JP2009522915A

JP2009522915A - ＰＴｂｏｘを利用したＰＴセッション設定

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Publication number: JP2009522915A
Application number: JP2008549430A
Authority: JP
Inventors: カン−スクフー，; スン−ムソン，; チェ−スンソン，
Original assignee: LG Electronics Inc
Current assignee: LG Electronics Inc
Priority date: 2006-01-12
Filing date: 2007-01-12
Publication date: 2009-06-11
Also published as: RU2008131819A; KR20070075249A; BRPI0706489A2; KR101002572B1; WO2007081170A1; RU2414099C2; US20070184867A1; EP1972117A4; CA2635349A1; EP1972117A1

Abstract

本発明は、ＳＩＰ（ＳｅｓｓｉｏｎＩｎｉｔｉａｔｉｏｎＰｒｏｔｏｃｏｌ）ベースセッションサービスのＰＴ（Ｐｕｓｈ−Ｔｏ）サービスに関し、特にターゲットＰＴクライアント端末がＳＩＰ／ＩＰコアに登録されていない状態にあり、ＰＴサーバがそのターゲットＰＴクライアント端末から「ＰＴサービスセッティング」をまだ受信していない場合でも、特定ＰＴクライアントがそのターゲットＰＴクライアント端末のＰＴｂｏｘを利用できる方法及びシステムに関する。

Description

本発明は、セッションベースサービスに関し、特にＰＴ（Ｐｕｓｈ−Ｔｏ）サーバの制御により特定端末がＰＴｂｏｘサービスを利用できるように、セッション開始プロトコル（ＳｅｓｓｉｏｎＩｎｉｔｉａｔｉｏｎＰｒｏｔｏｃｏｌ；ＳＩＰ）ベースサービスでＰＴセッションを設定する方法及び端末に関する。

無線通信において、ＳＩＰとは、通信しようとする端末同士が互いを識別してその位置を検出し、それらの間にマルチメディアサービスセッションを設定、解除、又は変更するための手順を明示したシグナリングプロトコルをいう。このようなＳＩＰをベースとするサービス（すなわち、ＳＩＰベースサービス）は、マルチメディアサービスセッションの生成、修正、及び終了を制御する要求／応答構造を有する。また、ＳＩＰベースサービスは、各ユーザを識別するために、電子メールアドレスと類似したＳＩＰＵＲＬ（ＵｎｉｆｏｒｍＲｅｓｏｕｒｃｅＬｏｃａｔｏｒ）を使用することにより、ＩＰ（ＩｎｔｅｒｎｅｔＰｒｏｔｏｃｏｌ）アドレスと関係なくサービスを提供する。

ＰＴサービスはＳＩＰベースセッションサービスの１つである。ＰＴサービスは、サービスプロバイダと移動通信ユーザに高速通信（ｒａｐｉｄｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）を提供するためのサービスである。また、ＰＴサービスは、半二重通信サービスタイプ、すなわち１つのクライアントがセッションが設定された少なくとも１つの他のクライアントにメディアデータ（例えば、トークバースト又はメディアバースト）を伝送する通信サービスである。一般に、ＰＴサービスとしては、音声（オーディオ）データの伝送のためのＰＯＣ（Ｐｕｓｈ−ｔｏ−ＴａｌｋＯｖｅｒＣｅｌｌｕｌａｒ）サービス、動画像（ビデオ）データの伝送のためのＰＴＶ（ＰｕｓｈＴｏＶｉｅｗ）サービス、又はデータの伝送のためのＰＴＤ（ＰｕｓｈＴｏＤａｔａ）サービスがある。

ＰＴサービスは、単一受信者との通信（１−ｔｏ−１）、又はグループチャットセッションなどの受信者グループ間の通信（１−ｔｏ−ｍａｎｙ）を特定クライアント端末に提供し、セッションを設定するためにＳＩＰを使用できる。

一般に、ＰＴｂｏｘサービスとは、移動通信サービスの音声メールボックスと類似したサービスをいう。

図１はＰＴｂｏｘサービス利用方法を示す信号フロー図である。

図１において、ＰＴクライアントＡは、ＳＩＰメッセージを処理又は担当するエンティティを示す特定端末（又はＰＴＵＥ（ＵｓｅｒＥｑｕｉｐｍｅｎｔ））である。なお、図１に示すメッセージは全てがＳＩＰベースメッセージである。

ＰＴｂｏｘサービスを利用するためには、まず、いくつかの必要条件を満たさなければならないが、すなわち特定端末はＳＩＰ／ＩＰコアに登録されなければならず、ＰＴサーバにはＰＴサービスセッティングが受信及び／又は実現されなければならない。

図１に示すように、ＰＴクライアントＡ１５は、ＳＩＰＲＥＧＩＳＴＥＲメッセージを用いて、ＳＩＰ／ＩＰコアＡ２０（例えば、３ＧＰＰＩＭＳ又は３ＧＰＰ２ＭＭＤ）に登録を行う（Ｓ１）。ＳＩＰ／ＩＰコアＡ２０は、ＰＴクライアントＡ１５にＳＩＰ２００ＯＫメッセージを送信して、ＰＴクライアントＡ１５がＳＩＰ／ＩＰコアＡ２０への登録に成功したことを通知する（Ｓ２）。

ＰＴクライアントＡ１５は、ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを用いて、ＳＩＰ／ＩＰコアＡ２０を介してＰＴサーバＡ３０にＰＴサービスに必要な設定値（すなわち、ＰＴサービスセッティング）を送信する。ここで、前記ＰＴサービスセッティングは、例えば応答モード（ａｎｓｗｅｒｍｏｄｅ）、インカミングセッション禁止フラグ（ｉｎｃｏｍｉｎｇｓｅｓｓｉｏｎｂａｒｒｉｎｇｆｌａｇ）、インスタントパーソナル警告禁止フラグ（ｉｎｓｔａｎｔｐｅｒｓｏｎａｌａｌｅｒｔｂａｒｒｉｎｇｆｌａｇ）、同時サポートフラグ（ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓｓｕｐｐｏｒｔｆｌａｇ）などを含む（Ｓ３及びＳ４）。前記ＰＴサービスセッティングは、前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージのボディ又はフィールドに含まれて送信される。

ＰＴサーバＡ３０は前記ＰＴサービスセッティングを保存する（Ｓ５）。そして、ＰＴサーバＡ３０は、ＳＩＰ２００ＯＫメッセージを用いて、ＰＴクライアントＡ１５に前記ＰＴサービスセッティングの保存に成功したことを通知する（Ｓ６及びＳ７）。前記段階Ｓ６及びＳ７において、前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージは、ＳＩＰ／ＩＰコアＡ２０を介してＰＴサーバＡ３０からＰＴクライアントＡ１５に送信される。

前記段階Ｓ１及びＳ２を「登録」手順といい、前記段階Ｓ３〜Ｓ７を「ＰＴサービスセッティング」という。

ところが、この場合において、特定端末（すなわち、図１におけるＰＴクライアントＡ１５）は、前記登録手順と前記ＰＴサーバへの前記ＰＴサービスセッティングの送信を完了しなければ、ＰＴｂｏｘサービスを利用することができない。

このような欠点を解決するために、特定端末の予期せぬ電源オフに起因して、前記特定端末がＳＩＰ／ＩＰコアへの登録を行えず、ＰＴサーバにＰＴサービスセッティングを送信できない場合、又は前記特定端末がＳＩＰ／ＩＰコア（ＩＭＳ）に登録されていない状態の場合でもＰＴｂｏｘサービスを利用できる方法が要求されている。

