JP2009544398A - 流体/薬剤送達用のシステム、装置、及び方法 - Google Patents

流体/薬剤送達用のシステム、装置、及び方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】患者の体内へ治療用流体を送達する流体送達システム、方法及び装置が開示される。流体を患者の体内へ送達する流体送達装置(100)は、上壁(534)と下壁(536)を有するハウジングであって、上壁は上部開口部(116)を含み、下壁は下部開口部(540)を含むハウジングと、ハウジング内側の上壁と下壁の間に配置され、且つ穴(326)を有する管状部材(322)を含むように構成される溜め部付装置機構(510)であって、穴は上部開口部と下部開口部の間に配置されるように構成される溜め部付装置機構と、治療用流体を患者の体内へ送達する穿通カートリッジ(662)であって、上部開口部と下部開口部を通して挿入されるのに続いて穴と係合するように構成され、穴と係合すると治療用流体が管状部材を通して穿通カートリッジの中へ患者の体内へ送達されるように構成される穿通カートリッジとを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、治療用流体を患者に送達するためのシステム、装置、及び方法に係り、より厳密には、携帯式の注入装置(例えば、ポンプ)に関する。本発明の幾つかの実施形態は、患者の皮膚に直接接着することのできる注入装置に関している。本発明の幾つかの実施形態は、注入装置のリザーバから出てくる流体送達管を、患者の体内へ皮下挿入するためのカニューレと連結している、「溜め部付装置」に関する。
本特許出願は、Yodfatによる、2006年7月24日出願の米国仮特許出願第60/833,110号、及びYodfatによる、2006年8月14日出願の米国仮特許出願第60/837,877号に対する優先権を請求し、同仮出願の開示をそのまま参考文献としてここに援用する。
治療用流体を患者の体内へ送達する従来型皮下送達装置は、主として連続的なインシュリン送達のために使用される患者が歩行可能な「ポケベルサイズの」携帯式注入ポンプとしてもよく知られている。通常、これらのポケベルサイズのポンプは、患者に固定されているベルトに取り付けられている。長い送達管は、装置の中のリザーバと、更に注入セットの皮下カニューレに接続されている。
従来型の皮下注入ポンプは、患者へ薬剤を連続的に送達するために開発された。これらの患者が歩行可能な注入ポンプは、多くの場合、薬剤を注入セットの皮下カニューレに送達するためのリザーバと長い管を含んでいる。カニューレは、多くの場合、尖った穿通部材と一緒に挿入される。この様な注入ポンプの例は、米国特許第6,423,035号及び第8,872,200号で開示されている。
従来型の流体注入装置の追加的な例は、以下の特許に開示されている。Funderburk他への米国特許第6,093,172号、及びMogensen他への米国特許第6,830,562号は、注入セットを自動的に皮下設置するためのバネ加重プランジャを含んでいる注入装置を開示している。Flaherty他への米国特許第6,699,218号は、リザーバ室付のハウジングを含んでいる、患者に流体を送達するための皮膚に接着可能な装置を開示している。室は、リザーバから限られた量の流体を、液体薬剤が出て患者の体内に入る出口アッセンブリへ、分注するためのディスペンサーと流体連通している。Flaherty特許の装置は、更に、自動的にカニューレを挿入することができるようになっている。この様な挿入は、実質的に装置寸法を拡大させる、比較的重くて嵩張る部品を使用することで実現される。
挿入後、カニューレは、患者の体の動き、又はポンプのハウジングとカニューレの間の相対的な動きにかかわらず、安定的に皮下位置に保持され続ける。これは、皮膚に接着可能な注入装置に伴う様々な問題点の原因となる。
現下の注入装置に伴う他の問題点には、自分の皮膚を針で穿通することを嫌がる患者のいることが含まれる。この様な患者は、通常、この問題を解決するため自動挿入装置を使用している。けれども、その他の患者は、手動挿入方法を好んでいる。
流体を患者に送達するための従来型装置及び方法の幾つかの欠点は、以下のように要約される。
・長い管材:通常のポケベルサイズのインシュリンポンプでは、長い流体送達管は、折れる、捩れる、破裂する、及び/又は外れる、ことが起きやすい。更に、この様な管は、目立ちにくいものではなく、患者の活動を制限する。
・剛いカニューレ接続:従来型の皮膚に接着可能なポンプでは、カニューレは、ハウジングに堅く接続されており、患者の体の急激な動きは、患者の不快感、患者からのカニューレの脱離、及び/又は装置のハウジングからの切断を引き起こす。
・挿入機構:従来型の挿入機構の中には、装置ハウジングの中に一体化されているものもある。この様な装置は、比較的に重くて嵩張り、全作業期間(通常3−4日)に亘って、使用者が携行するようになっている。
・長さの決まったカニューレ:幾つかの現下の注入装置に事前に装着されているカニューレは、1種類の所定の長さを有するものしかない。
・固定挿入角度:幾つかのポケベル型装置では、患者は、単一の所定の穿通角度、通常は30°、45°、又は90°でしか注入セットを挿入することができない。
米国仮特許出願第60/833,110号 米国仮特許出願第60/837,877号 米国特許第6,423,035号 米国特許第8,872,200号 米国特許第6,093,172号 米国特許第6,830,562号 米国特許第6,699,218号 イスラエル特許出願第171813号
而して、従来型の流体送達装置に関して上で述べた問題点を解決するためのシステム、装置、及び/又は方法を提供することが望まれている。具体的には、患者が、最大限の柔軟性を持って、カニューレの長さ、挿入方式、及び穿通角度を選択することができる皮下カニューレ挿入を提供することが望まれている。
本発明の幾つかの実施形態は、携帯式流体送達システム及び装置に、並びに流体を患者に送達するための方法に関する。この様なシステムは、カニューレ挿入後に携行する必要の無い分離式の「挿入器」を使用して、「溜め部付装置」を通してカニューレを挿入できるようにしている。本発明は、更に、使用者が、複数のカニューレ長さ及び/又は挿入角度を選択することができるようにしている。
本発明の幾つかの実施形態では、治療用流体用のポンプ及びリザーバ、リザーバから出ている送達管、及び管と患者の体内に皮下挿入されているカニューレの間に流体連通を提供する手段を有している皮膚に接着可能な式送達装置を使用することによって、長い管材を使用することが、回避されている。幾つかの実施形態では、流体連通を提供するための手段は、「溜め部付装置」と呼ばれている。
本発明の幾つかの実施形態は、所望の穿通角度(例えば、約零度から約90度(又はそれ以上)まで)を患者が選定できるようにすることで、患者に大きな柔軟性を提供している。本発明は、患者の動きに制限を課さないように構成されており、且つ、注入装置がカニューレから外れること、及び患者への治療用流体の供給が中断することを防止することによって、患者に良好な安全性を提供している。
