JP2009527364A - 切り替え可能な止め輪用プライヤのスライド式切り替え機構 - Google Patents

切り替え可能な止め輪用プライヤのスライド式切り替え機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2009527364A
JP2009527364A JP2008518136A JP2008518136A JP2009527364A JP 2009527364 A JP2009527364 A JP 2009527364A JP 2008518136 A JP2008518136 A JP 2008518136A JP 2008518136 A JP2008518136 A JP 2008518136A JP 2009527364 A JP2009527364 A JP 2009527364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
handle
housing assembly
member housing
pivot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008518136A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4950191B2 (ja
Inventor
マーフィ ジェームズ
ゲルベルト ラリー
エンゲル ブルース
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A&E Inc
Original Assignee
A&E Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by A&E Inc filed Critical A&E Inc
Publication of JP2009527364A publication Critical patent/JP2009527364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4950191B2 publication Critical patent/JP4950191B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B27/00Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for
    • B25B27/14Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for assembling objects other than by press fit or detaching same
    • B25B27/20Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for assembling objects other than by press fit or detaching same inserting or withdrawing split pins or circlips
    • B25B27/205Pliers or tweezer type tools with tow actuated jaws
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/53Means to assemble or disassemble
    • Y10T29/53613Spring applier or remover
    • Y10T29/5363Circular spring

Abstract

切り替え可能な止め輪用プライヤ(10)は、ピボット(22)、第1及び第2のあご部(18、20)、及びピボット(22)に回転可能に固定された第1及び第2のハンドル(14、16)を備えている。ハンドル(14、16)を内側に動かすと、あご部(18、20)が内側又は外側に動くこととなる交互の作動状態を確立するために、一対の切り替えピン(56、58)が、あご部(18、20)及びハンドル(14、16)内に選択的な移動のためにスライド可能に配置されている。また、あご部(18、20)及びハンドル(14、16)内で、切り替えピン(56、58)を同時にシフトさせるための切り替え機構(12)を備えている。この切り替え機構(12)は、ピボット(22)の両端に取り付けられ、ハンドル(14、16)のそれぞれの外面に配置された応動部材ハウジングアセンブリ(66、68)を含んでいる。切り替えプレート構造(12)は、ピボット(22)に左右に移動するように回転可能に取り付けられ、少なくとも、1つの応動部材ハウジングアセンブリ(66、68)と1つのハンドル(14、46)の外面の間でスライドできるように配置されている。この切り替えプレート構造(12)は、少なくとも1つの応動部材ハウジングアセンブリ(66、68)の内側部分及び外側部分と、切り替えピン(56、58)の一方の端部と係合可能である。

