JP2009535972A - サイクリック・プレフィックスを使用しない離散マルチトーン(dmt)通信 - Google Patents

サイクリック・プレフィックスを使用しない離散マルチトーン(dmt)通信 Download PDF

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Abstract

サイクリック・プレフィックスを使用せずに情報スループットを増加することが可能な離散マルチトーン変調(DMT)通信を実現する。
離散マルチトーン(DMT)変調器は、DMTシンボルを提供するためにサブキャリアを有するシンボルを変調する。サブキャリアは、隣接するDMTシンボルが相異なるサブキャリア・サブセットで形成されるように、複数のサブキャリア・サブセットに分割される。本発明の送信機は、DMTシンボルのシーケンスを提供するDMT変調器を含み、DMTシンボルXのいずれのサブキャリアSについても、前後のDMTシンボル、Xk−1、Xk+1は同じ番号のサブキャリアを含まない。

Description

本発明は、一般的には、通信システムに関し、より具体的には、無線システム、例えば、地上放送、携帯電話、WiFi(Wireless−Fidelity)、衛星などの無線システムに関する。
離散マルチトーン変調(DMT:Discrete MultiTone)送信システムにおいては、各DMTシンボルとともに、いわゆるサイクリック・プレフィックス(CP:Cyclic Prefix)を送信し、マルチパスの影響を緩和しやすくするのが一般的である。残念ながら、CPを使用すると、同じペイロードに対するDMTシンボル期間が長くなり、システムの情報のスループットが低下することになる。
しかしながら、このような緩和手段が使用されない場合には、マルチパスの存在は符号間干渉(ISI:Inter Symbol Inteference)を生じさせるため、より複雑な受信機が必要となるとともに、DMT受信機の出力において低減できない信号歪みが発生する可能性がある。例えば、CPが全く使用されない場合、または、予期されるマルチパス遅延よりも大幅に短いCPが使用される場合には、マルチパスの長さがCPの長さを超えた際、ISIを回避することはできない。このようなシステムにおけるISIの影響を低減しようとして、DMT受信機は、通常、DMT受信機において一般的に使用される周波数ドメイン(周波数領域)(FD:Frequency Domain)イコライザに加えて、または、その代わりに、タイム・ドメイン(時間領域)(TD:Time Domain)イコライザを備える。残念ながら、この方法の実施には、必要となるハードウェアのサイズ、さらに、通常は、このようなシステムにおいて繰り返し行われる性質のものであるTDイコライゼーションの実行に必要な処理時間の観点から、DMT受信機において非常に大きな費用がかかる。
発明者は、離散マルチトーン(DMT:Discrete Multitone)・システムの中には、上述したようにDMT受信機をより複雑にしたり、コストを増大させたりすることなく、サイクリック・プレフィックスに対する必要性を除去することが可能なものがあることに気がついた。特に、本発明の原理に従えば、DMT変調器は、DMTシンボルを提供するためにサブキャリアを有するシンボルを変調する。サブキャリアは、隣接するDMTシンボルが相異なるサブキャリア・サブセットで形成されるように、複数のサブキャリア・サブセットに分割される。従って、DMTシステムの中には、受信機が大幅に複雑になったと実感されることなく、サイクリック・プレフィックスを使用しないことによって、情報スループットの拡大が達成されるものがある。
本発明の実施の形態においては、送信機は、DMTシンボルのシーケンスを提供するDMT変調器を含み、DMTシンボルXのいずれのサブキャリアSについても、前後のDMTシンボル、Xk−1、Xk+1は同じ番号のサブキャリアを含まない。例えば、DMT変調器は、6個で1セットとなるサブキャリアS、S、S、S、S、およびSを使用してDMTシンボルを発生させる。このサブキャリアのセットは、サブキャリアの2つのサブセットに分割され、第1のサブセットは、サブキャリアS、S、およびSからなり、第2のサブセットは、サブキャリアS、S、およびSからなる。第1のサブセットおよび第2のサブセットは、分離している。DMT変調器は、第1のサブセットを使用して1つのDMTシンボルを提供し、第2のサブセットを使用して後続するDMTシンボルを提供する。換言すれば、第1のサブセットは、偶数のDMTシンボルの送信に使用され、第2のサブセットは、奇数のDMTシンボルの送信に使用される(または、第1のサブセットは、奇数のDMTシンボルの送信に使用され、第2のサブセットは、偶数のDMTシンボルの送信に使用される)。
上述した内容に鑑み、さらに、詳細な説明を読むことによって、他の実施の形態や他の特徴を採用することも可能であり、それらも本発明の原理に含まれるものであることが明らかになるであろう。
本発明のコンセプトの範囲外の、各図に示された要素は、良く知られているため、詳細には説明しない。例えば、本発明のコンセプトの範囲外の、DMT(離散マルチトーン(DMT:Discrete Multitone)送信(直交波周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)や符号化直交波周波数分割多重(COFDM:Coded Orthogonal Frequency Division Multiplexing)としても言及される)は良く知られているものと想定されるので、本明細書中では説明しない。さらに、テレビジョン放送、受信機、さらに、ビデオ符号化は良く知られているものと想定されるので、本明細書中では詳細に説明しない。例えば、本発明のコンセプトの範囲外の、NTSC、(National Television Systems Committee)、PAL(Phase Alternation Lines)、SECAM(SEquential Couleur Avec Memoire)、およびATSC(Advanced Television Systems Commitee)などのTV規格のための現行の勧告、さらに、提案中の勧告については良く知られていると想定される。同様に、本発明のコンセプトの範囲外の、8値残留側波帯(8−VSB)、直交振幅変調(QAM)などの他の送信コンセプト、無線周波数(RF)フロント・エンドなどの受信機コンポーネントや低ノイズ・ブロック、チューナ、および復調器などの受信部、さらに、コリレータ(相関器)、リーク・インテグレータ、およびスクエアラなどについては良く知られていると想定される。同様に、本発明のコンセプトの範囲外の、トランスポート・ビット・ストリームを発生させるための(MPEG(Moving Picture Expert Group)2システム規格(ISO/IEC 13818−1)などの)フォーマット方法および符号化方法については良く知られており、本明細書中では説明しない。なお、本発明のコンセプトを本明細書においては説明しない従来のプログラミング技術を用いて実施することもできる。最後に、各図面を通して同様の参照符号は、同様の構成要素を表すものとする。