本発明の一態様は、前述した欠点に関する本発明者らの知見に基づくものである。このような知見に基づいて、ＰＴｂｏｘサービスを利用するためのＳＩＰベースＰＴサービスでのＰＴセッションの設定を向上させることができる。前記ＳＩＰベースＰＴサービスでＰＴセッションを設定する方法及び端末の一部を構成する特徴は、本発明の特徴をより明確にするために詳細には説明しない。しかし、さらなる特徴は、当業者であれば分かるように、ＰＴｂｏｘサービスを利用するためにＳＩＰベースセッションサービスでＰＴセッションを設定する方法の一部を構成することができる。

そこで、本発明は、一実施形態において、特定端末（又はＰＴＵＥ）がＳＩＰ／ＩＰコアに登録されておらず、ＰＴサーバが前記特定端末からＰＴサービスセッティングを受信していない場合でもＰＴｂｏｘサービスを利用できるように、ＳＩＰベースＰＴサービスでＰＴセッションを設定する方法及び端末を提供する。

本発明は、他の実施形態において、第１クライアントから少なくとも１つのターゲット端末に対するセッション招待メッセージを受信する段階と、特定エンティティから前記少なくとも１つのターゲット端末に関するＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報（ＰＴｂｏｘａｃｃｅｓｓｐｏｌｉｃｙｃｏｎｄｉｔｉｏｎｓｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を確認する段階と、前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報において前記ターゲットクライアントのＰＴｂｏｘアクセス条件を満たす場合、前記セッション招待メッセージをＰＴｂｏｘに送信する段階とを含む、ＰＴセッション設定方法を提供する。

ここで、前記ＰＴセッション設定方法は、前記ＰＴｂｏｘからセッション招待応答メッセージを受信する段階と、前記セッション招待応答メッセージを前記第１クライアントに送信する段階とをさらに含む。

さらに他の実施形態において、ＰＴセッション設定方法は、第２クライアントが第１クライアントを招待するセッション招待メッセージを送信する段階と、ＳＩＰ／ＩＰコアが前記第１クライアントに関するＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報を確認する段階と、前記確認されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報の設定状態（セッティング）によって、前記第２クライアントが前記ＰＴｂｏｘを利用する段階とを含む。

さらに他の実施形態において、ＰＴセッション設定方法は、特定クライアントが第１メッセージによりＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報を特定エンティティに保存する段階と、前記特定エンティティが前記第１メッセージに対する応答として第２メッセージを前記特定クライアントに送信する段階とを含む。

さらに他の実施形態において、ＰＴセッション設定方法は、第１クライアントがＰＴｂｏｘに保存された特定データを確認する、ＰＴｂｏｘを利用する方法であって、前記第１クライアントがＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを用いてＰＴサーバを介して前記ＰＴｂｏｘにアクセスする段階と、前記ＰＴｂｏｘが特定情報を含むＳＩＰメッセージを前記第１クライアントに送信する段階と、前記ＰＴｂｏｘに保存された特定データを確認するために、前記第１クライアントが前記特定情報を利用してＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージを送信する段階とを含む。
さらに、本発明は、少なくとも１つのターゲット端末にセッション招待メッセージを送信し、前記ターゲット端末に関するＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報に基づいてＰＴｂｏｘから前記セッション招待メッセージを受信し、前記ＰＴｂｏｘとのセッションを設定して前記ＰＴｂｏｘから特定データを受信する、端末を提供する。

以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態の構成及び動作を説明する。

本発明は、相手（ターゲット）端末（又はＰＴＵＥ）がＳＩＰ／ＩＰコアに登録されておらず（すなわち、ＳＩＰ／ＩＰコアへの未登録状態）、ＰＴサーバが前記相手端末から「ＰＴサービスセッティング」を受信していない場合において、第１に、前記相手端末が特定エンティティ（例えば、ＰＴＸＤＭサーバ、ＰＴｂｏｘ、又はＳＩＰ／ＩＰコア）にＰＴｂｏｘの利用に関する情報（すなわち、「ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報」）を保存し、第２に、特定端末が前記相手端末をＰＴセッションに招待するとき、前記相手端末に関するＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報を照会し、第３に、前記相手端末のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のセッティングによって前記ＰＴｂｏｘにデータ（例えば、トークバースト又はメディアバースト）を保存し、第４に、前記特定端末が前記保存されたデータを確認することによりＰＴｂｏｘサービスを利用することができる。

本発明は、好ましい実施形態として第１〜第４実施形態を提案する。本発明の第１〜第３実施形態は、特定ＰＴクライアントがＰＴｂｏｘを利用するために前記特定ＰＴクライアントの「ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報」をどのエンティティに保存するかによって区分される。そして、本発明の第４実施形態は、特定端末が相手端末によりＰＴｂｏｘに保存された特定データを確認することを示す。

以下、本発明の第１〜第３実施形態を説明又は記述する。

つまり、本発明の第１実施形態においては、特定ＰＴクライアントに関するＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報が「ＰＴＸＭＬデータベース管理サーバ（すなわち、ＰＴＸＤＭＳ又はＰＴＸＤＭサーバという）」に保存される。本発明の第２実施形態においては、特定ＰＴクライアントに関するＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報が「ＰＴｂｏｘ」に保存される。本発明の第３実施形態においては、特定ＰＴクライアントに関するＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報が「ＳＩＰ／ＩＰコア（特に、ＨＳＳ）」に保存される。

本発明の第１〜第３実施形態においては、ＰＴクライアントＢはＳＩＰ／ＩＰコアに登録されておらず、ＰＴサーバは「ＰＴサービスセッティング」を受信していないと仮定する。ここで、前記ＰＴサービスセッティングが前記ＰＴクライアントからまだ受信されていないか、又は前記ＰＴクライアントがＩＭＳ（すなわち、ＳＩＰ／ＩＰコア）登録を行っていない場合、前記ＰＴクライアントＢは前記ＳＩＰ／ＩＰコアへの未登録状態になるといえる。

以下、図２〜図４を参照して本発明の第１実施形態を説明する。

図２は、本発明の第１実施形態による、ＰＴシステムにおいてＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報をＰＴＸＭＬデータベース管理サーバ（ＰＴＸＤＭＳ）に保存する手順を示す信号フロー図である。

図２に示すように、ＰＴシステムは、ＨＴＴＰ関連メッセージを処理するためにＰＴＵＥに含まれるＸＤＭクライアントＢ１０と、ＳＩＰ／ＩＰコア２０と、ＰＴサーバ３０と、ＰＴサービスのためのＸＭＬ文書を管理するＰＴＸＤＭサーバ４０と、ＰＴサービスのための音声データ（すなわち、トークバースト）及びマルチメディアデータ（すなわち、メディアバースト）を保存するＰＴｂｏｘ５０とを含む。

ＰＴＸＤＭサーバ４０が管理するＸＭＬ文書とは、ユーザアクセスポリシーに関するＸＭＬ形式の文書をいうもので、例えばＰＴグループ、認証規則（ａｕｔｈｏｒｉｚａｔｉｏｎｒｕｌｅｓ）などのＰＴサービスに関するものである。

