部118が、情報テーブル105内が保持するコンテンツ格納先と情報(d)を参照し、現在アクティブとなっているプレーヤーに提供しているコンテンツがまた保存されていない場合は、表示中のコンテンツの保存(録画・録音)を開始する。この処理は、図3のステップS12に相当する。つまり、メッセージの作成のための入力部101による最初の入力に伴って、再生中のコンテンツ(受信中のテレビ番組等)に関する情報の保存を開始する。コンテンツ保存部118は、さらに、情報テーブル105に、コンテンツ識別情報、コンテンツ格納先、保存コンテンツ先頭表示時刻(Txに相当する再生点情報)を書き込む。
ステップS408では、招待先設定部109が、最初のメッセージ(図3のM1に相当)を送信するための送信先が入力部101によって入力され、送信先が設定されたか否かを判定する。送信先が設定された場合にはステップ409に進み、送信先が設定されなかった場合にはステップS412に進む。
なお、ここでは、入力部101が直接送信先を入力する場合を想定しているが、コンタクトリスト106に信頼できるメンバーを登録したホワイトリストやグループリストを保持している場合には、招待先設定部109がこれらのリストの中から送信先を選択するように制御してもよい。
また、招待先設定部109が、コンテンツプロパティ検出部122によって検出された表示中のプレーヤ111によって再生されているコンテンツに関する情報(ファイルのタイトルや、番組のEPG情報)を取得し、通信端末装置100内に格納されたグループ(一人以上のユーザ識別情報が格納)のトピック名がコンテンツに関する情報(タイトル等)に含まれるグループを、コンテンツ識別情報送信先、招待先に設定できるようにしても良い。これにより、コンテンツ識別情報送信先や招待先の自動選定が可能になる。
ステップS409では、送信部104が、招待したい相手ユーザの端末に向けてコンテンツ識別情報を含むメッセージ(図3のM1に相当)を送信する。このメッセージの具体例については、例えば以下の通り。なお、ここには記載していないがSIPヘッダに記載する送信元は匿名とせず、ユーザのSIP URIを設定し、受信側はこれにより招待元が信頼する相手かどうか判定する。
Content-type:multipart/mixed;boundary=------_123_MULTIPART_MIXED_
...
--------_123_MULTIPART_MIXED_
Content-Type: Content-Type: application/pmc_instant_messaging+xml
<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>
<Cont>
<ContID><CN>13</CN></ContID>
<Time>2007:06:30:15:03:40</Time>
</Cont>
--------_123_MULTIPART_MIXED_
Content-Type: text/plain
コンテンツに関するコメント
--------_123_MULTIPART_MIXED_--
上記の例では、コンテンツ識別情報<ContID>を<CN>13</CN>として番組のチャネル番号で表している。
ステップS410では、通信端末装置100が、セッション生成処理を実行する。
具体的には、メッセージ生成部103がSIPの後の図で説明するINVITEメソッドを用いてセッション生成要求を生成し、送信部104が招待する相手ユーザを指定したこのセッション生成要求をサーバ(図2のIMサーバ300宛て)に送信し、受信部112がサーバからのレスポンスを受ける。その後、送信部104がセッション識別情報とコンテンツ識別情報(図3のR1に相当)を招待したユーザに送信する。この場合の送信データの具体例については、例えば下記の通り。
Content-Type: Content-Type: application/pmc_instant_messaging+xml
<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>
<Cont>
<SessionID> SIP:groupa@example.com</SessionID>
<ContID><CN>13</CN></ContID>
</Cont>
上記の例では、送信部104が、生成したセッションを使わず、送信元にユーザのSIP URIを指定して送信する。これにより、招待したいユーザにだけChat Aliasでない個人情報が送られることになる。招待されているユーザは、受信した招待元とコンテンツ識別情報が、前に受信した情報(S409で送信した情報)と合致すれば、前に受信したコンテンツ識別情報と今回受信したセッション識別情報を関連付けることができる。