本発明のコンセプトをATSC補助チャンネルの関連で説明する。しかしながら、本発明のコンセプトは、このように限定されるものではなく、どのようなDMTベースのシステムにも適用可能である。本発明のコンセプトを説明する前に、従来のATSC受信機、特に、NTSCシステムについての幾らかの背景技術情報について概略的に説明し、これを図1〜図3に示す。図1は、本技術分野において公知のNTSC信号のタイム・ドメイン(TD:Time Domain)を表現したサンプルを示している。図2は、NTSC信号送信の対応する周波数スペクトラムを示している。特に注目すべき点は、NTSCエネルギーの大部分がスペクトラムの特定の領域内、即ち、ピクチャ・キャリア(ビデオ10)、サウンド・キャリア(オーディオ12)、およびクロマ・キャリア(クロマ11)に位置していることである。現在、ATSCの従来の受信機は、所望のATSCチャンネル(いわゆるNTSC同一チャンネル)の帯域内に位置する(限られたパワーの)NTSC送信を拒絶する機能を本来的に有する。現在市場に流通している多くのATSCの従来の受信機においては、この拒絶が容易に行えるように、いわゆるくし形フィルタが使用されているか、または、主チャンネルのイコライザが使用されている。いずれの場合においても、ATSCの従来の受信機は、NTSC同一チャンネルのエネルギーの大部分が帯域全体に渡って均等に広がるのではなく、上述した特定の領域に集中するという事実を利用している。従って、当該技術分野において公知であるように、くし形フィルタを用いてこのエネルギーを除去することは比較的簡単である。具体的には、くし形フィルタは、実際には、スペクトル全体(大体10.76MHz(メガヘルツ))における12の均等に離間した場所において、このエネルギーを除去する。しかしながら、8値残留側波帯8−VSB信号においては、半分のスペクトルである5.38MHzのみが利用可能である。従って、ヌル(null)の数は7であり、そのうち、1つがATSCパイロット信号と一致する。くし形フィルタの動作は、図3に示されており、図3の矢印15、16、および17は、それぞれビデオ10、オーディオ12、およびクロマ11の各キャリアに対応するくし形フィルタのヌルの3つを示している。
しかしながら、2005年12月13日付で出願された共同権利者を有する国際特許出願第PCT/US2005/045170号に記載されているように、同一チャンネル情報を搬送する送信(以降、補助チャンネル(AC:Auxiliary Channel)として言及する)は、従来のATSC受信機が効果的に拒絶できるように、1つ以上の真の(true)NTSC同一チャンネル送信のスペクトル周波数領域(FD:Frequency Domain)特性を模倣するように設計されている。結果として、ACは、ATSC受信機に追加情報が送信されることを可能にするが、従来のATSC受信機は、大きな影響を受けない、即ち、システムは後方互換性を有する。本明細書において説明するACチャンネルの使用は、各種サービスの実現を容易にする。例えば、ATSC放送業者は、ACを使用して放送業者自身のライセンスされたATSC帯域内のビデオ・ストリームを送信して例えば、ATSC送信されたものをモバイル受信できるようにすること、低解像度ビデオ信号を提供することなどを行う。本明細書中で使用されるこの追加情報は、ATSC信号を介して提供される1つ以上のサービスをサポートする補助データとして言及される。補助情報データは、例えば、トレーニング情報、コンテンツ(ビデオおよび/またはオーディオ)、セットアップ情報、システム情報、プログラム(番組)情報などを表すことができる。
さらに、従来のATSC受信機は、NTSC同一チャンネルの干渉源の特定のTD部分に基づいて、(例えば、NTSC水平および垂直帰線期間および同期(シンク)などの)干渉源を認識する場合があるため、提案されるAC信号もまた、これらを有益に模倣することができる。「ダミー」同期(シンク)などの信号のTD部分は、全く無駄というものではなく、同期などの目的のために受信機によって実際に使用される。しかしながら、AC信号が例えば、「ダミー」同期を提供することや、これらの「ダミー」同期が提供された場合であっても、受信機がこれらを使用することは必要ではない。
次に、図4を参照すると、本発明の原理に係るATSC−DTVシステム100の例示的な実施の形態が示されている。ATSC−DTVシステム100は、ATSC DTV送信機105および少なくとも1つのATSC DTV受信機を含む。ATSC DTV受信機は、図4において、モバイルDTV150およびDTV155によって表されている。モバイルDTV150は小型で携帯可能なDTV,例えば、携帯型であり、DTV150は、例えば、家庭内で使用されるより一般的なサイズのDTVである。ATSC DTV送信機105は、図4において点線で示す本技術分野において知られているATSC信号111を放送する。ATSC信号111は、パケット化されたデータ・ストリームの形態のデータを搬送する信号であり、8−VSB形式で変調される。このこともまた、本技術分野において「物理送信チャンネル(PTC:Physical Transmission Channel)」として知られている。PTCは中心周波数(搬送波周波数)および帯域幅を有する。PTCは、毎秒約19メガビット(Mbits/sec)でMPEG2圧縮されたHDTV(高精細度TV)信号(MPEG2は、MPEG(Moving Picture Epert Group)2システム規格(ISO/IEC 13818−1)を意味する)を送信できるようにする。従って、4〜6チャンネルの標準解像度TVチャンネルが1つのPTCで混信無しに、安全にサポートされる。
さらに、本発明の原理に従えば、ATSC DTV送信機105は、さらに、図4において破線で示されるAC信号116を放送する。上述したように、さらに、後述するように、AC信号116は、同一チャンネルNTSC信号のように見えるが、実際には、モバイルDTV150および/またはDTV155など、ATSC受信機によって使用される補助データを搬送する。この補助データは、ATSC受信機に対して追加的なサービスを提供することを可能にするが、従来のATSC受信機には影響を与えない。
