JP2009533542A - 漂白剤粒子 - Google Patents
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Abstract
i)総重量の少なくとも約50重量%を超えるジアシルペルオキシド漂白種及び/又はテトラアシルペルオキシド漂白種であって、ジアシルペルオキシド漂白種は次の一般式:
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2はペルオキシド部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]を有するジアシルペルオキシドから選択され、テトラアシルペルオキシド漂白種は、次の一般式:
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3は、C1〜C9アルキル基を表わし、nは、2〜12の整数を表わす]を有するテトラアシルペルオキシドから選択されるジアシルペルオキシド漂白種及び/又はテトラアシルペルオキシド漂白種、並びに、
ii)総重量の約0.1重量%〜約10重量%のラジカルスカベンジャー、を含む漂白剤粒子。
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2はペルオキシド部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]を有するジアシルペルオキシドから選択され、テトラアシルペルオキシド漂白種は、次の一般式:
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3は、C1〜C9アルキル基を表わし、nは、2〜12の整数を表わす]を有するテトラアシルペルオキシドから選択されるジアシルペルオキシド漂白種及び/又はテトラアシルペルオキシド漂白種、並びに、
ii)総重量の約0.1重量%〜約10重量%のラジカルスカベンジャー、を含む漂白剤粒子。
Description
本発明はジアシルペルオキシド及び/又はテトラアシルペルオキシドの漂白種並びに酸化防止剤を含む漂白剤粒子に関する。本粒子は、高含量の漂白種を含み、向上した安定性、配合適合性、及び漂白性能を有する。
食器洗浄の分野において、特に自動食器洗浄において、見出される問題点は、食器類/食卓用食器類からの、特に着色された食物と接触していたプラスチック基材からの、着色汚れの除去である。加えて、着色材料は、汚れた基材から除去又は部分的に除去された時に自動食器洗浄機のプラスチック部分上に堆積する可能性がある。
自動食器洗浄法におけるプラスチックからの着色汚れの除去及び堆積の問題への取り組みに異なった解決策が提案されてきている。国際公開特許第03/095598号は、ADW機械における基材を0.05〜40のペルオキシド価(ペルオキシド成分はテルペン類を含む)を有する水溶性液剤で処理することによってプラスチックから着色汚れを除去するプロセスに関する。国際公開特許第03/095599号では、プラスチックからの着色汚れは、基材を3−フェニル−2−プロペナール及び/又は3,7−ジメチル2,6−オクタジエン−1−アールを含む組成物で処理して除去される。国際公開特許第03/095602号は、基材を0.06〜1g/cm3の範囲にある密度を有する疎水性成分を含む水性組成物で処理してプラスチックから着色汚れを除去する別の代替プロセスを示す。疎水性成分としては、炭化水素油及び食用油が挙げられる。パラフィン油は、好ましい疎水性成分である。
ジアシルペルオキシド漂白種及び/又はテトラアシルペルオキシド漂白種は、洗濯(国際公開特許第93/07086号)法又は食器洗浄(国際公開特許第95/19132号)法において採用される場合、着色/漂白可能な汚れの移行を阻止するために使用され得る。しかし、そのような種は、それらの融点より上では本来的に不安定であり、自己加速熱分解を起こしやすい。貯蔵安定性をもたらすために、上記‘086及び‘132の特許では、ジアシル漂白種及びテトラアシル漂白種の「ホスト−ゲスト錯体(host-guest complexes)」における「ゲスト(guest)」分子としての組み込みが提案され、ホスト−ゲスト錯体では漂白種の分子がホスト受容体部位中での包接によって互いに別個に分離される。ホストは、例えば比較的開いた構造を有し、それがゲスト分子によって占有される部位を提供し、これにより、ホストゲスト複合体を形成する無機又は有機結晶でもよい。好適なホストの例としては、尿素包接化合物及びシクロデキストリン、特にβ−シクロデキストリンを含む、ある種の包接化合物又は包含化合物が挙げられる。該ホストは、最も好ましくは水溶性であり、ホスト漂白種複合体を水性媒体、例えば洗浄液中に導入する際に、漂白種を効果的に放出及び分散することができる。ジアシル漂白種及びテトラアシル漂白種の尿素包接化合物は、PCT国際公開特許第93/07086号及び同第95/19132号の両方に開示されている。
熱的に、化学的に、及び製品安定性の向上した、ジアシル漂白種及び/又はテトラアシルペルオキシド漂白種を含む、より可撓性に富む形態に対する必要性が存在する。さらに、洗浄製品内で分離しない粒子に対する必要性も存在する。
本発明の第1の態様によれば、提供される漂白剤粒子は、総重量の少なくとも約50重量%、好ましくは少なくとも約55重量%、より好ましくは少なくとも約60重量%、特に好ましくは約65重量%を超える、ジアシルペルオキシド漂白種及び/又はテトラアシルペルオキシド漂白種を含み、ジアシルペルオキシド漂白種は次の一般式:
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2はペルオキシド部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]を有するジアシルペルオキシドから選択され、テトラアシルペルオキシド漂白種は、次の一般式:
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3は、C1〜C9アルキル基を表わし、nは、2〜12の整数を表わす]を有するテトラアシルペルオキシドから選択される。
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2はペルオキシド部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]を有するジアシルペルオキシドから選択され、テトラアシルペルオキシド漂白種は、次の一般式:
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3は、C1〜C9アルキル基を表わし、nは、2〜12の整数を表わす]を有するテトラアシルペルオキシドから選択される。
本発明の粒子の漂白種は、自動食器洗浄プロセスにおいて食器類/食卓用食器類の着色汚れの除去に優れた効果を提供するとともに、再析出が発生するのを防ぐ。様々な種類のアシルペルオキシドは、様々な物理的及び化学的性能を有する。ジベンゾイルペルオキシドなどの、芳香族基を有するアシルペルオキシドは、通常水に不溶性であり、また、これらは汚れ除去効果を提供できるものの、特にアシルペルオキシド粒子が大きなサイズ(400〜700μm)を有する場合、洗浄した物品に残留物を残す場合がある。従来技術(米国特許第5,763,378号(A))では、小さな一次粒径(300μm未満)を有するジアシルペルオキシドの使用が想定されている。これらの1次粒子は、より大きな2次粒子に組み込まれる。2次粒子の活性物質含量は低く、担体物質の存在による。本発明の粒子は、高含量の活性漂白種を有する。芳香族基を有するアシルペルオキシドは通常、融点が高く、脂肪族基を有するものよりも化学的及び熱的に安定である。本発明の粒子の漂白種は通常、食器洗浄温度で融解する。本発明の粒子の漂白種は非常に不安定で、融解温度が比較的低く(約54〜55℃)、自己分解温度はさらに低い。
好ましい実施形態では、漂白種は、式中、R1及びR2はC8〜C12脂肪族基であり、より好ましくはR1及びR2はC11、すなわちジラウロイルペルオキシドである、ジアシルペルオキシドから選択される。ジラウロイルペルオキシドは、着色汚れの、特にプラスチック基材からの優れた除去を可能にし、並びに再付着防止効果を提供する。
漂白剤顆粒は好ましくは、ラジカルスカベンジャーの約0.01重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約7重量%、特に約0.2重量%〜約2重量%の粒子を含む。驚くべきことに、約10%超過のラジカルスカベンジャーの含量は、漂白剤粒子の安定性にマイナスの影響を与える可能性があることが見出されている。本発明の粒子は高レベルの安定性を示す。
理論にとらわれるものではないが、漂白種の安定性に影響する3つの主要機構(熱分解、ラジカル誘起分解及び加水分解/過加水分解(perhydrolysis))が存在すると考えられる。これらの全てが漂白種の自己分解に寄与するフリーラジカルを発生するようである。漂白剤粒子中のラジカルスカベンジャーの存在は、粒子中の漂白種の安定性及び洗剤組成物中の漂白剤粒子の安定性の改善に貢献することが今では判明している。洗剤組成物内の漂白剤粒子の不安定性は、とりわけ、自由湿分、塩基性、酸性又はその他の成分、例えば、i)他の漂白剤類(例えば、過炭酸塩)、ii)界面活性剤、特にアルコキシ化界面活性剤類、iii)漂白剤触媒の部分である、又は混入物として洗剤中に存在する可能性のある金属カチオン類、との相互作用などによって誘起される可能性がある。
本発明の漂白剤粒子は製造間もない時、白色である。その粒子は経時的に白色でなくなり、黄色になることさえあることが注目された。この色の変化は、アルコキシ化安息香酸、特に3,4,5−トリメトキシ安息香酸又はその塩を用いた場合に回避できる。従って、本発明の好ましい実施形態によると、漂白剤粒子は、アルコキシ化安息香酸又はその塩を含む。
洗剤組成物、特に自動食器洗浄組成物は、通常アルカリ性であり、このことは漂白剤粒子の安定性にマイナスに影響する。酸の存在により、アルカリ性洗剤組成物中の漂白剤粒子の安定性が改善することが見出されている。従って、総重量の少なくとも約50重量%、好ましくは少なくとも約55重量%、より好ましくは少なくとも約60重量%、特に好ましくは約65重量%を超える、上記ジアシルペルオキシド漂白種及び/又はテトラアシルペルオキシド漂白種と、酸と、を含む漂白剤粒子が提供される。好ましくは、この酸は粒子の溶解性/分散性に有害であるべきではなく、より好ましくはこの酸は粒子の溶解性/分散性を改善すべきである。本明細書での使用に好ましいものは、クエン酸、特に無水クエン酸である。
同様に、漂白剤粒子におけるアルカリの存在は、酸性洗剤組成物中におけるその安定性を改善し得る。
漂白剤粒子の安定性は粒子に緩衝剤を添加することでさらに向上できることが明らかになってきている。従って、好ましい実施形態においては、漂白剤粒子は、酸及び緩衝剤を含み、漂白剤粒子内のpH変化を抑える。好ましくは、緩衝剤は、相当する酸のアルカリ性塩であり、より好ましくはナトリウム塩である。本明細書において用いるのに好ましい緩衝剤は、クエン酸三ナトリウムである。
従って、非常に好ましい実施形態においては、本発明の漂白剤粒子は、漂白種、ラジカルスカベンジャー、酸及び緩衝剤を含む。この組成を有する粒子は、極端な条件下でも極めて安定していることが見出されている。
