JP2009530994A - ユーザ機器と無線ネットワークとの間の拡張された機能転送 - Google Patents

Abstract

効率的で下位互換性のある方法で、新たな機能情報を転送するための技術が記載される。ユーザ機器（ＵＥ）は、送るべき新たな機能情報を持っていることを示すために、無線ネットワークへ新たな機能のインジケータを送ることができる。この新たな機能のインジケータは、ネットワークへ送られた最初のメッセージに含まれた情報要素内の予備ビットで実施されうる。ネットワークは、この情報を要求するか、あるいは、その情報を得ることができることを示すことができる。そして、ＵＥは、この要求または表示を受信すると、新たな機能情報をネットワークへ送ることができる。あるいは、ネットワークは、新たな機能情報の転送を、例えば、ブロードキャスト・メッセージまたはユニキャスト・メッセージによってサポートしていることを伝えることができる。そして、ＵＥは、新たな機能のインジケータを送る必要なく、ネットワークへいつでも新たな機能情報を送ることができる。

Description

本開示は、一般に通信に関し、特に、ユーザ機器（ＵＥ）と無線通信ネットワークとの間で機能を転送するための技術に関する。

ＵＥ（例えば、セルラ電話）は、例えば音声、ビデオ、パケット・データ、メッセージング、ブロードキャスト等のような様々な通信サービスを得るために、無線通信ネットワークと通信することができる。ＵＥは、サービスを得る前にネットワークに登録する。登録中、ＵＥは、ＵＥの機能のリストをネットワークに提供し、ネットワークも同様に、ネットワークの機能のリストをＵＥに提供する。ＵＥとネットワークは更に、例えばＵＥが新たな基地局にアクセスした場合のように、ＵＥが登録前または登録後にネットワークにアクセスした場合にも、機能リストを交換することができる。各機能リストによって、受信エンティティ（ＵＥまたはネットワーク）は、送信エンティティがどの機能をサポートしているか、すなわち、様々なサービスについてどの機能およびどの特徴が起動され、使用できるのかを知ることができる。

ネットワークは、その機能のうちの幾つかまたは全てをブロードキャストすることができる。これによって、ＵＥは、他のＵＥと同様に、ネットワークとシグナリングを交換する必要なくネットワーク機能を受信することができる。ネットワークは更に、自分の機能を、ポイント・トゥ・ポイント方式でＵＥに送ることもできる。この場合、ＵＥはネットワークに登録されるべきであり（あるいは登録動作中であり）、ネットワーク機能を得るために、ネットワークと明らかに対話することができる。

ＵＥは、登録前、登録中、または登録後に、ポイント・トゥ・ポイント方式でその機能をネットワークへ送ることができる。ＵＥは、更に、例えば、ネットワーク内のサービスを起動する（例えば、発呼する）ため、あるいは、ネットワークによって起動された幾つかのサービスに関し、ネットワークからのページング要求に応答する（例えば、着呼を受ける）等のために、ネットワークとのアクティブ状態に入った場合、自分の機能を別の方法で送ることもできる。

ＵＥは、自分の機能を情報要素（ＩＥ）によってネットワークへ送ることができる。ネットワークも同様に、自分の機能を同じまたは異なる情報要素によってＵＥに送ることができる。情報要素は、メッセージに含まれたパラメータであり、特定の長さを持つ特定のフィールドを用いて定義される。情報要素の別のフィールドによって、別の機能を伝送することができる。

ＵＥとネットワークは、具体的なメッセージおよび情報要素が定義されたときに知られている機能を伝送することが可能なメッセージおよび情報要素を用いて、機能情報を転送することができる。しかしながら、無線技術が進展し、ＵＥ設計が改善される等によって、新たな機能が追加されうる。例えば、既存のメッセージおよび情報要素は、新たな機能情報を含めるために拡張することができないので、既存のメッセージと情報要素とを用いて、新たな機能に関する情報を含める能力が制限されるかもしれない。新たな機能情報を伝送するために、新たなメッセージおよび／または新たな情報要素を定義することができる。しかしながら、これら新たなメッセージおよび／または情報要素は、これら新たなメッセージおよび／または情報要素をサポートしないＵＥおよびネットワークに対する互換性問題を引き起こしうる。更に、これら新たなメッセージおよび／または情報要素は、それらを伝送するネットワーク・エンティティに関する開発上のインパクトをもたらしうる。

従って、当該技術分野においては、下位互換性を持つ方式で、および／または、開発上のインパクトがほとんどあるいは全くなく、新たな機能情報を転送する技術に対するニーズが存在する。

本出願は、２００６年３月２０日に出願され、本願の譲受人に譲渡され、参照によって本明細書に組み込まれている“EXTENDED CAPABILITY TRANSFER IN A WIRELESS NETWORK”と題された同時係属中の米国特許出願６０／７８４，５８７号の優先権を主張する。

発明の概要

本明細書では、効率的かつ下位互換性を持つ方式で新たな機能情報を転送するための技術が記述される。局面では、ＵＥが送るべき新たな機能情報を持ち、かつ、ＵＥがその情報を送ることができることを示すために、ＵＥは、新たな機能のインジケータを無線ネットワークに送ることができる。この新たな機能のインジケータは、ＵＥによってネットワークへ送られたメッセージに含まれた情報要素内の予備のビットで実現されうる。新たな機能情報は、ネットワークへ送られた情報要素によって転送可能ではない情報を含みうる。ネットワークが、新たな機能情報の転送をサポートし、新たな機能のインジケータを認識すると、ネットワークは、その情報を要求するか、あるいは、その情報を受信できることを表示する。ＵＥは、その要求または表示をネットワークから受信すると、新たな機能情報をネットワークへ送ることができる。

別の局面では、ネットワークは、例えば、全てのＵＥへ送られるブロードキャスト・メッセージ、または、ＵＥへ送られるユニキャスト・メッセージによって、このネットワークが新たな機能情報の転送をサポートしていることを伝えることができる。そして、ＵＥは、新たな機能のインジケータを送る必要なく、ネットワークへいつでも新たな機能情報を送ることができる。

本開示の様々な局面および機能が、以下により詳しく記述される。

詳細な説明

本明細書で記述された技術は、例えば、グローバル移動体通信システム（ＧＳＭ）ネットワーク、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム（ＵＭＴＳ）ネットワーク、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）ネットワーク、無線ローカル・エリア・ネットワーク（ＷＬＡＮ）等のような様々な無線通信ネットワークのために使用することができる。用語「ネットワーク」および「システム」は、しばしば置換可能に使用される。ＧＳＭネットワークは、ＧＳＭ無線技術を利用する。ＵＭＴＳネットワークは、広帯域ＣＤＭＡまたはその他幾つかの無線技術を利用することができる。ＣＤＭＡネットワークは、ＣＤＭＡ２０００ １Ｘ、ＣＤＭＡ２０００ １ｘＥＶ−ＤＯ、またはｃｄｍａ２０００からのその他幾つかの無線技術を利用することができる。ＷＬＡＮは、ＩＥＥＥ ８０２．１１、Ｈｉｐｅｒｌａｎ等からの無線技術を利用することができる。Ｗ−ＣＤＭＡおよびＧＳＭは、「第３世代パートナシップ・プロジェクト」（３ＧＰＰ）と命名された組織からのドキュメントに記述されている。ｃｄｍａ２０００は、「第３世代パートナシップ・プロジェクト２」（３ＧＰＰ２）と命名された組織からのドキュメントに記述されている。これらドキュメントは、公的に利用可能である。

図１は、ＧＳＭネットワーク１１０、ＵＭＴＳネットワーク１２０、ＣＤＭＡネットワーク１３０、およびＷＬＡＮ１４０を含む構成１００を示す。簡潔さのために、幾つかのネットワーク・エンティティのうちの１例のみが、ネットワーク１１０、１２０、１３０および１４０の各々について示される。

ＧＳＭネットワーク１１０は、ＧＳＭネットワークの有効範囲領域内のＵＥと通信する基地局（ＢＴＳ）１１２を含んでいる。基地局コントローラ（ＢＳＣ）１１４は、ＢＴＳ １１２に接続しており、これらのＢＴＳに調整および制御を提供する。モバイル交換局／サービングＧＰＲＳサポート・ノード（ＭＳＣ／ＳＧＳＮ）１１６は、ＢＳＣ１１４およびコア・ネットワーク１１８に接続しており、例えばデータ・ルーティングのような様々な機能を実行する。ＭＳＣ１１６は、ＧＳＭネットワーク１１０と通信するＵＥのため回路交換サービスをサポートする。ＳＧＳＮ１１６は、汎用パケット無線システム（ＧＰＲＳ）をサポートし、ＧＳＭネットワーク１１０と通信するＵＥに、パケット交換サービスを提供する。コア・ネットワーク１１８は、ＧＳＭネットワーク１１０のための様々なサービスをサポートする様々なエンティティを含んでいる。コア・ネットワーク１１８は、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）および／またはデータ・ネットワーク（例えばインターネット）１４８に接続されうる。