Description

発明の背景
本発明は、概略的には、穴用(internal)及び軸用(external)止め輪両方の取り外し及び交換(remove and replace)に用いられる止め輪用プライヤに関する。このようなプライヤは、ハンドルを内側に移動させるとあご部が内側に移動する第1の状態(a first position)と、ハンドルを内側に移動させると、あご部を外側に動かすこととなる第2の状態(a second position)とに転換できる。より詳しくは、本発明は、第1及び第2の状態の間の切り替えをより容易に行なうための、止め輪用プライヤに設けられたスライド式の切り替え機構に関する。
止め輪は、軸上及び軸端上の環状溝に使用され、軸上でベアリングやカラー等を保持するために用いられる。止め輪は、ハブを有する一対の端部の間を円周状に延びている。ハブには、プライヤ工具の先端を入れる開口が設けられている。プライヤで力を加え、ハブ同士間を広げてリングを拡径させ、あるいはハブ同士間を狭めてリングを縮径させる。外側又は内側の溝に止め輪を取り付けたり、そこから取り外すためにプライヤ工具が必要である。
したがって、ハンドルを握り締めることにより、あご部を外側に動かしてリングを拡径させたい場合がある。また、ときには、ハンドルを握り締めることにより、あご部を内側に動かしてリングを縮径させたい場合もある。そこで、軸用及び穴用ツールに変換できるプライヤを提供することが望まれている。米国特許第4,280,265号及び第4,476,750号は、別個の同一平面上の一対のあご部と、共通の固定された回転軸(pivot point)を中心として変動する別個の一対のハンドルと、を使用する止め輪用プライヤを開示している。このハンドルは、一方のハンドルを一方のあご部に、他方のハンドルを他方のあご部に、またはその逆に、交互に係合させるように変更されて、その工具を軸用から穴用、またはその逆に変更するのに適用される。ラッチ構造の2つの支点ピン又は切り替えピンは、あご部に配置され、ハンドルを内側に動かすと、あご部が内側に動くようになっている状態から、ハンドルを内側に動かすとあご部が外側に動くようになっている状態にシフトするために、ハンドルの各セットに交互に係合するように適用される。
’265号特許及び’750号特許の従来技術の止め輪用プライヤでは、交互の状態の間で(between thier alternate positions)そのピンを強制的に押すのに手ごろな、ペンや釘又はネジ回し等の、先の鈍くとがった道具をユーザーが使う必要がある。具体的には、ユーザーは、ハンドルに形成された穴とラッチ構造の切り替えピンを整合させるために、プライヤのハンドルを内側に握り締め、それから、プライヤのそれぞれの側から先の尖った道具を使ってピンを押さなくてはならない。このように、上記の特許で開示された切り替えピンはそれぞれ、さらに道具を使って、正しい位置に別個に配置されなくてはならない。
穴用モードと軸用モードとにプライヤを切り替えるのに、別の器具や工具を必要としない切り替え式の止め輪用プライヤが、本件出願の譲受人によって2004年4月5日に出願された米国特許出願第10/818,251号で開示されている。この設計では、切り替え機構がプライヤのハンドルに取り付けられ、この切り替え機構は、第1及び第2の作動状態の間で、切り替えピンをあご部及びハンドル内で同時にシフトするために揺動する。切り替え機構は、第1のハンドルの外面に配置された、第1のフレックスな(flexing)スプリングプレートと、第2のハンドルの外面に配置された、第2のフレックスなスプリングプレートを有している。各々のスプリングプレートは、切り替えピンの両端と係合可能な一対のボスピンを備えている。ハンドルを内側に動かすと、同時にスプリングプレートの端部に指の力が加えられ、切り替えピンを、第1及び第2の作動状態に同時にシフトさせる。
したがって、穴用から軸用モードに、またその逆にプライヤを切り替えるのに、別の器具や道具を必要としない切り替え可能な止め輪用プライヤを提供することが望まれる。また、さらに、切り替えピンをハンドルの適当な穴に整合させるためにハンドルを内側に動かす際に、指の力をプライヤのそれぞれの側から切り替えピンに同時に加える必要のない、比較的簡単な切り替え機構を提供することが望まれる。プライヤの構造で要求されているよりも、はるかに簡単な構造で、切り替えピンを同時に移動させることにより、従来のモデルより、切り替えをより早くより効果的に行なうことが好ましい。
本発明は、相対的に移動可能な外側部材を共通の内側部材に選択的にかつ交互に、より効果的な方法で接続するための、切り替え可能な止め輪用プライヤの切り替え機構を提供することを目的とする。
本発明は、切り替えピンを同時にシフトできる、止め輪用プライヤの切り替え機構を提供することも目的とする。
本発明はさらに、ユーザーに対してプライヤの作動状態の視認性を高めた、止め輪用プライヤの切り替え機構を提供することを目的とする。
本発明はまた、切り替えピンを同時にシフトさせ、この切り替えピンを目的とする作動状態に保持するために、指1本で作動させることができる少なくとも1枚のスライド可能な切り替えプレートを含む、止め輪用プライヤの切り替え機構を提供することをさらなる目的とする。
本発明はまた、最少の部品(a minimum of parts)で構成され、組み立て及び操作が簡単な、止め輪用プライヤ切り替え機構を提供することを目的とする。
本発明の一局面では、止め輪用プライヤは、ピボットアセンブリと、このピボットアセンブリの周りに、互いに近づいたり離れたりして揺動(oscillation)するように設けられた第1及び第2のあご部と、を有している。ハンドルは、あご部の両側それぞれに配置されたピボットアセンブリと隣接する部分を有している。切り替えピンは、ハンドル部分の一方及び他方と交互に係合するために、それぞれのあご部にスライド可能に配置されている。この切り替えピンは、ピボットアセンブリの軸と平行な軸を有するあご部の横方向の孔(transverse bores)内に配置されている。ハンドル部分それぞれは、切り替えピンを収容するために間隔をあけて配置された一対の穴を有している。第1及び第2のあご部の切り替えピンは、ハンドルを互いに近づくように動かすと、あご部が互いに近づく動きをするように、対応する第1及び第2のハンドルの穴に選択的にスライド可能に係合して、第1の作動状態を形成する。第1及び第2のあご部の切り替えピンは、ハンドルを互いに近づくように動かすと、あご部が互いに離れる動きをするように、対応する第2及び第1のハンドルの穴に選択的にスライド可能に係合して、第2の作動状態を形成する。
このプライヤは、ピボットアセンブリに取り付けられた切り替え機構によって改良されている。切り替え機構は、第1及び第2のあご部と、第1及び第2のハンドルの穴内で切り替えピンを同時にシフトさせるためにハンドル部分の外面及び切り替えピンと接触している。切り替え機構は、一方のハンドル部分の外面の上側に配置された第1の応動部材ハウジングアセンブリと、他方のハンドル部分の外面の上に配置された第2の応動部材ハウジングアセンブリと、ピボットアセンブリに左右に動くことができるように回転可能に取り付けられ、少なくとも、1つの応動部材ハウジングアセンブリと、ハンドル部分の外面の少なくとも一方との間でスライドできるように配置された、切り替えプレート構造と、を含んでいる。切り替えプレート構造は、前記少なくとも1つの応動部材ハウジングアセンブリの内側部分及び外側部分と、切り替えピンの一方の端部と係合可能である。
応動部材ハウジングアセンブリそれぞれは、応動部材を保持するためドーム状部分が設けられたカバーを含み、応動部材は、ピンに回転可能に取り付けられる中心部を有している。一実施形態では、それぞれの応動部材は、コイル状の中心部を有するスプリングである。スプリングはさらにコイル状の中心部に接続された一対の反対方向に延びるスプリングアームを有している。それぞれのスプリングアームは、巻き返された端部て終わっている。第2の応動部材ハウジングのスプリングの巻き返された端部それぞれは、切り替えピンの一方と応力を受けて(under stress)係合している。それぞれのカバーは、ピボットアセンブリを受ける中央開口を有する薄板と、この薄板からほぼ直交して延びる切り替えプレート係合タブを含んでいる。それぞれのハンドルには、タブを受けるための垂直方向の通路(channel)が形成されている。第1の応動部材ハウジングアセンブリのスプリングの一方の巻き返された端部は切り替えプレート構造と係合し、第1の応動部材ハウジングアセンブリのスプリングの他方の巻き返された端部は切り替えピンと係合する。切り替えプレート構造は、カバーと一方のハンドル部分の外面との間に横たわる第1の平坦部分と、第1の平坦部分から分かれ、切り替えプレート構造を動かしたいときに、指1本で係合されるようになっているアクチュエータを構成する第2の平坦部分と、を有している。切り替えプレート構造には、間隔をあけて配置された一対の側壁を有する凹部が形成され、それぞれの側壁は、この切り替えプレート構造を左右に移動させるときに、カバーのタブと係合可能となっている。切り替えプレート構造は、切り替えプレート1枚又は2枚を含む。別の実施の形態では、一方の応動部材はバネで、他方の応動部材はソリッドタイプの、非可撓性を有するロッカー(rocker)である。