ステップS410の処理の完了後、ステップS411に進む。
ステップS411では、送信メッセージ生成部103が、通信端末装置100の情報テーブル105上にセッション識別情報を保存する。
ステップS412では、コンテンツ保存部118が、コンテンツの保存を中止して前記コンテンツの情報を破棄する。そして、ステップS416に進む。
ステップS413では、入力開始タイミング検出部102が、それ以前に退出したセッションに再び参加するための入力部101による入力があったかどうかを識別し、入力があった場合にはステップS414に進む。一方、入力がなかった場合にはステップS412に進む。
ステップS414では、通信端末装置100が、セッション再参加処理を実行する。この処理においては、例えば、SIPのINVITEメソッドを用いて、セッション識別情報を指定して、送信部104が以前参加していたセッションへの再参加要求をIMサーバ300に送信し、受信部112がIMサーバ300からのレスポンスを受ける。その後、送信部104が、セッション識別情報とコンテンツ識別情報を招待したユーザに送信する(送信データはステップS410と同様)。そして、ステップS415へ進む。
ステップS415では、受信レスポンス処理部128が、セッションへの再参加に成功したかどうかを識別し、成功した場合はステップS416に進み、失敗した場合はステップS409に進む。
ステップS416では、入力開始タイミング検出部102が、例えば入力部101の入力により作成したメッセージ(発言内容)の送信を指示したか否かを判定する。送信を指示した場合はステップS417に進み、指示がない場合は待機(再度ステップS416の処理を実施)する。
ステップS417では、メッセージ生成部103が、コンテンツ識別情報S1の内容を調べ、これが空文字でないことを確認する。空文字でない場合はステップS418に進み、空文字の場合はステップS419に進む。
ステップS418では、メッセージ生成部103が、送信するメッセージ(発言内容を含む:図3のM3に相当)のボディ内に再生点情報Txを追加する。
ステップS419では、送信部104が、図3のM3に相当するメッセージをセッション宛てに送信する。この送信メッセージの具体例については、例えば下記の通り。
Content-type:multipart/mixed;boundary=------_123_MULTIPART_MIXED_
...
--------_123_MULTIPART_MIXED_
Content-Type: Content-Type: application/pmc_instant_messaging+xml
<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>
<Cont>
<Time>2007:06:30:15:03:40</Time>
</Cont>
--------_123_MULTIPART_MIXED_
Content-Type: text/plain
コンテンツに関するコメント
--------_123_MULTIPART_MIXED_--
上記の例では前記再生点情報Txの内容として「<Time>2007:06:30:15:03:40</Time>が含まれている。
図7の送信メッセージ処理においては、メッセージの送信先の自動入力が可能である。すなわち、セッション参加中、このセッションと関連付けられたコンテンツを表示するアプリケーションが、ユーザの指示による入力や操作の対象となっている場合、このアプリの操作用に割り当てられたキー以外のキーを押せばメッセージの入力が入力部101によって可能となり、このメッセージを送信する際の送信先が該セッション宛となる。
次に、図8に示す受信メッセージ処理の一例について説明する。メッセージを受信し、未処理の受信メッセージが存在する時(図4のステップS107がYes)に図8の処理が開始される。図8では、通信端末装置は受信装置としての機能を有する。
まず、ステップS501では、招待受け入れ判定部113が、受信部112によって受信したメッセージが招待要求(図3のR1に相当)か否かを判定する。招待要求のメッセージを受信した場合にはステップS502に進み、それ以外のメッセージであればステップS506に進む。
ステップS502では、招待受け入れ判定部113が、招待要求の招待元(送信元)の情報が通信端末装置100のホワイトリスト106b内に含まれているかどうかを判定し、含まれている場合はステップS505に進み、含まれていない場合はステップS503に進む。
