JP2009530530A - 低騒音型歯車ポンプ - Google Patents

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Abstract

本発明は、低圧流体源18に連結されていて、出力107,252,254のところで高圧流体を生じさせるポンプ16を駆動するエンジン12を備えたパワープラント11に用いられる低騒音型歯車セット300に関する。遊び歯車312と駆動歯車310は、対応関係にある歯車310,312の輪郭形状318,320の2つの箇所314,316に沿って噛み合っている。第1の箇所314は、対向した歯車の歯の先端部328と噛み合った1つの歯車の歯の根元部326であり、歯車の歯が第1の箇所314のところで離脱してから第2の箇所316のところで係合して密閉領域322が生じるとき、輪郭形状318,320に沿って最初の接触箇所314、次の第2の箇所316が作られ、それにより、流体324は、箇所314,316相互間で流体静力学的に逃げ出ることができる。

Description

本発明は、一般に、車両用パワートレーンシステムに関し、特に、任意のシステムに用いられ、歯車の摩耗を減少させる低騒音型歯車ポンプに関する。
〔関連出願の説明〕
本願は、2005年2月22日に出願された米国特許仮出願第60/655,221号の優先権主張出願である2006年2月22日に出願された米国特許出願第11/359,728号の一部継続出願である。米国特許出願第11/359,728号は、2004年4月9日に出願された米国特許仮出願第60/560,897号の優先主張出願である2005年4月8日に出願された米国特許出願第11/101,837号(現在、米国特許第7,179,070号)の一部継続出願である。
本願は、2006年3月13日に出願された米国特許仮出願第60/781,775号の権益主張出願である。
歯車ポンプ及び歯車モータは、利用可能なポンプのうちで耐久性が最も高いものの1つである。しかしながら、これらのポンプが発生する騒音は、多くの用途にとって問題である。この騒音源を制御することが望ましい。騒音レベル及び頻度は、歯車歯の形式、歯車歯の幾何学的形状、歯車歯の表面及び潤滑によって影響を受ける。騒音の大部分は、油が歯車歯の噛み合っているときに歯車歯相互間に取り込まれるようになることによって生じる。
多くの場合、用いられる歯車歯の形式を変更し又は歯の表面を滑らかにすることは、歯車の歯の幾何学的形状を変更すると、荷重を伝達する歯車の能力が損なわれる可能性がある場合には可能ではない。さらに、粘度の高い油及びグリースを用いると、騒音を低減させることができるが、これはあらゆる歯車ユニットについて好適であるわけではない。
したがって、歯車の摩耗を更に減少させる低騒音型歯車ポンプを提供することが望ましい。
静粛な密封方式に対応するため、現行の歯車の噛み合いの仕方を考え直さなければならなかった。歯形の側部を用いる歯車密封ではなく、シールは、1つの箇所として歯車の先端部と根元部を用いて得られ、次の歯車の歯が互いに係合するときに、油は、先に噛み合っていた歯車の歯相互間から流体静力学的に逃げることができる。
本発明は、任意の装置に用いられ、本明細書では、パワープラントに用いられる低騒音型歯車セットであって、パワープラントは、出力のところで高圧流体を生じさせるよう低圧流体源に連結されたポンプ駆動するエンジン12と、高圧流体に応答して、出力のところで回転運動を生じさせる少なくとも1つの可変容量形ポンプ/モータとを有し、可変容量形ポンプ/モータは、駆動歯車と、駆動歯車と噛み合った遊び歯車とを有し、遊び歯車は、当初、対応の歯車の歯形に沿う第1の箇所のところで駆動歯車と噛み合い、2つの箇所の少なくとも1つの箇所は、対向した歯車歯の先端部と噛み合った一方の歯車歯の根元部であり、根元部と先端部との間で低圧流体源からの流体のシールを得るための第1の接触箇所を生じさせ、歯が互いに係合すると歯形に沿って次の第2の箇所が存在し、高圧流体出力のところでの離脱時に、流体は、箇所相互間から流体静力学的に逃げ出ることができることを特徴とする低騒音型歯車セットを提供する。
好ましくは、歯車の摩耗を減少させた上で低騒音型歯車ポンプを提供する方法は、第1の歯車を用意するステップを有し、第1の歯車を第1の噛み合い箇所のところで第2の歯車に係合させるステップを有し、第1の噛み合い箇所は、一方の歯車歯の根元部及び対向した歯車歯の先端部であり、第1の歯車を第2の噛み合い箇所のところで第2の歯車に係合させるステップを有し、第2の噛み合い箇所は、対向した歯車の歯形の側部に沿う箇所と噛み合う一方の歯車の歯形の側部に沿う箇所であり、歯車が第2の噛み合い箇所ところで係合し、第1の噛み合い箇所から離脱しているときに、歯車歯を密封する領域を形成するステップを有し、歯車歯を第1の噛み合い箇所のところで離脱させると、流体が流体静力学的に逃げ出るための手段を提供するステップを有する。
本発明の上述の利点並びに他の利点は、添付の図面に照らして考慮したときに好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から当業者には容易に明らかになろう。
次の特許出願、即ち、米国特許仮出願第60/560,897号、米国特許出願第11/101,837号(現在、米国特許第7,179,070号)、米国特許仮出願第60/655,221号、米国特許出願第11/359,728号、米国特許仮出願第60/781,775号を参照により引用し、これらの記載内容を本明細書の一部とする。
低騒音型歯車セット300は、ポンプ/モータ16に用いられるものとして記載されており、モータ76a〜76dは、好ましくは、例えば2005年4月8日に出願された共通譲受人の同時係属米国特許出願第11/101,837号明細書に示された可変容量形ポンプ/モータであり、この特許文献を参照により引用し、図4及び図5に示された開示内容を本明細書の一部とする。変形例として、ポンプ/モータ16及びモータ76a〜76dは、羽根形又はピストン形可変容量形ポンプ/モータ又は定容量形ポンプ/モータである。加うるに、低騒音型歯車セット300を備えたポンプ/モータ16を例えば2005年2月22日に出願された共通譲受人の同時係属米国特許出願第11/759,728号明細書に示された油圧ハイブリッドパワートレーンシステム10と関連して使用でき、この特許文献を参照により引用し、その図1〜図3に記載された開示内容を本明細書の一部とする。
次に図6を参照すると、本発明の低騒音型歯車セット又は歯車列が、全体を符号300で示されている。低騒音型歯車セット300は、内接形又は外接形歯車ポンプ/モータが任意の粘度の流体に使用されることが望ましい種々の用途に利用でき、それにより、有利には、任意の装置に用いられる低騒音且つ摩耗減少型歯車セットが提供される。