本発明の別の局面では、切り替え可能な止め輪用プライヤは、ピボットと、第1及び第2のあご部と、ピボットに回転可能に接続された第1及び第2のハンドルと、を備えている。一対の切り替えピンが、ハンドルを内側に動かすとあご部が内側に動くこととなる第1の作動状態と、ハンドルを内側に動かすとあご部が外側に動くこととなる第2の作動状態とを確立するために、第1及び第2のあご部と第1及び第2のハンドルに、選択的に移動するようにスライド可能に配置されている。切り替え機構は、第1及び第2の作動状態の間で、あご部及びハンドル内において、切り替えピンを同時にシフトさせるために、ピボットでハンドルに取り付けられている(mounted to the handles at the pivot)。切り替え機構は、ピボットの一端に取り付けられ、ハンドルの外面の上側に配置された第1の応動部材ハウジングアセンブリと、ピボットの他端に取り付けられ、第2のハンドルの外面に配置された第2の応動部材ハウジングアセンブリと、ピボットに回転可能に取り付けられ、少なくとも、1つの応動部材ハウジングアセンブリとハンドル部分の外面の一方との間でスライド可能に配置された切り替えプレート構造と、を有している。それぞれの応動部材ハウジングアセンブリは、一対の反対方向に延びるスプリングアームを備えた中央のコイル部を有するスプリングを保持するためのカバーと、スプリングのコイル部が回転可能に配置されているスプリングピンと、を備えている。それぞれの作動状態で、切り替えプレート構造は、スプリングアームの一方、少なくとも1つの応動部材ハウジングアセンブリのカバー、及び切り替えピンの一方の端部と係合している。
本発明は、さらに止め輪用プライヤを切り替える方法を対象としている。この止め輪用プライヤは、ピボットと、ピボットに回転可能に固定された第1及び第2のあご部と、ピボットに回転可能に接続された第1及び第2のハンドルと、第1及び第2のあご部と第1及び第2のハンドルで、ハンドルを内側に動かすとあご部が内側に動くこととなる一方の作動状態と、ハンドルを内側に動かすとあご部が外側に動くこととなる第2の作動状態とに、選択的に移動するためにスライド可能に配置された一対の切り替えピンと、を備えている。この方法は、ピボットの一端に、両端部を有する応動部材を備えた第1の応動部材ハウジングアセンブリを、この第1の応動部材ハウジングアセンブリが第1のハンドルの外面より上に配置されるように取り付ける工程と、ピボットの他端に、両端部を有する第2の応動部材を備えた第2の応動部材ハウジングアセンブリを、この第2の応動部材ハウジングアセンブリが第2のハンドルの外面の上に配置され、この第2の応動部材の両端部が切り替えピンの端部とストレスを受けて係合可能となるように取り付ける工程と、切り替えプレート構造が、少なくとも、1つの応動部材ハウジングアセンブリとハンドルの外面の一方との間をスライド往復し、応動部材の少なくとも一方の両端と係合するように、ピボットに、限られた範囲で回転する切り替えプレート構造を取り付ける工程と、を備えている。応動部材の少なくとも一方の両端と係合するように、切り替えプレート構造をスライド往復させ、ハンドルを握り締めて穴を整合させると、両方の応動部材が揺動して応動し、切り替えピンを押して第1及び第2の作動状態としたり解除したりする。
本発明の他のさまざまな目的、特徴及び利点は、図面と併せた以下の詳細な説明により明らかにされる。
図面は、現在の本発明の実施の最良の形態と考察されるものを示している。
図面の説明は以下の通りである:
図1は、スライド式の切り替え機構を有し、軸用リングモードに設定されている本発明の実施の形態である止め輪用プライヤの平面図であり、このプライヤは、非操作状態のハンドルとあご部とで示されている;
図1Aは、図1と同様の図であるが、穴用リングモードに設定され、わずかに握り締め力が加えられたハンドルの状態を示している;
図2は、図1Aの側面図である;
図3は、図1の分解図である;
図4は、図2の4-4線の断面図である;
図5は、図2の5−5線の断面図であり、穴用リングモードでの切り替えピンを示す;
図6は、図5と同様の断面図であり、軸用リングモードの切り替えピンを示す;
図7は、図5と同様の断面図であり、プライヤのハンドルが非操作状態である穴用リングモードの切り替えピンを示す;
図8は、図7と同様の断面図であり、軸用リングモードの切り替えピンを示す;
図9は、切り替え機構の一部を形成しているハウジングアセンブリの底面図である;
図10は、図9の10-10線の断面図である;
図11は、ハウジングアセンブリに使用されるロッキングスプリング又(a rocker spring)はトーションスプリングの斜視図である;
図12は、スプリングハウジングアセンブリで使用されるスプリングピンの平面図である;
図13は、切り替え機構で使用される切り替えプレートの平面図である;
図14は、図2の14-14線の断面図であり、軸用リングモードを示す;
図15は、図14と同様の断面図であり、穴用リングモードを示す;
図16は、穴用リングモードのハウジングアセンブリに対する切り替えプレートの位置を示す底面図である。
図17は、図2と同様の側面図であるが、2つの切り替えプレートが設けられた切り替え機構を使用している別の実施の形態を示す;
図18は、図5と同様の断面図であり、図17の実施の形態を示す;
図19は、図6と同様の断面図であり、図17の実施の形態を示す;そして、
図20は、図5と同様の断面図であり、下側ハウジングにスプリングの代わりに、硬質のロッカー部材(rocker member)を使用しているさらに別の実施の形態を示す。
好ましい実施の形態の詳細な説明
さて、図面のうち、図1乃至図3を参照すると、本発明の実施の形態としてのスライド式切り替え機構12を備えた、切り替え可能な(convertible)止め輪(retaining ring)用プライヤ10が示されている。プライヤ10は、概略的には、一対のハンドル14、16、一対の細長いあご部18、20、及びピボットピン22で構成されている。ピボットピン22は、好ましくは、頭部25、シャンク(shank)26、ネジ付軸(threaded shaft)27を有するネジ24で構成され、このネジ付軸27が、頭部31付のナット30の胴部(barrel)28にねじ込み収容される。ハンドル14、16は、一般的には超硬合金で形成されていて、このハンドル14、16をカバーするグリップ32を含んでいる。ハンドル14、16は、両方のハンドル14、16の内側の2つの対向する突片36、38間に配置されたスプリング34の作用によって離れるように付勢されている。ここに記載されているこの止め輪用プライヤ10では、あご部18、20は、細長い止め輪用先端40の端部(distal ends)の作用ポスト(operator posts)を標準の止め輪の取付穴に入れる形態で、機械部品(work implements)の取り付けを行なうよう設計されている。
図1、図3及び図4でよく分かるように、あご部18、20は、並列状態に配置されていて、ピボットピン22の円筒状部と軸受け係合するための、横方向に(transverse)円筒状に凹んだ、軸受け凹部42を有している。あご部18、20それぞれには、その両面に、半円形の突出フランジ44が設けられていて、この突出フランジ44は、軸受け凹部42と同心の外側軸受け肩部46を構成している。
ハンドル14及び16は、スチール等の適当なプレート材から形成することができ、反対側の端部で係合して、あご部18、20を部分的に収め(confine)、後述するプライヤ10の他の構成要素を収容する、互いに平行に配置された端部プレート48、49を形成している。
ハンドル端部プレート48、49は、ピボットピン22を通す横方向(transverse)の孔50と、あご部18、20の軸受け肩部46と協働する内側円筒状軸受け肩部52が設けられている。そして、ピボットピン22と、軸受け肩部46及び52との協働により、両方のあご部18、20と両方のハンドル14、16は、形成された共通の軸を中心に回転するように取り付けられている。これらの主要な構成要素は、ピボットピン22によって作動状態(operative position)に維持される。ハンドルプレート48、49の先端には、後に理解される目的のために、垂直方向の通路(channels)53(図3)が形成されている。
