JP2009532716A - 非線形支持を有するアナログmems - Google Patents

非線形支持を有するアナログmems Download PDF

Info

Publication number
JP2009532716A
JP2009532716A JP2009503164A JP2009503164A JP2009532716A JP 2009532716 A JP2009532716 A JP 2009532716A JP 2009503164 A JP2009503164 A JP 2009503164A JP 2009503164 A JP2009503164 A JP 2009503164A JP 2009532716 A JP2009532716 A JP 2009532716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
micromirror
deflection
mems device
electrode
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2009503164A
Other languages
English (en)
Inventor
ジョシュア ジェイ マローン
Original Assignee
テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド filed Critical テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド
Publication of JP2009532716A publication Critical patent/JP2009532716A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
    • G02B26/0841Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting element being moved or deformed by electrostatic means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Abstract

開示される実施形態は、非線形抵抗を与える1つ以上の梁によって支持される枢動マイクロミラー(102)を備えるアナログMEMSデバイスを示す。梁(120)が撓みに対して抵抗を与えるのに対して、電極(105)はマイクロミラーを静電的に引き付けることができる。力が等しいとき、マイクロミラーは目標角で保持される。実施形態で開示される梁支持材は、静電力の非線形性状により良く合致する非線形支持をマイクロミラーに与えるので、それは従来のねじりヒンジ支持材(150)よりも優れている。
【選択図】図1A

Description

以下に述べる実施形態は、一般に非線形支持を微小電気機械システム(MEMS)に提供すること、より詳細には非線形支持をアナログマイクロミラーに提供することに関する。
最近、さまざまな機械的デバイスの小型化は新しい分野の技術的発展を引き起こした。かかる微小電気機械システム(「MEMS」)は機械構成部品を基板上の電気的制御回路と一体化させ、通常集積回路技術を用いて製造される。その小さいサイズの故に、MEMSは最新の高性能製品の開発においてますます有用になった。一般的な応用は、加速度計、圧力センサ、アクチュエータ、および空間光変調器を含む。
MEMSデバイスの一種はマイクロミラーを包含する。マイクロミラーデバイスは数千、あるいは数万もの微小な傾斜反射面のアレイを利用する。これらのマイクロミラーは光を投影面に反射して、通常視覚映像を形成するために使用され得る。このように用いられて、マイクロミラーは表示装置として機能して、高級家庭用娯楽機器で必要とされる種類の高品質視覚映像を再生することができる。それらはまた光スイッチングシステムおよび光通信システムでも使用され得る。
多くの従来のマイクロミラーはデジタル・マイクロミラー・デバイス(「DMD」)技術のフレームワーク内で使用される。DMDのミラー素子の各々は、開または閉光構成に対応して、ミラーが光源に対して傾く角度に基づいて2つの位置の間で切り換わることができる。デジタルマイクロミラーは、それが光源を投影面に反射するように向けられる場合に開位置にある。デジタルマイクロミラーは、それが光源によって供されるどの光も投影面に投影されないように向けられる場合に閉位置にある。このようにして、各デジタルマイクロミラーは開すなわち「オン」位置か、あるいは閉すなわち「オフ」位置に向けられて、2値すなわちデジタル応答を供することができる。
特定のデジタルマイクロミラーを「オン」または「オフ」に急速に変えることによって、光の適切な階調が投影面上の特定の画素に対して投影され得る。そして色相が、色フィルタによる白色光源の時分割多重化によってDMD投影システムに追加されてもよい。実際には、デジタルマイクロミラーは、人間の目が各デジタルマイクロミラーの分離した「オン」および「オフ」位置を識別することができないほど速く、開位置と閉位置との間で行ったり来たりする。代わりに、人間の目は各ミラー素子によって投影される個々の2値画像を幅広い画素の階調および色相に外挿する。このようにして、DMDは、急速に変化する輝度および色の人間の目による平均化を利用することによって、全アレイの必要な階調および色相の正確な再生を可能にする。
通常、DMDの各マイクロミラーは対応する電極によって生じる静電力を用いて開位置か、あるいは閉位置に向けられる。普通、各デジタルマイクロミラーはヒンジ機構の上に配置され、電極はヒンジの両側に配置される。これらの電極は通常マイクロミラーの下の半導体基板上に形成される。適切な電圧が電極に印加されるときはいつでも、それはマイクロミラーをそのヒンジ上で枢動させることができる静電力を生じる。2つの電極の1つだけが、開位置か、あるいは閉位置に対応して、特定の瞬間に作動するだろう。