低騒音型歯車セット300は、少なくとも2つ又は3つ以上の歯車、好ましくは駆動歯車310及び遊び歯車312から成っている。遊び歯車312は、駆動歯車310と、対応の歯形318,320に沿う2つの箇所314,316のところで噛み合う一方で、遊び歯車312が駆動される。駆動歯車310を回転させると、歯車310,312は、第1の噛み合い箇所314のところで互いに係合する。この第1の噛み合い箇所314は、好ましくは、一方の歯車歯の根元部326、この場合、駆動歯車310の歯車歯の根元部326が、対向した歯車歯の先端部328、この場合、遊び歯車312の歯車歯の先端部328に係合すると形成される。
駆動歯車310は、引き続き回転すると、第2の噛み合い箇所316が、好ましくは、駆動歯車310の一方の歯車の歯形318及び遊び歯車312の対向した歯車の歯形320の側部に沿って形成される。第1の噛み合い箇所314が歯車の回転中に離脱し、次いで第2の噛み合い箇所316が係合するときに、ポンプ16の一方の側に加わる加圧流体又はガスにより生じる機械的圧力によってシール322が作られる。少量の流体324、例えば油が、箇所314,320により形成されたシール322中に駆動歯車310と遊び歯車312との間に取り込まれる。シール322の結果として、取り込まれた流体324の圧力は、歯車310,312の中心に対して垂直に作用し、歯車310,312がこれらの間の流体324を圧縮しようとするのではなく、流体324を歯車310,312相互間から追い出す。
例えばポンプ/モータ16を含む油圧ハイブリッドパワートレーンシステム10を有するパワープラントに利用された場合、歯車300の摩耗を減少させた上でポンプに用いられる低騒音型歯車セット300を提供する好ましい方法は、
第1の歯車310を用意するステップを有し、
第1の歯車310を第1の噛み合い箇所314のところで第2の歯車312に係合させるステップを有し、第1の噛み合い箇所314は、一方の歯車歯の根元部326及び対向した歯車歯の先端部328であり、
第1の歯車310を第2の噛み合い箇所316のところで第2の歯車312に係合させるステップを有し、第2の噛み合い箇所316は、対向した歯車の歯形320の側部に沿う箇所と噛み合う一方の歯車の歯形318の側部に沿う箇所であり、
歯車310,312が第2の噛み合い箇所316ところで係合し、第1の噛み合い箇所314から離脱しているときに、歯車歯を密封する領域322を形成するステップを有し、
歯車歯を第1の噛み合い箇所314のところで離脱させると、流体324が流体静力学的に逃げ出るための手段を提供するステップを有する。
駆動歯車310が遊び歯車312を回転させると、歯車歯の相互噛み合いにより、結果的に第1の噛み合い箇所314及び第2の噛み合い箇所316が連続的に作られる。このように、第2の噛み合い箇所316が離脱している間、次の歯車歯の次の第1の噛み合い箇所が、対応の歯の根元部及び先端部のところに作られる。歯車の回転により、歯車歯の輪郭(歯形)に沿って噛み合い箇所システムが生じる。第2の噛み合い箇所316の係合開始時点における第1の噛み合い箇所314の離脱開始により、密封領域322が形成される。第1の噛み合い箇所314がいったん離脱すると、流体324は、密封領域322から流体静力学的に逃げ出る。
次に図1aを参照すると、油圧ハイブリッドパワートレーンシステムが、全体を符号10で示されている。パワートレーンシステム10は、当業者には理解されるように、種々の用途、例えば、自動車、船舶、潜水艦、ヘリコプター等(これらには限定されない)に利用できるが、分かりやすくするために、本発明の以下の説明においては自動車に装備されるものとしてパワートレーンシステムを説明する。パワートレーンシステム10は、パワープラントセクション11、モードセレクタモジュール43、コントロールセクション59及びパワーデリバリセクション76を有している。
パワートレーンシステム10のパワープラントセクション11は、燃料源14と連絡状態にあるエンジン12を有している。エンジン12は、従来型の内燃エンジン、タービンエンジン、バッテリーにより動力供給される電気モータ、燃料電池等であって良い。エンジン12は、好ましくは可変容量形油圧ポンプ/モータ16にトルクを選択的に与え、かかる油圧ポンプ/モータ16は、その入口側に作動油の低圧力源18を備えると共にその出口側に高圧導管20を備えている。作動油は、液体、例えば水、作動油、伝動用流体等又は本発明の範囲内に属する任意の圧縮可能なガスであって良いが、これらには限定されない。ポンプ/モータ16をそういうものとして説明するが、その理由は、システム10のモードに応じて、この装置は、以下に詳細に説明するように、ポンプとして又はモータとして交互に機能するからである。
システム10のパワープラントセクション11は、複数の補助駆動装置を有し、かかる補助駆動装置としては、モータ発電機22、空調用圧縮機24及びヒートポンプが挙げられるが、これらには限定されない。モータ発電機22は、パワー維持モジュール28に接続され、このパワー維持モジュールは、バッテリーパック30に接続されている。ヒートポンプ26は、ヒーターコア32と連絡関係にあり、ヒートポンプ26とヒーターコア32の両方は、エンジン12のための冷却水源34と流体連通状態にある。空調用圧縮機24は、熱交換器36と連通状態にある。補助駆動装置22,24,26は、好ましくは、それぞれの電気又は油圧モータによって作動する。変形例として、補助駆動装置22,24,26は、エンジン12に選択的に機械的クラッチ結合される。アキュムレータ38が、ポンプ/モータ16の出口のところに設けられた高圧導管20と流体連通状態にある。アキュムレータ38は、高圧作動油のリザーバとしての役目を果たし、例えば、当業者には理解されるように、高圧ガス等(図示せず)がチャージされることによりシステム10中に高圧を維持する。
スロットルコントロールモジュール40が、ライン24a上の信号を介して空調用圧縮機24からの入力信号を受け取り、ライン28a上の信号を介してパワー維持モジュール28からの入力信号を受け取り、ライン38a上の信号を介してアキュムレータ38からの入力信号を受け取る。ライン24a,28a,38a上の入力信号に基づいて、スロットルコントロールモジュール40は、以下に詳細に説明するように、出力信号をライン42上に出力してエンジン12及びポンプ/モータ16のうちのいずれか一方又はこれら両方を制御する。ライン24a,28a,38a,42上の信号は、種々のコンポーネントとスロットルコントロールモジュール40との間の電子信号又は機械的フィードバックであるのが良い。スロットルコントロールモジュール40は、1つ又は2つ以上の入力に基づいてエンジン12及びポンプ/モータ16の作動を制御することができる任意適当な機械的又は電気的装置であって良い。