プライヤ10の切り替えを行うために、あご部18、20のそれぞれを、2つのハンドル14、16の一方又は他方に、選択的に(alternatively)連結するための手段が設けられている。このようにして、あご部18、20それぞれは、ピボット22を中心にそれとともに揺動(oscillation)するように、ハンドル14、16の一方又は他方と作動的に連結される。それを達成するため、あご部18、20それぞれには、それぞれの軸受け凹部42と間隔をあけて平行に、横方向(transverse)の円筒状孔54(図3、5)が内側端に設けられている。細長い円筒状切り替え用ピン56及び58がこれらの孔54に配置され、図5及び6で最もよく分かるように、これらの孔内に密接摺動可能な状態で嵌め込まれるように設計されている。
ハンドル端部プレート48、49にはそれぞれ、互いに間隔をあけ、また、ピボットピン用孔50と間隔をあけて、一対の横方向(transverse)の孔60、62が設けられていて、選択された相対的位置で(in selective relative position)、あご部18、20のそれぞれの孔54と軸方向に一致するように配置されている。これらのハンドル孔60、62は、切り替えピン56、58がハンドル孔60、62内に収められているとき、そのハンドル14、16が確実にそれぞれのあご部18、20に連結されるように、あご部18、20の孔54と同径とされている。図5及び図6でもっともよく分かるように、切り替えピン56、58は、ピンが完全にあご部の孔54内に収められているとき、外端64又は65がハンドル端部プレート48又は49の外面と同じ高さになるような長さとされている。プライヤ10が、組み立てられた状態では、ハンドル端部プレート48、49は、あご部18、20の両側面と接し、ピボットピンアセンブリ22によってその状態に維持されていて、切り替えピン56、58は、整合した状態のあご部の孔54とそれぞれのハンドル端部プレートの孔60、62との内部を垂直方向に摺動するように設計されていることが分かる。
さて、図2及び図5乃至図8を参照すると、スライド式切り替え機構12は、第1の又は上側の応動部材ハウジングアセンブリ66、第2の又は下側の応動部材ハウジングアセンブリ68、及び可動切り替えプレート70で構成されている。好ましい実施の形態では、第1の応動部材ハウジングアセンブリ66はハンドルプレート48の上側に配置され、第2の応動部材ハウジングアセンブリ68はハンドルプレート49上に位置している(positioned upon handle plate 49)。切り替えプレート70は、第1の応動部材ハウジングアセンブリ66とハンドルプレート48の間に介在し、移動可能に取り付けられている。図3、図9及び図10で分かるように、応動部材ハウジングアセンブリ66及び68は同一であって、湾曲した外周74を有し中央に開口76が設けられた平板状の薄板で形成されたカバー72、73をそれぞれ含んでいる。カバー72、73それぞれは、一方側に切り替えプレート係合タブ78が形成され、他方側には腎臓形のドーム80が構成されている。この切り替えプレート係合タブ78は、プレートの平面に対してほぼ90°の角度で延びている。また、カバー72、73それぞれには、切り欠き79がタブ78の両側に形成され、マテリアルレリーフ(material relief)を提供している。タブ78は、ハンドルプレート48、49の先端に形成された凹部53と整合するよう設計されている。カバー72、73それぞれのドーム80は、スプリングピン82及びロッキングスプリング又はトーションスプリング84の形態の応動部材を保持するための、保持用空隙を構成している。スプリングピン82それぞれは、頭部86と、頭部より小径の軸部88を有している。トーションスプリング84それぞれは、向きが反対の一対のスプリングアーム92、94と一体的につながっている中央のコイル部90を有し、この一対のスプリングアーム92、94は、巻き返された自由端96、98をそれぞれ有している(図5乃至図8)。それぞれのトーションスプリング84のコイル部90は、スプリング84が切り替え機構12の作動時にスプリングピン82に対して回転するように、それぞれのスプリングピン82の軸部88周りに回転可能に取り付けられている(disposed)。図4で分かるように、ネジ24のシャンク26は、第1の応動部材ハウジングアセンブリのカバー72の中央開口76を通過している。同様に、ナット30の胴部28は、第2の応動部材ハウジングアセンブリのカバー73の中央開口76を通過している。ネジ24の頭部25は、第1の応動部材ハウジングアセンブリ66のカバー72と係合し、ナット30の頭部31は、第2の応動部材ハウジングアセンブリ68のカバー73と係合している。
さて、図2、図3及び図13を参照すると、切り替えプレート70は、第1の応動部材ハウジングアセンブリ66とハンドルプレート48の間に横たわる第1の平坦部分100と、この第1の部分100の水平面の上方で水平面状に横たわるように分けられた(offset from)第2の平坦部分102を含んでいる。第2の部分102は、典型的には、その表面箇所を囲むプロテクトカバー103を有している。第1の部分100は、中央開口104を備え、側壁108、110及び底壁112で形成された凹部106が設けられている外周部105を有している。第1の部分100はまた、開口104と第2の部分102の間に位置する係合面114を含んでいる。開口104の径は、ワッシャー116(図3及び図4)が開口104を形成している周壁内に収められるように、カバー72、73の開口76の径より大きくなっている。ワッシャー116は、ネジシャンク26が通る穴118を有している。
注記しておきたいことは、ワッシャー116の厚みは、ワッシャー116を囲んでいる切り替えプレート70の厚みより若干大きいことである。このように構成した結果、切り替えプレート70は、カバー72とハンドルプレート48との間に、ワッシャー116を中心に限られた範囲で回転するように、摺動可能に取り付けられることとなる。同時に、プライヤ10が、切り替えプレート70の動きを妨げることなく一体に保持される態様で、カバー72の内側部(inner portion)を通過したネジスクリュー24に、そしてワッシャー116をハンドルプレート48に押し付けるように、締め付け圧が加えられる。図1、図1A及び図2で分かるように、切り替えプレート70の第2の部分102は、カバー72の外周を越えて延びていて、プライヤを持ちながら、親指等の指1本を使って、簡単に切り替えプレート70を左右に動かすためのアクチュエータ(actuator)を構成している。切り替えプレート70のこの左右の移動は、タブ78及びカバー72と、切り替えプレート側壁108、110のいずれかとの係合によって制限されている。
さて、切り替え機構12の協働を通して以下に説明するが、ピボットアセンブリ22、切り替えピン56、58、あご部18又は20それぞれは、選択的に、しっかりと(rigidly)選択されたハンドル14又は16に連結又は結合される。
前述の切り替え可能な止め輪用プライヤ10は、「軸用リングモード(the external ring mode)」及び「穴用リングモード(the internal ring mode)」と称される2つの操作モードが適用される。さて、図1及び図3を参照すると、ハンドル16の端部プレート48には、切り替えピン56を収容する位置にある孔62の隣に、「EXT」との表示が刻印され、端部プレート48の、切り替えピン58を収容する位置にある孔60の隣には、「INT」との表示がある。そして、軸用モードでは、切り替えプレートのアクチュエータ102が切り替えられ、INTとの表示を覆い、EXTとの表示を見えるようにして、ユーザーにプライヤ10が「軸用リングモード」であることを示す。同様に、プライヤ10が「穴用リングモード」のときには、切り替えプレートのアクチュエータ102はEXTとの表示を覆い、INTとの表示を見えるようにして、ユーザーに「穴用リングモード」であることを示す。
図1、図6、図8及び図14は、特に軸用リングモードを図示している。このモードでは、あご部18はハンドル14と結合し、あご部20はハンドル16と結合して、ハンドルを近づく方向に握り締めることにより、対応して先端40が互いに離れて開く結果となる。切り替えプレート70は、側壁110が上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のタブ78と係合するように、アクチュエータ102を動かすことによってスライドして位置している(図9)。