ステップS503では、招待受け入れ判定部113が、通信端末装置100のユーザの指示により入力部101による受け入れ指示の入力があったかどうかを判定し、受け入れ指示があった場合はステップS505に進み、指示がなければステップS504に進む。
ステップS504では、レスポンス生成部123およびメッセージ生成部103が招待要求受け入れ拒否通知を生成し、送信部104が招待要求受け入れ拒否通知を送信する。そして、図8の処理を終了する。
ステップS505では、レスポンス生成部123およびメッセージ生成部103が招待要求受け入れ通知を生成し、送信部103が招待要求受け入れ通知(図3のR2に相当)を送信する。そして、図8の処理を終了する。
ステップS506では、コンテンツ情報抽出部115が、通信端末装置100の情報テーブル105に参加中の受信メッセージ内にセッション識別情報とコンテンツ識別情報が存在するか否かを判定し、存在する場合はステップS507に進み、存在しなければステップS516に進む。
ステップS516では、コンテンツ情報抽出部115が、情報テーブル105内に、受信メッセージに含まれるセッション識別情報が存在するか否かを判定し、存在する場合はステップS515に進み、存在しなければ図8の処理を終了する。
ここで、受信メッセージに含まれるとは、受信メッセージの本文に含まれる場合だけでなく、ヘッダに記載されているメッセージの宛先の情報も含む。
ステップS507では、コンテンツ情報抽出部115が、通信端末装置100の情報テーブル105上に受信したセッション識別情報とコンテンツ識別情報との組み合わせが存在するか否かを判定し、存在する場合はステップS513に進み、存在しない場合はステップS508に進む。
ステップS508では、招待受入判定部113が、受信メッセージの送信者が、通信端末装置100に保持されているホワイトリストに含まれているかどうか判定し、含まれている場合はステップS509に進み、含まれていない場合はステップS511に進む。
ステップS509では、コンテンツ保存部118が、受信したコンテンツ識別情報が示すコンテンツの情報の保存を開始する。例えば、コンテンツの情報は放送されているテレビ番組等であり、その放送をまだ受信していなければ、受信部112による放送の受信動作を開始して取得した情報の保存も同時に開始する。また、先に説明したステイタスの状態がビジーでなければコンテンツの表示も開始する。そして、ステップS510に進む。
従って、コンテンツ識別情報の送信者がホワイトリストに含まれている場合には、コンテンツ識別情報を含むメッセージを受信した直後にコンテンツの保存を開始することができるので、送信元のユーザが発言を開始しようとした時点から送信先の端末(ここでは通信端末装置100)で保存を開始するまでの所要時間を短縮できる。また、受信側(ここでは通信端末装置100)と送信元との間で、コンテンツを見ながらのチャットに自動的に移行することができる。なお、コンテンツの表示を自動的に開始する条件は通信端末装置100がビジーでない場合に限ってもよい。
ステップS510では、コンテンツ情報抽出部115、コンテンツ保存部118、およびメッセージ履歴保持部116が、メッセージを受信した端末上の情報テーブル105上に必要な情報を保存する。すなわち、セッション識別情報、コンテンツ識別情報、コンテンツ格納先、保存コンテンツ先頭表示時刻(再生点情報)、メッセージ履歴保存先の情報が情報テーブル105に登録される。そして、ステップS513に進む。
ステップS511では、コンテンツ識別情報を含むメッセージの受信に対して、通信端末装置100のユーザの指示によりコンテンツの表示を拒否するための入力を入力部101が行ったかどうかを識別し、拒否の場合は図8の処理を終了し、拒否でなければステップS512に進む。例えば、メッセージボディ内のコンテンツ識別情報をアンカー付きで通信端末装置100の画面に表示し、このアンカーをユーザの指示により入力部101が選択することをトリガとして表示されるポップアップ画面において表示の選択(拒否するかどうか等の選択)を可能にする。
ステップS512では、コンテンツ保存部118が、受信したコンテンツ識別情報が示すコンテンツの情報の保存(まだその情報が保存されていない場合のみ)を開始し、プレーヤ111がコンテンツの再生処理を開始する。
ステップS513では、招待受け入れ判定部113が、ユーザのプレゼンスがビジーかどうかを確認する。すなわち、メッセージをユーザが確認できない状態かどうかを、例えば通信端末装置100の動作状態、通信端末装置100の各アプリケーションプログラムの動作状態、ユーザの指示による入力部101による入力の検出状態などに基づいて判定する。ビジーであればステップS515に進み、ビジーでなければステップS514に進む。
