JP2009540700A5 - - Google Patents

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通信接続関連情報の集合を管理するための方法及び装置
本出願は引例によってここに明確に組込まれる「稼働集合を管理するための方法及び装置(A METHOD AND APPARATUS FOR MANAGING AN ACTIVE SET)」と題し、2006年7月7日に出願された米国の仮特許出願番号第60/811,877号の優先権を主張する。
本発明は無線通信のための方法及び装置に関し、特にアクセス端末の稼働集合管理に関係する方法及び装置に関係する。
複数のアクセス端末(AT)にサービスを行う多元アクセスポイント(AP)を持つ移動無線通信システムを考える。多くのシステムは稼働集合を持ち、それは複数の資源をATに割当てた複数のAPの集合である。大部分の無線システム(CDMA2000、GSM(登録商標)/WCDMA等)において、この稼働集合は個々のAPからATによって受取られる信号強度に基づいてネットワークで決定される(ATはパイロット強度測定メッセージ(Pilot Strength Measurement Message:PSMM)において信号強度を通報する)。ネットワークによる稼働集合のこの決定は次の問題を有する:
1.稼働集合の調整のために複数のAP間で動作する稼働集合制御プロトコルを必要とする。これは、特に、稼働集合への追加が稼働集合に亘って複数のMAC/PHYパラメータの調整を同じく包含するときAP間相互作用の複雑さを増大させる。
2.ATはシステムの中を動くので、稼働集合制御プロトコルの状態は制御器間で転送されなければならない。これはハンドオフの複雑さを増大させ、そして設計に依存して、稼働集合制御プロトコルが凍結されなければならない時間区間を造出する。
現在技術の呼出の流れを図1の図面500についてこれから述べる。図面500はアクセス端末(AT)502、第一のアクセスポイントAPa 504、第二のアクセスポイントAPb 506、及びアンカーAP 508を含む。
Pa 504が現在サービスしているAPであり、そしてAT 502がAPb 506を稼働集合に(例えばAPb 506からの強い信号強度を測定した後で)付加することを望む場合を考える。この例では、APb 506から伝送されたパイロット信号510はAT 502によって検出され、且つ測定され、そしてAT 502はブロック512で示したように強い信号強度を測定する。
1.AT 502は異なる複数のパイロットからの信号強度を含むパイロット・レポート(PilotReport)514を送る。
2.APa 504はこのパイロット・レポート514を受取り、そしてメッセージを信号516で示したアンカーAP(AnchorAP)508に転送する。アンカーAP 508はメッセージを解析し、そしてブロック518で示したようにAPb 506を稼働集合に付加することを決定する。APa 504及びAPb 506が異なる版の複数のメッセージ(或いは、複数のプロトコル)を使用するならば、アンカーAP 508は双方の版のメッセージ・フォーマットを解析することができる。
3.アンカーAP 508は信号520で示したようにATによって使用される他の複数の資源のリストと共に、稼働集合付加要求(ActiveSetAddRequest)をAPb 506へ送る。
4.APb 506は新しいMAC ID(或いは、接続ID)をAT 502に割当て、そしてブロック522で示したようにステップ3においてLAPによって提案された複数の資源に対応するATのために複数の資源を造出する。APb 506は信号524で示したようにMAC IDをアンカーAP 508に通信する。
5.随意に、APb 506との情報交換に応じて、アンカーAP 508はAPa 504によってAT 502に割当てられた複数の資源を変更する。例えば、アンカーAP 508は資源更新要求(Resource Update Request)メッセージ528をAPa 504に送り、そして資源更新応答(Resource Update Response)メッセージ528を受取る。
6.アンカーAP 508は稼働集合割当(ActiveSetAssignment)メッセージ530を作り出し、そしてAPa 504を介してAT 502に送る。稼働集合割当メッセージ532はAPa 504からAT 502に通信される。稼働集合割当メッセージ(530、532)はAPb 506からの複数の更新資源を含む。そのうちに、稼働集合割当メッセージ(530、532)はAPa 504に関する複数の更新資源を含む。ブロック534はAT 502がAPb 506を稼働集合に付加することを示す。
アクセス端末と複数のアクセスポイントとの間の複数の稼働接続の管理に関する方法及び装置の改良が望ましいことは理解されるであろう。例えば、接続を確立し、接続情報を更新し、且つ/または所与の点においていつかはAPがアクセス端末によって使用される情報を記憶するための方法の改良は必ずしも全てではないが少なくともいくつかのシステムにおいて望ましいであろう。
様々な実施例による方法は複数のアクセスポイント(AP)の間で動作する稼働集合制御プロトコルを必要としないでAPの集合及び複数の資源をアクセス端末(AT)に割当てた複数のAPとの接続に関する情報をATが管理する方法を提供する。アクセス端末と複数のアクセスポイントとの間の複数の稼働接続の管理に関する方法及び装置を述べる。アクセス端末は稼働集合情報を保持し、且つ管理する。様々な実施例において、アクセス端末はアクセス端末の稼働集合情報の収集及び記憶のために使用される通信システムにおける単一の点である。稼働集合情報はアクセス端末が稼働接続を有する複数のアクセスポイントの集合を識別する。いくつかの実施例において、稼働集合情報は稼働集合における異なる複数のアクセスポイントに対応するアクセス端末に割当てられた複数の割付け資源を含む。層2移送トンネリング(Layer 2 Transport Tunneling)は、様々な実施例において、複数のアクセスポイントの間で接続要求及び/または接続応答情報を通信するために使用される。
ネットワークにおいてアクセス端末を動作させる典型的な方法は接続要求を前記アクセス端末が接続を持つ第一のアクセスポイントに伝送することを含み、前記接続要求は前記アクセス端末が第二のアクセスポイントとの稼働接続を確立しようとすることを示す。典型的方法はさらに接続応答メッセージを前記第一のアクセスポイントから受取ること、及び受取った接続応答メッセージに基づいて、前記アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示す情報の集合を更新することを含む。通信ネットワークにおいて使用するための典型的なアクセス端末は前記アクセス端末が接続を持つ第一のアクセスポイントへ接続要求を伝送するための無線送信器モジュールを含み、前記接続要求は前記アクセス端末が第二のアクセスポイントとの稼働接続を確立しようとすることを示す。典型的なアクセス端末はさらに:前記第一のアクセスポイントから接続応答メッセージを受取るための無線受信器モジュール;前記アクセス端末が接続を持つ複数のアクセスポイントを示す情報の集合を含むメモリー;及び受取った接続応答メッセージに基づいて、前記アクセス端末が接続を持つ複数のアクセスポイントを示す情報の前記集合を更新するための接続管理モジュールを含む。
第一のアクセスポイントを動作させる典型的な方法は前記第一のアクセスポイントが稼働接続を持つアクセス端末から接続要求を受取ることを含み、前記接続要求は前記アクセス端末が稼働接続を確立しようとする第二のアクセスポイントに対応する識別子を含む。第一のアクセスポイントを動作させる典型的な方法はさらに:接続要求の少なくとも一部分を前記第二のアクセスポイント転送すること;第二のアクセスポイントから接続応答メッセージを受取ること;及び接続応答メッセージを前記アクセス端末に転送することを含む。典型的な第一のアクセスポイントは接続要求を前記第一のアクセスポイントが稼働接続を持つアクセス端末から受取るための無線受信器モジュールを含み、前記接続要求は前記アクセス端末が稼働接続を確立しようとする第二のアクセスポイントに対応する識別子を含む。典型的な第一のアクセスポイントはさらに:接続要求の少なくとも一部分を前記第二のアクセスポイント転送するための接続要求送付モジュール;第二のアクセスポイントから接続応答メッセージを受取るためのネットワーク・インタフェース・モジュール;及び接続応答メッセージを前記アクセス端末に転送するための接続応答転送モジュールを含む。
アクセス端末との稼働接続を持つ第一のアクセスポイントとの接続を持つ第二のアクセスポイントを動作させる典型的な方法は:第一のアクセスポイントから前記アクセス端末が第二のアクセスポイントとの接続を確立しようとすることを示す第二のアクセスポイントへ通信された接続要求を受取ること;接続応答メッセージを生成すること;及び前記アクセス端末に転送するために前記第一のアクセスポイントへの接続応答を通信することを含む。アクセス端末との稼働接続を持つ第一のアクセスポイントとの接続を持つ典型的な第二のアクセスポイントは:第一のアクセスポイントから前記アクセス端末が第二のアクセスポイントとの接続を確立しようとすることを示す第二のアクセスポイントへ通信された接続要求を受取るためのI/Oインタフェース・モジュール;接続応答メッセージを生成するための接続応答生成モジュールを含み、そしてここで前記I/Oインタフェース・モジュールはまた前記アクセス端末へ転送するために接続応答を前記第一のアクセスポイントへ通信する。
様々な実施例が上で要約において論じられてきたが、必ずしも全ての実施例が同じ特徴を含む必要はなく、そして上で述べたいくつかの特徴は必要ではないがいくつかの実施例において望ましいかもしれない。多数の追加の特徴、実施例及び便益は続いて詳細な説明において論じられる。
詳細な説明
無線通信システムは音声、データ等のような様々な形式の通信内容を提供するために広く展開される。これらのシステムは利用可能な複数のシステム資源(例えば、帯域幅及び伝送電力)を共有することによって多数のユーザーとの通信を支援することが可能である。そのような多元アクセス・システムの例は、 マイクロウェーブ・アクセスの世界相互運用(WiMAX)、赤外線データ協会(Infrared Data Association:IrDA)の赤外線プロトコル、短距離無線プロトコル/技術、Bluetooth(登録商標)技術、ZigBeeプロトコル、超広帯域(UWB)プロトコル、家庭無線周波数(HomeRF)、共有無線アクセス・プロトコル(SWAP)、無線イーサネット(登録商標)互換性同盟(WECA)のような広帯域技術、無線忠実度同盟(WiFi同盟)、802.11ネットワーク技術、公衆交換電話ネットワーク技術、インターネットのような公衆異機種通信ネットワーク技術、私用無線通信ネットワーク、地上移動無線ネットワーク、符号分割多元アクセス(CDMA)、広帯域符号分割多元アクセス(WCDMA)、汎用移動体通信システム(UMTS)、高度移動体電話サービス(AMPS)、時分割多元アクセス(TDMA)、周波数分割多元アクセス(FDMA)、直交周波数分割多元アクセス(OFDMA)、全世界移動体通信システム(GSM(登録商標))、単一キャリア(1X)無線伝送技術(RTT)、発展データのみの(EV-DO)技術、一般パケット無線サービス(GPRS)、強化データGSM(登録商標)環境(EDGE)、高速下り回線データ・パケット・アクセス(HSPDA)、アナログ及びディジタル衛星システム、及び無線通信ネットワーク及びデータ通信ネットワークの少なくとも一つにおいて使用される他の技術/プロトコルを含む。
一般に、無線多元アクセス通信システムは多数の無線端末の通信を同時に支援することができる。各端末は一つ以上の基地局と順方向及び逆方向回線上の伝送を介して通信する。順方向回線(或いは、下り回線 ) は基地局から端末への通信回線を云い、そして逆方向回線 ( 或いは、上り回線 ) は端末から基地局への通信回線を云う。この通信回線は単一入力-単一出力、多元入力-単一出力または多元入力-多元出力(MIMO)システムによって達成される。
図2を参照すると、 一実施例に基づく多元アクセス無線通信システムが例示されている。アクセスポイント(AP)100は多数のアンテナ群104及106を含み、別の群は108及び110を含み、そして追加の群は112及び114を含む。図2では、ただ二つのアンテナが各アンテナ群について示されているが、しかしながら、多少のアンテナが各アンテナ群について利用される。アクセス端末(AT)116はアンテナ112及び114と通信し、そこではアンテナ112及び114は順方向回線120上で情報をアクセス端末116へ送り、且つ逆方向回線118上で情報をアクセス端末116から受取る。アクセス端末122はアンテナ106及び108と通信し、そこではアンテナ106及び108は順方向回線126上で情報をアクセス端末122へ送り、且つ逆方向回線124上で情報をアクセス端末122から受取る。FDDシステムでは、複数の通信回線118、120、124及び126は通信のために異なる周波数を使用する。例えば、順方向回線120は逆方向回線118によって使用されるものとは異なる周波数使用する。
アンテナの各群及び/またはそれらが通信するように設計されている領域はアクセスポイントのセクターとしてしばしば参照される。実施例では、アンテナ群はそれぞれアクセスポイント100によって網羅される領域のセクターにおけるアクセス端末に通信するように設計されている。
