JP2009524258A - 平らな物を処理するための音響エネルギシステム、方法及び装置 - Google Patents

平らな物を処理するための音響エネルギシステム、方法及び装置 Download PDF

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Abstract

半導体ウエハなどの平らな物を音響エネルギを用いて処理するシステム、装置及び方法。本発明によるシステム、装置及び方法は、洗浄処理において、ウエハの両面から微粒子を効率的かつ効果的に除去することが出来る観点を有する。本発明は、平らな物を処理する装置であり、装置は、平らな物を支持する回転可能な支持体、回転可能な支持体上の平らな物の第1の表面に液体を供給する第1のディスペンサ、及び、回転可能な支持体上の平らな物の第2の表面に液体を供給する第2のディスペンサ、を有し、更に、装置は、音響エネルギを生成する第1のトランスデューサ及び該第1のトランスデューサに音響的に接続された第1のトランスミッタを有する第1のトランスデューサ装置を有し、第1のトランスデューサ装置は、前記第1のディスペンサが前記回転支持体上の平らな物の前記第1の表面に液体を供給すると、前記第1のトランスデューサの一部分と前記平らな物の第1の表面の間に液体の第1のメニスカスが形成されるように位置決めされており、更に、装置は、音響エネルギを生成する第2のトランスデューサ及び該第2のトランスデューサに音響的に接続された第2のトランスミッタを有する第2のトランスデューサ装置を有し、該第2のトランスデューサ装置は、第2のディスペンサが回転支持体上の前記平らな物の第2の表面に液体を供給すると、前記第2のトランスデューサの一部分と前記平らな物の第2の表面の間に液体の第2のメニスカスが形成されるように位置決めされている。

Description

関連特許出願の相互参照
本出願は、2006年1月20日出願の米国仮特許出願シリアル番号60/760820、2006年8月16日出願の米国仮特許出願シリアル番号60/837965、2006年10月11日出願の米国仮特許出願シリアル番号60/850930、2007年1月22日出願の米国仮特許出願シリアル番号60/885978及び2007年1月22日出願の米国非仮特許出願シリアル番号11/625556の利益を要求する。それらの全ては参照することでここに導入される。
本発明は、一般的に音響エネルギを利用して平らな物を処理する分野に係わり、特に半導体ウエハなどの平らな物を洗浄するために音響エネルギを利用するシステム、方法及び装置に関する。
半導体製造の分野では、その産業の初めから、製造工程中に半導体ウエハから微粒子を除去することに関して、品質の高いウエハを製造するために厳しい要求があった。半導体ウエハから微粒子を除去するために多くの異なるシステム及び方法が開発された。これらのシステム及び方法の多くは、ウエハに損傷を与えるために望ましくないものであった。そして、ウエハから微粒子を除去すること、それはしばしば微粒子除去効率(“PRE”)という形で測定されるが、それは洗浄方法及び/又はシステムにより該ウエハが受ける損傷の量に対して均衡を保っている必要がある。ウエハ表面上の装置に損傷を与えることにならないよう、デリケートな半導体ウエハから微粒子を離しておくことが出来るようにすることが、洗浄方法及びシステムにとって望ましい。
半導体ウエハの表面から微粒子を除去する既存の技術は化学的及び機械的な処理を利用したものである。従来使用されてきた典型的な洗浄用化学物質は、スタンダート洗浄1(“SC1”)といわれるものであり、水酸化アンモニウム、過酸化水素及び水の混合物である。SC1は、ウエハの表面を酸化させ、腐食させる。この腐食処理はアンダーカッティングとして知られ、微粒子が結合するウエハ表面の物理的な接触領域を減少させ、除去を容易にする。しかし、実際ウエハ表面から微粒子を除去するには、機械的な処理が依然として必要となる。
より大きな粒子や大きな装置の場合、ウエハ表面から微粒子を物理的にブラシを掛けて除去する洗浄装置が従来使用されてきた。しかし、装置サイズが小さくなるにつれ、こうした洗浄装置や物理的洗浄を行なう他の方式は、ウエハと物理的な接触をすることで、より小さくなり、微小化した装置に致命的な損傷を該装置に与え始めた。
最近、微粒子除去を行なうために、化学処理中にウエハに音/音響エネルギを適用して、物理的な洗浄に代えることが行なわれている。“音響的”及び“音”という言葉は、本明細書中で取り替えて使用される。基板処理において使用される音響エネルギは音響エネルギ源を介して生成され、それは典型的には、圧電性結晶から作られたトランスデューサを有する。運転に際しては、トランスデューサは電力源(即ち、電気エネルギ源)に接続される。電気エネルギ信号(即ち、電力)がトランスデューサに供給される。トランスデューサはこの電気エネルギ信号を振動性機械エネルギ(即ち、音/音響エネルギ)に変換し、該エネルギは処理中の基板に伝達される。電力源からトランスデューサに供給されたサインカーブの波形を有する電気エネルギ信号の特性が、トランスデューサにより生成された音響エネルギの特性に与えられる。例えば、電気エネルギ信号の周波数及び/又はパワーを増加させると、トランスデューサにより生成される音響エネルギの周波数及び/又はパワーが増大する。
時がたち、音響エネルギを利用したウエハ洗浄が、半導体のウエット処理に適用するに最も好適な微粒子除去方法となった。音響エネルギが微粒子除去の効果的な方法であることが判明したが、何らかの機械的な処理を用いると、損傷の可能性があり、音響洗浄は従来の物理的洗浄方法及び装置と同様に同じ損傷の問題に直面した。過去において、音響エネルギを利用した洗浄システムは半導体ウエハをバッチで処理するように設計されていた。典型的には、25枚の基板を一度に洗浄するなどである。バッチ洗浄の利点は、基板の大きさと単一ウエハ洗浄システムの効率が増大するにつれ小さなものとなった。一枚の半導体ウエハの価値が上昇し、装置がより繊細な特性を有するようになると、産業の趨勢は単一ウエハ処理装置に向いていった。
高周波超音波エネルギを利用した単一ウエハ洗浄システムの一例が、2000年3月21日発行の米国特許第6039059号(“Bran”)及び2006年9月5日発行の米国特許第71003304号(“Lauerhaas et al”)に開示されているが、それらはここで参照することで、全体が導入される。単一ウエハ洗浄システムは米国特許第6039059号の主題であり、米国特許第71003304号は、ペンシルベニア州、アレンタウンのアクリオンInc.により“Goldfinger(登録商標)”の名前の下、商品化された。音響エネルギを利用した単一ウエハ洗浄の他の例が、2006年12月5日発行の米国特許第7145286号(“Beck et al”)、2003年4月1日発行の米国特許第6539952号(“Itzkowitz”)及び2006年12月14日発行の米国特許公開第2006/0278253号(“Verhaverbeke et al”)、に開示されている。上述した装置のような単一ウエハ音響洗浄システムにおいては、液体の膜が半導体ウエハの片面又は両表面に適用されている間、半導体ウエハは水平位置に支持され、回転される。トランスデューサ装置はウエハの表面に隣接して配置され、トランスデューサ装置のトランスミッタ部は液体のメニスカスにより液体膜と接触状態にある。トランスデューサ装置はウエハが回転している間、駆動され、該トランスデューサ装置により生成された音響エネルギをウエハに伝えている。
しかしながら、半導体産業が、100nmの装置より小さな装置が主体となるにつれ、半導体処理装置の製造に関して新たなる挑戦が生じた。洗浄工程は変っていないが、装置がより小さくなった結果、清浄度の要求もより重要性を増し、厳しいものとなった。小さなサイズの装置を扱う場合、装置の大きさに対する汚染物質の大きさの割合が高くなり、汚染された装置が適切に機能しなくなる可能性が高くなる。こうして、より厳格な清浄性及びPRE要求性が求められる。その結果、ウエハ製造中の汚染物質の量及び大きさを小さくすることの出来る、改良された半導体ウエハ処理技術が高く望まれている。
これらの増大する厳格な洗浄性とPRE要求の結果、ウエハの側面及び表面から微粒子を除去することが本発明の発明者により発見され、高い利益を達成する際のより重要な役割を演ずることとなる。従来の単一ウエハシステムにおいては、洗浄サイクル中の半導体ウエハの両表面から微粒子を除去することは、単一のトランスデューサ装置を該ウエハの表面の一つに近接して設けることで行なわれていた。このトランスデューサ装置は十分なパワーレベルで駆動され、生成された音響エネルギは該ウエハそのものを通過して該ウエハの反対側表面の微粒子を除去する。この基礎となるコンセプトは、米国特許第6039059号の主題となる発明の一つである。このデュアルサイド洗浄のコンセプトは、ウエハの背面に隣接して配置されたトランスデューサ装置を持った米国特許出願公開第2006/0278253(“Verhaverbeke et al”)に開示されたシステムで利用され、コピーされた。
ウエハの両側面を洗浄する単一ウエハシステム及び方法のこうした進歩にも拘わらず、最小の装置損傷で良好なPREを達成することの出来る単一ウエハシステムの必要性が依然として存在する。更に、装置の継続する小型化は、既存の洗浄装置に、高いPREと最小の装置損傷の間の許容できるバランスを達成することが出来るように求め続ける。
発明の要約
従って、本発明の目的は、半導体ウエハなどの平らな物を音響エネルギを用いて処理するシステム、装置及び方法を提供することである。
本発明の別の目的は、半導体ウエハなどの平らな物の両面を音響エネルギを用いて同時に洗浄するシステム、装置及び方法を提供することである。
更に、本発明の別の目的は、半導体ウエハなどの平らな物の両面を音響エネルギを用いて同時に洗浄し、PREを向上させ、更に/又は平らな物への損傷を減少させることのできる、システム、装置及び方法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、回転する平らな物の下表面に音響エネルギを適用するシステム、装置及び方法を提供することである。
本発明の別の目的は、半導体ウエハなどの平らな物の両面を音響エネルギの反射を用いて同時に洗浄するシステム、装置及び方法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、既存の単一ウエハ洗浄装置を改造してウエハの両面に対する改良された洗浄を可能とする、装置及び方法を提供することである。
