JP2009537193A - 吸入器 - Google Patents

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Abstract

複数のブリスタパウチ(4)を備えたブリスタストリップ(3)から好ましくは粉末状調合薬を送出する吸入器が提案される。吸入器のコンパクトで簡単な構造を達成すると共にブリスタストリップの容易な作用を得るために、キャリヤが、吸入器の360°未満の円周方向角度にわたって延びている。特に、キャリヤは、少なくとも実質的に一定の曲率を備えた2つのデフレクタ相互間で且つ好ましくはもっぱら吸入器の外壁に沿って案内される。吸入器の運搬装置(5)が、同一直径の4つの駆動ホイール(12)を有し、これら駆動ホイールは、共通アール上に配置されていて、共通駆動手段によって同一回転方向に駆動される。

Description

本発明は、吸入器に関する。
本発明は、特に吸入又は他の医学的若しくは治療目的のための調合薬の送出及び噴霧化に関する。特に好ましくは、本発明は、少なくとも1種類の有効物質を含み又はこれから成る薬剤、医薬品及び(又は)治療用調合薬に関する。噴霧化中、特に吸入のために好ましくは1〜10μmの非常に細かい固体粒子及び(又は)液体粒子を含むエーロゾル又は雲若しくは煙状の噴霧薬(以下「エーロゾル雲」又は「スプレーミスト」という場合がある)が生じる。
調合薬は、好ましくは、粉末である。したがって、本発明は、特に好ましくは粉末吸入器に関する。本発明との関連における「調合薬」という用語は、液体を更に含むが、「液体」という用語は、広い意味に理解されるべきであり、例えば、液体としては、とりわけ、溶液、懸濁液、サスリューション(溶液と懸濁液の混合物)、分散剤、これらの混合物等が挙げられる。
本発明は、ブリスタストリップ又は他の好ましくは円板状若しくはバンド形のキャリヤから好ましくは粉末状の調合薬を送出する吸入器又は他のアトマイザであって、キャリヤが、各々一回投与分の調合薬を収容した複数個の容器又はブリスタパウチを備える吸入器に関する。したがって、「吸入器」という用語は、好ましくは、あらかじめ計量された調合薬を送出する他のアトマイザ又はディスペンサを含むものとして広義に理解されるべきである。
独国特許出願公開第4106379(A1)号明細書は、コイル状ブリスタストリップを備えた吸入器を開示している。ブリスタストリップのブリスタパウチは各々、一回投与分の粉末状薬剤で満たされており、カバーを剥がし又は引き取ることにより吸入のために次々に開放される。
本発明の目的は、構造が簡単であると共に特にコンパクトさ及び(又は)操作の容易さの点において最適である好ましくは無端のバンドの形をしたキャリヤ又はブリスタストリップを収容する改良型吸入器及び好ましくは粉末状の調合薬を投与し、特に簡単且つ安価な構成を利用しながら簡単且つ確実な操作及び(又は)送出を可能にする方法を提供することにある。
独国特許出願公開第4106379(A1)号明細書
上述の目的は、請求項1、6、8、17及び20のうちいずれか1項に記載の吸入器又は請求項25、26又は27記載の方法によって達成される。有利な別の特徴は、従属形式の請求項に記載されている。
本発明の第1の観点によれば、キャリヤは、吸入器の360°未満の円周方向角度にわたって延び、且つ(或いは)キャリヤは、各々少なくとも実質的に同一の曲率を備えた2つのデフレクタ相互間で案内され、且つ(或いは)キャリヤは、もっぱら吸入器の環状セグメント内を延びると共に(或いは)デフレクタを互いに連結する2つの部分のうちの一方は、もっぱら吸入器の円周方向又は外壁に沿って位置することが計画される。この手段により、キャリヤは、考えられる限り最小の曲率を有し、従って、移動及び運搬が比較的楽な単一ループとして延びることができる。この結果、簡単であるが、それにもかかわらずコンパクトな構造が得られる。
特に好ましくは、キャリヤは、バンド及び(又は)ブリスタストリップとして構成される。容器は、好ましくは、ブリスタパウチによって形成される。これにより、簡単且つ安価な製造が可能になる。
これ又別個独立に具体化できる本発明の第2の観点によれば、吸入器は、遊星歯車装置及び(又は)キャリヤを段階的に前進させると共に(或いは)そらす複数個のホイール、特に遊星歯車を備えた運搬装置を有する。ホイールは、同一の直径を有し、共通のアール上に配置され、共通の駆動手段、特に太陽歯車により駆動可能であると共に(或いは)同一の回転方向を有する。これは、キャリヤの所望の容易な作用に寄与する一方で、吸入器のための簡単且つコンパクトな構成を保つ。
これ又別個独立に具体化できる本発明の別の観点によれば、吸入器は、歯車装置を備えた運搬装置を有し、自由移動性が一方向に得られる。特に好ましくは、自由回転が遊星歯車装置の太陽歯車に組み込まれる。これにより、簡単でコンパクトな構成の実現が可能である。
これ又別個独立に具体化できる本発明の別の観点によれば、キャリヤ又はブリスタストリップは、一回投与分の調合薬を収容した容器を個々に好ましくは固定された取出し装置まで運ぶと共に(或いは)容器を開放するために前進方向に対して横方向に動くことができる。これにより、コンパクトで簡単な構成の実現が可能であると共に(或いは)好ましくは吸入器内に設けられたマウスピースの付近への取出し装置の最適な配置が可能である。
本発明の別の観点では、吸入器の好ましくは実質的に丸形のハウジングは、一方の側部が平べったくされ又は凹んでおり、この側部は、特に、ハウジングの一部分及び開放可能なマウスピースカバーの一部分によって形成される。これにより、簡単で直感で分かる操作が可能である。
本発明の別の観点では、キャリヤは、その容器又はブリスタパウチを正確に位置決めするために特に逆止め装置により形成された移動量リミッタに向かってキャリヤを運搬方向とは逆に動かす。かくして、非常に正確な位置決めを非常に簡単な仕方で達成できる。特に、移動量リミッタは、キャリヤを移動させる歯車装置の逆止め装置により形成される。しかしながら、逆止め装置は、理論的には、キャリヤ又はブリスタストリップに直接作用しても良い。
本発明の別の観点によれば、吸入器のマウスピースのカバーの開放中、次の一回投与分を小出しするためにキャリヤ又は対応の容器だけを開放し、カバーを閉じたときにキャリヤだけを動かす。このようにすると、特にカバーを部分的にしか開放しなかった場合の誤動作は、簡単な仕方で少なくとも実質的に回避される。
本発明の別の観点、特徴、性質及び利点は、図面を参照して特許請求の範囲の記載及び好ましい実施形態についての以下の説明を参照すると明らかになろう。
図中、同一の参照符号は、同一又は類似の部品について用いられ、特に、類似の又は対応の利点及び(又は)性質は、関連の説明を繰り返さない場合でも達成される。
図1は、第1の実施形態として提案された吸入器1を蓋又はカバーが設けられていない状態で切除又は開放状態で示す非常に概略的な略図である。
吸入器1は、上述した意味の好ましくは粉末状調合薬2を各々が一回投与分の、特にばらばらになった状態の調合薬2を直接収容する複数の容器、特にブリスタパウチ4を有する好ましくはストリップ状のキャリヤ、特にブリスタストリップ3から送出するのに役立つ。キャリヤは、特に、閉ループを形成し、即ち、キャリヤは、円形又は無端構成のものである。吸入のため及び特に吸入の際、特に一回投与分の調合薬2が容器又はブリスタパウチ4から取り出される。
吸入器1は、キャリヤを段階的に前進させ又は運搬するコンベヤ又は運搬装置5を有している。
吸入器1は、容器を個々に開放すると共に(或いは)調合薬2の投与分を取り出す取出し装置6を更に有している。特に、取出し装置6は、容器を外部から次々に個々に開放することができるように構成されていると共に(或いは)吸入しながら呼吸することにより周囲空気の空気循環流Lを吸い込んで、図1に矢印Pで示すように吸入器1の関連のマウスピース7を通って周囲空気と一緒に対応の投与分を送出することができる。
吸入器1のマウスピース7は、好ましくは、剛性構造のものであると共に(或いは)吸入器1のハウジング上に形成され又はかかるハウジングによって形成されている。
マウスピース7の代わりに、吸入器1は、例えば調合薬2を送出するために例えば経鼻又は他の投与ルートのための別の端部品を有しても良い。特に、吸入器1は、他の目的のため、例えば、目のためのネブライザとしても使用できる。したがって、「吸入器」という用語は、好ましくは、これに対応して広い意味に理解されるべきである。
運搬装置5は、好ましくは、キャリヤのための2つのデフレクタ8を有する。特に、キャリヤは、特に好ましくは、キャリヤに考えられる限り最も少なく且つ(或いは)考えられる限り最も一様な曲率を与えた状態でキャリヤの考えられる限り最長の長さを吸入器1内に収納できるような仕方で且つ(或いは)吸入器1の簡単且つコンパクトな構成で容易な作用を達成するようにデフレクタ8相互間にのみ延びている。これら個々の観点について以下に詳細に説明する。
キャリヤは、好ましくは、図1に示すようにもっぱら吸入器1の環状セグメント9内で案内される。特に、吸入器1又は環状セグメント9は、吸入器1の特に周辺外壁10と中間又は内壁11との間に位置するキャリヤのためのチャネルを形成している。
外壁10は、特に、吸入器1の特に好ましい実質的に円板上の構造体内で実質的に円に沿って延びている。内壁11は、好ましくは、筒体の外面の形態をしている。しかしながら、他の形状の採用も可能である。
デフレクタ8は、好ましくは、互いに比較的近接して配置されている。キャリヤは、好ましくは、デフレクタ8から互いに逆方向に遠ざかって延びている。
キャリヤは、好ましくは、吸入器1の少なくとも270°及び(又は)360°未満の円周方向角度αにわたって延びている。かくして、キャリヤの螺旋又は渦巻形状、それ故に困難な作用を回避することができる。
キャリヤは、少なくとも実質的に一定の曲率を備えた2つのデフレクタ8相互間で案内される。これは、特に、キャリヤを動かし又は運搬する上で所望の容易な作用に寄与する。
キャリヤは、部分的に2つのデフレクタ8相互間に延びている。これら部分のうちの1つ、図示の実施形態では、半径方向外側部分は、好ましくは、もっぱら外壁10に沿って延びている。これにより、利用可能なスペースの最適利用が行われる一方で、特に、この部分に沿うキャリヤの少なくとも実質的に一定の且つ(或いは)最小の曲率が達成される。
デフレクタ8は、キャリヤを少なくとも160°、特に少なくとも実質的に180°そらす。これは、吸入器1の所望のコンパクトな構造に寄与する。
2つのデフレクタ8相互間のキャリヤの部分は、好ましくは、互いに少なくとも実質的に一定の間隔を置いた状態で案内される。特に、環状セグメント9の半径方向幅又はキャリヤの好ましくは弧状の広がり又は円周方向角度αにわたる内壁11からの外壁10の半径方向間隔は、一定である。
好ましくは、キャリヤは、もっぱら2つのデフレクタ8相互間に延びている。特に、2つのデフレクタ8相互間の部分は、図1で理解できるように、少なくとも実質的に外側弧及び内側弧に沿って、特に、円弧に沿って案内される。
特に、キャリヤ1は、内側が好ましくは円形又は円筒形の内壁11によって案内される。キャリヤは、外側が又は外壁10に沿って好ましくは、デフレクタ8、ホイール12及び(又は)案内要素13によって案内される。