ステップS514では、メッセージ表示部119が、受信したメッセージ(発信者の発言内容を含むもの)の内容を表示器124の画面に表示する。
ステップS515では、セッション識別情報とコンテンツ識別情報の組み合わせが受信データと合致するメッセージ履歴保持部116のヒストリファイル内に、受信したメッセージの情報を格納する。
なお、受信データに含まれる再生点情報Txに相当する場面のサムネイル画面を作成し、この格納先を履歴に保存しても良い。また、コンテンツの録画データは所定の時間経過後に自動的に削除し、サムネイル画面のみを残すようにしてもよい。更に、これを行うために録画ファイルを時間ごとに区切ってもよい。
次に、図9に示す頭出し処理の一例について説明する。図8に示した受信メッセージ処理が実施された受信メッセージを選択し、このメッセージに対応する頭出し処理が未処理であるとき(図4のステップS109がYes)に図9の処理が開始される。
まず、ステップS601では、メッセージ選択部119が、ユーザの指示により入力部101が指定したメッセージが情報テーブル105内にあるかどうか確認(情報テーブル105以外にヒストリを持つ場合のみ)する。この条件を満たす場合はステップS602に進み、条件を満たさない場合はステップS606に進む。
ステップS602では、頭出し制御部121が、ユーザの指示により入力部101が指定したメッセージに対応する保存済みコンテンツがプレーヤ111により再生中であるかどうか確認する。再生中であればステップS604に進み、再生中でなければステップS603に進む。
ステップS603では、プレーヤ111が、ユーザの指示により入力部101が指定したメッセージに対応する再生点(図3中のT1,T2等に相当する場面の位置)から、そのメッセージに対応する保存済みコンテンツの再生を開始する。例えば、該当するメッセージに対応付けられた再生点情報が時刻T1である場合には、時刻T1から該当するコンテンツの先頭の時刻を表す「保存コンテンツ先頭表示時刻」を引いた結果をコンテンツ先頭からの経過時間とし、この時間に対応する場面から再生を開始する。
例えば、図10(a)に示すように、コンテンツが放送コンテンツの場合には、ステップS01において、ユーザの指示により入力部101が選択したメッセージに割り当てられた再生点情報が放送の時刻T2に対応しているため、頭出し制御部121が、このメッセージの選択に伴って、保存された該当するコンテンツの中からタイムスタンプ(保存時刻)がt2の場面を選択し、プレーヤ111がこの場面からコンテンツの再生を開始する。また、続いて、ステップS02において、ユーザの指示により入力部101が選択したメッセージの再生点情報が放送の時刻T1に対応しているため、頭出し制御部121が、このメッセージの選択に伴って、該当する保存したコンテンツの中からタイムスタンプがt1の場面を選択し、プレーヤ111がこの場面からコンテンツの再生を開始する。
ステップS603の完了後、ステップS605へ進む。
ステップS604では、頭出し制御部121が、ユーザの指示により入力部101が指定したメッセージに対応する再生点へのシークを実行するようにコンテンツを再生しているプレーヤ111に指示を与える。例えば、該当するメッセージに対応付けられた再生点情報が時刻T1である場合には、時刻T1から該当するコンテンツの先頭の時刻を表す「保存コンテンツ先頭表示時刻」を引いた結果をコンテンツ先頭からの経過時間とし、この時間にジャンプするようにプレーヤ111に指示を与える。そして、ステップS605へ進む。
ステップS605では、頭出し制御部121およびプレーヤ111が、シークまたは再生に失敗したか否かを判定し、失敗した場合にはステップS606へ進む。
ステップS606では、メッセージ表示部119が、該当コンテンツの頭出しが不可能である旨を表示器124へ表示する。
次に、図3に示した通信シーケンスの具体例が図11〜13に示してある。
まず、図11はOMA SIP/SIMPLEに準拠したインスタントメッセージングサービスにおける通信シーケンスの具体例を示すシーケンス図である。図11では、コンテンツ識別情報の送信側クライアント(端末A)が、コンテンツ識別情報を含んだMESSAGE、INVITE、コンテンツ識別情報とセッション識別情報を含んだMESSAGE、の3つに分けて情報を送る場合を想定している。尚、図11におけるM1、R1、M2、R2、M3は、図3で説明した通りである。