本発明の別の目的は、トランスデューサ装置と平らな物の下表面との間の液体結合を向上させるシステム、装置及び方法を提供することである。
本発明の別の目的は、単一ウエハ洗浄装置の背面の微粒子除去効率を、ウエハの上面に配置された装置への損傷を増大させることなく高める、システム、装置及び方法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、平らな物の背面へ高周波超音波を適用するためのシステム、装置及び方法を提供することである。
これらの及び他の目的は、本発明によって解決される。本発明の一実施例は平らな物を処理する装置であり、該装置は、平らな物を支持する回転可能な支持体、前記回転可能な支持体上の平らな物の第1の表面に液体を供給する第1のディスペンサ、及び、前記回転可能な支持体上の平らな物の第2の表面に液体を供給する第2のディスペンサ、を有し、更に、前記装置は、音響エネルギを生成する第1のトランスデューサ及び該第1のトランスデューサに音響的に接続された第1のトランスミッタを有する第1のトランスデューサ装置を有し、該第1のトランスデューサ装置は、前記第1のディスペンサが前記回転支持体上の平らな物の前記第1の表面に液体を供給すると、前記第1のトランスミッタの一部分と前記平らな物の前記第1の表面の間に液体の第1のメニスカスが形成されるように位置決めされており、更に、前記装置は、音響エネルギを生成する第2のトランスデューサ及び該第2のトランスデューサに音響的に接続された第2のトランスミッタを有する第2のトランスデューサ装置を有し、該第2のトランスデューサ装置は、前記第2のディスペンサが前記回転支持体上の前記平らな物の前記第2の表面に液体を供給すると、前記第2のトランスミッタの一部分と前記平らな物の前記第2の表面の間に液体の第2のメニスカスが形成されるように位置決めされている、ことを特徴とする。
他の実施例では、平らな物を洗浄する装置であって、該装置は、平らな物を支持する回転可能な支持体、を有し、更に、前記装置は、第1のトランスデューサ及び該第1のトランスデューサに音響的に接続された第1のトランスミッタを有する第1のトランスデューサ装置を有し、該第1のトランスデューサ装置は、前記回転支持体上の平らな物の第1の表面と前記第1のトランスミッタの一部分との間に第1の小さな間隙が形成されるように位置決めされており、液体が前記第1の表面に供給されると、前記平らな物の前記第1の表面と前記第1のトランスミッタの前記一部分の間に、液体の第1のメニスカスが形成され、更に、前記装置は、第2のトランスデューサ及び該第2のトランスデューサに音響的に接続された第2のトランスミッタを有する第2のトランスデューサ装置を有し、該第2のトランスデューサ装置は、前記回転支持体上の平らな物の第2の表面と前記第2のトランスミッタの一部分との間に第2の小さな間隙が形成されるように位置決めされており、液体が前記第2の表面に供給されると、前記第2の表面と前記第2のトランスミッタの前記一部分の間に、液体の第2のメニスカスが形成される、ことを特徴とする。
他の実施例では、本発明は、平らな物を処理する装置であり、該装置は、平らな物を水平位置で支持して回転させる、回転可能な支持体を有し、更に、音響エネルギを生成するトランスデューサ、該第1のトランスデューサに音響的に接続されたトランスミッタ及び、前記トランスミッタの周囲の少なくとも一部を囲むダムからなり、前記ダムと前記トランスミッタとの間に液体保持溝を形成した、トランスデューサ装置を有し、前記トランスデューサ装置は、前記トランスミッタの一部分が前記回転支持体上の平らな物の下表面に近接し、液体が前記平らな物の下表面に供給されると、前記平らな物の下表面と前記トランスミッタの前記一部分の間に液体のメニスカスが形成されるように、位置決めされている、ことを特徴とする。
他の実施例では、本発明は、平らな物の下表面の下に配置されるトランスデューサ装置であって、該装置は、音響エネルギを生成するトランスデューサ、第1のトランスデューサに音響的に接続されたトランスミッタ、及び、前記トランスミッタの周囲の少なくとも一部を囲んで、第2のトランスミッタとの間に液体保持溝を形成するダム、を有することを特徴とする。
他の実施例では、トランスデューサ装置を製造する方法であって、該方法は、概略円筒形のトランスミッタ板を準備し、該トランスミッタ板の凸状の内表面に一つ以上のトランスデューサを結合し、前記トランスミッタにハウジングを接続して、その中に前記一つ以上のトランスデューサが配置された、囲まれた空間を有する部品を生成し、該部品を、不活性非反応性プラスチックで包む形で封入する、ことを特徴とする。
更に、他の実施例では、本発明は、平らな物を処理する方法であって、該方法は、a)下表面と上表面を有する平らな物を、ガスの充満した雰囲気中で水平位置に支持し、b)水平位置に保持した状態で、前記平らな物を回転させ、c)前記平らな物の前記上表面に液体の膜を適用し、d)前記平らな物の前記下表面に液体の膜を適用し、e)前記平らな物の前記上表面に音響エネルギを、第1のトランスデューサ及び第1のトランスミッタからなる第1のトランスデューサ装置を介して適用し、前記第1のトランスミッタの一部分は、前記平らな物の上表面上の液体の前記膜と接触しており、f)前記平らな物の前記下表面に音響エネルギを、第2のトランスデューサ及び第2のトランスミッタからなる第2のトランスデューサ装置を介して適用し、前記第2のトランスミッタの一部分は、前記平らな物の下表面上の液体の前記膜と接触している、ことから構成される。
更に別の実施例では、本発明は平らな物を処理する装置であり、該装置は、平らな物を水平位置に支持する回転可能な支持体を有し、音響エネルギを生成するトランスデューサ及び該トランスデューサに音響的に接続されたトランスミッタを有するトランスデューサ装置を有し、該トランスデューサ装置は、前記トランスミッタの一部分を、前記回転支持体上の平らな物の上表面に近接させて、液体が該上表面に供給されると、前記トランスミッタの前記一部分と前記上表面の間に液体の第1のメニスカスが形成されるように、位置決めされており、前記装置は、更に反射材を有し、該反射材は、前記反射材の一部分を、前記支持体上の平らな物の下表面に近接させて、液体が該下表面に供給されると、前記反射材の一部分と前記下表面の間に液体の第2のメニスカスが形成されるように、位置決めされており、更に、前記反射材は、前記平らな物を通過して来た、前記第1のトランスデューサ装置により生成された音響エネルギの少なくとも一部を、前記平らな物の下表面に向けて反射するように、位置決めされていることを特徴とする。
更に、他の実施例では、本発明は、平らな物を処理する装置であり、該装置は、平らな物をガスの充満した雰囲気中で支持する回転可能な支持体を有し、トランスデューサ及び該トランスデューサに結合されたトランスミッタを有するトランスデューサ装置を有し、該トランスデューサ装置は、前記トランスミッタの一部分と前記回転支持体上の平らな物の第1の表面との間に第1の小さな間隙が存在し、これにより液体が前記平らな物の第1の表面に供給されると、前記トランスミッタの前記一部分と前記平らな物の前記第1の表面との間に液体の第1のメニスカスが形成されるように、位置決めされており、前記装置は、更に反射材を有し、該反射材は、前記反射材の一部分と前記回転支持体上の平らな物の第2の表面との間に第2の小さな間隙が存在し、これにより液体が前記平らな物の第2の表面に供給されると、前記反射材の前記一部分と前記平らな物の前記第2の表面との間に液体の第2のメニスカスが形成されるように、位置決めされており、更に、前記反射材は、前記平らな物を透過して来た、前記第1のトランスデューサ装置により生成された音響エネルギの少なくとも一部を、前記反射材により前記平らな物の前記第2の表面に向けて反射するように、位置決めされていることを特徴とする。
更に、別の実施例では、本発明は平らな物を処理する方法であり、該方法は、a)下表面及び上表面を有する平らな物をガスが充満した雰囲気中で水平位置に支持し、b)前記平らな物を水平位置を保ったまま回転させ、c)前記平らな物の上表面に液体の膜を適用し、d)前記平らな物の下表面に液体の膜を適用し、e)前記平らな物の上表面の液体の膜とトランスミッタの一部分を接触させて、トランスデューサ及び前記トランスミッタからなるトランスデューサ装置を介して前記平らな物の上表面に音響エネルギを適用し、f)前記平らな物の下表面の液体の膜に接触する反射材を介して、前記第1のトランスデューサ装置により生成され、前記平らな物を通過してきた音響エネルギを、前記平らな物の下表面に向けて反射させて、構成したことを特徴とする。
本発明を特徴づける、新規なこれらの、及び多様な利点や特色はここに添付したクレームにおいて詳細に指摘され、発明の一部をなす。しかし、一般的な技術のよりよき理解、その利点及びその使用により得られた目的のために、本発明の好適な実施例を示し記述した、本発明の別の部分を構成する図面及び付随する記述を参照すべきである。
図1は、本発明の一実施例に基づく音響エネルギ洗浄システムの模式図。
図2は、図1の音響エネルギ洗浄システムの一つの構成を示す斜視図。
図3は、図2の音響エネルギ洗浄システムの側断面図。
図4は、図2の音響エネルギ洗浄システムに利用されている本発明の一実施例に基づく、底面側トランスデューサ装置としてのトランスデューサ装置。
図5は、図4のA−A線に沿ったトランスデューサ装置の断面図。
図6は、図4のトランスデューサ装置の分解斜視図。
図7は、図4のトランスデューサ装置が断面で示されている、本発明の一実施例に基づく半導体ウエハの下表面に隣接した位置にある、図4のトランスデューサ装置の模式図。
図8は、図2の音響エネルギ洗浄システムに関して底面側トランスデューサ装置に対する上面側トランスデューサ装置の配置例を示す模式図。
図9は、図8のB−B線に沿った図8のトランスデューサ装置の模式断面図。
図10は、図2の音響エネルギ洗浄システムに関して底面側のトランスデューサ装置に対する上面側のトランスデューサ装置の別の配置例を示す模式図。
図11は、図10のC−C線に沿った、図10の別の例のトランスデューサ装置の模式断面図。
図12は、本発明の一実施例に基づく反射材を利用した音響エネルギ洗浄システムの模式図。
図13は、本発明の別の実施例に基づく反射材を利用した音響エネルギ洗浄システムの模式図。