順方向回線上120及び126の通信では、アクセスポイント100の送信アンテナは異なるアクセス端末116及び122のために順方向回線の信号対雑音比を改善するためにビーム成形(beamforming)を利用する。同じく、その通信区域(coverage)の至る所に無作為に分散する複数のアクセス端末に伝送するためにビーム成形を使用するアクセスポイントは単一アンテナを通してその全てのアクセス端末に伝送するアクセスポイントよりも複数の近隣セルの複数のアクセス端末への干渉が少なくなる。
アクセスポイント複数の端末と通信するために使用される固定局であり、そしてまたアクセス・ノード、ノードB、基地局、または他のいくつかの用語として参照される。アクセス端末はまたアクセス・デバイス、ユーザー装置(user equipment:UE)、無線通信デバイス、端末、無線端末、移動端末、移動ノード、末端ノード(end node)または他のいくつかの用語で呼ばれる。
図3はMIMOシステム200における典型的なアクセスポイント210及び典型的なアクセス端末250の実施例のブロック図である。アクセスポイント210で、いくつかのデータ・ストリームに関するトラヒック・データはデータ源212から送信(TX)データ・プロセッサー214へ提供される。
実施例では、各データ・ストリームはそれぞれの送信アンテナ上で伝送される。TXデータ・プロセッサー214は符号化データを提供するためにそのデータ・ストリームのために選択された特定の符号化手法に基づいて各データ・ストリームのトラヒック・データをフォーマットし、符号化し、且つインタリーブする。
各データ・ストリームの符号化データはOFDM技術を使用してパイロット・データと共に多重化される。パイロット・データは一般的に既知の方法において処理される既知のデータ・パターンであり、そしてチャネル応答を推定するために受信器システムで使用される。各データ・ストリームの多重化パイロット及び符号化データはそれから変調シンボルを提供するためにそのデータ・ストリームについて選択された特定の変調手法(例えば、BPSK、QSPK、M-PSK、またはMQAM)に基づいて変調される(即ち、シンボル写像される)。各データ・ストリームのデータ速度、符号化、及び変調はプロセッサー230によって実行される命令(instructions)によって決定される。
各々のデータ・ストリームの変調シンボルはそれからTX MIMOプロセッサー220に提供され、それはさらに(例えば、OFDMのために)変調シンボルを処理する。TX MIMOプロセッサー220はそれからN変調シンボル・ストリームをN送信器(TMTR)220a〜222tへ提供する。ある実施例では、TX MIMOプロセッサー220はデータ・ストリームのシンボル及びシンボルが送信されているアンテナにビーム成形加重(weights)を適用する。
各送信器(222a、・・・、222t)は一以上のアナログ信号を提供するためにそれぞれのシンボル・ストリームを受取り、且つ処理し、そしてさらにMIMOチャネル上で伝送に適した変調信号を提供するために複数のアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルター、及び高位変換)する。送信器222a〜222tからのN変調信号はそれから複数のアンテナ224a〜224tからそれぞれ送信される。
アクセス端末250で、伝送シンボル信号はNアンテナ252a〜252rによって受信され、そして各アンテナ252からの受信信号はそれぞれの受信器(RCVR)254a〜254rへ提供される。各受信器(254a、・・・、254r)はそれぞれの受信信号を調整(例えば、フィルター、増幅、及び低位変換)し、標本を提供するために調整された信号をディジタル化し、そしてさらに対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供するために標本を処理する。
RXデータ・プロセッサー260はそれから「検出された」Nシンボル・ストリームを提供するために特定の受信器処理技術に基づいてN受信器(254a、・・・、254r)からN受信シンボル・ストリームを受取り、且つ処理する。RXデータ・プロセッサー260はそれからデータ・ストリームのトラヒック・データを再生するために各検出シンボル・ストリームを復調し、逆インタリーブし、且つ復号する。RXデータ・プロセッサー260による処理は送信器システム210でTX MIMOプロセッサー220及びTXデータ・プロセッサー220―によって行われることと相補的である。
プロセッサー270はどちらの前符号化行列(pre-coding matrix)を使用すべきかを定期的に判定する。プロセッサー270―は行列指数及び位置付(rank)値部分を含む逆方向回線メッセージを形成する。
逆方向回線メッセージは通信回線及び/または受信データ・ストリームに関する様々な形式の情報を含む。逆方向回線メッセージはそれからTXデータ・プロセッサー238(それはまたデータ源236から一組のデータ・ストリームのトラヒック・データを受取る)によって処理され、変調器280によって変調され、送信器254a〜254rによって調整され、そしてアンテナ(252a、・・・、252r)を介して、アクセスポイント210へ返送される。
アクセスポイント210で、アクセス端末250からの変調信号はアンテナ224によって受信され、そして受信器システム250によって伝送された逆方向回線メッセージを得るためにRXデータ・プロセッサー242によって処理される。プロセッサー230はそれからビーム成形加重を決定するためにどちらの前符号化行列を使用すべきかを決定し、そして抽出されたメッセージを処理する。
メモリー232はルーチン及びデータ/情報を含む。複数のプロセッサー230、220及び/または242はルーチンを実行し、そしてアクセスポイント210の動作を制御し、そして方法を実施するためにメモリー232内のデータ/情報を使用する。メモリー272は複数のルーチン及びデータ/情報を含む。複数のプロセッサー270、260及び/または238は複数のルーチンを実行し、そしてアクセス端末250の動作を制御し、そして複数の方法を実施するためにメモリー272内のデータ/情報を使用する。
ある形態では、単純RAN(SimpleRAN)は無線通信アクセス・ネットワークにおける複数の帰路アクセス・ネットワーク要素の間の複数の通信プロトコルを著しく単純化し、一方、高速に変化する複数の無線通信状態において、VOIPのように、低待ち時間要求に適応するために高速ハンドオフを提供するように設計される。
ある形態では、ネットワークは複数のアクセス端末(AT)及びアクセス・ネットワーク(AN)を含む。
ANは集中化及び分配化配置を支援する。集中化及び分配化配置のネットワーク・アーキテクチャは図4及び図5にそれぞれ示される。
図4は分配化AN 302及びAT 303を含む典型的なネットワーク300を例示する。
分配化ネットワーク・アーキテクチャ
図4に示した分配化アーキテクチャでは、AN 302は複数のアクセスポイント(AP)及び複数のホーム・エージェント(HA)を含む。AN 302は複数のアクセスポイント(APa 304、APb 306、APc 308)及びホーム・エージェント310を含む。さらに、AN302はIP集団(IP cloud)312を含む。AP(304、306、308)は回線(314、316、318)を介してIP集団にそれぞれ連結される。IP集団312は回線320を介してHA 310に連結される。
APは下記の機能を含む:
ネットワーク機能(NF):
○AP当たり一つ、そして多数のNFは単一のATをサービスする。
○単一のNFは各ATのIP層結合点(IP layer attachment point:IAP)である、即ち、HAが複数のパケットをATに転送するNFである。図4の例では、図4において線322によって示したように、NF 336はAT 303の現在のIAPである。
○IAPは帰路上でATへの複数のパッケットの経路指定を最適化するために変化する(L3ハンドオフ)。
○IAPはATについてセッション・マスターの機能を実行する。(いくつか実施例では、セッション・マスターのみがセッション構成を行うか、またはセッション状態を変更する。)
○NFはAPにおける各々のTFについて制御器として働き、そしてTFでATのために複数の資源を割当て、管理し、及び分解するような複数の機能を実行する。
送受信器機能(TF)またはセクター:
○AP当たり多数、そして多数のTFは単一のATにサービスする。
○ATに空中インタフェース結合を行う。
○順方向及び逆方向回線について異なる。
複数の無線通信条件に基づいて変化する(L2ハンドオフ)。
AN 302において、APa 304はNF 324、TF 326及びTF 328を含む。AN 302において、APb 306はNF 330、TF 332及びTF 334を含む。AN 302において、APc 308はNF 336、TF 338及びTF340を含む。
ATは下記を含む:
稼働集合において各NFの移動ノード(mobile node:MN)に提示されるインタフェースI_x。
アクセス端末でIP層移動性を支援する移動ノード(MN)。
APはIP上で定義されたトンネル・プロトコルを使用して通信する。トンネルはデータ平面に関するIP-in-IPトンネルであり、そして制御平面についてはL2TPトンネルである。
典型的なAT 303は複数のインタフェース(I_a 342、I_b 344、I_c346)及びMN 348を含む。AT 303は無線回線350を介してAP_a 304に連結でき、そして時々連結される。AT 303は無線回線352を介してAP_b 306に連結でき、そして時々連結される。AT 303は無線回線354を介してAP_c308に連合でき、そして時々連結される。
図5は集中化AN 402及びAT 403を含む典型的なネットワーク400を例示する。
図5に示した集中化アーキテクチャでは、NFは一つのTFと論理的にもはや関連してなく、従ってANは複数のネットワーク機能、複数のアクセスポイント及び複数のホーム・エージェントを含む。典型的なAN 402は複数のNF(404、406、408)、複数のAP(AP_a 410、AP_b 412、AP_c 414)、HA 416及びIP集団418を含む。NF 404は回線420を介してIP集団418に連結される。NF 406は回線422を介してIP集団418に連結される。NF 408は回線424を介してIP集団418に連結される。IP集団418は回線426を介してHA 416に連結される。 NF404は回線(428、430、432)を介して(AP_a 410、AP_b 412、AP_c 414)にそれぞれ連結される。NF 406は回線(434、436、438)を介して(AP_a 410、AP_b 412、AP_c 414)にそれぞれ連結される。NF 408は回線(440、442、444)を介して(AP_a 410、AP_b412、AP_c 414)にそれぞれ連結される。
AP_a 410はTF 462及びTF 464を含む。AP_b 412はTF 466及びTF 468を含む。AP_c 412はTF 470及びTF 472を含む。
NFはTFに関する制御器として働き、そして多くのNFは論理的に単一のTFと関連付けされるので、稼働集合の一部としてATと通信するNFはATでTFのための資源を割付けし、管理し、且つ取り壊す機能を実行する。従って、多数のNFは単一のTFにおいて資源を制御する(これらの複数の資源は独立して管理されるけれども)。図5の例では、線460によって示されるように、NF 408はAT 403についてIAPとして働いている。
実行された論理機能の残りは分配化アーキテクチャに関しては同じである。
典型的なAT 403は複数のインタフェース(I_a 446、I_b 448、I_c450)及びMN 452を含む。AT 403は無線回線454を介してAP_a 410に連結でき、そして時々連結される。AT 403は無線回線456を介してAP_b 412に連結でき、そして時々連結される。AT 403は無線回線458を介してAP_c414に連結でき、そして時々連結される。
DO及び802.20のような複数のシステムではATは特定のセクタ(TF)のアクセス・チャネル上でアクセス試行を行うことによってAPからサービスを取得する。アクセス試行を受取るTFと関連するNFはATのセッション・マスターであるIAPと連絡をとり、そしてATのセッションの写しを検索する。(ATはアクセス・ペイロードにUATIを含めることによってIAPの同一性を示す。UATIはIAPを直接アドレス指定するためにIPアドレスとして使用されるか、或いはIAPのアドレスを調べるために使用される。)アクセス試行がうまくいくと、ATはそのセクターと通信するためにMAC ID及びデータ・チャネルといった複数の空中インタフェース資源を割当てられる。
さらに、ATはそれが聴取できる複数の他のセクター及びそれらの複数の信号強度を示す通報(report)を転送する。TFは通報を受取り、そしてATに稼働集合を次々と提供するNFにおけるネットワーク在中制御器にそれを送る。今日、それらが実施されるDO及び802.20に関して、 ATが通信できる丁度一つのNTがある(一時的に二つあるNFハンドオフの間を除く)。ATと通信中の各々のTFは受信データ及び信号通信をこの単一のNFに転送するであろう。このNFはまたATについてネットワーク在中(network-based)制御器として働き、そして稼働集合における複数のセクターとともに使用するためにATのために複数の資源の割当及び取り壊しを取決め、且つ管理することに関与する。
稼働集合は従ってATが複数の空中インタフェース資源を割当てられる複数のセクターの集合である。ATは複数の定期的通報を送り続け、ネットワーク在中制御器はATがネットワークの中を動き回りながら稼働集合から複数のセクターを付加、或いは除外するであろう。
