JP2010002325A - トルク検出装置及びパワーステアリング装置 - Google Patents

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浩二 北畑
Masaya Segawa
雅也 瀬川
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【課題】第1,第2軸間に生じる捩れ角度を大きくすることなく回転トルクを検出することができるトルク検出装置を提供し、操舵感を向上することができるパワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】同軸的に連結された第1,第2軸1,2に加えられる回転トルクを検出するトルク検出装置10において、第1,第2軸1,2に相互に係合すべく夫々設けられた第1,第2の係合部11,21間に圧力センサ4,4を設け、圧力センサ4,4により検出された圧力値に基づいて回転トルクを求めるようにしてある。圧力センサ4,4を第1,第2の係合部11,21間に設けてあるから、第1,第2軸1,2間に生じる捩れ角度を大きくすることなく回転トルクを検出することができる。トルク検出装置10を用いることによりステアリング軸に生じる捩れ角度を大きくすることなく操舵トルクを検出することができ、パワーステアリング装置の操舵感を向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、トルク検出装置及び該トルク検出装置を備えるパワーステアリング装置に関する。
パワーステアリング装置は、ステアリングホイール等の操舵部材の回転操作に応じて操舵補助用のモータ等のアクチュエータを駆動し、該アクチュエータが発生する操舵補助力を舵取機構に伝えて操舵を補助するように構成してある。このように構成されたパワーステアリング装置は、一般に、アクチュエータの駆動制御に用いるべく操舵部材に加えられる操舵トルク(回転トルク)を検出するトルク検出装置を備えている。このトルク検出装置は、操舵部材の回転操作を舵取機構に伝えるステアリング軸(操舵軸)の中途に設けてある。
従来、広く用いられているトルク検出装置は、操舵トルクの作用によりステアリング軸に生じる捩れ角度を検出対象としている。具体的には、トルク検出装置は、ステアリング軸の中途に設けられ、操舵部材側の入力軸である第1軸と舵取機構側の出力軸である第2軸とをトーションバーにより連結してなる連結部において前記トーションバーの捩れ角度、換言すると第1,第2軸間に生じる捩れ角度を適宜の手段により検出するように構成してある(例えば、特許文献1,2参照)。
この捩れ角度の検出手段は、従来、種々提案されている。特許文献1においては、検出手段として、磁性体の回転子と巻線が施された固定子とが同軸をなして相対回転するとき、固定子の巻線のインダクタンスが回転子の回転角度に応じて変化することを利用したレゾルバを用いている。特許文献1に記載のトルク検出装置は、第1,第2軸夫々にレゾルバを設け、第1,第2軸の回転に応じて夫々のレゾルバが出力する周期的な信号に基づいて得られた夫々の回転角度の差から捩れ角度を求め、操舵トルクを検出するようにしてある。また、特許文献2においては、検出手段として、円筒磁石と軟磁性体とが同軸をなして相対回転するとき、円筒磁石と軟磁性体との間に形成される磁気回路の磁束が相対回転に応じて変化することを利用した磁束検出手段を用いている。特許文献2に記載のトルク検出装置は、第1軸及び第2軸の一方に円筒磁石を、他方に軟磁性体であるヨークリングを夫々設け、第1,第2軸の相対回転に応じてヨークリングに生じる磁束を磁束検出手段により検出し、この検出結果を用いて前記捩れ角度を求め、操舵トルクを検出するようにしてある。
特開2003−279427号公報 特開2005−69994号公報
特許文献1及び2に開示されたトルク検出装置を備えるパワーステアリング装置においては、操舵トルクの検出精度を高めることを目的として、捩れ角度を大とすべくトーションバーを低剛性にしている。このため、トーションバーがダンパーの働きをし、路面状態が操舵部材に伝わりにくいという状況が生じたり、操舵部材を操作するときに若干の時間遅れを伴って舵取機構が反応したりというような状況が生じ、操舵感が悪化するという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、第1,第2軸間に生じる捩れ角度を大きくすることなく回転トルクを検出することができるトルク検出装置を提供し、更に該トルク検出装置を用いることにより、操舵感を向上することができるパワーステアリング装置を提供することを目的とする。