図14は、図12の音響エネルギ洗浄システムの反射材として作用することの出来るトランスデューサ装置の5つの異なる実施例を示す図。
発明の記述
図1に、音響エネルギ洗浄システム1000(以下、“洗浄システム1000”と称する)の模式図を本発明の一実施例に基づいて示す。議論を簡単にするために、図面における発明のシステム及び方法は、半導体ウエハの洗浄に関して議論するが、本発明は限定されるものではなく、平らな物を、任意に湿式処理する際に利用することが出来る。
洗浄システム1000は、概して上部トランスデューサ装置200,下部トランスデューサ装置300及び半導体ウエハ50を実質的に水平な位置に保持する回転支持体10を有する。好ましくは、半導体ウエハ50は、上表面51がウエハ50の装置面であり、下表面52が非装置面であるように支持される。勿論、必要ならば、ウエハは、上表面51がウエハ50の非装置面であり、下表面52が装置面であるように支持することも出来る。
回転支持体10は、その支持機能を発揮する際には、基板50の周囲のみと係合接触するように設計されている。しかし、回転支持体10の構造の正確な詳細は本発明のものに限らず、チャックや支持板などの他の多様な支持構造を用いることが出来る。また、該支持構造が半導体ウエハを実質的に水平に位置決めした状態で、回転支持させることが望ましいが、本発明の他の実施例では、システムは半導体ウエハを、直角や斜めの他の位置で支持するように構成することも出来る。こうした実施例では、トランスデューサ装置200,300などの洗浄システム1000の残りの部品は、該システム内で対応する位置に再配置され、所望の機能を発揮することが出来、及び/又は、以下に述べる本システムの他の部品に関して相対的に必要な位置を取ることが出来る。
回転支持体10は、モータ11に運転可能に接続され、ウエハ50を水平支持平面内で回転させることが出来る。モータ11は、好ましくは、任意の回転速度ωで支持体10を回転することが出来るように可変速度モータである。モータ11は、電気的及び運転可能にコントローラ12に接続されている。コントローラ12はモータ11の運転を制御し、所望の回転速度ω及び所望の回転時間が達成されるようにする。
洗浄システム1000は、更に上部ディスペンサ13と下部ディスペンサ14を有する。上部ディスペンサ13と下部ディスペンサ14は、共に液体供給サブシステム16に液体供給ライン17,18を介して運転可能に、また流体的に接続されている。液体供給サブシステム16は、今度は、液体貯蔵装置15に流体的に接続されている。液体供給サブシステム16は、上部ディスペンサ13と下部ディスペンサ14の両方の液体供給を制御する。
液体供給サブシステム16は、単純化のためにブロックで表示されているが、洗浄システム1000内の液体の流れ及び伝達を制御するために必要な、ポンプ、ダクト、コネクタ、センサなど、全ての所望の装置を有している。液体の流れの方向は、供給ライン17,18上に矢印で示す。液体供給サブシステム16の多様な部品の存在、配置、機能は洗浄システム1000の必要性及びその上で実行すべき処理に応じて変化し、またそれに基づいて調整することが出来ることは、当業者にとって自明である。液体供給サブシステム16の部品は、運転可能にコントローラ12に接続され、コントローラ12により制御される。
液体貯蔵装置15は、実行すべき処理に応じた、ウエハ50に供給すべき所望の液体を保持している。洗浄システム1000の場合、液体貯蔵装置15は、洗浄液体、例えば脱イオン水(“DIW”)、スタンダート洗浄1(“SC1”)、スタンダート洗浄2(“SC2”)、オゾン化脱イオン水(“DIO”)、希釈化又は超希釈化化学物質及び/又はそれらの組み合わせを、貯留している。
更に、複数の液体貯蔵装置を持つことが出来る。例えば、本発明のある実施例では、上部ディスペンサ13と下部ディスペンサ14は、異なる液体貯蔵装置に運転可能にまた流体的に接続することが出来る。このことは、もし望むなら、異なる液体をウエハ51の下表面52及び上表面51に適用することが出来る。
洗浄システム1000は、更に、ガス源20に運転可能にまた流体的に接続されたガス供給サブシステム19を有している。ガス供給サブシステム19は、上部トランスデューサ装置200にガス供給ライン21を介して、また下部トランスデューサ装置300にガス供給ライン22を介して、運転可能にまた流体的に接続されている。ガス供給サブシステム19は、単純化のためにブロックで表示されているが、洗浄システム1000内のガスの流れ及び伝達を制御するために必要な、ポンプ、バルブ、ダクト、コネクタ、センサなど、全ての所望の装置を有している。ガスの流れの方向は、供給ライン21,22上に矢印で示す。ガス供給サブシステム19の多様な部品の存在、配置、機能は洗浄システム1000の必要性及びその上で実行すべき処理に応じて変化し、またそれに基づいて調整することが出来ることは、当業者にとって自明である。ガス供給サブシステム19の部品は、運転可能にコントローラ12に接続され、コントローラ12により制御される。そして、ガス供給サブシステム19からのガスの伝送は、コントローラ12から受信した信号に基づく。
以下により詳細に述べるが、ガスは上部及び下部トランスデューサ装置200,300に供給され、電気エネルギを音響エネルギに変換する装置200,300内のトランスデューサを冷却し及び/又は洗浄する。ガス源20は、好ましくは、窒素、ヘリウム、二酸化炭素などの不活性ガズを貯留する。しかし、本発明は、特定のガスを使用することを限定するものではない。更に、液体の場合と同様に、複数のガス源を持つことが可能である。例えば、本発明のある実施例では、上部トランスデューサ装置200と下部トランスデューサ装置300は、異なるガス源に運転可能にまた流体的に接続することが出来る。このことは、もし望むなら、異なるガスを適用することが出来る。
洗浄システム1000は、更に、上部トランスデューサ装置200に運転可能に接続された水平アクチュエータ250及び下部トランスデューサ装置300に運転可能に接続された垂直アクチュエータ350を有している。アクチュエータ250,350は、コントローラ12に運転可能に接続され、コントローラ12により制御される。アクチュエータ250,350は、空気アクチュエータ、駆動体組立型アクチュエータ又は、必要な動作を行える任意の構造でもよい。
水平アクチュエータ250は、上部トランスデューサ装置200を、待避位置と処理位置との間で水平に移動させることが出来る。待避位置では、上部トランスデューサ装置200は、回転支持体100から十分離れて引き込まれており、ウエハ50は回転支持体10上に、又は回転支持体10から、妨害無くロードされ、アンロードすることが出来る。処理位置では、上部トランスデューサ装置200の少なくとも一部分が、ウエハ50の上表面51から離れてはいるが、十分に近接した状態となり、液体がウエハ50の上表面51に供給されると、ウエハ50の上表面51と上部トランスデューサ装置200の前記一部分の間に液体のメニスカスが形成される。図1において、上部トランスデューサ装置200は、処理位置に在る。
同様に、垂直アクチュエータ350は、下部トランスデューサ装置300を、待避位置と処理位置との間で垂直に移動させることが出来る。下部トランスデューサ装置300については、待避位置は、該下部トランスデューサ装置300と接触することなく、ウエハ50が支持体10上に安全にロードされるような、及び/または、余分なスペースを必要とする、ウエハ50の下表面52へ行なわれる可能性のある他の処理を邪魔しない、より下方の位置となっている。下部トランスデューサ装置300がその処理位置にあるとき、下部トランスデューサ装置300の少なくとも一部分が、ウエハ50の下表面52から離れてはいるが、十分に近接した状態となり、液体がウエハ50の下表面52に供給されると、ウエハ50の下表面52と下部トランスデューサ装置300の前記一部分の間に液体のメニスカスが形成される。図1において、下部トランスデューサ装置300は、処理位置に在る。
システム1000ではアクチュエータ200,300が、水平及び垂直アクチュエータとして例示されているが、本発明の他の実施例では、異なる形のアクチュエータをそれぞれに変えて用いることが出来る。例えば、下部トランスデューサ装置300に運転可能に接続されたアクチュエータは、水平、垂直、斜めの移動が可能なアクチュエータであったり、又は回転可能なアクチュエータであったりする。上部トランスデューサ装置200に運転可能に接続されるアクチュエータついても、同様な選択が可能である。
洗浄システム1000には位置センサ305が設けられており、下部トランスデューサ装置300の位置をモニタし、効果的に制御することが出来る。位置センサ305はウエハ50の下表面52と下部トランスデューサ装置300との間の距離を測定し、そられの間を適切な距離とすることで、液体メニスカスを形成するための適正な処理ギャップを形成することが出来る。位置センサ305は。コントローラ12に運転可能及び通信可能に接続されている。特に、位置センサ305は、測定した距離を示す信号を生成し、処理のためにコントローラ12にこの信号を伝達する。センサ305は下部トランスデューサ装置300に接続された形で描かれているが、その位置表示機能を発揮できる限り、センサ305は洗浄システム1000の殆どどこに配置されても良い。
洗浄システム1000は、また、上部トランスデューサ装置200及び下部トランスデューサ装置300に運転可能に接続された電気エネルギ信号源23を有している。電気エネルギ信号源23は上部トランスデューサ装置200及び下部トランスデューサ装置300のトランスデューサ(後述する)に、音響エネルギに変換するための電気信号を伝達する。所望の電気信号は上部及び下部トランスデューサ装置200,300に同時に、連続的に、及び/又は異なる態様で、処理の必要に応じて送ることが出来る。電気エネルギ信号源23はコントローラ12に運転可能に接続され、該コントローラ12により制御される。その結果、コントローラ12は、上部トランスデューサ装置200及び下部トランスデューサ装置300により生成される音響エネルギの、周波数、パワーレベル、持続時間を決定する。好ましくは、電気エネルギ信号源23は、上部トランスデューサ装置200及び下部トランスデューサ装置300により生成される音響エネルギが高周波超音波の周波数となるように制御される。