図２に示すように、ＸＤＭクライアントＢ１０は、ＰＴＸＤＭサーバ４０にＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報を送信する（Ｓ２１）。すると、前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報は、ＨＴＴＰＰＵＴメッセージのボディに含まれてＸＤＭクライアントＢ１０からＰＴＸＤＭサーバ４０に送信される。ここで、前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報は、ＰＴＵＥがＳＩＰ／ＩＰコア２０に登録されていない状態で（例えば、ＰＴＵＥの電源オフ状態で）、第３のＰＴＵＥが前記ＰＴＵＥ（又はＰＴ端末）をＰＴセッションに招待するとき、前記第３のＰＴＵＥを前記ＰＴｂｏｘに接続（アクセス）させるか否かを設定するのに必要な特定情報を含む。説明の便宜上、このような情報を「ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ」という。前記ＰＴＵＥがＳＩＰ／ＩＰコア２０に登録されていない状態のときに前記第３のＰＴＵＥを前記ＰＴｂｏｘに接続させるように設定されている場合を「ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｔｒｕｅ］」といい、その反対の場合を「ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｆａｌｓｅ］」という。ここで、前記ＰＴＵＥがＳＩＰ／ＩＰコア２０に登録されていない状態とは、ＰＴサーバ３０が前記ＰＴＵＥからＰＴサービスセッティングを受信していないことを示す。

また、前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報は、前記ＰＴＵＥがＰＴｂｏｘサービスを利用できる端末（すなわち、ＰＴＵＥ）であるか否かを識別するための情報をさらに含むことができる。説明の便宜上、このような情報を「ＰＴｂｏｘｃａｐａｂｉｌｉｔｙ」という。前記ＰＴＵＥがＰＴｂｏｘサービスを利用できる端末である場合、その端末の能力を示す情報を「ＰＴｂｏｘｃａｐａｂｉｌｉｔｙ［ｔｒｕｅ］」という。反対に、前記ＰＴＵＥがＰＴｂｏｘサービスを利用できない端末である場合、その端末の能力を示す情報を「ＰＴｂｏｘｃａｐａｂｉｌｉｔｙ［ｆａｌｓｅ］」という。ここで、本発明は、前記「ＰＴｂｏｘｃａｐａｂｉｌｉｔｙ」情報を利用することなく、「ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｔｒｕｅ／ｆａｌｓｅ］」情報のみを利用して実現することもできる。これは、前記「ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｔｒｕｅ／ｆａｌｓｅ］」は前記「ＰＴｂｏｘｃａｐａｂｉｌｉｔｙ」情報が「ｔｒｕｅ」である場合にのみ利用できるタイプの情報であるからである。すなわち、ＰＴユーザ（すなわち、前記ユーザのＰＴクライアント）により使用される端末がＰＴｂｏｘサービスをサポートしない場合（すなわち、「ＰＴｂｏｘｃａｐａｂｉｌｉｔｙ［ｆａｌｓｅ］」の場合）、前記ＰＴクライアントは前記ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ情報を利用してＰＴサービスセッティングを送信することができない。これは、前記ＰＴクライアントがＰＴｂｏｘサービスをサポートしないか否か、又は前記ＰＴユーザがメッセージにＰＴセッションをルーティングすることにより前記メッセージの前記ＰＴｂｏｘへの送信を希望しないか否かを識別することが前記ＰＴサーバに必要でない理由となる。

一方、前記情報、すなわち「ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｔｒｕｅ／ｆａｌｓｅ］」及び「ＰＴｂｏｘｃａｐａｂｉｌｉｔｙ［ｔｒｕｅ／ｆａｌｓｅ］」は、ＨＴＴＰＰＵＴメッセージのボディに含まれるパラメータ又はエレメントでもよい。

ＰＴＸＤＭサーバ４０は、前記ＨＴＴＰＰＵＴメッセージに含まれるＸＤＭクライアントＢ１０に関する前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報を保存し、ＨＴＴＰ２００ＯＫメッセージをＰＴＵＥＢに含まれるＸＤＭクライアントＢ１０に送信する（Ｓ２２）。前記ＨＴＴＰ２００ＯＫメッセージは、ＰＴＸＤＭサーバ４０に前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報の保存に成功したことを通知するメッセージである。ＰＴＸＤＭサーバ４０に保存された前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報は、ＸＤＭクライアントＢ１０がＰＴシステムからログアウトしたり、前記ＰＴＵＥの電源がオフになっても削除されない。すなわち、ＸＤＭクライアントＢ１０が前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報を変更するまで、最初に設定された前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報はＰＴＸＤＭサーバ４０に保存された状態を維持する。

図３は、ＰＴシステムのＰＴＸＤＭサーバに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｔｒｕｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。

図３に示すように、ＰＴシステムは、図２に示すＰＴシステムの構成に加えて、ＰＴクライアントＡ１５及びＰＴクライアントＢ１１をさらに含む。ここで、前記ＰＴＵＥに構成されたＰＴクライアントとは、ルーティング関連信号を処理するエンティティをいう。従って、ＰＴクライアントＡ１５は、ＳＩＰ／ＩＰコア２０を介してＳＩＰメッセージを送受信する。ＰＴサーバ３０とＰＴＸＤＭサーバ４０とは、ＸＣＡＰ（例えば、ＨＴＴＰ）というインタフェースを介して直接接続される。

以下、図３を参照して本発明の第１実施形態の動作を説明する。

ＰＴクライアントＢ１１をＰＴセッションに招待するために、ＰＴクライアントＡ１５は、ＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージ（すなわち、ＰＴクライアントＢ１１をターゲットとして送信されるセッション招待メッセージ）を送信する。前記ＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージは、ＳＩＰ／ＩＰコア２０を介してＰＴクライアントＢ１１のＰＴサーバ３０に送信される（Ｓ３１）。

ＰＴサーバ３０は、前記ＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージ（すなわち、セッション招待メッセージ）を受信し、そのメッセージのターゲットであるＰＴクライアントＢ１１からＰＴサービスセッティングを受信していないことを確認する。例えば、ＰＴクライアントＢ１１が現在電源オフ状態（すなわち、ログアウト状態）又は未登録状態であるので、ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＢ１１がＰＴクライアントＢ１１へのＰＴセッション招待に対して現在応答できない状態にあることを確認する。

従って、ＰＴサーバ３０は、ＨＴＴＰＧＥＴメッセージにより、ＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報をＰＴＸＤＭサーバ４０に照会する（又は問い合わせる）（Ｓ３２）。ＰＴＸＤＭサーバ４０は、ＨＴＴＰ２００ＯＫメッセージ（すなわち、セッション招待応答メッセージ）により、既に保存しているＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報（すなわち、ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｔｒｕｅ］）をＰＴサーバ３０に送信する（Ｓ３３）。

ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報（すなわち、ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｔｒｕｅ］）に基づいて、ＰＴクライアントＢ１１が利用を希望するＰＴｂｏｘサービスを確認できる。つまり、ＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報にパラメータ（すなわち、ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ）が設定されて（又は含まれて）いるため、ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＢ１１を含んでいるＰＴＵＥがＰＴｂｏｘサービスを利用可能な端末であることが分かる。また、ＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報においてＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｔｒｕｅ」に設定されているため、ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＢ１１からＰＴサービスセッティングを受信していなくても、ＰＴクライアントＢ１１がＰＴｂｏｘを利用するように設定されたことを確認できる。