ＵＭＴＳネットワーク１２０は、ＵＭＴＳネットワークの有効範囲領域内のＵＥと通信するノードＢ１２２を含んでいる。ラジオ・ネットワーク・コントローラ（ＲＮＣ）１２４は、ノードＢ１２２に接続されており、これらのノードＢに調整と制御を提供する。ＭＳＣ／ＳＧＳＮ１２６は、ＲＮＣ１２４およびコア・ネットワーク１２８に接続されており、ルーティングおよびその他の機能を実行する。コア・ネットワーク１２８は、ＵＭＴＳネットワーク１２０のための様々なサービスをサポートし、ＰＳＴＮまたはデータ・ネットワーク１４８に接続されうる。

ＣＤＭＡネットワーク１３０は、ＣＤＭＡネットワークの有効範囲領域内のＵＥと通信するＢＴＳ１３２を含んでいる。ＢＴＳ１３２には、ＢＳＣおよび場合によってはパケット制御機能（ＰＣＦ）１３４が接続されており、これらＢＴＳに調整と制御を提供する。ＭＳＣまたはパケット・データ・サービス提供ノード（ＰＤＳＮ）１３６は、ＢＳＣ（＋ＰＣＦ）１３４とコア・ネットワーク１３８とに接続している。ＢＳＣ１３４およびＭＳＣ１３６は、回路交換サービスをサポートする一方、ＰＣＦ１３４およびＰＤＳＮ１３６は、パケット交換サービスをサポートする。ＰＣＦ１３４は、ＰＤＳＮ１３６のために存在する。コア・ネットワーク１３８は、ＣＤＭＡネットワーク１３０のための様々なサービスをサポートし、ＰＳＴＮまたはデータ・ネットワーク１４８に接続されうる。

ＷＬＡＮ１４０は、ＷＬＡＮの有効範囲領域内のＵＥと通信するアクセス・ポイント１４２を含んでいる。アクセス・ポイント１４２にはルータ１４４が接続しており、これらのアクセス・ポイントのためにデータをルーティングする。ルータ１４４はまた、他のエンティティおよび／またはネットワークに接続しうる。例えば、ルータ１４４は、ＷＬＡＮアクセス・ゲートウェイ（ＷＡＧ）およびパケット・データ・ゲートウェイ（ＰＤＧ）を含みうる３ＧＰＰ ＷＬＡＮネットワークに接続しうる。３ＧＰＰ ＷＬＡＮネットワークは、例えばコア・ネットワーク１１８あるいは１２８のような３ＧＰＰコア・ネットワークに接続しうる。その代わり、あるいは、それに加えて、ルータ１４４は、例えばコア・ネットワーク１３８のような３ＧＰＰ２コア・ネットワークに接続しうるパケット・データ・インターワーキング機能（ＰＤＩＦ）に接続しうる。

ＵＥ１５０は、ＧＳＭネットワーク１１０のみ、ＵＭＴＳネットワーク１２０のみ、ＣＤＭＡネットワーク１３０のみ、ＧＳＭネットワーク１１０とＵＭＴＳネットワーク１２０との両方、その他幾つかのネットワーク、あるいはこれらネットワークの組み合わせと通信することができる。ＵＥ１５０は、固定式または移動式であることができ、移動局、端末、モバイル機器、加入者ユニット、局のようにも称されうる。用語「ＵＥ」、「移動局」、および「端末」は、同意語であり、本明細書では置換可能に使用される。ＵＥ１５０は、セルラ電話、携帯情報端末（ＰＤＡ）、無線通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、無線モデム、ラップトップ・コンピュータ等でありうる。ＵＥ１５０は、与えられた任意の瞬間において、ダウンリンクおよび／またはアップリンクで、無線ネットワーク内の１または複数の基地局と通信することができる。ダウンリンク（または順方向リンク）は、基地局からＵＥへの通信リンクを称し、アップリンク（または逆方向リンク）は、ＵＥから基地局への通信リンクを称する。基地局は、ＢＴＳ、ノードＢ、アクセス・ポイント等に相当しうる。

本明細書で記述された技術は、様々な無線通信ネットワークに使用することができる。明瞭さのために、本技術のある局面が、ＧＳＭネットワークとＵＭＴＳネットワークとについて記述される。

ＵＥは、ネットワークへの登録中、および恐らくはその他の時間において、その機能を無線ネットワーク（例えば、ＧＳＭネットワーク１１０またはＵＭＴＳネットワーク１２０）へ送ることができる。例えば、ＵＥは、３ＧＰＰリリース６で定義された移動局（ＭＳ）分類番号１、２または３に関する情報要素によってその機能を送ることができる。ＭＳ分類番号１は、高い優先度のＵＥの局面に関する情報をネットワークに提供する。ＭＳ分類番号２は、高い優先度と低い優先度との両方のＵＥの局面に関する情報をネットワークに提供する。ＭＳ分類番号３は、ＵＥの局面に関する情報をネットワークに提供する。ＭＳ分類番号１、２または３における情報は、ＵＥの一般特性を示し、ネットワークがＵＥの操作を取り扱う方法に影響を及ぼしうる。

図２Ａは、長さ２オクテットのＭＳ分類番号１情報要素２１０を示す。オクテット１は、ＭＳ分類番号１のための情報要素識別子（ＩＥＩ）を含んでいる。オクテット２は、改訂レベル・フィールド、制御された早期の分類番号送信オプション（ＥＳ ＩＮＤ）フィールド、暗号化アルゴリズムａ５／１フィールド、無線周波数（ＲＦ）電力能力フィールド、および、予備ビット（図２Ａでは陰で示されており、３ＧＰＰリリース６および初期の３ＧＰＰリリースでは常にゼロに設定される）。これらのフィールドは、“Mobile radio interface Layer 3 specification; Core network protocols; Stage 3”と題され、公的に利用可能な３ＧＰＰ ＴＳ ２４．００８に記載されている。

図２Ｂは、長さ５オクテットのＭＳ分類番号２情報要素２２０を示す。オクテット１は、ＭＳ分類番号２のＩＥＩを含んでいる。オクテット２は、ＭＳ分類番号２情報要素の長さを含んでいる。オクテット３は、ＭＳ分類番号１情報要素のオクテット２内のフィールドの全てを含んでいる。オクテット４は、擬似同期（ＰＳ）機能フィールド、補足サービス（ＳＳ）スクリーニング・インジケータ・フィールド、ショート・メッセージ（ＳＭ）機能フィールド、音声ブロードキャスト・サービス（ＶＢＳ）通知受信フィールド、音声グループ・コール・サービス（ＶＧＣＳ）通知受信フィールド、周波数機能（ＦＣ）フィールド、ゼロに設定された予備ビットを含んでいる。オクテット５は、分類番号３（ＣＭ３）フィールド、ロケーション・サービス（ＬＣＳ）値追加（ＶＡ）機能フィールド、ユニコード（ＵＣＳ２）フィールド、ローカル・サービス・エリア・サポート（ＳｏＬＳＡ）フィールド、コネクション管理（ＣＭ）サービス・プロンプト（ＣＭＳＰ）フィールド、Ａ５／３アルゴリズム・フィールド、暗号化アルゴリズムＡ５／２フィールド、ゼロに設定された予備ビットを含んでいる。これらのフィールドは３ＧＰＰ ＴＳ ２４．００８に記載される。

図２Ｃは、長さ１４オクテットに至るＭＳ分類番号３情報要素２３０を示す。この情報要素は、“Mobile radio interface signalling layer 3; General aspects”Appendix Bと題され、３ＧＰＰ ＴＳ ２４．００７に記述されたＣＳＮ．１ルールに従って符号化された多くのフィールドを含んでいる。幾つかのフィールドは、必須であって固定フォーマットを有しており、幾つかのフィールドは、オプションであってビットを設定することによって含まれ、幾つかのフィールドは、１または複数のヘッダ・ビットによって示されるフレキシブルなフォーマットを有している。３ＧＰＰリリース６では、ＭＳ分類番号３情報要素は、開始点においてゼロに設定された予備ビットを含んでおり、終点においてゼロに設定された１または複数の予備ビットを含んでいる。３ＧＰＰリリース６では定義されていないが、図２Ｃに示すように、ＭＳ分類番号３情報要素に拡張ビットが追加され、新たな機能情報が示される。

