JP2009542077A - 通信ネットワークにおける不連続伝送のための同期方法 - Google Patents
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Abstract
少なくとも第1のネットワーク要素(6)を備える通信ネットワークでの無線リンク(4)の同期に対する支援を提供する方法であって、該方法が、第1の無線リンクを介してユーザ機器(2)を第1のネットワーク要素に接続することによって信号を不連続的に伝送する決定を行うステップと、第1の無線リンクを介してユーザ機器から第1のネットワーク要素に信号を連続的に伝送するステップと、第1の無線リンクを同期させるステップと、第1の無線リンクが同期した後で信号を不連続的に伝送するようにユーザ機器を切り換えるステップとを備える方法。
Description
本発明の実施形態は、電気通信ネットワークにおいてソフトハンドオーバを実行する方法に関し、特に、ソフトハンドオーバ追加を実行する時新しい無線リンクを同期させる方法に関する。
通信システムは、ユーザ端末機器および/またはネットワークエンティティならびに通信システムに関連する他のノードといった2つ以上のエンティティの間の通信を可能にする設備である。通信は、例えば、音声、電子メール(eメール)、テキストメッセージ、データ、マルチメディア等の通信を備えてもよい。
通信は、固定回線および/または無線通信インタフェースによって提供してもよい。無線通信システムの特徴は、そのユーザに移動性を提供することである。無線通信を提供する通信システムの一例は、公衆地上移動ネットワーク(PLMN)である。固定回線システムの一例は、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)である。また、通信システムは、所与の時点で前記複数のアクセス技術のうち1つまたはいくつかを使用して通信システムと通信可能な端末を構成できるように、複数の無線インタフェースおよびアクセス技術を備えてもよい。こうしたアクセス技術および対応する無線インタフェースの例は、WLAN、WCDMA、CDMA2000、EDGE、ブルートゥース、HiperLAN、WIMAXおよびデジタル衛星通信を含むが、これらに制限されない。
通信システムは通常、システムの様々な要素が何をすることが許可されているか、およびそれをどのように達成すべきかを詳述した所与の標準または仕様書に準拠して動作する。例えば、標準または仕様書は、ユーザまたはより正確にはユーザ機器が回線交換サービスまたはパケット交換サービスまたは両方を装備するか否かを定義してもよい。
通常、接続のために使用すべき通信プロトコルおよび/またはパラメータも定義されている。例えば、ユーザ機器(UE)と通信ネットワークの要素との間で通信を実現するやり方は通常、所定の通信プロトコルに基づいている。別言すれば、ユーザ機器が通信システムを介して通信できるようにするため、通信の基礎となりうる所定の組み合わせの「規則」を定義する必要がある。
いわゆる第3世代通信システムが導入されつつある。こうしたいわゆる第3世代システムは通常、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)のような符号分割多重アクセス(CDMA)技術を使用している。
ある種の第3世代システムの基地局をノードBと呼ぶ。ノードB(または基地局)は無線インタフェースを介してユーザ機器と通信するように配置される。ノードBは無線ネットワーク制御装置(RNC)に接続される。RNCとノードBとはUMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)を形成する。
ノードBは、高速ダウンリンク共有チャネル(HSDSCH)および拡張アップリンク専用チャネル(EDCH)といったある種のチャネルの無線伝送のスケジューリングを担当する。
ソフトハンドオーバ(SHO)とは、通信セッションの間ユーザ機器が2つ以上のノードBに同時に接続する、CDMA標準が使用する機能を指す。この技術はCDMAユーザ機器のための移動支援ハンドオーバの一形態である。ユーザ機器は付近のノードBの様々な信号品質/電力の測定を行って、ユーザ機器が接続しているアクティブセットにノードBを追加または除去するか否かを決定している。これはソフトハンドオーバ追加/削除として知られている。アクティブセットとは、ユーザ機器がどのノードBとアクティブな無線リンクを有しているかを表示する、ユーザ機器が保持するノードBのリストである。ユーザ機器は、通信セッション中、アクティブセット中のノードBに信号を送信し、そこから信号を受信することができる。
CDMA信号伝達スキームの特性により、CDMAユーザ機器は、同じチャネル上で同じビットストリームを伝送する2つ以上のノードから信号を同時に受信することが可能である。2つ以上のノードからの信号電力がほぼ同じである場合、ユーザ機器は、1つだけの基地局がユーザ機器に伝送した場合よりもより確実にビットストリームが復号されるような形で、受信信号を結合することができる。こうした信号の何れか1つが大きくフェージングした場合、他のノードの1つから十分な信号強度を得られる確率は比較的高くなる。
「逆方向」リンクすなわちアップリンク(ユーザ機器からノードBへ)では、ソフトハンドオーバにおいて通信セッションをアクティブな状態でサポートする全てのノードBは、受信ビットの品質に関する情報と共に、受信したビットストリームをRNCに返送する。RNCはこうした全てのビットストリームの品質を検査して、もっとも品質の高いビットストリームを動的に選択する。ここでも、1つのノードBからの信号が急速に劣化した場合、ソフトハンドオーバで呼をサポートする他のノードBの1つで強力な信号が得られる可能性があることはやはり有効である。
ユーザ機器と、ユーザ機器がソフトハンドオーバで接続する複数のノードBとの間で送信される伝送は同期しなければならない(ソフトハンドオーバ同期)。ノードBは、アクティブセットに追加される時同期する。
同期の方法は当業技術分野で周知である。しかし、既知の機構にまつわる問題は、非連続伝送の場合同期が困難だということである。