システムの要求によっては、上部トランスデューサ装置200と下部トランスデューサ装置300に両方を制御するために単一の電気エネルギ信号源を使用することが望ましくないかもしれない。その場合、本発明の別の実施例では、複数の電気エネルギ信号源を設け、各トランスデューサ装置にそれぞれの電気エネルギ信号源を使用するように構成することが出来る。
コントローラ12は、プロセス制御用の、プログラマブルロジック制御コントローラをベースにした適当なマイクロプロセッサ、パーソナルコンピュータなどである。コントローラ12は、好ましくは、制御し及び/又は通信すべき洗浄システム1000の多様な部品への接続を提供する為に使用される多様な入力/出力ポートを有する。電気的及び/又は通信的接続は、図1の点線で示される。コントローラ12は、また、処理の方法及び、オペレータにより入力される閾値、処理時間、回転速度、処理条件、処理温度、流速、望ましい濃度、運転順序などの他のデータを格納するための十分なメモリを有する。コントローラ12は、洗浄システム1000の多様な部品と通信することが出来、流速、回転速度、洗浄システム1000の部品の移動など必要な処理条件を自動的に調整する。与えられたシステムに使用されるシステムコントローラの形は、導入されるシステムの正確な必要性に依存する。
上部ディスペンサ13は、液体が上部ディスペンサ13を介して流れ、基板50の上表面51に供給されるように、位置決めされる。基板50が回転すると、基板50の上表面51の全面に渡り、この液体は液体の層又はフィルムを形成する。同様に、下部ディスペンサ14は、液体が下部ディスペンサ14を介して流れ、基板50の下表面52に供給されるように、位置決めされる。基板50が回転すると、基板50の下表面52の全面に渡り、この液体は液体の層又はフィルムを形成する。
上部トランスデューサ装置200は、上部トランスデューサ装置200の一部分とウエハ50の上表面との間に小さな間隙が生じるように位置決めされる。この間隙は、ウエハ50の上表面51に液体が供給された際に、ウエハ50の上表面51と上部トランスデューサ装置200の一部分との間に流体のメニスカスが形成されるような、十分に小さなものである。同様に、下部トランスデューサ装置300は、下部トランスデューサ装置300の一部分とウエハ50の下表面52との間に小さな間隙が生じるように位置決めされる。この間隙は、ウエハ50の下表面52に液体が供給された際に、ウエハ50の下表面52と下部トランスデューサ装置300の一部分との間に流体のメニスカスが形成されるような、十分に小さなものである。このメニスカスは、特定の形状に限定されるものではない。
上部及び下部トランスデューサ装置200,300は、概略的に箱として示されているが、これは、最も広い意味で、本発明はトランスデューサ装置200,300の特定の構造、形状、及び/又は組み立て配置に限定されないようになされたものである。例えば、2000年3月21日発行の米国特許第6039059号(“Bran”)、2006年12月5日発行の米国特許第7145286号(“Beck et al”)、2003年4月1日発行の米国特許第6539952号(“Itzkowitz”)及び2006年12月14日発行の米国特許公開第2006/0278253号(“Verhaverbeke et al”)に開示されているいずれかのトランスデューサ装置を、上部及び/又は下部トランスデューサ装置200,300として使用することが出来る。勿論、他の形状を有するトランスデューサ装置、例えばウエハの表面に対して斜めに支持された細長いトランスミッタロッドを有するようなトランスデューサ装置なども使用することが出来る。
図2に、洗浄システム1000の好ましい実施例の構造を示す。図1で模式的に示した部品を対応する形で構造的に具現化したものを示すために、図2〜14で同様な番号を使用する。
図2の洗浄システム1000において、上部トランスデューサ装置200は、ハウジング202内部に設けられたトランスデューサ203(図3参照)に音響的に接続された細長い棒状のトランスミッタ201を有している。この細長い棒状のトランスミッタ201の型の詳細は、2004年2月3日発行の米国特許第6684891号(“Bran”)及び2005年5月17日発行の米国特許第6892738号(“Bran et al”)に開示されており、こうして参照することでそれらの全てはここに導入される。上部トランスデューサ装置200は駆動装置アクチュエータ250に運転可能に接続され、棒状のトランスミッタ201を待避位置と処理位置との間で移動させることが出来る。棒状のトランスミッタ201が待避位置にあるとき、棒状のトランスミッタ201は処理ボウル203の外側に位置するので、ウエハ50は回転支持体10上に障害無く配置することが出来る。より詳しくは、駆動装置250は棒状のトランスミッタ201を処理ボウル203の側壁の開口を介して引き出すことが出来る。処理位置にあるときには、棒状のトランスミッタ201は、回転支持体10上のウエハ50の上表面51の直上に位置決めされる。図2においては、棒状のトランスミッタ201は処理位置にある。
下部トランスデューサ装置300は回転支持体10の下の位置の、処理ボウル203の底に配置されている。下部トランスデューサ装置300はダム300,トランスミッタ302及びベース303を有する。下部ディスペンサ14は、単一のノズル型ディスペンサではなく、ベース14それ自体に配置された複数の霧吹き孔の形をしている。
図3で、回転支持体10が処理ボウル203の中に位置していることが分かる。回転支持体10はウエハ50を、該ウエハ50の周囲を囲む処理ボウル203のガスが充満した雰囲気内で、実質的に水平の位置に支持している。回転支持体10は、モータ装置11に運転可能に接続されている。モータ装置はウエハを中心軸を中心に回転させる。モータ装置11は、ダイレクト駆動モータ又はオフセットされたベルト/プーリを用いた駆動機構でもよい。
回転支持体10は、ウエハ50を上部トランスデューサ装置200の細長い棒状トランスミッタ201と下部トランスデューサ装置300のトランスミッタ302の間の高さで位置決め支持する。ウエハ50がこのように支持されていると、上部トランスデューサ装置200のトランスミッタ201はウエハ50の上表面51上を、僅かな間隔をあけた形でウエハ50に対して実質的に平行な位置で伸延する。同様に、下部トランスデューサ装置300のトランスミッタ301はウエハ50の下表面52の下を、僅かな間隔をあけた形でウエハ50に対して実質的に平行な位置で伸延する。この僅かな間隔は、液体がディスペンサ13、14から上及び下表面51,52にそれぞれ供給された際に、ウエハ50の上表面51とトランスミッタ201の部分との間及び、ウエハ50の下表面52とトランスミッタ302の部分との間に、液体のメニスカスがそれぞれ形成されるような距離関係となっている。
下部トランスデューサ装置300は、リフタ/アクチュエータ350に運転可能に接続されている。リフタ/アクチュエータ350は、空気リフタとすることが出来、またブラケットを有することが出来る。リフタ350は下部トランスデューサ装置300を処理位置と待避位置との間で移動させることが出来る。図3において、下部トランスデューサ装置300は、トランスミッタ302が上述した僅か間隔を持った上昇位置である、処理位置にある。待避位置では、下部トランスデューサ装置300は下方に在り、ウエハ50が回転支持体10上に挿入される間、損傷を受けないようにしている。
上部及び下部トランスデューサ装置200,300のトランスデューサ203,305は、トランスデューサ装置300のトランスミッタ201,302にそれぞれ音響的に接続している。この接続は、直接接続又は中間伝達層を用いた間接接続でもよい。トランスデューサ203,305は、電気エネルギ信号源に運転可能に接続されている。トランスデューサ203,305は、この分野でよく知られている圧電性セラミック又は圧電性結晶である。
図4〜7を同時に参照して、洗浄システム1000から取り外して詳細を見えるようにした下部トランスデューサ装置300を示す。下部トランスデューサ装置300は、それ自身及びその内部において、新規な装置であり本発明の実施例を構成するものである。
下部トランスデューサ装置300は、ベース構造体303,ハウジング304,トランスミッタ302,トランスデューサ305及びダム301を有する。ベース構造体303は、好ましくは、ポリ4フッ化エチレン(PTFE)又は好ましくは剛性のある他の非汚染材料から作られている。ベース構造体303は、概略ほぼ球形の形状を有する上に凸の表面を有している。ベース構造体303は、下部トランスデューサ装置300の残りの部品に接続され、それらを支持している。ベース構造体303は、処理中にウエハ50の下表面に液体の膜を生成するために設けられた複数の液体散布孔/ノズル14をも有している。孔/ノズル14は、トランスミッタ302の長さ方向に沿って伸延する形で、トランスミッタ302の両側に2列で分かれて配置されている。
トランスミッタ302は、凸面の外表面306及び凹面の内表面307を有する概略シリンダ状の形状を有している。しかし、トランスミッタ302の形状及び大きさは多くの変形を取ることが出来る。トランスミッタ302は、水晶以外、サファイア、窒化ホウ素、プラスチック及び金属など、トランスデューサ305により生成された音響エネルギを伝達することのできるどのような材料から構成してもよい。ひとつの好適な材料は、アルミニウムである。
トランスミッタ302の外側の凸面は頂点313で境界をなしている。トランスミッタ302は概略円筒形状となっているので、この頂点313は(図7)トランスミッタ302の長さ方向に沿った細長いへり314を形成する。勿論、ここでいう、細長いへりの語は、細長い湾曲した表面のへりに限らず、他のものの中で、二つの表面が交わるようなものも含まれるものである。更に、他の実施例では、トランスミッタ302は、実際に球状であっても良く、その場合、へりは点となる。
トランスデューサ305は、凸状の上表面308及び凹状の下表面309を持った湾曲した板である。電気エネルギを音響エネルギに変換するトランスデューサの構造は当業者によく知られている。トランスデューサの凸状の表面308は、内表面307の曲率に対応した曲率を有している。トランスデューサ305はトランスミッタ302に音響的に接続されているので、トランスデューサ305により生成された音響エネルギはトランスミッタ302を介してウエハ50に伝達される。より詳細には、トランスデューサ305の凸状の上表面308はトランスミッタ302の凹状の内表面に接合されている。この接合は表面307,308の直接的な接合でも、又は中間伝達層を用いて間接的に接合したものでも良い。他の実施例では、トランスデューサな平らな板又は他の形状でも良い。また、下部トランスデューサ装置300は単一のトランスデューサ305を用いているように図示しているが、所望の音響エネルギを得るためには、複数のトランスデューサを使用しても良い。好ましくは、トランスデューサ305は高周波超音波エネルギを生成するように構成されている。