図２Ａ乃至図２Ｃに示すように、ＭＳ分類番号１，２および３の情報要素は、例えば、サポートされている暗号化アルゴリズム、ＲＦ電力能力、ＵＥに対する地理的位置決め要求に関する通知がなされる能力、のような様々な機能を示すことができる。ＵＥは、ＣＭサービス要求メッセージ、ＣＭ再確立要求メッセージ、ＣＭ再確立要求メッセージ、位置更新要求メッセージ、ページング応答メッセージ等で、１または複数の分類番号情報要素で機能を送ることができる。ＵＥは、回路交換コネクション確立、補足サービスの起動、ショート・メッセージ転送、位置決めサービス等を要求するためにＣＭサービス要求メッセージを送ることができる。ＵＥは、コネクションの再確立を要求するために、ＣＭ再コネクション要求メッセージを送ることができる。ＵＥは、その位置ファイルの更新を要求するために、あるいは、ＩＭＳＩアタッチを要求するために、位置更新要求メッセージを送ることができる。ＵＥは、ページング要求メッセージに対する応答として、ページング応答メッセージを送ることができる。これらのメッセージは、“Mobile radio interface layer 3 specification; Radio Resource Control (RRC) protocol”と題され、共に公的に利用可能な３ＧＰＰ ＴＳ ２４．００８および３ＧＰＰ ＴＳ ４４．０１８に記述されている。

分類番号情報要素は、最大の固定長さを持っており、各分類番号情報要素内のビットのほとんどは、現在使用されている。３ＧＰＰリリース６では、ＭＳ分類番号１情報要素は１つの予備のビットを持ち、ＭＳ分類番号２情報要素は３つの予備ビットを持ち、ＭＳ分類番号３情報要素は幾つかの予備ビットを持っている。これら予備ビットは、ＵＥの新たな機能を伝送するために使用することができる。しかしながら、ＭＳ分類番号３の場合、情報要素の最大サイズが制限されていることと、予備ビット数が制限されていることは、これら予備ビットでは、ほんの少しの機能しか直接的に伝送されないことを意味する。

新たな情報要素は、新たな／追加の機能情報を伝送するように定めることができる。本明細書における記載では、「新たな」機能情報と「追加の」機能情報とは同意語であり、置換可能に使用される。新たな情報要素は、ＵＥによって最初にネットワークへ送られるメッセージ（例えば、ＣＭサービス要求メッセージ）内に含まれうる。その後、これによって、ネットワークは、ＵＥによって最初に送られたメッセージから、新たな機能情報を得ることが可能になるであろう。しかしながら、この最初のメッセージのサイズは、ＵＥからネットワークへのメッセージの伝送中に課せられる制約によって制限されうる。ＭＳ分類番号１，２および３の情報要素を伝送する幾つかのメッセージのメッセージ・サイズ制限は、ＧＳＭの場合２０オクテットであり、幾つかのメッセージは既にこの制限に非常に近い。

局面では、ＵＥは、送るべき新たな機能情報を持っていることと、この情報を送ることができることとを示す新たな機能のインジケータを最初に送ることによって、新たな機能情報をネットワークへ転送することができる。この新たな機能のインジケータは、任意の分類番号情報要素内の任意の予備ビットを用いて実現することができ、最初のメッセージでネットワークに送られうる。ネットワークが新たな機能情報の転送をサポートし、新たな機能のインジケータを認識する場合、ネットワークは、その情報を要求するか、あるいは、その情報を受信できることを表示することができる。その後、ＵＥは、ネットワークから、その要求または表示を受信すると、新たな機能情報をネットワークへ送ることができる。

図３は、ＵＥからネットワークへと新たな機能情報を転送するためのメッセージ・フロー３００の計画を示す。ＵＥは、ＭＳ分類番号２情報要素（ＩＥ）を含みうるＣＭサービス要求メッセージ（あるいはその他の幾つかのメッセージ）を送信することができる（ステップ３１２）。この分類番号情報要素における予備ビット（例えば、図２Ｂにおけるオクテット５のビット７）は、ＵＥが、送るべき新たな機能情報を持っていることを示すために、２進法の１に設定することができる。２進法の１に設定することは、ビットが予備である場合に使用されるゼロとは異なる。従って、２進法の１は、それに気付くようにプログラムされたいかなるエンティティによっても検出され、ＵＥが更なる情報を送ることができる能力を示すものとして認識されうる。ＢＴＳ／ＢＳＣは、このメッセージをＵＥから受信し、ＭＳＣへ転送することができる（ステップ３１４）。ＭＳＣは、このメッセージを受信し、ＣＭサービス受諾メッセージを用いて応答する（ステップ３１６）。これは、ＢＴＳ／ＢＳＣによってＵＥに転送される（ステップ３１８）。

ＭＳＣは、ＵＥから受信したＭＳ分類番号２情報要素に含まれているＵＥ機能を格納することができる（ステップ３２０）。ＭＳＣが新たな機能情報の転送をサポートしており、かつ、この情報をＵＥから受信することを望むのであれば、ＭＳＣは、ＵＥのこの機能情報を送る能力を検知しているので、ＭＳＣは、ＵＥ機能要求メッセージ（またはその他幾つかのメッセージ）を送り、この情報を要求する（ステップ３２２）。ＢＴＳ／ＢＳＣは、このメッセージをＭＳＣから受信し、それをＵＥに転送する（ステップ３２４）。

ＵＥは、このＵＥ機能要求メッセージを受信し、ＭＳＣが新たな機能情報の転送をサポートしており、そして、それを望んでいることを認識する。その後、ＵＥは、ＵＥ機能応答メッセージ（またはその他幾つかのメッセージ）で新たな機能情報を送る（ステップ３２６）。ＢＴＳ／ＢＳＣは、ＵＥからこのメッセージを受信し、それをＭＳＣへ転送することができる（ステップ３２８）。ＭＳＣは、ＵＥ機能応答メッセージを受信し、このメッセージに含まれる新たな機能情報を格納する（ステップ３３０）。ＭＳＣは、最初のＣＭサービス要求メッセージで受信したＵＥ機能と、次のＵＥ機能応答メッセージで受信した新たな／追加のＵＥ機能とに基づいて、ＵＥの動作を制御することができる。

一般に、ステップ３２２、３２４、３２６、および３２８の情報は、現在の３ＧＰＰリリース６で定義されていない新たなメッセージ、既存のメッセージにおける新たな情報要素、あるいは、既存のメッセージにおける既存の情報要素に関する新たなコンテンツ等で送られる。

他の設計では、ＭＳＣは、ＵＥから新たな機能のインジケータを受信し、（個別のメッセージに代えて）ＭＳＣが新たな機能情報を受信できるという表示を送る。この表示は、ステップ３１６において、ＵＥに送られた例えばＣＭサービス受諾メッセージのような任意のメッセージに含まれるフラグまたは指定されたビットでありうる。

図３に示す例では、ＵＥからＭＳＣへと機能情報を転送するためにＢＴＳ／ＢＳＣを介してＵＥとＭＳＣとの間でメッセージが交換される。一般に、ＵＥは、機能情報を受信するように指定された任意のネットワーク・エンティティへ機能情報を転送することができる。ＵＥは、別の機能情報を別のネットワーク・エンティティへ送ることができる。例えば、ＭＳ分類番号１、２、３における機能情報は、別のネットワーク・エンティティに送られうる。

上述した設計では、ＵＥは先ずＭＳ分類番号２情報要素を新たな機能のインジケータとともにＭＳＣへ送る。これら技術は、その他の分類番号情報要素のためにも使用されうる。

他の設計では、ＵＥは最初にＭＳ分類番号３情報要素を新たな機能のインジケータとともに送り、この情報要素では転送できない新たな／追加の機能情報をＵＥが持っていることが示される。この新たな機能のインジケータは、ＭＳ分類番号３情報要素内の拡張ビットまたはその他幾つかの新たなビットまたは新たなビット・フィールドを用いて実現されうる。このネットワークは、新たな機能のインジケータを受信し、ＵＥからの新たな機能情報を要求するために、（例えば、分類番号問合メッセージで）要求または表示を送ることができる。ＵＥは、その後、例えば分類番号変更メッセージのようなメッセージに含まれる新たな情報要素で、新たな機能情報をネットワークに送ることができる。代替例として、ＵＥからの新たな機能のインジケータをサポートするようにＭＳ分類番号３情報要素が修正されなくても、ネットワークは、ＵＥから新たな機能情報を要求するために、（例えば、分類番号問合メッセージで）要求または表示を送ることができる。この場合、ＵＥが新たな機能情報をサポートしないのであれば、ＵＥはネットワーク要求を無視することができる。

以下の説明では、「レガシー」ＵＥは、例えば、現在の３ＧＰＰリリース６または３ＧＰＰ仕様の初期のリリースをサポートするＵＥのように、本明細書で記載の技術を用いた新たな機能情報の転送をサポートしないＵＥである。「レガシー」ネットワーク・エンティティは、例えば、現在または初期の３ＧＰＰリリースをサポートするネットワーク・エンティティのように、新たな機能情報の転送をサポートしないネットワーク・エンティティである。ＵＥは、新たな機能情報の転送をサポートすると見なされており、もしもレガシーＵＥであると示されなければ、「新たな」ＵＥである。同様に、ネットワーク・エンティティは、新たな機能情報の転送をサポートすると見なされ、もしもレガシー・ネットワーク・エンティティであると示されなければ、「新たな」ネットワーク・エンティティである。

