JP2009527416A - 制御翼面のフェイルセーフドロップリンク - Google Patents

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Abstract

航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造を開示する。この構造には、制御翼面を航空機構体に取り付けるよう構成したドロップリンク構造を有し、このドロップリンクには、付加的に、フェイルセーフヒンジ手段を組み込み、このフェイルセーフヒンジ手段により、制御翼面と、この制御翼面を取り付ける航空機構体との間におけるバックアップヒンジ連結を行う。改良したフェイルセーフヒンジ構造は、任意の制御翼面、例えば補助翼、昇降舵および垂直尾翼制御等に適用することができる。

Description

本発明は、制御翼面と航空機構体を連結する方法および装置に関する。これに限定するものではないが、より特別には、本発明はスポイラと翼構体を連結する方法および装置に関する。さらに、本発明は、例えばスポイラと翼構体との間における制御翼面連結部の構成に対するフェイルセーフ(二重安全)システムに関する。
従来、大規模輸送航空機において、空力的制御翼面、例えばスポイラを、対応する航空機構体に対して、主ヒンジ、フェイルセーフヒンジおよびドロップリンクによって、取り付けている。このような制御翼面の設置は、とくに航空機コンポーネントの所要の動作特性およびフェイルセーフ(二重安全)特性を付与するために、特別な構造技術が開発されてきた。
以下の説明は、とくに、スポイラの設置に際しフェイルセーフ機能を付与することを述べる。しかし、ここで示す本発明のこの実施例は、説明を簡略化するために選択したに過ぎないことを理解されたい。本発明は、適切に変更することで、一般的な制御翼面、例えば補助翼、昇降舵および垂直尾翼面に対して、同様に適用することができる。
図1は、スポイラ構造の例として、エアバス(Airbus)社のA380民間旅客機用のスポイラ設置構造を示す。他の翼構体は説明を分かり易くするため省略している。図示の例において、主ヒンジCおよびDは、対応するスポイラリブ13aおよび13bの尾端縁に配置している。これらスポイラリブは、主翼ボックス(図中には示していない)の尾端縁に取り付ける。
スポイラ10は、一般に参照符号19および100でそれぞれ示されたヒンジ構造により、ヒンジCおよびDに取り付ける。これら主ヒンジは、スポイラ10を支持し、スポイラを展開した際に生じる空力的力に反作用する、主荷重支持コンポーネントである。一般に参照符号32で示されるドロップリンクは、スポイラ10が翼の尾端縁構体に係合するスポイラ10の一方の端部に配置する。図2は、スポイラをスポイラリブ15に取り付けている中間位置における、従来技術のドロップリンクの詳細を示す。図2につき説明すると、ドロップリンク18は、端部20および21において、翼構体15およびスポイラ10の前端縁14にそれぞれ回動可能に連結した細長部材である。
ドロップリンクは、翼構体とスポイラとの間で負荷を伝達する一方で、同時にスポイラが翼形状に対して、飛行負荷の範囲内で屈曲して適合できるように機能する。ドロップリンクのスパン方向への回転能力は、主ヒンジに使用するヒンジが単純な軸受およびピン構成であるとき、スポイラが展開される際にその最大剛性平面内で屈曲を強いられる場合、スポイラ、ヒンジおよび翼構体にかかる負荷を大きく減少させる。
図2に詳細に示す従来技術のドロップリンクについて説明すると、ドロップリンク18の下側端部21は、スポイラクレビス17に対して玉軸受25により連結する。その上側端部20では、ドロップリンク18を玉軸受(図示せず)により、主翼ボックスの尾端縁リブ構体15に連結する。玉軸受によって、スポイラ10が伸展および収縮する際に、スポイラは差し込みピン22のヒンジ軸線の周りに回動することができると同時に、この回転により決まる平面内におけるスポイラの移動を規制する。このようにして、図1を参照して説明すると、翼構体15が翼の屈曲作用の下で動くとき、ドロップリンクは、ドロップリンクのアーム長によってスポイラ10にこの動きを伝達する。上述のようにスポイラヒンジ回転軸線は、ドロップリンクの差し込みピン22の縦方向軸線と一致し、これによりスポイラが伸展している程度によって、スポイラの伸展/収縮および屈曲を同時に可能とする。例えば、スポイラが完全に伸展している場合、翼スパン方向内で規定されるドロップリンクのアーム長の垂直方向成分は小さいため、曲げ力はほぼゼロである。これにより、翼の屈曲による伸展した状態のスポイラへの荷重を回避できる。