トランスミッタ302はハウジング304に接続され、トランスデューサ305がその中に配置される、実質的に囲まれた空間310を形成している。ハウジング304をトランスミッタ302に適切に接続する方法には、接着、熱溶接、係合、又は締まりばめによる組み立てなどがある。ハウジング304の底部には複数の開口311が設けられている。開口311は空間310から、及び/又は空間310へガスが出入りすることを許容するように設けられ、これによりトランスデューサ305は冷却され、及び/又は異物が除去される。開口311は図1で述べたように、ガズ源20に運転可能に接続されている。ハウジング304は、また、トランスデューサ305を運転するために必要な電気的な接続(即ち、ワイヤ)を空間310へ通過させための開口312を有している。この開口312は、また、ガスを空間310から出すためにも使用される。ハウジング304は、多様な形状及び構造を取ることが出来、本発明は限定されるものではない。いくつかの実施例では、ハウジングは単なる板又は他の単純な構造とすることもできる。
ウエハ50を潜在的な汚染から更に守るために、トランスミッタ302がハウジング304に一旦接続されると、組み立てられた部品は、テフロンなどの不活性非汚染プラスチックで完全に包まれる形で封入される。これにより、トランスミッタ302を化学的な攻撃より防護することが出来る。トランスミッタ302をこのようにカプセル化し、及び/又はコーティングした場合、カプセル又はコーティングは、トランスミッタ302の一部と考えることが出来る。
図4及び図7のみを参照すると、下部トランスデューサ装置300は更に、トランスミッタ302の縁/周囲を囲むダム301を有する。ダム301は、斜めの内表面317,外表面318及び上端部319を有する、上部に突出した背部316を形成している。ダム301には、トランスミッタ302の両側に液体を保持する溝315が形成されている。特に、背部316の内表面317はトランスミッタ302と通路/溝を形成している。勿論、いくつかの実施例では、ダム301は他の方法で通路を形成し、及び/又は他の構造体と共に通路を形成することが出来る。
ダム301は、長方形のフレームのような構造であるが、他の形状でも良い。ダム301は、また、トランスミッタ302の全周を取り囲むことなく、一部分のみを囲む形でも良い。ダム301は、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDE)、リン酸ニトロフェニル(NPP)又は他の材料から構築することが出来る。好ましくは、選択される材料は、化学的耐性と機械的に安定なものがよい。
ダム301は、下部トランスデューサ装置300に設けられて、トランスミッタ302とウエハ50の下表面52を繋ぐメニスカスの大きさを増大させる。これは、よりよい洗浄のためにウエハ50に伝達される音響エネルギの量を増大させる。図7に示すように、ダム301が無ければ、メニスカスはトランスミッタ302の領域Aでのみウエハ50と結合するが、ダム301により、メニスカスの結合領域は、領域Bにまで広がる。
図8から図12を参照しつつ、洗浄システム1000における下部トランスデューサ装置300と上部トランスデューサ装置200相互間の相対配置に関して、以下に述べる。
図8及び図9に示すように、上部トランスデューサ装置200のトランスミッタ201は下部トランスデューサ装置300のトランスミッタ302と対向する形で整列している。ウエハ50は、装置200,300bの間に存在している。液体70がウエハ50の上表面51に供給され、液体70のメニスカス72が上部トランスデューサ装置200のトランスミッタ201の下部207とウエハ50の上表面51との間に形成される。同様に、液体70がウエハ50の下表面52に供給され、液体70のメニスカス71が下部トランスデューサ装置300のトランスミッタ302とウエハ50の下表面52との間に形成される。上部トランスミッタ201と下部トランスミッタ302のウエハとの接続部は互いに対向する形で整合している。その結果、上部及び下部トランスデューサ装置200,300により生成され、メニスカス71,72を介してウエハに伝達された音響エネルギは互いに干渉し、及び/又は打ち消しあう場合がある。
こうして、ある場合には、ウエハの洗浄サイクル中、上部及び下部トランスデューサ装置200,300は、交互に及び/又は一定の順序で間を置かずに引き続く形で運転することが望ましい。しかし、他の実施例では、干渉が生じない場合には、上部及び下部トランスデューサ装置200,300を同時に駆動するようにしてもよい。
図10及び図11に、洗浄システム1000における下部トランスデューサ装置300と上部トランスデューサ装置200の互いの相対的配置を示す。この実施例の場合、上部及び下部トランスデューサ装置200,300のトランスミッタ201,302は互いに整合し、対向することはない。こうして、音響エネルギをウエハへ連続的に生成及び伝達しても、干渉の問題は生じない。上部及び下部トランスミッタ201,302間の水平方向におけるなす角度は、図示では、90度であるが、180度、45度などの他、何らの制限無くどのような角度でも取ることが出来る。
上記したシステムを開発中に、洗浄システム1000に下部トランスデューサ装置300を図8に示すように配置すると、例え、それが駆動されていなくとも(即ち、パッシブ状態でも)、優れた洗浄結果が得られるとが判明した。下部トランスデューサ装置300のトランスミッタ302が上部トランスデューサ装置200で生成された音響エネルギの少なくとも一部をウエハ50の下表面52に向けて反射していたことが解った。従って、本発明の別の観点は、アクティブな(それ自体駆動される)トランスデューサ装置に変えて、ウエハの反対側の表面に結合されるパッシブな(それ自体駆動されない)反射材を利用する新規なシステムである。
図12に、パッシブな後部反射材400を利用した洗浄システム2000を模式的に示す。洗浄システム2000は、下部トランスデューサ装置が反射材400に置き換わった以外、洗浄システム1000と同じである。実際、ある実施例では、上述したように、反射材400は非駆動状態のトランスデューサ装置とすることが出来る。しかし、反射材400はは、それに限らず、より多くの多様な構造が可能である。上記の洗浄システム1000の説明が同じ部品に関しては十分であることから、洗浄システム2000に関する詳細な説明は省略する。同じ部材が同じ部品に関して使用される。
反射材400は単なる板又はほかの構成でも良い。反射材400は、水よりもかなり大きな音響インピーダンス値(Za)を有する材料から製造することが望ましい。1実施例では、音響インピーダンス値は、水晶のように、少なくとも5.0Mraylよりも大きいことが望ましい。反射材400は、上部トランスデューサ装置200により生成される音響エネルギの波長の四分の一の間隔の距離で、ウエハ50の表面から距離を置いて液体的に結合する形が望ましい。ある実施例では、反射材400は、音響エネルギを反射するのではなく、吸収するために使用することも出来る。
反射材400は、多様な材料から作ることが出来、その選択は、反射材400を、音響エネルギの反射部材として使用するか吸収部材として使用するかによる。図12及び図13の場合、反射材400は、音響エネルギを反射するように設計されている。反射材400は、水晶、サファイア、炭化けい素又は窒化ほう素などの材料から作ることが出来る。音響エネルギを吸収したい場合には、部材400は、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)又はポリ4フッ化エチレン(PTFE)(テフロン(登録商標)の商品名で広く販売されている)から作ることが出来る。選択される材料はそれぞれの音響インピーダンス(Za)に基づく。表1(以下)に、材料とそれに関連する音響インピーダンスZaを示す。
表1

材料 Za
アルミナ 40.6
圧延アルミニウム 17.33
アラルダイト502/956 20phe 3.52
アラルダイト502/956 50phe 4.14
アラルダイト502/956 90phe 12.81
ベリリウム 24.10
ビスマス 21.5
真鍮 70cu 30Zn 40.6
煉瓦 7.4
カドミウム 24
Carbon vitreous, Sigradur
K 7.38
コンクリート 8.0
圧延銅 44.6
ジェラルミン 17S 17.63
Epotek 301 2.85
溶融シリカ 12.55
ゲルマニウム 29.6
耐熱ガラス(Glass pyrex) 13.1
石英ガラス(Glass quartz) 12.1
シリカガラス(Glass silica) 13
グルコース 5.0
金 63.8
花崗岩 26.8
インジウム 18.7
鉄 46.4
鋳鉄 33.2
鉛 24.6
リチウム 33.0
マグネシウム 10.0
大理石 10.5
モリブデン 63.1
ニッケル 49.5
パラフィン 1.76
ポリエステル注型用樹脂 2.86
磁器 13.5
PVDF 4.2
水晶 x cut 15.3
ルビジウム 1.93
塩結晶 x方向(Salt crystalline x
direction)
10.37
サファイア、酸化アルミニウム 44.3
スコッチテープ2.5ミル厚 2.08
大きな異方性を有するシリコン 約19.7
炭化珪素 91.8
窒化珪素 36
銀 38.0
軟鋼 46.0
ステンレス鋼 45.7
Stycast
2.64
タンタル 54.8
テフロン 2.97
スズ 24.2
チタン 27.3
Tracon 4.82
タングステン 101.0
ウラン 63.0
バナジウム 36.2
木のコルク 0.12
木の松 1.57
亜鉛 29.6
酸化亜鉛 36.4
ジルコニウム 30.1
材料の音響インピーダンスZaは、当該材料内での音速にその材料の密度を掛けた積として定義される。Zaの単位は、Mrayl又は(kg/m2s×10)である。音響エネルギの伝達は、音響エネルギが通過する材料のZaの違いにより影響される。更に詳しくいうと、音響エネルギが通過する隣接する材料間のZaが大きく異なると、音響エネルギのインピーダンスが増大する結果となる。
