JP2010002374A - 電池パック - Google Patents

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麻美 水谷
Ryuichi Morikawa
竜一 森川
Yukio Kadota
行生 門田
Takeo Kakuchi
武夫 覚地
Yoshifumi Nakahama
敬文 中濱
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】精度の高い残エネルギー容量を推定することができる電池パックを提供する。
【解決手段】直列に接続された充放電可能な複数の電池セル1a〜1xを備えた電池パックにおいて、複数の電池セルの電圧を検出するセル電圧検出部2と、複数の電池セルと正極端子または負極端子との間に流れる充放電電流を検出する電流検出部3と、複数の電池セルの温度を検出する温度検出部4と、セル電圧検出部で検出された電圧、電流検出部で検出された充放電電流および温度検出部で検出された温度に基づき残エネルギー容量を推定する残エネルギー容量推定部5を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、充電可能な二次電池セル(以下、単に「電池セル」という)を備えた電池パックに関し、特に電池パックの残エネルギー容量を推定する技術に関する。さらに具体的には、電池セルの特性として、充放電電流が流れていないときの開路電圧と電池入出力可能エネルギー容量とに1対1の相関があり、かつ、電池入出力可能エネルギー容量E1%(開路電圧V1)からE2%(開路電圧V2)までの間の電圧差が殆どない電池パックの電池入出力可能エネルギー容量を推定する技術に関する。
従来、充電可能な電池セルを直列または直並列に接続して構成された電池パックの残エネルギー容量を算出する技術が知られている。例えば、特許文献1は、所定電圧における実際のバッテリ残量をもとにバッテリ残量計算値を修正、または所定電圧のバッテリ残量計算値からバッテリ容量を補正し、実際のバッテリ残量とバッテリ残量計算値との差をより小さくし、正確なバッテリ残量計算値を求めるバッテリ残量検出・補正方式を開示している。
この技術では、図21に示すように、バッテリからの消費電流を累積する消費電流計算部103と、バッテリの複数の所定電圧における実際のバッテリ残量により、消費電流計算部によって累積した値から求めた当該所定電圧におけるバッテリ残量計算値を修正するバッテリ残量修正部1044とを備え、このバッテリ残量修正部によって複数の所定電圧で修正したバッテリ残量計算値から、消費電流計算部によって計算した消費電流の累積値を減算したバッテリ残量計算値を表示する。
また、特許文献2は、ナトリウム−硫黄電池の単電池を1個以上直列に接続した直列単位を、複数並列接続して直並列単位とし、これをさらに複数直列接続してなるナトリウム−硫黄電池の組電池の残量を推定するナトリウム−硫黄電池の残容量推定方法を開示している。このナトリウム−硫黄電池の残容量推定方法では、直並列単位毎に充放電停止直後の電圧変化から起電力および放電深度を推定し、この放電深度の直並列単位間相互の差異から直並列単位内の健全なる直並列単位の数を得て、放電深度を始点として、組電池の通電量に健全直並列単位による補正を加えて各々の直並列単位毎の放電深度を算出して、このうち、最大の放電深度より組電池の残容量を算定する。
特開平5−87896号公報 特開平3−158781号公報
上述した特許文献1に開示された技術は、電池電圧を用いてバッテリ残量計算値を修正するものであり、残エネルギー容量そのものを推定することはできない。また、あらかじめ決めた状態(充電終了や低電圧状態など)でのみ電圧を計測してバッテリ残量計算値を補正する。
また、上述した特許文献2に開示された技術は、電池セルが直並列に接続された構成を有するが、放電直後の電圧から起電力(開路電圧に相当)を推定し、その後、放電深度を推定する。また、直列構成のアーム毎に電流積算計算を行い、直並列単位毎の放電深度を算出して、最大深度を電池パックの放電深度とみなしている。
本発明の課題は、より精度の高い残エネルギー容量を推定することができる電池パックを提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の発明は、直列に接続された充放電可能な複数の電池セルを備えた電池パックにおいて、複数の電池セルの電圧を検出するセル電圧検出部と、複数の電池セルと正極端子または負極端子との間に流れる充放電電流を検出する電流検出部と、複数の電池セルの温度を検出する温度検出部と、セル電圧検出部で検出された電圧、電流検出部で検出された充放電電流および温度検出部で検出された温度に基づき残エネルギー容量を推定する残エネルギー容量推定部を備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、電池パック全体容量の補正を行う電池容量補正部を備え、残エネルギー容量推定部は、電流検出部において検出された充放電電流が流れているかどうかを判定する電流判定部と、電流検出部において検出された充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続しているかどうかを判定する継続時間判定部と、複数の電池セルの最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2(V2>V1)以上であるか否かを判定する電圧判定部と、電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージとの相関を格納したデータベースと、電流判定部により充放電電流が流れていないと判定され、かつ継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していることが判定され、かつ電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上であることが判定された場合に、データベースに格納されている電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージとの相関に基づき該最小セル電圧における残エネルギー容量のパーセンテージを算出するパーセンテージ算出部と、パーセンテージ算出部で算出された残エネルギー容量のパーセンテージと、電池容量補正部において補正された電池パック全体容量とに基づき残エネルギー容量を推定する残エネルギー容量推定演算部と、電流判定部により充放電電流が流れていると判定され、または、継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していないことが判定され、または、電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上でないことが判定された場合に、電流検出部において検出された充放電電流を積算する残エネルギー容量積算部を備えたことを特徴とする。