航空機の制御翼面における構造的欠陥の原因の1つに、主ヒンジ組立体の欠陥が挙げられる。図示の例を参照して説明すると、図1における主ヒンジサブ組立体CおよびDの欠陥にあたる。これは、主ヒンジピン106aおよび/または106bの欠陥、もしくはヒンジサブ組立体全体の欠陥のいずれかにより生じる可能性がある。
図6を参照して説明すると、主翼71におけるインボードスポイラの位置を参照符号72で示し、アウトボードスポイラの位置を参照符号73で示す。この例においてスポイラ設置には、主ヒンジおよびドロップリンクにより装着されている個別のインボードスポイラ72を3個有する。
インボードスポイラ72の主ヒンジが飛行負荷により破損した場合、スポイラが脱落し、文字「A」で示された方向に移動することで、水平尾翼74に直撃する危険性が生じる。水平尾翼74の特に脆弱な部分は翼前縁75である。飛行速度で移動するスポイラ72による衝撃は、水平尾翼74の空力性能を低下させるか、もしくは水平尾翼に壊滅的な破損を生じさせるかして、水平尾翼74の破損を引き起こす可能性がある。いずれの場合も、この衝撃により航空機の制御が不能になる可能性がある。スポイラにおけるこのような構造的破損が起こる可能性は極めて小さいが、それでもなお皆無ではなく、航空機に期待される就航寿命を考慮した時、民間航空機の製造において、フェイルセーフ(二重安全)システム無しでは容認できるレベルではない。
この破損可能性を減らすため、スポイラのフェイルセーフヒンジを使用する。図1に示す従来技術の例において、フェイルセーフヒンジBおよびEを、主ヒンジCおよびDの中間位置に設置する。
フェイルセーフヒンジ102aおよび102bは、それぞれに対応して設置されるスポイラリブ11aおよび11bの翼尾部に取り付ける。スポイラリブは、油圧アクチュエータ、取り付け具および関係するハードウェア(図1には示さない)を含むスポイラサブ組立体10を取り付ける主翼ボックスの尾端縁から延在する翼リブ(図3では「35」)である。
フェイルセーフヒンジの開孔がフェイルセーフクレビスピンよりも大きな直径を有することを除いて、フェイルセーフヒンジ102aおよび102bは、主ヒンジ106aおよび106bと同一であることが必要である。これは、フェイルセーフヒンジを通る断面図を含む図8に示されている。従来のスポイラフェイルセーフヒンジ部分は、クレビスピン80によりスポイラクレビス101aおよび101bに係合する開孔付きタブ81を含む。しかし、スポイラタブ81における開孔寸法は、フェイルセーフスポイラクレビスピン80の外径よりもはるかに大きい。このことは、図1内の環状空隙82(陰影のない)の存在により示されている。このように、通常飛行時には、フェイルセーフクレビスピン組立体には負荷はかからない。逆に、図7に主スポイラヒンジの詳細を示す。ここではスポイラヒンジは、スポイラクレビス19、スポイラクレビスピン106bおよびヒンジブッシュ90を含む。
例えば主ヒンジピン106bまたはクレビス19が飛行負荷により破損するなど、主ヒンジが破損した場合、スポイラ10はその動作位置から変位する。フェイルセーフクレビスピン80(図8参照)がフェイルセーフクレビス101aの内部に接触するまで、この変位は続く。図8において、ヒンジフェイルセーフピン80がフェイルセーフスポイラクレビス開孔82の内面に圧着するまで右方に移動することで、このことは示される。したがって、スポイラ10は翼構体から完全に分離されないようになっている。スポイラフェイルセーフヒンジにより、その通常の伸展および収縮の範囲において他の航空機構体または他の制御翼面に干渉することなく、スポイラの動きが可能となるため、スポイラの全体的な機能は維持される。
そのような状況下では航空機の制御に影響はあるが、完全な構造的欠陥およびスポイラの脱落の可能性、および水平尾翼損傷の潜在的な危険性は容認できるレベルにまで抑制することができる。
図1に示すような現在採用されているスポイラのフェイルセーフヒンジ構造、および他の制御翼面設置構造が有する1つの欠点は、フェイルセーフヒンジリブおよびヒンジが、航空機の機体に設け、また適切に補強する必要があることである。これにより、より一層の重荷となる翼構体全体の重量増加を招いてしまい、一般的な航空機の運航寿命の間にフェイルセーフヒンジシステムを使用しにくくする。しかし、このようなバックアップサブ組立体を翼に設けることが認可要件となっている。