ホイール12は、好ましくは、全て一定構造のものであるが、必要ならば、互いに異なる構造のものであっても良い。
少なくとも1つのホイール12は、好ましくは、キャリヤをインターロック係合方式により運搬し又は動かしてキャリヤを歯車12の対応の段階的回転によって段階的に次の容器まで前進させ又は運搬することができるように構成されている。これにより、調合薬2を個々の容器から次々に取り出すと共に送出のために取出し装置6を通って個々に取り出すことができる。好ましくは、ホイール12は全て、インターロック係合方式によりキャリヤの移動又は運搬を可能にするよう構成されている。
特に好ましくは、ホイール12は、それに応じて、駆動ホイール又は歯車若しくはピニオンとして構成される。かくして、特に、容器は、ホイール12に設けられた対応の凹部に嵌まり込むことができる。代替的に又は追加的に、ホイール12は、インターロック係合方式により又は規定された仕方でキャリヤの所望の運搬を可能にするために、歯、突出部等がキャリヤに設けられた対応の凹部、開口部、隙間等に嵌まり込んでも良い。
代替的に又は追加的に、ホイール12又はホイール12のうちの少なくとも幾つかは、ローラ等として形成されても良く且つ(或いは)キャリヤとインターロック係合関係をなさなくても良い。さらに適切に言えば、キャリヤは、必要ならば、摩擦係合だけで又は場合によっては滑り又は摺動により案内されても良い。この場合、ホイール12は、特に空回りの非駆動ローラ等として構成される。
デフレクタ8又はホイール12は、理論的には、摺動要素又は他の案内手段によって形成されても良い。しかしながら、デフレクタ8をホイール12によって形成することが特に好ましい。
図示の実施形態では、2つのホイール12が、デフレクタ8を形成している。加うるに、少なくとも2つの他のホイール12が、好ましくは、キャリヤ、特にキャリヤの外側部分を外壁10上で又は外壁10に沿って案内するために設けられている。しかしながら、これら追加のホイール12を全て省いても良い。この場合、特に、キャリヤの上述の部分をデフレクタ8相互間で適切に案内する対応のガイド、チャネル又は壁部分が設けられる。
2つのデフレクタ8は、好ましくは、取出し装置6又はマウスピース7と反対側の吸入器1の側部に設けられる。特に好ましくは、キャリヤは、取出し装置6及び(又は)マウスピース7に関して対称に配置される。代替的に又は追加的に、これは、好ましくは、ホイール12の配列についても当てはまる。
吸入器1内でキャリヤを案内するという提案により得られる特定の利点は、キャリヤがデフレクタ8の付近でのみ湾曲度が非常に高く、特に、同一方向に湾曲するに過ぎないということである。特に、逆方向には急峻な曲がりは存在しない。これは、キャリヤの運搬又は運動中、所望の容易な作用に寄与する。
ホイール12は、好ましくは、同一直径を有し、特に、構造が同一である。これにより、製造が簡単且つ安価になる。特に好ましくは、ホイール12の直径は、キャリヤの上述の部分の間隔に実質的に一致する。
ホイール12は、好ましくは、共通アールR上に配置される。特に、これにより、簡単な駆動が可能である。好ましくは、事実、ホイール12を共通の駆動手段、特に太陽歯車14によって駆動することができ、この太陽歯車は、図1では部分的にしか示されていない。この場合、一種の遊星歯車が、特に、ホイール12で形成される。ホイール12は、好ましくは、キャリヤの規定された運動又は運搬を可能にするために歯車のように歯を有している。変形例として、ホイール12は、例えば共通駆動手段としての包囲ベルト等によって駆動可能であっても良い。
特に好ましくは、ホイール12は、キャリヤを動かし又は運搬するために同一方向に回転する。
かくして、運搬装置5の作動中、キャリヤは、引き続き回転的に前送りされ又は運搬され、確かに、次の送出又は吸入のために次の容器まで段階的に前送りされる。運搬装置5は、キャリヤを移動させるための1つだけの駆動装置を構成するのが好ましい。
マウスピース7又は他の端部品は、好ましくは、関連のカバー15を有し、このカバーは、マウスピース7を開放すると共に(或いは)閉鎖するために動くことができ、特にピボット回転できる。運搬装置5及び(又は)取出し装置6は、好ましくは、カバー15の開放運動及び(又は)閉鎖運動により作動される。これにより、吸入器1を作動させて用いる非常に簡単で且つ特に直感で分かる方法が提供される。
取出し装置6は、好ましくは、取出し要素16を有し、この取出し要素は、特に穿通要素として構成され、一定の設計のものであると共に(或いは)マウスピース7に取り付けられる。取出し要素16は、それぞれの容器又はキャリヤに対して動くことができる。その目的は、それぞれの容器を開放し、特にこれを穿通し、それにより当該容器との流体結合を確立することにある。
好ましくは、相対運動は、キャリヤが案内要素13によって動かされ又は他の何らかの仕方で特にその運動又は運搬方向に対して横方向に押されることにより実施される。この目的のため、案内要素13は、それに対応して、動くことができ、特に摺動することができ、最も好ましくはそりのように動くように案内される。この運動又は摺動方向は、図示の実施形態では具体的には半径方向であり、或いは、送出方向又は矢印Pの方向又はその逆方向である。
図2は、案内要素13の好ましい構成を斜視図で示している。案内要素13は、好ましくはインターロック係合方式でキャリヤを例えば互いに向かって開いた対向した長手方向溝17内で案内する。しかしながら、他の構成上の手段の採用も可能である。
さらに、図2は、案内要素13上の好ましくは外側の摺動面、制御溝又は制御湾曲部18を示している。カバー15は、この制御溝内に直接又は間接的に嵌まり込むことができ又はこの制御湾曲部18に係合することができ、その結果、案内要素13、それ故にキャリヤがそれぞれの容器を選択的に開放し又はこれに接触するよう取出し要素16に対して所望の仕方で動き又は変位するようになっている。特に、案内要素13又はキャリヤを所望に応じて規定された仕方で動かす摺動ガイド又は確実なガイドが形成される。しかしながら、他の歯車伝動手段又は作動方式の採用も又可能である。
使用のため、吸入器1のカバー15を例えば吸入器1の中心軸線回りにピボット回転させ又は回転させることにより開く。これにより、マウスピース7が露出する。この前に、それと同時に又はその後に、運搬装置5を作動させ又はキャリヤを次の容器まで前進させると共に(或いは)次の容器を開く。これは、特に、カバー15と運搬装置5、特に好ましくは太陽歯車14との適当な歯車伝動結合方式によって達成される。
キャリヤを所望の仕方で前進させた後、好ましくは、カバー15の開放又はピボット回転運動が続くと、次の吸入が予定されており、特に、取出し要素16に対して既に位置決めされ又はその下に既に位置決めされた容器を開く。これを開くため、案内要素13又はキャリヤを取出し要素16に対して動かして取出し要素が容器を開き、具体的にはブリスタパウチ3の箔カバー又は覆いに食い込んでこれを切断して開き、これを穿通し又はこれを引き裂いて開くようにする。この状態は、図1に示されると共にマウスピース7の一部の切除概略断面図の状態で図3に示されている。この状態では、カバー15は、完全に開き、吸入器1は、いつでも送出又は吸入可能な状態にある。
特に好ましい別の特徴によれば、キャリヤは、カバー15の開放中、それ以上運搬されず、開放運動中にのみ(特に、開放運動の終わりにのみ)開かれる。特に、キャリヤのそれぞれの容器は、取出し要素16により穿通される。特に好ましくは、開放は、キャリヤ又は対応の容器を好ましくは静止状態の取出し要素16まで動かすことにより行われる。このように、開放運動が終わりになると、カバー15は、特に完全に開く。今や、開放状態の容器に入っている投与分の送出又は吸入が可能である。投与分の送出又は吸入がいったん完了すると、カバー15を再び閉鎖する。閉鎖運動の際、先ず最初に、第1の段階では、取出し要素16及びキャリヤを互いに遠ざけ、特に、キャリヤを取出し要素16から再び遠ざけてキャリヤを前へ動かすことができるようにする。次に、カバー15の閉鎖運動の第2段階において、キャリヤを先へ進め、その結果、次の容器が既に定位置に存在し又は少なくとも実質的に正確に位置決めされるようにする。この手順は、閉鎖位置から始まる吸入器1又はカバー15の部分開放によっては、キャリヤのそれ以上の運動が生じないという利点を有する。
上述した別の特徴では、フリーホイール(一方向)クラッチ22又は逆止め装置28が、特に、第2の実施形態を参照して以下に説明するように、キャリヤがカバー15の開放中、後戻りせず又は正確な位置決めのために僅かしか後戻りしないようにする。
図4は、カバー15が開いた状態の吸入器1を輪郭図で示している。カバー15は、吸入器1の好ましくは円板状のハウジング19を特に両側が扇形の形をした状態で且つ例えば約120°〜180°の円周方向角度又は円周方向部分に沿って包囲している。好ましくは、少なくとも1つの停止部、この場合、半径方向停止部20が、ピボット回転運動、特に開放運動と閉鎖運動の両方を制限するために設けられている。
ユーザ又は患者(図示せず)が、マウスピース10を介して呼吸し又は空気を吸い込むと、周囲空気の空気の流れLは、吸い込まれて開放状態又は穿通状態の容器を通って導かれて容器内に入っている調合薬2が空気流Lにより取出し要素16及び隣接のマウスピース7を通って噴霧化形態で、即ち、エーロゾル雲又はスプレーミストとして送出されるようになっている。
容器を空にし、調合薬2を送出した後、吸入器1又はカバー15を再び閉鎖するのが良い。このようにするため、カバー15を好ましくは、開放方向とは逆に回転させ又はピボット回転させる。対応の運動の自由度又はロック機構体は、キャリヤ又はブリスタストリップ3が望ましくない仕方で逆方向に動かず又は運搬されないようにする。
上述した変形実施形態によれば、開放運動に加えて又は特にその代替手段として、閉鎖運動も又、運搬装置5を作動させ又はキャリヤを次の容器まで前進させ又は更に先に運搬するために使用できる。
吸入器1は、好ましくは、携帯可能な構成のものである。特に好ましくは、この吸入器は、純粋に機械的に動作する。
吸入器1は、好ましくは、既に用いられた容器又はまだ用いられていない容器をカウントし、特に表示するカウンタ(図示せず)を有する。
提案された吸入器1の第2の実施形態について図5を参照して以下に詳細に説明する。特に、第1の実施形態とは異なる大きな相違点についてのみ説明するが、このことは、他の注意事項及び説明がそのまま又は補完的に依然として当てはまることを意味している。
第2の実施形態では又は図5の断面図では、キャリヤを前進させ又は更に運搬するための吸入器1又は運搬装置5の歯車装置、特に歯車又は遊星歯車装置21が示されている。しかしながら、理論的には、任意他の適当な歯車装置を用いることができる。ただし、遊星歯車装置21が特に好ましい。
好ましくは、吸入器1又は運搬装置5は、ドライブトレーン又は歯車装置の一駆動又は回転方向に自由回転する装置又はフリーホイールクラッチ22である。
