JP2010002409A - カンチレバー装置及びカンチレバー制御方法 - Google Patents

カンチレバー装置及びカンチレバー制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010002409A
JP2010002409A JP2008299838A JP2008299838A JP2010002409A JP 2010002409 A JP2010002409 A JP 2010002409A JP 2008299838 A JP2008299838 A JP 2008299838A JP 2008299838 A JP2008299838 A JP 2008299838A JP 2010002409 A JP2010002409 A JP 2010002409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cantilever
feedback
deflection angle
self
vibration source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008299838A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5146964B2 (ja
Inventor
Masaharu Kuroda
雅治 黒田
Koji Yabuno
浩司 藪野
Kentaro Nishimura
健太郎 西村
Takashi Someya
貴司 染谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
University of Tsukuba NUC
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
University of Tsukuba NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST, University of Tsukuba NUC filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2008299838A priority Critical patent/JP5146964B2/ja
Publication of JP2010002409A publication Critical patent/JP2010002409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5146964B2 publication Critical patent/JP5146964B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01QSCANNING-PROBE TECHNIQUES OR APPARATUS; APPLICATIONS OF SCANNING-PROBE TECHNIQUES, e.g. SCANNING PROBE MICROSCOPY [SPM]
    • G01Q10/00Scanning or positioning arrangements, i.e. arrangements for actively controlling the movement or position of the probe
    • G01Q10/04Fine scanning or positioning
    • G01Q10/06Circuits or algorithms therefor
    • G01Q10/065Feedback mechanisms, i.e. wherein the signal for driving the probe is modified by a signal coming from the probe itself
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/84Manufacture, treatment, or detection of nanostructure
    • Y10S977/849Manufacture, treatment, or detection of nanostructure with scanning probe
    • Y10S977/86Scanning probe structure
    • Y10S977/863Atomic force probe

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

【課題】カンチレバーのたわみ角の測定データを利用したフィードバックにより、カンチレバーに対するファンデルポール型振幅制御を行う。
【解決手段】自励発振回路40は、たわみ角計測機構により検出したカンチレバーのたわみ角信号を積分器42により積分し、その積分値にゲイン発生器44により発生した線形フィードバックゲインKlinを乗算することにより、それに対応する出力を生成すると共に、たわみ角信号をアナログ乗算器46及びアナログ乗算器48により3乗し、積分器50及び積分器52により積分し、その積分値にゲイン発生器54により発生した非線形フィードバックゲインKnonを乗算することにより、それに対応する出力を生成し、これらの出力を加算器56により加算し、ピエゾ素子に対する電圧信号VCを生成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、 測定対象物の表面形状を測定する原子間力顕微鏡に用いられるカンチレバー装置及び、このカンチレバー装置におけるカンチレバーを制御するためのカンチレバー制御方法に関する。
近年、原子間力顕微鏡(AFM)による生体試料観察への期待が高まってきている。AMFとは、先端に探針が付いたマイクロカンチレバーを用いて、微小な物体の表面形状を観測する装置である。試料と探針の間に働く原子間力によりカンチレバーの等価的な固有振動数が変化する。したがって、カンチレバーの固有振動数の変化を検出し、検出した固有振動数の変化から探針に働く原子間力の影響を算出すれば、探針と測定対象物との間の距離を測定できる。たとえば、特許文献1には、原子間力顕微鏡において、カンチレバーの自励振動を非線形フィードバック制御するカンチレバー制御装置が開示されている。
生理条件下での生体試料の真の構造を観察することは、液中AFM観察の大きな目標の一つである。しかしAFMを液中で利用する場合、粘性減衰によりカンチレバーのQ値が低下するため従来の強制加振による方法では観測は困難になる。近年、それを回避するために、自励発振を用いる手法が研究されており、様々な手法(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照)が提案されている。
自励発振の振動数は低振幅時には固有振動数とほぼ一致し、液中等でも固有振動数が計測可能である。しかし、一般に自励発振状態では振幅の時間的増加は避けられない。したがって、弱い衝撃でも変形してしまう生体試料の計測に自励発振を利用するためには、振幅を十分に小さく抑える必要がある。
特開2006−208089号公報 T.R.A1brecht,P.Grutter,and D.Ruger,Frequency Mdulation Detection Using High-Q Cantilevers For Enhanced Force Microscope Sensitivity,Journal of Applied Physics Vol.69(1991),pp.668-673 T.0kajima,H.Sekigushi,H.Arakawa,and A.Ikai,Self -Oscillation Technique for AFM in Liquids, Applied Surface Scince, Vol. 210(2003),pp.68‐72.