モードセレクタモジュール43は、高圧入口導管46によって高圧導管20と流体連通状態にあるモード選択弁44を有している。モード選択弁44は、好ましくは、弁44を“D”位置、即ちドライブ位置(図1aに最も良く示されている)、“N”位置、即ちニュートラル位置(図1bに最も良く示されている)、“R”位置、即ち後進又はバック位置(図1cに最も良く示されている)及び“P”位置、即ち駐車位置(図1dに最も良く示されている)のうちの1つに選択的に動かすトランスミッション状シフトレバー(図示せず)等に連結されている。モード選択弁44には、高圧入口導管46に隣接して、低圧入口導管48が連結されている。また、モード選択弁44には、モード選択弁44の反対側で高圧出口導管50及び低圧出口導管52が連結されている。モード選択弁44の各位置P,R,N,Dは、以下に詳細に説明するように、位置の内側部分を導管46,48,50,52に選択的に位置合わせし、システム10中の作動油の流れ方向を制御する。上述したように「入口」及び「出口」として記載しているが、作動中、導管46,48,50,52の各々は、以下に詳細に説明するように、システム10の作動条件に応じて、入口又は出口として機能することができる。
導管50,52は、ブレーキオーバーライド装置54に連結されている。また、ブレーキオーバーライド装置54にも、ブレーキオーバーライド装置54の反対側で、高圧出口導管56及び低圧出口導管58が連結されている。ブレーキオーバーライド装置54は、以下に詳細に説明するように、第1又は通常位置54a及び第2又はオーバーライド位置54bを有している。
コントロールセクション59は、高圧入口導管62によって高圧導管20と流体連通状態にある変位制御弁60を有している。変位制御弁60には、高圧入口導管62に隣接して、低圧入口導管64が連結されている。また、変位制御弁60にも、変位制御弁60の反対側で、高圧出口導管66及び低圧出口導管68が連結されている。変位制御弁60は、浮動位置制御弁であり、この変位制御弁には、流れを変位制御弁60から複数のシリンダ74a,74b,74c,74dに差し向けるアクセル及びブレーキ72が連結されている。アクセル70及びブレーキ72は、好ましくは、それぞれのアクセルペダル及びブレーキペダル(図示せず)に機械的に連結されている。ブレーキ72は、コネクタ73を介してブレーキオーバーライド装置54に連結されている。変位制御弁60は、第1又は加速位置60a、第2又は保持位置60b及び第3又は減速位置60cを有している。変位制御弁60の各位置60a,60b,60cは、図2に最も良く示されているように、各位置60a,60b,60cの内側部分を導管62,64,66,68に選択的に位置合わせし、シリンダ74a,74b,74c,74dへの作動油の流れ方向を制御する。
シリンダ74a,74b,74c,74dの各々は、コネクタ75a,75b,75c,75dを介して車両の車輪を各々に取り付けられたそれぞれの駆動又はトラクションモータ76a,76b,76c,76d(パワーデリバリセクション76内)に機械的に連結されている。モータ76a,76dは、好ましくは、可変容量形モータである。コネクタ75a〜76dの位置は、当業者には理解されるように、例えば斜板等への連結によりモータ76a〜76dの押し退け量を定める。高圧出口導管66は、シリンダ74a〜74dの各々の中のピストン(図示せず)の一方の側と流体連通状態にあり、低圧出口導管68は、シリンダ74a〜74d内のピストンの反対側と流体連通状態にある。システム10が複数のトラクションモータ76a,76b,76c,76dを備えた状態で示されているが、当業者であれば、1つという少ない数のモータを利用しても良く、これは、本発明の範囲に含まれる。例えば、自動車に利用された単一モータ方式では、単一モータの出力は、ディファレンシャルギヤに連結され、このディファレンシャルギヤは、一対の駆動輪に機械的に連結されている。トラクションモータ76a,76b,76c,76dの各々は、上側ポート77a,77b,77c,77d及び下側ポート78a,78b,78c,78dを有している。上側ポート77a〜77d及び下側ポート78a〜78dを通る作動油の流れ方向は、モータ76a〜76dの方向を定める。フィードバックコネクタ80が、変位制御弁60とシリンダ74a〜74dのピストンとの間に延びている。
逆止弁ブリッジ回路82が、複数の逆止弁84,86,88,90を有し、この逆止弁ブリッジ回路は、図3に最も良く示されているように、全波ブリッジ整流器と同様な仕方で配置されている。導管92が、逆止弁84の入口及び逆止弁86の出口と流体連通状態にある。また、導管92は、高圧出口導管56と流体連通状態にある。導管94が、逆止弁86の入口及び逆止弁88の入口と流体連通状態にある。また、導管94は、作動油の低圧源18と流体連通状態にある。導管96は、逆止弁88の出口及び逆止弁90の入口と流体連通状態にある。また、導管96は、低圧出口導管56と流体連通状態にある。導管98が、逆止弁84の出口及び逆止弁90の出口と流体連通状態にある。また、導管98は、高圧導管20と流体連通状態にある。
次に図4を参照すると、本発明の内接形歯車装置が、全体を符号100で示されている。この装置100は、当業者には理解されるようにモータとしてもポンプとしても動作するよう構成できるが、本発明の以下の説明においてはモータとする。内接形歯車モータ100は、ベース部分104及びエンドキャップ106を備えた中空ハウジング102を有する。ベース部分104には、第1のマンドレル110及び第1のピストン部材112を受け入れるよう寸法決めされた凹部又はキャビティ108が設けられている。エンドキャップ106は、各々が好ましくはエンドキャップ106の互いに反対側でその内面と外面との間に延びる少なくとも2つのポート107(1つしか図示されていない)を有する。ポート107のうちの一方は、流体システムの高圧側セグメント、例えば図1a〜図1eの高圧導管200に連結され、ポート107のうちのもう一方は、戻りライン又は流体源、例えば図1a〜図1eの流体源18に連結されている。
第1のマンドレル110は、そのベース部分111を貫通して設けられた孔114を有し、この第1のマンドレルは、ベース部分111の上面113から上方に延びる第1の外側フランジ116及び複数の互いに間隔を置いた第2の外側フランジ118を有している。内側フランジ120が、第1のマンドレル110のベース部分111から上方に延びており、この内側フランジは、孔114に隣接して配置されている。第1の外側フランジ116は、孔114に隣接して配置されている。第2の外側フランジ118は、孔114と内側フランジ120の両方から間隔を置いて位置している。第1のシールブッシュ122が、孔114に回転可能に嵌まり込むよう寸法決めされており、この第1のシールブッシュは、好ましくは、高さが第1のマンドレル110のベース部分111に実質的に等しく、したがって、ブッシュ122を孔114内に配置すると、ブッシュ122の上面がベース部分111の上面113と実質的に面一をなすようになっている。