多くのマイクロミラーが上述の種類のDMDシステムに通常使用されるのに対して、マイクロミラーはまたアナログ・マイクロミラー・デバイス内で使用されてもよい。アナログ・マイクロミラー・デバイスはDMDの方式と類似の方式を用いて動作するが、それらが「オン」および「オフ」に応答して2つの位置の間で急速に切り換わることによって動作しないので、それらはDMDと異なる。代わりに、光の適切な階調は光源および投影面に関するマイクロミラーの角度に基づいて伝送される。入射角を広範囲の利用できる位置で変えることによって、表示される光の強度を調整することができる。
作動中、アナログマイクロミラーはDMDと同じ種類の静電引力を利用する。従来、各アナログマイクロミラーはねじりヒンジの上に通常取り付けられて、マイクロミラーをその中立位置に戻すように付勢される。電極はマイクロミラーの下に位置する。また一方、マイクロミラー位置を2つの位置の間で急速に切り換える代わりに(2つの一定の静電力の1つを用いて、マイクロミラーを2つの電極接触面の1つに反対に引くことによって)、アナログマイクロミラーは、マイクロミラーに加わる力を均衡させるためにさまざまなレベルの静電力を加える。電極によって加えられる静電力の各レベルについて、静電力とヒンジのねじりバネ力との間の均衡点は異なる角度で定まる。そのため、従来のアナログマイクロミラーに加えられる静電力の量を変化させることにより、マイクロミラーの入射角を変えることができる。その非バイナリ性状によって、アナログマイクロミラーはDMDと同様の位置の急速な前後変化を必要としない。代わりに、それはより遅いが滑らかな動きを用いて、光の正しい階調を投影面に向ける。
アナログマイクロミラー表示装置はDMDが直面する典型的問題の1つ−「静止摩擦」問題を克服する。DMDは、電極がマイクロミラーを電極接触面に反対の位置に引く場合に存在する接触力に因る静止摩擦をしばしば被る。アナログマイクロミラーはどんな表面とも接触しないので、それらは、マイクロミラービデオ表示機器で利用できるコントラストに作用し得る、静止摩擦問題を克服する手段を提供することができる。そしてビデオ画像投影のためにそれを使用することに加えて、マイクロミラーは光無線通信システム内で光スイッチングリレーとしても使用されることができる。DMDがこれらの種類のシステムでいくつかの機能を果たすことができるのに対して、アナログマイクロミラーはより大きい範囲の反射角を供することができるので、これら目的では、通常アナログマイクロミラーが使用される。
しかしながら、従来のアナログマイクロミラーはそれ自体の問題に直面する。上述のように、アナログマイクロミラーは通常マイクロミラーを適切な角度に向けるために静電力とヒンジのねじりバネ力との均衡を利用する。この種の均衡化アプローチは、ねじりヒンジによってマイクロミラーに加えられるバネ状抵抗力が電極によって加えられる静電力に合致することを必要とする。しかし、ねじりバネ力は線形的に増大して、その撓みに比例して力が増すのに対して、静電力はマイクロミラーと電極との間の距離の2乗の関数として非線形に増大する。
静電力とねじりヒンジの線形バネ力の異なる性状の帰結は「スナップスルー」として知られている現象である。マイクロミラーがその中立位置と電極との間の全離間距離の約3分の1だけ偏向すると、非線形静電力がねじりヒンジの線形バネ力の能力を超えて急速に増大するので、従来のアナログマイクロミラーは不安定になる。ねじりヒンジが静電力に合致する能力を失うので、マイクロミラーはもはや均衡位置に達することができず、その代わりにそれは突然に残りの距離を枢動して、電極と接触する。従って、スナップスルーは典型的なアナログ・マイクロミラー・デバイスの運動の有効範囲を電極とマイクロミラーとの間の最初の離間距離の約3分の1に制限する。
従来のアナログマイクロミラーはまたヒステリシスに因って経時劣化する傾向がある。マイクロミラーの長期にわたって繰り返す運動は従来のアナログマイクロミラーの線形ねじりバネの反応性に影響を与えて、マイクロミラーを制御する精度の低下につながる。その結果として、ヒステリシスを克服することはアナログ・マイクロミラー・デバイスの耐久性を向上させるだろう。
以下に開示される実施形態により、従来のアナログマイクロミラーを悩ますスナップスルー現象の影響を最小限に抑えるよう試みる。スナップスルーの開始を遅延させることによって、アナログマイクロミラーはより大きい有効範囲の偏向を得るだろうし、電極とマイクロミラーとの間のより多く隙間が有効となり、マイクロミラーは目標角を越えて、電極へ倒れこむことはないだろう。アナログマイクロミラーに使用可能である角度の範囲を増大させることは、それがより効率的に動作することを可能にして、階調のより広いアレイを反射する。これは、ビデオ画像表示システムで使用される場合に、より良い画質を提供することができる。さらに、光通信システム内で使用される場合に、可能なマイクロミラー位置の増大によって、より多くのスイッチングオプションを提供することができる。
スナップスルーの開始を遅延させるために、開示される実施形態はマイクロミラー用の従来の線形支持機構を非線形支持機構と置き換える。非線形抵抗を静電力に与える支持機構を利用することによって、マイクロミラーの運動の有効範囲を増大させることができる。
理想的には、アナログマイクロミラーの目標は運動の全範囲を提供することであり、静電力は対応する抵抗支持力によって均衡化され得る。2つの対抗する力は撓みの2乗に比例して力を増大させる抵抗支持材を利用することによって均衡化され得る。かかる完全に非線形な支持材を用いると、抵抗力はマイクロミラーのその中立位置からの撓みの2乗の関数として増大するだろう。これは、マイクロミラーと電極との間の距離が減少する(マイクロミラーの偏向の増大としても説明され得る)につれて指数関数的に増大する、電極によって与えられる静電力と合致するだろう。従って、理想的な2次撓みは、運動の全範囲を通して撓み距離の2乗に比例して増大する復元力をマイクロミラーに与え、最適なマイクロミラー支持のための目標基準を表わすだろう。