また、第3の発明は、第1の発明において、複数の電池セルは、複数の電池モジュールに分割され、温度検出部は、複数の電池モジュールの各々に設けられ、残エネルギー容量推定部は、電流検出部において検出された充放電電流が流れているかどうかを判定する電流判定部と、電流検出部において検出された充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続しているかどうかを判定する継続時間判定部と、複数の電池セルの最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2(V2>V1)以上であるか否かを判定する電圧判定部と、電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージと温度との相関を格納したデータベースと、電流判定部により充放電電流が流れていないと判定され、かつ継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していることが判定され、かつ電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上であることが判定された場合に、温度検出部によって検出された温度のうちの最小セル電圧が検出された電池モジュールの温度に対応するデータベースに格納されている電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージとの相関に基づき該最小セル電圧における残エネルギー容量のパーセンテージを算出するパーセンテージ算出部と、パーセンテージ算出部で算出された残エネルギー容量のパーセンテージと、電池容量補正部において補正された電池パック全体容量とに基づき残エネルギー容量を推定する残エネルギー容量推定演算部と、電流判定部により充放電電流が流れていると判定され、または、継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していないことが判定され、または、電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上でないことが判定された場合に、電流検出部において検出された充放電電流を積算する残エネルギー容量積算部を備えたことを特徴とする。
また、第4の発明は、充放電可能な複数の電池セルが直列に接続されて成る電池アームがw個(wは2以上の整数)並列に接続さた電池パックにおいて、w個の電池アームに含まれる複数の電池セルの電圧を検出するw個のセル電圧検出部と、w個の電池アームに含まれる複数の電池セルと正極端子または負極端子との間に流れる充放電電流を検出するw個の電流検出部と、w個の電池アームに含まれる複数の電池セルを複数の電池モジュールに分割して電池モジュール毎に温度を検出する温度検出部と、セル電圧検出部で検出された電圧、電流検出部で検出された充放電電流および温度検出部で検出された温度に基づき残エネルギー容量を推定する残エネルギー容量推定部と、電池パック全体容量の補正を行う電池容量補正部を備え、残エネルギー容量推定部は、電流検出部において検出された充放電電流が流れているかどうかを判定する電流判定部と、電流検出部において検出された充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続しているかどうかを判定する継続時間判定部と、複数の電池セルの最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2(V2>V1)以上であるか否かを判定する電圧判定部と、電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージと温度との相関を格納したデータベースと、電流判定部により充放電電流が流れていないと判定され、かつ継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していることが判定され、かつ電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上であることが判定された場合に、温度検出部によって検出された温度のうちの最小セル電圧が検出された電池モジュールの温度に対応するデータベースに格納されている電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージとの相関に基づき該最小セル電圧における残エネルギー容量のパーセンテージを算出するパーセンテージ算出部と、パーセンテージ算出部で算出された残エネルギー容量のパーセンテージと、電池容量補正部において補正された電池パック全体容量とに基づき、電池アーム毎に残エネルギー容量を推定して積算する残エネルギー容量推定演算部と、電流判定部により充放電電流が流れていると判定され、または、継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していないことが判定され、または、電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上でないことが判定された場合に、電流検出部において検出された充放電電流を積算する残エネルギー容量積算部を備えたことを特徴とする。
また、第5の発明は、第3または第4の発明において、データベースは、1つの温度のみにおける残エネルギー容量のパーセンテージおよびセル電圧と、温度−セル電圧係数と残エネルギー容量のパーセンテージの相関を示す一次関数の係数とを構成要素とすることを特徴とする。
また、第6の発明は、第2〜第5のいずれか1項記載の発明において、電池容量補正部は、充電終了および放電終了を検出する充電終了/放電終了検出部と、充電終了/放電終了検出部で充電終了が検出された時点における残エネルギー容量から既知である電池容量を減算して差分を算出する充電終了エネルギー差算出部と、充電終了/放電終了検出部で放電終了が検出された時点における残エネルギー容量を容量ゼロから減算して差分を算出する放電終了エネルギー差算出部とを備え、充電終了がN回(Nは正の整数)検出された時点で、N回分の充電終了エネルギー差の平均を算出し、または、放電終了がN回検出された時点で、N回分の放電終了エネルギー差の平均値を算出し、既知である電池容量に対して充電終了エネルギー差の平均値、または、放電終了エネルギー差の平均値を加算して電池容量を補正することを特徴とする。