本発明の漂白種は、通常、ワックス状稠度を有したフレークの形態であり、機械的に非常に強いようには見えない。粒子の操作性及び機械的特性を強化するために、強化剤を本発明の粒子に添加することができる。シリカは、本明細書での使用に好ましい強化剤である。
さらに、漂白剤粒子は可溶化剤、すなわち、粒子の溶解度特性を向上し、それゆえに漂白種の分散特性を向上させる薬剤を含んでもよい。
本発明の別の態様によると、洗剤組成物、又は、本発明の漂白剤粒子を含む漂白組成物が提供される。特に、洗剤組成物は自動食器洗浄用洗剤組成物である。
着色汚れは、ラザニアなどのトマト汚れ、調理済みニンジンなどのカロチン汚れ(リコピン汚れとしても知られる)、カレーソース及びこれらの混合物を含有する汚れによって主として引き起こされる。これらの汚れは、プラスチックなどの疎水性表面から除去することが特に困難である。皿洗い機内に汚れが存在する場合には、洗浄がより困難である。他の汚れが存在しない場合に着色汚れを除去することができる組成物は、汚れが存在する場合に(普通の食器洗浄対象物の場合のように)同程度の除去性能を達成できるようには見えないが、この効果は高含量のグリース状/油状の汚れを含有する食器洗浄対象物の場合にはより深刻である。満足できる汚れ除去は、比較的高含量の漂白種を用いても得られない場合がある。改良された着色汚れ除去は、本発明の組成物を用いて得られる。
自動食器洗浄機において、本発明の粒子を使用して、好ましくはプラスチックである疎水性の基材から着色汚れを除去する方法も提供される。この方法は、本発明の洗剤組成物又は漂白組成物の存在下で、自動食器洗浄機において基材を洗浄する工程からなる。
本発明は、高含量のジアシルペルオキシド及び/又はテトラアシルペルオキシドを有する漂白剤粒子に関する。この粒子は好ましくは、低含量のラジカルスカベンジャーを含む。本発明の粒子は、洗剤組成物中に配置される時、向上した安定性を示す。本発明はまた、粒子が酸及び、酸と緩衝剤との組み合わせを含む実施形態を想定している。この粒子の別の任意成分には、強化剤及び可溶化剤が挙げられる。
本発明の粒子は、洗剤組成物における導入、とりわけ自動食器洗浄用洗剤組成物における導入に特に好適であり、これによって調理器具/食卓用食器類からの、特にプラスチック基材からの、着色汚れの除去を優れたものにする。本発明の粒子はまた、衣類用洗剤における使用にも好適である。
ジアシルペルオキシド漂白種及びテトラアシルペルオキシド漂白種
ジアシルペルオキシド漂白種は、次の一般式:
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル、好ましくは、少なくとも5個の炭素原子の直鎖を含有し、所望により1つ以上の置換基(例えば、−N+(CH3)3、−COOH又は−CN)及び/又はアルキルラジカルの隣接炭素原子間に挿入された1つ以上の妨害部分(例えば、−CONH−又は−CH=CH−)を含有するC6〜C12アルキル基を表し、R2はペルオキシド部分と相溶性のある脂肪族基を表し、ここでR1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含む]を有するジアシルペルオキシドから選択される。好ましいある1つの態様では、R1及びR2は非置換の直鎖C6〜C12アルキル鎖である。R1及びR2は同一であるのが最も好ましい。ジアシルペルオキシド(R1及びR2の両方がC6〜C12アルキル基である)が特に好ましい。
ジアシルペルオキシド漂白種は、次の一般式:
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル、好ましくは、少なくとも5個の炭素原子の直鎖を含有し、所望により1つ以上の置換基(例えば、−N+(CH3)3、−COOH又は−CN)及び/又はアルキルラジカルの隣接炭素原子間に挿入された1つ以上の妨害部分(例えば、−CONH−又は−CH=CH−)を含有するC6〜C12アルキル基を表し、R2はペルオキシド部分と相溶性のある脂肪族基を表し、ここでR1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含む]を有するジアシルペルオキシドから選択される。好ましいある1つの態様では、R1及びR2は非置換の直鎖C6〜C12アルキル鎖である。R1及びR2は同一であるのが最も好ましい。ジアシルペルオキシド(R1及びR2の両方がC6〜C12アルキル基である)が特に好ましい。
テトラアシルペルオキシド漂白種は、次の一般式:
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9、好ましくはC3〜C7アルキル基を表しており、nは2〜12、好ましくは4〜10の整数を表している]を有するテトラアシルペルオキシドから選択される。
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9、好ましくはC3〜C7アルキル基を表しており、nは2〜12、好ましくは4〜10の整数を表している]を有するテトラアシルペルオキシドから選択される。
好ましくは、漂白種は、R1及びR2の両方が同一か又は異なる、C6〜C12非置換アルキル基のジアシルペルオキシドであり、本明細書での使用により好ましいものは、R1及びR2の両方がC8、C9、C10又はC11のジアシルペルオキシドである。特に自動食器洗浄操作における性能に対して、ジラウロイルペルオキシドは本明細書において用いるのに非常に好ましい。