また、図12は、OMA SIP/SIMPLEに準拠したインスタントメッセージングサービスにおいて、INVITEの中にコンテンツ識別情報を含ませた場合の通信シーケンスの具体例である。図12に示すように、図11の通信シーケンスを簡略化することができる。
また、図13は、OMA IMPS(Instant Messaging and Presence Service)に準拠したインスタントメッセージングサービスにおける通信シーケンスの具体例を示すシーケンス図である。
このような通信端末装置100によれば、以下のような効果が得られる。
(1)あるユーザが、コンテンツを友人等の他のユーザと共有してそれについて語りたいと考えている場合に、他のユーザが番組を録画していない場合であっても、再放送前に見せたいシーンをアクセスさせることができる。また、メッセージ入力開始時点(T1,T2)の再生点情報を共有し、また、メッセージ送信前にコンテンツ情報を共有して保存が開始されているため、該当シーンへのシークの精度が高い。
(2)発言を書き込むたびにコンテンツ情報の登録作業を行わなくてもよいため、ユーザの操作が簡単で、トラフィックも少なくてすむ。
(3)ユーザが、コンテンツを共有してそれについて語りたいと考えている場合に、コンテンツ等を共有する他のユーザの範囲を、限定したり自由に拡張したりすることができる。また、ユーザの識別情報を、セッション(不特定多数の人間が参加している可能性がある)に流さずに、信頼できる人の紹介するコンテンツのみを端末に保存することが出来る。
(4)サーバ装置にコンテンツ情報の登録および提供機能を持たせる必要がなく、通信端末装置100のように端末への機能拡張のみでこれが実現できる。
(5)ユーザが見ていないときに行われたコンテンツに関する会話に後から参加し、また、今までの会話をコンテンツの時間軸に沿って会話履歴を見やすく表示することができる。
なお、通信端末装置100を構成する場合には、専用のハードウェアだけで構成することもできるし、制御用のコンピュータとそれが実行するプログラムとを用いて構成することもできる。コンピュータが実行するプログラムについては、予めメモリ上に保持させておいても良いし、所定の通信ネットワーク等を経由して外部から通信端末装置100に転送してもよい。
また、通信端末装置100の変形例について以下に説明する。
(変形例1)
変形例1の通信システム1の構成は図2と同様であり、通信端末装置100の構成についても図1と同様である。変形例1の通信端末装置100の処理の内容は以下に説明するように多少変更されている。なお、変更のない処理については記述を省略している。また、変形例1の通信システム1では、これまでの説明と同様にカンファレンスセッションを利用して端末同士でメッセージのやりとりを行うが、上記の視聴可能なコンテンツの情報をインターネット(例えばネットワーク200)経由で取得する場合を想定している。
<メッセージ送信時の動作:図7参照>
ステップS402で扱う再生点情報Txおよびコンテンツ識別情報S1については、以下のように変更する。
再生点情報Txの具体例:
・コンテンツ内のタイムスタンプの値。例えば、MPEG−2ではPTS、MP4ではsttsなど。なお、直前のIntra符号化フレームの表示時間(ASFではindex内、MP4ではstssに格納された情報から算出)を送信するようにしてもよい。
・コンテンツ先頭再生時の通信端末装置100が保持する時刻情報と、再生点における通信端末装置100が保持する時刻情報の差分。
例えば、図10(b)に示す例では、ステップS03において、ユーザの指示により入力部101が選択したメッセージに割り当てられた再生点情報が蓄積型コンテンツのタイムスタンプT2に対応しているため、頭出し制御部121が、このメッセージの選択に伴って、該当するコンテンツの中からタイムスタンプがT2の場面を選択し、プレーヤ111がこの場面からコンテンツの再生を開始する。また、続いて、ステップS04において、ユーザの指示により入力部101が選択したメッセージの再生点情報がコンテンツのタイムスタンプT1に対応しているため、頭出し制御部121が、このメッセージの選択に伴って、該当するコンテンツの中からタイムスタンプがT1の場面を選択し、プレーヤ111がこの場面からコンテンツの再生を開始する。
コンテンツ識別情報S1の具体例:URL(Uniform Resource Locators)を用いる。
また、ステップS409で送信する送信メッセージについては、以下のように変更する。
送信メッセージの例:下記はコンテンツのURLを示しているが、asx、ramなどのメタファイルのURLであってもよい。
Content-type:multipart/mixed;boundary=------_123_MULTIPART_MIXED_
...