稼働集合におけるNFはまたそれが稼働集合を結合するときATのためにセッションの局所的な写しを取って来るであろう。セッションはATと適切に通信するのに必要である。
ソフト・ハンドオフを持つCDMA空中回線に関して、上り回線上で稼働集合における各々のセクターはATの伝送を復号しようとする。下り回線上で、稼働集合における各々のセクターはATに同時に伝送し、そしてATはパケットを復号するために受信した伝送を結合する。
OFDMAシステム、またはソフト・ハンドオフ無しのシステムに関して、稼働集合の機能は稼働集合における複数のセクターの間で迅速に切替えを行い、そして新しいアクセス試行をしなくてもサービスの維持を可能にする。複数の稼働集合メンバーはATに割当てられたセッション及び複数の空中インタフェース資源を持っているので、アクセス試行は稼働集合のメンバー間の切替えより一般に遙かに遅い。従って、稼働集合は複数の稼働アプリケーションのQoSサービスに影響を及ぼさずにハンドオフをするのに有用である。
AT及びIAPのセッション・マスターが属性を取決めし、もしくは代わりに接続の状態が変化するとき、複数の属性の複数の新しい値もしくは新しい状態は各セクターからの最適なサービスを保証するために時機を得た方法で稼働集合における各々のセクターに分配される必要がある。いくつかの場合には、例えば、複数のヘッダーの形式が変れば、または安全鍵(security keys)が変われば、ATはこれらの変更がそのセクターに伝搬されるまでセクターの全てにおいて全く通信することができない。このように、セッションが変わるとき、稼働集合の全てのメンバーが更新されなければならない。いくつかの変更は他のものより同期するのにあまり決定的ではない。
稼働集合を有するATネットワークにおいて見出される状態または文脈には三つの主な形式がある。
データ状態は接続の間のATとIAPまたはNFとの間のデータ経路上のネットワークにおける状態である。データ状態は非常に動的で、そして移送し難いヘッダー圧縮状態またはRLP循環状態のようなものを含む。
セッション状態は接続が終わるとき保持されるATとIAPとの間の制御経路上のネットワークにおける状態である。セッション状態はATとIAPとの間で取決められる属性の値を含む。これらの属性は接続の特性及びATによって受取られるサービスに影響を及ぼす。例えばATは新しいアプリケーションに関するQoS形態を取決め 、そしてアプリケーションに関するQoS要件を示すネットワークに新しいフィルター及びフロー仕様を供給する。別の例として、ATはANとの通信において使用されるヘッダーの大きさ及び形式を取決める。属性の新しい集合の取決めはセッション変更として定義される。
接続状態はATとIAP、または接続が終わり、且つATが遊休しているとき保持されないNFとの間の制御経路上でのネットワークにおける状態である。接続状態は電力制御ループ値、ソフト・ハンドオフのタイミング、及び稼働集合情報のような情報を含む。
IAPもしくはL3ハンドオフでは、三形式の状態が古いIAPと新しいIAPの間で移送される必要がある。遊休ATがL3ハンドオフを行うことができれば、セッション状態のみが移送される必要がある。稼働ATのL3ハンドオフを支援するために、データ及び接続状態は同じく移送される必要がある。
DO及び802.20のような複数のシステムは多数の経路(または、複数のデータ・スタック)を定義することによってデータ状態のL3ハンドオフを行い、そこで各経路のデータ状態はその経路に対して局所的である、即ち、複数の経路は各々独立のデータ状態を有する。各IAPを異なる経路と関連させることによって、データ状態はハンドオフにおいて移送される必要はない。さらなる、さらに良いステップは、可能なパケット再配列を除いて、L3ハンドオフがデータ状態に完全に透明である異なる経路と各NFを関連させることである。
データ状態は多数の経路を持つから、稼働ATのL3ハンドオフを支援する次の論理ステップはIAPから接続状態の制御を移動させ、そして稼働集合における各NFへそれを局所化することである。これは多数の制御経路(または、複数の制御スタック)を定義すること、及び制御スタックが各NFに独立しており、且つ局所的であるように空中インタフェースを定義することによって行われる。もはや稼働集合の全てのメンバーを管理する単一のNFはないから、これは接続状態の複数の資源の割付け及び取り壊しのいくつかの取決め及び管理がATに移送されることを必要とする。同じく、それは稼働集合におけるTF間の緊密な連結を回避するために−異なるTFは同じNFを共有しないから−空中インタフェース設計に関するいくつかの追加の要求を行う。例えば、最適な方法で動作させるために、電力制御ループ、ソフト・ハンドオフ、等といった、同じNFを持たないTFの間で緊密な同期を全て除去することが望ましい。
データ及び接続状態をNFへ押し下げることはこの状態をL3ハンドオフに移送する必要性を取除き、そしてまたNF対NFインタフェースをより簡単にするはずである。
システムは従ってこれらのスタックを論理的に区別するためアドレス指定機構と同様に、異なるNFと通信するためATにおいて、多数の独立データ及び制御スタック(図4及び図5ではインタフェースと呼ばれる)を定義する。
基本的に、いくつかのセッション状態(QoSプロフィール、複数の安全鍵、複数の属性値、等)はNFハンドオフがあるたびに取決めるにはあまりにもそれは高くつくので、NF(または、IAP)に対して局所的にはなり得ない。同じく、セッション状態は比較的静的であり、そして移送し易い。それはセッション・マスターが動くIAPハンドオフの間にそれが変化するので、必要なものはセッション状態を管理し、且つ更新する機構である。
L3ハンドオフに関するセッション状態の移送はネットワーク・インタフェースを単純化し、そしてまたハンドオフの均一性(seamlessness)を改善するはずであるからネットワーク・アーキテクチャに関係なく全てのシステムにとって有用な特徴である。
個別の、しかし関連の問題はL3ハンドオフのAT制御である。今日、DO及び802.20のようなシステムでは、ATは複数の局部スタックを割付けし、且つ取り壊すのでL3ハンドオフに気づいているが、しかしそれはL3ハンドオフが発生する時の制御を持たない。これはネットワーク基本の移動管理と呼ばれる。質問はATをハンドオフ制御器にするかどうか、即ち、AT基本移動管理を使用するかどうかである?
障害許容度及び負荷均衡を支援するために、ネットワークはハンドオフを行うか、もしくはハンドオフをするようにATへ信号を送る機構を持つことができる必要がある。このようにATによる移動管理が使用されるならば、ネットワークはいつそれが発生するかを示す機構をなお必要とする。
ATによる移動管理は相互間及び内部技術、或いは大域的及び局所的移動度に関して一つの機構を許容するといった、いくつかの明白な利点を持つ。それはまたいつハンドオフをするかを決定するのにネットワーク要素を要求しないことによって複数のネットワーク・インタフェースを単純化する。
DO及び802.20のようなシステムがネットワーク基本の移動度を使用する第一の理由はAT基本の移動度が音声を支援するのに十分に速く働くように最適化されないことである。第二の理由はATにおける(MIPv6の)移動IPトンネルを終了させることによって導入されるトンネル・オーバーヘッドである。移動度待ち時間は恐らくは二重キャスト(bicasting)を使用するのと同様に、現在と前の順方向回線サービス・セクターの間でトンネルを使用してデータを転送することによって解決される。
単純RAN(SimpleRAN)では、二形式のハンドオフ、例えば、L2及びL3ハンドオフがある。
層2またはL2ハンドオフは順方向回線または逆方向回線サービス・セクター(TF)の変更を云う。L3ハンドオフはIAPの変更を参照し、そしてL2ハンドオフは無線通信条件への応答ができる限り速くなければならない。DO及び802.20のようなシステムはL2ハンドオフを速くするためにPHY層信号通信を使用する。
L2ハンドオフは順方向回線(FL)もしくは逆方向回線(RL)のためのサービス・セクターTFの移送である。そのセクターに関するATで見られるRF条件に基づく稼働集合における新しいサービス・セクターをATが選択するとき、ハンドオフが発生する。ATは稼働集合における全てのセクターについて順方向及び逆方向回線の複数のRF条件に関して複数のフィルター測定を行う。例えば、順方向回線に関する802.20では、ATはその所望のFLサービス・セクターを選択するために、獲得パイロット、一般パイロット・チャネル(存在すれば)、及び共有信号通信チャネル上のパイロットについてSINRを測定することができる。逆方向回線について、ATはセクターからATへの上昇/降下電力制御命令に基づいて稼働集合における各セクターについてCQI抹消率を推定する。
ATが逆方向回線制御チャネルを介して異なるFLまたはRLサービス・セクターを要求するとき、L2ハンドオフが開始される。複数の専用資源はそれがATに関する稼働集合に含まれるとき、TFで割当てられる。TFはハンドオフ要求の前に既にATを支援するように構成される。対象サービス・セクターはハンドオフ要求を検出し、そしてATへの複数のトラヒック資源の割当によってハンドオフを完了する。順方向回線TFハンドオフは伝送すべき対象TFに関するデータを受取るために源のTFまたはIAPと対象TFとの間のメッセージ通信の往復を必要とする。逆方向回線TFについて、対象TFは複数の資源をただちにATへ割当てる。
L3ハンドオフはIAPの移送である。L3ハンドオフはIAPとのHA結合更新を包含し、そして制御平面について新しいIAPへのセッション移送を必要とする。L3ハンドオフはシステムにおけるL2ハンドオフに非同期的であり、そのためL2ハンドオフはMIPv6ハンドオフ信号通信速度によって制限されない。
L3ハンドオフは各NFへ独立の経路を定義することによってシステムにおいて空中上で支持される。各フローは高位層パケットの伝送及び受信のために多数の経路を提供する。経路はどちらのNFがパケットを処理したかを示す。例えば、一つのNFは経路AとしてTFで、そして空中上で関連し、一方、別のNFは経路Bと関連する。サービスTFは個別の、且つ独立した系列空間を使用して、パケットを経路A及び経路Bの両方から、即ち、両方のNFから同時に送ることができる。
移動体についてQoS処理を保証するためにシステム設計において少なくとも二つの鍵となる考えがあり、そしてそのトラヒックは各ハンドオフ・モード(即ち、L2及びL3ハンドオフの分離)上で保持される。空中インタフェース資源を保持し、そしてハンドオフの前に対象NFまたはTFにおいてセッションを取って来ることはハンドオフの間のデータ・フロー中断を最小にするために発生する。これは対象TF及びNFを稼働集合に付加することによって行われる。
システムは高速度のL2ハンドオフの間にEFトラヒックを支援するのを可能にするためにL2及びL3ハンドオフを分離するように設計されている。L3ハンドオフは結合更新を必要とし、それは秒当たり2〜3の割合に制限される。20〜30Hzの高速L2ハンドオフ速度を可能にするために、L2及びL3ハンドオフは独立、且つ非同期になるように設計されている。
L2ハンドオフについて、稼働集合管理はL2稼働集合における全てのTFがハンドオフの場合にはATにサービスするように準備するために割当てられた複数の資源を設定され、且つ専用されるのを可能にする。
様々な実施例による新規な方法はAPの間で動作する稼働集合制御プロトコルを必要としないでその稼働集合をATが管理する方法を提供する。
典型的な新規な実施例における呼出の流れは図6の図面600についてここで説明する。図面600はアクセス端末602、第一のアクセスポイントAPa 604、第二のアクセスポイントAPb 606、及びアンカーAPc 608を含む。APa 604はAT 602の現在のサービスAPである。APb 606はAT 602に関する新しいAPである。APc 608はAT 602のIAPである。
APa 604が現在のサービスAPであり、そしてAT 602が(例えば、APbから強い信号強度を測定した後で)APb 606を稼働集合に付加することを望む場合を考える。例えば、AT 602はブロック610に示したようにAPb 606から強いパイロットを知り、そしてAPb 606を稼働集合に付加することを望む。この場合には、下記の呼出の流れがある:
1.APb 606からの信号が十分に強いことをAT 602が決定するとき、それは接続要求(ConnectionRequest)メッセージを送ることによってAPb 606が稼働集合に付加されることを要求することを決定する。メッセージと共に、AT 602はAPb606のID及び現在割当てられた複数のMAC資源のリストを送る。接続要求メッセージ、APb-ID及び現在割当てられた複数のMAC資源のリストは矢印612によって示したようにAT 602からAPa 604へ通信される。
2.APa 604はこのメッセージ612を得て(なぜならばATは現在APa 604によってサービスされているので)、そして(APa 604によって送られたAPb606のIDを使用して)メッセージをAPb 606に転送する。そのような転送はL2TPトンネルによって達成される。転送されたメッセージ614はAT 602のIDを含む。
3.APb 606はAPa 604からメッセージ614を得て、そしてセッション(それは複数の安全鍵、QoS設定、等を含む)をセッション・ホルダーから取って来る。セッション・ホルダーのアドレスはATのIDを使用して決定される(または、代りにメッセージ612はセッション・ホルダーのアドレスを含む)。この例では、APc 608はセッション・ホルダーであり、そしてセッション取得(Get Session)メッセージ616がAPb 606からAPc 608へ送られる。