本発明の幾つかの実施形態は、
・専用の溜め部付装置に依る送達管とカニューレの間の流体連通と、
・多様な穿通角度(例えば、約0から90度(又はそれ以上))と、
・カニューレの自動及び手動の皮下挿入と、
・カニューレがポンプハウジングの動きに低感度になるように、カニューレとポンプの間の相対変位と、を可能にしている。
幾つかの実施形態では、送達管は、溜め部付装置と呼ばれる接続要素を介してカニューレと流体連通している。この配置は、同時係属中及び共同所有のイスラエル特許出願第171813号で論議されており、その開示を、そのまま参考文献としてここに援用する。溜め部付装置によって、穿通部材(例えば、針)及びカニューレを含んでいる針アッセンブリを挿入することができる。皮膚を穿通し、次に、カニューレを挿入し、針を抜いた後で、送達管、カニューレと皮下組織の間の流体連通は、構築され維持される。
幾つかの実施形態では、溜め部付装置は、呼び水用に構成することができる上側に開口部/穴を含んでいる。患者は、リザーバ及び送達管を充填することができる。流体の滴下を開口部/穴で観察することによって、患者は、システムに気泡が残っていないことを確認できる。患者の皮膚を穿通した後で、開口部/穴は、ゴムキャップでシールされるように構成されていてもよい。ゴムキャップは、装置の作動中に漏れを防止するため、カニューレに取り付けることができる。溜め部の下側は、ゴム隔壁でシールされるように構成されていてもよい。皮膚を穿通する間、下側ゴム隔壁は、針で穿通され、ゴムキャップは、上側開口部/穴をシールしている。溜め部付装置機構を使用して、本発明は、更に、流体送達管とカニューレを接続するように構成することができる。
幾つかの実施形態では、溜め部付装置は、浮動性の流体送達装置のハウジングに接続されるように構成されていてもよい。特に、この配置を用いることで、カニューレとハウジングの間の相対変位が許容され、これによって、患者の不快感を低減し、及び/又はカニューレが外れる可能性を無くしている。
幾つかの実施形態では、溜め部付装置は、管状部材を含んでおり、この部材には、カニューレを挿入するための横断通路を設けることができる。横断通路は、管状部材に設けられている長手方向側方流路を通して送達管と流体連通するように構成されていてもよい。溜め部を受け入れるハウジングのこの領域は、長手方向軸に沿って管状部材を強制的に回転させることができるような構成、及び/又は寸法になっていてもよい。これを設けることによって、患者の皮膚に対する横断通路の傾きを変えることができ、これにより、穿通部材が皮膚を穿通する角度とカニューレを挿入する角度を、変えることができる。穿通アッセンブリは、専用ツール(例えば、「挿入器」、又はこの後で説明するような挿入器)を用いて、手動又は自動の何れかで管状部材に挿入されるように構成されていてもよい。管状部材は、上で説明したように「浮動性」になっていてもよい。
幾つかの実施形態では、治療用流体を患者の体内に送達するための流体送達装置が、提供されており、使い捨て部品と再使用可能な部品を有するパッチユニットを含んでいるように構成することもできる。使い捨て部品は、使い捨て部分の第1壁と第2壁の間に設けられている溜め部付装置を含んでいるように構成することもできる。第1開口部は、第1壁に設けることができ、第2開口部は、第2壁に設けることができる。溜め部付装置は、穴、送達管と流体連通している注入口、及び注入口と穴の間の側溝を有している管状部材を含んでいるものもある。
上記の実施形態では、管状部材が回転自在に構成され、穴を複数の位置に設置できるようになっているものもある。
本発明の幾つかの実施形態は、流体送達装置で使用するための穿通カートリッジを含んでいる。穿通カートリッジは、本体部分、カニューレ、及び患者の皮膚を穿通するようになっている穿通部材を含むように構成することができる。本体部分は、流体を受け入れるための第1ルーメンと、カニューレ及び第1ルーメンと連通する第2ルーメンと、を含んでいる。
更に、別の実施形態では、治療用流体を患者の体内へ送達するための流体送達システムは、使い捨て部品と再使用可能な部品を含んでいるパッチユニットを有する流体送達装置を含んでいるように構成されていてもよい。使い捨て部品は、第1開口部を有する第1壁、第2開口部を有する第2壁、流体送達管、及び第1壁と第2壁の間に設けられている溜め部付装置を含んでいる。溜め部付装置は、穴、送達管と流体連通している注入口、及び注入口と穴の間の側溝を有している管状部材を含んでいてもよい。管状部材が回転自在になっていて、穴を、(例えば、)使い捨て部分の第1及び/又は第2壁に対して相対的に垂直な複数の位置に設置できるようになっている場合もある。システムは、更に、管状部材の穴に受け入れられる穿通カートリッジを含んでおり、穿通カートリッジは、カニューレと、患者の皮膚を穿通するようになっている穿通部材とを含んでいてもよい。穿通カートリッジの本体部分は、流体を受け入れるための第1ルーメンと、カニューレ及び第1ルーメンと連通している第2ルーメンと、を含んでいてもよい。
「挿入器」ツールは、本発明の幾つかの実施形態では、管状部材の穿通アッセンブリ(「穿通カートリッジ」)を自動的に挿入するための手段として含まれている場合がある。挿入器ツールは、挿入前に、患者又は製造者の何れかによって、穿通カートリッジによって予荷重が掛けられていてもよい。使用者は、挿入器ツールを横断通路に整列させ、アクチュエータのボタンを押して、予荷重が掛かっていた穿通カートリッジを解放する。
管状部材と挿入器ツールには、挿入器ツールを管状部材と好便に係合させ、穿通部材を横断通路と正確に整列させるため、凹み溝と突起が、それぞれに設けられていてもよい。
幾つかの実施形態では、挿入器は、付加的な機能を有している。挿入器を管状部材の凹み溝と係合させると、使用者は、(溜め部の入っている)管状部材を所望の穿通角度まで回転させることができる。換言すると、挿入器は、整列のためだけでなく、穿通角度を調整するための手段としても使用することができる。
幾つかの実施形態では、本発明は、流体を患者の体内に送達するための流体送達装置に関している。流体送達装置は、上壁と下壁を有するハウジングであって、上壁は上部開口部を含んでおり、下壁は下部開口部を含んでいる、ハウジングと、ハウジングの内側の上壁と下壁の間に配置され、且つ穴を有する管状部材を含むように構成されている溜め部付装置機構であって、穴は上部開口部と下部開口部の間に配置されるように構成されている、溜め部付装置機構と、治療用流体を患者の体内に送達するための穿通カートリッジであって、上部開口部と下部開口部を通して挿入されるのに続いて穴と係合するように構成されている、穿通カートリッジと、を含んでいる。治療用流体は、穿通カートリッジが穴と係合すると、管状部材を通して、穿通カートリッジの中へ、そして患者の体内へと送達されるように構成されている。