--------_123_MULTIPART_MIXED_
Content-Type: Content-Type: application/pmc_instant_messaging+xml
<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>
<Cont>
<ContID><URL>http://www.panasonic.net/movie_a.wmv</URL></ContID>
<Time>00:01:40</Time>
</Cont>
--------_123_MULTIPART_MIXED_
Content-Type: text/plain
コンテンツに関するコメント
--------_123_MULTIPART_MIXED_--
asxメタファイルの例を以下に示す。
<asx version="3.0">
<entry>
<TITLE>title A</TITLE>
<AUTHOR>PMC</AUTHOR>
<COPYRIGHT>(C) 2007 Panasonic Mobile Communications Co., Ltd.</COPYRIGHT>
<ref href="mms://panasonic.jp/movie.wmv"/>
</entry>
</asx>
ramメタファイルの例を以下に示す。
rtsp://panasonic.jp/movie.rm
また、ステップS411で情報テーブル105に登録する情報については、以下のように変更する。
・セッション識別情報:図7で説明したものと同様
・コンテンツ識別情報:変形例1のS1
・コンテンツ格納先:図7で説明したものと同様
・保存コンテンツ先頭表示時刻:0(ライブコンテンツ(TVを含む)以外は0とする。)
・メッセージ履歴保存先:図7で説明したものと同様
<メッセージ受信時の動作:図8参照>
ステップS509では、受信したコンテンツ識別情報S1が示すURLから受信部112がデータをダウンロードして受信し、プレーヤ111が再生を開始する。プログレッシブダウンロードが可能な場合は、ダウンロード中に再生開始する。なお、保存完了後に、コンテンツ保存部118が自動的にランダムアクセス用のインデックス情報を付加するようにしてもよい。また、コンテンツ識別情報がRTSPのようなランダムアクセス可能なストリーミングプロトコルを示す文字列で始まる場合は、プレーヤ111による保存コンテンツの再生は行わなくても良い。
<履歴閲覧時の動作:図5、図9参照>
ステップS603では、コンテンツ識別情報S1がRTSPのようなストリーミングプロトコルを示す文字列で始まる場合は、プレーヤ111が、保存コンテンツの再生ではなく、下記のようにネットワーク200を経由して再生点を指定し、再生を開始してもよい。
PLAY rtsp://video.example.com/a/movie_a.mp4
Range: smpte=0:10:00-
ステップS605では、以下の場合などに、頭出し制御部121およびプレーヤ111によるシークまたは再生開始に失敗する。
・ダウンロード対象ファイルが、ASFファイルのようにインデックス(ランダムアクセス用のデータ)がデータ末にあって、まだ取得されていない。
・ダウンロード対象ファイルが、バージョンの古いflvファイルや、インデックスなしのASFファイルのように、ソースにインデックスが含まれていない。
・シーク先のデータがまだ取得されていない。
(変形例2)
変形例2の通信システム1の構成は図2と同様であり、通信端末装置100の構成についても図1と同様である。変形例2の通信端末装置100の処理の内容については変形例1とほぼ同様である。また、変形例2の通信システム1では、先に説明したカンファレンスセッションを利用して端末同士でメッセージのやりとりを行うが、上記の視聴可能なコンテンツの情報をインターネット(例えばネットワーク200)経由で取得する場合を想定している。また、コンテンツのダウンロードは行わず、コンテンツ識別情報を、コンテンツ送信元のユーザ(端末)のSIP URIまたはScreenNameとファイル名の合成とする。
(変形例3)
変形例3の通信システム1の構成は図2と同様であり、通信端末装置100の構成についても図1と同様である。また、変形例3の通信システム1では、先に説明したカンファレンスセッションを利用せずに電子メール等を用いて端末同士でメッセージをやりとりする場合を想定している。
変形例3の通信端末装置100の処理の内容については、カンファレンスセッションを利用しないユーザまたはグループ宛の単発メッセージのやりとりを行っている場合は、情報テーブル105内のセッション識別情報にIM Session識別子またはIM Group識別子ではなく、コンテンツ送信元のユーザ(端末)の識別情報を格納する。処理手順の一例の概略は次の通りである。
(1)ユーザの指示による入力部101の入力に応じ、表示中のコンテンツの識別情報(コンテンツ識別情報)と、該コンテンツに関するメッセージング用セッションを示すセッション識別情報(コンテンツ識別情報送信元ユーザおよびコンテンツ識別情報送信先ユーザの識別情報、または、コンテンツ識別情報送信先グループの識別情報)を一人以上のユーザのクライアント(端末)宛に送信。
(2)コンテンツの保存が通信端末装置100で行われていなければ保存する。
(3)セッション識別情報とコンテンツ識別情報を関連付けて記憶。