切り替えプレート70の係合面114の部分(図1の非操作状態で示されている)は、図8に示すように、上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のスプリングアーム92の巻き返された端部96を支えていることが理解される。上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のスプリング84にはねじれ負荷がかかり、スプリングアーム94の巻き返された端部98は、下方に付勢されて孔62内に入り込んでいる。スプリングアーム94の巻き返された端部98の移動は、あご部18によって阻止される。ハンドル14、16がともに握り締められると(図6)、スプリングアーム94の巻き返された端部98は、切り替えピン56の端部64を、ハンドルプレート48の底面及びあご部18の上面と同じ平面レベルに下がった状態に保持する。上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のスプリングアーム84から切り替えピン56を介して伝達された圧力により、下側の応動部材ハウジングアセンブリ68のスプリング84にはねじれ負荷がかかり、下側の応動部材ハウジングアセンブリ68のスプリングアーム94の巻き返された端部98は上方に移動して孔60に入り込んでいる。切り替えピン58の移動は、スプリングプレート係合面114の底面によって阻止される。ハンドル14、16がともに握り締められると、スプリングアーム94の巻き返された端部98は、切り替えピン58をあご部20の底面及びハンドルプレート49の上面と同一平面レベルに上がった状態に保持している。
プライヤ10を穴用リングモードに切り替えたいときには、プライヤ10を非操作状態にして(held at rest)、ユーザーは、単に、親指等の指1本を使って、EXTとの表示を覆うように、切り替えプレートのアクチュエータ102を左に(図15)スライドさせる。切り替えプレート70は、図16で分かるように、側壁108が上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のタブ78と係合するようスライドして、配置されている。プライヤのハンドル14、16がともに徐々に握り締められると、切り替えピン56、58の状態(position)が変わってカチッという音が聞こえる。ここで、ハンドル14、16の操作を止めると(at rest)、あご部18、20は離れる。ここで、ハンドル14、16を握り締めると、先端40を合わせることができる。
切り替えプレート70を、右から左に移動させても、プライヤ10は実際には軸用から穴用リングモードに切り替わらない。正確には、いったんそれぞれの孔54、60及び62が整合して、切り替えを行う機構が設定される。切り替えプレート70を切り替えることにより、上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のスプリング84のスプリングアーム94の巻き返された端部98が持ち上げられて孔62から出るとともに、スプリングアーム92の巻き返された端部96が解除されて、切り替えピン58を押圧するが、ピン58は動くことができない。ハンドル14、16がともに握り締められると(図5)、あご部の孔54と、ハンドルプレート48、49の孔60、62はすべて、同時に整合する。孔54、60、62が整合すると、上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のスプリング84は、切り替えピン58を押して、ハンドルプレート48及びあご部20の係合を解除し、ハンドルプレート49及びあご部20を係合させる。切り替えピン58は、下側の応動部材ハウジングアセンブリ68のスプリング84を押圧し、このスプリング84により切り替えピン56を押し上げてハンドルプレート48とあご部18を係合させる。切り替えピン56は、切り替えプレート70が上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のスプリングアーム94の巻き返された端部98を支持しているため、自由に上方に移動する。切り替えピン56の上方への移動は、切り替えプレート70の底面との接触により阻止される。非操作状態のプライヤ10は、ここで、図7に示すように穴用リングモードとなっている。
軸用リングモードに戻したいときには、ユーザーは、INTとの表示を覆うように、切り替えプレートのアクチュエータ102を右にスライドさせる。側壁110は、再び、上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のタブ78と係合する。プライヤ10をともに徐々に握り締めると、切り替えピン56、58の状態(position)が変わって再びカチッという音が聞こえる。ハンドル14、16を解除すると、切り替えピン56、58が状態(position)を変え終わって、またカチッという音が聞こえるかもしれない。ここで、ハンドル14、16をそのままにすると、あご部18、20が合わさって、軸用リングモードになる。ハンドル14,16をともに握り締めると、先端40は離れるように動く。前に述べたとおり、切り替えプレート70が左から右へ移動しても、プライヤ10は実際には穴用から軸用リングモードに切り替わらない。いったん孔54、60、62を整合させて、切り替えを行うよう機構を設定する。切り替えプレート70をシフトさせることによって、上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のスプリング84のスプリングアーム92の巻き返された端部96を持ち上げて、孔60から出すとともに、切り替えピン56を押圧するように、スプリングアーム94の巻き返された端部98を解除するが、ピン56は移動することができない。ハンドル14、16をともに握り締めると(図6)、あご部18、20の孔54及びハンドルプレート48、49の孔60、62は同時にすべて整合する。孔54、60、62が整合すると、上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のスプリング84は切り替えピン56を押して、ハンドルプレート48及びあご部18との係合を解除し、ハンドルプレート49及びあご部18と係合させる。切り替えピン56は下側の応動部材ハウジングアセンブリ68のスプリング84を押圧し、このスプリング84により切り替えピン58を押し上げてハンドルプレート48及びあご部20を係合させる。切り替えピン58は、切り替えプレート70が上側の応動部材ハウジングアセンブリ66のスプリング84のスプリングアーム92を支持しているため、自由に上方に移動する。切り替えピン58の上方への移動は、切り替えプレート70の底面との接触により阻止される。非操作状態のプライヤ10は、ここで、図8に示す状態となっている。
さて、当然のことながら、切り替え機構12は、プライヤ10の操作に付随して、2つの機能を果たす。ひとつの機能は、ハンドル外面に設けられた表示と相まって、スライド式の切り替えプレート70の状態によって、プライヤ10の操作モード又は操作状態を視覚的に示すことである。もうひとつの機能は、プライヤをどちらかの操作モードに切り替える場合の、切り替えピン56、58のシフトの利便性である。シフトさせるときに、追加の器具を必要としないで、また、切り替えピン56、58を直接指で押圧することなく、切り替えピン56、58は容易にまた同時に目的の位置(positions)に移動する。切り替えプレート70をスライド往復させて、一方のスプリング84の両端と係合させ、ハンドル14、16を握り締めると、両方のスプリング84は応動して揺動し、切り替えピン56、58をそれぞれのハンドル孔60、62に押し込み、かつ押し出す。スプリング84及びスライド式の切り替えプレート70はまた、プライヤ10の目的とする状態によって、切り替えピン56、58を整合して孔60、62と係合した状態に保持する機能も果たす。
本発明を好ましい実施の形態を参照して説明したが、当業者には、全体的な精神を逸脱することなく、何らかの置き換え、変更及び省略を行うことができることが理解される。例えば、本発明では、同一の2つの切り替え機構12、13を使用する別の実施の形態も予想しており、ここでは、図17、図18及び図19に示されているように、同一の2つの切り替えプレート70、71が使用されている。全体的な構造は、上記の説明のとおりであるが、切り替えプレート70、71は両方とも、軸用又は穴用リングモードのいずれかに、ともに手動で位置させることが理解される。さらに別の実施の形態が図20に示されているが、ソリッドタイプの非可撓性のロッカー(rocker)120が、下側のハウジングアセンブリ68のスプリング84の代わりに使われ、下側の応動部材を構成している。ロッカー120はピン122を中心に揺動し、切り替えピン56、58の下端と係合する剛性(rigid)の自由端124、126を有している。この剛性の自由端124、126はスプリング端96、98と同様に動くが、さらに正確に動くことで、切り替え機構12をよりよく制御するものである。したがって、上記の説明は例示しただけであって、以下のクレームに記載した本発明の範囲を限定するとみなしてはならない。