送信機105の例示的な実施の形態を図5に示す。送信機105は、8−VSB変調器110およびDMT変調器115を含み、DTM変調器115は、本発明の原理に従って、補助チャンネルを提供する。上述したように、ACは、NTSC同一チャンネルを模倣、または、真似する。所望のスペクトル特性(すなわち、エネルギーが集中したスペクトラムの1つ以上の特定の領域)を得るために、好ましい変調方法では、離散(直交)マルチトーン(DMT)信号の一つの形態(variant)を使用して、AC情報を搬送する。本発明のコンセプトの範囲外で、DMT(OFDMやCOFDMとしても言及される)の原理について精通している者であれば、このような送信が所望のスペクトル特性を有するように設計されることを認識できるとともに、特に、このような信号のイコライゼーションを簡易にする観点から、DMTベースの送信の使用による他の利点についても理解できるであろう。さらに、送信機105は、プロセッサに基づくシステムであり、図5におけるボックス状の破線で示すプロセッサ190およびメモリ195によって表されているように、1つ以上のプロセッサおよび関連メモリを有する。この点に関し、コンピュータ・プログラム、または、ソフトウェアは、プロセッサ190による実行のために、メモリ195に保存される。プロセッサ190は、1つ以上の保存されたプログラムの制御プロセッサを表し、これらは、送信機の機能のみを提供する専用のものである必要はない。例えば、プロセッサ190は、送信機105の他の機能を制御してもよい。メモリ195は、どのような記憶装置を表すものでもよい。例えば、メモリ195は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM:Random−Access Memory)、読み出し専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)などでもよい。メモリ195は、送信機105の内部に存在してもよいし、外部に存在してもよいし、その双方に存在してもよい。メモリ195は、必要に応じて、揮発性のものでもよいし、不揮発性のものでもよいし、またその双方であってもよい。8−VSB変調器110は、DTV番組およびシステム情報を搬送するデータ搬送信号を表す信号109を受信し、このデータ搬送信号を変調することにより、特定のPTCで放送されるATSC信号111を提供する。本発明の原理に従えば、DMT変調器115は、補助データを搬送するためのデータ搬送信号を表す信号114を受信し、後述するように、このデータ搬送信号を変調し、ACSC信号111の放送のために使用された同じPTCを使用してAC信号116を放送する。
図6を参照すると、NTSC信号の1つ以上の所望のスペクトル特性を有するAC信号を発生させるDMT変調の使用に関連したDMT変調器115の動作が示されている。特に、図6は、単一のNTSCラインを模倣するAC信号の例示的な部分を示し、これは、AC同一チャンネル波形のための基本的な構成ブロックである。なお、NTSC水平帰線消去期間に対応する部分が簡略化して描かれており、AC信号におけるこの対応部分がペイロードを搬送しないことのみが示されている。図6に示すように、AC情報コンテンツは、図1に示すNTSCラインのアクティブなビデオ・インターバルに対応するタイム・インターバル31の間に有益に送信される。本発明のコンセプトの範囲外で、AC情報は当該技術分野において公知の複素数/実数正弦波の部分の大きさ(magnitude)および/または位相として符号化することができる。図6の1つの正弦波は、例示的な目的のみのために描かれている。正弦波の周波数は、図2に示すような、NTSCピクチャ・キャリア、NTSCサウンド・キャリア、および/または、NTSCクロマ・キャリアに干渉する同一チャンネルが予期される領域の少なくとも1つにAC送信のエネルギーが置かれるように選択するとよい。DMT送信の場合、インターバル31の部分のみがACペイロード波形を含む。特に、さらに、DMT送信に従って、マルチパスに対処するために、インターバル31の各部分がマルチパスに対処するためのサイクリック・エクステンション(サイクリック・プレフィックス(CP:Cyclic Prefix)またはガード・バンド)に割り当てられる。これらは、図6において、CP1およびCP2として示されており、それぞれ、部分32および部分33として図示されている。結果として、ACペイロードは、インターバル31の部分34に割り当てられる。AC信号116は、ATSC信号111に対する同一チャンネル干渉源であるため、ATSC信号111のパワー・レベルに対するAC信号116のパワーの比が一般的に、実際のNTSC同一チャンネル干渉源に対して実際に予期されるものに相当するものとなるように、AC信号116のパワー・レベルが設定されるのが好ましい。実際、放送事業者は、ATSC信号111とAC信号116の双方を制御することがあるため、このパワー比(ATSC放送におけるDU比(Desired−to−Undesired ratio)に類似するもの)は、静的および/または動的な方法で、図5において破線によって示される信号106によって表される1つ以上の信号を介して調節されることがある。
図6において、例示的な数値がインターバル31の各部分に割り当てられている。例えば、22.3μ秒(マイクロ秒)が部分34に割り当てられる。従って、ペイロード長の逆数は、5.38MHzのATSC帯域幅のちょうど1/120となり、6個の直交ACサブキャリアをATSCスペクトラム5.38MHz/6=897kHz(キロヘルツ)の間に置くことができる(上述したように、7つのヌルのうちの1つは、ATSCパイロット信号に関連付けられる)。これはさらに図7に例示されており、図7は、6個のサブキャリアを有するAC信号116の例示的なパワー・スペクトル密度を示している。ここで、(f−fk−1)=897kHzである。先に図3で例示したように、ATSC受信機のくし形フィルタによってノッチアウトされる6個の周波数位置のうちの1つ以上と一致するように特定のfの値が選択される。タイム・ドメイン(TD)において、各DMT(OFDM)シンボルは、サブキャリアの合計からなり、各サブキャリアは、適切な位相および大きさを有し、所望の長さの窓がつけられている。例示的には、この例におけるタイム・ドメイン窓の長さとして、サブキャリアの最小の直交性インターバル(orthogonality interval)を多数倍したものが選択される。これは、図7において、Sの周りの外側破線42によって表される最小長(12)TD窓の使用に対し、内側包絡線41によって示されている。これは、所望のスペクトル位置の周りの極めて狭い領域に信号エネルギーを集中させることによって行われ、補助チャンネル送信に課される制約に基づく(なお、従来のDMTシステムにおいては、この倍数は、通常「1」である)。