(4)コンテンツ識別情報を受信した場合、自動的にコンテンツの保存を開始。
(5)コンテンツ識別情報を受信した場合、これを、コンテンツ識別情報送信元からの情報とともに受信したセッション識別情報と関連付けて記憶。
(6)記憶しているセッション識別情報が示す送信元からメッセージを受信したら、これをセッション識別情報と関連付けて記憶。
(7)メッセージ(発言内容)の入力が開始されたら(あくまで入力時であり、送信時ではない)、このとき表示中のコンテンツがあれば、再生点情報を記憶。
(8)メッセージの送信先が、コンテンツと関連付けられたセッション識別情報が示す送信先と一致している場合、送信メッセージ内に再生点情報を含める。
尚、変形例3の通信端末装置100の処理は、上記処理手順以外は、通常時の処理(変形例1の前に説明した処理)、変形例1の処理、変形例2の処理のいずれかと同様である。
尚、上記説明したように、通信システム1における通信に利用するプロトコルについては、SIP(Session Initiation Protocol)や電子メール用のプロトコルなど様々なものを利用できる。対象とするコンテンツについては、放送により受信可能なテレビ番組のような動画および音声で構成されるコンテンツや、音響信号だけのコンテンツや、静止画の集合として構成されるコンテンツなど様々なコンテンツが想定できる。また、ユーザ間でやりとりするメッセージ(発言内容)については、文章のような文字列情報だけでなく、音声情報を扱うことも可能である。
本発明は、通信相手が同じコンテンツを視聴していない場合や保存していない場合であっても、端末のユーザとその人が希望する他人との間で、同じコンテンツを共有した状態でコンテンツに関連のあるメッセージを交換したり、コンテンツの再生時に関連のある過去のメッセージを自動的に対応付けたりすることが可能な通信端末装置、プログラム等に有用である。
本発明の実施形態における通信端末装置の主要部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態における通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態における通信システムの典型的な動作例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における通信端末装置の主要動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における通信端末装置の履歴閲覧時の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における通信端末装置のカンファレンスセッション退出処理時の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における通信端末装置の送信メッセージ処理時の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における通信端末装置の受信メッセージ処理時の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における通信端末装置の頭出し処理時の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における通信端末装置が扱う再生点情報の具体例を示す模式図である。 本発明の実施形態における通信システムの詳細な動作例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における通信システムの詳細な動作例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における通信システムの詳細な動作例を示すシーケンス図である。
符号の説明
100、100A、100B、100C IMクライアント端末(通信端末装置)
101 入力部
102 入力開始タイミング検出部
103 送信メッセージ生成部
104 送信部
105 情報テーブル
106 コンタクトリスト
107 メッセージ種別設定部
108 メッセージ送信先設定部
109 招待先設定部
110 再生点情報検出部
111 プレーヤ
112 受信部
113 招待受け入れ判定部
114 メッセージおよび再生点情報抽出部
115 コンテンツ情報抽出部
116 メッセージ履歴保持部
117 コンテンツ保存停止判定部
118 コンテンツ保存部
119 メッセージ表示部
120 メッセージ選択部
121 頭出し制御部
122 コンテンツプロパティ検出部
123 レスポンス生成部
124 表示器
125 コンテンツバッファ
126 退出判定部
127 ステイタス情報保持部
200 ネットワーク
300 IMサーバ
400 その他のサーバ

Claims (17)

  1. 他の通信端末装置から情報を受信するための受信部と、
    情報を保存するための記憶部と
    前記記憶部により情報を保存する際に所定の制御を行う制御部と、
    を有し、
    前記制御部が、前記受信部によって他の通信端末装置との間で情報交換するためのセッションのセッション識別情報を含む前記情報を受信した場合、前記情報に含まれたコンテンツ識別情報を前記記憶部に保存する通信端末装置。
  2. 請求項1に記載の通信端末装置であって、更に、