断面が実質的に円形である外接歯車124が、ベース部分111の上面113の上に配置されるようになっており、歯車124の湾曲した外面は、外側フランジ116,118のそれぞれ湾曲した内面に隣接して位置する。外接歯車124の内面には、複数の歯126が形成されている。歯車124は、上面113上に配置されると、外側フランジ118と内側フランジ120との間に軸方向に固定される。
断面が実質的に円形である内接歯車128が、その外面に形成された複数の歯130を有し、この内接歯車を貫通して、孔132が形成されている。歯130は、外接歯車124の内面に形成された歯126と噛み合うことができる。歯車128の下面が、ブッシュ122内に延びてこれと一緒に回転し、歯130は、モータ100を組み立てて作動させると、ブッシュ122の対応の歯と協働するようになっており、これについては以下において詳細に説明する。内接歯車128の歯130のそれぞれの外面は、内側フランジ120の内面に隣接して位置している。孔132は、モータ100を組み立てると、駆動シャフト又は出力シャフト134の自由端部を受け入れるようになっている。内接歯車128は、シャフト134に沿って軸方向に動くことができる。駆動シャフト134は、軸受135、例えば玉軸受、ころ軸受等によってエンドキャップ106内に回転可能に支持されている。駆動シャフト134の自由端部は、エンドキャップ106の上面を越えて所定の距離にわたって延びており、この駆動シャフトは、モータ100の出力シャフトとして働く。
第2のピストン部材136が、その内側部分に設けられた孔138を有しており、この第2のピストン部材は、第1のマンドレル110の外側フランジ116,118のそれぞれの上面に取り付けられるようになっている。したがって、第2のピストン136及び第1のピストン112は、それぞれ、下側マンドレル110の上面及び下面に取り付けられている。
第2のマンドレル140が、第2のピストン部材136の孔138内に配置されるようになっており、この第2のマンドレルの内側部分には、駆動シャフト134を受け入れる孔142が形成されている。第2のマンドレル140は、モータ100を組み立てると、第1のマンドレル110の両方に延びる内側フランジ120と協働する下方に延びるフランジ144を有している。上側マンドレル140を貫通して、一対のボア146が形成されており、これらボアは、モータ100の作動中、歯車122,124と流体連通可能である。
第2のシールブッシュ148が、その外面に形成された複数の歯150を有し、この第2のシールブッシュを貫通して、孔152が形成されている。第2のシールブッシュ148は、孔152内に上側マンドレル140を受け入れられるようになっていると共に外接歯車124内に受け入れられてこれと一緒に回転するようになっており、歯126は、モータ100を組み立てて作動させると、ブッシュ148の歯150と協働するようになっており、これについては以下において詳細に説明する。
モータ100を組み立てる場合、第1のマンドレル110及び第1のピストン112をハウジング102のベース部分104内に配置し、第1のシールブッシュ122をマンドレル110内に配置し、外接歯車124をマンドレル110上に配置する。内接歯車132及び第2のマンドレル138を駆動シャフト134に取り付けて、歯車132,124のそれぞれの歯126,130が互いに回転可能に噛み合うと共に内接歯車132が第1のシールブッシュ122と係合するよう組み立てる。第2のピストン136をマンドレル110の上面に取り付け、第2のシールブッシュ148を第2のマンドレル138上に配置して外接歯車124に係合させる。下方に延びるフランジ144は、上方に延びる内側フランジ120と協働して外接歯車の内部をモータ100の入口チャンバと吐出チャンバに分割し、上側エンドキャップ106をベース部分104に取り付けてハウジング102を密閉する。フランジ120,144は、歯126と歯130との間で半径方向に延びてフランジの一方の側に入口チャンバを形成し、フランジの他方の側に吐出チャンバを形成する。
作動にあたり、シャフト134を負荷(図示せず)、例えば車両の車輪等に連結する。加圧流体を流体システム、例えば図1a〜図1eの高圧導管20からポート107のうちの一方を通って導入し、ボア146を通って歯車124,128の入口チャンバ側に引き回し、この加圧流体は、互いに噛み合っている歯126,130に作用して歯車及びシャフトを回転させ、歯相互間を通って吐出チャンバに流れ、そしてボア146のうちの他方を通ってポート107のうちの他方に吐き出される。第1のシールブッシュ122は、内接歯車128と第1のマンドレル110との間の回転シールとなり、第2のシールブッシュ148は、外接歯車124と第2のマンドレル140との間の回転シールとなり、それにより、入口チャンバ及び吐出チャンバの一体性が保証される。本発明のモータ100は、流体シールを維持すると共にモータ100の効率的な作動を可能にする上で、シールブッシュ122,148しか必要としない。
歯車124,128の歯126,130相互間の通常の又は既定の空間関係は、歯126,130が歯の軸方向領域の実質的に全てにわたって互いに係合するようなものである。かかる関係では、モータ100は、その最大容積流量又は最大出力を生じさせる。本発明のモータ100は、有利には、内接歯車128がシャフト134に沿って軸方向に動くことができるので、その最大押し退け量から変化することができる。内接歯車128が第1のマンドレル110に向かって動くと、歯126,130の相互軸方向噛み合い領域が減少し、それにより、モータ100の容積流量又は押し退け量が減少する。
ユニット100がモータとして構成されている場合、外部圧力源、例えば外部油圧ポンプからの作動油、空気圧縮機からの圧縮空気等は、歯車124,128をスピンさせてシャフト134に出力トルクを生じさせる容積流量をポート107にもたらす。圧力を変化させると、内接歯車128は、モータ100の出力馬力を変化させるためにシャフト134の軸線に沿って動く。モータ100は、有利には、大幅に変化する出力負荷の下で出力rpmを制御するために利用でき、かかる出力負荷としては、自動車、タレット、大型機械、アースムーバ、大型さく井機、船舶、農機具等が挙げられるが、これらには限定されない。