本発明は、この重量増加問題を解決し、制御翼面に連結した代替のフェイルセーフ構造を提供しようと試みるものである。
本発明の態様は、航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジの配置であって、制御翼面を航空機構体に取り付けるよう構成したドロップリンク構造を有する、航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造を提供し、このドロップリンク構造には、付加的に、フェイルセーフヒンジ手段を組み込み、このフェイルセーフヒンジ手段が、制御翼面と、この制御翼面を取り付ける航空機構体との間におけるバックアップヒンジ連結を行うようにする。
このように、本発明による様々な実施形態による構造は、制御翼面と、これに対応する航空機構体の一部との間に取り付けた別のフェイルセーフヒンジを初めから必要とせず、またフェイルセーフアタッチメントのハードウェアを除去することが可能となり、結果として大幅な重量軽減を可能にする。
ドロップリンクは、フェイルセーフヒンジ開孔を有し、このフェイルセーフヒンジ開孔は、主ヒンジの破損後に、フェイルセーフヒンジピンを介して、航空機制御翼面に配置した対応するフェイルセーフヒンジ取り付け部に係合する位置に設ける。このような破損は通常、航空機構体からの制御翼面の脱落につながる可能性がある。しかし、この係合によって、制御翼面の動作を継続することが可能となる。
ドロップリンクは、ドロップリンクの互いに対向する末端における2個の取り付けポイントを有し、これら取り付けポイントの中間にフェイルセーフヒンジ開孔を配置すると、好適である。
制御翼面としては、スポイラ、補助翼、水平制御翼面、昇降舵および垂直尾翼面がある。
制御翼面としてスポイラを考える場合、翼面の屈曲がスポイラに伝わるような方法で、スポイラのドロップリンク取り付けポイントをスポイラおよび対応する翼構体に取り付けると、好適である。
他の態様として、本発明は、上述のような航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジを組み込んだ、航空機翼面または他の航空機構体を提供する。
さらに他の態様として、本発明は、上述のようなフェイルセーフヒンジを有する、航空機制御翼面の取り付け設置構造を提供する。
他の態様として、本発明は、互いに対向する末端部に位置する2個の取り付けポイントを有するドロップリンクを提供し、互いに対向する末端間に位置するフェイルセーフヒンジ開孔を設ける。
本発明を以下に図面につき、単に例示としてのみ説明する。
本明細書の以下の説明は、翼に対するスポイラ設置に関するものである。しかし上述のように、本発明は、他の制御翼面に対する設置にも、適切な変更を加えることにより適用することができる。
図3は、本発明の実施形態による、スポイラフェイルセーフヒンジのドロップリンク構造および設置を示す。図3につき説明すると、スポイラ10は、主翼ボックスの尾端縁、すなわち参照符号35で示した後方の桁に取り付けた、スポイラリブ31aおよび31bに取り付ける。従来技術によるスポイラの伸展/収縮は、主ヒンジ35aおよび35bにより行う。しかし、図1に示すレイアウトと比較すると、スポイラフェイルセーフヒンジリブ30aおよび30b(これらリブは、従来技術によるフェイルセーフヒンジの配置を示すために図示する)に近接するスポイラには、スポイラのフェイルセーフヒンジは取り付けない。
スポイラフェイルセーフヒンジのドロップリンク構造32は、スポイラの端部、すなわちスポイラクレビス33およびスポイラクレビスピン39(図4参照)により、翼構体301にスポイラが連結している端部に位置している。
ドロップリンク構造32のフェイルセーフ機能を、以下に図4につき詳しく説明する。タブ302および303を有するクレビス33、ドロップリンク34およびドロップリンク取付板39により、スポイラ10は翼構体301に、この例では内側固定シュラウドエンドリブに連結する。差し込みピン38および取付板39により、ドロップリンク34の上部36を翼構体301に連結し、スポイラクレビス33およびスポイラクレビスピン39により、ドロップリンク34の下側端部37をスポイラ10に連結する。