そこで、本出願の発明者等は、線形フィードバック及び非線形フィードバックを用いてマイクロカンチレバーにファンデルポール型の自励発振子と同様な振動特性を持たせ、低振幅、定常発振を実現することを目的とし、本出願に係る発明を案出した。
すなわち、ファンデルポール型自励振動には、その非線形性によって有限振幅を持った定常振動状態が存在することが知られている。この振幅特性を利用すれば、カンチレバーの共振状態での振幅制御が可能となり、測定試料への接触の問題点を解決できる。
本発明の目的は、上記事実を考慮し、カンチレバーにおけるたわみ角、たわみ量及び変位の何れかの測定データを利用したフィードバックにより、カンチレバーに対する振幅制御を行うことができるカンチレバー装置及びカンチレバー制御方法を提供することにある。
本発明の請求項1に係るカンチレバー装置は、測定対象物の表面形状を測定する原子間力顕微鏡に用いられるカンチレバー装置であって、先端部に探針が設けられ振動可能とされたカンチレバーと、前記カンチレバーを自励振動させる振動源と、前記カンチレバーのたわみ角を検出する検出機構と、前記カンチレバーのたわみ角に基づいて前記振動源をフィードバック制御する制御部と、を備え、前記制御部によって生成されるフィードバック制御信号VCが、下記式(9)により表されることを特徴とする。
Figure 2010002409
ただし、Klinは正値である線形フィードバックゲイン、Knonは正値である非線形フィードバックゲイン、∂w/∂sはカンチレバーのたわみ角、xSはカンチレバーに対するセンシング点、mは2以上の偶数である。
さらに本発明の請求項2に係るカンチレバー装置は、請求項1記載のカンチレバー装置において、前記制御部によって生成されるフィードバック制御信号VCが、下記式(10)により表されることを特徴とする。
Figure 2010002409
本発明の請求項3に係るカンチレバー装置は、測定対象物の表面形状を測定する原子間力顕微鏡に用いられるカンチレバー装置であって、先端部に探針が設けられ振動可能とされたカンチレバーと、前記カンチレバーを自励振動させる振動源と、前記カンチレバーのたわみ量又は変位を検出する検出機構と、前記カンチレバーのたわみ量又は変位に基づいて前記振動源をフィードバック制御する制御部と、を備え、前記制御部によって生成されるフィードバック制御信号VCが、下記式(11)により表されることを特徴とする。
Figure 2010002409
ただし、Klinは正値である線形フィードバックゲイン、Knonは正値である非線形フィードバックゲイン、wはカンチレバーのたわみ量又は変位、xSはカンチレバーに対するセンシング点、mは2以上の偶数である。
さらに本発明の請求項4に係るカンチレバー装置は、請求項3記載のカンチレバー装置において、前記制御部によって生成されるフィードバック制御信号VCが、下記式(12)により表されることを特徴とする。
Figure 2010002409
本発明の請求項5に係るカンチレバー制御方法は、測定対象物の表面形状を測定する原子間力顕微鏡に用いられ、先端部に探針が設けられ振動可能とされたカンチレバー、前記カンチレバーを自励振動させる振動源、前記カンチレバーのたわみ角を検出する検出機構及び前記カンチレバーのたわみ角に基づいて前記振動源をフィードバック制御する制御部を備えるカンチレバー装置に用いられるカンチレバー制御方法であって、前記制御部は、下記式(13)により求められるフィードバック制御信号VCに基づいて前記振動源を制御することを特徴とする。
Figure 2010002409
ただし、Klinは正値である線形フィードバックゲイン、Knonは正値である非線形フィードバックゲイン、∂w/∂sはカンチレバーのたわみ角、xSはセンシング点、mは2以上の偶数である。
さらに本発明の請求項6に係るカンチレバー制御方法は、請求項5記載のカンチレバー制御方法において、前記制御部は、下記式(14)により求められるフィードバック制御信号VCに基づいて前記振動源を制御することを特徴とする。
Figure 2010002409
本発明の請求項7に係るカンチレバー制御方法は、測定対象物の表面形状を測定する原子間力顕微鏡に用いられ、先端部に探針が設けられ振動可能とされたカンチレバー、前記カンチレバーを自励振動させる振動源、前記カンチレバーのたわみ量又は変位を検出する検出機構及び前記カンチレバーのたわみ量又は変位に基づいて前記振動源をフィードバック制御する制御部を備えるカンチレバー装置に用いられるカンチレバー制御方法であって、前記制御部は、下記式(15)により求められるフィードバック制御信号VCに基づいて前記振動源を制御することを特徴とする。
Figure 2010002409
ただし、Klinは正値である線形フィードバックゲイン、Knonは正値である非線形フィードバックゲイン、wはカンチレバーのたわみ量又は変位、xSはセンシング点、mは2以上の偶数である。
さらに本発明の請求項8に係るカンチレバー制御方法は、請求項7記載のカンチレバー制御方法において、前記制御部は、下記式(16)により求められるフィードバック制御信号VCに基づいて前記振動源を制御することを特徴とする。
Figure 2010002409
以上説明した本発明に係るカンチレバー装置及びカンチレバー制御方法によれば、カンチレバーにおけるたわみ角、たわみ量及び変位の何れかの測定データを利用したフィードバックにより、カンチレバーに対する振幅制御を安定的に行うことができる。
以下、本発明の実施形態に係るカンチレバー装置及び、このカンチレバー装置に用いられるカンチレバー制御方法を、図面を参照しつつ説明する。
(カンチレバー解析モデル)
図1には、本発明の実施形態に係るAFMカンチレバーの解析モデルが示されている。このAFMカンチレバー(以下、単に「カンチレバー」という。)12をオイラーベルヌーイ梁と見做し運動方程式を導出する。カンチレバー12の長手方向に沿ってx軸、たわみ方向に沿ってz軸をとる。カンチレバー12は、z−x平面内を運動するものとする。カンチレバー12は長さがlであり、固定端14から中立面のある任意の点pまでの距離をs、このp点のx軸方向に沿った変位をu、z軸方向に沿った変位をwとする。カンチレバー12の固定端14は、圧電アクチュエータであるピエゾ素子16に連結されており、ピエゾ素子16は、固定端14にz軸方向に沿った変位入力ζを与えることができ、この変位入力ζがカンチレバー12に対する制御入力となる。また、カンチレバー12には、先端部の下面側に探針15が配置されている。
(モデルの理論解析)
まず、カンチレバーの運動エネルギTとポテンシャルエネルギVは、式(17)及び式(18)によりそれぞれ表される。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
ラグランジュの未定常数λを用いて、式(19)に示されるように、中立面は曲げによる伸びを生じない条件を導入する。
Figure 2010002409
拡張されたハミルトンの原理は式(20)のように記述され、これに対する変分を実行すると、式(21)に示される運動方程式を得ることができる。また境界条件は式(22)により表される。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Figure 2010002409