また、第7の発明は、第6の発明において、充電終了/放電終了検出部は、温度検出部によって検出されたすべての電池モジュールの温度が10°C以上30°C以下であり、電流検出部で検出された充電電流の絶対値が設定値Ic以下であり、電流検出部で検出された充電電流の絶対値が所定値以下である状態を所定時間Tc以上継続し、つ、セル電圧の最大値が所定電圧Vc以上になった時点を充電終了として検出し、温度検出部によって検出されたすべての電池モジュールの温度が設定範囲10°C以上30°C以下であり、電流検出部で検出された放電電流の絶対値が設定値Id以下であり、電流検出部で検出された放電電流の絶対値が所定値以下である状態を所定時間Td以上継続し、つ、セル電圧の最小値が所定電圧Vd以下になった時点を放電終了として検出することを特徴とする。
本発明によれば、より精度の高い残エネルギー容量を推定することができる電池パックを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る電池パックの構成を示すブロック図である。この電池バックは、正極端子Aと負極端子Bとの間に直列に接続された充電可能な複数の電池セル1a〜1x(以下、「電池アーム」と称する場合もある)、セル電圧検出部2、電圧検出部3、電流センサ3a、増幅器3b、温度検出部4、温度センサ4a、残エネルギー容量推定部5を備えている。
セル電圧検出部2は、複数の電池セル1a〜1xのすべての電圧を検出し、電圧値として残エネルギー容量推定部5に送る。
電流センサ3aは、電池セル1xの負極側と負極端子Bとの間に設けられており、複数の電池セル1a〜1xに流れる充放電電流を電圧に変換し、電圧信号として増幅器3bに送る。増幅器3bは、電流センサ3aから送られてくる電圧信号を増幅して電流検出部3に送る。電流検出部3は、増幅器3bから送られてくる電圧信号に基づき、複数の電池セル1a〜1xに流れる充放電電流を検出し、電流値として残エネルギー容量推定部5に送る。
なお、図1に示したブロック図では、電流センサ3aは、電池セル1xの負極側と負極端子Bとの間に設けているが、電池セル1aの正極側と正極端子Aとの間に設けるように構成することもできる。
温度センサ4aは、複数の電池セル1a〜1xの温度を測定し、温度信号として温度検出部4に送る。温度検出部4は、温度センサ4aから送られてくる温度信号に基づき温度を検出し、温度値として残エネルギー容量推定部5に送る。
残エネルギー容量推定部5は、セル電圧検出部2から送られてくる電圧値、電流検出部3から送られてくる電流値および温度検出部4から送られてくる温度値に基づき、充放電電流が流れていないときに開路電圧を用いて電池パックの残エネルギー容量を推定する。この残エネルギー容量推定部5における推定結果は、推定残エネルギー容量として外部に送られる。この残エネルギー容量推定部5の詳細は、後述する実施例2において説明する。
以上説明した本発明の実施例1に係る電池パックによれば、温度を考慮して残エネルギー容量を推定するように構成したので、より精度の高い残エネルギー容量を推定することができる。
なお、上述した実施例1では、複数の電池セル1a〜1xを直列に接続して構成された電池アームを1つだけ備えた電池パックについて説明したが、複数の電池アームを並列に接続して電池パックを構成するように変形できる。図2は、実施例1の変形例に係る電池パックの構成を示すブロック図である。
この電池パックは、上述した実施例1に係る電池パックを構成する複数の電池セル1a〜1x、セル電圧検出部2、電流センサ3aおよび増幅器3bのセットをw個(wは2以上の整数)並列に接続して構成されている。
具体的には、複数のセル電圧検出部2−1〜2−wは、複数の電池セル1a−1〜1x−1〜複数の電池セル1a−w〜1x−wのすべての電圧をそれぞれ検出し、電圧値として残エネルギー容量推定部5に送る。
電流センサ3a−1〜3a−wは、電池セル1x−1〜1x−wの負極側と負極端子Bとの間にそれぞれ設けられており、複数の電池セル1a〜1x〜複数の電池セル1a−w〜1x−wにそれぞれ流れる充放電電流を電圧に変換し、電圧信号として増幅器3b−1〜3b−wにそれぞれ送る。増幅器3b−1〜3b−wは、電流センサ3a−1〜3a−wから送られてくる電圧信号をそれぞれ増幅して電流検出部3に送る。電流検出部3は、増幅器3b−1〜3b−wから送られてくる電圧信号に基づき、複数の電池セル1a〜1x〜複数の電池セル1a−w〜1x−wに流れる充放電電流をそれぞれ検出し、電流値として残エネルギー容量推定部5に送る。
なお、図2に示したブロック図では、電流センサ3a−1〜3a−wは、電池セル1x−1〜1x−wの負極側と負極端子Bとの間にそれぞれ設けているが、電池セル1a−1〜1a−wの正極側と正極端子Aの間にそれぞれ設けるように構成することもできる。
温度センサ4a−1〜4a−wは、複数の電池セル1a−1〜1x−1〜複数の電池セル1a−w〜1x−wの温度をそれぞれ測定し、温度信号として温度検出部4に送る。温度検出部4は、温度センサ4a−1〜4a−wから送られてくる温度信号に基づき温度をそれぞれ検出し、温度値として残エネルギー容量推定部5に送る。
残エネルギー容量推定部5は、セル電圧検出部2−1〜2−wから送られてくる複数の電圧値、電流検出部3から送られてくる複数の電流値および温度検出部4から送られてくる複数の温度値に基づき、充放電電流が流れていないときに開路電圧を用いて電池パックの残エネルギー容量を推定する。この残エネルギー容量推定部5における推定結果は、推定残エネルギー容量として外部に送られる。この残エネルギー容量推定部5の詳細は、後述する実施例4において説明する。
図3は、本発明の実施例2に係る電池パックの構成を示すブロック図である。この電池パックは、実施例1に係る電池パックに、電池容量補正部6が追加されて構成されている。この電池容量補正部6には、セル電圧検出部2からの電圧値、電流検出部3からの電流値、温度検出部4からの温度値および残エネルギー容量推定部5からの推定残エネルギー容量SOC(K)が入力される。
電池容量補正部6は、セル電圧検出部2から送られてくる電圧値、電圧検出部3から送られてくる電圧値、温度検出部4から送られてくる温度値および残エネルギー容量推定部5から送られてくる推定残エネルギー容量SOC(K)に基づき、電池容量を補正し、補正電池容量を残エネルギー容量推定部5に送る。
残エネルギー容量推定部5は、セル電圧検出部2から送られてくる電圧値、電圧検出部3から送られてくる電圧値、温度検出部4から送られてくる温度値および電池容量補正部6から送られてくる補正電池容量に基づき、充放電電流が流れていないときに開路電圧を用いて電池パックの残エネルギー容量SOC(K)を推定する。
次に、残エネルギー容量推定部5の詳細を説明する。図4は、残エネルギー容量推定部5の詳細な構成を、フローチャート形式で示した機能ブロック図である。この残エネルギー容量推定部5は、電流判定部51、継続時間判定部52、電圧判定部53、パーセンテージ算出部54、残エネルギー容量推定演算部55および残エネルギー容量積算部56から構成されている。
電流判定部51は、充放電電流が流れているかどうかを判定する。具体的には、電流判定部51は、電流検出部3から送られてくる電流値によって示される検出電流の絶対値が所定の設定値より大きいかどうかを調べ、大きいことを判定した場合は、電流値を残エネルギー容量積算部56に送り、大きくないことを判定した場合は、その旨を継続時間判定部52に通知する。