好ましくは、本発明の漂白種は、漂白剤粒子内に導入される前に、フレークの形態になっている。本発明の粒子は、高含量の漂白種を有し、総重量の少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも60重量%、より好ましくは少なくとも70重量%、特に好ましくは少なくとも80重量%である。粒子は好ましくは、低含量(すなわち、粒子の10重量%未満、好ましくは5重量%未満)の不活性洗浄物質、すなわち、粒子の加工性に貢献するが、洗浄工程においてはいかなる役割も担わない、担体物質(例えば、ゼオライト、ポリエチレングリコール、ワックスなど)のような物質を含む。
本発明の粒子での使用に好適なアシルペルオキシドはデグサ社(Degussa)から入手可能である。
ラジカルスカベンジャー
ラジカルスカベンジャーは、ペルオキシド結合の分解により生成されたラジカルをトラップ又は捕捉すると考えられる。これによりラジカルが、さらなる反応又は別のラジカルの生成を伝播(自己促進分解)することを回避するであろう。漂白剤粒子をその中に配置した場合、ラジカルスカベンジャーは洗剤組成物の安定性にさらに貢献する。本発明の粒子を含む洗剤組成物の貯蔵における安定性は優れていることが判明している。
ラジカルスカベンジャーは、ペルオキシド結合の分解により生成されたラジカルをトラップ又は捕捉すると考えられる。これによりラジカルが、さらなる反応又は別のラジカルの生成を伝播(自己促進分解)することを回避するであろう。漂白剤粒子をその中に配置した場合、ラジカルスカベンジャーは洗剤組成物の安定性にさらに貢献する。本発明の粒子を含む洗剤組成物の貯蔵における安定性は優れていることが判明している。
本明細書での使用に好適なラジカルスカベンジャーとしては、置換モノ−及びジ−ヒドロキシベンゼン類及びそれらの誘導体類、アルキル−及びアリールカルボキシレート類並びにこれらの混合物が挙げられる。本明細書で使用するのに好ましいラジカルスカベンジャーとしては、ジ−第3級−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、p−ヒドロキシ−トルエン、ヒドロキノン(HQ)、ジ−第3級−ブチルヒドロキノン(DTBHQ)、モノ−第3級−ブチルヒドロキノン(MTBHQ)、第3級−ブチル−ヒドロキシアニソール(BHA)、p−ヒドロキシ−アニソール、安息香酸、2,5−ジヒドロ安息香酸、2,5−ジヒドロキシテレフタル酸、トルイル酸、カテコール、t−ブチルカテコール、4−アリル−カテコール、4−アセチルカテコール、2−メトキシ−フェノール、2−エトキシ−フェノール、2−メトキシ−4−(2−プロペニル)フェノール、3,4−ジヒドロキシベンゾアルデヒド、2,3−ジヒドロキシベンゾアルデヒド、ベンジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、第3級−ブチル−ヒドロキシ−アニリン、p−ヒドロキシアニリン並びにn−プロピル−ガレートが挙げられる。本明細書での使用に極めて好ましいものは、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエンであり、それは例えば、シエル(SHELL)社から商品名「イオノール(IONOL)CP(登録商標)」として市販される、及び/又はtert−ブチル−ヒドロキシアニソール、及び/又は没食子酸プロピルである。
本発明の粒子での使用に特に好適なものは、次の一般式:
上記アルコキシ化安息香酸又はその塩は、モノアルコキシ安息香酸又はその塩であることができ、この場合、上記一般式においてベンゼン環Xの置換基及びYは−Hであり、R’はC1〜C20直状又は分枝状アルキル鎖から独立して選択され、好ましくはR’はC1〜C5直状又は分枝状アルキル鎖から独立して選択され、より好ましくはR’は−CH3であり、及びMは水素、カチオン、又はカチオン性部分である。好ましくは、上記モノアルコキシ化安息香酸又はその塩は、o−/m−/p−メトキシ安息香酸、その塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、上記モノアルコキシ安息香酸又はその塩は、m−メトキシ安息香酸(上記一般式においてメトキシ基は3位にある)又はその塩である。
上記アルコキシ化安息香酸は、ジアルコキシ安息香酸又はその塩であることができ、上記一般式において、ベンゼン環Xの置換基は−Hから選択され、ベンゼン環Yの置換基は−OR’であり、R’はC1〜C20直状又は分枝状アルキル鎖から独立して選択され、好ましくはR’はC1〜C5直状又は分枝状アルキル鎖から独立して選択され、より好ましくはR’は−CH3であり、及びMは水素、カチオン又はカチオン性部分である。
上記アルコキシ化安息香酸又はその塩は、トリアルコキシ安息香酸又はその塩であることができ、上記一般式において、ベンゼン環Yの置換基及びXは−OR’であり、R’はC1〜C20直状又は分枝状アルキル鎖から独立して選択され、好ましくはR’はC1〜C5直状又は分枝状アルキル鎖から独立して選択され、より好ましくはR’は−CH3であり、及びMは水素、カチオン、又はカチオン性部分である。
本発明の極めて好適な実施形態では、上記アルコキシ化安息香酸又はその塩は、トリメトキシ安息香酸又はその塩(TMBA)であり、上記一般式においてベンゼン環Y及びXの置換基は−OR’であり、R’は−CH3及び、Mは水素、カチオン、又はカチオン性部分である。好ましくは、上記アルコキシ化安息香酸又はその塩は、3,4,5,−トリメトキシ安息香酸、その塩、2,3,4−トリメトキシ安息香酸、その塩、2,4,5−トリメトキシ安息香酸、その塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、上記アルコキシ化安息香酸又はその塩は、3,4,5−トリメトキシ安息香酸又はその塩である。さらにより好ましくは、上記アルコキシ化安息香酸又はその塩は、3,4,5−トリメトキシ安息香酸である。