通常の動作では、ドロップリンク34は従来通りに機能し、屈曲力がスポイラの伸展の程度に応じてスポイラに伝達される。
本発明の1つの実施形態によれば、ドロップリンク34はフェイルセーフヒンジの機能を以下のようにして組み込む。図4につき説明すると、ドロップリンク34は、対応するスポイラクレビス33および翼構体301に対して、それぞれ玉軸受により連結する上側部分36および下側部分37を有する。これらは、従来通りに機能し、スポイラ10に対して屈曲力を伝達する。スポイラ10は、差し込みピン38の軸線の周りに回転する。この回転軸線は、主スポイラヒンジ35aおよび35bのヒンジ軸線と一致する。このように、スポイラが伸展および収縮するとき、図4に示すスポイラ/クレビス組立体10/33は、差し込みピン38の周りに回転する。
ドロップリンク構造32は、フェイルセーフヒンジを付加的に設けることができる。このフェイルセーフヒンジは、フェイルセーフドロップリンクピン300、スポイラクレビス33、およびフェイルセーフドロップリンクピン300が通過するドロップリンク34の開孔61(図5参照)により構成する。ドロップリンクの開孔61の直径は、スポイラフェイルセーフドロップリンクピン300の外径よりも大きい。したがって、通常の動作において、従来技術のフェイルセーフヒンジと同様に、スポイラ10が伸展および収縮するとき、フェイルセーフピン300はヒンジ開孔61の内面に係合することはない。
図5に、フェイルセーフドロップリンク34の実施形態の詳細を示す。この実施形態では、ドロップリンクシャフト60を新たな手法で使用し、すなわち開孔61を組込み、この開孔61が、フェイルセーフドロップリンクピン300およびスポイラクレビス33と共に、スポイラフェイルセーフヒンジを形成する。断面においては、この新規なドロップリンクフェイルセーフヒンジのサブ組立体は、図8の断面図に示すヒンジ部分と類似する。スポイラの通常動作時には、フェイルセーフドロップリンクピン300は開孔61の内面にかみ合うことはない。このような構造では、フェイルセーフドロップリンクピン300は環状空隙(図4には示していない)で包囲される。
しかし、スポイラが脱落寸前であるような主スポイラヒンジの重篤な破損が起こったとしても、ドロップリンクの開孔61の内面に圧着するドロップリンクピン300により、スポイラは翼構体に対して安全に保持される。これにより、完全にスポイラが脱落することを防ぐことができ、結果として必要な安全余裕(マージン)をもたらすことができる。スポイラ機能は、継続して、ドロップリンクフェイルセーフヒンジ構造により影響を受ける。
他の実施形態において、フェイルセーフスポイラドロップリンクの特別な構成配置(ジオメトリ)は、特別な設置要件に適合させるため変更することができる。例えば、ドロップリンクの開孔相互間の配列関係を直線的にする、または互いに変位させる(図5の特別な実施形態に示すように)こともできる。
このように本発明によれば、従来技術の冗長フェイルセーフヒンジ組立体を、翼から完全に排除することができ、したがって、重量を大幅に軽減することができる。同様に、また上述したように、本発明の実施形態に従って他の空力制御翼面も変更することができる。
本発明を例示としてまた特別な実施形態につき説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく、変更および/または改変することができることを理解されたい。
上述の説明において、符号または要素に参照しているが、個別に述べたとしても、そのような等価物も本発明の範囲内である。
従来技術によるスポイラ/翼面ヒンジの配置を示す。 図1に示されたドロップリンクの詳細を示す。 本発明によるところのフェイルセーフヒンジによるドロップリンクを組み込んだ、スポイラ/翼面ヒンジの配置を示す。 図3に示されたフェイルセーフヒンジのドロップリンク配置の詳細を示す。 本発明の実施形態によるドロップリンクを示す。 本発明の実施形態によるスポイラ制御翼面の一般的なレイアウトを示した、航空機の平面図を示す。 従来技術によるスポイラの主ヒンジの詳細を示す。 従来技術によるスポイラのフェイルセーフヒンジの詳細を示す。

Claims (12)