反射材400の多様な表面のインピーダンス値により、音響エネルギは効果的にウエハ50に向けて伝達される。こうして追加的なトランスデューサを設けなくとも下表面52を効果的に洗浄することが出来る。上記したように、反射材400は、音響エネルギが伝達される液体よりも大きなZaを有する材料から出来ている。好ましくは、Zaは5Mraylよりも大きく、より好ましくは、水晶のように、15Mraylよりも大きい。音響エネルギが反射材400を通過する際に再度、反射される音響エネルギを生じさせる追加的な遷移空間を生成するため、反射材400は中空であってもよい。洗浄処理の間、ウエハ50と反射材400の間で反射が繰り返され、それは音響エネルギが小さくなるまで継続する。
図13に、反射材400が下表面52の代りにウエハ50の上表面51に近接して配置された、パッシブ洗浄システム2000の別の実施例を示す。下部トランスデューサ装置300が上部トランスデューサ装置200に代えて使用される。この実施例は、反射材400とトランスデューサ装置300が逆になっている以外、図12の実施例と殆ど同じように動作する。
図14に、反射材400として利用するに好適な中空管構造を示す。中空管部材500A−Eを例示する。中空管部材500A−Eには、必要ならばトランスデューサ305A−Eを取り付けることが出来る。中空管部材は、水晶、プラスチック、金属、又は他の材料から作ることが出来る。これらの中空管部材500A−Eは音響エネルギの伝達に関して、異なる効果を有する。管部材500A−Eは、円筒形状、断面三角形状、断面台形状でもよい。他の形状も使用することが出来、これらの例に限定されるものではない。形状の選択は、所望する結果によって変るものである。
断面円形又は角のある管部材500A−Eはそれがウエハ50に向けられた時のその角度よりも低い角度で、反射音響エネルギを方向付けるのにも使用できる。典型的には、これらの角度は40°以下である。音響エネルギを浅い角度で反射させることで、音響エネルギの殆どは、上部トランスデューサ装置200から、ウエハ50の下表面52上に集中することとなる。
反射材400のウエハ50に対する配置は、また、効果的に微粒子を除去するために重要であることが判明した。反射材400、トランスデューサ装置200又は300とウエハ50の間の距離、又は間隙は、波長の周波数を調整するように決定される。波長の式は、

λ=v/f (1)
ここで、λ=音響波の波長、vは該音響波の波長の伝播速度、及びf=音響波の周波数 1/s=Hzである。1/4波長の端数(例えば、1/4、3/4,1と1/4)の間隙は、次の媒質にエネルギを通過することを許容するマッチング層として作用する傾向があり、ウエハ50と反射材400との間が、1/4波長の端数のない(例えば、0.5,1.0,1.5,2.0)間隙は、媒質の境界での反射特性を増大させる傾向がある。例えば、図12において、ウエハ50と洗浄液を介した音響エネルギの伝達を増大させるためには、上部トランスデューサ装置200とウエハ50の間の間隙は、1と1/4波長にセットされる。反対側の面では、反射特性を増大させるためにウエハ50と反射材400の間の間隙は1.0波長(即ち、端数がない)にセットされ、ウエハ50の下表面52に向けて方向付けられた音響エネルギの伝達を維持する。例を示すと、水と835kHzの周波数を使用した場合、1と1/4波長、トランスデューサ装置200とウエハ50の間の間隙は約0.087インチとなる。ウエハ50と反射材400との間の間隙は、1.0波長の約0.070インチとなる。
本発明の多様な特性と効果を、本発明の詳細な構造及び機能と共に前述した記述で述べたが、こうした記述は例示的なものである。添付したクレームが表現する言葉の広い一般的な意味によりその広さが示される本発明の原理内でのささいな変更、特に形状、大きさ、部品の配置は可能である。
図1は、本発明の一実施例に基づく音響エネルギ洗浄システムの模式図。 図2は、図1の音響エネルギ洗浄システムの一つの構成を示す斜視図。 図3は、図2の音響エネルギ洗浄システムの側断面図。 図4は、図2の音響エネルギ洗浄システムに利用されている本発明の一実施例に基づく、底面側トランスデューサ装置としてのトランスデューサ装置。 図5は、図4のA−A線に沿ったトランスデューサ装置の断面図。 図6は、図4のトランスデューサ装置の分解斜視図。 図7は、図4のトランスデューサ装置が断面で示されている、本発明の一実施例に基づく半導体ウエハの底表面に隣接した位置にある、図4のトランスデューサ装置の模式図。 図8は、図2の音響エネルギ洗浄システムに関して底面側トランスデューサ装置に対する上面側トランスデューサ装置の配置例を示す模式図。 図9は、図8のB−B線に沿った図8のトランスデューサ装置の模式断面図。 図10は、図2の音響エネルギ洗浄システムに関して底面側のトランスデューサ装置に対する上面側のトランスデューサ装置の別の配置例を示す模式図。 図11は、図10のC−C線に沿った、図10の別の例のトランスデューサ装置の模式断面図。 図12は、本発明の一実施例に基づく反射材を利用した音響エネルギ洗浄システムの模式図。 図13は、本発明の別の実施例に基づく反射材を利用した音響エネルギ洗浄システムの模式図。 図14は、図12の音響エネルギ洗浄システムの反射材として作用することの出来るトランスデューサ装置の5つの異なる実施例を示す図。

Claims (74)

  1. 平らな物を処理するための装置であり、該装置は、
    平らな物を支持する回転可能な支持体、
    前記回転可能な支持体上の平らな物の第1の表面に液体を供給する第1のディスペンサ、及び、
    前記回転可能な支持体上の平らな物の第2の表面に液体を供給する第2のディスペンサ、を有し、
    更に、前記装置は、音響エネルギを生成する第1のトランスデューサ及び該第1のトランスデューサに音響的に接続された第1のトランスミッタを有する第1のトランスデューサ装置を有し、該第1のトランスデューサ装置は、前記第1のディスペンサが前記回転支持体上の平らな物の前記第1の表面に液体を供給すると、前記第1のトランスミッタの一部分と前記平らな物の前記第1の表面の間に液体の第1のメニスカスが形成されるように位置決めされており、
    更に、前記装置は、音響エネルギを生成する第2のトランスデューサ及び該第2のトランスデューサに音響的に接続された第2のトランスミッタを有する第2のトランスデューサ装置を有し、該第2のトランスデューサ装置は、前記第2のディスペンサが前記回転支持体上の前記平らな物の前記第2の表面に液体を供給すると、前記第2のトランスミッタの一部分と前記平らな物の前記第2の表面の間に液体の第2のメニスカスが形成されるように位置決めされている、
    ことを特徴とする装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記回転支持体は前記平らな物を水平な位置に支持し、回転することが出来、前記物の前記第1の表面は上面であり、前記物の前記第2の表面は、下表面である、
    ことを特徴とする装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記第2のトランスデューサ装置を処理位置と待避位置との間で移動させるための、前記第2のトランスデューサ装置に運転可能に接続されたアクチュエータを有する、
    ことを特徴とする装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記回転支持体は前記平らな物を水平な位置に支持し、回転することが出来、前記物の前記第1の表面は上面であり、前記物の前記第2の表面は、下表面であり、
    前記処理位置は上昇位置であり、前記待避位置は下降位置である、
    ことを特徴とする装置。
  5. 請求項1記載の装置において、
    前記第2のトランスデューサ装置を処理位置と待避位置との間で移動させるための、前記第2のトランスデューサ装置に運転可能に接続されたアクチュエータを有し、
    前記第2のトランスデューサ装置の位置を示すセンサ、
    前記センサ及び前記アクチュエータに運転可能に接続されたコントローラを有し、
    該コントローラは、前記第2のトランスデューサ装置が前記処理位置にあることを示す前記センサからの信号を受けると、前記第2のトランスデューサ装置の移動を停止するようにプログラムされている、
    ことを特徴とする装置。
  6. 請求項1記載の装置において、
    前記第2のトランスデューサ装置を処理位置と待避位置との間で移動させるための、前記第2のトランスデューサ装置に運転可能に接続されたアクチュエータを有し、
    前記待避位置から前記処理位置に移動させる際に、前記第2のトランスデューサ装置が前記処理位置を超えて移動することを物理的に禁止する手段を有する、
    ことを特徴とする装置。
  7. 請求項1記載の装置において、
    前記第1のトランスミッタの前記一部分は、前記回転支持体上の物の前記第1の表面に平行に伸延する第1の細長いへりを有し、
    前記第2のトランスミッタの前記一部分は、前記回転支持体上の物の前記第2の表面に平行に伸延する第2の細長いへりを有する、
    ことを特徴とする装置。
  8. 請求項1記載の装置において、
    洗浄液の供給源が前記第1のディスペンサ及び前記第2のディスペンサに運転可能に接続されている、
    ことを特徴とする装置。
  9. 請求項1記載の装置において、
    前記第2のトランスデューサ装置を支持するベースを有し、
    前記第2のディスペンサは前記ベースに配置された、前記回転支持体上の平らな物の前記第2の表面に液体を供給することが出来る複数のノズルである、
    ことを特徴とする装置。
  10. 請求項1記載の装置において、
    前記第2のトランスデューサ装置は、前記第2のトランスミッタに接続されたハウジングを有し、これにより前記第2のトランスデューサが配置される囲まれた空間を形成し、前記ハウジングは、前記囲まれた空間から及び/又は囲まれた空間へのガスの流れのための一つ以上の開口を有する、
    ことを特徴とする装置。
  11. 請求項10記載の装置において、
    ガスの供給源が前記一つ以上の開口に運転可能に接続されている、