好適なモノアルキル安息香酸又はその塩は、アルドリッチ(Aldrich)から市販されており、特にm−メトキシ安息香酸はアルドリッチから市販されている。好適なトリメトキシ安息香酸又はその塩は、アルドリッチ及びメルク(Merck)から市販されている。
酸
本明細書での使用に好ましい酸としては、分子中に2〜6個の炭素原子を有し、所望により1つ以上のヒドロキシ基で置換された、水溶性の有機モノ−及びポリカルボン酸類が挙げられる。好適な部類としては、アルカン酸類、ヒドロキシアルカン酸類、アルキルポリカルボン酸類及びヒドロキシアルキルポリカルボン酸類が挙げられる。本明細書で好ましいものは、約6以下の第1分離段階(pKa1)に関連するpKa値を有する、モノ−及びポリカルボン酸類である。これらには、例えばアジピン酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、マレイン酸、グルタル酸、クエン酸、及びこれらの混合物が挙げられる。本発明の粒子での使用に特に好ましいものはクエン酸である。
本明細書での使用に好ましい酸としては、分子中に2〜6個の炭素原子を有し、所望により1つ以上のヒドロキシ基で置換された、水溶性の有機モノ−及びポリカルボン酸類が挙げられる。好適な部類としては、アルカン酸類、ヒドロキシアルカン酸類、アルキルポリカルボン酸類及びヒドロキシアルキルポリカルボン酸類が挙げられる。本明細書で好ましいものは、約6以下の第1分離段階(pKa1)に関連するpKa値を有する、モノ−及びポリカルボン酸類である。これらには、例えばアジピン酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、マレイン酸、グルタル酸、クエン酸、及びこれらの混合物が挙げられる。本発明の粒子での使用に特に好ましいものはクエン酸である。
無機酸及び無機酸と有機酸との混合物も本明細書において使用できる。無機酸の例は、スルホン酸誘導体類、スルファミン酸(pKa=0.1)、塩酸(pKa<0)、硝酸(pKa<0)、リン酸(pKa=2.1)及び硫酸(pKa=0.4)である。好適なスルホン酸誘導体類としては、アルキルスルホン酸類及びアリールスルホン酸類が挙げられる。好適なアルキルスルホン酸類としては、例えばアルドリッチ(Aldrich)社、ウイリアム・ブリス社(WilliamBlythe& Co.Ltd.)又はエルフ・アトケム(Elf.Atochem.)社から市販のメタンスルホン酸(pKa=1.9)などのC1〜C6直鎖若しくは分枝鎖アルキルスルホン酸類又はその混合物が挙げられる。
本明細書に用いるのに好適なアリールスルホン酸類としては、次式:
使用される好ましいアリールスルホン酸類は、アルキル鎖を含まない又はわずか1つのアルキル鎖を含むものである。本明細書に用いるのに特に好適なアリールスルホン酸類は、ベンゼンスルホン酸(pKa=0.7)、トルエンスルホン酸及びクメンスルホン酸である。
好ましくは、酸(又は酸類)は、安定性の理由のため、より低い水和形態で、より好ましくは無水の形態で使用される。弱酸、すなわち約1より大きいPkaを有する酸が、本明細書での使用に好ましい。
本明細書での使用に特別に好ましいものは、顆粒形態のクエン酸、特に約300μm未満の、より好ましくは280μm未満の平均粒径(重量で)の無水クエン酸である。特に好ましいものは、約250μmの平均粒径を有するクエン酸である。
本発明の粒子に存在する場合、酸は、粒子の約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約0.5重量%〜約15重量%、より好ましくは約1重量%〜約12重量%の含量で組み込まれる。
緩衝剤
漂白剤粒子中にpH緩衝剤、好ましくはクエン酸ナトリウムが含まれることが極めて有益であることが見出されており、それらは、酸、好ましくはクエン酸と組み合わせて使用されてもよく、洗剤組成物中での粒子の貯蔵において起こり得るpH変動に効果がある。
漂白剤粒子中にpH緩衝剤、好ましくはクエン酸ナトリウムが含まれることが極めて有益であることが見出されており、それらは、酸、好ましくはクエン酸と組み合わせて使用されてもよく、洗剤組成物中での粒子の貯蔵において起こり得るpH変動に効果がある。
緩衝剤は、通常、弱酸と弱塩基とからなり、溶液中で完全にイオン化しない。クエン酸ナトリウムとクエン酸の組み合わせが、本発明に対する好ましい緩衝剤であり、3つのカルボニル基の存在により、結果として3つの異なったpKa値をもたらす。
本発明の粒子中に存在する場合、緩衝剤は典型的に、粒子の約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約0.5重量%〜約15重量%、より好ましくは約1重量%〜約12重量%の含量で組み込まれる。
強化剤
本発明の粒子はまた、粒子の機械的特性を向上するための薬剤を含んでもよい。強化剤は通常、粉末形態である。強化剤の好ましい例は、シリカ、タルク、珪藻土、キトサンなどである。
本発明の粒子はまた、粒子の機械的特性を向上するための薬剤を含んでもよい。強化剤は通常、粉末形態である。強化剤の好ましい例は、シリカ、タルク、珪藻土、キトサンなどである。
本発明の粒子中に存在する場合、強化剤は典型的に、粒子の約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約0.5重量%〜約15重量%、より好ましくは約1重量%〜約12重量%の含量で組み入れられる。
可溶化剤