第1発明に係るトルク検出装置は、同軸的に連結された第1,第2軸に加えられる回転トルクを検出するトルク検出装置において、前記第1,第2軸を連結し、該第1,第2軸の相対回転に応じて回転方向に弾性変形可能な筒状の連結体と、前記第1,第2軸に相互に係合すべく夫々設けられた第1,第2の係合部と、該第1,第2の係合部間の回転方向に作用する作用力を検出する検出手段と、該検出手段により検出された作用力に基づいて前記回転トルクを算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係るトルク検出装置は、前記検出手段は、前記第1,第2の係合部間に設けられ、前記第1,第2軸に加えられる回転トルクに応じて前記第1,第2の係合部の一方から他方に加わる圧力を検出する圧力センサを備えることを特徴とする。
第3発明に係るトルク検出装置は、前記検出手段は、前記第1,第2の係合部に設けられ、前記第1,第2軸に加えられる回転トルクに応じて前記第1,第2の係合部に発生する応力を検出する応力センサを備えることを特徴とする。
第4発明に係るトルク検出装置は、前記第1,第2の係合部の一方には、他方に向けて突設された当接突起が設けてあり、前記応力センサは、他方の係合部の前記当接突起が当接する位置の近傍に設けてあることを特徴とする。
第5発明に係るトルク検出装置は、前記第1,第2軸は、互いの側に該第1,第2軸間の相対回転を制限すべく夫々設けられた第1,第2のストッパ部を有していることを特徴とする。
第6発明に係るパワーステアリング装置は、操舵部材に加えられる操舵トルクを、前記操舵部材の操作に伴って回転する操舵軸の中途に設けられたトルク検出装置により検出し、検出された操舵トルクに応じてアクチュエータを駆動し、該アクチュエータが発生する操舵補助力を舵取機構に加えて操舵を補助するパワーステアリング装置において、前記トルク検出装置は、前述の発明に記載のトルク検出装置であることを特徴とする。
第1発明によれば、第1,第2軸に加えられる回転トルクに応じて、該回転トルクに応じた力が第1,第2の係合部間に作用する。第1,第2の係合部及び回転方向に弾性変形可能な筒状の連結体を適切に設けることにより、第1,第2軸間に生じる捩れ角度を大きくすることなく、連結体により連結された第1,第2軸全体の剛性を高くすることができ、かつ前記力を検出手段により検出して、回転トルクを検出することが可能となる。
第2発明によれば、第1,第2の係合部間に圧力センサを設けており、第1,第2軸に加えられる回転トルクに応じて、回転トルクが加えられた側の係合部から第1,第2の係合部間に設けられた圧力センサに力が加わる。第1,第2の係合部間に圧力センサを設けるという簡易な構成により、圧力センサに集中して作用する作用力を検出して、回転トルクを高精度に検出することができる。
第3発明によれば、第1,第2の係合部に応力センサを設けており、第1,第2軸に加えられる回転トルクに応じて、回転トルクが加えられた側の係合部から他の側の係合部に作用力が加わる。第1,第2の係合部に応力センサを設けるという簡易な構成により、第1,第2の係合部に発生する応力を検出して、回転トルクを検出することができる。
第4発明によれば、第1,第2の係合部の一方に他方に向けて突設された当接突起を設け、当接突起が当接する他方の係合部の当接部位近傍に応力センサを設けているから、前記当接突起から他方の係合部に集中して作用する作用力により生じる応力を応力センサにより高精度に検出することができ、回転トルクを高精度に検出することができる。
第5発明によれば、例えば、第1,第2軸に過大な回転トルクが加えられたときに、第1,第2のストッパ部が係合することにより第1,第2軸間の相対回転が制限されるから、検出手段を保護することが可能となる。