新たな機能のインジケータは、例えばレガシーＭＳＣのようなレガシー・ネットワーク・エンティティによって無視される予備ビットを用いて実現されうる。この予備のビットは、以下を示すために使用されうる。
１．ＵＥが、分類番号情報要素で転送できない新たな／追加の機能情報を持つ。
２．ＵＥが、新たな／追加の機能情報を転送する能力を持つ。
この予備ビットは、（ｉ）送られる新たな機能情報をＵＥが持つことを示す２進法の１、または、（ｉｉ）送られる新たな機能情報をＵＥが持たないことを示す２進法のゼロに設定することができる。これら新たなネットワーク・エンティティは、この予備ビットを正確に解釈することができるだろう。

新たな機能のインジケータを実現するために予備ビットを用いることは、現在および初期の３ＧＰＰリリースとの下位互換性を持ち、レガシー・ネットワーク・エンティティおよびレガシーＵＥの動作に悪い影響を与えない。レガシーＵＥは、ＧＳＭ仕様に従って、この予備ビットを、ゼロに設定することができる。レガシーおよび新たなネットワーク・エンティティは、予備ビットを正しく解釈し、これらレガシーＵＥが、送られる新たな機能情報を持っていないことを知るだろう。新たなネットワーク・エンティティは、レガシーＵＥから新たな機能情報を要求しないであろう。なぜなら、予備ビットは、１に設定されないだろうからである。これら新たなＵＥは、送られる新たな機能情報を持つ場合には常に予備ビットを１に設定することができる。レガシー・ネットワーク・エンティティは、１に設定された予備ビットを無視し、新たな機能を送らないようにＵＥに要求し、新たな機能を伝送するメッセージを受信しないだろう。

新たなネットワーク・エンティティ（例えば、新たなＭＳＣ）は、新たなＵＥからの新たな機能のインジケータとして使用される予備ビットについて１を検知する。このネットワーク・エンティティは、新たなメッセージ（例えば、図３におけるＵＥ機能要求メッセージ、新たな移動管理（ＭＭ）メッセージ等）、あるいは恐らくは既存のメッセージ（例えば、既存のＭＭメッセージ）をＵＥへ送ることができる。このメッセージ、あるいはこのメッセージ中の情報要素は、新たな機能情報を送るようにＵＥに要求することができる。その後、ＵＥは、新たなメッセージ（例えば、図３におけるＵＥ機能応答メッセージ、新たなＭＭメッセージ等）または既存のメッセージ（例えば、既存のＭＭメッセージ）を用いて応答することができる。このメッセージは、ＵＥによってサポートされている新たな機能を伝送する１または複数の情報要素を含むことができる。

一般に、ネットワーク・エンティティは、以下を伝えるために（例えば、図３に示すような）要求メッセージまたは表示を送る。
１．ネットワーク・エンティティが、ＵＥから新たな機能のインジケータを受信したこと。
２．ネットワーク・エンティティが、ＵＥから新たな／追加の機能情報を受信することを望んでいるか、あるいは受信することが可能なこと。
ＵＥは、例えばＭＳ分類番号１、２、３用のような情報要素で新たな機能のインジケータをネットワークに送ることができる。新たな機能のインジケータによって、ネットワークは、情報要素を受信すると、送るべき新たな機能情報をＵＥが持っていることを直ちに知ることが出来る。その後、ネットワークは、新たなＵＥ機能に依存するサービスを開始または利用する前に、ＵＥからの新たな機能情報を要求することができる。

ＵＥからの新たな機能のインジケータを含むメッセージは、追加情報を伝送することができる。同様に、ＵＥからの新たな機能情報を要求するためにネットワークによって送られたメッセージもまた、追加情報を伝送することができる。例えば、ネットワークからのこの要求されたメッセージは、例えば、現在の３ＧＰＰリリースで定義されておらず、レガシーＵＥによってサポートされていない追加のネットワーク機能を含むことができる。ネットワークとＵＥとの間のある特徴および機能をネゴシエートするために、メッセージ交換を使用することができる。例えば、ネットワークは、ネットワークがサポートしており、現在のセッションまたは起動されているサービスのためにＵＥにサポートしてもらいたい特徴を示すことができる。ＵＥは、サポートしたいと思っている特徴のうちの幾つかまたは全てを示すことができる。

別の局面では、ネットワークは、ネットワークが、ＵＥからの新たな機能情報の転送をサポートしていることを伝える。その後、ＵＥは、新たな機能のインジケータを送る必要なく、新たな機能情報をいつでもネットワークへ送ることができる。

図４は、ＵＥからネットワークへ新たな機能情報を転送するメッセージ・フロー４００の計画を示す。ＵＥは、ネットワークが新たな機能情報の転送をサポートしているという表示を受信する（ステップ４１０）。この表示は、例えば、ＧＳＭにおけるブロードキャスト制御チャネル（ＢＣＣＨ）で、または、ＵＭＴＳにおけるシステム情報メッセージで、ネットワークによってブロードキャストされるフラグでありうる。この表示はまた、例えばページング要求メッセージのように、ＵＥへ送られたユニキャスト・メッセージによって伝送される。

ＵＥは、ＭＳ分類番号２情報要素を含むＣＭサービス要求メッセージ（またはその他幾つかのメッセージ）を送ることができる（ステップ４１２）。ＵＥは、ネットワークが新たな機能情報の転送をサポートしていることを知っているので、ＵＥは、新たな機能のインジケータを送る必要はない。ＢＴＳ／ＢＳＣは、ＵＥからメッセージを受信し、それをＭＳＣへ転送することができる（ステップ４１４）。ＭＳＣは、そのメッセージを受信し、ＣＭサービス受諾メッセージをもって応答する（ステップ４１６）。それは、ＢＴＳ／ＢＳＣによってＵＥへ転送される（ステップ４１８）。ＭＳＣは、分類番号情報要に含まれたＵＥ機能を格納する（ステップ４２０）。

ＵＥはまた、ＵＥ機能報告メッセージ（またはその他幾つかのメッセージ）で新たな機能情報を送ることができる（ステップ４２６）。ＢＴＳ／ＢＳＣは、このメッセージをＵＥから受信し、ＭＳＣへ転送することができる（ステップ４２８）。ＭＳＣは、このＵＥ機能報告メッセージを受信し、このメッセージに含まれる新たな機能情報を格納することができる（ステップ４３０）。ＭＳＣは、最初のＣＭサービス要求メッセージで受信したＵＥ機能と、後のＵＥ機能メッセージで受信した新たな／追加のＵＥ機能とに基づいてＵＥの動作を制御することができる。

また別の局面では、ネットワークに通知するために新たな機能のインジケータを送ることなく、および／または、ネットワークが新たな機能情報の転送をサポートするという表示を受信することなく、ＵＥは、新たなメッセージまたは既存のメッセージで新たな機能情報を送ることができる。ＵＥは単に、ネットワークから明確な表示を受信することなく、ネットワークが新たな機能情報の転送をサポートしていると見なすことができる。新たな機能情報を含むメッセージは、レガシー・ネットワーク・エンティティに伴う問題の可能性を回避または低減するような方法で送られる。例えば、新たな機能情報が、既存のメッセージ内のオプションの情報要素内に含まれうる。オプションの情報要素をサポートしないレガシー・ネットワーク・エンティティは、単にそれを無視するかもしれない。

ＵＥは、ＵＥとネットワークとの両方によってサポートされた最新版のリリースに従ってネットワークへ新たな機能情報を送ることができる。３ＧＰＰおよび３ＧＰＰ２では、各新たなリリースが、以前の全てのリリースと下位互換性を持っており、以前のリリースによってサポートされていない追加の特徴および機能を含んでいる。例えば、新たなリリースは、新たなメッセージ、新たな情報要素、新たなパラメータ値、新たなプロトコル、新たなインタフェース等をサポートすることができる。ＵＥおよびネットワークは、両方のエンティティによってサポートされている最新のリリースに基づいて、メッセージを正しく交換することができる。

ＵＥは、例えば、ネットワークによって全てのＵＥへ送られたブロードキャスト・メッセージから、または、ＵＥへ直接送られたユニキャスト・メッセージから、ネットワークによってサポートされているリリースで情報を受信することができる。その後、ＵＥは、両方のエンティティによってサポートされている最新のリリースを判定することができる。あるいは、ＵＥは、ＵＥによってサポートされているリリースをネットワークへ送ることができる。その後、ネットワークは、両方のエンティティによってサポートされた最新のリリースを判定することができる。いずれにせよ、ＵＥは、両方のエンティティによってサポートされている最新のリリースにしたがって機能情報を転送することができる。例えば、ＵＥは、３ＧＰＰリリース７について、図３または図４に示す設計を用いて、あるいは、他の３ＧＰＰリリースについて他のメッセージ・フローを用いて、新たな機能情報を転送することができる。