従って、図２において既に設定されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報（すなわち、ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｔｒｕｅ］）に基づいて、ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＡ１５がＰＴｂｏｘ５０にトークバースト（一種の音声メールメッセージ）又はメディアバースト（テキスト、ビデオなどの一種のマルチメディアメッセージ）を保存できるように、ＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘ５０を招待するＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージを送信する（Ｓ３４）。ＰＴｂｏｘ５０をターゲットとする前記ＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージは、ＳＩＰ／ＩＰコア２０を介してＰＴサーバ３０からＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘ５０に送信される（Ｓ３４）。

ＰＴｂｏｘ５０は、ＰＴサーバ３０の招待（すなわち、Ｓ３４に該当する段階）の受諾を示すＳＩＰ２００ＯＫメッセージをＳＩＰ／ＩＰコア２０を介してＰＴサーバ３０に送信する（Ｓ３５）。次に、ＰＴサーバ３０は、前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージをＳＩＰ／ＩＰコア２０を介してＰＴクライアントＡ１５に送信する（Ｓ３６）。前記段階Ｓ３５において、前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージはいわゆる「ＰＴインジケータ」を含むことができる。前記ＰＴインジケータは、ＰＴクライアントＡ１５によるＰＴセッション招待に対するＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘ５０の応答を通知するインジケータ又はパラメータを示す。前記ＰＴインジケータは、前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージと共に、又は前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージに含めて送信することができる。また、前記ＰＴインジケータは、ＰＴサーバ３０又はＰＴｂｏｘ５０により送信することができる。

ＰＴクライアントＡ１５は、ＰＴクライアントＢ１１が有する（残す）ことを希望するトークバーストもしくはメディアバースト、又はこれら両方をＰＴｂｏｘ５０に保存する（Ｓ３７）。

図４は、ＰＴシステムのＰＴＸＤＭサーバに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｆａｌｓｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。

図４に示すように、ＰＴクライアントＡ１５がＰＴクライアントＢ１１にＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージを送信する手順（Ｓ３１）、並びにＨＴＴＰメッセージ関連手順（Ｓ３２及びＳ３３）は、図３のものと同様である。従って、説明の重複を避けて図４の実施形態と図３の実施形態との相違点のみを以下に説明する。

ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報（すなわち、ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｆａｌｓｅ］）に基づいて、ＰＴクライアントＢ１１が利用を希望するＰＴｂｏｘサービスを確認できる。つまり、ＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報にパラメータ（すなわち、ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ）が設定されて（又は含まれて）いるため、ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＢ１１を含んでいるＰＴＵＥがＰＴｂｏｘサービスを利用可能な端末であることが分かる。しかし、ＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報においてＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｆａｌｓｅ」に設定されているため、ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＢ１１からＰＴサービスセッティングを受信していなくても、ＰＴクライアントＢ１１がＰＴｂｏｘを利用しないように設定されたことが分かる。

従って、図２において既に設定されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報（すなわち、ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｆａｌｓｅ］）に基づいて、ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＡ１５がＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘ５０にトークバースト又はメディアバーストを保存できないように、セッション招待に対する失敗メッセージ（例えば、ＳＩＰ４ｘｘメッセージ、ＳＩＰ４８０「ｔｅｍｐｏｒａｒｉｌｙｕｎａｖａｉｌａｂｌｅ」メッセージなど）をＰＴクライアントＡ１５に送信する。前記ＳＩＰ４ｘｘメッセージは、ＳＩＰ／ＩＰコア２０を介してＰＴクライアントＡ１５に送信される（Ｓ３６’）。

以上、図２〜図４に示す本発明の第１実施形態で説明したように、図２において設定された前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報、すなわち前記ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｔｒｕｅ」に設定されている場合にのみ、ＰＴクライアントＡ１５によるＰＴセッション招待がＰＴｂｏｘ５０に接続される。そして、招待者（すなわち、ＰＴクライアントＡ１５）は、トークバーストもしくはメディアバースト、又はこれら両方をＰＴｂｏｘ５０に保存できる。

以下、図５〜図７を参照して本発明の第２実施形態を説明する。ただし、本発明の第１実施形態と重複する部分は図２〜図４を参照して前述した内容から理解できるので、本発明の第１実施形態との相違点に基づいて本発明の第２実施形態を説明する。従って、図５〜図７に示す参照符号で図２〜図４に示す参照符号と同じものは、該当動作及びその動作特性が同じものである。

図５は、ＰＴシステムにおいてＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報をＰＴｂｏｘに保存する手順を示す信号フロー図である。

図２と比較すると、図５に示す本発明の第２実施形態におけるＰＴクライアントＢ１０のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報は、ＰＴＸＤＭサーバ４０ではなく、ＰＴｂｏｘ５０に保存される。従って、前記ＨＴＴＰＰＵＴメッセージはＰＴｂｏｘ５０をターゲットとし、前記ＨＴＴＰ２００ＯＫメッセージはＰＴｂｏｘ５０により送信される（Ｓ２１及びＳ２２）。

図６は、ＰＴシステムのＰＴｂｏｘに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｔｒｕｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。

図６に示すように、ＰＴサーバ３０は、メッセージのターゲットであるＰＴクライアントＢ１１から前記ＰＴサービスセッティングを受信していないことを確認するために、前記段階Ｓ３１のＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージを受信する。すなわち、ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＢ１１がＰＴセッション招待に対して現在応答できない状態にあることを確認する。

図３の第１実施形態において、ＰＴサーバ３０は、前記ＨＴＴＰＧＥＴメッセージにより、ＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報をＰＴＸＤＭサーバ４０に照会する（又は問い合わせる）が、図６の第２実施形態において、ＰＴサーバ３０は、前記ＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージをＳＩＰ／ＩＰコア２０を介してＰＴｂｏｘ５０に送信する（Ｓ３２’）。すると、ＰＴｂｏｘ５０は、前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージにより、既に保存しているＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報（すなわち、ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｔｒｕｅ］）をＰＴサーバ３０に送信する（Ｓ３５）。図３の第１実施形態と図６の第２実施形態とを比較すると、図３の第１実施形態においては、前記段階Ｓ３２及びＳ３３がＨＴＴＰメッセージにより行われるが、図６の第２実施形態においては、該当段階Ｓ３２及びＳ３５がＳＩＰメッセージにより行われる。また、図６の第２実施形態は前記段階Ｓ３４を必要としない。さらに、図６に示す一連の段階（すなわち、Ｓ３５〜Ｓ３７）は、図３に示す該当段階（すなわち、Ｓ３５〜Ｓ３７）と同様である。

図７は、ＰＴシステムのＰＴｂｏｘに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｆａｌｓｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。

図７に示すように、前記ＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージによる一連の段階（Ｓ３１’〜Ｓ３３’）は、図６で説明したものと同様である。

以下、図７に示す第２実施形態と図４に示す第１実施形態との相違点を説明する。

ＰＴｂｏｘ５０は、ＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報（すなわち、ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｆａｌｓｅ］）に基づいて、ＰＴクライアントＢ１１が利用を希望するＰＴｂｏｘサービスを確認できる。従って、図５において既に設定されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報（すなわち、ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ［ｆａｌｓｅ］）に基づいて、ＰＴｂｏｘ５０は、ＰＴサーバ３０の招待（すなわち、前記段階Ｓ３４に該当する手順）の拒否（失敗）を示す前記ＳＩＰ４ｘｘメッセージ（すなわち、ＳＩＰ４８０ｔｅｍｐｏｒａｒｉｌｙｕｎａｖａｉｌａｂｌｅメッセージ）をＳＩＰ／ＩＰコア２０を介してＰＴサーバ３０に送信する（Ｓ３５’）。次に、ＰＴサーバ３０は、前記ＳＩＰ４ｘｘメッセージをＳＩＰ／ＩＰコア２０を介してＰＴクライアントＡ１５に送信する（Ｓ３６’）。