継続時間判定部52は、電流判定部51から、検出電流の絶対値が所定の設定値より大きくない旨の通知を受けた場合は、充放電電流が流れていない状態が継続している時間を計測し、この計測した時間が所定の設定値より小さい場合は、電流値を残エネルギー容量積算部56に送り、所定の設定値以上である場合は、その旨を電圧判定部53に通知する。
電圧判定部53は、継続時間判定部52から充放電電流が流れていない状態が継続している時間が設定値以上である旨の通知を受けた場合は、複数の電池セル1a〜1xの最小電圧(以下、「最小セル電圧Vmin」という)が、図5に示すように、所定の設定電圧V2以上または設定電圧V1(V1<V2)以下であるかどうかを調べ、設定電圧V2以上または設定電圧V1以下でない、換言すれば、設定電圧V2より小さく、かつ設定電圧V1より大きい場合は、電流値を残エネルギー容量積算部56に送る。一方、最小セル電圧が設定電圧V2以上または設定電圧V1以下である場合は、その旨をパーセンテージ算出部54に通知する。
パーセンテージ算出部54は、電圧判定部53から、最小セル電圧Vminが設定電圧V2以上または設定電圧V1以下である旨の通知を受けた場合は、開路電圧と残エネルギー容量のパーセンテージとの相関を格納したデータベース(図示しない)を参照して、最小セル電圧Vminにおける残エネルギー容量のパーセンテージSOC_Pを算出する。この場合、例えば図6に示すように、データベースの2点の値を用いて直線近似を行うことにより、最小セル電圧Vminにおける残エネルギー容量のパーセンテージSOC_Pを得る。このパーセンテージ算出部54で算出された残エネルギー容量のパーセンテージSOC_Pは、残エネルギー容量推定演算部55に送られる。
残エネルギー容量推定演算部55は、パーセンテージ算出部54から送られてくる残エネルギー容量のパーセンテージSOC_Pと、電池容量補正部6から補正電池容量Beとして送られてくる電池パック全体容量Beとから、残エネルギー容量SOC(K)を推定する。残エネルギー容量SOC(K)は、次式によって求められる。
SOC(K)=SOC_P*Be」…(1)
この残エネルギー容量推定演算部55によって求められた残エネルギー容量SOC(K)は、電池容量補正部6および外部に送られる。
残エネルギー容量積算部56は、電流判定部51において検出電流の絶対値が所定の設定値より大きいと判定された場合の電流値、継続時間判定部52において充放電電流が流れていない状態が継続している時間が所定の設定値より小さいと判定された場合の電流値、および、電圧判定部53において最小セル電圧Vminが所定の設定電圧V2以上または設定電圧V1以下であると判定された場合の電流値を積算し、残エネルギー容量SOC(K)を求める。残エネルギー容量SOC(K)は、次式によって求められる。
「SOC(K)=SOC(K−1)+i*Δt…(2)
ここで、iは電流検出部3で検出された電流値、Δtは残エネルギー容量推定部5の動作周期である。この残エネルギー容量積算部56によって求められた残エネルギー容量SOC(K)は、電池容量補正部6および外部に送られる。
以上説明したように、本発明の実施例2に係る電池パックによれば、残エネルギー容量の変化に対して開路電圧の変化が小さいという特性を有する電池セルにおいては、開路電圧を使用して、所定電圧V1以下または所定電圧V2以上の電圧範囲で残エネルギー容量を求めることにより、精度のよい残エネルギー容量の推定が可能となる。
なお、上述した実施例2に係る電池パックは、図2に示した実施例1の変形例と同様に、複数の電池アームを並列に接続して電池パックを構成するように変形できる。
図7は、本発明の実施例3に係る電池パックの構成を示すブロック図である。この電池パックは、実施例2に係る電池パックの複数の電池セル1a〜1xが、複数の電池モジュール6a〜6yに分割され、各電池モジュール6a〜6yに温度センサ4a〜4yが設けられている。温度センサ4a〜4yの各々は、実施例2に係る電池パックで使用される温度センサ4aと同じである。すべての温度センサ4a〜4yからの温度信号は、温度検出部4に送られる。
また、実施例2に係る電池パックの残エネルギー容量推定部5が、残エネルギー容量推定部5bに置き換えられて構成されている。
図8は、残エネルギー容量推定部5bの詳細な構成を、フローチャート形式で示す機能ブロック図である。この残エネルギー容量推定部5bは、図4に示した実施例2に係る電池パックの残エネルギー容量推定部5の中のパーセンテージ算出部54が、パーセンテージ算出部54bに変更されて構成されている。
パーセンテージ算出部54bは、電圧判定部53から、最小セル電圧Vminが所定の設定電圧V2以上または設定電圧V1以下である旨の通知を受けた場合は、複数の温度における開路電圧と残エネルギー容量のパーセンテージとの相関を記憶したデータベース(図示しない)のうち、最小セル電圧Vminが検出された電池モジュールから送られてくる温度信号によって示される温度値TempVminに対応するデータベースを参照して、最小セル電圧Vminの残エネルギー容量のパーセンテージSOC_Pを算出する。この場合、例えば図6を参照して説明したように、データベースの2点の値を用いて直線近似を行うことにより、最小セル電圧Vminにおける残エネルギー容量のパーセンテージSOC_Pを得る。このパーセンテージ算出部54で算出された残エネルギー容量のパーセンテージSOC_Pは、残エネルギー容量推定演算部55に送られる。
以上説明したように、本発明の実施例3に係る電池パックによれば、残エネルギー容量の変化に対して開路電圧の変化が小さいという特性を有する電池セルにおいては、開路電圧を使用して、所定電圧V1以下または所定電圧V2以上の電圧範囲で残エネルギー容量を求めるので、精度のよい残エネルギー容量の推定が可能となる。
なお、上述した実施例3に係る電池パックは、図2に示した実施例1の変形例と同様に、複数の電池アームを並列に接続して電池パックを構成するように変形できる。
図9は、本発明の実施例4に係る電池パックの構成を示すブロック図である。この電池パックは、上述した実施例3に係る電池パックを構成する複数の電池セル1a〜1xから成る電池アームおよびセル電圧検出部2、電流センサ3aおよび増幅器3bのセットをw個(wは2以上の整数)並列に接続して構成されている。また、実施例3に係る電池パックの残エネルギー容量推定部5bが、残エネルギー容量推定部5cに置き換えられて構成されている。
具体的には、複数のセル電圧検出部2−1〜2−wは、複数の電池モジュール6a−1〜6y−1〜複数の電池モジュール6a−w〜6y−wに分割された複数の電池セル1a−1〜1x−1〜複数の電池セル1a−w〜1x−wのすべての電圧をそれぞれ検出し、電圧値として残エネルギー容量推定部5cに送る。