    前記セッションにおいて前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツに関するメッセージを前記受信部によって受信した場合、前記セッション識別情報と前記メッセージとを関連付けて保存するメッセージ履歴保持部を有する通信端末装置。
  3. 請求項1に記載の通信端末装置であって、更に、
    他の通信端末装置へ情報を送信するための送信部と、
    前記セッションにおいて前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツに関するメッセージを前記送信部によって送信した場合、前記セッション識別情報と前記メッセージとを関連付けて保存するメッセージ履歴保持部と
    を有する通信端末装置。
  4. 請求項2に記載の通信端末装置であって、
    前記メッセージ履歴保持部は、前記受信部によって受信されたメッセージの入力が他の通信端末装置において開始されたときの前記コンテンツの再生点を示す情報を再生点情報として、前記識別情報およびメッセージと対応付けて保存する通信端末装置。
  5. 請求項3に記載の通信端末装置であって、
    前記メッセージ履歴保持部は、前記送信部によって送信されたメッセージの入力が当該通信端末装置において開始されたときの前記コンテンツの再生点を示す情報を再生点情報として、前記識別情報およびメッセージと対応付けて保存する通信端末装置。
  6. 請求項4または5に記載の通信端末装置であって、
    前記メッセージとともに、前記再生点情報を送信する送信部を有する通信端末装置。
  7. 請求項1に記載の通信端末装置であって、更に、
    前記受信部によって受信されたコンテンツ識別情報が放送コンテンツであることを示す場合、前記放送コンテンツを録画するコンテンツ保存部を有する通信端末装置。
  8. 請求項1に記載の通信端末装置であって、更に、
    前記受信部によって受信されたコンテンツ識別情報が外部のサーバより配信される配信コンテンツであることを示す場合、前記配信コンテンツをダウンロードして保存するコンテンツ保存部を有する通信端末装置。
  9. 請求項2ないし8のいずれか1項に記載の通信端末装置であって、
    前記記憶部は、前記コンテンツ識別情報と、前記メッセージ履歴保持部における前記コンテンツ識別情報に対応するセッションのメッセージの格納先の情報とを関連付けて保存する通信端末装置。
  10. 請求項9に記載の通信端末装置であって、更に、
    前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツを再生するための再生部と、
    前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツを再生する場合、前記コンテンツとともに前記メッセージ履歴保持部に保持された前記セッション識別情報およびコンテンツ識別情報に対応するメッセージを表示する表示部を有する通信端末装置。
  11. 請求項9に記載の通信端末装置であって、
    前記表示部は、前記再生点情報に基づいて、前記コンテンツにおける時間の古い順に前記メッセージを表示する通信端末装置。
  12. 請求項9に記載の通信端末装置であって、更に、
    前記メッセージ履歴保持部に保持された前記セッション識別情報およびコンテンツ識別情報に対応するメッセージを表示する表示部と、
    前記表示部によって表示されたメッセージから所定のメッセージを選択する選択部と、
    前記選択部によって選択されたメッセージに対応する再生点情報に基づいて、前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツを再生するコンテンツ再生部と
    を有する通信端末装置。
  13. 通信端末装置において、
    他の通信端末装置との間で情報交換するためのセッションのセッション識別情報を含む情報を受信するステップと、
    前記情報にコンテンツ識別情報が含まれる場合には、前記コンテンツ識別情報を記憶部に保存するステップと
    を有する通信制御方法。
  14. 請求項13に記載の通信制御方法であって、更に、
    前記セッションにおいて前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツに関するメッセージを受信した場合、前記セッション識別情報と前記メッセージとを関連付けてメッセージ履歴保持部へ保存するステップを有する通信制御方法。
  15. 請求項13に記載の通信制御方法であって、
    受信した前記コンテンツ識別情報が放送コンテンツであることを示す場合、前記放送コンテンツを録画するステップを有する通信制御方法。
  16. 請求項13ないし15に記載の通信制御方法であって、
    前記コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツを再生する場合、前記コンテンツとともに前記メッセージ履歴保持部に保持された前記セッション識別情報およびコンテンツ識別情報に対応するメッセージを表示部へ表示するステップを有する通信制御方法。
  17. 請求項13ないし16のいずれか1項に記載の通信制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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