なお、以下の説明にて、(´)はsによる偏微分を表し、上付きの(●)はtによる偏微分を表している。またρ、Α、Ε、Ιは、密度、断面積、ヤング率、断面二次モーメントをそれぞれ表し、測定環境における線形粘性減衰項Clin∂w/∂tを考慮している。加振変位入力ζをピエゾ素子16により与えるものとすると、ピエゾ素子16のフィードバック制御信号(制御電圧)VCと加振変位入力ζとの関係は圧電定数d33を用いて式(23)のように表される。
なお、圧電定数d33については、例えば「C.R.Fuller, S.E1liot, and P.Nelson, Active Control of Vibration,(1996),pp.115‐120,Academic Press, London.」に記載されている。
Figure 2010002409
従来の原子間力顕微鏡では、ファンデルポール型自励発振を実現するために、カンチレバー12のたわみ角の時間tに関する1階微分をフィードバックし、式(24)により表される制御電圧VCを用いていた。
Figure 2010002409
しかし、本実施形態では、制御入力が式(21)では、∂2ζ/∂t2のように加速度として直接現れることに着目してVCを式(25)のように設定する。
Figure 2010002409
lin(>0)とKnon(>0)はそれぞれ線形フィードバックゲインと非線形フィードバックゲインを表している。このとき制御入力によるx=0での梁(カンチレバー12)の加速度∂2ζ/∂t2は式(26)により表される。また、カンチレバー12の代表長さをl、代表時間をT=√(ρΑl4/ΕΙ)とおくと、式(21)の運動方程式は式(27)に示されるように無次元化される。このとき、境界条件は式(28)により表される。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Figure 2010002409
無次元の減衰係数及びフィードバックゲインは、式(29)〜式(31)のようにおいた。ここで、上付き(*)は無次元量を示しているが、式(31)以降の数式では(*)の記載を省略する。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Figure 2010002409
(多重尺度法による解析)
式(27)の無次元運動方程式を、多重尺度法を用いて解析する。微小パラメータε(0<ε≪1)を用いて、z軸方向に沿った変位wを、べき級数展開し、多重時間尺度を式(32)及び式(33)のように導入する。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
フィードバックの効果が後述する振幅方程式に反映されるように、各係数に対し式(34)のようなオーダを与える。ここで、上付き(∧)が付いたパラメータはΟ(1)である。tに関する時間微分は多重時間尺度で表すと、式(35)のように表される。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
以降、∂/∂t0≡D0、∂/∂t2≡D2の微分オペレータを導入する。式(27)に式(32)及び式(33)を代入し、オーダ毎にまとめると、式(36)及び式(37)のようになる。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
式(36)よりΟ(ε)の解は式(38)に示すようになる。
Figure 2010002409
複素振幅A(t2)は時間尺度t2の関数である。Ο(ε3)の近似解のうち1次の固有振幅数ωを持つ項を式(39)のようにおき、式(38)及び式(39)を式(36)に代入し、両辺のejωt0の係数を等置すると、式(40)を得る。ここで、C(s)は式(41)のように表せる。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Φ3が解を持つ条件(可解条件)をΦ1を使って求める。式(40)の両辺にΦ1を掛けてsについて0から1まで積分すると、式(42)を得る。ここで、β1〜β3はそれぞれ式(43)〜式(45)である。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Figure 2010002409
式(42)に下記式(46)を代入し、両辺にε3をかけ、実部と虚部とに分けると、振幅aと位相γに関する方程式は式(47)及び式(48)のようになる。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Figure 2010002409
上式はファンデルポール型発振子の振幅と位相の時間変化を示す式と等価であり、式(25)のフィードバックにより、カンチレバー12はファンデルポール型発振子と同様な特性を持つことになる。式(47)の時間微分の項を0とおいて定常振幅を求めると、式(49)となる。
Figure 2010002409
これにより線形フィードバックゲインklinと定常振幅との関係が図2のグラフに示すように得られる。図2に示される、klin-cr=μlin/2β2は自励発振限界で、線形フィードバックゲインklinがこの臨界ゲインklin-crより大きいとカンチレバー12は、超臨界Hopf分岐により自励発振する。また、非線形フィードバックゲインknonが式(49)中の分母にあることから、knonを大きくするとことにより、カンチレバー12の自励発振時の定常振幅を低く抑えられることがわかる。さらに式(48)を解くと、式(50)が得られる。
Figure 2010002409
上記式(50)によりカンチレバー12の振動の位相を求めることができる。ここで、γ0は初期位相で、初期値によって決定される。従って、自励発振の定常状態は下記の式(51)により表される。
Figure 2010002409
ここで、カンチレバー12の自励発振振動数Ωは、カンチレバー12の線形の固有振動数であり、式(52)により表される。この式(52)では、定常振幅astが微小な場合は、Ωはωとほぼ一致する。またβ1>0であるので、定常振幅が増加したときは、固有振動数よりも低い振動数で発振する。
Figure 2010002409
(AFM装置の構成)
図3には、本実施形態に係るAFM装置の構成が模式的に示され、図4には、図3に示されるAFM装置に用いられた光てこ法を用いたたわみ角計測機構の構成が示されている。
AFM装置10ではカンチレバー12の固定端側がピエゾ素子16に連結されており、ピエゾ素子16はカンチレバー12を加振する。たわみ角計測機構20は、図4(A)に示されるように、レーザダイオード22、プリズム24、折返しミラー26及びフォトディテクタ28を備えている。レーザダイオード22(キコー技研製レーザポインタ、MLXG−D12−670)は、プリズム24を介してカンチレバー12の上面先端部にレーザBを照射する。
カンチレバー12により反射されたレーザBは、折返しミラー26により反射されてフォトディテクタ28(浜松ホトニクス、S7479)に入射する。このとき、カンチレバー12が撓むと、レーザBの反射角が変化することから、フォトディテクタ28におけるレーザBの受光点が変化する。
