JP2009542390A - 加工可能な構造の歯科インプラント - Google Patents

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Abstract

顎骨への恒久的挿入用として設計される領域(I)、および、領域Iに隣接し、補綴物を支える、接続領域(II)を含む、補綴物用歯科インプラントであって:前記接続領域(II)は、あらかじめ製造され、かつ、コア領域(3a)を持つ、少なくとも一つのセラミック領域(3)、および少なくとも一つの外部領域(4)から成り;前記コア領域(3a)は、前記外部領域(4)によって少なくとも部分的に取り囲まれ;前記少なくとも一つの外部領域(4)は、補綴物調製のために加工可能な材料から製造され;前記セラミックコア領域(3)のセラミック材料は、外部領域(4)の硬度よりも大きい硬度を有し;かつ、外部領域(4)の材料は、天然の歯のエナメル質の硬度範囲以下の硬度を有する、ことを特徴とする、歯科インプラント。
【選択図】図1

Description

本発明は、補綴物用歯科インプラントに関する。
近年、歯科インプラントが、増大する患者の補綴品としての目的のために採用されてきている。補綴の際、インプラント根部は、患者の顎骨の中に埋め込まれる。インプラント根部は、その外側にネジ溝を持ち、該ネジ溝は、自己切削方式で、または、押し込み方式で骨内に導入される。従来技術では、異なるいくつかのシステムが知られている。
インプラント根部の上には、インプラント頸部(または、インプラントショルダー)がある。頸部は、骨から歯肉への移行部に設けられ、ほとんど滑らかな、または、やや溝状の表面を有する。
インプラント頸部の上に、歯の復元部分を支えるインプラント頭部が設けられる。この部分についても、各種のシステムが既に存在しており、このシステムによって、歯科技工士によって個別に作製される歯冠または被覆は、インプラントに成功裏に装着させることができる。
各種システムに関する従来技術の調査が下記に記載される:
Implantat Register BDIZ ISBN:3−00−012566−3。
現在、インプラントは、基本的に金属またはセラミックスから製造される。一部品および複数部品インプラントがあり、それぞれ、状況にしたがって用いられる。
前述の3部品構造は、下記の結果をもたらす:骨では、骨に対するインプラントの隙間の無い移植が必要であり、これは、治癒にある程度の時間を要する。患者におけるインプラント滞在時間の経過と共に、骨が変化することがよくあり、さらに、患者の加齢性骨消失も関与する。さらに、骨とインプラントの間の移行部における感染の回避に注意しなければならないが、これは、必ずしも保障されているわけではない。治療担当者および患者にとって、移植が促進されるように、インプラントが、それがねじ込まれた直後から骨において一次的合致を実現することが重要である。挿入直後に起こる場合のある、新たに挿入されたインプラントに対する機械的ストレスによっては、移植がうまく行かなかったり、または、インプラントが抜けたりする場合すらある。
インプラントを設計する場合、ネジ溝の形状に注意を払わなければならない。ネジ溝は、自己切削設計または押し込み設計であってもよいし、または、これらの可能性の組み合わせを表していてもよい。表面構造も、治癒期間中に関与する場合がある。例えば、ある程度の表面の荒れは、骨芽細胞吸着を向上させる可能性がある。
インプラント根部を骨内部にねじ込む回転力も重要である。なぜなら、骨質は、患者間で非常に大きく異なる場合があるからである。
2部品または複数部品インプラントの場合、二次部品、例えば、インプラント頸部またはインプラント頭部の回転力も考慮しなければならない。通常、インプラント根部の形は、円錐形であるが、円筒設計を持つインプラント根部も使用される。
インプラントの頸部領域は、形状、および、歯肉からの出現プロファイルによって特徴づけられる。インプラント根部が挿入された後、インプラントの、いわゆる被覆治療のために、インプラント挿入部位の上に歯肉が掛けられ、一方、この歯肉は、この場合は歯肉を超えて延びるインプラント頸部領域付近に配置され、該周囲を開放治癒として治癒する。「出現プロファイル」、すなわち、インプラント頭部から、その後の補綴物への移行も重要である。2部品インプラントの場合、インプラント頸部とインプラント頭部の間の接続にも注意を払わなければならない。