再び図6を少し参照すると、CPの使用により、システムの情報スループットが低下することが観察される。例えば、ペイロード部分34として利用可能なのは、52.6μ秒のうち、22.3μ秒のみである。しかしながら、発明者は、各TDシンボルの長さが6個のサブキャリアの最小直交性インターバルよりも大幅に長いものが選択される場合には、CPが存在しない際、マルチパスがこの送信に幾分特別な影響を及ぼすことに気が付いた。特に、どのようなマルチパス遅延の場合であっても(即ち、隣接する各シンボルの間の重なりの期間がどのようなものであっても)、大抵は、所与のシンボルにおける各サブキャリアは、隣接するシンボルの同一の番号が付けられたサブキャリアによる影響を受ける。
この点については、参照符号S〜Sが付けられたサブキャリアに関し、図7を再び参照してさらに明確に説明する。Sの周波数は、20/240=1/12である(周波数は、選定されたサンプリング・レートの部分Fとして与えられ、この例では、2×5.38MHz=10.76MHzである)。他の5つのサブキャリアの周波数は、図7に示すSの周波数の整数倍である。サブキャリア周波数は、全て、1/12×Fの整数倍であるため、各々が互いに直交する最小のタイム・インターバルは、12×1/F=12×Tとなる(ここで、Tは、TDサンプリング・インターバルである)。従って、これが従来のDMTベースのシステムの場合には、要求されるTD窓長は、12×Tとなるであろう。しかしながら、上述したように、この例においては、サブキャリアのエネルギーがより狭い周波数領域に集中するように、TDシンボルの長さは、6個のサブキャリアの最小の直交性インターバルよりも大幅に長いものが選択される。例えば、TD窓期間Wは、W=240の値を有するか、直交性インターバルの20倍であるとする。W=240の値のための1個のDMTシンボルの例示的なTDプロットが図8に示されている(1個のサブキャリアSのみが例示的な目的のみのために示されている)。このことを考慮して、次に、図9を参照すると、3つの送信されるDMTシンボルXk−1、X、およびXk+1のタイム・ドメイン・シーケンスが例示的に示されている。上部61は、メイン・パスを表し、下部62は、「ゴースト」を表すものとする。メイン・パスのシンボル・ストリームは、dサンプル分遅延し、これがメイン・パスに追加される(即ち、マルチパス)。図9から観察されるように、シンボルXは、当該シンボルXの一部(長さW−d)と、先行するシンボルXk−1の一部(長さd)とが重なっている。例えば、このタイム・ドメイン・シーケンスをサブキャリアSから見ると、重なった部分の双方がサブキャリアSに乗せられる(projected)ため、2倍の影響が生み出される。まず、メイン・パス・シーケンス内の各シンボルにおけるサブキャリアSの位相および大きさ(magnitude)が、ゴーストおよび遅延dの大きさに依存した何らかの固定されたコンプレックス・ファクタ(complex factor)によって変更される。第2に、ノイズのようなものの寄与がメイン・パス・シーケンス内の各シンボルのサブキャリアSに加えられる。第1の影響は、シンボルX自体の遅延されたバージョンの寄与によるものであり、単純な1タップ・イコライザの使用によって容易に打ち消すことができるものであるが、第2の影響は、シンボルXk−1のSの寄与、さらに、XおよびXk−1の双方サブキャリアS〜Sのサブキャリアの寄与によるものであり、(可能な限りにおいて)打ち消すのはより困難である。
k−1のサブキャリアSからの寄与についてもまた、他のサブキャリアからの寄与とともに考察可能である。特に、前者は、dの関数として直線的に増大し、d=Wのとき、X自体のSの所望の寄与の値と同じ値を潜在的に得ることができる。後者においては、XおよびXk−1の双方のS〜Sの寄与は、d mod(モジュロ) 12の関数としてのみ増大し、Sに対する所望の寄与のパワーの(12/240)=1/400を決して超えない。従って、後者の寄与は、特に、受信機における他の干渉源から予期される寄与よりも大幅に小さい場合には、無視できるものである。図4示す例では、ACパワーが主ATSCチャンネル・パワーよりも大幅に小さいため、この状況が当てはまる。
上述の内容を考察して、発明者は、DMT受信機をより複雑にすることなく、または、DMT受信機のコストを増大させることがなく、サイクリック・プレフィックスに対する必要性を取り除くことができ、依然としてマルチパスに対処することができることに気が付いた。従って、図10から分かるように、CPを除去することができ、ペイロード部分34’がここで、52.6μ秒に増えており、より大きな情報スループットを得ることができる。特に、本発明の原理に従って、DMT変調器は、DMTシンボルを提供するために、サブキャリアを有するシンボルを変調する。サブキャリアは、隣接するDMTシンボルが相異なるサブキャリア・サブセットを使用するように、複数のサブキャリア・サブセットに分割される。換言すれば、シンボルXのサブキャリアSに対し、シンボルXk−1、およびXk+1は、同じ番号のサブキャリアを含まない。
本発明の原理に従ったDMT変調器115の例示的な実施の形態を図11に示す。DMT変調器115は、当該DMT変調器115によって提供される隣接するDMTシンボルが相異サブキャリア・サブセットを使用するように、K個のサブキャリア・サブセット171−1〜171−K(ここでK>1である)を使用してDMT変調を行うというDMT変調器115の構成が明らかにされていることを除けば、図5と同様である。例として、6個で1セットのサブキャリアS〜Sを例示的に説明したものに引き続き、DMT変調器115による使用のために、このセットを例示的にサブキャリア・サブセットに区分けしたものをK=2の値の場合につき、即ち、2つのキャリア・サブセットの場合について、図12および図13に示す。具体的には、図12に示すように、サブセット1は、サブキャリアS、S、およびSからなり、図13に示すように、サブセット2は、サブキャリアS、S、およびSからなる。DMT変調器115は、第1のサブセットを使用して1つのDMTシンボルを提供し、第2のサブセットを使用して次のDMTシンボルを提供する。換言すると、第1のサブセットが奇数DMTシンボルの送信に使用され、第2のサブセットが偶数DMTシンボルの送信に使用される(または、第1のサブセットが偶数DMTシンボルの送信に使用され、第2のサブセットが奇数DMTシンボルの送信に使用されることもある)。
上述した内容を鑑み、本発明の原理に従った送信機105の例示的なフローチャートを図14に示す。ステップ160において、送信機105は、ACのための補助データを受信する。補助データは、ATSC信号を介して提供される1つ以上のサービスをサポートする。ステップ165において、送信機105は、本発明の原理に従って、ATSC信号に対する同一チャンネル干渉信号を発生させる。この例においては、送信機105は、DMTベースの送信を使用するNTSC放送信号の少なくとも1つのスペクトル特性を模倣するDMT信号としてAC信号116を生成する。さらに、利用可能なサブキャリアのセットは、K個のサブキャリア・サブセットに分割され、DMT変調器115は、相異なるサブキャリア・サブセットを使用して隣接するDMTシンボルを発生する。