幾つかの実施形態では、本発明は、流体送達装置を使用して、流体を患者の体内へ送達するための方法に関している。流体送達装置は、上壁と下壁を有するハウジングであって、上壁は上部開口部を含んでおり、下壁は下部開口部を含んでいる、ハウジングと、ハウジングの内側の上壁と下壁の間に配置され、且つ穴を有する管状部材を含むように構成されている溜め部付装置機構であって、穴は上部開口部と下部開口部の間に配置されるように構成されている、溜め部付装置機構と、治療用流体を患者の体内に送達するための穿通カートリッジであって、上部開口部と下部開口部を通して挿入されるのに続いて穴と係合するように構成されている、穿通カートリッジと、を含んでいる。本方法は、穿通カートリッジが穴と係合するまで、穿通カートリッジを溜め部付装置機構の穴の中へ挿入する段階と、穿通カートリッジが穴と係合すると、治療用流体を、管状部材を通して穿通カートリッジの中へ、そして患者の体内へと送達する段階と、から成る。
本発明の更なる特徴及び利点、並びに本発明の様々な実施形態の構造及び作動について、添付図面を参照しながら、以下、詳細に開示する。
本発明の幾つかの実施形態による、例示的な流体送達装置の分解図である。 図1に示す例示的な流体送達装置の組立図である。 図1に示す例示的な流体送達装置の別の分解図である。 図1に示す流体送達装置の付加的な詳細部を示している別の組立図である。 本発明の幾つかの実施形態による、流体送達装置の例示的な溜め部付装置機構を示している。 本発明の幾つかの実施形態による、図5に示す溜め部付装置機構の例示的な穿通カートリッジを示している。 図7aは、図6に示す穿通カートリッジの別の図である。 図7bは、本発明の幾つかの実施形態による、溜め部付装置機構の例示的な円筒体の断面図である。 図7cは、図6に示す穿通カートリッジの断面図である。 図6に示す穿通カートリッジの分解図である。 図7bに示す円筒体と図6に示す穿通カートリッジの分解図である。 本発明の幾つかの実施形態による、円筒体の中へ挿入されている穿通カートリッジの断面図である。 本発明の幾つかの実施形態による、円筒体の中へ挿入されており、穿通カートリッジから取り外される穿通部材を有している穿通カートリッジの断面図である。 円筒体の中へ挿入されており、取り外された穿通部材を有している穿通カートリッジの更に別の断面図である。 本発明の幾つかの実施形態による、溜め部付装置機構の円筒体の中へ挿入される前の傾斜している穿通カートリッジの断面図である。 図14a−dは、本発明の幾つかの実施形態による、溜め部付装置機構の円筒体の様々な断面図である。 図14a−dに示す円筒体の更に別の断面図である。 本発明の幾つかの実施形態による、円筒体を、強制的に回転させることができるように構成されている例示的な流体送達装置を示している。 図16に示す例示的な流体送達装置の別の説明図である。 図16に示す例示的な流体送達装置の更に別の説明図である。 本発明の幾つかの実施形態による、穿通部材を溜め部付装置機構の円筒体の中へ自動的に挿入することができるように構成されている例示的な流体送達装置を示している。 図19に示す例示的な流体送達装置の別の説明図である。 本発明の幾つかの実施形態による、穿通部材を所望の角度で溜め部付装置機構の円筒体の中へ自動的に挿入することができるように構成されている例示的な流体送達装置を示している。 本発明の幾つかの実施形態による、図19に示されている、溜め部付装置機構の円筒体から取り外された、穿通カートリッジを挿入するための装置を有している、例示的な流体送達装置を図示している。 本発明の幾つかの実施形態による、溜め部付装置機構の穿通カートリッジから取り外された穿通部材を有している例示的な流体送達装置を示している。
本発明について、添付図面を参照しながら説明してゆく。図面では、類似の参照番号は、同一の、又は機能的に同様な要素を表す。更に、ほとんどの事例において、参照番号の最も左の数字は、参照番号が最初に現れる図面を特定している。
図1は、本発明の幾つかの実施形態による、例示的な流体送達装置100の分解図である。流体送達装置100は、患者の体に接着可能に構成されているパッチユニット110と遠隔制御ユニット(図1に図示せず)を含んでいる。パッチユニット110は、再使用可能な部品114と取り外せるように接続されている使い捨て部品112を含んでいる。パッチユニットを有している流体送達装置の幾つかの実施形態が、共同所有及び同時継続中のイスラエル特許出願第171813号に開示されており、同特許の開示を、そのまま参考文献としてここに援用する。上記構成の利点の1つは、流体送達装置の比較的高価な部品を再使用可能な部品に配備し、高価ではない部品を使い捨て部品に配備することができることである。この様に、この装置は、製造、販売、及び使用において費用効果が優れている。
図2は、本発明の幾つかの実施形態による、図1に示す流体送達装置100の例示的はパッチユニット110の組み立て図を示している。図2に示すように、再使用可能な部品114は、使い捨て部品112に接続するように構成されている。使い捨て部品112は、上部開口部116を含んでいる。上部開口部116は、溜め部付装置機構(図2には図示せず)の管状部材へのアクセスを提供するように構成されている。溜め部付装置機構は、使い捨て部品112の上壁と下壁(図2では図示していないが、図5に関連付けて後で説明する)の間に配置されるように構成されている。
図3と図4は、図1と図2に示すパッチユニット110の、再使用可能部品114と使い捨て部品112の中に在る部品を含め、付加的な詳細部を示している。パッチユニット110は、治療用流体で満たされているリザーバ318と、送達管320と、穴326が設けられている溜め部付装置機構の管状部材332と、を含んでいる。送達管320は、リザーバ318と管状部材322を接続するように構成されているので、両者は互いに流体連通している。パッチユニット110は、治療用流体を、リザーバ318から、患者の体内へ皮下挿入されるように構成することができるカニューレ(図3には図示していないが、図6と関連付けて後で説明する)へ分注するためのポンプを含んでいるように構成することができる。幾つかの実施形態では、カニューレは、管状部材322の中へ挿入されるように構成され、更に、穴326を通って、更に使い捨て部品112の下壁に配置することができる適切な下部開口部(図3及び4には図示していないが、図5と関連付けて後で説明する)を通して、患者の体内へ皮下的に進入するように構成されていてもよい。
図4に示すように、送達管320は、固定子プレート428とポンプの回転ホイール424のローラーの間に設置されるように構成することができる。ローラーは、ポンプを示す図4では見られない。ポンプは、蠕動ポンプ又はどの様な他の適したポンプ機構でもよい。幾つかの実施形態では、パッチユニット110を作動できるようにするため、バネ430使用して、固定子プレート428をローラーに向けて押圧することができる。この様にして、ホイールが回転している時には、ローラーは、送達管320を固定子プレート428に押圧して、送達管320を絞ることになり、これは、容積式運動と呼ぶことができる。而して、流体は、リザーバ318から送達管320の中へ、更に患者の体内に皮下挿入されているカニューレ(図4に図示せず)の中へと周期的に送り込まれる。本発明の幾つかの実施形態では、使い捨て部品112は、溜め部付装置機構を収容するように構成されており、これについては更に説明する。溜め部付装置機構は、送達管320の排出口432とカニューレの間に位置するように構成することができる。溜め部付装置機構のために、送達管320は、カニューレと流体連通し、リザーバ318から患者の体内へ治療用流体を供給することができるようになっている。