マイクロミラーを支持するために理想的な2次撓みを用いることは、復元力(マイクロミラーをその中立位置へ戻そうとする)が静電力と有効に合致することを可能にするだろう。これはマイクロミラーの偏向の利用可能範囲を増大させて、それが中立位置から電極への運動の全範囲に近づくことを可能にするだろう。利用可能傾斜角を増大させることによって、アナログ・マイクロミラー・デバイスの光学コントラストは改善されるだろう。さらに、かかる非線形支持材はマイクロミラーが正しい向きを徐々にとることを可能にして、力が等しくなると減速して停止するだろう。これは非線形支持材が整定変動を減らすことによってアナログマイクロミラーの有効性を改善することを可能にするだろう。
しかしながら、実際の支持解決策は物理的に制限され、(マイクロミラー運動の全範囲を通して2次支持を与える)かかる数学的理想を提案できるだけである。スナップスルーを完全になくす代わりに、実際の実施形態はスナップスルーの開始をその非線形支持特性によって効果的に遅延させる。開示される支持構造は、最初は2次である、変化する力−撓み特性を有する。しかしながら、撓みとともに、開示される実施形態の力−撓み特性は1次支持へ推移する。有効に実施される場合に、開示される支持構造は本質的に2次である状況内で主に動作する。
それで、以下に開示される実際の実施形態により、(通常、それらによりマイクロミラー運動の全可能範囲を通して2次支持が与えられることはないだろうから)通常スナップスルー現象が完全になくなることはないだろうが、スナップスルーの開始を遅延させることによってマイクロミラーの偏向の範囲を実質的に増大させることができる。例えば、典型的な従来のねじりヒンジ支持材はマイクロミラーと電極との間の隙間全体の3分の1だけの使用を可能にする。開示される実施形態はマイクロミラーの使用可能範囲を隙間全体の約半分に増大させる。それで、スナップスルーを遅延させることによって、開示される実施形態は従来のねじりヒンジ性能に対して実質的向上を与える。実際の使用では、開示される実施形態は理想的な2次支持システムの利点の多くを、その範囲の実質的に2次である部分において主に動作することによって、達成することができる。
開示される実施形態では、非線形支持を提供する方法は、アナログマイクロミラーのねじりヒンジ支持材をマイクロミラーの中立の枢軸から離れて位置する1つ以上の梁と置き換えることである。かかる軸外梁は、静電力に対して非線形復元力を供給する一方で、マイクロミラーを支持し、マイクロミラーが電極によって加えられる静電力に応答して所定の位置に傾くことを可能にする。梁は十分に薄くする必要があり、それによりそれらは通常ケーブルのように応答して、実質的に2次の非線形応答を提供する。梁の応答特性を「ケーブルのように」として表現することは、端部で懸架されたケーブルを撓ますために、ケーブルがその自然に懸架された状態から押されるとき、撓みの力は非線形状に変化するだろうという原理を指す。各薄い梁は通常中心をはずれた2つのポストによって支持され、支持ポスト間の梁の長さに沿った中心位置でマイクロミラーに連結される。
作動中、梁は電極の静電力の引っ張りに応答して上および/または下に撓む。電極がアナログマイクロミラーの片側を引っ張る場合に、各梁は、非線形復元力を静電力に反して与えることによって、ケーブルのように実質的に2次の撓みとして応答する。最初に、梁は曲げ力を受けるが、梁がその中心で撓むとき、それは軸方向張力としてその連結部からマイクロミラーへの力をますます受ける。梁が(静電力に応答する)マイクロミラーの力に応答する方法におけるこの変化は梁の中心の撓みとともに増大して、マイクロミラーの非線形2次撓み支持を与える。そして各梁がマイクロミラーの中立の枢軸から離れて位置するので、線形ねじり効果を最小にすることができる。
かかる非線形梁支持技術を用いると、マイクロミラーの傾斜角変化(deflection)は梁の降伏強度によって制限されるだろう。電極によって及ぼされる力が梁の降伏強度を超える場合は、梁支持は機能しなくなり、マイクロミラーは引き下ろされて電極と接触するだろう。それで、傾斜角変化範囲を最大にするために、梁の実効降伏強度を最大にすることが有用である。
開示される梁支持構造の実効降伏強度を最大にするための2つの主要な技術があり、1)梁は湾曲形状を用いることができ、または2)梁は高い弾性の(低係数)材料から作られることができる。撓みの方向に垂直である面で湾曲する梁は最大可能撓みを増大させるのに十分な伸びを有する傾向があるだろう。同様に、高い弾性の材料から構成される梁は機能停止前により大きい撓みを可能にするだろう。
線形ヒンジ支持材を非線形ヒンジ支持材と置き換えることは、アナログ・マイクロミラー・デバイスに使用可能である傾斜角の変化の範囲を増大させることができる。この技術は、かかるアナログマイクロミラーが与えることができる光学コントラストに対する制限要因としてのスナップスルーを減らすことができる。さらに、線形ねじりヒンジ無しの非線形梁の使用は、場合によっては、アナログ・マイクロミラー・システムに対するヒステリシスの効果を減らすことがある。梁支持システム内の変形はねじれよりはむしろ、主として曲げであるので、梁支持システムはより小さいヒステリシスを示す傾向がある。このようにして、非線形梁支持材の使用は増大した寿命を有するより耐久性のあるアナログマイクロミラーを提供することができる。「非線形」梁へのどんな言及も梁の形状を指すものではなく、荷重が加えられるときの梁の力抵抗特性を指すことに留意する必要がある。