第6発明によれば、操舵部材に加えられる操舵トルクを前述の発明に記載のトルク検出装置により検出しているから、前記操舵トルクに応じて生じるステアリング軸の捩り角度を小さくすることができ、ステアリング軸の剛性が向上するとともに、操舵感を向上することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るトルク検出装置の外観斜視図である。図2は実施の形態1に係るトルク検出装置の分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係るトルク検出装置の概略縦断面図である。
図示のトルク検出装置10は、同一直径の円筒形状を有する第1軸1及び第2軸2と、該第1軸1及び第2軸2を同軸的に連結する連結体3と、第1軸1及び第2軸2に加えられる回転トルクを検出する検出手段を構成する圧力センサ4,4とを備えている。第1軸1には、一側の端縁に軸長方向に突設された第1の係合部11が設けてある。第1の係合部11は、第1軸1の一端面に鈍角をなして該一端面の2カ所から互いに近接する方向に延びる2つの斜面11a,11bと、2つの斜面11a,11b間を連結し、前記一端面に平行をなす平面11cとを有する台形状の凸部である。また、第1軸1には、一側の端縁に軸長方向に突設された第1のストッパ部12が設けてある。第1のストッパ部12は、第1軸1の一端面に直角をなして該一端面の2ヶ所から平行をなして延びる2つの平面12a,12bと、2つの平面12a,12b間を連結し、前記一端面に平行をなす平面12cとを有する矩形状の凸部である。なお、第1のストッパ部12は第1の係合部11と適長離隔した周方向位置に設けてある。
第2軸2には、一側の端縁に第2の係合部21が設けてある。第2の係合部21は、第2軸2の一端面に鈍角をなして該一端面の2カ所から互いに近接する方向に延びる2つの斜面21a,21bと、2つの斜面21a,21b間を連結し、前記一端面に平行をなす平面21cとを有する台形状の凹部である。第2の係合部21と第1の係合部11とは略同一形状にしてある。また、第2軸2には、一側の端縁に第2のストッパ部22が設けてある。第2のストッパ部22は、第2軸2の一端面に直角をなして該一端面の2ヶ所から平行をなして延びる2つの平面22a,22bと、2つの平面22a,22b間を連結し、前記一端面に平行をなす平面22cとを有する矩形状の凹部である。第2のストッパ部22は、第1のストッパ部12よりも僅かに大きくなるようにしてある。なお、第2のストッパ部22は、第1の係合部11及び第2の係合部21の周方向位置を合わせたときに第1のストッパ部12に対応する周方向位置に設けてある。
連結体3は、筒体であり、第1軸1及び第2軸2の内径と略同一の外径を有する固定部31,31を両端に有している。また連結体3は、固定部31,31間に該固定部31,31の外径よりも小さい外径を有する縮径部32を有している。連結体3は、第1の係合部11の斜面11a,11b及び平面11cと第2の係合部21の斜面21a,21b及び平面21cとが夫々適長離隔して対向するように位置決めしたのち、第1軸1及び第2軸2の内側に固定部31,31を夫々挿入して圧入、ピン止め又は溶接により固定することにより第1軸1及び第2軸2を連結している。このとき、第1のストッパ部12の各平面12a,12b,12cと第2のストッパ部22の各平面22a,22b,22cとは、適長離隔して対向している。また、連結体3は、縮径部32が第1軸1及び第2軸2の第1の係合部11及び第2の係合部21と軸長方向位置が略一致するように第1軸1及び第2軸2に固定してある。
連結体3は、少なくとも、第1のストッパ部12の平面12a,12bと第2のストッパ部22の平面22a,22bとの隙間分だけ第1軸1及び第2軸2が相対回転可能となるよう弾性変形するものであればよく、これにより連結体3は僅かに弾性変形可能なものでよいため、剛性の高いものとすることができる。