一般に、新たな機能情報は、例えば現在の３ＧＰＰリリース６で定義されているような既存の情報要素で転送できない情報を含みうる。別の新たな機能情報は、別の分類番号情報要素に関連付けられうる。例えば、ＭＳ分類番号１情報要素は、基地局を対象とした情報を伝送し、ＭＳ分類番号２情報要素は、ネットワーク（例えばＭＳＣ）を対象とした情報を伝送し、ＭＳ分類番号３情報要素は、基地局および／またはネットワークを対象とした情報を伝送することができる。基地局を対象とした新たな機能情報は、ＭＳ分類番号１または３の情報要素と共に送られうる。ネットワークを対象とした新たな機能情報は、ＭＳ分類番号２または３の情報要素と共に送られうる。

ＭＳ分類番号２情報要素と共に送られうる新たな機能情報は、以下のうちの何れか１つまたは組み合わせを含むことができる。
・ＵＥによってサポートされた新たな位置決め機能；
・例えば、ＵＥの位置決めを要求するクライアントに関する更なる情報をＵＥが表示する機能のようなプライバシーに対する拡張サポート。

ＭＳ分類番号１または３情報要素と共に送られうる新たな機能情報は、以下を含みうる。
・ＵＥによってサポートされた測位方法；
・例えばＵＥによって支援されたり、ＵＥに基づくことによりＵＥによって、あるいは従来技術によって、および／またはその他によってサポートされた測位方法の変形；
・例えば、キャリア・フェーズ測定、マルチ周波数コードまたはキャリア測定、微細時間支援測定、および／またはその他のように、ＵＥによってサポートされた特定の測定機能；
・例えば、ＵＥによってサポートされている支援データ要素のように、ＵＥによってサポートされている各測位方法のための具体的オプション、あるいは、支援データ内の様々なオプション要素あるいはその他の要素のためのサポート。

米国の全地球測位システム（ＧＰＳ）、欧州のガリレオ・システム、およびロシアのＧＬＯＮＡＳＳシステムに基づく様々な測位方法が、ＵＥによってサポートされうる。例えば、ＵＥは、ＵＥ支援されたＧＰＳ、ＵＥベースのＧＰＳ、スタンド・アロンＧＰＳ、ＵＥ支援さえたガリレオ、ＵＥベースのガリレオ、スタンド・アロン・ガリレオ、ＵＥ支援されたＧＬＯＮＡＳＳ、ＵＥベースのＧＬＯＮＡＳＳ、スタンド・アロンＧＬＯＮＡＳＳ等をサポートすることができる。機能情報はまた、支援されたＧＰＳ測位方法、支援されたガリレオ測位方法、および支援されたＧＬＯＮＡＳＳ測位方法へ、エンハンスメント（例えば、長期的な軌道データを提供する方法）を伝送することができる。ＵＥがネットワークへ伝送することができる機能のリストは大きく、時間とともに変化しうる。

ＵＥは、３ＧＰＰによって定義されているようなＧＳＭ、ＧＰＲＳ、ＧＥＲＡＮ Ｉｕ、ＵＭＴＳ、および／または、その他の回路ベースのモード、およびパケット・ベースのモードで動作することができる。ＵＥは、別のモードについては別の方法で新たな機能情報をネットワークへ送ることができる。別のモードについて新たな測位機能情報を伝送することが、以下で説明される。

ＧＳＭモードの場合、ＵＥは、ＲＲ分類番号変更メッセージに含まれるＭＳ分類番号３情報要素で、測位機能情報をＢＳＣへ送ることができる。ＢＳＣは、ＢＳＳＭＡＰ分類番号更新メッセージ内の情報要素をＭＳＣへ転送することができる。その後ＭＳＣがＵＥの位置決めを要求する場合、ＭＳＣは、ＢＳＣへ送られたＢＳＳＭＡＰ実行位置決め要求メッセージ内にＭＳ分類番号３情報要素を含めることができる。その後、ＢＳＣは、この情報要素を、ＢＳＳＡＰ−ＬＥ実行位置決めメッセージで、ＵＥのための測位をサポートするサービング・モバイル・ロケーション・センタ（ＳＭＬＣ）へ転送することができる。

ＵＥはまた、ＵＭＴＳまたはＧＥＲＡＮ ＩｕモードからＧＳＭモードへのハンドオーバをサポートするメッセージ内に、ＭＳ分類番号３情報要素を含めることもできる。その後、ＵＭＴＳからＧＳＭへのハンドオーバを可能にするために、ＵＥは、ＭＳ分類番号３情報要素を、ＲＲＣコネクション・セットアップ完了メッセージに含まれるＲＡＴ間ＵＥラジオ・アクセス機能情報要素で、ＲＮＣへ送ることができる。その後、ＧＥＲＡＮ ＩｕモードからＧＳＭへのハンドオーバを可能にするために、ＵＥは、ＭＳ分類番号３情報要素を、ＲＲＣコネクション・セットアップ完了メッセージに含まれるＭＳ ＧＥＲＡＮ Ａ／Ｇｂモード・ラジオ・アクセス機能情報要素で、ＢＳＣへ送ることができる。その後ハンドオーバが生じた場合、ＭＳ分類番号３情報要素が、別のハンドオーバ関連メッセージで、ＲＮＣとＢＳＣとの間で転送される。

ＭＳ分類番号３情報要素における予備ビットは、更なる測位機能を示すための新たな機能のインジケータまたはフラグとして使用することができる。新たな機能のインジケータは、透過的な方法で、ＲＮＣ、ＢＳＣ、およびＭＳＣに伝送される。この場合、ネットワークが新たなネットワークであるとＵＥが気付いているのであれば、ＭＳ分類番号３情報要素における既存の５ビットＭＳ測位方法機能フィールドは、省略されうる。これは、この情報要素から他の情報を排除すること（ＭＳ分類番号３情報要素の場合、１４オクテット制限に準拠するために必要とされる）を阻止することを助ける。ＳＭＬＣは、（例えば、ＢＳＣが、位置決め要求の一部として、ＭＳ分類番号３情報要素をＳＭＬＣへ転送する場合）ＵＥから新たな機能のインジケータを受信し、ＢＳＣ、ＳＧＳＮ、およびＭＳＣに透過的な方法でＵＥから新たな機能情報を要求するために、３ＧＰＰラジオ・リソースＬＳＣプロトコル（ＲＲＬＰ）シグナリングを用いることができる。ＳＭＬＣは、ＵＥ測位機能の全てを求める要求とともに、新たなＲＲＬＰメッセージまたは既存のＲＲＬＰメッセージ（例えば、ＲＲＬＰ測位要求メッセージまたはＲＲＬＰ支援データ・メッセージ）をＵＥへ送ることができる。その後、ＵＥは、その測位機能を、別の新たなＲＲＬＰメッセージまたは既存のＲＲＬＰメッセージ（例えば、ＲＲＬＰ測位応答メッセージ）で戻す。戻された機能情報は、ＭＳ分類番号３情報要素から以前に除外されているのであれば、既存の機能を含んでいる。新たなメッセージのペア（例えば、ＳＭＬＣ要求とＵＥ応答）が追加され、および／または、この要求／応答が、既存のＲＲＬＰメッセージで、新たな情報要素内で伝送される。１または複数のその他のエンティティ（例えばＢＳＣ）を経由してＵＥからＳＭＬＣへと、新たな機能のインジケータまたはフラグを転送することと、その後、新たなまたは既存のＲＲＬＰメッセージを用いてＵＥからＳＭＬＣへと、新たな機能情報を転送することとは、他のエンティティ（例えば、ＢＳＣまたはＭＳＣ）へ見える必要はなく、もって、新たな開発インパクトを持つことはない。更に、ＳＭＬＣは、差し迫った測位要求に対して、その測位機能情報とサービス品質（ＱｏＳ）情報を、ＲＲＬＰ要求メッセージでＵＥへ伝送する。そして、ＵＥは、その測位機能に加えて、必要な任意の測位支援データを、ＲＲＬＰ応答メッセージでＳＭＬＣへ表示する。

あるいは、ＵＥは、新たな情報要素および恐らくは新たなメッセージを用いて、その既存のおよび新たな測位機能をＢＳＣおよびＲＮＣへ伝送する。例えば、ＵＥ機能を要求するために、ＢＳＣからＵＥへ送られた分類番号問合メッセージに含まれた既存の分類番号問合マスク情報要素は、２つの予備ビットを持つ。これらの予備ビットのうちの１つは、ＵＥから新たな分類番号変更メッセージを要求するために使用されうる。ＵＥが新たなメッセージをサポートする場合、ＵＥは、新たなメッセージで、新たな機能情報をＢＳＣへ送ることができる。ＵＥ位置決めが要求される場合、ＢＳＣは、既存のＬＣＳ機能情報要素に対する延長として、あるいは、ＢＳＳＡＰ−ＬＥ実行位置決めメッセージに含まれる新たな情報要素として、新たな機能情報をＳＭＬＣへ送ることができる。