なお、従来のシステムと比較して、「リンク・バジェット(link budget)」を確保するために、追加のステップがAC信号の送信に実行される場合がある。例えば、2つのサブキャリア・サブセットが存在し、各々におけるサブキャリアの数が同じで場合には、さらにAC信号の送信において以下の2つの追加ステップが提案される。第1に、サブキャリア・サブセットにおける各サブキャリアのパワーを、(√2のファクタで大きさを増加させることにより、)2のファクタで増加させるとよい。このようにして、合計の平均信号パワー(および、受信機へのSN比(SNR))は同じままとなる。第2に、新たなシンボル(符号)ペア(例えば、重なっていない2つのサブキャリア・サブセットのうちの1つを含むペアにおける2つのシンボルの各々)のTD期間が旧システムの単一のシンボル期間と同じになるように、TD窓長を2のファクタによって減少させるとよい。これにより、(上記に提案したパワー調節と併せて、)各受信したサブキャリアに対し、信号成分の突出(projection)の大きさとノイズ成分の突出の標準偏差の比が当初のシステムと同じままとなり、リンク・バジェットが確保される。このことは、さらに、図15において例示されている。図15は、送信されるDMTシンボルXk−2、Xk−1、X、Xk+1、およびXk+2のシーケンスについて、サブキャリアSにチューニングされた受信機によって「見られる」サンプル・タイム・ドメインのシーケンスを示している(なお、ここでは、W=120=240/2である)。さらに、図15より、隣接するDMT信号がサブキャリア・サブセット1の使用とサブキャリア・サブセット2の使用とで交互に切り替わっていることが分かる。
上述したように、本発明のコンセプトは、ATSC信号を介して提供される1つ以上のサービスをサポートするACを介して、放送業者が1つ以上のサービスを提供することを可能にすることにある。一例として、ACは、ATSC信号111の受信を容易にする(例えば、図4のモバイルDTV150によって表されるモバイル環境においてATSC信号の受信を可能にする)サポート・チャンネルである。このシナリオでは、主ATSCチャンネルと同期するACチャンネル上のサポート情報を送信するのに、主ATSCチャンネル(ATSC信号111)上に送信される情報についての放送事業者の事前知識が使用される。例えば、番組に関する情報ストリームが、ATSC信号111を介して、スケジュールされた時間Tで送信されるスケジュールになっていることを想定する。追加情報、または、ATSC信号111を介して送信される情報ストリームのサブセットが、時間Tよりも前に、AC信号116を介して補助情報として送信される。この補助データは、モバイルDTV150によって使用され、ATSC信号111の受信を容易にする。Tの値は、結果として生じるタイム・インターバルT−Tにより、時間TでのATSC信号111を介したスケジュールされた情報ストリームの到着前に、モバイルDTV150に対し、補助データの処理に十分な時間が与えられるように選択される。従って、モバイルDTV150は、ACチャンネル上の情報を受信し、主ATSCチャンネルの受信を容易にする。例示的には、トレーニングのためにACチャンネルを使用する特に有益な方法は、トレーニングのために使用されるデータを補助データとして送信することである。このデータは、さらに、ATSC信号111内のトレーニング・データの場所を表すデータを含んでいてもよい。従って、モバイルDTV150がACを受信することによって、モバイルDTV150が、さらに、トレーニング・データや受信されたATSC信号111内のトレーニング・データの位置を特定することができるようになる。送信機105のこの変形例は、図16の破線109−1によって示されており、ATSC信号111によって提供されるデータのサブセット(例えば、トレーニング・データ)は、さらに、DMT変調器115を介して送信される。
別の例では、ACは、ATSC信号を介して提供される1つ以上のサービスをサポートする独立したデータ、または、ビデオ・チャンネルである。例えば、モバイル環境においては、ATSC放送業者は、ACを介して、ATSC信号を介して搬送されるビデオの解像度と比較して低解像度のビデオを送信する。この低解像度のビデオは、ATSC信号を介して搬送される番組であってもよいし、または、単純に、ATSC信号で搬送されるビデオよりも低い解像度を有する完全に異なる番組であってもよい。
同様に、ACは、歩行者や、後で使用される情報の記憶ができるモバイル受信機に対する、ファイルベースの情報の非リアルタイムでの情報送信に使用することができる。
別の例では、ACは、堅牢な/代替として使用できる音声チャンネルである。アナログ・テレビジョン送信は、画像に一時的に干渉が及ぼされても、音声の動作が継続するという特性を有する。視聴者にとって、一時的なフリーズまたは、画像損失を許容することができても、音声の損失は、より耐え難いものがある。従って、ACの別の用途は、ATSC受信機の受信信号レベルが一時的な低下したとしても、その影響が及ぼされることの少ないオーディオ・サービスを提供することである。
別の例では、ACは、ATSC信号の受信に使用されるアンテナ・ポインティング/診断情報プロバイダである。消費者にとっての「使い易さ」を向上させるためのACの使用は有益である。例えば、診断情報を表示することにより、消費者がアンテナのポインティングを容易に行えるようにし、または、CEAアンテナ制御インタフェース規格(CEA−909)の使用と併せて、自動によるアンテナ・ポインティングを容易にする。
従って、上述したように、本発明の原理に従って、ACは、少なくとも同一チャンネルATSC信号(主ATSCチャンネル)によって搬送される少なくとも1つのサービスに関連するデータを搬送する。ここで、「サービス」は、以下のもののうちの1つ以上、単独、または、組み合わせに関する。
・ユーザに対して搬送される情報のタイプ
例えば、ACは、主ATSCチャンネルによってユーザに搬送される番組(ニュース、娯楽など)とは独立した、または、関連した、追加の番組(ニュース、娯楽など)を搬送することがある。
・主ATSCチャンネルで搬送されるコンテンツのタイプ
例えば、ACは追加のニュース、オーディオ、および/またはビデオなどを主チャンネルで搬送されるものとは異なるコンテンツ形式(例えば、上述の低解像度ビデオ)で搬送することがある。
・ATSC受信機の動作