(参照によって本明細書に組み込まれる)2005年11月1日エリクソン(Ericsson)が公開した第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術文書R1−051448では、ノードB受信機でのリソース節約の可能性が論じられている。UL DPCCHゲーティング(アップリンク専用物理制御チャネルゲーティング)の概念では、パケットトラフィックがアクティブである間の伝送のための開始位置をあるサブフレーム/フレーム、例えば周期的なDPCCH伝送パターンによって与えられるサブフレーム/フレームに制限できることが述べられている。許容できない程の遅延が起きないように、可能な開始位置はかなり頻繁でなければならない。これによって、受信機が必要とするリソースは大きく減少する。また、受信機はいつ伝送が行われるかを前もって知っているため、DPCCHの存在を連続的に検出する必要がない。この技術文書はさらに、ソフトハンドオーバ追加(同期手順B)の際に無線リンクがアクティブセットに追加される場合、新しい無線リンクが無事に追加されるまで連続的にDPCCHを伝送するのが有益であろうことを述べている。DPCCH信号が不連続である場合、ノードBがアップリンク同期を取得するのはより困難になるので、ノードBには、ソフトハンドオーバ同期を完了したと宣言できるまでより多くの時間および/またはより多くのリソースを必要とするリスクがある。明らかに、同じ解決法がノードBがアップリンク同期を確立する全ての場合に有益であって、ソフトハンドオーバはその一例に過ぎない。
このように、不連続DPCCH伝送はノードBのリソースを節約できることが認識されている。しかし、不連続DPCCHを提供することによって、新しい無線リンクを追加しようとしているノードBでアップリンク同期を実行することは困難になる。ソフトハンドオーバ同期の際、また、無線リンクを最初にセットアップする初期無線リンク同期の際、あるいはUEがハードハンドオーバ、すなわち古い無線リンクを削除して新しいリンク(単数または複数)を追加するハンドオーバを実行する際にもこの同期の実行は必要である。ハードハンドオーバ、新しいソフトハンドオーバリンクまたは初期接続のどれを実行するかには関わらず、アップリンク信号の伝送に同期する新しいノードBは、同じアップリンク同期獲得の問題に直面する。この問題に対する1つの解決法は、常に連続DPCCH伝送を提供することであろう。しかし、これはノードBにおける信号伝達の負荷が重くなり、アップリンクDPCCHのゲーティングの向上が無駄になってしまう。
本発明の目的は上記の問題を解決することである。
本発明者は、不連続DPCCH伝送を提供することは有益であるがこれは同期にまつわる問題を発生することを認識した。したがって、本発明者は、同期手順の間不連続DPCCH伝送と連続DPCCH伝送とを切り換え、その後同期が完了した後で不連続DPCCH伝送に戻すことによってこの問題を解決することを提案する。さらに、本発明者は、DPCCHの場合のみならず、同期を必要とする不連続伝送の場合一般にこの技術を使用できることを認識した。
上記の観点から、本発明の第1の態様によれば、少なくとも第1のネットワーク要素を備える通信ネットワークでの無線リンクの同期に対する支援を提供する方法であって、該方法が、第1のネットワーク要素に信号を不連続的に伝送するため第1の無線リンクを介してユーザ機器を第1のネットワーク要素に接続する決定を行うステップと、第1の無線リンクを介してユーザ機器から第1のネットワーク要素に信号を連続的に伝送するステップと、第1の無線リンクを同期させるステップと、第1の無線リンクが同期した後で信号を不連続的に伝送するようにユーザ機器を切り換えるステップとを備える方法が提供される。
好適には、通信ネットワークは第2のネットワーク要素を備え、ユーザ機器は第1の無線リンクを介して第1のネットワーク要素に接続され、その際第2のネットワーク要素に信号を伝送するため第2の無線リンクを介してユーザ機器を第2のネットワーク要素に接続する決定が行われ、その際ユーザ機器は信号の連続伝送を開始し、第2の無線リンクを同期させ、その後第2の無線リンクが同期した後でユーザ機器は信号を不連続的に伝送するように切り換わる。
本発明は、同期手順の間アップリンク信号を連続的に伝送し、それから同期後に不連続伝送に戻すことによって不連続アップリンク信号から新しい無線リンクを同期させる方法を提供する。本発明は、不連続アップリンク伝送から新しい無線リンクを同期させることは連続アップリンク伝送から同期させるよりも困難であるが、ネットワーク要素のリソースを節約するため不連続伝送を提供することが有利であることを考慮している。本発明は、不連続伝送を提供するが同期手順のために連続伝送に切り換え、その後不連続伝送に戻ることによって、不連続伝送の利点を提供しつつより容易な同期を可能にする。
本発明のより特定的な実施形態は、WCDMA−アップリンクDPCCHゲーティングを伴うアップリンク同期に関する。アップリンクDPCCHゲーティングはアップリンクDPCCHを不連続的に伝送することを可能にする。3GPP標準の以前のリリースではDPCCHは常に連続的であった。不連続DPCCHアップリンクによる新しい無線リンクの同期は、連続DPCCHアップリンクより困難である。本発明の実施形態は、同期段階の間だけDPCCHを連続的に伝送することを提案する。
本発明のいくつかの実施形態は不連続DPCCHおよびSHOに関連する同期を容易にする。不連続DPCCHを介した初期同期(およびノードB)は元々「モノブロック」インパルス応答測定(IRM)のために設計されており、様々なタイムアウトおよびリソース利用のアルゴリズムを変更しなければならず、この処理を他の形で達成するのは困難な場合がある。また、少なくとも一部の製造業者のノードBは、他の形でIRMに対処するためハードウェアを変更する必要がありうる。
IRM測定は、コリレータによって受信信号における既知のシーケンスを探索する。信頼できる最大相関値を検出したら、最大値が受信機での受信信号成分に対応すると決定してもよく、検出リソースを前記最大相関値に対応する遅延値に割り当ててもよい。この処理を同期と呼ぶ(ただし、一部の実施形態では、同期を他のやり方で達成することもある)。通常、IRM測定のための積分時間は長いので、コリレータは比較的十分でないリソースとなる。したがって、伝送が不連続的である場合、システムを元々設計した前提である上記の「モノブロック」モードと矛盾したやり方で、様々なタスク間でコリレータリソースをシャッフルすることが必要になる。