電流センサ3a−1〜3a−wは、電池セル1x−1〜1x−wの負極側と負極端子Bとの間にそれぞれ設けられており、複数の電池セル1a〜1x〜複数の電池セル1a−w〜1x−wにそれぞれ流れる充放電電流を電圧に変換し、電圧信号として増幅器3b−1〜3b−wにそれぞれ送る。増幅器3b−1〜3b−wは、電流センサ3a−1〜3a−wから送られてくる電圧信号をそれぞれ増幅して電流検出部3に送る。電流検出部3は、増幅器3b−1〜3b−wから送られてくる電圧信号に基づき、複数の電池セル1a〜1x〜複数の電池セル1a−w〜1x−wに流れる充放電電流をそれぞれ検出し、電流値として残エネルギー容量推定部5cに送る。
なお、図2に示したブロック図では、電流センサ3a−1〜3a−wは、電池セル1x−1〜1x−wの負極側と負極端子Bとの間にそれぞれ設けているが、電池セル1a−1〜1a−wの正極側と正極端子Aの間にそれぞれ設けるように構成することもできる。
複数の電池モジュール6a−1〜6y−1〜複数の電池モジュール6a−w〜6y−wに設けられた複数の温度センサ4a−1〜4y−1〜複数の温度センサ4a−w〜4y−wは、各電池モジュールの温度をそれぞれ測定し、温度信号として温度検出部4に送る。温度検出部4は、複数の温度センサ4a−1〜4y−1〜複数の温度センサ4a−w〜4y−wから送られてくる温度信号に基づき温度をそれぞれ検出し、温度値として残エネルギー容量推定部5cに送る。
残エネルギー容量推定部5cは、セル電圧検出部2−1〜2−wから送られてくる複数の電圧値、電流検出部3から送られてくる複数の電流値および温度検出部4から送られてくる複数の温度値に基づき、充放電電流が流れていないときに開路電圧を用いて電池パックの残エネルギー容量を推定する。この残エネルギー容量推定部5cにおける推定結果は、推定残エネルギー容量として外部に送られる。
図10は、残エネルギー容量推定部5cの詳細な構成を、フローチャート形式で示す機能ブロック図である。この残エネルギー容量推定部5cは、図8に示した実施例3に係る電池パックの残エネルギー容量推定部5bにおいて、残エネルギー容量推定が、w個の電池アームの各々について実行されて、その残エネルギー容量推定の結果が積算されるように構成されている。
具体的には、残エネルギー容量推定部5cにおいては、まず、残エネルギー容量SOC(K)を「0」に初期化しておき、残エネルギー容量推定演算部55で推定された残エネルギー容量推定値SOC_temp(j)を順次に残エネルギー容量SOC(K)に積算する。そして、電池アームの数wだけ積算が終了した時点における残エネルギー容量SOC(K)が、電池容量補正部6および外部に送られる。
以上説明したように、本発明の実施例4に係る電池パックによれば、残エネルギー容量の変化に対して開路電圧の変化が小さいという特性を有する電池セルにおいては、開路電圧を使用して、所定電圧V1以下または所定電圧V2以上の電圧範囲で残エネルギー容量を求めるので、精度のよい残エネルギー容量の推定が可能となる。
本発明の実施例5に係る電池パックの構成は、上述した実施例3または実施例4に係る電池パックと同じである。
図11は、実施例5に係る電池パックで使用されるデータベースの一例を示す図である。このデータベースは、ある温度Tsにおける電池セルの開路電圧と残エネルギー容量のパーセンテージとの相関のみを有している。
図12に示すように、温度とセル電圧係数が、例えば(3)式のような残エネルギー容量のパーセンテージの一次関数で表されるとした場合に、データベースは、一次関数の傾きKaおよびy切片Kbである。
温度−セル電圧係数=Ka*残エネルギー容量のパーセンテージ+Kb…(3)
パーセンテージ算出部54においては、以下の処理が行われる。すなわち、図13に示すように、最小セル電圧Vminから、使用するデータベースの範囲(セル電圧V_DB1およびセル電圧V_DB2)が選択される。次いで、使用するデータベースの残エネルギー容量のパーセンテージSoc_P_DB1およびSoc_P_DB2と、図12に示す一次関数の傾きKaおよびy切片Kbを用いて、下記(4)式および(5)式に従って、温度−セル電圧係数K1およびK2が求められる。
K1=Ka*Soc_P_DB1+Kb…(4)
K2=Ka*Soc_P_DB2+Kb…(5)
最小セル電圧Vminが検出された電池モジュールの温度TempVminと、図11に示すデータベースの温度条件Tsと、上記(4)式および(5)式により求めた温度−セル電圧係数K1およびK2から、下記(6)式および(7)式に従って、温度TempVminにおける残エネルギー容量のパーセンテージSoc_P_DB1およびSoc_P_DB2に対するセル電圧Vcell1_TempVminおよびVcell2_TempVminが算出される。
Vcell1_TempVmin=K1*TempVmin+(V_DB1−K1*Ts)…(6)
Vcell2_TempVmin=K2*TempVmin+(V_DB2−K2*Ts)…(7)
次いで、図14に示すように、セル電圧Vcell1_TempVminおよびVcell2_TempVminの2点の値を用いて直線近似を行うことにより、最小セル電圧Vminにおける残エネルギー容量のパーセンテージSOC_Pが算出される。この算出された残エネルギー容量のパーセンテージSOC_Pは、残エネルギー容量推定演算部55に送られる。
最小セル電圧Vminが、温度で補正したときのセル電圧範囲から外れてしまった場合、例えば図15に示すように、DB2よりも大きければ、DB2、DB3を用いて再計算が行われる。一方、図16に示すように、DB1よりも小さくなり、DBが存在しない場合は、DB1およびDB2の直線近似により残エネルギー容量のパーセンテージの算出が行われる。
以上説明したように、本発明の実施例5に係る電池パックによれば、残エネルギー容量の変化に対して、開路電圧の変化が小さいという特性を有する電池セルにおいては、開路電圧を使用して残エネルギー容量を求めるために、設定電圧V1以下または設定電圧V2以上の電圧範囲で、さらに検出された温度を用いて、動作範囲温度内であれば、精度のよい残エネルギー容量の推定が可能となる。
本発明の実施例6に係る電池パックの構成は、電池容量補正部6の詳細を規定したことを除けば、上述した実施例2〜実施例5に係る電池パックのいずれかと同じである。
図17は、電池容量補正部6の構成を、フローチャート形式で示した機能ブロック図である。この電池容量補正部6は、充電終了/放電終了検出部61、放電終了エネルギー差算出部62、充電終了エネルギー差算出部63および電池容量出力部64を備えている。
充電終了/放電終了検出部61は、充電終了(残エネルギー容量のパーセンテージが100%)および放電終了(残エネルギー容量のパーセンテージが0%)を検出する。充電終了/放電終了検出部61は、充電終了を検出したときは充電終了エネルギー差算出部63を駆動し、放電終了を検出したときは放電終了エネルギー差算出部62を駆動する。