ＧＰＲＳモードの場合、ＵＥは、ＧＰＲＳ ＭＭアタッチ要求メッセージ、あるいは、ＧＰＲＳ ＭＭルーティング領域更新要求メッセージに含まれるＰＳ ＬＣＳ機能情報要素で、その測位機能をＳＧＳＮへ直接送ることができる。ＳＧＳＮがＵＥ位置決めを要求する必要がある場合、ＳＧＳＮは、ＢＳＣへ送られたＢＳＳＧＰ実行位置決め要求メッセージ内にＰＳ ＬＣＳ機能情報要素を含めることができる。ＢＳＣは、ＳＭＬＣへ送られたＢＳＳＡＰ−ＬＰ実行位置決め要求に含まれるＬＣＳ機能情報要素内で、情報要素を転送することができる。ＰＳ ＬＣＳ機能情報要素における予備ビットは、ＵＥのための更なる測位機能情報を示すための新たな機能のインジケータまたはフラグとして使用することができる。その後、ＵＥは、ＧＳＭモードについて上述したように、ＲＲＬＰメッセージ交換によって、他のネットワーク・エンティティへ透過的に、新たな機能情報をＳＭＬＣへ直接的に転送することができる。

ＧＥＲＡＮ Ｉｕモードの場合、ＵＥは、その測位機能を、ＲＲＣコネクション・セットアップ完了メッセージに含まれるＧＥＲＡＮ Ｉｕモード・ラジオ・アクセス機能情報の一部であるＭＳ測位機能情報要素でＢＳＣへ送ることができる。ＵＥ位置決めが必要な場合、ＢＳＣは、例えば、ＧＰＲＳモードに対する場合と同じ方式で、ＢＳＳＡＰ−ＬＥ実行位置決め要求メッセージに含まれるＬＣＳ機能情報要素でサポートされるものへと機能フラグをマップすることによって、ＵＥ測位機能をＳＭＬＣへ転送することができる。ＵＥはまた、ＵＭＴＳアクセスのために、ＭＳ測位機能情報要素を、ＲＲＣコネクション・セットアップ完了メッセージでＲＮＣへ送ることができる。ＵＥはまた、この情報要素を、ＧＳＭアクセスのために、ＧＥＲＡＮ Ｉｕモード分類番号変更メッセージでＢＳＣへ送り、ＧＥＲＡＮ ＩｕモードをサポートするＢＳＣへの後のハンドオーバをサポートすることができる。

ＭＳ測位機能情報要素における予備ビットは、ＵＥのための更なる測位機能情報を示す新たな機能のインジケータまたはフラグとして使用される。例えばＧＳＭモードおよびＧＰＲＳモードの場合について述べたように、ＲＲＬＰメッセージ交換を用いて、ＳＭＬＣがＵＥから更なる測位機能情報を取得できるようにするために、新たな機能のインジケータがＳＭＬＣへ、その他のネットワーク・エンティティに対して透過的に転送される。

あるいは、ＵＥによって、初期アクセス中にＢＳＣへ、ハンドオーバ中にその他のＢＳＣおよびＲＮＣへ送られたＲＲＣコネクション・セットアップ完了メッセージに含まれるＧＥＲＡＮ Ｉｕモード・ラジオ・アクセス機能情報へと新たな情報要素が追加される。この新たな情報要素の内容は、ＢＳＳＡＰ−ＬＥ実行位置決め要求メッセージに含まれる既存のＬＣＳ機能情報要素の拡張として、あるいは、別の新たな情報要素で、ＳＭＬＣへ伝送される。

ＵＭＴＳモードの場合、ＵＥは、ＲＲＣコネクション・セットアップ完了メッセージに含まれるＵＥラジオ・アクセス機能情報要素に含まれるＵＥ測位機能情報要素で、ＲＮＣへ測位機能を送ることができる。ＳＡＳ中心測位が起動される場合、ＲＮＣは、ＰＣＡＰ測位開始要求メッセージに含まれるＵＥ測位機能情報要素で、ＳＡＳへＵＥ測位機能を転送することができる。ＵＥはまた、ＧＳＭ ＵＴＲＡＮ分類番号変更メッセージに含まれるＵＥ ＵＴＲＡＮラジオ・アクセス機能情報要素で、ＧＳＭをサポートするＢＳＣへ測位機能を送ることができる。ＵＥはさらに、ＲＲＣコネクション・セットアップ完了メッセージで、ＧＥＲＡＮ ＩｕモードをサポートするＢＳＣへ測位機能を送ることができる。両方の場合において、ＢＳＣは、その後、様々なハンドオーバ関連メッセージで、ＵＥ測位機能をＲＮＣへ転送することができる。

ＵＥ測位機能情報要素は、新たな測位機能のために何れの予備ビットをも有しない。なぜなら、この情報要素には、拡張可能ではないＡＮＳ．１符合化が用いられているからである。例えば、３ＧＰＰリリース７について定義されているASN.1 UE-RadioAccessCapability-v7xyextパラメータのような新たなパラメータを用いて、新たな測位機能がＲＲＣコネクション・セットアップ完了メッセージへ追加される。新たな機能のインジケータまたはフラグが（例えば、UE-RadioAccessCapability-v7xyextパラメータへ）追加され、先ずＲＮＣへ伝送され、次にＳＡＳ中心測位が使用される場合、ＳＡＳへ伝送される。ＳＡＳ中心測位の場合、ＳＡＳは、ＲＮＣからの追加の機能情報を要求する。一方、ＲＮＣは、この情報をＵＥから要求する。ＲＮＣ中心測位の場合、ＲＮＣのみがＵＥからの追加の機能情報を要求することができる。あるいは、ＵＥは、新たな測位機能を、新たな情報要素でＲＮＣへ伝送することができる。一方、ＲＮＣは、必要であれば、この情報要素をＳＡＳへ転送することができる。

ＧＳＭモード、ＧＰＲＳモード、ＧＥＲＡＮ Ｉｕモード、およびＵＭＴＳモードのための様々なメッセージは、ＴＳ ２４．００８、ＴＳ ４４．０１８、およびその他の３ＧＰＰドキュメントに記載されている。

上述した設計では、ＵＥは、ネットワークへこの情報を送る前に、ネットワークが新たな機能情報の転送をサポートしているという表示を受信することができる。これらの設計は、新たな機能情報の転送をサポートしないレガシー・ネットワークへ、ＵＥが新たな機能情報を送り、その他の問題を引き起こしうるというシナリオを回避することができる。

明瞭にするために、これら技術は、ＧＳＭネットワークおよびＵＭＴＳネットワークにおいて使用されている分類番号情報要素で転送可能ではない新たな情報の転送について具体的に記述される。これら技術はまた、ＵＥと、例えばＣＤＭＡネットワーク、ＷＬＡＮ、ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）、有線データ・ネットワーク、インターネット等のような他のネットワークとの間で機能情報を転送するためにも使用することができる。これらの技術はまた、通信ネットワークにおいて、１つのエンティティから別のエンティティへの任意のタイプの情報の転送のためにも使用することができる。

図５は、新たな機能情報を転送するための処理５００の設計を示す。送られるべきであるが第１のメッセージで転送可能ではないと追加情報を表示するように設定された第１のインジケータを有する第１のメッセージが先ず送られる（ブロック５１２）。この追加情報の転送をサポートすることを示す第２のインジケータが受信される（ブロック５１４）。その後、第２のインジケータを受信することに応答して、この追加情報が、第２のメッセージで送られる（ブロック５１６）。

処理５００は、ＵＥによって実行されうる。この場合、ＵＥは、第１のインジケータを第１のメッセージで無線ネットワークへ送り、このネットワークから第２のインジケータを受信することができる。第１のメッセージは、ＣＭサービス要求メッセージ、ＣＭ再確立要求メッセージ、位置更新要求メッセージ、ページング応答メッセージ、分類番号変更メッセージ、アタッチ要求メッセージ、ルーティング領域更新要求メッセージ、コネクション・セットアップ完了メッセージ等でありうる。第１のインジケータは、例えば、移動局分類番号１，２または３の情報要素のように、第１のメッセージに含まれる情報要素内の予備ビットでありうる。第２のインジケータは、追加情報や、追加情報の転送をサポートすることを示すフラグ等を求めるために、ネットワークから受信された第３のメッセージによって伝送されうる。この追加情報は、位置決め機能、測位機能、通知機能、ＵＥのためのその他の機能、またはこれらの組み合わせのための新たな機能情報を備えることができる。