特に好ましくは、自由回転装置又はフリーホイールクラッチ22は、駆動ホイール又は歯車、特に太陽歯車14と関連し又はこの中に配置され又は組み込まれている。図示の実施形態では、自由回転装置又はフリーホイールクラッチ22は、少なくとも1つの好ましくは接線方向に且つ(或いは)半径方向に突き出たフィンガ24(最も好ましくは2つのフィンガ24)を備えた駆動要素23を有している。駆動要素23は、関連の駆動ホイール若しくは歯車又は太陽歯車14の1つ又は複数のフィンガ24によってインターロック係合関係をなして一回転方向(図示の実施形態では、反時計回りの方向)に係合して関連の駆動ホイール若しくは歯車又は太陽歯車14をこの方向に駆動する。他方の方向又は他方の回転方向では、フィンガ24は滑り又は空回りすることができる。特に、関連の駆動ホイール若しくは歯車又は太陽歯車14には内歯25が形成されており、フィンガ24は、これら内歯に係合することができる。しかしながら、他の構成上の手段も又可能である。
太陽歯車14は、好ましくは、中間歯車26を介して遊星歯車装置21の関連の遊星歯車27を駆動する。中間歯車26は、好ましくは、特にコンパクトな構造を達成するために太陽歯車14の周りに一様に分布して設けられている。変形例として、太陽歯車14は、遊星歯車27を直接駆動しても良い。
遊星歯車27は、好ましくは、キャリヤを案内すると共に(或いは)運搬するために歯車12と同軸に配置されている。特に好ましくは、遊星歯車27は、1対ずつ共通アクスルに歯車12回りに取り付けられると共に(或いは)一体構造のものである。例えば、遊星歯車27は、ホイール12上に形成されても良く、又その逆の関係であっても良い。
吸入器1又は運搬装置5は、好ましくは、キャリヤの望ましくない逆転を安全に阻止すると共に(或いは)キャリヤの運動に対する規定された端停止部を形成する逆止め機構体28を有する。逆止め機構体28は、好ましくは、運搬装置5又はその歯車に作用し、即ち、図示の実施形態では、遊星歯車27に作用する。例えば、逆止め機構体28を特に弾性的に付勢される係止ラッチ等によって形成するのが良く、かかる弾性的に付勢される係止ラッチは、望ましくない逆方向回転及び逆転を阻止する。代替的に又は追加的に、逆止め機構体28は、キャリヤそれ自体にも作用して良い。
図示の実施形態では、駆動要素23は、好ましくは、駆動関係をなしてカバー15に結合されており、その結果、駆動要素23は、開閉中、同時に回転するようになっている。一回転方向では、フリーホイールクラッチ22は、定位置にロックし、太陽歯車14を回転させて遊星歯車を駆動し、それに応じて、キャリヤをホイール12によって先へ運ぶ。他方の回転方向では、フリーホイールクラッチ22は、少なくとも逆止め機構体28の作用下において、作用を発揮し又は回転し若しくは滑り、その結果、キャリヤは、もはや後方には動かされず又はせいぜい逆止め機構体28の停止部又はバリヤまで動かされるに過ぎない。逆止め機構体28による規定された停止部までのこの逆転は、逆方向へのフリーホイールクラッチ22の対応の摩擦又は強制的係合によって達成できると共に(或いは)キャリヤの非常に正確な位置決めが得られるよう利用できる。
好ましくは、吸入器1は、キャリヤが次の容器まで進む時にキャリヤが先ず最初に常時幾分遠すぎるほど先まで前進するよう構成されている。容器を開放する前に、キャリヤを移動量リミッタまで又は逆止め機構体28が作用を発揮するまで戻す。かくして、開放されるべき容器は、先ず最初に、特にこの容器を取出し要素16まで動かすことにより開放が生じる取出し位置に非常に正確に位置決めされる。
特に好ましくは、キャリヤ又は開放されるべきキャリヤ内の容器を規定された端停止部(逆止め機構体28によって形成される)まで逆転させることは、上述した変形実施形態(カバー15が閉じられた場合にのみキャリヤを前進させる)で用いられ、その結果、吸入器1又はカバー15の初期開放中、キャリヤを停止部まで戻し、開放されるべき容器を取出し要素16に対して正確に位置決めする。すると、容器の実際の開放が上述したようにカバー15の次の開放運動中に生じる。
一般的に言って、フリーホイールクラッチ22は他の何らかの仕方で構成できることは指摘されるべきである。逆止め機構体28も又、他の何らかの仕方で形成できる。特に、逆止め機構体28は、必要ならば、キャリヤ2に直接作用しても良く、オプションとして、容器又はブリスタパウチ4に直接作用しても良い。
注目されるべきこととして、開放状態のカバー15は、好ましくは、マウスピース7を露出させる。ただし、これは図5には示されていない。
図5は、好ましくは吸入器1のハウジングによる案内要素13の好ましいそり状の案内方式を純粋に概略的な形態で示している。
吸入器1又はそのハウジング19は、特に、実質的に丸い形状及び(又は)平べったくされた又は凹んだ(凹状)の側部を有している。一例として挙げられた実施形態では、この平べったくされた又は凹んだ側部は、特に好ましくは、吸入器1のハウジング19の一部分29及び(又は)カバー15の一部分30によって形成される。この部分29は、特に、吸入器1を保持し又は掴むために役立ち又はユーザ(図示せず)の指、特に親指の当接面として役立つ。部分30は、特に、好ましくはカバー15を開放している間又はカバーを開放する目的で、ユーザ(図示せず)の指又は親指のための作動面として役立つ。吸入器1を閉鎖すると、これら2つの部分29,30は、好ましくは、互いに並んで配置され、特に、吸入器1の少なくとも実質的に連続した外面を形成する。カバー15を開放するため、2つの部分29,30を好ましくは互いに押し離すのが良い。これにより、非常に簡単且つ(或いは)直感で分かる操作が可能である。
一般的に言って、2つの実施形態に関し、キャリヤ3は、好ましくはそれぞれの容器又はブリスタパウチ4を取出し装置6又はその取出し要素16に流体結合すると共に(或いは)かかる容器又はパウチ4を開放するため、運搬方向又は半径方向に対して直角をなし又は垂直に動かされ又は変位されることは注目されるべきである。取出し装置6又はその取出し要素16は、それに対応して、好ましくは、構成的に固定される。ブリスタパウチ4からの調合薬2の取り出し又は吸入後、キャリヤを好ましくは再び逆方向に戻すと、キャリヤを先に運搬することができる。
キャリヤを開放するためにキャリヤを側方に運動させることは、好ましくは、カバー15の開放運動又は閉鎖運動により、特に、歯車装置とは別個に、特に好ましくは、摺動ガイド又は他の確実なガイドによって実施され、かかる摺動ガイド又は他の確実なガイドは、カバー15の運動(この場合、取出し要素16に向かう運動又はこれから遠ざかる運動)に対する所望の依存性を持って、これに対応して、案内要素13及びそれ故に取出し位置にあるキャリヤ又は容器を動かし又は変位させる。
2つの実施形態の個々の特徴及び観点は又、所望に応じて互いに組み合わせることが可能であると共に(或いは)他の吸入器1に用いることができる。
好ましい医薬製剤又は調合薬2の幾つかの好ましい成分及び(又は)組成が以下に列記されている。上述したように、医薬製剤又は調合薬は、広義には特に粉末又は液体である。特に好ましくは、調合薬2は、以下を含む。
以下に列記する化合物をこれらそれ自体で又は組合せ状態で本発明の器具に用いることができる。以下に記載する化合物に関し、Wは、薬理学的に有効な物質であり、ベータミメティック(Betamimetic)、抗コリン作用薬、コルチコステロイド、PDE4−阻害薬、LTD4−拮抗薬、EGFR−阻害薬、ドーパミン作用薬、H1−抗ヒスタミン薬、PAF−拮抗薬及びPI3−キナーゼ阻害薬の中から(例示として)選択される。さらに、Wの2つの組合せ又は3つの組合せを組み合わせて本発明の器具に用いることができる。Wの組合せは、例えば次のようなものが考えられる。
・Wは、抗コリン作用薬、コルチコステロイド、PDE4−阻害薬、EGFR−阻害薬又はLTD4−拮抗薬と組み合わせられるベータミメティックを意味する。
・Wは、ベータミメティック、コルチコステロイド、PDE4−阻害薬、EGFR−阻害薬又はLTD4−拮抗薬と組み合わせられる抗コリン作用薬を意味する。
・Wは、PDE4−阻害薬、EGFR−阻害薬又はLTD4−拮抗薬と組み合わせられるコルチコステロイドを意味する。
・Wは、EGFR−阻害薬又はLTD4−拮抗薬と組み合わせられるPDE4−阻害薬を意味する。
・Wは、LTD4−拮抗薬と組み合わせられるEGFR−阻害薬を意味する。
ベータミメティックとして用いられる化合物は、好ましくは、アルブテロール、アルフォルモテロール、バンブテロール、ビトルテロール、ブロクサテロール、カルブテロール、クレンブテロール、フェノテロール、ホルモテロール、ヘキソプレナリン、イブテロール、イソエタリン、イソプレナリン、レボサルブタモル、マブテロール、メルアドリン、メタプロテレノール、オルチプレナリン、ピルブテロール、プロカテロール、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、サルメファモル、サルメテロール、ソテレノール、スルホンテロール、テルブタリン、チアラミド、トルブテロール、ジンテロール、CHF−1035、HOKU−81、KUL−1248及び
・3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−エチルアミノ]−ヘキシロキシ}−ブチル)−ベンジル−スルホナミド、
・5−[2−(5,6−ジエチル−インダン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシ−エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン、
・4−ヒドロキシ−7−[2−{[2−{[3−(2−フェニルエトキシ)プロピル]スルホニル}エチル]−アミノ}エチル]−2(3H)−ベンゾチアゾロン、
・1−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−2−[4−(1−ベンジミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、
・1−[3−(4−メトキシベンジル−アミノ)−4−ヒドロキシフェニル]−2−[4−(1−ベンジミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、
・1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、
・1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、
・1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−n−ブチルオキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、
・1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン8−イル]−2−{4−[3−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアゾル−3−イル]−2−メチル−2−ブチルアミノ}エタノール、