    ことを特徴とする装置。
  12. 請求項10記載の装置において、
    前記第2のトランスミッタと前記ハウジングは、不活性非反応性プラスチック内に包まれる形で封入されている、
    ことを特徴とする装置。
  13. 請求項1記載の装置において、
    前記第2のトランスミッタは細長いへりを有する凸状の外表面を有し、前記第2のトランスデューサ装置は、前記第2のディスペンサが前記回転支持体上の前記平らな物の前記第2の表面に液体を供給すると、前記第2のトランスミッタの前記凸状の外表面の前記細長いへりと前記平らな物の前記第2の表面の間に液体の前記第2のメニスカスが形成されるように位置決めされている、
    ことを特徴とする装置。
  14. 請求項13記載の装置において、
    前記第2のトランスミッタの少なくとも一部の周囲を囲んで、液体保持溝を形成するダムを有し、前記第2のトランスミッタの前記細長いへりは、前記ダムの先端を超えて突出している、
    ことを特徴とする装置。
  15. 請求項1記載の装置において、
    前記第2のトランスミッタの少なくとも一部の周囲を囲んで、液体保持溝を形成するダムを有し、
    前記第2のトランスミッタは頂点を持った凸状の外表面を有し、前記第2のトランスミッタの前記頂点は、前記ダムの先端を超えて突出している、
    ことを特徴とする装置。
  16. 請求項1記載の装置において、
    前記第2のトランスミッタの少なくとも一部の周囲を囲んで、前記第2のトランスミッタとダムとの間に液体保持溝を形成するダムを有する、
    ことを特徴とする装置。
  17. 請求項1記載の装置において、
    前記第1のトランスミッタの前記一部分と前記第2のトランスミッタの前記部分は、互いに対向している、
    ことを特徴とする装置。
  18. 請求項1記載の装置において、
    前記第1のトランスミッタの前記部分と前記第2のトランスミッタの前記部分は、互いに対向していない、
    ことを特徴とする装置。
  19. 請求項1記載の装置において、
    前記第1のトランスデューサ装置と前記第2のトランスデューサ装置に運転可能に接続されたコントローラを有し、
    前記コントローラは、前記第1のトランスデューサ装置と前記第2のトランスデューサ装置を間を置かずに一定の順序で引き続いて運転するようにプログラムされている、
    ことを特徴とする装置。
  20. 請求項1記載の装置において、
    前記第1のトランスデューサ装置と前記第2のトランスデューサ装置に運転可能に接続されたコントローラを有し、
    前記コントローラは、前記第1のトランスデューサ装置と前記第2のトランスデューサ装置を同時に運転するようにプログラムされている、
    ことを特徴とする装置。
  21. 請求項1記載の装置において、
    前記第1のトランスデューサ装置と前記第2のトランスデューサ装置に運転可能に接続されたコントローラを有し、
    前記コントローラは、前記第1のトランスデューサ装置と前記第2のトランスデューサ装置を交互に運転するようにプログラムされている、
    ことを特徴とする装置。
  22. 請求項1記載の装置において、
    前記第2のトランスミッタは、概略円筒形の、凹状の内表面及び凸状の外表面を有する板である、
    ことを特徴とする装置。
  23. 請求項22記載の装置において、
    前記第2のトランスデューサは、前記第2のトランスミッタの凹状の内表面の曲率に対応した曲率を有する凸状の表面を有する、
    ことを特徴とする装置。
  24. 平らな物を洗浄する装置であって、該装置は、
    平らな物を支持する回転可能な支持体、を有し、
    更に、前記装置は、第1のトランスデューサ及び該第1のトランスデューサに音響的に接続された第1のトランスミッタを有する第1のトランスデューサ装置を有し、該第1のトランスデューサ装置は、前記回転支持体上の平らな物の第1の表面と前記第1のトランスミッタの一部分との間に第1の小さな間隙が形成されるように位置決めされており、液体が前記第1の表面に供給されると、前記平らな物の前記第1の表面と前記第1のトランスミッタの前記一部分の間に、液体の第1のメニスカスが形成され、
    更に、前記装置は、第2のトランスデューサ及び該第2のトランスデューサに音響的に接続された第2のトランスミッタを有する第2のトランスデューサ装置を有し、該第2のトランスデューサ装置は、前記回転支持体上の平らな物の第2の表面と前記第2のトランスミッタの一部分との間に第2の小さな間隙が形成されるように位置決めされており、液体が前記第2の表面に供給されると、前記第2の表面と前記第2のトランスミッタの前記一部分の間に、液体の第2のメニスカスが形成される、
    ことを特徴とする装置。
  25. 平らな物を処理する装置であって、該装置は、
    平らな物を水平位置で支持して回転させる、回転可能な支持体、
    音響エネルギを生成するトランスデューサ、該第1のトランスデューサに音響的に接続されたトランスミッタ及び前記トランスミッタの周囲の少なくとも一部を囲むダム有し、前記ダムと前記トランスミッタとの間に液体保持溝を形成した、トランスデューサ装置を有し、
    前記トランスデューサ装置は、前記トランスミッタの一部分が前記回転支持体上の平らな物の下表面に近接し、液体が前記平らな物の下表面に供給されると、前記平らな物の下表面と前記トランスミッタの前記一部分の間に液体のメニスカスが形成されるように、位置決めされている、
    ことを特徴とする装置。
  26. 請求項25の装置において、
    該装置に、前記回転支持体上の前記平らな物の底表面に液体を供給するディスペンサを設けた、
    ことを特徴とする装置。
  27. 請求項25の装置において、
    前記トランスミッタは、前記ダムの先端の上方に突出する頂点を有する、凸状の外表面を有する、
    ことを特徴とする装置。
  28. 請求項27の装置において、
    前記トランスミッタは、概略円筒形状の板であり、前記頂点は細長い背部を形成する、
    ことを特徴とする装置。
  29. 請求項25の装置において、
    前記トランスデューサ装置は、更に前記トランスミッタに接続されたハウジングを有し、該ハウジングにより、前記トランスデューサが位置する空間を囲むようにして構成した、
    ことを特徴とする装置。
  30. 請求項29の装置において、
    前記トランスミッタと前記ハウジングは、不活性非反応性プラスチック内に包まれる形で封入されている、
    ことを特徴とする装置。
  31. 請求項30の装置において、
    前記空間へガスを入れ、及び又は該空間からガスを出すための1個以上の開口を設けて構成した、
    ことを特徴とする装置。
  32. 請求項25の装置において、
    該装置は、前記トランスデューサ装置を支持するベースを有し、
    前記ベースに、前記回転支持体上の平らな物の底表面に液体を供給する1個以上の液体ディスペンサを設けて構成した、
    ことを特徴とする装置。
  33. 平らな物の下表面の下に配置されるトランスデューサ装置であって、該装置は、
    音響エネルギを生成するトランスデューサ、
    第1のトランスデューサに音響的に接続されたトランスミッタ、及び、
    前記トランスミッタの周囲の少なくとも一部を囲んで、第2のトランスミッタとの間に液体保持溝を形成するダム、を有する、
    ことを特徴とする装置。
  34. 請求項33の装置において、
    前記トランスミッタは、概略円筒形の、凹状の内表面及び凸状の外表面を有する板である、
    ことを特徴とする装置。
  35. 請求項34の装置において、
    前記トランスデューサは、前記トランスミッタの凹状の内表面の曲率に対応した曲率を有する凸状の表面を有する、
    ことを特徴とする装置。
  36. 請求項33の装置において、
    該装置は更に、前記トランスデューサ装置を、平らな物の底表面に対して近いが、間隔を開けた形で配置する手段を有する、
    ことを特徴とする装置。
  37. 請求項33の装置において、
    前記トランスミッタは、前記ダムの先端より上に突出した頂点を有する、凸状の外表面を有している、
    ことを特徴とする装置。
  38. 請求項33の装置において、
    前記装置は、前記トランスミッタに接続されたハウジングを有し、
    該ハウジングにより、前記トランスデューサが位置する空間を囲むようにして構成した、
    ことを特徴とする装置。
  39. 請求項38の装置において、
    前記トランスミッタと前記ハウジングは、不活性非反応性プラスチック内に包まれる形で封入されている、
    ことを特徴とする装置。
  40. 請求項38の装置において、
    前記空間へガスを入れ、及び又は該空間からガスを出すための1個以上の開口を設けて構成した、
    ことを特徴とする装置。
  41. 請求項33の装置において、
    該装置は、前記トランスデューサ及び前記トランスミッタを支持するベースを有し、
    前記ベースに、平らな物の底表面に液体を供給する1個以上の液体ディスペンサを設けて構成した、
    ことを特徴とする装置。
  42. トランスデューサ装置を製造する方法であって、該方法は、
    概略円筒形のトランスミッタ板を準備し、
    該トランスミッタ板の凸状の内表面に一つ以上のトランスデューサを結合し、
    前記トランスミッタにハウジングを接続して、その中に前記一つ以上のトランスデューサが配置された、囲まれた空間を有する部品を生成し、
    該部品を、不活性非反応性プラスチックで包む形で封入する、
    ことを特徴とする方法。
  43. 請求項42記載の方法において、
    該方法は更に、前記部品にダムを接続して、該部品の周囲の少なくとも一部を囲み、該部品と前記ダムの間に液体保持溝を形成する、
    ことから構成される方法。
  44. 請求項42記載の方法において、
    該方法は更に、前記部品に、前記空間から及び/又は前記空間へガスを供給する一つ以上の開口を形成する、
    ことから構成される方法。
  45. 平らな物の処理方法であって、該方法は、
    a)下表面と上表面を有する平らな物を、ガスの充満した雰囲気中で水平位置に支持し、
    b)水平位置に保持した状態で、前記平らな物を回転させ、