本明細書における「可溶化剤」とは、可溶化剤の粒子が無い場合と比較して、漂白種を含む粒子の洗浄溶液への溶解度特性/分散性を改善する薬剤を意味する。例えば、粒子成分が可溶化剤であるかどうかは、特定重量の、例えば1gの、可溶化剤を有した粒子及び可溶化剤の無い粒子を、例えば250mLといった、特定の量の水の中に40℃で導入することによって評価できる。この水を例えば、磁性攪拌器を用いて250rpmで攪拌する。2つの溶液(水並びに可溶化剤を有した粒子及び可溶化剤の無い粒子)をろ過し(同一のろ過器を用いて)、特定時間後、例えば5分後、好ましくは1分後、さらにより好ましくは30秒後に、ろ過器を乾燥し、重量を測定し、可溶化剤を有する顆粒を含む溶液をろ過するのに使用したろ過器の重量が、可溶化剤無しの顆粒を含む溶液をろ過するのに使用したろ過器での方法に比べ、5%未満、好ましくは10%未満、より好ましくは15%未満である場合、その薬剤は可溶化剤として分類される。ろ過器は粒子のサイズを考慮して選定され、ろ過器の開口サイズは試験される粒子の直径の5%未満、好ましくは10%未満、より好ましくは15%未満であるべきである。当業者ならば、物質が可溶化剤と見なされ得るか否かを評価するための適正なろ過器の選定の仕方を分かり得る。
本明細書における「可溶化剤」とは、可溶化剤の粒子が無い場合と比較して、漂白種を含む粒子の洗浄溶液への溶解度特性/分散性を改善する薬剤を意味する。例えば、粒子成分が可溶化剤であるかどうかは、特定重量の、例えば1gの、可溶化剤を有した粒子及び可溶化剤の無い粒子を、例えば250mLといった、特定の量の水の中に40℃で導入することによって評価できる。この水を例えば、磁性攪拌器を用いて250rpmで攪拌する。2つの溶液(水並びに可溶化剤を有した粒子及び可溶化剤の無い粒子)をろ過し(同一のろ過器を用いて)、特定時間後、例えば5分後、好ましくは1分後、さらにより好ましくは30秒後に、ろ過器を乾燥し、重量を測定し、可溶化剤を有する顆粒を含む溶液をろ過するのに使用したろ過器の重量が、可溶化剤無しの顆粒を含む溶液をろ過するのに使用したろ過器での方法に比べ、5%未満、好ましくは10%未満、より好ましくは15%未満である場合、その薬剤は可溶化剤として分類される。ろ過器は粒子のサイズを考慮して選定され、ろ過器の開口サイズは試験される粒子の直径の5%未満、好ましくは10%未満、より好ましくは15%未満であるべきである。当業者ならば、物質が可溶化剤と見なされ得るか否かを評価するための適正なろ過器の選定の仕方を分かり得る。
可溶化材料はまた、25℃の水中に、100gの水当たり、少なくとも20g、好ましくは25g、より好ましくは40gの溶解度を有するものとして定義できる。
可溶化剤の例としては、例えば、クエン酸ナトリウム脱水物、炭酸カリウム、尿素、酢酸ナトリウム(無水)、酢酸ナトリウム三水和物、硫酸マグネシウム7H20、酢酸カリウム及びこれらの混合物のような極めて高い水溶性の塩が挙げられる。可溶化剤として本明細書での使用に好ましいものは尿素である。
緩衝剤はまた、可溶化剤としても役割を果たすことができる。本発明の粒子中に存在する場合、可溶化剤は典型的に、粒子の約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約0.5〜約15重量%、より好ましくは約1〜約12重量%の含量で組み込まれる。
本発明はまた、ジアシル漂白剤粒子及び/又はテトラアシル漂白剤粒子を含む洗剤組成物及び漂白組成物に関する。この組成物は、好ましくは固形又は単位用量形態、例えば粉末、錠剤又はパウチ形態であるが、液状形態であることもできる。液体タイプの組成物は、液体が漂白種と反応しないような処方、例えば無水処方を含む。該洗剤組成物は、自動食器洗浄プロセスにおいて、ひどい汚れの存在下で、疎水性基材から着色汚れを除去するために特に有用である。この漂白組成物は、他の洗剤組成物又はそれら自身と組み合わせて、添加物として使用することが可能である。
本明細書の洗剤及び漂白組成物は、従来の洗浄性成分を含む。組成物、特に洗剤組成物は通常、ビルダーであり、着色剤、追加の漂白剤、界面活性剤、アルカリ性供給源、酵素、腐食防止剤(例えば、ケイ酸ナトリウム)及び破壊剤(粉末、顆粒又は錠剤の場合)を含む。極めて好ましい洗剤成分としては、ビルダー化合物、アルカリ性供給源、界面活性剤、酵素及び追加の漂白剤が挙げられる。好ましくは、本発明の組成物は、ジアシル及び/又はテトラアシルペルオキシドに加えて、追加の漂白剤を含む。好ましくは、この追加の漂白剤は過炭酸塩であり、該組成物の約1重量%〜約80重量%の含量であり、洗剤組成物の場合には、当該含量は該組成物の約2重量%〜約40重量%、より好ましくは約3重量%〜約30重量%である。
共漂白界面活性剤
本発明の組成物は、「共漂白界面活性剤」、すなわち、ジアシル及び/又はテトラアシル漂白種がその漂白性機能を果たすのを助ける界面活性剤を含んでもよい。本明細書での使用のためのエトキシ化アルコール界面活性剤は、本質的にエトキシ基以外のアルコキシ基が存在しない。
本発明の組成物は、「共漂白界面活性剤」、すなわち、ジアシル及び/又はテトラアシル漂白種がその漂白性機能を果たすのを助ける界面活性剤を含んでもよい。本明細書での使用のためのエトキシ化アルコール界面活性剤は、本質的にエトキシ基以外のアルコキシ基が存在しない。
この共漂白界面活性剤は、単一界面活性剤又はこれらの混合物であることができ、好ましくは洗浄温度より高い曇点、すなわち好ましくは約40℃より高く、より好ましくは約50℃より高く、さらに一層好ましくは約60℃より高い曇点を有する共漂白界面活性剤を1つ以上含む。本明細書で使用するとおり「曇点」とは、温度が上がるにつれて界面活性剤の溶解性が低下するという、界面活性剤及びその混合物の周知の特性であり、セカンドフェーズの出現が観察できる温度を「曇点」と呼ぶ(カーク・オスマー(KirkOthmer)著、「工業化学百科事典(第3版)」第22巻、360〜362頁)を参照のこと)。