患者にとって、インプラント頭部は、審美上の見地からもきわめて関連性がある。なぜなら、これが、補綴物の外見に主に関与する部品だからである。材料、色、形、および生理的耐性に関して、インプラントが、歯肉領域と一体化することが求められている。補綴物の露出部位は、該補綴物ができるだけ長年に亘って使用されるように、簡単に清掃できるようになっていなければならない。骨消失および歯肉後退によって、インプラントそのものが現れ、歯科被覆が、審美性が関係する領域において、もはやインプラントを十分に隠蔽できなくなるという作用を生じるために、補綴物の審美上の外観が損なわれるという欠点が生じることがしばしばある。これは、苛立たしい現象の原因となる。なぜなら、金属インプラントの場合は、大なり小なり黒い表面が現れるし、セラミックインプラントの場合は、対応的に不自然な色の白色スポットが現れるからである。2部品金属インプラントでは、該2部品間の接続部をギャップ無しに製造できないことがしばしば欠点となり、このギャップが、例えば、口腔衛生上の問題を引き起こす場合がある。
特に、上顎におけるインプラントでは、インプラントの挿入後再加工が可能となるように、インプラントの挿入後にいわゆる角度補正が必要とされることがよくある。
特許文献1は、ネジ部分および義歯部分を含むハイブリッドインプラントを開示する。前記部分は、互いに異なるセラミック材料またはプラスチックで製造することが可能である。硬度の合致は言うまでもなく、ネジ部分および義歯部分の調製にセラミックスを使用することの利点に関しては言及がない。
特許文献2は、使用および挿入が簡単な、インプラントおよび義歯部分を含む、インプラントシステムに関する。この義歯部分は、いわゆる「支台」、および、カラー様設計を持つ手段を含む。
DE 20 2006 002 232 U1 US 2005/0136378 A1
本発明の目的は、何よりも先ず、従来技術において指摘された要求に合致し、さらに、長期の装着期間に亘ってより改善された審美上の外観を確保する歯科用インプラントを提供することであった。さらに、本歯科用インプラントは、仮令、骨がインプラントの装着時間の進行につれて後退しようとも、最適の口腔衛生を可能とするように設計される「出現プロファイル」を実現しなければならない。
この目的は、顎骨への恒久的挿入用として設計される領域I、および、領域Iに隣接し補綴物を支える接続領域IIを含む補綴物用歯科インプラントであって:
−前記接続領域IIは、あらかじめ製造され、かつ、コア領域3aを持つ少なくとも一つのセラミック領域3、および少なくとも一つの外部領域4から成り;
−前記コア領域3aは、前記外部領域4によって少なくとも部分的に取り囲まれ;
−前記少なくとも一つの外部領域4は、補綴物調製のために加工可能な材料から製造され;
−前記セラミックコア領域3のセラミック材料は、外部領域4の硬度よりも大きい硬度を有し;かつ、
−外部領域4の材料は、天然の歯のエナメル質の硬度範囲以下の硬度を有する、
ことを特徴とする歯科インプラントによって実現される。
インプラントの実施態様を示す図である。 インプラントの実施態様を示す図である。 2部品セラミックインプラントの実施態様を示す図である。
最初に述べたインプラント頸部は、領域Iおよび接続領域IIの間の領域であって、前記接続領域IIの開始は歯肉領域の中に延長してもよいが、延長する必要はない領域と解釈することが可能である。
従来既知のインプラントと違って、本発明による歯科インプラントは、インプラント頭部の個別設計を可能とする。外部領域4は、天然の歯のエナメル質の硬度範囲内、またはそれより低い硬度を持つために、その後、その完成形において補綴物を支えることになるインプラント頭部は、歯科医が通常用いる道具によって、患者に不快な影響を与えることなく加工することができる。きわめて硬い材料、例えば、ジルコニアセラミクスから成る歯科インプラントの場合、必要な強度、加えて、振動および切削力のため、加工が患者にとってきわめて不快であり、さらに、インプラントが根領域において損傷され、それが、場合によってインプラントの完全消失さえ招く危険性があるかため、インプラント頭部の加工は、きわめて困難である。
それに対して、本発明によるインプラントは、挿入または移植後に簡単に加工することが可能であり、最適の歯科・技術管理のために調製することが可能である。