新しい無線リンクをUEのアクティブセットに追加する前に不連続DPCCHモードをオフにして、同期が確立された時再びオンにすることによって、同じ動作を達成することもできる。
1つのモードから別のモードへの移行は、様々な実施形態でネットワークまたはUEがトリガを取ることができる。例えば、ある単純な実施形態では、UEは、新しい無線リンクをセットアップする時連続DPCCH伝送を開始して、タイムアウトカウンタが期限切れになるか、または新しい無線リンクが無事に同期したことが示されたなら、不連続モードに戻ってもよい。他の実施形態では、RNCは、既存の無線リンクを使用して、1つのモードから別のモードにUEの動作を変更するという指示を出す。また別の実施形態では、UEは、ノードBが送信したダウンリンク物理チャネル信号から、新しい無線リンクが無事に同期したことを検出する。さらに別の実施形態では、例えば、UEが現在使用しているサービスの遅延要求および総合的なノイズライズまたは無線チャネルの状況に応じた最適な形で、ノイズライズおよび同期効率とのトレードオフを図るため、ネットワークまたはUEは様々なコスト/利益の分析を行って、どのように、かつどのくらい長くDPCCHパターンを変更すべきかを決定することができる。
ユーザ機器は信号品質についてネットワーク要素を監視し、通信ネットワークが行った決定に基づく信号品質に応じてアクティブセットにネットワーク要素を追加またはそれから除去してもよい。すなわち、UEはこうした測定についてネットワークに報告してもよく、ネットワークは無線リンクを追加/除去する決定を行ってそれをUEに伝える。
本発明の実施形態は、ノードBで初期同期が実行される状況のため、UEからある期間DPCCHを連続的に伝送する。ソフトハンドオーバモードで新しいノードBがアクティブセットに追加される時、RNCは既存の無線リンクを介してUEに信号を送り、設定可能な期間、または新しい無線リンクが確立されるまでDPCCHの連続バーストを伝送する。
本発明の別の態様によれば、少なくとも第1および第2のネットワーク要素を備える通信ネットワークでの無線リンクの同期に対する支援を提供する方法であって、その際第1のネットワーク要素に信号を不連続的に伝送するためユーザ機器が第1の無線リンクを介して接続されており、第2の無線リンクを介してユーザ機器を第2のネットワーク要素に接続する決定が行われ、その際ユーザ機器が信号の連続伝送を開始し、第2の無線リンクを同期させ、その後第2の無線リンクが同期した後でユーザ機器が信号を不連続的に伝送するように切り換えられる方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、少なくとも第1および第2のネットワーク要素を備える通信ネットワークでの無線リンクの同期に対する支援を提供する方法であって、その際第1のネットワーク要素に信号を不連続的に伝送するためユーザ機器が第1の無線リンクを介して第1のネットワーク要素に接続されており、第2のネットワーク要素に信号を伝送するため第2の無線リンクを介してユーザ機器を第2のネットワーク要素に接続する決定が行われ、その際ユーザ機器が信号の連続伝送を開始し、第2の無線リンクを同期させ、その後第2の無線リンクが同期した後でユーザ機器が信号を不連続的に伝送するように切り換わり、その際該決定によって第2のネットワーク要素にリンクを追加してアクティブセットを拡大し、その際該決定が行われた時にアクティブセット更新メッセージがユーザ機器に送信され、その際、アクティブセット更新メッセージに応答して、ユーザ機器が所定の時間信号を連続的に伝送する方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、少なくとも第1のネットワーク要素を備える通信ネットワークでの無線リンクの同期に対する支援を提供する方法であって、該方法が、第1のネットワーク要素に第2の伝送パターンを利用して信号を伝送するため第1の無線リンクを介してユーザ機器を第1のネットワーク要素に接続する決定を行うステップと、第1の無線リンクを介してユーザ機器から第1のネットワーク要素へ第1の伝送パターンを利用して信号を伝送するステップと、第1の無線リンクを同期させるステップと、第1の無線リンクが同期した後で第2の伝送パターンを使用して信号を伝送するようにユーザ機器を切り換えるステップとを備える方法が提供される。
好適には、通信ネットワークは第2のネットワーク要素を備え、ユーザ機器は第1の無線リンクを介して第1のネットワーク要素に接続され、その際第2のネットワーク要素に信号を伝送するため第2の無線リンクを介してユーザ機器を第2のネットワーク要素に接続する決定が行われ、その際ユーザ機器が第1の伝送パターンを利用して信号を伝送するように切り換わり、第2の無線リンクを同期させ、その後第2の無線リンクが同期した後でユーザ機器が第2の伝送パターンを利用して信号を伝送するように切り換わる。
1組の実施形態によれば、DPCCHは連続的にはならないが、伝送パターンは同期をより容易にするように修正される。こうしたパターンは、例えば、元のパターンよりDPCCHを伝送する時間比率を増やしたものでもよい。例えば、第2の伝送パターンは不連続信号でもよく、第1の伝送パターンは伝送の長さおよび/または頻度を増大した不連続信号でもよい。極端な場合、第1の伝送パターンは連続信号になる。
本発明の別の態様によれば、少なくとも第1のネットワーク要素を備える通信ネットワークであって、該通信ネットワークが、第1のネットワーク要素に信号を不連続的に送信するため第1の無線リンクを介してユーザ機器を第1のネットワーク要素に接続する決定を行い、第1の無線リンクを介してユーザ機器から第1のネットワーク要素に信号を連続的に伝送するためのメッセージをユーザ機器に送信し、第1の無線リンクを同期させ、第1の無線リンクが同期した後で信号を不連続的に受信するように適応した通信ネットワークが提供される。