  1. 制御翼面10を航空機構体301に取り付けるよう構成したドロップリンク構造34を有する、航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造(32)において、このドロップリンク構造(32)には、付加的に、フェイルセーフヒンジ手段(300,60,61)を組み込み、このフェイルセーフヒンジ手段(300,60,61)が、制御翼面(10)と、この制御翼面(10)を取り付ける航空機構体(301)との間におけるバックアップヒンジ連結を行う構成としたことを特徴とする、航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造。
  2. 請求項1に記載の航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造において、前記ドロップリンク(34)は、フェイルセーフヒンジ開孔(61)を有し、このフェイルセーフヒンジ開孔(61)は、主ヒンジの破損後に、フェイルセーフヒンジピン300を介して、航空機制御翼面に配置した対応するフェイルセーフヒンジ取り付け部(33)に係合する位置に設けた、航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造。
  3. 請求項1または2に記載の航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造において、ドロップリンク(34)は、このドロップリンク(34)の互いに対向する末端部における2個の取り付けポイント(37,36)を有し、これら取り付けポイント(37,36)の中間に前記フェイルセーフヒンジ開孔(61)を配置した、航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造。
  4. 請求項3に記載の航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造において、フェイルセーフヒンジ開孔(61)の直径を、前記フェイルセーフヒンジピン(300)の外径よりも大きいものとした、航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造において、前記制御翼面(10)は、スポイラ、補助翼、水平制御翼面、昇降舵または垂直尾翼面とした、航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造において、前記制御翼面(10)は、スポイラとした、航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造。
  7. 請求項5に記載の航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造において、翼面の屈曲がスポイラ10に伝わるような方法で、ドロップリンク取り付けポイント(36,37)をスポイラ(10)および対応する翼構体(301)に取り付け、この取り付けは、翼の屈曲がスポイラ(10)に伝達されるように行うものとした、航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造。
  8. 請求項7に記載の航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造において、玉軸受により、スポイラのドロップリンク取り付けポイント(36,37)を、スポイラ10に取り付けた、航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造。
  9. 航空機構体(71)において、請求項1〜8に記載の航空機制御翼面のフェイルセーフヒンジ構造を組み込んだ、航空機構体。
  10. 航空機制御翼面の取り付け設置構造において、請求項1〜8に記載のフェイルセーフヒンジ構造(32)を有する、航空機制御翼面の取り付け設置構造。
  11. 互いに対向する末端部に2個の取り付けポイント(36,37)を有するドロップリンク(34)において、前記互いに対向する末端部間に位置するフェイルセーフヒンジ開孔(61)を設けたことを特徴とする、ドロップリンク。
  12. 請求項10に記載のドロップリンクにおいて、フェイルセーフヒンジ開孔を、2個の取り付けポイント(36,37)を結ぶ直線に対してオフセットした、ドロップリンク。
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