図1Aは、非線形支持をアナログマイクロミラー102に与えるための開示される実施形態の1つを示す。図1Bおよび1Cは、説明に役立つように、この実施形態の追加図を示す。開示された実施形態はその基部としての機能を果たす基板101を有する。電極105は、静電引力をマイクロミラー102に機能上与えるために、基板101上に形成される。マイクロミラー102は枢軸180を中心に枢動することができるように基板101の上に支持される。図1Aに示す実施形態では、マイクロミラー102はねじりヒンジによって支持されず、むしろ、それは2つの枢動支持材150によってその中立の枢軸180に沿って支持される。そして図1Aの実施形態では、1つの電極105はマイクロミラー102の枢軸180の両側に、通常マイクロミラー102の枢動支持材150の間の離れた中心位置で、略中心線軸190に沿って位置する。
マイクロミラー102に関して、あらゆる種類の反射面がその指す範囲内に含まれる。通常、かかるマイクロミラー102は可視光を反射するだろうが、マイクロミラー102はまた電磁放射の他の波長を反射するように設計されることもあり得る。大まかに言えば、マイクロミラー102への言及は、枢動で位置が変わり得るあらゆるマイクロメカニカル面を含む。そして電極105は図1Aの実施形態で説明される静電引力の手段であるのが、静電引力のどんな手段も有効に機能するだろうし、従って用語「電極」の範囲内に含まれることを理解すべきである。
基板101および/または電極105のレベルとマイクロミラー102レベルとの間に梁レベルが位置する。梁レベルは、従来のアナログ・マイクロミラー・デバイスにおいてヒンジによって通常奏せられる抵抗・復元力機能を果たしながら、マイクロミラー102を支持する。梁レベルはマイクロミラー102に復元力を与えて、マイクロミラー102をその中立の傾斜しない位置に戻そうとする。それはまた電極105の静電引力に対抗するように作用して、2つの力が等しい場合に、マイクロミラー102は目標変化角で安定に保持される。
図1Aの実施形態では、梁レベルは2つの軸外梁120(マイクロミラー102の枢軸180から離れて、枢軸180に略平行に位置する)を含む。「軸外」との梁120の記述はマイクロミラー102と梁120との間の取り付け位置を通常指す。この取り付け位置、および梁120の撓みの位置は枢軸180から離れて位置しなくてはならない。梁120とマイクロミラー102との間の取り付けの軸外位置は線形ねじり効果を最小にする。図1Aでは、各梁120は支柱115によって基板101の上に支持され、各梁120の2つの支柱115は中心をはずれて、中心線軸190の両側に等距離に位置する。この梁120の長さの中心(支柱115の間)で、マイクロミラー102は梁120に取り付けられ、これによりマイクロミラー102の部分に対するどんな枢動も梁120を垂直に撓ませることになる。図1Aの実施形態では、各梁120は、中心線軸190に沿って、梁120の長さの中間に位置する、剛性の結合部材125を用いてマイクロミラー102に取り付けられる。梁レベルの非線形抵抗効率を高めるために、梁120のマイクロミラーへの取り付け位置は、マイクロミラー102に加わるどんな線形ねじり力も最小にするために、通常枢軸180から十分離れて位置しなくてはならない。
かかる梁120は、マイクロミラー102に加わる静電力が梁120に作用するとき曲がり始めることになる。梁120が中央で撓む(梁120の電極101に対する関係に応じて撓むか、または盛り上がる)とき、曲げ力は軸方向の張力に向う傾向があるだろう。この動的効果は、静電力に反対で、滑らかで連続する実質的に2次の非線形の抵抗力を生じる。
かかる梁120の力−撓み特性は撓みのレベルに基づいて変化する傾向がある。初めに、梁120は2次撓みとしての機能を果たすが、それは撓みの増大とともにより1次撓みのように作用するように変わる。図6は典型的な非線形支持梁の力−撓み特性を示すものであり、この2次から1次支持への移行が起こる様子を示す。作動中、梁120は、それがマイクロミラー102用の2次支持材としての機能を果たす範囲内で主として作動するように実施される。このようにして、梁120の実質的に2次の力−撓み特性は効果的に静電力を打ち消すことができる。
梁120の特定の形状は、各梁120が、それが中央で垂直に載荷されたケーブルのように概ね作用するほど十分に薄いものであるならば、変化して、非線形支持をマイクロミラー102に施すことができる。梁120とマイクロミラー102との間の取り付け具は通常梁120の長さに沿って中心位置に定置され、中心線軸190に大体相当する。マイクロミラー102と梁120との間の取り付け具を電極105と一直線に並べることによって、梁120に加わる力の和が主として曲げ力であるように、梁120に加わる力を単一の垂直線に沿って向けることができる。そして必要とは限らないが、通常梁120は安定性およびバランスを与えるために中心線軸190に対して対称である。
図1Aの実施形態は数字8の形状をした梁120を用いている。図の梁120の8字形状では、2つの結合円は支柱115によって基板の上に支持され、結合部材125はマイクロミラー102を梁120に梁120の中点で結合させ、そしてそこで2つの円は交わる。多くの他の梁120の形状が適切な非線形応答を与える限り、可能である。典型的な真っ直ぐな梁形状は、特定のアナログマイクロミラー102の設計特性に応じて(例えば、梁120が必要なマイクロミラー傾斜角になるのに十分な撓みを可能にするように、高弾性材料を用いて)、機能することもあり得る。また一方、湾曲がバネ定数を変化させるのに役立つので、湾曲した梁120は開示される実施形態でしばしば用いられる。梁120を「湾曲」と表現することは直線以外の実質的に2次元の形状の使用を指す。例えば、梁120は「S」字形、放物線「U」字形、角のある「V」または「W」字形、あるいは正弦波形を用いることもあり得る。これらの例は包括的ではないが、さまざまな形状が梁120に利用可能であり、かつ「湾曲梁」の定義内に含まれていることを示すのに単に役立つ。撓みの方向に垂直な面で湾曲する梁120を用いることによって、開示される実施形態はマイクロミラー102の大きな傾きのための十分な伸びを可能にする。梁120の特定の形状は所望のバネ定数に基づいて選択することができる。梁120の形状は通常降伏強度と電極によって与えられる最大撓みとの相互作用に基づくことになる。