例えば、ACは、主ATSCチャンネルの受信をサポートするトレーニング情報、セットアップ情報、および/または診断情報などを搬送することがある。
次に、図17を参照すると、本発明の原理に従った装置200の例示的な実施の形態が示されている。装置200は、例えば、PC、サーバ、セット・トップ・ボックス(STB)、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯電話、モバイルDTV150、DTV155など、どのようなプロセッサベースのプラットフォームのものであってもよい。この点に関し、装置200は、関連するメモリ(図示せず)を有する1つ以上のプロセッサを含み、さらに受信機210を含む。受信機210は、ATSC信号111およびAC信号116をアンテナ(図示せず)を介して受信する。受信機210は、受信されたATSC信号111を処理し、HDTV信号211を復元し、このHDTV信号211をディスプレイ220に適用(供給)する。ディスプレイ220は、装置220の一部であってもよく、破線で示すように、一部でなくともよい。さらに、受信機210は、受信されたAC信号116を復元し、補助データ216を復元する。特定のサービスによっては、補助データ216は、受信機210自体によって使用される場合がある(例えば、上述したトレーニング・データの場合)。或いは、補助データ216は、装置200の別の部分、または、装置の外部に対して供給される。一例を図17に示す。図17においては、補助データ216(点線で示す)は、低解像度ビデオ・コンテンツを表す。この場合、ディスプレイ220は、HDTV信号211の高解像度ビデオ・コンテンツの代わりに、補助データ216の低解像度ビデオ・コンテンツを使用することができる。或いは、装置200は、ディスプレイ220のビデオ・ソースとして、HDTV信号211と補助データ216の低解像度ビデオとの間で選択することができる。この選択は、幾つもの方法で行うことができる。例えば、受信されるATSC信号111と受信されるAC信号116の各対応するSN比との間で、最も高いSN比を有するものが選択されるように、受信機210による比較機能として行われる。
本発明の原理に従った受信機210の例示的な実施の形態を図18に示す。受信機210は、ATSC復調器240、AC検出器235、およびDMT復調器230を含む。さらに、受信機210は、プロセッサベースのシステムであり、図18における破線で描かれたボックスの形態で示すプロセッサ390およびメモリ395で表されるように、1つ以上のプロセッサと関連するメモリを含む。この点において、コンピュータ・プログラム、または、ソフトウェアがプロセッサ390による実行のため、メモリ395に記憶される。プロセッサ390は、1つ以上の記憶されたプログラムを制御するプロセッサであり、これらのプロセッサは、受信機能専用のためのものでなくともよい。例えば、プロセッサ390は、受信機210の他の機能を制御するものでもよい。例えば、受信機210が大型の装置の一部である場合、プロセッサ390は、この装置の他の機能を制御する場合がある。メモリ195は、例えば、ランダム・アクセス・メモリ(RAM:Random Access Memory)、読み出し専用メモリ(ROM:Read Only Memory)など、どのような記憶装置であってもよく、送信機105に対して内部および/または外部に存在し、さらに、必要に応じて、揮発性および/または不揮発性である。
図18のアンテナ301は、1つ以上の放送信号を受信し、入力299を介して各放送信号を受信機210に提供する。この例においては、アンテナ301は、ATSC信号111、さらに、同一チャンネル干渉信号AC信号116を提供する。受信機210が例えば、ATSC信号111を受信するために特定のチャンネルにチューニングされたと想定する。ATSC復調器240は、ATSC信号111を受信し、上述したHDTV信号211を提供する。この例においては、ATSC復調器240がさらに、必要な復号化機能を備えるものと想定する。AC検出器235は、AC信号116のために現在チューニングされたチャンネルを監視する。本発明の原理に従えば、AC信号116は、NTSC同一チャンネル信号のように見えるので、AC検出器235は、現行のNTSC信号検出器のように構成することができる。AC信号116の存在を検出すると、AC検出器235は、破線で示す信号236、237、および238のいずれか1つによって表される1つ以上の信号を提供する。信号237は、ATSC復調器240に提供される。ATSC復調器240は、AC信号116の存在の検出に応答して、ATSC検出器240のくし形フィルタ(図示せず)が干渉信号を、当該干渉信号が同一チャンネル干渉NTSC信号のためのものであるかのようにして、除去できるようにする。信号238は、DMT復調器230に提供される。AC信号116が検出されると、DMT復調器230が駆動され、AC信号116を復調し、このAC信号116から補助データ216を復元する。信号236は、装置200の他の各部分、または、別の装置に対して、AC信号が検出された旨の警告を与えるために供給されることがある。最後に、AC信号116の「ダミー」水平同期(シンク)部分など、信号の前述したTD部分をさらに受信機によって使用して、受信のために、ACストリーム内のOFDMシンボルをより容易に見つけることができるようにしてもよい。
上述したように、さらに、本発明の原理に従って、DMTベースの送信機は、DMTシンボルを形成する際に複数の異なるサブキャリア・サブセットを利用する。結果として、対応する受信機は、送信パターン、即ち、DMTベースの送信機によって使用されるサブキャリアのシーケンスと同期しなければならない。上述した例においては、2つのサブキャリア・サブセットに対し、送信パターンを「奇数/偶数」パターンとして見ることができる。例えば、第1の受信されたDMTシンボルについては、第1のサブキャリア・サブセットが復調などのために使用され、第2の受信されたDMTシンボルについては、第2のサブキャリア・サブセットが復調などのために使用される。例示的には、この同期は、幾つもの方法で実行することができ、例えば、送信機105は、AC信号116の一部として、DMTシンボルの所定のトレーニング・シーケンスを送信する。受信されたAC信号が受信機210のAC検出器235によって検出されると、DMT復調器230は、受信されたトレーニング・シーケンスにロックオンし、サブキャリア・サブセット間で交互の切り替えを開始し、受信されたDMTシンボル・データの復調を行う。例えば、DMT復調器は、各「奇数」の受信されたDMTシンボルについて、第1のサブキャリア・サブセットを第1の受信されたDMTシンボルの復調などに使用し、各「偶数」の受信されたDMTシンボルについては、第2のサブキャリア・サブセットを第2の受信されたDMTシンボルの復調などに使用する(または、この逆である)。代替的には、複数の異なるタイプのパターンのサブキャリア・サブセットを表す複数の異なるタイプのトレーニング・シーケンスをシステムにおいて予め定義し、DMT復調器210が特定のトレーニング・シーケンスを特定すると、サブキャリア・サブセット使用する特定のパターンがDMT復調器230によって識別されるようにすることができる。また、特定のパターン情報は、例えば、受信されるATSC信号111において搬送されるシステム情報の一部として、当該技術分野において公知なアウトオブバンド(out−of−band)を介して搬送することができる。