本明細書に用いるのに好ましい共漂白界面活性剤としては、脂肪族アルコール類(アルコール1モルにつき、平均で約4〜約10、好ましくは約5〜約8モルのエチレンオキシドが本明細書に用いるのに好適である)の直鎖及び分枝鎖アルキルエトキシ化縮合生成物が挙げられる。脂肪族アルコールのアルキル鎖は一般に、約6〜約15個、好ましくは約8〜約14個の炭素原子を含有する。特に好ましいのは、約8〜約13個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコールと、アルコール1モル当たり平均約6〜約8モルのエチレンオキシドとの縮合生成物である。好ましくは少なくとも25%、より好ましくは少なくとも75%の界面活性剤は、直鎖エトキシ化一級アルコールである。該界面活性剤のHLB(親水性−親油性バランス)が、約18未満、好ましくは約15未満、さらにより好ましくは14未満であることも好ましい。好ましくは、該界面活性剤はプロポキシ基を実質的に含まない。本明細書で使用する市販の製品としては、BASF社から提供される「ルテンゾール(Lutensol)(登録商標)TOシリーズ」(エトキシ化C13オキソアルコール)が挙げられ、特に本明細書に用いるのに好適なのは「ルテンゾール(登録商標)TO7」である。
アミンオキシド界面活性剤も本発明において有用であり、次式を有する直鎖及び分枝鎖化合物が挙げられる:
これらのアミンオキシド界面活性剤類としては、特に、C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド類、及びC8〜C18アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド類が挙げられる。そのような物質の例としては、ジメチルオクチルアミンオキシド、ジエチルデシルアミンオキシド、ビス−(2−ヒドロキシエチル)ドデシルアミンオキシド、ジメチルドデシルアミンオキシド、ジプロピルテトラデシルアミンオキシド、メチルエチルヘキサデシルアミンオキシド、ドデシルアミドプロピルジメチルアミンオキシド、セチルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、タロージメチルアミンオキシド、及びジメチル−2−ヒドロキシオクタデシルアミンオキシドが挙げられる。C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド及びC10〜18アシルアミドアルキルジメチルアミンオキシドが好ましい。
泡抑制剤
本発明の組成物は泡抑制剤を含んでもよい。泡抑制剤として使用する界面活性剤は、好ましくは低い曇点を有する非イオン性界面活性剤である。本明細書で使用するとおり、「低曇点」非イオン性界面活性剤とは、30℃未満、好ましくは約20℃未満、さらにより好ましくは約10℃未満、最も好ましくは約7.5℃未満の曇点を有する非イオン性界面活性剤系成分として定義される。典型的な低曇点非イオン性界面活性剤としては、非イオン性アルコキシ化界面活性剤、特に第一級アルコールから誘導されるエトキシレート類、及びポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン(PO/EO/PO)逆ブロックポリマーが挙げられる。また、このような低曇点非イオン性界面活性剤としては、例えば、エトキシ化−プロポキシル化アルコール(例えば、オリン社(Olin Corporation)の「ポリ−タージェント(Poly-Tergent)(登録商標)SLF18」)及びエポキシ末端保護ポリ(オキシアルキル化)アルコール類(例えば、米国特許第5,576,281号に記載されているように、オリン社の「ポリ−タージェント(登録商標)SLF18B」(非イオン性物質シリーズ))が挙げられる。
本発明の組成物は泡抑制剤を含んでもよい。泡抑制剤として使用する界面活性剤は、好ましくは低い曇点を有する非イオン性界面活性剤である。本明細書で使用するとおり、「低曇点」非イオン性界面活性剤とは、30℃未満、好ましくは約20℃未満、さらにより好ましくは約10℃未満、最も好ましくは約7.5℃未満の曇点を有する非イオン性界面活性剤系成分として定義される。典型的な低曇点非イオン性界面活性剤としては、非イオン性アルコキシ化界面活性剤、特に第一級アルコールから誘導されるエトキシレート類、及びポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン(PO/EO/PO)逆ブロックポリマーが挙げられる。また、このような低曇点非イオン性界面活性剤としては、例えば、エトキシ化−プロポキシル化アルコール(例えば、オリン社(Olin Corporation)の「ポリ−タージェント(Poly-Tergent)(登録商標)SLF18」)及びエポキシ末端保護ポリ(オキシアルキル化)アルコール類(例えば、米国特許第5,576,281号に記載されているように、オリン社の「ポリ−タージェント(登録商標)SLF18B」(非イオン性物質シリーズ))が挙げられる。
他の好適な低曇点界面活性剤は、次式:
その他の低曇点非イオン性界面活性剤は、次式:
RIO(RIIO)nCH(CH3)ORIII
を有するエーテル末端保護ポリ(オキシアルキル化)であり、式中、RIは約7〜約12個の炭素原子を有する、直鎖又は分枝状、飽和又は不飽和、置換又は非置換、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカルからなる群から選択され、RIIは同じでも又は異なってもよく、任意の所与の分子中で分枝状又は直鎖C2〜C7アルキレンからなる群から独立に選択され;nは1〜約30の数であり;RIIIは、