Claims (18)

  1. ピボット手段、
    前記ピボット手段の周りに、互いに近づいたり離れたりして揺動するように設けられた第1及び第2のあご部、
    前記ピボット手段の周りに、互いに近づいたり離れたりして揺動するように設けられ、前記あご部のそれぞれの側に配置された前記ピボット手段と隣接する部分を有する第1及び第2のハンドル、
    前記ハンドル部分の一方又は他方と交互に係合するように前記あご部のそれぞれにスライド可能に配置された切り替えピン、
    を構成する手段を備え、
    前記切り替えピンは、前記ピボット手段の軸と平行な軸を有する、前記あご部の横方向の孔内に配置され、前記ハンドル部分それぞれは、前記切り替えピンを収容するために間隔をあけて配置された一対の穴を有していて、
    前記第1及び第2のあご部の切り替えピンは、前記ハンドルを互いに近づくように動かすと、あご部が互いに近づく動きをするように、対応する第1及び第2のハンドルの穴に選択的にスライド可能に係合して、第1の作動状態を形成し、そして、前記ハンドルを互いに近づくように動かすと、あご部が互いに離れる動きをするように、対応する第2及び第1のハンドルの穴に選択的に係合して、第2の作動状態を形成する、プライヤであって、
    前記ピボット手段に取り付けられ、前記第1及び第2のあご部と、前記第1及び第2のハンドルの穴内で、前記切り替えピンを同時にシフトさせるために、前記ハンドル部分の外面と前記切り替えピンとに接触する切り替え機構を備え、前記切り替え機構は、一方のハンドル部分の前記外面と対応する第1の応動部材ハウジングアセンブリと、他方のハンドル部分の前記外面と対応する第2の応動部材ハウジングアセンブリと、前記ピボット手段の周りに左右に移動するように回転可能に取り付けられ、少なくとも、1つの応動部材ハウジングアセンブリと1つの前記ハンドル部分の前記外面の間でスライドできるように配置された切り替えプレート構造と、を含み、
    前記切り替えプレート構造は、前記少なくとも1つの応動部材ハウジングアセンブリの内側部分及び外側部分と、前記切り替えピンの一方の端部と係合可能である、ことを特徴とする改良されたプライヤ。
  2. 応動部材ハウジングアセンブリのそれぞれは、応動部材を保持するためのドーム状部分が設けられたカバーを含み、前記応動部材は、ピンに回転可能に取り付けられる中心部を有している、ことを特徴とする請求項1記載の改良されたプライヤ。
  3. それぞれの応動部材は、コイル状の中心部を有するスプリングである、ことを特徴とする請求項2記載の改良されたプライヤ。
  4. 前記スプリングはさらに、前記コイル状の中心部に接続された一対の反対方向に延びるスプリングアームを有している、ことを特徴とする請求項3記載の改良されたプライヤ。
  5. それぞれのスプリングアームは、巻き返された端部て終わっている、ことを特徴とする請求項4記載の改良されたプライヤ。
  6. 前記第2の応動部材ハウジングアセンブリの前記スプリングの巻き返された端部はそれぞれ、前記切り替えピンの1つと係合する、ことを特徴とする請求項5記載の改良されたプライヤ。
  7. それぞれのカバーは、前記ピボット手段を受けるための中央開口を有する薄板と、この薄板からほぼ直交して延びる切り替えプレート係合タブを含んでいる、ことを特徴とする請求項2記載の改良されたプライヤ。
  8. それぞれのハンドルには、前記タブを受けるための垂直方向の通路が形成されている、ことを特徴とする請求項7記載の改良されたプライヤ。
  9. 前記第1の応動部材ハウジングアセンブリの前記スプリングの一方の巻き返された端部は、前記切り替えプレート構造と係合し、前記第1の応動部材ハウジングアセンブリの前記スプリングの他方の巻き返された端部は、切り替えピンと係合する、ことを特徴とする請求項5記載の改良されたプライヤ。
  10. 前記切り替えプレート構造は、前記カバーと前記一方のハンドル部分の前記外面の間に横たわる第1の平坦部分と、前記第1の平坦部分から延び、前記切り替えプレート構造を動かしたいときに、指1本で係合されるようなアクチュエータを構成する第2の平坦部分と、を有している、ことを特徴とする請求項7記載の改良されたプライヤ。
  11. 前記切り替えプレート構造には、間隔をあけて配置された一対の側壁を有する凹部が形成され、それぞれの側壁は、この切り替えプレート構造を左右に移動させるときに前記カバーの前記タブと係合可能である、ことを特徴とする請求項10記載の改良されたプライヤ。
  12. 前記切り替えプレート構造は、前記第1の応動部材ハウジングアセンブリと、一方のハンドル部分の前記外面との間に配置された1枚の切り替えプレートを含む、ことを特徴とする請求項1記載の改良されたプライヤ。
  13. 前記切り替えプレート構造は、前記第1の応動部材ハウジングアセンブリと、一方のハンドル部分の前記外面との間に配置された1枚の切り替えプレートと、前記第2の応動部材ハウジングアセンブリと、別のハンドル部分の前記外面との間に配置された別の切り替えプレートと、を含むことを特徴とする請求項1記載の改良されたプライヤ。
  14. 前記応動部材ハウジングアセンブリの一方は、第1のピンに回転するよう取り付けられたスプリングを含み、前記応動部材ハウジングアセンブリの他方は、第2のピンに揺動するように取り付けられたソリッドタイプの非可撓性のロッカーを含む、ことを特徴とする請求項1記載の改良されたプライヤ。
  15. 切り替え可能な止め輪用プライヤであって、
    ピボットと、
    前記ピボットに回転可能に接続された第1及び第2のあご部と、
    前記ピボットに回転可能に固定された第1及び第2のハンドルと、
    前記ハンドルを内側に動かすと前記あご部が内側に動くような第1の作動状態と、前記ハンドルを内側に動かすと前記あご部が外側に動くような第2の作動状態と、を確保できるように、前記第1及び第2のあご部と第1及び第2のハンドルに、選択的に移動するようにスライド可能に配置された一対の切り替えピンと、
    前記第1及び第2の作動状態の間で、前記あご部及びハンドル内で、前記切り替えピンを同時にシフトさせるために、前記ハンドル及びピボットに取り付けられた切り替え機構と、を備え、
    前記切り替え機構は、前記ピボットの一端に取り付けられ、前記第1のハンドルの外面と対応する第1の応動部材ハウジングアセンブリと、前記ピボットの他端に取り付けられ、前記第2のハンドルの外面と対応する第2の応動部材ハウジングアセンブリと、前記ピボットに回転可能に取り付けられ、少なくとも1つの応動部材ハウジングアセンブリと前記1つのハンドル部分の前記外面の一方との間でスライド可能に配置された切り替えプレート構造と、を有し、それぞれの応動部材ハウジングアセンブリは、一対の反対方向に延びるスプリングアームを備えた中央のコイル部を有するスプリングを保持するためのカバーと、前記スプリングの前記コイル部が回転可能に配置されているスプリングピンと、を含んでいて、
    これにより、それぞれの作動状態で、前記切り替えプレート構造が、前記スプリングアームの一方、少なくとも1つの応動部材ハウジングアセンブリのカバー、及び前記切り替えピンの一方の端部と係合する、ことを特徴とする切り替え可能な止め輪用プライヤ。
  16. 前記切り替えプレート構造は、前記第1の応動部材ハウジングアセンブリと一方のハンドル部分の前記外面との間に配置されている、1枚の切り替えプレートを含む、ことを特徴とする請求項15記載のプライヤ。
  17. 前記切り替えプレート構造は、前記第1の応動部材ハウジングアセンブリと一方のハンドル部分の前記外面との間に配置された1枚の切り替えプレートと、前記第2の応動部材ハウジングアセンブリと別のハンドル部分の前記外面との間に配置された別の切り替えプレートと、を含む、ことを特徴とする請求項15記載のプライヤ。
  18. ピボットと、
    前記ピボットに回転可能に固定された第1及び第2のあご部と、
    前記ピボットに回転可能に接続された第1及び第2のハンドルと、
    前記ハンドルを内側に動かすと前記あご部が内側に動くこととなる一方の作動状態と、前記ハンドルを内側に動かすと前記あご部が外側に動くこととなる第2の作動状態とに、前記第1及び第2のあご部と前記第1及び第2のハンドル内で選択的に移動するためにスライド可能に配置された一対の切り替えピンと、を備えている止め輪用プライヤの切り替え方法であって、
    前記ピボットの一端に、両端部を有する第1の応動部材を備えた第1の応動部材ハウジングアセンブリを、この第1の応動部材ハウジングアセンブリが前記第1のハンドルの外面の上に配置されるように取り付ける工程と、
    前記ピボットの他端に、両端部を有する第2の応動部材を備えた第2の応動部材ハウジングアセンブリを、この第2の応動部材ハウジングアセンブリが前記第2のハンドルの外面上に配置され、この第2の応動部材の両端部が前記切り替えピンの端部と係合可能となるように取り付ける工程と、
    少なくとも、1つの応動部材ハウジングアセンブリと前記ハンドルの前記外面の一方との間をスライド往復し、前記応動部材の少なくとも一方の両端と係合するように、前記ピボットに、限られた範囲で回転する切り替えプレート構造を取り付ける工程と、を備え、
    前記切り替えプレート構造をスライド往復させて、前記応動部材の前記少なくとも一方の両端と係合させ、前記ハンドルを握り締めたときに、両方の応動部材を揺動させ、切り替えピンを押して第1及び第2の作動状態に入ったり出たりさせるように応動させる、ことを特徴とする方法。



JP2008518136A 2005-06-20 2006-04-03 切り替え可能な止め輪用プライヤのスライド式切り替え機構 Active JP4950191B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/156,929 2005-06-20
US11/156,929 US7194936B2 (en) 2005-06-20 2005-06-20 Slidable switching mechanism for convertible retaining ring pliers
PCT/US2006/012350 WO2007001577A1 (en) 2005-06-20 2006-04-03 Slidable switching mechanism for convertible retaining ring pliers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009527364A true JP2009527364A (ja) 2009-07-30
JP4950191B2 JP4950191B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=36616959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008518136A Active JP4950191B2 (ja) 2005-06-20 2006-04-03 切り替え可能な止め輪用プライヤのスライド式切り替え機構

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7194936B2 (ja)
EP (1) EP1899113B1 (ja)
JP (1) JP4950191B2 (ja)
AT (1) ATE509737T1 (ja)
AU (1) AU2006262861B2 (ja)
CA (1) CA2613033C (ja)
WO (1) WO2007001577A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4223453B2 (ja) * 2004-09-21 2009-02-12 本田技研工業株式会社 C形クリップの装着治具
USD789169S1 (en) * 2016-03-16 2017-06-13 Temper Axle Products Corporation Retaining ring pliers
US9764453B1 (en) 2016-03-16 2017-09-19 Temper Axle Products Corporation Systems and methods for preloading a bearing
US8960057B2 (en) * 2013-01-21 2015-02-24 Min-Zheng Zeng C-type pliers
USD738174S1 (en) * 2014-04-24 2015-09-08 A & E Incorporated Locking pliers
USD742194S1 (en) * 2014-04-24 2015-11-03 A & E Incorporated Locking pliers
CN104476430A (zh) * 2014-12-19 2015-04-01 南京化工职业技术学院 一种卡圈拆卸钳
TWI564120B (zh) * 2016-01-08 2017-01-01 Auto Skill Industrial Co Ltd Disassembly Clamp of Dust Cover for Motor Drive Shaft
US10107331B1 (en) 2017-04-07 2018-10-23 Temper Axle Products Corporation Systems and methods for preloading a bearing and aligning a lock nut
US9850943B1 (en) 2017-04-07 2017-12-26 Temper Axle Products Corporation Systems and methods for preloading a bearing and aligning a lock nut
US10100872B1 (en) 2017-04-07 2018-10-16 Templer Axle Products Corporation Systems and methods for preloading a bearing and aligning a lock nut
US10974544B2 (en) 2017-04-07 2021-04-13 Temper Axle Products Corporation Systems and methods for preloading a bearing and aligning a lock nut
US10107324B1 (en) 2017-08-08 2018-10-23 Temper Axle Products Corporation Lock nut with offset retaining ring
US10982706B2 (en) 2017-08-08 2021-04-20 Temper Axle Products Corporation Lock nut with adjustable retaining ring
US20190118347A1 (en) * 2017-10-23 2019-04-25 Min-Zheng Zeng Replacement structre of pair of pliers
US10968945B2 (en) 2018-07-02 2021-04-06 Temper Axle Products Corporation Lock nut with rotatably alignable retaining ring
DE102022204845B3 (de) 2022-05-17 2023-11-02 Zf Friedrichshafen Ag Zangenwerkzeug