マイクロミラー102に加わる静電力が、梁120がその降伏強度を超えて撓ませる場合は、梁はその弾性を失うことになり、有効な抵抗力として機能しなくなる。支持梁120を設計する目的は機能停止前に利用できる撓みの量を最大化することである。材料選択は降伏強度を考慮に入れるが、梁120の有効性もまた適切な梁形状を選択することによって向上して、適正なバネ定数を与えることができる。1つの技術は所与の面積につき増大された長さを有する湾曲梁120を生成することである。追加の長さをマイクロミラー102の下の割当領域内に入れることは梁120が機能停止前にさらに撓むのを可能にする。従って、図1Aに示す数字8の形状は、類似の構成の真っ直ぐな梁よりも梁120のより大きい撓みを可能にする。
梁120の材料を選択する際に、特徴として梁120は破壊または永久的(塑性的)に変形することなしに曲がらなければならない。材料の弾性応答は抵抗力をマイクロミラー102に与える。従って、弾性係数は重要である。通常、金属または合金がバネのような特性を有する梁120の構成に使用されるだろう。あるいは、また一方、梁120は高弾性材料(低係数を有する)から構成されることもあり得る。一例として、梁120はフォトリソグラフィのゴムバンドであることも本質的にあり得る。弾性の増大が機能停止無しにマイクロミラー102の目標傾斜角に必要な撓みを与えるので、高弾性材料を用いることにより、湾曲のより少ない梁120、さらには真っ直ぐな梁120の使用も可能になる。
そして梁120の設計が従来のDMDで通常用いられる種類のねじりヒンジとともに使用されることもあり得るのに対して、開示される実施形態はねじりヒンジを完全に排除することを可能にする。開示される実施形態はマイクロミラー102の非線形支持の開発、したがって非線形/ねじり入力を減らす試みに焦点をあてる。梁120の非線形性は静電力とのより正確な合致を与える。
作動中、電圧が図1Aの実施形態のマイクロミラー102および電極105に印加される。結果として生じた静電引力はマイクロミラー102を電圧を印加した電極105に向って傾ける。マイクロミラー102が傾くとき、図1Aの梁120の1つがその中心で下方へ撓むのに対して、他の梁120はその中心で上方へ撓む。同時に、これらの梁120はマイクロミラー102に加わる電極105の静電力に抵抗する。梁120が曲がるにつれて、その中心に加えられる曲げ力は軸方向張力にますます変わって、実質的に2次である非線形抵抗応答を与える。これはマイクロミラー102が適切な角位置に滑らかに落ち着くことを可能にし、そしてそこでは2つの力は等しいので、均衡して、マイクロミラー102を接触支持の必要なしに安定して保持する。
電極105を(静電引力を生じる電圧が無いように)働かないようにすると、梁120はマイクロミラー102をその中心位置へ復元するように作用する。しかしながら、実際には、マイクロミラー102はその次の位置に再び向けられる前に中立位置に復帰しないものとすることができる。代わりに、電極105の電圧は次の目標角のための適切なレベルに変えられることもでき、梁120が適切な打ち消し抵抗力を与えるので、マイクロミラー102はその適切な向きに滑らかに落ち着くだろう。従って、電極105の非線形静電力と梁120の非線形曲げ力との相互作用は力の効果的な均衡化を可能にして、対抗する力を等しくして、マイクロミラー102を広範囲の目標角位置に定置する。
図1Aの実施形態はアナログモードかデジタルモードでかのどちらかで使用されることもできるであろう。かかる模擬デジタルモードでは、それは(マイクロミラー102の方向角をさまざまな位置の間で切り換えるよりはむしろ)「オン」および「オフ」に相当する2つの設定位置の間で単に切り換わるだけだろう。図2は、アナログ応用に非常にしばしば使用されるタイプである、別の開示される実施形態を示す。しばしば、マイクロミラー102がアナログモードで使用される場合に、それは片側に傾く必要があるだけである。図2の実施形態はかかるアナログマイクロミラー102の配置を示し、そこではマイクロミラー102は片側にだけ枢動する。この実施形態では、梁120の1つおよび電極105の1つは取り除かれることができ、図2において、梁120および電極105は枢軸180の反対側に位置する。電極105の側の梁レベルを取り除くことによって、電極105を持ち上げることができる。図2において、電極105はマイクロミラー102の下に梁120と大体同じ間隔で位置する。静電引力は離間距離の2乗として変化して、電極105を持ち上げるので、マイクロミラー102を傾ける静電力を発生させるために使用される電圧をより低くすることができる。より低い作動電圧はアナログマイクロミラー画素を作動させるために用いる電気部品のサイズおよび対応する費用の削減を可能にすることができる。追加電極は図2に示す実施形態にも使用され、例えば第2電極は枢軸180から離れた持ち上げられた電極105の側で基板101に直接取り付けられることができる。かかる構成では、電極は連動して、静電力を用いてマイクロミラー102を合同で方向付けるだろう。
図3はさらに別の実施形態を示す。この実施形態は図2に類似であり、1つの持ち上げられた電極105および1つの梁120を有するが、それは梁120について異なる形状を用いる。図3の梁120は、片側で支柱115の上に置き、かつ反対側で枢動支持材150(第2支柱115に対応する)と接触させることによって基板101の上に支持される。梁120は増大した長さを有して、2つの結合された三角形に似た対称形状を用いる。この形状は図2のバネ定数よりも小さいバネ定数を与えて、所与電圧についてより大きい傾斜角を可能にする。