本発明の一実施態様では、歯科プラントの領域Iおよび接続領域IIは、一部分として一体化される。
本発明による歯科インプラントを挿入する場合、接続領域IIが、歯科インプラントの上方末端にねじ込み補佐を持つ実施態様があることが有利である。例えば、異なる形状、例えば、六角または八角形の内部・外部界面が知られている。
別の実施態様では、本発明による歯科インプラントの領域Iおよび接続領域IIは、複数部品設計に基づく。このように複数部品であることによって、ユーザーは、被覆治癒を適用することできるばかりでなく、インプラント構造について、どのような角度補正であっても、必要に応じて、さらに別の自由度を適用することが可能となる。
この場合、領域Iは、接続領域IIを受容するための手段を有するか、あるいは、代わりに、接続領域IIが、領域Iを受容するための手段を有してもよい。
例えば、インプラント構造の方向性を調整、変更するために、接続領域は、回転可能および/または軸回転可能設計を有していてもよい。あらかじめ指定された変更選択肢も、自由に選択可能な選択肢のいずれも可能である。本発明によれば、「あらかじめ指定の変更選択肢」とは、インプラントおよび構造の相対的位置を機械的に変更すること、例えば、特定の角度距離で作動するロック手段を提供するロック要素による変更を可能とする操作法を意味する。特に、ロック要素は、1度のロックを可能としてもよい。これによって、接続領域IIは、微細な角度で回転することができる。
さらに、自由に選択可能な変更選択肢も、例えば、接続領域IIを自由に回転し、最適位置を、例えば、接着結合によって固定することによって実現してもよい。
本発明による歯科インプラントでは、セラミックコア領域およびセラミック材料から製造されている場合の外部領域の、セラミック材料の硬度の差は、ビッカースの硬度(DIN EN ISO 6507−1)で表した場合、例えば、100HV1から3000HV10である。移行部は、不連続的であっても、連続的であってもよい。
セラミックコア領域のセラミックスの硬度は、通常、1000から2500HV10、特に、1000から1500HV10である。
セラミック製またはガラス製外部領域の材料の硬度は、通常、250から900HV1、特に、500から700HV1である。外部領域が、プラスチック材料で構成される場合、硬度は、それに応じて、例えば、ショアD硬度38から104、特に、67から91となるように選ばれる。
プラスチック材料の硬度は、ショアD硬度(DIN 53505およびDIN 7868)として表される。種々の硬度値の変換表は、例えば、Wikipediaにおいて見出すことが可能である。
したがって、歯科医は、通常の歯科デバイスによって機械的加工を実行することが可能である。
外部領域のサイズおよび形状は、特に、インプラントの直径に依存するが、被覆すべきギャップのサイズに適応させてもよい。
より優れた審美上の印象を実現するために、歯科インプラントのセラミックスの色は、既知のカラーシステム、例えば、VITA SYSTEM 3D−MASTER,VITAPAN classicalにしたがって歯の色調に合わせてもよい。
本発明による歯科インプラントのさらに別の実施態様では、外部領域は、該歯科インプラントの挿入、治療後に、歯肉によって覆われる領域の中に延びてもよい。
通常、本発明による歯科インプラントのセラミック製コア領域のセラミック材料は、適切な、高強度のセラミック材料、例えば、窒化物、炭化物、酸化物、特に、ジルコニア、アルミナ、またはそれらの組み合わせから製造される。
本発明による歯科インプラントの外部領域の材料は、セラミックス、ガラス、プラスチック材料、または、それらの組み合わせ、例えば、ケイ酸セラミックス、ガラスセラミックス、ガラス、酸化物セラミックス、含浸セラミックス、またはそれらの組み合わせから製造される。特に、例えば、WO−A−02/076907に開示される、いわゆる樹脂含浸セラミックスを挙げてもよい。WO−A−02/076907を引用により本明細書に含める。
外部領域は、セラミック製コア領域と形状的、物質的、又は力学的に接続することができる。
図面には、顎骨の中に恒久的に挿入するよう設計される領域の位置、および、外部領域4の位置がそれぞれ示される。点線は、骨領域と歯肉の間の境界部、および、歯肉と口腔の間の境界部を示す。図1および2における、灰色陰影部は、機械的加工によって除去される領域を模式的に示す。外部領域4の残余領域は、外部被覆の装着に役立つ。