・5−ヒドロキシ−8−(1−ヒドロキシ−2−イソプロピルアミノブチル)−2H−1,4−ベンゾキサジン−3−(4H)−オン、
・1−(4−アミノ−3−クロロ−5−トリフルオルメチルフェニル)−2−t−ブチルアミノ)エタノール、
・6−ヒドロキシ−8−{1−ヒドロキシ−2−[2−(4−メトキシ−フェニル)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−エチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
・6−ヒドロキシ−8−{1−ヒドロキシ−2−[2−(エチル4−フェノキシ−アセテート)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−エチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
・6−ヒドロキシ−8−{1−ヒドロキシ−2−[2−(4−フェノキシ−酢酸)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−エチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
・8−{2−[1,1−ジメチル−2−(2,4,6−トリメチルフェニル)−エチルアミノ]−1−ヒドロキシ−エチル}−6−ヒドロキシ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
・6−ヒドロキシ−8−{1−ヒドロキシ−2−[2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−エチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
・6−ヒドロキシ−8−{1−ヒドロキシ−2−[2−(4−イソプロピル−フェニル)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−エチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
・8−{2−[2−(4−エチル−フェニル)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−1−ヒドロキシ−エチル}−6−ヒドロキシ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
・8−{2−[2−(4−エトキシ−フェニル)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−1−ヒドロキシ−エチル}−6−ヒドロキシ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
・4−(4−{2−[2−ヒドロキシ−2−(6−ヒドロキシ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−8−イル)−エチルアミノ]−2−メチル−プロピル}−フェノキシ)−酪酸、
・8−{2−[2−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−1−ヒドロキシ−エチル}−6−ヒドロキシ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
・1−(4−エトキシ−カルボニルアミノ−3−シアノ−5−フルオロフェニル)−2−(t−ブチルアミノ)エタノール、
・2−ヒドロキシ−5−(1−ヒドロキシ−2−{2−[4−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチルアミノ)−フェニル]−エチルアミノ}−エチル)−ベンズアルデヒド、
・N−[2−ヒドロキシ−5−(1−ヒドロキシ−2−{2−[4−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチルアミノ)−フェニル]−エチルアミノ}−エチル)−フェニル]−ホルムアミド、
・8−ヒドロキシ−5−(1−ヒドロキシ−2−{2−[4−(6−メトキシ−ビフェニル−3−イルアミノ)−フェニル]−エチルアミノ}−エチル)−1H−キノリン−2−オン、
・8−ヒドロキシ−5−(1−ヒドロキシ−2−(6−フェネチルアミノ−ヘキシルアミノ)−エチル)−1H−キノリン−2−オン、
・5−[2−(2−{4−[4−(2−アミノ−2−メチル−プロポキシ)−フェニルアミノ]−フェニル}−エチルアミノ)−1−ヒドロキシ−エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン、
・[3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−エチルアミノ]−ヘキシルオキシ}−ブチル)−5−メチル−フェニル]−ウレア、
・4−(2−{6−[2−(2,6−ジクロロ−ベンジルオキソ)−エトキシ]−ヘキシルアミノ}−1−ヒドロキシ−エチル)−2−ヒドロキシメチル−フェノール、
・3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−エチルアミノ]−ヘキシルオキシ}−ブチル)−ベンジルスルホンアミド、
・3−(3−{7−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−エチルアミノ]−ヘプチルオキシ}−プロピル)−ベンジルスルホンアミド、
・4−(2−{6−[4−(3−シクロペンタンスルホニル−フェニル)−ブトキシ]−ヘキシルアミノ}−1−ヒドロキシ−エチル)−2−ヒドロキシメチル−フェノール

・N−アダマンタン−2−イル−2−(3−{2−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−エチルアミノ]−プロピル}−フェニル)−アセトアミドの中から選択された化合物であり、
オプションとして上記化合物のラセミ化合物、エナンチオマー又はジアステレオマー及びオプションとして上記化合物の薬理学的に容認できる酸添加塩、溶媒化合物又は水和物である。本発明によれば、ベータミメティックの酸添加塩は、好ましくは、ヒドロクロリド(塩酸塩)、ヒドロブロミド(臭化水素酸塩)、ヒドロイオジド(沃化水素酸)、ヒドロスルフェート(重硫酸塩)、ヒドロホスフェート、ヒドロメタンスルホネート、ヒドロニトレート、ヒドロマレエート、ヒドロアセテート、ヒドロシトレート、ヒドロフマレート、ヒドロタルトレート、ヒドロオキサレート、ヒドロスクシネート、ヒドロベンゾエート及びヒドロ−p−トルエンスルホネートの中から選択される。
用いられる抗コリン作用薬は、好ましくは、チオトロピウム塩、好ましくはブロミド塩、オキシトロピウム塩、好ましくはブロミド塩、フルトロピウム塩、好ましくはブロミド塩、イプラトロピウム塩、好ましくはブロミド塩、グリコピロニウム塩、好ましくはブロミド塩、トロスピウム塩、好ましくはクロリド塩、トルテロジンの中から選択された化合物である。好ましくはブロミド塩の中から選択された化合物である。上述の塩に関し、陽イオンは、薬理学的に有効な成分である。陰イオンとして、上述の塩は、好ましくは、クロリド、ブロミド、イオジド、スルフェート、ホスフェート、メタンスルホネート、ニトレート、マレエート、アセテート、シトレート、フマレート、タルトレート、オキサレート、スクシネート、ベンゾエート及びp−トルエンスルホネートを含むのが良く、クロリド、ブロミド、イオジド、スルヘート、メタンスルホネート、又はp−トルエンスルホネートが対イオンとして好ましい。全ての塩のうちで、クロリド、ブロミド、イオジド及びメタンスルホネートが特に好ましい。
他の好ましい抗コリン作用薬は、次の化学式AC−1、即ち、
Figure 2009537193
の塩の中から選択され、この化学式において、X-は、単一の負の電荷を備えた陰イオン、好ましくは、フルオリド、クロリド、ブロミド、イオジド、スルフェート、ホスフェート、メタンスルホネート、ニトレート、マレエート、アセテート、シトレート、フマレート、タルトレート、オキサレート、スクシネート、ベンゾエート及びp−トルエンスルホネートの中から選択された陰イオン、好ましくは、単一の負の電荷を備えた陰イオン、特に好ましくは、フルオリド、クロリド、ブロミド、メタンスルホネート及びp−トルエンスルホネートの中から選択された陰イオン、特に好ましくはブロミドを意味し、オプションとしてこれらのラセミ化合物、エナンチオマー又は水和物を意味している。次の化学式AC−1−en、即ち、
Figure 2009537193
のエナンチオマーを含む薬理学的な組合せが特に重要であり、この化学式において、X-は、上述の意味を有するのが良い。他の好ましい抗コリン作用薬は、次の化学式AC−2、即ち、
Figure 2009537193
の塩から選択され、この化学式において、Rは、メチルかエチルかのいずれかを表し、X-は、上述の意味を有するのが良い。変形実施形態では、化学式AC−2の化合物は、次の自由塩基AC−2−base、即ち、
Figure 2009537193
の形態で存在しても良い。
他の特定される化合物は、次の通りである。
・トロペノール2,2−ジフェニルプロピオネートメトブロミド、
・スコピン2,2−ジフェニルプロピオネートメトブロミド、
・スコピン2,2−フルオロ−2,2−ジフェニルアセテートメトブロミド、
・トロペノール2−フルオロ−2,2−ジフェニルアセテートメトブロミド、
・トロペノール3,3′,4,4′−テトラフルオロベンジレートメトブロミド、
・スコピン3,3′,4,4′−テトラフルオロベンジレートメトブロミド、
・トロペノール4,4′−ジフルオロベンジレートメトブロミド、
・スコピン4,4′−ジフルオロベンジレートメトブロミド、
・トロペノール3,3′−ジフルオロベンジレートメトブロミド、
・スコピン3,3′−ジフルオロベンジレートメトブロミド、
・トロペノール9−ヒドロキシ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・トロペノール9−フルオロ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・スコピン9−ヒドロキシ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・スコピン9−フルオロ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・トロペノール9−メチル−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・スコピン9−メチル−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・シクロプロピルトロピンベンジレートメトブロミド、
・シクロプロピルトロピン2,2−ジフェニルプロピオネートメトブロミド、