ユニット100がポンプとして構成され、原動機、例えば図1a〜図1eのエンジン12がシャフト134を低い速度で又は低いトルクで回転させる場合、ポンプ100は、ポンプハウジング102内の内部圧力に基づいてその出力を変化させることにより入力速度又は入力トルクの減少に応動する。この状態では、出力ポート107は、吐出チャンバ内に高い背圧を生じさせ、内接歯車128は、シャフト134の軸線に沿って、歯車128が作動を続行するために平衡状態にあり又はその近傍にある軸線に沿う箇所まで動く。したがって、ポンプ100は、内接歯車128が上側マンドレル140に実質的に隣接して位置する最大出力又は押し退け量から内接歯車128が下側マンドレル110に実質的に隣接して位置する最小押し退け量まで変化することができる。
次に図5を参照すると、本発明の外接形歯車装置が、全体を符号200で示されている。この装置200は、当業者には理解されるようにポンプとしてもモータとしても動作するよう構成できるが、本発明の以下の説明においてはポンプとする。外接形歯車ポンプ200は、本体部分208により互いに連結された第1のエンドキャップ204と第2のエンドキャップ206を備えた中空ハウジング202を有する。好ましくは、第1のエンドキャップ204及び第2のエンドキャップ206は、複数の締結具210、例えば高力ボルト等によって本体部分208に取り付けられる。本体部分208には、凹部212が設けられている。
外面に複数の歯216が形成された第1の歯車214及び外面に複数の歯220が形成された第2の歯車218が、ハウジング202の凹部212内に納められるようになっている。歯車214,218のそれぞれの歯216,220は、ポンプ200の作動中、凹部又はポンプキャビティ212内で回転可能に互いに噛み合うことができる。第1の歯車214からは、シャフト222が延びており、第2の歯車216からは段付きシャフト224が延びている。第1の歯車214は、シャフト222に固定され、第2の歯車218は、シャフト224に沿って軸方向に動くことができる。シャフト222,224は、軸方向に互いに逆方向に延び、シャフト224は、長さがシャフト222よりも長い。内歯を備えた第1のシールスリーブ226が、第1の歯車214を受け入れ、内歯を備えた第2のシールスリーブ228が、第2の歯車218の端部を受け入れる。
板状継手230から、フランジ232が延びており、この板状継手は、その平坦な上面に設けられた第1のスラストプレート234に取り付けられている。好ましくは、スラストプレート234は、複数の締結具236、例えば高力ボルト等によって継手230に取り付けられている。シャフト222の自由端部が、継手230及びスラストプレート234に設けられた開口部を貫通している。シャフト222の自由端部は、一対のナット238によって継手230及びスラストプレート234内に回転可能に固定されると共に軸受け240、例えば玉軸受、ころ軸受等によって回転可能に支持されている。第2のシールスリーブ228は、フランジ232に隣接して継手230に設けられた凹部内に受け入れ可能である。シャフト222が継手230及びスラストプレート234内に配置されると、歯車214は、ハウジング202に対して軸方向に固定される。
第2のスラストプレート242が、複数の締結具244、例えば高力ボルト等によって第1のエンドキャップ204の上面205に取り付けられている。プレート242は、シャフト224の自由端部を受け入れる孔及び第1のシールスリーブ226を受け入れてこれを第1のエンドキャップ204の上面に隣接して位置決めする大きな孔を有している。シャフト224の自由端部は、プレート242の孔を貫通し、一対のナット246に段部のところで螺合すると共に軸受248、例えば玉軸受、ころ軸受等によって回転可能に支持されている。軸受248は、好ましくは、第1のエンドキャップ204の上面205に形成されたキャビティ250内に配置され、ナット246は、シャフト224をエンドキャップの上面205と反対側の下面に取り付けている。シャフト224の自由端部は、エンドキャップ204の下面を越えて所定の距離にわたり延び、ポンプ200の駆動シャフト又は出力シャフトとしての役目を果たしている。
本体部分208は、各々がこの本体部分の内面と外面との間に延びる第1のポート252及び第2のポート254を有している。ポート252,254のうちの一方は、流体システムの低圧側セグメント、例えば図1a〜図1eの作動油源18等に連結され、ポート252,254のうちのもう一方は、流体システムの高圧又は加圧側セグメント、例えば図1a〜図1eの高圧導管20に連結されている。
作動にあたり、シャフト224を原動機、例えば図1a〜図1eのエンジン12等に連結する。原動機がシャフト224を回転させると、歯車218が回転し、それにより歯車214が回転する。流体が流体システムからポート252又は254のうちの一方を通って導入され、当該技術分野においては周知のように互いに噛み合っている歯216,220相互間に取り込まれ、そしてポート252又は254のうちの他方を通って吐き出される。流体がポンプ200の作動中、正確に引き回されるようにするために、適当な通路がハウジング202に形成されている。第1のシールスリーブ226は、第1の歯車214と上面205との間の回転シールとなり、第2のシールスリーブ228は、第2の歯車218と継手230との間の回転シールとなり、それにより、ポンプキャビティ212の一体性が保証される。本発明のポンプ200は、シールを維持すると共にポンプ200の効率的な作動を可能にするのにシールスリーブ226,228しか必要としない。
歯車214,218の歯216,220相互間の通常の又は既定の空間関係は、歯216,220が歯の軸方向領域の実質的に全てにわたって互いに係合するようなものである。かかる関係では、ポンプ200は、その最大容積流量又は最大出力を生じさせる。本発明のポンプ200は、有利には、第2の歯車218がシャフト224に沿って軸方向に動くことができるので、その最大押し退け量から変化することができる。第2の歯車218がスラストプレート242に向かって動くと、歯216,220の相互軸方向噛み合い領域が減少し、それにより、ポンプ200の容積流量又は押し退け量が減少する。代表的には、これは、原動機がシャフト224を低速又は低トルクで回転させたときに生じ、ポンプ200は、ポンプハウジング202内の内部圧力に基づいてその出力を変化させることにより入力速度又は入力トルクの減少に応動する。この状態では、出力ポート252又は出力ポート254は、凹部212内に高い背圧を生じさせ、第2の歯車218は、シャフト224の軸線に沿って、歯車218が作動を続行するために平衡状態にあり又はその近傍にある軸線に沿う箇所まで動く。したがって、ポンプ200は、歯車218が継手230に実質的に隣接して位置する最大出力又は最大押し退け量から第2の歯車218が下側スラストプレート242に実質的に隣接して位置する最小押し退け量まで変化することができる。