図4は、更に、管状部材322を横切って引いた断面線A−AとB−Bを示している。パッチユニット110の断面A−AとB−Bのそれぞれの詳細を、図5と図7a−cにそれぞれ示している。
図5は、本発明の幾つかの実施形態による、線A−A(図4に示す)に沿うパッチユニット110の断面図として、例示的な溜め部付装置機構510を示している。溜め部付装置機構510は、使い捨て部品112の上壁534と下壁536の間に設けられた空間に収容されている管状部材322を含んでいる。幾つかの実施形態では、管状部材322は、円筒形の外周壁と2つの互いに反対側の突き当て端部とで画定される円筒体として構成されている。説明を簡便にするために、管状部材322を、円筒体322と呼ぶ。円筒体322は、長手方向に伸びる中心のX―軸を有している。穴326は、図5に示す様に、中心のY−軸に沿って、且つX−軸に対して垂直に、円筒体322の中を伸長している。穴326は、上壁534の開口部116を通してアクセスできる構成になっている。使い捨て部品112の下壁536は、開口部116に対応する開口部540を含んでいる。開口部540は、開口部116に相対して配置され、開口部116と540の組み合わせによって、溜め部付装置機構510の円筒体322を通して患者の皮膚にアクセスできるように構成されている。開口部116と540の寸法形状は、どの様な所望の角度及び/又は位置でも、カニューレと(後で説明する)穿通部材を患者の体内へ挿入できるように構成することができる。
溜め部付装置機構510は、更に、2つの環状溝544、546と、それぞれ環状溝544、546の内側に設置されるように構成されている対応するシールリング548、550とを含んでいる。溜め部付装置機構510の円筒体322は、更に、穴326から送達管320に向かってX−軸に沿って伸長するように構成されている側方流路552を含んでいる。側方流路には、送達管320が円筒体322に接続される地点に注入口554が設けられている。側方流路552は、更に、穴326と注入口554の間に流体連通を提供するように構成されている。送達管320は、注入口554に接続されているので、治療用流体を、リザーバ318から、穴326を通して患者の体内へ送達することができる。円筒体322は、更に、円筒体322の円筒形外周壁に配置することができる2つの凹み溝556と558を含んでいる(溝556、558は、図16−23に関連付けて後で詳細に説明する)。
幾つかの実施形態では、円筒体322の大きさと、上壁534と下壁536の間のその配置によって、円筒体322は、矢印560で示しているように、X−軸周りに回転運動させることができるようになっている。(回転させる前は、Y−軸が、患者の皮膚、又は他の何らかの基準面に対して実質的に垂直であると仮定して、)円筒体322をX−軸周りに回転させると、Y−軸の向きが変化し、而して、穴326は、円筒体322と共に回転し、患者の皮膚に対して傾くことになる。当業者には理解頂けるように、円筒体322は、どの様な角度にでも回転させることができる。これにより、カニューレを、どの様な所望の穿通角度でも、患者の皮膚に挿入することができるようになる。
円筒体322は、インシュリン又は何らかの他の治療用流体に適合するように設計することができ、且つ、流体送達装置100を使用した後に、毎回、パッチユニット110の使い捨て部品112と共に廃棄することができるように構成することのできる、安価な材料(例えば、プラスチック、ポリエチレン、又は何らかの他の適した材料)で製造することができる。
図6は、円筒体322の中へ、具体的には穴326の中へ挿入されるように構成されている穿通カートリッジ662を示している。穿通カートリッジ662は、使い捨てできるように構成されており、使い捨て部品112と共に廃棄することができる。穿通カートリッジ662は、図5に示しているY−軸に沿って円筒体322の中へ挿入されるように構成されている。
幾つかの実施形態では、穿通カートリッジ662は、本体部分664、本体部分664に接続されたカニューレ666、及び患者の皮膚を穿通するようになっている尖端686を有する穿通部材668を含んでいる。本体部分664は、長いルーメン670と短いルーメン672を含むように構成することができる。長いルーメン670は、本体部分664に沿って長手方向に伸長するように構成することができる。短いルーメン672は、本体部分664を横切って横方向に伸長するように構成することができる。穿通部材668は、長いルーメン670を通して、本体部分664の中へ挿入し本体部分から取り出すことができる。
本体部分664は、更に、上部領域676と、下部領域676と、中間領域678を含んでいる。上部領域674と下部領域676は、同じ外径を有するように構成することができ、中間領域678は、上部及び下部領域、674、676の外径より小さい直径を有するように構成することができる。短いルーメン672は、中間領域678に沿って伸長するように構成することができる。短いルーメン672は、長いルーメン670に垂直となるように構成することができ、更に、短いルーメン672と流体連通するように構成することができる。本発明の幾つかの実施形態では、短いルーメン672は、図5に示している円筒体322のX−軸と平行になるように構成することができる。
上部領域674は、穿通部材668が本体部分664に挿入されていない時に、長いルーメン670をシールするために使用することができる弾性シールプラグ680を収容するように構成することができる。上部領域674は、カバー682で閉止されるように構成することができる。カバー682は、穿通部材668を挿入するための穴を含んでいてもよい。穿通部材668が、カバー682を貫通して挿入されると、穿通部材668は、本体部分664の内部を弾力的にシールしているプラグ680を穿通する。幾つかの実施形態では、下部領域676は、カニューレ666と長いルーメン674をシールするシールブッシュ684を含むように構成されている。穿通部材668は、患者の皮膚を穿通するのに適している鋭い尖端又は端部686が設けられた針として構成することができる。針は、尖端686の反対側にある頭部690を有する平滑末端688を更に含んでいてもよい。頭部690は、穿通部材668が、本体部分664の中へ挿入されるか、又は本体部分から取り出される時に、患者によって掴まれるように構成されている。
上部及び下部領域674、676の外径は、穿通カートリッジ662が穴326に挿入された時に、円筒体322のシールリング548、550が本体部分664をシールするように選定することができる。更に、本体部分664は、穿通カートリッジ662を円筒体322の中へ挿入すると、短いルーメン672が円筒体322の側方流路552と整列するように構成することができる。