上記に鑑み、本発明の原理に従った受信機210において使用される例示的なフローチャートを図19に示す。ステップ405において、受信機210は、ATSC送信への同一チャンネル干渉信号として補助データを搬送する放送AC信号116を受信する。ステップ410において、DMT復調器は、例えば、トレーニング信号にロックすることによって、受信したDMTシンボルを復調するために使用するサブキャリア・サブセットのパターンを判定する。受信機210は、受信されたAC信号を復調して補助データを提供する。
上述の例示的な実施の形態に追加して、本発明の原理に従った受信機の別の例示的な実施の形態を図20に示す。受信機210’は、主ATSCチャンネルのための復調器が存在しない点を除けば、図18の受信機210と同じである。この代わりに、主ATSCチャンネルにおいて存在するサービスをサポートするためにACが使用される。この場合、ACを介してユーザにこれらの各サービスが提供される。例えば、主ATSCチャンネルに存在する番組(ニュース、娯楽)は、ACを介してユーザに提供される。さらに/または、主ATSCチャンネルにおいて搬送されるコンテンツのタイプが主チャンネルにおいて搬送されるものとは別のフォーマット(例えば、上述した低解像度ビデオ)でACを介して提供される。さらに/または、ACは、受信機201’の動作に係る補助データを搬送する。例えば、ACはトレーニング情報、セットアップ情報、および/または診断情報などを搬送する場合がある。
上述したように、本発明の原理に従って、DMTベースのシステムにおけるサイクリック・プレフィックス(サイクリックス・エクステンジョン、または、ガード・バンドとしても参照される)に対する必要性を除去することができ、受信機がより複雑になったと実感されることなく、情報スループットの拡大が達成される。従って、本発明のコンセプトは、ATSC送信システムにおける補助チャンネルの関連で説明されたが、本発明は、このように限定されるものではなく、どのようなDMTベースの通信システムにも適用可能である。さらに、本発明のコンセプトは、「奇数/偶数」パターンの関連で説明されたが、本発明のコンセプトはこのように限定されるものではなく、K個のサブキャリア・サブセットのどのようなパターンにも適用可能である。さらに、本発明のコンセプトは、サブキャリアのセットを各々が同一数のサブキャリアを有するK個のサブキャリア・サブセットに分割することに関連して説明されたが、本発明のコンセプトはこのように限定されるものではなく、1つ以上のサブキャリア・サブセットが他のサブキャリア・サブセットとは異なる数のサブキャリアを有していてもよい。
上記に鑑み、既に説明した内容は、発明の原理を例示するものに過ぎない。従って、当業者であれば、本明細書において明示的に記載されていなくとも、本発明の精神および範囲の中で様々な代替的な構成を考案することが可能である。例えば、別個の機能的な要素として例示されている場合であっても1つ以上の集積回路(IC)の形態で実施してもよい。同様に、別個の要素として示されている場合であっても、いずれかの要素を、または、全ての要素を、例えば、ディジタル信号プロセッサなど、図14および/または図19などに示される1つ以上の各ステップに対応する関連するソフトウェアを実行する、記憶されたプログラムが制御されたプロセッサとして実施してもよい。さらに、本発明の原理は、例えば、衛星、WiFi(Wireless−Fidelity)、携帯電話などの他のタイプの通信システムに適用してもよい。実際、本発明のコンセプトは、固定式受信機、移動式受信機に適用することもできる。従って、例示的な実施の形態に対して様々な改変を施すことが可能であり、付随する請求の範囲によって定義される本発明の精神および範囲を逸脱することなく、他の構成を考案することも可能である。
従来技術に係るNTSC送信を示す図である。 従来技術に係るNTSC送信を示す図である。 従来技術に係るNTSC送信を示す図である。 本発明の原理に従ったATSC−DTVシステムの例示的な実施の形態を示す図である。 本発明の原理に従った図4のシステムにおいて使用される送信機の例示的な実施の形態を示す図である。 例示的なDMT送信を示す図である。 例示的なDMT送信を示す図である。 例示的なDMT送信を示す図である。 例示的なDMT送信を示す図である。 本発明の原理に従った例示的なDMT送信を示す図である。 本発明の原理に従った例示的なDMT送信を示す図である。 本発明の原理に従った例示的なDMT送信を示す図である。 本発明の原理に従った例示的なDMT送信を示す図である。 本発明の原理に従った例示的なDMT送信を示す図である。 本発明の原理に従った例示的なDMT送信を示す図である。 本発明の原理に従った図4のシステムにおいて使用される送信機の別の例示的な実施の形態を示す図である。 本発明の原理に従った補助チャンネルを受信する装置の例示的な実施の形態である。 本発明の原理に従った受信機の例示的な実施の形態を示す図である。 本発明の原理に従った受信機において使用される例示的なフローチャートである。 本発明の原理に従った受信機の別の例示的な実施の形態を示す図である。

Claims (30)

  1. DMTシンボルを送信するためにサブキャリアを有するシンボルを変調する離散マルチトーン(DMT)変調器を含み、
    前記サブキャリアは、隣接するDMTシンボルが相異なるサブキャリア・サブセットで形成されるように、複数のサブキャリア・サブセットに分割される、装置。
  2. 前記サブキャリアは、各サブキャリア・サブセットが他のサブキャリア・セブセットから分離されるようにK個のサブキャリア・サブセットに分割される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記各サブキャリア・サブセットが、他のサブキャリア・サブセットと同じ数のサブキャリアを有する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記Kが2であり、前記DMT変調器が前記DMTシンボルを形成する際にサブキャリア・サブセット間で交互に切り替わる、請求項2に記載の装置。
  5. 前記サブキャリアの数が6である、請求項4に記載の装置。