装置200がモータとして構成されている場合、外部圧力源、例えば外部油圧ポンプからの作動油、空気圧縮機からの圧縮空気等は、歯車214,218をスピンさせてシャフト224に出力トルクを生じさせる容積流量をポート252,254にもたらす。圧力を変化させると、第2の歯車218は、モータ200の出力馬力を変化させるためにシャフト224の軸線に沿って動く。モータ200は、有利には、大幅に変化する出力負荷の下で出力rpmを制御するために利用でき、かかる出力負荷としては、自動車、タレット、大型機械、アースムーバ、大型さく井機、船舶、農機具等が挙げられるが、これらには限定されない。
システム10の作動にあたり、エンジン12を始動させ、エンジンは、トルクをポンプ/モータ16に供給し、このポンプ/モータは、加圧作動油を高圧導管20に供給する。アキュムレータ38は、導管20内の油圧が比較的安定したままであり、当業者には周知の仕方でエネルギーの貯蔵を行うようにする。導管20内の圧力は、導管46,62,98に伝えられる。
図1aを参照すると、モード選択弁44がD位置、即ちドライブ位置にあり、ブレーキオーバーライド装置54が54aの位置にあるとき、作動油は、導管46を通り、モード選択弁44を通り、そしてD位置において矢印によって示された方向で導管50から出て、ブレーキオーバーライド装置54を通り、そして54a位置において矢印によって示された方向で導管56を出て、モータ76a〜76dのそれぞれの上側ポート77a〜77dに至り、モータ76a〜76dを通り、そしてそれぞれの下側ポート78a〜78dまで流れて圧力が降下し、当業者には周知の仕方で、出力トルクを前進方向でモータ56a〜56dの各々に与える。下側ポート78a〜78d内の低圧作動油は、導管58を通り、ブレーキオーバーライド装置を通り、そして54a位置において矢印によって示された方向で導管52を出て、モード選択弁44を通り、D位置において矢印によって示された方向で導管48を出て、作動油源18に至る。
図1bを参照すると、モード選択弁44がN位置、即ちニュートラル位置にあり、ブレーキオーバーライド装置54が54a位置にあるとき、作動油は、導管46を通って流れるが、モード選択弁44を通って流れるのはN位置において導管46に隣接して位置するキャップによって阻止される。出口導管50,52は、導管48内の低圧作動油と流体連通状態にあり、したがって、ブレーキオーバーライド装置54を通り又はモータ76a〜76dに至る流体の流れは生じない。というのは、導管50,56内の圧力が導管52,58内の圧力とバランスを取るからである。N位置にあるとき、リザーバ18からの油は、モータ76a〜76dのうちの任意のものが油の流れを必要とする場合には、モータ76a〜76dに流れて利用できる。
図1cを参照すると、モード選択弁44がR位置、即ち後進位置にあり、ブレーキオーバーライド装置54が54a位置にあるとき、作動油は、導管46を通り、モード選択弁44を通り、R位置において矢印によって示された方向で導管52から出て、ブレーキオーバーライド装置54を通り、54a位置において矢印によって示された方向で導管58を出て、モータ76a〜76dのそれぞれの下側ポート78a〜78dまで流れて圧力が降下し、当業者には周知の仕方で、出力トルクを後進方向でモータ56a〜56dの各々に与える。上側ポート77a〜77d内の低圧作動油は、導管56を通り、ブレーキオーバーライド装置を通り、そして54a位置において矢印によって示された方向で導管50を出て、モード選択弁44を通り、D位置において矢印によって示された方向で導管48を出て、作動油源18に至る。
図1dを参照すると、モード選択弁44がP位置、即ち駐車位置にあり、ブレーキオーバーライド装置54が54a位置にあるとき、作動油は、導管46,48,50,52のどれも通って流れることはない。というのは、P位置においては導管46,48,50,52の各々に隣接して位置するキャップが、モータ76a〜76dへの流通を阻止するからである。要点をかいつまんで上述したように、第1の位置54aでは、ブレーキオーバーライド装置54により、作動油は、導管50,56相互間及び導管52,58相互間で(モード選択弁44の位置に応じて)流れることができる。しかしながら、第2の位置54bでは、図1eで最も良く分かるように、作動油は、導管50,52,56,58のどれも通って流れることはない。というのは、第2の位置54bにおいて導管50,52,56,58の各々に隣接して位置するキャップは、ブレーキオーバーライド装置54を通る流れを阻止するからである。ブレーキオーバーライド装置54は、ブレーキ72の作動及びコネクタ73に沿う信号の伝達によってその通常の第1の位置54aから第2の位置54bに動かされ、押し退け量制御弁44からモータ76a〜76dへの作動油の流れを阻止する。
作動にあたり、モード選択弁44がD位置、即ちドライブ位置にあり、オーバーライド装置54が第2の位置54bに動かされたときにブレーキ72が効かされた場合、モータ76a〜76dのための唯一の作動油源が、逆止弁ブリッジ回路82を通り、したがって、全ての流体の流れは、逆止弁ブリッジ回路82を通って送られる。制動の際、モータ76a〜76dは、ポンプとして機能し始め、有利には、制動中、車両の車輪の回転からエネルギーを再捕捉する。D位置における制動時に、作動油は、作動油源18から導管94を通り、逆止弁86を通り、導管92を通って流れて上側ポート77a〜77dに流れてモータ76a〜76dに至り、ここで作動油圧力を増大させる。次に、高圧作動油は、モータ76a〜76dから下側ポート78a〜78dを通り、導管96を通って流れ、導管96内の圧力が導管98よりも高い場合、逆止弁90を通って導管98内に流れ、ここで、高圧作動油は、導管20に流れてアキュムレータ38に再び流入する。
制動時に、モード選択弁44がR位置にあるとき、作動油は、作動油源18から導管94を通り、逆止弁88を通り、導管96を通って流れて下側ポート78a〜78dに流れてモータ76a〜76dに至り、ここで作動油圧力を増大させる。次に、高圧作動油は、モータ76a〜76dから上側ポート77a〜77dを通り、導管92を通って流れ、導管92内の圧力が導管98よりも高い場合、逆止弁84を通って導管98内に流れ、ここで、高圧作動油は、導管20に流れてアキュムレータ38に再び流入する。