4.セッション・ホルダー608はAPc 608からAPb 606へのセッション取得応答(GetSession Response)メッセージ618を介して通信されたセッション情報によってAPb 606へ応答する。
5.APb 606は接続応答(ConnectionResponse )メッセージ620によって応答する。これらの複数の資源は(メッセージ612においてAPによって通報されたように)AT612に現在割当てられた複数のMAC資源と一致するようにAPb 606によって決定される。この例では、接続応答メッセージ620はAPc 608によってAPb 606からAPa 604へ通信される。
6.APa 604は接続応答メッセージ620を受取り、そして接続応答メッセージ622としてメッセージ620をAT 602へ転送する。このメッセージ622を受取ると、ブロック624に示したように、AT 602は稼働集合に割当てられた複数の資源を含める
7.空中回線資源用法を改良するために、AT 602はAPa 604によって割当てられた資源の変更を要求するために複数の資源更新要求(ResourceUpdateRequest)メッセージ626を送る。これはAPb 606によって割当てられた複数の資源がAPa 604に提供されたものと一致していない場合に発生する。
8.APa 604はAPa 604からAT 602へ通信された資源更新要求メッセージ628において複数の新しい資源を割当てるかもしれず、そして時折割当てを行う。それからAT 602はブロック630によって示したように複数のAPa資源を更新する。
稼働集合において(この典型的実施例の設計におけるステップ7及び8で)取り決められる複数の資源は下記を含む:
1.制御チャネル・サイズ(制御チャネルはTDM、FDM、CDMである)。
2.制御チャネル・パラメータ(制御チャネル上で使用される、正確なTDMスロット、FDMスロット、CDM符号、変調、等)。
3,順方向または逆方向データ・チャネルに関する上記と同じパラメータ。
AT管理の稼働集合管理は下記の理由から有用である:
1.稼働集合管理過程の間、いかなるネットワーク実体(即ち、いかなるアクセスポイント)も
a.稼働集合のメンバー
b.稼働集合のメンバーによって割当てられた資源
を知る必要がない。
AT 602だけがこれらを知っている。
2.稼働集合情報はネットワークのどこにも記憶されないので、前述の特徴はネットワークにおける制御器のより容易なハンドオフを可能にする。そのような容易なハンドオフは特に分配化(非集中化)アーキテクチャを支援する複数の次世代システムにとって有用である。
3.上記のステップ2及び6においてメッセージを中継する間に、APはメッセージを解釈せず、それは単にそれを転送する。これは複雑なプロトコルの必要性を取り除く。
4.この設計はAPa 604及びAPb 606と交換されるメッセージ・フォーマットの複数の異なる版を支援するのをより容易にする。
図7は様々な実施例によって、アクセス端末、例えば、移動無線端末を動作させる典型的な方法のフローチャート700である。典型的方法の動作はステップ702において始まり、そこではアクセス端末が電源投入または初期化され、第一のアクセスポイントとの接続を確立し、そして第二のアクセスポイントからの信号を監視する。動作はステップ702からステップ704へ進み、そこでアクセス端末は第二のアクセスポイントから信号、例えば、パイロット信号を受取る。それから、ステップ706において、アクセス端末は第二のアクセスポイントからの受信信号が所定のレベル以上であるかどうかを判定する。第二のアクセスポイントからの受信信号が所定のレベル以上であるならば、動作はステップ706からステップ707へ進む;そうでなければ、動作はステップ706からステップ704へ戻り、そこでアクセス端末は評価されるべき別の信号を受取る。
ステップ707へ戻り、ステップ707では、アクセス端末は前記第二のアクセスポイントへ配送予定された接続要求メッセージを生成する。動作はステップ707からステップ708へ進む。ステップ708において、アクセス端末は接続要求をアクセス端末が接続を持つ第一のアクセスポイントに伝送する(前記接続要求は前記アクセス端末が前記アクセスポイントと稼働接続を確立しようとすることを示す)。いくつかの実施例では、接続要求は接続要求メッセージ、及び第二のアクセスポイントを識別する接続要求メッセージと関連する識別子を含む。いくつかの実施例では、接続要求メッセージは前記識別子によって識別された第二のアクセスポイントに第一のアクセスポイントを通して送られる。
様々な実施例[において、第一のアクセスによってアクセス端末に割当てられた資源を示す資源情報は前記接続要求において第一のアクセスポイントへ通信される。接続要求は複数の他のアクセスポイントによってアクセス端末にも同様に割付けられた複数の資源に関する情報を含むかもしれず、そしていくつかの実施例において含む。この資源割付情報は、例えば、アクセス端末の稼働集合における第三及び第四の稼働集合において割付けられた複数の資源を示す。そのような資源情報は第一のアクセス端末によって割付けられた複数の資源に関する情報に付加され、或いは代わるものである。このように、いくつかの実施例において、接続要求メッセージは複数の無線端末の稼働集合における多数の異なるアクセスポイントによって前記アクセス端末に現在割当てられた複数のMAC資源のリストを含む。いくつかのそのような実施例において、資源情報は接続要求メッセージの一部として含まれる。他の実施例では、資源情報は接続要求メッセージと共に含まれ、例えば、接続要求メッセージと共に送られる。
アクセス端末に割当てられた典型的な複数の資源は、例えば、複数の制御チャネル資源、トラヒック・チャネル資源及びMAC識別子を含む。いくつかの実施例において、第一のアクセスポイントによって割当てられた複数の資源は制御チャネル資源を含み、そして接続要求メッセージは少なくとも一つの制御チャネル・サイズ、及びアクセス端末に割当てられた制御チャネル資源に関する情報を示すために使用される制御チャネル・パラメータを含む。
いくつかの実施例において、接続要求はアクセス端末に現在割当てられた複数のMAC資源のリストを含む。
動作はステップ708からステップ710へ進み、そこではアクセス端末は第一のアクセスポイントから接続応答メッセージを受取る。様々な実施例において、接続応答メッセージは第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた資源を示す情報を含む。動作はステップ710からステップ712へ進む。
ステップ712において、アクセス端末は前記第一のアクセスポイントからの受信接続応答メッセージに基づいて、アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示す情報の集合を更新する。いくつかの実施例において、アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示す情報の集合は前記アクセス端末に記憶された稼働接続情報であり、前記稼働接続情報の集合は前記アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントリストを記憶し、前記リストは前記アクセス端末に保持され、そしてネットワークの他のいかなる場所にもない。
様々な実施例において、稼働接続情報の集合は複数の異なるアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源に対応する情報を含み、前記稼働接続情報の集合はネットワークにおける他のどこかの一つのノードに保持されてない複数の割当資源に関する情報を含む。
いくつかの実施例において、情報の集合を更新することは第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源を示す情報を記憶することである。アクセス端末に割当てられた典型的な複数の資源は、例えば、複数の制御チャネル資源、トラヒック・チャネル資源及びMAC識別子を含む。いくつかの実施例において、第二のアクセスポイントによって割当てられた複数の資源は制御チャネル資源を含み、そして接続応答メッセージは少なくとも一つの制御チャネル・サイズ、及びアクセス端末に割当てられた制御チャネル資源に関する情報を示すために使用される制御チャネル・パラメータを含む。
いくつかの実施例において、典型的方法は複数のステップ714、716、718及び720を含む。そのような実施例では、動作はステップ712からステップ714へ進む;そうでなければ動作はステップ712から最後のステップ722へ進む。
ステップ714へ戻り、ステップ714では、アクセス端末は第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源が第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源と一致するかどうかを判定する。第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源が第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源と一致するならば、動作はステップ714から最後のステップ722へ進む。第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源が第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源と一致しなければ、動作はステップ714からステップ716へ進む。ステップ716において、アクセス端末は第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源の変更を要求するために資源更新要求メッセージを送り、そしてアクセス端末は第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられていた複数の新しい資源を示す前記資源更新要求メッセージに対する応答を受取る。動作はステップ718からステップ720へ進む。ステップ720において、アクセス端末は、ステップ718の受信応答メッセージに基づいて、第一アクセス・ノードによってアクセス端末に割当てられた複数の資源を示す情報を更新する。動作はステップ720からステップ722へ進む。
フローチャート700に関する典型的な一実施例では、アクセス端末は図6のアクセス端末602であり、第一のアクセスポイントは図6のアクセスポイント604であり、そして第二のアクセスポイントは図6のアクセスポイント606である。さらに、例を続けると、ステップ708の送信接続要求は図6の接続要求612であり、ステップ710の受信接続応答メッセージは図6の接続要求応答622であり、ステップ716の送信資源更新要求メッセージは図6の資源更新要求626であり、そしてステップ718の受信資源更新応答メッセージは図6の資源更新応答628である。
図8は様々な実施例による第一のアクセスポイントを動作させる典型的な方法のフローチャート800である。動作はステップ802で始まり、そこでは第一のアクセスポイントは電源投入、且つ初期化されていて、そしてアクセス端末との稼働接続を確立した。動作は開始ステップ802からステップ804へ進む。
ステップ804において、第一のアクセスポイントは前記第一のアクセスポイントが稼働接続を持つ第一のアクセス端末から接続要求を受取り、前記接続要求は前記アクセス端末が稼働接続を確立しようとする第二のアクセスポイントに対応する識別子を含む。いくつかの実施例において、第一のアクセスポイントによって割当てられた複数の資源を含む情報はアクセス端末から受取られた接続要求に含まれる。動作はステップ804からステップ806へ進む。
ステップ806において、第一のアクセスポイントは少なくとも接続要求の一部分を前記第二のアクセスポイント転送する。いくつかの実施例において、転送される接続要求の一部分は接続要求メッセージを含み、そして接続要求の一部分の転送は転送される接続要求メッセージの目的地を決定するために前記第二のアクセスポイントに対応する前記識別子を使用することを含む。様々な実施例において、第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源を示す情報は前記第二のアクセスポイントに通信される。いくつかの実施例において、第一のアクセスポイントによって割当てられた複数の資源を示す情報は、例えば、接続要求メッセージの一部として、もしくは接続要求メッセージに加えて、アクセス端末から受取られる。いくつかの実施例において、第二のアクセスポイントに通信される割当てられた複数の資源を示す情報は第一のアクセス端末によって提供される。他の実施例において、第二のアクセスポイントに通信される割当てられた複数の資源を示す情報は第一のアクセスポイントによって提供される。
様々な実施例において、送られる接続要求メッセージはアクセス端末識別子の一つ、及び前記アクセス端末が包含される通信セッションのセッション情報を保持するデバイスに対応するアドレスを含む。いくつかの実施例において、接続要求の一部分はメッセージの形式であり、そして転送は前記接続要求メッセージを前記第二のアクセス・ノードに転送するために層2伝送トンネリングを使用して実行される。