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4476750A (en) * 1983-06-07 1984-10-16 Murphy James W Latching mechanism
JPH0516986B2 (ja) * 1984-11-08 1993-03-05 Mirubaa Corp
JP2609072B2 (ja) * 1994-10-14 1997-05-14 磐田電工株式会社 軸用および孔用止め輪の脱着具
WO2001076826A1 (en) * 2000-04-05 2001-10-18 Stride Tool, Inc. Universal retaining ring plier tool
US6378403B1 (en) * 1999-12-17 2002-04-30 Stride Tool, Inc. Universal retaining ring plier

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4280265A (en) * 1979-09-10 1981-07-28 Murphy James W Pliers
TW454653U (en) * 2000-11-03 2001-09-11 Jang Shiue Chin Spring clip for both inner and outer C-typed clips
US6983677B1 (en) * 2004-04-05 2006-01-10 A&E Incorporated Switching mechanism for convertible retaining ring pliers

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4476750A (en) * 1983-06-07 1984-10-16 Murphy James W Latching mechanism
JPH0516986B2 (ja) * 1984-11-08 1993-03-05 Mirubaa Corp
JP2609072B2 (ja) * 1994-10-14 1997-05-14 磐田電工株式会社 軸用および孔用止め輪の脱着具
US6378403B1 (en) * 1999-12-17 2002-04-30 Stride Tool, Inc. Universal retaining ring plier
WO2001076826A1 (en) * 2000-04-05 2001-10-18 Stride Tool, Inc. Universal retaining ring plier tool

Also Published As

Publication number Publication date
EP1899113B1 (en) 2011-05-18
AU2006262861A1 (en) 2007-01-04
AU2006262861B2 (en) 2010-12-23
WO2007001577A1 (en) 2007-01-04
US20060283291A1 (en) 2006-12-21
ATE509737T1 (de) 2011-06-15
JP4950191B2 (ja) 2012-06-13
CA2613033C (en) 2011-12-20
US7194936B2 (en) 2007-03-27
CA2613033A1 (en) 2007-01-04
EP1899113A1 (en) 2008-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4950191B2 (ja) 切り替え可能な止め輪用プライヤのスライド式切り替え機構
US6983677B1 (en) Switching mechanism for convertible retaining ring pliers
US7717016B2 (en) Tool handle for an exchangeable screwdriver
US20120067164A1 (en) Rotation control device for a tool
US8511206B2 (en) Ratchet wrench with rotatable driving head
US6786117B1 (en) Versatile use pliers
US2667678A (en) Hand clamp
US6378403B1 (en) Universal retaining ring plier
US6792837B2 (en) Universal retaining ring plier tool
US10300583B2 (en) Ratchet wrench
US6367125B1 (en) Handle assembly preventing a tool from slipping
US8960057B2 (en) C-type pliers
US6629443B2 (en) Ergonomic crimping apparatus
US6370991B1 (en) Pliers for use in narrow space
US6481316B1 (en) Pawl shifting mechanism for ratchet tools
US7017455B2 (en) Handle of a hand tool
US20190358788A1 (en) Ratchet wrench
US20180250796A1 (en) Ratchet wrench
US6789452B1 (en) Increased torque applying pliers
US7013771B2 (en) Detachment tool for pipe clamping strap
US20230286122A1 (en) Switchable pliers and method for use
GB2369794A (en) Pliers for use in a narrow space.
US6851340B2 (en) Screwdriver assembly
US6976297B1 (en) Wrench for an engine clutch of a radio control model
WO2018141137A1 (en) Ratchet wrench

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120308

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4950191

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250