梁120が十分に薄く、非線形ケーブルの様に作用するように支持され、かつ梁120とマイクロミラー102との間の取り付け位置が軸外に位置する限り、梁形状は大いに変化できる。いくつかの個別形状が上に説明されたが、規定された基準を満足する多くの他の形状が存在し、また有効に機能するだろうことを理解する必要がある。当業者は本発明の範囲内に含まれる代替設計を容易に認識するだろう。湾曲した梁および真っ直ぐな梁の両方が非線形支持を与えることができるので、梁120を「非線形」として言及したとしても、通常、その形状に言及しているのではなく、むしろ梁120の荷重下での抵抗特性に言及していると理解する必要がある。
上述の実施形態に対するさらなる変更態様として、マイクロミラー102とビンジレベル120との間の距離が減少され得る。結合部材125の高さのかかる減少はマイクロミラー102の偏向の際により少ない移動を生じる。マイクロミラー102の移動を減らすことにより多数のマイクロミラーの間のより小さい隙間を可能にして、例えば、アナログマイクロミラーのアレイが光学画像を再生するために使用される場合に、コントラストを改善する。
そして有効な非線形のマイクロミラー102の支持を維持するために、枢軸180におけるねじり効果を最小にするための措置を講じることは有益である。従って、マイクロミラー102の枢軸180を中心とする自由な枢動を本質的に可能にする枢動支持材150を用いることは有用である。一例として、丸い枢動支持材150は、それが梁120の支持の非線形性状を妨げることもあり得るある種のねじり力を発生させることなしに、適切に枢動し得るように、マイクロミラー102を有効に支持するだろう。あるいは、枢動支持材150は完全に削除されることもあり、これによりマイクロミラー102の位置は2つの梁120の相互作用に完全に依存するだろう。
開示される実施形態の梁120によって与えられる非線形支持は非線形静電力を有効に打ち消すことができる滑らかで連続する非線形抵抗を与える。薄い可撓梁120によって与えられる抵抗力は(マイクロミラー102の偏向距離の2乗で)変化角の大きさに比例し、変化角が90度に近づくにつれて、バネ定数はゼロから梁120の引っ張り剛性まで増大する。図4は梁抵抗力の滑らかで連続する非線形性状を撓みの関数として示し、梁120の2次抵抗特性を効果的に表示している。梁120が撓むにつれて、荷重はより軸方向に支持されることになって、剛性は増大する。梁120の力−撓み特性は、図4に示すように、梁の撓みを撓みに対する抵抗の力に関係づける。つまり梁120が撓み距離を増大させるにつれて、撓みに対する抵抗の力は増大する。梁120のこの力−撓み特性が静電力に対抗して、抵抗/復元力をマイクロミラー102に加えるのである。図6は開示される梁120の力−撓み曲線の実質的に2次の性状に関して更なる詳細を提供する。
図5は梁120によって与えられる滑らかで連続する非線形対向力の追加証拠を提供し、力が印加電圧を変化させることによって、変化する傾斜角において均衡化され得る方法を描いている(製造公差およびヒンジ/梁構成は実際の傾斜角精度を決定することになる)。この滑らかで連続する非線形抵抗は梁120が静電気的に生じた非線形力に有効に対抗することを可能にするので、それは開示される実施形態の重要な特徴である。線形近似は実施形態の非線形梁120によって与えられる支持に適切に適合させることができない。従って、(マイクロミラー102の利用可能傾斜角の範囲を制限する)スナップスルーの開始は開示される梁120によって大いに遅延されることができる。梁120が電極105によってマイクロミラー102に加えられる非線形静電力に対抗して実質的に2次の非線形支持をマイクロミラー102に与えるので、アナログマイクロミラーに対する正確な制御および均衡化の実効的達成を可能にするのは、梁120のような非線形支持材によって与えられる滑らかで連続する曲線である。
そして有利なことに、梁120支持材の使用はまたヒステリシスを減らして、より耐久性のあるアナログマイクロミラー102デバイスを提供することができる。梁120がねじれ力よりもむしろ曲げ力を主として受けるので、ヒステリシスは減ったように見える。従って、上述の非線形支持梁120は改善された機能寿命をアナログ・マイクロミラー・デバイスに与えることができる。
本発明が関連する業者は、多くの他の実施形態が有り、かつさまざまな追加、削除、置換、および他の変更態様が、本発明の範囲を逸脱せずに、例示した実施形態に対して行われ得ることを認識するだろう。
非線形梁支持を有するアナログ・マイクロミラー・デバイスの斜視図である。 図1Aに示す非線形梁支持を有するアナログ・マイクロミラー・デバイスの実施形態の平面図であり、マイクロミラーの点線描写とともに、前記マイクロミラーはヒンジレベルの下部要素を明らかにするために完全に切り取られている。 図1Aに示すアナログ・マイクロミラー・デバイスの実施形態の側面図である。 唯一の非線形梁支持材および持ち上げられた電極を有する、アナログ・マイクロミラー・デバイスの代替実施形態の斜視図である。 ヒンジレベルの代替形状を示す、アナログ・マイクロミラー・デバイスの代替実施形態の斜視図である。 薄い梁について力対撓みの非線形性を示すグラフである。 さまざまな印加電圧についてモーメント対傾斜角の非線形性を示すグラフである。 1次支持および理想的な2次支持と関連して開示される梁の実施形態の力−撓み性状を示すグラフである。

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板にかつ前記基板上に枢着したマイクロミラーであって、枢着によって規定される枢軸を有する前記マイクロミラーと、
    前記マイクロミラーをほぼ前記枢軸を中心に静電的に枢動させることが可能であるように、前記マイクロミラーと電気伝達する静電アクチュエータと、