・シクロプロピルトロピン9−ヒドロキシ−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・シクロプロピルトロピン9−メチル−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド
・シクロプロピルトロピン9−メチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド
・シクロプロピルトロピン9−ヒドロキシ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド
・シクロプロピルトロピンメチル4,4′−ジフルオロベンジレートメトブロミド、
・トロペノール9−ヒドロキシ−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・スコピン9−ヒドロキシ−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・トロペノール9−メチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・スコピン9−メチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・トロペノール9−エチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・トロペノール9−ジフルオロメチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、
・スコピン9−ヒドロキシメチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド。
上述の化合物は、本発明の範囲内で塩としても使用でき、この場合、メトブロミドに代えて、塩メト−Xが用いられ、この場合、Xは、X-について上述した意味を有するのが良い。
コルチコステロイドとして、ベクロメタソン(beclomethasone)、ベータメタソン(betamethasone)、ブデソニド(budesonide)、ブチキソコルテ(butixocorte)、シクレソニド(ciclesonide)、デフラザコルテ(deflazacorte)、デキサメタソン(dexamethasone)、エチプレドノル(etiprednole)、フルニソリド(flunisolide)、フルチカソン(fluticasone)、ロテプレドノル(loteprednole)、モメタソン(mometasone)、プレドニソロン(prednisolone)、プレドニソン(prednisone)、ロフレポニド(rofleponide)、トリアムシノロン(triamcinolone)、RPR−106541、NS−126、ST−26及び
・(S)−フルオロメチル 6,9−ジフルオロ−17−[(2−フラニルカルボニル)オキシ]−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソ−アンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボチオネート、
・(S)−(2−オキソ−テトラヒドロ−フラン−3S−イル)6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソ−17−プロピオニルオキシ−アンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボチオネート、
・シアオメチル 6α,9α−ジフルオロ−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−17α−(2,2,3,3−テトラメチルシクロプロピルカルボニル)オキシ−アンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボン酸シアノメチルエステルの中から選択された化合物を用いることが好ましく、
オプションとして上記化合物のラセミ化合物、エナンチオマー又はジアステレオマー及びオプションとして上記化合物の薬理学的に容認できる塩及びその誘導体、溶媒化合物及び(又は)水和物が用いられる。ステロイドと言った場合、これは、存在し得るステロイドの塩又はその誘導体、水和物又は溶媒化合物を含む。考えられるステロイドの塩及びその誘導体の例は、アルカリ金属、例えばナトリウム塩、カリウム塩、スルホベンゾエート、ホスフェート、イソニコチネート、アセテート、ジクロロアセテート、プロピオネート、ジヒドロゲンホスフェート、パルミテート、ピバレート又はフロエートである。
使用できるPDE4−阻害薬は、好ましくは、エンプロフィリン、テオフィルリン、ロフルミラスト、アリフロ(チロミラスト)、トフィミラステ(tofimilaste)、プマフェントリン(pumafentrine)、リリミラステ(lirimilaste)、アロフィリン(arofylline)、アチゾラム(atizorame)、D−4418、ベイ(Bay)−198004、BY343、CP−325.366、D−4396(Sch−351591)、AWD−12−281(GW−842470)、NCS−613、CDP−840、D−4418、PD−168787、T−440、T2585、V−11294A、C1−1018、CDC−801、CDC−3052、D−22888、YM−58997、Z−15370及び、
・N−(3,5−ジクロロ−1−オキソ−ピリジン−4−イル)−4−ジフルオロメトキシ−3−シクロプロピルメトキシベンザミド、
・(−)p−[(4aR*,10bS*)−9−エトキシ−1,2,3,4,4a,10b−ヘキサヒドロ−8−メトキシ−2−メチルベンゾ[s][1,6]ナフチリジン−6−イル]−N,N−ジイソプロピルベンザミド、
・(R)−(+)−1−(4−ブロモベンジル)−4−[(3−シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−2−ピロリドン、
・3−(シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1−(4−N′−[N−2−シアノ−S−メチル−イソチオウレイド]ベンジル)−2−ピロリドン、
・シス[4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサン−1−カルボン酸]、
・2−カルボメトキシ−4−シアノ−4−(3−シクロプロピルメトキシ−4−ジフルオロメトキシフェニル)シクロヘキサン−1−オン、
・シス[4−シアノ−4−(3−シクロプロピルメトキシ−4−ジフルオロメトキシフェニル)シクロヘキサン−1−オル]、
・(R)−(+)−エチル[4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)ピロリジン−2−イリデン]アセテート、
・(S)−(−)−エチル[4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)ピロリジン−2−イリデン]アセテート、
・9−シクロペンチル−5,6−ジヒドロ−7−エチル−3(2−チエニル)−9H−ピラゾロ[3,4−c]−1,2,4−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン、
・9−シクロペンチル−5,6−ジヒドロ−7−エチル−3−(t−ブチル)−9H−ピラゾロ[3,4−c]−1,2,4−トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの中から選択された化合物であり、
オプションとして上記化合物のラセミ化合物、エナンチオマー又はジアステレオマー及びオプションとして上記化合物の薬理学的に容認できる酸添加塩、溶媒化合物及び(又は)水和物である。本発明によれば、PDE4阻害薬の酸添加塩は、好ましくは、ヒドロクロリド(塩酸塩)、ヒドロブロミド(臭化水素酸塩)、ヒドロイオジド(沃化水素酸)、ヒドロスルフェート(重硫酸塩)、ヒドロホスフェート、ヒドロメタンスルホネート、ヒドロニトレート、ヒドロマレエート、ヒドロアセテート、ヒドロシトレート、ヒドロフマレート、ヒドロタルトレート、ヒドロオキサレート、ヒドロスクシネート、ヒドロベンゾエート及びヒドロ−p−トルエンスルホネートの中から選択される。
用いられるLTD4−拮抗薬は、好ましくは、モンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、MCC−847(ZD−3523)、MN−001、MEN−91507(LM−1507)、VUF−5078、VUF−K−8707、L−733321、及び
・1−(((R)−(3−(2−(6,7−ジフルオロ−2−キノリニル)エテニル)フェニル)−3−(2−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)フェニル)チオ)メチルシクロプロパン−酢酸、
・1−(((1(R)−3(3−(2−(2,3−ジクロロチエノ[3,2−b]ピリジン−5−イル)−(E)−エテニル)フェニル)−3−(2−(1−ヒドロキシ−1−メチレチル)フェニル)プロピル)チオ)メチル)シクロプロパン−酢酸、
・[2−[[2−(4−t−ブチル−2−チアゾリル)−5−ベンゾフラニル]オキシメチル]フェニル]酢酸の中から選択された化合物であり、
オプションとして上記化合物のラセミ化合物、エナンチオマー又はジアステレオマー及びオプションとして上記化合物の薬理学的に容認できる酸添加塩、溶媒化合物及び(又は)水和物である。本発明によれば、これらの酸添加塩は、好ましくは、ヒドロクロリド(塩酸塩)、ヒドロブロミド(臭化水素酸塩)、ヒドロイオジド(沃化水素酸)、ヒドロスルフェート(重硫酸塩)、ヒドロホスフェート、ヒドロメタンスルホネート、ヒドロニトレート、ヒドロマレエート、ヒドロアセテート、ヒドロシトレート、ヒドロフマレート、ヒドロタルトレート、ヒドロオキサレート、ヒドロスクシネート、ヒドロベンゾエート及びヒドロ−p−トルエンスルホネートの中から選択される。LTD4−拮抗薬がオプションとして形成できる塩又はその誘導体は、例えば、アルカリ金属、例えばナトリウム塩、カリウム塩、スルホベンゾエート、ホスフェート、イソニコチネート、アセテート、ジクロロアセテート、プロピオネート、ジヒドロゲンホスフェート、パルミテート、ピバレート又はフロエートを意味している。
使用できるEGFR−阻害薬は、好ましくは、セツキマブ(cetuximab )、トラスツズマブ(trastuzumab )、ABX−EGF、マブ(Mab)ICR−62、及び
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(N,N−ジエチルアミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(N,N−ジメチルアミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、