フォトディテクタ28は、図4(B)に示されるように、4個の受光領域28A〜28Dを有する分割構造を有しており、上側の受光領域28A及び28Bにおける受光光量と下側の受光領域28C及び28Dにおける受光光量との差(光量比)により入射角の変化を検出する。また、図3にて、70は微小変位計、72はチューブスキャナ、74はサンプルステージである。
図5には、本発明の実施形態に係るAFM装置におけるカンチレバー12及びカンチレバーホルダの構成が示されている。カンチレバーホルダ30は、カンチレバー12の長手方向に沿った断面形状が略直角三角形に形成された支持台32を備えており、この支持台32の上面側にはピエゾ素子16が固着されている。支持台32は、ピエゾ素子16を介してAFM装置のフレーム部材34に固定されている。
カンチレバーホルダ30はリン青銅製の板ばね36を備えており、この板ばね36は、その基端側がフレーム部材34に固定されおり、先端側がばね復元力により支持台32側へ付勢されている。カンチレバーホルダ30は、カンチレバー12の基端部を支持台32の下面側と板ばね36の先端部との間に挟持することにより、カンチレバー12を片持ち状態で支持している。このとき、カンチレバー12は、その長手方向が水平方向に対して約15°の傾きを持つように支持される。
なお、AFM装置10では、たわみ角計測機構20を用いてカンチレバー12のたわみ角を光てこ法により検出していたが、カンチレバー12の変位を検出する変位計測機構としては、光てこ法を用いたもの以外にも、例えば、非接触型のレーザードップラー式振動計を用いても良く、またピエゾ素子等を用いた接触型の微小変位計を用いても良い。
またAFM装置10では、カンチレバー12の振動源として接触型ならばピエゾ素子16を用いていたが、このような振動源以外にも、例えば、非接触型ならば電磁力を用いたボイスコイル型の振動源や、静電気力を用いた静電アクチュエータをカンチレバー12の振動源として用いても良い。
(制御部の構成)
図6のブロック図に示されるように、AFM装置10は、制御部であるコントローラ70を備えている。コントローラ70は、たわみ角計測機構20により検出したカンチレバー12のたわみ角信号に基づいて、フィードバック制御信号である電圧信号を生成し、この電圧信号を制御電圧VCとして振動源であるピエゾ素子16に出力する。これにより、ピエゾ素子16は、制御電圧VCに対応する振動変位をカンチレバー12に伝達して、カンチレバー12を自励振動させる。
図7には、図6に示されるコントローラ70に対するプログラムにより機能的に実現されたファンデルポール型の自励発振回路(等価回路)が示されている。AFM装置10では、前述したように、線形フィードバック及び非線形フィードバックによってカンチレバー12をファンデンポール型発振子と同様の振動系にする。
ファンデルポール型自励発振回路(以下、単に「自励発振回路」という。)40は、式(25)により表されたカンチレバー12のたわみ角に比例する線形フィードバック及び、たわみ角の3乗に比例するよう非線形フィードバックを実現するためのアナログ制御回路である。
自励発振回路40では、たわみ角計測機構20により検出したカンチレバー12のたわみ角信号を積分器42により積分し、その積分値にゲイン発生器44により発生した線形フィードバックゲインKlinを乗算することにより、式(25)の線形フィードバックゲインに対応する出力を生成する。また、自励発振回路40では、たわみ角信号をアナログ乗算器46及びアナログ乗算器48により3乗すると共に、積分器50及び積分器52により積分し、その積分値にゲイン発生器54により発生した非線形フィードバックゲインKnonを乗算することにより、式(25)の非線形フィードバックゲインに対応する出力を生成する。
さらに、自励発振回路40では、加算器56により線形項に対応する出力と非線形項に対応する出力とを加算し、電圧信号Voutを生成した。この電圧信号Voutは、必要に応じてピエゾ素子16に対応する電圧値に変換され、カンチレバー12に対する制御電圧VCとしてピエゾ素子16に印加される。
なお、本実施形態では、自励発振回路40をコントローラ70によりアナログ制御回路として実現したが、このような自励発振回路をコントローラ74によりディジタル制御回路として実現することも可能である。
この場合は、AFM装置10には、図8に示されるように、たわみ角計測機構20とコントローラ74との間にA/D(アナログ/ディジタル)変換器74が介装されると共に、コントローラ74とピエゾ素子16との間にD/A(ディジタル/アナログ)変換器76が介装される。
ここで、A/D変換器74は、たわみ角計測機構20から出力されたカンチレバー12のたわみ角のアナログ信号をディジタル信号に変換し、コントローラ74へ出力する。またD/A変換器76は、コントローラ70から出力されたディジタルの電圧信号Voutをアナログ電圧信号である制御電圧VCに変換し、ピエゾ素子16に出力する。
一方、コントローラ74には、入力信号をディジタル的に処理する積分器78及び線形ゲインアンプ80が設けられており、これらの積分器78及び線形ゲインアンプ80は、たわみ角計測機構20により検出したカンチレバー12のたわみ角信号(ディジタル信号)に基づいて、式(25)の線形フィードバックゲインに対応する出力を生成する。またコントローラ74には入力信号をディジタル的に処理する、乗算器82、乗算器84、積分器86及び非線形ゲインアンプ88が設けられており、これらの乗算器82、乗算器84、積分器86及び非線形ゲインアンプ88は、たわみ角計測機構20により検出したカンチレバー12のたわみ角信号(ディジタル信号)に基づいて、式(25)の非線形フィードバックゲインに対応する出力を生成する。
コントローラ74は、加算器90により線形ゲインアンプ80から出力された線形フィードバックゲインと非線形ゲインアンプ88から出力された非線形フィードバックゲインとを加算し、それらの加算値を電圧信号VoutとしてD/A変換器76に出力する。
AFM装置10では、上記のようにコントローラ74により自励発振回路をディジタル制御回路として構成し、この自励発振回路、A/D変換器74及びD/A変換器76により制御電圧VCを生成した場合でも、当然、アナログの自励発振回路40により制御電圧VCを生成した場合と基本的に同一の制御結果が得られる。
(AFM装置を用いた実験結果)
次に、本実施形態に係るAFM装置10(図3参照)を用いて自励発振の実験を行った結果について説明する。
AFM装置10には、カンチレバー12として長さ450μm、幅50μm、厚さ4μm、1次モードの固有振動数23〜31kHz(セイコーインスツル製、SI-DF3)のものを取り付けた。
(a)カンチレバーの振幅測定法
本実験では、AFM装置で一般的に利用される1次モードの固有振動数において自励発振を実現することを考える。カンチレバー12に線形フィードバックの制御成分のみを加えると、カンチレバー12は自励発振した。このとき、カンチレバー12の振幅の測定には光てこ方式のたわみ角計測機構20を用いた。レーザBをカンチレバー12の先端付近に照射し、その出力信号を測定した。たわみ角計測機構20からの出力信号をFFT(高速フーリエ変換)解析することにより、そのカンチレバー12の先端付近での振幅と振動数を測定した。