逆止弁ブリッジ回路82は、車両がいったん完全に停止すると、逆方向におけるモータ76a〜76dへの作動油の流れを阻止するよう機能する。制動時、モード切り替え弁44がD位置にあるとき、ブレーキオーバーライド装置54は、位置54bに動き、モード選択弁44からモータ76a〜76dへの流れを阻止する。高圧導管20からの流れは、導管98を経てモータ76a〜76dに至ろうとするが、逆止弁84,90によってモータに流れるのが阻止される。逆止弁ブリッジ回路82は、導管92から逆止弁84を通り又は導管96から逆止弁90を通る導管98への流れのみを可能にし、これは、導管56,92又は導管58,96内の圧力が導管98内の圧力よりも高い場合にのみ生じる。導管92内の圧力が導管98及び導管94内の圧力よりも低い場合、逆止弁86は開くが、導管94が低圧状態にあるので、リザーバ18から導管92への流れは起こり得ない。これと同様に、導管96内の圧力が導管98及び導管94内の圧力よりも低い場合、逆止弁88は開くが、導管94が低圧状態にあるので、リザーバ18から導管96への流れは起こり得ず、有利には、車両が完全に停止した後、高圧作動油によりモータ76a〜76dが逆方向に稼働するのが阻止される。作動にあたり、システム10を通る作動油の流れは、押し退け量制御弁60に連結されたアクセル70及びブレーキ72を介してオペレータにより制御される。コネクタ80と連結部75a〜75dは、適当なリンク装置等によって互いに連結され、それにより、モータ76a〜76dは、コネクタ80が連結部75a〜75dを介して制御モータ76a〜76dに及ぼすのと同様な仕方で、連結部75a〜75dを介してフィードバックを押し退け量制御弁60に与えることができる。
例えば、車両のユーザ(図示せず)がアクセル70を踏み込んだ場合、これにより、フィードバックコネクタ80は、加速方向に動くと共に押し退け量制御弁60が位置60aに向かって動く。導管62からの高圧流体は、押し退け量制御弁60のポートを通って流れ、導管66内の圧力を増大させ、シリンダ74a〜74dまで流れる。導管66内の圧力が導管68内の圧力よりも高いので、コネクタ75a〜75dは、加速方向に動かされて押し退け量を増大させ、したがって、モータ76a〜76dの出力トルクを増大させる。
モータ76a〜76dの所望の出力トルクにいったん達すると、モータ76a〜76dは、流れを絞ってコネクタ75a〜75dを減速方向に動かし、導管66内の圧力を減少させ、導管68内の圧力を増大させる。この運動は、フィードバックコネクタ80によって伝えられて押し退け量制御弁60に戻され、それにより、押し退け量制御弁を位置60bに向かって動かす。位置60bでは、押し退け量制御弁60を通る流れは生じず、かくして、コネクタ75a〜75dは、静止状態のままであり、モータ76a〜76dの押し退け量、したがって出力トルクは、一定のままである。
ユーザがアクセル70から自分の足を離した場合、これにより、フィードバックコネクタ80は、減速方向に動き、それにより押し退け量制御弁は、位置60cに向かって動く。導管62からの高圧流体は、押し退け量制御弁60のポートを通って流れ、導管68内の圧力を増大させ、シリンダ74a〜74dまで流れる。導管68内の圧力が導管66内の圧力よりも高いので、コネクタ75a〜75dは、減速方向に動かされて押し退け量を減少させ、したがって、モータ76a〜76dの出力トルクを減少させる。
有利には、アクセル70とエンジン12との間には直接的な連結関係は存在しない。これとは異なり、エンジン12は、エンジン速度(ライン42上の信号に基づく)と、トルク(押し退け量制御弁60の位置に基づき、これは、アクセル70の位置により影響を受ける)と、系統圧力(ライン38a上の信号に基づく)との組み合わせに基づいて作動されると共に制御される。入力のこの組み合わせにより、システム10のスロットルコントロールモジュール40は、エンジン12を既知のエンジン効率パラメータに基づいてそのピーク効率で稼働させ、したがって、エンジン12及びシステム10の比例制御を行うことができる。システム10の完全チャージが行われた時点で、エンジン12を有利にはオフにするのが良く、それにより瞬間燃料消費量がゼロまで減少する。系統圧力が低下すると、エンジン12を再始動させて再び圧力を導管20に及ぼす。
空調圧縮機24、パワー維持モジュール28及びアキュムレータ38の条件又は作動状態(ライン24a,28a,38a上のこれらのそれぞれの信号によって決定される)に基づき、スロットルコントロールモジュール40は、ライン42上に信号を送ってエンジン12を始動させ又は停止させると共に(或いは)ポンプ/モータ16の押し退け量を変化させる。
導管20内の系統圧力が増大すると、アキュムレータ38は、一杯になり、ポンプ/モータ16からの流量が減少する。ポンプ/モータ16の流量は、系統圧力がモータ76a〜76dへの出力に起因して低下するまで減少し続ける。いかなる時点においてもポンプ/モータ16からの流量がゼロの流量に達した場合、再び流れが必要になるまでエンジン12をオフにするのが良い。ポンプ/モータ16からの流量は又、エンジン12が低動するのを阻止するために補助機器が動力を必要とする場合(補助機器がエンジン12にクラッチを介して結合されていると仮定する)にも、減少する場合がある。パワートレーンシステム10は、動力消費量を平均化することによりその効率を得る。間欠的バーストに必要なエネルギーは、アキュムレータ38内の貯蔵エネルギーによって賄われる。ポンプ/モータ16は、車両を推進するのに必要な平均流量よりも高い流量をもたらす。この場合、ポンプ16によって得られた余分の流量は、アキュムレータ38内に蓄えられる。
本発明の油圧ハイブリッドパワートレーンシステム10は、有利には、モータ76a〜76dの押し退け量がいったん増加すると、これらモータからの出力トルク応答が非常に迅速であるということにより、システム10のための複雑ではなく簡単な制御方法論及び非常に応答性の高い制御手段を提供する。
当業者であれば理解されるように、本発明のシステム10を利用すると、油圧動力を不特定多数のシステムに供給することができ、かかるシステムとしては、とりわけ、浮遊又は潜水可能な船舶、例えば、船、ボート又は潜水艦用の推進システム、ヘリコプター用の推進システムが挙げられるが、これらには限定されない。以上要するに、ポンプ/モータ16の出力をパワートレーンシステム10に利用すると、本発明の範囲内に含まれる多くの目的のために不特定多数の油圧モータ、例えばモータ76a〜76dを稼働させることができる。
コネクタ73,75a〜75d,80及びライン24a,28a,38a,42上の信号は、任意形式の機械的コネクタ、例えば油圧ライン、ケーブル、金属棒等又はソレノイド弁等と連絡状態にある電気信号であって良く、これらが本発明の範囲に含まれる。