第1の係合部11と第2の係合部21との間には、第1軸1及び第2軸2に加えられる回転トルクを検出する検出手段を構成する圧力センサ4,4が介装してある。圧力センサ4,4は、扁平な直方体形状を有しており、第2の係合部2の2つの斜面21a,21bに夫々装着してある。なお、前述した第1の係合部11の斜面11a,11bと第2の係合部21の斜面21a,21bとの隙間は、第1の係合部11の斜面11a,11bと第2の係合部21の斜面21a,21bに装着された圧力センサ4,4とが僅かの間隔を隔てて対向するように設定してある。前述した第2のストッパ部22の2つの平面22a,22bと第1のストッパ部12の2つの平面12a,12bとの隙間は、第1の係合部11の2つの斜面11a,11bと第2の係合部21の斜面21a,21bに装着した圧力センサ4,4との隙間よりも大きく、第1の係合部11の斜面11a,11bと第2の係合部21の斜面21a,21bとの隙間よりも小さくなるようにしてある。
圧力センサ4,4は、受ける力の大きさに応じて変化する被測定圧力と参照圧力(例えば大気圧)の間に弾性板を設け、圧力差による生じる弾性板の変形を弾性板に設けた歪みゲージにより電気的信号に変換し、圧力を求める歪みゲージ形圧力センサである。また、圧力センサ4,4として、例えば、受ける力の大きさに応じて変化する電気信号を出力する素子、具体的には、力の大きさに応じて抵抗値が変化する導電ゴム、力の大きさに応じて電圧が変化する圧電効果を利用した圧電素子等の素子を用いることができる。これらの圧力センサはそれ自体公知の圧力センサであるから、詳細な説明は省略する。
以上の構成により、例えば、第1軸1に図1において矢符に示す、図1の上部から見て時計回り方向の回転トルクが加えられたとき、第1軸1及び第2軸2を連結する連結体3が回転トルクに応じて僅かに弾性変形する。この弾性変形に応じて第1の係合部11の斜面11aと該斜面11aに対向する第2の係合部21の斜面21aに装着した圧力センサ4とが当接し、回転トルクが加えられた第1軸1の第1の係合部11から第2軸2の第2の係合部21に装着した圧力センサ4に回転トルクに応じた力が作用する。
圧力センサ4により検出された圧力値は、図3に示す算出部41に与えられる。算出部41は、圧力値と回転トルクとの対応関係を示す関数又は参照テーブルを有しており、該関数又は参照テーブルに圧力センサ4により検出された圧力値を適用して第1軸1に加えられた回転トルクを求める。この関数又は参照テーブルは、第1軸1及び第2軸2を連結する連結体3の剛性、第1の係合部11と第2の係合部21に装着した圧力センサ4との間隔等を考慮して予め定めて、算出部41に記憶させてある。
本実施の形態に係るトルク検出装置10においては、前述した如く、圧力センサ4,4が第1の係合部11と第2の係合部21との間に設けてあるから、第1,第2軸1,2間に生じる捩れ角度を大きくすることなく圧力センサ4,4により検出された圧力値に基づいて回転トルクを検出することができる。また、第1,第2の係合部11,21間に圧力センサ4,4を設けるという簡易な構成により、圧力センサ4,4に集中して作用する力を検出して、回転トルクを高精度に検出することができる。第1の係合部11と第2の係合部21に装着した圧力センサ4,4とが僅かの間隔を隔てて対向するようにしてあるから、第1,第2軸1,2に回転トルクが加えられたとき、力が作用していない側の圧力センサ4による検出値を0にするように両方の圧力センサ4,4による検出値を補正することにより、圧力センサ4,4の温度変化等の使用環境変化に伴う検出値の変動を補正することができ、回転トルクを高精度に検出することができる。
また、連結体3の僅かな弾性変形で回転トルクを検出する構成としたので、高剛性のトルク検出装置とすることができる。
また、第1軸1及び第2軸2と、該第1軸1及び第2軸2を同軸的に連結する連結体3と、第1軸1及び第2軸2に加えられる回転トルクを検出する圧力センサ4,4とを備える本実施の形態に係るトルク検出装置10は、トルク検出装置を構成する部品が少ないから、組付け性を向上することができると共にコストを低減することができる。また、第1の係合部11と第2の係合部21とを夫々台形状に形成しているから、第1軸1及び第2軸2の軸長方向の位置を調節することにより第1の係合部11及び第2の係合部21間に適切な隙間を設けることが容易となり、組付け性を向上することができる。
さらに、第1,第2軸1,2に前述した如く第1,第2のストッパ部12,22を設けてあり、これらは、例えば、第1,第2軸1,2に過大な回転トルクが加えられたとき係合し、第1,第2軸1,2間の相対回転を制限する。従って、第2の係合部21に装着した圧力センサ4,4に第1の係合部11から過大な力が作用することを防止することができ、圧力センサ4,4を保護することができる。