(b)ファンデルポール型自励発振回路による振幅制御
図9には、線形フィードバックゲインに対応する制御入力電圧のみをピエゾ素子に加えた場合の時刻歴波形が示されている。また図10には、線形フィードバックゲイン及び非線形フィードバックゲインに対応する制御入力電圧をピエゾ素子に加えた場合の時刻歴波形が示されている。
線形フィードバックだけでピエゾ素子を制御した場合には、時間経過と共に振幅が成長し、発散してしまうことが解る。一方、線形フィードバック及び非線形フィードバックによりピエゾ素子を制御した場合には、線形フィードバックのみで制御した場合に振幅が発散していたのに対し、振幅が一定に収まり、定常振幅で発振していることが解る。
(c)低振幅定常自励発振の実現
図11、図12及び図13には、自励発振の定常振幅の大きさと線形フィードバックゲインとの関係が示されている。これらの図にて、横軸は線形フィードバックゲインKlin、縦軸は自励発振の定常振幅astである.また、黒丸「●」は線形フィードバックゲインを増加させているときのプロットであり、白丸「○」は線形フィードバックゲインを減少させているときのプロットである。線形フィードバックのみの場合は、図11に示されるように、臨界ゲインKlin-crを超えるとすぐに発散してしまうのに対し、線形フィードバック及び非線形フィードバックの場合は、図12に示されるように、非線形フィードバックゲインの効果によって振幅が制御されている様子がわかる。
さらに図13では、非線形フィードバッグゲインKnonをより大きくすることにより、振幅がさらに小さく制御されている様子がわかる。このとき、十分に分岐点(臨界ゲインKlin-cr)よりも大きく、自励発振を安定に生じるハイゲインの線形フィードバックで約4nmの定常振幅を持つ自励発振が確認された。
また、図12中で最大振幅をとる線形フィードバックゲインKlin=1.79×106[V/s]のときの光てこ出力及び、周波数スペクトルをそれぞれ図14及び図15に示す。これらからは、28kHz付近での定常振幅を持った自励発振を確認できる。
なお、低振幅の自励発振は線形フィードバックゲインを分岐点Klin-cr近傍に設定すれば、非線形の粘性減衰を考慮する事により理論上は実現できるが、実際には環境のわずかな変化によりKlinが移動し,発振状態は安定しななくなる。しかし、本実施形態で提案した手法を用いれば、線形フィードバックゲインをKlinより十分に大きな値に設定した場合でも,振幅を低く抑えられるため、発振停止を起こさずに安定な定振幅定常発振が可能である。
また、従来の微分器を用いた振幅制御においても低振幅は実現されているが、本実施形態では微分器によって高周波のノイズを増幅してしまうことがないため、より正確な加振入力をピエゾ素子に印加できる。そのため、微分器をもちいたAFM装置では困難であった10nm以下の定常振幅の調節が容易にできるようになった。
(d)自励発振振動数の変化
図16には、自励発振振動数Ωと線形フィードバックゲインKlinとの関係が示されている。この図16からは、線形フィードバックゲインKlinが増加する、すなわち応答振幅astが増加するとともにΩが低下している様子がわかる。このことは、理論解析で示した自励発振振動数Ωを表す式(52)から得られる考察と一致する。
(液中観察用カンチレパーホルダの試作)
(a)カンチレバーホルダの構成
図17及び図18には、本実施形態に係る制御方法を用いて生体試料の液中観察を行うために液中観察用のカンチレバーホルダの構成が示されている。カンチレバーホルダ60では、液体Fの環境を一定に保つためにシャーレ66に入っている液体Fをステンレスの蓋62で覆ってある。蓋62はカンチレバーホルダ30に固定されている。またたわみ角測機構20でカンチレバー12のたわみ角を測定するため、レーザBの光路にあたる部分はステンレスでなくガラスカバー64を用いている。このカンチレバーホルダ60により、既存の試AFM装置のカンチレバーホルダと交換するだけで液体F中での試料観察が可能になる。さらに、AFM装置10では、ピエゾ素子16を液体Fから守るためピエゾ素子16の表面をシリコーンで覆って耐水性を持たせた。
(b)液中実験
シャーレ66に液体F(本実施形態では、蒸留水を用いた。)を入れ、線形フィードバックのみで自励発振しているカンチレバー12を着水させると、発振が停止した。その後さらに線形フィードバックゲインを増加させるとカンチレバー12は再び発振を始めた。そのときのたわみ角計測機構20からの出力をFFT解析した結果を図19に示す。図19からは、180kHz付近で自励発振している様子がわかる。本実施形態では、大気中での自励発振で支配的であった1次の固有振動数(約29kHz)での発振は見られなかった。
(カンチレバー制御方法の変形例)
(a)制御演算式の一般化
以上説明した本実施形態に係るAFM装置10では、式(25)に示されるように、コントローラ70、72がカンチレバー12のたわみ角の時間tに関する積分に比例する線形フィードバックに、カンチレバー12のたわみ角の3乗の時間tに関する積分に比例するよう非線形フィードバックを加算し、制御電圧VCを生成している。これにより、AFM装置10では、自励振動するカンチレバー12がいわゆるファンデルポール型の振動子となるように制御している。
しかし、本出願の発明者等の研究及び実験によれば、制御演算式である式(25)の非線形項を一般化した式(53)に従って制御電圧VCを生成した場合にも、ファンデルポール型の振動子と同様に、カンチレバー12を安定的に自励振動させることが可能であることが明らかになっている。
Figure 2010002409
上記式(53)において、Klinは正値である線形フィードバックゲイン、Knonは正値である非線形フィードバックゲイン、∂w/∂sはカンチレバーのたわみ角、xSはカンチレバーに対するセンシング点(本実施形態では、xS=s(図1参照))、mは2以上の偶数である。従って、式(25)は、式(53)においてm=2の場合である。
ここで、式(53)を時間tに関して2回微分すると、次の式(54)が得られ、この式(54)は式(55)〜式(57)の各項により構成されたものになる。このとき、式(55)は振動するカンチレバー12のたわみ角の時間tに関する1階微分に対応する項、式(56)は振動するカンチレバー12のたわみ角の時間tに関する1階微分に対する線形成分に対応する項、式(57)は振動するカンチレバー12のたわみ角の時間tに関する1階微分に対する非線形成分に対応する項になっている。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Figure 2010002409
従って、AFM装置10では、式(53)に従って制御電圧VCを生成することにより、測定環境がたとえQ値が非常に小さくなる液中においても、カンチレバー12の自励振動の停止を防止することができ、しかもホップ分岐によるリミットサイクルの発生によってカンチレバー12の定常応答振幅が一定低振幅に維持されるため、カンチレバー12の探針15が測定対象物と接触することも防止できる。