図７の第２実施形態を図４の第１実施形態と比較すると、図７の第２実施形態において、前記ＳＩＰ４ｘｘメッセージは、ＳＩＰ／ＩＰコア２０を介してＰＴｂｏｘ５０からＰＴサーバ３０に送信された後（Ｓ３５’）、ＳＩＰ／ＩＰコア２０を介してＰＴサーバ３０からＰＴクライアントＡ１５に送信される（Ｓ３６’）という点で異なる。

以下、図８〜図１０を参照して本発明の第３実施形態を説明する。ただし、本発明の第１実施形態と重複する部分は図２〜図４を参照して前述した内容から理解でき、本発明の第２実施形態と重複する部分は図５〜図７を参照して前述した内容から理解できる。本発明の第１及び第２実施形態との相違点に基づいて本発明の第３実施形態を説明する。従って、図８〜図１０に示す参照符号で図２〜図４及び図５〜図７に示す参照符号と同じものは、該当動作及びその動作特性が同じものである。

図８は、ＰＴシステムにおいてＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報をＳＩＰ／ＩＰコアのＨＳＳに保存する手順を示す信号フロー図である。

図２と比較すると、図８に示す本発明の第３実施形態におけるＰＴクライアントＢ１０のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報は、ＰＴＸＤＭサーバ４０（図５の第２実施形態の場合はＰＴｂｏｘ５０）ではなく、ＳＩＰ／ＩＰコア２０、とりわけＳＩＰ／ＩＰコア２０のＨＳＳに保存される。従って、前記ＨＴＴＰＰＵＴメッセージはＳＩＰ／ＩＰコア２０のＨＳＳをターゲットとし、前記ＨＴＴＰ２００ＯＫメッセージはＳＩＰ／ＩＰコア２０により送信される（Ｓ２１及びＳ２２）。

図９は、ＰＴシステムのＳＩＰ／ＩＰコアに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｔｒｕｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。

図９に示すように、ＰＴクライアントＢ１１をＰＴセッションに招待するために、ＰＴクライアントＡ１５は、ＰＴクライアントＢ１１に前記ＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージを送信する（Ｓ３１）。

ＳＩＰ／ＩＰコア２０は、前記段階Ｓ３１のＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージを受信し、前記ＨＳＳに保存されているＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報を確認する。このとき、ＳＩＰ／ＩＰコア２０は、図８において既に保存されているＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報、すなわちＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｔｒｕｅ」に設定されていることを確認する。従って、ＳＩＰ／ＩＰコア２０は、ＰＴクライアントＢ１１がＳＩＰ／ＩＰコア２０に登録されていなくても、ＰＴサーバ３０に前記ＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージを送信する（Ｓ３２）。前記段階Ｓ３２のＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージは、ＰＴクライアントＡ１５がＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘ５０に接続すべきであることを示す特定情報を含む。

さらに、図９に示す一連のＳＩＰメッセージによる一連の段階（すなわち、Ｓ３２〜Ｓ３７）は、図６に示す該当段階（すなわち、図６のＳ３２〜Ｓ３７）と同様である。

図１０は、ＰＴシステムのＳＩＰ／ＩＰコアに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｆａｌｓｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。

図１０に示すように、ＰＴクライアントＢ１１をＰＴセッションに招待するために、ＰＴクライアントＡ１５は、ＰＴクライアントＢ１１に前記ＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージを送信する（Ｓ３１）。ＳＩＰ／ＩＰコア２０は、前記ＨＳＳに保存されているＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報を確認するために、前記段階Ｓ３１のＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージを受信する。このとき、ＳＩＰ／ＩＰコア２０は、前記ＨＳＳに保存されているＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のセッティング（すなわち、ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｆａｌｓｅ」に設定されているか否か）を確認する。

ＳＩＰ／ＩＰコア２０は、そのＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のセッティングに基づいて、ＰＴクライアントＢ１１がＳＩＰ／ＩＰコア２０に登録されていない場合（すなわち、ＳＩＰ／ＩＰコア２０への未登録状態）、招待者（すなわち、ＰＴクライアントＡ１５）がＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘ５０に接続されていないと判断する。従って、ＳＩＰ／ＩＰコア２０は、前記ＳＩＰ４ｘｘメッセージ（すなわち、ＳＩＰ４８０「ｔｅｍｐｏｒａｒｉｌｙｕｎａｖａｉｌａｂｌｅ」メッセージ）をＰＴクライアントＡ１５に送信する（Ｓ３６’’）。

以上、本発明の第１〜第３実施形態においては、前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報がパラメータ（すなわち、前記ＰＴｂｏｘｃａｐａｂｉｌｉｔｙ及び前記ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄ）を含む場合を説明した。しかしながら、本発明の第１〜第３実施形態は、前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報が、前記ＰＴｂｏｘｃａｐａｂｉｌｉｔｙを含まず、前記ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄのみを含む場合にも適用できる。これは、前記ＰＴｂｏｘｃａｐａｂｉｌｉｔｙが「ｔｒｕｅ」又は「ｆａｌｓｅ」のいずれに設定されていても、前記ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報の設定状態（セッティング）は、前記ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄのセッティングによって決定されるからである。すなわち、前記ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｔｒｕｅ」に設定されると、ＰＴクライアントＡ１５はＰＴｂｏｘサービスを利用できる。反対に、前記ＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｆａｌｓｅ」に設定されると、ＰＴクライアントＡ１５はＰＴｂｏｘサービスを利用できない。

図１１は、本発明の第４実施形態によるＰＴｂｏｘ通知手順を示す信号フロー図である。

図１１は、本発明の第１〜第３実施形態において、ＰＴクライアントＡ１５がＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘ５０に保存したトークバーストもしくはメディアバースト（又はこれら両方）を、ＰＴクライアントＢ１１が確認する手順を示す。

図１１に示すように、ＳＩＰ／ＩＰコア２０に登録されていないＰＴクライアントＢ１１（図１１には図示せず）は、ＳＩＰ／ＩＰコア２０に登録を行った後、前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを用いて前記ＰＴサービスセッティングをＰＴサーバ３０に送信する（Ｓ１１１）。すなわち、前記段階Ｓ１１１により、ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＢ１１がＰＴサービスを利用可能（すなわち、ＰＴサービス利用可能状態）であることが分かる。従って、ＰＴサーバ３０は、前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージをＰＴクライアントＢ１１に送信する（Ｓ１１２）。ここで、前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージは、前記段階Ｓ１１１のＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージの受信に成功したことを示す。

ＰＴサーバ３０は、ＰＴクライアントＢ１１のＰＴｂｏｘ５０に前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを送信することにより、ＰＴクライアントＢ１１が現在ＰＴサービス利用可能状態（すなわち、図１１において、前記ＰＴクライアントＢが登録され、前記ＰＴサービスセッティングが完了した状態）であることを通知する（Ｓ１１３）。次に、ＰＴｂｏｘ５０は、前記段階Ｓ１１３のＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージの受信に成功したことを示す前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージをＰＴサーバ３０に送信する（Ｓ１１４）。