処理５００はまた、例えばネットワーク機能情報をＵＥへ伝送するために、ネットワーク・エンティティによって実行されうる。ネットワーク・エンティティは、ＵＥに第１のメッセージを送ることができ、ＵＥから第２のインジケータを受信することができる。処理５００はまた、上述したように、ＵＥから別のネットワーク・エンティティへの新たな機能情報の転送を開始するために、１つのネットワーク・エンティティによっても実行されうる。

一般に、ネットワークは、機能および／またはその他の情報をＵＥへ送る必要がある。或いはまたは更に、ＵＥは、機能および／またはその他の情報をネットワークへ送る必要がある。この機能および／またはその他の情報を転送するために使用される既存の情報要素および/またはメッセージは、新たな情報を含むように拡張することはできない。この場合、送信側エンティティ（例えばＵＥまたはネットワーク）が、受信側エンティティへ送るための更なる情報を有していることを示すために、情報要素またはメッセージにおいて現在未使用である予備ビット、フラグ、値、またはその他幾つかの表示が、第１のインジケータとして使用される。その後、受信側エンティティは、この第１のインジケータを認識することができれば、追加情報の転送を要求するために、送信側エンティティへと第２のインジケータを送り戻すことができる。この第２のインジケータは、新たなメッセージまたは既存のメッセージに含まれる新たな情報または既存の情報で送られうる。送信側エンティティは、新たなメッセージまたは既存のメッセージに含まれる新たな情報要素または既存の情報要素で、追加情報を送ることができる。

図６は、新たな機能情報を転送するためにＵＥによって実行される処理６００の設計を示す。ＵＥは、例えば、ＭＳ分類番号１，２または３のための情報要素のように、第１の情報要素で転送可能ではない追加情報の転送をサポートしているとの表示を、無線ネットワークから受信することができる（ブロック６１２）。ＵＥは、この情報を、ブロードキャスト・メッセージや、ユニキャスト・メッセージ等によって受信することができる。その後、ＵＥは、この表示を受信することに応答して、この追加情報を、第２の情報要素で無線ネットワークへ送ることができる（ブロック６１４）。ＵＥは、第２の情報要素を備えた単一のメッセージを無線ネットワークへ送ることができる。この場合、第２の情報要素は、通常、追加情報と同様、第１の情報要素で伝送される情報を含むことができる。あるいは、ＵＥは、第１の情報要素を備えた第１のメッセージと、第２の情報要素を備えた第２のメッセージとを、無線ネットワークへ送ることができる。何れにせよ、追加情報は、ＵＥのための新たな機能情報を備えており、上にリストされた機能のうちの何れかをカバーすることができる。

図７は、ＵＥ１５０、基地局７１０、およびネットワーク・エンティティ７２０のブロック図を示す。基地局７１０は、ＢＴＳ／ＢＳＣ、ノードＢ／ＲＮＣ、アクセス・ポイント等に相当しうる。ネットワーク・エンティティ７２０は、ＭＳＣ、ＳＧＳＮ、ＰＤＳＮ、ＰＤＧ等に相当しうる。簡略のために、図７は、基地局７１０について、１つのコントローラ／プロセッサ７１２、１つのメモリ７１４、１つのトランシーバ７１６、および１つの通信（Ｃｏｍｍ）ユニットのみ、ネットワーク・エンティティ７２０について、１つのコントローラ／プロセッサ７２２、１つのメモリ７２４、および１つの通信ユニット７２６のみ、ＵＥ１５０について、１つのコントローラ／プロセッサ７５２、１つのメモリ７５４、および１つのトランシーバ７５６のみしか示していない。一般に、各エンティティは任意の数のプロセッサ、コントローラ、メモリ、トランシーバ、通信ユニット等を含むことができる。ＵＥ１５０は、例えばＧＳＭ、ＵＭＴＳ、ＣＤＭＡ、ＷＬＡＮ等のような１または複数の無線ネットワークとの通信をサポートすることができる。ＵＥ１５０はまた、例えばＧＰＳ、ガリレオ、ＧＬＯＮＡＳＳ等のような１または複数の衛星測位システムから信号を受信し処理することができる。

ダウンリンクにおいては、基地局７１０が、その有効範囲領域内のＵＥに、トラフィック・データ、シグナリング、および恐らくはパイロットを送信する。これら様々なタイプのデータは、プロセッサ７１２によって処理され、トランシーバ７１６によって調整され、ダウンリンク信号が生成される。それは、アンテナによって送信される。ＵＥ１５０では、１または複数の基地局からのダウンリンク信号が、アンテナによって受信され、トランシーバ７５６によって調整され、プロセッサ７５２によって処理されて、様々なタイプの情報が得られる。メモリ７１４および７５４は、基地局７１０およびＵＥ１５０のためのプログラム・コードおよびデータをそれぞれ格納する。プロセッサ７５２は、図３および図４におけるＵＥの動作を実行することができ、図５における処理５００、図６における処理６００、および／またはその他の処理を実施することができる。

アップリンクにおいては、ＵＥ１５０が、１または複数の基地局へ、トラッフィック・データ、シグナリング、および恐らくパイロットを送信することができる。これら様々なタイプのデータは、プロセッサ７５２によって処理され、トランシーバ７５６によって調整され、アップリンク信号が生成される。それは、ＵＥアンテナによって送信される。基地局７１０では、ＵＥ１５０および他のＵＥからのアップリンク信号が、トランシーバ７１６によって受信および調整される。そしてさらに、プロセッサ７１２によって処理されて、ＵＥからの様々なタイプの情報が取得される。基地局７１０は、通信ユニット７１８によってネットワーク・エンティティ７２０と通信することができる。

ネットワーク・エンティティ７２０内では、プロセッサ７２２が、上述した技術のための処理を行なう。例えば、プロセッサ７２２は、図３および図４におけるＭＳＣに関連付けられた動作を行なうことができる。メモリ７２４は、ネットワーク・エンティティ７２０のためのプログラム・コードおよびデータを格納し、また、ＵＥ機能を格納することもできる。通信ユニット７２６は、ネットワーク・エンティティ７２０が、基地局７１０および／またはその他のネットワーク・エンティティと通信することを可能にする。

ここに記載された技術は、様々な手段によって実現することができる。例えば、これらの技術は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、あるいはそれらの組み合わせで実現することができる。ハードウェアによって実現する場合、本技術を実行するために使用される処理装置は、１または複数の特定用途向けＩＣ（ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、デジタル信号処理デバイス（ＤＳＰＤ）、プログラム可能論理回路（ＰＬＤ）、フィールド・プログラム可能ゲート・アレイ（ＦＰＧＡ）、プロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書に記載の機能を実行するように設計されたその他の電子デバイス、コンピュータ、またはこれらの組み合わせ内に実装することができる。

ファームウェアおよび／またはソフトウェアで実現する場合、本技術は、本明細書に記載された機能を実行するモジュール（例えば、手順、関数等）を用いて実現することができる。ファームウェアおよび／またはソフトウェア命令は、メモリ（例えば、図７におけるメモリ７１４、７２４、あるいは７５４）に格納され、プロセッサ（例えば、プロセッサ７１２、７２２あるいは７５２）によって実行されうる。メモリはプロセッサの内部に、あるいはプロセッサの外部に実装されうる。ファームウェアおよび／またはソフトウェア命令はまた、例えば、ランダム・アクセス記憶装置（ＲＡＭ）、読取専用メモリ（ＲＯＭ）、不揮発性ランダム・アクセス記憶装置（ＮＶＲＡＭ）、プログラマブル読取専用メモリ（ＰＲＯＭ）、電気的消去可能ＰＲＯＭ（ＥＥＰＲＯＭ）、ＦＬＡＳＨメモリ、コンパクト・ディスク（ＣＤ）、磁気または光学式のデータ保存デバイス等のようなその他のプロセッサ読取可能媒体内に格納されうる。

本明細書に記載された技術を実装する装置は、スタンド・アロンのユニットでも、デバイスの一部でもありうる。このデバイスは、（ｉ）スタンド・アロン集積回路（ＩＣ）、（ｉｉ）データおよび／または命令を格納するためのメモリＩＣを含む１または複数のＩＣの組、（ｉｉｉ）例えば移動局モデム（ＭＳＭ）のようなＡＳＩＣ、（ｉｖ）その他のデバイス内に組み込まれたモジュール、（ｖ）セルラ電話、無線デバイス、ハンドセット、またはモバイル・ユニット、（ｖｉ）その他でありうる。

本開示の前述した説明は、何れの当業者に対しても、本開示の製造または利用を可能にするために提供される。当業者に対しては、本開示に対する様々な変更が明白になるだろう。そして、本明細書に記載の一般原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく他の変形にも適用可能である。したがって、本開示は、本明細書に記載された例に限定されることは意図されておらず、本明細書で記載された原理および斬新な特徴と一致した最も広い範囲が与えられることになっている。