放電終了エネルギー差算出部62は、充電終了/放電終了検出部61で放電終了が検出された時点における残エネルギー容量を容量ゼロから減算して差分を算出する。この放電終了エネルギー差算出部62で差分がN回(Nは正の整数)算出されると、図18(b)に示すように、N回分の放電終了エネルギー差の平均値ΔBeDが算出され、既知である電池容量Beに対して加算されて電池容量出力部64に送られる。
充電終了エネルギー差算出部63は、充電終了/放電終了検出部61で充電終了が検出された時点における残エネルギー容量から既知である電池容量を減算して差分を算出する。この充電終了エネルギー差算出部63で差分がN回(Nは正の整数)算出されると、図18(a)に示すように、N回分の充電終了エネルギー差の平均値ΔBeCが算出され、既知である電池容量Beに対して加算されて電池容量出力部64に送られる。
電池容量出力部64は、放電終了エネルギー差算出部62から出力されるN回分の放電終了エネルギー差の平均値ΔBeDに電池容量Beを加算した値を、新たな電池容量Beとして外部に出力するとともに、自己の内部に供給する。また、電池容量出力部64は、充電終了エネルギー差算出部63から出力されるN回分の充電終了エネルギー差の平均値ΔBeCに電池容量Beを加算した値を、新たな電池容量Beとして外部に出力するとともに、自己の内部に供給する。
一般に、電池パックは、経年劣化などにより電池容量が、規定の電池容量よりも減少するが、規定の電池容量に対して偏差が生じた場合、電池容量補正部6は、充電終了または放電終了の状態を検知し、そのときの残エネルギー容量[Ah]と、電池容量[Ah]または0[Ah]との偏差を算出し、N回(Nは正の整数)の平均との偏差を求めて、電池容量の補正を行う。
以上説明したように、本発明の実施例6に係る電池パックによれば、経年劣化などにより電池容量が規定の電池容量に対して偏差が生じた場合、電池容量の補正を行い、この補正された電池容量を使用するので、精度のよい残エネルギー容量の推定を行うことができる。
本発明の実施例7に係る電池パックは、実施例6に係る電池パックの充電終了/放電終了検出部61を詳細に規定したものである。
図19は、充電終了/放電終了検出部61の詳細な構成を示すブロック図である。この充電終了/放電終了検出部61は、温度判定部611、電流判定部612aおよび612b、継続時間判定部613aおよび613b、ならびに、電圧判定部614aおよび614bから構成されている。
温度判定部611は、計測する全ての電池モジュールの温度が、10°Cから30°Cの範囲内にあるか否かを判定する。この温度判定部611において、全ての電池モジュールの温度が、10°Cから30°Cの範囲内にあることが判定されると、充電終了を検知する場合は、電流判定部612aが駆動され、放電終了を検知する場合は、電流判定部612bが駆動される。一方、温度判定部611において、全ての電池モジュールの温度が、10°Cから30°Cの範囲内にないことが判定されると、充電終了検知信号および放電終了検知信号は出力されない。
電流判定部612aは、充電電流の絶対値が設定値Ic以下であるかどうかを判定する。この電流判定部612aにおいて、充電電流の絶対値が設定値Ic以下であることが判定されると、継続時間判定部613aが駆動される。一方、電流判定部612aにおいて、充電電流の絶対値が設定値Ic以下でないことが判定されると、充電終了検知信号は出力されない。
継続時間判定部613aは、充電電流の絶対値が所定値Ic以下である状態を所定時間Tc以上継続したかどうかを判定する。この継続時間判定部613aにおいて、充電電流の絶対値が所定値Ic以下である状態を所定時間Tc以上継続したことが判定されると、電圧判定部614aが駆動される。一方、継続時間判定部613aにおいて、充電電流の絶対値が所定値Ic以下である状態を所定時間Tc以上継続していないことが判定されると、充電終了検知信号は出力されない。
電圧判定部614aは、セル電圧の最大値が所定電圧Vc以上になったかどうかを判定する。この電圧判定部614aにおいて、セル電圧の最大値が所定電圧Vc以上になったことが判定されると、充電終了検知信号が出力され、電池容量補正部6の充電終了エネルギー差算出部63に送られる。一方、電圧判定部614aにおいて、セル電圧の最大値が所定電圧Vc以上になっていないことが判定されると、充電終了検知信号は出力されない。以上の充電終了検知の様子を図20(a)に示す。
電流判定部612bは、放電電流の絶対値が設定値Id以下であるかどうかを判定する。この電流判定部612bにおいて、放電電流の絶対値が設定値Id以下であることが判定されると、継続時間判定部613bが駆動される。一方、電流判定部612bにおいて、放電電流の絶対値が設定値Id以下でないことが判定されると、放電終了検知信号は出力されない。
継続時間判定部613bは、放電電流の絶対値が所定値Id以下である状態を所定時間Td以上継続したかどうかを判定する。この継続時間判定部613bにおいて、放電電流の絶対値が所定値Id以下である状態を所定時間Td以上継続したことが判定されると、電圧判定部614bが駆動される。一方、継続時間判定部613bにおいて、放電電流の絶対値が所定値Id以下である状態を所定時間Td以上継続していないことが判定されると、充電終了検知信号は出力されない。
電圧判定部614bは、セル電圧の最小値が所定電圧Vd以下になったかどうかを判定する。この電圧判定部614bにおいて、セル電圧の最小値が所定電圧Vd以下になったことが判定されると、放電終了検知信号が出力され、電池容量補正部6の放電終了エネルギー差算出部62に送られる。一方、電圧判定部614bにおいて、セル電圧の最大値が所定電圧Vd以下になっていないことが判定されると、放電終了検知信号は出力されない。以上の充電終了検知の様子を図20(b)に示す。
以上説明したように、本発明の実施例7に係る電池パックによれば、経年劣化などにより電池容量が規定の電池容量に対して偏差が生じた場合、充電終了または放電終了を検知することで電池容量の補正を行い、補正された電池容量を使用することで精度のよい残エネルギー容量の推定を行うことができる。