ＰＴクライアントＢ１１のために保存されているトークバーストもしくはメディアバースト（又はこれら両方）がある場合、ＰＴｂｏｘ５０は、ＰＴクライアントＡ１５（図１１には図示せず）が保存したトークバーストもしくはメディアバースト（又はこれら両方）をＰＴクライアントＢ１１が確認できるように、特定情報を含むＳＩＰメッセージ（例えば、ＳＩＰＭＥＳＳＡＧＥＭＥＴＨＯＤ）を送信する（Ｓ１１５）。ここで、前記特定情報は、ＰＴｂｏｘのアドレス（例えば、ＰＴｂｏｘのＵＲＬ）、該当トークバーストもしくはメディアバースト（又はこれら両方）が保存されているＰＴｂｏｘ内のポジションアドレス（例えば、トークバーストのＵＲＬ及び／又はメディアバーストのＵＲＬ）などを含む。

ＰＴクライアントＢ１１は、前記段階Ｓ１１５のＳＩＰメッセージを受信した後、前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージをＰＴｂｏｘ５０に送信することにより、前記ＳＩＰメッセージの受信に成功したことを通知する（Ｓ１１６）。

ＰＴクライアントＢ１１は、ＰＴｂｏｘ５０に接続するために、前記段階Ｓ１１５のＳＩＰメッセージに含まれている前記特定情報を利用して、ＰＴｂｏｘ５０に前記ＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージを送信する（Ｓ１１７）。ここで、前記特定情報は、前記ＰＴｂｏｘのアドレス、及びトークバーストもしくはメディアバースト（又はこれら両方）が保存されている前記ＰＴｂｏｘ内のポジションアドレスを示す。前記段階Ｓ１１７のＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージに対する応答として、ＰＴｂｏｘ５０は、前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージをＰＴクライアントＢ１１に送信して、前記ＳＩＰＩＮＶＩＴＥメッセージの受信に成功したことを通知する（Ｓ１１８）。

ＰＴｂｏｘ５０は、ＰＴクライアントＢ１１のために保存されているトークバーストもしくはメディアバースト（又はこれら両方）を、ＰＴクライアントＢ１１に送信する（Ｓ１１９）。

前述したように、本発明は、ターゲットＰＴクライアント（例えば、ＰＴクライアントＢ）がＳＩＰ／ＩＰコアに登録されておらず、ＰＴサーバが前記ターゲットＰＴクライアントから「ＰＴサービスセッティング」をまだ受信していない場合でも、特定ＰＴクライアント（例えば、ＰＴクライアントＡ）がＰＴｂｏｘを利用できる方法及びシステムを提供する。特に、本発明は、特定端末（又はＰＴＵＥ）がＳＩＰ／ＩＰコアに登録されておらず、ＰＴサーバがＰＴサービスセッティングをまだ受信していない状態でも、前記特定端末がＰＴｂｏｘサービスを利用できるようにする、ＰＴセッションを設定する方法及び端末を提供する。相手端末（又はＰＴＵＥ）がＳＩＰ／ＩＰコアに登録されておらず（すなわち、ＳＩＰ／ＩＰコアへの未登録状態）、ＰＴサーバが前記相手端末から「ＰＴサービスセッティング」を受信していない場合において、第１に、前記相手端末が特定エンティティ（例えば、ＰＴＸＤＭサーバ、ＰＴｂｏｘ、又はＳＩＰ／ＩＰコア）にＰＴｂｏｘの利用に関する情報（すなわち、「ＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報」）を保存し、第２に、特定端末が前記相手端末をＰＴセッションに招待するとき、前記相手端末に関するＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報を照会し、第３に、前記相手端末のＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のセッティングによって前記ＰＴｂｏｘにデータ（例えば、トークバースト又はメディアバースト）を保存し、第４に、前記特定端末が前記保存されたデータを確認することによりＰＴｂｏｘサービスを利用することができる。

また、本発明は、前記ターゲットＰＴクライアントのために前記ＰＴｂｏｘに保存されているトークバーストもしくはメディアバースト（又はこれら両方）を得るために、前記ターゲットＰＴクライアントが前記ＰＴｂｏｘに接続できるように実現することができる。

本発明は、複数のターゲット端末の少なくとも１つに対するセッションを開始するために、端末からＳＩＰ招待メッセージを受信する段階と、ＰＴサービスセッティングが前記各ターゲット端末から受信されたか否かを確認する段階と、前記ＰＴサービスセッティングが少なくとも１つの特定ターゲット端末から受信されていない場合、前記少なくとも１つの特定ターゲット端末に関するＰＴｂｏｘアクセス条件情報を確認する段階と、前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報の確認に基づいて、ＰＴｂｏｘに前記ＳＩＰ招待メッセージを送信するか、前記端末に失敗メッセージを送信するかを決定する段階と、前記端末からのＳＩＰ招待メッセージに対する前記ＰＴｂｏｘからの前記ＳＩＰ招待メッセージへの応答を示すＰＴインジケータを、前記端末に送信する段階と、前記端末が前記ＳＩＰ招待メッセージに対する応答を受信した場合、トークバースト及びメディアバーストの少なくとも一方を前記ＰＴｂｏｘに送信する段階とを含み、ここで、前記決定する段階は、前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報が無条件（ｕｎｃｏｎｄｉｔｉｏｎａｌ）ＰＴｂｏｘルーティングに設定されている場合、前記ＳＩＰ招待メッセージを前記ＰＴｂｏｘに送信する段階を含み、前記失敗メッセージは、ＳＩＰ４８０「ｔｅｍｐｏｒａｒｉｌｙｕｎａｖａｉｌａｂｌｅ」メッセージであり、前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報は、前記複数のターゲット端末の少なくとも１つによりネットワークの特定エンティティに予め保存されたものであり、前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報は、前記ネットワークの特定エンティティから検索され、前記特定エンティティは、ＳＩＰ／ＩＰコア、ＰＴＸＭＬデータベース管理サーバ（ＰＴＸＤＭＳ）、及び前記ＰＴｂｏｘの少なくとも１つであり、前記ＳＩＰ招待メッセージに対する応答は、ＳＩＰ２００「ＯＫ」メッセージである、セッション開始プロトコル（ＳＩＰ）をサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法を提供する。

また、本発明は、少なくとも１つのターゲット端末にセッション招待メッセージを送信する段階と、少なくとも１つの登録されていないターゲット端末に関するＰＴｂｏｘアクセス条件情報が無条件ＰＴｂｏｘルーティングに設定されている場合、ＰＴｂｏｘからセッション招待応答メッセージを受信する段階とを含み、ここで、前記セッション招待応答メッセージは、前記ＰＴｂｏｘのアドレスを含み、前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報は、前記少なくとも１つのターゲット端末により特定エンティティに予め保存されたものであり、前記特定エンティティは、ＳＩＰ／ＩＰコア、ＰＴＸＭＬデータベース管理サーバ（ＰＴＸＤＭＳ）、及び前記ＰＴｂｏｘの少なくとも１つであり、前記セッション招待応答メッセージは、前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報が無条件ＰＴｂｏｘルーティングに設定されていない場合、失敗メッセージであり、前記失敗メッセージは、ＳＩＰ４８０「ｔｅｍｐｏｒａｒｉｌｙｕｎａｖａｉｌａｂｌｅ」メッセージであり、前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報は、ネットワークの特定エンティティから検索され、前記特定エンティティは、ＳＩＰ／ＩＰコア、ＰＴＸＤＭサーバ、及び前記ＰＴｂｏｘの少なくとも１つであり、前記少なくとも１つの登録されていないターゲット端末は、ＩＭＳ（ＩＰＭｕｌｔｉｍｅｄｉａＳｕｂｓｙｓｔｅｍ）接続が不可能な（ｕｎａｔｔａｃｈｅｄ）端末であり、前記少なくとも１つの登録されていないターゲット端末は、サーバがＰＴサービスセッティングを受信していない端末である、セッション開始プロトコル（ＳＩＰ）をサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法を提供する。