それから、ステップ808において、第一のアクセスポイントは第二のアクセスポイントから接続応答メッセージを受取る。いくつかの実施例において、接続応答メッセージは第一及び第二のアクセス・ノード間の層2伝送トンネルを介して受取られる。様々な実施例において、接続応答メッセージは第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数のMAC資源を含む。いくつかのそのような実施例において、複数のMAC資源は少なくとも一つの制御チャネル資源を含む。いくつかの実施例において、接続応答メッセージは少なくとも一つの制御チャネル・サイズ及びアクセス端末に割当てられた制御チャネル資源に関する情報を示すために使用される制御チャネル・パラメータを含む。次に、ステップ810において、第一のアクセスポイントは接続応答メッセージを前記アクセス端末に転送する
いくつかの実施例において、少なくともいくらかの時間の間に、ステップ812、814及び816が実行される。そのような場合には、動作はステップ810からステップ812へ進む。ステップ812において、第一のアクセスポイントは第一のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割当てられた資源の変更を要求する前記アクセス端末から資源更新情報を受取る。それから、ステップ814において、第一のアクセスポイント複数の資源を前記アクセス端末に割当てる。動作はステップ814からステップ816へ進む。ステップ816において、第一のアクセスポイントは第一のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割当てられていた複数の新しい資源を示す前記資源更新要求メッセージに対する応答メッセージを送る。第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた新しい資源は、様々な実施例において、第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源と一致している。
フローチャート800に関する典型的な一実施例において、アクセス端末は図6のアクセス端末602であり、第一のアクセスポイントは図6のアクセスポイント604であり、そして第二のアクセスポイントは図6のアクセスポイント606である。さらに、例を続けると、ステップ804の受信接続要求は図6の接続要求612であり、ステップ806の転送接続要求は図6の接続要求614であり、ステップ808の接続応答メッセージは図6の接続要求応答620であり、ステップ810の転送接続応答メッセージは図6の接続応答622であり、ステップ812の受信資源更新要求メッセージは図6の資源更新要求626であり、そしてステップ816の送信資源更新応答メッセージは図6の資源更新応答628である。
図9は様々な実施例による第二のアクセスポイントを動作させる典型的な方法のフローチャート900である。第二のアクセスポイントは第一のアクセスポイントと接続を持ち、そして前記第一のアクセスポイントはアクセス端末との稼働接続を持つ。典型的な方法の動作はステップ902に始まり、そしてステップ904へ進む。ステップ904において、第二のアクセスポイントはアクセス端末が第二のアクセスポイントとの接続を確立しようとすることを示す第一のアクセスポイントから通信される接続要求を受取る。いくつかの実施例において、接続要求はアクセス端末識別子、及び前記アクセス端末が包含される通信セッションのセッション情報を保持するデバイスに対応するアドレスのうちの一つを含む。セッション情報を保持するデバイスは、例えば、第三のアクセスポイントである。様々な実施例において、第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた資源を示す情報は第一のアクセス・ノードから受取られる接続要求において受取られる。動作はステップ904からステップ906へ進む。
ステップ906において、第二のアクセスポイントは前記アクセス端末が包含される通信セッションのセッション情報を検索する。様々な実施例において、ステップ906は複数の部分ステップ908及び910を含む。部分ステップ908において、第二のアクセス端末は前記アクセス端末が包含される通信セッションのセッション情報を保持するデバイスからセッション情報に要求する。それから、部分ステップ910において、第二のアクセスポイントはデバイスからセッション情報を受取る。動作はステップ906からステップ912へ進む。
ステップ912において、第二のアクセスポイントは第一のアクセスポイントによってアクセス端末に現在割当てられた複数のMAC資源と一致する複数のMAC資源を第二のアクセスポイントにおけるアクセス端末に割当てる。いくつかの実施例において、第二のアクセスポイントで割当てられた制御チャネルは第一のアクセスポイントで割当てられた制御チャネルと同じ形式である。様々な実施例において、第一及び第二のアクセスポイントでアクセス端末に割当てられた制御チャネル資源の量は同じか、もしくは実質的に同じである。動作はステップ912からステップ914へ進む。ステップ914において、第二のアクセスポイントは接続応答メッセージを生成する。いくつかの実施例において、ステップ914は部分ステップ916を含み、そこでは第二のアクセスポイント複数の資源をアクセス端末に割当てられた第二のアクセスポイントに関する情報を含む。
それから、ステップ918において、第二のアクセスポイントはアクセス端末に転送するための第一のアクセスポイントへ接続応答を通信する。様々な実施例において、ステップ918は部分ステップを含み、そこでは第二のアクセスポイント複数の資源をアクセス端末に割当てられた第二のアクセスポイントに関する情報を通信する。いくつかのそのような実施例において、情報を通信することは第二のアクセス・ノードと第一のアクセス・ノードとの間の層2トンネルにおいてメッセージを第一のアクセスポイントに送ることを含む。
フローチャート900に関する典型的実施例において、アクセス端末は図6のアクセス端末602であり、第一のアクセスポイントは図6のアクセスポイント604であり、第二のアクセスポイントは図6のアクセスポイント606であり、そしてセッション情報を保持するデバイスはアクセスポイント608である。さらに、例を続けけると、ステップ904の受信接続要求は図6の接続要求614であり、部分ステップ908のセッション情報の要求は図6のセッション取得(GetSession)メッセージ616を介して通信され、部分ステップ910のセッション情報は図6のセッション取得応答(GetSessionResponse)メッセージ618において受取られ、そしてステップ914及び918の生成接続応答メッセージは図6の接続応答メッセージ620である。
図10は様々な実施例による、典型的なアクセス端末1000、例えば、移動無線端末の図である。典型的なアクセス端末1000は、例えば、図6のアクセス端末602である。典型的なアクセス端末1000は、例えば、図7のフローチャート700の方法を実施するアクセス端末である。典型的なアクセス端末1000は様々な要素がデータ及び情報をやり取りするバス1012によって共に連結された無線受信器モジュール1002、無線送信器モジュール1004、プロセッサー1006、ユーザーI/Oデバイス1008及びメモリー1010を含む。メモリー1010はルーチン1018及びデータ/情報1020を含む。プロセッサー1006、例えば、CPUはルーチン1018を実行し、そしてアクセス端末1000の動作を制御し、且つ方法、例えば、図7のフローチャート700の方法を実施するためにメモリー1010内のデータ/情報1020を使用する。
無線受信器モジュール1002、例えば、OFDM受信器はアクセス端末1000が複数の下り回線信号を複数のアクセスポイントから受取る受信アンテナ1014に連結される。複数の下り回線信号は、例えば、パイロット・チャネル信号、接続応答信号、及び資源要求応答信号を含む。無線受信器モジュール1002は接続応答メッセージを第一のアクセスポイントから受取る。
無線送信器モジュール1004、例えば、OFDM送信器はアクセス端末1000が複数の上り回線信号を複数のアクセスポイントへ送信する送信アンテナ1016に連結される。複数の上り回線は、例えば、接続要求信号及び資源要求更新信号を含む。無線送信器モジュール1004はアクセス端末1000が接続を持つ第一のアクセスポイントに接続要求を送り、前記接続要求はアクセス端末が第二のアクセスポイントと稼働接続を確立しようとすることを示す。
いくつかの実施例において、多数のアンテナが、例えば、MIMO構成で使用される。いくつかの実施例において、同じアンテナまたはアンテナ群が受信器及び送信器に使用される。
複数のユーザーI/Oデバイス1008は、例えば、マイクロホン、キーパッド、スイッチ、カメラ、スピーカー、ディスプレイ、等を含む。複数のユーザーI/Oデバイス1008によってアクセス端末1000のユーザーはデータ/情報を入力し、出力データ/情報にアクセスし、且つ無線端末の少なくともいくつかの機能を制御する、例えば、通信セッションを確立しようとすることが可能となる。
ルーチン1018は通信ルーチン1022及びアクセス端末制御ルーチン1024を含む。通信ルーチン1022はアクセス端末によって使用される様々な通信プロトコルを実施する。複数のアクセス端末制御ルーチンは電力測定モジュール1026、接続決定モジュール1028、接続要求生成モジュール1030、接続管理モジュール1032、割当評価モジュール1034、資源更新要求メッセージ生成モジュール1036及び資源更新要求メッセージ制御モジュール1038を含む。接続要求生成モジュール1030は接続要求メッセージ生成モジュール1031を含む。
データ/情報1020は受信パイロット信号情報1040、パイロット信号測定情報1042、パイロット信号閾値情報1044、生成接続要求1046、受信接続応答メッセージ1048、現在稼働接続を持つアクセスポイントに対応する情報の集合1050、生成資源更新要求メッセージ1062及び受信資源更新応答メッセージ1064を含む。情報の集合1050はアクセス端末1000が現在稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを識別する情報(AP1識別情報1052、・・・、AP N ID情報1054)、及び対応する資源割付情報(複数のAP1割当資源1056、・・・、AP N割当資源1058)を含む。典型的な複数のAP1割当資源1056は制御チャネル資源、トラヒック・チャネル資源及び識別情報、例えば、MAC識別子を含む。生成接続要求1046は識別子1045及び生成接続要求メッセージ1047を含む。
電力測定モジュール1026はアクセスポイントから、例えば、第二のアクセスポイントからの信号が所定の閾値以上であるか否かを判定する。例えば、電力測定モジュール1026はアクセス端末が現在稼働接続を持たないアクセスポイントからの信号、例えば、受信パイロット信号1040を処理する。処理の一部として、電力測定モジュール1026はパイロット信号強度情報1042を取得して受信信号強度を測定し、その後、最小レベルを越していたかどうかを判定するために測定強度レベルをパイロット信号閾値情報1044と比較する。接続決定モジュール1028は電力測定モジュール1026の判定の関数として接続要求を生成するかどうかを決定する。
接続要求生成モジュール1030は接続要求、例えば、生成接続要求1046を生成する。接続要求メッセージ生成モジュー1031は第二のアクセスポイントへの供給が予定される接続要求メッセージ、例えば、生成接続要求メッセージ1047を生成する。いくつかの実施例において、生成接続要求は接続要求メッセージ、及び識別子、例えば、アクセス端末が稼働接続を持とうとしているアクセスポイント、例えば、第二のアクセスポイントを識別する接続要求メッセージと関連する識別子を含む。様々な実施例において、接続要求メッセージは識別子によって識別された第二のアクセスポイントへの接続要求を受取った第一のアクセスポイントを経て送られる。
様々な実施例において、アクセス端末が現在稼働接続を持つアクセスポイント、例えば、第一のアクセス・ノードによって割当てられた複数の資源を示す資源情報は前記第一のアクセス・ノードに伝送された前記接続要求において通信され、前記接続要求は別のアクセス・ノード、例えば、第二のアクセス・ノードにアクセス端末1000を接続しようとする。いくつかの実施例において、接続要求メッセージ生成モジュール1031は生成接続要求メッセージにそのような資源情報を含む。いくつかの実施例において、接続要求生成モジュール1030は接続要求の一部として接続要求メッセージと共にそのような資源情報を含む。いくつかの実施例において、接続要求は前記アクセス端末に現在割当てられた複数のMAC資源のリスト1060を含む。様々な実施例において、第二のアクセスポイントによって割当てられた資源は制御チャネル資源を含み、そして接続応答メッセージは少なくとも一つの制御チャネル・サイズ、及びアクセス端末1000に割当てられた制御チャネル資源に関する情報を示すために使用される制御チャネル・パラメータを含む。
接続管理モジュール1032は、受信接続応答メッセージに基づいて、前記アクセス端末が稼働接続1052を持つ複数のアクセスポイントを示す情報の集合を更新する。例えば、第二のアクセスポイント及び対応する割当資源は受信接続応答メッセージに応答して記憶情報に付加される。様々な実施例において、接続応答メッセージは、例えば、第二のアクセスポイントに加えられることを要求されたアクセスポイントによって割当てられた複数の資源を示す情報を含む。接続管理モジュール1032はATの展望から稼働アクセスポイント、例えば、第二のアクセスポイントの集合に付加されつつあるアクセスポイントに対応するアクセス端末に割当てられる複数の資源を示す情報を情報の集合1050に記憶する。