    前記基板の上に支持される可撓梁であって、前記梁は前記マイクロミラーの枢軸から離れて前記マイクロミラーに機械的に結合され、それによって前記梁の力−撓み特性が前記結合されたマイクロミラーと機械的に相互に作用する前記梁と、
    を備えるMEMSデバイス。
  2. 2つの支柱をさらに備え、前記梁が前記2つの支柱によって前記基板の上に支持される、請求項1に記載のMEMSデバイス。
  3. 前記梁が前記2つの支柱の間の位置で前記マイクロミラーに結合される、請求項2に記載のMEMSデバイス。
  4. 前記基板に取り付けた2つの枢軸支柱をさらに備え、前記枢軸支柱は前記マイクロミラーの枢軸に沿って位置し、前記マイクロミラーを前記基板の上に枢動可能に支持する、請求項3に記載のMEMSデバイス。
  5. 前記梁が曲がった形状を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のMEMSデバイス。
  6. 電極が前記マイクロミラーの枢軸に対して前記梁と反対側に位置し、前記電極および前記梁は前記マイクロミラーから大体同じ垂直距離だけ隔離している、請求項3に記載のMEMSデバイス。
  7. 前記基板の上に支持され、前記マイクロミラーの枢軸に対して前記第1の梁と対称に位置し、そして前記マイクロミラーの枢軸から離れて前記マイクロミラーに結合される第2の梁をさらに備える、請求項2または6に記載のMEMSデバイス。
  8. 前記電動アクチュエータが電極を備え、前記可撓梁が前記基板の上に、かつ前記マイクロミラーの下に支持される、請求項1に記載のMEMSデバイス。
  9. 前記梁が実質的に2次元の非直線形状を有する、請求項8に記載のMEMSデバイス。
  10. 前記梁の実質的に非線形の力−撓み特性が、前記マイクロミラーの偏向の目標範囲にわたって、連続した実質的に2次の撓み支持を前記マイクロミラーに与える、請求項9に記載のMEMSデバイス。
JP2009503164A 2006-03-31 2007-03-22 非線形支持を有するアナログmems Abandoned JP2009532716A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/278,375 US7359107B2 (en) 2006-03-31 2006-03-31 Analog MEMS with non-linear support
PCT/US2007/064635 WO2007117928A2 (en) 2006-03-31 2007-03-22 Analog mems with non-linear support

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009532716A true JP2009532716A (ja) 2009-09-10

Family

ID=38574935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009503164A Abandoned JP2009532716A (ja) 2006-03-31 2007-03-22 非線形支持を有するアナログmems

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7359107B2 (ja)
EP (1) EP2005243A4 (ja)
JP (1) JP2009532716A (ja)
CN (1) CN101410744B (ja)
WO (1) WO2007117928A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007293331A (ja) * 2006-04-06 2007-11-08 Asml Netherlands Bv 非線形バネによる大変形memsミラーを用いる露光装置及びデバイス製造方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7777959B2 (en) * 2004-05-27 2010-08-17 Angstrom, Inc. Micromirror array lens with fixed focal length
US8274724B2 (en) * 2011-01-28 2012-09-25 Prysm, Inc. Optical beam control based on flexure actuation with positioning sensing and servo control
US9096419B2 (en) * 2012-10-01 2015-08-04 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Electromechanical systems device with protrusions to provide additional stable states
CN104994797B (zh) * 2013-01-18 2017-12-26 伊西康内外科公司 机动化的外科器械
JP6261923B2 (ja) * 2013-09-17 2018-01-17 スタンレー電気株式会社 光偏向ミラー及びこれを用いた光偏向器
US11187872B2 (en) 2017-07-06 2021-11-30 Hamamatsu Photonics K.K. Optical device
WO2019009394A1 (ja) 2017-07-06 2019-01-10 浜松ホトニクス株式会社 光学デバイス
JP7112876B2 (ja) 2017-07-06 2022-08-04 浜松ホトニクス株式会社 光学デバイス
TWI833699B (zh) 2017-07-06 2024-03-01 日商濱松赫德尼古斯股份有限公司 光學裝置