図１は、様々な無線ネットワークを含む構成を示す。 図２Ａは、移動局（ＭＳ）分類番号１の情報要素を示す。 図２Ｂは、ＭＳ分類番号２の情報要素を示す。 図２Ｃは、ＭＳ分類番号３の情報要素を示す。 図３は、ＵＥから無線ネットワークへ新たな機能情報を転送する設計のメッセージ・フローを示す。 図４は、ＵＥから無線ネットワークへ新たな機能情報を転送する別の設計のメッセージ・フローを示す。 図５は、新たな機能情報を転送する処理を示す。 図６は、新たな機能情報を伝送する別の処理を示す。 図７は、ＵＥ、基地局、およびネットワーク・エンティティのブロック図を示す。

Claims (35)

1. 送られるべきであるが第１のメッセージでは転送可能ではないと追加情報を示すように設定された第１のインジケータを有する前記第１のメッセージを送り、前記追加情報の転送をサポートすることを示す第２のインジケータを受信し、前記第２のインジケータを受信することに応じて、前記追加情報を第２のメッセージで送るように構成されたプロセッサと、
   前記プロセッサに接続されたメモリと
   を備える装置。
2. 前記第１のインジケータは、前記第１のメッセージに含まれた情報要素内の予備ビットである請求項１に記載の装置。
3. 前記第１のインジケータは、前記第１のメッセージに含まれた移動局分類番号１、２、または３用の情報要素内の予備ビットである請求項１に記載の装置。
4. 前記プロセッサは、前記追加情報を要求し前記第２のインジケータとして役立つ第３のメッセージを受信するように構成された請求項１に記載の装置。
5. 前記プロセッサは、前記追加情報の転送をサポートすることを示し前記第２のインジケータとして役立つフラグを受信するように構成された請求項１に記載の装置。
6. 前記第１のメッセージは、ＣＭサービス要求メッセージ、ＣＭ再確立要求メッセージ、位置更新要求メッセージ、ページング応答メッセージ、分類番号変更メッセージ、アタッチ要求メッセージ、ルーティング領域更新要求メッセージ、あるいはコネクション・セットアップ完了メッセージである請求項１に記載の装置。
7. 前記追加情報は、ユーザ機器（ＵＥ）のための新たな機能情報を備える請求項１に記載の装置。
8. 前記追加情報は、ユーザ機器（ＵＥ）のための位置決め機能、測位機能、通知機能、あるいはそれらの組み合せのための情報を備える請求項１に記載の装置。
9. 前記第１のメッセージが無線ネットワークへ送られ、前記無線ネットワークから前記第２のインジケータが受信される請求項１に記載の装置。
10. 前記第１メッセージがユーザ機器（ＵＥ）へ送られ、前記ＵＥから前記第２のインジケータが受信される請求項１に記載の装置。
11. 送られるべきであるが情報要素では転送可能ではないと新たな機能情報を示すために、移動局分類番号情報要素内に予備ビットを設定し、前記移動局分類番号情報要素を第１のメッセージで無線ネットワークへ送り、前記無線ネットワークが前記新たな機能情報の転送をサポートするとの表示を受信し、前記表示を受信することに応じて、前記新たな機能情報を第２のメッセージで前記無線ネットワークへ送るように構成されたプロセッサと、
    前記プロセッサに接続されたメモリと
    を備える装置。
12. 送られるべきであるが第１のメッセージでは転送可能ではないと追加情報を示すように設定された第１のインジケータを有する前記第１のメッセージを送ることと、
    前記追加情報の転送をサポートすることを示す第２のインジケータを受信することと、
    前記第２のインジケータを受信することに応じて、前記追加情報を第２のメッセージで送ることと
    を備える方法。
13. 前記第２のインジケータを受信することは、前記追加情報を要求し前記第２のインジケータとして役立つ第３のメッセージを受信することを備える請求項１２に記載の方法。
14. 前記第１のインジケータは、前記第１のメッセージに含まれた移動局分類番号１、２、または３用の情報要素内の予備ビットである請求項１２に記載の方法。
15. 前記追加情報は、ユーザ機器（ＵＥ）のための位置決め機能、測位機能、通知機能、あるいはそれらの組み合せのための情報を備える請求項１２に記載の方法。
16. 送られるべきであるが第１のメッセージでは転送可能ではないと追加情報を示すように設定された第１のインジケータを有する前記第１のメッセージを送る手段と、
    前記追加情報の転送をサポートすることを示す第２のインジケータを受信する手段と、
    前記第２のインジケータを受信することに応じて、前記追加情報を第２のメッセージで送る手段と
    を備える装置。
17. 前記第２のインジケータを受信する手段は、前記追加情報を要求し前記第２のインジケータとして役立つ第３のメッセージを受信する手段を備える請求項１６に記載の装置。
18. 送られるべきであるが第１のメッセージでは転送可能ではないと追加情報を示すように設定された第１のインジケータを有する前記第１のメッセージを送り、
    前記追加情報の転送をサポートすることを示す第２のインジケータを受信し、
    前記第２のインジケータを受信することに応じて、前記追加情報を第２のメッセージで送る
    ための命令群を格納するプロセッサ読取可能媒体。
19. 前記追加情報を要求し前記第２のインジケータとして役立つ第３のメッセージを受信するための命令群を更に格納する請求項１８に記載のプロセッサ読取可能媒体。
20. 第１の情報要素では転送可能ではない追加情報の転送をサポートするという表示を無線ネットワークから受信し、前記表示を受信することに応じて、前記追加情報を第２の情報要素で前記無線ネットワークへ送るように構成されたプロセッサと、
    前記プロセッサに接続されたメモリと
    を備える装置。
21. 前記プロセッサは、前記第１の情報要素とともに第１のメッセージを前記無線ネットワークへ送り、前記第２の情報要素とともに第２のメッセージを前記無線ネットワークへ送るように構成された請求項２０に記載の装置。
22. 前記プロセッサは、前記第２の情報要素とともにメッセージを前記無線ネットワークへ送るように構成され、前記第２の情報要素は、前記追加情報と前記第１の情報要素内の情報を含む請求項２０に記載の装置。
23. 前記第１の情報要素は、移動局分類番号１、２、または３用である請求項２０に記載の装置。
24. 前記追加情報の転送をサポートする表示は、ブロードキャスト・メッセージによって受信される請求項２０に記載の装置。
25. 前記追加情報の転送をサポートする表示は、ユニキャスト・メッセージによって受信される請求項２０に記載の装置。
26. 前記追加情報は、ユーザ機器（ＵＥ）のための新たな機能情報を備える請求項２０に記載の装置。
27. 第１の情報要素では転送可能ではない追加情報の転送をサポートするという表示を無線ネットワークから受信することと、
    前記表示を受信することに応じて、前記追加情報を第２の情報要素で前記無線ネットワークへ送ることと
    を備える方法。
28. 前記追加情報を送ることは、
    前記第１の情報要素とともに第１のメッセージを前記無線ネットワークへ送ることと、
    前記第２の情報要素とともに第２のメッセージを前記無線ネットワークへ送ることと
    を備える請求項２７に記載の方法。
29. 前記追加情報を送ることは、前記第２の情報要素とともにメッセージを前記無線ネットワークへ送ることを備え、前記第２の情報要素は、前記追加情報と前記第１の情報要素内の情報を含む請求項２７に記載の方法。
30. 第１の情報要素では転送可能ではない追加情報の転送をサポートするという表示を無線ネットワークから受信する手段と、
    前記表示を受信することに応じて、前記追加情報を第２の情報要素で前記無線ネットワークへ送る手段と
    を備える装置。
31. 前記追加情報を送る手段は、
    前記第１の情報要素とともに第１のメッセージを前記無線ネットワークへ送る手段と、
    前記第２の情報要素とともに第２のメッセージを前記無線ネットワークへ送る手段と
    を備える請求項３０に記載の装置。
32. 前記追加情報を送る手段は、前記第２の情報要素とともにメッセージを前記無線ネットワークへ送る手段を備え、前記第２の情報要素は、前記追加情報と前記第１の情報要素内の情報を含む請求項３０に記載の装置。
33. 第１の情報要素では転送可能ではない追加情報の転送をサポートするという表示を無線ネットワークから受信し、
    前記表示を受信することに応じて、前記追加情報を第２の情報要素で前記無線ネットワークへ送る
    ための命令群を格納するプロセッサ読取可能媒体。
34. 前記第１の情報要素とともに第１のメッセージを前記無線ネットワークへ送り、
    前記第２の情報要素とともに第２のメッセージを前記無線ネットワークへ送る
    ための命令群を更に格納する請求項３３に記載のプロセッサ読取可能媒体。
35. 前記第２の情報要素とともにメッセージを前記無線ネットワークへ送るための命令群を更に備え、前記第２の情報要素は、前記追加情報と前記第１の情報要素内の情報を含む請求項３３に記載のプロセッサ読取可能媒体。

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