以上のように構成された実施の形態1に係るトルク検出装置10は、車両用の電動パワーステアリング装置等のパワーステアリング装置の操舵部材と舵取機構とを連結する操舵軸の中途に介装され、操舵部材に加えられる操舵トルクを検出するために用いることができる。図4は、実施の形態1に係るトルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置の構成を示す模式図である。
図4に示す電動パワーステアリング装置は、図示しない車体の左右方向に延設されたラックハウジング51の内部に軸長方向への移動自在に支持されたラック軸50と、ラックハウジング51の中途に交叉するピニオンハウジング60の内部に回転自在に支持されたピニオン軸6とを有するラックピニオン式の舵取機構5を備えている。
ラックハウジング51の両側から外部に突出するラック軸50の両端は、各別のタイロッド52,52を介して操舵用車輪としての左右の前輪53,53に連結されている。またピニオンハウジング60の一側から外部に突出するピニオン軸6の上端は、ステアリング軸7を介して操舵部材としてステアリングホイール70に連結されている。
ステアリング軸7は、筒形をなすハウジング71の内部に回転自在に支持され、該ハウジング71を介して、図示しない車室の内部に前方を下とした傾斜姿勢を保って取付けてあり、ハウジング71の下方へのステアリング軸7の突出端にピニオン軸6が連結され、同じく上方への突出端にステアリングホイール70が固設されている。
以上の構成により、操舵のためのステアリングホイール70の回転操作によりステアリング軸7が回転し、この回転がピニオン軸6に伝達され、該ピニオン軸6の回転が、ピニオンとラックとの噛合部においてラック軸50の軸長方向の移動に変換されることとなり、このようなラック軸50の移動が、左右の前輪53,53に各別のタイロッド52,52を介して伝えられて舵取りがなされる。
このようにステアリングホイール70の回転操作を舵取機構5に伝えるステアリング軸7の中途には、実施の形態1に係るトルク検出装置10が設けてある。トルク検出装置10は、ステアリング軸7のステアリングホイール70に連結される側の入力側をトルク検出装置10の第1軸1として、ステアリング軸7の舵取機構に連結される側の出力側をトルク検出装置10の第2軸2として夫々構成することにより、ステアリング軸7の中途に設けてある。これにより、ステアリングホイール70に加えられ、第1軸1に作用した操舵トルクは、連結体3を介して、操舵トルクが加えられた第1軸1の第1の係合部11から第2軸2の第2の係合部21に操舵トルクに応じた力が圧力センサ4,4を介して作用することになる。トルク検出装置10は、この圧力センサ4,4により検出された圧力値に基づいて操舵トルクを検出する。トルク検出装置10は、ステアリング軸7を支持するハウジング71の内部に保持してあり、ハウジング71のトルク検出装置10よりも下位置には、操舵補助用のモータ8が取付けてある。
操舵補助用のモータ8は、ハウジング71の外側に軸心を略直交させて取付けてあり、例えば、ハウジング71の内部に延びる出力端に固着されたウォームをステアリング軸7に外嵌固定されたウォームホイールに噛合させ、モータ8の回転を、ウォーム及びウォームホイールにより減速してステアリング軸7に伝えるように構成し、前述の如く行われる舵取りを補助している。
トルク検出装置10により検出された操舵トルクは、アシスト制御部9に与えられる。アシスト制御部9は、操舵トルクに基づいて操舵補助用のモータ8に制御指令を発し、該モータ8の駆動電流を増減制御するアシスト制御動作を行う。
以上のように構成されたパワーステアリング装置においては、トルク検出装置10を用いることにより、第1,第2軸1,2を連結する連結体3に生じる捩れ角度が小さい、換言するとステアリング軸7の入力側及び出力側間に生じる捩れ角度を大きくすることなく操舵トルクを検出することができるから、ステアリング軸7及びトルク検出装置10の連結体3の剛性を高くすることができ、操舵感を向上することができる。
また、例えば、第1,第2軸1,2と連結体3との連結が切れたときに、第1,第2のストッパ部12,22が係合することにより第1,第2軸1,2間にて回転トルクを伝達することができるから、トルク検出装置10が設置されたパワーステアリング装置のステアリングホイール70の回転操作を舵取機構5に伝える機能を損なわずに発揮させることができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るトルク検出装置の外観斜視図である。第1軸1aの第1の係合部13の2つの斜面13a,13bには、斜面13a,13bに直交する方向に突設された当接突起13d,13eが設けてある。第1の係合部13及び第2の係合部21の周方向位置を合わせたときに、当接突起13d,13eに対向する位置の第2軸2の第2の係合部21の近傍には、応力センサ4a,4aが設けてある。応力センサ4a,4aとして、それ自体公知の歪みゲージを用いることができ、歪みゲージの詳細な説明は省略する。
連結体3は、第1の係合部13の当接突起13d,13eと第2の係合部21の斜面21a,21bとが僅かの間隔を隔てて対向し、第1の係合部13の平面13cと第2の係合部21の平面21cとが適長離隔して対向するように位置決めしたのち、第1軸1a及び第2軸2の内側に固定部31,31を夫々挿入して圧入、ピン止め又は溶接により固定することにより第1軸1a及び第2軸2を連結している。第1のストッパ部12と第2のストッパ部22との隙間は、第1の係合部13の当接突起13d,13eと第2の係合部21の斜面21a,21bとの隙間よりも大きく、第1の係合部13の斜面13a,13bと第2の係合部21の斜面21a,21bとの隙間よりも小さくなるようにしてある。その他の構成は、図1乃至3に示す実施の形態1のトルク検出装置と同様であるため、対応する構成部材に図1と同一の参照符号を付して、その構成及び動作の詳細な説明を省略する。
以上の構成により、例えば、第1軸1aに図5において矢符に示す、図5の上部から見て時計回り方向の回転トルクが加えられたとき、第1軸1a及び第2軸2を連結する連結体3が回転トルクに応じて僅かに弾性変形する。この弾性変形に応じて第1の係合部13の一方の斜面13aに設けられた当接突起13dが、該当接突起13dに対向する第2の係合部21の斜面21aに当接し、回転トルクが加えられた第1軸1aの第1の係合部13から第2軸2の第2の係合部21に回転トルクに応じた力が当接突起13dを介して作用する。当接突起13dが当接する第2の係合部21には作用力に応じた応力が生じ、第2の係合部21に装着された応力センサ4aにより応力が検出される。
応力センサ4a,4aにより検出された応力値は、実施の形態1に係るトルク検出装置10と同様に算出部41に与えられる。算出部41は、応力値と回転トルクとの対応関係を示す関数又は参照テーブルを有しており、該関数又は参照テーブルに応力センサ4a,4aにより検出された応力値を適用して第1軸1aに加えられた回転トルクを求める。この関数又は参照テーブルは、第1軸1a及び第2軸2を連結する連結体3の剛性、第1の係合部13の当接突起13d,13eと第2の係合部21との間隔等を考慮して予め定めて、算出部41に記憶させてある。
本実施の形態に係るトルク検出装置10aにおいては、第1の係合部13の当接突起13d,13eが当接する第2の係合部21の当接部位近傍に応力センサ4a,4aを設けているから、第1,第2軸1a,2間に生じる捩れ角度を大きくすることなく応力センサ4a,4aにより検出された応力に基づいて回転トルクを検出することができる。また、第2の係合部21に応力センサ4a,4aを設けるという簡易な構成により、第1,第2の係合部13,21に発生する応力を検出して、回転トルクを検出することができる。また、回転トルクが加えられた第1軸1aの第1の係合部13から第2軸2の第2の係合部21に伝達される力は、当接突起13d,13eが当接される第2の係合部21の当接部位近傍に集中して作用するから、前記力を高精度に求めることができ、回転トルクを高精度に検出することができる。第1の係合部13の当接突起13d,13eと第2の係合部21とが僅かの間隔を隔てて対向するようにしてあるから、第1,第2軸1a,2に回転トルクが加えられたとき、作用力が作用していない側の応力センサ4aによる検出値を0にするように両方の応力センサ4a,4aによる検出値を補正することにより、応力センサ4a,4aの温度変化等の使用環境変化に伴う検出値の変動を補正することができ、回転トルクを高精度に検出することができる。