割当評価モジュール1034は第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源が第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源と一致していないかどうかを判定する。
資源更新要求メッセージ生成モジュール1036は資源更新要求メッセージ、例えば、メッセージ1062を生成し、それはアクセスポイントによる資源の変更、例えば、アクセス端末が進行中の稼働接続を持つ第一のアクセスポイントによる資源の変更を要求する。
資源更新要求メッセージ制御モジュール1038は第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源が第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源と一致しないことを判定する割当評価モジュール1034に応答して生成資源更新要求メッセージを送るために送信器モジュール1004を制御する。
接続管理モジュール1032はまた第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の新しい資源を示すために情報1050の集合を更新する。例えば、第一のアクセスポイントはアクセス端末に複数の新しい資源を割当て、そして受信器モジュール1022よって受取られる資源更新応答メッセージ、例えば、資源更新応答メッセージ1064を通信するかもしれず、そして時折行う。
いくつかの実施例において、アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示す情報1050の集合はアクセス端末1000に記憶された稼働接続情報集合であり、前記稼働接続情報集合は前記アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントリストであり、前記リストは前記アクセス端末において保持され、そしてネットワークにおける他の場所には保持されない。そのような実施例において、少なくともいくらかの時間に、稼働接続情報集合は複数の異なるアクセスポイントによって前記アクセス端末1000に割当てられた複数の資源に対応する情報を含み、前記稼働接続情報集合は前記ネットワークにおける、いかなる場所の単一のノードに保持されない複数の割当資源に関する情報を含む。
図11は様々な実施例による典型的なアクセスポイント1100の図である。アクセスポイント110は、例えば、図6のサービス・アクセスポイントA 604である。アクセスポイント1100は時々アクセス・ノード及び/または基地局と云われる。典型的なアクセスポイント1100は様々な要素がデータ及び情報をやり取りするバス1112を介して連結された無線受信器モジュール1102、無線送信器モジュール1104、プロセッサー1106、ネットワークI/Oインタフェース・モジュール1108、及びメモリー1110を含む。メモリー1110はルーチン1118及びデータ/情報1120を含む。プロセッサー1106、例えば、CPUは複数のルーチン1118を実行し、そしてアクセスポイント1100の動作を制御し、且つ方法、例えば、図8のフローチャート800の方法を実施するためにメモリー1110内のデータ/情報1120を使用する。
無線受信器モジュール1102、例えば、OFDM受信器はアクセスポイント1100がアクセス端末から上り回線信号を受取る受信アンテナ1114に連結されている。受信上り回線信号は接続要求メッセージ及び資源更新要求メッセージを含む。無線受信器モジュール1102はアクセスポイント1100が稼働接続を持つアクセス端末から接続要求を受取り、前記接続要求は前記アクセス端末が稼働接続を確立しようとする第二のアクセスポイントに対応する識別子を含む。受信接続要求1138は無線受信器モジュール1102によって受取られた接続要求の例である。典型的な受信接続要求1138はアクセス端末が新しい接続を確立しようとしつつあるアクセスポイントを識別するために使用される識別子1140、及び接続要求メッセージ1041を含む。いくつかの実施例において、受信接続要求1138は資源情報、例えば、接続要求メッセージの一部として含まれる資源情報1142及び/または接続要求メッセージと共に含まれる資源情報1143を含む。資源情報1142及び/または資源情報1143はアクセス端末が現在稼働接続を持つアクセスポイント(複数)、例えば、アクセスポイント1100を含む一組のアクセスポイントによってアクセス端末に既に割当てられた複数の資源、例えば、複数のMAC資源を識別する情報を含む。
無線送信器モジュール1104、例えば、OFDM送信器はアクセスポイント1100がアクセス端末に下り回線信号を伝送する送信アンテナ1116に連結される。下り回線信号は転送接続応答メッセージ、例えば、受信接続応答メッセージ1144に対応する転送メッセージ、及び資源更新応答メッセージ、例えば、生成資源更新応答メッセージ1148を含む。
いくつかの実施例において、多数のアンテナ及び/または多数のアンテナ素子が受信のために使用される。いくつかの実施例において、多数のアンテナ及び/または多数のアンテナ素子が送信のために使用される。いくつかの実施例において、少なくともいくつかの同じアンテナまたはアンテナ素子が送信及び受信の両方に使用される。いくつかの実施例において、アクセスポイントはMIMO技術を使用する。
ネットワークI/Oインタフェース・モジュール1108はアクセスポイントを他のネットワーク・ノード、例えば、複数の他のアクセスポイント、及び/または、インターネットに連結する。アクセスポイント1100は受信接続要求の少なくとも一部分を、別のアクセスポイントとの稼働接続を持つために、ネットワークI/Oインタフェース・モジュール1108を介して別のアクセスポイント転送する。アクセスポイント1100はネットワークI/Oインタフェース・モジュール1108を介して別のアクセスポイントから接続応答メッセージを受取る。ネットワークI/Oインタフェース・モジュール1108は第二のアクセスポイントから接続応答メッセージ、例えば、受信接続応答メッセージ1144を受取る。
ルーチン1118は通信ルーチン1122及び複数のアクセスポイント制御ルーチン1124を含む。通信ルーチン1122はアクセスポイントによって使用される様々な通信プロトコル、例えば、層2プロトコル、MAC層プロトコル等を実施する。
複数のアクセスポイント制御ルーチン1124は接続要求転送モジュール1126、接続応答転送モジュール1128、資源更新処理モジュール1130、資源割当モジュール1132、資源更新応答メッセージ生成モジュール1134、及びトンネリング・モジュール1136を含む。データ/情報1120は受信接続要求1138、受信接続応答メッセージ1144、受信資源更新要求メッセージ1146、生成資源更新応答メッセージ1148、稼働接続を持つアクセス端末を識別する情報1150、複数の他のアクセスポイントを識別する情報1152、トンネル情報1154及び資源割付情報1156を含む。稼働接続を持つ複数のアクセス端末を識別する情報1150は現在アクセスポイント1100との稼働接続を持つ複数のアクセス端末のリストである。複数の他のアクセスポイントを識別する情報1152は接続要求に含まれる識別子、例えば、識別子1140を通信システムにおける特定のアクセスポイントと関連させる情報を含む。そのような情報1152は接続要求転送モジュール1126によって利用される。トンネル情報1154は、例えば、トンネル識別情報及びトンネル終了点と関連するアドレス指定情報を含むトンネル状態情報を含む。資源割付情報1156はアクセスポイント1100によってアクセス端末に割当てられた複数の資源、例えば、複数のMAC資源を識別する情報を含む。
接続要求転送モジュール1126は接続要求の少なくとも一部分を第二のアクセスポイント転送する。いくつかの実施例において、接続要求の転送部分はメッセージを含み、そして接続要求の一部分の転送は転送接続要求メッセージの目的地を決定するために第二のアクセスポイントに対応する識別子を使用することを含む。様々な実施例において、前記アクセスポイント1100によって前記アクセス端末に割当てられた資源を示す情報は前記第二のアクセスポイントに、例えば、接続要求の転送部分として、または接続要求の転送部分に付加して通信される。いくつかのそのような実施例において、アクセスポイント1100によって割当てられた複数の資源を示す情報は、例えば、接続要求の転送部分として、または接続要求の転送部分に付加して、アクセス端末から受取られる接続要求に含まれる。他のいくつかの実施例において、アクセスポイント1100によってアクセス端末に割当てられた複数の資源を示す情報は接続要求の転送部分と共に通信され、そしてアクセスポイント1100によって提供される。
転送接続要求メッセージは、いくつかの実施例において、アクセス端末識別子の一つ、及び要求を開始したアクセス端末に対応するアクセス端末アドレスを含む。
接続応答転送モジュール1128は受信接続応答メッセージをアクセス端末に転送する。受信接続応答は、例えば、接続要求が向けられた第二のアクセスポイントから受信される。
いくつかの実施例において、接続要求の前記部分はメッセージの形式であり、そして転送は接続要求メッセージを第二のアクセス・ノードへ送るために層2伝送トンネリングを使用して実行される。トンネリング・モジュール1136はトンネル動作、例えば、トンネル確立、トンネル用法及び/またはトンネル解消を制御する。様々な実施例において、接続応答メッセージはアクセスポイント1100と第二のアクセスポイントとの間で層2伝送トンネルを介して受取られる。いくつかの実施例において、少なくともいくらかの時間の間に、接続要求部分と接続応答の両方はアクセスポイントの間にトンネルができる。
接続応答メッセージは、いくつかの実施例において、第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数のMAC資源を含む。いくつかのそのような実施例において、割当てられた複数のMAC資源は少なくとも一つの制御チャネル資源を含む。
様々な実施例において、無線受信器モジュール1102はアクセスポイント1100によってアクセス端末に割当てられた複数の資源の変更を要求するアクセス端末から資源要求更新要求メッセージを受取る。資源更新要求処理モジュール1130は受信資源更新要求メッセージ、例えば、受信資源更新要求メッセージ1146を処理する。資源割当モジュール1132(それは資源更新要求処理モジュールに応答する)は資源をアクセス端末に割当てる。様々な実施例において、資源割当モジュール1132は第二のアクセスポイントによってアクセス端末へ割当てられた複数の資源と一致するアクセス端末に複数の新しい資源を割当てる。資源更新報応答メッセージ生成モジュール1134は無線送信器モジュール1104によって伝送される資源更新応答メッセージ1148を生成する。生成資源更新応答メッセージ1148は、例えば、アクセスポイント1100の資源割当モジュール1132によってアクセス端末へ割当てられていた複数の新しい資源を含む。
図12は様々な実施例による典型的なアクセスポイント1200の図である。アクセスポイント1200は、例えば、図6の新しいアクセスポイントb 606である。アクセスポイント1200は時々アクセス・ノード及び/または基地局と云われる。典型的なアクセスポイント1200は様々な要素がデータ及び情報をやり取りすうバス1212を介して連結された無線受信器モジュール1202、無線送信器モジュール1204、プロセッサー1206、ネットワークI/Oインタフェース・モジュール1208、及びメモリー1210を含む。メモリー1210は複数のルーチン1218及びデータ/情報1220を含む。プロセッサー1206、例えば、CPUは複数のルーチン1218を実行し、そしてアクセスポイント1200の動作を制御し、且つ方法、例えば、図9のフローチャート900の方法を実施するためにメモリー1210内のデータ/情報を使用する。
無線受信器モジュール1202、例えば、OFDM受信器はアクセスポイント1200が複数のアクセス端末から複数の上り回線信号を受取る受信アンテナ1214に連結される。無線送信器モジュール1204、例えば、OFDM送信器はアクセスポイント1200が複数のアクセス端末に複数の下り回線信号を伝送する送信アンテナ1216に連結される。
ネットワークI/Oインタフェース・モジュール1208はアクセスポイント1200を複数の他のネットワーク・ノード、例えば、複数の他のアクセスポイント、及び/またはインターネットに連結する。ネットワークI/Oインタフェース・モジュール1208は別のアクセスポイント、例えば、アクセスポイント1100から、アクセス端末がアクセスポイント1100との接続を確立しようとすることを示すアクセスポイント1100へ通信される、接続要求、例えば、受信接続要求1240を受取る。様々な実施例において、接続要求は:アクセス端末識別子、及びアクセス端末が包含される通信セッションのセッション情報を保持するデバイスに対応するアドレスのうちの一つを含む。ネットワークI/Oインタフェース・モジュール1208はまた接続応答、例えば、生成接続応答メッセージ1242を、接続を求めているアクセス端末へ転送する別のアクセスポイントへ通信する。ネットワークI/Oインタフェース・モジュール1208はまた接続を求めているアクセス端末に対応するセッション情報を保持するデバイスに向けた生成セッション情報要求メッセージ、例えば、メッセージ1244を伝送し、そしてネットワークI/Oインタフェース・モジュール1208はメッセージ通信セッション情報、例えば、セッション情報要求に応答するメッセージ1246を受取る。
ルーチン1218は通信ルーチン1222及び複数のアクセスポイント制御ルーチン1224を含む。通信ルーチン1222はアクセスポイントによって使用される様々な通信プロトコル、例えば、層2プロトコル、MAC層プロトコル等を実施する。
複数のアクセスポイント制御ルーチン1224は接続応答生成モジュール1226、セッション情報モジュール1228、資源割当モジュール1234、資源通信モジュール1236及びトンネリング・モジュール1238を含む。データ/情報1220は受信接続要求1240、生成接続応答メッセージ1242、生成セッション情報要求メッセージ1244、受信メッセージ通信セッション情報1246、再生セッション情報1248、複数の他のアクセスポイントに対応する資源割当情報1250、資源割当情報1252、稼働接続を持つアクセス端末を識別する情報1254、複数の他のアクセス端末を識別する情報1256、及びトンネル情報1258を含む。稼働接続を持つ複数のアクセス端末を識別する情報1254は現在アクセスポイント1200との稼働接続を持つ複数のアクセス端末のリストである。複数の他のアクセス端末を識別する情報1256は識別子を通信システムにおける特定のアクセスポイントと関連させる情報を含む。トンネル情報1258は、例えば、識別情報及びトンネル終了点と関連するアドレス指定情報を含む、例えば、トンネル状態の情報を含む。
接続応答生成モジュール1226は接続応答メッセージ、例えば、生成接続応答メッセージ1242を生成する。
セッション情報モジュール1228はアクセス端末が包含される通信セッションのセッション情報を検索する。セッション情報モジュール1228は要求モジュール1230及び情報再生モジュール1232を含む。要求モジュール1230はアクセス端末が包含される通信セッションのセッション情報を保持するデバイスからセッション情報を要求する。様々な実施例において、セッション情報を保持するデバイスはまたアクセスポイント、例えば、空中回線上でアクセス端末から接続要求を受取り、且つ接続要求をアクセス端末へ転送したアクセスポイントとは異なるかもしれず、そして時々異なる。生成セッション情報要求メッセージ1244はアクセス端末のセッション情報を保持するデバイス向けの要求モジュール1230の典型的な出力を表す。情報再生モジュール1232はアクセス端末のセッション情報を保持するデバイスからセッション情報を受取り、そして再生する。受信メッセージ通信セッション情報1246は情報再生モジュール1232への入力であり、一方、再生セッション情報1248はモジュール1232の出力である。
資源割当モジュール1234、例えば、MAC資源割当モジュールはアクセス端末が接続を持つアクセスポイント、例えば、アクセスポイント1100に関してアクセス端末に現在割当てられた複数の資源、例えば、複数のMAC資源と一致する複数の資源、例えば、複数のMAC資源をアクセスポイント1200におけるアクセス端末に割当てる。資源割当情報1252は資源割当モジュール1234の出力を表す。いくつかの実施例において、別のアクセスポイント(複数)、例えば、アクセスポイント1100によって他のアクセス端末へ割当てられた複数の資源は他の点からの接続要求メッセージ、例えば、受信接続要求1240において受取られる。複数の他のアクセスポイント1250に対応する資源割当情報は受信接続要求1240において通信されたそのような再生情報を表す。いくつかの実施例において、資源割当モジュール1234はアクセスポイント1200で割当てられた制御チャネルが別のアクセスポイント、例えば、アクセスポイント1100で割当てられた制御チャネルと同じ形式になるように複数の資源を割当てる。様々な実施例において、資源割当モジュール1234は第一及び第二のアクセスポイントでアクセス端末に割当てられた制御チャネル資源の量が同じであるか、或いは実質的に同じであるように複数の資源を割当てる。
資源通信モジュール1236は別のアクセスポイント、例えば、アクセスポイント1100を通してメッセージをアクセス端末に送ることによって割当資源に関する情報をアクセス端末へ通信する。様々な実施例において、資源割当情報は生成接続応答メッセージの一部として含まれる。いくつかの実施例において、情報を通信することはアクセスポイント1200と別のアクセスポイント、例えば、アクセスポイント1100との間の層2トンネルにおいて別のアクセスポイント、例えば、アクセスポイント1100へメッセージを送ることを含む。トンネリング・モジュール1238はトンネル動作、例えば、トンネル確立、トンネル用法及び/またはトンネル解消を制御する。
様々な実施例において、アクセスポイントは図11のアクセスポイント1100に関して述べた特徴及び図12のアクセスポイント1200に関して述べた特徴の両方を含む。例えば、アクセスポイントは第一のアクセス端末として現在のサービス・アクセスポイントとして働くかもしれず、そして時々働き、そして第一のアクセス端末が新しい接続を確立しようとしている新しいアクセス端末に接続要求を中継する媒介として働いている。同時に、または異なる時間に、同じアクセスポイントは第二のアクセス端末に関して新しいアクセスポイントとして働いている。
様々な実施例において、ここに述べたノードは一つ以上の方法、例えば、信号処理、メッセージ生成及び/または伝送ステップに対応する複数のステップを実行するために一つ以上のモジュールを使用して実施される。いくつかの典型的なステップは接続要求を伝送すること、接続応答を受取ること、アクセス端末が稼働接続を持つアクセスポイントを示す情報の集合を更新すること、接続要求を送ること、接続応答を送ること、資源割当等を決定すること、資源を要求すること、資源を更新すること等を含む。いくつかの実施例において、様々な特徴はモジュールを使用して実施される。そのようなモジュールはソフトウェア、ハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実施される。前述の多数の方法、もしくは方法ステップはマシン、例えば、追加のハードウェアを持つ、または無しの汎用コンピューターを制御するために、前述の方法の全てまたは一部を、例えば、一つ以上のノードにおいて実施するためにメモリー・デバイス、例えば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクト・ディスク、DVD、等々といったマシン可読媒体に含まれるソフトウェアといったマシン実行可能な命令を使用して実施される。従って、特に、様々な実施例はマシン、例えば、プロセッサー及び関連するハードウェアに前述の方法の一つ以上のステップを実行させるためにマシン実行可能な命令を含むマシン可読媒体に関係する。
いくつかの実施例において、一つ以上のデバイス、例えば、アクセス端末及び/またはアクセスポイントといった通信デバイスのプロセッサーまたはプロセッサー群、例えば、CPUは通信デバイスによって実行されるとして述べた方法のステップを実行するように構成される。プロセッサーの構成はプロセッサー構成を制御する一つ以上のモジュール、例えば、ソフトウェア・モジュールを使うことにより、そして/または暗唱ステップを実行し、且つ/またはプロセッサー構成を制御するプロセッサー内のハードウェア、例えば、ハードウェア・モジュールを含めることによって達成される。従って、全てではないがいくつかの実施例はプロセッサーが含まれるデバイスによって実行される様々な記述方法の各々のステップに対応するモジュールを含むプロセッサーを持つデバイス、例えば、通信デバイスに関係する。全てではないがいくつかの実施例において、デバイス、例えば、通信デバイスはプロセッサーが含まれるデバイスによって実行される様々な記述方法の各々のステップに対応するモジュールを含む。モジュールはソフトウェア及び/またはハードウェアを使用して実施される。
上で述べた方法及び装置に関する数多くの追加の変更は前の記述を考慮して当業者には明白であろう。そのような変更は範囲内で考察されるべきである。様々な実施例の方法及び装置は、そして様々な実施例において、CDMA、直交周波数分割多重化(OFDM)、及び/またはアクセス・ノードと移動ノード(mobile nodes)との間の無線通信回線を提供するために使用される様々な他の形式の通信技術と共に使用される。いくつかの実施例において、アクセス・ノードはOFDMまたはCDMAを使用して移動ノードとの通信回線を確立する基地局として実施される。様々な実施例において、移動ノードは様々な実施例の方法を実施するために、ノート・パソコン、個人情報端末(PDA)、または受信器/送信器回路及び論理及び/またはルーチンを含む他のポータブル・デバイスとして実施される。
アクセス端末及び複数のアクセスポイントを含む通信ネットワークにおける典型的な現状の呼出の流れを例示する。 一実施例による多元アクセス無線通信システムを例示する。 典型的通信システムのブロック図である。 分配アクセス・ネットワーク(AN)アーキテクチャ及びアクセス端末(AT)を含む典型的なネットワークを例示する。 集中化ANアーキテクチャ及びATを含む典型的なネットワークを例示する。 アクセス端末及び複数のアクセスポイントを含む新奇の通信ネットワークにおける典型的な新奇な実施例における典型的な呼出の流れを例示する。 様々な実施例によるアクセス端末を動作させる典型的な方法のフローチャートである。 様々な実施例によるアクセスポイントを動作させる典型的な方法のフローチャートである。 様々な実施例によるアクセスポイントを動作させる典型的な方法のフローチャートである。 様々な実施例による典型的なアクセス端末の図面である。 様々な実施例による典型的なアクセスポイント、例えば、第一のアクセスポイントの図面である。 様々な実施例による典型的なアクセスポイント、例えば、第二のアクセスポイントの図面である。

Claims (40)

  1. ネットワークにアクセス端末を接続させる方法であり、
    前記アクセス端末が接続を持つ第一のアクセスポイントに接続要求を伝送すること、前記接続要求は、接続要求メッセージ及び第二のアクセスポイントの識別子を含み、それによって、前記アクセス端末が第二のアクセスポイントとの稼働接続を確立しようとする、
    前記第一のアクセスポイントから接続応答メッセージを受取ること、前記接続応答メッセージは、前記第一のアクセスポイントにより転送され、前記第二のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割り当てられた複数の制御チャネル資源に付いての情報を含む、ここにおいて、前記割り当てられた複数の制御チャネル資源は、少なくとも制御チャネルサイズ及び制御チャネルパラメータのうちの少なくとも1つを含む、
    前記接続応答メッセージ中に提供され、前記割り当てられた複数の制御チャネル資源によって、前記アクセス端末が前記第二のアクセスポイントと稼動接続を確立すること、及び
    前記受取った接続応答メッセージに基づいて、前記アクセス端末が複数の稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示し、前記アクセス端末によって保持される情報の集合を更新すること
    を含む方法。
  2. 接続要求メッセージは前記識別子によって識別された第二のアクセスポイントに前記第一のアクセスポイントを通して向けられる、請求項記載の方法。
  3. 接続要求を伝送する前に、前記第二のアクセスポイントに配送する予定にある前記接続要求メッセージを生成することをさらに含む、請求項記載の方法。
  4. 前記接続要求は、前記第一のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割り当てられた複数の資源を示す資源情報、さらに含む、請求項1記載の方法。
  5. 前記接続要求を伝送する前に、第二のアクセスポイントからの信号が所定の閾値以上であることを判別することをさらに含む、請求項記載の方法。
  6. 前記接続要求は前記アクセス端末との稼働接続を持つ多数の異なるアクセスポイントによって前記アクセス端末に現在割当てられた複数のMAC資源のリストをさらに含む、請求項記載の方法。
  7. 前記情報の集合を更新することは第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源を示す情報を、前記アクセス端末によって保持される情報の前記集合に含めることを含む、請求項記載の方法。
  8. 第一のアクセスポイントによって割当てられた複数の資源の変更を要求するために資源更新要求メッセージを前記第一のアクセスポイントに送ることをさらに含む、請求項記載の方法。
  9. 前記資源更新要求メッセージを送る前に、第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源が第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源と一致していないかどうかを判定することをさらに含み、そして
    前記資源更新要求メッセージを送る前記ステップは第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源が第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源と一致していないことを判定することに応答する、請求項記載の方法。
  10. 前記第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の新しい資源を示す前記資源更新要求メッセージに対する応答を受取ることをさらに含む、請求項記載の方法。
  11. 前記アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示す情報の前記集合は前記アクセス端末に記憶された稼働接続情報集合であり、前記稼働接続情報集合は前記アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントリストを含み、前記リストは前記アクセス端末のみに保持され、請求項10記載の方法。