・4−[(R)−(1−フェニル−エチル)アミノ]−6−{[4−(モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−シクロペンチルオキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{((R)−6−メチル−2−オキソ−モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{[4−((R)−6−メチル−2−オキソ−モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−[(S)−(テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ]−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{[4−((R)−2−メトキシメチル−6−オキソ−モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[2−((S)−6−メチル−2−オキソ−モルフォリン−4−イル)−エトキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−({4−[N−(2−メトキシ−エチル)−N−メチル−アミノ]−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ)−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−({4−[N,N−ジメチルアミノ]−1−オキソ−2−ブテン−1−イル}アミノ)−7−シクロペンチルオキシ−キナゾリン、
・4−[(R)−(1−フェニル−エチル)アミノ]−6−({4−[N,N−ビス(−(2−メトキシ−エチル)−アミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、
・4−[(R)−(1−フェニル−エチル)アミノ]−6−({4−[N−(2−メトキシ−エチル)−N−メチル−アミノ]−1−オキソ−2−ブテン−1−イル}アミノ)−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、
・4−[(R)−(1−フェニル−エチル)アミノ]−6−({4−[N−(2−メトキシ−エチル)−N−メチル−アミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル}アミノ)−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、
・4−[(R)−(1−フェニル−エチル)アミノ]−6−({4−[N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−N−メチル−アミノ]−1−オキソ−2−ブテン−1−イル}アミノ)−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−({4−[N,N−ジメチルアミノ]−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−({4−[N,N−ジメチルアミノ]−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−((S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−({4−[N−(2−メトキシ−エチル)−N−メチル−アミノ]−1−オキソ−2−ブテン−1−イル}アミノ)−7−シクロペンチルオキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−({4−(N−シクロプロピル−N−メチル−アミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−シクロペンチルロキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(N,N−ジメチルアミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−[(R)−(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(N,N−ジメチルアミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−[(S)−(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−キナゾリン、
・4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6,7−ビス−(2−メトキシ−エトキシ)−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−7−モルフォリン−4−イル)−プロピルオキシ]−6−[ビニルカルボニル)アミノ]キナゾリン、
・4−[(R)−(1−フェニル−エチル)アミノ]−6−(4−ヒドロキシ−フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン、
・3−シアノ−4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(N,N−ジメチルアミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−エトキシ−キノリン、
・4−{[(3−クロロ−4−(3−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]アミノ}−6−(5−{[2−メタンスルホニル−エチル)アミノ]メチル}−フラン−2−イル)キナゾリン、
・4−[(R)−(1−フェニル−エチル)アミノ]−6−{[4−((R)−6−メチル−2−オキソ−モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−[(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−({4−[N,N−ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−1−オキソ−2−ブテン−1−イル}アミノ)−7−[テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−キナゾリン、
・4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−{[4−(5,5−ジメチル−2−オキソ−モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[2−(2,2−ジメチル−6−オキソ−モルフォリン−4−イル)エトキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[2−(2,2−ジメチル−6−オキソ−モルフォリン−4−イル)エトキシ]−7−[(R)−(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−7−[2−(2,2−ジメチル−6−オキソ−モルフォリン−4−イル)エトキシ]−6−[(S)−(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{2−[4−(2−オキソ−モルフォリン−4−イル)−ピペリジン−1−イル]−エトキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルオキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−アミノ−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−メタンスルホニルアミノ−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(テトラヒドロピラン−3−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(モルフォリン−4−イル)カルボニル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(メトキシメチル)カルボニル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(ピペリジン−3−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[1−(2−アセチルアミノ−エチル)−ピペリジン−4−イルオキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(テトラヒドロピラン−4−イルオキシ)−7−エトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−((S)−テトラヒドロピラン−3−イルオキシ)−7−ヒドロキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(テトラヒドロピラン−4−イルオキシ)−7−(2−メトキシ−エトキシ)−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{トランス−4[(ジメチルアミノ)スルホニルアミノ]−シクロヘキサン−1−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{トランス−4−[(モルフォリン−4−イル)カルボニルアミノ]−シクロヘキサン−1−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{トランス−4−[(モルフォリン−4−イル)スルホニルアミノ]−シクロヘキサン−1−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(テトラヒドロピラン−4−イルオキシ)−7−(2−アセチルアミノ−エトキシ)−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(テトラヒドロフラン−4−イルオキシ)−7−(2−メタンスルホニルアミノ−エトキシ)−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(ピペリジン−1−イル)カルボニル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−アミノカルボニルメチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(シス−4−{N[(テトラヒドロピラン−4−イル)カルボニル]−N−メチル−アミノ}−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(シス−4−{N−[(モルフォリン−4−イル)カルボニル]−N−メチル−アミノ}−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(シス−4−{N−