図1b−d、2b、c、および、3bおよびdは、図1a、2a、3aによるインプラントの実施態様の断面図である。
図1aは、加工可能なインプラント頭部を有する、典型的一体インプラントを示す。このインプラント根部は、高硬度、特に、ビッカース硬度1000−2500HV10を持つセラミック材料から成り、図1bおよび2bに示すように、外部領域4の内部に延びる。外部領域4は、それよりも低いビッカース硬度、例えば、天然の歯のエナメル質の硬度以下に相当する硬度を持つ材料、例えば、セラミック材料から成る。ここで考慮の対象とされてよい典型的ビッカース硬度値は、500−700HV1、または、プラスチック材料が用いられる場合は、67から91ショアD硬度である。外部領域4は、コア領域3aを取り囲み、特に、インプラント根部とインプラント頸部の間の移行領域では完全に取り囲む。外部領域4は、セラミック製コア領域3aに対し、形状的、物質的、又は力学的接続によって、例えば、ロック、接着結合、または摩擦によって接続されてもよい。
図1aによる実施態様は、接続領域II(頭部)の上端にネジ込み補佐15を有する。この補佐は、例えば、六角形として設計してもよいが、他の形状も可能である。比較として、図2aでは、ネジ込み補佐16は、インプラント頭部の上端に6角ソケットの形に設計されている。もちろん、その他の設計も可能であり、当業者に知られている。
図1cおよび2cは、通常歯科医の治療現場に存在する、通例の研磨デバイスによって研磨された後のインプラント頭部を模式的に示す。この場合、インプラント頭部は、被覆を受容するための幹部として調製される。灰色陰影領域6は、研磨過程の際に除去される。この調製で得られる幹部4aは、斜線区域として表され、ある理想像を示す。
このようにして、歯科技工士は、既知の印象技術を用いて加工モデルを作製し、その上に、対応する補綴物を造ることが可能となり、次に、該補綴物は、完成後、所定の場所に納められる。
図3は、本発明による、2部品セラミックインプラントの実施態様に関する。
図3aは、骨領域に埋設させることができる、セラミック製歯科インプラントを示す。歯肉領域において、図3aの実施態様は、前述のように、天然の歯のエナメル質の硬度、すなわち、約500−700HV1以下の硬度を有する材料、特に、セラミック材料から製造される外部領域4を有する。特に、図3aによる実施態様は、接続領域IIを受容するための手段として、中心盲孔5を有する。接続領域IIは、例えば、円錐形であってもよい、延長部10を有する。この場合、盲孔5は、頭部2が、積極的接続によって盲孔に挿入可能となるように、相補的設計を有する。
インプラントの頭部と、骨の中にある根部領域の間の接続を設計するために、歯科インプラントを形成するこれらの部分の間に結合を実現するため、いくつかの方策を採ることができる。例示として、図3cおよび3dは、好ましくは垂直中心方向に、頭部2を貫いて延びる管20を示す。頭部を、骨中に存在する根部に挿入した後、接着性組成物を管20の中に導入することによって、一体的接続(接着結合)を調製することができる。

Claims (19)

  1. 顎骨への恒久的挿入用として設計される領域(I)、および、領域Iに隣接し、補綴物を支える接続領域(II)を含む、補綴物用歯科インプラントであって:
    −前記接続領域(II)は、あらかじめ製造され、かつ、コア領域(3a)を持つ、少なくとも一つのセラミック領域(3)、および少なくとも一つの外部領域(4)から成り;
    −前記コア領域(3a)は、前記外部領域(4)によって少なくとも部分的に取り囲まれ;
    −前記少なくとも一つの外部領域(4)は、補綴物調製のために加工可能な材料から製造され;
    −前記セラミック製コア領域(3)のセラミック材料は、外部領域(4)の硬度よりも大きい硬度を有し;かつ、
    −外部領域(4)の材料は、天然の歯のエナメル質の硬度範囲以下の硬度を有する、
    ことを特徴とする、歯科インプラント。
  2. 前記歯科インプラントの領域(I)および接続領域(II)が、一部分として一体化されることを特徴とする、請求項1に記載の歯科インプラント。