(i)1〜3個のヘテロ原子を含有する4〜8員環の置換又は非置換複素環、及び
(ii)約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカル、
からなる群から選択される[(b)ただし、R2が(ii)の場合、(A)R1のうちの少なくとも1つが、C2〜C3アルキレン以外のものであるか、又は(B)R2が6〜30個の炭素原子を有することを条件とし、さらにR2が8〜18個の炭素原子を有する場合、RはC1〜C5アルキル以外のものであることを条件とする]。
RIO(RIIO)nCH(CH3)ORIII
を有するエーテル末端保護ポリ(オキシアルキル化)であり、式中、RIは約7〜約12個の炭素原子を有する、直鎖又は分枝状、飽和又は不飽和、置換又は非置換、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカルからなる群から選択され、RIIは同じでも又は異なってもよく、任意の所与の分子中で分枝状又は直鎖C2〜C7アルキレンからなる群から独立に選択され;nは1〜約30の数であり;RIIIは、
(i)1〜3個のヘテロ原子を含有する4〜8員環の置換又は非置換複素環、及び
(ii)約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカル、
からなる群から選択される[(b)ただし、R2が(ii)の場合、(A)R1のうちの少なくとも1つが、C2〜C3アルキレン以外のものであるか、又は(B)R2が6〜30個の炭素原子を有することを条件とし、さらにR2が8〜18個の炭素原子を有する場合、RはC1〜C5アルキル以外のものであることを条件とする]。
非イオン性泡抑制剤が使用される場合、それらは好ましくは当該組成物の約5重量%〜約40重量%、好ましくは約8重量%〜約35重量%、より好ましくは約10重量%〜約25重量%の含量で使用される。
共漂白界面活性剤は、使用される場合、本発明の組成物において、組成物の約2重量%〜約30重量%、より好ましくは約4重量%〜約25重量%、さらにより好ましくは約3重量%〜約20重量%の含量で、好ましくは使用される。エトキシ化アルコール類、アミンオキシド界面活性剤及びこれらの混合物が、組成物の少なくとも2重量%、より好ましくは約3重量%の含量であることも好ましい。好ましい実施形態では、エトキシ化アルコール類は、組成物の約3重量%超過、より好ましくは約4重量%超過の含量である。
BHT、硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムは、250μm未満の粒径を有するように粉砕された。ジラウリルペルオキシドの粒径は450μm未満であった。組成物A〜Dを圧縮することにより調製された組成物を有する顆粒が、表1に示される。
Claims (10)
- i)総重量の少なくとも約50重量%を超えるジアシルペルオキシド漂白種及び/又はテトラアシルペルオキシド漂白種であって、
前記ジアシルペルオキシド漂白種は、一般式:
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2はペルオキシド部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]を有するジアシルペルオキシドから選択され、
前記テトラアシルペルオキシド漂白種は、一般式:
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3は、C1〜C9アルキル基を表わし、nは、2〜12の整数を表わす]を有するテトラアシルペルオキシドから選択される、ジアシルペルオキシド漂白種及び/又はテトラアシルペルオキシド漂白種と、
ii)総重量の約0.1重量%〜約10重量%のラジカルスカベンジャーと、
を含むことを特徴とする漂白剤粒子。 - 前記漂白種が、R1及びR2がC8〜C12の脂肪族基であるジアシルペルオキシドから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の漂白剤粒子。
- 酸を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の漂白剤粒子。
- 緩衝剤を含むことを特徴とする、請求項3に記載の漂白剤粒子。
- 前記ラジカルスカベンジャーがアルコキシル化安息香酸、その塩、又はこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の漂白剤粒子。
- さらに強化剤を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の漂白剤粒子。
- 前記強化剤の含量が前記粒子の約10重量%未満であることを特徴とする、請求項6に記載の漂白剤粒子。
- さらに可溶化剤を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の漂白剤粒子。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載の漂白剤粒子を含むことを特徴とする、洗剤組成物又は漂白組成物。
- 請求項9に記載の洗剤組成物又は漂白組成物の存在下で疎水性基材を洗浄する工程を含むことを特徴とする、自動食器洗浄機において前記基材から着色汚れを除去する方法。
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