また式(53)及び式(54)においては、mは2以上の偶数であれば良いが、特にm=2の場合、すなわち式(25)に基づいて制御電圧VCを生成する場合には、それ以外の場合(m=4、6、8・・・)と比較し、カンチレバーの運動方程式の解が簡便な式となる。
この結果、適切なフィードバックゲインKlin及びKnonの値をより一層容易に選定でき、かつコントローラ70、72における入力信号に対する乗算回数も最小にできるので、制御電圧VCを生成する回路も簡単なものにできる。
(b)カンチレバーのたわみ量又は変位を制御入力とする場合
また、本実施形態に係るAFM装置10では、たわみ角計測機構20によりカンチレバー12のたわみ角を検出し、このたわみ角計測機構20により出力されたカンチレバー12のたわみ角信号に基づいて自励発振回路40が制御電圧VCを生成していたが、たわみ角計測機構20に代わるたわみ量計測機構又は変位計測機構については、例えば、レーザードップラー式振動計やピエゾ素子を用い、カンチレバー12のたわみ量又は変位を測定するものを用いても良い。
コントローラ70、72は、たわみ量計測機構又は変位計測機構によりカンチレバー12のたわみ量又は変位を測定する場合には、式(59)に従って制御電圧VCを生成する。
Figure 2010002409
上記式(58)において、Klinは正値である線形フィードバックゲイン、Knonは正値である非線形フィードバックゲイン、wはカンチレバーのたわみ量又は変位、xSはカンチレバーに対するセンシング点(本実施形態では、xS=s(図1参照))、mは2以上の偶数である。
ここで、式(58)を時間tに関して2回微分すると、次の式(59)が得られ、この式(59)は式(60)〜式(62)の各項により構成されたものになる。このとき、式(60)は振動するカンチレバー12のたわみの時間tに関する1階微分に対応する項、式(61)は振動するカンチレバー12のたわみの時間tに関する1階微分に対する線形成分に対応する項、式(62)は振動するカンチレバー12のたわみの時間tに関する1階微分に対する非線形成分に対応する項になっている。
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Figure 2010002409
Figure 2010002409
式(58)及び式(59)においては、mは2以上の偶数であれば良いが、特にm=2の場合には、制御電圧VCは、下記式(63)によって表される。
Figure 2010002409
式(63)に示されるようにm=2の場合には、自励振動するカンチレバー12はいわゆるファンデルポール型の振動子となる。一方、mが4以上の偶数(m=4、6、8・・・)である場合も、自励振動するカンチレバー12はファンデルポール型の振動子と同様の効果を奏する。
従って、たわみ量計測機構又は変位計測機構によりカンチレバー12のたわみ量又は変位を測定し、カンチレバー12のたわみ量又は変位に対応する信号をコントローラ70、72への制御入力とした場合にも、測定環境がたとえQ値が非常に小さくなる液中において、カンチレバー12の自励振動の停止を防止することができ、しかもホップ分岐によってリミットサイクルが発生することによってカンチレバー12の定常応答振幅が一定低振幅に維持されるため、カンチレバー12の探針15が測定対象物と接触することも防止できる。
また式(58)において、特にm=2の場合、すなわち式(63)に基づいて制御電圧VCを生成する場合には、それ以外の場合(m=4、6、8・・・)と比較し、カンチレバーの運動方程式の解が簡便な式となる。この結果、適切なフィードバックゲインKlin及びKnonの値をより一層容易に選定でき、かつコントローラ70、72における入力信号に対する乗算回数も最小にできるので、制御電圧VCを生成する回路も簡単なものにできる。
本発明の実施形態に係るAFM装置におけるカンチレバーの解析モデルを示す側面図である。 本発明の実施形態に係るファンデルポール型カンチレバー制御方法における、線形フィードバックゲインKlinと定常振幅との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るAFM装置の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るAFM装置に用いられる光てこ法を用いたたわみ角計測機構の概略構成を示す側面図及び、たわみ角計測機構におけるフォトディテクタの正面図である。 本発明の実施形態に係るAFM装置におけるカンチレバーホルダの構成を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るAFM装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るAFM装置に用いられるファンデルポール側自励発振回路の構成を示す回路図である。 自励発振回路をディジタル制御回路として機能的に実現したコントローラの構成を示すブロック図である。 線形フィードバックゲインに対応する制御入力電圧のみをピエゾ素子に加えた場合の時刻歴波形を示すグラフである。 線形フィードバックゲイン及び非線形フィードバックゲインに対応する制御入力電圧をピエゾ素子に加えた場合の時刻歴波形を示すグラフである。 自励発振の定常振幅の大きさと線形フィードバックゲインとの関係を示すグラフである。 自励発振の定常振幅の大きさと線形フィードバックゲインとの関係を示すグラフである。 自励発振の定常振幅の大きさと線形フィードバックゲインとの関係を示すグラフである。 図10で最大振幅をとる線形フィードバックゲインKlinのときの光てこ出力と時間との関係を示すグラフである。 図10で最大振幅をとる線形フィードバックゲインKlinのときの周波数スペクトルと時間との関係を示すグラフである。 自励発振振動数Ωと線形フィードバックゲインKlinとの関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る制御方法を用いて生体試料の液中観察を行うために液中観察用のカンチレバーホルダの概略構成を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係る制御方法を用いて生体試料の液中観察を行うために液中観察用のカンチレバーホルダの概略構成を示す分解斜視図である。 カンチレバーを液体中で自励発振させた場合の光てこ出力と固有振動数との関係を示すグラフである。
符号の説明
10 AFM装置
12 カンチレバー
14 固定端
16 ピエゾ素子
20 たわみ角計測機構
22 レーザダイオード
24 プリズム
26 折返しミラー
28 フォトディテクタ
28A、28B、28C、28D 受光領域
30 カンチレバーホルダ
32 支持台
34 フレーム部材
40 自励発振回路
42 積分器
44 ゲイン発生器
46 アナログ乗算器
48 アナログ乗算器
50 積分器
52 積分器
54 ゲイン発生器
56 加算器
60 カンチレバーホルダ
62 蓋
64 ガラスカバー
66 シャーレ
70,72 コントローラ
74 A/D(アナログ/ディジタル)変換器
76 D/A(ディジタル/アナログ)変換器
80 線形ゲインアンプ
82、84 乗算器
86 積分器
88 非線形ゲインアンプ
90 加算器
st 応答振幅
B レーザ
lin 線形粘性減衰項