  12. 前記稼働接続情報集合は複数の異なるアクセスポイントによって前記アクセス端末に割当てられた複数の資源に対応する情報を含み、複数の割当資源に関する情報を含む前記稼働接続情報集合は、前記アクセス端末のみに記憶される、請求項11記載の方法。
  13. ネットワークにおいて使用するためのアクセス端末であり、
    前記アクセス端末が接続を持つ第一のアクセスポイントに接続要求を伝送し、前記接続要求は、接続要求メッセージ及び第二のアクセスポイントの識別子を含み、それによって、前記アクセス端末が第二のアクセスポイントとの稼働接続を確立しようとする無線送信器モジュール、
    前記第一のアクセスから接続応答メッセージを受取るための無線受信器モジュール、前記接続応答メッセージは、前記第一のアクセスポイントにより転送され、前記第二のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割り当てられた複数の制御チャネル資源に付いての情報を含む、ここにおいて、前記割り当てられた複数の制御チャネル資源は、少なくとも制御チャネルサイズ及び制御チャネルパラメータのうちの少なくとも1つを含む、
    前記接続応答メッセージ中に提供され、前記割り当てられた複数の制御チャネル資源によって、前記アクセス端末を前記第二のアクセスポイントと稼動接続を確立する接続モジュール、
    前記アクセス端末が複数の稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示す情報の集合を含むメモリー、及び
    受信接続応答メッセージに基づいて、前記アクセス端末が複数の稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示す情報の前記集合を更新するための接続管理モジュールを具備するアクセス端末。
  14. 前記接続要求メッセージは前記識別子によって識別された第二のアクセスポイントに前記第一のアクセスポイントを通して向けられる、請求項13記載のアクセス端末。
  15. 前記第二のアクセスポイントに配送する予定にある前記接続要求メッセージを生成するための接続要求メッセージ生成モジュールをさらに含む、請求項13記載のアクセス端末。
  16. 前記接続要求は、前記第一のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割り当てられた複数の資源を示す資源情報、さらに含む請求項13記載のアクセス端末。
  17. 第二のアクセスポイントからの信号が所定の閾値以上であることを判別するための電力測定モジュールをさらに含む、請求項13記載のアクセス端末。
  18. 前記接続要求は前記アクセス端末に現在割当てられた複数のMAC資源のリストをさらに含む、請求項13記載のアクセス端末。
  19. 前記接続管理モジュールに記憶された情報の前記集合は、情報の前記集合において、第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源を示す情報を含む、請求項13記載のアクセス端末。
  20. 無線送信器モジュールは第一のアクセスポイントによって割当てられた複数の資源の変更を要求するために資源更新要求メッセージを前記第一のアクセスポイントに送る、請求項19記載のアクセス端末。
  21. 第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源が第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源と一致していないかどうかを判定するための割当評価モジュール、及び
    第二のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源が第一のアクセスポイントによってアクセス端末に割当てられた複数の資源と一致していないかどうかを判定する前記割当評価モジュールに応答して、前記資源更新要求メッセージを送ることを制御するための資源更新要求メッセージ制御モジュールを具備する、請求項20記載のアクセス端末。
  22. 前記無線受信器モジュールは前記第一のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割当てられていた複数の新しい資源を示す前記資源更新要求メッセージに対する応答を受取る、請求項20記載のアクセス端末。
  23. 前記接続管理モジュールは前記第一のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割当てられた複数の新しい資源を更新する、請求項22記載のアクセス端末。
  24. 前記アクセス端末が稼働接続を持つアクセスポイントを示す情報の前記集合は前記アクセス端末に記憶された稼働接続情報集合であり、前記稼働接続情報集合は前記アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントリストを含み、前記リストは前記アクセス端末のみに保持され、請求項18記載のアクセス端末。
  25. 前記稼働接続情報集合は複数の異なるアクセスポイントによって前記アクセス端末に割当てられた複数の資源に対応する情報を含み、複数の割当資源に関する情報を含む前記稼働接続情報集合は、前記アクセス端末のみに記憶される、請求項24記載のアクセス端末。
  26. ネットワークにおいて使用するためのアクセス端末であって、
    前記接続要求は、接続要求メッセージ及び第二のアクセスポイントの識別子を含み、それによって、前記アクセス端末が第二のアクセスポイントとの稼働接続を確立しようとする無線送信器手段、
    前記第一のアクセスから接続応答メッセージを受取るための手段、前記接続応答メッセージは、前記第一のアクセスポイントにより転送され、前記第二のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割り当てられた複数の制御チャネル資源に付いての情報を含む、ここにおいて、前記割り当てられた複数の制御チャネル資源は、少なくとも制御チャネルサイズ及び制御チャネルパラメータのうちの少なくとも1つを含む、
    前記接続応答メッセージ中に提供され、前記割り当てられた複数の制御チャネル資源によって、前記アクセス端末が前記第二のアクセスポイントと稼動接続を確立する手段、
    前記アクセス端末が複数の稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示す情報の集合を含むメモリー手段、および
    受信接続応答メッセージに基づいて、前記アクセス端末が複数の稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示す情報の前記集合を更新するための手段を具備するアクセス端末。
  27. 前記集合を更新するための手段に記憶される情報の前記集合は、前記第二のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割り当てられた複数の資源を含む、請求項26記載のアクセス端末。
  28. 前記アクセス端末が稼働接続を持つアクセスポイントを示す情報の前記集合は前記アクセス端末に記憶された稼働接続情報集合であり、前記稼働接続情報集合は前記アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントの全リストを含み、前記全リストは前記アクセス端末のみに保持される、請求項27記載のアクセス端末。
  29. 前記稼働接続情報集合は複数の異なるアクセスポイントによって前記アクセス端末に割当てられた複数の資源に対応する情報を含み、複数の割当資源に関する情報を含む前記稼働接続情報集合は、前記アクセス端末のみに記憶される、請求項28記載のアクセス端末。
  30. 前記無線送信器手段は第一のアクセスポイントによって割当てられた複数の資源の変更を要求するために資源更新要求メッセージを前記第一のアクセスポイントに送る、請求項29記載のアクセス端末。
  31. アクセス端末において使用するためのプロセッサーを含む装置であって、プロセッサーが、
    前記アクセス端末が接続を持つ第一のアクセスポイントに接続要求を伝送し、前記接続要求は、接続要求メッセージ及び第二のアクセスポイントの識別子を含み、それによって、前記アクセス端末が第二のアクセスポイントとの稼働接続を確立しようとする、
    前記第一のアクセスから接続応答メッセージを受取り、前記接続応答メッセージは、前記第一のアクセスポイントにより転送され、前記第二のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割り当てられた複数の制御チャネル資源に付いての情報を含む、ここにおいて、前記割り当てられた複数の制御チャネル資源は、少なくとも制御チャネルサイズ及び制御チャネルパラメータのうちの少なくとも1つを含む、
    前記接続応答メッセージ中に提供され、前記割り当てられた複数の制御チャネル資源によって、前記アクセス端末を前記第二のアクセスポイントと稼動接続を確立し、
    そして
    受信接続応答メッセージに基づいて、前記アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示し、前記アクセス端末によって保持される情報の集合を更新するように構成される装置。
  32. 情報の前記集合を更新している間に、情報の前記集合に前記第二のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割り当てられた複数の資源を示す情報を含めるように、前記プロセッサは、さらに構成される、請求項31記載の装置。
  33. 前記アクセス端末が稼働接続を持つアクセスポイントを示す情報の前記集合は前記アクセス端末に記憶された稼働接続情報集合であり、前記稼働接続情報集合は前記アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントの全リストを含み、前記全リストは前記アクセス端末のみに保持される、請求項32記載の装置。
  34. 前記稼働接続情報集合は複数の異なるアクセスポイントによって前記アクセス端末に割当てられた複数の資源に対応する情報を含み、複数の割当資源に関する情報を含む前記稼働接続情報集合は、前記アクセス端末のみに記憶される、請求項33記載の装置。
  35. 前記プロセッサーはさらに第一のアクセスポイントによって割当てられる複数の資源の変更を要求するために資源更新要求メッセージを前記第一のアクセスポイントに送るように構成される、請求項34記載の装置。
  36. アクセス端末に含まれるプロセッサによって命令が実行されたとき、前記プロセッサが、複数の他の通信デバイスと前記アクセス端末を接続するための方法を実施するためのマシン実行可能な命令を具現化するコンピューター可読媒体であって、その方法は、
    前記アクセス端末が接続を持つ第一のアクセスポイントに接続要求を伝送すること、前記接続要求は、接続要求メッセージ及び第二のアクセスポイントの識別子を含み、それによって、前記アクセス端末が第二のアクセスポイントとの稼働接続を確立しようとする、
    前記第一のアクセスポイントから接続応答メッセージを受取ること、前記接続応答メッセージは、前記第一のアクセスポイントにより転送され、前記第二のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割り当てられた複数の制御チャネル資源に付いての情報を含む、ここにおいて、前記割り当てられた複数の制御チャネル資源は、少なくとも制御チャネルサイズ及び制御チャネルパラメータのうちの少なくとも1つを含む、
    前記接続応答メッセージ中に提供され、前記割り当てられた複数の制御チャネル資源によって、前記アクセス端末を前記第二のアクセスポイントと稼動接続を確立すること、及び
    前記受取った接続応答メッセージに基づいて、前記アクセス端末が複数の稼働接続を持つ複数のアクセスポイントを示し、前記アクセス端末によって保持される情報の集合を更新すること
    を含むコンピューター可読媒体。
  37. 情報の前記集合を更新することは、情報の前記集合に前記第二のアクセスポイントによって前記アクセス端末に割り当てられた複数の資源を示す情報を含めるようにすること
    を含む、請求項36記載のコンピューター可読媒体。
  38. 前記アクセス端末が稼働接続を持つアクセスポイントを示す情報の前記集合は前記アクセス端末に記憶された稼働接続情報集合であり、前記稼働接続情報集合は前記アクセス端末が稼働接続を持つ複数のアクセスポイントの全リストを含み、前記全リストは前記アクセス端末のみに保持される、請求項37記載のコンピューター可読媒体。
  39. 前記稼働接続情報集合は複数の異なるアクセスポイントによって前記アクセス端末に割当てられた複数の資源に対応する情報を含み、複数の割当資源に関する情報を含む前記稼働接続情報集合は、前記アクセス端末のみに記憶される、請求項38記載のコンピューター可読媒体。
  40. 第一のアクセスポイントによって割当てられた複数の資源の変更を要求するために資源更新要求メッセージを前記第一のアクセスポイントに送るためのマシン実行可能な命令を具現化することをさらに含む、請求項39記載のコンピューター可読媒体。
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