さらに、本発明は、ＰＴサーバを介してＰＴｂｏｘにＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを送信する段階と、特定情報を含むＳＩＰメッセージを前記ＰＴｂｏｘから受信する段階と、前記ＰＴｂｏｘに保存されている特定データを確認するために、前記特定情報を利用してＳＩＰ招待メッセージを前記ＰＴｂｏｘに送信する段階と、前記受信したＳＩＰメッセージに対する応答として、ＳＩＰ２００ＯＫメッセージを前記ＰＴｂｏｘに送信する段階と、前記送信したＳＩＰ招待メッセージに対する応答として、ＳＩＰ２００ＯＫメッセージを前記ＰＴｂｏｘから受信する段階と、前記ＰＴｂｏｘに保存されている前記特定データを前記ＰＴｂｏｘから受信する段階とを含み、ここで、前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを送信する段階は、前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを前記ＰＴサーバに送信する段階と、前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージに対する応答として、ＳＩＰ２００ＯＫメッセージを前記ＰＴサーバから受信する段階とを含み、前記ＰＴサーバは、前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを前記ＰＴｂｏｘに送信した後、前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージに対する応答として、前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージを前記ＰＴｂｏｘから受信し、前記特定データは、トークバースト（ＴＢ）及び／又はメディアバースト（ＭＢ）であり、前記特定情報は、前記ＰＴｂｏｘに保存されている特定データのアドレスを含む、セッション開始プロトコル（ＳＩＰ）をサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法を提供する。

さらに、本発明は、複数のターゲット端末の少なくとも１つに対するセッションを開始するために、ＳＩＰ招待メッセージを受信する段階と、前記各ターゲット端末に対するＰＴサービスセッティングを確認する段階と、前記ＰＴサービスセッティングを少なくとも１つの特定ターゲット端末から受信していない場合、前記ＳＩＰ招待メッセージをＰＴｂｏｘに送信する段階と、前記少なくとも１つの特定ターゲット端末のＰＴｂｏｘアクセス条件情報を含むＳＩＰ招待応答メッセージを前記ＰＴｂｏｘから受信する段階と、前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報が無条件ＰＴｂｏｘルーティングに設定されている場合、前記ＰＴｂｏｘとのセッション接続によりデータ通信を行う段階とを含む、セッション開始プロトコル（ＳＩＰ）をサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法を提供する。

さらに、本発明は、複数のターゲットクライアントの少なくとも１つに対するセッションを開始するために、クライアントから要求を受信する段階と、少なくとも１つの登録されていないターゲットクライアント又は少なくとも１つの利用可能でないターゲット端末に関する保存エンティティアクセス情報を確認する段階と、前記確認する段階に応じて、前記要求を保存エンティティに送信するか、失敗メッセージを前記クライアントに送信するかを決定する段階と、前記決定する段階により前記保存エンティティに送信された前記要求に対する要求応答を受信する段階と、前記保存エンティティアクセス情報が無条件保存エンティティフォワーディングに設定されている場合、前記保存エンティティとのセッション接続によりデータ通信を行う段階とを含み、ここで、前記保存エンティティはセッションデータを保存し、前記少なくとも１つの登録されていないターゲットクライアントは、サーバがＰＴサービスセッティングを受信していない端末である、セッション開始プロトコル（ＳＩＰ）をサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法を提供する。

前述した本発明の実施形態は、ソフトウェア、ハードウェア、又はこれらの組み合わせにより実現できる。例えば、例示的な方法又はこれらの手順の少なくとも一部は、記憶媒体（例えば、移動端末の内部メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスクなど）に保存でき、プロセッサ（例えば、移動端末のマイクロプロセッサ、制御装置など）により実行できるソフトウェアプログラムの一部を構成するコード、コマンド、指示などで実現できる。
前述したクライアント端末は、トランシーバモジュール、出力ユニット（例えば、ディスプレイ、音響出力装置など）、入力ユニット（例えば、マイク、キー入力ユニットなど）、カメラモジュール、並びに制御回路又は構成要素を含む。また、前記サーバは、ネットワークインタフェース、記憶媒体、プロセッサ、並びに他のネットワークエンティティを含む。

さらに、本明細書に説明された特徴及び態様は、無線通信能力（すなわち、インタフェース）を備えたＰＤＡやラップトップコンピュータなどの移動装置を使用する無線通信システムに関連し、このために実現できる。また、本発明を説明するために使用された特定用語は本発明の範囲を特定タイプの無線通信システムに限定するものではない。さらに、本発明は、例えばＴＤＭＡ、ＣＤＭＡ、ＦＤＭＡ、ＷＣＤＭＡ、ＯＦＤＭ、ＥＶ−ＤＯ、モバイルＷｉ−Ｍａｘ、Ｗｉ−Ｂｒｏなどの様々なエアインタフェース及び／又は物理層を使用する他の無線通信システムにも適用できる。

前述した本発明の実施形態は、本明細書の詳細な記載内容によって限定されるのではなく、特に記載されていない限り、広く解釈されるべきであることを理解できるであろう。従って、請求の範囲は本明細書に開示されている発明の精神及び範囲内で変更、同等の構造、及び特徴を含むように広く解釈されるべきである。

ＰＴｂｏｘサービス利用方法を示す信号フロー図である。ＰＴシステムにおいてＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報をＰＴＸＭＬデータベース管理サーバ（ＰＴＸＭＬＤａｔａｂａｓｅＭａｎａｇｅｍｅｎｔＳｅｒｖｅｒ；ＰＴＸＤＭＳ）に保存する手順を示す信号フロー図である。ＰＴシステムのＰＴＸＤＭサーバに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｔｒｕｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。ＰＴシステムのＰＴＸＤＭサーバに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｆａｌｓｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。ＰＴシステムにおいてＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報をＰＴｂｏｘに保存する手順を示す信号フロー図である。ＰＴシステムのＰＴｂｏｘに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｔｒｕｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。ＰＴシステムのＰＴｂｏｘに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｆａｌｓｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。ＰＴシステムにおいてＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報をＳＩＰ／ＩＰコアのＨＳＳ（ＨｏｍｅＳｕｂｓｃｒｉｂｅＳｅｒｖｅｒ）に保存する手順を示す信号フロー図である。ＰＴシステムのＳＩＰ／ＩＰコアに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｔｒｕｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。ＰＴシステムのＳＩＰ／ＩＰコアに保存されたＰＴｂｏｘアクセスポリシー条件情報のＰＴｂｏｘｆｏｒｗａｒｄが「ｆａｌｓｅ」に設定されている場合におけるＰＴｂｏｘ利用方法を示す信号フロー図である。ＰＴｂｏｘ通知手順を示す信号フロー図である。