本発明の別の態様によれば、通信ネットワークで使用されるネットワークエンティティであって、該ネットワークエンティティが、ネットワーク要素に信号を不連続的に伝送するため無線リンクを介してユーザ機器をネットワーク要素に接続する決定を行い、設定可能な期間、または無線リンクが確立されるまで信号の連続バーストをネットワーク要素に伝送するためのメッセージをユーザ機器に送信するように適応したネットワークエンティティが提供される。
好適には、ネットワークエンティティは、無線リンクが同期した後で信号を不連続的に送信するように切り換えるためのメッセージをユーザ機器に送信するように適応する。
本発明の別の態様によれば、第1のネットワーク要素を備える通信ネットワークで使用するためのユーザ機器であって、該ユーザ機器が、第1のネットワーク要素と第1の無線リンクをセットアップするためのメッセージを通信ネットワークから受信し、第1の無線リンクを同期させる間第1の無線リンクを介してユーザ機器から第1のネットワーク要素に信号を連続的に伝送し、第1の無線リンクが同期した後で信号を不連続に伝送するように切り換わるように適応したユーザ機器が提供される。
本発明の他の態様によれば、本発明の方法を実行するためのコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラム製品が提供される。
本発明をよりよく理解するため、かつ本発明をいかに実施するかという点に関して、一例としてのみ添付の図面を参照されたい。
図1は、本発明の実施形態を組み込むことができるネットワークの概略を示す。図1に例示するネットワークは、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)標準に準拠して動作するいわゆる第3世代ネットワークである。しかし、本発明の実施形態は、他の第3世代標準また実際には任意の他の適切な標準またはアクセス技術に準拠して動作するシステムと共に使用できることが認識されるだろう。こうしたアクセス技術の例は、WLAN、WCDMA、CDMA2000、EDGE、ブルートゥース、HiperLAN、WIMAXおよびデジタル衛星通信、ならびに種々のアクセス技術を備えるシステムを含むが、これらに制限されない。
ユーザ機器2が提供される。ユーザ機器は任意の適切な形態を取ることができ、例えば、携帯電話、パーソナルコンピュータ、電子手帳、PDA(携帯情報端末)または任意の他の適切なユーザ機器でもよい。ユーザ機器2は、無線接続4を介してノードB6と通信するように配置される。ノードBは基地局と呼ぶこともある。ノードBという用語は基地局を包含することを意図している。実際には、単一のノードBは、いくつかの異なるユーザ機器と同時に通信するように配置される。通常、ノードB6は所与の範囲に関連付けられ、その範囲内のユーザ機器はそのノードBと通信することができる。事情によっては、ユーザ機器は、ソフトハンドオーバモードの場合のような所与の時点で、1つより多いノードBと通信することができる。状況によっては、1つより多いノードBが所与の範囲に関連することもある。ユーザ機器が1つより多いノードB、あるいはより一般的にはアクセスノードと通信できる場合の別の例は、ユーザ機器が同時に、例えばWCDMA標準に準拠してノードBと通信し、かつWLAN標準に準拠してWLANアクセスノードと通信している場合である。
ノードB6は、接続10を介して、無線ネットワーク制御装置、RNC8に接続している。この接続をIuB接続と呼ぶ。この接続は普通有線接続である。RNC8は、ノードBを制御するように配置される。実際には、所与のRNC8は、いくつかの異なるノードBを制御するように配置される。少なくとも1つのノードB6と関連するRNC(単数または複数)8とは共に無線アクセスネットワーク、RAN12を画定する。
RAN12はコアネットワーク、CN14に接続される。CN14とRAN12との間の接続は、RNC8および両者間の接続16を介してなされる。コアネットワークは当業者に周知であるので、以下詳細には説明しない。
ここで、無線アクセスネットワーク12の要素をより詳細に示す図2を参照する。
図2に示す配置では、第1のノードB6aと第2のノードB6bとが存在する。第1のノードB6aはIuBインタフェース10aを介してサービング無線ネットワーク制御装置、SRNC8aに接続され、一方サービング無線ネットワーク制御装置、SRNC8aはドリフト無線ネットワーク制御装置、DRNC8bに接続される。サービング無線ネットワーク制御装置とドリフト無線ネットワーク制御装置との間の接続は、Iurインタフェースと呼ばれる、接続18を介してなされる。第2のノードB6bはIubインタフェース10bを介してDRNC8bに接続する。サービングRNCとドリフトRNCとは、UEとUTRANとの間の特定の接続に関連してRNCが取りうる役割である。
ユーザ機器の移動局が1つのセルから新しいセルに移動する場合、その新しいセルに関連する基地局またはノードBが別のRNCに制御されることがある。これをターゲットRNCと呼び、元のRNCをソースRNCと呼ぶ。参照番号6aで示すノードBは、当初ユーザ機器と通信するように配置されたノードBであり、参照番号6bで示すノードBは、ユーザ機器が現在関連しているノードBである。
2つの状況が起こりうる。第1の状況では、移動局の制御はソースRNC8aに保持され、トラフィックは、RNC間のインタフェース、すなわちIurインタフェースを使用し、ターゲットRNC(すなわちDRNC8b)を介してソースRNC8aにルーティングされる。したがって、ソースRNCへの接続は維持され、通信の制御もソースRNCによって維持される。この手順を一般にアンカリングと呼ぶ。
第2の状況では、ソースRNCによる移動局の制御は解除され、通信の制御は、移動局の移動先のセルに関連するターゲットRNCに完全に移転される。すなわち、通信が移転された後、ターゲットRNCは新しいソースRNCになる。この手順をサービング無線ネットワークサブシステム(SNRS)再配置と呼ぶ。
図2では、参照番号1で示す信号伝達はノードの同期を表示する。ソフトハンドオーバモードでは、ユーザ機器2は、第1および第2の無線リンク4a、4bを介して2つのノードBと通信可能である。
無線リンク追加、無線リンク削除、同時無線リンク追加/削除を含む様々なソフトハンドオーバ手順、およびモビリティ手順の詳細な例は、各無線リンクおよびアクセス技術に対応する技術仕様書に示されている。また、こうした文書には、WCDMAの場合の様々なEDCH固有のソフトハンドオーバ手順も記載されている。
本発明の実施形態は、上記のソフトハンドオーバ手順で利用できる。実際には、本発明の実施形態は、不連続伝送を利用することが有利であるがその反面同期が必要となる任意の信号伝達手順で利用できる。
本発明の実施形態は、時折アクティブになるにすぎない、ネットワークに連続的に接続しているパケットデータユーザ、特にEDCHユーザに関する。連続接続モードでは、ユーザは、トラフィックが利用可能になった時データチャネルを再確立するためという理由だけで、アクティブでない期間もデータチャネルを放棄しない。このため遅延が生じ、ユーザの使用感を損なってしまう。こうしたユーザが多数存在することを考慮して、UEは、データを送信しない時にはDPCCH伝送を切断するように構成されている(「ゲーティング」)。ユーザは、例えば、2〜5フレーム毎に1回2msのTTI(遷移時間間隔)のデータをDPCCHと共に送信したり、またはDPCCHだけを送信したりすることができるが、その間は何も送信しない(すなわち、伝送ギャップの間DPCCHは伝送しない)。すなわち、送信すべきデータがない場合、DPCCH伝送は、同期の維持と電力制御だけを目的とする周期的なものになる。配信すべきデータが少量のみの場合、DPCCHがアクティブな短い期間にそのデータ送信することができる。送信すべきデータがもっと多い場合、例えば、伝送の長さを延長、または伝送の頻度を増大することによって、データを配信できるようにDPCCH伝送の不連続性を適応させることができる。
(アップリンクで)不連続DPCCH伝送を使用することに起因するノイズライズ利得に加えて、このスキームは種々の課題を提示する。その1つは同期(無線リンクセットアップに関連するフィンガ割り当て)である。連続DPCCHでは、長いチャネルIRMがノードBに導入され、経時的に統合することによってチャネルタップをノイズより高くする。不連続DPCCHモードでは、対応する初期同期IRMが、1/(アクティビティ係数)倍だけ一時的に延長される。これは、IRMコリレータリソース管理の観点と、測定中にチャネルタップが移動することがあるため実験に疑問の余地があるという物理的状況との2つの点からの課題を提示している。
図3は、不連続DPCCH伝送を例示する。受信機は、実際に伝送しているDPCCHにだけ同期可能である。これは時間領域図であり、黒く塗った部分はDPCCH伝送を表示し、白色の部分はDPCCH伝送がないことを表示している。3GPPリリース6およびそれ以前のリリースでは、DPCCHは連続的に伝送される。
図4は、不連続DPCCH伝送から連続DPCCH伝送へ、およびその逆の移行の流れを表示する、本発明の実施形態を例示する。
本発明は以下の処理によって実現可能である。
1)ユーザは不連続伝送モードにあり、アクティブセットを拡大するという決定がなされるか、あるいは、既存の無線リンクが存在しない場合は、新しいノードBまたはアクセスポイントへのリンクを追加することによって、不連続伝送モードで新しい無線リンクがセットアップされる(すなわち、既存の無線リンクが存在せずアクティブセットが空の場合、最初の接続を確立する)。
2)UEのアクティブセットへ新しい無線リンクを導入するメッセージ、例えばアクティブセット更新(Active Set Update)メッセージを受信すると、UEは、ネットワークがUEに再び不連続モードを使用すると通知するか、または同期が達成されるまで、所定の期間連続的にアップリンクを伝送する。すなわち、以前当該UEへの無線リンクを有していなかったノードBまたはアクセスポイントへの無線リンクがアクティブセットに追加された(新しい無線リンクは既存の無線リンクセットに追加されるのではなく、新しい無線リンクセットに追加された)場合、UEは連続的にアップリンク(WCDMAにおけるDPCCH)の伝送を開始することができる。
3)新しいノードBまたはアクセスポイントは、以前の連続アップリンクの場合と同じやり方で無線リンク同期を遂行する。
4)所定の期間、またはネットワークからの明示的または暗黙的な通知の後、UEは不連続アップリンクに戻ることができる。代替的には、連続アップリンクは時間切れになるかまたは無線リンクセットアップが機能しなくなる。このことが起こった後、UEも不連続モードに戻る。
1)ユーザは不連続伝送モードにあり、アクティブセットを拡大するという決定がなされるか、あるいは、既存の無線リンクが存在しない場合は、新しいノードBまたはアクセスポイントへのリンクを追加することによって、不連続伝送モードで新しい無線リンクがセットアップされる(すなわち、既存の無線リンクが存在せずアクティブセットが空の場合、最初の接続を確立する)。
2)UEのアクティブセットへ新しい無線リンクを導入するメッセージ、例えばアクティブセット更新(Active Set Update)メッセージを受信すると、UEは、ネットワークがUEに再び不連続モードを使用すると通知するか、または同期が達成されるまで、所定の期間連続的にアップリンクを伝送する。すなわち、以前当該UEへの無線リンクを有していなかったノードBまたはアクセスポイントへの無線リンクがアクティブセットに追加された(新しい無線リンクは既存の無線リンクセットに追加されるのではなく、新しい無線リンクセットに追加された)場合、UEは連続的にアップリンク(WCDMAにおけるDPCCH)の伝送を開始することができる。
3)新しいノードBまたはアクセスポイントは、以前の連続アップリンクの場合と同じやり方で無線リンク同期を遂行する。
4)所定の期間、またはネットワークからの明示的または暗黙的な通知の後、UEは不連続アップリンクに戻ることができる。代替的には、連続アップリンクは時間切れになるかまたは無線リンクセットアップが機能しなくなる。このことが起こった後、UEも不連続モードに戻る。
上記の機構は、新しい無線リンクのセットアップが現在行われているのと同様に遂行できるという利点を有する。本発明の実施形態は既存のハードウェアおよびソフトウェアによってサポート可能である。
欠点は、当該ユーザのための連続伝送の期間不連続アップリンクの利得が失われることである。しかし、新しい無線リンクが形成される頻度は低く同期処理は長くかからないため、この欠点は無視できる。さらに、確立される新しい無線リンクから達成可能な利得は、同期が早くなるためより早く利用できる。
本発明の実施形態は、WCDMAシステムに準拠した新しいUL DPCCHゲーティング機能の不可分の一部を形成しうるものである。
必要なデータ処理機能は、1つ以上のデータプロセッサエンティティによって提供してもよい。全ての必要な処理は、ネットワーク要素および/またはユーザ機器において提供してもよい。コンピュータまたはプロセッサにロードした時実施形態を実現する、適切に適応させたコンピュータプログラムコード製品を使用してもよい。この動作を提供するためのプログラムコード製品は、キャリアディスク、カードまたはテープといったキャリア媒体上に記憶しまたそれによって提供してもよい。データネットワークを介してプログラムコードをダウンロードすることも可能である。ネットワーク要素または移動ユーザ機器では適当なソフトウェアによって実現してもよい。
好適実施形態を参照して本発明を特に図示し説明したが、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、その形態および細部に様々な変更をなしうることを当業者は理解するだろう。
Claims (59)
- 少なくとも第1のネットワーク要素を備える通信ネットワークでの無線リンクの同期に対する支援を提供する方法であって、該方法は、
前記第1のネットワーク要素に信号を不連続的に伝送するため第1の無線リンクを介してユーザ機器を前記第1のネットワーク要素に接続する決定を行うステップと、
前記第1の無線リンクを介して前記ユーザ機器から前記第1のネットワーク要素に前記信号を連続的に伝送するステップと、
前記第1の無線リンクを同期させるステップと、
前記第1の無線リンクが同期した後で前記信号を不連続的に伝送するように前記ユーザ機器を切り換えるステップとを備える方法。 - 前記通信ネットワークが第2のネットワーク要素を備え、前記ユーザ機器が前記第1の無線リンクを介して前記第1のネットワーク要素に接続され、
前記第2のネットワーク要素に前記信号を伝送するため第2の無線リンクを介して前記ユーザ機器を前記第2のネットワーク要素に接続する決定が行われ、
前記ユーザ機器が前記信号の連続伝送を開始し、前記第2の無線リンクを同期させ、その後前記第2の無線リンクが同期した後で前記ユーザ機器が前記信号を不連続的に伝送するように切り換わる、請求項1に記載の方法。 - 前記信号が専用物理制御チャネル伝送である、請求項1に記載の方法。
- 前記第1および第2のネットワーク要素がノードBである、請求項2に記載の方法。
- 前記第2のネットワーク要素に接続した後で、前記ユーザ機器が前記第1のネットワーク要素に前記信号を不連続的に伝送するように切り換わる、請求項2に記載の方法。
- 前記ユーザ機器がアクティブな接続を有する接続先であるネットワーク要素のリストを前記ユーザ機器が記憶しており、前記リストが、前記第1のネットワーク要素を備えるアクティブセットを構成し、前記第2の無線リンクがセットアップされた時前記第2のネットワーク要素が前記リストに追加される、請求項2に記載の方法。
- 前記ユーザ機器がアクティブな接続を有する接続先であるネットワーク要素のリストを前記ユーザ機器が記憶しており、前記リストがアクティブセットを構成し、新しいネットワーク要素への無線リンクがセットアップされた時前記新しいネットワーク要素が前記リストに追加される、請求項1に記載の方法。
- 前記ユーザ機器が信号品質についてネットワーク要素を監視し、前記通信ネットワークが行う決定に基づき前記信号品質にしたがってネットワーク要素を前記リストに追加または前記リストから除去する、請求項7に記載の方法。
- 前記ユーザ機器が前記リスト上の前記ネットワーク要素に連続的に接続される、請求項7に記載の方法。
- 拡張専用チャネル(EDCH)モードで前記ユーザ機器が前記リスト上の前記ネットワーク要素に連続的に接続される、請求項9に記載の方法。
- 前記第1のネットワーク要素にリンクを追加することによってアクティブセットを拡大する決定が行われる、請求項1に記載の方法。
- 前記決定が行われた時、アクティブセット更新メッセージが前記ユーザ機器に送信される、請求項11に記載の方法。
- 前記アクティブセット更新メッセージに応答して前記ユーザ機器が所定の時間前記信号を連続的に伝送する、請求項12に記載の方法。
- 同期が達成された後で、前記通信ネットワークが前記ユーザ機器に、不連続伝送を開始するように通知する、請求項1に記載の方法。
- 前記第2のネットワーク要素への無線リンクセットアップが失敗した場合、前記ユーザ機器が不連続伝送に戻る、請求項2に記載の方法。
- 前記ユーザ機器が、前記第2の無線リンクが同期したことを検出し不連続伝送に戻る、請求項2に記載の方法。
- 前記不連続信号がパケットデータ伝送である、請求項1に記載の方法。
- 前記同期が無線リンクセットアップに関連するフィンガ割り当てを備える、請求項1に記載の方法。
- 同期の際長いチャネルインパルス応答測定(IRM)が導入される、請求項1に記載の方法。
- 前記IRMがモノブロックIRMである、請求項19に記載の方法。
- 前記ユーザ機器が、新しい無線リンクを前記ユーザ機器のアクティブセットに追加する前にオフになり、同期が確立されると再びオンになる不連続伝送モードを有する、請求項1に記載の方法。
- 設定可能な期間または前記第2の無線リンクが確立されるまで、信号の連続バーストを前記第2のネットワーク要素に伝送するため、信号が前記第1の無線リンクを介して前記ユーザ機器に送信される、請求項2に記載の方法。
- 前記ユーザ機器に送信される前記信号が、前記第1のネットワーク要素を介して無線ネットワーク制御装置によって送信される、請求項22に記載の方法。
- 少なくとも第1および第2のネットワーク要素を備える通信ネットワークでの無線リンクの同期に対する支援を提供する方法であって、該方法において、
前記第1のネットワーク要素に信号を不連続的に伝送するためユーザ機器が第1の無線リンクを介して前記第1のネットワーク要素に接続されており、前記第2のネットワーク要素に前記信号を伝送するため第2の無線リンクを介して前記ユーザ機器を前記第2のネットワーク要素に接続する決定が行われ、
前記ユーザ機器が前記信号の連続伝送を開始し、前記第2の無線リンクを同期させ、その後前記第2の無線リンクが同期した後で前記ユーザ機器が前記信号を不連続的に伝送するように切り換わる方法。 - 少なくとも第1および第2のネットワーク要素を備える通信ネットワークでの無線リンクの同期に対する支援を提供する方法であって、該方法において、
前記第1のネットワーク要素に信号を不連続的に伝送するためユーザ機器が第1の無線リンクを介して前記第1のネットワーク要素に接続されており、前記第2のネットワーク要素に前記信号を伝送するため第2の無線リンクを介して前記ユーザ機器を前記第2のネットワーク要素に接続する決定が行われ、
前記ユーザ機器が前記信号の連続伝送を開始し、前記第2の無線リンクを同期させ、その後前記第2の無線リンクが同期した後で前記ユーザ機器が前記信号を不連続的に伝送するように切り換わり、
前記決定によって前記第2のネットワーク要素にリンクを追加してアクティブセットを拡大し、
前記決定が行われた時にアクティブセット更新メッセージが前記ユーザ機器に送信され、
前記アクティブセット更新メッセージに応答して、前記ユーザ機器が所定の時間前記信号を連続的に伝送する方法。 - 少なくとも第1のネットワーク要素を備える通信ネットワークでの無線リンクの同期に対する支援を提供する方法であって、該方法が、
前記第1のネットワーク要素に第2の伝送パターンを利用して信号を伝送するため第1の無線リンクを介してユーザ機器を前記第1のネットワーク要素に接続する決定を行うステップと、
前記第1の無線リンクを介して前記ユーザ機器から前記第1のネットワーク要素へ第1の伝送パターンを利用して前記信号を伝送するステップと、
前記第1の無線リンクを同期させるステップと、
前記第1の無線リンクが同期した後で前記第2の伝送パターンを使用して前記信号を伝送するように前記ユーザ機器を切り換えるステップとを備える方法。 - 前記通信ネットワークが第2のネットワーク要素を備え、
前記ユーザ機器が前記第1の無線リンクを介して前記第1のネットワーク要素に接続され、
前記第2のネットワーク要素に前記信号を伝送するため第2の無線リンクを介して前記ユーザ機器を前記第2のネットワーク要素に接続する決定が行われ、
前記ユーザ機器が前記第1の伝送パターンを利用して前記信号を伝送するように切り換わり、前記第2の無線リンクを同期させ、その後前記第2の無線リンクが同期した後で前記ユーザ機器が前記第2の伝送パターンを利用して前記信号を伝送するように切り換わる、請求項26に記載の方法。 - 少なくとも第1のネットワーク要素を備える通信ネットワークであって、前記通信ネットワークが、
前記第1のネットワーク要素に信号を不連続的に送信するため第1の無線リンクを介してユーザ機器を前記第1のネットワーク要素に接続する決定を行い、
前記第1の無線リンクを介して前記ユーザ機器から前記第1のネットワーク要素に前記信号を連続的に伝送するためのメッセージを前記ユーザ機器に送信し、
前記第1の無線リンクを同期させ、
前記第1の無線リンクが同期した後で前記信号を不連続的に受信するように適応した通信ネットワーク。 - 前記通信ネットワークが、前記第1の無線リンクが同期した後で前記信号を不連続的に伝送するように切り換えるためのメッセージを前記ユーザ機器に送信するように適応した、請求項28に記載の通信ネットワーク。
- 前記通信ネットワークがさらに第2のネットワーク要素を備え、
前記第2のネットワーク要素に前記信号を伝送するため第2の無線リンクを介して前記ユーザ機器を前記第2のネットワーク要素に接続する決定を行い、
前記信号を連続的に送信するように切り換えるためのメッセージを前記ユーザ機器に送信し、
前記第2の無線リンクを同期させ、
前記第2の無線リンクが同期した後で前記信号を不連続的に受信するように適応した、請求項28に記載の通信ネットワーク。 - 前記通信ネットワークが、前記第2の無線リンクが同期した後で前記信号を不連続的に送信するように切り換えるためのメッセージを前記ユーザ機器に送信するように適応した、請求項30に記載の通信ネットワーク。
- 前記第1のネットワーク要素がノードBである、請求項28に記載の通信ネットワーク。
- 前記通信ネットワークが、信号品質情報に基づいてネットワーク要素をアクティブセットに追加または該アクティブセットから除去する決定を行い、前記決定が行われた時アクティブセット更新メッセージを前記ユーザ機器に送信するように配置された、請求項28に記載の通信ネットワーク。
- 前記通信ネットワークが、同期が達成された後で前記ユーザ機器に不連続伝送を開始するように通知するように配置された、請求項28に記載の通信ネットワーク。
- 前記同期が無線リンクセットアップに関連するフィンガ割り当てを備える、請求項28に記載の通信ネットワーク。
- 同期の際長いチャネルインパルス応答測定(IRM)が導入される、請求項28に記載の通信ネットワーク。
- 前記IRMがモノブロックIRMである、請求項36に記載の通信ネットワーク。
- 前記通信ネットワークが、設定可能な期間または前記第2の無線リンクが確立されるまで、信号の連続バーストを前記第2のネットワーク要素に伝送するためのメッセージを、前記第1の無線リンクを介して前記ユーザ機器に送信するように配置された、請求項30に記載の通信ネットワーク。
- さらに、前記第1のネットワーク要素を介して前記ユーザ機器に前記メッセージを送信するように配置された無線ネットワーク制御装置を備える、請求項38に記載の通信ネットワーク。
- 少なくとも第1のネットワーク要素を備える通信ネットワークであって、前記通信ネットワークが、
前記第1のネットワーク要素に第2の伝送パターンを利用して信号を伝送するため第1の無線リンクを介してユーザ機器を前記第1のネットワーク要素に接続する決定を行い、
前記第1の無線リンクを介した前記ユーザ機器から前記第1のネットワーク要素へ第1の伝送パターンを利用して前記信号を送信するためのメッセージを前記ユーザ機器に送信し、
前記第1の無線リンクを同期させ、
前記第1の無線リンクが同期した後で前記第2の伝送パターンを利用して前記信号を受信するように適応した通信ネットワーク。 - 前記通信ネットワークが第2のネットワーク要素を備え、前記通信ネットワークが、
前記第2のネットワーク要素に第2の伝送パターンを利用して信号を伝送するため第2の無線リンクを介してユーザ機器を前記第2のネットワーク要素に接続する決定を行い、
前記第2の無線リンクを介して前記ユーザ機器から前記第2のネットワーク要素へ第1の伝送パターンを利用して前記信号を伝送するように切り換えるためのメッセージを前記ユーザ機器に送信し、
前記第2の無線リンクを同期させ、
前記第2の無線リンクが同期した後で前記第2の伝送パターンを利用して前記信号を受信するように適応した、請求項40に記載の通信ネットワーク。 - 通信ネットワークで使用されるネットワークエンティティであって、前記ネットワークエンティティが、
ネットワーク要素に信号を不連続的に伝送するため無線リンクを介してユーザ機器を該ネットワーク要素に接続する決定を行い、
設定可能な期間、または前記無線リンクが確立されるまで、信号の連続バーストを前記ネットワーク要素に伝送するためのメッセージを、前記ユーザ機器に送信するように適応したネットワークエンティティ。 - 前記ネットワークエンティティが、前記無線リンクが同期した後で前記信号を不連続的に送信するように切り換えるためのメッセージを前記ユーザ機器に送信するように適応した、請求項42に記載のネットワークエンティティ。
- 前記ネットワークエンティティが、信号品質情報に基づいてネットワーク要素をアクティブセットに追加または該アクティブセットから除去する決定を行い、前記決定が行われた時アクティブセット更新メッセージを前記ユーザ機器に送信するように配置された、請求項42に記載のネットワークエンティティ。
- 前記ネットワークエンティティが、同期が達成された後で、前記ユーザ機器に不連続伝送を開始するように通知するように配置された、請求項42に記載のネットワークエンティティ。
- 前記ネットワークエンティティが無線ネットワーク制御装置である、請求項42に記載のネットワークエンティティ。
- 第1のネットワーク要素を備える通信ネットワークで使用するためのユーザ機器であって、前記ユーザ機器が、
前記第1のネットワーク要素と第1の無線リンクをセットアップするためのメッセージを前記通信ネットワークから受信し、
前記第1の無線リンクを同期させる間前記第1の無線リンクを介して前記ユーザ機器から前記第1のネットワーク要素に信号を連続的に伝送し、
前記第1の無線リンクが同期した後で前記信号を不連続的に伝送するように切り換わるように適応したユーザ機器。 - 前記第1のネットワーク要素に接続された後で第2の無線リンクを介して前記通信ネットワークの第2のネットワーク要素に接続するように配置され、前記ユーザ機器が、
前記第2のネットワーク要素と第2の無線リンクをセットアップするためのメッセージを前記通信ネットワークから受信し、
前記第2の無線リンクを同期させる間前記信号を連続的に伝送するように切り換わり、
前記第2の無線リンクが同期した後で前記信号を不連続的に伝送するように切り換わるように配置された、請求項47に記載のユーザ機器。 - 前記第2のネットワーク要素に接続された後で、前記ユーザ機器が前記第1のネットワーク要素に前記信号を不連続的に伝送するように切り換えわる、請求項48に記載のユーザ機器。
- 前記ユーザ機器がアクティブな接続を有する接続先であるネットワーク要素のリストを前記ユーザ機器が記憶しており、前記リストがアクティブセットを構成し、新しいネットワーク要素への無線リンクがセットアップされた時前記新しいネットワーク要素が前記リストに追加される、請求項47に記載のユーザ機器。
- 前記ユーザ機器が、信号品質についてネットワーク要素を監視し、前記通信ネットワークが行う決定に基づき前記信号品質にしたがってネットワーク要素を前記リストに追加または前記リストから除去するように配置された、請求項50に記載のユーザ機器。
- 前記ユーザ機器が、前記リスト上の前記ネットワーク要素に連続的に接続するように配置された、請求項50に記載のユーザ機器。
- 前記ユーザ機器が、拡張専用チャネル(EDCH)モードで前記リスト上の前記ネットワーク要素に連続的に接続されるように配置された、請求項52に記載のユーザ機器。
- アクティブセット更新メッセージに応答して所定の時間前記信号を連続的に伝送するように適応した、請求項47に記載のユーザ機器。
- 前記第2のネットワーク要素への無線リンクセットアップが失敗した場合、前記ユーザ機器が不連続伝送に戻るように配置された、請求項48に記載のユーザ機器。
- 前記第2の無線リンクが同期したことを検出し不連続伝送に戻るように適応した、請求項48に記載のユーザ機器。
- 前記ユーザ機器が、新しい無線リンクを前記ユーザ機器のアクティブセットに追加する前にオフになり、同期が確立されると再びオンになる不連続伝送モードを有する、請求項47に記載のユーザ機器。
- 少なくとも第1のネットワーク要素を備える通信ネットワークでの無線リンクの同期に対する支援を提供する方法を実行するように構成されたコンピュータ可読媒体上に組み込まれたコンピュータプログラムであって、前記方法が、
前記第1のネットワーク要素に信号を不連続的に伝送するため第1の無線リンクを介してユーザ機器を前記第1のネットワーク要素に接続する決定を行うステップと、
前記第1の無線リンクを介して前記ユーザ機器から前記第1のネットワーク要素に前記信号を連続的に伝送するステップと、
前記第1の無線リンクを同期させるステップと、
前記第1の無線リンクが同期した後で前記信号を不連続的に伝送するように前記ユーザ機器を切り換えるステップとを備えるコンピュータプログラム。 - 少なくとも第1のネットワーク要素を備える通信ネットワークでの無線リンクの同期に対する支援を提供する方法を実行するように構成されたコンピュータプログラム製品であって、前記方法が、
前記第1のネットワーク要素に信号を不連続的に伝送するため第1の無線リンクを介してユーザ機器を前記第1のネットワーク要素に接続する決定を行うステップと、
前記第1の無線リンクを介して前記ユーザ機器から前記第1のネットワーク要素に前記信号を連続的に伝送するステップと、
前記第1の無線リンクを同期させるステップと、
前記第1の無線リンクが同期した後で前記信号を不連続的に伝送するように前記ユーザ機器を切り換えるステップとを備えるコンピュータプログラム製品。
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