本発明の実施例1に係る電池パックの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の変形例に係る電池パックの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る電池パックの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る電池パックの残エネルギー容量推定部の詳細な構成を、フローチャート形式で示した機能ブロック図である。 本発明の実施例2に係る電池パックの残エネルギー容量推定部を構成する電圧定部における電圧判定を説明するための図である。 本発明の実施例2に係る電池パックの残エネルギー容量推定部を構成するパーセンテージ算出部におけるパーセンテージ算出を説明するための図である。 本発明の実施例3に係る電池パックの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る電池パックの残エネルギー容量推定部の詳細な構成を、フローチャート形式で示した機能ブロック図である。 本発明の実施例4に係る電池パックの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4に係る電池パックの残エネルギー容量推定部の詳細な構成を、フローチャート形式で示した機能ブロック図である。 本発明の実施例5に係る電池パックで使用されるデータベースを説明するための図である。 本発明の実施例5に係る電池パックで使用されるデータベースを説明するための図である。 本発明の実施例5に係る電池パックのパーセンテージ算出部で行われる処理(その1)を説明するための図である。 本発明の実施例5に係る電池パックのパーセンテージ算出部で行われる処理(その2)を説明するための図である。 本発明の実施例5に係る電池パックのパーセンテージ算出部で行われる処理(その3)を説明するための図である。 本発明の実施例5に係る電池パックのパーセンテージ算出部で行われる処理(その4)を説明するための図である。 本発明の実施例6に係る電池パックの電池容量補正部の詳細な構成を、フローチャート形式で示した機能ブロック図である。 本発明の実施例6に係る電池パックの電池容量補正部の動作を説明するための図である。 本発明の実施例7に係る電池パックの電池容量補正部を構成する充電終了/放電終了検出部の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施例7に係る電池パックの電池容量補正部を構成する充電終了/放電終了検出部の動作を説明するための図である。 従来の電流パックを説明するための図である。
符号の説明
1a〜1x、1a−1〜1x−1…1a−w〜1x−w 複数の電池セル
2、2−1〜2−w セル電圧検出部
3 電流検出部
3a、3a−1〜3a−w 電流センサ
3b、3b−1〜3b−w 増幅器
4、4a−1〜4a−w 温度検出部
4a、4a〜4y、4a−1〜4y−1…4a−w〜4y−w 温度センサ
5、5b、5c 残エネルギー容量推定部
6 電池容量補正部
6a〜6y、6a−1〜6y−1…6a−w〜6y−w 電池モジュール
51 電池定部
52 継続時間定部
53 電圧定部
54、54b パーセンテージ算出部
55 残エネルギー容量推定演算部
56 残エネルギー容量積算部
61 充電終了/放電終了検知部
62 放電終了エネルギー差算出部
63 充電終了エネルギー差算出部
611 温度判定部
612a、612b 電流判定部
613a、613b 継続時間判定部
614a、614b 電圧判定部
64 電池容量出力部
A 正極端子
B 負極端子

Claims (7)

  1. 直列に接続された充放電可能な複数の電池セルを備えた電池パックにおいて、
    前記複数の電池セルの電圧を検出するセル電圧検出部と、
    前記複数の電池セルと正極端子または負極端子との間に流れる充放電電流を検出する電流検出部と、
    前記複数の電池セルの温度を検出する温度検出部と、
    前記セル電圧検出部で検出された電圧、前記電流検出部で検出された充放電電流および前記温度検出部で検出された温度に基づき残エネルギー容量を推定する残エネルギー容量推定部と、
    を備えたことを特徴とする電池パック。
  2. 電池パック全体容量の補正を行う電池容量補正部を備え、
    前記残エネルギー容量推定部は、
    前記電流検出部において検出された充放電電流が流れているかどうかを判定する電流判定部と、
    前記電流検出部において検出された充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続しているかどうかを判定する継続時間判定部と、
    前記複数の電池セルの最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2(V2>V1)以上であるか否かを判定する電圧判定部と、
    電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージとの相関を格納したデータベースと、
    前記電流判定部により充放電電流が流れていないと判定され、かつ前記継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していることが判定され、かつ前記電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上であることが判定された場合に、前記データベースに格納されている電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージとの相関に基づき該最小セル電圧における残エネルギー容量のパーセンテージを算出するパーセンテージ算出部と、
    前記パーセンテージ算出部で算出された残エネルギー容量のパーセンテージと、前記電池容量補正部において補正された電池パック全体容量とに基づき残エネルギー容量を推定する残エネルギー容量推定演算部と、
    前記電流判定部により充放電電流が流れていると判定され、または、前記継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していないことが判定され、または、前記電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上でないことが判定された場合に、前記電流検出部において検出された充放電電流を積算する残エネルギー容量積算部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  3. 前記複数の電池セルは、複数の電池モジュールに分割され、
    前記温度検出部は、前記複数の電池モジュールの各々に設けられ、
    前記残エネルギー容量推定部は、
    前記電流検出部において検出された充放電電流が流れているかどうかを判定する電流判定部と、
    前記電流検出部において検出された充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続しているかどうかを判定する継続時間判定部と、
    前記複数の電池セルの最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2(V2>V1)以上であるか否かを判定する電圧判定部と、
    電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージと温度との相関を格納したデータベースと、