  6. 高精細度テレビジョン(HDTV)サービスを表すデータを搬送するATSC DTV(Advanced Television Systems Committee−Digital Television)変調器をさらに含み、
    前記DMTシンボルは、前記HDTVサービスのための補助チャンネルのデータを表す、請求項1に記載の装置。
  7. 前記DMT変調器は、NTSC放送信号の少なくとも1つのスペクトル特性を前記補助チャンネルが模倣するように、前記補助チャンネルを形成する、請求項6に記載の装置。
  8. 復元されたデータを提供するために受信したDMTシンボルを復調する離散マルチトーン(DMT)復調器を含み、
    受信した各DMTシンボルに対し、前記DMT復調器は、当該受信したDMTシンボルを復調するためのサブキャリア・サブセットを使用し、前記DMT復調器は、隣接する受信したDMTシンボルを復調するために相異なるサブキャリア・サブセットを使用する、装置。
  9. 前記サブキャリアは、各サブキャリア・サブセットが他のサブキャリア・サブセットから分離されるように、K個のサブキャリア・サブセットに分割される、請求項8に記載の装置。
  10. 前記各サブキャリア・サブセットが他のサブキャリア・サブセットと同じ数のサブキャリアを有する、請求項9に記載の装置。
  11. 前記Kが2であり、前記DMT変調器が受信したDMTシンボルを復調する際にサブキャリア・サブセット間で交互に切り替わる、請求項9に記載の装置。
  12. 前記サブキャリアの数が、6である、請求項11に記載の装置。
  13. 高精細度テレビジョン(HDTV)信号を復元するATSC DTV(Advanced Television Systems Committee−Digital Television)復調器をさらに含み、
    前記DMT復調器によって復元されたデータは、前記HDTV信号に関連付けられる補助データを表す、請求項8に記載の装置。
  14. 前記受信したDMTシンボルを表す信号の存在を検出することによって前記DMT復調器を有効にする検出器をさらに含み、
    前記検出器は、前記信号の中にNTSC(National Television Systems Committee)放送信号の少なくとも1つのスペクトル特性を検出することによって前記存在を検出する、請求項13に記載の装置。
  15. 送信機で使用されるための方法であって、
    送信のためにデータを受信するステップと、
    離散マルチトーン(DMT)ベースの変調を使用して前記受信したデータを変調し、送信のためのDMTシンボルのシーケンスを提供するステップと、
    を含み、
    DMTサブキャリアは、隣接するDMTシンボルが相異なるサブキャリア・サブセットで形成されるように、複数のサブキャリア・サブセットに分割される、前記方法。
  16. 前記サブキャリアは、各サブキャリア・サブセットが他のサブキャリア・サブセットから分離されるように、K個のサブキャリア・サブセットに分割される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記各サブキャリア・サブセットが、他のサブキャリア・サブセットと同じ数のサブキャリアを有する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記Kが2であり、前記変調ステップが前記DMTシンボルを形成する際にサブキャリア・サブセット間で交互に切り替わる、請求項16に記載の方法。
  19. 前記サブキャリアの数が、6である、請求項18に記載の方法。
  20. データを変調して高精細度テレビジョン(HDTV)サービスを表すデータを搬送するATSC DTV(Advanced Television Systems Committee−Digital Television)信号を提供するステップをさらに含み、
    前記DMTシンボルは、前記HDTVサービスのための補助チャンネルのデータを表す、請求項15に記載の方法。
  21. 前記DMT変調を行うステップは、NTSC放送信号の少なくとも1つのスペクトル特性を前記補助チャンネルが模倣するように、前記補助チャンネルを形成する、請求項20に記載の方法。
  22. 受信機で使用されるための方法であって、
    DMTシンボルを受信するステップと、
    サブキャリア・サブセットを使用して、各受信したDMTシンボルを復調して復元されたデータを提供するステップと、
    を含み、
    隣接する受信したDMTシンボルを復調するために相異なるサブキャリア・サブセットを使用する、前記方法。
  23. 前記サブキャリアは、各サブキャリア・サブセットが他のサブキャリア・サブセットから分離されるように、K個のサブキャリア・サブセットに分割される、請求項22に記載の方法。
  24. 前記各サブキャリア・サブセットが他のサブキャリア・サブセットと同じ数のサブキャリアを有する、請求項23に記載の方法。
  25. 前記Kが2であり、前記復調ステップが受信したDMTシンボルを復調する際にサブキャリア・サブセット間で交互に切り替わる、請求項23に記載の方法。
  26. 前記サブキャリアの数が、6である、請求項25に記載の方法。
  27. 受信したATSC DTV(Advanced Television Systems Committee−Digital Television)信号を復調して高精細度テレビジョン(HDTV)信号を復元するステップをさらに含み、
    前記DMT復調ステップによって復元されたデータは、前記HDTV信号に関連付けられる補助データを表す、請求項22に記載の方法。
  28. 前記受信したDMTシンボルを表す信号の存在を検出するステップをさらに含み、
    前記検出するステップは、前記信号の中にNTSC(National Television Systems Committee)放送信号の少なくとも1つのスペクトル特性を検出することによって前記存在を検出し、
    前記受信したDMTシンボルを表す前記信号が存在する場合、前記DMT復調ステップを実行する、請求項27に記載の方法。
  29. 前記復調ステップは、
    特定のサブキャリア・サブセットを有する各受信したDMTシンボルを復調する際に使用するためのサブキャリア・サブセット・パターンを決定するステップを含む、請求項22に記載の方法。
  30. 前記サブキャリア・サブセット・パターンを決定するステップは、
    前記サブキャリア・サブセット・パターンに関連付けられたトレーニング・シーケンスを検出する、請求項29に記載の方法。
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