図7aと7bは、それぞれ、穿通カートリッジ662と円筒体322の断面図である。図7bは、図4に示している断面方向B−Bに沿う円筒体322の断面図である。図7bは、更に、回転した位置の円筒体322を示しており、円筒体は、X−軸(図7bには示していないが、図5に示している。図7bでは、X−軸は、Y−軸及びZ−軸なので、このページの面に対して垂直である)周りに回転されている。図7bは、更に、上壁534と下壁536に対して垂直な、円筒体のY−軸を示している。円筒体322が、(強制的に、又は力を加えること無く)回転されると、穴326は、図7bに示すように、傾斜し、而してY−軸の方向は変わる。Y−軸の新しい方向は、点線Y−Yで示されている。線Y−Yは、穿通部材668が、患者の皮膚に接近する角度、即ちカニューレ666が、皮膚742に挿入される角度を示す。
図7aは、更に、穿通カートリッジ662の中間領域678を横切って引かれた断面線C−Cを含んでいる。図7cは、線C−Cに沿うカートリッジ662の断面図である。図7cから分かるように、穿通カートリッジ662の中間領域678は、更に、補助的な短いルーメン792を含んでいる。補助的な短いルーメン792は、短いルーメン672に対して垂直になるように構成することができ、更に、長いルーメン670と流体連通するように構成することができる。而して、短いルーメン672と補助的な短いルーメン792は、それぞれ、X−軸と、図5と図7bに示しているX−軸に対して垂直なZ−軸に、沿って伸びている。当業者には理解頂けるように、付加的な短いルーメン及び/又は補助的な短いルーメンは、長いルーメン670との流体連通を確立する目的で、穿通カートリッジ662に設けることができる。
図8ないし図11は、様々な段階における流体送達装置100の部品の様々な図を示している。図8は、本発明の幾つかの実施形態による、穿通カートリッジ662の分解図を示している。図8に示すように、穿通部材668は、本体部分664から分離している(即ち、未だカニューレ666の中へ挿入されていない)。而して、患者(又は医療専門家)によって使用される前は、穿通部材668は、カバー682の穴を貫通して、穿通カートリッジ662の本体部分664に挿入されるように構成されている。当業者には理解頂けるように、穿通部材662は、患者、医者、又は何れの他の医療専門家によっても、又は穿通カートリッジ662の製造者によって、挿入されるように構成することができる。更に、穿通カートリッジ662は、プラスチック、ポリエチレン、又は何らかの他の適する材料の様な安価な材料で作ることができる。この様に、穿通カートリッジ662は、流体送達装置100を使用した後、毎回、廃棄することができる。
図9は、穿通部材668を本体部分664の中へ挿入し、穿通カートリッジ662を穴326の中へ挿入するために外側開口部116の上方に配置した状態の、穿通カートリッジ662の組立図を示している。図9に示すように、使い捨て部分112の下壁536は、患者の皮膚742に隣接して配置されるように構成されている。図10は、穿通カートリッジ662が、円筒体322の穴346の中へ挿入されている状態を示している。図10に示すように、穿通部材668は、本体部分664に沿って下向き方向に挿入されている。穿通部材668が穴326の中へ挿入される時に、カニューレ666は、鋭い端部686と共に下壁536の開口部540から突き出し、患者の皮膚742を穿通するように構成されている。(図10に示すような)幾つかの実施形態では、穿通部材668の頭部690は、使い捨て部品112の上壁534の上方に止まるように構成されており、而して、穿通部材668を患者の体から取り外す目的で、患者が頭部を掴むことができるようになっている。更に図10に示すように、穿通部材668は、患者の皮膚742に対して垂直になるように構成されている。当業者には理解頂けるように、円筒体322を、(図5に示す)X−軸周りに回転させると、穿通部材668が皮膚742を穿通する角度は、それに従って変わることになる。
図11は、カニューレ666が皮膚742の中へ挿入されたままに留まり、穿通部材668が穿通カートリッジ662から取り外された状態の、穿通カートリッジ662を示している。幾つかの実施形態では、穿通部材668を皮膚742から取り外すために、患者(又は何らかの他の医療専門家)は、頭部690を掴み、皮膚742から離れる上向き方向に引っ張ることができる。穿通部材668を取り外すと、穿通カートリッジ668の内部は、外部から(そして従って、外部要素の影響から)シールされた状態を引き続き保っている。これは、弾力性を有するシールプラグ680が存在するおかげである。
幾つかの実施形態では、中間領域678の直径は、上部領域674と下部領域676の直径より小さく構成されているので、環状空間1194を、円筒体322と、穿通カートリッジ662の中間領域678との間に設けることができる。この環状空間1194は、シールリング548、550によってシールされるように構成することができる。環状空間1194は、更に、側方流路552を通って環状空間1194に進入するように構成されている治療用流体で満たされるように構成されている。ポンプは、環状空間1194を治療用流体で満たすように構成することができる。環状空間1194は、手動で、自動的に、周期的に、又はどの様な所望の時間間隔ででも、満たすことができる。図11に示すように、環状空間1194は、長いルーメン670と流体連通(連絡)するように構成されている。この様な流体連通は、短いルーメン672、792(図11に図示せず)を経由して実現される。而して、治療用流体は、環状空間1194から長いルーメン670の中へ流れ込むことによって、カニューレ666に進入する。
図12は、(先に図4で示した)B−Bに沿う穿通カートリッジ662の別の断面図である。円筒体322の中へ挿入した後の、穿通カートリッジ662を示している。環状空間1194は、短いルーメン792を介して長いルーメン670と流体連通しているように図示されている。
図13は、穿通カートリッジ662が、角度αで穴326の中へ挿入するために、使い捨て部品112の上壁534の開口部116の近くに設置されている、更に別の説明図である。角度αは、円筒体322を円筒体のX−軸周りに回転することで形成され、穴326を長手方向に通っているY−軸の、患者の皮膚742の表面に対する角変位である。穿通カートリッジ662を穴326の中へ挿入するために、穿通カートリッジ662も、同じ角度αで傾けて穴326と整列させている。円筒体322を回転させること及び穿通カートリッジ662を傾けることの例については、図16ないし図18と関連付けながら後ほど説明する。
図14ないし図15は、溜め部付装置機構の「浮動性」特徴についての例示的な実施形態を例示している。本発明の幾つかの実施形態では、用語「浮動性」は、円筒体322が、使い捨て部品112の上壁534と下壁536に対して相対的に変位できるように構成することができることを意味している。幾つかの実施形態では、間隙は、円筒体322と、円筒体に隣接している使い捨て部品112の垂直壁の間に設けられている。