    c)前記平らな物の前記上表面に液体の膜を適用し、
    d)前記平らな物の前記下表面に液体の膜を適用し、
    e)前記平らな物の前記上表面に音響エネルギを、第1のトランスデューサ及び第1のトランスミッタからなる第1のトランスデューサ装置を介して適用し、前記第1のトランスミッタの一部分は、前記平らな物の上表面上の液体の前記膜と接触しており、
    f)前記平らな物の前記下表面に音響エネルギを、第2のトランスデューサ及び第2のトランスミッタからなる第2のトランスデューサ装置を介して適用し、前記第2のトランスミッタの一部分は、前記平らな物の下表面上の液体の前記膜と接触している、
    ことから構成される方法。
  46. 請求項45記載の方法において、
    ステップe)及びf)はインサチュー(in-situ)で行なうことを、特徴とする方法。
  47. 請求項45記載の方法において、
    ステップf)は更に、前記第2のトランスミッタの前記部分が、前記平らな物の下表面上の液体の前記膜と接触する際には、前記第2のトランスデューサ装置を待避位置から処理位置に上昇させることを含む、
    ことを特徴とする方法。
  48. 請求項45記載の方法において、
    ステップe)は更に、前記第1のトランスミッタの前記部分が、前記平らな物の上表面上の液体の前記膜と接触する際には、前記第1のトランスデューサ装置を待避位置から処理位置に移動させることを含む、
    ことを特徴とする方法。
  49. 請求項45記載の方法において、
    前記液体は、SC1,SC2、脱イオン水及びオゾン化脱イオン水からなるグループから選択される洗浄液である、
    ことを特徴とする方法。
  50. 請求項45記載の方法において、
    平らな物の上表面上の液体の膜と接触する第1のトランスミッタの部分は、前記平らな物の下表面の液体の膜と接触する第2のトランスミッタの部分と対向している、
    ことを特徴とする方法。
  51. 請求項51記載の方法において、
    ステップe)及びf)は、交互に、同時に、及び/又は連続的に行なわれる、
    ことを特徴とする方法。
  52. 請求項45記載の方法において、
    平らな物の上表面上の液体の膜と接触する第1のトランスミッタの部分は、前記平らな物の下表面の液体の膜と接触する第2のトランスミッタの部分と対向していない、
    ことを特徴とする方法。
  53. 請求項53記載の方法において、
    ステップe)及びf)は、交互に、同時に、及び/又は連続的に行なわれる、
    ことを特徴とする方法。
  54. 請求項45記載の方法において、
    前記第2のトランスミッタの周囲の少なくとも一部を囲んで、第2のトランスミッタとの間に液体保持溝を形成するダムを設けておき、これにより、前記平らな物の下表面の液体の膜と接触する前記第2のトランスミッタの部分を増大させる、
    ことを特徴とする方法。
  55. 請求項45記載の方法において、
    音響エネルギは、ステップe)及びf)において、高周波超音波帯域で適用される、
    ことを特徴とする方法。
  56. 請求項45記載の方法において、
    前記第2のトランスミッタは、前記平らな物の下表面の前記液体の膜と接触する頂点を持った、凸状の外表面を有する、
    ことを特徴とする方法。
  57. 請求項57記載の方法において、
    前記第2のトランスミッタは、概略円筒形の板であり、前記頂点は、細長い背部を形成する、
    ことを特徴とする方法。
  58. 請求項57記載の方法において、
    前記第1のトランスミッタは、平らな物の上表面上の前記液体の膜と接触する細長い背部を有する、
    ことを特徴とする方法。
  59. 請求項45記載の方法において、
    前記第2のトランスデューサ装置は、更に前記トランスミッタに接続されたハウジングを有し、該ハウジングにより、前記第2のトランスデューサがその中に位置する、囲まれた空間を形成するようにし、
    前記第2のトランスデューサ装置は、更に、前記空間へガスを入れ、及び又は該空間からガスを出すための1個以上の開口を設け、
    前記方法は、更に、不活性ガスを前記空洞に流入させ、前記第2のトランスデューサと接触させる、
    ことを特徴とする方法。
  60. 請求項60記載の方法において、
    前記第2のトランスミッタと前記ハウジングは、不活性非反応性プラスチック内に包まれる形で封入されている、
    ことを特徴とする方法。
  61. 請求項45記載の方法において、
    前記第2のトランスミッタは、概略円筒形の、凹状の内表面及び凸状の外表面を有する板であり、前記第2のトランスデューサは、前記第2のトランスミッタの凹状の前記内表面の曲率に対応した曲率を有する凸状の表面を有する、
    ことを特徴とする方法。
  62. 請求項45記載の方法において、
    前記平らな物は、半導体ウエハであり、前記上表面は該ウエハの装置側であり、前記下表面は前記ウエハの非装置側である、
    ことを特徴とする方法。
  63. 平らな物を処理するための装置であり、該装置は、
    平らな物を水平位置に支持する回転可能な支持体を有し、
    音響エネルギを生成するトランスデューサ及び該トランスデューサに音響的に接続されたトランスミッタを有するトランスデューサ装置を有し、該トランスデューサ装置は、前記トランスミッタの一部分を、前記回転支持体上の平らな物の上表面に近接させて、液体が該上表面に供給されると、前記トランスミッタの前記一部分と前記上表面の間に液体の第1のメニスカスが形成されるように、位置決めされており、
    前記装置は、更に反射材を有し、該反射材は、前記反射材の一部分を、前記支持体上の平らな物の下表面に近接させて、液体が該下表面に供給されると、前記反射材の一部分と前記下表面の間に液体の第2のメニスカスが形成されるように、位置決めされており、
    更に、前記反射材は、前記平らな物を通過して来た、前記第1のトランスデューサ装置により生成された音響エネルギの少なくとも一部を、前記平らな物の下表面に向けて反射するように、位置決めされている、
    ことを特徴とする装置。
  64. 請求項64記載の装置において、
    前記反射材は、音響インピーダンスが5.0よりも大きな材料から構成される、
    ことを特徴とする装置。
  65. 請求項64記載の装置において、
    前記反射材は、管状部材、概略円筒状部材、平らな板又は湾曲した板である、
    ことを特徴とする装置。
  66. 請求項64記載の装置において、
    前記トランスデューサ装置は、前記反射材の前記一部分と前記平らな物の下表面との間が、前記音響エネルギの波長の1/4の間隔の距離となる、波長を持った音響エネルギを生成するように設けられている、
    ことを特徴とする装置。
  67. 請求項64記載の装置において、
    前記反射材は、水晶、サファイア、窒化ほう素、炭化けい素又はこれらの組み合わせから構成される、
    ことを特徴とする装置。
  68. 請求項64記載の装置において、
    該装置は更に、
    前記回転可能な支持体上の平らな物の上表面に液体を供給する第1のディスペンサ、及び、
    前記回転可能な支持体上の平らな物の下表面に液体を供給する第2のディスペンサ、を有する、
    ことを特徴とする装置。
  69. 請求項64記載の装置において、
    前記反射材は、音響エネルギを生成出来る第2のトランスデューサ装置である、
    ことを特徴とする装置。
  70. 平らな物を処理する装置であって、該装置は、
    平らな物をガスの充満した雰囲気中で支持する回転可能な支持体を有し、
    トランスデューサ及び該トランスデューサに結合されたトランスミッタを有するトランスデューサ装置を有し、該トランスデューサ装置は、前記トランスミッタの一部分と前記回転支持体上の平らな物の第1の表面との間に第1の小さな間隙が存在し、これにより液体が前記平らな物の第1の表面に供給されると、前記トランスミッタの前記一部分と前記平らな物の前記第1の表面との間に液体の第1のメニスカスが形成されるように、位置決めされており、
    更に、前記装置は、更に反射材を有し、該反射材は、前記反射材の一部分と前記回転支持体上の平らな物の第2の表面との間に第2の小さな間隙が存在し、これにより液体が前記平らな物の第2の表面に供給されると、前記反射材の前記一部分と前記平らな物の前記第2の表面との間に液体の第2のメニスカスが形成されるように、位置決めされており、
    前記反射材は、前記平らな物を透過して来た、前記第1のトランスデューサ装置により生成された音響エネルギの少なくとも一部を、前記反射材により前記平らな物の前記第2の表面に向けて反射するように、位置決めされている、
    ことを特徴とする装置。
  71. 平らな物を処理する方法であって、該方法は、
    a)下表面及び上表面を有する平らな物をガスが充満した雰囲気中で水平位置に支持し、
    b)前記平らな物を水平位置を保ったまま回転させ、
    c)前記平らな物の上表面に液体の膜を適用し、
    d)前記平らな物の下表面に液体の膜を適用し、
    e)前記平らな物の上表面の液体の膜とトランスミッタの一部分を接触させて、トランスデューサ及び前記トランスミッタからなるトランスデューサ装置を介して前記平らな物の上表面に音響エネルギを適用し、
    f)前記平らな物の下表面の液体の膜に接触する反射材を介して、前記第1のトランスデューサ装置により生成され、前記平らな物を通過してきた音響エネルギを、前記平らな物の下表面に向けて反射させて、
    構成したことを特徴とする方法。
  72. 請求項71記載の方法において、
    前記反射材は、音響インピーダンスが5.0よりも大きな材料から構成される、
    ことを特徴とする方法。
  73. 請求項71記載の方法において、
    前記反射材は、管状部材、概略円筒状部材、平らな板又は湾曲した板である、
    ことを特徴とする方法。
  74. 請求項71記載の方法において、
    前記音響エネルギは、前記反射材と前記平らな物の下表面との間が、前記音響エネルギの波長の1/4の間隔の距離となる、波長を持っている、
    ことを特徴とする方法。
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