33 圧電定数
F 液体
lin 線形フィードバックゲイン
non 非線形フィードバックゲイン
C フィードバック制御信号(制御電圧)
λ ラグランジュの未定常数
ω 固有振幅数
Ω 自励発振振動数

Claims (8)

  1. 測定対象物の表面形状を測定する原子間力顕微鏡に用いられるカンチレバー装置であって、
    先端部に探針が設けられ振動可能とされたカンチレバーと、
    前記カンチレバーを自励振動させる振動源と、
    前記カンチレバーのたわみ角を検出する検出機構と、
    前記カンチレバーのたわみ角に基づいて前記振動源をフィードバック制御する制御部と、を備え、
    前記制御部によって生成されるフィードバック制御信号VCが、下記式(1)により表されることを特徴とするカンチレバー装置。
    Figure 2010002409
    ただし、Klinは正値である線形フィードバックゲイン、Knonは正値である非線形フィードバックゲイン、∂w/∂sはカンチレバーのたわみ角、xSはカンチレバーに対するセンシング点、mは2以上の偶数である。
  2. 前記制御部によって生成されるフィードバック制御信号VCが、下記式(2)により表されることを特徴とする請求項1記載のカンチレバー装置。
    Figure 2010002409
  3. 測定対象物の表面形状を測定する原子間力顕微鏡に用いられるカンチレバー装置であって、
    先端部に探針が設けられ振動可能とされたカンチレバーと、
    前記カンチレバーを自励振動させる振動源と、
    前記カンチレバーのたわみ量又は変位を検出する検出機構と、
    前記カンチレバーのたわみ量又は変位に基づいて前記振動源をフィードバック制御する制御部と、を備え、
    前記制御部によって生成されるフィードバック制御信号VCが、下記式(3)により表されることを特徴とするカンチレバー装置。
    Figure 2010002409
    ただし、Klinは正値である線形フィードバックゲイン、Knonは正値である非線形フィードバックゲイン、wはカンチレバーのたわみ量又は変位、xSはカンチレバーに対するセンシング点、mは2以上の偶数である。
  4. 前記制御部によって生成されるフィードバック制御信号VCが、下記式(4)により表されることを特徴とする請求項3記載のカンチレバー装置。
    Figure 2010002409
  5. 測定対象物の表面形状を測定する原子間力顕微鏡に用いられ、先端部に探針が設けられ振動可能とされたカンチレバー、前記カンチレバーを自励振動させる振動源、前記カンチレバーのたわみ角を検出する検出機構及び、前記カンチレバーのたわみ角に基づいて前記振動源をフィードバック制御する制御部を備えるカンチレバー装置に用いられるカンチレバー制御方法であって、
    前記制御部は、下記式(5)により求められるフィードバック制御信号VCに基づいて前記振動源を制御することを特徴とするカンチレバー制御方法。
    Figure 2010002409
    ただし、Klinは正値である線形フィードバックゲイン、Knonは正値である非線形フィードバックゲイン、∂w/∂sはカンチレバーのたわみ角、xSはセンシング点、mは2以上の偶数である。
  6. 前記制御部は、下記式(6)により求められるフィードバック制御信号VCに基づいて前記振動源を制御することを特徴とする請求項5記載のカンチレバー制御方法。
    Figure 2010002409
  7. 測定対象物の表面形状を測定する原子間力顕微鏡に用いられ、先端部に探針が設けられ振動可能とされたカンチレバー、前記カンチレバーを自励振動させる振動源、前記カンチレバーのたわみ量又は変位を検出する検出機構及び前記カンチレバーのたわみ量又は変位に基づいて前記振動源をフィードバック制御する制御部を備えるカンチレバー装置に用いられるカンチレバー制御方法であって、
    前記制御部は、下記式(7)により求められるフィードバック制御信号VCに基づいて前記振動源を制御することを特徴とするカンチレバー制御方法。
    Figure 2010002409
    ただし、Klinは正値である線形フィードバックゲイン、Knonは正値である非線形フィードバックゲイン、wはカンチレバーのたわみ量又は変位、xSはセンシング点、mは2以上の偶数である。
  8. 前記制御部は、下記式(8)により求められるフィードバック制御信号VCに基づいて前記振動源を制御することを特徴とする請求項7記載のファンデルポール型カンチレバー制御方法。
    Figure 2010002409
JP2008299838A 2008-05-23 2008-11-25 カンチレバー装置及びカンチレバー制御方法 Expired - Fee Related JP5146964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008299838A JP5146964B2 (ja) 2008-05-23 2008-11-25 カンチレバー装置及びカンチレバー制御方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008135738 2008-05-23
JP2008135738 2008-05-23
JP2008299838A JP5146964B2 (ja) 2008-05-23 2008-11-25 カンチレバー装置及びカンチレバー制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010002409A true JP2010002409A (ja) 2010-01-07
JP5146964B2 JP5146964B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=41343090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008299838A Expired - Fee Related JP5146964B2 (ja) 2008-05-23 2008-11-25 カンチレバー装置及びカンチレバー制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7886366B2 (ja)
JP (1) JP5146964B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011086879A1 (ja) * 2010-01-18 2011-07-21 独立行政法人産業技術総合研究所 粘度の測定方法および粘度測定装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100257643A1 (en) * 2009-02-19 2010-10-07 University Of Louisville Research Foundation, Inc. Ultrasoft atomic force microscopy device and method