図14A−Dは、円筒体322の断面図を示している。具体的には、図14bは、図14aに示している線B−Bに沿う円筒体322の断面図である。図14cは、図14aに示している線C−Cに沿う円筒体322の断面図である。図14dは、図14aに示している線X−Xに沿う円筒体322の断面図である。図15は、図14aに示している線D−Dに沿う円筒体322の断面図である。
図14A−Dに示している様に、円筒体322は、一方の端部に凹部1496を、他方の端部に環状の突出部1498を有している。使い捨て部品112は、更に、垂直壁1402を含んでいる。軸1400は、円筒体322と垂直壁1402の間に位置するように設けられている。軸1400の一方の端部は、垂直壁1402に形成されている凹部1404に入り、軸1400の他方の端部は、凹部1496に入っている。凹部1404、1496は、円筒体322をその長手方向のX−軸周りに回転させることができるように、軸1400のそれぞれの端部の形状に合致するように構成されている。幾つかの実施形態では、小さな間隙を、軸の両端部とそれぞれの凹部1404、1496の間に設けることができる。この間隙は、円筒体322を、ハウジングに対してX−軸及びZ−軸に沿って直線的に変位させることができるようにするために設けられている。
図14a−14b及び図15を参照すると、円筒体322は、垂直隔壁1410を含むように構成されている。隔壁1410は、使い捨て部品112の上壁534と下壁536の間に設置されるように構成することができる。隔壁1410は、更に、円筒体322の長手方向X−軸に対して垂直になるように構成することができる。幾つかの実施形態では、隔壁1410は、円筒体322の直径より大きい幅を有している。当業者には理解頂けるように、他の幅であってもよい。隔壁1410は、互いに反対側の端部1412、1414を含んでいる。端部1412、1414は、図14dに示すように、使い捨て部品112に設けられたそれぞれのポケット1416、1418に収容される。端部1412、1414は、ポケット1416、1418に嵌るように構成されているので、それぞれの間隙1420、1422は、端部1412、1414とそれぞれのポケット1416、1418の間に形成されることになる。間隙1420、1422は、隔壁1410を、使い捨て部品112に対して直線的に相対変位させることができるように構成されている。
図14a−14bに戻って、使い捨て部品112は、更に、隔壁1410に形成されている開口部の中に受け入れられるように構成されている突出部1498を含んでいる。この開口部は、突出部1498と摩擦嵌合し、同時に、円筒体322を長手方向X−軸周りに回転させ、更に、隔壁1410をZ−軸に沿って直線的に変位させることができるように構成することができる。幾つかの実施形態では、X−軸に沿って円筒体322と隔壁1410を直線的に相対変位させることができるように、小さな間隙1424を、円筒体322と隔壁1410の間に設けてもよい。
幾つかの実施形態では、軸1410と突出部1498の組み合わせは、円筒体32をX−軸周りに回転できるようにするための滑り軸受として機能するように構成することができる。これは、更に、患者(医者又は何らかの他の医療専門家)が、穿通部材668(図14A−15には図示せず)が皮膚を穿通する角度、及びカニューレ666が患者の体内に皮下挿入される角度を調節できるようにする。
幾つかの実施形態では、間隙1506、1508、1420、1422、及び1424は、円筒体322が、水平面内で相対的に直交方向に変位すことができるように構成することができる。これは、患者が自身の体にパッチユニットを装着する時に不可避的なハウジングの動きに対して鈍感になるように、カニューレ666を補償することができる。幾つかの実施形態では、流体送達装置100は、送達管120と使い捨て部品112の間にシールを提供するように構成されているシールリング1426を含んでいてもよい。
図16ないし図18は、本発明による、円筒体322を強制的に回転させることができるように構成されている流体送達装置の例示的な実施形態を示している。幾つかの実施形態では、円筒体322を回転させるのに、専用の傾斜ツール1628を用いている。ツール1628は、図16に示すように、円筒体322と係合するように構成されている。図16に示すように、専用の傾斜ツール1628は、ハンドルとして構成することができ、(図17に示している)上部開口部116を通して円筒体と係合させることができる。この実施形態では、患者(医者又は何らかの医療専門家)は、ツール1628を掴み、所望の角度まで、矢印1630に沿って強制的に回転させることができる。所望の角度は、穿通カートリッジ662が、患者の皮膚を穿通することになる角度を決める。
図17を参照すると、傾斜ツール1628は、(図17に示している)突出部1734と(図18に示している)1836とを含むように構成することができる下端部1732を含んでいる。突出部1734と1836は、下端部1732の底面から離れる方向に伸長するように構成されている。突出部1734と1836は、傾斜ツール1628が円筒体322と確実に係合することができるように構成されている。幾つかの実施形態では、下端部1732の底面は、円筒体322の上面の形状と適合するように構成されている。突出部1734、1836は、それぞれ(先に図5で示した)溝556、558に嵌るように構成されている。而して、円筒体322の角度を調整する際は、患者 (医者又は何らかの医療専門家)は、開口部116を通してツール1628を挿入し、突出部1734、1836をそれぞれの溝556、558に嵌め、そして、ツール1628が円筒体322と係合したら、患者(医者又は何らかの医療専門家)は、円筒体を所望の角度まで回転させる。円筒体322を所望の穿通角度に調節した後、ツール1628は取り外され、穿通カートリッジ662が(図1−13に関連付けて上で説明した様に)挿入される。当業者には理解頂けるように、ツール1628の挿入、回転、及び取り外しは、穿通カートリッジ662の挿入及び取り外しと同様に、手動で、又は自動的に行うことができ、またこれは、患者、医者、他の医療専門家、又は何らかの資格を有する個人によって、実施することができる。
図19ないし図23は、本発明による、円筒体322を強制的に回転させ、穿通カートリッジ662を円筒体322の中へ自動的に挿入することができるようにする流体送達装置の例示的な実施形態を示している。図19−23で示すように、内側に穿通カートリッジ662が入っている「挿入器」ツール1915は、円筒体322を強制的に回転させ、穿通カートリッジ662を自動的に挿入するように構成することができる。幾つかの実施形態では、挿入器ツール1915は、図16−18に関連付けて先に説明したのと同様の方法で円筒体322と係合させるように構成されている。
挿入器1915は、管状ハウジング1938を含んでいる。患者(医者又は何らかの他の資格を有する個人)は、挿入器1915を円筒体322と係合させるために、管状ハウジングを掴むことができる。管状ハウジング1938の内部には穿通カートリッジ662が入っており、管状ハウジング1938の内側で穿通カートリッジ662を滑動させることができるように構成されている。幾つかの実施形態では、管状ハウジング1938は、更に、作動バネ1940とトリガー式アクチュエータ1942を含んでいる。トリガー式アクチュエータ1942は、管状ハウジング1938の上端に設置されるように構成されている。トリガー式アクチュエータ1942を解放すると、バネ1940は、穿通カートリッジ662を、前進位置と後退位置の間で管状ハウジング1938の全長に沿って変位させるように構成されている。前進位置は、穿通カートリッジ662が(図20に示しているように)管状ハウジング1938から円筒体322の中へ解放されている状態で画定される。後退位置は、穿通カートリッジ662が(図19に示しているように)管状ハウジング1938の中で固定されている状態で画定される。当業者には理解頂けるように、バネ1940は、コイルバネ、螺旋バネ、又は穿通カートリッジ662を円筒体322の中へ解放することができる何らかの他の装置であってもよい。
上で述べたように、図19は、挿入器1915がハウジング1938の中で穿通カートリッジ662によって予荷重を掛けられ、作動バネ1940が、穿通カートリッジ662が円筒体322の上方の後退位置に来るように付勢されている状態を示している。幾つかの実施形態では、治療用流体を患者に送達する前に、パッチユニット110を患者の皮膚742に貼り付け、「挿入器」ツール1915の下端部1942を、円筒体322と係合させる(図16−18で説明した方法と同様に。当業者には理解頂けるように、他の型式でツールを円筒体322と係合させることもできる)。図19に示す様に、挿入器1915は、まだ傾けられておらず、而して、円筒体322は、ツール1915によって強制的に回転されていない。幾つかの実施形態では、ツール1915を円筒体322に係合させる(回転させる前の)初期角度は、パッチユニット110の上面(又は皮膚742、又は何らかの他の表面)に対して約90度である。当業者には理解頂けるように、他の角度でツール1915を円筒体322と係合させることもできる。挿入器ツール1915は、更に、穿通カートリッジ662をツール1915のハウジング1938の内側で後退位置に保持するように構成することができる安全装置機構1944を含んでいてもよい。(図20で示すように)アクチュエータ1942が解放され、安全装置機構1944が係合解除されると、穿通カートリッジ662は、解放され、バネ1940によって円筒体322の中へと前進し、穿通部材668を用いて患者の皮膚742を穿通する。
図21は、挿入器ツール1915が(図16ないし図18で説明したのと同様な方法で)所望の角度まで傾けられている状態を示している。挿入器ツール1915が傾けられると、穿通カートリッジ622は、図19ないし図20で示したのと同様の方式で解放される。
図22ないし図23は、挿入器ツール1915が、円筒体322とパッチユニット110から取り外された(係合解除された)状態を示している。幾つかの実施形態では、(図22に示すように)穿通カートリッジ662が円筒体322の中へ挿入され、穿通カートリッジ668が患者の皮膚742を穿通し、カニューレ666が患者の体内に挿入されると、ツール1915が取り外されるように構成することができる。ツール1915が取り外されると、(図23に示すように)カニューレ666を取り外すこと無く、穿通部材668を穿通カートリッジ662から取り外すことができる。当業者には理解頂けるように、カニューレ666は、どの様な所望の角度で挿入されるように構成することもできる。治療用流体は、その後、円筒体322を通して送達管320と流体連通しているカニューレ666を介して、患者の体へ皮下供給される。
当業者には理解頂けるように、挿入器1915、穿通カートリッジ662、穿通部材668は、手動で又は自動的に取り外されるように構成することができる。幾つかの実施形態では、バネが、ツール1915を円筒体322から係合解除させることができるようにするために、設けられていてもよい。
以上、本発明の方法と部品の例示的な実施形態を説明してきた。他の所でも指摘したように、これらの例示的な実施形態は、説明することだけを目的として記載しており、何ら制限を課すものではない。他の実施形態も実施可能であり、それらも本発明に含まれるものとする。その様な実施形態は、ここに述べた教示に基づき、当業者には自明のものであろう。而して、本発明の広がりと範囲は、如何なる上記の例示的な実施形態によっても制限されるものではなく、特許請求の範囲とその等価物によってのみ定義されるべきものである。

Claims (31)

  1. 流体を患者の体内へ送達するための流体送達装置において、
    開口部を画定している上壁と下壁を有するハウジングと、
    前記ハウジングの内側の前記上壁と下壁の間に配置され、穴を有する管状部材を含んでいるように構成されている溜め部付装置機構であって、前記穴は前記開口部の中に配置されている、前記溜め部付装置機構と、
    治療用流体を前記患者の体内へ送達するための穿通カートリッジであって、前記開口部を通して挿入されるのに続いて前記穴と係合するように構成されている、前記穿通カートリッジと、
    を備えており、
    前記穿通カートリッジが前記穴と係合すると、治療用流体が、前記管状部材を通して、前記穿通カートリッジの中へ、そして前記患者の体内へと送達されるように構成されている、流体送達装置。
  2. 治療用流体を収納しているリザーバと、
    前記リザーバと連結されている送達管であって、前記溜め部付装置機構の前記管部材と連結されるように構成されている、前記送達管と、を含むように構成されている使い捨て部品と、
    治療用流体を前記リザーバから前記送達管の中へ送り出すように構成されているポンプと、を更に含んでいる、請求項1に記載の流体送達装置。
  3. 前記使い捨て部品は、前記溜め部付装置機構を更に含んでいる、請求項2に記載の流体送達装置。
  4. 前記管状部材は、治療用流体を前記管状部材の前記穴へ送達するように構成されている側方流路を含んでいる、請求項1に記載の流体送達装置。
  5. 前記管状部材は、少なくとも1つの軸の周りに回転するように構成されている、請求項1に記載の流体送達装置。
  6. 前記穴は、少なくとも1つの軸の周りに回転するように構成されている、請求項1に記載の流体送達装置。
  7. 前記穿通カートリッジは、
    本体部分であって、
    前記本体部分に沿って長手方向に伸張するように構成されている長いルーメンと、
    前記本体部分を横断して伸張するように構成されており、且つ前記長いルーメンと流体連通するように構成されている少なくとも1つの短いルーメンと、を有しており、
    前記長いルーメンと前記短いルーメンは、前記穿通カートリッジが前記穴の中へ挿入されると、前記溜め部付装置機構の前記管状部材と流体連通するように構成されている、前記本体部分と、
    前記本体部分に接続されるように構成されているカニューレと、
    前記長いルーメンと前記カニューレの中へ挿入されるように構成されている穿通部材であって、前記患者の前記皮膚を穿通するように構成されている、穿通部材と、を更に含んでいる、請求項1に記載の流体送達装置。
  8. 前記穿通部材は、前記カニューレから取り外せるように構成されている、請求項7に記載の流体送達装置。
  9. 前記長いルーメンと前記短いルーメンは、実質的に、互いに対して垂直であるように構成されている、請求項7に記載の流体送達装置。
  10. 前記長いルーメンは、シールプラグを含んでおり、前記穿通部材は、前記穿通部材が前記長いルーメンの中へ挿入されると、前記シールプラグを穿通するように構成されており、前記シールプラグは、前記穿通部材が前記長いルーメンの中へ挿入されると、前記長いルーメンをシールするように構成されている、請求項7に記載の流体送達装置。
  11. 前記穿通部材は、前記患者の前記皮膚を穿通するように構成されている針を含んでいる、請求項7に記載の流体送達装置。
  12. 前記穿通カートリッジは、前記穴の中へ或る角度で挿入されるように構成されている、請求項7に記載の流体送達装置。
  13. 前記カニューレは、治療用流体を、前記患者の体内へ或る角度で送達するように構成されている、請求項12に記載の流体送達装置。
  14. 前記開口部は、前記穿通カートリッジが前記穴の中へ挿入されるとき、前記穴と前記穿通カートリッジの回転運動を受け入れるように構成されている、請求項7に記載の流体送達装置。
  15. 前記穿通カートリッジは、前記穴の中へ手動で挿入されるように構成されている、請求項1に記載の流体送達装置。
  16. 前記穿通カートリッジは、前記穴の中へ自動的に挿入されるように構成されている、請求項1に記載の流体送達装置。
  17. 前記穿通カートリッジを前記穴の中へ挿入する前に、前記穴を回転させるように構成されている傾斜ツールを、更に含んでいる、請求項1に記載の流体送達装置。
  18. 前記挿入器ツールのハウジングの内側に前記穿通カートリッジを固定するように構成されている挿入器ツールを更に含んでおり、前記挿入器ツールは、前記穿通カートリッジを前記穴の中へ挿入する前に、前記穴を回転させるように構成されており、前記穴が所望の角度まで回転されると、前記挿入器ツールは、前記穿通カートリッジを前記穴の中へ挿入するように構成されている、請求項1に記載の流体送達装置。
  19. 前記挿入器ツールは、前記穿通カートリッジを前記穴の中へ手動で挿入するように構成されている、請求項18に記載の流体送達装置。
  20. 前記挿入器ツールは、前記穿通カートリッジを前記穴の中へ自動的に挿入するように構成されている、請求項18に記載の流体送達装置。
  21. 前記流体送達装置は、パッチユニットとして構成されている、請求項1に記載の流体送達装置。
  22. 治療用流体は、皮下に送達される、請求項1に記載の流体送達装置。
  23. 治療用流体は、インシュリンである、請求項1に記載の流体送達装置。
  24. 前記使い捨て部品の少なくとも一部分は、プラスチックで作られている、請求項1に記載の流体送達装置。
  25. 流体送達装置を用いて流体を前記患者の体内へ送達するための方法において、前記流体送達装置は、
    開口部を画定している上壁と下壁を有するハウジングと、
    前記ハウジングの内側の前記上壁と下壁の間に配置され、穴を有する管状部材を含んでいるように構成されている溜め部付装置機構であって、前記穴は前記開口部の中に配置されている、前記溜め部付装置機構と、
    治療用流体を前記患者の体内へ送達するための穿通カートリッジであって、前記開口部を通して挿入されるのに続いて前記穴と係合するように構成されている、前記穿通カートリッジと、を備えており、
    前記方法は、
    前記穿通カートリッジが前記穴と係合するまで、前記穿通カートリッジを前記溜め部付装置機構の前記穴の中へ挿入する段階と、
    治療用流体を、前記管状部材を通して前記穿通カートリッジの中へ、そして前記患者の前記体内へ送達する段階と、を備える、方法。
  26. 前記挿入する段階は、前記患者の前記皮膚を穿通する段階を更に含んでいる、請求項25に記載の方法。
  27. 前記溜め部付装置機構の前記穴を、前記穿通カートリッジを所望の角度まで挿入する前に、回転する段階と、
    前記穿通カートリッジを、前記穿通カートリッジが前記穴と係合するまで、前記穴の中へ挿入する段階と、
    治療用流体を、前記管状部材を通して前記穿通カートリッジの中へ、そして前記患者の前記体内へ送達する段階と、を更に含んでいる、請求項25に記載の方法。
  28. 治療用流体を患者の体内へ送達するための流体送達装置において、
    使い捨て部分と再使用可能な部分を含んでいるパッチユニットであって、前記使い捨て部分は、第1壁と第2壁の間に設けられている溜め部付装置を含んでいる、前記パッチユニットと、
    前記第1壁と前記第2壁の少なくとも1つによって画定されている第1開口部と、
    を備えており、
    前記溜め部付装置は、
    穴を有する管状部材と、
    注入口と、
    前記注入口と流体連通している送達管と、
    前記注入口と前記穴の間の側方流路と、を含むように構成されている、流体送達装置。
  29. 前記管状部材は、回転させて、前記穴を前記第1及び/又は第2壁に対して複数の位置に配置することができるように構成されている、請求項28に記載の流体送達装置。
  30. 本体部分と、カニューレと、前記患者の前記皮膚を穿通するように構成されている穿通部材と、を含んでいる穿通カートリッジを更に含んでおり、前記本体部分は、流体を受け入れるための第1ルーメンと、前記カニューレ及び前記第1ルーメンと連通している第2ルーメンと、を含んでいる、請求項29に記載の流体送達装置。
  31. 治療用流体を患者の体内へ送達するための流体送達システムにおいて、
    前記流体送達システムは、使い捨て部分と再使用可能な部分とを含んでいるパッチユニットを有する流体送達装置を備えており、
    前記使い捨て部分は、
    第1開口部を有している第1壁と、
    第2開口部を有している第2壁と、
    流体送達管と、
    前記第1開口部と前記第2開口部の間に設けられている溜め部付装置機構と、
    を含んでおり、
    前記溜め部付装置機構は、
    穴を有している管状部材と、
    前記送達管と流体連通している注入口と、
    前記注入口と前記穴の間の側方流路であって、前記管状部材は、回転させて、前記穴を、前記使い捨て部分の前記第1及び/又は第2壁に対して複数の位置に配置することができるように構成されている、前記側方流路と、
    前記管状部材の前記穴の中に受け入れられるように構成されている穿通カートリッジと、を含んでおり、
    前記穿通カートリッジは、
    カニューレと、
    本体部分と、
    患者の前記皮膚を穿通するようになっている穿通部材と、を含んでおり、
    前記本体部分は、流体を受け入れるための第1ルーメンと、前記カニューレ及び前記第1ルーメンと連通している第2ルーメンと、を含んでいる、流体送達システム。
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