    前記電流判定部により充放電電流が流れていないと判定され、かつ前記継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していることが判定され、かつ前記電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上であることが判定された場合に、前記温度検出部によって検出された温度のうちの最小セル電圧が検出された電池モジュールの温度に対応する前記データベースに格納されている電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージとの相関に基づき該最小セル電圧における残エネルギー容量のパーセンテージを算出するパーセンテージ算出部と、
    前記パーセンテージ算出部で算出された残エネルギー容量のパーセンテージと、前記電池容量補正部において補正された電池パック全体容量とに基づき残エネルギー容量を推定する残エネルギー容量推定演算部と、
    前記電流判定部により充放電電流が流れていると判定され、または、前記継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していないことが判定され、または、前記電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上でないことが判定された場合に、前記電流検出部において検出された充放電電流を積算する残エネルギー容量積算部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  4. 充放電可能な複数の電池セルが直列に接続されて成る電池アームがw個(wは2以上の整数)並列に接続された電池パックにおいて、
    前記w個の電池アームに含まれる複数の電池セルの電圧を検出するw個のセル電圧検出部と、
    前記w個の電池アームに含まれる複数の電池セルと正極端子または負極端子との間に流れる充放電電流を検出するw個の電流検出部と、
    前記w個の電池アームに含まれる複数の電池セルを複数の電池モジュールに分割して電池モジュール毎に温度を検出する温度検出部と、
    前記セル電圧検出部で検出された電圧、前記電流検出部で検出された充放電電流および前記温度検出部で検出された温度に基づき残エネルギー容量を推定する残エネルギー容量推定部と、
    電池パック全体容量の補正を行う電池容量補正部を備え、
    前記残エネルギー容量推定部は、
    前記電流検出部において検出された充放電電流が流れているかどうかを判定する電流判定部と、
    前記電流検出部において検出された充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続しているかどうかを判定する継続時間判定部と、
    前記複数の電池セルの最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2(V2>V1)以上であるか否かを判定する電圧判定部と、
    電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージと温度との相関を格納したデータベースと、
    前記電流判定部により充放電電流が流れていないと判定され、かつ前記継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していることが判定され、かつ前記電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上であることが判定された場合に、前記温度検出部によって検出された温度のうちの最小セル電圧が検出された電池モジュールの温度に対応する前記データベースに格納されている電池セルの電圧と残エネルギー容量のパーセンテージとの相関に基づき該最小セル電圧における残エネルギー容量のパーセンテージを算出するパーセンテージ算出部と、
    前記パーセンテージ算出部で算出された残エネルギー容量のパーセンテージと、前記電池容量補正部において補正された電池パック全体容量とに基づき、電池アーム毎に残エネルギー容量を推定して積算する残エネルギー容量推定演算部と、
    前記電流判定部により充放電電流が流れていると判定され、または、前記継続時間判定部により充放電電流が流れていない状態が所定時間以上継続していないことが判定され、または、前記電圧判定部により最小セル電圧が所定電圧V1以下または所定電圧V2以上でないことが判定された場合に、前記電流検出部において検出された充放電電流を積算する残エネルギー容量積算部と、
    を備えたことを特徴とする電池パック。
  5. 前記データベースは、1つの温度のみにおける残エネルギー容量のパーセンテージおよびセル電圧と、温度−セル電圧係数と残エネルギー容量のパーセンテージの相関を示す一次関数の係数とを構成要素とすることを特徴とする請求項3または請求項4記載の電池パック。
  6. 前記電池容量補正部は、
    充電終了および放電終了を検出する充電終了/放電終了検出部と、
    前記充電終了/放電終了検出部で充電終了が検出された時点における残エネルギー容量から既知である電池容量を減算して差分を算出する充電終了エネルギー差算出部と、
    前記充電終了/放電終了検出部で放電終了が検出された時点における残エネルギー容量を容量ゼロから減算して差分を算出する放電終了エネルギー差算出部とを備え、
    充電終了がN回(Nは正の整数)検出された時点で、N回分の充電終了エネルギー差の平均を算出し、または、放電終了がN回検出された時点で、N回分の放電終了エネルギー差の平均値を算出し、既知である電池容量に対して充電終了エネルギー差の平均値、または、放電終了エネルギー差の平均値を加算して電池容量を補正することを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項記載の電池パック。
  7. 前記充電終了/放電終了検出部は、
    前記温度検出部によって検出されたすべての電池モジュールの温度が10°C以上30°C以下であり、前記電流検出部で検出された充電電流の絶対値が設定値Ic以下であり、前記電流検出部で検出された充電電流の絶対値が所定値以下である状態を所定時間Tc以上継続し、かつ、セル電圧の最大値が所定電圧Vc以上になった時点を充電終了として検出し、
    前記温度検出部によって検出されたすべての電池モジュールの温度が設定範囲10°C以上30°C以下であり、前記電流検出部で検出された放電電流の絶対値が設定値Id以下であり、前記電流検出部で検出された放電電流の絶対値が所定値以下である状態を所定時間Td以上継続し、かつ、セル電圧の最小値が所定電圧Vd以下になった時点を放電終了として検出することを特徴とする請求項6記載の電池パック。
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