US20110060562A1 (en) * 2009-09-08 2011-03-10 Bekir Sami Yilbas Method of determining the elastic modulus of coatings
CN105007042B (zh) * 2015-05-20 2018-07-24 天津大学 一种九阶广义Van der Pol振子非线性电路
CN109916366B (zh) * 2019-03-25 2021-04-20 西安电子科技大学 一种实时监测管道形变与姿态的系统及方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3817589B2 (ja) * 2005-01-26 2006-09-06 独立行政法人産業技術総合研究所 カンチレバー制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011086879A1 (ja) * 2010-01-18 2011-07-21 独立行政法人産業技術総合研究所 粘度の測定方法および粘度測定装置
US8893544B2 (en) 2010-01-18 2014-11-25 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Viscosity measuring device and viscosity measuring method
JP5674159B2 (ja) * 2010-01-18 2015-02-25 独立行政法人産業技術総合研究所 粘度の測定方法および粘度測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7886366B2 (en) 2011-02-08
US20090293161A1 (en) 2009-11-26
JP5146964B2 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Miller et al. Effective quality factor tuning mechanisms in micromechanical resonators
JP6138250B2 (ja) マイクロ電気機械システムおよびマイクロ電気機械システムの使用
Kiracofe et al. On eigenmodes, stiffness, and sensitivity of atomic force microscope cantilevers in air versus liquids
Marques et al. Modelling the electrostatic actuation of MEMS: state of the art 2005
JP5146964B2 (ja) カンチレバー装置及びカンチレバー制御方法
Pallay et al. A parametric electrostatic resonator using repulsive force
Mahmoodi et al. Subharmonics analysis of nonlinear flexural vibrations of piezoelectrically actuated microcantilevers
Algre et al. MEMS ring resonators for laserless AFM with sub-nanoNewton force resolution
Keyvani et al. Minimizing tip-sample forces and enhancing sensitivity in atomic force microscopy with dynamically compliant cantilevers
JP5118586B2 (ja) タッピングモードにおける衝撃力を低減化した原子間力顕微鏡の操作方法
JPWO2006129561A1 (ja) 走査型プローブ顕微鏡およびカンチレバー駆動装置
Gurjar et al. Toward ultrasmall mass detection using adaptive self-sensing piezoelectrically driven microcantilevers
Napoli et al. A capacitive microcantilever: Modelling, validation, and estimation using current measurements
Fantner et al. DMCMN: In depth characterization and control of AFM cantilevers with integrated sensing and actuation
Gubbi et al. Bio-inspired acoustic MEMS sensor with tunable resonance frequency
Kilpatrick et al. Frequency modulation atomic force microscopy in ambient environments utilizing robust feedback tuning
Moore et al. AFM cantilever design for multimode Q control: arbitrary placement of higher order modes
Pruchnik et al. Study of the efficiency of microcantilevers: cases of electrothermal and electromagnetic actuation
Kuter-Arnebeck et al. Estimating damping in microresonators by measuring thermomechanical noise using laser Doppler vibrometry
JP3817589B2 (ja) カンチレバー制御装置
JP2008241619A (ja) カンチレバー、バイオセンサ、及びプローブ顕微鏡
Bücken et al. Time-Domain Analysis of a Novel Co-Resonant Cantilever MEMS Sensor and Derivation of a New Measurement Concept Based on Beating
Brunetto et al. A small scale viscometer based on an IPMC actuator and an IPMC sensor
Gotszalk et al. Parallel SPM cantilever arrays for large area surface metrology and lithography
Leahy et al. Doubling the quality factor of cantilevers in liquid through fluid coupling-based actuation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees