JP2010000331A - ズボンやスカートの閉め忘れを防ぐ、スライドファスナーの上止。 - Google Patents

Abstract

【課題】 外出時に、ズボン又はスカートのファスナーを閉め忘れてしまい、恥ずかしい思いを、経験した人は多いはずである。
原因としては、ズボン又はスカートを穿くときに、ボタン及びフック等で、ウエストを留めてから、ファスナーを閉めたり、ベルトをしたり、という複数の動作にあると思われる、そのために、慌てている時などは、ズボン又はスカートが脱げ落ちないように気を使い、うっかりして、ファスナーを閉め忘れるのである。
【解決手段】 ズボン又はスカートを穿くときに、ファスナーを閉めればウエストが係止されて、脱げ落ちる心配がなく、必然的に気持ちが集中出来るスライドファスナーを提供する。
【選択図】図１

Description

本発明は、スライダーの抜け止め及びスライドファスナーの上止、に関するものである。

従来から、ズボン又はスカートのファスナーの閉め忘れを解決するために、いろいろ考案されている。（実用、特許文献１〜４参照）

実用、特許文献

１実開平４−９１１１
２特開平９−２８４２２
３実願平１１−１１５９
４特開２００４−１５４１６８

発明が解決使用とする課題

しかしながら、これらはズボン及びスカートに取り付けると違和感がある、と思われるもの、既存の製品に後から重ねて施すもの、又、ズボン及びスカート製品の製造上難しく、手間ひまがかかるもの、など多くのの問題点がある。

本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、従来のファスナー同様に取り付けて、違和感も無く、ズボン及びスカート製品の製造時に、製造工程を簡素化できるスライドファスナーを提供する、ことを目的としたものである。

本発明は、係合・分離が出来る、マグネットホック部とスライダー内に入り込む、くさび状の左側部と右側部を有し、スライダーが最上部の位置にある時、スライダーの案内柱の下方に適切な遊びを有する構造の上止を持つスライドファスナーを提供する、ことにより、上記課題を解決したものである。

発明の効果

本発明により、ボタン又はフックなどで係止していた、ズボン及びスカートのウエストは、ファスナーを閉めるだけで、ウエストの位置を係止出来るのであるから、ズボン又はスカートを穿くときに、ファスナーを閉めることだけを考えればよく、うっかりして、ファスナーを閉め忘れる様な事が、無くなるのである。
さらに、ズボン及びスカートのボタン、フック等は、必要なくなるのであるから、製品の製造上の工程を簡素化できるものである。

本発明のスライドファスナーは、従来のスライドファスナーと同様に合成樹脂等のインジェクション用の型で、上止の形状を本発明の形状に変えて、磁性体を埋め込んだものを創ればよいのであるから、量産も可能である。

本発明は、従来のズボン及びスカート等のファスナーに代わる、ズボン及びスカート専用の新しいスライドファスナーである。

本発明を平面から見た正面図 本発明のスライダーなしの斜視図

符号の説明

１左右で一対のファスナーテープ
２噛み合った左右の務歯
３スライダー本体
４本発明の上止右側
５本発明の上止左側
６右側で上下に吸着している磁石
７左側で上下に吸着している磁石
８スライダーの案内柱
９スライダーが最上部の位置にある時、スライダーの案内柱の下方に出来る本発明の適切な遊び
１０適切に変形させた本発明の右側の務歯
１１適切に変形させた本発明の左側の務歯
１２本発明の上止左側のクサビ状の部分
１３本発明の上止右側のクサビ状の部分

Claims (3)

1. 係合・分離が出来る、マグネットホック部とスライダー内に入り込む、くさび状の左側部と右側部を有する、スライドファスナーの上止。
2. スライドファスナーのスライダーが最上部の位置にあるとき、上止のくさび状の左側部と右側部の外側の側面が、スライダーのテープガイドの内側の面に沿って密着し、上止のくさび状の左側部と右側部の内側の側面は、スライダーの案内柱の最大幅部分に沿って密着することで、スライダーを最上部に引き上げると、マグネットホック部を強制的に重合し、スライダーが最上部にあるときは、係合した上止は外れない構造である、ことを特徴とする請求項１記載のスライドファスナーの上止。
3. ファスナーテープに設けたエレメントの、上止に最も近い左右一対のエレメントを、小さく適切に変形して、スライドファスナーのスライダーが最上部の位置にあるとき、スライダーの案内柱の下方に２ｍｍ前後の適切な案内柱の遊びを有することで、係合している上止に関係なく、スライダーが自由に動く構造である、ことを特徴とする請求項１記載のスライドファスナーの上止。

Images