また、第1軸1a及び第2軸2と、該第1軸1a及び第2軸2を同軸的に連結する連結体3と、第1軸1a及び第2軸2に加えられる回転トルクを検出する応力センサ4a,4aとを備える本実施の形態に係るトルク検出装置10aは、トルク検出装置を構成する部品が少ないから、組付け性を向上することができると共にコストを低減することができる。また、第1の係合部13と第2の係合部21とを夫々台形状に形成しているから、第1軸1a及び第2軸2の軸長方向の位置を調節することにより第1の係合部13及び第2の係合部21間に適切な隙間を設けることが容易となり、組付け性を向上することができる。
以上のように構成された実施の形態2に係るトルク検出装置10aは、実施の形態1に係るトルク検出装置10と同様に、図4に示す電動パワーステアリング装置等のパワーステアリング装置に適用することができる。実施の形態2に係るトルク検出装置10aを用いることにより、第1,第2軸1a,2を連結する連結体3に生じる捩れ角度が小さい、換言するとステアリング軸7の入力側及び出力側間に生じる捩れ角度を大きくすることなく操舵トルクを検出することができるから、ステアリング軸7及びトルク検出装置10aの連結体3の剛性を高くすることができ、操舵感を向上することができる。
また、例えば、第1,第2軸1a,2と連結体3との連結が切れたときに、第1,第2のストッパ部12,22が係合することにより第1,第2軸1a,2間にて回転トルクを伝達することができるから、トルク検出装置10aが設置されたパワーステアリング装置のステアリングホイール70の回転操作を舵取機構5に伝える機能を損なわずに発揮させることができる。
図6は、応力センサ4a,4aの望ましい取付手順の説明図である。図6(a)に示すように、第2軸2の第2の係合部21に歪みゲージである応力センサ4a,4aを接着剤により固定する。次に、図6(b)に示すように、円筒状の熱収縮チューブ25を第1の係合部13及び第2の係合部21を覆うように被せる。この状態にて熱収縮チューブ25に熱風を当てることにより熱収縮チューブ25が収縮し、内面が第1,第2軸1a,2の外面に密着することになる(図6(c))。熱収縮チューブ25として、PET(ポリエチレンテレフタラート)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の熱収縮性を有する樹脂製のチューブ、又は熱収縮性を有するゴム製のチューブを用いることができる。
以上のように第1,第2軸1a,2に熱収縮チューブ25を被せて熱風を当てるという簡単な作業により、短時間にて確実に応力センサ4a,4aの表面を覆うことができ、接着剤の劣化防止及び防湿を図ることができる。また、熱収縮チューブ25により応力センサ4a,4aの表面を覆っているから、コーティング剤により応力センサ4a,4aの表面を覆う場合と比較して、コーティング剤の乾燥時間が不要となり短時間にて施工することができると共に、コーティング不良が生じる虞がなく信頼性が向上する。また、保護テープにより応力センサ4a,4aの表面を覆う場合と比較して、保護テープの粘着力が経年劣化に伴い低下し、保護テープが剥がれる虞がなく、信頼性が向上する。なお、熱収縮チューブ25の内面に、ウレタン樹脂等の粘着剤を塗布してもよい。これにより、熱収縮チューブ25を第1,第2軸1a,2の表面に更に密着させることができる。また、熱収縮チューブ25は、加工性、劣化及び防湿効果の観点から、厚みが50〜150μmの範囲にあることが望ましい。
なお、以上の実施の形態において用いられる連結体3は、長さ、肉厚等の寸法を適切に設定することにより、適用される装置に応じた適切な剛性に設定すればよい。
また、以上の実施の形態においては、筒状の連結体3を用いた例について説明したが、連結体の形状はこれに限るものではなく、少なくとも、第1のストッパ部12の平面12a,12bと第2のストッパ部22の平面22a,22bとの隙間分だけ第1軸及び第2軸が相対回転可能となるよう弾性変形するものであれば中実状でもよい。
また、以上の実施の形態において、第1軸の第1の係合部を凸状に第2軸の第2の係合部を凹状に夫々形成しているが、これに限定されず、第1軸の第1の係合部を凹状に第2軸の第2の係合部を凸状に夫々形成してもよい。また、第1,第2の係合部の形状、数は、以上の実施の形態に限定されず、第1,第2軸に加えられる回転トルクに応じて適切に設定される。
また、以上の実施の形態において、第1軸の第1の係合部と第2軸の第2の係合部又は圧力センサとの間に、検出手段の較正を行うべく僅かな隙間を設けているが、隙間がなくても検出手段により回転トルクを検出することは可能である。
また、以上の実施の形態において、本発明に係るトルク検出装置を電動パワーステアリング装置に適用する例について述べたが、これに限定されない。例えば、舵取機構に付設された油圧シリンダの発生力により操舵を補助する油圧パワーステアリング装置に適用してもよい。
更に、本発明は、その他、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内において種々変更した形態にて実施することが可能であることは言うまでもない。
本発明の実施の形態1に係るトルク検出装置の外観斜視図である。 実施の形態1に係るトルク検出装置の分解斜視図である。 実施の形態1に係るトルク検出装置の概略縦断面図である。 実施の形態1に係るトルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係るトルク検出装置の外観斜視図である。 応力センサの望ましい取付手順の説明図である。
符号の説明
1,1a 第1軸、11,13 第1の係合部、13d,13e 当接突起、12 第1のストッパ部、2 第2軸、21 第2の係合部、22 第2のストッパ部、3 連結体、4 圧力センサ(検出手段)、4a 応力センサ(検出手段)、41 算出部(算出手段)、5 舵取機構、7 ステアリング軸(操舵軸)、70 ステアリングホイール(操舵部材)、8 モータ(アクチュエータ)、10,10a トルク検出装置

Claims (6)

  1. 同軸的に連結された第1,第2軸に加えられる回転トルクを検出するトルク検出装置において、前記第1,第2軸を連結し、該第1,第2軸の相対回転に応じて回転方向に弾性変形可能な筒状の連結体と、前記第1,第2軸に相互に係合すべく夫々設けられた第1,第2の係合部と、該第1,第2の係合部間の回転方向に作用する作用力を検出する検出手段と、該検出手段により検出された作用力に基づいて前記回転トルクを算出する算出手段とを備えることを特徴とするトルク検出装置。
  2. 前記検出手段は、前記第1,第2の係合部間に設けられ、前記第1,第2軸に加えられる回転トルクに応じて前記第1,第2の係合部の一方から他方に加わる圧力を検出する圧力センサを備えることを特徴とする請求項1記載のトルク検出装置。
  3. 前記検出手段は、前記第1,第2の係合部に設けられ、前記第1,第2軸に加えられる回転トルクに応じて前記第1,第2の係合部に発生する応力を検出する応力センサを備えることを特徴とする請求項1記載のトルク検出装置。
  4. 前記第1,第2の係合部の一方には、他方に向けて突設された当接突起が設けてあり、前記応力センサは、他方の係合部の前記当接突起が当接する位置の近傍に設けてあることを特徴とする請求項3記載のトルク検出装置。
  5. 前記第1,第2軸は、互いの側に該第1,第2軸間の相対回転を制限すべく夫々設けられた第1,第2のストッパ部を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のトルク検出装置。
  6. 操舵部材に加えられる操舵トルクを、前記操舵部材の操作に伴って回転する操舵軸の中途に設けられたトルク検出装置により検出し、検出された操舵トルクに応じてアクチュエータを駆動し、該アクチュエータが発生する操舵補助力を舵取機構に加えて操舵を補助するパワーステアリング装置において、前記トルク検出装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載のトルク検出装置であることを特徴とするパワーステアリング装置。
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