[(モルフォリン−4−イル)スルホニル]−N−メチル−アミノ}−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−エタンスルホニルアミノ−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−エトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イルオキシ)−7−(2−メトキシ−エトキシ)−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[1−(2−メトキシ−アセチル)−ピペリジン−4−イルオキシ]−7−(2−メトキシ−エトキシ)−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(シス−4−アセチルアミノ−シクロヘキサン−1−イルオキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−エチニル−4−フェニル)アミノ]−6−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルオキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−(テトラヒドロピラン−4−イルオキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(シス−4−{N−[(ピペリジン−1−イル)カルボニル]−N−メチル−アミノ}−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(シス−4−{N−[(4−メチル−ピペリジン−1−イル)カルボニル]−N−メチル−アミノ}−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{シス−4−[(モルフォリン−4−イル)カルボニルアミノ]−シクロヘキサン−1−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エチル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(モルフォリン−4−イル)カルボニル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−(2−メトキシ−エトキシ)−キナゾリン、
・4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−(1−アセチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−7(2−メトキシ−エトキシ)−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−イソプロピルオキシカルボニル−ピペリジン−4−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(シス−4−メチルアミノ−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(シス−4−[N−(2−メトキシ−アセチル)−N−メチル−アミノ]−シクロヘキサン−1−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−[1−(2−メトキシ−アセチル)−ピペリジン−4−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−{1−[(モルフォリン−4−イル)カルボニル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(シス−2,6−ジメチル−モルフォリン−4−イル)カルボニル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(2−メチル−モルフォリン−4−イル)カルボニル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(S,S)−(2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−イル)カルボニル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[N−メチル−N−2−メトキシエチル−アミノ]カルボニル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−エチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(2−メトキシエチル)カルボニル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(3−メトキシプロピル−アミノ)−カルボニル]−ピペリジン−4−イルオキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[シス−4−(N−メタンスルホニル−N−メチル−アミノ)−シクロヘキサン−1−イルオキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[シス−4−(N−アセチル−N−メチル−アミノ)−シクロヘキサン−1−イルオキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−メチルアミノ−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[トランス−4−(N−メタンスルホニル−N−メチル−アミノ)−シクロヘキサン−1−イルオキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−ジメチルアミノ−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−{N−[(モルフォリン−4−イル)カルボニル]−N−メチル−アミノ}−シクロヘキサン−1−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[2−(2,2−ジメチル−6−オキソ−モルフォリン−4−イル)−エトキシ]−7−[(S)−(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、
・4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−シアノ−ピペリジン−4−イルオキシ)−7−メトキシ−キナゾリンの中から選択された化合物であり、
オプションとして上記化合物のラセミ化合物、エナンチオマー又はジアステレオマー及びオプションとして上記化合物の薬理学的に容認できる酸添加塩、溶媒化合物又は水和物である。本発明によれば、これらの酸添加塩は、好ましくは、ヒドロクロリド(塩酸塩)、ヒドロブロミド(臭化水素酸塩)、ヒドロイオジド(沃化水素酸)、ヒドロスルフェート(重硫酸塩)、ヒドロホスフェート、ヒドロメタンスルホネート、ヒドロニトレート、ヒドロマレエート、ヒドロアセテート、ヒドロシトレート、ヒドロフマレート、ヒドロタルトレート、ヒドロオキサレート、ヒドロスクシネート、ヒドロベンゾエート及びヒドロ−p−トルエンスルホネートの中から選択される。
用いられるドーパミン作用薬は、好ましくは、ブロモクリプチン(bromocriptine)、カベルゴリン(cabergoline)、アルファ−ジヒドロエルゴクリプチン(alpha-dihydroergocryptine)、リスリド(lisuride)、ペルゴリド(pergolide)、プラミペクソール(pramipexole)、ロキシンドール(roxindole)、ロピニロール(ropinirole)、タリペクソール(talipexole)、テルグリド(terguride)、ビオザン(viozane)の中から選択された化合物であり、オプションとして上記化合物のラセミ化合物、エナンチオマー、ジアステレオマー及びオプションとして上記化合物の薬理学的に容認できる酸添加塩、溶媒化合物又は水和物である。本発明によれば、これらの酸添加塩は、好ましくは、ヒドロクロリド(塩酸塩)、ヒドロブロミド(臭化水素酸塩)、ヒドロイオジド(沃化水素酸)、ヒドロスルフェート(重硫酸塩)、ヒドロホスフェート、ヒドロメタンスルホネート、ヒドロニトレート、ヒドロマレエート、ヒドロアセテート、ヒドロシトレート、ヒドロフマレート、ヒドロタルトレート、ヒドロオキサレート、ヒドロスクシネート、ヒドロベンゾエート及びヒドロ−p−トルエンスルホネートの中から選択される。
使用できる抗ヒスタミン薬は、好ましくは、エピナスチン(epinastine)、セチリジン(cetirizine)、アゼラスチン(azelastine)、フェクソフェンダジン(fexofenadine)、レボカバスチン(levocabastine)、ロラタジン(loratadine)、ミゾラスチン(mizolastine)、ケトチフェン(ketotifene)、エメダスチン(emedastine)、ジメチンデン(dimetindene)、クレマスチン(clemastine)、バミピン(bamipine)、セクスクロルフェニラミン(cexchlorpheniramine)、フェニラミン(pheniramine)、ドキシルアミン(doxylamine)、クロロフェノキサミン(chlorophenoxamine )、ジメンヒドリネート(dimenhydrinate)、ジフェンヒドラミン(diphenhydramine)、プロメタジン(promethazine)、エバスチン(ebastine)、デスロラチジン(desloratidine)、メクロジン(meclozine)の中から選択された化合物であり、オプションとして上記化合物のラセミ化合物、エナンチオマー、ジアステレオマー及びオプションとして上記化合物の薬理学的に容認できる酸添加塩、溶媒化合物又は水和物である。本発明によれば、これらの酸添加塩は、好ましくは、ヒドロクロリド(塩酸塩)、ヒドロブロミド(臭化水素酸塩)、ヒドロイオジド(沃化水素酸)、ヒドロスルフェート(重硫酸塩)、ヒドロホスフェート、ヒドロメタンスルホネート、ヒドロニトレート、ヒドロマレエート、ヒドロアセテート、ヒドロシトレート、ヒドロフマレート、ヒドロタルトレート、ヒドロオキサレート、ヒドロスクシネート、ヒドロベンゾエート及びヒドロ−p−トルエンスルホネートの中から選択される。
また、欧州特許出願公開第1,003,478(A1)号明細書及びカナダ国特許出願公開第2297174(A1)号明細書に開示されている吸入可能な高分子を使用することが可能である。
さらに、化合物は、バッカクアルカロイド誘導体、トリプタン、CGRP−拮抗薬、ホスホジエストラーゼ−V阻害薬から成る群に由来するものであるのが良く、オプションとしてこれら化合物のラセミ化合物、エナンチオマー又はジアステレオマー及びオプションとして上記化合物の薬理学的に容認できる酸添加塩、溶媒化合物及び(又は)水和物である。
バッカクアルカロイド誘導体の例は、ジヒドロエルゴタミン及びエルゴタミンである。
開放状態にある第1の実施形態としての吸入器の略図である。 吸入器の案内部分の斜視図である。 マウスピースの付近の吸入器の一部の断面図である。 吸入器の輪郭図である。 開放位置にある第2の実施形態としての吸入器の概略断面図である。

Claims (27)

  1. 好ましくはバンドの形をしていて、可撓性であり且つ(或いは)閉ループを形成しているキャリヤから好ましくは粉末状の調合薬(2)を送出する吸入器(1)であって、前記キャリヤは、各々が一回投与分の前記調合薬(2)を収容した複数個の容器を備え、前記吸入器は、
    前記キャリヤを段階的に前進させる運搬装置(5)を有し、前記運搬装置は、特に2つのデフレクタ(8)を有し、前記キャリヤは、前記2つのデフレクタ相互間に延び、
    前記キャリヤは、前記吸入器(1)の360°未満の円周方向角度(α)にわたって延び、且つ(或いは)
    前記キャリヤは、各々少なくとも実質的に同一の曲率を備えた前記2つのデフレクタ(8)相互間で案内され、且つ(或いは)
    前記キャリヤは、もっぱら前記吸入器(1)の環状セグメント(9)内を延びると共に(或いは)前記デフレクタ(8)を互いに連結する2つの部分のうちの一方は、もっぱら前記吸入器(1)の外壁(10)に沿って位置する、吸入器。
  2. 前記キャリヤは、もっぱら前記2つのデフレクタ(8)相互間に延びている、請求項1記載の吸入器。
  3. 前記キャリヤは、少なくとも実質的に外側弧及び内側弧、特に円弧に沿って前記2つのデフレクタ(8)相互間で案内される、請求項1又は2記載の吸入器。
  4. 前記デフレクタ(8)は、各々前記キャリヤを少なくとも160°、特に各々少なくとも実質的に180°以上そらす、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  5. 前記2つのデフレクタ(8)相互間の前記キャリヤの前記部分は、互いに少なくとも実質的に一定の間隔を置いて案内される、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  6. 好ましくはバンドの形をしていて、可撓性であり且つ(或いは)閉ループを形成しているキャリヤから好ましくは粉末状の調合薬(2)を送出する特に請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の吸入器(1)であって、前記キャリヤは、各々が一回投与分の前記調合薬(2)を収容した複数個の容器を備え、前記吸入器は、
    前記キャリヤを段階的に前進させると共に(或いは)案内する複数個のホイール(12)を有する運搬装置(5)を有し、
    前記ホイール(12)は、同一の直径を有し、共通のアール上に配置され、共通の駆動手段、特に太陽歯車(14)により駆動可能であると共に(或いは)同一の回転方向を有する、吸入器。
  7. 前記ホイール(12)の直径は、本質的に、前記部分の前記間隔に一致している、請求項5又は6記載の吸入器。
  8. 好ましくはバンドの形をしていて、可撓性であり且つ(或いは)閉ループを形成しているキャリヤから好ましくは粉末状の調合薬(2)を送出する特に請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の吸入器(1)であって、前記キャリヤは、各々が一回投与分の前記調合薬(2)を収容した複数個の容器を備え、前記吸入器は、
    前記キャリヤを前進させる歯車装置、特に遊星歯車装置(21)を有し、前記運搬装置(5)は、フリーホイールクラッチ(22)を有する、吸入器。
  9. 前記フリーホイールクラッチ(22)は、駆動ホイール及び(又は)歯車、特に太陽歯車(14)内に配置されている、請求項8記載の吸入器。
  10. 前記運搬装置(5)は、特に、前記キャリヤに作用するホイール(12)を2つ又は4つだけ有すると共に(或いは)前記キャリヤに作用する前記ホイール(12)は全て、駆動される、請求項1〜9のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  11. 前記運搬装置(5)は、逆止め機構体(28)を有し、前記逆止め機構体は、特に対応の容器を次の送出のための規定された位置に位置決めすることができるようにするために前記キャリヤの後退運動に関する移動量リミッタを形成している、請求項8〜10のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  12. 前記運搬装置(5)は、前記キャリヤを移動させる唯一の駆動装置を形成している、請求項1〜11のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  13. 前記吸入器(1)は、好ましくは噴霧化され又は霧化された調合薬(2)を送出するマウスピース(7)又は他の端部品及び前記マウスピース(7)を開放すると共に(或いは)閉鎖するために動くことができ又はピボット回転することができる関連のカバー(15)を有する、請求項1〜12のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  14. 前記吸入器(1)は、前記カバー(15)の開放運動及び(又は)閉鎖運動により個々の凹部を開放すると共に(或いは)調合薬(2)の投与分を取り出すために前記運搬装置(5)及び(又は)取出し装置(6)を作動させ又は駆動させることができるように構成されている、請求項13記載の吸入器。
  15. 前記吸入器(1)は、前記凹部を別々に開放すると共に(或いは)前記調合薬(2)の投与分を取り出す取出し装置(6)を有し、特に、前記取出し装置(6)は、対応の前記容器を開放するために対応の前記容器又は前記キャリヤに対して動くことができる取出し要素(16)を有する、請求項1〜14のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  16. 前記取出し要素(16)は、前記吸入器(1)の前記マウスピース(7)に固定的に形成されると共に(或いは)取り付けられた穿通要素として構成されている、請求項15記載の吸入器。
  17. 好ましくはバンドの形をしていて、可撓性であり且つ(或いは)閉ループを形成しているキャリヤから好ましくは粉末状の調合薬(2)を送出する特に請求項1〜16のうちいずれか1項に記載の吸入器(1)であって、前記キャリヤは、各々が一回投与分の前記調合薬(2)を収容した複数個の容器を備え、前記吸入器は、
    前記キャリヤを段階的に前進させる運搬装置(5)を有し、
    前記容器を個々に開放すると共に(或いは)前記調合薬(2)の投与分を取り出す取出し装置(6)を有し、前記取出し装置(6)は、少なくとも実質的に静止した取出し要素(16)を有し、
    前記キャリヤは、前記キャリヤ又は前記キャリヤの容器を開放し又は前記取出し要素(16)に連結させるために前記取出し要素(16)に向かって前進方向に対して直角に動くことができる、吸入器。
  18. 前記取出し装置(6)は、案内要素(13)を有し、前記案内要素は、特に、そりのように且つ(或いは)対応の前記容器又は前記キャリヤを前記取出し要素(16)に対して動かすことにより前記容器を個々に開放するために前記キャリヤの運搬又は前進方向に対して直角に動くことができる、請求項15〜17のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  19. 前記取出し装置(6)は、前記容器を外部から次々に個々に開放することができるように構成されていると共に(或いは)吸入しながら呼吸することにより周囲空気の空気循環流(L)を吸い込んで前記周囲空気と一緒に対応の前記投与分をエーロゾル雲(17)として送出することができる、請求項15〜18のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  20. 好ましくはバンドの形をしていて、可撓性であり且つ(或いは)閉ループを形成しているキャリヤから好ましくは粉末状の調合薬(2)を送出する特に請求項1〜19のうちいずれか1項に記載の吸入器(1)であって、前記吸入器は、
    一方の側部が平べったくされ又は凹んだ実質的に丸形のハウジング(19)を有する、吸入器。
  21. 前記平べったくされた又は凹んだ側部は、前記ハウジング(19)の一部分(29)及び前記吸入器(1)が閉鎖されたときに前記部分(29)に隣接して位置する前記吸入器(1)のカバー(15)の一部分(30)によって形成されている、請求項20記載の吸入器。
  22. 前記キャリヤは、バンド及び(又は)ブリスタストリップ(3)の形態に構成されている、請求項1〜21のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  23. 前記容器は、前記キャリヤのブリスタパウチ(4)によって形成されている、請求項1〜22のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  24. 前記吸入器(1)は、携帯可能な構成のものである、請求項1〜23のうちいずれか1項に記載の吸入器。
  25. 好ましくはバンドの形をしていて、可撓性であり且つ(或いは)閉ループを形成しているキャリヤから好ましくは粉末状の調合薬(2)を送出する方法であって、前記キャリヤは、各々が一回投与分の前記調合薬(2)を収容した複数個の容器を備え、
    前記キャリヤを段階的に前進させて前記容器を次々に取出し位置に運ぶようにし、
    前記キャリヤを運搬又は前進方向に対して直角をなして、特に垂直に動かして取出し位置にある特定の前記容器を好ましくは固定された取出し装置(6)まで運ぶと共に(或いは)前記容器を開放する、方法。
  26. 好ましくはバンドの形をしていて、可撓性であり且つ(或いは)閉ループを形成しているキャリヤから好ましくは粉末状の調合薬(2)を送出する特に請求項25記載の方法であって、前記キャリヤは、各々が一回投与分の前記調合薬(2)を収容した複数個の容器を備え、
    前記キャリヤを段階的に前進させ、前記容器を次々に取出し位置に運び、
    前記キャリヤを、対応の前記容器を前記キャリヤの前記取出し位置に正確に位置決めするための移動量リミッタ又は逆止め機構体(28)に向かって前進方向とは逆に後方に動かす、方法。
  27. 好ましくはバンドの形をしていて、可撓性であり且つ(或いは)閉ループを形成しているキャリヤから好ましくは粉末状の調合薬(2)を送出する特に請求項25又は26記載の方法であって、前記キャリヤは、各々が一回投与分の前記調合薬(2)を収容した複数個の容器を備え、
    前記キャリヤを段階的に前進させ、前記容器を次々に開放してそれぞれの投与分を送出し、
    マウスピース(7)のカバー(15)を開放することによりそれぞれの前記容器を開放して前記調合薬(2)を送出し、前記カバー(15)を閉鎖することにより前記キャリヤだけを更に動かす、方法。
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