Claims

複数のターゲット端末の少なくとも１つに対するセッションを開始するために、端末からＳＩＰ招待メッセージを受信する段階と、
ＰＴサービスセッティングが前記各ターゲット端末から受信されたか否かを確認する段階と、
前記ＰＴサービスセッティングが少なくとも１つの特定ターゲット端末から受信されていない場合、前記少なくとも１つの特定ターゲット端末に関するＰＴｂｏｘアクセス条件情報を確認する段階と、
前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報の確認に基づいて、ＰＴｂｏｘに前記ＳＩＰ招待メッセージを送信するか、前記端末に失敗メッセージを送信するかを決定する段階と、
を含むことを特徴とするＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記決定する段階は、
前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報が無条件ＰＴｂｏｘルーティングに設定されている場合、前記ＳＩＰ招待メッセージを前記ＰＴｂｏｘに送信する段階を含むことを特徴とする請求項１に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記失敗メッセージは、ＳＩＰ４８０「ｔｅｍｐｏｒａｒｉｌｙｕｎａｖａｉｌａｂｌｅ」メッセージであることを特徴とする請求項１に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報は、前記複数のターゲット端末の少なくとも１つによりネットワークの特定エンティティに予め保存されていることを特徴とする請求項１に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報は、前記ネットワークの特定エンティティから検索されることを特徴とする請求項１に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記特定エンティティは、ＳＩＰ／ＩＰコア、ＰＴＸＭＬデータベース管理サーバ（ＰＴＸＤＭＳ）、及び前記ＰＴｂｏｘの少なくとも１つであることを特徴とする請求項５に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記端末にＰＴインジケータを送信する段階をさらに含み、
前記ＰＴインジケータは、前記端末からのＳＩＰ招待メッセージに対する前記ＰＴｂｏｘからの前記ＳＩＰ招待メッセージへの応答を示すことを特徴とする請求項１に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記端末が前記ＳＩＰ招待メッセージに対する応答を受信した場合、トークバースト及びメディアバーストの少なくとも一方を前記ＰＴｂｏｘに送信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項７に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記ＳＩＰ招待メッセージに対する応答は、ＳＩＰ２００「ＯＫ」メッセージであることを特徴とする請求項７に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
少なくとも１つのターゲット端末にセッション招待メッセージを送信する段階と、
少なくとも１つの登録されていないターゲット端末に関するＰＴｂｏｘアクセス条件情報が無条件ＰＴｂｏｘルーティングに設定されている場合、ＰＴｂｏｘからセッション招待応答メッセージを受信する段階と、
を含むことを特徴とするＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記セッション招待応答メッセージは、前記ＰＴｂｏｘのアドレスを含むことを特徴とする請求項１０に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報は、前記少なくとも１つのターゲット端末により特定エンティティに予め保存されていることを特徴とする請求項１０に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記特定エンティティは、ＳＩＰ／ＩＰコア、ＰＴＸＭＬデータベース管理サーバ（ＰＴＸＤＭＳ）、及び前記ＰＴｂｏｘの少なくとも１つであることを特徴とする請求項１２に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記セッション招待応答メッセージは、前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報が無条件ＰＴｂｏｘルーティングに設定されていない場合、失敗メッセージであることを特徴とする請求項１０に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記失敗メッセージは、ＳＩＰ４８０「ｔｅｍｐｏｒａｒｉｌｙｕｎａｖａｉｌａｂｌｅ」メッセージであることを特徴とする請求項１４に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報は、ネットワークの特定エンティティから検索され、前記特定エンティティは、ＳＩＰ／ＩＰコア、ＰＴＸＤＭＳ、及び前記ＰＴｂｏｘの少なくとも１つであることを特徴とする請求項１０に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記少なくとも１つの登録されていないターゲット端末は、ＩＭＳ（ＩＰＭｕｌｔｉｍｅｄｉａＳｕｂｓｙｓｔｅｍ）接続が不可能な端末であることを特徴とする請求項１０に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記少なくとも１つの登録されていないターゲット端末は、サーバがＰＴサービスセッティングを受信していない端末であることを特徴とする請求項１０に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
ＰＴサーバを介してＰＴｂｏｘにＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを送信する段階と、
特定情報を含むＳＩＰメッセージを前記ＰＴｂｏｘから受信する段階と、
前記ＰＴｂｏｘに保存されている特定データを確認するために、前記特定情報を利用してＳＩＰ招待メッセージを前記ＰＴｂｏｘに送信する段階と、
を含むことを特徴とするＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを送信する段階は、
前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを前記ＰＴサーバに送信する段階と、
前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージに対する応答として、ＳＩＰ２００ＯＫメッセージを前記ＰＴサーバから受信する段階とを含み、
前記ＰＴサーバは、前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージを前記ＰＴｂｏｘに送信した後、前記ＳＩＰＰＵＢＬＩＳＨメッセージに対する応答として、前記ＳＩＰ２００ＯＫメッセージを前記ＰＴｂｏｘから受信することを特徴とする請求項１９に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記特定データは、トークバースト（ＴＢ）及び／又はメディアバースト（ＭＢ）であることを特徴とする請求項１９に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記特定情報は、前記ＰＴｂｏｘに保存されている特定データのアドレスを含むことを特徴とする請求項１９に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記受信したＳＩＰメッセージに対する応答として、ＳＩＰ２００ＯＫメッセージを前記ＰＴｂｏｘに送信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項１９に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記送信したＳＩＰ招待メッセージに対する応答として、ＳＩＰ２００ＯＫメッセージを前記ＰＴｂｏｘから受信する段階と、
前記ＰＴｂｏｘに保存されている前記特定データを前記ＰＴｂｏｘから受信する段階と、
をさらに含むことを特徴とする請求項１９に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
複数のターゲット端末の少なくとも１つに対するセッションを開始するために、ＳＩＰ招待メッセージを受信する段階と、
前記各ターゲット端末に対するＰＴサービスセッティングを確認する段階と、
前記ＰＴサービスセッティングを少なくとも１つの特定ターゲット端末から受信していない場合、前記ＳＩＰ招待メッセージをＰＴｂｏｘに送信する段階と、
前記ＰＴｂｏｘからＳＩＰ招待応答メッセージを受信する段階とを含み、
前記ＳＩＰ招待応答メッセージは、前記少なくとも１つの特定ターゲット端末のＰＴｂｏｘアクセス条件情報を含むことを特徴とするＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記ＰＴｂｏｘアクセス条件情報が無条件ＰＴｂｏｘルーティングに設定されている場合、前記ＰＴｂｏｘとのセッション接続によりデータ通信を行う段階をさらに含むことを特徴とする請求項２５に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
複数のターゲットクライアントの少なくとも１つに対するセッションを開始するために、クライアントから要求を受信する段階と、
少なくとも１つの登録されていないターゲットクライアント又は少なくとも１つの利用可能でないターゲット端末に関する保存エンティティアクセス情報を確認する段階と、
前記確認する段階に応じて、前記要求を保存エンティティに送信するか、失敗メッセージを前記クライアントに送信するかを決定する段階と、
を含むことを特徴とするＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記保存エンティティはセッションデータを保存することを特徴とする請求項２７に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記少なくとも１つの登録されていないターゲットクライアントは、サーバがＰＴサービスセッティングを受信していない端末であることを特徴とする請求項２７に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記決定する段階により前記保存エンティティに送信された前記要求に対する要求応答を受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項２７に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。
前記保存エンティティアクセス情報が無条件保存エンティティフォワーディングに設定されている場合、前記保存エンティティとのセッション接続によりデータ通信を行う段階をさらに含むことを特徴とする請求項２７に記載のＳＩＰをサポートする無線通信システムにおけるＰＴセッションサービス処理方法。