EP3712673B1 (en) 2017-11-15 2023-11-08 Hamamatsu Photonics K.K. Optical device production method
CN112327474A (zh) * 2020-11-11 2021-02-05 中国科学院上海技术物理研究所 微镜结构和形成方法、微镜阵列以及探测器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5444566A (en) * 1994-03-07 1995-08-22 Texas Instruments Incorporated Optimized electronic operation of digital micromirror devices
US5739941A (en) * 1995-07-20 1998-04-14 Texas Instruments Incorporated Non-linear hinge for micro-mechanical device
US5661591A (en) * 1995-09-29 1997-08-26 Texas Instruments Incorporated Optical switch having an analog beam for steering light
US6128122A (en) * 1998-09-18 2000-10-03 Seagate Technology, Inc. Micromachined mirror with stretchable restoring force member
CN1173209C (zh) * 2001-04-12 2004-10-27 财团法人工业技术研究院 微镜片定位装置
KR100431581B1 (ko) * 2002-05-28 2004-05-17 한국과학기술원 미소거울 구동기
US7705514B2 (en) * 2004-10-14 2010-04-27 Siyuan He Bi-directional actuator utilizing both attractive and repulsive electrostatic forces

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007293331A (ja) * 2006-04-06 2007-11-08 Asml Netherlands Bv 非線形バネによる大変形memsミラーを用いる露光装置及びデバイス製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2005243A2 (en) 2008-12-24
EP2005243A4 (en) 2011-04-13
WO2007117928A2 (en) 2007-10-18
CN101410744B (zh) 2010-12-22
US7359107B2 (en) 2008-04-15
US20070236778A1 (en) 2007-10-11
WO2007117928A3 (en) 2008-12-24
CN101410744A (zh) 2009-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7359107B2 (en) Analog MEMS with non-linear support
US5739941A (en) Non-linear hinge for micro-mechanical device
US7538932B2 (en) High contrast spatial light modulator
US6396619B1 (en) Deflectable spatial light modulator having stopping mechanisms
JP2006518884A (ja) 隠されたマルチピース型ヒンジ構造を備えるマイクロミラーシステム
US8059323B2 (en) Stabilizer for MEMS devices having deformable elements
JPH09127439A (ja) 光操縦用アナログビームをもつ光スイッチ
CN1209562A (zh) 具有非对称刚性结构的改变光线路径的调节器及驱动方法
US11879524B1 (en) Actuator systems and methods
US7068409B2 (en) Tip-tilt-piston actuator
US7619805B2 (en) Light modulator device
US7319552B2 (en) Micro-electro mechanical light modulator device
US7365898B2 (en) Sloping electrodes in a spatial light modulator
EP1706774B1 (en) Micro-mirrors with flexure springs
US7764418B2 (en) Sloped cantilever beam electrode for a MEMS device
US20080144155A1 (en) Non-contact micro mirrors
EP1916559A1 (en) Micro mirrors with metal alloy hinges
US20080100897A1 (en) Non-contact micro mirrors
US20090251760A1 (en) Micro mirrors having improved hinges

Legal Events

Date Code Title Description
A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20091113