本発明の油圧ハイブリッドパワートレーンシステムの略図であり、モード選択弁が、「ドライブ」位置にある状態を示す図である。 図1aの油圧ハイブリッドパワートレーンシステムの図であり、モード選択弁が、「ニュートラル」位置を示す図である。 図1aの油圧ハイブリッドパワートレーンシステムの図であり、モード選択弁が、「後進(バック)」位置にある状態を示す図である。 図1aの油圧ハイブリッドパワートレーンシステムの図であり、モード選択弁が、「駐車」位置にある状態を示す図である。 図1aの油圧ハイブリッドパワートレーンシステムの図であり、ブレーキオーバーライド装置が、オーバーライド位置にある状態を示す図である。 図1a〜図1dに示す駆動モータ及び容量形制御装置の概略拡大図である。 図1a〜図1dに示すブレーキオーバーライド装置及び逆止弁ブリッジ回路の概略拡大図である。 本発明の内接形歯車ポンプ/モータの分解組立て斜視図である。 本発明の外接形歯車ポンプ/モータの部分分解組立て斜視図である。 本発明の歯車噛み合い装置及び方法の拡大図である。

Claims (12)

  1. ポンプ歯車セット300であって、
    駆動歯車310と、
    前記駆動歯車310と噛み合った遊び歯車312とを有し、前記歯車310,312は、対応関係にある歯形318,320に沿う2つの箇所314,316のうちの第1の箇所314で当初噛み合い、次に、前記2つの箇所のうちの第2の箇所316のところで噛み合って流体装置における前記歯車310,312相互間に密封領域322をもたらす、ポンプ歯車セット300。
  2. 前記2つの噛み合い箇所314,316のうちの前記第1の箇所は、一方の歯車歯の根元部326及び対向した歯車歯の先端部328を含む、請求項1記載のポンプ歯車セット300。
  3. 前記2つの噛み合い箇所314,316のうちの前記第2の箇所は、前記歯車310,312を回転可能に係合させたときに前記根元部326と前記箇所314の前記先端部328が前記歯車歯を密封するための領域322を形成するよう離脱しているときに、対向した歯車歯形320の側に沿う箇所316と噛み合う一方の歯車歯形318の側部に沿って位置する箇所316から成る、請求項2記載のポンプ歯車セット300。
  4. 前記密封領域322は、前記歯車歯の前記第1の噛み合い箇所314が離脱状態になったときに流体324が流体静力学的に逃げるようにするための手段となる、請求項3記載のポンプ歯車セット300。
  5. パワープラント11用の低騒音型歯車セット300であって、前記パワープラントは、出力107,252,254のところで高圧流体を生じさせるよう低圧流体源18に連結されたポンプ16を駆動するエンジン12と、前記高圧流体に応答して、出力107,252,254のところで回転運動を生じさせる少なくとも1つの可変容量形ポンプ/モータ16とを有し、
    前記可変容量形ポンプ/モータ16は、駆動歯車310と、前記駆動歯車310と噛み合った遊び歯車312とを有し、前記遊び歯車312は、当初、対応の前記歯車の歯形318,320に沿う第1の箇所314のところで前記駆動歯車310と噛み合い、
    前記第1の箇所314は、対向した歯車歯の先端部328と噛み合った一方の歯車歯の根元部326であり、前記根元部326と前記先端部328との間で前記低圧流体源18からの流体のシール322を得るための第1の接触箇所314を生じさせ、
    前記歯が互いに係合すると前記歯形318,320に沿って次の第2の箇所316が存在し、前記高圧流体出力107,252,254のところでの離脱時に、前記流体324は、前記箇所314,316相互間から流体静力学的に逃げ出ることができる、低騒音型歯車セット300。
  6. 前記2つの噛み合い箇所314,316のうちの前記第2の箇所316は、前記歯車310,312を係合させたときに前記根元部326と前記先端部328の前記箇所が離脱しながら前記歯車歯を密封するための領域322を形成しているときに、対向した歯車歯形320の側に沿う箇所316と噛み合う一方の歯車歯形318の側部に沿って位置する箇所316から成る、請求項5記載の低騒音型歯車セット300。
  7. 前記密封領域322は、前記歯車歯の前記第1の噛み合い箇所314が離脱状態になったときに流体324が流体静力学的に逃げるようにするための手段となる、請求項6記載の低騒音型歯車セット300。
  8. 歯車300の接触面相互間に流体静力学的支承を生じさせることにより摩耗を減少させる歯車セットであって、
    少なくとも2つの歯車310,312を有し、前記歯車310,312は、流体装置において前記歯車310,312相互間の密封322をもたらすよう対応関係にある歯形318,320の少なくとも2つの箇所314,316に沿って互いに次々に噛み合う、歯車セット300。
  9. 前記2つの噛み合い箇所314,316のうちの前記第1の箇所314は、一方の歯車歯の根元部326及び対向した歯車歯の先端部328を含む、請求項8記載の歯車セット300。
  10. 前記2つの噛み合い箇所314,316のうちの前記第2の箇所316は、前記歯車310,312を係合させたときに前記根元部326と前記先端部328の前記箇所が前記歯車歯を密封するための領域322を形成するよう互いに離脱しているときに、対向した歯車歯形320の側に沿う箇所316と噛み合う一方の歯車歯形318の側部に沿って位置する箇所316から成る、請求項9記載の歯車セット300。
  11. 前記密封領域322は、前記歯車歯が離脱状態になったときに流体324が流体静力学的に逃げるようにするための手段となる、請求項10記載の歯車セット300。
  12. 歯車300の摩耗を減少させた上で低騒音型歯車ポンプを提供する方法であって、
    a.第1の歯車310を用意するステップを有し、
    b.前記第1の歯車310を第1の噛み合い箇所314のところで第2の歯車312に係合させるステップを有し、前記第1の噛み合い箇所314は、一方の歯車歯の根元部326及び対向した歯車歯の先端部328であり、
    c.前記第1の歯車310を第2の噛み合い箇所316のところで前記第2の歯車312に係合させるステップを有し、前記第2の噛み合い箇所316は、対向した前記歯車の歯形320の側部に沿う箇所と噛み合う一方の歯車の歯形318の側部に沿う箇所であり、
    d.前記歯車310,312が前記第2の噛み合い箇所316ところで係合し、前記第1の噛み合い箇所314から離脱しているときに、前記歯車歯を密封する領域322を形成するステップを有し、
    e.前記歯車歯を前記第1の噛み合い箇所314のところで離脱させると、流体324が流体静力学的に逃げ出るための手段を提供するステップを有する、方法。
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