  3. 前記接続領域(II)が、前記歯科インプラントの上端にネジ込み補佐(15,16)を有することを特徴とする、請求項1および/または2に記載の歯科インプラント。
  4. 前記歯科インプラントの領域(I)および接続領域(II)が、複数部品設計を有することを特徴とする、請求項1に記載の歯科インプラント。
  5. 前記領域(I)が、前記接続領域(II)を受容するための手段(5)を有することを特徴とする、請求項4に記載の歯科インプラント。
  6. 前記接続領域(II)が、前記領域(I)を受容するための手段を有することを特徴とする、請求項4に記載の歯科インプラント。
  7. 前記接続領域(II)が、回転可能および/または軸回転可能設計を有することを特徴とする、請求項4から6の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
  8. 前記外部領域(4)が、セラミック材料、またはガラス、またはそれらの組み合わせから成ることを特徴とする、請求項1から7の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
  9. 前記セラミック領域(3)およびコア領域(3a)のセラミック材料、および外部領域(4)のセラミック材料の硬度差が、ビッカースの硬度で表した場合、100HV1から3000HV10であることを特徴とする、請求項8に記載の歯科インプラント。
  10. 前記セラミック領域(3)およびコア領域(3a)のセラミックスの硬度が、1000から2500HV10、特に、1000から1500HV10であることを特徴とする、請求項1から9の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
  11. 前記外部領域(4)のセラミックスの硬度が、250から900HV1、特に、500から700HV10であることを特徴とする、請求項1から9の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
  12. 前記外部領域(4)が、プラスチック材料、または充填プラスチックから成ることを特徴とする、請求項1から7の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
  13. プラスチック材料で製造される、前記外部領域の硬度が、38から104、特に、67から91のショア硬度であることを特徴とする、請求項1から7または9の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
  14. 前記外部領域(4)のサイズが、被覆すべきギャップのサイズに適応することを特徴とする、請求項1から13の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
  15. 前記歯科インプラントの色が、歯の色調に合わせられていることを特徴とする、請求項1から14の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
  16. 前記外部領域(4)が、前記歯科インプラントの挿入および治癒後に、歯肉によって覆われる領域の中に延びることを特徴とする、請求項1から15の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
  17. 前記セラミック領域(3)およびコア領域(3a)のセラミック材料が、ジルコニア、アルミナ、またはそれらの組み合わせから製造されることを特徴とする、請求項1から16の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
  18. 前記外部領域(4)が、長石セラミックス、ガラスセラミックス、ガラス、含浸セラミックス、またはそれらの組み合わせから製造されることを特徴とする、請求項1から11、および/または、14から17の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
  19. 前記外部領域(4)が、形状的、物質的、又は力学的接続によってセラミック製コア領域(3a)に接続されることを特徴とする、請求項1から18の内の少なくとも1項に記載の歯科インプラント。
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